JP2021106100A - 温度調節システム - Google Patents

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一秀 高田
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一秀 高田
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Abstract

【課題】熱媒体を適切に循環させながら消費電力を低減する。【解決手段】温度調節システムSは、熱媒体が循環する流路10と、流路10に設けられたバッテリー11と、流路10の循環方向においてバッテリー11の上流側に設けられ、熱媒体を加熱するヒーター12と、流路10の循環方向においてバッテリー11の下流側に設けられ、熱媒体を冷却するラジエータ13と、流路10においてラジエータを迂回する第1迂回路14と、流路10においてラジエータ13及び第1迂回路14を迂回する第2迂回路15に設けられ、熱媒体の熱を蓄熱する蓄熱部16と、熱媒体を、ラジエータ13、第1迂回路14、又は蓄熱部16のいずれかに向かわせる第1調節弁18及び第2調節弁19と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリーの温度を調節する技術に関する。
熱電ヒーターを用いて流路内を循環する熱媒体を加熱することで、流路内に設けられた車両用バッテリーを加熱する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特表2010−532066号公報
しかしながら、上記の技術では、熱媒体を介してバッテリーを加熱しているので、バッテリーを加熱する効率が低かった。そのため、バッテリーを加熱するためには熱電ヒーターに多量の電力を供給する必要あった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、熱媒体を適切に循環させながら消費電力を低減する技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様においては、熱媒体が循環する流路と、前記流路に設けられたバッテリーと、前記流路の循環方向において前記バッテリーの上流側に設けられ、前記熱媒体を加熱するヒーターと、前記流路の循環方向において前記バッテリーの下流側に設けられ、前記熱媒体を冷却するラジエータと、前記流路において前記ラジエータを迂回する第1迂回路と、前記流路において前記ラジエータ及び前記第1迂回路を迂回する第2迂回路に設けられ、前記熱媒体の熱を蓄熱する蓄熱部と、前記熱媒体を、前記ラジエータ、前記第1迂回路、又は前記蓄熱部のいずれかに向かわせる調節弁と、を備える温度調節システムを提供する。
前記温度調節システムは、前記バッテリーの出口での前記熱媒体の温度である出口媒体温度、及び前記蓄熱部内の前記熱媒体の温度である蓄熱部内媒体温度を特定する温度特定部と、前記温度特定部が特定した前記出口媒体温度が、前記バッテリーを使用可能な温度範囲内になるように、前記温度特定部が特定した前記蓄熱部内媒体温度に基づいて前記調節弁を制御する調節弁制御部と、をさらに備える。
例えば、前記調節弁制御部は、前記出口媒体温度が前記バッテリーを使用可能な上限温度以上の場合、前記熱媒体を前記ラジエータに向かわせるように前記調節弁を制御し、前記出口媒体温度が、前記上限温度よりも低い判定温度から前記上限温度までの範囲内である場合、前記蓄熱部内媒体温度が前記出口媒体温度よりも低いとき、前記蓄熱部に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御し、前記蓄熱部内媒体温度が前記出口媒体温度以上のとき、前記第1迂回路に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御し、前記出口媒体温度が、前記判定温度よりも低い場合、前記第1迂回路に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御する。
例えば、前記調節弁制御部は、前記出口媒体温度が、前記判定温度よりも低い前記バッテリーを使用可能な下限温度よりも低い場合、前記蓄熱部に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御し、前記出口媒体温度が、前記下限温度以上であり前記判定温度よりも低い場合、前記第1迂回路に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御する。
例えば、前記調節弁制御部は、前記出口媒体温度が前記判定温度よりも低く、かつ前記ヒーターが動作する条件を満たす場合、前記蓄熱部に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御する。
本発明によれば、熱媒体を適切に循環させながら消費電力を低減できるという効果を奏する。
