JP2021114331A - 煙感知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の煙に対し火災の判定を行う際の判定精度の劣化を抑制することのできる、複数の発光素子を用いて判定する煙感知器を提供する。【解決手段】煙感知器1は、検煙空間に向けて可視光領域の赤色光を出射する第1発光素子11と、検煙空間に向けて第1発光素子11と同一の赤色光を出射する第2発光素子12と、第1発光素子11の光軸に対し鋭角に配置され、第2発光素子12の光軸に対し鈍角に配置された受光素子13と、第1発光素子11の発光により受光素子13において受光された第1出力信号S1と、第2発光素子12の発光により受光素子13において受光された第2出力信号S2とに基づいて火災の判定を行う制御部20と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の発光素子を用いて煙等の種類を判定する煙感知器に関する。
従来から、発光素子から光を出射し、煙の粒子から発生する散乱光を受光素子により受光することにより、煙を検知して火災を検出する光電式煙感知器が知られている。光電式煙感知器が検知の対象とする煙は一様でなく、煙の種類により検煙部における散乱光発生の特性が異なる。そこで、異なる波長毎に散乱光強度を検出し、煙等の種類を判定しつつ火災を判定する光電式煙感知器が提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許文献1、2には、2つの第1発光素子及び第2発光素子と、第1発光素子及び第2発光素子からの光により煙から発する前方散乱光と後方散乱光とを受光する受光素子とを備えた光電式煙感知器が開示されている。このうち、特許文献1においては、第1発光素子は近赤外光(波長900nm)を出射し、第2発光素子は青色光(波長500nm)を出射する。そして、第1発光素子と受光素子との角度を鋭角(30°)に設定し、第2発光素子と受光素子との角度を鈍角(120°)に設定して散乱光を受光することが開示されている。また、特許文献3には、近赤外光(波長950nm)の光を出射する1つの投光部と、2つの受光部とを有し、2つの受光部が煙の前方散乱光と後方散乱光とを受光する光電式煙感知器が開示されている。
特開2004−325211号公報 特開2001−236575号公報 特開平11−160238号公報
しかしながら、特許文献1のように、異なる波長の光を出射する発光素子が用いられている場合、発光素子の温度による出力変化や経年劣化の特性が異なることに起因して、火災検知の精度が劣化する場合がある。また、特許文献1、3のように、発光素子として近赤外光が用いられる場合、黒煙に対する感度が低く、火災検知の精度が劣化する場合がある。
そこで、本発明は、火災検知の精度の劣化を抑えることができる煙感知器を提供することを目的とする。
本発明に係る煙感知器は、検煙空間に向けて可視光領域の赤色光を出射する第1発光素子と、検煙空間に向けて第1発光素子と同一の赤色光を出射する第2発光素子と、第1発光素子の光軸に対し鋭角に配置され、第2発光素子の光軸に対し鈍角に配置された受光素子と、第1発光素子の発光により受光素子において受光された第1出力信号と、第2発光素子の発光により受光素子において受光された第2出力信号とに基づいて火災の判定を行う制御部とを備える。
なお、制御部は、第1出力信号と第2出力信号との出力比から補正係数を求め、求めた補正係数を用いて第1出力信号を補正し、補正後の第1出力信号を用いて火災の判定を行ってもよい。
