JP2021118605A - 電動機冷却システム - Google Patents

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浩貴 横田
Hiroki Yokota
浩貴 横田
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Abstract

【課題】車速に応じてオイル流量を調整可能な電動機冷却システムを提供する。【解決手段】コイル2baを有するステータ2bと、ロータ2aと、を備える車両駆動用の電動機2を冷却する電動機冷却システム1であって、車速センサSと、機械式オイルポンプ3と、電動オイルポンプ4と、機械式オイルポンプ3からオイルが吐出される第1吐出油路L1と、電動オイルポンプ4からオイルが吐出される第2吐出油路L2と、第1吐出油路L1及び第2吐出油路L2が合流する主油路L3と、主油路L3から分岐し、オイルをロータ2aに供給する第1冷却油路L4と、主油路L3から分岐し、オイルをステータ2bに供給する第2冷却油路L5と、第1冷却油路L4及び第2冷却油路L5に流通するオイル量を調整可能なオイル調整部10と、車速に応じて、オイル調整部10を制御する制御部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電動機冷却システムに関する。
近年の車両駆動用の電動機では、電動機の高出力化に伴って発熱量も大きくなっている。そのため、ロータ及びステータの両方を冷却する電動機冷却システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−186989号公報
しかしながら、特許文献1の電動機冷却システムでは、ロータに供給するオイル量とステータに供給するオイル量とのバランスが一定であるため、ロータに供給するオイル量とステータに供給するオイル量とのバランスを車速に応じて変えたいという要望に対応することが困難であった。例えば、低速回転時には、銅損による発熱を抑制するためにステータを積極的に冷却し、高速回転時には、鉄損による発熱を抑制するためにロータを積極的に冷却したいという要求があっても、その実現が困難であった。
本発明は、車速に応じてロータに供給するオイル量とステータに供給するオイル量とのバランスを調整可能な電動機冷却システムを提供する。
本発明は、
コイルを有するステータと、ロータと、を備える車両駆動用の電動機を冷却する電動機冷却システムであって、
車速を取得する車速取得部と、
機械式オイルポンプと、
電動オイルポンプと、
前記機械式オイルポンプからオイルが吐出される第1吐出油路と、
前記電動オイルポンプから前記オイルが吐出される第2吐出油路と、
前記第1吐出油路及び前記第2吐出油路が合流する主油路と、
前記主油路から分岐し、前記オイルを前記ロータに供給する第1冷却油路と、
前記主油路から分岐し、前記オイルを前記ステータに供給する第2冷却油路と、
前記第1冷却油路及び前記第2冷却油路に流通するオイル量を調整可能なオイル調整部と、
前記車速に応じて、前記オイル調整部を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、車速に応じてロータに供給するオイル量とステータに供給するオイル量とのバランスを調整できる。
本発明の第1実施形態の電動機冷却システムの構成を示す油圧回路図である。 本発明の第1実施形態の電動機冷却システムの低車速時のオイルの流れを示す油圧回路図である。 本発明の第1実施形態の電動機冷却システムの高車速時のオイルの流れを示す油圧回路図である。 本発明の第2実施形態の電動機冷却システムの構成を示す油圧回路図である。 本発明の第3実施形態の電動機冷却システムの構成を示す油圧回路図である。
以下、本発明の各実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1に示す本実施形態の電動機冷却システム1は、例えば、不図示のエンジン(内燃機関)と電動機(モータ・ジェネレータ)2を駆動源として走行するハイブリッド車両(HEV車両)に設けられるものであって、エンジンの動力の一部で駆動される機械式オイルポンプ(MOP)3と、駆動源である電動機2とは別の不図示の電動機によって駆動される電動オイルポンプ(EOP)4を備えている。
(電動機)