本実施形態に係る温度調節システムの構成を模式的に示す図である。 流路を循環する冷却水の流れを説明するための図である。 温度調節システムが実行する処理の流れを模式的に示すフローチャートである。
[温度調節システムSの構成]
温度調節システムSは、バッテリーを有する車両に搭載され、バッテリーとラジエータとの間で循環される熱媒体を用いてバッテリーの温度を調節する。熱媒体は、例えば冷却水であるが、これに限らず他の液体を用いてもよい。以下の説明においては、熱媒体が冷却水であるものとして説明する。
図1は、本実施形態に係る温度調節システムSの構成を模式的に示す図である。温度調節システムSは、流路10と、流路10に設けられた車両用のバッテリー11と、ヒーター12と、ラジエータ13と、第1迂回路14と、第2迂回路15と、蓄熱部16と、ポンプ17と、第1調節弁18と、第2調節弁19と、記憶部30と、制御部40とを備える。
流路10は、冷却水が循環する流路である。流路10には、冷却水の循環方向に沿って、バッテリー11、第2調節弁19、第1調節弁18、ラジエータ13、ポンプ17、及びヒーター12が設けられている。
バッテリー11は、車両に搭載される動力用モータや各種装置を動作させるための電力を供給する。バッテリー11は、例えばリチウムイオン電池である。
ヒーター12は、流路10の冷却水の循環方向においてバッテリー11の上流側に設けられ、冷却水を加熱する。ヒーター12は、例えばPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒーターであるが、これに限らず他のヒーターを用いてもよい。
ラジエータ13は、流路10の冷却水の循環方向においてバッテリー11の下流側に設けられており、バッテリー11を通過した冷却水を冷却する。ラジエータ13は、例えば冷却水を冷却するファンを有する。また、ラジエータ13は、車両前方からの風によって冷却水を冷却してもよい。
第1迂回路14は、流路10の冷却水の循環方向においてラジエータ13を迂回する流路である。具体的には、第1迂回路14は、バッテリー11からラジエータ13に至る間に流路10から分岐し、ラジエータ13からヒーター12に至る間に流路10に合流する。
第2迂回路15は、流路10の冷却水の循環方向においてラジエータ13及び第1迂回路14を迂回する流路である。具体的には、第2迂回路15は、バッテリー11から第1迂回路14に至る間に流路10から分岐し、第1迂回路14からヒーター12に至る間に流路10に合流する。
蓄熱部16は、第2迂回路15に設けられ、冷却水の熱を蓄熱する。蓄熱部16は、例えば断熱された容器を含み、断熱された容器に所定量の冷却水を溜めることができる。このように、蓄熱部16は、容器に冷却水を溜めることにより、冷却水の熱を蓄熱する。断熱された容器は、例えば、内びんと外びんとを含む2重構造であり、内びんと外びんと間を通常の大気圧より低い圧力の気体で満たした容器(いわゆる魔法瓶)である。
ポンプ17は、流路10の冷却水の循環方向においてヒーター12の上流側に設けられており、冷却水を流路10内で循環させる。ポンプ17が作動することで、冷却水が流路10を循環する。なお、ポンプ17は、流路10の冷却水を循環させることができる場所に設けられていればよく、例えばヒーター12からバッテリー11に至る流路に設けられていてもよい。
第1調節弁18及び第2調節弁19は、冷却水を、ラジエータ、第1迂回路、又は蓄熱部のいずれかに向かわせる調節弁である。
第1調節弁18は、バッテリー11とラジエータ13との間で流路10を分岐するように設けられる。第1調節弁18は、バッテリー11を通過した冷却水が、ラジエータ13に向かうか第1迂回路14に向かうかを切り替える。また、第1調節弁18は、第1迂回路14に向かう冷却水の流量を調節してもよい。
第2調節弁19は、バッテリー11と第1調節弁18との間で流路10を分岐するように設けられる。第2調節弁19は、バッテリー11を通過した冷却水が第2迂回路15に向かうか、第1調節弁18に向かうかを切り替える。また、第2調節弁19は、第2迂回路15に向かう冷却水の流量を調節してもよい。
記憶部30は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等を含む記憶媒体である。記憶部30は、制御部40が実行するプログラムを記憶する。
制御部40は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含む計算リソースである。制御部40は、記憶部30に記憶されたプログラムを実行することにより、温度特定部41及び調節弁制御部42としての機能を実現する。
温度特定部41は、温度を測定する温度センサーを含み、流路10を循環する冷却水の温度を特定する。温度特定部41は、バッテリー11の出口に設けられた温度センサーにより、バッテリー11の出口での冷却水の温度である出口媒体温度を特定する。また、温度特定部41は、蓄熱部16に溜められた冷却水の温度を測定できるように設けられた温度センサーにより、蓄熱部16内の冷却水の温度である蓄熱部内媒体温度を特定する。
