JP2021110703A - ひずみゲージ - Google Patents

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Abstract

【課題】渦巻き状の抵抗体を備え、かつ抵抗値の微調整が可能なひずみゲージを提供する。【解決手段】本ひずみゲージは、可撓性を有する基材と、前記基材の一方の側に形成された抵抗体と、前記抵抗体の両端に電気的に接続された一対の端子部と、一対の前記端子部の間の抵抗値を調整する複数の抵抗値調整用配線と、を有し、前記抵抗体の平面形状は、折り返し部から所定間隔で同一方向に延伸する2本の直線状の抵抗配線を、前記折り返し部を中心側として渦巻き状にした形状であり、各々の前記抵抗値調整用配線は、2本の前記抵抗配線の間を橋渡しするように離散的に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ひずみゲージに関する。
測定対象物に貼り付けて、測定対象物のひずみを検出するひずみゲージが知られている。ひずみゲージは、ひずみを検出する抵抗体を備えており、抵抗体の材料としては、例えば、Cr(クロム)やNi(ニッケル)を含む材料が用いられている。又、抵抗体は、例えば、絶縁樹脂からなる基材上に形成されている。抵抗体が渦巻き状にパターニングされたひずみゲージもある(例えば、特許文献1参照)。
米国特許明細書第9612170号
しかしながら、抵抗体が渦巻き状にパターニングされたひずみゲージでは、抵抗値の微調整が困難であった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、渦巻き状の抵抗体を備え、かつ抵抗値の微調整が可能なひずみゲージを提供することを目的とする。
本ひずみゲージは、可撓性を有する基材と、前記基材の一方の側に形成された抵抗体と、前記抵抗体の両端に電気的に接続された一対の端子部と、一対の前記端子部の間の抵抗値を調整する複数の抵抗値調整用配線と、を有し、前記抵抗体の平面形状は、折り返し部から所定間隔で同一方向に延伸する2本の直線状の抵抗配線を、前記折り返し部を中心側として渦巻き状にした形状であり、各々の前記抵抗値調整用配線は、2本の前記抵抗配線の間を橋渡しするように離散的に配置されている。
開示の技術によれば、渦巻き状の抵抗体を備え、かつ抵抗値の微調整が可能なひずみゲージを提供できる。
第1実施形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。 図1の中央部側を拡大した部分拡大平面図である。 第1実施形態に係るひずみゲージを例示する断面図(その1)である。 第1実施形態に係るひずみゲージを例示する断面図(その2)である。 抵抗値調整用配線を切断する例を示す図(その1)である。 抵抗値調整用配線を切断する例を示す図(その2)である。 第1実施形態の変形例1に係るひずみゲージを例示する部分拡大平面図である。 第1実施形態の変形例1に係るひずみゲージを例示する断面図である。 渦巻き状の抵抗体を仮想的に直線状に伸ばした図である。 第1実施形態の変形例2に係るひずみゲージを例示する平面図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1実施形態〉
図1は、第1実施形態に係るひずみゲージを例示する平面図である。図2は、図1の中央部側を拡大した部分拡大平面図である。図3は、第1実施形態に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図2のA−A線に沿う断面を示している。図1〜図3を参照すると、ひずみゲージ1は、基材10と、抵抗体30と、端子部41及び42と、抵抗値調整用配線50とを有している。
なお、本実施形態では、便宜上、ひずみゲージ1において、基材10の抵抗体30が設けられている側を上側又は一方の側、抵抗体30が設けられていない側を下側又は他方の側とする。又、各部位の抵抗体30が設けられている側の面を一方の面又は上面、抵抗体30が設けられていない側の面を他方の面又は下面とする。但し、ひずみゲージ1は天地逆の状態で用いることができ、又は任意の角度で配置できる。又、平面視とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視ることを指し、平面形状とは対象物を基材10の上面10aの法線方向から視た形状を指すものとする。
