JP2021112924A - 車両下部構造 - Google Patents

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Toru Ishimaru
徹 石丸
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Abstract

【課題】簡易な構成を用いて、車両外観性及び空力特性を維持しつつ、側突時に電池パック回転の発生を抑制し、良好な側突エネルギーの吸収特性を得ることで、車両ボデーの変形量を低減し、車両信頼性の向上を実現できる車両下部構造を提供する。【解決手段】車両下部構造1は、フロアクロスメンバ10と、フロアクロスメンバ10の車幅方向の端部に締結されたロッカ20とフロアクロスメンバ10の下方側に設けられた電池パック30と、フロアクロスメンバ10と電池パック30の電池パック内クロス34との上下方向の間に設けられた荷重伝達部50とを備え、荷重伝達部50は、電池パック内クロス34に締結された第1荷重伝達部材51と、フロアクロスメンバ10に締結された第2荷重伝達部材52とを有し、第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52は、車幅方向にて互いに対向するように設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両下部構造に関する。
近年、側突による側突エネルギーを吸収して車両信頼性を高めるための車両下部構造が車両に採用されている。
例えば、特許文献1には、フロアパネルの下方に設置されたバッテリパックと、車体の車幅方向外側に車体前後方向に延設されたサイドシルと、を備えた車体の下部構造であって、サイドシルの断面内には、衝撃吸収部材が配置され、衝撃吸収部材は、上下方向に延設された荷重受部と、荷重受部の上部から車幅方向に延設された上側衝撃吸収部と、荷重受部の下部から車幅方向に延設された下側衝撃吸収部と、を備え、上側衝撃吸収部の車幅方向内側には、フロアクロスメンバが配置され、下側衝撃吸収部の車幅方向内側には、バッテリパックを支持するバッテリクロスメンバが配置されていることを特徴とする車体下部構造が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、車体の底面を構成するセンターフロアパネルと、センターフロアパネルの下面に結合されるバッテリーケースと、センターフロアパネルの幅方向の両側に結合されてバッテリーケースの幅方向の両側に配置され、車体の前後方向に延びるボックス形状の端面を有するサイドシルと、センターフロアパネルに下端が結合され、センターフロアパネルを幅方向に横切ってサイドシルに結合されるシートクロスメンバーと、バッテリーケース、サイドシル、センターフロアパネル、及びシートクロスメンバーを順に貫くように上下に延び、バッテリーケースに固定されるパイプナットと、を含む車体下部構造が開示されている。
特開2017−226353号公報 特開2019−108113号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2に開示の車体下部構造のような構成は、車両が側突されたときに、一部の側突エネルギーを吸収することができる。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示の車体下部構造のような構成では、ロッカへの電池パック締結部の取付位置は、電池パックの重心位置よりも上下方向の下方、かつ車幅方向の外側にある。そのため、側突時、電池パックは、締結ボルト・カラーのような電池パック締結構造による入力されたモーメントによって、回転する。その結果、電池パックの端部側のエネルギー吸収部材は、横折れしてしまい、効率よく側突エネルギーを吸収することができなくなる。さらに、この場合、フロアクロスメンバは、側突エネルギーを耐え切れずに折れ、車両ボデーの変形量が増大する可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みて発明されたものであり、本発明の目的は、簡易な構成を用いて、車両外観性及び空力特性を維持しつつ、側突時に電池パック回転の発生を抑制し、良好な側突エネルギーの吸収特性を得ることで、車両ボデーの変形量を低減し、車両信頼性の向上を実現することができる車両下部構造を提供することである。
本発明の一態様は、車両の下方側に設けられたフロアクロスメンバと、フロアクロスメンバの車幅方向の端部に締結されたロッカと、電池パック内クロスを有し、電池パック内クロスのロッカに対する固定によって、フロアクロスメンバの下方側に設けられた電池パックと、フロアクロスメンバと電池パック内クロスとの上下方向の間に設けられた荷重伝達部と、を備え、荷重伝達部は、電池パック内クロスに締結された第1荷重伝達部材と、車幅方向にて第1荷重伝達部材とロッカとの間に位置し、フロアクロスメンバに締結された第2荷重伝達部材と、を有し、第1荷重伝達部材及び第2荷重伝達部材は、車幅方向にて、互いに対向するように設けられている、車両下部構造。
