JP2021111915A - スピーカユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカの駆動時により強い振動を生じることができるスピーカユニットを実現する。【解決手段】スピーカユニット1は、筐体10内に、筒状体20、スピーカ30、支持体40を備える。筐体は、スピーカを含む筒状体を覆う。振動板31の動きによって、筒状体の蛇腹状の第1側面21内部の第1密閉空間24の圧力の変化が起き、同時に、振動板左側の筐体内の気圧の変化も起る。これにより、スピーカを右方向または左方向に動かそうとする力が働き、強い振動が生じる。【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカユニットに関する。
ユーザが耳以外の身体の一部に装着して使用するウェアラブルスピーカシステムが知られている。ウェアラブルスピーカシステムは、低音の再生と同時に低音の音圧をユーザの身体に伝えることによって、ユーザはより高い臨場感を得ることができる。
例えば、特許文献1には、U字状のエンクロージャを有するウェアラブルスピーカシステムであって、前記エンクロージャの第1端部領域には、第1スピーカユニットが配置され、前記エンクロージャの第2端部領域には、第2スピーカユニットが配置され、前記エンクロージャの中央部領域と前記第1端部領域との間および前記中央部領域と前記第2端部領域との間は、重りを中間に有する伸縮可能な蛇腹部としてそれぞれ構成されており、前記エンクロージャの前記中央部領域が、前記第1スピーカユニットおよび前記第2スピーカユニット側に位置する低音放出用の開口部を備えているウェアラブルスピーカシステムが開示されている。
特開2019−122017号公報(2019年 7月22日公開)
ウェアラブルスピーカシステムのような、低音の音圧をユーザの身体に振動として伝えるスピーカシステムでは、スピーカユニットに生じる振動が強ければ、ユーザはより一層高い臨場感を得ることができる。しかし、特許文献1に記載のウェアラブルスピーカシステムでは、スピーカの音圧がバスレフダクトと蛇腹部に分散されるので、蛇腹部に伝わる圧力は半減され、スピーカユニットに生じる振動の大きさが小さくなる。従って、スピーカユニットにより強い振動を生じさせるという点で、特許文献1に記載のウェアラブルスピーカシステムには改善の余地がある。
本発明の一態様は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、スピーカの駆動時により強い振動を生じることができるスピーカユニットを実現することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るスピーカユニットは、筐体と、前記筐体から離間されている蛇腹状の第1側面と、前記第1側面に接続されておりかつ前記筐体に固定されている第1底面と、前記第1底面に対向する第2底面とを少なくとも有し、かつ、前記筐体の内部に配置されている筒状体と、前記第1底面の方向に振動する振動板を有し、かつ、前記第1底面、前記第1側面、および第1スピーカに囲まれる第1密閉空間を前記筒状体の内部に形成するように前記筐体の内部に配置されているスピーカとを備えている。
本発明の一態様によれば、スピーカを構成する振動板の振動に共振して、第1筒状体における蛇腹状の第1側面が振動する。その際、第1側面の振動に連動して、第1底面に固定されるが第1側面からは離間している筐体も振動する。これにより、スピーカの駆動時にスピーカユニットに生じる振動を、より強くすることができるという効果を奏する。
実施形態1に係るスピーカユニットの使用の一例を示す図である。 実施形態1に係るスピーカユニットの概略の構成を示す断面図である。 実施形態1に係るスピーカユニットにおいて、振動周波数が共振周波数よりも小さい場合に、スピーカの駆動時にスピーカユニットに生じる振動原理を説明する図である。 実施形態1に係るスピーカユニットにおいて、振動周波数と共振周波数とが等しい場合に、スピーカの駆動時にスピーカユニットに生じる振動原理を説明する図である。 実施形態2に係るスピーカユニットの概略の構成を示す断面図である。 実施形態3に係るスピーカユニットの概略の構成を示す断面図である。 実施形態4に係るスピーカユニットにおいて、振動周波数が共振周波数よりも小さい場合に、スピーカおよび他のスピーカの駆動時にスピーカユニットに生じる振動原理を説明する図である。
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、先に説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない場合がある。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係るスピーカユニット1の使用の一例を示す図である。図1に示すように、本発明の一態様において、2つのスピーカユニット1は、椅子2の背もたれ部分のクッション内に並列に配置して埋設されている。この構成により、椅子2に座ったユーザは、スピーカの駆動時にスピーカユニット1に生じる振動を背中から感じることができる。また、2つのスピーカユニット1を使用することにより、より強い振動をユーザ背中の広範囲に与えることができる。