基材10は、抵抗体30等を形成するためのベース層となる部材であり、可撓性を有する。基材10の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、5μm〜500μm程度とすることができる。特に、基材10の厚さが5μm〜200μmであると、接着層等を介して基材10の下面に接合される起歪体表面からの歪の伝達性、環境に対する寸法安定性の点で好ましく、10μm以上であると絶縁性の点で更に好ましい。
基材10は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂、エポキシ樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂、ポリオレフィン樹脂等の絶縁樹脂フィルムから形成できる。なお、フィルムとは、厚さが500μm以下程度であり、可撓性を有する部材を指す。
ここで、『絶縁樹脂フィルムから形成する』とは、基材10が絶縁樹脂フィルム中にフィラーや不純物等を含有することを妨げるものではない。基材10は、例えば、シリカやアルミナ等のフィラーを含有する絶縁樹脂フィルムから形成しても構わない。
基材10の樹脂以外の材料としては、例えば、SiO、ZrO(YSZも含む)、Si、Si、Al(サファイヤも含む)、ZnO、ペロブスカイト系セラミックス(CaTiO、BaTiO)等の結晶性材料が挙げられ、更に、それ以外に非晶質のガラス等が挙げられる。又、基材10の材料として、アルミニウム、アルミニウム合金(ジュラルミン)、チタン等の金属を用いてもよい。この場合、金属製の基材10上に、例えば、絶縁膜が形成される。
抵抗体30は、基材10上に所定のパターンで形成された薄膜であり、ひずみを受けて抵抗変化を生じる受感部である。抵抗体30は、基材10の上面10aに直接形成されてもよいし、基材10の上面10aに他の層を介して形成されてもよい。
抵抗体30は、平面視において、渦巻き状にパターニングされている。抵抗体30は、端子部41と端子部42とを接続する1本の連続するパターンであるが、ここでは、便宜上、端子部41からパターンが折り返す折り返し部35までを第1抵抗配線31、折り返し部35から端子部42までを第2抵抗配線32と称する。なお、図1及び図2では、便宜上、第1抵抗配線31、第2抵抗配線32、及び折り返し部35を互いに異なる梨地模様で示している。
抵抗体30において、第1抵抗配線31は、端子部41から延伸して時計回りに外周側から中心側に渦巻き状にパターニングされ、折り返し部35に至る。第2抵抗配線32は、折り返し部35から延伸して反時計回りに中心側から外周側に渦巻き状にパターニングされ、端子部42に至る。
第1抵抗配線31と第2抵抗配線32は、原則として交互に配置される。すなわち、折り返し部35近傍の一部分を除き、第1抵抗配線31の隣は必ず第2抵抗配線32であり、第1抵抗配線31の隣は必ず第2抵抗配線32である。折り返し部35近傍の一部分を除き、第1抵抗配線31同士、又は第2抵抗配線32同士が隣接することはない。
抵抗体30の材料としては、例えば、Cu−Ni(銅ニッケル)、Ni−Cr(ニッケルクロム)、コンスタンタン、Cr混相膜等を用いることができる。
ここで、Cr混相膜とは、Cr、CrN、CrN等が混相した膜である。Cr混相膜は、酸化クロム等の不可避不純物を含んでもよい。
抵抗体30の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.05μm〜2μm程度とすることができる。特に、抵抗体30の厚さが0.1μm以上であると抵抗体30を構成する結晶の結晶性(例えば、α−Crの結晶性)が向上する点で好ましく、1μm以下であると抵抗体30を構成する膜の内部応力に起因する膜のクラックや基材10からの反りを低減できる点で更に好ましい。
