JP2021106448A - 回路基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源遮断リレーの代替手段を有するモータ制御装置用の回路基板を提供する。【解決手段】電源生成部6からプリドライバ部1に至る電源経路に、電源生成部6からプリドライバ部1への電源供給を遮断・通電するスイッチ部(SW)7を配置する。外部電源BTからの電力をモータ15に供給するモータ駆動部(INV)5と、INV5に対して駆動信号を出力するプリドライバ部(プリドライバIC)1とを含む制御回路の故障あるいは異常が検知された場合、制御部3はSW7を非導通状態にして、プリドライバ部1への電源供給を遮断する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、電動パワーステアリング装置等のモータ制御装置に搭載される回路基板に関する。
電動パワーステアリング装置は、自動車等の車両の運転者によるステアリングハンドル操作に対して補助トルクを発生する電動モータ、その電動モータの制御装置等を備えている。電動パワーステアリング装置は、制御部(CPU)より制御信号を受けてモータ駆動信号(PWM信号)を生成するインバータ制御部、外部バッテリに接続され電動モータの各モータコイルに駆動電流を供給するインバータ回路(INV)等を備える。
電動パワーステアリング装置の制御回路が搭載された回路基板には、インバータ回路を構成する半導体スイッチ(FET)のショート等の故障により、インバータ回路に過電流が流れる等、危険挙動の発生を防止するため、あるいはセルフステアリングの発生を防止するため、外部バッテリ(電源)からインバータ回路へ至るモータへの電源供給経路に電源リレーが配置されている。
特許文献1は、インバータのFETショート故障を検出するFETショート検出部を設け、さらに、FETショート検出部の故障を診断する機能により、過電流が流れ続けることを防止してシステムの安全を維持する電子制御装置を開示している。
特許第6274365号公報
インバータの電源ラインに配置される過電流遮断用の電源リレーは、部品コストが高い。そのため、特許文献1では、上述した安全メカニズムを構築することで電源リレーを削除して、制御装置の小型化、コスト削減を実現している。
しかしながら、電源ラインから過電流遮断用の電源リレーを削除することは、他の代替機能がない限り、インバータのFETショート故障等の異常が発生したときインバータへ過電流が流れ続ける、あるいはセルフステアリングが発生するという問題がある。
特許文献1の場合、起動時にFETのショート検出部の故障を診断しているが、制御開始後にFETショート検出部に故障が発生した場合、FETショート検出部によるFETショート故障を正常に診断できない恐れがある。この点において、安全メカニズムとして課題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、モータ制御装置のインバータ回路の電源ラインに配置される電源遮断リレーの代替手段を有するモータ制御装置の回路基板を提供することである。
上記の目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として以下の構成を備える。すなわち、本願の例示的な第1の発明は、回路基板であって、駆動対象を駆動制御する制御部と、複数の高電位側駆動素子と低電位側駆動素子を有し、主電源からの電力を前記駆動対象に供給するインバータ部と、前記高電位側駆動素子および前記低電位側駆動素子への駆動信号を出力するプリドライバICと、前記プリドライバICを含む複数の制御回路の故障あるいは異常を検知する検知部と、前記検知された故障あるいは異常に基づいて前記プリドライバICの動作を停止する停止部とを備え、前記インバータ部は前記主電源から電力の供給を受け、前記プリドライバICは、前記高電位側駆動素子の駆動信号に対応する電圧を出力する第1の電圧源と、前記低電位側駆動素子の駆動信号に対応し前記第1の電圧源と異なる電圧を出力する第2の電圧源を内蔵することを特徴とする。
本願の例示的な第2の発明は、モータ制御装置であって、上記例示的な第1の発明に係る回路基板が搭載され、DCモータを駆動対象とすることを特徴とする。