次に、図2を参照してスピーカユニット1の概要を説明する。図2は、スピーカユニット1の概略の構成を示す断面図である。スピーカユニット1は、筐体10と、筒状体20と、スピーカ30と、支持体40とを備えている。筒状体20スピーカ30、および支持体40は、筐体10の内部に配置されている。
筐体10は、スピーカ30を含む筒状体20を覆うように構成される。図2では、筐体10が密閉型である場合を示しているが、これに限定されない。筐体10として、スピーカ30側の面(筒状体20の第1底面22が固定されていない側の面)が開放されているか、筐体10としてスピーカ30側の面に1つまたは複数個の細かな穴が開く構造を採用してもよい。筐体10が密閉型であれば、スピーカ30の音が筐体10の外に出ないので、振動のみを外部に伝えることになる。筐体10のスピーカ30側の面が開放されている場合は、スピーカ30の音も外部に伝えることが出来るので、低音をなるべく聴かせたい場合は、筐体10のスピーカ30側の面が開放されていることが好ましい。一方で、筐体10が密閉型であれば、詳細は後述するが、振動板31の動きによって、筒状体20の蛇腹状の第1側面21内部の第1密閉空間24の圧力の変化が起こると同時に、振動板31の図2の紙面向かって左側に存在する筐体10内の空気の気圧の変化も起る。これにより、筐体10のスピーカ30側の面が開放されている場合と比べて、スピーカ30を図2の紙面向かって右方向または左方向に動かそうとする力をより強く生じさせることができる。その結果、筐体10が密閉型であれば、スピーカ30の駆動時により強い振動を生じさせることができる。
支持体40は、筐体10の側面と、筒状体20の側面との間に配置されている。支持体40は、筐体10および筒状体20の側面に単に接している。支持体40は、筒状体20の蛇腹状の第1側面21以外の側面の一部を囲むように配置されている。この構成により、筒状体20が、筐体10内で、筐体10の側面に接触せずに浮いた状態となる。図2に示す例では、支持体40としてスポンジを使用しているが、これに限定されず、他に、フェルト生地等を使用することができる。また、図2では、支持体40を備えている構成を示したが、スピーカユニット1は、支持体40を備えていない構成とすることも可能である。
筒状体20は、筐体10から離間されている蛇腹状の第1側面21と、第1側面21に接続されておりかつ筐体10に固定されている第1底面22と、第1底面22に対向する第2底面23とを少なくとも有している。図2に示す筒状体20は、第2底面23の一部が開放しており、その部分にスピーカ30が配置されている。筒状体20の第2底面23の一部が開放していることにより、詳細は後述するが、振動板31の動きによって、筒状体20の蛇腹状の第1側面21内部の第1密閉空間24の圧力の変化が起こる。さらに、筐体10が密閉型ならば、振動板31の図2の紙面向かって左側に存在する筐体10内の空気の気圧の変化も起る。これにより、スピーカ30を図2の紙面向かって右方向または左方向に動かそうとする力をより強く生じさせることができる。その結果、スピーカ30の駆動時により強い振動を生じることができる。
筒状体20の全体的な形状は、蛇腹状の第1側面21がスムーズに伸縮することができれば、特に限定されない。筒状体20は、例えば、円柱状、角柱状等の形状とすることができる。
スピーカ30は、筒状体20の第1底面22の方向に振動する振動板31を有している。スピーカ30は、筒状体20の第1底面22、第1側面21、およびスピーカ30に囲まれる第1密閉空間24を筒状体20の内部に形成している。スピーカ30は、筒状体20の第2底面23に配置されている。この構成により、全体的にコンパクトな構造でありながら、より強く振動するスピーカユニットを実現できる。
スピーカ30の種類は特に限定されず、フルレンジスピーカであってもよく、または100Hz未満の低音域再生用のスピーカ(例えば、ウーハー)であってもよい。スピーカ30としてウーハーを採用することにより、フルレンジスピーカよりも低音からの振動をより効率よく発することが出来る。
次いで、スピーカ30の駆動時にスピーカユニット1に生じる振動について、図3および図4を参照して説明する。図3は、振動周波数が共振周波数よりも小さい場合(振動周波数<<共振周波数の場合)に、スピーカ30の駆動時にスピーカユニット1に生じる振動原理を説明する図である。ここで、前記「振動周波数」とは、スピーカ30の振動板31を振動させるための電気信号の周波数であり、スピーカの発音周波数と同義である。また、前記「共振周波数」とは、所定の距離に配置されたスピーカ30の振動板31と、筒状体20の蛇腹状の第1側面21の伸縮によるばね運動とが共振する周波数である。
図3の1010に示すスピーカユニット1は、スピーカ30の振動板31が筒状体20の第1底面22の方向のどちらにも振動していない状態(「無振動状態」という。)を示している。