上記態様の車両下部構造では、荷重伝達部を採用することによって、電池パックに生じた、車幅方向の外側に向かう慣性力を一の慣性力及び他の慣性力という2つの慣性力に分岐するとともに、分岐された一の慣性力の方向を車幅方向の外側の斜め上方に向かうように変更することができる。こうして、電池パックに、他の慣性力の反力によるモーメントと、一の慣性力によるモーメント(他の慣性力の反力によるモーメントの反対方向のモーメント)とが入力される。このため、電池パックに入力される総モーメントが「0」になり、電池パックの回転は抑制される。よって、電池パックの重心よりも外側の斜め下方に位置する、電池パックの締結構造を採用しても、電池パックの回転を確実に抑制することができる。その結果、側突時、電池パックの端部側のエネルギー吸収部材は、十分な大きさを有する車幅方向の外側に向かう他の慣性力と、車幅方向の内側に向かう他の慣性力の反力との共同作用の基で、効率よく側突エネルギーを吸収することができ、良好な側突エネルギーの吸収特性が得られる。よって、側突に係る電池パックの変形ストロークを低減することができる。
また、電池パックの回転の抑制や、変形ストローク等問題の軽減によって、側突に係るフロアクロスメンバの折れ問題を抑制することができる。よって、フロアクロスメンバの端部に取り付けられたロッカは、十分な大きさを有する車幅方向の外側に向かう慣性力と、車幅方向の内側に向かうその慣性力の反力との共同作用の基で、効率よく側突エネルギーを吸収することができ、良好な側突エネルギーの吸収特性が得られる。その結果、側突に係るフロアクロスメンバの折れ問題をより確実に軽減することができる。
さらに、荷重伝達部を採用することで、空間のうちの、第2荷重伝達部材が設けられた部分が除かれた空間をより広くすることができる。よって、その空間を配管配線のための配索スペースとして利用することができる。その結果、車両の底面をフラットにすることが可能となり、上述した荷重伝達部による効果を実現しながら、車両外観性及び空力特性を維持することができる。
本発明によれば、簡易な構成を用いて、車両外観性及び空力特性を維持しつつ、側突時に電池パック回転の発生を抑制し、良好な側突エネルギーの吸収特性を得ることで、車両ボデーの変形量を低減し、車両信頼性の向上を実現できる車両下部構造を提供することが可能となる。
第1実施形態に係る車両下部構造の構成を説明するための図である。 第1実施形態に係る車両下部構造の側突時における状態を説明するための図である。 比較例に係る車両下部構造の側突時における状態を説明するための図である。 第2実施形態に係る車両下部構造の構成を説明するための図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面の記載において同一又は類似の構成要素は同一又は類似の符号で表している。図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施の形態に限定して解するべきではない。
[第1実施形態]
<車両下部構造1>
まず、図1を参照しつつ、第1実施形態に係る車両下部構造1について説明する。図1は、第1実施形態に係る車両下部構造1の構成を説明するための図である。
第1実施形態に係る車両下部構造1は、車両の下方側に設けられた構成である。また、車両下部構造1は、車両の車幅方向にて、左右対称な構成を有している。このため、以下の説明では、車両下部構造1の右側部分を中心に説明し、同様の構成を有する車両下部構造1の左側部分の説明を省略する。
図1に示すように、車両下部構造1は、車両の下方側に設けられたフロアクロスメンバ10と、フロアクロスメンバ10の車幅方向の端部に締結されたロッカ20と、ロッカ20に対して固定されることで、フロアクロスメンバ10の下方側に設けられた電池パック30と、電池パック30とともにロッカ20に固定されることで、電池パック30の下方側に設けられたアンダーカバー40と、フロアクロスメンバ10と後述する電池パック内クロス34との上下方向の間に設けられた荷重伝達部50とを備える。
フロアクロスメンバ10は、車両ボデーを構成する一部であり、車両のフロアパネル(図示せず)を補強するとともに、ロッカ20等を取り付けるための板状部材である。このフロアクロスメンバ10は、車両の車幅方向の端部に、車両の前後方向に沿って延設された左右のサイドシル(図示せず)の間に架設されている。
ロッカ20は、車両とバリアとの側突が発生するとき(側突時)に、バリアが車両に与えるエネルギー、すなわち外部からの荷重を吸収するための構成である。ロッカ20は、外部荷重によって変形することができる。
