JP2021108943A - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2021108943A
JP2021108943A JP2020002599A JP2020002599A JP2021108943A JP 2021108943 A JP2021108943 A JP 2021108943A JP 2020002599 A JP2020002599 A JP 2020002599A JP 2020002599 A JP2020002599 A JP 2020002599A JP 2021108943 A JP2021108943 A JP 2021108943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
cover
user
opening
chair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020002599A
Other languages
English (en)
Inventor
純 佐藤
Jun Sato
純 佐藤
博紀 櫻井
Hiroki Sakurai
博紀 櫻井
真弓 戸田
Mayumi Toda
真弓 戸田
南帆 戸田
Naho Toda
南帆 戸田
茂樹 渡辺
Shigeki Watanabe
茂樹 渡辺
慎貴 酒向
Shinki Sako
慎貴 酒向
祐功 久野
Tasuku Kuno
祐功 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pascal Universe Co Ltd
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Pascal Universe Co Ltd
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pascal Universe Co Ltd, Toyota Boshoku Corp filed Critical Pascal Universe Co Ltd
Priority to JP2020002599A priority Critical patent/JP2021108943A/ja
Publication of JP2021108943A publication Critical patent/JP2021108943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】空気調和装置により効率良く空気を調和するための空間を形成することができる椅子を提供すること。【解決手段】使用者60が着座するための座部30と、座部30に着座した使用者60および座部30の所定範囲を覆うハウジング20と、ハウジング20に形成されており、使用者60が出入りするための開口部20aと、座部30に着座した使用者60の開口部20aから外方に出た部分と開口部20aとを覆うカバー40と、を備えており、ハウジング20およびカバー40により囲まれた空間Sを閉塞可能である。カバー40には空気調和装置50を接続可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、着座した使用者の周囲にプライベート空間を形成可能な椅子に関する。
本願発明者らは、先の出願(特許文献1)において、自動車キャビンや居住空間などの閉鎖空間の気圧を制御することにより、閉鎖空間に存在する人の健康を増進することができる空気調和装置を提案した。
特開2018−11730号公報
しかし、上記の空気調和装置によって気圧を制御する場合、自動車キャビンや居住空間は体積が大きいため、所定の気圧に到達するまでに時間が掛かる。特に、個人がリラックスや健康増進を目的として使用する場合は効率が悪い。
そこで、本願発明は、空気調和装置により効率良く空気を調和するための空間を形成することができる椅子を提供することを目的とする。
本願の第1発明の椅子は、使用者が着座するための座部と、座部に着座した使用者および座部の所定範囲を覆うハウジングと、ハウジングに形成されており、使用者が出入りするための開口部と、座部に着座した使用者の開口部から外方に出た部分と開口部とを覆うカバーと、を備えており、ハウジングおよびカバーにより囲まれた空間を閉塞可能であることを特徴とする。
本願の第2発明の椅子は、上記第1発明の椅子において、カバーは、使用者が出入りするための開閉可能な出入口を備えていることを特徴とする。
