JP2021117958A

JP2021117958A - ポイント交換方法、ポイント交換システム及びプログラム

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Publication number: JP2021117958A
Application number: JP2020021913A
Authority: JP
Inventors: 秀樹玉木; Hideki Tamaki
Original assignee: Kings Co Ltd
Current assignee: Kings Co Ltd
Priority date: 2020-01-24
Filing date: 2020-01-24
Publication date: 2021-08-10

Abstract

【課題】通信回線を介した国際的なポイントの交換を活性化させることができる新規なポイント交換方法及びポイント交換システムを提供する。【解決手段】利用者が利用する利用者端末と、第１の国の第１のポイント等及び第２の国の第２のポイント等とそれぞれ交換可能な基軸ポイントを管理する管理サーバと、を備え、前記管理サーバは、為替レート提供システムと通信回線を介して接続されており、前記利用者端末を介して前記第２のポイント等を前記基軸ポイントに交換する際に、前記為替レート提供システムから得た為替レートを前記第２のポイント等に適用する手段を備えているポイント交換システム。【選択図】図１

Description

本発明は、ポイント等とポイントとを交換するポイント交換方法、ポイント交換システム又はこれらに適用されるプログラムに関する。

スマートフォンや携帯電話等のユーザー端末を用いた商取引において、商品の購入時等においてポイントを付与することが行われている。そして、近年においては、ポイントの種類も増え、異なるポイント間で交換することも行われており、最近では、第１通貨ベースのポイントから為替レートに基づいて第２通貨ベースのポイントを算出してポイントを発行するシステムなどが検討されている（特許文献１）。
しかしながら、１ブランドで世界のポイント制度を構築するには莫大な投資が必要であり、かつ柔軟性がなく、商業的に満足のいくものではなかった。また、例えば、ユーザーが海外旅行客等の場合、旅行先の国の事情はよくわからないので、ポイントを使うこと自体が困難であるといった問題があった。

特開２００９−２１１４７３号公報

本発明は、通信回線を介した国際的なポイントの交換を活性化させることができる新規なポイント交換方法及びポイント交換システムを提供することを目的とする。

本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、ポイント交換方法であって、第１の国の第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨と交換可能な基軸ポイントを用意し、該基軸ポイントと、第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とを、為替レートを適用して交換するようにポイント交換システムを構築することで、例えば、利用者（ユーザー）が海外旅行客の場合であって、旅行先の国の事情はよくわからなくても、容易に旅行客が保有するポイントを旅行先でも活用できることを知見し、このようなポイント交換方法及びポイント交換システムが、上記した従来の問題を一挙に解決できるものであることを見出した。
また、本発明者らは、上記知見を得た後、さらに検討を重ねて、本発明を完成させるに至った。

すなわち、本発明は、以下の発明に関する。
［１］ポイント交換方法であって、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨と交換可能な基軸ポイントを用意し、該基軸ポイントと、第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とを、為替レートを適用して交換することを特徴とするポイント交換方法。
［２］前記基軸ポイントと前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とを交換した後、前記基軸ポイントと前記第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨とを交換する前記［１］記載のポイント交換方法。
［３］前記第１の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第１の通貨がデジタル通貨であり、前記第２の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第２の通貨がデジタル通貨である前記［１］又は［２］に記載のポイント交換方法。
［４］ブロックチェーンを用いる前記［１］〜［３］のいずれかに記載のポイント交換方法。
［５］利用者が利用する利用者端末と、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨及び第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とそれぞれ交換可能な基軸ポイントを管理する管理サーバと、を備え、前記管理サーバは、為替レート提供システムと通信回線を介して接続されており、前記利用者端末を介して前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨を前記基軸ポイントに交換する際に、前記為替レート提供システムから得た為替レートを前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨に適用する手段を備えていることを特徴とするポイント交換システム。
［６］前記通信回線が電話網又はインターネット網を含む前記［５］記載のポイント交換システム。
［７］前記第１の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第１の通貨がデジタル通貨であり、前記第２の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第２の通貨がデジタル通貨である前記［５］又は［６］に記載のポイント交換システム。
［８］さらに、前記利用者端末を介して前記基軸ポイントを前記第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨に交換する手段を備える前記［５］〜［７］のいずれかに記載のポイント交換システム。
［９］前記基軸ポイントの管理にブロックチェーンを用いる手段を備える前記［５］〜［８］のいずれかに記載のポイント交換システム。
［１０］ポイントの取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能な管理サーバを、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨と交換可能な基軸ポイントに、第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨を、為替レートを用いて交換する手段として機能させるプログラム。