このロッカ20は、フロアクロスメンバ10の車幅方向の端部に、車両の前後方向に沿って延設されている。また、ロッカ20は、ロッカ筐体21と、ロッカ筐体21に内部に設けられたロッカ内エネルギー吸収部材22とを有する。
電池パック30は、例えば、車両のモータを駆動するための、固体高分子型燃料電池(燃料電池スタック)である。この電池パック30は、電池本体31と、電池本体31を支持する電池パック内クロス34と、電池本体31及び電池パック内クロス34を内部に収容する電池筐体35と、電池筐体35の外部かつ車幅方向の端部に設けられた電池側部構造36とを有する。以下の説明では、電池本体31、電池パック内クロス34、及び電池筐体35を「電池主部構造39」と総称することもある。
電池本体31は、複数の電池セルが積層されたセル積層体32と、このセル積層体32の積層方向の両端に位置する一対のエンドプレート33とを有する。一対のエンドプレート33は、所定の圧力によってセル積層体32を締結している。また、セル積層体32の積層方向は、車幅方向と一致する。
電池パック内クロス34は、2本の棒状部材によって構成されている。この電池パック内クロス34は、電池本体31の周囲に設けられている。具体的には、電池パック内クロス34は、電池本体31の車両の前後方向の両側かつ電池本体31の上下方向の下方部分側に設けられている。また、電池パック内クロス34は、図示しない固定手段によって、電池本体31と一体に締結されることによって、電池本体31への支持を実現している。
以下では、説明の便宜のために、電池本体31の上下方向の下方部分を「電池本体31の下方部分」と呼び、電池本体31の上下方向の上方部分を「電池本体31の上方部分」と呼ぶことがある。同様に、電池本体31の下方部分に対応する電池主部構造39の下方部分を「電池主部構造39の下方部分」と呼び、電池本体31の上方部分に対応する電池主部構造39の上方部分を「電池主部構造39の上方部分」と呼ぶことがある。
電池筐体35は、電池本体31の上方部分を覆うように形成されている上方筐体351と、電池本体31の下方部分及び電池パック内クロス34を覆うように形成されている下方筐体352とを有する。
上方筐体351及び下方筐体352とも、箱状部材である。また、上方筐体351及び下方筐体352は、それぞれの凹部を向き合うように取り付けられることで、電池本体31及び電池パック内クロス34を収容する内部空間を構成している。
電池側部構造36は、電池主部構造39を支持するとともに、車両とバリアとの側突が発生するとき(側突時)に、バリアが車両に与えるエネルギー、すなわち外部からの荷重を吸収するための構造である。また、電池側部構造36は、電池パック横エネルギー吸収材37と、電池パック締結構造として機能する締結ボルト・カラー38とを有する。
電池パック横エネルギー吸収材37は、外部荷重によって変形することができ、複数の空隙を有するブロック状部材である。この電池パック横エネルギー吸収材37は、車幅方向の内側の端部が、電池主部構造39の下方部分の端部に締結されている。また、電池パック横エネルギー吸収材37は、締結ボルト・カラー38によって、ロッカ20の下方の面に締結されている。
こうして、電池パック30は、電池側部構造36の電池パック横エネルギー吸収材37及び締結ボルト・カラー38を介して、ロッカ20に固定されている。また、ロッカ20と、電池パック30の電池主部構造39の上方部分の端部との間に、空間S1が形成されている。
アンダーカバー40は、車両の下部をフラットにするために設けられた板状部材である。このアンダーカバー40は、締結ボルト・カラー38を介して、電池パック30とともにロッカ20に固定されている。
荷重伝達部50は、側突時、電池パック内クロス34に生じる慣性力の一部の方向を変更するための構成である。なお、荷重伝達部50の詳細は後述する。
このように、フロアクロスメンバ10、ロッカ20、電池パック30、アンダーカバー40、及び荷重伝達部50は、第1実施形態に係る車両下部構造1を構成する。ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37は、車両下部構造1の側突エネルギーを吸収する構造を構成する。側突時、ロッカ20は、フロアクロスメンバ10及びバリアBによって挟まれ、電池パック横エネルギー吸収材37は、電池パック内クロス34及びバリアBによって挟まれる。また、車両下部構造1では、電池パック30の重心Gは、車幅方向の図1に示す位置、かつ車両の前後方向にて電池パック30前後方向の中央にある。このため、電池パック30の重心Gの位置は、締結ボルト・カラー38の取付位置Lよりも、上下方向の上方、かつ車幅方向の内側に位置する。言い換えれば、締結ボルト・カラー38の取付位置Lは、電池パック30の重心Gの位置に対して、車幅方向の外側の斜め下方にある。
<荷重伝達部50>