本実施形態の電動機2は、3相のブラシレスモータで構成されており、そのハウジング(不図示)内に回転可能に収容された中空のロータ2aと、該ロータ2aの周囲に固設されたステータ2bと、を備えている。ここで、ロータ2aには、複数の不図示の永久磁石が内蔵されており、ステータ2bには、3相分のコイル2baが巻装されている。そして、ロータ2aは、その中心部を貫通するロータ軸5の外周に固定されている。
ロータ2a及びステータ2b(コイル2ba)は、車速とトルクに応じて発熱量が変化する。例えば、低車速(電動機2の低回転時)高トルクの時は、コイル2baに多くの電流を流す必要があるため、コイル2baの銅損が大きくなり、コイル2ba及びステータ2bの発熱量が増加する。一方、高車速時(電動機2の高回転時)は、周波数を上げる必要があるため、ロータ2a及びステータ2bの鉄損(ヒステリシス損及び渦電流損)が大きくなり、低車速時に比べてロータ2aの発熱量が増加する。したがって、ロータ2a及びステータ2b(コイル2ba)を適切に冷却するには、低車速時は、ステータ2b(コイル2ba)に対するオイル流量を増やし、高車速時は、ロータ2aに対するオイル流量を増やすことが要求される。
(オイルポンプ)
機械式オイルポンプ3と電動オイルポンプ4は、オイル貯留部であるオイルパン6からオイルを吸引して昇圧するものであって、機械式オイルポンプ3からオイルが吐出される第1吐出油路L1と電動オイルポンプ4からオイルが吐出される第2吐出油路L2とが、並列に接続される。第1吐出油路L1には、機械式オイルポンプ3へのオイルの逆流を阻止する逆止弁7が設けられ、第2吐出油路L2には、電動オイルポンプ4へのオイルの逆流を阻止する逆止弁8が設けられている。
第1吐出油路L1と第2吐出油路L2は、1つの主油路L3へと合流しており、この主油路L3からは2つの冷却油路L4,L5と1つの潤滑油路L6が分岐している。そして、2つの冷却油路L4,L5のうち一方の第1冷却油路L4を流れるオイルは、ロータ軸5の軸心を通って電動機2のロータ2aとコイル2baに供給されてこれらの冷却に供される。また、2つの冷却油路L4,L5のうち他方の第2冷却油路L5を流れるオイルは、電動機2の上方から滴下されてコイル2baの冷却に供される。なお、第1冷却油路L4を流れるオイルは、少なくともロータ2aに供給されればよく、第2冷却油路L5を流れるオイルは、少なくともステータ2bのコイル2baに供給されればよく、その冷却方式は適宜選択することができる。
潤滑油路L6を流れるオイルは、潤滑部9に供給されて潤滑部9の潤滑に供される。なお、潤滑部9は、例えば、エンジン及び/又は電動機2と車輪との動力伝達経路上に配置されるギヤ、軸受等である。
(オイル調整部)
電動機冷却システム1は、第1冷却油路L4及び第2冷却油路L5に流通するオイル量を調整可能なオイル調整部10を備える。このようなオイル調整部10によれば、車速に応じてステータ2b及びロータ2aに供給するオイル量を調整できるので、車速によって発熱量の異なるステータ2bとロータ2aとを適切に冷却することができる。
本実施形態のオイル調整部10は、第2冷却油路L5に設けられる第1バルブ11と、潤滑油路L6に設けられる第2バルブ12と、を一体に備え、詳しくは後述するが、制御部13が電動オイルポンプ4の駆動と停止とを制御することによって間接的に制御される。なお、第1バルブ11は、第1冷却油路L4に設けることも可能であるが、この場合には、第1バルブ11の構成が変更される。本実施形態のオイル調整部10は、第2冷却油路L5に設けられる第1バルブ11と、潤滑油路L6に設けられる第2バルブ12とが、一体に構成されているため、第1冷却油路L4及び第2冷却油路L5に流通するオイル量に加えて、潤滑油路L6に流通するオイル量も調整可能となっており、車速によってオイル要求量が異なる潤滑部9も適切に潤滑することが可能になる。
(第1バルブ)
第1バルブ11は、電動オイルポンプ4から第2吐出油路L2へと吐出されるオイルの油圧によって第1位置1st(図2参照)と第2位置2nd(図3参照)とを切り替え可能な油圧作動バルブである。具体的に説明すると、第1バルブ11は、第2吐出油路L2から分岐するパイロット油路L7を介してオイルの油圧が供給されるとき(電動オイルポンプ4の駆動状態)、スプリング14の付勢力に抗して第1位置1stに移動し、パイロット油路L7からオイルの油圧が供給されないとき(電動オイルポンプ4の停止状態)、スプリング14の付勢力で第2位置2ndに移動する。そして、第1バルブ11が第1位置1stにあるときは、第1バルブ11よりも上流側の上流側流路L5aと、第1バルブ11よりも下流に設けられた第1下流側冷却油路L5baと、を連通し、第1バルブ11が第2位置2ndにあるときは、上流側流路L5aと、第1バルブ11よりも下流に設けられ第1下流側冷却油路L5baより流路抵抗の大きい第2下流側冷却油路L5bb(絞り油路)と、を連通させる。
