JP2021118546A - 欠陥を補正するため、特に画像センサによって提供される画像中のノイズを低減するための方法 - Google Patents

欠陥を補正するため、特に画像センサによって提供される画像中のノイズを低減するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像センサの温度および積分時間を考慮して画像中に現れる欠陥を補正する。【解決手段】画像センサによって撮影された補正対象の画像と、補正対象の画像を撮影した際に取得した画像センサの温度と、適用した積分時間を受信する。各画素px[i,j]の画素値から、画素固有のノイズ補正因子を差し引いて欠陥を補正する。ノイズ補正因子bm[i,j]は式:bm[i,j]=IT×ad[i,j]×Exp(bd[i,j]×TP)+ab[i,j]×TP+bb[i,jによって定められ、ITは積分時間であり、TPは画像センサの温度であり、EXPは指数関数であり、ad[i,j]、bd[i,j]、ab[i,j]およびbb[i,j]は画素固有の係数である。【選択図】図1

Description

本発明はビデオおよびスチルカメラなどの撮像装置の分野に関する。本発明は特に、CTIA(「電荷トランスインピーダンス増幅器」)型またはSF(「ソースフォロワ」)型のCMOS(相補型金属酸化膜半導体)またはCCD(「電荷結合素子」)技術による画像センサが組み込まれた撮像装置に関する。本発明は可視域ならびにSWIR、MWIR、LWIR(「短波長、中波長、長波長赤外線」)領域での撮像の分野に適用することができる。
典型的にはCMOS画像センサは、アレイ構成で配置された画素すなわちフォトサイトからなる。各画素は、それが受ける光に従って電荷を蓄積するように構成された感光性領域(通常はフォトダイオード)と、フォトダイオードによって蓄積された電荷の量を測定するための読み出し回路とを備える。読み出し回路は、フォトダイオードにおいて蓄積された電荷の読み出しノードへの転送を制御するための転送トランジスタを備える。従って画素は、初期化段階、積分段階および読み出し段階を含むサイクルに従って制御される。積分段階の間に、フォトダイオードはそれが受ける光に従って電荷を蓄積する。読み出し段階は、積分段階の間にフォトダイオードによって蓄積された電荷の量に対応する信号を生成することを含む。初期化段階は、積分段階の間にフォトダイオードによって蓄積された電荷を除去することを含む。
今日の画像センサによって生成される画像は、特に画像センサが小型化されている場合に様々なノイズ源によって妨害される。これらのノイズ源のいくつかの影響は、画像センサが暗い場所に配置されている際に撮影された画像中に現れる。これらの条件下では、画像センサの画素回路は信号を生成することはできるが、画素は完全に暗い状態である。これらの暗信号の振幅は画像センサの温度および画像を生成するために選択された積分時間によって変動することが分かっている。これらの暗信号の振幅は同じ製造バッチからのものであったとしても同じ画像センサ内の画素回路ごとで変動し、画像センサごとでも変動する。
暗い場所に配置された画像センサを用いてダーク画像を生成することにより固定パターンノイズ画像を確立すること、および画像センサによって生成された画像からこのダーク画像を差し引くことが知られている。温度のばらつきおよび積分時間を考慮するためには、新しい画像が取得されるたびにそのようなダーク画像を生成することが必要になるであろう。しかし多くの用途、特にビデオキャプチャでは、各フレームの前に利用可能な時間はそのようなダーク画像を生成するには大抵の場合不十分である。さらにビデオ画像の場合、各フレームまたは一連のフレームに補正を適用することで必然的にそれらを乱し得るフリッカが発生する。
従って、画像センサ温度のばらつきおよび積分時間の変更を考慮に入れ、かつビューイング体験を妨害しない、撮像装置における効率的なノイズ低減方法を提供することが望ましい。また本ノイズ低減方法は各撮像装置に適用可能であることが望ましい。
複数の実施形態は、画像センサによって生成された画像中に現れる欠陥を補正する方法であって、画像センサによって撮影された補正対象の画像を受信する工程と、補正対象の画像が画像センサによって撮影された際に取得された画像センサからの温度を受信する工程と、補正対象の画像を撮影する際に補正対象の画像の各画素のために画像センサによって適用された積分時間を受信する工程と、画像センサの温度に応じた指数成分に加算され、かつ積分時間に掛けられる画像センサの温度に応じた線形成分を含むノイズ低減モデルから導出される画素固有のノイズ補正因子を画素値から差し引く工程であって、その線形および指数成分は画素固有の係数によって決まる工程とを含む方法に関する。
一実施形態によれば、ノイズ低減モデルは以下の方程式:
bm[i,j]=IT×ad[i,j]×Exp(bd[i,j]×TP)+ab[i,j]×TP+bb[i,j]
(式中、bm[i,j]は補正対象の画像の対応する画素から差し引かれるノイズ補正因子であり、ITは積分時間であり、TPは画像センサの温度であり、EXPは指数関数であり、かつad[i,j]、bd[i,j]、ab[i,j]およびbb[i,j]は画素固有の係数である)
によって定められる。
一実施形態によれば、本方法は、積分時間を変更するたび、または画像センサの温度が温度偏差閾値を超えて前値から逸脱するたびに各画素のノイズ補正因子を計算する工程を含む。
一実施形態によれば、本方法は、最小積分時間において光の非存在下で画像センサによって画像を取得する工程であって、各画像を異なるそれぞれの温度で撮影する工程と、光の非存在下でそれぞれの温度で撮影された画像中の対応する画素に適用される線形回帰計算によって補正対象の画像の各画素のために線形成分の係数を決定する工程とを含む。
一実施形態によれば、本方法は、異なる積分時間において光の非存在下で画像センサによって画像を取得する工程であって、画像センサを異なる温度に曝す工程と、異なる積分時間および異なる温度において光の非存在下で画像センサによって撮影された画像のそれぞれから、最小積分時間および同じ温度において光の非存在下で画像センサによって撮影された画像を差し引くことによって得られる補正された画像を生成する工程と、異なる温度で得られた同じ積分時間に対応する補正された画像のそれぞれの画素に適用される指数関数あてはめ計算によって指数成分の係数を決定する工程とを含む。
一実施形態によれば、指数成分の係数は、異なる積分時間のために指数関数あてはめ計算によって得られた係数を平均することによって決定する。
一実施形態によれば、ノイズ低減モデルは、積分時間に応じて画像センサの全ての画素のために同一の成分を含む。
一実施形態によれば、本方法は、ビデオストリーム画像を取得する工程であって、ビデオストリームの画像の各画素に対応するノイズ補正因子が、ビデオストリームの各画像の対応する画素から差し引かれる工程を含む。
一実施形態によれば、本方法は、画像センサのゲイン値を選択するためのコマンドを受信する工程と、補正対象の画像の各画素のために画素固有のノイズ補正因子を選択されたゲイン値の関数として選択する工程であって、ノイズ補正因子は補正対象の画像の各画素の値を補正するために使用し、ノイズ補正因子は選択されたゲイン値の関数として生成された画素固有の係数のセットから決定する工程とを含む。
一実施形態によれば、本方法は、ノイズ低減後の補正された画像の各画素のために、画素の値にゲイン正規化表から選択された画素固有のゲイン補正因子を掛けて正規化されたゲインを有する画像を得る工程を含む。
一実施形態によれば、本方法は、積分時間を変更するたび、または画像センサの温度が温度偏差閾値を超えて前値から逸脱するたびにゲイン正規化表を更新する工程を含み、ゲイン正規化表を更新する工程は、異なる温度のために決定されたゲイン正規化表のセットに適用される補間計算によって行う。
一実施形態によれば、本方法は、異なる積分時間または異なる光源強度において均一な光源の存在下で画像センサによって一連の画像を取得する工程であって、各一連の画像を異なるそれぞれの温度で撮影する工程と、各一連の画像の1つの画像の各画素のために、一連の画像の当該画像中の対応する画素に適用される線形回帰計算によってゲインを決定する工程と、各一連の画像の1つの画像の各画素のために、一連の画像の全ての画素のために得られたゲインの平均を当該画素のために決定されたゲインで割ることによってゲイン補正因子を決定する工程とを含む。
一実施形態によれば、本方法は、平均積分時間において光の非存在下で画像センサによって一連の画像を取得する工程であって、各画像をそれぞれの温度に曝された画像センサにより得る工程と、取得された一連の画像の1つの画像の各画素のために異なる画像センサ温度で平均偏差を計算する工程であって、各偏差は1つの画像センサ温度のために、画像センサ温度に対応する一連の画像の当該画像の画素の値と、平均積分時間および画像センサ温度において当該画素のために定められたノイズ補正因子との間で計算する工程と、平均偏差を閾値と比較し、かつ平均偏差が画素のための閾値よりも大きい場合に画素を欠陥のあるものとみなす工程とを含む。
一実施形態によれば、本方法は、欠陥のある1つの画素の値を隣接する画素の値または隣接する複数の画素の平均値で置き換えることにより画像センサによって取得された各画像を補正する工程、あるいは欠陥のある1つの画素およびその欠陥のある1つの画素に隣接する複数の画素のそれぞれの値をその欠陥のある1つの画素およびその欠陥のある1つの画素に隣接する複数の画素に隣接する1つの画素の値またはその欠陥のある1つの画素およびその欠陥のある1つの画素に隣接する複数の画素に隣接する複数の画素の平均値で置き換えることにより画像センサによって取得された各画像を補正する工程を含む。