まず、図3の1020に示すように、振動板31が第1底面22から離れる方向(図3中の破線で示した矢印の方向)に動くと、筒状体20の第1密閉空間24の圧力が、前記無振動状態における第1密閉空間24の圧力よりも低下する。すると、この圧力低下によって筒状体20の蛇腹状の第1側面21が縮み、第1底面22が、図3の紙面向かって左方向(図3の1020中の実線で示した矢印の方向)に動く。その際、第1側面21の移動に連動して、第1底面22に固定されるが第1側面21からは離間している筐体10も移動する。さらに、筐体10が密閉型ならば、振動板31の動きによって、振動板31の図3の紙面向かって左側に存在する筐体10内の空気の気圧も高められ、これによりスピーカ30を図3の紙面向かって右方向に動かそうとする力を生じさせることになる。その結果、筐体10は、支持体40に沿って、図3の紙面向かって左方向に、スピーカ30に対して相対的に動く。筒状体20と筐体10との間には支持体40としてのスポンジが配置されているので、筐体10の側面は筒状体20の側面に圧接されることがなく、筒状体20は、筐体10内で浮いた状態となる。これにより、筒状体20の第1側面21は、振動が妨げられることがなく、支持体40に沿って筐体10内を移動することができる。
これに対して、図3の1030に示すように、振動板31が第1底面22に向かう方向(図3中の破線で示した矢印の方向)に動くと、筒状体20の第1密閉空間24の圧力が、前記無振動状態における第1密閉空間24の圧力よりも高まる。すると、この圧力の上昇によって筒状体20の蛇腹状の第1側面21が伸び、第1底面22が、図3の紙面向かって右方向(図3の1030中の実線で示した矢印の方向)に動く。その際、第1側面21の移動に連動して、第1底面22に固定されるが第1側面21からは離間している筐体10も移動する。さらに、筐体10が密閉型ならば、振動板31の動きによって、振動板31の図3の紙面向かって左側に存在する筐体10内の空気の気圧も低下し、これによりスピーカ30を図3の紙面向かって左方向に動かそうとする力を生じさせることになる。その結果、筐体10は、支持体40に沿って、図3の紙面向かって右方向に、スピーカ30に対して相対的に動く。したがって、図3の1020および1030に示すような第1側面21の伸縮を繰り返すことによって、筒状体20および筐体10を、上述した振動周波数で一緒に振動させることができる。
なお、図3では、スピーカユニット1の各部の振動をわかりやすく示すために、便宜上、1010、1020および1030のスピーカユニット1におけるスピーカ30の位置を縦方向の一点鎖線に揃えて表し、スピーカユニット1の各部の動きを、スピーカ30の位置に対する相対的な動きとして示している。これは、実際のスピーカ30の絶対的な位置が変動しないことを示しているのではなく、スピーカ30の絶対的な位置は、スピーカユニット1の各部の動きに伴って変動してもよい。
次いで、別の一例として、振動周波数と共振周波数とが等しい場合(振動周波数=共振周波数の場合)について説明する。図4は、振動周波数と共振周波数とが等しい場合(振動周波数=共振周波数の場合)に、スピーカの駆動時にスピーカユニット1に生じる振動原理を説明する図である。
図4の1110に示すスピーカユニット1は、スピーカ30の振動板31が筒状体20の第1底面22の方向のどちらにも振動していない無振動状態を示している。
まず、図4の1120に示すように、振動周波数と共振周波数とが等しい場合は、振動板31が第1底面22に向かう方向(図4中の破線で示した矢印の方向)に動くと、筒状体20の蛇腹状の第1側面21が縮み、第1底面22が、図4の紙面向かって左方向(図4の1120中の実線で示した矢印の方向)に動く。その際、第1側面21の移動に連動して、第1底面22に固定されるが第1側面21からは離間している筐体10も移動する。具体的には、筐体10は、支持体40に沿って図4の紙面向かって左方向に、スピーカ30に対して相対的に動く。
これに対して、図4の1130に示すように、振動板31が第1底面22から離れる方向(図4中の破線で示した矢印の方向)に動くと、筒状体20の蛇腹状の第1側面21が伸び、第1底面22が、図4の紙面向かって右方向(図4の1130中の実線で示した矢印の方向)に動く。その際、第1側面21の移動に連動して、第1底面22に固定されるが第1側面21からは離間している筐体10も移動する。具体的には、筐体10は、支持体40に沿って図4の紙面向かって右方向に、スピーカ30に対して相対的に動く。したがって、図4の1020および1030に示すような第1側面21の伸縮を繰り返すことによって、筒状体20および筐体10を、上述した振動周波数で一緒に振動させることができる。
このように、振動周波数が共振周波数よりも小さい場合は、振動板31の動きと蛇腹状の第1側面21の端部の動きとが逆相となる。そして、振動板31の動きと、第1側面21および筐体10の動きとが同相となる。この場合、振幅は小さいが、重量のあるスピーカ30が動くことで第1側面21および筐体10の振動が発生する。一方、振動周波数と共振周波数とが等しい場合は、振動板31の動きと蛇腹状の第1側面21の端部の動きとが同相となる。そして、振動板31の動きと、第1側面21および筐体10の動きとが逆相となる。この場合、振幅が大きくなり、第1側面21および筐体10に発生する振動も大きくなる。
