JP2021106317A - 通信装置、通信システム、通信制御方法 - Google Patents

通信装置、通信システム、通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う際における処理負担の軽減を図る。【解決手段】転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成し、通信部により送信させる。パケットの受信側では、受信したパケットが転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、転送対象データを格納したパケットを通信部によって送信させる。【選択図】図3

Description

本発明は、通信路を介してパケット通信を行う通信装置、及び複数の通信装置を備えた通信システム、及び該通信システムにおける通信制御方法についての技術分野に関する。
通信装置間でパケット通信を行う通信システムでは、通信装置が他の通信装置から特定の情報を受信した際に、別の通信装置に対し所定情報を送信すべき場合がある。
下記特許文献1−3では、複数の通信装置のうち少なくとも一つをマスタ、他をスレーブとしてデータ通信を行うマスタ・スレーブ通信に係る技術が開示されているが、マスタ・スレーブ通信では、スレーブ間で直接パケットをやりとりすることができない場合があり、或るスレーブが他スレーブに情報を送信したい場合には、マスタに対して他スレーブへの情報送信を要求するように制限されることがある(例えば、全二重通信の場合等)。このような制限下において、マスタとしての通信装置は、或るスレーブから他のスレーブへの特定情報の送信を要求するパケットを受信した場合に、該他のスレーブに対し特定情報を含むパケットを送信すべきことになる。
特開2014−116672号公報 特開2018−126851号公報 特開2018−63539号公報
上記のように通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う場合、該通信装置は、他装置に対してパケットを送信するにあたり、受信したパケットのデータ内容を解析し、その結果から送信すべきデータを生成することになる。例えば、上記のようにスレーブから受信したパケットが他スレーブへの情報送信を要求するものであった場合には、マスタとしての通信装置は、受信したパケットのデータ内容について、他スレーブへの情報送信を要求するものか否かを判定し、該情報送信を要求するものであれば、対応するデータを生成して他スレーブに対するパケットの送信を行うことになる。
しかしながら、このように受信したデータの内容を解析した結果に基づき送信すべきデータを生成する処理は、相応の処理負担を要するものとなる。
本発明は上記した事情に鑑み為されたものであり、通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う際における処理負担の軽減を図ることを目的とする。
本発明に係る第一の通信装置は、通信路を介してパケット通信を行う通信部と、前記通信部が前記通信路を介して受信したパケットが、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとがそれぞれ所定のデータ位置に格納されたパケットである転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、前記転送対象データを格納したパケットを前記通信部によって送信させる制御部と、を備えたものである。
これにより、或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信が必要となる場合において、受信したパケットのデータ内容を解析した結果から送信すべきデータを生成する処理を行う必要がなくなる。
上記した本発明に係る第一の通信装置においては、前記転送指示パケットは、前記転送指示情報と前記転送対象データと共に、転送先を指示する転送先情報が所定のデータ位置に格納されたパケットとされ、前記制御部は、前記受信したパケットが前記転送指示パケットであった場合は、前記転送対象データを格納したパケットを前記通信部によって前記転送先情報が示す通信装置宛てに送信させる構成とすることが可能である。
これにより、転送先とする通信装置を任意に指定可能となる。
上記した本発明に係る第一の通信装置においては、全二重通信方式によるマスタ・スレーブ通信を行う構成とすることが可能である。
全二重通信では、スレーブ発のパケットを他のスレーブが取り込むことができず、マスタのみが取り込むことができる。このため、特定のスレーブが何らかの情報を他スレーブに通知すべきときは、通知を指示するパケットを特定のスレーブが一旦マスタに送信し、マスタが他スレーブに対し通知情報を含むパケットを送信する必要がある。
上記した本発明に係る第一の通信装置においては、射出成形装置に取り付けられたセンサによる検出信号を計測対象信号として入力しサンプリングを行う計測機能を有する計測装置とされ、前記射出成形装置に対する入出力ポートを備えた構成とすることが可能である。
射出成形装置に対する入出力ポートを備えた計測装置(通信装置)を複数台接続してマスタ・スレーブ通信を行うシステムとしては、スレーブとしての計測装置のうち特定の計測装置の入出力ポートのみを射出成形装置と接続する使用形態が採られる場合がある。そのような場合には、例えばトリガ信号(射出成形の開始タイミングを示す信号)等、射出成形装置が出力する計測の実行に係る信号の出力有無を上記特定の計測装置が判定し、該信号の出力があった場合に、その旨の通知を他スレーブに行うべき場合がある(例えばトリガ信号であれば、他のスレーブも計測を開始すべきであるため)。本発明に係る転送手法が適用されることで、このように特定のスレーブが射出成形装置より計測の実行に係る信号を受信したことに応じて他スレーブにその旨を通知すべき場合において、マスタは、特定のスレーブが送信した転送指示パケットに基づき他スレーブに通知用のパケットを送信することが可能となる。
上記した本発明に係る第一の通信装置においては、前記転送対象データが、前記射出成形装置が射出成形の開始タイミングを示す信号として出力するトリガ信号の受信有無を示すデータとされた構成とすることが可能である。
これにより、特定のスレーブが射出成形装置よりトリガ信号を受信したことに応じ他スレーブにその旨を通知して計測動作を開始させるべき場合において、マスタは、特定のスレーブが送信した転送指示パケットに基づいて他スレーブに通知用のパケットを送信することが可能となる。
本発明に係る第二の通信装置は、通信路を介してパケット通信を行う通信部と、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成するパケット生成部と、前記パケット生成部が生成した前記転送指示パケットを前記通信部により送信させる制御部と、を備えたものである。