また複数の実施形態は、上に定められている方法を実行するように構成された、画像センサによって生成された画像中に現れる欠陥を補正するための装置に関するものであってもよい。
また複数の実施形態は、画像センサと、画像センサの温度を取得するための回路と、画像センサに適用された積分時間を取得するための回路とを備える、上に定められている方法を実行するように構成された撮像装置に関するものであってもよい。
一実施形態によれば、画像センサはCTIA型またはSF型のものである。
また複数の実施形態は、コンピュータによって実行された場合に、上に定められている方法を実行するようにコンピュータを構成する、コンピュータのメモリにロード可能なコンピュータプログラム製品に関するものであってもよい。
本発明の例示的な複数の実施形態は、例示的な目的のためにのみ提供され、かつ添付の図面に表されている以下の説明からより明確に明らかになるであろう。
従来の撮像装置を概略的に表す。 一実施形態に係る撮像装置のためのノイズ低減装置に関連づけられた画像センサを概略的に表す。 一実施形態に係るノイズ低減係数を計算するための方法を概略的に示す。 画像センサの温度の関数としての画素信号の強度のばらつきの曲線を表す。 画像センサの温度の関数としての画素信号の強度のばらつきの曲線を表す。 画像センサの温度の関数としての画素信号の強度のばらつきの曲線を表す。 一実施形態に係るノイズ低減装置から画像を受信するゲイン補正回路のブロック図を概略的に表す。 一実施形態に係るゲイン補正係数の表を生成するための回路のブロック図を概略的に示す。
図1は、処理回路ADC、AMPおよびPRCを有する画像センサIS1を示す。画像センサIS1は画像キャプチャ機能を有するカメラ、カムコーダ、携帯電話または任意の他の装置などの携帯可能な装置に組み込まれていてもよい。画像センサIS1は典型的には画素回路PCからなるアレイPXAを含む。アレイPXAは複数の行および複数の列で配置された画素回路PCを含む。画像センサIS1は、画像をキャプチャするために一続きにされる段階に従って異なる制御信号を画素回路PCに提供するように構成された制御回路RDRV、RDEC、CDRV、CDEC、TACも備える。読み出しおよび処理回路は増幅器AMP、アナログ/デジタル変換器ADCおよびプロセッサPRCを含んでもよい。アレイPXAは、画素信号から画像IMを提供するように構成された読み出しおよび処理回路AMP、ADC、PRCに画素信号を提供する。
画素行は行アドレスデコーダRDECに応答して行駆動回路RDRVによって選択的に起動される。次いで画素列が列デコーダCDECによって制御される列駆動回路によって起動される。回路RDRVおよびCDRVは適当な電圧を提供して画素回路PCを駆動させる。センサISは、任意の所与の時間における画素読み出しのために適当な画素行および列を選択するためのアドレスデコーダRDECおよびCDECならびに駆動回路RDRVおよびCDRVを駆動する制御回路TACも備える。読み出された画素信号は増幅器AMPによって増幅され、かつアナログ/デジタル変換器ADCによってデジタルに変換される。デジタル変換された画素信号は画像プロセッサPRCによって処理され、これによりデジタル変換された画素信号から画像IMが得られる。画像プロセッサPRCは受信された画像信号を処理および記憶するためのメモリを備えていてもよい。
図2は、一実施形態に係るノイズ低減装置に関連づけられた画像センサISを示す。図2の例では、ノイズ低減装置はメモリMEMに結合されたプロセッサIPRCによって実行されるノイズ低減機能を備える。プロセッサIPRCは画像センサISに一体化されていても接続されていてもよい。ノイズ低減機能の定義は2つの成分、すなわち画像センサの温度と共に線形に変化するバイアス成分ならびに温度および積分時間の両方と共に変化する暗電流成分を含むノイズモデルに基づいている。
一実施形態によれば、プロセッサIPRCによって実行されるノイズモデルは、以下の方程式:
bm[i,j]=IT×ad[i,j]×Exp(bd[i,j]×TP)+ab[i,j]×TP+bb[i,j] (1)
(式中、bm[i,j]は画像センサISによって生成された各画像から差し引かれる補正用画像BMの画素であり、画素の位置は行および列インデックスi,jによって特定され、ITは積分時間であり、TPは画像センサISまたは画像センサに結合された温度センサTSによって測定される温度であり、ad[i,j]、bd[i,j]、ab[i,j]およびbb[i,j]は位置[i,j]にある補正対象の画素のために決定される係数であり、かつEXPは指数関数である)
