JP2021106032A - 情報推薦方法及び装置 - Google Patents

Abstract

【課題】車の位置からユーザに有用な情報を推薦する情報推薦方法及び装置を提供する。【解決手段】車の位置情報を推薦する情報推薦方法において、サーバは、第１の電子機器から報告された位置情報を受信した後、この位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて推薦対象情報を決定して第１の電子機器に送信する。この過程で、サーバは、有効期間内の大勢なユーザの検索履歴と結合してジオフェンスを作成し、ジオフェンスを利用してユーザに情報を推薦し、ジオフェンス内の位置点は、社会的な大衆に人気のある位置点を反映する。【選択図】図２

Description

本願の実施例は、車のインターネット技術の分野に関し、特に、情報推薦方法及び装置に関する。

現在、自動車技術の急速な発展に伴い、自動車は、人間の交通道具として役割を果たす他、娯楽機能や、サービス側からプッシュされた情報を提示するなど、ユーザに多様な機能を提供することもできる。

現在の車載シナリオでの情報推薦過程において、自動車のセンターコンソールに各種のアプリケーション（ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ、ＡＰＰ）が搭載され、推薦対象情報が予め設定され、運転手又は助手席の乗客がこのＡＰＰをクリックすると、これらの推薦対象情報がカルーセル方式でユーザに表示される。所定の期間、例えば１０秒の表示後、ＡＰＰはホームページにジャンプする。この方式では、カルーセルで展示される情報は常駐運用情報とも呼ばれ、上記の推薦情報の表示方式はデスクトップ常駐場所での推薦情報の表示とも呼ばれる。

上記のデスクトップ常駐場所での推薦情報の表示過程では、手動で推薦情報を予め設定する必要がある。しかしながら、手動で推薦情報を設定するには、人件費がかかり、また、手動で設定された推薦情報に対するユーザの注目度が高くない可能性があり、情報推薦が不正確になる。

本願の実施例は、有効期間内の過去のユーザの検索履歴と結合してジオフェンスを動的に作成し、現在のユーザがジオフェンスに入る時に、ジオフェンスに基づいて現在のユーザに情報を推薦することで、情報のプッシュ精度を向上させるという目的を達成する情報推薦方法及び装置を提供する。

第１の態様において、本願の実施例にて提供される情報推薦方法は、
第１の電子機器から報告された前記第１の電子機器が所在する位置を示すために用いられる位置情報を受信するステップと、
前記位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて、推薦対象情報を決定するステップであって、前記目標ジオフェンスは、ジオフェンスセットに含まれ、前記ジオフェンスセットにおけるジオフェンスは、基準領域での複数の第２の電子機器の検索履歴記録に基づいて生成され、前記検索履歴記録は、前記基準領域内の位置点を検索するために用いられるステップと、
前記第１の電子機器に前記推薦対象情報を送信するステップと、を含む。

第２の態様において、本願の実施例にて提供される情報推薦装置は、
第１の電子機器から報告された前記第１の電子機器が所在する位置を示すために用いられる位置情報を受信するための受信ユニットと、
前記位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて、推薦対象情報を決定するための処理ユニットであって、前記目標ジオフェンスは、ジオフェンスセットに含まれ、前記ジオフェンスセットにおけるジオフェンスは、基準領域での複数の第２の電子機器の検索履歴記録に基づいて生成され、前記検索履歴記録は、前記基準領域内の位置点を検索するために用いられる処理ユニットと、
前記第１の電子機器に前記推薦対象情報を送信するための送信ユニットと、を含む。

第３の態様において、本願の実施例にて提供される電子機器は、
少なくとも１つのプロセッサと、
前記少なくとも１つのプロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を含み、そのうち、
前記メモリには、前記少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも１つのプロセッサによって実行されることで、前記少なくとも１つのプロセッサが第１の態様又は第１の態様のいずれかの実現可能な方法を実行するようにする。

第４の態様において、本願の実施例にて提供される命令を含むコンピュータプログラム製品は、電子機器で実行されると、電子機器に、上記の第１の態様又は第１の態様の様々な可能な実現形態における方法を実行させる。

第５の態様において、本願の実施例にて提供されるコンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が前記電子機器に上記の第１の態様又は第１の態様の様々な可能な実現形態における方法を実行させるために用いられる。

第６の態様において、本願の実施例にて提供される情報推薦方法は、現在の時刻に有効期間内の複数の検索履歴記録を取得するステップであって、前記複数の検索履歴記録の各々は、基準領域内の位置点を検索するために用いられるステップと、前記複数の検索履歴記録に基づいて、少なくとも１つのジオフェンスを決定するステップであって、前記ジオフェンスに含まれる位置点が前記基準領域内に位置するステップと、を含む。

第７の態様において、本願の実施例にて提供されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、電子機器の少なくとも１つのプロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取ることができ、前記少なくとも１つのプロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行することによって、前記電子機器に上記の第１の態様又は第１の態様の様々な可能な実現形態における方法を実行させる。

上記の出願における一実施例は、有効期間内の過去のユーザの検索履歴と結合してジオフェンスを動的に作成し、現在のユーザがジオフェンスに入る時に、ジオフェンスに基づいて現在のユーザに情報を推薦することで、情報のプッシュ精度を向上させるという目的を達成するという利点又は有益な効果を有する。

以下、具体的な実施例と併せて、上記の任意選択的な方法の他の効果を説明する。

図面は、本技術案をより良く理解するために用いられ、本願の制限を構成するものではない。
本願の実施例にて提供される情報推薦方法のネットワークアーキテクチャの概略図である。 本願の実施例にて提供される情報推薦方法の他のネットワークアーキテクチャの概略図である。 本願の実施例にて提供される情報推薦方法のフローチャートである。 本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるクラスタの概略図である。 本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるジオフェンス作成の概略図である。 本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるジオフェンスの概略図である。 本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるジオフェンスを動的に作成するフローチャートである。 本願の実施例にて提供される情報推薦方法のフローチャートである。 本開示の実施例にて提供される情報推薦装置の構成の概略図である。 本開示の実施例の情報推薦方法を実現するための電子機器のブロック図である。