このような第1バルブ11によれば、電動オイルポンプ4から第2吐出油路L2へと吐出されるオイルの油圧によって第1位置1stと第2位置2ndとを切り替え可能なので、第1バルブ11を切り替える他の機構が不要となり、構造を簡素化できる。
(制御部)
制御部13は、車速センサSから車速情報を入力し、車速に応じて電動オイルポンプ4の駆動を制御する。なお、車速情報としては、車速の他、車輪の回転数、車速に相関のある回転要素の回転数、回転速度、加速度等であってもよい。制御部13は、車速が所定値以下のとき、図2に示すように、電動オイルポンプ4を駆動することで、全体のオイル流量を増加させつつ、第1バルブ11を第1位置1stに移動させて第2冷却油路L5に流通するオイル量を増やす。また、車速が所定値より高いとき、図3に示すように、電動オイルポンプ4を停止することで、第1バルブ11を第2位置2ndに移動させて第2冷却油路L5に流通するオイル量を減らし、第1冷却油路L4に流通するオイル量を増やす。
このようにすると、コイル2baの銅損によりステータ2bの発熱量が多い低車速時には、第2冷却油路L5を介してステータ2bに多くのオイルを供給し、また、ロータ2aなどの鉄損によりロータ2aの発熱量が多い高車速時には、第1冷却油路L4を介してロータ2aに多くのオイルを供給することにより、車速に応じて適切に電動機2を冷却することが可能になる。
(第2バルブ)
第2バルブ12は、電動オイルポンプ4から第2吐出油路L2へと吐出されるオイルの油圧によって第3位置3rd(図3参照)と第4位置4th(図2参照)とを切り替え可能な油圧作動バルブである。具体的に説明すると、第2バルブ12は、第2吐出油路L2から分岐するパイロット油路L7を介してオイルの油圧が供給されるとき(電動オイルポンプ4の駆動状態)、スプリング14の付勢力に抗して第4位置4thに移動し、パイロット油路L7からオイルの油圧が供給されないとき(電動オイルポンプ4の停止状態)、スプリング14の付勢力で第3位置3rdに移動する。そして、第2バルブ12が第3位置3rdにあるときは、第2バルブ12よりも上流側の上流側潤滑流路L6aと、第2バルブ12よりも下流に設けられた主潤滑油路L6baと、を連通し、第2バルブ12が第4位置4thにあるときは、上流側潤滑流路L6aと、第2バルブ12よりも下流に設けられ主潤滑油路L6baよりも流路抵抗の大きい副潤滑油路L6bb(絞り油路)と、を連通させる。
このような第2バルブ12によれば、電動オイルポンプ4から第2吐出油路L2へと吐出されるオイルの油圧によって第3位置3rdと第4位置4thとを切り替え可能なので、第2バルブ12を切り替える他の機構が不要となり、構造を簡素化できる。
また、制御部13は、車速が所定値以下のとき、図2に示すように、電動オイルポンプ4を駆動することで、第2バルブ12を第4位置4thに移動させて潤滑油路L6に流通するオイル量を減らし、車速が所定値より高いとき、図3に示すように、電動オイルポンプ4を停止することで、第2バルブ12を第3位置3rdに移動させて潤滑油路L6に流通するオイル量を増やす。これにより、車速によってオイル要求量が異なる潤滑部9を適切に潤滑することが可能になる。
また、本実施形態の第2バルブ12は、第1バルブ11と一体的に構成されている。具体的には、電動オイルポンプ4を駆動すると、電動オイルポンプ4から吐出されるオイルの油圧によって、第1バルブ11が第1位置1st、第2バルブ12が第4位置4thに一体的に移動し、電動オイルポンプ4を停止すると、スプリング14の付勢力によって、第1バルブ11が第2位置2nd、第2バルブ12が第3位置3rdに一体的に移動する。このようにすると、第1バルブ11及び第2バルブ12の制御が容易になるとともに、部品点数を削減することができる。
[他の実施形態]
つぎに、電動機冷却システム1の他の実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。ただし、前記第1実施形態と共通の構成については、前記第1実施形態と同じ符号を用いることで、前記第1実施形態の説明を援用する場合がある。