次に、図1を参照しつつ、荷重伝達部50の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、荷重伝達部50は、電池パック内クロス34に締結された第1荷重伝達部材51と、フロアクロスメンバ10に締結された第2荷重伝達部材52とを有する。
第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52は、例えば、同じ構成(形状、寸法、及び材質等)を有するブロック状の剛性部材である。また、図1に示すように、第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52のそれぞれの断面視形状は、略台形状である。この略台形状は、上底と、下底と、上底及び下底に対して垂直するように形成されている第1脚と、底辺に対して傾斜し、かつ湾曲するように形成されている第2脚とを有する。
以下では、説明の便宜のために、上記略台形状の第1脚、第2脚、上底、及び下底のそれぞれに対応する第1荷重伝達部材51の各面を、「第1面511」、「第2面512」、「上面513」、及び「下面514」と呼ぶことがある。同様に、第2荷重伝達部材52の各面を、「第1面521」、「第2面522」、「上面523」、及び「下面524」と呼ぶことがある。なお、第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52のそれぞれの断面視形状は、三角形、矩形、正方形、その他の多辺形、又は不規則な形状であってもよい。
第1荷重伝達部材51は、電池主部構造39の電池筐体35の内部、かつ電池パック内クロス34の上面に設けられている。より詳しく説明すると、第1荷重伝達部材51は、下面514が、電池パック内クロス34の上面と接触し、第1面511が、第1荷重伝達部材51よりも車幅方向の外側にある第2荷重伝達部材52に向かうように設けられている。また、第1荷重伝達部材51の第1面511は、エンドプレート33よりも車幅方向の外側に設けられている。
第2荷重伝達部材52は、空間S1の内部、かつフロアクロスメンバ10の下面に設けられている。より詳しく説明すると、第2荷重伝達部材52は、下面524が、フロアクロスメンバ10の下面と接触し、第1面521が、第2荷重伝達部材52よりも車幅方向の内側にある第1荷重伝達部材51に向かうように設けられている。すなわち、第2荷重伝達部材52の第1面521は、第1荷重伝達部材51の第1面511と対向するように設けられている。
また、第2荷重伝達部材52の第2面522は、空間S1の中心に向かって湾曲している。このため、空間S1のうちの、第2荷重伝達部材52が設けられた部分が除かれた、配管や配線するための空間S2をより広くすることができる。
このように、第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52は、第1実施形態に係る荷重伝達部50を構成する。第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52は、車幅方向にて、互いに対向するように設けられている。第2荷重伝達部材52は、車幅方向にて、第1荷重伝達部材51とロッカ20との間に設けられている。
また、荷重伝達部50の全体から捉えてみると、荷重伝達部50は、車幅方向にて、第1荷重伝達部材51の第2面512及び下面514からなる内側端部501と、第2荷重伝達部材52の第2面522及び下面524からなる外側端部502とを有する。内側端部501は、電池パック内クロス34の上面に位置する。一方、外側端部502は、フロアクロスメンバ10の下面に位置する。
こうして、外側端部502は、内側端部501よりも車幅方向の外側(端部側)、かつ内側端部501よりも上下方向の上方に位置するように設けられている。また、内側端部501と外側端部502との仮想連結線は、電池パック30の重心Gの位置に対して、外側の斜め上方に向かって傾斜している。
また、車両の側突が発生しないとき、荷重伝達部50の第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52は、互いに分離している状態である。一方、車両の側突が発生するとき、第1荷重伝達部材51は、電池筐体35の上方筐体351を介して、第2荷重伝達部材52と非直接に当接している。
以下では、説明の便宜のために、車両の側突が発生しないときに係る荷重伝達部50の状態を「分離状態」と呼び、車両の側突が発生するときに係る荷重伝達部50の状態を「当接状態」と呼ぶことがある。また、側突時に係る第1荷重伝達部材51と第2荷重伝達部材52との「非直接当接」を単に第1荷重伝達部材51と第2荷重伝達部材52との「当接」と呼ぶこともある。