によって定められる。係数ad[i,j]、bd[i,j]、ab[i,j]およびbb[i,j]は、撮像装置のメモリMEMに入力されて表AD、BD、AB、BBとして記憶される。以下の方程式:
px’[i,j]=px(j,j)−bm[i,j] (2)
(式中、px’[i,j]は画素px[i,j]の補正された値である)
を適用することにより、画像センサによって生成された画像IMの各画素px[i,j]を補正して補正された画像OIMを生成する。
これらの条件下では、画像センサISによって提供される画素値を全ての積分時間ならびに動作および撮像装置温度のために個々に補正することができる。画像IMの各画素px[i,j]から補正用画像BMの対応する画素bm[i,j]を差し引くことによる補正の単純さにより、画像センサISによって提供される画像は非常に高いフレームレートで処理することができる。従ってプロセッサIPRCは、1秒当たり数百のフレームのビデオストリームを含むビデオストリームを処理することができる。必要であれば、この補正はハードワイヤード論理回路(図2に示されているような回路)によって行ってもよい。さらにフレームの各画素のためにそのような回路を提供することにより、各フレームの全ての画素を並行して同時に処理することができる。
同様に、加算、乗算および冪乗EXP演算のみを含む方程式(1)の単純さにより、補正用画像BMの計算は、温度TPまたは積分時間ITの変化に従ってリアルタイムで行うことができる。また必要であれば、プロセッサIPRCによって実行される補正用画像BMの更新機能はハードワイヤード論理回路(図2に示されているような回路)によって行ってもよく、冪乗演算EXPは単にルックアップ表によって行うことができる。画像BMの画素間にインタラクションが存在しなければ、補正用画像BMの全ての画素bm[i,j]を並行して計算することもできる。
図3は、係数表AD、BD、AB、BBの生成回路TGCを表す。回路TGCは、較正段階の間に画像センサISを異なる温度TP1、TP2、...TPmに曝し、かつ各温度のために積分時間ITを最小値IT0を含む異なる値IT0、IT1、...ITnに連続的に設定することにより撮像装置を用いて得られるDIM[IT0−ITn,TP1−TPm]を入力ダーク画像として受信する。温度TP1−TPmは画像センサISの動作温度範囲内で選択することができる。さらに積分時間値の数は、撮像装置の可能な積分時間値の範囲内で5〜15の数に設定することができる。
第1の工程では、最小積分時間IT0において得られた画像DIM[IT0,TP1−TPm]からバイアス係数ab[i,j]、bb[i,j]を計算し、ここでは方程式(1)における積分時間ITは暗信号成分における乗算因子であり、従って積分時間が非常に小さい場合にはこの成分は取るに足らないものとなる。一例によれば、最小積分時間IT0は10〜100μs、好ましくは40〜60μsである。一次近似として、積分時間IT0により得られる画像DIM[IT0,TP1−TPm]の各画素dx[i,j,IT0,TP]は、以下の方程式:
dx[i,j,IT0,TP]≒ab[i,j]×TP+bb[i,j] (3)
(式中、TP=TP1、TP2、...TPmである)
によってモデル化してもよい。従って表AB、BBからのバイアス係数ab[i,j]およびbb[i,j]は、線形回帰計算LRによって温度範囲TP1−TPmにおいて各画素dx[i,j,IT0,TP]のために決定することができる。
第2の工程では、表AD、BDの暗係数ad[i,j]、bd[i,j]を計算する。この目的のために、積分時間IT1−ITnおよび温度TP1−TPmのために得られた各画像DIM[IT,TP]の各画素dx[i,j,IT,TP]から、同じ温度TPおよび最小積分時間IT0のために得られた画像DIM[IT0,TP]中に位置する対応する画素dx[i,j,IT0,TP]の値を差し引くことにより、補正された画像DIM’[IT1−ITn,TP1−TPm]を画像DIM[IT1−ITn,TP1−TPm]から導出する。従って方程式(1)を考慮して、補正された画像DIM[IT1−ITn,TP1−TPm]の各画素dx’[i,j,IT,TP]は、以下の方程式:
dx’[i,j,IT,TP]=IT×ad[i,j,IT]×Exp(bd[i,j,IT]×TP) (4)
(式中、dx’[i,j,IT,TP]=dx[i,j,IT,TP]−dx[i,j,IT0,TP]である)
によってモデル化してもよい。
暗係数ad[i,j]およびbd[i,j]は、指数関数あてはめ計算EFによって各積分時間IT1−ITnのために決定することができる。そのような計算は、例えばMathWorks(登録商標)MATLABソフトウェアライブラリにおいて実行される。表AD、BDに記憶される暗係数ad[i,j]およびbd[i,j]は、積分時間IT1−ITnにおいて得られた係数ad[i,j,IT]およびbd[i,j,IT]をそれぞれ平均することにより得ることができる。