以下、図面と合わせて本願の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本願の実施例の様々な詳細事項が含まれており、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本願の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更及び修正を行うことができることを認識すべきである。また、以下の説明では、説明の明確化及び簡潔化のため、周知の機能及び構成についての説明は省略する。

一般に、車載シナリオでは、ユーザの注意は複雑な交通状況に集中することが多い。そのため、サービス側が自動車のセンターコンソールに運用型広告などの情報を頻繁にプッシュすると、推薦過程が機械化されるだけでなく、ユーザの正常な運転に重大な影響を与え、深刻な場合には、安全事故に繋がることもある。このため、従来の車載シナリオにおける情報推薦方式は、手動介入の方式を採用することが多く、例えば、自動車のセンターコンソール（車載インフォテインメントシステムとも呼ばれる）に各種のＡＰＰが搭載され、ＡＰＰがクリックされると、カルーセル方式で複数の情報、例えば、５つの情報が表示され、各情報は１秒間表示される。また、サーバからプッシュされた情報を、Ｈ５モバイルページに埋め込む形式で表示する場合、ユーザがセンターコンソール画面上のボタンをクリックすると、Ｈ５ページにジャンプする。ただし、カルーセルで表示される情報及びＨ５ページで表示される内容は、いずれも手動で予め設定される。この手動介入方式は、ユーザの運転を妨げないという目的をある程度で達成する。しかしながら、手動で設定された情報には、明確な指向性のない情報が多く存在するため、これらの明確な指向性のない情報に対するユーザの注目度が低く、情報の推薦が不正確になる。

これに鑑み、本願の実施例は、検索履歴記録と結合してジオフェンスを動的に作成し、動的ジオフェンスを用いてユーザに情報を推薦することで、情報のプッシュ精度を向上させるという目的を達成する情報推薦方法を提供する。

図１Ａは、本願の実施例にて提供される情報推薦方法のネットワークアーキテクチャの概略図である。図１Ａを参照すると、このネットワークアーキテクチャは、第１の電子機器１と、第２の電子機器２と、サーバ３とを含み、第１の電子機器１とサーバ３はネットワーク接続を確立し、第２の電子機器２とサーバ３はネットワーク接続を確立する。第１の電子機器１は、車載端末機器、携帯電話機、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータなどの現在時刻で基準領域に位置する電子機器であり、基準領域は、例えば、県城、都市が位置する領域であり、１つの基準領域は、例えば、ホテル、景勝地、グルメレストランなどの複数の位置点を含む。第２の電子機器２は、有効期間内に基準領域内に位置したことがある電子機器、例えば現在時刻よりも前である有効期間に基準領域内に位置した電子機器、例えば過去５時間に基準領域に位置しており、且つ、位置点を検索する行動が発生した電子機器である。サーバ３は、第２の電子機器２の検索記録を使用して、この基準領域内に複数のジオフェンスを作成し、ジオフェンスセットを形成する。第１の電子機器１が、あるジオフェンス（以下、目標ジオフェンスという）に入ると、サーバ３は、目標ジオフェンス内の人気の位置点に関する情報を、この第１の電子機器１に推薦する。

図１Ｂは、本願の実施例にて提供される情報推薦方法の他のネットワークアーキテクチャの概略図である。目標の地理的位置を決定し、推薦対象情報を決定する機能が、図１Ａのサーバ３に統合されるのに対して、図１Ｂに示されるネットワークアーキテクチャには、２つの別個に設置されたサーバ、即ち、サーバ４とサーバ５が含まれ、サーバ４とサーバ５は、ネットワーク接続を確立し、サーバ４は、位置情報を処理し、ジオフェンスセットを生成するなどに用いられ、サーバ５は、各ジオフェンスに対応する推薦対象情報を提供するために用いられる。各第２の電子機器２はサーバ４とネットワーク接続を確立し、各第１の電子機器１もサーバ４とネットワーク接続を確立し、また、各第１の電子機器１はサーバ５ともネットワーク接続を確立する。サーバ４は、第２の電子機器２の検索記録を使用して、基準領域内に複数のジオフェンスを作成して、ジオフェンスセットを形成する。第１の電子機器１が、あるジオフェンス（以下、目標ジオフェンスという）に入ると、サーバ３は、目標ジオフェンス内の人気の位置点の識別子などをサーバ５に送信し、サーバ５は、推薦対象情報を決定して第１の電子機器１に送信する。

上記の図１Ａ及び図１Ｂにおいて、第１の電子機器１が携帯電話などの移動端末である場合、この第１の電子機器１にはＡＰＰがあり、このＡＰＰは第１の電子機器１に搭載されたネーティブＡＰＰ（ｎａｔｉｖｅ ＡＰＰ）であってもよく、このＡＰＰは自動車のセンターコンソールにおける車載システムとネットワーク接続を確立することができる。第１の電子機器１は、このＡＰＰを介してサーバに位置情報を報告し、サーバから送信された推薦対象情報を受信することなどができる。

上記の図１Ａ及び図１Ｂにおいて、第１の電子機器１が車載端末である場合、この車載端末のオペレーティングシステム（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ、ＯＳ）上のプラグイン又はソフトウェア開発キット（Ｓｏｆｔｗａｒｅ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｋｉｔ、ＳＤＫ）などは、サーバに位置情報を報告し、サーバから送信された推薦対象情報を受信することなどができる。