このように、車両の側突が発生しないとき、荷重伝達部50が分離状態であるため、電池パック内クロス34に発生する力は、荷重伝達部50を通過して伝達することができない。その結果、電池パック内クロス34に発生する力の方向は、変化しない。
一方、車両の側突が発生するとき、荷重伝達部50が当接状態であるため、電池パック内クロス34に発生する力等一部は、荷重伝達部50を介して、具体的には、荷重伝達部50の内側端部501から外側端部502に向かって伝達する。その結果、電池パック内クロス34に発生する力等一部の方向は、車幅方向の外側の斜め上方に変化する。
<荷重伝達部50の効果>
続いて、図1乃至図3を参照しつつ、第1実施形態に係る車両下部構造1の側突時における状態と、比較例に係る車両下部構造2の側突時における状態とを比較しながら、第1実施形態に係る荷重伝達部50の効果を説明する。図2は、第1実施形態に係る車両下部構造1の側突時における状態を説明するための図である。図3は、比較例に係る車両下部構造2の側突時における状態を説明するための図である。
ここで、第1実施形態に係る車両下部構造1の側突時における状態を説明する前に、まず、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37による側突エネルギーの吸収特性について説明する。車両とバリアBとの側突が発生すると、車両の車両下部構造1に、その自重により、車幅方向の外側に向かう慣性力が発生する。そのような慣性力によって、車両下部構造1がバリアBに押し付けられる。それとともに、バリアBに押し付けられた車両下部構造1は、バリアBからの上述した慣性力への反力、すなわち車幅方向の内側に向かう荷重(外力)を受ける。このようなバリアBからの反力によって、車両下部構造1のロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37は、潰されて変形し始める。つまり、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37は、車幅方向の外側に向かう慣性力と、車幅方向の内側に向かうバリアBからの反力との共同作用によって、側突時に生じる側突エネルギーを吸収する。
また、車幅方向の内側に向かうバリアBからの反力の大きさは、車幅方向の外側に向かう慣性力が大きさの変動とともに変動する。具体的には、車幅方向の外側に向かう慣性力が十分な大きさを有する場合、車幅方向の内側に向かうバリアBからの反力も十分な大きさを有する。よって、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37が両者によってしっかり挟まれ、効率よく側突エネルギーを吸収することができ、良好な側突エネルギーの吸収特性が得られる。
これに対して、幅方向の外側に向かう慣性力が小さい場合、車幅方向の内側に向かうバリアBからの反力も小さい。よって、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37が両者によってしっかり挟まれることができず、ロッカ20、電池パック横エネルギー吸収材37、及び車両下部構造1のその他の構成の、側突時に係る位置ずれ、横折れ及び回転等の問題が生じることがある。よって、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37は、側突エネルギーを吸収する効率が悪化し、良好な側突エネルギーの吸収特性が得られなくなる。
そこで、第1実施形態に係る車両下部構造1は、荷重伝達部50を採用することで、上述したような問題の発生を抑制し、良好な側突エネルギーの吸収特性を有するロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37の取得を実現している。
(荷重伝達部50の分離状態)
第1実施形態に係る車両下部構造1の側突時における状態の説明に戻る。
車両とバリアBとの側突が発生した直後、荷重伝達部50は分離状態である。このとき、車両の車両下部構造1に発生する慣性力は、概に、フロアクロスメンバ10に生じる車両慣性力F1と、電池パック内クロス34に生じる電池パック慣性力F2とを有する。
車両慣性力F1及び電池パック慣性力F2とも、車幅方向の外側に向かう慣性力である。そのとき、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれは、側突エネルギーを吸収し始める。
具体的には、電池パック横エネルギー吸収材37は、車幅方向の外側に向かう電池パック慣性力F2と、車幅方向の内側に向かうバリアBからの電池パック慣性力F2に対する反力との共同作用を受け始める。ロッカ20は、車幅方向の外側に向かう車両慣性力F1と、車幅方向の内側に向かうバリアBからの車両慣性力F1に対する反力との共同作用を受け始める。