本願の第3発明の椅子は、上記第1発明または第2発明の椅子において、カバーは、ハウジングに着脱可能であることを特徴とする。
本願の第4発明の椅子は、上記第1ないし第3発明のいずれか1つの椅子において、カバーは、可撓性を有し、かつ、開口部の周縁に密着可能な開口縁を有する袋状に形成されていることを特徴とする。
本願の第5発明の椅子は、上記第1ないし第4発明のいずれか1つの椅子において、空間の空気を調和するための空気調和装置を接続可能であることを特徴とする。
本願の第1発明の椅子によれば、使用者が着座するための座部と、座部に着座した使用者および座部の所定範囲を覆うハウジングと、ハウジングに形成されており、使用者が出入りするための開口部と、座部に着座した使用者の開口部から外方に出た部分と開口部とを覆うカバーと、を備えており、ハウジングおよびカバーにより囲まれた空間を閉塞可能であるため、自動車キャビンや居住空間よりも体積の小さい空間を形成することができる。
従って、本願の第1発明の椅子によれば、空気調和装置により効率良く空気を調和するための空間を形成することができる椅子を提供することができる。
本願の第2発明の椅子によれば、カバーは、使用者が出入りするための開閉可能な出入口を備えているため、ハウジングの開口部から出入りするたびにカバーを外す必要が無いので便利である。
本願の第3発明の椅子によれば、カバーは、ハウジングに着脱可能であるため、カバーを使用しないときにハウジングから外しておけば、椅子として使用するときにカバーが邪魔にならないようにすることができる。
本願の第4発明の椅子によれば、カバーは、可撓性を有し、かつ、開口部の周縁に密着可能な開口縁を有する袋状に形成されているため、開口部から外方に出た使用者の脚などを覆い易い。また、カバーを使用しないときに畳んでおけば、椅子として使用するときにカバーが邪魔にならないようにすることができる。
本願の第5発明の椅子によれば、空間の空気を調和するための空気調和装置を接続可能であるため、空気調和装置を接続することにより、空間の空気を調和することができる。
本発明の第1実施形態の椅子に空気調和装置を接続した場合の使用状態を示す斜視図である。 図1においてカバーに出入口が形成された状態を示す斜視図である。 図1の右側面図である。 図1に示す椅子および空気調和装置の斜視図である。 図4に示す椅子に使用者が着座した状態を示す斜視図である。 出入口が形成されたカバーの背面図である。 出入口が閉じた状態を示すカバーの背面図である。 本発明の第2実施形態の椅子および空気調和装置の右側面図である。
〈第1実施形態〉
本発明の第1実施形態の椅子について図を参照しつつ説明する。
[主要構造]
図1に示すように、本発明の第1実施形態の椅子10は、使用者60が着座するための座部30と、背もたれ31と、座部30に着座した使用者60および座部30の所定範囲を覆うハウジング20と、ハウジング20に形成された開口部20aと、カバー40と、を備えている。カバー40は、座部30に着座した使用者60の開口部20aから外方に出た両脚61,61などと、開口部20aとを覆うように構成されている。
[ハウジングの構造]
図3および図4に示すように、ハウジング20は、内部が空洞の卵形に形成されており、ハウジング本体21と、内装材22とを備えている。内装材22はハウジング本体21の内壁面に沿って内壁面を覆うように取付けられている。ハウジング本体21には、開口周縁21bが形成されている。図3に示すように、開口周縁21bは、ハウジング本体21の開口面を形成しており、空洞の卵を切断した形状に形成されている。詳しくは、開口周縁21bは、空洞の卵を尖った方を上に向けた状態にして、上端から斜め下方に向けて切断し、かつ、切断面が背面に向けて膨らんだ円弧状となるように切断した形状に形成されている。つまり、開口周縁21bは、正面視卵形に形成されており、やや斜め上方を向いている。
また、図4に示すように、内装材22の端面22aが、ハウジング本体21の開口周縁21bに沿って露出している。内装材22の端面22aによって囲まれた範囲には、使用者60がハウジング20から出入りするための開口部20aが形成されている。つまり、開口部20aが、ハウジング20の開口部を構成している。
図4および図5に示すように、ハウジング本体21の内側底部には、座部30が設けられており、座部30の背面には背もたれ31が設けられている。ハウジング本体21の底面には、ハウジング20を支持するための脚部24が取付けられている。ハウジング20は、脚部24の上端を回動軸にして水平方向に回動可能に構成されている。ハウジング本体21は、FRPやPPなどの材料により形成されている。座部30および背もたれ31は、着脱可能であり、かつ、クッション性を有し、中材としてスポンジやウレタンなどを使用することができ、カバー材として合成皮革、人工皮革、皮革、木綿などを使用することができる。また、内装材22もクッション性を有し、その材料として座部30や背もたれ31と同じ材料を使用することができる。さらに、座部30、背もたれ31および内装材22の模様や色彩などの意匠を統一することもできる。