また、制御部は、出力比と補正係数との関係を示す補正テーブルを有し、補正テーブルには、出力比に対する補正係数が第1補正係数に設定された第1領域と、出力比に対する補正係数が第1補正係数より大きい第2補正係数に設定された第2領域と、第1領域と第2領域との間に設定され、出力比が大きくなるにつれて第1補正係数から第2補正係数へ変化する遷移領域とが設定されてもよい。
さらに、遷移領域の補正係数は出力比に比例して大きくなってもよい。
また、補正テーブルには、第1領域よりも出力比が小さい領域において、補正係数が第1補正係数より小さい非火災補正係数に設定された非火災領域が設定されていてもよい。
本発明に係る煙感知器によれば、第1発光素子と第2発光素子とが同一の可視光領域の赤色光を出射することにより、黒煙に対する感度を確保しつつ、第1発光素子と第2発光素子とが温度による出力変化や経年劣化がほぼ同一になるため、火災検知の精度の劣化を抑えることができる。
本発明に係る煙感知器の検煙部の実施の形態を示す模式図である。 本発明に係る煙感知器の実施の形態を示すブロック図である。 種々の煙に対する第1の組み合わせ(赤・赤)及び第2の組み合わせ(青・赤)の出力比と度数分布との関係を示すグラフである。 図2の記憶部に記憶された補正テーブルの一例を示すグラフである。 種々の煙に対する第1の組み合わせ(赤・赤)及び第2の組み合わせ(青・赤)出力比と度数分布との関係を示すグラフである。 第1の組み合わせ(赤・赤)における補正テーブルに種々の煙の出力比に対する度数分布を重ね合わせたグラフである。 第2の組み合わせ(青・赤)における補正テーブルに種々の煙の出力比に対する度数分布を重ね合わせたグラフである。 ろ紙をくん焼させたときの煙濃度及び補正後の第1出力信号の時間推移を示すグラフである。 ヘプタン・トルエン混合燃料(黒煙)が燃焼したときの煙濃度及び補正後の第1出力信号の時間変化を示すグラフである。 樹脂及び紙等が収容されたゴミ箱が燃焼したときの煙濃度及び補正後の第1出力信号の時間変化を示すグラフである。 CS計で計測した種々の煙の種類の煙濃度に対し、第1の組み合わせ(赤・赤)による補正後の第1出力信号、第2の組み合わせ(青・赤)による補正後の第1出力信号及び近赤外光の前方散乱光を受光した際の第1出力信号をプロットし、その回帰直線を示すグラフである。 図2の記憶部に記憶された補正テーブルの変形例を示すグラフである。 第1の組み合わせ(赤・赤)における補正テーブルに種々の煙の出力比に対する度数分布を重ね合わせたグラフである。
図1は、本発明に係る煙感知器の実施の形態の模式図であり、図2は本発明に係る煙感知器の実施の形態を示すブロック図である。図1及び図2の煙感知器1は、検煙部2内に形成された検煙空間2aに向けて光を出射し、検煙空間2a内に存在する煙からの散乱光を受光して煙を検出する光電式煙感知器である。煙感知器1は、第1発光素子11と、第2発光素子12と、受光素子13と、制御部20とを有する。
第1発光素子11及び第2発光素子12は、例えばLEDからなっており、検煙空間2aに向けて光を出射する。この第1発光素子11及び第2発光素子12は、交互に発光するように制御部20により制御されている。第1発光素子11及び第2発光素子12は、ともに検煙空間2aに向けて可視光領域の赤色光(例えば波長655nm)を出射する。なお、第1発光素子11及び第2発光素子12は、波長655nmの赤色光を出射するものに限定されず、波長600nm〜700nmの範囲内にピーク波長を有する光を出射するものであればよい。