例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、安定な結晶相であるα−Cr(アルファクロム)を主成分とすることで、ゲージ特性の安定性を向上できる。又、抵抗体30がα−Crを主成分とすることで、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。ここで、主成分とは、対象物質が抵抗体を構成する全物質の50質量%以上を占めることを意味するが、ゲージ特性を向上する観点から、抵抗体30はα−Crを80重量%以上含むことが好ましく、90重量%以上含むことが更に好ましい。なお、α−Crは、bcc構造(体心立方格子構造)のCrである。
又、抵抗体30がCr混相膜である場合、Cr混相膜に含まれるCrN及びCrNは20重量%以下であることが好ましい。Cr混相膜に含まれるCrN及びCrNが20重量%以下であることで、ゲージ率の低下を抑制できる。
又、CrN及びCrN中のCrNの割合は80重量%以上90重量%未満であることが好ましく、90重量%以上95重量%未満であることが更に好ましい。CrN及びCrN中のCrNの割合が90重量%以上95重量%未満であることで、半導体的な性質を有するCrNにより、TCRの低下(負のTCR)が一層顕著となる。更に、セラミックス化を低減することで、脆性破壊の低減が成される。
一方で、膜中に微量のNもしくは原子状のNが混入、存在した場合、外的環境(例えば高温環境下)によりそれらが膜外へ抜け出ることで、膜応力の変化を生ずる。化学的に安定なCrNの創出により上記不安定なNを発生させることがなく、安定なひずみゲージを得ることができる。
端子部41及び42は、抵抗体30の両端に電気的に接続された一対の端子部である。端子部41は、抵抗体30の一端部から延在しており、平面視において、抵抗体30よりも拡幅して略矩形状に形成されている。端子部42は、抵抗体30の他端部から延在しており、平面視において、抵抗体30よりも拡幅して略矩形状に形成されている。端子部41及び42は、ひずみにより生じる抵抗体30の抵抗値の変化を外部に出力するための一対の電極であり、例えば、外部接続用のリード線等が接合される。端子部41及び42の上面を、端子部41及び42よりもはんだ付け性が良好な金属で被覆してもよい。
抵抗値調整用配線50は、端子部41と端子部42との間の抵抗値を調整するために設けられた配線である。抵抗値調整用配線50は、隣接する第1抵抗配線31と第2抵抗配線32とを短絡するように複数個設けられている。本実施形態では、一例として、11個の抵抗値調整用配線50が設けられているが、抵抗値調整用配線50の個数は必要な抵抗調整範囲を考慮して任意に設定できる。なお、図2では、便宜上、11個の抵抗値調整用配線50に、折り返し部35に近い側から1〜11の数値を記載している。
11個の抵抗値調整用配線50は、第1抵抗配線31と第2抵抗配線32との間を橋渡しする方向が異なる抵抗値調整用配線を含む。例えば、図1の基材10の平面形状が長方形であるとすると、図1の基材10の横方向に延びる辺と平行な方向に第1抵抗配線31と第2抵抗配線32との間を橋渡しする抵抗値調整用配線50(No.1、2、4〜6、9〜11)と、垂直な方向に橋渡しする抵抗値調整用配線50(3、7、8)とを含む。
従来の櫛状のひずみゲージでは抵抗値調整用配線は一方向のみに形成されるが、ひずみゲージ1では抵抗体30が等方的なパターンであるため、抵抗値調整用配線50も等方的に配置できる。このような配置としても、ひずみゲージ1の検出精度には影響しない。
11個の抵抗値調整用配線50のうち、任意の抵抗値調整用配線50をレーザ等により切断することで、端子部41と端子部42との間の抵抗値を高くできる。11個の抵抗値調整用配線50の全てを切断したときに、端子部41と端子部42との間の抵抗値が最も高くなる。
全ての抵抗値調整用配線50は、平面視で抵抗体形成領域の重心を中心とした円を描いたときに、円の面積が抵抗体形成領域の面積の30%以内となる領域に配置することが好ましい。このような範囲に全ての抵抗値調整用配線50を配置すれば、感度異方性の発生を許容範囲内に抑制できる。
全ての抵抗値調整用配線50は、平面視で抵抗体形成領域の重心を中心とした円を描いたときに、円の面積が抵抗体形成領域の面積の20%以内となる領域に配置することがより好ましい。このような範囲に全ての抵抗値調整用配線50を配置すれば、感度異方性の発生を更に抑制できる。