図3に示すように、ハウジング20は、座部30の背面および両側面と、座部30に着座した使用者60の上半身の背面および両側面と、下半身の一部の両側面とを覆う(ハウジング20の外部と遮る)形状に形成されている。詳しくは、ハウジング20は、座部30の背面および両側面と、使用者60の頭部62の上面、両側面および背面と、胴体64の両側面および背面と、両脚61,61の大腿部の上方の両側面とを覆う(ハウジング20の外部と遮る)形状に形成されている。換言すると、ハウジング20は、座部30に着座した使用者60の左右および背後の視界を遮るように構成されている。
これにより、使用者60は、開口部20aを通して外部の景色を見ることになる。また、使用者60は、ハウジング20により形成される個室に入った感覚になるため、リラックスすることができる。座部30の背面および両側面と、使用者60の頭部62の上面、両側面および背面と、胴体64の両側面および背面と、両脚61,61の大腿部の上方の両側面とが、本発明の所定範囲の一例である。
また、ハウジング20は、使用者60の両脚61,61の大腿部の下方、膝および下腿部が開口部20aから外方へ出た状態となるように形成されている。また、ハウジング20は、開口部20aから外方へ出た使用者60の両脚61,61の両足が床面70に接地する高さに形成されている。また、使用者60が両手63,63を両膝の近傍に置いた場合は、両手63,63が開口部20aから外方へ出た状態になる。つまり、椅子10は、一般的な椅子としての機能を有する。なお、開口部20aから外方に出る範囲は、使用者60の身長や体型、あるいは、座部30に着座した姿勢により異なる。
また、図4に示すように、ハウジング本体21の外周面21aのうち、開口周縁21bに沿った範囲には、後述するカバー側テープ43(図6)を装着するためのハウジング側テープ23が取付けられている。ハウジング側テープ23およびカバー側テープ43は、気密性を有するファスナーを構成している。
[カバーの構造]
図6に示すように、カバー40は透明であり、開口縁を形成するカバー側テープ43と、出入口44を開閉するための出入口用ファスナー41,41とを有する袋状に形成されている。カバー側テープ43は、ハウジング20の開口周縁21bに対応する形状に形成されており、ファスナーを構成するスライダー45を備えている。ハウジング側テープ23の端部(図示せず)をスライダー45に挿入し、スライダー45をハウジング側テープ23に沿って移動させることにより、カバー側テープ43とハウジング側テープ23とが密着される。密着されたカバー側テープ43とハウジング側テープ23との間には気密性が確保される。また、カバー側テープ43とハウジング側テープ23とが密着した状態からスライダー45を移動させることにより、カバー40をハウジング20から外すことができる。つまり、カバー40は、ハウジング20の開口周縁21bに密着可能、かつ、着脱可能に構成されている。カバー側テープ43は、本発明の開口縁の一例である。
出入口用ファスナー41,41は、出入口用ファスナー41,41を開閉するためのスライダー42を備えている。スライダー42は、操作時に摘まむための摘まみ片42a,42bを備えている。図2に示すように、一方の摘まみ片42aは、カバー40の表側に設けられており、図6に示すように、他方の摘まみ片42bは、カバー40の裏側に設けられている。図6では、摘まみ片42a,42bが重なっているため、表側の摘まみ片42aは図示されていない。図7に示すように、スライダー42によって相互に密着された出入口用ファスナー41,41間には気密性が確保される。出入口用ファスナー41,41を開口すると、使用者60がハウジング20から出入りするための出入口44が形成される。カバー40の表側から出入口44を開閉する場合は、表側の摘まみ片42aを操作し、カバー40の裏側から出入口44を開閉する場合は、裏側の摘まみ片42bを操作する。出入口44は、使用者60がカバー40を介してハウジング20から容易に出入りすることができる大きさに形成されている。図1および図3に示すように、カバー40は、ハウジング20の開口部20aと、両脚61,61のうち開口部20aから外方へ出た部分とを覆う袋状に形成されている。また、カバー40は、ビニール、ナイロン、ポリエチレンなどの軟質の合成樹脂により形成されており、可撓性を有する。このため、使用しないときは、カバー40をハウジング20から外して折り畳み、所定箇所に収納しておくことができる。