なお、振動周波数が共振周波数より十分に大きい場合は、振動板31の動きのみで、筒状体20の蛇腹状の第1側面21の伸縮の発生は少なくなり、筐体10における振動の発生は少なくなっていく。
以上のことから、振動周波数が共振周波数以下となるように、スピーカ30の振動板31を振動させることが好ましい。これにより、蛇腹状の第1側面21を効果的に振動させることができる。
ここで、振動板31と蛇腹状の第1側面21の伸縮によるばね運動とが共振する共振周波数は、筒状体20の第1密閉空間24の容積と、筒状体20の第1底面22およびこれに固定された筐体10の重量と、スピーカ30の重量と、によって決まる。筒状体20の第1密閉空間24の容積が大きいほど、共振周波数は低くなる。また、振動の強さは、スピーカ30の重量に応じて変化する。蛇腹状の第1側面21の運動に連動してスピーカ30が動くので、スピーカ30の重量が重いほど、振動の強さは強くなる。これは、スピーカ30の重量に比べて、筒状体20の第1底面22および筐体10の重量が小さい場合に適用される。なお、スピーカ30の重量が筒状体20の第1底面22および筐体10の重量よりも小さい場合は、スピーカ30自体が振動する。
筒状体20の第1密閉空間24の容積を決定する要素として、例えば、スピーカ30と筒状体20の第1底面22との距離がある。そこで、スピーカ30と筒状体20の第1底面22との距離は、振動板31および蛇腹状の第1側面21が所定の周波数で共振する距離に設定すればよい。そして、振動板31は、前記所定の周波数(共振周波数)以下で振動させることが好ましい。
前記所定の周波数(共振周波数)は、特に限定されないが、100Hz未満であることが好ましい。これは、公知のウーハーの一般的な周波数に相当する。振動板31および蛇腹状の第1側面21の共振周波数を100Hz未満とし、スピーカ30の振動板31をこの共振周波数以下で振動させることにより、低音再生時に、スピーカユニット1に発生する振動をより強くすることができる。
このように、スピーカユニット1では、スピーカ30を構成する振動板31の振動に共振して、筒状体20における蛇腹状の第1側面21が伸縮を繰り返すことによって振動する。その際、第1側面21の振動に連動して、第1底面22に固定されるが第1側面21からは離間している筐体10も、支持体40に沿って、図3の紙面向かって左右方向に振動する。これにより、スピーカユニット1では、スピーカ30の駆動時にスピーカユニット1に生じる振動を、より強くすることができる。
スピーカユニット1では、スピーカ30は、筒状体20の第1底面22、第1側面21、およびスピーカ30に囲まれる第1密閉空間24を筒状体20の内部に形成しているので、スピーカの音圧のほとんどが蛇腹状の第1側面21への圧力となる。すなわち、スピーカユニット1では、筒状体20が第1密閉空間24を有していない場合と比較して、スピーカ30の音圧を、蛇腹状の第1側面21へとより効率よく伝えることができるという効果を奏する。
さらには、スピーカユニット1では、筒状体20の第1底面22に筐体10が固定されているので、筐体10にも振動を伝えることができる。筐体10は、ユーザの身体に直接触れる部分であるため、筐体10を振動させることができるスピーカユニット1は、筐体を振動させない場合よりも、より強い振動をユーザに与えることができるという効果を奏する。
以上のことから、スピーカユニット1は、従前のウェアラブルスピーカシステムよりも、よりしっかりとした低音の音圧をユーザに感じさせることができ、ユーザにより高い臨場感を感じさせることができる。
〔実施形態2〕
実施形態2に係るスピーカユニット1aについて、図5を参照して説明する。図5は、スピーカユニット1aの概略の構成を示す断面図である。スピーカユニット1aは、筒状体20の代わりに筒状体20aを備えている点が、実施形態1に係るスピーカユニット1と異なっている。そこで、筒状体20aについて説明し、筒状体20a以外の構成については、実施形態1と同じであるため、その説明を省略する。
図5の1210に示すように、筒状体20aは、実施形態1に示した筒状体20が、筐体10から離間されている蛇腹状の第2側面25をさらに有しており、第2底面23aは、第2側面25に接続されており、かつ、筐体10に固定されている。第2底面23aは、第1底面22が固定されている面と対向する筐体10の面に固定されている。スピーカ30は、第2底面23a、第2側面25、およびスピーカ30に囲まれる第2密閉空間26を、筒状体20aの内部にさらに形成するように、筐体10の内部に配置されている。
次いで、スピーカ30の駆動時にスピーカユニット1aに生じる振動について説明する。図5では、振動周波数が共振周波数よりも小さい場合(振動周波数<<共振周波数の場合)に、スピーカ30の駆動時にスピーカユニット1aに生じる振動原理を説明している。