調節弁制御部42は、第1調節弁18及び第2調節弁19を制御することにより、ラジエータ13、第1迂回路14、又は蓄熱部16のいずれかに冷却水を向かわせる。例えば、調節弁制御部42は、温度特定部41が特定した出口媒体温度が、バッテリー11を使用可能な温度範囲内になるように、温度特定部41が特定した蓄熱部内媒体温度に基づいて第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する。バッテリー11を使用可能な温度範囲は、適宜定めればよい。バッテリー11を使用可能な温度範囲の具体的な値は、例えば摂氏5度から40度である。以下、調節弁制御部42が第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する具体的な条件、及び冷却水の流れについて説明する。図2は、流路10を循環する冷却水の流れを説明するための図である。図2に示す流路10において、太い実線は、冷却水が流れていることを示し、細い破線は、冷却水が流れていないことを示す。
(出口媒体温度が上限温度以上の場合)
調節弁制御部42は、出口媒体温度がバッテリー11を使用可能な上限温度以上の場合、冷却水をラジエータ13に向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する。上限温度の具体的な値は、適宜定めればよく、例えば摂氏40度である。
調節弁制御部42は、出口媒体温度が上限温度以上の場合、冷却水が第1調節弁18に向かうように第2調節弁19を切り替え、冷却水がラジエータ13に向かうように第1調節弁18を切り替える。図2(A)は、流路10を循環する冷却水がラジエータ13に向かう場合を模式的に示す図である。図2(A)に示すように、冷却水は、バッテリー11を通過してラジエータ13に向かい、ラジエータ13を通過した後、ポンプ17に向かう。この場合、冷却水は、第1迂回路14及び第2迂回路15を流れない。このようにすることで、温度調節システムSは、バッテリー11を通過して上限温度以上になった冷却水をラジエータ13で冷却することができる。
(出口媒体温度が上限温度よりも低い判定温度から上限温度までの範囲内である場合)
調節弁制御部42は、出口媒体温度が、判定温度から上限温度までの範囲内である場合、蓄熱部内媒体温度に基づいて、冷却水を第1迂回路14に向かわせるか、冷却水を蓄熱部16に向かわせるかを切り替える。判定温度の具体的な値は、適宜定めればよく、例えば摂氏20度である。
調節弁制御部42は、出口媒体温度が判定温度から上限温度までの範囲内であり、かつ蓄熱部内媒体温度が出口媒体温度以上の場合、第1迂回路14に冷却水を向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する。具体的には、調節弁制御部42は、冷却水が第1調節弁18に向かうように第2調節弁19を切り替え、冷却水が第1迂回路14に向かうように第1調節弁18を切り替える。図2(B)は、流路10を循環する冷却水が第1迂回路14に向かう場合を模式的に示す図である。図2(B)に示すように、冷却水は、バッテリー11を通過して第1調節弁18に向かい、第1迂回路14を通過してポンプ17に向かう。この場合、冷却水は、ラジエータ13及び第2迂回路15を流れない。
調節弁制御部42は、温度特定部41が特定した蓄熱部内媒体温度が出口媒体温度よりも低いとき、蓄熱部16に冷却水を向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する。具体的には、調節弁制御部42は、冷却水が蓄熱部16に向かうように第2調節弁19を切り替える。図2(C)は、流路10を循環する冷却水が蓄熱部16に向かう場合を模式的に示す図である。図2(C)に示すように、冷却水は、バッテリー11を通過して第2調節弁19に向かい、第2迂回路15及び蓄熱部16を通過してポンプ17に向かう。この場合、冷却水は、ラジエータ13及び第1迂回路14を流れない。このようにすることで、温度調節システムSは、バッテリー11を通過することにより加熱された冷却水(温水)を蓄熱部16の容器に溜めることができるので、蓄熱部16に熱を蓄えることができる。
なお、蓄熱部内媒体温度が出口媒体温度よりも低い場合、蓄熱部16の容器に溜められた冷却水が蓄熱部16から流路10に流出する。蓄熱部16の容器に溜められた冷却水の温度は出口媒体温度よりも低いので、蓄熱部16の容器に溜められた冷却水が蓄熱部16から流路10に流出して流路10の冷却水と混ざると、流路10を流れる冷却水の温度が下がる。その結果、バッテリー11の温度が下がる。このように、温度調節システムSは、出口媒体温度よりも温度が低い冷却水を流路10に流出させることにより冷却水を冷却するためにラジエータ13に向かわせなくてもよくなるので、ラジエータ13を冷却するためのファンを動作させるための消費電力を低減できる。
(出口媒体温度が判定温度よりも低い場合)
