JP2021109664A - 容器 - Google Patents

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知毅 神谷
Tomotake Kamiya
知毅 神谷
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Abstract

【課題】取っ手の機能が十分に果たされ、袋等の運搬具を用いなくても食品を持ち運びやすい容器を提供すること。【解決手段】上方に開口する開口部6を有する容器本体部5と、開口部6の外側に形成され、その外周部に下方に屈曲する屈曲部12を有する第1フランジ部10と、屈曲部12の下端12aの外側に形成される第2フランジ部20と、屈曲部12の下端12aと第2フランジ部20との間に形成される第1スリット部31と、屈曲部12の下端12aと第2フランジ部20との間における容器本体部5を挟んで第1スリット部31と反対側の位置に形成される第2スリット部32と、を備え、容器本体部5、第1フランジ部10及び第2フランジ部20が一体である容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、食品等を収容する容器に関する。
従来、食品等をパック詰めして持ち運び可能とするプラスチック製の容器があり、そのような容器の中には、取っ手を掴み手提げ状態で持ち運ぶ形式の容器が知られている。例えば、食品を収容する容器本体部の開口縁に形成されたフランジ部に縁に沿って切れ目を入れることにより、容器本体部と分離する一対のC字状あるいはコ字状の取っ手となる部分を設け、使用時に、これら一対の取っ手となる部分を上方に持ち上げ合体させると取っ手が形成される容器が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
実用新案登録第3132223号公報 実用新案登録第3212220号公報 実用新案登録第3205773号公報 実用新案登録第3214854号公報 特開平10−95437号公報
上記各特許文献に開示される容器は、取っ手を掴んで持ち運びができるものとなっている。しかし、例えばおでん等の比較的重量のある食品を収容した場合、取っ手を掴んで容器を持ち上げると容器本体部が変形し、容器を持ちにくくなる場合があった。その場合には、容器を袋に入れたりトレーに載せたりした方が安全に持ち運ぶことができるため、取っ手の機能が十分に果たされないものとなっていた。したがって、取っ手の機能が十分に果たされ、袋等の運搬具を用いなくても食品を持ち運びやすい容器が望まれている。
そこで本発明は、取っ手の機能が十分に果たされ、袋等の運搬具を用いなくても食品を持ち運びやすい容器を提供することを目的とする。
(1)本発明の容器は、上方に開口する開口部を有する容器本体部と、前記開口部の外側に形成され、その外周部に下方に屈曲する屈曲部を有する第1フランジ部と、前記屈曲部の下端の外側に形成される第2フランジ部と、前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間に形成される第1スリット部と、前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間における前記容器本体部を挟んで前記第1スリット部と反対側の位置に形成される第2スリット部と、を備え、前記容器本体部、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部が一体である。
(2)(1)において、前記第2フランジ部に形成され、前記第1スリット部側に位置する第1嵌合部と、前記第2フランジ部に形成され、前記第2スリット部側に位置し、前記第1嵌合部に嵌合可能な形状の第2嵌合部と、を更に備え、前記第1嵌合部に前記第2嵌合部が嵌合した状態では、前記第1スリット部の外側の前記第2フランジ部と、前記第2スリット部の外側の前記第2フランジ部とが、前記開口部の上側に湾曲して取っ手を形成する。
(3)(1)または(2)において、前記第1フランジ部に、前記開口部を塞ぐフィルムが蓋として取り外し可能に設けられる。
(4)本発明の容器の製造方法は、上方に開口する開口部を有する容器本体部と、前記開口部の外側に形成され、その外周部に下方に屈曲する屈曲部を有する第1フランジ部と、前記屈曲部の下端の外側に形成される第2フランジ部と、前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間に形成される第1スリット部と、前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間における前記容器本体部を挟んで前記第1スリット部と反対側の位置に形成される第2スリット部と、を備える容器を製造する方法であって、樹脂製のシートを金型でプレス成形することにより、前記容器本体部、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部を一体成形する。