受光素子13は、例えばフォトダイオードからなっており、第1発光素子11及び第2発光素子12の光により生じる煙からの散乱光を受光する。受光素子13は、第1発光素子11の光軸に対する第1角度θ1が鋭角(例えば60°)になる位置にあり、第2発光素子12の光軸に対する第2角度θ2が鈍角(例えば110°)になる位置にある。さらに、受光素子13は、第1発光素子11と第2発光素子12とが出射する光が直接は入射しない位置に設けられている。したがって、受光素子13は、第1発光素子11の光により生じる煙の前方散乱光と、第2発光素子12の光により生じる煙の後方散乱光とを交互に受光する。なお、第1角度θ1は鋭角であればよく、より好ましくは50度〜70度の角度範囲から適宜選択する。また、第2角度θ2は鈍角であればよく、より好ましくは100度〜120度の角度範囲から適宜選択する。そして、受光素子13は、第1発光素子11の光により生じた煙からの散乱光の受光量を第1出力信号S1として出力し、第2発光素子12の光により生じた煙からの散乱光の受光量を第2出力信号S2として出力する。
図2の制御部20は、受光素子13から出力された第1出力信号S1及び第2出力信号S2を用いて火災であるかを判定するものであって、信号補正部21、火災判定部22、記憶部23、送信部24を有する。信号補正部21は、第1出力信号S1と第2出力信号S2との出力比R(=第1出力信号S1/第2出力信号S2)を算出し、算出した出力比Rに基づいて第1出力信号S1を補正する。ここで、記憶部23には、出力比Rと補正係数Cfとの関係を示す補正テーブルが記憶されており、信号補正部21は、補正テーブルを参照して出力比Rから補正係数Cfを取得し、取得した補正係数Cfを用いて第1出力信号S1を補正し、補正後の第1出力信号SC1を生成する。
火災判定部22は、補正後の第1出力信号SC1を用いて火災の判定を行う。記憶部23には、例えばCS計(減光率計)による減光率10%/mに対応する火災判定用のしきい値が記憶されている。そして、火災判定部22は、補正後の第1出力信号SC1がしきい値より大きい場合に火災が発生したと判定し、送信部24から火災受信機へ火災信号が送信される。
なお、送信部24から送信されるのは火災信号ではなく、補正後の煙濃度をアナログ値として送信しても良い。その場合、該アナログ値を受信した火災受信機で火災を判別する。また、制御部20は、上述のように、常時第1発光素子11及び第2発光素子12を交互に発光させて出力比Rを取得する場合に限定されない。たとえば、制御部20は、第1発光素子11を常時発光させ、受光素子13における受光量が火災判定のしきい値より小さい設定値を超えたか否かを監視する。設定値は記憶部23に記憶されている。そして、制御部20は、受光量が設定値を超えたとき、第1発光素子11及び第2発光素子12が交互に発光させて出力比Rを取得するようにしてもよい。
ここで、火災が発生したとき、1種類の煙のみが発生するのではなく、白煙、灰色煙、黒煙等、燃焼物に応じて種々の種類の煙が発生する。煙感知器1は、これら種々の煙のいずれが発生しても火災を検知して発報する必要がある。一方、第1発光素子11及び第2発光素子12の波長及び第1角度θ1及び第2角度θ2によって煙の種類に対する感度が異なり、出力比Rも煙の種類に応じた値になる。このため、どのような種類の煙が発生しても火災を検知できるように、波長と第1角度θ1及び第2角度θ2と種類の煙に応じた補正係数Cfとを設定する必要がある。そこで、ろ紙のくん焼煙(白色煙)と、綿灯芯のくん焼煙(白色煙と黒色煙との中間的な灰色煙)と、ケロシンの燃焼煙(黒色煙)とを用いて実験を行い、波長と第1角度θ1及び第2角度θ2の条件と補正係数Cfについて、下記のように検証を行った。
下記の表1は、CS計による減光率10%/mとした各種煙の雰囲気中に発光素子及び受光素子が設置され、波長と散乱角度とを変えた場合の出力を示すものである。煙は、ろ紙のくん焼煙の煙(白色煙)と、綿灯芯のくん焼煙の煙(白色煙と黒色煙との中間的な煙)と、ケロシンの燃焼煙のような煙(黒色煙)とである。また、ろ紙のくん焼煙の場合の出力を1としたときの綿灯芯のくん焼煙の場合の出力またはケロシンの燃焼煙の場合の出力の相対値を相対感度として算出した。そして、465nm(青色光)、655nm(赤色光)及び940nm(近赤外光)の3種類の波長の光について、散乱角度を変化させながら相対感度を測定した。