以下、図１Ａに示すアーキテクチャを例に、本願の実施例に係る情報推薦方法について詳細に説明する。例示的に、図２を参照されたい。

図２は、本願の実施例にて提供される情報推薦方法のフローチャートであり、本実施例は、１０１と、１０２と、１０３と、を含む。

１０１において、第１の電子機器から報告された前記第１の電子機器が所在する位置を示すために用いられる位置情報を受信する。

例示的に、位置情報は、第１の電子機器から報告された緯度経度座標であってもよく、あるホテル、ある交差点など、第１の電子機器が所在する位置点であってもよく、本願の実施例では限定されない。

１０２において、前記位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて、推薦対象情報を決定する。

ただし、前記目標ジオフェンスは、ジオフェンスセットに含まれ、前記ジオフェンスセットにおけるジオフェンスは、基準領域での複数の第２の電子機器の検索履歴記録に基づいて生成され、前記検索履歴記録は、前記基準領域内の位置点を検索するために用いられる。

例示的に、第１の電子機器上のあるＡＰＰは、いくつかのロケーションベースサービス（Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ｂａｓｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ、ＬＢＳ）に関し、ＬＢＳはロケーションサーバなどとも呼ばれる。ジオフェンス（Ｇｅｏ−ｆｅｎｃｉｎｇ）は、ＬＢＳの新しいアプリケーションであり、仮想的なフェンスを仮想的な地理的境界とする。第１の電子機器があるジオフェンスを出し入れするか、又はこのジオフェンス内で活動する時に、サーバは、第１の電子機器に情報をプッシュする。基準領域に対応するジオフェンスセットがサーバに予め記憶される。ただし、基準領域は、都市、県城、都市のある地区などであってもよい。サーバは、基準領域の関連履歴データに基づいて、この基準領域内に、複数のジオフェンスを事前に作成し、任意の２つのジオフェンスが独立しているか、又は交わっている。各ジオフェンスは、ホテル、学校、景勝地、グルメレストランなどであってもよい位置点を複数含む。

サーバは、第１の電子機器から報告された位置情報を受信すると、この位置情報により示された位置を、ジオフェンスセットにおける各ジオフェンスに対応する領域とマッチングさせ、位置情報があるジオフェンスに含まれる場合、このジオフェンスを目標ジオフェンスとする。その後、目標ジオフェンスに基づいて推薦対象情報を決定する。この推薦対象情報は、例えば、ホテルの特徴など、目標ジオフェンス内の人気の位置点に関する情報であってもよい。

１０３において、前記推薦対象情報を第１の電子機器に送信する。

例示的に、サーバは、目標ジオフェンスに基づいて決定された推薦対象情報を、第１の電子機器がユーザに表示するために、第１の電子機器に送信する。表示過程において、第１の電子機器が推薦対象情報を全画面で表示し、所定時間、例えば１０秒表示した後に、ユーザが反応しない場合、即ち、第１の電子機器がユーザのタッチスクリーン上でのタッチ操作又は間隔操作などが受信されない場合、推薦対象情報を全画面で表示せずに元の画面に切り替える。例えば、第１の電子機器は車載端末であり、車載端末は推薦対象情報を受信する前に、楽曲再生画面にある。車載端末は、ホテルの特徴であると仮定される推薦対象情報を受信すると、推薦対象情報を全画面で表示する。１０秒後、運転者又は助手席の同乗者などのユーザが車載端末の画面をクリックするなどの方式により、操作命令を入力しない場合、車載端末は、楽曲再生画面に戻る。

本願の実施例にて提供される情報推薦方法によれば、サーバは、大勢なユーザが基準領域内の位置点を調べる履歴データを使用して、基準領域に対応するジオフェンスセットを予め確立する。情報推薦過程において、サーバは、第１の電子機器から報告された位置情報を受信した後、この位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて推薦対象情報を決定して第１の電子機器に送信する。この過程で、サーバは、有効期間内の大勢なユーザの検索履歴と結合してジオフェンスを作成し、ジオフェンスを利用してユーザに情報を推薦し、ジオフェンス内の位置点は、社会的な大衆に人気のある位置点を反映するので、推薦情報の品質と適時性を大幅に向上させるとともに、情報プッシュの正確性を向上させるという目的を果たすことができる。

以下、上記の実施例において、サーバがどのように基準領域のジオフェンスセットを動的に確立するかについて詳細に説明する。

まず、有効な検索履歴記録を収集する。

実行可能な一実現形態において、第１の時刻で前記複数の第２の電子機器のうち各々の第２の電子機器が前記基準領域に位置する時に有効期間内の複数の検索履歴記録に基づいて位置点セットを取得し、前記有効期間は、前記第１の時刻と、前記第１の時刻よりも前の第２の時刻との間の期間であり、前記有効期間の時間長は、予め設定された閾値よりも小さい。

例示的に、サーバは、現在時刻で第１の電子機器が現在所在する県城や都市などの基準領域を認識した後、サーバは、基準領域の位置を取得する。サーバは、この基準領域に基づいて、他の第２の電子機器が地図ＡＰＰを用いて基準領域内の位置点を検索した複数の検索記録を取得する。ジオフェンスを作成する必要があるいずれかの第１の時刻で、ある特定の基準領域について、サーバは、検索履歴記録から、この基準領域に関連しない検索記録を予めフィルタリングし、即ち、検索履歴記録から、基準領域の外側の他の位置点を検索するために用いられる検索記録をフィルタリングし、この基準領域内の位置点を検索するために用いられる検索記録のみを残す。そして、残りの複数の検索記録の各々について、サーバは、この検索記録が、設定された有効期間内、例えば、第１の時刻と、例えば第１の時刻よりも前、かつ第１の時刻から５時間前の第２時刻との間の期間内にあるか否かを判断し、即ち、検索履歴記録は、第１の時刻から５時間前の検索記録である。第１の検索記録は、現在時刻の５時間前の検索行動に対応する記録であれば、この検索記録を有効な検索記録として扱い、この検索記録は、現在時刻の５時間前の検索行動に対応する検索記録でなければ、この検索記録を削除し、即ち、この検索記録を有効な検索記録とすることができない。