本発明によれば、通信回線を介した国際的なポイントの交換を活性化させることができる。

本発明のポイント交換システムの好適な実施態様の一例を示す図である。本発明のポイント交換システムの好適なシステム構成の一例を示す図である。本発明のポイント交換システムの好適な実施態様の一例を示す図である。本発明のポイント交換システムにおいて好適に用いられるユーザー端末のシステム構成の一例を示す図である。本発明のポイント交換システムの好適な実施態様の一例を示す図である。本発明のポイント交換システムの好適な実施態様の一例を示す図である。本発明のポイント交換システムの好適な実施態様の一例を示す図である。本発明のポイント交換システムにおいて好適に用いられるブロックチェーンの構成の一例を説明する図である。本発明のポイント交換システムにおいて好適に用いられる顧客情報マスタの一例を示す図である。本発明のポイント交換システムにおいて好適に用いられる交換条件マスタの一例を示す図である。本発明のポイント交換システムにおいて好適に用いられるポイント情報マスタの一例を示す図である。本発明のポイント交換システムにおいて好適に用いられる取引履歴マスタの一例を示す図である。本発明のポイント交換システムにおいて好適に用いられる為替レートマスタの一例を示す図である。

本発明のポイント交換方法は、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨と交換可能な基軸ポイントを用意し、該基軸ポイントと、第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とを、為替レートを適用して交換することを特長とする。また、本発明のポイント交換システムは、利用者が利用する利用者端末と、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨及び第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とそれぞれ交換可能な基軸ポイントを管理する管理サーバと、を備え、前記管理サーバは、為替レート提供システムと通信回線を介して接続されており、前記利用者端末を介して前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨を前記基軸ポイントに交換する際に、前記為替レート提供システムから得た為替レートを前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨に適用する手段を備えていることを特長とする。

本発明においては、前記基軸ポイントと前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とを交換した後、前記基軸ポイントと前記第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨とを交換するのが好ましい。また、前記第１の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第１の通貨がデジタル通貨であり、前記第２の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第２の通貨がデジタル通貨であるのが好ましい。また、ブロックチェーンを用いるのが好ましい。また、前記ポイント交換システムが、さらに、前記利用者端末を介して前記基軸ポイントを前記第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨に交換する手段を備えるのが好ましく、前記基軸ポイントの管理にブロックチェーンを用いる手段を備えるのも好ましい。このような好ましい態様によれば、国際的なポイント交換をより容易かつ安全に行うことができる。

「ポイント」は、本発明の目的を阻害しない限り特に限定されず、商取引において付与等がされる公知のポイントであってよい。本発明においては、前記ポイントが２種以上あるのが好ましい。
「有価証券」は、デジタル有価証券を含み、本発明においては、前記有価証券がデジタル有価証券であるのが好ましい。
「通貨」は、仮想通貨や電子マネー等のデジタル通貨を含み、本発明においては、前記通貨がデジタル通貨であるのが好ましい。
「利用者」は、ユーザーともいい、ポイントの交換を行うことができる人であればよく、自然人のみならず、法人や各種団体であってもよい。
「通信回線」は、特に限定されず、通信可能であれば無線回線であっても、有線回線であってもよいが、電話網又はインターネット網を含むことが、双方向で通信が行えるので好ましい。

