JP2021111743A - 静止誘導機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】絶縁耐力の低下を抑制しつつ巻線を効果的に冷却する。【解決手段】絶縁チャンネル170は、巻線層の外周縁150e1および内周縁の少なくとも一方に嵌められている。冷媒は、巻線を冷却する。絶縁チャンネル170の内面において巻線層を挟み込んで巻線層と対面する部分には、冷媒の流路となる溝171が設けられている。溝171は、外周縁150e1および内周縁の各々に対して離間している。【選択図】図3
Description
本発明は、静止誘導機器に関する。
変圧器の巻線の構造を開示した先行文献として、実開昭62−157120号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された変圧器の巻線においては、平板部と、間隔片と、平板支持体とを備えている。平板部は、周囲に絶縁物を施した導体素線を巻回してなる。間隔片は、複数段に積み重ねられた各平板部間に配設され、平板部間に冷媒の通路を形成する。平板支持体は、平板部の内周部および外周部にそれぞれ設けられて平板部を支持する。平板部に当接する平板支持体の面に冷媒の通路となる溝が形成されている。溝は、平板部の周方向に沿って複数箇所に形成されるとともに、平板部の半径方向に向けて複数箇所に形成されている。
溝が巻線の角部まで到達して巻線の角部の周囲の隙間が大きくなっている場合、巻線の角部の周囲には電界が集中するため、当該隙間に位置する冷媒に電界が集中することにより絶縁耐力が低下する。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、絶縁耐力の低下を抑制しつつ巻線を効果的に冷却することができる、静止誘導機器を提供することを目的とする。
本発明に基づく静止誘導機器は、巻線と、絶縁チャンネルと、冷媒とを備える。巻線は、中心軸方向に並ぶように積層された巻線層から構成されている。絶縁チャンネルは、巻線層の外周縁および内周縁の少なくとも一方に嵌められている。冷媒は、巻線を冷却する。絶縁チャンネルの内面において巻線層を挟み込んで巻線層と対面する部分には、冷媒の流路となる溝が設けられている。溝は、外周縁および内周縁の各々に対して離間している。
本発明によれば、溝が外周縁および内周縁の各々に対して離間しており、巻線の角部の周囲に形成される隙間が溝によって大きくなることを抑制しつつ巻線層に沿う冷媒の流路を確保できるため、絶縁耐力の低下を抑制しつつ巻線を効果的に冷却することができる。
以下、本発明の各実施の形態に係る静止誘導機器について図面を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。なお、以下の実施の形態においては、静止誘導機器として外鉄形の変圧器を例示して説明するが、静止誘導機器には、外鉄形の変圧器に限られず、たとえば、内鉄形の変圧器またはリアクトルなども含まれる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図1のII部を拡大して示す図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図2のIII部を拡大して示す図である。図4は、図3の巻線層および絶縁チャンネルをIV−IV線矢印方向から見た図である。なお、図1においては、各構成の一部をカットして示している。図2においては、巻線層および絶縁チャンネルの外形を図示している。図4においては、絶縁チャンネルを透視して示すとともに、絶縁チャンネルの周方向の一部をカットして示している。
図1は、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図1のII部を拡大して示す図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器の断面図であって、図2のIII部を拡大して示す図である。図4は、図3の巻線層および絶縁チャンネルをIV−IV線矢印方向から見た図である。なお、図1においては、各構成の一部をカットして示している。図2においては、巻線層および絶縁チャンネルの外形を図示している。図4においては、絶縁チャンネルを透視して示すとともに、絶縁チャンネルの周方向の一部をカットして示している。
図1〜図4に示すように、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100は、外鉄形の変圧器である。静止誘導機器100は、鉄心110と、鉄心110の主脚部を中心軸として同心円状に巻き回された巻線と、絶縁チャンネル170と、冷媒とを備えている。巻線は、第1巻線120および第2巻線130を含む。第1巻線120は、第2巻線130より高い電圧が印加される巻線である。以下、巻線の軸心方向を中心軸方向と称する。静止誘導機器100は、タンク140をさらに備える。
図1に示すように、鉄心110は、積層された複数の磁性鋼板から構成されている。本実施の形態においては、中央部に開口を有する直方体状の鉄心110が2つ隣り合うように配置されている。
第1巻線120および第2巻線130の各々は、2つの鉄心110の各々の開口を通るように、2つの鉄心110の互いに隣り合った主脚部に巻き回されている。第1巻線120は、中心軸方向において、第2巻線130同士に挟まれるように配置されている。