画像センサによっては、積分時間に応じて画像センサの全ての画素のために同一の補償成分をノイズモデルに追加することが好適な場合がある。この成分は、積分時間IT0−ITnのために同じ温度TPにおいて得られた画像DIM中の位置[i,j]にある画素を比較することにより決定することができる。この比較は、異なる積分時間IT0−ITnのために同じ温度TPで得られた画像DIMのそれぞれにおける数個の画素を考慮することにより行うことができ、補償成分は考慮される画素のために得られた値の平均値に設定する。
図4〜図6のそれぞれは、画像センサISによって提供される補償されていない画像IMにおける温度TPの関数としての画素px[i,j]の値のばらつきの曲線C2、C4、C6ならびに方程式(1)によって定められ、かつ係数ad[i,j]、bd[i,j]、ab[i,j]およびbb[i,j]によって画素[i,j]のために決定されたモデルbm[i,j]に対応する曲線C1、C3、C5を表す。曲線C2、C4、C6は、温度TP1≒27℃、TP2≒32℃、TP3≒36.5℃およびTP4≒41℃において得られた画素値px[i,j]からプロットした。
図4の曲線C1、C2は50μsの積分時間に対応している。図4は、画像センサISの出力時の画素px[i,j]の値と当該モデル(方程式(1))によって決定された対応する値bm[i,j]との間での0.6%未満の差を示す。
図5および図6の曲線C3〜C6はそれぞれ6.654msおよび13.321msの積分時間において得られた。図5は、画素px[i,j]の測定値とモデルによって決定された対応する値bm[i,j]との間の14%未満の最大偏差を示す。図6は、画像センサISによって出力された画素px[i,j]の値とモデルによって決定された対応する値bm[i,j]との間での8%未満の最大偏差を示す。これらの最大偏差は38℃超の温度で得られることが分かる。
一実施形態によれば、プロセッサIPRCは画像センサISから温度TPを定期的または連続的に受信し、かつプロセッサIPRCが補正用画像BMを計算するたびに画像センサISによって測定された現在の温度を記憶する。画像センサによって提供される現在の温度測定値が記憶されている値から逸脱する場合、プロセッサIPRCは画像センサによって提供された最後の温度測定値を考慮に入れて補正用画像BMを再計算する。実行方法に応じて0.5℃〜2℃(例えば1℃)の温度差が生じた場合に補正用画像BMの新しい計算が行われる。同様に、IT積分時間が変更された場合にIPRCプロセッサは新しい積分時間に従って補正用画像BMを再計算する。
一実施形態によれば、画像センサISは撮像装置の制御インタフェースから、あるいは画像センサの照明条件に従って選択することができるいくつかのゲイン値を有する。この場合、各ゲイン値のためにダーク画像DIMを生成して各ゲイン値のために係数AD、BD、AB、BBの表を決定する。画像DIMを生成するために使用される積分時間値ITをゲイン値に基づいて選択して画像センサISの彩度のリスクが高くなるという可能性の低い事例を回避することができる。さらにプロセッサIPRCは、各ゲイン値のために積分時間ITおよび画像センサの温度ISに基づいて現在の補正用画像BMを計算する。
画像センサによって生成される画像の品質は画素ごとのゲインのばらつきが原因で画像センサの温度の関数として低下する可能性もある。画素ごとのゲインのばらつきは特に画素回路間の構造的差異により生じ得る。
図7は一実施形態に係るゲイン補正回路を示す。ゲイン補正回路はノイズ低減回路の出力時に補正された画像OIMを受信し、かつ補正された画像OIMの各画素px’[i,j]に画像センサの現在の温度の関数として画素[i,j]のために計算されたゲイン補正因子gf[i,j]を掛ける。このようにして、得られる補正された画像GCIの画素px’’[i,j]を画像GCI全体にわたって均一なゲインで生成した。
ゲイン補正因子gf[i,j]は、メモリMEMに記憶され、かつ画像センサの温度TPの関数として補間モジュールITPによって決定されたゲイン正規化表GF[i,j]、および各種温度TP1、...TPmのために決定されたゲイン正規化表のセットGF[TP1]、...GF[TPm]に属している。補間モジュールITPによって適用される補間は例えば線形補間または多項式補間であってもよい。
一実施形態によれば、ゲイン正規化表GFは、補正表の計算のために予め考慮に入れられた温度に関して0.5℃〜2℃(例えば1℃)の温度差が生じた場合に更新される。
図7に示されている画像処理は、1秒当たり数百のフレームのビデオストリームを含むビデオストリームを処理するためにプロセッサIPRCによって実行されてもよい。必要であれば、この処理はハードワイヤード論理回路(図7に示されているような回路)によって行われてもよい。さらに各フレームの各画素のためにそのような回路を提供することにより、当該フレームの全ての画素を並行して同時に処理することができる。