本発明によれば、取っ手の機能が十分に果たされ、袋等の運搬具を用いなくても食品を持ち運びやすい容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る容器を示す斜視図である。 一実施形態に係る容器を示す平面図である。 図2のIII―III断面図である。 一実施形態に係る容器の容器本体部から第2フランジ部にわたる部分の断面図である。 一実施形態に係る容器の平面図であって、取っ手を形成した状態を示す図である。 図5のVI方向矢視図である。 一実施形態に係る容器の製造方法の概要を模式的に示す側断面図であって、成形工程を示す図である。 上記製造方法の概要を模式的に示す側断面図であって、切断工程を示す図である。 一実施形態の変形例に係る容器を示す平面図である。
(実施形態)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1〜図3は、一実施形態に係る樹脂製の容器1を示している。容器1は、容器本体部5と、第1フランジ部10と、第2フランジ部20と、第1フランジ部10と第2フランジ部20との間に形成された第1スリット部31及び第2スリット部32と、第2フランジ部20に形成された第1嵌合部41及び第2嵌合部42と、を備える。図2に示すように、本実施形態に係る容器1は、平面視した状態で全体が円形の形状を有する。
容器本体部5は、上方に開口する開口部6を有する有底円筒状に形成されている。容器本体部5は、円形状の底部7と、底部7の周縁から立ち上がる状態に形成される略円筒状の側壁部8と、底部7と側壁部8で囲まれた空間である食品収容部9と、を有する。
本実施形態の容器1は、食品収容部9に食品が収容され、後述する取っ手23を掴んで食品を持ち運ぶことができるようになっている。食品収容部9に収容される食品の種類は特に制限されないが、本実施形態の容器1は、湯豆腐、おでん等の汁の中に固形物が投入される鍋物や、カレーやシチュー等の流動性を有する食品であって、電子レンジ等の加熱調理器具で加熱して食する食品が、収容対象の食品として好適とされる。
図3に示すように、側壁部8は、その深さ方向の中央部と開口部6との間に、周方向に沿った段部8aを有する。側壁部8はこの段部8aを境に、底部7側の小径部8bと、小径部8bよりもやや径の大きい開口部6側の大径部8cと、を有する。容器1は、容器本体部5の底部7を下側に配置し、食品収容部9に食品を収容して使用される。以下の説明でいう上下方向は、食品収容部9に食品を収容した容器1の使用状態に基づく方向をいう。したがって容器本体部5の開口部6は、上方に開口する。側壁部8は、複数の容器1をスタック可能とするために、下方に向かうにしたがい僅かに縮径するように形成されている。
第1フランジ部10は、開口部6の外側に容器本体部5と一体、かつ同心状に形成された環状の部分である。図4に示すように、第1フランジ部10は、側壁部8の上端縁から側壁部8に対して略直交して側方に張り出す平板部11と、平板部11の外縁から平板部に対して略直交して下方に屈曲する屈曲部12と、を有する。
図4に示すように、第2フランジ部20は、屈曲部12の下端12aの外側に屈曲部12と一体、かつ第1フランジ部10と同心状に形成された環状の部分である。第2フランジ部20は、屈曲部12の下端12aから屈曲部12に対して略直交して側方に張り出す状態に形成されている。容器1は、第1フランジ部10の屈曲部12により、第1フランジ部10と第2フランジ部20との間に、第1フランジ部10の平板部11と第2フランジ部20とを上下に隔てる段差部2を有する。
第1スリット部31及び第2スリット部32は、第1フランジ部10の屈曲部12の下端12aと第2フランジ部20との間に形成された略半円弧状の切れ目である。第1スリット部31及び第2スリット部32は、例えば薄い刃で容器材料を切断することにより形成される。第1スリット部31及び第2スリット部32は、容器本体部5と同心状であって、周方向長さが同じである。第1スリット部31と第2スリット部32とは、容器本体部5を挟んで互いに反対側の位置に形成されている。
図2に示すように、周方向における第1スリット部31と第2スリット部32との間には、第1フランジ部10と第2フランジ部20とを連結する周方向に沿った一対の連結部25が形成されている。各連結部25の周方向長さは同等である。各連結部25は、周方向角度で互いに略180°離間した位置に配置されている。
図2に示すように、第2フランジ部20は、第1スリット部31の外側に第1フランジ部10と分離する半円弧板状の第1取っ手片部21を有し、第2スリット部32の外側に第1フランジ部10と分離する半円弧板状の第2取っ手片部22を有する。
図3に示すように、第1嵌合部41は、第2フランジ部20の上面20aから上方に突出する直方体状の凸部で構成されている。第2嵌合部42は、第2フランジ部20の上面20aから下方にへこむ直方体状の凹部で構成されている。第2嵌合部42は、第1嵌合部41がその内部に嵌合して互いに結合し得る形状を有する。第1嵌合部41及び第2嵌合部42は、ともに第2フランジ部20と一体に形成されている。
図2に示すように、第1嵌合部41は、第1スリット部31側であって、第1スリット部31の周方向中央部にあたる位置に形成されている。第2嵌合部42は、第2スリット部32側であって、第2スリット部32の周方向中央部にあたる位置に形成されている。第1嵌合部41と第2嵌合部42とは、周方向角度で互いに略180°離間した位置に配置されている。