図3に示すように、第1巻線120および第2巻線130の各々は、平角電線150を円盤状に巻き回して構成した円盤状巻線である複数の巻線層が、中心軸方向に並ぶように積層されて構成されている。平角電線150は、横断面にて略矩形状の電線部151および電線部151を被覆する絶縁被覆部152を含んでいる。図示していないが、第2巻線130も第1巻線120と同様の構成を有している。
図2に示すように、中心軸方向にて互いに隣接する巻線層同士は、各々の外周端または内周端にて導電体によって接続されることにより、電気的に接続されている。本実施の形態においては、第1巻線120において中心軸方向に順に、互いに隣り合う巻線層同士の内周端同士と外周端同士とが交互に接続されている。
図1に示すタンク140内には、冷媒として絶縁油が充填されている。鉄心110、第1巻線120、第2巻線130、および、絶縁チャンネル170の各々は、タンク140内に収容されて、絶縁油に浸漬されている。なお、冷媒は、絶縁ガスであってもよい。冷媒は、鉄心110、第1巻線120および第2巻線130を冷却する。
図2に示すように、静止誘導機器100は、中心軸方向において第1巻線120の中央に配置された静電シールド160をさらに備えている。他の静電シールド160が、中心軸方向における第1巻線120および第2巻線130の各々の端部に隣接して配置されていてもよい。
図2〜図3に示すように、絶縁チャンネル170は、巻線層の外周縁150e1および内周縁150e2の少なくとも一方に嵌められている。絶縁チャンネル170は、横断面にて略U字状の形状を有している。ただし、絶縁チャンネル170の横断面形状は、U字状に限られず、巻線層の縁に嵌めることが可能な形状であればよい。
本実施の形態においては、絶縁チャンネル170は、巻線層の外周縁150e1および内周縁150e2の両方に嵌められている。巻線層の外周縁150e1の全周が、複数の絶縁チャンネル170によって覆われている。巻線層の内周縁150e2の全周が、複数の絶縁チャンネル170によって覆われている。
図3に示すように、絶縁チャンネル170の内面において巻線層を挟み込んで巻線層と対面する部分には、冷媒の流路となる溝171が設けられている。本実施の形態においては、絶縁チャンネル170の内面において、互いに対向するように1対の溝171が設けられているが、いずれか一方の溝171のみ設けられていてもよい。
図4に示すように、本実施の形態においては、巻線層の外周縁150e1に嵌められた絶縁チャンネル170の溝171は、外周縁150e1とは離間しつつ外周縁150e1に沿って位置している。巻線層の内周縁150e2に嵌められた絶縁チャンネル170の溝171は、内周縁150e2とは離間しつつ内周縁150e2に沿って位置している。
すなわち、溝171は、外周縁150e1および内周縁150e2の各々に対して離間している。具体的には、巻線の外周側に位置する溝171の壁面と外周縁150e1との最短距離Zは、たとえば、10mm以上である。同様に、巻線の内周側に位置する溝171の壁面と内周縁150e2との最短距離Zは、たとえば、10mm以上である。巻線の径方向における溝171の幅Sは、たとえば、50mmである。
本実施の形態においては、絶縁チャンネル170は、1枚の絶縁板を折り曲げることにより形成されている。絶縁板は、プレスボードである。なお、絶縁チャンネル170は、ポリプロピレンなどの絶縁性樹脂を一体成型することにより形成されていてもよい。
静止誘導機器100は、巻線層と同様の外形を有し、互いに隣り合う巻線層同士の間に配置された絶縁板180をさらに備える。図3および図4に示すように、絶縁板180の巻線層と対向する面には、巻線層と接触しつつ巻線層と絶縁板180との間に冷媒の流路182を形成する柱状部181が設けられている。柱状部181は、絶縁物で構成されている。柱状部181は、絶縁板180と一体に形成されていてもよいし、絶縁板180と別体で形成されて絶縁板180に接着されていてもよい。
図4の実線矢印で示すように、巻線層と絶縁板180との間において、柱状部181が位置していない所を冷媒が流れる。図4の点線矢印で示すように、巻線層と絶縁チャンネル170との間において、溝171の内側を冷媒が流れる。これらにより、冷媒が巻線層に沿って通流するため、効果的に巻線を冷却することができる。
本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100においては、絶縁チャンネル170の内面において巻線層を挟み込んで巻線層と対面する部分には、冷媒の流路となる溝171が設けられており、溝171は、外周縁150e1および内周縁150e2の各々に対して離間している。これにより、巻線の角部の周囲に形成される隙間が溝171によって大きくなることを抑制しつつ巻線層に沿う冷媒の流路を確保できるため、絶縁耐力の低下を抑制しつつ巻線を効果的に冷却することができる。
本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100においては、絶縁チャンネル170は、折り曲げられた1枚のプレスボードからなる。これにより、絶縁チャンネル170を簡易に形成することができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態2に係る静止誘導機器は、中心軸方向から見て、巻線の径方向に並ぶように複数の溝が絶縁チャンネルに設けられている点のみ本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と異なるため、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と同様である構成については説明を繰り返さない。