本願の例示的な第3の発明は、車両等の運転者のハンドル操作をアシストする電動パワーステアリングモータ制御装置であって、前記運転者の操舵を補助するDCモータと、上記例示的な第2の発明に係るモータ制御装置により前記DCモータを駆動制御する手段とを備えることを特徴とする。
本願の例示的な第4の発明は、電動パワーステアリングシステムであって、上記例示的な第3の発明に係る電動パワーステアリング用モータ制御装置を備えることを特徴とする。
本願の例示的な第5の発明は、制御部と、複数の高電位側駆動素子と低電位側駆動素子を有し主電源からの電力をDCモータに供給するインバータ部と、前記高電位側駆動素子および前記低電位側駆動素子への駆動信号を出力するプリドライバICとを有するモータ制御装置の制御方法であって、少なくとも前記制御部の暴走故障あるいは異常動作、前記プリドライバICの暴走故障あるいは異常動作、前記インバータ部の駆動素子のON故障およびOFF故障、所定の制御回路の故障あるいは異常動作を検知する工程と、前記故障あるいは異常動作を検知した場合、前記プリドライバICへの電源供給を遮断し、あるいはリセット信号を入力して該プリドライバICの動作を停止する工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電源遮断リレーに代えて、主電源からプリドライバ部(プリドライブIC)への電源供給を停止する停止部を設けることで、例えばモータ制御装置の小型化、コストダウンができる。
図1は本発明の実施形態に係るモータ制御装置用の回路基板の構成を示す。 図2は実施形態に係るモータ制御装置用の回路基板における故障診断処理の一例を示すフローチャートである。 図3はプリドライバ部の故障時に対応したモータ制御装置の電源および信号系統等を模式的に示す。 図4はモータ駆動部(INV)の故障時に対応したモータ制御装置の電源および信号系統等を模式的に示す。 図5はモータ駆動部(INV)の故障時に対応したモータ制御装置の信号系統等の他の例を模式的に示す。 図6は実施形態に係る回路基板を有するモータ制御装置を搭載した電動パワーステアリング装置の概略構成を示す。
以下、本発明に係る実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る回路基板の構成を示すブロック図であり、例えば電動パワーステアリング装置のモータ制御装置(電子制御ユニット(Electronic Control Unit: ECU))に搭載される回路基板の構成を示す。
図1においてモータ制御装置2は、モータ制御装置2全体の制御を司る制御部(CPU)3、制御部3からの制御信号よりモータ駆動信号を生成しFET駆動回路等として機能するプリドライバ部(プリドライバIC)1、電動モータ15に所定の駆動電流を供給するモータ駆動回路としてのモータ駆動部(インバータ回路ともいう)5、電動モータ15の各相に対応するモータ電流を検出するモータ電流センサ部4等を備える。
制御部3は、例えばマイクロプロセッサからなる。制御部3は、操舵トルク、車速センサ等からの信号に基づくPWM(パルス幅変調)信号をプリドライバ部1へ出力する。プリドライバ部1のPWM信号生成部11は、制御部3からの制御信号に従ってPWM制御信号のデューティを増減することにより、モータ駆動部5の半導体スイッチング素子のON/OFF制御信号を生成する。
メモリ25には、制御部3が実行するモータ制御プログラムに加え、後述する故障診断処理の実行に必要なプログラム等が記憶される。メモリ25は、例えば読み出し専用メモリ(ROM)である。メモリ25はCPU3に内蔵された構成であってもよい。
モータ制御装置2のモータ駆動部5には、外部バッテリBTよりモータ駆動用の電源が供給される。すなわち、モータ制御装置2では、外部バッテリBTとモータ駆動部5間に電力遮断用の電源リレーを設置せず、バッテリBTからの電力が、そのままモータ駆動部5に供給される構成になっている。
イグニッションスイッチ(IG-SW)9は、その一端が外部バッテリBTに接続され、他端は電源生成部6に接続されている。モータ制御装置2において、IG-SW9からのIG信号をトリガー信号として電動モータ15のON/OFFが切り換えられ、IG-SW9がOFFになると操舵の補助機能が停止される。なお、エンジン始動信号を上記のトリガー信号としてもよい。