以下、本発明の好ましい態様として、第１の国の第１のポイントと交換可能な基軸ポイントに第２の国の第２のポイントを為替レートを用いて交換するシステムについて、図面を用いてより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば、前記ポイントだけでなく、前記有価証券や前記通貨にも適用することができる。

図１は、本発明のポイント交換システムの公的な実施態様の一例を示す図であり、携帯アプリの表示画面をそれぞれ模式的に示す。前記ポイント交換システムを利用するユーザーは、ログイン画面１において、ＩＤとパスワードを入力してログインする。なお、ＩＤとパスワードは事前に登録したものであるが、もし、ユーザーがＩＤとパスワードを登録していない場合には、サインアップボタンを押すと、ＩＤとパスワードの登録画面が開くように構成されている。

ログイン後のホーム画面２は、基軸ポイントの残高が表示され、さらに、ニュース／お知らせボタン、基軸ポイントの使用ボタン、基軸ポイントへの交換ボタン、基軸ポイントからの交換ボタン及び基軸ポイントの購入ボタンが表示されている。そして、基軸ポイントの使用ボタンを押すと、基軸ポイント使用のためのＱＲコード表示画面３に移り、基軸コードを利用可能な店舗等において前記ＱＲコードをスキャンすることにより、基軸ポイントが利用に付される。また、基軸ポイントへの交換ボタンを押すと、基軸ポイントへの交換用画面４に移り、基軸ポイントへの交換対象となるポイントが、選択可能に表示される。ここで、登録されているポイントだけでなく、候補となる未登録のポイントも選択可能に表示することができ、選択された場合には、当該ポイントの登録画面にうつるようにすることができる。また、基軸ポイントからの交換ボタンを押すと、基軸ポイントからの交換用画面５に移り、基軸ポイントとの交換対象となるポイントが、選択可能に表示される。ここで、登録されているポイントだけでなく、候補となる未登録のポイントも選択可能に表示することができ、選択された場合には、当該ポイントの登録画面にうつるようにすることができる。また、基軸ポイントの購入ボタンを押すと、基軸ポイントの購入用画面６が表示され、クレジットカード情報を入力して基軸ポイントをクレジットカードで購入することができる。

本発明のポイント交換システムは、好適な態様として、図２に示すように、利用者端末１１、基軸ポイント管理サーバ１２、第１の国（Ａ国）の第１のポイント（Ａ１）を管理するポイント管理サーバ１３、第１の国（Ａ国）の第１のポイント（Ａ２）を管理するポイント管理サーバ１４、第２の国（Ｂ国）の第２のポイントを管理するポイント管理サーバ１５及び為替レート提供システムが通信回線１８を介して通信可能に接続されており、ブロックチェーンによる管理が可能となっている。以下、図面を用いて、前記の基軸ポイントの使用、基軸ポイントへの交換、基軸ポイントからの交換及び基軸ポイントの購入について、より具体的に説明するが、本発明はこれら事項に限定されるものではない。

図３は、基軸ポイントの使用態様を模式的に示す図である。例えば、Ｂ国からＡ国に旅行等でやってきた利用者１１１は、利用者端末１１を使って、基軸ポイント使用のためのＱＲコード表示画面１１ａを表示させ、Ａ国の基軸ポイントが利用可能な店舗１２０の店舗端末１２１にて、前記ＱＲコードをスキャンすることにより、基軸ポイントを使用することができる。また、Ａ国に基軸ポイントの精算機１３０がある場合には、例えば前記ＱＲコードをスキャンすることにより、前記基軸ポイントをＡ国の通貨に交換することもできる。なお、本発明においては、利用者端末１１、店舗端末１２１、精算機１３０はそれぞれ通信回線を介して基軸ポイント管理サーバ１２と通信可能に接続されており、基軸ポイントの交換履歴等はブロックチェーン１９を用いて管理されているのが好ましい。