図4に示すように、第2実施形態の電動機冷却システム1は、第1バルブ11と第2バルブ12とを別体として構成している点が前記第1実施形態の電動機冷却システム1と相違している。具体的に説明すると、第2実施形態の第1バルブ11は、パイロット油路L7から分岐する第1パイロット油路L7aから供給されるオイルの油圧で第1位置1stに移動し、スプリング14aの付勢力で第2位置2ndに移動する。また、第2実施形態の第2バルブ12は、パイロット油路L7から分岐する第2パイロット油路L7bから供給されるオイルの油圧で第4位置4thに移動し、スプリング14bの付勢力で第3位置3rdに移動する。このような第2実施形態の電動機冷却システム1によれば、前記第1実施形態の電動機冷却システム1と同様な電動オイルポンプ4の制御を行うことで、前記第1実施形態の電動機冷却システム1と同様なオイル流量の調整が可能になる。
図5に示すように、第3実施形態の電動機冷却システム1は、第1バルブ11と第2バルブ12とを別体として構成している点と、各バルブ11、12をソレノイドで作動する電磁作動バルブで構成した点が前記第1実施形態の電動機冷却システム1と相違している。このような第3実施形態の電動機冷却システム1によれば、前記第1実施形態の電動機冷却システム1と同様な電動オイルポンプ4の制御と、それに連動した各バルブ11、12の切換制御を行うことで、前記第1実施形態の電動機冷却システム1と同様なオイル流量の調整が可能になる。
なお、前述した実施形態は、適宜、変形、改良、等が可能である。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) コイル(コイル2ba)を有するステータ(ステータ2b)と、ロータ(ロータ2a)と、を備える車両駆動用の電動機(電動機2)を冷却する電動機冷却システム(電動機冷却システム1)であって、
車速を取得する車速取得部(車速センサS)と、
機械式オイルポンプ(機械式オイルポンプ3)と、
電動オイルポンプ(電動オイルポンプ4)と、
前記機械式オイルポンプからオイルが吐出される第1吐出油路(第1吐出油路L1)と、
前記電動オイルポンプから前記オイルが吐出される第2吐出油路(第2吐出油路L2)と、
前記第1吐出油路及び前記第2吐出油路が合流する主油路(主油路L3)と、
前記主油路から分岐し、前記オイルを前記ロータに供給する第1冷却油路(第1冷却油路L4)と、
前記主油路から分岐し、前記オイルを前記ステータに供給する第2冷却油路(第2冷却油路L5)と、
前記第1冷却油路及び前記第2冷却油路に流通するオイル量を調整可能なオイル調整部(オイル調整部10)と、
前記車速に応じて、前記オイル調整部を制御する制御部(制御部13)と、を備える、電動機冷却システム。
(1)によれば、車速に応じてロータに供給するオイル量とステータに供給するオイル量とのバランスを調整することができ、これにより車速によって発熱量の異なるステータとロータとを適切に冷却することができる。
(2) (1)に記載の電動機冷却システムであって、
前記オイル調整部は、前記電動オイルポンプから前記第2吐出油路へと吐出されるオイルの油圧によって第1位置と第2位置とを切り替え可能な第1バルブ(第1バルブ11)を備え、
前記第1バルブが前記第1位置にあるとき、前記第1バルブよりも上流側の上流側流路(上流側流路L5a)と、前記第1バルブよりも下流に設けられた第1下流側冷却油路(第1下流側冷却油路L5ba)と、を連通し、
前記第1バルブが前記第2位置にあるとき、前記上流側流路と、前記第1バルブよりも下流に設けられ前記第1下流側冷却油路と流路抵抗が異なる第2下流側冷却油路(第2下流側冷却油路L5bb)と、を連通する、電動機冷却システム。
(2)によれば、オイル調整部を構成する第1バルブが、電動オイルポンプから第2吐出油路へと吐出されるオイルの油圧によって第1位置と第2位置とを切り替え可能なので、第1バルブを切り替える他の機構が不要となり、構造を簡素化できる。
(3) (2)に記載の電動機冷却システムであって、
前記第2下流側冷却油路は、前記第1下流側冷却油路よりも前記流路抵抗が大きく、
前記制御部は、
前記車速が所定値以下のとき、前記第1バルブを前記第1位置に制御し、