Figure 2021114331
表1において、青色光と赤色光と近赤外光とを比較した場合、青色光は赤色光及び近赤外光に比べて黒い煙(ケロシン)に対して感度が高い。また、青色光は、ろ紙のくん焼の煙(白い煙)よりも綿灯芯のくん焼の煙(灰色の煙)に対して高感度である。赤色光はろ紙と綿灯芯に対する感度が同程度である。また、赤色光は黒い煙に対する感度は青色光よりは低く、近赤外光よりは高い。近赤外光は黒い煙に対する感度が最も低く、綿灯芯に対する感度も低いことがわかる。
下記表2は、綿灯芯のくん焼の煙(灰色の煙)について、波長及び散乱角度を変化させながら測定された第1出力信号S1と第2出力信号との出力比R(=S2/S1)を示している。
Figure 2021114331
下記表3は、ケロシンの煙(黒煙)について、波長及び散乱角度を変化させながら測定された第1出力信号S1と第2出力信号との出力比R(=S2/S1)を示している。
Figure 2021114331
なお、ろ紙のくん焼の煙(白い煙)については、表1からわかるように、出力比Rは1になる。表1〜表3からわかるように、近赤外光が鋭角に配置され、青色光が鈍角に配置された場合(表2、3における940nm:60°〜80°の前方散乱光と465nm:90°〜120°の後方散乱光の組み合わせの場合)、白煙の出力比Rが1であるのに対し、表3の黒煙の出力比Rは2より大きいため、白煙と黒煙との判別を行うことができる。しかしながら、表2の綿灯芯の煙(灰色煙)について、黒鉛と同程度の出力比Rとなってしまい、灰色煙と黒煙との判別が困難となる。近赤外線光の前方散乱光による第1出力信号は、灰色煙と黒煙とで大きく異なることから、補正係数Cfを用いて信号を補正する必要があるため、灰色煙と黒煙との判別が必要である。
赤色光が鋭角に配置され、青色光が鈍角に配置された場合(表2、3における655nm:60°〜80°の前方散乱光と、465nm:90°〜120°の後方散乱光の組み合わせの場合)、白煙の出力比Rが1であるのに対し、表3の黒煙の出力比Rは2より大きいため、白煙と黒煙との判別を行うことができる。また、表2の綿灯芯の煙についても出力比Rが白煙と黒煙との間の値になっており、白煙と灰色煙と黒煙とのいずれも判別ができる。
赤色光が鋭角及び鈍角の双方に配置された場合(表2、3における655nm:60°〜80°の前方散乱光と、655nm:90°〜120°の後方散乱光の組み合わせの場合)、白煙の出力比Rが1であるのに対し、表3の黒煙の出力比Rは1より大きく2より小さいため、白煙と黒煙との判別を行うことができる。一方、表2の綿灯芯の煙に対しては出力比Rがほぼ1になり、出力比によるろ紙の煙との判別は困難になる。しかしながら、赤色光の前方散乱光による第1出力信号がろ紙の煙の場合も綿灯芯の煙の場合も同程度に大きいため、煙の種類を識別して補正係数の設定をしなくても、火災の判別を行うことができる。即ち、赤色光が鋭角及び鈍角の双方に配置された場合は、白煙および灰色煙と、黒煙とを判別できれば良い。
近赤外光が鋭角及び鈍角の双方に配置された場合(表2、3における940nm:60°〜80°の前方散乱光と、940nm:90°〜120°の後方散乱光の組み合わせの場合)、白煙の出力比Rが1であるのに対し、表3の黒煙の出力比Rは1より大きく2より小さいため、白煙と黒煙との判別を行うことができる。しかしながら、表2の綿灯芯の煙に対しては出力比Rがほぼ1になり、出力比Rによるろ紙の煙との判別は困難になる。但し、近赤外光の場合、綿灯芯の煙に対する感度(出力値)が低いためにろ紙の煙と判別して補正係数Cfにより補正を行う必要があるが、表2のように綿灯芯の煙を識別することができない。