図5の1210に示すスピーカユニット1aは、スピーカ30の振動板31が筒状体20aの第1底面22の方向のどちらにも振動していない無振動状態を示している。
まず、図5の1220に示すように、振動板31が第1底面22に向かう方向(図5中の破線で示した矢印の方向)に動くと、筒状体20aの第1密閉空間24の圧力が、前記無振動状態における第1密閉空間24の圧力よりも高まる。すると、この圧力の上昇によって筒状体20の蛇腹状の第1側面21が伸び、第1底面22が、図5の紙面向かって右方向(図5の1220中の実線で示した矢印の方向)に動く。同時に、筒状体20aの第2密閉空間26の圧力は、前記無振動状態における第2密閉空間26の圧力よりも低下する。すると、この圧力の低下によって筒状体20aの蛇腹状の第2側面25が縮み、第2底面23aが、図5の紙面向かって右方向に動く。その際、第1側面21および第2側面25の移動に連動して、第1底面22および第2底面23aに固定されるが第1側面21および第2側面25からは離間している筐体10も移動する。具体的には、筐体10は、支持体40に沿って、図5の紙面向かって右方向に、スピーカ30に対して相対的に動く。
これに対して、図5の1230に示すように、振動板31が第1底面22から離れる方向(図5中の破線で示した矢印の方向)に動くと、筒状体20aの第1密閉空間24の圧力が、前記無振動状態における第1密閉空間24の圧力よりも低下する。すると、この圧力低下によって筒状体20aの蛇腹状の第1側面21が縮み、第1底面22が、図5の紙面向かって左方向(図5の1230中の実線で示した矢印の方向)に動く。同時に、筒状体20aの第2密閉空間26の圧力は、前記無振動状態における第2密閉空間26の圧力よりも高まる。すると、この圧力の上昇によって筒状体20aの蛇腹状の第2側面25が伸び、第2底面23aが、図5の紙面向かって左方向に動く。その際、第1側面21および第2側面25の移動に連動して、第1底面22および第2底面23aに固定されるが第1側面21および第2側面25からは離間している筐体10も移動する。具体的には、筐体10は、支持体40に沿って、図5の紙面向かって左方向に、スピーカ30に対して相対的に動く。
したがって、図5の1220および1230に示すような第1側面21および第2側面25の伸縮を繰り返すことによって、筒状体20aおよび筐体10を、上述した振動周波数で一緒に振動させることができる。なお、振動周波数が共振周波数と等しい場合は、実施形態1で説明したように、振動板31の動きと、筒状体20aおよび筐体10の動きとが逆相となる。
このように、スピーカユニット1aでは、スピーカ30の駆動時に、第1側面21および第2側面25の双方を同じ方向に振動させることができるので、筒状体20aおよび筐体10をさらに強く振動させることができる。これにより、スピーカ30の駆動時にスピーカユニット1aに生じる振動を、実施形態1に係るスピーカユニット1よりも一層強くすることができる。
さらには、スピーカユニット1aは、第1底面22および第2底面23aの二か所が筐体10に固定されているので、筒状体20aが自重で鉛直方向に垂れることを防止することができる。その結果、筒状体20aにおける振動の発生が妨げられ難くなる。
〔実施形態3〕
実施形態3に係るスピーカユニット1bについて、図6を参照して説明する。図6は、スピーカユニット1bの概略の構成を示す断面図である。スピーカユニット1bは、筒状体20aの代わりに筒状体20bを備えている点が、実施形態2に係るスピーカユニット1aと異なっている。そこで、筒状体20bについて説明し、筒状体20b以外の構成については、実施形態2と同じであるため、その説明を省略する。
筒状体20bでは、実施形態2に示した筒状体20aにおいて、第2底面23aと、筐体10における第2底面23aに接する箇所とを貫通する管27が設けられ、これにより、第2底面23aおよび筐体10を貫通する開口が形成されている。
スピーカ30は、第2底面23a、第2側面25、およびスピーカ30に囲まれ、かつ管27の開口を通じて筐体10の外部に繋がる開放空間28を筒状体20bの内部にさらに形成するように、筐体10の内部に配置されている。
この構成により、スピーカユニット1bの振動時に、開放空間28から筐体10の外部に前記開口を通じて空気(図6中に示す矢印)が放出される。この空気をユーザに風として当てることによって、臨場感をより高めることができる。また、スピーカ30は、管27が設けられた第2底面23aに向けて音を発するように配置されているので、スピーカ30の音も前記開口を介して外部に伝えることが出来、臨場感をより高めることができる。
なお、実施形態3では、第2底面23aと、筐体10における第2底面23aに接する箇所とを貫通する管27が、開放空間28からの空気の放出方向を90°変えるように構成されている例を示したが、管27の形状はこれに限定されない。例えば、管27を直管として、開放空間28からの空気を第2底面23aに対して垂直方向に放出してもよい。
〔実施形態4〕