前記車速が前記所定値より高いとき、前記第1バルブを前記第2位置に制御する、電動機冷却システム。
(3)によれば、低車速時にはコイルの銅損によりステータの発熱量が多いので、第1バルブを第1位置に制御することで第2冷却油路を介してステータに多くのオイルを供給できる。また、高車速時にはロータコアの鉄損によりロータの発熱量が多いので、第1バルブを第2位置に制御することで第1冷却油路を介してロータに多くのオイルを供給することができる。これにより、車速に応じて適切に電動機を冷却することができる。
(4) (1)〜(3)のいずれかに記載の電動機冷却システムであって、
前記車速が所定値以下の低いとき、前記電動オイルポンプ及び前記機械式オイルポンプの両方から前記オイルを吐出し、
前記車速が前記所定値より高いとき、前記電動オイルポンプを停止し、前記機械式オイルポンプから前記オイルを吐出する、電動機冷却システム。
(4)によれば、高車速時に電動オイルポンプの駆動を制限することで、消費電力を節約することができる。
(5) (3)に記載の電動機冷却システムであって、
前記主油路から分岐し、前記オイルを潤滑部(潤滑部9)に供給する潤滑油路(潤滑油路L6)をさらに備え、
前記オイル調整部は、前記潤滑油路に流通するオイル量を調整可能な第2バルブ(第2バルブ12)をさらに備える、電動機冷却システム。
(5)によれば、電動機を冷却する冷却システムを利用して、軸受やギヤ等の潤滑が必要な潤滑部にオイルを供給することができる。また、第2バルブにより、潤滑部の潤滑の要否にあわせて潤滑部に供給するオイル量を調整することができる。
(6) (5)に記載の電動機冷却システムであって、
前記第2バルブは、前記電動オイルポンプから前記第2吐出油路へと吐出される前記オイルの油圧によって第3位置と第4位置とを切り替え可能に構成され、
前記第2バルブが前記第3位置にあるとき、前記第2バルブよりも上流側の上流側潤滑流路(上流側潤滑流路L6a)と、前記第2バルブよりも下流に設けられた主潤滑油路(主潤滑油路L6ba)と、を連通し、
前記第2バルブが前記第4位置にあるとき、前記上流側潤滑流路と、前記第2バルブよりも下流に設けられ前記主潤滑油路よりも流路抵抗の大きい副潤滑油路(副潤滑油路L6bb)と、を連通する、電動機冷却システム。
(6)によれば、第2バルブが、電動オイルポンプから第2吐出油路へと吐出されるオイルの油圧によって第3位置と第4位置とを切り替え可能なので、第2バルブを切り替える他の機構が不要となり、構造を簡素化できる。
(7) (6)に記載の電動機冷却システムであって、
前記制御部は、
前記第1バルブが前記第1位置にあるとき、前記第2バルブを前記第4位置に制御し、
前記第1バルブが前記第2位置にあるとき、前記第2バルブを前記第3位置に制御する、電動機冷却システム。
(7)によれば、第1バルブが第1位置にあって第2冷却油路を介してステータに多くのオイルを供給するとき、第2バルブは第4位置にあって上流側潤滑流路が副潤滑油路に連通する。これにより、ステータの発熱量が多い低車速時に、潤滑部へのオイルの供給を減らすことができる。一方、第1バルブが第2位置にあって第1冷却油路を介してロータに多くのオイルを供給するとき、第2バルブは第3位置にあって上流側潤滑流路が主潤滑油路に連通する。これにより、ロータの発熱量が多い高車速時に、潤滑部へのオイルの供給を増やすことができる。したがって、車速に応じてステータとロータに供給するオイル量を調整しながら、適切に潤滑部も潤滑することができる。
(8) (5)〜(7)のいずれかに記載の電動機冷却システムであって、
前記第1バルブと前記第2バルブとは、一体的に構成されている、電動機冷却システム。
(8)によれば、第1バルブ及び第2バルブの制御が容易になるとともに、部品点数を削減することができる。
1 電動機冷却システム
2 電動機
2a ロータ
2b ステータ
2ba コイル
3 機械式オイルポンプ
4 電動オイルポンプ
9 潤滑部
10 オイル調整部
11 第1バルブ
12 第2バルブ
L1 第1吐出油路
L2 第2吐出油路
L3 主油路
L4 第1冷却油路
L5 第2冷却油路
L5a 上流側流路
L5ba 第1下流側冷却油路
L5bb 第2下流側冷却油路
L6 潤滑油路
L6a 上流側潤滑流路
L6ba 主潤滑油路
L6bb 副潤滑油路

Claims (8)

  1. コイルを有するステータと、ロータと、を備える車両駆動用の電動機を冷却する電動機冷却システムであって、
