JP2021113067A - 重量物敷材 - Google Patents

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悠 小林
貴則 池上
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Abstract

【課題】コイル状重量物の輸送後に廃棄可能であって、荷積みの際に容易に構成することができると共に、コンテナの底抜けを起こすことなく適切にコイル状重量物の荷重を分散することができるコイル状重量物の重量物敷材を提供する。【解決手段】船舶に積載するコンテナに積み込まれるコイル状重量物を保持するための重量物敷材であって、前記コンテナの長手方向に沿って配置されると共に、前記コンテナの幅方向に所定の間隔をもって配置される一対の縦材と、前記コイル状重量物の側面に接する木製のキャンバ材とを有し、前記一対の縦材は、木材を2条以上敷設した荷敷材を備え、前記コイル状重量物の側面が前記コンテナの床面に接触しないように前記キャンバ材の高さを調整する木製の高さ調整材を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル状に巻き回されたスチールコイルなどのコイル状重量物をコンテナなどの輸送容器によって輸送する際に用いられる重量物敷材であって、特に、荷積みの際に容易に入手可能な材料によって構成することが出来ると共に、輸送後の運搬を必要としない重量物敷材に関する。
一般に、スチールコイルなどのコイル状重量物をコンテナによって輸送する際には、コイル状重量物の芯を横向きに配置する所謂Eye Sideの荷姿で輸送する場合、コイル状重量物の側面がコンテナの床面と接するため、コイル状重量物とコンテナの床面は線接触となる。この場合、荷姿上、コンテナの床面に集中荷重がかかることでコンテナの底抜け事故の原因となる可能性があるため、十分な荷重分散が可能な保定が求められている。
また、コイル状重量物をEye Sideの荷姿で輸送する場合、船体動揺によって転がりやすく、コイル状重量物の転倒や滑り出しからコイル重量物やコンテナの損傷といった危険が生じる可能性があり、輸送途上にコイル状重量物の荷動きを防止するために、十分な固縛が求められる。
このようなコイル状重量物の保定及び固縛方法は、種々の方法が知られている。例えば、特許文献1に記載のコイル状重量物用パレットは、コイル状重量物を積載した状態で輸送容器内に収容されるコイル状重量物用パレットであって、該コイル状重量物用パレットは、パレット本体と、該パレット本体上に配置され、且つ、上記コイル状重量物を該コイル状重量物の円筒側面に接して支持する載置部とを備え、該パレット本体の下側には、下方及び側方の少なくとも一方側が開放されている下部開放空間を有し、該載置部は、互いに向かい合う一対の斜面と、該一対の斜面の長手方向に沿って設けられる移動抑止ガイドとを備え、該一対の移動抑止ガイドは対となる切欠きを有し、本コイル状重量物用パレットの上部には該コイル状重量物を上記パレット本体に固定するコイル固定具を備え、該コイル固定具は、上記移動抑止ガイドの上記対の切欠きに脱着可能に取着され且つ上記コイル状重量物の両端側に設けられる長尺状の移動抑止部材を備え、上記下部開放空間は、本コイル状重量物用パレットを浮上させて搬送させるための浮上式搬送装置を挿入するための空間であり、該コイル状重量物用パレットは、1の場合はこれ単独にて、2以上の場合はこれを組み合わせると、上記輸送容器内部の平面形状の大きさと略一致するものであるように構成されている。
このような構成によれば、コイル状重量物を規格化したモジュールとし、側面に開口部を備えるコンテナ内の固定作業等の手間を減らすことができる。また、コンテナ内のスペースを無駄なく使用することができ、コンテナの大きさに合わせた脚体部と、コイルの大きさに合わせて適切なコイル支持部を備えた載置部とを任意に組み合わせて使用することができる。
また、特許文献2に記載のコンテナ用パレットは、船舶に積載するコンテナに積込むべき重量物を保持するためのコンテナ用パレットであって、船舶の動揺方向に平行に伸び、重量物を支持する少なくとも2本の第1の鋼材と、前記第1の鋼材の各々の上下いずれかの面に取付けられ、前記第1の鋼材の伸びる方向に対して交差方向に伸びる2本の第2の鋼材とを備え、前記第1の鋼材の点であって、前記第1の鋼材を水平状態で保持した状態で前記重量物の重心位置(G)から鉛直下方向に位置する点(B,D)と前記動揺時に転倒支点となる点(A,C)との距離が、前記動揺時に生じる前記重量物への接線力(Ft)及び遠心力(Fn)によって、前記第1の鋼材及び前記第2の鋼材が設置面から浮き上がらないように規定されている。