同様に、加算、乗算およびNOT演算のみを含む処理の単純さにより、ゲイン正規化表GFの計算は温度のばらつきに従ってリアルタイムで行うことができる。また必要であればプロセッサIPRCによって実行されるゲイン正規化表GFを更新するための機能は、必要であれば補間演算を少なくとも部分的に1つ以上のルックアップ表を用いて行うことができれるのであればハードワイヤード論理回路(図7に示されているような回路)によって行ってもよい。またゲイン正規化表GFの全ての画素gf[i,j]を並行して計算してもよい。
図8は、一実施形態に係るゲイン正規化表GF[TP1]、...GF[TPm]を生成するための回路GGCを表す。この計算回路は、全ての方向に見かけ上均一な光強度を有する光源の前に配置された撮像装置を用いて較正段階の間に得られたUIM[IT0...ITn,TP1...TPm]を入力画像として受信する。画像UIM[IT0...ITn,TP1...TPm]は、画像センサISを異なる温度TP1、...TPmに曝し、かつ各温度のために積分時間ITを異なる値IT0、...ITnに連続的に設定することにより得られた。画像UIM[IT0...ITn,TP1...TPm]を生成するために使用される光源は積分球であってもよく、撮像装置は積分球の開口部内に配置されている。積分時間ITを変更する代わりに画像センサの積分時間を例えば平均値に設定することにより、均一な光源によって発せられる光の強度を変えることも可能である。使用温度TP1、...TPmは例えば20、30、40および50℃に設定する。
回路GGCは、線形回帰計算回路RLを用いて温度TP1−TPmのそれぞれのためにゲイン表PG[TP]を計算し、各画素[i,j]のゲインpg[i,j,TP]は積分時間ITの関数として画素px[i,j]の値の曲線の平均的な傾きに対応している。次いで平均AVを計算することにより、回路GGCは、各温度TP=TP1、...TPmのために各画素[i,j]のための平均ゲイン値を含む平均ゲインPGM[TP]の表を決定する。次いで各画素[i,j]のために、平均ゲイン表PGM[TP]の中の対応する値pgm[i,j]をゲイン表PG[TP]の中の対応する値pg[i,j,TP]で割ることにより、各ゲイン正規化表GF[TP1]、...GF[TPm]を生成する。
画像センサISによって提供される画像の品質は欠陥のある画素回路の存在によって影響を受ける場合もある。一実施形態によれば、プロセッサIPRCは、各画素[i,j]のために平均積分時間ITmoyにおいて画像センサISによって提供される画像DIMの画素値dx[i,j,IT,TP]とこの画素のための補正値bm[i,j,IT,TP]との間で異なる温度TP=TP1、...TPmにおける平均偏差E[i,j]を計算し、かつこの平均を閾値と比較するように構成されている。この平均偏差が画素[i,j]のための閾値よりも大きい場合に画素[i,j]を欠陥のあるものとみなす。欠陥のある画素の検出は画像DIMの取得後の較正段階の間に行うことができる。例えば平均偏差E[i,j]は、以下の方程式:
Figure 2021118546
(式中、TP=TP1、TP2...TPmである)
によって各画素[i,j]のために計算することができる。
一実施形態によれば、プロセッサIPRCは、このように検出された欠陥のある各画素の値px’[i,j]またはp’’[i,j]を隣接する画素の値または欠陥のある画素に隣接する画素の平均値と置き換えることにより画像OIMまたはGCIの補正を行う。欠陥のある画素に隣接する画素も欠陥のあるものとみなし、欠陥のある画素領域を構成していてもよい。この場合、欠陥のある画素領域の各画素を欠陥のある画素領域に隣接する1つの画素またはこれらの隣接する複数の画素の平均値で置き換えることができる。
本発明は変形や様々な適用が可能であることが当業者には明らかになるであろう。特に本発明は補正用画像BMの計算を行う画像センサに限定されない。実際には補正用画像BMは、表AB、BB、AD、BDを有し、かつ画像センサから積分時間ITおよび画像センサISの温度TPならびに必要であれば画像センサによって適用されるゲインを受信する外部コンピュータによって決定することができる。
さらに、画像センサによって提供される画像の補正も画像センサから補償されていない画像IMを受信するそのような外部コンピュータによって行ってもよい。
また、温度TPは必ずしも画像センサISによって提供されるわけではなく、画像センサに関連づけられた外部温度センサによって測定することができる。
処理された画像はなお画像またはビデオ画像であるようにすることができる。