    車速を取得する車速取得部と、
    機械式オイルポンプと、
    電動オイルポンプと、
    前記機械式オイルポンプからオイルが吐出される第1吐出油路と、
    前記電動オイルポンプから前記オイルが吐出される第2吐出油路と、
    前記第1吐出油路及び前記第2吐出油路が合流する主油路と、
    前記主油路から分岐し、前記オイルを前記ロータに供給する第1冷却油路と、
    前記主油路から分岐し、前記オイルを前記ステータに供給する第2冷却油路と、
    前記第1冷却油路及び前記第2冷却油路に流通するオイル量を調整可能なオイル調整部と、
    前記車速に応じて、前記オイル調整部を制御する制御部と、を備える、電動機冷却システム。
  2. 請求項1に記載の電動機冷却システムであって、
    前記オイル調整部は、前記電動オイルポンプから前記第2吐出油路へと吐出されるオイルの油圧によって第1位置と第2位置とを切り替え可能な第1バルブを備え、
    前記第1バルブが前記第1位置にあるとき、前記第1バルブよりも上流側の上流側流路と、前記第1バルブよりも下流に設けられた第1下流側冷却油路と、を連通し、
    前記第1バルブが前記第2位置にあるとき、前記上流側流路と、前記第1バルブよりも下流に設けられ前記第1下流側冷却油路と流路抵抗が異なる第2下流側冷却油路と、を連通する、電動機冷却システム。
  3. 請求項2に記載の電動機冷却システムであって、
    前記第2下流側冷却油路は、前記第1下流側冷却油路よりも前記流路抵抗が大きく、
    前記制御部は、
    前記車速が所定値以下のとき、前記第1バルブを前記第1位置に制御し、
    前記車速が前記所定値より高いとき、前記第1バルブを前記第2位置に制御する、電動機冷却システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動機冷却システムであって、
    前記車速が所定値以下の低いとき、前記電動オイルポンプ及び前記機械式オイルポンプの両方から前記オイルを吐出し、
    前記車速が前記所定値より高いとき、前記電動オイルポンプを停止し、前記機械式オイルポンプから前記オイルを吐出する、電動機冷却システム。
  5. 請求項3に記載の電動機冷却システムであって、
    前記主油路から分岐し、前記オイルを潤滑部に供給する潤滑油路をさらに備え、
    前記オイル調整部は、前記潤滑油路に流通するオイル量を調整可能な第2バルブをさらに備える、電動機冷却システム。
  6. 請求項5に記載の電動機冷却システムであって、
    前記第2バルブは、前記電動オイルポンプから前記第2吐出油路へと吐出される前記オイルの油圧によって第3位置と第4位置とを切り替え可能に構成され、
    前記第2バルブが前記第3位置にあるとき、前記第2バルブよりも上流側の上流側潤滑流路と、前記第2バルブよりも下流に設けられた主潤滑油路と、を連通し、
    前記第2バルブが前記第4位置にあるとき、前記上流側潤滑流路と、前記第2バルブよりも下流に設けられ前記主潤滑油路よりも流路抵抗の大きい副潤滑油路と、を連通する、電動機冷却システム。
  7. 請求項6に記載の電動機冷却システムであって、
    前記制御部は、
    前記第1バルブが前記第1位置にあるとき、前記第2バルブを前記第4位置に制御し、
    前記第1バルブが前記第2位置にあるとき、前記第2バルブを前記第3位置に制御する、電動機冷却システム。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の電動機冷却システムであって、
    前記第1バルブと前記第2バルブとは、一体的に構成されている、電動機冷却システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113783360A (zh) * 2021-09-15 2021-12-10 臻驱科技(上海)有限公司 一种用于电驱动系统的冷却系统

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CN113783360A (zh) * 2021-09-15 2021-12-10 臻驱科技(上海)有限公司 一种用于电驱动系统的冷却系统

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