これにより、通信路を介して通信可能とされた通信装置のうち自身宛てのパケットを受信した通信装置は、受信したパケットの所定データ位置に転送指示情報が格納されているか否かにより、受信パケットが転送指示パケットであるか否かを判定可能となる。そして、受信パケットが転送指示パケットであった場合には、該転送指示パケットに含まれている転送対象データを格納したパケットを、所定の転送先の通信装置に送信することが可能とされる。このため、転送指示パケットを受信した、転送元となる通信装置においては、受信したパケットのデータ内容を解析した結果から送信すべきデータを生成する必要がなくなる。
上記した本発明に係る第二の通信装置においては、前記パケット生成部は、転送先として自装置を指定する転送先情報を格納した前記転送指示パケットを生成する構成とすることが可能である。
これにより、転送元となる通信装置、すなわち転送指示パケットの送信先となる通信装置について、通信可能状態にあるか否かの生存確認を行うことが可能とされる。
また、本発明に係る通信システムは、通信路を介してパケット通信を行う通信部を有する複数の通信装置を備えた通信システムであって、前記複数の通信装置のうち少なくとも一つの通信装置が、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成するパケット生成部と、前記パケット生成部が生成した前記転送指示パケットを自装置における前記通信部により送信させる制御部と、を有し、前記複数の通信装置のうち少なくとも他の通信装置が、自装置における前記通信部が前記通信路を介して受信したパケットが前記転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、前記転送対象データを格納したパケットを自装置における前記通信部によって送信させる制御部を有するものである。
さらに、本発明に係る通信制御方法は、通信路を介してパケット通信を行う通信部を有する複数の通信装置を備えた通信システムにおける通信制御方法であって、前記複数の通信装置のうち少なくとも一つの通信装置が、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成し、生成した前記転送指示パケットを自装置における前記通信部により送信させる制御を行い、前記複数の通信装置のうち少なくとも他の通信装置が、自装置における前記通信部が前記通信路を介して受信したパケットが前記転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、前記転送対象データを格納したパケットを自装置における前記通信部によって送信させる制御を行う通信制御方法である。
これら通信システム、通信制御方法によっても、上記した本発明に係る第一、第二の通信装置と同様の作用が得られる。
本発明によれば、通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う際における処理負担の軽減を図ることができる。
実施形態としての通信システムの構成概要を示した図である。 実施形態としての通信装置の内部構成について説明するための図である。 実施形態における通信装置間の通信路についての説明図である。 実施形態におけるパケット構造の例を示した図である。 従来制御における処理内容を示したフローチャートである。 実施形態で用いる転送指示パケットのデータ構造の例を示した図である。 実施形態における転送パケットのデータ構造の例を示した図である。 実施形態としての通信制御手法を実現するために通信装置が実行すべき処理(スレーブ側の処理)の例を示したフローチャートである。 実施形態としての通信制御手法を実現するために通信装置が実行すべき処理(マスタ側の処理)の例を示したフローチャートである。 転送指示パケットを用いた生存確認を実現するために通信装置が実行すべき処理の例を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について説明する。
図1は、実施形態としての通信システム100の構成概要を示した図である。
図示するように通信システム100は、射出成形装置50と、複数の計測装置1と、中継ボックス2と、パーソナルコンピュータ3とを備えている。
射出成形装置50は、竪型としての構成が採られ、ロータリーテーブル52を有するロータリーテーブル型の射出成形装置とされている。ロータリーテーブル52は、固定ステージ51上に配置され、該ロータリーテーブル52上には複数の下金型53が配置されている。本例の場合、下金型53としては下金型53−1と下金型53−2の二つが配置されている。以下、下金型53−1については「第一金型53−1」、下金型53−2については「第二金型53−2」とも表記する。
ロータリーテーブル52は、モータ54により図中の矢印Rの方向に回転駆動可能とされており、ロータリーテーブル52の回転に伴い、第一金型53−1と第二金型53−2の位置を入れ替えることが可能とされている。
また、射出成形装置50には、上金型60が取り付けられた可動ステージ61と、上金型60に対して成形材料を射出する射出シリンダー55と、射出シリンダー55内のスクリュー56を回転駆動するための射出モータ59と、これら可動ステージ61、射出シリンダー55、及び射出モータ59を図中矢印Vで表す方向すなわちロータリーテーブル52上に配置された第一金型53−1又は第二金型53−2に対して接離する方向に一体的に変位させるための駆動機構及びモータを有した駆動部62と、モータ54、射出モータ59、及び駆動部62を制御する制御部63とが備えられている。
制御部63は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)を有するマイクロコンピュータを備えて構成されている。
射出シリンダー55には、該射出シリンダー55内に例えば樹脂による成形材料を投入するための材料投入部58と、投入された成形材料を溶融させるためのヒータ57が備えられている。
制御部63は、モータ54、射出モータ59、及び駆動部62を制御することで、上金型60と第一金型53−1とを用いた射出成形と、上金型60と第二金型53−2とを用いた射出成形とを実現する。具体的に、制御部63は、第一金型53−1が上金型60と対向する位置に配置されるようにモータ54を制御し、その状態で上金型60が第一金型53−1に近づく方向に変位されるように駆動部62を制御して、上金型60と第一金型53−1との型閉を行う。さらに、その状態で射出モータ59を回転させることで、溶融状態の形成材料を射出シリンダー55から型閉された上金型60と第一金型53−1とにより形成されるキャビティ内に射出させる。これにより、上金型60と第一金型53−1とを用いた射出成形が実現される。
なお、以下、上金型60と第一金型53−1とを用いた射出成形が行われる期間を「第一射出成形期間」と表記する。
そして、第一射出成形期間の終了後、制御部63は、第二金型53−2が上金型60と対向する位置に配置されるようにモータ54を制御し、その状態で上金型60が第二金型53−2に近づく方向に変位されるように駆動部62を制御して、上金型60と第二金型53−2との型閉を行う。さらに、その状態で射出モータ59を回転させることで、溶融状態の形成材料を射出シリンダー55から型閉された上金型60と第二金型53−2とにより形成されるキャビティ内に射出させる。これにより、上金型60と第二金型53−2とを用いた射出成形が実現される。