なお、抵抗体形成領域とは、平面視において、抵抗体30が形成されている領域に、隣接する第1抵抗配線31と第2抵抗配線32との間の領域を加えたものである。又、抵抗体形成領域の面積とは、平面視において、抵抗体30の面積に、隣接する第1抵抗配線31と第2抵抗配線32との間の領域の面積を加えたものである。
隣接する抵抗値調整用配線50の間隔は、加工精度を考慮すると30μm以上であることが好ましい。更に、抵抗値調整用配線50が等間隔であれば、抵抗調整が容易となるため好ましい。
抵抗値調整用配線50は、第1層51上に第2層52が積層された構造である。第1層51は、抵抗体30と端子部41及び42と同一材料から形成されており、抵抗体30並びに端子部41及び42と同じ厚さである。すなわち、抵抗体30と端子部41及び42と第1層51とは便宜上別符号としているが、これらは同一工程において同一材料により一体に形成できる。
第2層52は、抵抗体30よりもゲージ率が低い材料から形成された金属層である。第2層52は、第1層51上のみに形成されてもよいし、第1層51上から第1抵抗配線31上及び/又は第2抵抗配線32上にはみ出してもよい。
第2層52の材料は、抵抗体30よりもゲージ率が低い材料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できる。例えば、抵抗体30がCr混相膜である場合、第2層52の材料として、Cu、Ni、Al、Ag、Au、Pt等、又は、これら何れかの金属の合金、これら何れかの金属の化合物、或いは、これら何れかの金属、合金、化合物を適宜積層した積層膜が挙げられる。第2層52の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、0.01μm〜30μm程度とすることができる。なお、端子部41及び42の上面に金属層を形成する場合、第2層52と同一材料を用い、同一工程において一体に形成してもよい。
抵抗値調整用配線50を適宜切断して端子部41と端子部42との間の抵抗値を調整した後、必要に応じ、抵抗体30及び抵抗値調整用配線50を被覆し端子部41及び42を露出するように基材10の上面10aにカバー層(絶縁樹脂層)を設けても構わない。カバー層を設けることで、抵抗体30及び抵抗値調整用配線50に機械的な損傷等が生じることを防止できる。又、カバー層を設けることで、抵抗体30及び抵抗値調整用配線50を湿気等から保護できる。なお、カバー層は、端子部41及び42を除く部分の全体を覆うように設けてもよい。
カバー層は、例えば、PI樹脂、エポキシ樹脂、PEEK樹脂、PEN樹脂、PET樹脂、PPS樹脂、複合樹脂(例えば、シリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂)等の絶縁樹脂から形成できる。カバー層は、フィラーや顔料を含有しても構わない。カバー層の厚さは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、2μm〜30μm程度とすることができる。
ひずみゲージ1を製造するためには、まず、基材10を準備し、基材10の上面10aに第1金属層を形成し、更に、第1金属層上に第2金属層を形成する。
第1金属層は、最終的にパターニングされて抵抗体30、端子部41及び42、並びに第1層51となる層である。従って、第1金属層の材料や厚さは、前述の抵抗体30、端子部41及び42、並びに第1層51の材料や厚さと同様である。第2金属層は、最終的にパターニングされて抵抗値調整用配線50の第2層52となる層である。従って、第2金属層の材料や厚さは、前述の第2層52の材料や厚さと同様である。
第1金属層は、例えば、第1金属層を形成可能な原料をターゲットとしたマグネトロンスパッタ法により成膜できる。第1金属層は、マグネトロンスパッタ法に代えて、反応性スパッタ法や蒸着法、アークイオンプレーティング法、パルスレーザー堆積法等を用いて成膜してもよい。
ゲージ特性を安定化する観点から、第1金属層を成膜する前に、下地層として、基材10の上面10aに、例えば、コンベンショナルスパッタ法により膜厚が1nm〜100nm程度の機能層を真空成膜することが好ましい。