以下では、説明の便宜のために、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれの、車幅方向にて、締結ボルト・カラー38よりも内側に位置する部分を「締結内側部分」と呼び、締結ボルト・カラー38を含む、締結ボルト・カラー38よりも外側に位置する部分を「締結外側部分」と呼ぶことがある。
(荷重伝達部50の分離状態から当接状態への移行)
次に、このような車両慣性力F1及び電池パック慣性力F2の作用によって、車両下部構造1は、車幅方向の外側にあるバリアBに向かって移動し続ける。それとともに、バリアBからの、車両慣性力F1及び電池パック慣性力F2のそれぞれに対する反力によって、車両下部構造1の車幅方向の外側への移動は、車幅方向の外側から内側に向かって、順次停止し始める。言い換えれば、車両下部構造1の車幅方向の外側にある構成は、車幅方向の内側にある構成よりも先に幅方向の外側への(バリアBに向かう)移行が停止する。
よって、バリアBからの反力によって、車幅方向にて、外側に位置する第2荷重伝達部材52は、内側に位置する第1荷重伝達部材51よりも先に、車幅方向の外側への移動が停止する。一方、このとき、電池パック慣性力F2によって、第1荷重伝達部材51は、車幅方向の外側、すなわち停止した第2荷重伝達部材52に向かう側に移動し続ける。その結果、分離している第1荷重伝達部材51及び第2荷重伝達部材52は、当接する。こうして、荷重伝達部50は、車両とバリアBとの側突が発生した直後の分離状態から、当接状態に移行する。
また、荷重伝達部50が分離状態から当接状態へ移行するとともに、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれのバリアBと当接する締結外側部分は、側突エネルギーを吸収し、車幅方向の内側に向けて押し潰されて(圧縮されて)変形する。
具体的には、電池パック横エネルギー吸収材37の締結外側部分は、車幅方向の外側に向かう電池パック慣性力F2と、車幅方向の内側に向かう、バリアBからの電池パック慣性力F2の反力との共同作用によって、側突時に生じる側突エネルギーを吸収し、車幅方向の内側に向かって変形する。ロッカ20の締結外側部分は、車幅方向の外側に向かう車両慣性力F1と、車幅方向の内側に向かう、バリアBからの車両慣性力F1の反力との共同作用によって、側突時に生じる側突エネルギーを吸収し、車幅方向の内側に向かって変形する。
(荷重伝達部50の当接状態)
続いて、荷重伝達部50の当接状態において、図2に示すように、荷重伝達部50によって、電池パック慣性力F2は、荷重伝達部50を通過して伝達する分岐慣性力(後述する分岐慣性力F3)と、荷重伝達部50を通過せず電池パック内クロス34を介して伝達する分岐慣性力(後述する第2電池パック慣性力F4)とに分岐する。
具体的には、電池パック慣性力F2の一部である分岐慣性力F3は、荷重伝達部50の内側端部501から外側端部502に向かって伝達する。このため、分岐慣性力F3の方向は、車幅方向の外側の斜め上方に向かう。
また、分岐慣性力F3が外側端部502に到達した後に、分岐慣性力F3の方向は、再び車幅方向の外側に向かう方向に戻る。その結果、外側端部502に伝達された分岐慣性力F3は、同方向の車両慣性力F1と合流し、車幅方向の外側に向かう第2車両慣性力F5を構成する。
一方、電池パック慣性力F2の他の一部である分岐慣性力は、第2電池パック慣性力F4を構成する。この第2電池パック慣性力F4は、荷重伝達部50を通せず、元の車幅方向の外側に向かう方向のままで、電池パック内クロス34を介して伝達する。
こうして、分離状態の荷重伝達部50に係る車両下部構造1に生じた慣性力に比べて、当接状態の荷重伝達部50に係る車両下部構造1に生じた慣性力に、車幅方向の外側の斜め上方に向かう分岐慣性力F3が導入されるとともに、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれに作用する慣性力の大きさが調整される。具体的には、ロッカ20に作用する第2車両慣性力F5は、車両慣性力F1よりも大きく、電池パック横エネルギー吸収材37に作用する第2電池パック慣性力F4は、電池パック慣性力F2よりも小さい。
また、上述した荷重伝達部50の当接状態に係る慣性力の変化とともに、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれは、十分な大きさを有する第2車両慣性力F5及び第2電池パック慣性力F4の作用によって、バリアBに押し付けられる。そのとき、締結外側部分がすでに潰されているため、締結内側部分は、バリアBの反力作用によって潰され始める。