このように上金型60と第二金型53−2とを用いた射出成形が行われる期間を以下「第二射出成形期間」と表記する。
本例の通信システム100において、複数の計測装置1のうち一つの計測装置1は、上記した第一射出成形期間、第二射出成形期間に射出される成形材料の圧力を計測するための圧力計測装置として用いられる。
射出成形装置50には、圧力検出を行うための圧力センサSnが第一金型53−1と第二金型53−2の双方に設けられている。第一金型53−1に設けられた圧力センサSnは「第一圧力センサSn−1」と表記し、第二金型53−2に設けられた圧力センサSnは「第二圧力センサSn−2」と表記する。
これらの圧力センサSnとしては、例えば、直接式のフラッシュマウント形センサ、間接式のボタン形センサ、エジェクタピン形センサ等を用いることができる。
本例において、第一圧力センサSn−1、第二圧力センサSn−2としては例えばダイアフラムゲージ(Diaphragm Gauge)式の圧力センサが用いられ、圧力の計測可能範囲は例えば0〜100MPa(メガパスカル)程度である。
第一圧力センサSn−1は、第一射出成形期間に上金型60と第一金型53−1とにより形成されるキャビティに対する成形材料の射出圧力を検出可能に第一金型53−1に対して取り付けられている。
第二圧力センサSn−2は、第二射出成形期間に上金型60と第二金型53−2とにより形成されるキャビティに対する成形材料の射出圧力を検出可能に第二金型53−2に対して取り付けられている。
計測装置1に対しては、第一圧力センサSn−1による第一検出信号Ss−1、第二圧力センサSn−2による第二検出信号Ss−2が中継ボックス2を介して入力される。
中継ボックス2は、複数系統(チャンネル)の検出信号Ssを入力可能に構成され、入力された複数の検出信号Ssを一本の中継ケーブルを介して計測装置1に出力可能に構成されている。
なお、本例の場合、中継ボックス2及び中継ケーブルは、最大で例えば8CH(チャンネル)分の検出信号Ssの伝送に対応している。
ここで、図示は省略しているが、本例の射出成形装置50には、圧力センサSn以外にも、各種状態検出のためのセンサが取り付けられている。
例えば、成形材料や金型の表面温度等を検出するための温度センサや、成形材料の流速を検出するための光センサ等の流速センサ、型閉時における金型同士の位置ズレ量(型開き量)を検出するための位置センサ等である。
図中では、最も上段側に示した計測装置1に対し圧力センサSnからの検出信号Ssが入力されるものとしているが、それ以外の少なくとも何れかの計測装置1(図中では2段目の計測装置1)には、射出成形装置50に取り付けられた圧力センサSn以外のセンサによる検出信号Ssが入力される。このように圧力センサSn以外のセンサによる検出信号Ssが入力される計測装置1では、検出信号Ssに基づいて上記した温度や流速等の計測(サンプリング)を行うことになる。
射出成形装置1に取り付けられたセンサからの検出信号Ssを入力可能とするため、各計測装置1には、計測端子Tmが設けられている。
また、各計測装置1には、他の計測装置1を通信可能に接続するためのリンク端子Tlnが設けられている。具体的に、このリンク端子Tlnとして本例の計測装置1には、第一リンク端子Tln1と第二リンク端子Tln2の2種が設けられている。これら2種のリンク端子Tlnが設けられていることで、複数の計測装置1をデイジーチェーン接続することが可能とされている。
このとき、計測装置1同士の接続は、第一リンク端子Tln1又は第二リンク端子Tln2同士を接続するのではなく、一方の計測装置1の第一リンク端子Tln1を他方の計測装置1のリンク端子Tln2に接続する形態で行われる。
また、各計測装置1には、計測装置1以外の外部装置との間でデータ通信を行うための外部通信端子Teが設けられている。本例では、外部通信端子Teはイーサネット(Ethernet:登録商標)端子とされ、LAN(Local Area Network)ケーブルを介して接続されたパーソナルコンピュータ3との間でデータ通信を行うことが可能とされている。
本例においては、通信システム100における複数の計測装置1のうち一つの計測装置1のみが、外部通信端子Teを介してパーソナルコンピュータ3と接続されている。
計測装置1による計測結果は、パーソナルコンピュータ3により閲覧可能とされている。この際、パーソナルコンピュータ3においては、外部通信端子Teを介して接続された計測装置1(図中、最上段の計測装置1)による計測結果のみでなく、該計測装置1とリンク端子Tln経由でデイジーチェーン接続された全ての計測装置1の計測結果を閲覧することが可能とされている。
パーソナルコンピュータ3には、各計測装置1の動作や計測結果の管理を行うための管理ソフトウェア(以下「管理ソフト」と略称する)がインストールされている。この管理ソフトにより、作業員等はパーソナルコンピュータ3のディスプレイを介して計測装置1による各種計測結果を閲覧可能とされている。また、管理ソフトを用いた設定により、作業員等は圧力計測結果をパーソナルコンピュータ3におけるHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Disk)等の所定の記憶装置に収録させることが可能とされている。さらに、管理ソフトによっては、デイジーチェーン接続された各計測装置1について、各種の動作設定を行うことも可能とされている。
また、各計測装置1に設けられる端子としては、I/O(Input/Output)端子Tioがある。このI/O端子Tioは、射出成形装置50における制御部63が有する入出力ポートと、計測装置1における後述する制御部10が有する入出力ポート(後述する入出力ポート10c)との間を接続するための端子とされ、複数種類の信号(値)を入出力可能とされている。
I/O端子Tioを介して射出成形装置50側とやり取りされる信号としては、トリガ信号がある。トリガ信号は、少なくとも前述した第一射出成形期間の開始タイミングを表すものとして制御部63が生成する信号である。計測装置1は、このトリガ信号に基づき、圧力センサSn等の対応するセンサからの検出信号の計測を、射出成形の開始に応じたタイミングで開始することが可能とされる。
また、I/O端子Tioを介して射出成形装置50側とやり取りされる信号としては、アラーム信号がある。アラーム信号は、計測値に異常が生じたことを表す信号とされる。計測装置1は、センサによる検出信号Ssを計測した値を監視して計測値の異常判定を行い、異常が認められた場合にアラーム信号を出力する処理を行う。
アラーム信号を受けた射出成形装置50側では、射出成形動作を停止するなど、異常対応ための動作を行うことができる。
本例の通信システム100において、I/O端子Tioを介して射出成形装置50側と信号をやり取りする機能(以下「I/O機能」と表記する)は各計測装置1が有しているが、何れの計測装置1のI/O機能をONとするかを管理ソフトで設定することが可能とされている。
図1の例では、最も下段側に示す計測装置1のI/O端子Tioが射出成形装置50側と接続され、該計測装置1のみ、I/O機能がONに設定されている。