本願において、機能層とは、少なくとも上層である第1金属層(抵抗体30)の結晶成長を促進する機能を有する層を指す。機能層は、更に、基材10に含まれる酸素や水分による第1金属層の酸化を防止する機能や、基材10と第1金属層との密着性を向上する機能を備えていることが好ましい。機能層は、更に、他の機能を備えていてもよい。
基材10を構成する絶縁樹脂フィルムは酸素や水分を含むため、特に第1金属層がCrを含む場合、Crは自己酸化膜を形成するため、機能層が第1金属層の酸化を防止する機能を備えることは有効である。
機能層の材料は、少なくとも上層である第1金属層(抵抗体30)の結晶成長を促進する機能を有する材料であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、Cr(クロム)、Ti(チタン)、V(バナジウム)、Nb(ニオブ)、Ta(タンタル)、Ni(ニッケル)、Y(イットリウム)、Zr(ジルコニウム)、Hf(ハフニウム)、Si(シリコン)、C(炭素)、Zn(亜鉛)、Cu(銅)、Bi(ビスマス)、Fe(鉄)、Mo(モリブデン)、W(タングステン)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Re(レニウム)、Os(オスミウム)、Ir(イリジウム)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Au(金)、Co(コバルト)、Mn(マンガン)、Al(アルミニウム)からなる群から選択される1種又は複数種の金属、この群の何れかの金属の合金、又は、この群の何れかの金属の化合物が挙げられる。
上記の合金としては、例えば、FeCr、TiAl、FeNi、NiCr、CrCu等が挙げられる。又、上記の化合物としては、例えば、TiN、TaN、Si、TiO、Ta、SiO等が挙げられる。
機能層が金属又は合金のような導電材料から形成される場合には、機能層の膜厚は抵抗体の膜厚の1/20以下であることが好ましい。このような範囲であると、α−Crの結晶成長を促進できると共に、抵抗体に流れる電流の一部が機能層に流れて、ひずみの検出感度が低下することを防止できる。
機能層が金属又は合金のような導電材料から形成される場合には、機能層の膜厚は抵抗体の膜厚の1/50以下であることがより好ましい。このような範囲であると、α−Crの結晶成長を促進できると共に、抵抗体に流れる電流の一部が機能層に流れて、ひずみの検出感度が低下することを更に防止できる。
機能層が金属又は合金のような導電材料から形成される場合には、機能層の膜厚は抵抗体の膜厚の1/100以下であることが更に好ましい。このような範囲であると、抵抗体に流れる電流の一部が機能層に流れて、抵抗体に流れる電流の一部が機能層に流れて、ひずみの検出感度が低下することを一層防止できる。
機能層が酸化物や窒化物のような絶縁材料から形成される場合には、機能層の膜厚は、1nm〜1μmとすることが好ましい。このような範囲であると、α−Crの結晶成長を促進できると共に、機能層にクラックが入ることなく容易に成膜できる。
機能層が酸化物や窒化物のような絶縁材料から形成される場合には、機能層の膜厚は、1nm〜0.8μmとすることよりが好ましい。このような範囲であると、α−Crの結晶成長を促進できると共に、機能層にクラックが入ることなく更に容易に成膜できる。
機能層が酸化物や窒化物のような絶縁材料から形成される場合には、機能層の膜厚は、1nm〜0.5μmとすることが更に好ましい。このような範囲であると、α−Crの結晶成長を促進できると共に、機能層にクラックが入ることなく一層容易に成膜できる。
なお、機能層の平面形状は、例えば、図1に示す抵抗体の平面形状と略同一にパターニングされている。しかし、機能層の平面形状は、抵抗体の平面形状と略同一である場合には限定されない。機能層が絶縁材料から形成される場合には、抵抗体の平面形状と同一形状にパターニングしなくてもよい。この場合、機能層は少なくとも抵抗体が形成されている領域にベタ状に形成されてもよい。或いは、機能層は、基材10の上面全体にベタ状に形成されてもよい。