以上の表1〜3から、第1発光素子11及び第2発光素子12の波長の組み合わせとして、2つの組み合わせが考えられる。すなわち、第1の組み合わせ(赤・赤)として、第1発光素子11及び第2発光素子12のいずれも可視光領域の赤色光(波長655nm)を出射し、第1発光素子11が前方散乱光を発生させ第2発光素子12が後方散乱光を発生させるような位置に配置にすることが考えられる。第2の組み合わせ(青・赤)として、第1発光素子11が可視光領域の赤色光(波長655nm)を出射し前方散乱光を発生させる位置に配置され、第2発光素子12が青色光(波長465nm)を出射し後方散乱光を発生させるような位置に配置にすることが考えられる。なお、青色光の波長が465nmである場合について例示しているが、450nm〜500nmの波長の範囲内にピーク波長を有する光であればよい。
次に、各煙の種類を考慮した補正係数Cfの設定について説明する。図3は種々の煙に対する第1の組み合わせ(赤・赤)及び第2の組み合わせ(青・赤)の出力比と度数分布との関係を示すグラフである。図3において、ろ紙のくん焼煙(白煙)と、綿灯芯のくん焼煙(灰色煙)と、ヘプタン・トルエンの燃焼煙(黒煙)とについて、第1の組み合わせ(赤・赤)と第2の組み合わせ(青・赤)で出力比Rが算出されたときの度数分布が示されている。第1の組み合わせ(赤・赤)において、ろ紙のくん焼煙(白煙)と、綿灯芯のくん焼煙(灰色煙)は出力比Rが1.05倍の近傍になり、ヘプタン・トルエンの燃焼煙(黒煙)は出力比Rが2.05倍の近傍になる。第2の組み合わせ(青・赤)において、ろ紙のくん焼煙(白煙)は出力比Rが0.95倍の近傍になる傾向があり、綿灯芯のくん焼煙(灰色煙)は出力比Rが1.5倍の近傍になり、ヘプタン・トルエンの燃焼煙(黒煙)は出力比Rが2.25倍の近傍になる。
ここで、表1〜3に示すように、赤色光であっても青色光であっても、白煙と灰色煙に対する感度は黒煙の感度より高い。例えば、黒色煙がヘプタン・トルエンの燃焼煙である場合、ヘプタン・トルエンの燃焼煙(黒煙)に対する相対感度は、ろ紙のくん焼煙(白煙)に対する相対感度の1/5〜1/4になる。そこで、補正係数Cfによる補正が行われる際には、第1出力信号S1がCS計による測定値に追従するように、黒煙である場合の補正係数Cfを大きくなるように設定する必要がある。
図4は図2の記憶部に記憶された補正テーブルの一例を示すグラフである。なお、図4において、点線は第1の組み合わせ(赤・赤)の補正テーブルを示し、実線は第2の組み合わせ(青・赤)の補正テーブルを示している。図4に示すように、出力比Rに対する補正係数Cfが第1補正係数Cf1(例えば1)に設定された第1領域RR1と、出力比Rに対する補正係数Cfが第1補正係数Cf1より大きい第2補正係数Cf2(例えば4)に設定された第2領域RR2と、第1領域RR1と第2領域RR2との間に設定され、出力比Rが大きくなるにつれて第1補正係数Cf1から第2補正係数Cf2へ変化する遷移領域TRとを有している。
遷移領域TRの補正係数Cfは、例えば下記の式(1)のシグモイド関数のように設定されている。式(1)において、パラメータa、b、c、dは所定の定数である。
Figure 2021114331
なお、第1の組み合わせ(赤・赤)と第2の組み合わせ(青・赤)とでは、遷移領域TRの出力比Rの範囲及び上記式(1)におけるパラメータa、b、c、dの値が異なる。これは、黒煙を検知した際の出力比Rが、波長による感度の違いにより、第1の組み合わせ(赤・赤)と第2の組み合わせ(青・赤)とでは、異なる値になることに起因する。例えば、第1の組み合わせ(赤・赤)の遷移領域TRは、出力比1.3〜1.6の範囲に設定され、第2の組み合わせ(青・赤)の遷移領域TRは、出力比1.6〜2.3の範囲に設定される。