実施形態4に係るスピーカユニット1cについて、図7を参照して説明する。図7は、スピーカユニット1cの概略の構成を示す断面図である。スピーカユニット1aは、筒状体20の代わりに筒状体20c(第1筒状体20c)を備え、且つさらに他の筒状体50(第2筒状体50)を備えている点が、実施形態1に係るスピーカユニット1と異なっている。そこで、第1筒状体20cおよび第2筒状体50について説明し、その他の構成については、実施形態1と同じであるため、その説明を省略する。
第1筒状体20cのスピーカ30a(第1スピーカ30a)は、実施形態1に示した筒状体20のスピーカ30とは向きが逆になっている点で異なる。筒状体20cの第1スピーカ30aは、筒状体20cの第1密閉空間24に向けて音を発するように配置されている。
第2筒状体50は、筐体10から離間されている蛇腹状の第3側面51と、第3側面51に接続されており、かつ筐体10に固定されている第3底面52と、第3底面52に対向する第4底面53とを少なくとも有し、かつ、筐体10の内部に配置されている。
第2筒状体50は、他のスピーカ60(第2スピーカ60)を備えている。第2スピーカ60は、筒状体20cの第1スピーカ30aの振動板31(第1振動板31)の振動時に第1振動板31と同一方向に振動する他の振動板61(第2振動板61)を有し、かつ、第3底面52、第3側面51、および第2スピーカ60に囲まれる第3密閉空間54を第2筒状体50の内部に形成するように、筒状体20cの第1スピーカ30aに対向して第4底面53に配置されている。筒状体50の第2スピーカ60は、第2筒状体50の第3密閉空間54に向けて音を発するように配置されている。
第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60は、互いに逆方向に音を発するように背中合わせに配置されている。第1スピーカ30aの陽極は第2スピーカ60の陰極と、第1スピーカ30aの陰極は第2スピーカ60の陽極と、それぞれ接続されているため、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60の駆動時に、第2スピーカ60には、第1スピーカ30aとは逆相の電気信号が入力されることになる。これにより、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60の駆動時に、第1スピーカ30aの第1振動板31と、第2スピーカ60の第2振動板61とは同一方向に同時に振動することができる。
なお、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60の駆動時に、第1振動板31と第2振動板61とを同一方向に同時に振動させることができれば、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60の向きは図7に示した向きに限定されない。例えば、第1スピーカ30aと第2スピーカ60とを同じ方向に音を発するように配置することも可能であり、この場合は、第1スピーカ30aの陽極を第2スピーカ60の陽極と、第1スピーカ30aの陰極を第2スピーカ60の陰極と、それぞれ接続し、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60に同相の電気信号を入力することによって、第1振動板31と第2振動板61とを同一方向に同時に振動させることができる。
次いで、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60の駆動時にスピーカユニット1cに生じる振動について説明する。図7では、振動周波数が共振周波数よりも小さい場合(振動周波数<<共振周波数の場合)に、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60の駆動時にスピーカユニット1cに生じる振動原理を説明している。
図7の1310に示すスピーカユニット1cは、第1スピーカ30aの第1振動板31が筒状体20cの第1底面22の方向のどちらにも振動しておらず、且つ第2スピーカ60の第2振動板61も振動していない無振動状態を示している。
まず、図7の1320に示すように、第1筒状体20cの第1スピーカ30aの第1振動板31が第1底面22に向かう方向(図7中の破線で示した矢印の方向)に動くと、第1筒状体20cの第1密閉空間24の圧力が、前記無振動状態における第1密閉空間24の圧力よりも高まる。すると、この圧力の上昇によって第1筒状体20cの蛇腹状の第1側面21が伸び、第1底面22が、図7の紙面向かって右方向(図7の1320中の実線で示した矢印の方向)に動く。同時に、第2筒状体50でも、第2スピーカ60の第2振動板61が第1筒状体20cの第1スピーカ30aの第1振動板31と同一方向に振動する。具体的には、第2スピーカ60の第2振動板61は、第3底面52から離れる方向(図7中の破線で示した矢印の方向)に動く。すると、筒状体50の第3密閉空間54の圧力は、前記無振動状態における第3密閉空間54の圧力よりも低下し、この圧力の低下によって第2筒状体50の蛇腹状の第3側面51が縮み、第3底面52が、図5の紙面向かって右方向に動く。その際、第1側面21および第3側面51の移動に連動して、第1底面22および第3底面52に固定されるが第1側面21および第3側面51からは離間している筐体10も移動する。具体的には、筐体10は、支持体40に沿って、図7の紙面向かって右方向に、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60に対して相対的に動く。