このようなコンテナ用パレットによれば、船舶の動揺によってもパレットが転倒する虞れがないので、パレットの水平移動のみを阻止しておけば重量物を安定してコンテナに積載することができる。従って、従来のような重量物の周囲を木製材料等で囲うような必要がなくなり、資源の無駄をなくし、且つ迅速な重量物の積載が可能となる。
さらに、特許文献3に記載の重量物搬送台は、床面に配置される搬送手段を用いて円筒状重量物を搬送する重量物搬送台であって、台部と、前記台部の下部の両側に配設固定された脚部と、前記台部に配設固定され互いに向かい合う一対の傾斜面を形成する円筒状重量物載置部と、前記台部又は前記脚部の所定部に配設され前記円筒状重量物を前記円筒状重量物載置部に緊締するフープ材や鋼帯等の緊定材を固定する緊定材固定部と、を備えている。
このような重量物搬送台によれば、台部を備えることにより、重量物を載置して台部とともにフープ材等の緊定材で緊縮して安定に固定することができ、安定性に優れる重量物搬送台を提供できる。また、台部上に互いに向かい合う一対の傾斜面を形成する円筒状重量物載置部を備えていることにより、円筒状重量物を載置するだけで容易に位置決めでき、楔打ち込み等の固定作業が不要であり、作業性に優れると共に円筒状重量物の安定性を確保できる重量物搬送台を提供できる。また、緊定材固定部を備えていることにより、円筒状重量物載置部に載置された円筒状重量物を台部に張着固定するフープ及び鋼帯等の緊締材を捲着固定でき、円筒状重量物を円筒状重量物載置部に安定かつ容易に固定できるので、作業性に優れる重量物搬送台を提供できる。さらに、台部の下面の移送手段の上面に当接する移送手段当接部を備えていることにより、移送手段を用いて重量物搬送台を人力又は小型フォークリフト等の軽微な力で移動させ、台部に載置された重量物を台部ごと搬出入することができるので、作業性に優れる重量物搬送台を提供できる。
特許第3280632号公報 特開2001−315782号公報 特開2005−219811号公報
しかしながら、従来のコイル状重量物の運搬方法では、鋼材などを用いてパレットを構成しているので、輸送が終わった後、当該パレットを回収する必要があり、パレット回収のための輸送コストが必要となるという問題があった。
また、木材など廃棄可能な材料でパレットを構成する場合、適切な位置に適切な状態で木材を配置しないと、コンテナの床面への局所てきな集中荷重によってコンテナの底抜けが生じないように適切な荷重分散をする必要があった。特にコンテナの中央部分は、コンテナ壁面から離れていることで剛性が低いこと、コイル状重量物のコンテナとの接触部分はコイル状重量物の形状から中央部分になることなどから、コンテナの底抜けが生じやすい環境であるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてされた発明であり、コイル状重量物の輸送後に廃棄可能であって、荷積みの際に容易に構成することができると共に、コンテナの底抜けを起こすことなく適切にコイル状重量物の荷重を分散することができるコイル状重量物の重量物敷材を提供することを目的とする。
本発明に係る重量物敷材は、船舶に積載するコンテナに積み込まれるコイル状重量物を保持するための重量物敷材であって、前記コンテナの長手方向に沿って配置されると共に、前記コンテナの幅方向に所定の間隔をもって配置される一対の縦材と、前記コイル状重量物の側面に接する木製のキャンバ材とを有し、前記一対の縦材は、木材を2条以上敷設した荷敷材を備え、前記コイル状重量物の側面が前記コンテナの床面に接触しないように前記キャンバ材の高さを調整する木製の高さ調整材を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る重量物敷材において、前記高さ調整材は、前記荷敷材と前記キャンバ材の間に配置される半割材であると好適である。
また、本発明に係る重量物敷材において、前記一対の縦材は、前記コンテナの側壁から前記コイル状重量物の径寸法に応じた距離だけ離隔して配置されると好適である。
