JP2021111179A - 診断システム、診断装置、診断方法、診断プログラム、メンテナンス方法 - Google Patents

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今朝明 峰村
Kesaaki Minemura
今朝明 峰村
俊介 大槻
Shunsuke Otsuki
俊介 大槻
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Abstract

【課題】診断対象の複数の機械から取得済みの過去のデータが相対的に少ない場合であっても適切に各種の診断を行うことが可能な技術を提供する。【解決手段】診断システム1は、同じ種類の複数の機械10と、複数の機械10のそれぞれに取り付けられ、それぞれの動作に関するデータを取得する複数のセンサ12と、複数の機械10のそれぞれのデータのうちで、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、複数の機械10に関する診断を行う診断装置20と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、診断システム等に関する。
従来、各種の機械の異常や寿命等に関する診断を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、複数の同じ種類の機械から取得される検出情報に基づき、その検出情報の分布を取得し、その分布状況から診断のための基準を設定している。
特許6371478号公報
しかしながら、診断対象の複数の機械から収集されているデータのサンプル数が少ない状況では、適切な基準を設定することができない可能性がある。
そこで、上記課題に鑑み、診断対象の複数の機械から取得済みの過去のデータが相対的に少ない場合であっても適切に各種の診断を行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
同じ種類の複数の機械と、
前記複数の機械のそれぞれに取り付けられ、それぞれの動作に関するデータを取得する複数のデータ取得装置と、
前記複数のデータ取得装置のそれぞれにより取得されるデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断装置と、を備える、
診断システムが提供される。
また、本開示の他の実施形態では、
同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得部と、
前記取得部により取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断部と、を備える、
診断装置が提供される。
また、本開示の更に他の実施形態では、
診断装置が行う診断方法であって、
同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断ステップと、を含む、
診断方法が提供される。
また、本開示の更に他の実施形態では、
診断装置に、
同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断ステップと、を実行させる、
診断プログラムが提供される。
また、本開示の更に他の実施形態では、
メンテナンス装置が実行するメンテナンス方法であって、
同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断ステップと、
前記診断ステップの診断結果に基づき、前記複数の機械のメンテナンスに関する処理を行うメンテナンス処理ステップと、を含む、
メンテナンス方法が提供される。
上述の実施形態によれば、診断対象の複数の機械から取得済みの過去のデータが相対的に少ない場合であっても適切に各種の診断を行うことが可能な技術を提供することができる。
診断システムの一例を示す概要図である。 診断システムの構成の一例を示すブロック図である。 診断システムの他の例を示す概要図である。 診断システムの構成の他の例を示すブロック図である。 診断装置の診断処理の一例を概略的に示すフローチャートである。 診断装置の制御処理の他の例を概略的に示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
[診断システムの一例]
図1、図2を参照して、本実施形態に係る診断システム1の一例について説明する。
<診断システムの概要>
図1は、本実施形態に係る診断システム1の一例を示す概要図である。
図1に示すように、診断システム1は、同じ種類の複数の機械10と、診断装置20とを含む。
機械10は、例えば、エレベータ、攪拌機、射出成形機、無人搬送車、(AGV:Automated Guided Vehicle)、工作機械、産業ロボット等の産業機械(完成品)である。また、機械10は、例えば、産業機械(完成品)の中に組み込まれるコンポーネント(部品)であってもよい。具体的には、機械10は、完成品に組み込まれるギヤモータ(即ち、減速機付きの電動モータ)等であってよい。
複数の機械10は、全てが同じ場所(例えば、同じ工場)に配置されていてもよいし、複数の場所(例えば、異なる複数の工場)に分散して配置されていてもよい。
複数の機械10のそれぞれに関するデータは、通信回線NWを通じて診断装置20に送信(アップロード)される。