図2を参照して記載されているノイズ低減補正を行うことなくゲイン補正を実行することができるように、画素ゲイン補正は他のノイズ低減プロセスによって得られた補正された画像OIMから行ってもよい。
同様に、上記のような欠陥のある画素の検出は、画像OIMおよびGCIを得るために行われる図2および図7に示されている補正方法のいずれかを用いることなく行うことができる。同様に、欠陥のある画素の補正は補正されていない画像に対して行うことができ、すなわち図2および図7に示されている補正方法のいずれかを用いることなく行うことができる。

Claims (18)

  1. 画像センサ(IS)によって生成された画像中に現れる欠陥を補正する方法であって、前記方法は、
    前記画像センサによって撮影された補正対象の画像(IM)を受信する工程と、
    前記補正対象の画像が前記画像センサによって撮影された際に取得された、前記画像センサからの温度(TP)を受信する工程と、
    前記補正対象の画像を撮影する際に前記画像センサによって適用された積分時間(IT)を受信する工程と、
    前記補正対象の画像の各画素(px[i,j])のために、前記画像センサの温度に応じた指数成分に加算され、かつ前記積分時間に掛けられる、前記画像センサの温度に応じた線形成分を含むノイズ低減モデルから導出される画素固有のノイズ補正因子(bm[i,j])を前記画素値から差し引く工程であって、前記線形および指数成分は前記画素固有の係数(ab[i,j]、bb[i,j]、ad[i,j]、bd[i,j])によって決まる工程と、
    を含む、方法。
  2. 前記ノイズ低減モデルは、以下の方程式:
    bm[i,j]=IT×ad[i,j]×Exp(bd[i,j]×TP)+ab[i,j]×TP+bb[i,j]
    (式中、bm[i,j]は前記補正対象の画像(IM)の対応する画素(px[i,j])から差し引かれるノイズ補正因子であり、ITは前記積分時間であり、TPは前記画像センサ(IS)の温度であり、EXPは前記指数関数であり、かつad[i,j]、bd[i,j]、ab[i,j]およびbb[i,j]は前記画素固有の係数(px[i,j])である)
    によって定められる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記積分時間(IT)を変更するたび、または前記画像センサ(IS)の温度(TP)が温度偏差閾値を超えて前値から逸脱するたびに各画素(px[i,j])のノイズ補正因子(bm[i,j])を計算する工程を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 最小積分時間(IT0)において光の非存在下で前記画像センサ(IS)によって画像(DIM)を取得する工程であって、各画像を異なるそれぞれの温度で撮影する工程と、
    前記それぞれの温度において光の非存在下で撮影された画像(DIM)中の対応する画素に適用される線形回帰(LR)計算によって、前記補正対象の画像の各画素のために前記線形成分の係数(ab[i,j],bb[i,j])を決定する工程と、
    を含む、請求項1乃至3の1項に記載の方法。
  5. 異なる積分時間(IT1−ITn)において光の非存在下で前記画像センサ(IS)によって画像(DIM)を取得する工程であって、前記画像センサを異なる温度(TP1−TPm)に曝す工程と、
    異なる積分時間(IT1−ITn)および異なる温度(TP1−TPm)において光の非存在下で前記画像センサ(IS)によって撮影された画像(DIM)のそれぞれから、前記最小積分時間(IT0)および同じ温度において光の非存在下で前記画像センサ(IS)によって撮影された画像(DIM)を差し引くことによって得られる補正された画像(DIM’)を生成する工程と、
    異なる温度(TP1−TPm)で得られ、かつ同じ積分時間に対応する、前記補正された画像のそれぞれの画素に適用される指数関数あてはめ(EF)計算によって前記指数成分の係数(ad[i,j]、bd[i,j])を決定する工程と、
    を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記指数成分の係数(ad[i,j],bd[i,j])は、異なる積分時間(IT1−ITn)のために指数関数あてはめ(EF)計算によって得られた係数を平均することによって決定する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ノイズ低減モデルは、前記積分時間(IT)に応じて前記画像センサ(IS)の全ての画素のために同一の成分を含む、請求項1乃至6の1項に記載の方法。
  8. ビデオストリーム画像を取得する工程であって、前記ビデオストリームの画像の各画素(px[i,j])に対応するノイズ補正因子(bm[i,j])が、前記ビデオストリームの各画像の対応する画素から差し引かれる工程を含む、請求項1乃至7の1項に記載の方法。