モータ駆動部(INV)5は、複数の半導体スイッチング素子(FET1〜FET6)からなるFETブリッジ回路である。図1では、電動モータ15への駆動電流を通電するスイッチングFETの図示を省略している。電動モータ15はDCモータであり、例えば3相ブラシレスDCモータである。
FETブリッジ回路は3相(U相、V相、W相)のインバータ回路である。インバータ回路を構成する半導体スイッチング素子(FET1〜FET6)は、電動モータ15の各相に対応している。
プリドライバ部1は、半導体スイッチング素子(FET1〜FET6)を駆動するドライバ(プリドライバ)13a〜13f等を一体化したモータ制御用集積回路(プリドライバIC)である。ドライバ13a,13c,13eは、モータ駆動部5のハイサイド(HiSide)FET1,3,5それぞれを駆動し、ドライバ13b,13d,13fは、モータ駆動部5のローサイド(LoSide)FET2,4,6それぞれを駆動する。
すなわち、FET1,3,5は、それぞれU相、V相、W相のハイサイドのスイッチング素子であり、FET2,4,6は、それぞれU相、V相、W相のローサイドのスイッチング素子である。具体的には、FET1,2がU相に、FET3,4がV相に、そして、FET5,6がW相にそれぞれ対応している。
FET1,3,5は、それぞれのドレイン端子が電源側に接続されている。また、FET1,3,5のソース端子それぞれがFET2,4,6のドレイン端子に接続され、FET2,4,6のソース端子は、グランド(GND)側に接続されている。
スイッチング素子(FET)はパワー素子ともいう。ここでは、MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)を含む。また、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の大容量、高耐圧のスイッチング素子を用いてもよい。
電源生成部6(特許請求の範囲に記載の第1の電源生成部に対応する)は、IG-SW9を介してバッテリBTより入力された電圧+Bより、回路のシステム電圧VBATを生成する。電源部8(特許請求の範囲に記載の第2の電源生成部に対応する)は、電圧VBATをロジックレベルの制御電圧Vcc(+5V)に変換し、それを制御部(CPU)3等の制御回路に供給する。電源生成部6からプリドライバ部1に至る電源経路には、制御部3より制御信号を受けて、電源生成部6からプリドライバ部1への電源供給を遮断および通電するスイッチ部(SW)7が配置されている。
よって、電源生成部6よりスイッチ部(SW)7を介してプリドライバ部1の動作電源(VBAT)が供給される。スイッチ部(SW)7は、例えば半導体スイッチング素子で構成される。半導体スイッチング素子を採用することにより、スイッチ部(SW)7の低消費電力化、小サイズ化ができる。
なお、電源生成部6はIGスイッチ回路であり、IG-SW9からのIG信号とCPU3からの指示による自己保持のOR回路となるが、図1では、その詳細構成を省略する。また、ロジックレベルの制御電圧Vcc(+5V)をプリドライバ部1の内部で生成してもよい。
プリドライバ部1に配置された昇圧部17は、スイッチ部7を介して供給された電源電圧VBAT(例えば、+14V)を昇圧して、昇圧電圧VBC(例えば、+28V)を出力する。昇圧部17は、例えば内蔵された半導体スイッチング素子(FET)をスイッチング制御して、供給された電圧VBATをVBCに昇圧するDCDCコンバータである。
昇圧電圧VBCは、ハイサイド(HiSide)FET1,3,5それぞれを駆動する、プリドライバ部1のドライバ13a,13c,13eの駆動電源である。また、電源電圧VBATは、ローサイド(LoSide)FET2,4,6それぞれを駆動する、プリドライバ部1のドライバ13b,13d,13fの駆動電源である。
プリドライバ部1の故障検出部18は、U相のMV端子(MV1)、V相のMV端子(MV2)、W相のMV端子(MV3)それぞれに対応した電圧比較回路(コンパレータ)を備える。そして、コンパレータによって、電動モータ15の各相に対応するモータ端子(MV端子)電圧と、VIN・GND(VINはインバータ回路5の電源電圧)からなる各FETのドレイン・ソース間電圧(VDS)とを比較する。