調節弁制御部42は、出口媒体温度が判定温度よりも低い場合、判定温度よりも低いバッテリー11を使用可能な下限温度よりも出口媒体温度が低いか否かに基づいて、冷却水を第1迂回路14に向かわせるか、冷却水を蓄熱部16に向かわせるかを切り替える。下限温度の具体的な値は、適宜定めればよく、例えば摂氏5度である。
調節弁制御部42は、出口媒体温度が、下限温度よりも低い場合、蓄熱部16に冷却水を向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する。この場合、図2(C)に示すように、冷却水は、バッテリー11を通過して第2調節弁19に向かい、蓄熱部16に流入する。そして、蓄熱部16に流入する冷却水が蓄熱部16に溜められた冷却水(温水)を押し出して、蓄熱部16に溜められた冷却水(温水)が流路10に流出する。このようにすることで、温度調節システムSは、ヒーター12を作動させなくても、蓄熱部16に溜められた冷却水(温水)の熱を用いてバッテリー11を加熱することができる。その結果、温度調節システムSは、例えば、出口媒体温度が下限温度よりも低くなるような、車両の周辺の気温が低い状態で車両を始動する場合に消費電力を低減することができる。
調節弁制御部42は、出口媒体温度が、下限温度以上であり判定温度よりも低い場合、第1迂回路14に冷却水を向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する。この場合、図2(B)に示すように、冷却水は、バッテリー11を通過して第1調節弁18に向かい、第1迂回路14を通過してポンプ17に向かう。このように、温度調節システムSは、出口媒体温度が判定温度よりも低くても、下限温度以上である場合、バッテリー11を加熱するために蓄熱部16に蓄えられた熱を使用しない。その結果、温度調節システムSは、バッテリー11の温度が上昇するような状況(例えば車両が動作中など)において、蓄熱部16に蓄えられた熱を利用しないようにできる。
[温度調節システムSが実行する処理の流れ]
以下、図3を参照しながら温度調節システムSが実行する処理の流れを説明する。図3は、温度調節システムSが実行する処理の流れを模式的に示すフローチャートである。図3のフローチャートは、温度調節システムSが搭載される車両が動作している間、定期的に実行される。
まず、温度特定部41は、出口媒体温度、及び蓄熱部内媒体温度を特定する(ステップS1)。調節弁制御部42は、出口媒体温度が上限温度以上であるか否かを判定する(ステップS2)。調節弁制御部42は、出口媒体温度が上限温度以上である場合(ステップS2でYes)、冷却水をラジエータ13に向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する(ステップS3)。
調節弁制御部42は、出口媒体温度が上限温度未満である場合(ステップS2でNo)、出口媒体温度が判定温度以上であるか否かを判定する(ステップS4)。調節弁制御部42は、出口媒体温度が判定温度以上である場合(ステップS4でYes)、蓄熱部内媒体温度よりも出口媒体温度が高いか否かを判定する(ステップS5)。
調節弁制御部42は、蓄熱部内媒体温度よりも出口媒体温度が高い場合(ステップS5でYes)、冷却水を蓄熱部16に向かうように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する(ステップS6)。調節弁制御部42は、出口媒体温度が蓄熱部内媒体温度以下の場合(ステップS5でNo)、冷却水を第1迂回路14に向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する(ステップS8)。
調節弁制御部42は、出口媒体温度が判定温度未満である場合(ステップS4でNo)、出口媒体温度が下限温度よりも低いか否かを判定する(ステップS7)。調節弁制御部42は、出口媒体温度が下限温度以上である場合(ステップS7でNo)、冷却水を第1迂回路14に向かうように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する(ステップS8)。調節弁制御部42は、出口媒体温度が下限温度よりも低い場合(ステップS7でYes)、冷却水を蓄熱部16に向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する(ステップS9)。
(変形例)
温度調節システムSは、ヒーター12を使用する場合に蓄熱部16に冷却水を向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御してもよい。例えば、調節弁制御部42は、出口媒体温度が判定温度よりも低く、かつヒーター12が動作する条件を満たす場合、蓄熱部16に冷却水を向かわせるように第1調節弁18及び第2調節弁19を制御する。ヒーター12が動作する条件は、例えば、周辺の気温が所定温度未満である場合である。このようにすることで、温度調節システムSは、バッテリー11の温度が低下することを抑制するとともに、蓄熱部16に蓄えた熱を使用することによりヒーター12を作動させるための消費電力を低減できる。