これに対して、図7の1330に示すように、第1スピーカ30aの第1振動板31が第1底面22から離れる方向(図7中の破線で示した矢印の方向)に動くと、第1筒状体20cの第1密閉空間24の圧力が、前記無振動状態における第1密閉空間24の圧力よりも低下する。すると、この圧力低下によって第1筒状体20cの蛇腹状の第1側面21が縮み、第1底面22が、図7の紙面向かって左方向(図7の1330中の実線で示した矢印の方向)に動く。同時に、第2筒状体50でも、第2スピーカ60の第2振動板61が第1筒状体20cの第1スピーカ30aの第1振動板31と同一方向に振動する。具体的には、第2スピーカ60の第2振動板61は、第3底面52に向かう方向(図7中の破線で示した矢印の方向)に動く。すると、第2筒状体50の第3密閉空間54の圧力は、前記無振動状態における第3密閉空間54の圧力よりも高まり、この圧力の上昇によって第2筒状体50の蛇腹状の第3側面51が伸び、第3底面52が、図7の紙面向かって左方向に動く。その際、第1側面21および第3側面51の移動に連動して、第1底面22および第3底面52に固定されるが第1側面21および第3側面51からは離間している筐体10も移動する。具体的には、筐体10は、支持体40に沿って、図7の紙面向かって左方向に、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60に対して相対的に動く。
したがって、図5の1220および1230に示すような第1側面21および第3側面51の伸縮を繰り返すことによって、第1筒状体20c、第2筒状体50、および筐体10を、上述した振動周波数で一緒に振動させることができる。なお、振動周波数が共振周波数と等しい場合は、実施形態1で説明したように、振動板31および第2振動板61の動きと、第1筒状体20c、第2筒状体50、および筐体10の動きとが逆相となる。
このように、スピーカユニット1cでは、第1スピーカ30aおよび第2スピーカ60の駆動時に、第1振動板31および第2振動板61が同一方向に同時に振動するので、第1筒状体20cの第1側面21および第2筒状体50の第3側面51を同時に同一方向に振動させることができる。これにより、第1筒状体20c、第2筒状体50、および筐体10をさらに強く振動させることができるので、スピーカユニット1cに生じる振動を、より一層強くすることができる。
さらには、スピーカユニット1cは、第1底面22および第3底面52の二か所が筐体10に固定されているので、第1筒状体20cおよび第2筒状体50が自重で鉛直方向に垂れることを防止することができる。その結果、第1筒状体20cおよび第2筒状体50における振動の発生が妨げられ難くなる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るスピーカユニットは、筐体と、前記筐体から離間されている蛇腹状の第1側面と、前記第1側面に接続されておりかつ前記筐体に固定されている第1底面と、前記第1底面に対向する第2底面とを少なくとも有し、かつ、前記筐体の内部に配置されている筒状体と、前記第1底面の方向に振動する振動板を有し、かつ、前記第1底面、前記第1側面、およびスピーカに囲まれる第1密閉空間を前記筒状体の内部に形成するように前記筐体の内部に配置されているスピーカとを備えている構成である。
本発明の態様2に係るスピーカユニットは、前記の態様1において、前記スピーカは、前記第2底面に配置されている構成としてもよい。
本発明の態様3に係るスピーカユニットは、前記の態様1において、前記筒状体は、前記筐体から離間されている蛇腹状の第2側面をさらに有しており、前記第2底面は、前記第2側面に接続されており、かつ、前記筐体に固定されており、前記スピーカは、前記第2底面、前記第2側面、および前記スピーカに囲まれる第2密閉空間を前記筒状体の内部にさらに形成するように、前記筐体の内部に配置されている構成としてもよい。
本発明の態様4に係るスピーカユニットは、前記の態様1において、前記筒状体は、前記筐体から離間されている蛇腹状の第2側面をさらに有しており、前記第2底面は、前記第2側面に接続されており、かつ、前記筐体に固定されており、前記第2底面と、前記筐体における前記第2底面に接する箇所とを貫通する開口が、前記第2底面および前記筐体に形成されており、前記スピーカは、前記第2底面、前記第2側面、および前記スピーカに囲まれ、かつ前記開口を通じて前記筐体の外部に繋がる開放空間を前記筒状体の内部にさらに形成するように、前記筐体の内部に配置されている構成としてもよい。