この技術案を採用すれば、有効時間を設定することで、推薦対象情報の適時性を保証するという目的を実現する。

次に、基準領域内の人気の検索位置点を決定する。

実行可能な一実現形態において、サーバは、上記の位置点セットにおける各位置点をクラスタリングして、少なくとも１つのクラスタを取得し、同一のクラスタ内の任意の２つの位置点の距離は、所定の閾値未満である。

例示的に、１つの基準領域について、サーバは、一連の有効な検索記録を収集した後、密度ベースクラスタリングアルゴリズムに基づいて、互いに近く離れる位置点をクラスタ化する。即ち、クラスタリングアルゴリズムの観点から見れば、有効期間内において、複数のユーザが第２の電子機器により検索を開始し、これらのユーザが検索する位置点の距離が比較的近いと、これらのユーザは、同じ興味を持つ同じ種類のユーザであると考えられ、さらに、この１つのクラスタ内の人気の位置点を、このクラスタの人気の位置点とし、後続の情報推薦時に、これらの人気の位置点の情報を第１の電子機器に推薦する。この技術案を採用すれば、人気の位置点を決定することで、精度の良い推薦が実現される。

次に、ジオフェンスを作成する。

例示的に、１つの基準領域内の複数のクラスタを得ると、少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタにおける位置点の地理座標を決定し、さらに対応するクラスタのジオフェンスを決定することができることで、前記ジオフェンスセットを得る。例示的に、本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるクラスタの概略図である図３を参照されたい。

図３を参照すると、矩形枠で示したのは基準領域であり、サーバは有効期間内の検索記録についてクラスタリングを行うことで、２つのクラスタを取得し、それぞれクラスタＡとクラスタＢとし、クラスタＡは、ホテル１、ホテル２、ホテル３、景勝地４、景勝地５及びホテル６の位置点を含み、クラスタＢは、ホテル７、グルメ８、グルメ９、グルメ１０、ショッピングモール１１及びホテル１２の位置点を含む。クラスタＡについては、サーバは、クラスタＡ内の各位置点の横座標の平均値を中心点の横座標とし、クラスタＡ内の各位置点の縦座標の平均値を中心点の縦座標とし、さらに、この中心点を中心として少なくともクラスタ内の各位置点を覆うことが可能な円を作成する。そして、サーバは、この円をクラスタＡのジオフェンスとする。同様に、図中の破線によって示されるように、クラスタＢのジオフェンスが得られる。また、ジオフェンスの半径は、５００メートルなどの予め設定された半径であってもよい。

サーバが記憶又は取得した検索履歴記録において、各検索記録により示される位置点は、タイプタグをさらに有し、このタイプタグは、第２の電子機器が検索を開始する時に検索要求に含まれたものであってもよいし、サーバが第２の電子機器により検索された位置点に基づいて決定したものであってもよい。ユーザは、１つの有効期間内に、特定のタグタイプの位置点により多くの注意を払う可能性がある。ユーザの関心のあることを正確に取得するために、サーバは、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタにおける位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定して前記ジオフェンスセットを取得する前に、前記少なくとも１つのクラスタの各々に対して、サーバは、前記クラスタ内の同じタイプタグを有する位置点が検索された回数をさらに決定し、複数のタイプタグのうち各々のタイプタグに対応する検索回数を取得し、検索回数が最も多いタイプタグを前記クラスタの人気のタイプタグとし、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の人気のタイプタグを取得する。

例示的に、上記の図３を参照すると、１つのクラスタ内に様々なタグタイプの位置点が含まれ、例えば、クラスタＢ内の位置点のタイプタグは、グルメ、ショッピングモール及びホテルがある。第１の電子機器がクラスタＢに対応するジオフェンスに入ると、サーバはクラスタＢ内の位置点に基づいて第１の電子機器にグルメ、ショッピングモール又はホテルの情報を推薦し、これらの情報は煩雑であるので、人気の情報を表示できない可能性がある。このため、サーバは投票規則に基づいて出現回数が最も多い位置点に対応するタイプタグを選別し、即ち、サーバは各タグタイプの位置点が検索された回数を統計し、例えば、統計によれば、有効時期間内に、クラスタＢにおいてホテル７が２４０回、グルメ８が４５回、グルメ９が７８回、グルメ１０が１２０回、ショッピングモール１１が１５回、ホテル１２が１４７回検索され、そうすると、ホテルであるタイプタグの検索回数＝２４０＋１４７＝３８７回、グルメであるタイプタグの検索回数＝４５＋７８＋１２０＝２４３回、ショッピングモールであるタイプタグの検索回数が１５、ホテルであるタイプタグの検索回数が最も多いことが分かる。これらのデータによると、有効期間内に、ユーザが、クラスタＢ内のホテルに関する情報に、より多くの注意を払うこと、即ち、ホテルが有効期間内の人気の社会的検索であることが示される。

人気のタグタイプを取得した後、サーバは、ジオフェンスセットを決定する過程に、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定することにより、各クラスタの中心を取得し、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタの中心及び予め設定されたフェンス形状に基づいて、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタに対応するジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得する。ただし、予め設定されたフェンス形状は、例えば、円形、矩形などであり、本願の実施例では限定されない。この過程では、位置点の座標の平均値を利用することで、ジオフェンスを作成するという目的を達成する。

