JP7133396B2 - 光電式煙感知器 - Google Patents

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Description

本発明は、受光素子に対する散乱特性が異なるように2波長の光を発して火災による煙の種類を識別して検知する光電式煙感知器に関する。
従来の光電式煙感知器は、火災による煙に限らず、調理の煙やバスルームの湯気等により非火災報を発してしまうことがある。
このような火災以外の原因による非火災報を防止するため、2種類の波長の光を検煙空間に照射し、煙による散乱光について異なる波長の光強度の比を求めて煙の種類を判定し、煙識別の確度を高めて非火災報防止を確実なものとする光電式煙感知器が提案されている(特許文献1)。
特許文献1の光電式煙感知器にあっては、異なる波長の光を発する2つの発光素子につき受光素子に対する散乱角を異ならせることで煙の種類による散乱特性の相違を作り出し、同時に2つの発光素子から発する光の波長を異ならせることで波長に起因した散乱特性の相違を作り出し、この散乱角の相違と波長の相違の相乗効果によって煙の種類による散乱光の光強度に顕著な差を持たせることで煙の識別確度を高め、調理の湯気やタバコの煙による非火災報を防止し、更に火災による煙についても黒煙火災と白煙火災といった燃焼物の種類を確実に識別することを可能にしている。
特開2004-325211号公報 特開平6-109631号公報 特開平7-12724号公報
しかしながら、このような従来の光電式煙感知器にあっては、2つの発光素子を交互に発光させなれければならないため、検煙部内に流入した煙の揺らぎがあった場合、時間的に異なる煙濃度を測定することとなり、測定の同時性が損なわれて検知精度の低下を招く問題がある。
また、感知器の寿命を決定する部品である発光素子が2つとなるため、その分、故障の確率が大きくなり、製品寿命の低下の懸念があった。
本発明は、異なる波長の光の散乱特性の相違による散乱光を受光して煙の種類を識別する検煙部構造につき、測定の同時性を確保して検知精度を向上すると共に、部品数を削減して構造を簡略化し、信頼性を向上可能とする光電式煙感知器を提供することを目的とする。
(光電式煙感知器)
本発明は、光電式煙感知器に於いて、
検煙空間に向け、第1波長の光と第1波長とは異なる第2波長の光を同時に発する発光素子と、
発光素子から発せられる光を直接受光しない位置に設けられ、第1波長の光に感度をもつ第1受光素子と、
発光素子から発せられる光を直接受光しない他の位置に設けられ、第2波長の光に感度をもつ第2受光素子と、
を備え
発光素子は、青色LEDと蛍光体を組み合わせて成る白色LEDであり、第1波長の中心波長が略700nm、前記第2波長の中心波長が略450nmであることを特徴とする。
(散乱角の設定)
発光素子と第1受光素子の光軸の交差で構成される第1散乱角に対し、発光素子と第2受光素子の光軸の交差で構成される第2散乱角を大きく構成する。
(散乱角の例)
発光素子と第1受光素子の光軸の交差で構成される第1散乱角を20°~70°の範囲に定めることで発光素子と第1受光素子の光軸が110°~160°の範囲の所定角度で交差するように配置され、
発光素子と第2受光素子の光軸の交差で構成される第2散乱角を110°~150°の範囲に定めることで、発光素子と第2受光素子の光軸が30°~70°の範囲で交差するように配置される。
(煙種類の識別)
第1受光素子で受光された発光素子から発せられた第1波長の光による煙の散乱光量の受光出力と、第2受光素子で受光された発光素子から発せられた第2波長の光による煙の散乱光量の受光出力とを比較することにより、煙の種類を識別し、煙の種類に応じた判断基準により火災判断を行う。
(基本的な効果)
本発明は、光電式煙感知器に於いて、検煙空間に向け、第1波長の光と第1波長とは異なる第2波長の光を同時に発する発光素子と、発光素子から発せられる光を直接受光しない位置に設けられ、第1波長の光に感度をもつ第1受光素子と、発光素子から発せられる光を直接受光しない他の位置に設けられ、第2波長の光に感度をもつ第1受光素子とを備え、発光素子は、青色LEDと蛍光体を組み合わせて成る白色LEDであり、第1波長の中心波長が略700nm、前記第2波長の中心波長が略450nmであるため、発光素子から検煙空間に第1波長と第2波長の光が照射されて第1受光素子と第2受光素子が同時に散乱光を受光できるため、第1波長と第2波長の光による測定タイミングのずれが生じず、検煙空間に流入した煙濃度が短時間に揺らいでも影響を受けることがなく、煙の種類を識別する精度を高めることができる。