利用者端末１１は、図４に示すように、記憶部１１０１、処理部１１０２、入力部１１０３及び出力部１１０４を含んで構成される。すなわち、利用者端末１１は、サーバやコンピュータの基本構成を備えており、スマートフォン、ＰＣ、タブレット端末、携帯電話等とすることができる。利用者端末１１は、基軸ポイント管理サーバ１２からブロックチェーンのデータを部分的に受信して処理を行うＳＰＶクライアントとして機能する。

処理部１１０２は、ＣＰＵ等の演算処理を行う手段を含む。処理部１１０２は、記憶部１１０１に記憶されているポイント交換プログラム等を実行することによって、本実施の形態におけるポイントの交換等に関する処理を実現する。記憶部１１０１は、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶装手段を含む。記憶部１１０１は、処理部１１０２とアクセス可能に接続され、各種処理に供されるデータ等を記憶する。入力部１１０３は、利用者端末１１に情報を入力する手段を含む。入力部１１０３は、例えば、利用者からの入力を受けるタッチパネルやキーボードを備える。また、入力部１１０３は、利用者の外部から情報を受け取るネットワークインターフェース等を含み、処理に供されるデータを受信する。出力部１１０４は、利用者端末１１で処理された情報を出力する手段を含む。出力部１１０４は、例えば、管理者に対して画像を呈示するディスプレイを備える。また、出力部１１０４は、通信回線１８を介して、利用者端末１１の外部へ情報等を送信するネットワークインターフェース等を含む。

また、基軸ポイント管理サーバ１２は、好適には、顧客情報のデータベースである顧客情報マスタ、ポイント情報のデータベースであるポイント情報マスタ、取引履歴のデータベースである取引履歴マスタ及び為替レートのデータベースである為替レートマスタを記憶手段に有している。前記顧客情報マスタは、例えば、ユーザーＩＤ、氏名／名称、メールアドレス、口座番号、パスワード、住所、電話番号、クレジットカード情報等が含まれており、前記顧客情報マスタとしては、例えば図９に示されるものなどが挙げられる。前記交換条件マスタは、例えば、交換元ポイント、交換先ポイント、交換レート、その他交換条件等が含まれており、前記交換条件マスタとしては、例えば図１０に示されるものなどが挙げられる。前記ポイント情報マスタは、例えば、発行日、ユーザーＩＤ、ポイント数、累積ポイント等が含まれており、前記ポイント情報マスタとしては、例えば図１１に示されるものなどが挙げられる。前記取引履歴マスタは、例えば、利用日時、ユーザーＩＤ、ポイント、取引内容等が含まれており、前記取引履歴マスタとしては、例えば図１２に示されるものなどが挙げられる。前記為替レートマスタは、例えば、日時及び対応する各国の為替レート等が含まれており、前記為替レートマスタとしては、例えば図１３に示されるものなどが挙げられる。
なお、基軸ポイント管理サーバ１２は、基軸ポイントの交換（トランザクション）を管理するブロックチェーンのすべてのデータを保持するフルノードサーバとして機能する。基軸ポイント管理サーバ１２は通信回線１８を介して利用者端末１１等との間で基軸ポイントの交換履歴等を管理する処理を行う。基軸ポイント管理サーバ１２は、例えば、ブロックチェーンの方式を用いて基軸ポイントの交換の取引履歴をデータベースとして記憶して管理する。取引履歴データベースは、基軸ポイント管理サーバ１２及び利用者端末１１等において共有（それぞれの記憶手段に記憶）される。