本発明の態様5に係るスピーカユニットは、前記の態様2において、前記筐体から離間されている蛇腹状の第3側面と、前記第3側面に接続されており、かつ前記筐体に固定されている第3底面と、前記第3底面に対向する第4底面とを少なくとも有し、かつ、前記筐体の内部に配置されている他の筒状体と、前記振動板の振動時に前記振動板と同一方向に振動する他の振動板を有し、かつ、前記第3底面、前記第3側面、および第2スピーカに囲まれる第2密閉空間を前記他の筒状体の内部に形成するように、前記スピーカに対向して前記第4底面に配置されている配置されている他のスピーカとをさらに備えている構成としてもよい。
本発明の態様6に係るスピーカユニットは、前記の態様1〜5のいずれかにおいて、前記スピーカと前記第1底面との距離は、前記振動板および前記第1側面が所定の周波数で共振する距離であり、前記振動板を、前記所定の周波数以下で振動させる構成としてもよい。
本発明の態様7に係るスピーカユニットは、前記の態様6において、前記所定の周波数は、100Hz未満である構成としてもよい。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1a、1b、1c スピーカユニット
2 椅子
10 筐体
20、20a、20b 筒状体
20c 第1筒状体(筒状体)
21 第1側面
22 第1底面
23、23a 第2底面
24 第1密閉空間
25 第2側面
26 第2密閉空間
27 管(開口)
28 開放空間
30 スピーカ
30a 第1スピーカ(スピーカ)
31 第1振動板
40 支持体
50 第2筒状体(他の筒状体)
51 第3側面
52 第3底面
53 第4底面
54 第3密閉空間
60 第2スピーカ(他のスピーカ)
61 第2振動板(他の振動板)

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体から離間されている蛇腹状の第1側面と、前記第1側面に接続されておりかつ前記筐体に固定されている第1底面と、前記第1底面に対向する第2底面とを少なくとも有し、かつ、前記筐体の内部に配置されている筒状体と、
    前記第1底面の方向に振動する振動板を有し、かつ、前記第1底面、前記第1側面、およびスピーカに囲まれる第1密閉空間を前記筒状体の内部に形成するように前記筐体の内部に配置されているスピーカとを備えていることを特徴とするスピーカユニット。
  2. 前記スピーカは、前記第2底面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
  3. 前記筒状体は、前記筐体から離間されている蛇腹状の第2側面をさらに有しており、
    前記第2底面は、前記第2側面に接続されており、かつ、前記筐体に固定されており、
    前記スピーカは、前記第2底面、前記第2側面、および前記スピーカに囲まれる第2密閉空間を前記筒状体の内部にさらに形成するように、前記筐体の内部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
  4. 前記筒状体は、前記筐体から離間されている蛇腹状の第2側面をさらに有しており、
    前記第2底面は、前記第2側面に接続されており、かつ、前記筐体に固定されており、
    前記第2底面と、前記筐体における前記第2底面に接する箇所とを貫通する開口が、前記第2底面および前記筐体に形成されており、
    前記スピーカは、前記第2底面、前記第2側面、および前記スピーカに囲まれ、かつ前記開口を通じて前記筐体の外部に繋がる開放空間を前記筒状体の内部にさらに形成するように、前記筐体の内部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
  5. 前記筐体から離間されている蛇腹状の第3側面と、前記第3側面に接続されており、かつ前記筐体に固定されている第3底面と、前記第3底面に対向する第4底面とを少なくとも有し、かつ、前記筐体の内部に配置されている他の筒状体と、
    前記振動板の振動時に前記振動板と同一方向に振動する他の振動板を有し、かつ、前記第3底面、前記第3側面、および第2スピーカに囲まれる第2密閉空間を前記他の筒状体の内部に形成するように、前記スピーカに対向して前記第4底面に配置されている配置されている他のスピーカとをさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカユニット。
  6. 前記スピーカと前記第1底面との距離は、前記振動板および前記第1側面が所定の周波数で共振する距離であり、
    前記振動板を、前記所定の周波数以下で振動させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスピーカユニット。
  7. 前記所定の周波数は、100Hz未満であることを特徴とする請求項6に記載のスピーカユニット。
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