また、カバー40は、耐圧(例えば、1.5気圧以上)を有し、気密性を有する。図1に示すように、カバー40をハウジング20に装着し、出入口44を閉じると、ハウジング20およびカバー40の内部には、閉塞された空間Sが形成される。また、カバー40には、空気調和装置50の第1チューブ55(図1)を接続するための第1接続口46と、第2チューブ56を接続するための第2接続口47とがそれぞれ開口形成されている。両脚61,61のうち開口部20aから外方へ出た部分は、本発明の開口部から外方に出た部分の一例である。
[空気調和装置]
椅子10は、空間Sの空気を調和するための空気調和装置50を接続可能に構成されている。図3に示すように、空気調和装置50は、ハウジング本体21の背面に取付けられている。空気調和装置50は、本体51と、本体51とカバー40とを接続する第1チューブ55および第2チューブ56とを備えている。本体51は、気圧制御装置、酸素濃縮器および二酸化炭素除去装置を備えており、空間Sの気圧、酸素濃度および二酸化炭素濃度を制御する。気圧制御装置は、空間Sの気圧を空間Sの外部の気圧よりも高い気圧に制御する。また、酸素濃縮器は、空間Sの酸素濃度を空間Sの外部の酸素濃度よりも高い濃度に制御する。さらに、使用者60が閉鎖された空間Sの中で呼吸すると、空間Sの二酸化炭素濃度が上昇するため、二酸化炭素除去装置は、空間Sの二酸化炭素濃度が減るように制御する。また、図3に示すように、本体51は、空間Sの気圧を調節するための気圧調節スイッチ52と、空間Sの酸素濃度を調節するための酸素濃度調節スイッチ53と、調節した気圧に到達するまでの加圧時間を調節するスイッチ(図示せず)と、調節した気圧から加圧開始時の気圧に復圧するまえの復圧時間を調節するスイッチ(図示せず)と、調節した気圧を維持している暴露時間を調節するスイッチ(図示せず)とを備えている。
空気調和装置50は、第2チューブ56を通じて空間Sの空気を二酸化炭素除去装置に取り込み、二酸化炭素除去装置は、取り込んだ空気から二酸化炭素を分離し、分離した二酸化炭素を空気調和装置50から外部へ排出する。また、二酸化炭素除去装置は、二酸化炭素が除去された空気を気圧制御装置に送出する。酸素濃縮器は酸素が付加された空気(酸素濃度が高い空気)を気圧制御装置に送出し、気圧制御装置は、酸素が付加され、二酸化炭素が除去された空気を第1チューブ55から空間Sに送出する。これにより、空間Sの気圧および酸素濃度が高くなり、かつ、二酸化炭素濃度が減る。二酸化炭素除去装置は、二酸化炭素を吸着するタイプのものでも良い。
空気調和装置50は、本体51を無線または有線により遠隔操作するためのリモートコントローラ(図示せず)を備えている。座部30に着座した使用者60は、リモートコントローラを使用することにより、空間Sの気圧、酸素濃度および二酸化炭素濃度の制御開始および制御停止を遠隔操作することができ、かつ、空間Sの気圧および酸素濃度の各値を調節することができる。また、リモートコントローラを使用することにより、前述した加圧時間、復圧時間および暴露時間を調節することができる。
[椅子の使用方法]
図2に示すように、使用者60は、カバー40の出入口44を通じてカバー40の内部に入り、ハウジング20の座部30に着座し、自身の両脚61,61がカバー40の内部に入った状態にする。そして、スライダー42を上方へ引き上げ、出入口用ファスナー41,41を密着させ、出入口44を封止する(図1)。続いて、前述したリモートコントローラを操作し、空間Sの気圧、酸素濃度および二酸化炭素濃度の制御を開始する。これにより、使用者60は、外部の気圧よりも高い気圧であり、かつ、外部の酸素濃度よりも高い酸素濃度の環境下に置かれるため、副交感神経の活性度が高まり、リラックスした状態になる。つまり、使用者60の健康が増進される。また、空気調和装置50が取付けられた椅子10の重量は、人が持ち上げることが可能な重量であるため、容易に移動させることができる。
[第1実施形態の椅子の効果]
(1)前述した第1実施形態の椅子10によれば、使用者60が着座するための座部30と、座部30に着座した使用者60および座部30の所定範囲を覆うハウジング20と、ハウジング20に形成されており、使用者60が出入りするための開口部20aと、座部30に着座した使用者60の開口部20aから外方に出た部分と開口部20aとを覆うカバー40と、を備えており、ハウジング20およびカバー40により囲まれた空間Sを閉塞可能であるため、自動車キャビンや居住空間よりも体積の小さい空間を形成することができる。