図５は、基軸ポイントに交換する態様を模式的に示す図であって、利用者が利用する利用者端末１１と、第１の国の２種以上の第１のポイント及び第２の国の第２のポイントとそれぞれ交換可能な基軸ポイントを管理する基軸ポイント管理サーバ１２と、を備え、前記管理サーバは、為替レート提供システム２０と通信回線１８を介して接続されており、前記利用者端末１１を介して前記第２のポイントを前記基軸ポイントに交換する際に、前記為替レート提供システム２０から得た為替レートを前記第２のポイントに適用する手段を備えているポイント交換システムを示す。例えば、Ｂ国の第２のポイントを保有する利用者は、利用者端末１１を使って、利用者端末１１に記憶されているポイント交換プログラムを実行することによって、基軸ポイントへの交換に関する処理を行う。好適なポイント交換プログラムとしては、例えば、ポイントの取引に関する取引情報をブロックチェーン１９で管理するデータベースに接続可能な管理サーバを、第１の国の２種以上の第１のポイントと交換可能な基軸ポイントに、第２の国の第２のポイントを、為替レート提供システムからの為替レートを用いて交換する手段として機能させるプログラムが挙げられる。第２のポイント管理サーバ１５は、好適には、顧客情報のデータベースである顧客情報マスタ、第２のポイント情報のデータベースであるポイント情報マスタ、及び取引履歴のデータベースである取引履歴マスタを記憶手段に有している。ここで、顧客情報マスタ、ポイント情報マスタ及び取引履歴マスタは、それぞれ前記と同様であってよい。なお、基軸ポイント管理サーバ１２及び第２のポイント管理サーバ１５は、例えば、ブロックチェーンの方式を用いて基軸ポイントと第２のポイントとの交換の取引履歴をデータベースとしてそれぞれ記憶して管理する。取引履歴データべースは、基軸ポイント管理サーバ１２、第２のポイント管理サーバ１５及び利用者端末１１等において共有（それぞれの記憶手段に記憶）される。

図６は、基軸ポイントから第１のポイントに交換する態様を模式的に示す図であって、利用者端末１１と、基軸ポイント管理サーバ１２と、第１のポイント（Ａ１）管理サーバ１３と、第１のポイント（Ａ２）管理サーバ１４と、を備え、それぞれ通信回線１８を介して接続されている。例えば、Ｂ国からＡ国にやってきた基軸ポイントを保有する利用者は、利用者端末１１を使って、利用者端末１１に記憶されているポイント交換プログラムを実行することによって、基軸ポイントから第１のポイント（Ａ１、Ａ２）への交換に関する処理を行う。第１のポイント管理サーバ１３、１４は、好適には、顧客情報のデータベースである顧客情報マスタ、第１のポイント情報のデータベースであるポイント情報マスタ、及び取引履歴のデータベースである取引履歴マスタを記憶手段に有している。ここで、顧客情報マスタ、ポイント情報マスタ及び取引履歴マスタは、それぞれ前記と同様であってよい。なお、基軸ポイント管理サーバ１２と、第１のポイント（Ａ１）管理サーバ１３と、第１のポイント（Ａ２）管理サーバ１４とは、例えば、ブロックチェーンの方式を用いて基軸ポイントと第１のポイント（Ａ１、Ａ２）との交換の取引履歴をデータベースとしてそれぞれ記憶して管理する。取引履歴データベースは、基軸ポイント管理サーバ１２、第１のポイント（Ａ１）管理サーバ１３、第１のポイント（Ａ２）管理サーバ１４及び利用者端末１１等において共有（それぞれの記憶手段に記憶）される。このように構成することにより、図７に示すように、利用者１１１は、Ａ国において、いつでも基軸ポイントから第１のポイント（Ａ１、Ａ２）に交換することができるので、Ａ１ポイント取扱店１３１では、Ａ１ポイントを利用することができ、Ａ２ポイント取扱店１４１では、Ａ２ポイントをいつでも利用することができる。