また、本発明に係る重量物敷材において、前記高さ調整材は、前記一対の縦材の幅方向に沿って延びる複数の横材であると好適である。
また、本発明に係る重量物敷材において、前記キャンバ材は、前記横材上に配置されると共に、前記縦材と略平行に延びるコイル敷材であると好適である。
また、本発明に係る重量物敷材において、前記高さ調整材は、前記一対の縦材の下方に配置されると共に、前記長手方向に沿って配置された複数の縦桟及び前記幅方向に沿って配置された複数の横桟をパレット状に組み合わせていると好適である。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
本発明に係る重量物敷材は、コンテナの長手方向に沿って配置されると共に、コンテナの幅方向に所定の間隔をもって配置される一対の縦材と、コイル状重量物の側面に接する木製のキャンバ材とを有し、一対の縦材は、木材を2条以上敷設した荷敷材を備え、コイル状重量物の側面がコンテナの床面に接触しないようにキャンバ材の高さを調整する木製の高さ調整材を備えるので、コンテナの床面への十分な荷重分散が可能であると共に、港湾で容易に入手可能な木材によって重量物敷材を構成しているので、輸送後に重量物敷材を廃棄することができ、回収に伴う輸送コストの抑制を図ることができる。
また、本発明に係る重量物敷材は、コイル状重量物の形状や大きさに応じて高さ調整部材を適宜選択することが出来るので、適切な保定と固縛を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材にコイル状重量物を載置した状態を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の変形例を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の縦材のコンテナ側壁からの配置位置を説明するための斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の他の変形例を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態に係る重量物敷材にコイル状重量物を載置した状態を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態に係る重量物敷材の斜視図。 本発明に係る重量物敷材の固定方法を示す斜視図。 本発明に係る重量物敷材の他の固定方法を示す斜視図。 本発明に係る重量物敷材の他の固定方法を示す斜視図。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材にコイル状重量物を載置した状態を示す斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の斜視図であり、図3は、本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の変形例を示す斜視図であり、図4は、本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の縦材のコンテナ側壁からの配置位置を説明するための斜視図であり、図5は、本発明の第1の実施形態に係る重量物敷材の他の変形例を示す斜視図。である。
図1に示すように、本実施形態に係る重量物敷材10は、鋼板をコイル状に巻き回して構成したスチールコイルなどのコイル状重量物1を図示しないコンテナなどの輸送容器によって輸送する際に用いられる重量物敷材10である。
図2に示すように、本実施形態に係る重量物敷材10は、コンテナの長手方向に沿って配置されると共にコンテナの幅方向に所定の間隔をもって配置される一対の縦材11と、コイル状重量物1の側面に接する木製のキャンバ材12と、キャンバ材12と縦材11の間に介在する高さ調整材13を備えている。なお、本実施形態に係る重量物敷材10は、コンテナ側壁2aとの間に後述するチョッキング材20を配置してチョッキング固定することができる。
縦材11は、複数の荷敷材14を組み合わせて構成されており、荷敷材14は長手方向に沿ってそれぞれ2つずつ用いている。荷敷材14は、木材であって例えば90mm角の所謂3寸角材を用いる好適である。なお、荷敷材14は、杉材を用いると所望の強度が得られるため好適であるが、杉材以外の木材を用いる場合であっても、杉材以上の強度を有する材料を用いることができれば、どのような木材を用いても構わない。