上記のように、第1フランジ部10は容器本体部5と一体に形成され、第2フランジ部20は第1フランジ部10の屈曲部12と一体に形成されている。また、第1嵌合部41及び第2嵌合部42は、ともに第2フランジ部20と一体に形成されている。すなわち容器本体部5、第1フランジ部10及び第2フランジ部20は一体であって、容器1全体が1つの材料で一体に成形されている。
容器1は、熱可塑性を有する薄い樹脂製のシート状材料をプレス成形するなどして成形される。容器1の樹脂材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の弾性を有する樹脂が挙げられる。また、容器1ごと食品を電子レンジ等の加熱調理器具で加熱することを考慮すると、比較的耐熱温度が高いポリプロピレンが好適とされる。
図5及び図6に示すように、容器1は、材料の弾性を利用して第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22を開口部6の上側に湾曲させ、第1嵌合部41と第2嵌合部42とを互いに嵌合させて結合させることができる。この状態で、第1取っ手片部21と第2取っ手片部22とが合体し、開口部6の上側に1つのアーチ状の取っ手23が形成される。取っ手23を形成した場合、本実施形態では第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22の根元の部分に溝等による折り目が形成されていないため、比較的重量のある食品を収容しても、その折り目を起点として第1取っ手片部21や第2取っ手片部22が裂けるといったことが起こらない。
図3に示すように、容器1は、第1フランジ部10の平板部11の上面11aに、蓋50が取り外し可能に設けられる。蓋50は、可撓性を有する樹脂製の透明フィルム等が好適に用いられる。蓋50を構成するフィルムは、包装材のラップ等に成形されるポリエチレンやポリプロピレン等を材料としたものが用いられる。蓋50は、食品収容部9に食品が収容された後に、第1フランジ部10の平板部11の上面11aに溶着や接着といった方法で取り外し可能に貼り付けられ、開口部6を塞ぐ。
容器1は、食品収容部9に上述したような食品が収容され、開口部6が蓋50で塞がれ食品が密封された状態で、利用者に供給される。利用者は、図5及び図6に示したように、第1取っ手片部21の第1嵌合部41と第2取っ手片部22の第2嵌合部42とを互いに嵌合させて形成した取っ手23を掴んで、食品を容器1ごと持ち運ぶことができる。
以上が本実施形態に係る容器1の構成であり、次いで、一実施形態に係る容器1の製造方法を、図7および図8を参照して説明する。
はじめに、図7に示すようにポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるシートSを、金型100によって容器1の形状にプレス成形する成形工程を行う。金型100は、容器1の上側の面を成形する雄型の上型101と、容器1の下側の面を成形する雌型の下型102と、を備える。これら上型101と下型102との間に、300℃程度に加熱して軟化させたシートSを配置し、上型101と下型102とによってシートSを所定圧力でプレス成形する。プレス成形後は、金型100によるプレス状態を保持して、シートSを冷却し硬化させる。
本実施形態では、プレス成形の一方法である真空圧空成形が好適に採用される。真空圧空成形は、金型100とシートSとの間の空気を吸引してシートSを上型101と下型102に吸着させ、同時に圧縮空気を送って上型101および下型102をシートSに押し付け、これによりシートSをプレス成形する。
成形工程後は、図8に示すように、プレス成形して冷却された容器1に近似する形状のシートSに対し、トムソン刃型からなる切断部材200により、容器1の最外周縁すなわち第1フランジ部10の外周縁と、第1スリット部31及び第2スリット部32とを形成する切断工程を行う。切断部材200は、ボード205の下面に、シートSの外周部を打ち抜く環状の第1刃部201と、シートSの所定箇所を打ち抜いて第1スリット部31及び第2スリット部32を形成する一対の半円弧状の第2刃部202と、を備える。
図8に示すように、切断工程は、シートSの第2フランジ部20にあたる部分を下板206で受けた状態から、切断部材200をシートSに対して進退させ、第1刃部201と第2刃部202とによりシートSを打ち抜く。これにより、第1フランジ部10の外周縁と、第1スリット部31及び第2スリット部32とを形成して、容器1を得る。
上記製造方法は、製造ライン上で成形工程と切断工程とを順次行って多数の容器1を連続的に量産することができる。
以上が一実施形態に係る容器1の構成および製造方法であり、以下、一実施形態によって奏される効果を説明する。
本実施形態に係る容器1は、上方に開口する開口部6を有する容器本体部5と、開口部6の外側に形成され、その外周部に下方に屈曲する屈曲部12を有する第1フランジ部10と、屈曲部12の下端12aの外側に形成される第2フランジ部20と、屈曲部12の下端12aと第2フランジ部20との間に形成される第1スリット部31と、屈曲部12の下端12aと第2フランジ部20との間における容器本体部5を挟んで第1スリット部31と反対側の位置に形成される第2スリット部32と、を備え、容器本体部5、第1フランジ部10及び第2フランジ部20が一体である。