通信回線NWは、複数の機械10のそれぞれと診断装置20とが通信可能であれば、任意であってよい。例えば、通信回線NWは、プライベートネットワークやクローズドネットワーク(閉域網)であってよい。これにより、診断システム1は、外部の通信回線の影響(例えば、通信障害)の影響を受けず、複数の機械10から診断装置20へのデータの提供に基づく各種診断をより確実に実行させることができる。
診断装置20は、複数の機械10のそれぞれから収集される、それぞれの動作に関するデータに基づき、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行う。動作に関するデータには、機械10の動作に関する検出データや機械10の動作に関する制御データ等が含まれてよい。診断の内容には、例えば、故障・異常の有無を診断する故障・異常診断や寿命を診断する寿命診断等が含まれてよい。診断装置20による診断方法の詳細は、後述する。
このように、診断システム1は、診断装置20において、複数の機械10のそれぞれの動作に関するデータを収集し、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行うことができる。
<診断システムの構成>
図2は、本実施形態に係る診断システム1の構成の一例を示すブロック図である。図2では複数の機械10のうちの一の機械10が代表して描画されている。
複数の機械10は、互いに同じ構成を有する。
機械10は、機械装置11と、センサ12と、通信装置13とを含む。
機械装置11は、機械10の本体部に相当し、所定の目的(機能)に沿って動作し、所定の仕事を行う。機械装置11には、例えば、機構部(即ち、被駆動部)、機構部を駆動する駆動部、及び駆動部の動作を制御する制御部(データ取得装置の一例)等が含まれてよい。
センサ12(データ取得装置の一例)は、機械装置11の動作に関する検出データを取得する。センサ12は、例えば、電流センサ、電圧センサ、温度センサ、トルクセンサ、加速度センサ、角速度センサ等を含んでよい。
通信装置13は、通信回線NWに接続し、診断装置20にセンサ12から出力される検出データや機械装置11の制御部で生成される制御データ等を送信(アップロード)する。
尚、通信装置13の機能は、機械装置11の外部に設けられてもよい。例えば、機械10は、外部の端末装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、ラップトップ型のコンピュータ端末等の携帯端末やデスクトップ型のコンピュータ端末等の定置端末)と接続され、検出データは、当該端末装置から診断装置20に送信されてもよい。
診断装置20は、制御装置21と、通信装置22と、入力装置23と、出力装置24とを含む。
制御装置21は、診断装置20に関する各種制御を行う。
制御装置21の機能は、例えば、任意のハードウェア、或いは、任意のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ等により実現されてよい。例えば、制御装置21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性の補助記憶装置、及び外部との入出力用のインタフェース装置等を含むコンピュータを中心に構成される。
制御装置21は、データ取得部211と、診断部212と、診断実績情報記憶部213と、出力部214とを含む。データ取得部211、診断部212、及び出力部214の機能は、それぞれ、例えば、ROMにインストールされる所定のプログラムをCPU上で実行することにより実現される。また、診断実績情報記憶部213の機能は、例えば、制御装置21の内部メモリに予め規定される記憶領域により実現される。
通信装置22は、通信回線NWに接続し、複数の機械10のそれぞれから送信されるデータを受信する。通信装置22により受信されるデータは、制御装置21に取り込まれる。
入力装置23は、診断装置20のユーザからの入力を受け付ける。診断装置20のユーザは、例えば、複数の機械10を稼働させる会社の作業者(従業者)等である。また、診断装置20のユーザは、例えば、複数の機械10を稼働させる会社からアフターサービス等のメンテナンスを請け負う企業(例えば、機械10の製造メーカー)の担当者等であってもよい。入力装置23は、例えば、ユーザの操作入力を受け付ける操作入力装置を含む。操作入力装置には、例えば、キーボード、マウス、ボタン、トグル、タッチパネル、タッチパッド等が含まれてよい。また、入力装置23は、例えば、ユーザの音声入力を受け付ける音声入力装置やユーザのジェスチャ入力を受け付けるジェスチャ入力装置等を含んでもよい。音声入力装置には、例えば、マクロフォンが含まれる。また、ジェスチャ入力装置には、例えば、ユーザのジェスチャを撮像する撮像装置が含まれる。
出力装置24は、診断装置20からユーザに提供する各種情報を出力する。出力装置24は、例えば、視覚的な情報(情報画像)を出力する表示装置や照明装置(ランプ)を含む。表示装置には、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等が含まれる。照明装置は、例えば、点灯の有無、明るさ、色、点滅パターン等によってユーザに情報を通知することができる。また、出力装置24は、例えば、聴覚的な情報(所定の音や音声等)を出力する音出力装置を含む。音出力装置には、例えば、ブザーやスピーカ等が含まれる。
データ取得部211(取得部の一例)は、通信装置22から取り込まれる複数の機械10のそれぞれの動作に関するデータを取得する。
診断部212は、複数の機械10のそれぞれからアップロードされるデータに基づき、複数の機械10のそれぞれの診断を行う。