又、機能層が絶縁材料から形成される場合に、機能層の厚さを50nm以上1μm以下となるように比較的厚く形成し、かつベタ状に形成することで、機能層の厚さと表面積が増加するため、抵抗体が発熱した際の熱を基材10側へ放熱できる。その結果、ひずみゲージ1において、抵抗体の自己発熱による測定精度の低下を抑制できる。
機能層は、例えば、機能層を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にAr(アルゴン)ガスを導入したコンベンショナルスパッタ法により真空成膜できる。コンベンショナルスパッタ法を用いることにより、基材10の上面10aをArでエッチングしながら機能層が成膜されるため、機能層の成膜量を最小限にして密着性改善効果を得ることができる。
但し、これは、機能層の成膜方法の一例であり、他の方法により機能層を成膜してもよい。例えば、機能層の成膜の前にAr等を用いたプラズマ処理等により基材10の上面10aを活性化することで密着性改善効果を獲得し、その後マグネトロンスパッタ法により機能層を真空成膜する方法を用いてもよい。
機能層の材料と第1金属層の材料との組み合わせは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、機能層としてTiを用い、第1金属層としてα−Cr(アルファクロム)を主成分とするCr混相膜を成膜可能である。
この場合、例えば、Cr混相膜を形成可能な原料をターゲットとし、チャンバ内にArガスを導入したマグネトロンスパッタ法により、第1金属層を成膜できる。或いは、純Crをターゲットとし、チャンバ内にArガスと共に適量の窒素ガスを導入し、反応性スパッタ法により、第1金属層を成膜してもよい。この際、窒素ガスの導入量や圧力(窒素分圧)を変えることや加熱工程を設けて加熱温度を調整することで、Cr混相膜に含まれるCrN及びCrNの割合、並びにCrN及びCrN中のCrNの割合を調整できる。
これらの方法では、Tiからなる機能層がきっかけでCr混相膜の成長面が規定され、安定な結晶構造であるα−Crを主成分とするCr混相膜を成膜できる。又、機能層を構成するTiがCr混相膜中に拡散することにより、ゲージ特性が向上する。例えば、ひずみゲージ1のゲージ率を10以上、かつゲージ率温度係数TCS及び抵抗温度係数TCRを−1000ppm/℃〜+1000ppm/℃の範囲内とすることができる。なお、機能層がTiから形成されている場合、Cr混相膜にTiやTiN(窒化チタン)が含まれる場合がある。
なお、第1金属層がCr混相膜である場合、Tiからなる機能層は、第1金属層の結晶成長を促進する機能、基材10に含まれる酸素や水分による第1金属層の酸化を防止する機能、及び基材10と第1金属層との密着性を向上する機能の全てを備えている。機能層として、Tiに代えてTa、Si、Al、Feを用いた場合も同様である。
このように、第1金属層の下層に機能層を設けることにより、第1金属層の結晶成長を促進可能となり、安定な結晶相からなる第1金属層を作製できる。その結果、ひずみゲージ1において、ゲージ特性の安定性を向上できる。又、機能層を構成する材料が第1金属層に拡散することにより、ひずみゲージ1において、ゲージ特性を向上できる。
第2金属層は、例えば、第2金属層を形成可能な原料をターゲットとしたマグネトロンスパッタ法により成膜できる。第2金属層は、マグネトロンスパッタ法に代えて、反応性スパッタ法や蒸着法、めっき法、アークイオンプレーティング法、パルスレーザー堆積法等を用いて成膜してもよい。第2金属層を厚く形成する場合には、めっき法を選択することが好ましい。
次に、フォトリソグラフィによって第2金属層をパターニングし、図1に示す平面形状の第2層52を形成する。次に、フォトリソグラフィによって第1金属層をパターニングし、図1に示す平面形状の抵抗体30、端子部41及び42、並びに第1層51を形成する。これにより、第1層51に第2層52が積層され、抵抗値調整用配線50が形成される。
なお、抵抗体30、端子部41及び42、並びに第1層51の下地層として基材10の上面10aに機能層を設けた場合には、ひずみゲージ1は図4に示す断面形状となる。符号20で示す層が機能層である。機能層20を設けた場合のひずみゲージ1の平面形状は、図1と同様である。