上記の図３におけるクラスタＢのジオフェンス作成の過程について、図４を参照されたい。図４は、本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるジオフェンス作成の概略図である。図４を参照すると、サーバは、まずクラスタＢから、例えばタイプタグがグルメとショッピングモールである位置点のような他のタイプタグの位置点を除外し、例えばホテルタイプの位置点のような１つのタイプタグの位置点のみを残す。そして、サーバは、クラスタＢ内のホテル７とホテル１２の横座標の平均値を中心点の横座標とし、クラスタＢ内のホテル７とホテル１２の縦座標の平均値を中心点の縦座標とし、さらに、この中心点を円心とし、予め設定された半径を半径として円を作成する。続いて、サーバは、この円をクラスタＢのジオフェンスとする。

この技術案を採用すれば、人気のタグに基づいて、複数の情報の中から、大衆的傾向の高い推薦対象情報を決定することができる。

さらに、ジオフェンスをメンテナンスする。

本願の実施例において、ジオフェンスセットにおけるジオフェンスが作成された後、サーバは、ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された時間長を超えるか否かを周期的に判断し、ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された期間を超える場合、前記ジオフェンスセットを更新し、ジオフェンスセットの存在期間が予め設定された期間を超えない場合、このジオフェンスを継続的に使用する。即ち、ジオフェンスを作成した後、次の有効期間内に最新のユーザの検索履歴記録の分析結果と結合して、現在の期間の社会的ホットスポットに合致するジオフェンスを動的に作成することを確保するように、予め設定された有効時間に従って、作成されたジオフェンスを適時に回収する必要がある。

例示的に、ジオフェンスセットにおける各ジオフェンスは、ある期間内に有効であり、例えば、５時間以内に有効である。５時間後、サーバは、過去５時間内の検索履歴記録に基づいて、ジオフェンスを再作成する。サーバが異なる時間に作成するジオフェンスは異なる場合がある。例示的に、本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるジオフェンスの概略図である図５を参照されたい。図５を参照すると、時間長が４時間の有効時期間内１：００−５：００内に、サーバは、１：００以前の基準領域に関する検索履歴記録に対してクラスタリングを行い、２つのクラスタを取得し、それぞれクラスタＡとクラスタＢとし、クラスタＡは、ホテル１、ホテル２、ホテル３、景勝地４、景勝地５及びホテル６の位置点を含み、クラスタＢは、ホテル７、グルメ８、グルメ９、グルメ１０、ショッピングモール１１及びホテル１２の位置点を含む。サーバは、クラスタＡ及びクラスタＢに基づいて、２つのジオフェンスを含むジオフェンスセットを取得する。１：００−５：００の有効期間内に、第１の電子機器がクラスタＡに対応するジオフェンスに入る場合、クラスタＡ内の人気の位置点に関する情報を第１の電子機器にプッシュし、同様に、第１の電子機器がクラスタＢに対応するジオフェンスに入る場合、クラスタＢ内の人気の位置点に関する情報を第１の電子機器にプッシュする。

５：００から開始して、サーバは、第２の電子機器による５：００以前の基準領域内の位置点に対する検索記録を使用して、次の有効期間内のジオフェンスを作成する。作成過程において、サーバは、５：００以前の基準領域に関する検索履歴記録をクラスタリングし、３つのクラスタを取得し、それぞれクラスタＣ、クラスタＤ及びクラスタＥとし、クラスタＡは、景勝地４、景勝地５及び景勝地１３の位置点を含み、クラスタＢは、ホテル７、グルメ８、グルメ９、グルメ１０の位置点を含み、クラスタＥは、グルメ８、ホテル１４及び景勝地１５の位置点を含む。サーバは、クラスタＣ、クラスタＤ、及びクラスタＥに基づいて、３つのジオフェンスを含むジオフェンスセットを取得する。その後、このジオフェンスセットにおけるジオフェンスの有効時間長を５時間とさせ、５：００−１０：００の５時間にわたって、このジオフェンスセットにおけるジオフェンスに基づいて第１の電子機器に情報を推薦する。

この技術案を採用すれば、ジオフェンスを動的に作成することで、サーバにより第１の電子機器に推薦される情報が、大衆の注目するホットスポットに従うことを保証する。また、ジオフェンスを動的に作成することで、サーバが大量のジオフェンス記録をメンテナンスするコストをある程度で低減させる。

図６は、本願の実施例にて提供される情報推薦方法におけるジオフェンスを動的に作成するフローチャートであり、以下のステップ２０１〜２１０を含む。

２０１において、基準領域を決定する。

例示的に、サーバは、現在時刻で、例えば県城、都市などの基準領域のようなジオフェンスを作成する必要がある基準領域を認識した後、サーバは基準領域の位置を取得する。

２０２において、サーバは、基準領域内に位置する検索履歴記録を収集する。

例示的に、サーバは、現在時刻前に、他の第２の電子機器が、マップＡＰＰを使用して基準領域内の位置点を検索した複数の検索記録を収集する。

２０３において、サーバは、複数の検索記録の各々をトラバースし、複数の検索記録から有効な検索記録を決定する。

２０４において、サーバは、密度ベースクラスタリングアルゴリズムに基づいて距離が近い位置点を集約し、複数のクラスタを取得する。

２０５において、サーバは、投票規則に基づいて各クラスタ内の人気のタイプタグを選別する。

２０６において、サーバは、クラスタ内の人気のタイプタグの位置点の数が予め設定された数以上であるか否かを判断し、クラスタ内の人気のタイプタグの位置点の数が予め設定された数以上である場合、ステップ２０７を実行し、クラスタ内の人気のタイプタグの位置点の数が予め設定された数未満である場合、終了する。

例示的に、１つのクラスタ内の位置点が少なすぎて、大衆的傾向の低い推薦情報が大量に生成されることを回避するために、サーバは、少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、このクラスタにおける人気のタイプタグを有する位置点の数が予め設定された閾値を超えるか否かを判断し、予め設定された数を超える場合、この人気のタイプタグの位置点に関する情報が明らかな大衆的傾向を有することを示し、ステップ２０７を実行し、このクラスタ内の人気のタイプタグの位置点の数が予め設定された数よりも少ない場合、この人気のタイプタグの位置点に関する情報は、明らかな大衆的傾向を有しないことを示し、そのため、このクラスタに対してジオフェンスを作成する必要がない。