  9. 前記画像センサのゲイン値を選択するためのコマンドを受信する工程と、
    前記補正対象の画像(IM)の各画素(px[i,j])のために画素固有のノイズ補正因子(bm[i,j])を前記選択されたゲイン値の関数として選択する工程であって、前記ノイズ補正因子は前記補正対象の画像の各画素の値を補正するために使用し、前記ノイズ補正因子は前記選択されたゲイン値の関数として生成された画素固有の係数のセット(AD、BD、AB、BB)から決定する工程と、
    を含む、請求項1乃至8の1項に記載の方法。
  10. ノイズ低減後の補正された画像(OIM)の各画素(px[i,j])のために、前記画素の値にゲイン正規化表(GF)から選択された、前記画素固有のゲイン補正因子(gf[i,j])を掛けて正規化されたゲインを有する画像(GCI)を得る工程を含む、請求項1乃至9の1項に記載の方法。
  11. 前記積分時間(IT)を変更するたび、または前記画像センサ(IS)の温度(TP)が温度偏差閾値を超えて前値から逸脱するたびに前記ゲイン正規化表(GF)を更新する工程であって、前記ゲイン正規化表(GF)を更新する工程は、異なる温度(TP1−TPm)のために決定されたゲイン正規化表のセット(GF[TP1]−GF[TPm])に適用される補間計算によって行う工程を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 異なる積分時間(IT0−ITn)または異なる光源強度において均一な光源の存在下で前記画像センサ(IS)によって一連の画像(UIM)を取得する工程であって、各一連の画像を異なるそれぞれの温度(TP1−TPm)で撮影する工程と、
    前記一連の画像の画像中の対応する画素([i,j])に適用される線形回帰(LR)計算によって各一連の画像の1つの画像の各画素のためにゲインを決定する工程と、
    各一連の画像の1つの画像の各画素のために、前記一連の画像の全ての画素のために得られたゲインの平均を前記画素のために決定されたゲインで割ることによってゲイン補正因子(gf[i,j,TP1]−gf[i,j,TPm])を決定する工程と、
    を含む、請求項11に記載の方法。
  13. 平均積分時間(IT1−ITn)において光の非存在下で前記画像センサ(IS)によって一連の画像(DIM)を取得する工程であって、各画像をそれぞれの温度(TP1−TPm)に曝された画像センサにより得る工程と、
    前記取得された一連の画像の1つの画像の各画素(dx[i,j])のために、異なる画像センサ温度(TP1−TPm)で平均偏差を計算する工程であって、各偏差は1つの画像センサ温度のために、前記画像センサ温度に対応する一連の画像の画像の画素の値と前記平均積分時間および前記画像センサ温度において前記画素のために定められたノイズ補正因子(bm[i,j])との間で計算する工程と、
    前記平均偏差を閾値と比較し、かつ前記平均偏差が画素のための閾値よりも大きい場合に前記画素を欠陥のあるものとみなす工程と、
    を含む、請求項1乃至12の1項に記載の方法。
  14. 欠陥のある1つの画素の値を隣接する画素の値または隣接する複数の画素の平均値で置き換えることにより前記画像センサ(IS)によって取得された各画像を補正する工程、あるいは
    欠陥のある1つの画素および前記欠陥のある1つの画素に隣接する複数の画素のそれぞれの値を前記欠陥のある1つの画素および前記欠陥のある1つの画素に隣接する複数の画素に隣接する1つの画素の値または前記欠陥のある1つの画素および前記欠陥のある1つの画素に隣接する複数の画素に隣接する複数の画素の平均値で置き換えることにより前記画像センサ(IS)によって取得された各画像を補正する工程
    を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1乃至14の1項に記載の方法を実行するように構成された、画像センサ(IS)によって生成された画像(IM)中に現れる欠陥を補正するための装置。
  16. 画像センサ(IS)と、前記画像センサの温度(TP)を取得するための回路と、前記画像センサに適用される積分時間(IT)を取得するための回路とを備える、請求項1乃至14の1項に記載の方法を実行するように構成された撮像装置。
  17. 前記画像センサ(IS)はCTIA型またはSF型のものである、請求項15または16に記載の装置。
  18. コンピュータによって実行された場合に請求項1乃至14の1項に記載の方法を実行するように前記コンピュータを構成する、前記コンピュータのメモリにロード可能なコンピュータプログラム製品。
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