また、感知器の寿命を決める部品である発光素子が1つとなるため、故障確率が小さくなり、信頼性を高めることができる。
(散乱角の相違による効果)
また、発光素子と第1受光素子の光軸の交差で構成される第1散乱角を20°~70°の範囲に定めることで、発光素子と第1受光素子の光軸が110°~160°の範囲の所定角度で交差するように配置され、発光素子と第2受光素子の光軸の交差で構成される第2散乱角を110°~150°の範囲に定めることで、発光素子と第2受光素子の光軸が30°~70°の範囲で交差するように配置されたため、煙の種類による散乱特性の相違を作り出し、散乱角の相違によって煙の種類による散乱光の光強度に顕著な差を持たせることができる。
(煙種類の識別による効果)
また、第1受光素子で受光された発光素子から発せられた第1波長の光による煙の散乱光量の受光出力と、第2受光素子で受光された発光素子から発せられた第2波長の光による煙の散乱光量の受光出力とを比較することにより、煙の種類を識別し、煙の種類に応じた判断基準により火災判断を行うようにしたため、煙の種類による散乱特性の相違を作り出し、同時に発光素子から発する光の波長を異ならせることで波長に起因した散乱特性の相違を作り出し、この散乱角の相違と波長の相違の相乗効果によって煙の種類による散乱光の光強度に顕著な差を持たせることで煙の識別確度を高め、調理の湯気やタバコの煙による非火災報を防止し、更に火災による煙についても白煙火災(燻焼火災)と黒煙火災(燃焼火災)といった燃焼物の種類を確実に識別することができる。
本発明による光電式煙感知器の回路構成を示したブロック図 検煙部構造の実施形態を示した説明図 綿灯芯とケロシンを燃焼した場合の煙に対する図2の検煙部構造により検出された第1受光素子と第2受光素子の受光出力とその比率を示した説明図 第1受光素子と第2受光素子の受光出力に応じて煙の種類及を識別する比率閾値を変更する設定テーブルを示した説明図 第1受光素子と第2受光素子の受光出力に応じて煙の種類及び非火災要因を識別する比率閾値の設定テーブルを示した説明図 図2の検煙部構造を用いた図1の回路ブロックによる火災感知制御の実施形態を示したフローチャート
[光電式煙感知器の回路構成]
図1は本発明による光電式煙感知器の回路構成を示したブロック図である。図1に示すように、本実施形態の光電式煙感知器10は、CPU、メモリ及び各種の入出力ポートを備えたコンピュータ回路で構成される制御部12、S端子とSC端子に接続された伝送線11a,11bを介して火災受信機との間で信号を送受信する伝送部14、伝送線11a,11bを介して供給された電源電圧を所定の安定化電圧に変換して出力する電源部15、発光駆動部16、検煙部18、増幅回路部26,28で構成される。
検煙部18には第1波長λ1と第2波長λ2を含む光を同時に発する発光素子20が設けられる。発光素子20から発せられる第1波長λ1の光は中心波長を600nm以上に定められ、また第2波長λ2の光は中心波長を500nm以下に定めており、本実施形態にあっては、第1波長λ1を例えば700nmに定め、第2波長λ2を例えば450nmに定めている。
本実施形態にあっては、発光素子20として白色LED(白色発光ダイオード)を使用している。白色LEDは、例えば、青色LEDと蛍光体を組み合わせており、青色LEDの光を蛍光体に通して白色を発光させ、この発光色には、第1波長λ1=700nmの光と、第2波長λ2=450nmの光が含まれており、検煙部18内に、第1波長λ1と第2波長λ2の光を同時に照射することができる。
また、本実施形態の発光素子20としては、2色LED(2色発光ダイオード)を使用することもできる。2色LEDは、第1波長λ1=700nmの光を発する第1発光チップと、第2波長λ2=450nmの光を発する第2発光チップを備え、両者を同時に駆動することにより、第1波長λ1と第2波長λ2の光を検煙部18内に同時に照射することができる。