キャンバ材12は、荷敷材14と同様の木材であって、コイル状重量物1の側面と接する斜面12aと縦材11の幅寸法と略同一の長さを有すると共に、高さ調整材13と接する底面12bを有している。また、高さ調整材13は、荷敷材14と同様の木材であって、例えば90mm×45mm角の所謂半割材を用いると好適である。
また、一対の縦材11を構成する荷敷材14は、2本に限らず、例えば、図3に示すように3本以上に構成しても構わない。荷敷材14の数は、載置するコイル状重量物1の重量や径に応じて適宜変更することが可能である。
また、図4に示すように、一対の縦材11は、コンテナ側壁2aから所定距離Lだけ離隔して配置することでコンテナの幅方向に所定の間隔をもって配置されている。この所定距離Lは、載置するコイル状重量物1のコイル直径によって定められ、例えば、コイル直径が1050〜1300mmの場合には、コンテナ側壁2aから1000mm、コイル直径が1300〜1550mmの場合には、コンテナ側壁2aから900mm、コイル直径が1550〜1800mmの場合には、コンテナ側壁2aから800mmに設定して載置すると好適である。
また、図5に示すように、高さ調整材は半割材を用いずに、一対の縦材11を幅方向に沿って延びる複数の横材17で構成し、キャンバ材を該横材17上に設置されると共に一対の縦材11と略平行に延びるコイル敷材18で構成しても構わない。このとき、コイル敷材18には、キャンバ材12と同様にコイル状重量物1と接する斜面18aが形成されていると好適である。
このように、キャンバ材12の斜面12a又は、コイル敷材18の斜面18aがコイル状重量物1の側面と接し、キャンバ材12及びコイル敷材18の底面12b,18bが高さ調整材13又は横材17と接しているので、縦材11を構成する荷敷材14にコイル状重量物1の自重による荷重を適切に分散することができ、コンテナ床面に荷重が集中することによるコンテナ床面の底抜けを防止することができる。
[第2の実施形態]
以上説明した第1の実施形態に係る重量物敷材10,10aは、縦材11とキャンバ材12又はコイル敷材18の間に高さ調整材としての半割材や横材17を配置した場合について説明を行った。次に説明する第2の実施形態に係る重量物敷材は、第1の実施形態とは異なる形態を有する重量物敷材の実施例について説明を行うものである。なお、上述した第1の実施形態の場合と同一又は類似する部材については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る重量物敷材にコイル状重量物を載置した状態を示す斜視図であり、図7は、本発明の第2の実施形態に係る重量物敷材の斜視図であり、図8は、本発明に係る重量物敷材の固定方法を示す斜視図であり、図9は、本発明に係る重量物敷材の他の固定方法を示す斜視図であり、図10は、本発明に係る重量物敷材の他の固定方法を示す斜視図である。
図6に示すように、本実施形態に係る重量物敷材10bは、第1の実施形態に係る重量物敷材と同様にコイル状重量物1を載置する。図7に示すように、本実施形態に係る重量物敷材10bは、複数の荷敷材14によって構成されると共に、長手方向に沿って配置された一対の縦材11と、該縦材11上に配置されたキャンバ材12を備えている。
また、縦材11の下方には、長手方向に沿って配置されると共に所定の間隔を隔てて配置された複数の縦桟16及び幅方向に沿って配置されると共に所定の間隔を隔てて配置された複数の横桟15をパレット状に組み合わせて構成された高さ調整材を有している。
隣り合う縦桟16は、縦桟16間に運搬用のフォークリフトの爪が挿入可能な間隔を有していると好適であり、例えば、280mm程度の間隔を有していると好適である。また、縦桟16の敷設幅は1200mm以上、横桟15の長手方向端部は、縦桟16の長手方向端部から300mm以上離れて配置されると好適である。また、一対の縦材11は、上述した縦桟16間のフォークリフトの爪が挿入可能な所謂フォークポケットの上方に配置されると適切な荷重分散が可能となる。
なお、上述した各材料の配置寸法は、載置するコイル状重量物1の重量や径に応じて適宜変更可能である。