従って、前述した第1実施形態の椅子10によれば、空気調和装置50により効率良く空気を調和するための空間Sを形成することができる椅子を提供することができる。
(2)さらに、前述した第1実施形態の椅子10によれば、カバー40は、使用者60が出入りするための開閉可能な出入口44を備えているため、ハウジング20の開口部20aから出入りするたびにカバー40を外す必要が無いので便利である。
(3)さらに、前述した第1実施形態の椅子10によれば、カバー40は、ハウジング20に着脱可能であるため、カバー40を使用しないときは、ハウジング20から外しておけば、椅子として使用するときにカバー40が邪魔にならないようにすることができる。
(4)さらに、前述した第1実施形態の椅子10によれば、カバー40は、可撓性を有し、かつ、開口部20aの周縁に密着可能なカバー側テープ43を有する袋状に形成されているため、開口部20aから外方に出た使用者60の脚61などを覆い易い。また、カバー40を使用しないときは畳んでおけば、椅子として使用するときにカバー40が邪魔にならないようにすることができる。
〈第2実施形態〉
図8に示すように、床置きタイプの空気調和装置50を椅子10に接続することもできる。空気調和装置50は、空間Sの気圧を調節するための気圧調節スイッチ52と、空間Sの酸素濃度を調節するための酸素濃度調節スイッチ53とを備えている。このように、床置きタイプの空気調和装置50を使用すれば、ハウジング20に空気調和装置50を取付けた構造と比較してハウジング20に掛かる重量を軽くすることができるため、ハウジング20を移動する際の労力を軽減することができる。また、空気調和装置50が故障した場合は、空気調和装置50をハウジング本体21から外す手間を省くことができる。なお、リモートコントローラにより空気調和装置50を制御することもできる。
本発明に係る椅子の構成は前述した各実施形態において説明した椅子10の構成に限定されるものではなく、例えば、下記の他の実施形態に記載の構成を適用することもできる。
〈他の実施形態1〉
(1)第1チューブ55を接続するための第1接続口と、第2チューブ56を接続するための第2接続口とをハウジング20に形成し、空気調和装置50をハウジング20に接続することもできる。この構成によれば、カバー40をハウジング20から外して所定箇所に収納する際に、第1チューブ55および第2チューブ56をカバー40から外す手間を省くことができる。
(2)カバー40は、可撓性を有さなくても良く、ポリカーボネート、アクリルなどの硬質の合成樹脂により形成することもできる。また、カバー40は、無色透明でなくても良く、有色で透光性を有していても良い。また、カバー40は、非透明でも良い。さらに、カバー40は、曇り止め機能を有する材料によって形成することもできる。さらに、カバー40は、光触媒の機能を有する材料により形成し、殺菌効果、超親水効果(曇り止め効果)などを持たせることもできる。
(3)空間Sの外部と通信するための通信装置、例えば、インターホンなどを備えることもできる。この構成によれば、使用者60は、空間Sに入って体調が悪くなったときなどに、上記の通信装置を使って誰かを呼び出すことができる。
(4)空間Sと外部とを連通可能なバルブをハウジング20またはカバー40に設けることもできる。この構成によれば、空気調和装置50が停電や故障によって停止した場合に、上記のバルブを開口することにより、外部の空気を空間Sに取り入れることができる。
(5)ハウジング20は、その上端が使用者60の頭頂部よりも低い構造でも良い。またハウジング20は、使用者60の顔面の前方を覆う構造でも良い。
(6)気圧制御装置および酸素濃縮器とは別個に二酸化炭素除去装置を椅子10に接続する構成でも良い。
(7)座部30にシートヒータを設けることもできる。また、シートヒータを内蔵した座部30を用いることもできる。
(8)椅子10としてリクライニング機能を有する椅子を適用することもできる。また、マッサージ機能を有する椅子を適用することもできる。
(9)ハウジング側テープ23は、内装材22の端面22aに取付けることもできる。また、ハウジング側テープ23は、内装材22のうち、開口部20aに沿った範囲に取付けることもできる。この場合、ハウジング20の内圧によってカバー40のカバー側テープ43がハウジング側テープ23を押圧するため、カバー40および内装材22間のシール効果を高めることができ、かつ、カバー40が内装材22から外れ難い。また、内装材22の周縁が開口部20aよりも内側に配置されている場合は、ハウジング本体21の内壁面のうち、開口部20aに沿った範囲にハウジング側テープ23を取付けることもできる。この場合、ハウジング20の内圧によってカバー40のカバー側テープ43がハウジング側テープ23を押圧するため、カバー40およびハウジング本体21間のシール効果を高めることができ、かつ、カバー40がハウジング本体21から外れ難い。