制御部(CPU)3の診断部31は、故障検出部18からの比較結果をもとに、U相、V相、W相それぞれのハイサイド(HiSide)FETとローサイド(LoSide)FETの短絡あるいはオープン故障の有無、各相のMV端子の電圧が正常値か、あるいは異常値かを判定する。
モータ電流センサ部4において、ローサイド(LoSide)FET2,4,6と電源のマイナス側(GND)との間には、各相に対応した電流検出回路(電流センサ)41a〜41cが配置されている。これらの電流検出回路は、モータ駆動電流検出用のシャント抵抗に流れる直流電流を増幅回路を用いて検出する。
例えば、電流検出回路41aは、シャント抵抗R1と、モータ駆動電流によるシャント抵抗R1の両端の電位差(降下電圧)を電流値に換算して電流検出信号として出力する、オペアンプ等からなる増幅回路49aとで構成される。同様に電流検出回路41bは、シャント抵抗R2と増幅回路49bからなり、電流検出回路41cは、シャント抵抗R3と増幅回路49cからなる。
電流検出回路41a〜41cからの出力信号(電流検出信号)は、A/D変換部(ADC)44に入力され、そのA/D変換機能により、電流検出回路41a〜41cで検出されたアナログ電流値がデジタルデータに変換され、制御部(CPU)3に送信される。なお、A/D変換部44はCPU3に内蔵された構成としてもよい。
次に、本実施形態に係るモータ制御装置の回路基板における故障診断について説明する。
<第1の故障診断構成例>
図2は、第1の故障診断構成例として、図1のモータ制御装置2における故障診断処理の一例を示すフローチャートである。
制御部(CPU)3の診断部31は、図2のステップS11において、プリドライバ部1が正常に動作しているか否かを判断する。例えば、プリドライバ部1のPWM信号生成部11が、制御部3からの制御信号に従ってPWM制御信号を出力しているかどうかを、例えば、モータ電流センサ部4で検知した電流値等をもとに判断する。
PWM制御信号が正常に出力されていない場合、診断部31は、PWM信号生成部11とドライバ13a〜13fのいずれか、あるいは双方が故障していると判断できる。
プリドライバ部1のPWM信号生成部11等が正常に動作している場合、制御部3の診断部31は、ステップS13で、モータ駆動部(INV)5が正常に動作しているか否かを判断する。例えば、プリドライバ部1からの駆動信号(ON/OFF信号)に従って、モータ駆動部(INV)5のハイサイド(HiSide)FETとローサイド(LoSide)FETが正常に動作しているか否かを判断する。
具体的には、故障検出部18における、電動モータ15の各相に対応するモータ端子(MV端子)電圧の検知結果をもとに、モータ指示電圧と各相電圧とを比較して、それらの差分が所定の閾値を超えていれば、その相のFETが短絡故障あるいはオープン故障していると判定する。
また、モータ電流センサ部4で検知した電流値(各相の検出電流値)と、各相の目標電流値との差分が所定の閾値を超えた場合、その相のFETが短絡あるいはオープン故障していると判定する。あるいは、ハイサイドFETとローサイドFET間に貫通電流が流れ、通常値を超える過大な電流が検出されれば短絡故障と判断し、電流がまったく流れない場合であればオープン故障と判断する。
制御部3の診断部31は、上記のステップS13でモータ駆動部(INV)5のFETが正常に動作していると判断した場合、ステップS15において、モータ制御装置2の他の構成部品における故障の有無を判断する。制御部(CPU)3自身の暴走故障を判断する手段を設けてもよい。
制御部3の診断部31は、他の構成部品等においても故障等の不具合がない場合には、故障診断処理を終了する。よって、本実施形態に係る回路基板を有するモータ制御装置を搭載した電動パワーステアリング装置の場合、故障診断終了後は、ステアリングハンドルへのアシストを継続する。