また、上述したように、締結ボルト・カラー38の取付位置Lは、電池パック30の重心Gの位置に対して、外側の斜め下方にある。このため、締結内側部分のうち最も外側にある締結ボルト・カラー38は、バリアBからの第2電池パック慣性力F4の反力を受けている。この第2電池パック慣性力F4の反力によって、電池パック30に、重心Gを回転中心とし、時計回り方向のモーメントN1(図示せず)が入力される。それとともに、電池パック30は、車幅方向の外側の斜め上方に向かう分岐慣性力F3を受けている。この分岐慣性力F3によって、電池パック30に、重心Gを回転中心とし、反時計回り方向のモーメントN2(図示せず)が入力される。また、モーメントN2は、モーメントN1とほぼ同じ大きさである。このため、モーメントN2とモーメントN1とは、互いの作用を解消する。その結果、電池パック30に入力された総モーメントが「0」になり、電池パック30の回転は抑制される。
こうして、電池パック30が車幅方向の外側に向かって移動する姿勢が維持される。ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれの締結内側部分は、側突エネルギーを吸収し、車幅方向の内側に向けて押し潰されて(圧縮されて)変形する。
具体的には、電池パック横エネルギー吸収材37の締結内側部分は、車幅方向の外側に向かう第2電池パック慣性力F4と、車幅方向の内側に向かう、バリアBからの第2電池パック慣性力F4の反力との共同作用によって、側突時に生じる側突エネルギーを吸収し、車幅方向の内側に向かって変形する。ロッカ20の締結内側部分は、車幅方向の外側に向かう第2車両慣性力F5と、車幅方向の内側に向かう、バリアBからの第2車両慣性力F5の反力との共同作用によって、側突時に生じる側突エネルギーを吸収し、車幅方向の内側に向かって変形する。
その後、側突エネルギーがロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37によって完全に吸収されると、車両下部構造1の移動と、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37の変形とが停止する。
(比較例)
一方、図3に示すように、比較例に係る車両下部構造2と、第1実施形態に係る車両下部構造1との構成上の相違は、比較例に係る車両下部構造2が第1実施形態に係る荷重伝達部50を備えていないことである。
このため、車両とバリアBとの側突が発生した直後、及びロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれの締結外側部分が変形するときにおいて、比較例に係る車両下部構造2に係る状態は、第1実施形態に係る車両下部構造1の状態とほぼ変わっていない。
一方、ロッカ20及び電池パック横エネルギー吸収材37のそれぞれの締結内側部分が変形するとき、比較例に係る車両下部構造2は第1実施形態に係る荷重伝達部50を備えていないため、比較例に係る車両下部構造2に第1実施形態に係る幅方向の外側の斜め上方に向かう分岐慣性力F3が発生しない。また、この場合、締結ボルト・カラー38は、バリアBからの電池パック慣性力F2の反力を受けている。その結果、この電池パック慣性力F2の反力によって、電池パック30に、重心Gを回転中心とし、時計回り方向のモーメントN3が入力され、電池パック30が回転する。
また、電池パック30の回転により、電池パック横エネルギー吸収材37は、図3の矢印に示された位置から、横折れする。こうして、電池パック横エネルギー吸収材37を車幅方向の外側に向かってバリアBに押し付ける慣性力は、低下する。よって、バリアBからのこの慣性力に対する反力も低下する。その結果、電池パック横エネルギー吸収材37は、十分な慣性力及びその反力によって挟まれることができず、側突エネルギーを吸収する効率が悪化する。
さらに、電池パック横エネルギー吸収材37の側突エネルギーを吸収する効率の悪化を起因に、ロッカ20及びフロアクロスメンバ10は、通常よりも大きい側突エネルギーを吸収することになる。その結果、図3に示すように、フロアクロスメンバ10は、側突エネルギーの作用を耐え切れず、折れることがある。この場合、車両ボデーの変形量が増大してしまう。
このように、荷重伝達部50を採用していない比較例に係る車両下部構造2に比べて、第1実施形態に係る車両下部構造1は、荷重伝達部50を採用することによって、車両下部構造1、具体的には電池パック30に生じた、車幅方向の外側に向かう慣性力(電池パック慣性力F2)を一の慣性力及び他の慣性力(分岐慣性力F3及び第2電池パック慣性力F4)という2つの慣性力に分岐するとともに、分岐された一の慣性力(分岐慣性力F3)の方向を車幅方向の外側の斜め上方に向かうように変更することができる。こうして、電池パック30に、他の慣性力(第2電池パック慣性力F4)の反力によるモーメントN1と、一の慣性力(分岐慣性力F3)による、モーメントN1と反対方向のモーメントN2とが入力される。このため、電池パック30に入力される総モーメントが「0」になり、電池パック30の回転は抑制される。よって、電池パック30の重心Gよりも外側の斜め下方に位置する、電池パック30の締結構造(締結ボルト・カラー38)を採用しても、電池パック30の回転を確実に抑制することができる。その結果、側突時、電池パック30の端部側のエネルギー吸収部材(電池パック横エネルギー吸収材37)は、十分な大きさを有する車幅方向の外側に向かう他の慣性力(第2電池パック慣性力F4)と、車幅方向の内側に向かう他の慣性力(第2電池パック慣性力F4)の反力との共同作用の基で、効率よく側突エネルギーを吸収することができ、良好な側突エネルギーの吸収特性が得られる。よって、側突に係る電池パック30の変形ストロークを低減することができる。