２０７において、クラスタ内から、人気のタイプタグを有しない位置点を削除し、人気のタイプタグを有する位置点をクラスタリングして新たなクラスタを取得する。

２０８において、新たなクラスタにおける各位置点の座標を用いて、新たなクラスタの重心座標を決定する。

例示的に、少なくとも１つのクラスタのうちの各クラスタについて、サーバは、クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定することにより、新たなクラスタの重心座標とも称される各クラスタの中心を取得する。

２０９において、重心座標を中心としてジオフェンスを作成する。

例示的に、各クラスタについて、サーバは、このクラスタの重心座標を中心として、所定の半径範囲を有する仮想的なジオフェンスの作成過程を完了することで、ジオフェンスセットを取得する。

２１０において、現在のジオフェンスセットの存在時間が指定された時間を超えるか否かを判断し、ジオフェンスセットの存在時間が指定された時間を超えない場合、ジオフェンスの作成を終了し、ジオフェンスセットの存在時間が指定された時間を超える場合、ステップ２０１に戻る。

例示的に、サーバは５時にジオフェンスセットを作成し、かつこのジオフェンスを１０時前に有効とすると仮定すると、サーバがジオフェンスセットにおけるジオフェンスを使用する過程において、現在時間が１０時を超えるか否かを検出し、１０時を超えない場合、このジオフェンスを継続的に使用し、１０時を超えると、ジオフェンスを再作成する。

次に、上記の実施例において、サーバがどのように情報をプッシュ送信するかについて詳細に説明する。例示的に、本願の実施例にて提供される情報推薦方法のフローチャートである図７を参照して、本実施例は、第１の電子機器とサーバとのインタラクションの観点から説明し、本実施例は、３０１〜３０６を含む。

３０１において、第１の電子機器は、位置情報をリアルタイムに取得する。

例示的に、第１の電子機器は、グローバルポジショニングシステム（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ、ＧＰＳ）によりリアルタイムに測位して、位置情報を得る。

３０２において、第１の電子機器は、サーバに位置情報を報告する。

３０３において、サーバは、位置情報に基づいて、目標ジオフェンスを決定する。

３０４、サーバは、第１の電子機器のアイデンティティに基づいて、前記目標ジオフェンスに対応する推薦情報から、既に前記第１の電子機器に推薦された情報を決定する。

ただし、推薦履歴情報は、第１の電子機器に推薦されたことがある情報である。

３０５において、既に前記第１の電子機器に推薦された情報を、前記目標ジオフェンスに対応する推薦情報からフィルタリングして、前記推薦対象情報を取得する。

例示的に、走行範囲が大きい可能性のため、すなわち、車両が連続的に走行していることから、ジオフェンスの作成は、車載インフォテインメントシステムがジオフェンスに入る瞬間にユーザに情報をプッシュすることを確保するだけでなく、ジオフェンスに基づく情報推薦をあまり多くトリガしないことを確保することを必要とし、それにより走行中に同じ情報を第１の電子機器に頻繁にプッシュしないことを確保する。

この問題を解決するために、第１の電子機器は、位置情報を報告すると同時に、自身のアイデンティティ（ＩＤ）をサーバに報告することで、サーバは、この第１の電子機器に送信された情報をリアルタイムに更新することができる。例えば、サーバは、８時に情報を第１の電子機器にプッシュした後、この情報を推薦履歴情報としてマーキングし、この推薦履歴情報に期限切れタイムスタンプである１０時を付けると、サーバが１０時までこの情報を第１の電子機器にプッシュしないことを示す。

図５を参照すると、クラスタＥとクラスタＤ内にグルメ８という同じ位置点がある。人気のタグタイプに関わらず、第１の電子機器がクラスタＤに対応するジオフェンスに入ると、サーバは、ホテル７、グルメ８、グルメ９、及びグルメ１０に関する情報を第１の電子機器にプッシュし、各情報に１つの期限切れタイムスタンプを付ける。第１の電子機器がクラスタＤからクラスタＥに対応するジオフェンス内に入ると、サーバは、グルメ８に関する情報に期限切れタイムスタンプが付けられたことを発見し、現在の時刻が期限切れタイムスタンプによって表示される時刻にまだ到達していない場合、サーバは、グルメ８に関する情報を第１の電子機器にプッシュしない。

３０６において、サーバは、第１の電子機器に推薦対象情報を送信する。

本願の実施例にて提供される情報推薦方法は、検索履歴記録と結合して社会的な大衆に人気のある位置点をリアルタイムにマイニングし、仮想的なジオフェンスを動的に作成する方式で、第１の電子機器に豊富な人気の位置点に関する情報を推薦し、推薦した情報の品質及び適時性を大幅に向上させるとともに、ユーザが知覚することなく、最もタイムリーな情報をユーザにプッシュすることで、車載インフォテインメントシステムインタラクションのユーザ体験を効果的に向上させる。

以上、本開示の実施例に係る情報推薦方法の具体的な実施を紹介したが、以下の本開示の装置の実施例は、本開示の方法の実施例を実行するために用いることができる。本開示の装置の実施例に開示されていない詳細については、本開示の方法の実施例を参照されたい。