一方、制御部3の診断部31は、ステップS11において、プリドライバ部1のPWM信号生成部11が暴走等してロジック部として正常に動作していないと判断した場合、ステップS21において、スイッチ部(SW)7に駆動停止信号(OFF信号)を送る。その結果、スイッチ部(SW)7が遮断(非導通)状態となり、電源生成部6からプリドライバ部1への電源供給が遮断されて、プリドライバ部1は動作を停止する(ステップS23)。
図3は、プリドライバ部の故障時に対応したモータ制御装置の電源および信号系統を模式的に示している。プリドライバ部(プリドライバIC)1の故障時には、制御部(CPU)3がスイッチ部(SW)7へ駆動停止信号(OFF信号)51を送ることで、プリドライバ部1への電源供給が遮断状態となる。図3において、経路が遮断された状態を太い点線で示す。
さらにプリドライバ部1の故障時には、図3に示すように制御部(CPU)3は、プリドライバ部1に対して制御信号53を出力し続けても、スイッチ部(SW)7に対する駆動停止信号51によって、プリドライバ部1への電源供給を遮断することで、プリドライバ部1の動作を停止させることができる。その結果、図3において細い点線で示すように、プリドライバ部1からモータ駆動部(INV)5にも駆動信号が出力されないので、モータ制御装置における安全メカニズムを確保できる。
ステップS15において、モータ制御装置2の他の構成部品が故障していると判断された場合も、図3に示す場合と同様にプリドライバ部1への電源供給が遮断され、プリドライバ部1からモータ駆動部(INV)5にも駆動信号が出力されない。
ステップS13において、モータ駆動部(INV)5のFETがショート故障等により正常にON/OFF動作していない(ON:通電状態/OFF:非通電状態)と判断された場合、制御部(CPU)3は、スイッチ部(SW)7へ駆動停止信号(OFF信号)51を送り(ステップS21)、プリドライバ部1への電源供給を遮断する(ステップS23)。
すなわち、モータ駆動部(INV)5の故障時には、図4に示すように、制御部(CPU)3はスイッチ部(SW)7へ駆動停止信号(OFF信号)51を送信して、プリドライバ部1への電源供給を遮断するとともに、図4において細い点線で示すように、プリドライバ部1への制御信号の出力を停止する。これにより、プリドライバ部1からモータ駆動部(INV)5にも駆動信号が出力されず、モータ制御装置における安全メカニズムを確保できる。
<第2の故障診断構成例>
図3および図4に示す第1の故障診断構成例では、スイッチ部(SW)7へ駆動停止信号(OFF信号)を送り、プリドライバ部1への電源供給を遮断してプリドライバ部1の動作を停止させているが、プリドライバ部の動作を停止させる構成は、これに限定されない。
第2の故障診断構成例として、例えば、図5に示すモータ制御装置は、図3および図4に示す例とは異なり、スイッチ部(SW)7を設けずに電源生成部6からの電源出力(VBAT)を、直接、プリドライバIC1に入力した構成となっている。
また、図5に示すプリドライバ部(プリドライバIC)1は、リセット信号の入力端子(不図示)を有している。そこで制御部(CPU)3は、例えば、モータ駆動部(INV)5の故障が検知された場合、リセット部33(図1参照)よりプリドライバIC1へロジックLOWレベルのリセット信号52を出力する。その結果、プリドライバIC1のリセット端子がリセットレベルとなり、プリドライバ部1の動作を停止させることができる。
このように、図5に示す例では、制御部(CPU)3によってプリドライバ部1のリセット端子を制御して、プリドライバ部1の動作を停止できる。具体的には、リセットによってプリドライバ部1内の昇圧回路(不図示)を停止させ、ハイサイド(HiSide)FETの駆動ドライバと、ローサイド(LoSide)FETの駆動ドライバの双方に対して駆動電源の供給を停止する。これにより、モータ駆動部(INV)5にも駆動信号が出力されないため、モータ制御装置を安全状態に遷移できる。
上記の故障診断処理によって、プリドライバIC1の暴走故障、インバータ部5の駆動素子のON故障およびOFF故障等(制御部(CPU)3の暴走故障を含む場合もある)に対応させて駆動対象であるモータの駆動を停止できる。
なお、上記の故障判断結果に応じた警告表示を行うようにしてもよい。警告表示としては、プリドライバIC1、インバータ部5等に故障が発生している旨を、例えば車両のパネルに設けたランプの点灯、点滅等により告知する表示が考えられる。