以下、本発明の実施の形態2に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態2に係る静止誘導機器は、中心軸方向から見て、巻線の径方向に並ぶように複数の溝が絶縁チャンネルに設けられている点のみ本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と異なるため、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図5は、本発明の実施の形態2に係る静止誘導機器の一部の断面図である。図5においては、図3と同一の断面視にて図示している。図5に示すように、本発明の実施の形態2に係る静止誘導機器は、絶縁チャンネル270を備えている。絶縁チャンネル270には、中心軸方向から見て、巻線の径方向に並ぶように複数の溝171が設けられている。
具体的には、中心軸方向から見て、絶縁チャンネル270に、2つの溝171が巻線の径方向に並ぶように設けられている。なお、中心軸方向から見て、絶縁チャンネル270に、3つ以上の溝171が巻線の径方向に並ぶように設けられていてもよい。
図5に示すように、巻線の径方向の最も外周側に位置する溝171の壁面と外周縁150e1との最短距離Zは、たとえば、10mm以上である。同様に、巻線の径方向の最も内周側に位置する溝171の壁面と内周縁150e2との最短距離Zは、たとえば、10mm以上である。本実施の形態においては、巻線の径方向における溝171の幅Sは、たとえば、20mmである。
なお、巻線におけるより高い発熱位置に近い溝171の幅が広くなっていてもよい。たとえば、中心軸方向から見て、巻線の径方向に並ぶ複数の溝171において、巻線の径方向の端側に位置する溝171の幅が、巻線の径方向の中央寄りに位置する溝171の幅より広くなっていてもよい。巻線における高い発熱位置に多くの冷媒を接触させることにより、効果的に巻線を冷却することができる。
本発明の実施の形態2に係る静止誘導機器においては、絶縁チャンネル270に、中心軸方向から見て、巻線の径方向に並ぶように複数の溝171が設けられているため、横断面において絶縁チャンネル270は巻線層とブリッジ状に接触する。これにより、静止誘導機器の短絡時に発生する短絡機械力が巻線に対して中心軸方向に作用した際に、巻線層を絶縁チャンネル270がブリッジ構造で支持することになるため、短絡機械力の負荷許容値を高めることができる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態3に係る静止誘導機器は、絶縁チャンネルの溝の内部に絶縁スペーサが設けられている点のみ本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と異なるため、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と同様である構成については説明を繰り返さない。
以下、本発明の実施の形態3に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態3に係る静止誘導機器は、絶縁チャンネルの溝の内部に絶縁スペーサが設けられている点のみ本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と異なるため、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図6は、本発明の実施の形態3に係る静止誘導機器が備える絶縁チャンネルの外観を示す一部斜視図である。図6に示すように、本発明の実施の形態3に係る静止誘導機器が備える絶縁チャンネル370においては、溝171の内面に、中心軸方向に巻線層と接触する絶縁スペーサ371が設けられている。絶縁スペーサ371は、絶縁物で構成されている。絶縁スペーサ371は、絶縁チャンネル370と一体に形成されていてもよいし、絶縁チャンネル370と別体で形成されて絶縁チャンネル370に接着されていてもよい。
絶縁スペーサ371を設けることによって絶縁チャンネル370が変形しにくくなることにより、静止誘導機器の短絡時に発生する短絡機械力が巻線に対して中心軸方向に作用した際に、絶縁チャンネル370が変形して溝171内の冷媒の流路が閉塞することを抑制することができる。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器は、絶縁チャンネルの内面において巻線層の外周縁または内周縁と対面する部分に巻線層と接触する突部が設けられている点のみ本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と異なるため、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と同様である構成については説明を繰り返さない。
以下、本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器は、絶縁チャンネルの内面において巻線層の外周縁または内周縁と対面する部分に巻線層と接触する突部が設けられている点のみ本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と異なるため、本発明の実施の形態1に係る静止誘導機器100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図7は、本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器の一部の断面図である。図7においては、図3と同一の断面視にて図示している。図7に示すように、本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器は、絶縁チャンネル470を備えている。