I/O機能がONとされた計測装置1では、前述したトリガ信号等、I/O端子Tioを介して射出成形装置50側から受信した信号を他の計測装置1に通知するための処理を行う。これにより、通知を受けた計測装置1では、例えばトリガ信号が示す射出成形動作の開始タイミングに応じて計測動作を開始することが可能となる。
また、計測装置1のうち計測値が異常と判定した計測装置1は、I/O機能がONとされた計測装置1に対しアラーム信号を通知するための処理を行う。この場合、I/O機能がONとされた計測装置1は、上記のようなアラーム信号の通知を受けたことに応じて、I/O端子Tioを介して射出成形装置50側にアラーム信号を出力する処理を行う。
図2は、計測装置1の内部構成について説明するための図である。図2では、計測装置1の内部構成と共に、中継ボックス2及びパーソナルコンピュータ3も併せて示している。
計測装置1には、前述した中継ケーブルを介して中継ボックス2が接続される計測端子Tmと、複数のA/Dコンバータ11と、ROM、RAM、CPUを有するマイクロコンピュータを備えて構成された制御部10とを備えている。
計測端子Tmは、中継ケーブルのコネクタを着脱自在に構成され、該中継ケーブルにより伝送可能な検出信号Ssのチャンネル数と同数の入力ピンが形成されている。
A/Dコンバータ11は、中継ケーブルにより伝送可能な検出信号Ssのチャンネル数と同数設けられている。ここでは、圧力センサSnの数は二つとされ、計測装置1に入力される検出信号Ssのチャンネル数は2CH分とされていることから、A/Dコンバータ11としてはA/Dコンバータ11−1、A/Dコンバータ11−2の二つのみを示し、他のA/Dコンバータ11の図示は省略している。A/Dコンバータ11−1は、計測端子Tmにおける第一検出信号Ss−1の入力ピンと接続されたA/Dコンバータ11であり、A/Dコンバータ11−2は計測端子Tmにおける第二検出信号Ss−2の入力ピンと接続されたA/Dコンバータ11である。
A/Dコンバータ11−1、A/Dコンバータ11−2は、入力された第一検出信号Ss−1、第二検出信号Ss−2をA/D変換(サンプリング)して制御部10に出力する。
制御部10には、A/Dコンバータ11によってA/D変換された検出信号Ssが入力される。制御部10は、入力された検出信号Ssについての計測値の演算及び計測値の異常判定を行う。
この際、何れのチャンネルの入力検出信号の計測値演算・異常判定を行うかは、パーソナルコンピュータ3における前述した管理ソフトにより作業員等が計測装置1に対して事前に設定可能とされている。前述もしたように、パーソナルコンピュータ3との間の通信は、外部通信端子Teを介して行われる。
また、制御部10には、第一リンク端子Tln1や第二リンク端子Tln2を介して接続された他の計測装置1との間でデータ通信を行うための通信部10aが設けられている。通信部10aは、通信路を介してパケット通信を行う。
さらに、制御部10には、CPUのソフトウエア処理により実現される機能部として、通信制御部10bが設けられている。通信制御部10bは、通信部10aを介して行われる他の計測装置1との間のパケット通信について制御を行う。なお、通信制御部10bによって実現される本実施形態としての通信制御処理については改めて説明する。
また、制御部10には、前述したI/O端子Tioを介して射出成形装置50の制御部63との間で各種の信号をやり取りするための入出力ポート10cが設けられている。
図3は、リンク端子Tlnを介した接続により実現される計測装置1間の通信路についての説明図である。
本実施形態の通信システム100では、各計測装置1間において全二重通信方式によるマスタ・スレーブ通信が行われる。
本例のマスタ・スレーブ通信では、リンク端子Tlnを介して接続された計測装置1のうち、一つの計測装置1のみがマスタとして設定される。具体的に、本例においては、外部通信端子Teを介してパーソナルコンピュータ3が接続された計測装置1がマスタとして設定され、それ以外の計測装置1がスレーブとして設定される。なお、何れの計測装置1をマスタとするかを前述した管理ソフトによって選択可能とすることもできる。
図中では、スレーブとしての計測装置1が三つとされた場合(それぞれスレーブsv1、sv2、sv3とする)を例示しているが、スレーブの数は三つに限定されるものではない。また、マスタとしての計測装置1が複数設定される場合も有り得る。
図示のように全二重通信では、マスタからスレーブに対するデータの伝送路(通信路)と、スレーブからマスタに対するデータの伝送路とが独立している。このため全二重通信では、データの送信と受信を同時に行うことが可能とされている。
その一方で、全二重通信では、図から明らかなように、スレーブ発のパケットを他のスレーブが取り込むことができず、マスタのみが取り込むことができる。このため、特定のスレーブが何らかの情報を他スレーブに通知すべきときは、通知を指示するパケットを特定のスレーブが一旦マスタに送信し、マスタが他スレーブに対し通知情報を含むパケットを送信する必要がある。
例えば、図中のスレーブsv2がI/O機能をONとされた計測装置1とされ、スレーブsv1やスレーブsv3が検出信号Ssについての計測を担当する装置であるとして、スレーブsv2が射出成形装置50からトリガ信号を受信した旨をスレーブsv1やスレーブsv3に通知する場合には、スレーブsv2が、通知を指示するパケットを一旦マスタに送信し、マスタが該パケットの受信に応じて、スレーブsv1やスレーブsv3に対して通知のためのパケットを送信することになる。
図4は、実施形態におけるパケット構造の例を示した図である。
図示のように実施形態のパケットでは、「♯」で表すデータ位置(例えば、バイト位置)ごとに、格納される情報の種類が定義されている。
データ位置「♯1」はスタートビットとしてのSTX、データ位置「♯2」は送信先(当該パケットの送信先となる計測装置1の識別情報)、データ位置「♯3」は送信元(当該パケットの送信元となる計測装置1の識別情報)、データ位置「♯4」はパケット長、データ位置「♯5」はデータ(実データ)である。
なお、図中では「♯6」以降のデータ位置も示しているが、パケットの最短長はデータ位置「♯1」から「♯5」までの長さとなる。
ここで、計測装置1間でパケット通信を行うシステムでは、計測装置1が他の計測装置1から特定の情報を受信した際に、別の計測装置1に対し所定情報を送信すべき場合がある。
例えば、上記した全二重通信の場合には、スレーブが他のスレーブに対し直接パケットを送信することができないため、マスタとしての計測装置1は、スレーブから特定の情報(例えば、トリガ信号を示す情報)を受信した際に、別のスレーブに対し所定情報(トリガ信号の通知情報)を送信する場合がある。
従来、マスタとしての計測装置1では、このように或るスレーブからの特定情報の受信に応じて他スレーブに対する情報の送信を行う場合は、受信したパケットのデータ内容を解析し、その結果から送信すべきデータを生成していた。例えば、上記したトリガ信号の例であれば、スレーブから受信したパケットにおけるデータ位置「♯5」のデータ内容を解析し、解析の結果、データ位置「♯5」のデータがトリガ信号を示すものであれば、トリガ信号を通知するためのデータ内容を有するパケットを生成する。その上で、該パケットを例えば全てのスレーブを対象として送信する。