また、遷移領域TRが式(1)のシグモイド関数で設定される場合について例示しているが、これに限定されない。図5は図2の記憶部に記憶された補正テーブルの別の一例を示すグラフである。図5のように、出力比Rに比例して補正係数Cfが大きくなるような1次関数に設定されてもよい。
図6は、第1の組み合わせ(赤・赤)における補正テーブルに種々の煙の出力比に対する度数分布を重ね合わせたグラフである。図7は、第2の組み合わせ(青・赤)における補正テーブルに種々の煙の出力比に対する度数分布を重ね合わせたグラフである。図6及び図7に示すように、第1出力信号S1が大きい白煙もしくは灰色の煙に対しては、第1補正係数Cf1(例えば1)が設定される。一方、黒煙に対しては、第1補正係数Cf1よりも大きい第2補正係数Cf2(例えば4)が設定される。
そして、図2の信号補正部21は、補正係数Cfを用いて第1出力信号S1を補正し、補正後の第1出力信号SC1を算出する。この際、信号補正部21は、例えば補正後の第1出力信号SC1=Cf×S1を用いて補正後の第1出力信号SC1を算出する。なお、信号補正部21は、第1出力信号S1が設定しきい値(例えば1.0%/mに対応する値)より大きい場合について、補正係数Cfによる補正を行ってもよい。これは、煙濃度が低い状態では出力比Rが不安定に変化し、それに伴い補正係数Cfが不安定に変動するため、第1出力信号S1が設定しきい値未満の場合には、補正を行わず、火災の判定に悪影響を及ぼすのを防止するためである。
以下に、図4〜図7の補正テーブルを用いて第1出力信号S1を補正した場合、第1の組み合わせ(赤・赤)が、第2の組み合わせ(青・赤)よりも種々の燃焼物について、補正後の第1出力信号SC1をCS計による測定値に追従させ、精度の高い火災の判定を行うことができることについて説明する。
図8は、ろ紙をくん焼させたときの煙濃度及び補正後の第1出力信号の時間推移を示すグラフである。なお、ろ紙のくん焼煙(白煙)の場合、第1の組み合わせ(赤・赤)及び第2の組み合わせ(青・赤)の双方ともに、補正係数Cfは1付近であり、第1出力信号S1と補正後の第1出力信号SC1とは同じ値になる。図8に示すように、補正後の第1出力信号SC1は、CS計で測定された煙濃度にほぼ追従していることがわかる。
図9は、ヘプタン・トルエン混合燃料(黒煙)が燃焼したときの煙濃度及び補正後の第1出力信号の時間変化を示すグラフである。図9において、CS計による測定値は時間経過とともに上昇していく。これに対し、補正前の第1出力信号S1は、時間が経過してもわずかな増加しか見られない。一方、補正後の第1出力信号SC1は、CS計による測定値とほぼ同じように、煙濃度の上昇とともに大きくなっていく。このように、第1の組み合わせ(赤・赤)及び第2の組み合わせ(青・赤)において、煙の種類に対する波長の感度を補正係数Cfにより補正し、補正後の第1出力信号SC1に火災の状況を精度良く反映することがわかる。
図10は、樹脂及び紙等が収容されたゴミ箱が燃焼したときの煙濃度及び補正後の第1出力信号の時間変化を示すグラフである。なお、今回のようなゴミ箱を燃焼させる場合、出火時は黒煙が発生し、時間が経つにつれて黒煙と白煙とが混合した状態になる傾向がある。図10に示すように、CS計による測定値は火災の発生から主に黒煙が発生している期間(例えば0〜640秒)までは、煙濃度は時間経過とともに上昇していく。その後、黒煙と白煙とが混合し始めると、煙濃度はほぼ横ばいを示す。これに対し、補正前の第1出力信号S1は、時間が経過してもわずかな増加しか見られない。一方、第1の組み合わせ(赤・赤)による補正後の第1出力信号SC1は、CS計による測定値とほぼ同じ煙濃度の検出結果になっている。