これにより容器1は、外周部に屈曲部12を有する第1フランジ部10の剛性が向上する。このため、おでん等の比較的重量のある食品を収容した場合であっても、取っ手23を掴んで容器1を持ち運ぶ際、第1フランジ部10及び容器本体部5が変形しにくく、容器1を持ち運びやすい。その結果、容器1を袋に入れたりトレーに載せたりせずに、食品を安全に持ち運ぶことができる。本実施形態に係る容器1によれば、取っ手23の機能が十分に果たされ、袋等の運搬具を用いなくても食品を持ち運ぶことができる。
本実施形態に係る容器1は、第2フランジ部20に形成され、第1スリット部31側に位置する第1嵌合部41と、第2フランジ部20に形成され、第2スリット部32側に位置し、第1嵌合部41に嵌合可能な形状の第2嵌合部42と、を更に備え、第1嵌合部41に第2嵌合部42が嵌合した状態では、第2フランジ部20における第1スリット部31の外側部分に当たる第1取っ手片部21と、第2フランジ部20における第2スリット部32の外側部分に当たる第2取っ手片部22とが、開口部6の上側に湾曲して取っ手23を形成する。
これにより、第1嵌合部41と第2嵌合部42とを嵌合して第1取っ手片部21と第2取っ手片部22が分離せず、取っ手23が保持される。第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22は、開口部6の上方に湾曲させた際には分離して元の位置に弾性復帰するように動く。これは、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22の根元部分に溝等からなる折り目がないため、湾曲させても折り癖がつきにくいことによる。そこで、第1嵌合部41と第2嵌合部42とを嵌合させれば第1取っ手片部21と第2取っ手片部22とが分離することが起こらず取っ手23の状態が保持され、取っ手23を掴みやすくなる。
容器1内の食品を、電子レンジ等の加熱調理器具で容器1ごと加熱して食す場合がある。その際、容器1も加熱されるが、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22は、それぞれ第1スリット部31及び第2スリット部32により第1フランジ部10と分離している。このため、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22は、食品の熱が伝わりにくく、把持しやすい。したがって容器1を加熱する際には、取っ手23を形成した状態からそのまま加熱することで、加熱後において高温化していない取っ手23を掴んで容器1を容易に持ち運ぶことができる。
また、第1嵌合部41と第2嵌合部42との嵌合を解除すると、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22は上記のように分離して元の位置に弾性復帰するように動き、開口部6の上方から第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22が退避する。したがって食品収容部9から食品を取り出すときには、第1嵌合部41と第2嵌合部42との嵌合を解除することにより、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22が邪魔にならずに食品を円滑に取り出すことができる。
本実施形態に係る容器1は、第1フランジ部10に、開口部6を塞ぐフィルムが蓋50として取り外し可能に設けられる。
これにより、容器1は、食品を衛生的に収容することができる。また、蓋50はフィルムであって取り外し可能に設けられるため、蓋50を円滑、かつ速やかに容器1から剥がして取り外すことができる。また、容器1は、第1フランジ部10の屈曲部12により、第1フランジ部10と第2フランジ部20との間に、第1フランジ部10の平板部11と第2フランジ部20とを上下に隔てる段差部2を有する。このため、第1フランジ部10の上面11aに蓋50を貼り付ける際には、第2フランジ部20の干渉を受けにくいため、蓋50を貼り付けやすい。
本実施形態に係る容器1の製造方法は、開口する開口部6を有する容器本体部5と、開口部6の外側に形成され、その外周部に下方に屈曲する屈曲部12を有する第1フランジ部10と、屈曲部12の下端12aの外側に形成される第2フランジ部20と、屈曲部12の下端12aと第2フランジ部20との間に形成される第1スリット部31と、屈曲部12の下端12aと第2フランジ部20との間における容器本体部5を挟んで第1スリット部31と反対側の位置に形成される第2スリット部32と、を備える容器1を製造する方法であって、樹脂製のシートSを金型100でプレス成形することにより、容器本体部5、第1フランジ部10及び第2フランジ部20を一体成形する。
これにより、上記構成を備えた容器1を、容易に、かつ速やかに成形することができる。本実施形態の製造方法では、切断工程において、図8に示した第1刃部201と第2刃部202とを備えた切断部材200を用いてシートSを打ち抜くことにより、第1スリット部31及び第2スリット部32を同時に形成することができる。このため、製造時間の短縮を図ることができる。
(変形例)
図9は、上記実施形態の容器1の変形例に係る容器3を示している。容器3は、平面視で円形状であった部分を矩形の形状に変形した点で容器1と異なっており、構成要素は形状が異なるのみであって同一である。したがって図9において上記実施形態と同一構成要素には同一の符号を付し、機能面についての説明は省略する。