巻線層の外周縁150e1に嵌められた絶縁チャンネル470の内面において巻線層の外周縁150e1と対面する部分に巻線層と接触する突部471が設けられている。巻線層の内周縁150e2に嵌められた絶縁チャンネル470の内面において巻線層の内周縁150e2と対面する部分に巻線層と接触する突部471が設けられている。
突部471は、ブロック状絶縁物で構成されている。突部471は、絶縁チャンネル470と一体に形成されていてもよいし、絶縁チャンネル470と別体で形成されて絶縁チャンネル470に接着されていてもよい。
図7に示すように、絶縁チャンネル470の内面において巻線層の外周縁150e1または内周縁150e2と対面する部分に巻線層と接触する突部471が設けられていることにより、巻線層の外周縁150e1または内周縁150e2と絶縁チャンネル470の内面との間の隙間472を突部471によって小さくすることができる。その結果、油隙分割効果により絶縁耐力を向上することができる。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態5に係る静止誘導機器は、突部の形状のみ本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器と異なるため、本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器と同様である構成については説明を繰り返さない。
以下、本発明の実施の形態5に係る静止誘導機器について説明する。本発明の実施の形態5に係る静止誘導機器は、突部の形状のみ本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器と異なるため、本発明の実施の形態4に係る静止誘導機器と同様である構成については説明を繰り返さない。
図8は、本発明の実施の形態5に係る静止誘導機器の一部の断面図である。図8においては、図7と同一の断面視にて図示している。図8に示すように、本発明の実施の形態5に係る静止誘導機器は、絶縁チャンネル570を備えている。
巻線層の外周縁150e1に嵌められた絶縁チャンネル570の内面において巻線層の外周縁150e1と対面する部分に巻線層と接触する突部571が設けられている。巻線層の内周縁150e2に嵌められた絶縁チャンネル570の内面において巻線層の内周縁150e2と対面する部分に巻線層と接触する突部571が設けられている。
突部571は、波板状絶縁物で構成されている。突部571は、絶縁チャンネル570と別体で形成されて絶縁チャンネル570に接着されている。絶縁チャンネル570の内面と突部571との間の隙間を冷媒が通流可能なように、突部571を構成する波板状絶縁物の溝方向が、溝171の溝方向に並行していることが好ましい。
図8に示すように、絶縁チャンネル570の内面において巻線層の外周縁150e1または内周縁150e2と対面する部分に巻線層と接触する突部571が設けられていることにより、巻線層の外周縁150e1または内周縁150e2と絶縁チャンネル570の内面との間の隙間572を突部571によって小さくすることができる。その結果、油隙分割効果により絶縁耐力を向上することができる。さらに、突部571は、コルゲート状の形状を有することにより、フレキシブルに変形して効果的に隙間572を小さくすることができるとともに、絶縁チャンネル570の重量増加も抑制することができる。
上述した実施の形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではない。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100 静止誘導機器、110 鉄心、120 第1巻線、130 第2巻線、140 タンク、150 平角電線、150e2 内周縁、150e1 外周縁、151 電線部、152 絶縁被覆部、160 静電シールド、170,270,370,470,570 絶縁チャンネル、171 溝、180 絶縁板、181 柱状部、182 流路、371 絶縁スペーサ、471,571 突部、472,572 隙間、S 幅、Z 最短距離。
Claims (4)
- 中心軸方向に並ぶように積層された巻線層から構成された巻線と、
前記巻線層の外周縁および内周縁の少なくとも一方に嵌められた絶縁チャンネルと、
前記巻線を冷却する冷媒とを備え、
前記絶縁チャンネルの内面において前記巻線層を挟み込んで前記巻線層と対面する部分には、前記冷媒の流路となる溝が設けられており、
前記溝は、前記外周縁および前記内周縁の各々に対して離間している、静止誘導機器。 - 前記絶縁チャンネルの前記内面において前記外周縁または前記内周縁と対面する部分に前記巻線層と接触する突部が設けられている、請求項1に記載の静止誘導機器。
- 前記溝の内面に、前記中心軸方向に前記巻線層と接触する絶縁スペーサが設けられている、請求項1または請求項2に記載の静止誘導機器。
- 前記絶縁チャンネルは、折り曲げられた1枚のプレスボードからなる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の静止誘導機器。
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