このとき、計測装置1の制御部10には、例えば、データ位置「♯5」に格納され得る全てのデータ(コマンド)について、データとそれに対応して実行すべき処理内容との対応関係を示したテーブル情報が記憶され、制御部10は、該テーブル情報を参照することで、受信したパケットに含まれるデータ内容(コマンド内容)に対応した処理を実行するようにされている。
図5は、このような従来制御における処理内容を示したフローチャートである。
先ず、パケットの受信を待機し(ステップS1)、パケットを受信した場合はコマンド解析処理として、データ位置「♯5」におけるデータ内容を解析し、上述したテーブル情報に基づき、解析したデータ内容に対応した処理内容の決定を行う(ステップS2,S3)。例えば、上述したトリガ信号の例であれば、トリガ信号の通知パケットの生成処理が決定され、これに応じ、パケットの生成処理を行って、所定の計測装置1(例えば、全スレーブ)に対して送信する処理を行う(ステップS4,S5)。
しかしながら、このように受信したデータの内容を解析した結果に基づき送信すべきデータを生成する処理は、相応の処理負担を要するものとなる。
そこで、本実施形態では、通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う際における処理負担の軽減を図るべく、以下で説明する通信制御手法を提案する。
図6は、本実施形態で用いる転送指示パケットのデータ構造の例を示している。
転送指示パケットは、転送を指示する転送指示情報と、転送対象データとがそれぞれ所定のデータ位置に格納されたパケットである。
転送指示パケットにおいても、データ位置「♯1」から「♯4」については、通常のパケットの場合と同様に、それぞれスタートビット(STX)、送信先、送信元、パケット長の格納領域として定義されている。そして、転送指示パケットでは、データ位置「♯5」に、転送指示パケットであることを指示するエコーコマンド(転送指示情報)としてのデータが格納される。さらに、転送指示パケットでは、データ位置「♯6」以降、最終データ位置(図中、データ位置「♯M」)までのデータ位置が、転送対象データの格納領域として定義されている。
この転送対象データの格納領域において、データ位置「♯6」は、転送先の情報、すなわち当該転送指示パケットに基づくデータの転送先とする計測装置1の識別情報が格納されるデータ位置として定義される。また、データ位置「♯7」は、転送元の情報、すなわち当該転送指示パケットに基づくデータの転送元となる計測装置1の識別情報が格納されるデータ位置として定義される。ここで、データ位置「♯7」の転送元は、データ位置「♯2」の送信先(当該転送指示パケットの送信先)と一致するものである。
データ位置「♯8」は、転送パケット長、すなわち後述するように当該転送指示パケットを受信した計測装置1が該転送指示パケットに基づき生成する転送パケットのパケット長を示す情報が格納されるデータ位置として定義されている。
データ位置「♯9」は、転送パケットの実データが格納されるデータ位置として定義されている。
ここで、データ位置「♯5」は、転送指示パケット以外の通常のパケットにおいて、実データの格納領域として定義されたデータ位置である(図4を参照)。
本実施形態では、上記のような転送指示パケットを受信した計測装置1は、該転送指示パケットに含まれる転送対象データを格納したパケットを転送パケットとして生成し、該転送パケットを他の通信装置宛てに送信する。
図7は、転送パケットのデータ構造の例を示している。
図示のように転送パケットは、データ位置「♯1」にスタートビットを格納し、それ以降のデータ位置「♯2」から「♯M−4」までの領域に対し、受信した転送指示パケットにおける転送対象データを格納したパケットとして生成される。
本例の場合、転送指示パケットを受信した計測装置1は、このように転送指示パケットに基づき生成した転送パケットを、通信部10aによって他の計測装置1に送信する。
一例として、前述したスレーブsv2がI/O機能をONとされた計測装置1とされ、スレーブsv2がトリガ信号を受信したことに応じて他のスレーブsv1、sv3にその旨の通知を行うべき場合への適用例を説明する。
この場合、スレーブsv2としての計測装置1では、トリガ信号の受信に応じて、図6に示したような転送指示パケットを生成する。この際の転送指示パケットでは、データ位置「♯2」の送信先の情報として、マスタとしての計測装置1を示す情報を格納する。また、データ位置「♯6」の転送先の情報として、例えば全スレーブを示す情報を格納する。なお、先の説明から理解されるように、データ位置「♯7」の転送元には、データ位置「♯2」の送信先と同様にマスタを示す情報を格納する。
また、データ位置「♯9」のデータにはトリガ信号を示す情報を格納する。
マスタとしての計測装置1では、スレーブからのパケットを受信すると、データ位置「♯5」のデータがエコーコマンドを示すものであるか否かを判定する。エコーコマンドであった場合には、受信パケットは転送指示パケットであることになる。この場合、マスタとしての計測装置1は、受信した転送指示パケットにおけるデータ位置「♯6」から「♯M」までの転送対象データをそのままデータ位置「♯2」から「♯M−4」までのデータとして流用し、且つデータ位置「♯1」にスタートビットを格納した転送パケットを生成する。その上で、生成した転送パケットを通信部10aによって送信する。
これにより、スレーブsv1、スレーブsv3としての各計測装置1は、受信した転送パケットにおけるデータ位置「♯5」に格納されたデータ、すなわちトリガ信号を示すデータに基づいて、検出信号Ssについての計測動作を開始することができる。
なお、先の図1に例示したようにマスタとしての計測装置1が検出信号Ssについての計測動作を行う場合もあり、その場合におけるマスタは、トリガ信号に応じたタイミングで計測動作を開始すべきとなる。このために、検出信号Ssの計測を担当するマスタでは、次のような処理を行う。すなわち、受信パケットが転送指示パケットであった場合に、該転送指示パケットにおけるデータ位置「♯9」のデータがトリガ信号を示すものであるか否かを判定し、トリガ信号を示すものであった場合に、計測動作を開始する。
また、転送指示パケットの適用例としては、或るスレーブにおいて計測値が異常であることが判定された場合に、I/O機能がONとされた計測装置1によって前述したアラーム信号を射出成形装置50側に出力させるケースへの適用も考えられる。
この場合、検出信号Ssについての計測を担当するスレーブとしての計測装置1においては、計測値の異常判定処理で異常が認められたことに応じて、データ位置「♯6」の転送先の情報として、I/O機能がONとされたスレーブを示す情報を格納し、またデータ位置「♯9」のデータとしてアラーム信号を示す情報を格納した転送指示パケットを生成する。なお、この場合の転送指示パケットにおいても、データ位置「♯2」の送信先、及びデータ位置「♯7」の転送元にはマスタを示す情報を格納する。
そして、生成した転送指示パケットを通信部10aによって送信する。
この場合もマスタでは、受信パケットが転送指示パケットであった場合には、該転送指示パケットにおけるデータ位置「♯6」から「♯M」までの転送対象データをそのままデータ位置「♯2」から「♯M−4」までのデータとして流用し、且つデータ位置「♯1」にスタートビットを格納した転送パケットを生成する。その上で、該転送パケットを通信部10aによって送信する。