しかしながら、第2の組み合わせ(青・赤)による補正後の第1出力信号SC1は、CS計の煙濃度に追従していないとともに、変動幅が大きくなってしまう。具体的には、補正前の第1出力信号S1が上昇しているにも拘わらず、補正後の第1出力信号SC1が低下していく。これは、以下の理由による。それは、白煙に対する感度が青色光よりも赤色光の方が高いためである。白煙が発生している状態において、青色光は白煙に対して感度が低いため閾値を下回ることがあるが、赤色光は白煙に対して感度が高いため常に閾値を超えることになる。青色光が閾値を下回ることがあるので、第2の組み合わせ(青・赤)による補正後の第1出力信号SC1の変動幅は大きくなる。
図11は、CS計で計測した種々の煙の種類の煙濃度に対し、第1の組み合わせ(赤・赤)による補正後の第1出力信号、第2の組み合わせ(青・赤)による補正後の第1出力信号及び近赤外光の前方散乱光を受光した際の第1出力信号をプロットし、その回帰直線を示すグラフである。図11において、第1出力信号がCS計の直線に近いほど良い結果であることを意味する。図11からわかるように、第1の組み合わせ(赤・赤)による補正後の第1出力信号SC1が、CS計と一致するライン付近に位置している。なお、第2の組み合わせ(青・赤)による補正後の第1出力信号SC1は、精度が良い結果が得られるケースと、精度が悪い結果が得られるケースとがあり、ばらつきがあることがわかった。
上記実施の形態によれば、第1発光素子11及び第2発光素子12がともに赤色光である第1の組み合わせ(赤・赤)にすることにより、時間の経過に従って白色煙から黒色煙に変化するような煙に対しても、精度の高い火災の判定を行うことができる。また、第1発光素子11と第2発光素子12が同じLED等を用いることができるため、発光素子の経年劣化の特性がほぼ同じになり、火災検知の精度が劣化することを抑制することができる。
さらに、煙の種類に対する波長の感度を補正係数Cfで補正することにより、補正後の第1出力信号SC1は火災の状況を精度良く反映したものにすることができる。特に、図4〜図7に示すような出力比Rに応じて補正係数Cfが設定された補正テーブルを用いたとき、煙の種類が時間経過に従って変化しても、その変化の前後を通じ、CS計による測定値に基づき設定される基準感度と同程度の感度を保つことができる。
なお、図4〜図8の補正テーブルにおいて、出力比Rに応じて補正係数Cfが第1領域RR1、遷移領域TR、第2領域RR2に区分されている場合について例示しているが、湯気等の煙以外の粒子による散乱光が発生したことを出力比Rから判別し、補正後の第1出力信号SC1による火災判定結果が確実に非火災であると判定されるように、補正係数Cfを小さく設定するようにしてもよい。
図12は、図2の記憶部に記憶された補正テーブルの変形例を示すグラフであり、図13は、第1の組み合わせ(赤・赤)における補正テーブルに種々の煙の出力比に対する度数分布を重ね合わせたグラフである。図12及び図13に示すように、補正テーブルには、第1領域RR1よりも出力比Rが小さい領域において、補正係数Cfが第1補正係数Cf1より小さい非火災補正係数Cf0(例えば0.5)に設定された非火災領域RR0が設定されている。湯気等は白煙より粒子径が大きく、黒煙とは逆に出力比Rが1より小さくなる傾向がある。そこで、湯気の度数分布が大きい非火災領域RR0においては、非火災補正係数Cf0が設定される。これにより、湯気等の場合には、補正後の第1出力信号SC1は、補正前の第1出力信号S1より小さくなり、火災判定部22が確実に非火災であると判定して判定精度の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、2つの第1発光素子11及び第2発光素子12と、1つの受光素子13とを有する場合について例示しているが、第1発光素子11及び第2発光素子12が、例えば白色光等の所定の波長域を持った1つの発光素子から構成され、受光素子が光学フィルタ等により異なる波長の散乱光を受光する構成であってもよい。