図6は、本発明の実施形態に係る回路基板を有するモータ制御装置(電子制御ユニット)を搭載した電動パワーステアリング装置の概略構成である。図6に示す電動パワーステアリング装置100は、モータ制御装置2、操舵部材であるステアリングハンドル102、ステアリングハンドル102に接続された回転軸103、ピニオンギア106、ラック軸107等を備える。
回転軸103は、その先端に設けられたピニオンギア106に噛み合っている。ピニオンギア106により、回転軸103の回転運動がラック軸107の直線運動に変換され、ラック軸107の変位量に応じた角度に、そのラック軸107の両端に設けられた一対の車輪105a,105bが操舵される。
回転軸103には、ステアリングハンドル102が操作された際の操舵トルクを検出するトルクセンサ109が設けられており、検出された操舵トルクはモータ制御装置2へ送られる。モータ制御装置2は、トルクセンサ109より取得した操舵トルク、車速センサ(不図示)からの車速等の信号に基づくモータ駆動信号を生成し、その信号を電動モータ15に出力する。
モータ駆動信号が入力された電動モータ15からは、ステアリングハンドル102の操舵を補助するための補助トルクが出力され、その補助トルクが減速ギア104を介して回転軸103に伝達される。その結果、電動モータ15で発生したトルクによって回転軸103の回転がアシストされることで、運転者のハンドル操作を補助する。
以上説明したように本実施形態に係るモータ制御装置用の回路基板は、モータ駆動用のドライブ回路への電源供給を遮断する電源遮断リレーに代えて、主電源からプリドライバ部への電源供給を遮断/通電するスイッチ部を代替手段として追加した構成を有する。
このように、主電源とプリドライバ部を遮断部(スイッチ部)を介して接続し、モータ駆動用のドライブ回路への電源遮断リレーを有しない構成とすることで、電源遮断リレーのみならず電源遮断リレーの駆動回路を削除できる。その結果、モータ制御装置の小型化、コストダウンのみならず、そのモータ制御装置を搭載した電動パワーステアリングシステムにおいても、モータ制御用の回路基板を小型化、コストダウンできる。
なお、モータ電流センサ部のみで上述した故障判断を行うことで、短絡検知部を持たないプリドライバ部(プリドライバIC)を使用できるので、さらなるコストダウンを図ることができる。
よって、異常(故障)検出時に遮断部(スイッチ部)を作動させて、プリドライバICへの電源供給を遮断して駆動対象であるモータの動作を停止させることで、遮断部(スイッチ部)を電源リレーの代替手段として機能させて、モータ制御装置の安全メカニズムを確保できる。
さらには、遮断部(スイッチ部)を作動してプリドライバICへの通電を遮断し、プリドライバICそのものの動作とモータ駆動を停止させるので、異常(故障)検出時にプリドライバICからの出力信号を非アクティブにする制御も不要になる。
また、モータ制御装置(電子制御ユニット(Electronic Control Unit: ECU))の起動時のみならず、ECUが制御を実行中においても、モータ制御装置の故障に継続して対応できる。
一方、リセット端子を備えたプリドライバICを使用し、モータ駆動部(INV)の故障が検知された場合、制御部(CPU)内のリセット部よりプリドライバICへ論理LOWレベルのリセット信号を出力して、プリドライバICのリセット端子をリセットレベルにする。
このようにプリドライバ部への電源供給を遮断するスイッチ部(SW)を設けず、リセット信号によって、モータ制御装置を構成するプリドライバ部の動作を停止させることで、モータ制御装置の安全状態の確保とともに回路基板のさらなる低コスト化ができる。
1 プリドライバ部(プリドライバIC)
2 モータ制御装置
3 制御部(CPU)
4 モータ電流センサ部
5 モータ駆動部(インバータ回路)
6 電源生成部
7 スイッチ部(SW)
8 電源部
9 イグニッションスイッチ(IG-SW)
11 PWM信号生成部
13a〜13f ドライバ(プリドライバ)
15 電動モータ
17 昇圧部
18 故障検出部
25 メモリ
31 診断部
33 リセット部
41a〜41c 電流検出回路(電流センサ)