このようにマスタから送信された転送パケットを受信したI/O機能ONのスレーブでは、受信した転送パケットにおけるデータ位置「♯5」に格納されたデータ、すなわちアラーム信号を示すデータに基づき、前述したI/O端子Tioを介して射出成形装置50側にアラーム信号を出力することができる。
上記した各適用例を参照して分かるように、転送指示パケットを用いた実施形態としての通信制御手法を採用することで、或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信が必要となる場合において、受信したパケットのデータ内容を解析した結果から送信すべきデータを生成する処理を行う必要がなくなる。具体的には、前述したテーブル情報を参照した結果から、他装置に送信すべきデータを新たに生成する処理を行う必要がなくなる。
従って、通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う際における処理負担の軽減を図ることができる。
図8、図9は、上記した実施形態としての通信制御手法を実現するために計測装置1の制御部10が実行すべき処理の例を示したフローチャートである。ここでは、トリガ信号の転送への適用例を説明するため、図8ではI/O機能がONとされたスレーブとしての計測装置1の処理例を示し、図9ではマスタとしての計測装置1の処理例を示す。
図8に示すように、I/O機能がONとされたスレーブとしての計測装置1では、制御部10は、入力ポートに変化があるまで待機し(ステップS101)、入出ポートに変化があった場合は、該変化がトリガ信号ポートの変化か否かを判定する(ステップS102)。トリガ信号ポートの変化であった場合、制御部10はトリガ通知用の転送指示パケットを生成する(ステップS103)。すなわち、前述のようにデータ位置「♯6」の転送先の情報として全スレーブを示す情報を格納し、またデータ位置「♯9」のデータとしてトリガ信号を示す情報を格納した転送指示パケットを生成する。なお、先の説明から理解されるように、データ位置「♯2」の送信先及びデータ位置「♯7」の転送元にはマスタを示す情報を格納する。
そして、生成した転送指示パケットを通信部10aにより送信させる処理を行う(ステップS104)。
なお、図示は省略したが、入力ポートの変化がトリガ信号ポート以外のポートの変化であった場合(ステップS102で「No」の場合)には、制御部10は、該変化があったポートの値に対応した処理を実行する。
図9において、マスタとしての計測装置1における制御部10は、パケットの受信を待機し(ステップS201)、パケットが受信された場合は、所定データ位置に転送指示情報があるか否かを判定する(ステップS202)。具体的に本例では、データ位置「♯5」におけるデータとしてエコーコマンドを示す情報が格納されているか否かを判定する。
データ位置「♯5」にエコーコマンドを示す情報が格納されておらず、所定データ位置に転送指示情報がないと判定した場合、制御部10は受信データ対応処理(ステップS206)として、受信したコマンドのデータ内容(データ位置「♯5」のデータ内容)に応じた処理を実行する。
一方、データ位置「♯5」にエコーコマンドを示す情報が格納されており、所定データ位置に転送指示情報があると判定した場合、制御部10は転送指示情報の後続のデータ部分を取得する(ステップS203)。具体的には、データ位置「♯6」から最終データ位置までのデータを転送対象データとして取得する。そして、取得したデータ部分を流用して転送パケットを生成する(ステップS204)。すなわち、前述のように転送対象データをそのままデータ位置「♯2」から「♯M−4」までのデータとして流用し、且つデータ位置「♯1」にスタートビットを格納したパケットを生成する。
そして制御部10は、転送パケットの送信処理(ステップS205)として、生成した転送パケットを通信部10aによって送信させる処理を実行する。
なお、転送指示パケット及び転送パケットについて、パケットのデータ構造は上記で例示したものに限定されない。例えば、転送指示パケットに転送先の情報や転送元の情報を格納することは必須ではない。特に、転送先の情報については、受信したパケットが転送指示パケットである場合における転送パケットの送信先が「全スレーブ」等の所定スレーブに定義されていれば、省略することが可能である。
また、転送指示パケット及び転送パケットについて、データ位置「♯」とそこに格納される情報の種類との対応関係についても例示したものに限定はされない。
ここで、上記では、転送指示パケットの送信をスレーブ側で行う場合を例示したが、マスタが転送指示パケットの送信を行う場合も考えられる。例えば、マスタがスレーブに対し、通信可能状態にあるか否かの生存確認のための転送指示パケットを送信することが考えられる。
図10は、転送指示パケットを用いた生存確認を実現するためにマスタとしての計測装置1の制御部10が実行すべき処理の例を示したフローチャートである。
この場合、マスタとしての計測装置1における制御部10は、先ず、確認タイミングとなるまで待機する(ステップS110)。すなわち、生存確認を行うべきタイミングの到来を待機する。生存確認は、例えば数秒間隔等の一定時間ごとに行うことが考えられ、その場合、ステップS110の処理としては、前回の生存確認を行ってから一定時間が経過するまで待機する処理とすればよい。なお、生存確認としては、既に行った生存確認に対する応答が所定時間以上得られない場合に実行する等も考えられる。
確認タイミングとなった場合、制御部10は生存確認用の転送指示パケットを生成する(ステップS111)。具体的に、生存確認用の転送指示パケットとしては、データ位置「♯2」の送信先としてスレーブ(例えば、全スレーブ)を示す情報を格納すると共に、データ位置「♯7」の転送先としてマスタ自身を示す情報を格納したものを生成する。また、生存確認用の転送指示パケットにおいて、データ位置「♯9」のデータとしては、生存確認に対する応答であることを一意に識別可能なデータを格納しておく。換言すれば、マスタが該転送指示パケットに基づく転送パケットをスレーブから受信した際に、該受信したパケットが生存確認用の転送指示パケットに基づく転送パケットである旨をマスタが識別可能なデータを格納しておく。
そして、制御部10は、生存確認用の転送指示パケットを生成したことに応じ、転送指示パケットの送信処理として、該転送指示パケットを通信部10aによって送信させる処理を実行する(ステップS112)。
生存確認用の転送指示パケットを受信したスレーブとしての計測装置1は、データ位置「♯7」の転送先の情報に従って、該転送指示パケットに基づく転送パケットをマスタ宛てに送信する。そして、該転送パケットを受信したマスタとしての計測装置1は、転送指示パケットにおけるデータ位置「♯9」から転送パケットのデータ位置「♯5」に引き継がれたデータの内容から、該転送パケットが生存確認に対する応答パケットであることを判定することができる。すなわち、生存確認用の転送指示パケットにおいて送信先として指定したスレーブについて、該転送指示パケットに基づく転送パケットの受信の有無に基づき、生存確認を行うことができる。