また、本実施形態に係る重量物敷材10,10a,10bは、運搬中の荷動きを防止するために、ラッシングやチョッキングによる保定又は固縛を行うことができる。例えば図8に示すように、重量物敷材にコイル状重量物1を載置した状態で、コイル状重量物1にラッシング材30によってコンテナに保定することができる。
この方法によれば、後述するチョッキングよりも強度が劣るが、貨物サイズや個数並びにコンテナ内のラッシングピースの強度次第では有効な保定方法となる。なお、ラッシング材30は、従来周知の種々のラッシング材を用いることが可能であるが、例えば、ラッシングベルトやワイヤを用いると好適である。
また、図9に示すように、重量物敷材にコイル状重量物1を載置した状態で、コンテナの側壁との幅方向及び長手方向の間にチョッキング材20を構成することができる。この方法によれば、比較的強度の強い固縛を行うことが可能となる。この場合のチョッキング材20は、上述した荷敷材14と同様の3寸角材などを用いると好適である。
また、図10に示すようにチョッキング材20及びラッシング材30のそれぞれを用いて固縛しても構わない。このとき、コンテナ2に収納されるコイル状重量物1の数は、図10に示すように、コンテナ2につき1つとしても構わないし、2又はそれ以上収納しても構わない。この場合、コイル状重量物1に対してそれぞれ重量物敷材を準備し、コンテナ2内で所定のチョッキング又はラッシングによる固縛保定をすることが可能である。
以上説明した、第1及び第2の実施形態に係る重量物敷材によれば、重量物敷材を港で容易に入手可能な木材を用いて構成しているので、運搬後にパレットなどを回収することなく、廃棄可能であるので、輸送コストの低減を行うことができる。
また、本実施形態に係る重量物敷材によれば、適切な荷重分散が可能であるので、コンテナの床面に荷重が集中することによるコンテナの底抜けを防止して安全な運搬を実現することが可能となる。
なお、以上の実施の形態では、半割材の上にキャンバ材12を複数配置した場合について説明を行ったが、これには限定されず、例えば半割材の上にコイル敷材18と配置しても構わない。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれうることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 コイル状重量物, 2 コンテナ, 2a コンテナ側壁, 10 重量物敷材, 11 縦材, 12 キャンバ材, 13 高さ調整材, 14 荷敷材, 15 横桟, 16 縦桟, 17 横材, 18 コイル敷材, 20 チョッキング材, 30 ラッシング材。

Claims (6)

  1. 船舶に積載するコンテナに積み込まれるコイル状重量物を保持するための重量物敷材であって、
    前記コンテナの長手方向に沿って配置されると共に、前記コンテナの幅方向に所定の間隔をもって配置される一対の縦材と、
    前記コイル状重量物の側面に接する木製のキャンバ材とを有し、
    前記一対の縦材は、木材を2条以上敷設した荷敷材を備え、
    前記コイル状重量物の側面が前記コンテナの床面に接触しないように前記キャンバ材の高さを調整する木製の高さ調整材を備えることを特徴とする重量物敷材。
  2. 請求項1に記載の重量物敷材において、
    前記高さ調整材は、前記荷敷材と前記キャンバ材の間に配置される半割材であることを特徴とする重量物敷材。
  3. 請求項1又は2に記載の重量物敷材において、
    前記一対の縦材は、前記コンテナの側壁から前記コイル状重量物の径寸法に応じた距離だけ離隔して配置されることを特徴とする重量物敷材。
  4. 請求項1に記載の重量物敷材において、
    前記高さ調整材は、前記一対の縦材の幅方向に沿って延びる複数の横材であることを特徴とする重量物敷材。
  5. 請求項4に記載の重量物敷材において、
    前記キャンバ材は、前記横材上に配置されると共に、前記縦材と略平行に延びるコイル敷材であることを特徴とする重量物敷材。
  6. 請求項1に記載の重量物敷材において、
    前記高さ調整材は、前記一対の縦材の下方に配置されると共に、前記長手方向に沿って配置された複数の縦桟及び前記幅方向に沿って配置された複数の横桟をパレット状に組み合わせていることを特徴とする重量物敷材。
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