49a〜49c 増幅回路
100 電動パワーステアリング装置
102 ステアリングハンドル
103 回転軸
104 減速ギア
105a,105b 車輪
106 ピニオンギア
107 ラック軸
BT 外部バッテリ

Claims (11)

  1. 駆動対象を駆動制御する制御部と、
    複数の高電位側駆動素子と低電位側駆動素子を有し、主電源からの電力を前記駆動対象に供給するインバータ部と、
    前記高電位側駆動素子および前記低電位側駆動素子への駆動信号を出力するプリドライバICと、
    前記プリドライバICを含む複数の制御回路の故障あるいは異常を検知する検知部と、
    前記検知された故障あるいは異常に基づいて前記プリドライバICの動作を停止する停止部と、
    を備え、
    前記インバータ部は前記主電源から電力の供給を受け、前記プリドライバICは、前記高電位側駆動素子の駆動信号に対応する電圧を出力する第1の電圧源と、前記低電位側駆動素子の駆動信号に対応し前記第1の電圧源と異なる電圧を出力する第2の電圧源を内蔵する回路基板。
  2. 前記主電源より回路システム用電源を生成する第1の電源生成部と、
    前記回路システム用電源より制御用電源を生成する第2の電源生成部と、
    をさらに備え、
    前記第1の電源生成部は外部から入力されるトリガー信号によって起動あるいは停止される請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記トリガー信号はイグニッションスイッチからのイグニッションON/OFF信号である請求項2に記載の回路基板。
  4. 前記停止部は、前記プリドライバICへの電源供給を遮断する遮断部であり、
    前記第1の電源生成部より、非遮断状態にある前記遮断部を介して前記プリドライバICに前記回路システム用電源が供給されるとともに、前記第2の電源生成部より前記制御部に前記制御用電源が供給される請求項2に記載の回路基板。
  5. 前記停止部は、前記プリドライバICの動作をリセットするリセット信号を前記制御部より出力するリセット部であり、
    前記第1の電源生成部より直接前記プリドライバICに前記回路システム用電源が供給されるとともに、前記第2の電源生成部より前記制御部に前記制御用電源が供給される請求項2に記載の回路基板。
  6. 前記故障あるいは異常には、少なくとも前記制御部の異常、所定のセンサ部で検知された異常、前記プリドライバICの異常、前記電源生成部の異常、前記インバータ部の異常が含まれる請求項1〜5のいずれか1項に記載の回路基板。
  7. 前記遮断部は半導体スイッチング素子である請求項4に記載の回路基板。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の回路基板が搭載され、DCモータを前記駆動対象とするモータ制御装置。
  9. 車両等の運転者のハンドル操作をアシストする電動パワーステアリングモータ制御装置であって、
    前記運転者の操舵を補助するDCモータと、
    請求項8に記載のモータ制御装置により前記DCモータを駆動制御する手段と、
    を備える電動パワーステアリング用モータ制御装置。
  10. 請求項9に記載の電動パワーステアリング用モータ制御装置を備える電動パワーステアリングシステム。
  11. 制御部と、複数の高電位側駆動素子と低電位側駆動素子を有し主電源からの電力をDCモータに供給するインバータ部と、前記高電位側駆動素子および前記低電位側駆動素子への駆動信号を出力するプリドライバICとを有するモータ制御装置の制御方法であって、
    少なくとも前記制御部の暴走故障あるいは異常動作、前記プリドライバICの暴走故障あるいは異常動作、前記インバータ部の駆動素子のON故障およびOFF故障、所定の制御回路の故障あるいは異常動作を検知する工程と、
    前記故障あるいは異常動作を検知した場合、前記プリドライバICへの電源供給を遮断し、あるいはリセット信号を入力して該プリドライバICの動作を停止する工程と、
    を備えるモータ制御装置の制御方法。
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