以上で説明してきたように実施形態としての第一の通信装置(計測装置1)は、通信路を介してパケット通信を行う通信部(同10a)と、通信部が通信路を介して受信したパケットが、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとがそれぞれ所定のデータ位置に格納されたパケットである転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、転送対象データを格納したパケット(転送パケット)を通信部によって送信させる制御部(通信制御部10b:図9ステップS204、S205参照)と、を備えたものである。
これにより、或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信が必要となる場合において、受信したパケットのデータ内容を解析した結果から送信すべきデータを生成する処理を行う必要がなくなる。
従って、通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う際における処理負担の軽減を図ることができる。
また、実施形態としての第一の通信装置においては、転送指示パケットは、転送指示情報と転送対象データと共に、転送先を指示する転送先情報が所定のデータ位置に格納されたパケットとされ、制御部は、受信したパケットが転送指示パケットであった場合は、転送対象データを格納したパケットを通信部によって転送先情報が示す通信装置宛てに送信させている(図7及び図9等参照)。
これにより、転送先とする通信装置を任意に指定可能となる。
従って、転送先の選択自由度の向上により柔軟な通信を実現可能となる。
さらに、実施形態としての第一の通信装置においては、全二重通信方式によるマスタ・スレーブ通信を行っている。
全二重通信では、スレーブ発のパケットを他のスレーブが取り込むことができず、マスタのみが取り込むことができる。このため、特定のスレーブが何らかの情報を他スレーブに通知すべきときは、通知を指示するパケットを特定のスレーブが一旦マスタに送信し、マスタが他スレーブに対し通知情報を含むパケットを送信する必要がある。
従って、本実施形態の通信制御手法は、このような全二重通信方式による通信を行う場合に適用して好適なものである。
さらにまた、実施形態としての第一の通信装置においては、射出成形装置(同50)に取り付けられたセンサによる検出信号を計測対象信号として入力しサンプリングを行う計測機能を有する計測装置とされ、射出成形装置に対する入出力ポート(同10c)を備えている。
射出成形装置に対する入出力ポートを備えた計測装置を複数台接続してマスタ・スレーブ通信を行うシステムとしては、スレーブとしての計測装置のうち特定の計測装置の入出力ポートのみを射出成形装置と接続する使用形態が採られる場合がある。そのような場合には、例えばトリガ信号等、射出成形装置が出力する計測の実行に係る信号の出力有無を上記特定の計測装置が判定し、該信号の出力があった場合に、その旨の通知を他スレーブに行うべき場合がある(例えばトリガ信号であれば、他のスレーブも計測を開始すべきであるため)。実施形態に係る通信制御手法が適用されることで、このように特定のスレーブが射出成形装置より計測の実行に係る信号を受信したことに応じて他スレーブにその旨を通知すべき場合において、マスタは、特定のスレーブが送信した転送指示パケットに基づき他スレーブに通知用のパケットを送信することが可能となる。
従って、マスタの処理負担軽減を図ることができる。
また、実施形態としての第一の通信装置においては、転送対象データが、射出成形装置が射出成形の開始タイミングを示す信号として出力するトリガ信号の受信有無を示すデータとされている。
これにより、特定のスレーブが射出成形装置よりトリガ信号を受信したことに応じ他スレーブにその旨を通知して計測動作を開始させるべき場合において、マスタは、特定のスレーブが送信した転送指示パケットに基づいて他スレーブに通知用のパケットを送信することが可能となる。
従って、マスタの処理負担軽減を図ることができる。
実施形態としての第二の通信装置(計測装置1)は、通信路を介してパケット通信を行う通信部(同10a)と、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成するパケット生成部(通信制御部10b:図8ステップS103や図10ステップS111参照)と、パケット生成部が生成した転送指示パケットを通信部により送信させる制御部(通信制御部10b:図8ステップS104や図10ステップS112参照)と、を備えたものである。
これにより、通信路を介して通信可能とされた通信装置のうち自身宛てのパケットを受信した通信装置は、受信したパケットの所定データ位置に転送指示情報が格納されているか否かにより、受信パケットが転送指示パケットであるか否かを判定可能となる。そして、受信パケットが転送指示パケットであった場合には、該転送指示パケットに含まれている転送対象データを格納したパケットを、所定の転送先の通信装置に送信することが可能とされる。このため、転送指示パケットを受信した、転送元となる通信装置においては、受信したパケットのデータ内容を解析した結果から送信すべきデータを生成する必要がなくなる。
従って、通信装置が或るパケットの受信に応じて他装置に対するパケットの送信を行う際における処理負担の軽減を図ることができる。
また、実施形態としての第二の通信装置においては、パケット生成部は、転送先として自装置を指定する転送先情報を格納した転送指示パケットを生成している(図10ステップS111参照)。
これにより、転送元となる通信装置、すなわち転送指示パケットの送信先となる通信装置について、通信可能状態にあるか否かの生存確認を行うことが可能とされる。
生存確認の対象とされた通信装置においては、受信パケットを解析した結果から送信すべきデータを生成する処理を行う必要がなく、従って、該通信装置における処理負担軽減を図ることができる。すなわち、生存確認を行う際における、生存確認の対象とされた通信装置の処理負担軽減を図ることができる。
実施形態としての通信システム(同100)は、通信路を介してパケット通信を行う通信部(同10a)を有する複数の通信装置(計測装置1)を備えた通信システムであって、複数の通信装置のうち少なくとも一つの通信装置が、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成するパケット生成部(通信制御部10b:図8ステップS103や図10ステップS111参照)と、パケット生成部が生成した転送指示パケットを自装置における通信部により送信させる制御部(通信制御部10b:図8ステップS104や図10ステップS112参照)と、を有する。
そして、複数の通信装置のうち少なくとも他の通信装置が、自装置における通信部が通信路を介して受信したパケットが転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、前記転送対象データを格納したパケットを自装置における前記通信部によって送信させる制御部(通信制御部10b:図9ステップS204、S205参照)を有するものである。