診断部212は、例えば、複数の機械10のそれぞれの同じ種類のデータを比較し、仲間外れのデータを探索する。即ち、診断部212は、複数の機械10のそれぞれの同じ種類のデータの中で、他の大部分のデータから相対的に大きく外れたデータを探索する。例えば、診断部212は、複数の機械10のそれぞれの同じ種類のデータの数値(例えば、生値、平均値、実効値等)の分布を作成する。そして、分布の中心部から相対的に大きく外れた値のデータが存在する場合、診断部212は、当該データに対応する機械10に異常や寿命等の何等かの問題があると診断してよい。
例えば、機械10から収集されたデータの蓄積量が相対的に少ない段階では、診断を行うための基準を設定するためのサンプルが乏しく、基準を適切に設定できない可能性がある。そのため、診断装置20は、複数の機械10のそれぞれに関する診断を適切に行うことができない可能性がある。
これに対して、本例では、診断部212は、所定の基準を設けることなく、複数の機械10のそれぞれの動作に関するデータを比較し、その中で仲間外れのデータを探索することにより、診断を行うことができる。そのため、機械10の同じ種類のデータの蓄積量が相対的に少ない段階であっても、診断装置20は、複数の機械10のそれぞれに関する診断を適切に行うことができる。
また、診断部212は、例えば、使用環境や使われ方(例えば、使用負荷等)に応じて、複数の機械10を複数のグループ(類似の使用環境や使われ方の機械10の集まり)に分け、そのグループのごとに、仲間外れのデータを探すようにしてもよい。使用環境や使われ方によって、機械10の同じ種類のデータであっても、相対的に大きな差異が生じる可能性があるからである。
また、診断部212は、過去の診断実績に関する情報(以下、「診断実績情報」)が相対的に多く収集されている状況において、蓄積された診断実績情報に基づき、診断を行うための基準を設定してもよい。そして、診断部212は、その設定した基準を用いて、複数の機械10のそれぞれの動作に関するデータに基づき、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行ってもよい。
診断実績情報記憶部213には、診断実績情報が記憶(蓄積)される。これにより、診断部212は、過去の診断実績情報を参照して、複数の機械10に関する診断を行うことができる。
出力部214は、出力装置24(例えば、表示装置)を通じて、診断部212の診断結果をユーザに向けて出力(通知)する。
出力部214は、例えば、出力装置24を通じて、全ての機械10の診断結果をユーザに通知してよい。
また、出力部214は、例えば、出力装置24を通じて、診断装置20を利用中のユーザに合わせて、複数の機械10のうちの一部の機械10だけの診断結果をユーザに通知してもよい。例えば、診断装置20を利用する複数のユーザごとに複数の機械10の中でメンテナンスサービスを担当する一部の機械10が予め規定されていてよい。この場合、診断装置20は、その利用開始時に、入力装置23を通じてユーザの識別情報(以下、「ユーザ識別情報」)の入力を要求し、入力されるユーザ識別情報に基づき、利用中のユーザを識別する。ユーザ識別情報は、例えば、ユーザごとに固有のユーザID(Identifier)であり、ユーザによるユーザID及びユーザIDに対応するパスワードの入力によって、診断装置20が利用可能になる態様であってよい。そして、出力部214は、利用中のユーザに合わせて、ユーザが担当する一部の機械10の診断結果だけを出力装置24に出力してよい。これにより、ユーザは、自分が担当する機械10の診断結果を迅速に把握し、何等かの対応(例えば、点検、修理、部品交換等)が必要な場合に、迅速にメンテナンスに関する対応を進めることができる。そのため、ユーザの利便性が向上する。
尚、出力部214に出力される内容は、例えば、通信装置22を通じて、ユーザの携帯端末(例えば、スマートフォンやタブレット端末)等に送信され、携帯端末のディスプレイに表示されてもよい。これにより、ユーザが診断装置20とは異なる場所にいる場合であっても、機械10に何等かの問題が生じたこと迅速に把握することができる。
このように、本例では、診断装置20は、複数の機械10のそれぞれの動作に関するデータを比較し、仲間外れのデータを探索することにより、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行うことができる。
[診断システムの他の例]
図3、図4を参照して、本実施形態に係る診断システム1の他の例について説明する。以下、上述の一例(図1、図2)と異なる部分を中心に説明する。
<診断システムの概要>
図3は、本実施形態に係る診断システム1の他の例を示す概要図である。
図3に示すように、診断システム1は、同じ種類の複数の機械10と、診断装置20と、異常模擬装置30とを含む。
異常模擬装置30(模擬装置の一例)は、機械10(機械装置11)と同じ構成(機械装置)を有し、複数の機械10と同じ環境条件や使用負荷等で作動し、機械10に発生しうる異常を模擬的に発生させる。例えば、異常模擬装置30は、複数の機械10よりも高い頻度で作動することにより、疲労や損傷等を加速させて、機械10に発生しうる異常を模擬的に発生させてよい。
異常模擬装置30は、複数の機械10の少なくとも一部と同じ場所に設置されていてもよいし、全く別の場所に設置されていてもよい。