容器3は、容器本体部5と、第1フランジ部10と、第2フランジ部20と、第1フランジ部10と第2フランジ部20との間に形成された第1スリット部31及び第2スリット部32と、第2フランジ部20に形成された第1嵌合部41及び第2嵌合部42と、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22と、を備える。
容器3において、容器本体部5、第1フランジ部10及び第2フランジ部20は、いずれも平面視が矩形状に形成されている。また、容器3において、第1スリット部31及び第2スリット部32は略コ字状に形成され、第1スリット部31及び第2スリット部32の外側の第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22は、それぞれ第1スリット部31及び第2スリット部32に沿って略コ字状に形成されている。第1取っ手片部21の中央部には第1嵌合部41が形成され、第1取っ手片部21の中央部には第1嵌合部41が嵌合する形状の第2嵌合部42が形成されている。容器3は、上記実施形態と同様の製造方法で製造することができる。
容器3は、上記実施形態の容器1と同様の効果を奏する。また、容器3によれば、平面視が矩形状の食品収容部9に、豆腐やこんにゃく等の直方体状を無駄なスペースをとることなく効率よく収容することができる。
本発明は上記実施形態の態様に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22にそれぞれ形成されている第1嵌合部41及び第2嵌合部42を省略してもよい。その場合、開口部6の上方に湾曲させてアーチ状に配置した第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22を掴むことで、第1取っ手片部21及び第2取っ手片部22による取っ手23が形成される。
蓋50としては、フィルムの他に、ある程度の剛性を有する樹脂からなるものでもよい。そのような蓋としては、容器本体部5に対して内側から着脱可能に嵌合する内側嵌合タイプの蓋が挙げられる。
容器1の製造方法は、上記実施形態では成形工程と切断工程との2工程を備えるものとしているが、切断工程を成形工程と同時に行うようにしてもよく、その場合には製造時間を一層短縮することができる。すなわち本発明では、シートSの切断による第1フランジ部10の外周縁ならびに第1スリット部31及び第2スリット部32の形成(切断工程)を、容器1の成形と同時に行ってもよいし、容器1の成形後に行ってもよい。
1、3 容器
5 容器本体部
6 開口部
10 第1フランジ部
12 屈曲部
12a 屈曲部の下端
20 第2フランジ部
23 取っ手
31 第1スリット部
32 第2スリット部
41 第1嵌合部
42 第2嵌合部
50 蓋
100 金型
S シート

Claims (4)

  1. 上方に開口する開口部を有する容器本体部と、
    前記開口部の外側に形成され、その外周部に下方に屈曲する屈曲部を有する第1フランジ部と、
    前記屈曲部の下端の外側に形成される第2フランジ部と、
    前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間に形成される第1スリット部と、
    前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間における前記容器本体部を挟んで前記第1スリット部と反対側の位置に形成される第2スリット部と、を備え、
    前記容器本体部、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部が一体である容器。
  2. 前記第2フランジ部に形成され、前記第1スリット部側に位置する第1嵌合部と、
    前記第2フランジ部に形成され、前記第2スリット部側に位置し、前記第1嵌合部に嵌合可能な形状の第2嵌合部と、を更に備え、
    前記第1嵌合部に前記第2嵌合部が嵌合した状態では、前記第1スリット部の外側の前記第2フランジ部と、前記第2スリット部の外側の前記第2フランジ部とが、前記開口部の上側に湾曲して取っ手を形成する請求項1に記載の容器。
  3. 前記第1フランジ部に、前記開口部を塞ぐフィルムが蓋として取り外し可能に設けられる請求項1または2に記載の容器。
  4. 上方に開口する開口部を有する容器本体部と、
    前記開口部の外側に形成され、その外周部に下方に屈曲する屈曲部を有する第1フランジ部と、
    前記屈曲部の下端の外側に形成される第2フランジ部と、
    前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間に形成される第1スリット部と、
    前記屈曲部の下端と前記第2フランジ部との間における前記容器本体部を挟んで前記第1スリット部と反対側の位置に形成される第2スリット部と、を備える容器を製造する方法であって、
    樹脂製のシートを金型でプレス成形することにより、前記容器本体部、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部を一体成形する容器の製造方法。
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