[本実施形態に係る温度調節システムSの効果]
以上説明したとおり、温度調節システムSは、冷却水が循環する流路10を備え、流路10においてバッテリー11と、流路10の循環方向においてバッテリー11の上流側に設けられた冷却水を加熱するヒーター12とを備える。また、温度調節システムSは、流路10の循環方向においてバッテリー11の下流側に、ラジエータ13と、ラジエータ13を迂回する第1迂回路14と、ラジエータ13及び第1迂回路14を迂回する第2迂回路15に設けられる冷却水の熱を蓄熱する蓄熱部16と、を備える。そして、温度調節システムSは、冷却水を、ラジエータ、第1迂回路、又は蓄熱部のいずれかに向かわせる第1調節弁18及び第2調節弁19を備える。
そして、温度調節システムSは、バッテリー11を使用可能な温度範囲内に出口媒体温度が収まるように、出口媒体温度及び蓄熱部内媒体温度に基づいて第1調節弁18及び第2調節弁19を切り替える。このようにすることで、温度調節システムSは、冷却水を適切に循環させることができるようになり、ヒーター12を作動させるための消費電力を低減することができる。
なお、上記の説明において、調節弁制御部42は、第1調節弁18及び第2調節弁19を切り替えて、冷却水の流れを切り替えた。これに限らず、調節弁制御部42は、第1調節弁18及び第2調節弁の開度を制御して、ラジエータ、第1迂回路、又は蓄熱部のいずれかに向かわせる冷却水の流量を制御してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
10 流路
11 バッテリー
12 ヒーター
13 ラジエータ
14 第1迂回路
15 第2迂回路
16 蓄熱部
17 ポンプ
18 第1調節弁
19 第2調節弁
30 記憶部
40 制御部
41 温度特定部
42 調節弁制御部

Claims (5)

  1. 熱媒体が循環する流路と、
    前記流路に設けられたバッテリーと、
    前記流路の循環方向において前記バッテリーの上流側に設けられ、前記熱媒体を加熱するヒーターと、
    前記流路の循環方向において前記バッテリーの下流側に設けられ、前記熱媒体を冷却するラジエータと、
    前記流路において前記ラジエータを迂回する第1迂回路と、
    前記流路において前記ラジエータ及び前記第1迂回路を迂回する第2迂回路に設けられ、前記熱媒体の熱を蓄熱する蓄熱部と、
    前記熱媒体を、前記ラジエータ、前記第1迂回路、又は前記蓄熱部のいずれかに向かわせる調節弁と、
    を備える温度調節システム。
  2. 前記バッテリーの出口での前記熱媒体の温度である出口媒体温度、及び前記蓄熱部内の前記熱媒体の温度である蓄熱部内媒体温度を特定する温度特定部と、
    前記温度特定部が特定した前記出口媒体温度が、前記バッテリーを使用可能な温度範囲内になるように、前記温度特定部が特定した前記蓄熱部内媒体温度に基づいて前記調節弁を制御する調節弁制御部と、
    をさらに備える請求項1に記載の温度調節システム。
  3. 前記調節弁制御部は、
    前記出口媒体温度が前記バッテリーを使用可能な上限温度以上の場合、前記熱媒体を前記ラジエータに向かわせるように前記調節弁を制御し、
    前記出口媒体温度が、前記上限温度よりも低い判定温度から前記上限温度までの範囲内である場合、前記蓄熱部内媒体温度が前記出口媒体温度よりも低いとき、前記蓄熱部に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御し、前記蓄熱部内媒体温度が前記出口媒体温度以上のとき、前記第1迂回路に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御し、
    前記出口媒体温度が、前記判定温度よりも低い場合、前記第1迂回路に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御する、
    請求項2に記載の温度調節システム。
  4. 前記調節弁制御部は、
    前記出口媒体温度が、前記判定温度よりも低い前記バッテリーを使用可能な下限温度よりも低い場合、前記蓄熱部に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御し、
    前記出口媒体温度が、前記下限温度以上であり前記判定温度よりも低い場合、前記第1迂回路に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御する、
    請求項3に記載の温度調節システム。
  5. 前記調節弁制御部は、前記出口媒体温度が前記判定温度よりも低く、かつ前記ヒーターが動作する条件を満たす場合、前記蓄熱部に前記熱媒体を向かわせるように前記調節弁を制御する、
    請求項3又は4に記載の温度調節システム。
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