機械10で取得される動作に関するデータと同じ種類の異常模擬装置30の動作に関する検出データは、通信回線NWを通じて診断装置20に送信(アップロード)される。これにより、診断装置20は、複数の機械10に関する診断を行う際に、異常模擬装置30での異常等の発生時の動作に関するデータを用いることができる。
また、診断システム1には、異常模擬装置30に代えて、或いは、加えて、機械10の異常や寿命に関するコンピュータシミュレーションを行うコンピュータシミュレーション装置が設けられてもよい。これにより、診断装置20は、複数の機械10に関する診断を行う際に、コンピュータシミュレーション装置でシミュレーションされた異常等の発生時における機械10の動作に関するデータを用いることができる。
診断装置20は、複数の機械10のそれぞれから収集される、それぞれの動作に関するデータ、及び異常模擬装置30から取得されるその動作に関するデータに基づき、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行う。
このように、診断システム1は、診断装置20において、複数の機械10のそれぞれに関する各種のデータだけでなく、異常模擬装置30やコンピュータシミュレーション装置の同じ種類のデータを収集し、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行うことができる。
<診断システムの構成>
図4は、本実施形態に係る診断システム1の構成の他の例を示すブロック図である。
異常模擬装置30は、機械10と同じ構成を有し、機械装置31と、センサ32と、通信装置33とを含む。
機械装置31は、機械装置11と同じである。機械装置31の制御部(模擬データ取得装置の一例)は、機械装置11の制御部と同じ種類の制御データを生成し、出力する。
センサ32(模擬データ取得装置の一例)は、センサ12と同じ種類の検出データを取得し、出力する。
通信装置33は、通信回線NWに接続し、診断装置20にセンサ32から出力される検出データや機械装置31の制御部で生成される制御データ等を送信(アップロード)する。
診断装置20は、上述の一例の場合と同様、制御装置21と、通信装置22と、入力装置23と、出力装置24とを含む。
制御装置21は、上述の一例の場合と同様、データ取得部211と、診断部212と、診断実績情報記憶部213と、出力部214とを含む。
通信装置22は、通信回線NWに接続し、複数の機械10のそれぞれから送信されるデータ、及び異常模擬装置30から送信されるデータを受信する。通信装置22により受信されるデータは、制御装置21に取り込まれる。
データ取得部211は、通信装置22から取り込まれる、複数の機械10のそれぞれの動作に関するデータ、及び異常模擬装置30の動作に関するデータを取得する。
診断部212は、複数の機械10のそれぞれからアップロードされるデータ、及び異常模擬装置30からアップロードされるデータに基づき、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行う。
診断部212は、例えば、異常模擬装置30の動作に関するデータの履歴、及び異常模擬装置30(機械装置31)における各タイミングでの問題発生状況(例えば、問題の発生の有無や発生している場合の程度等)に基づき、診断を行うための基準を設定する。そして、診断部212は、設定した基準を用いて、複数の機械10のそれぞれの動作に関するデータに基づき、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行ってよい。これにより、機械10の同じ種類のデータの蓄積量が相対的に少ない段階であっても、診断装置20は、複数の機械10のそれぞれに関する診断を適切に行うことができる。
また、診断部212は、例えば、診断対象の機械10の動作に関するデータを他の機械10の動作に関するデータ及び異常模擬装置30の動作に関するデータの双方と比較する。そして、診断部212は、診断対象の機械10の動作に関するデータが、異常模擬装置30の動作に関するデータの方に近いか否か確認することにより、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行ってもよい。異常模擬装置30は、上述の如く、疲労や損傷等を加速させて、機械10に発生しうる異常を模擬的に発生させている。そのため、診断部212は、例えば、診断対象の機械10の動作に関するデータが異常模擬装置30の動作に関するデータに相対的に近い場合、診断対象の機械10に何らかの問題が生じているという診断を下すことができる。
また、診断部212は、上述の一例と同様の診断方法を採用してもよい。
このように、本例では、診断装置20は、異常模擬装置30の動作に関する実績データに基づき、診断の基準を設定し、設定した基準に基づき、複数の機械10のそれぞれに関する診断を行うことができる。
[診断装置の制御処理]
次に、図5、図6を参照して、本実施形態に係る診断装置20(制御装置21)の制御処理について説明する。図5、図6の制御処理は、上述の診断装置20の一例及び他の例の双方に適用可能である。
<制御処理の一例>
図5は、診断装置20の制御処理の一例を概略的に示すフローチャートである。本フローチャートは、例えば、所定の制御周期ごとに実行される。
図5に示すように、ステップS102にて、データ取得部211は、通信装置22から制御装置21に取り込まれた、それぞれの機械10の最新のデータを取得する。制御装置21は、ステップS102の処理が完了すると、ステップS104に進む。