図８は、本開示の実施例にて提供される情報推薦装置の構成の概略図である。この装置は、サーバに統合されてもよく、又はサーバによって実現されてもよい。図８に示すように、本実施例において、この情報推薦装置１００は、
第１の電子機器から報告された前記第１の電子機器が所在する位置を示すために用いられる位置情報を受信するための受信ユニット１１と、
前記位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて、推薦対象情報を決定するための処理ユニット１２であって、前記目標ジオフェンスは、ジオフェンスセットに含まれ、前記ジオフェンスセットにおけるジオフェンスは、基準領域での複数の第２の電子機器の検索履歴記録に基づいて生成され、前記検索履歴記録は、前記基準領域内の位置点を検索するために用いられる処理ユニット１２と、
前記第１の電子機器に前記推薦対象情報を送信するための送信ユニット１３と、を含むことができる。

実行可能な一設計において、処理ユニット１２は、受信ユニット１１が第１の電子機器から報告された位置情報を受信する前、さらに、第１の時刻で前記複数の第２の電子機器のうち各々の第２の電子機器が前記基準領域に位置する時に有効期間内の複数の検索履歴記録に基づいて位置点セットを取得することであって、前記有効期間は、前記第１の時刻と、前記第１の時刻よりも前の第２の時刻との間の期間であり、前記有効期間の時間長は、予め設定された閾値よりも小さいことと、前記位置点セットにおける各位置点をクラスタリングして、少なくとも１つのクラスタを取得することであって、同じクラスタにおける任意の２つの位置点の距離は、予め設定された閾値より小さいことと、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得することとに用いられる。

実行可能な一設計において、前記位置点セットは、対応する位置点のタイプを示すために用いられる各位置点のタイプタグをさらに含み、前記処理ユニット１２は、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得する前に、さらに、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、前記クラスタにおける同じタイプタグを有する位置点が検索された回数をさらに決定し、複数のタイプタグのうち各々のタイプタグに対応する検索回数を取得し、検索回数が最も多いタイプタグを前記クラスタの人気のタイプタグとし、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の人気のタイプタグを取得する。

実行可能な一設計において、前記処理ユニット１２は、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得する際に、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定することにより、各クラスタの中心を取得し、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタの中心及び予め設定されたフェンス形状に基づいて、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタに対応するジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得するために用いられる。

実行可能な一設計において、前記処理ユニット１２は、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定して、各クラスタの中心を取得する前に、さらに、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する位置点の数が予め設定された数を超えることを決定するために用いられる。

実行可能な一設計において、前記処理ユニット１２は、さらに、前記ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された時間長を超えるか否かを判断し、前記ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された時間長を超える場合、前記ジオフェンスセットを更新するために用いられる。

実行可能な一設計において、前記処理ユニット１２は、前記目標ジオフェンスセットに対応する推薦情報から、既に前記第１の電子機器に推薦された情報を決定し、前記目標ジオフェンスセットに対応する推薦情報から、既に前記第１の電子機器に推薦された情報をフィルタリングするし、前記推薦対象情報を取得するために用いられる。

本開示の実施例にて提供される情報推薦方法は、上記の実施例でサーバによって実行される方法に用いることができ、その実現原理及び技術的効果は類似しており、ここでは説明を省略する。

本願の実施例により、コンピュータプログラムをさらに提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、電子機器の少なくとも１つのプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体からコンピュータプログラムを読み取ることができ、少なくとも１つのプロセッサは、コンピュータプログラムを実行することによって、電子機器に上記実施例に記載の方法を実行させる。

本願に開示された実施例によれば、本願は、電子機器、及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。

図９は、本開示の実施例の情報推薦方法を実現するための電子機器のブロック図である。電子機器は、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことが意図される。電子機器は、さらに、例えば、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器、及び他の同様のコンピューティング装置などの様々な形態のモバイル装置を表すことができる。本明細書に示されるコンポーネント、それらの接続及び関係、並びにそれらの機能は、単なる例であり、本明細書に記述及び／又は要求される本願の実現を限定することを意図しない。

図９に示すように、この電子機器は、１つ又は複数のプロセッサ２１と、メモリ２２と、高速インタフェースと低速インタフェースとを含むインタフェースであって、各コンポーネントを接続するためのインタフェースとを含む。各コンポーネントは、異なるバスで接続され、共通のマザーボードに実装されてもよいし、又は必要に応じて他の方式で実装されてもよい。プロセッサは、外部入力／出力装置（例えば、インタフェースに結合されたディスプレイ機器）にＧＵＩのグラフィック情報を表示させるようにメモリ中又はメモリ上に記憶された命令を含む命令であって、電子機器内で実行される命令を処理することができる。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び／又は複数のバスを複数のメモリと共に使用することができる。同様に、それぞれが必要な動作の一部（例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群、又はマルチプロセッサシステムとする）を提供する複数の電子機器を接続することができる。図９では、１つのプロセッサ２１を例にする。

メモリ２２は、本願にて提供される非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ただし、前記メモリには、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記少なくとも１つのプロセッサが本願にて提供される情報推薦方法を実行するようにする。本願の非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、本願にて提供される情報推薦方法をコンピュータに実行させるために用いられるコンピュータ命令が記憶されている。

メモリ２２は、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、例えば、本願の実施例における情報推薦方法に対応するプログラム命令／モジュール（例えば、図８に示される受信ユニット１１、処理ユニット１２及び送信ユニット１３）のような、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的コンピュータ実行可能なプログラム及びモジュール、を記憶するために用いられる。プロセッサ２１は、メモリ２２に記憶された非一時的ソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することで、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、すなわち、上記の方法の実施例における情報推薦方法を実現する。

メモリ２２は、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含むことができ、ただし、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも１つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶領域は、情報推薦電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ２２は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、非一時的メモリをさらに含むことができ、例えば、少なくとも１つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的固体記憶デバイスである。いくつかの実施例では、メモリ２２は、プロセッサ２１に対して遠隔に配置されたメモリを選択的に含むことができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して情報推薦電子機器に接続することができる。上記のネットワークの例としては、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。