また、実施形態としての通信制御方法は、通信路を介してパケット通信を行う通信部を有する複数の通信装置を備えた通信システムにおける通信制御方法であって、複数の通信装置のうち少なくとも一つの通信装置が、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成し、生成した転送指示パケットを自装置における通信部により送信させる制御を行う。
そして、複数の通信装置のうち少なくとも他の通信装置が、自装置における通信部が通信路を介して受信したパケットが転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、転送対象データを格納したパケットを自装置における通信部によって送信させる制御を行うものである。
上記した通信システム、通信制御方法によっても、上記した実施形態としての第一、第二の通信装置と同様の作用及び効果が得られる。
なお、本発明は上記した具体例に限定されるべきものではなく、多様な変形例が考えられる。
例えば、上記では、調歩同期式の通信を前提とした説明を行ったが、本発明は、クロック同期式の通信を行う場合にも好適に適用できる。
また、全二重通信を行う場合に本発明を適用した例を説明したが、本発明は半二重通信を行う場合にも好適に適用できる。
また、上記では、射出成形装置の例として、ロータリーテーブル型の射出成形装置を用いる例を挙げたが、例えば水平方向にスライド自在とされたスライドステージ上に複数の金型が配置されて金型ごとに個別に成形材料を射出可能とされたスライド型の射出成形装置など、複数の金型の個々に選択的に成形材料を射出する射出成形装置が用いられればよい。或いは、単一の金型に対してのみ成形材料を射出可能とされた射出成形装置が用いられてもよい。また、射出成形装置としては、竪型に限らず、横型等の他の形式の射出成形装置が用いられてもよい。
また、上記では、センサ検出信号についての計測を行う計測装置に適用する場合を例示したが、本発明の通信装置は、通信路を介してパケット通信を行う通信部を備えた通信装置に広く好適に適用可能である。
100 通信システム
1 計測装置(通信装置)
2 中継ボックス
3 パーソナルコンピュータ
10 制御部
10a 通信部
10b 通信制御部
10c 入出力ポート
11,11−1,11−2 A/Dコンバータ
Tm 計測端子
Tio I/O端子
Te 外部通信端子
Tln1 第一リンク端子
Tln2 第二リンク端子
50 射出成形装置
51 固定ステージ
52 ロータリーテーブル
53 下金型
53−1 第一金型
53−2 第二金型
54 モータ
55 射出シリンダー
56 スクリュー
57 ヒータ
58 材料投入部
59 射出モータ
60 上金型
61 可動ステージ
62 駆動部
63 制御部
Sn−1 第一圧力センサ
Sn−2 第二圧力センサ

Claims (9)

  1. 通信路を介してパケット通信を行う通信部と、
    前記通信部が前記通信路を介して受信したパケットが、転送を指示する転送指示情報と転送対象データとがそれぞれ所定のデータ位置に格納されたパケットである転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、前記転送対象データを格納したパケットを前記通信部によって送信させる制御部と、を備えた
    通信装置。
  2. 前記転送指示パケットは、前記転送指示情報と前記転送対象データと共に、転送先を指示する転送先情報が所定のデータ位置に格納されたパケットとされ、
    前記制御部は、
    前記受信したパケットが前記転送指示パケットであった場合は、前記転送対象データを格納したパケットを前記通信部によって前記転送先情報が示す通信装置宛てに送信させる
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 全二重通信方式によるマスタ・スレーブ通信を行う
    請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 射出成形装置に取り付けられたセンサによる検出信号を計測対象信号として入力しサンプリングを行う計測機能を有する計測装置とされ、
    前記射出成形装置に対する入出力ポートを備えた
    請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記転送対象データが、前記射出成形装置が射出成形の開始タイミングを示す信号として出力するトリガ信号の受信有無を示すデータとされた
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 通信路を介してパケット通信を行う通信部と、
    転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成するパケット生成部と、
    前記パケット生成部が生成した前記転送指示パケットを前記通信部により送信させる制御部と、を備えた
    通信装置。
  7. 前記パケット生成部は、
    転送先として自装置を指定する転送先情報を格納した前記転送指示パケットを生成する
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 通信路を介してパケット通信を行う通信部を有する複数の通信装置を備えた通信システムであって、
    前記複数の通信装置のうち少なくとも一つの通信装置が、
    転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成するパケット生成部と、
    前記パケット生成部が生成した前記転送指示パケットを自装置における前記通信部により送信させる制御部と、を有し、
    前記複数の通信装置のうち少なくとも他の通信装置が、
    自装置における前記通信部が前記通信路を介して受信したパケットが前記転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、前記転送対象データを格納したパケットを自装置における前記通信部によって送信させる制御部を有する
    通信システム。
  9. 通信路を介してパケット通信を行う通信部を有する複数の通信装置を備えた通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記複数の通信装置のうち少なくとも一つの通信装置が、
    転送を指示する転送指示情報と転送対象データとをそれぞれ所定のデータ位置に格納したパケットである転送指示パケットを生成し、生成した前記転送指示パケットを自装置における前記通信部により送信させる制御を行い、
    前記複数の通信装置のうち少なくとも他の通信装置が、
    自装置における前記通信部が前記通信路を介して受信したパケットが前記転送指示パケットであるか否かを判定し、該転送指示パケットであった場合に、前記転送対象データを格納したパケットを自装置における前記通信部によって送信させる制御を行う
    通信制御方法。
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