ステップS104にて、診断部212は、ステップS102で取得される、それぞれの機械10の動作に関するデータに基づき、それぞれの機械10に関する診断を行う。制御装置21は、ステップS104の処理が完了すると、ステップS106に進む。
ステップS106にて、出力部214は、それぞれの機械10に関する診断結果を出力装置24に出力する。制御装置21は、ステップS106の処理が完了すると、今回のフローチャートを終了する。
このように、本例では、診断装置20は、診断結果を出力装置24に出力し、それぞれの機械10の診断結果をユーザに把握させることができる。そのため、何等かの問題が生じていると診断されている機械10が存在する場合、ユーザは、対象の機械10の修理や部品交換を手配する等のメンテナンスに関する対応を迅速に進めることができる。
<制御処理の他の例>
図6は、診断装置20の制御処理の他の例を概略的に示すフローチャートである。
図6に示すように、ステップS202〜S206の処理は、図5のステップS102〜S106と同じであるため、説明を省略する。
制御装置21は、ステップS206の処理が完了すると、ステップS208に進む。
ステップS208にて、出力部214は、診断結果で何等かの問題があると診断された機械10があるか否かを判定する。出力部214は、診断結果で問題があると診断された機械10が存在する場合、ステップS210に進み、存在しない場合、今回のフローチャートの処理を終了する。
ステップS210にて、出力部214は、複数の機械10のうち、診断結果で何等かの問題があると診断された機械10のメンテナンスに関する処理を行う。例えば、出力部214は、通信装置22を通じて、アフターサービスを統括する管理センタに、問題があると診断された機械10の点検や交換を指示する信号を送信してよい。また、例えば、出力部214は、通信装置22を通じて、管理センタに、問題があると診断された機械10を交換するための機械10(或いは機械10の部品)の発注を指示する信号を送信してもよい。
このように、本例では、診断装置20(メンテナンス装置の一例)は、診断結果で何等かの問題があると診断された機械10のメンテナンスに関する処理を自動で行うことができる。そのため、診断装置20は、何等かの問題が生じていると診断されている機械10が存在する場合、対象の機械10のメンテナンスに関する対応を更に迅速に進めることができる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 診断システム
10 機械
11 機械装置
12 センサ(データ取得装置)
20 診断装置(メンテナンス装置)
21 制御装置
22 通信装置
23 入力装置
24 出力装置
30 異常模擬装置(模擬装置)
31 機械装置
32 センサ(模擬データ取得装置)
33 通信装置
211 データ取得部(取得部)
212 診断部
213 診断実績情報記憶部
214 出力部

Claims (7)

  1. 同じ種類の複数の機械と、
    前記複数の機械のそれぞれに取り付けられ、それぞれの動作に関するデータを取得する複数のデータ取得装置と、
    前記複数のデータ取得装置のそれぞれにより取得されるデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断装置と、を備える、
    診断システム。
  2. 前記複数の機械のそれぞれと同じ構成を有する模擬装置と、
    前記データ取得装置と同じ種類の前記模擬装置の動作に関するデータを取得する模擬データ取得装置と、を備え、
    前記診断装置は、前記模擬データ取得装置により取得されるデータに基づき、前記複数の機械に関する診断を行う、
    請求項1に記載の診断システム。
  3. 前記診断装置は、前記模擬データ取得装置により取得されるデータに基づき、診断用の基準を設定すると共に、設定した基準に基づき、前記複数の機械に関する診断を行う、
    請求項2に記載の診断システム。
  4. 同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得部と、
    前記取得部により取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断部と、を備える、
    診断装置。
  5. 診断装置が行う診断方法であって、
    同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断ステップと、を含む、
    診断方法。
  6. 診断装置に、
    同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断ステップと、を実行させる、
    診断プログラム。
  7. メンテナンス装置が実行するメンテナンス方法であって、
    同じ種類の複数の機械のそれぞれの動作に関するデータを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得される前記複数の機械のそれぞれのデータの中で、内容が大部分のデータから相対的に大きく外れているデータを探索することにより、前記複数の機械に関する診断を行う診断ステップと、
    前記診断ステップの診断結果に基づき、前記複数の機械のメンテナンスに関する処理を行うメンテナンス処理ステップと、を含む、
    メンテナンス方法。
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