その後、抵抗値調整用配線50を適宜切断して端子部41と端子部42との間の抵抗値を調整する。例えば、図5や図6のように、抵抗値調整用配線50の一部又は全部が切断される。図5は、図2に示す抵抗値調整用配線50の1〜11のうち10及び11を切断した例である。又、図6は、図2に示す抵抗値調整用配線50の1〜11のうち全てを切断した例である。このように、抵抗値調整用配線50の一部又は全部が切断された状態で、ひずみゲージ1が製品として出荷される。但し、何れの抵抗値調整用配線50も切断されないで出荷される場合もあり得る。
なお、本願において、抵抗値調整用配線50とは、切断前の状態(図2の状態)と切断後の状態(図5及び図6の状態)の何れも含むものとする。つまり、図2、図5、図6の何れにおいても、ひずみゲージ1は抵抗値調整用配線50を備えている。
次に、必要に応じ、基材10の上面10aに、抵抗体30及び抵抗値調整用配線50を被覆し端子部41及び42を露出するカバー層を設けることで、ひずみゲージ1が完成する。カバー層は、例えば、基材10の上面10aに、抵抗体30及び抵抗値調整用配線50を被覆し端子部41及び42を露出するように半硬化状態の熱硬化性の絶縁樹脂フィルムをラミネートし、加熱して硬化させて作製できる。カバー層は、基材10の上面10aに、抵抗体30及び抵抗値調整用配線50を被覆し端子部41及び42を露出するように液状又はペースト状の熱硬化性の絶縁樹脂を塗布し、加熱して硬化させて作製してもよい。
このように、ひずみゲージ1では、抵抗体30が折り返し部35をおおよその中心とした渦巻き状の等方的なパターンとして形成されている。これにより、櫛状のひずみゲージのような縦横の感度異方性が発生することを防止可能となる。
又、ひずみゲージ1は、抵抗値調整用配線50を備えているため、端子部41と端子部42との間の抵抗値の微調整が可能である。これにより、ひずみゲージ1の生産性(歩留り)を向上できる。
〈第1実施形態の変形例1〉
第1実施形態の変形例1では、第1実施形態とは層構造が異なるひずみゲージの例を示す。なお、第1実施形態の変形例1において、既に説明した実施形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図7は、第1実施形態の変形例1に係るひずみゲージを例示する部分拡大平面図である。図8は、第1実施形態の変形例1に係るひずみゲージを例示する断面図であり、図7のB−B線に沿う断面を示している。なお、第1実施形態の変形例1に係るひずみゲージにおいて、図7に示す部分以外の平面形状は図1と同様である。
図7及び図8を参照すると、ひずみゲージ1Aは、抵抗値調整用配線50が抵抗値調整用配線50Aに置換された点が、ひずみゲージ1(図1〜図3等参照)と相違する。抵抗値調整用配線50Aは、抵抗値調整用配線50の第1層51のみにより形成されており、第2層52が積層されていない。抵抗値調整用配線50Aは、抵抗体30並びに端子部41及び42と同一工程において同一材料により一体に形成できる。
このように、抵抗値調整用配線50Aを抵抗体30並びに端子部41及び42と同一材料を用いた1層構造としてもよい。ひずみゲージ1のように第2層52を形成する必要がないため、ひずみゲージ1Aの製造工程を、ひずみゲージ1よりも簡略化できる。
但し、ひずみゲージ1Aの抵抗値調整用配線50Aは、ひずみゲージ1の抵抗値調整用配線50よりも抵抗値が高くなるため、同じ電流が流れたときの電圧降下が大きくなる。これは、ひずみゲージ1Aの検出誤差となるため、製品として要求される仕様に応じて、抵抗値調整用配線50を用いるか抵抗値調整用配線50Aを用いるかを選択する必要がある。
〈第1実施形態の変形例2〉
第1実施形態の変形例2では、第1実施形態とは平面形状が異なるひずみゲージの例を示す。なお、第1実施形態の変形例2において、既に説明した実施形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図9は、図2に示すひずみゲージ1の渦巻き状の抵抗体30を仮想的に直線状に伸ばしたものであり、折り返し部35から所定間隔で同一方向に延伸する2本の直線状の第1抵抗配線31及び第2抵抗配線32と、第1抵抗配線31と第2抵抗配線32との間を橋渡しするように離散的に配置された複数の抵抗値調整用配線50とを示している。