第1受光素子22には第1波長λ1に感度をもつフォトダイオ―ド(PD)が使用され、第2受光素子24を第2波長λ2に感度をもつフォトダイオ―ド(PD)が使用される。
また、第1受光素子22及び第2受光素子24としては、可視光波長帯域に感度をもつ広帯域フォトダイオードに、第1波長λ1と第2波長λ2のそれぞれの波長帯域のみを受光するフィルタ層をPDモールディング(透明カバー部材)に設けても良いし、広帯域フォトダイオードの前方に、第1波長λ1と第2波長λ2のそれぞれの波長帯域を透過するフィルタを配置しても良い。
増幅回路部26は第1受光素子22で受光された第1波長λ1の煙散乱光の受光信号を増幅し、制御部12に受光出力A1を与える。また、増幅回路部28は第2受光素子24で受光された煙散乱光の受光信号を増幅し、制御部12に受光出力A2を与える。
[検煙部の実施形態]
図2は図1における検煙部の構造の実施形態を示した説明図である。図2に示すように、外部からの煙が流入する検煙部18内には発光素子20、第1受光素子22及び第2受光素子24が配置されている。
例えば白色LEDを用いた発光素子20は、第1波長λ1及び第2波長λ2を含む光を光軸20aの方向に照射し、前述したように、第1波長λ1の光は700nmに設定し、また、第2波長λ2の光は450nmに設定している。
発光素子20の光軸20aと第1受光素子22の光軸22aの交差で構成される第1散乱角θ1を20°~70°の範囲に定め、発光素子20の光軸20aと第1受光素子22の光軸22aが110°~160°の範囲の所定角度で交差するように配置している。
また、発光素子20の光軸20aと第2受光素子24の光軸24aの交差で構成される第2散乱角θ2を110°~150°の範囲に定め、発光素子20と第2受光素子24の光軸24aが30°~70°の範囲の所定角度で交差するように配置している。
本実施形態では、第1散乱角θ1は30°に定めていることから、発光素子20の光軸20aと第1受光素子22の光軸22aは例えば150°の交差角で交差するように配置され、また、第2散乱角θ2は120°に定めていることから、発光素子20の光軸20aと第2受光素子24の光軸24aは例えば60°の交差角で交差するように配置される。
第1受光素子22は発光素子20から発せられる第1波長λ1=700nmの光に感度をもつことから、発光素子20が第1波長λ1の光を発すると、検煙部18に流入した煙による散乱角θ1=30°の散乱光が第1受光素子22で受光され、受光出力A1が得られる。ここで、受光出力A1は、第1波長λ1と第1散乱角θ1により検出された煙濃度検出出力ということができる。
また、第2受光素子24は発光素子20から発せられる第2波長λ2=450nmの光に感度をもつことから、発光素子20が第1波長λ1の光と同時に第2波長λ2の光を発すると、検煙部18に流入した煙による第2散乱角θ2=120°の散乱光が第2受光素子24で受光され、受光出力A2が同時に得られる。ここで、受光出力A2は、第2波長λ2と第2散乱角θ2により検出された煙濃度検出出力ということができる。
[制御部による煙の識別]
図1に示した制御部12は、発光駆動部16に指示して発光素子20を所定周期で間欠駆動することにより、第1波長λ1と第2波長λ2を含む白色光を発し、第1波長λ1による第1散乱角θ1=30°の後方散乱光が第1受光素子22で受光され、これに対応して増幅回路部28から出力される受光出力A1を検出してメモリに記憶する。
同時に、第2波長λ2による第2散乱角θ2=120°の後方散乱光が第2受光素子24で受光されることから、制御部12は、第2受光素子24の受光に対応して増幅回路部26から出力される受光出力A2を検出してメモリに記憶する。
続いて、制御部12は、第1受光素子22に対応した受光出力A1と第2受光素子24に対応した受光出力A2とを比較することにより、煙の種類を識別し、煙の種類に応じた判断基準により火災判断を行う。
[受光出力の比率による煙種類の判断]
図3は綿灯芯とケロシンを燃焼した場合の煙に対する図2の検煙部構造により検出された受光出力とその比率を示した説明図である。