また、電池パック30の回転の抑制や、変形ストローク等問題の軽減によって、側突に係るフロアクロスメンバ10の折れ問題を抑制することができる。よって、フロアクロスメンバ10の端部に取り付けられたロッカ20は、十分な大きさを有する車幅方向の外側に向かう慣性力(第2車両慣性力F5)と、車幅方向の内側に向かうその慣性力(第2車両慣性力F5)の反力との共同作用の基で、効率よく側突エネルギーを吸収することができ、良好な側突エネルギーの吸収特性が得られる。その結果、側突に係るフロアクロスメンバ10の折れ問題をより確実に軽減することができる。
さらに、一般的に電池パックとロッカとの間の空間S1に、荷重伝達する充填剤をその空間S1を埋めるように充填することの替わりに、荷重伝達部50を採用することで、空間S1のうちの、第2荷重伝達部材52が設けられた部分が除かれた部分である空間S2をより広くすることができる。よって、空間S2を配管配線のための配索スペースとして利用することができる。充填剤を使用する場合に係る、配管配線がアンダーカバー40の外部に行うことを回避することができる。その結果、車両の底面をフラットにすることが可能となり、上述した荷重伝達部50による効果を実現しながら、車両外観性及び空力特性を維持することができる。
つまり、第1実施形態では、荷重伝達部50を採用することで、簡易な構成を用いて、車両外観性及び空力特性を維持しつつ、側突時に電池パック回転の発生を抑制し、良好な側突エネルギーの吸収特性を得ることで、車両ボデーの変形量を低減し、車両信頼性の向上を実現できる車両下部構造1を提供することができる。
[第2実施形態]
続いて、図4を参照しつつ、第2実施形態に係る車両下部構造3について詳細に説明する。第2実施形態に係る車両下部構造3の構成を説明するための図である。
第2実施形態に係る車両下部構造3は、第1荷重伝達部材51の構成が第1実施形態と異なる。このため、以下では、第2実施形態の第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点、すなわち第2実施形態に係る第1荷重伝達部材51の構成について説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については言及しない。
第2実施形態に係る第1荷重伝達部材51は、電池パック30の車幅方向の外側に位置するエンドプレート33によって構成されている。この場合、図4に示すように、エンドプレート33の下方部分が電池パック内クロス34に剛結されることで、エンドプレート33と電池パック内クロス34と締結を実現している。その結果、エンドプレート33の上方部分は、第1荷重伝達部材51の機能を実現することができる。
このような第1荷重伝達部材51の機能を有するエンドプレート33を採用することで、車両下部構造3の構成部品数を減少することができる。よって、車両下部構造3の簡易化及び製造コストの軽減を実現することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…車両下部構造、10…フロアクロスメンバ、20…ロッカ、30…電池パック、40…アンダーカバー、50…荷重伝達部、51…第1荷重伝達部材、52…第2荷重伝達部材

Claims (1)

  1. 車両の下方側に設けられたフロアクロスメンバと、
    前記フロアクロスメンバの車幅方向の端部に締結されたロッカと、
    電池パック内クロスを有し、前記電池パック内クロスの前記ロッカに対する固定によって、前記フロアクロスメンバの下方側に設けられた電池パックと、
    前記フロアクロスメンバと前記電池パック内クロスとの上下方向の間に設けられた荷重伝達部と、を備え、
    前記荷重伝達部は、前記電池パック内クロスに締結された第1荷重伝達部材と、車幅方向にて前記第1荷重伝達部材と前記ロッカとの間に位置し、前記フロアクロスメンバに締結された第2荷重伝達部材と、を有し、
    前記第1荷重伝達部材及び前記第2荷重伝達部材は、車幅方向にて、互いに対向するように設けられている、
    車両下部構造。
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