本願において、渦巻き状とは、図9に示す第1抵抗配線31及び第2抵抗配線32を、折り返し部35を中心側として矢印方向又は反矢印方向に渦巻き状にした形状である。このような形状であれば、抵抗体30の全体の形状は問わない。
例えば、図9に示す第1抵抗配線31及び第2抵抗配線32を折り返し部35が中心側に位置する略正方形となるように巻くと、図2に示すひずみゲージ1のように、略正方形の渦巻きとなる。又、図9に示す第1抵抗配線31及び第2抵抗配線32を折り返し部35が中心側に位置する略円形となるように巻くと、図10に示すひずみゲージ1Bのように、略円形の渦巻きとなる。
なお、第1抵抗配線31及び第2抵抗配線32を折り返し部35が中心側に位置する略円形となるように巻くと、略正方形になるように巻いた場合と比べて、異方性の点で有利である。一方で、略正方形になるように巻いた場合は、縦/横線による異方性は発現しやすいが、四角いひずみ場においては受感部が最密に得られる利点がある。
本実施形態に係る渦巻き状のひずみゲージは、略正方形や略円形の渦巻きには限定されず、略長方形や略楕円形、その他の更に複雑な形状(例えば、星形)等であってもよい。要は、第1抵抗配線31及び第2抵抗配線32が、折り返し部35を中心側として渦巻き状の等方的なパターンとして形成されていればよい。これにより、櫛状のひずみゲージのような縦横の感度異方性が発生することを防止可能となる。
以上、好ましい実施形態等について詳説したが、上述した実施形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
1、1A、1B ひずみゲージ、10 基材、10a 上面、20 機能層、30 抵抗体、31 第1抵抗配線、32 第2抵抗配線、35 折り返し部、41、42 端子部、50、50A 抵抗値調整用配線、51 第1層、52 第2層

Claims (9)

  1. 可撓性を有する基材と、
    前記基材の一方の側に形成された抵抗体と、
    前記抵抗体の両端に電気的に接続された一対の端子部と、
    一対の前記端子部の間の抵抗値を調整する複数の抵抗値調整用配線と、を有し、
    前記抵抗体の平面形状は、折り返し部から所定間隔で同一方向に延伸する2本の直線状の抵抗配線を、前記折り返し部を中心側として渦巻き状にした形状であり、
    各々の前記抵抗値調整用配線は、2本の前記抵抗配線の間を橋渡しするように離散的に配置されているひずみゲージ。
  2. 複数の前記抵抗値調整用配線は、2本の前記抵抗配線の間を橋渡しする方向が異なる抵抗値調整用配線を含む請求項1に記載のひずみゲージ。
  3. 全ての前記抵抗値調整用配線は、平面視で抵抗体形成領域の重心を中心とした円を描いたときに、円の面積が前記抵抗体形成領域の面積の30%以内となる領域に配置されている請求項1又は2に記載のひずみゲージ。
  4. 各々の前記抵抗値調整用配線は、前記抵抗体及び一対の前記端子部と同一材料から形成された第1層と、
    前記第1層上に積層された、前記抵抗体よりもゲージ率が低い材料から形成された第2層と、を含む請求項1乃至3の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  5. 複数の前記抵抗値調整用配線は、切断された抵抗値調整用配線を含む請求項1乃至4の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  6. 前記抵抗体は、α−Crを主成分とするCr、CrN、及びCrNを含む膜から形成されている請求項1乃至5の何れか一項に記載のひずみゲージ。
  7. 前記抵抗体に含まれるCrN及びCrNは、20重量%以下である請求項6に記載のひずみゲージ。
  8. 前記CrN及び前記CrN中の前記CrNの割合は、80重量%以上90重量%未満である請求項7に記載のひずみゲージ。
  9. 前記抵抗体の前記基材側に、金属、合金、又は、金属の化合物から形成された機能層を有し、
    前記機能層は、前記α−Crの結晶成長を促進させ、前記α−Crを主成分とする膜を形成する機能を有する請求項6乃至8の何れか一項に記載のひずみゲージ。
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