ここで、本発明において好適に用いられるブロックチェーンについて説明する。ブロックは、ポイントの交換に関する情報を含む取引データベースとして機能する。具体的には、各ブロックは、ダイジェストデータ及び取引に関する情報であるトランザクションのリストを含む。ダイジェストデータは、１つ前のブロックから算出された新たなハッシュ値を含む。すなわち、図８に示すように、ブロックが１つ前のブロックに含まれる情報から算出されたハッシュ値を含むことによって、各ブロックがチェーンのように繋がった状態で取引データベース（ブロックチェーン）として記憶される。取引履歴データベースは、サーバのみにて管理されるのではなく、利用者端末等において検証及び追加される。

トランザクションは、ポイントの交換を記録するデータである。トランザクションは、インプット情報とアウトプット情報とを含む。インプット情報は、交換元となる利用者が取引対象となるポイントの交換を受けたときのトランザクションのアウトプット情報（トランザクションを特定する識別情報（トランザクションのハッシュ値や配列番号等））と、利用者がそのポイントを所有することを証明するための情報（当該アウトプットを使用する条件を満たすスクリプト等）を含む。アウトプット情報は、交換されたポイントの種類及び数、交換先を特定するアドレスにおいて交換されたポイントを使用するためのスクリプト等の情報を含む。

本発明のポイント交換方法、ポイント交換システム及びプログラムは、国際間におけるポイントの交換に利用可能である。

１ログイン画面
２ホーム画面
３ＱＲコード表示画面
４基軸ポイントへの交換用画面
５基軸ポイントからの交換用画面
６基軸ポイントの購入用画面
１１利用者端末
１１ａＱＲコード表示画面
１２基軸ポイント管理サーバ
１３Ａ国のポイント（Ａ１）管理サーバ
１４Ａ国のポイント（Ａ２）管理サーバ
１５Ｂ国のポイント管理サーバ
１８通信回線
１９ブロックチェーン
２０為替レート提供システム
１１１利用者
１２０店舗
１２１店舗端末
１３０精算機
１３１Ａ１ポイント取扱店
１４１Ａ２ポイント取扱店
１１０１記憶部
１１０２処理部
１１０３入力部
１１０４出力部

Claims

ポイント交換方法であって、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨と交換可能な基軸ポイントを用意し、該基軸ポイントと、第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とを、為替レートを適用して交換することを特徴とするポイント交換方法。
前記基軸ポイントと前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とを交換した後、前記基軸ポイントと前記第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨とを交換する請求項１記載のポイント交換方法。
前記第１の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第１の通貨がデジタル通貨であり、前記第２の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第２の通貨がデジタル通貨である請求項１又は２に記載のポイント交換方法。
ブロックチェーンを用いる請求項１〜３のいずれかに記載のポイント交換方法。
利用者が利用する利用者端末と、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨及び第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨とそれぞれ交換可能な基軸ポイントを管理する管理サーバと、を備え、前記管理サーバは、為替レート提供システムと通信回線を介して接続されており、前記利用者端末を介して前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨を前記基軸ポイントに交換する際に、前記為替レート提供システムから得た為替レートを前記第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨に適用する手段を備えていることを特徴とするポイント交換システム。
前記通信回線が電話網又はインターネット網を含む請求項５記載のポイント交換システム。
前記第１の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第１の通貨がデジタル通貨であり、前記第２の有価証券がデジタル有価証券であり、前記第２の通貨がデジタル通貨である請求項５又は６に記載のポイント交換システム。
さらに、前記利用者端末を介して前記基軸ポイントを前記第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨に交換する手段を備える請求項５〜７のいずれかに記載のポイント交換システム。
前記基軸ポイントの管理にブロックチェーンを用いる手段を備える請求項５〜８のいずれかに記載のポイント交換システム。
ポイントの取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能な管理サーバを、第１の国の第１のポイント、第１の有価証券又は第１の通貨と交換可能な基軸ポイントに、第２の国の第２のポイント、第２の有価証券又は第２の通貨を、為替レートを用いて交換する手段として機能させるプログラム。