図3に示すように、受光出力A1は、第1波長λ1=700nm、第1散乱角θ1=30°の散乱光の受光出力となり、また、受光出力A2は、第2波長λ2=450nm、第2散乱角θ2=120°の散乱光の受光出力となる。
このような綿灯芯とケロシンの燃焼で測定された受光出力A1,A2の比率R=A1/A2を取ると、綿灯芯の場合はR=8.0となり、ケロシンの場合はR=2.3となり、綿灯芯とケロシンでは両者の比率Rに顕著な差異が表れ、比率Rに基づく煙の種類の識別が可能となる。
このため制御部12は、比率閾値Rth1として例えばRth1=5を設定し、R>5の場合は燻焼による白煙が発生していると判断し、R<5の場合には燃焼による黒煙が発生していると判断し、判断した煙の種類を示す情報を含む火災信号を受信機に送信して火災警報を出力させる制御を行う。
[比率閾値の変更]
図3に示した煙の種類を識別するための比率閾値Rth1は、図2に示す検煙部18に設けた第1受光素子22及び第2受光素子24に対する散乱角θ1,θ2と発光素子20から発する第1波長λ1及び第2波長λ2により、適宜変更することができる。
また、図3にあっては、比率閾値Rthを一定としたが、受光出力A1,A2の大きさに応じて煙識別のレベルを変化させても良い。
図4は第1受光素子と第2受光素子の受光出力に応じて煙の種類を識別する比率閾値を変更する設定テーブルを示した説明図である。図4に示すように、比率閾値の設定テーブルは、第1波長λ1=700nm、第1散乱角θ1=30°による第1受光素子22に対応した受光出力A1と、第2波長λ2=450nm、第2散乱角θ2=120°による第2受光素子24に対応した受光出力A2の2次元テーブルであり、例えば受光出力A1が大きくなるに従い比率閾値Rth1を5.0→5.2→5.5 と変化させて煙の種類を判断する。
これは極端に煙濃度が大きくなった場合、2次散乱の影響により図3で設定した比率閾値Rth1=5から外れることが考えられるため、それを補完するために比率閾値Rth1を変更して、高い精度で煙の種類を判断可能とする。
[非火災要因の識別]
図5は第1受光素子と第2受光素子の受光出力に応じて煙の種類及び非火災要因を識別する比率閾値の設定テーブルを示した説明図である。
図5に示すように、比率閾値の設定テーブルは、第1受光素子22に対応した受光出力A1と第2受光素子24に対応した受光出力A2の2次元テーブルであり、図4の煙の種類を識別する比率閾値Rth1=5~5.5に加え、非火災要因となる湯気を識別するための比率閾値Rth2=12を設定している。
例えば、バスルーム等からの湯気が光電式煙感知器10に流入した場合、従来の煙感知器はこれを火災による煙と誤診し火災警報を発してしまうが、本実施形態においては、例えば受光出力A1に応じて比率閾値Rth2=12を選択し、R<12であれば火災煙であることを識別し、R>12であれば湯気等の非火災要因であることを識別する。これにより湯気等の非火災要因が判別された場合には、湯気を示す非火災情報を含む状態信号を受信機に送信することで、火災警報ではなく注意警報を受信機から出力させることができる。
[感知器制御の実施形態]
図6は図2の検煙部構造を用いた図1の回路ブロックによる火災感知制御の実施形態を示したフローチャートであり、制御部12による制御動作となる。
図6に示すように、制御部12は、ステップS1で発光駆動部16に指示して白色LEDを用いた発光素子20を所定周期で間欠的に発光駆動して第1波長λ1及び第2波長λ2を含む白色光を検煙部18内に照射し、ステップS2で第1受光素子22により受光された第1波長λ1の散乱光に対応した受光出力A1を検出してステップS3でメモリに記憶し、続いて、ステップS4で第2受光素子24により受光された第2波長λ2の散乱光に対応した受光出力A2を検出してステップS5でメモリに記憶する。
続いて、制御部12は、ステップS6で受光出力A1,A2の比率R=A1/A2を算出し、ステップS7で比率Rを例えば閾値Rth1=5と比較し、比率Rが閾値Rth1=5以上であれば、ステップS8で非火災要因を識別する閾値Rth2=12と比較するが、閾値Rth2未満であることからステップS9に進み、白煙による燻焼火災と判断し、ステップS10で受光出力A1が注意警報を必要とする煙濃度に対応した閾値Ath1以上であることを判別するとステップS11に進み、白煙識別情報を含む火災信号を受信機に送信し、白煙による燻焼火災であることを示す火災警報を出力させる。