(10)ハウジング本体21は、PC、アクリルなどの合成樹脂により形成することもできる。また、ハウジング本体21は、強度、剛性およびガスバリア性を有する材料(天然素材を含む)により形成することもできる。
(11)ハウジング20の形状は、卵形の他、球体など、座部に着座した使用者および座部の所定範囲を覆うことができる形状であれば、どのような意匠でも良い。
〈他の実施形態2〉
住宅の個室に相当する環境をハウジング20の内部に作ることもできる。例えば、下記(1)〜(10)の構成の少なくとも1つを備えるようにすることができる。
(1)ハウジング20の内部に机を配置し、簡単なデスクワークを行ったり、食事をしたりすることができるように構成する。
(2)パーソナルコンピュータをハウジング20の内部に配置する。
(3)電源コンセントをハウジング20に配置する。
(4)ドリンクホルダーをハウジング20に配置する。
(5)ハウジング20の内部に照明を配置する。
(6)音楽を聞く環境をハウジング20の内部に構築する。例えば、オーディオセットをハウジング20の内部に配置する。または、外部のオーディオセットと接続されたスピーカをハウジング20の内部に配置する。
(7)映像を見る環境をハウジング20の内部に構築する。例えば、テレビ放送、ブルーレイディスク、DVDなどのメディアを再生する装置をハウジング20の内部に配置することもできる。
(8)空間Sに送出する空気の温度を制御する装置を空気調和装置50が備える構成にする。例えば、空間Sの外部の気温よりも低い温度の空気を空間Sに送出し、空間Sを冷房する。また、空間Sの外部の気温よりも高い温度の空気を空間Sに送出し、空間Sを暖房する。
(9)ハウジング20の内部に扇風機を配置する。例えば、羽根を回転させるモータとしてDCモータを使用し、作動音を静かにする。さらに、1/fゆらぎの風を送風する機能を有する扇風機を配置する。扇風機に代えて送風機を配置しても良い。
(10)カバー40を非透明の材料によって形成し、外界からの光を遮断する。
上述した(1)〜(10)の構成の少なくとも1つを備えることにより、住居の個室に相当する環境をハウジング20の内部に作れば、使用者60は、住居の個室よりもさらにプライベート感が増した空間に居る感覚になることができるため、リラックス効果を高めることができる。
10・・椅子
20・・ハウジング
20a・開口部
23・・ハウジング側テープ
30・・座部
40・・カバー
43・・カバー側テープ
44・・出入口
50・・空気調和装置
60・・使用者
S・・空間

Claims (5)

  1. 使用者が着座するための座部と、
    前記座部に着座した前記使用者および前記座部の所定範囲を覆うハウジングと、
    前記ハウジングに形成されており、前記使用者が出入りするための開口部と、
    前記座部に着座した前記使用者の前記開口部から外方に出た部分と前記開口部とを覆うカバーと、を備えており、
    前記ハウジングおよび前記カバーにより囲まれた空間を閉塞可能であることを特徴とする椅子。
  2. 前記カバーは、
    前記使用者が出入りするための開閉可能な出入口を備えていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記カバーは、前記ハウジングに着脱可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の椅子。
  4. 前記カバーは、可撓性を有し、かつ、前記開口部の周縁に密着可能な開口縁を有する袋状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の椅子。
  5. 前記空間の空気を調和するための空気調和装置を接続可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の椅子。