1 煙感知器、2 検煙部、2a 検煙空間、11 第1発光素子、12 第2発光素子、13 受光素子、20 制御部、21 信号補正部、22 火災判定部、23 記憶部、24 送信部、Cf 補正係数、Cf0 非火災補正係数、Cf1 第1補正係数、Cf2 第2補正係数、R 出力比、RR0 非火災領域、RR1 第1領域、RR2 第2領域、TR 遷移領域、S1 第1出力信号、S2 第2出力信号、SC1 補正後の第1出力信号、a、b、c、d パラメータ、θ1 第1角度、θ2 第2角度。
本発明に係る煙感知器は、検煙空間に向けてを出射する第1発光素子と、検煙空間に向けて第1発光素子と同一波長の光を出射する第2発光素子と、第1発光素子の光軸に対し鋭角に配置され、第2発光素子の光軸に対し鈍角に配置された受光素子と、第1発光素子の発光により受光素子において受光された第1出力信号と、第2発光素子の発光により受光素子において受光された第2出力信号とに基づいて火災の判定を行う制御部とを備える。
なお、制御部は、第1出力信号を補正し、補正後の第1出力信号を用いて火災の判定を行ってもよい。
また、第1発光素子及び第2発光素子は、可視光領域の赤色光を出射してもよい。
本発明に係る煙感知器によれば、第1発光素子と第2発光素子とが同一波長の光を出射することにより、第1発光素子と第2発光素子とが温度による出力変化や経年劣化がほぼ同一になるため、火災検知の精度の劣化を抑えることができる。

Claims (5)

  1. 検煙空間に向けて可視光領域の赤色光を出射する第1発光素子と、
    検煙空間に向けて前記第1発光素子と同一の赤色光を出射する第2発光素子と、
    前記第1発光素子の光軸に対し鋭角に配置され、前記第2発光素子の光軸に対し鈍角に配置された受光素子と、
    前記第1発光素子の発光により前記受光素子において受光された第1出力信号と、前記第2発光素子の発光により前記受光素子において受光された第2出力信号とに基づいて火災の判定を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする煙感知器。
  2. 前記制御部は、前記第1出力信号と前記第2出力信号との出力比から補正係数を求め、求めた前記補正係数を用いて前記第1出力信号を補正し、補正後の前記第1出力信号を用いて火災の判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の煙感知器。
  3. 前記制御部は、前記出力比と前記補正係数との関係を示す補正テーブルを有し、
    前記補正テーブルには、
    前記出力比に対する前記補正係数が第1補正係数に設定された第1領域と、
    前記出力比に対する前記補正係数が前記第1補正係数より大きい第2補正係数に設定された第2領域と、
    前記第1領域と前記第2領域との間に設定され、前記出力比が大きくなるにつれて前記第1補正係数から前記第2補正係数へ変化する遷移領域とが設定されている請求項2に記載の煙感知器。
  4. 前記遷移領域の前記補正係数は、前記出力比に比例して大きくなる請求項3に記載の煙感知器。
  5. 前記補正テーブルには、前記第1領域よりも出力比が小さい領域において、前記補正係数が前記第1補正係数より小さい非火災補正係数に設定された非火災領域が設定されている請求項3または4に記載の煙感知器。
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