一方、制御部12は、ステップS9で比率Rが閾値Rth1=5未満であれば、ステップS12に進んで黒煙による燃焼火災と判断し、ステップS13で受光出力A2が注意警報を必要とする煙濃度に対応した閾値Ath2以上であることを判別するとステップS14に進み、黒煙識別情報を含む火災信号を受信機に送信し、黒煙による燃焼火災であることを示す火災警報を出力させる。
また、制御部12は、比率RがステップS7で閾値Rth1=5以上で且つステップS8で閾値Rth2=12以上と判別された場合にはステップS15に進んで湯気等による非火災要因と判断し、ステップS16で受光出力A1が注意警報を必要とする煙濃度に対応した閾値Ath1以上であることを判別するとステップS17に進み、非火災要因の識別情報を含む火災信号を受信機に送信し、湯気等の非火災要因による非火災発報であることを示す注意警報等を出力させる。
なお、図6の制御にあっては、白色LEDを発光駆動する毎に、受光出力A1,A2の比率を算出して白煙か黒煙かを判別しているが、受光出力が例えば注意警報を必要とする煙濃度に対応した閾値Ath1以上の場合に比率Rの算出による煙の識別を行っても良い。これにより通常監視状態での受光出力A1,A2の検出記憶による比率計算を行って行わないことで、制御部12の処理負荷を低減し、光電式煙感知器10の消費電流を低減することができる。
[本発明の変形例]
上記の実施形態は、発光素子として白色LED又は2色LEDを設けているが、第1波長λ1を発するLEDと、第2波長λ2を発するLEDを並べて配置し、同時に発光駆動するようにしても良い。
また、本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:光電式煙感知器
11a,11b:伝送線
12:制御部
14:伝送部
15:電源部
16:発光駆動部
18:検煙部
20:発光素子
20a,22a,24a:光軸
22:第1受光素子
24:第2受光素子
26,28:増幅回路部

Claims (4)

  1. 検煙空間に向け、第1波長の光と前記第1波長とは異なる第2波長の光を同時に発する発光素子と、
    前記発光素子から発せられる光を直接受光しない位置に設けられ、前記第1波長の光に感度をもつ第1受光素子と、
    前記発光素子から発せられる光を直接受光しない他の位置に設けられ、前記第2波長の光に感度をもつ第2受光素子と、
    を備え
    前記発光素子は、青色LEDと蛍光体を組み合わせて成る白色LEDであり、前記第1波長の中心波長が略700nm、前記第2波長の中心波長が略450nmであることを特徴とする光電式煙感知器。
  2. 請求項1記載の光電式煙感知器に於いて、
    前記発光素子と前記第1受光素子の光軸の交差で構成される第1散乱角に対し、前記発光素子と前記第2受光素子の光軸の交差で構成される第2散乱角を大きく構成したことを特徴とする光電式煙感知器。
  3. 請求項1記載の光電式煙感知器に於いて、
    前記発光素子と前記第1受光素子の光軸の交差で構成される第1散乱角を20°~70°の範囲に定めることで前記発光素子と前記第1受光素子の光軸が110°~160°の範囲の所定角度で交差するように配置され、
    前記発光素子と前記第2受光素子の光軸の交差で構成される第2散乱角を110°~150°の範囲に定めることで、前記発光素子と前記第2受光素子の光軸が30°~70°の範囲で交差するように配置されたことを特徴とする光電式煙感知器。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載の光電式煙感知器に於いて、
    前記第1受光素子で受光された前記発光素子から発せられた前記第1波長の光による煙の散乱光量の受光出力と、前記第2受光素子で受光された前記発光素子から発せられた前記第2波長の光による煙の散乱光量の受光出力とを比較することにより、煙の種類を識別し、煙の種類に応じた判断基準により火災判断を行うことを特徴とする光電式煙感知器。
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