JP2020002599A 2020-01-10 2020-01-10 椅子 Pending JP2021108943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020002599A JP2021108943A (ja) 2020-01-10 2020-01-10 椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020002599A JP2021108943A (ja) 2020-01-10 2020-01-10 椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021108943A true JP2021108943A (ja) 2021-08-02

Family

ID=77058515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020002599A Pending JP2021108943A (ja) 2020-01-10 2020-01-10 椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021108943A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001525209A (ja) * 1997-12-09 2001-12-11 ノースロップ グラマン コーポレーション 隔離バッグ
US20060169284A1 (en) * 2002-11-22 2006-08-03 Meyer Allan D Hyperbaric therapy capsule
JP2010207412A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fuji Work:Kk 空調装置付き高気圧エアーチェンバー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001525209A (ja) * 1997-12-09 2001-12-11 ノースロップ グラマン コーポレーション 隔離バッグ
US20060169284A1 (en) * 2002-11-22 2006-08-03 Meyer Allan D Hyperbaric therapy capsule
JP2010207412A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Fuji Work:Kk 空調装置付き高気圧エアーチェンバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2824660C (en) Pillow with a cavity having air channels
JP7073389B2 (ja) オーバーモールドテキスタイルクッション
US20220228764A1 (en) System and method for a controlled environment
US20180160819A1 (en) Sleep pod with controlled environment
KR200492986Y1 (ko) 다기능 스마트 방석
KR200453280Y1 (ko) 산소발생 안마의자
JP6173832B2 (ja) 感染制御ユニット
CN110338592A (zh) 一种多功能智能垫
KR102411404B1 (ko) 수면유도장치
JP2021108943A (ja) 椅子
JPWO2018160077A5 (ja)
KR102092217B1 (ko) 힐링 스테이션
CN210205260U (zh) 移动式多功能高压氧舱座椅
JP2008011996A (ja) 酸素富化空気吸引用ボックス
EP0113149B1 (en) Self-controlled system of screening and climatization for beds
CN110089850B (zh) 一种多功能睡眠床桌
CN210300281U (zh) 一种高浓度负离子保健椅
US7472436B1 (en) Animal-shaped sleeping area for children
CZ2009143A3 (cs) Víceúcelové relaxacní kreslo
JP3226863U (ja) ミスト浴装置
CN211021775U (zh) 带拉门抗干扰椅
CN210227664U (zh) 用于心理治疗访问的抱枕
CN216496386U (zh) 一种按摩椅
CN216776240U (zh) 智能防护隔离头罩
CN216365688U (zh) 一种集成式氧舱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231017