情報推薦方法を実行する電子機器は、入力装置２３と出力装置２４とをさらに含むことができる。プロセッサ２１、メモリ２２、入力装置２３、及び出力装置２４は、バス又は他の方式で接続することができ、図９では、バスによる接続を例にする。

入力装置２３は、入力された数字又は文字情報を受信し、情報推薦電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、１つ又はそれ以上のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置が挙げられる。出力装置２４は、表示機器、補助照明装置（例えば、ＬＥＤ）、触覚フィードバック装置（例えば、振動モータ）などを含むことができる。この表示機器は、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、発光ダイオード（ＬＥＤ）ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示機器はタッチパネルであってもよい。

本明細書で説明されるシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び／又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、１つ又は複数のコンピュータプログラムで実施され、この１つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも１つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び／又は解釈されることができ、このプログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも１つの入力装置、及び少なくとも１つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令をこの記憶システム、この少なくとも１つの入力装置、及びこの少なくとも１つの出力装置に伝送することができる。

これらのコンピュータプログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる）は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、高度プロセス及び／又はオブジェクト指向プログラミング言語、及び／又はアセンブリ／機械言語でこれらのコンピュータプログラムを実施できる。本明細書で使用されるような、「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」の用語は、機械命令及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び／又は装置（例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ））を指し、機械読み取り可能な信号である機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」の用語は、機械命令及び／又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するために用いられる任意の信号を指す。

ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明されているシステム及び技術をコンピュータ上で実施することができ、このコンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置（例えば、ＣＲＴ（陰極線管）又はＬＣＤ（液晶ディスプレイ）モニタ）と、キーボード及びポインティングデバイス（例えば、マウス又はトラックボール）とを有し、ユーザは、このキーボード及びこのポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック（例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック）であってもよく、任意の形態（音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む）でユーザからの入力を受信することができる。

ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、データサーバとする）、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、アプリケーションサーバ）、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザは、このグラフィカルユーザインタフェース又はこのウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションする）、又はこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、又はフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信（例えば、通信ネットワーク）によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）と、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）と、インターネットとを含む。

コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含むことができる。クライアント及びサーバは、一般に、互いに離れており、通常、通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、かつ互いにクライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバとの関係が生成される。

本願の実施例にてさらに提供される情報推薦方法は、現在の時刻に有効期間内の複数の検索履歴記録を取得するステップであって、前記複数の検索履歴記録の各々は、基準領域内の位置点を検索するために用いられるステップと、前記複数の検索履歴記録に基づいて、少なくとも１つのジオフェンスを決定するステップであって、前記ジオフェンスに含まれる位置点が前記基準領域内に位置するステップと、を含む。

この実施例の具体的な実現原理は、上記の実施例に記載したことを参照されたく、ここではその説明を省略する。

本願の実施例の技術的解決手段によれば、サーバは、大勢なユーザが基準領域内の位置点を調べる履歴データを使用して、基準領域に対応するジオフェンスセットを予め確立する。情報推薦過程において、サーバは、第１の電子機器から報告された位置情報を受信した後、この位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて推薦対象情報を決定して第１の電子機器に送信する。この過程で、サーバは、有効期間内の大勢なユーザの検索履歴と結合してジオフェンスを作成し、ジオフェンスを利用してユーザに情報を推薦し、ジオフェンス内の位置点は、社会的な大衆に人気のある位置点を反映するので、推薦情報の品質と適時性を大幅に向上させるとともに、情報プッシュの正確性を向上させるという目的を果たすことができる。

上記に示される様々な形態のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができることが理解されるであろう。例えば、本願に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本願で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定しない。

上記の具体的な実施形態は、本願の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要件と他の要因に基づいて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。本願の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (18)

1. 第１の電子機器から報告された前記第１の電子機器が所在する位置を示すために用いられる位置情報を受信するステップと、
   前記位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて、推薦対象情報を決定するステップであって、前記目標ジオフェンスは、ジオフェンスセットに含まれ、前記ジオフェンスセットにおけるジオフェンスは、基準領域での複数の第２の電子機器の検索履歴記録に基づいて生成され、前記検索履歴記録は、前記基準領域内の位置点を検索するために用いられるステップと、
   前記第１の電子機器に前記推薦対象情報を送信するステップと、を含む、
   ことを特徴とする情報推薦方法。
2. 第１の電子機器から報告された位置情報を受信する前記ステップの前に、さらに、
   第１の時刻で前記複数の第２の電子機器のうち各々の第２の電子機器が前記基準領域に位置する時に有効期間内の複数の検索履歴記録に基づいて位置点セットを取得するステップであって、前記有効期間は、前記第１の時刻と、前記第１の時刻よりも前の第２の時刻との間の期間であり、前記有効期間の時間長は、予め設定された閾値よりも小さいステップと、
   前記位置点セットにおける各位置点をクラスタリングして、少なくとも１つのクラスタを取得するステップであって、同じクラスタにおける任意の２つの位置点の距離は、予め設定された閾値より小さいステップと、
   前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得するステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の情報推薦方法。
3. 前記位置点セットは、対応する位置点のタイプを示すために用いられる各位置点のタイプタグをさらに含み、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得する前記ステップの前に、さらに、
   前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、前記クラスタにおける同じタイプタグを有する位置点が検索された回数を決定して、複数のタイプタグのうち各々のタイプタグに対応する検索回数を取得し、検索回数が最も多いタイプタグを前記クラスタの人気のタイプタグとして、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の人気のタイプタグを取得するステップを含む、
   ことを特徴とする請求項２に記載の情報推薦方法。
4. 前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得する前記ステップは、
   前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定して、各クラスタの中心を取得するステップと、
   前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタの中心及び予め設定されたフェンス形状に基づいて、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタに対応するジオフェンスを決定して、前記ジオフェンスセットを取得するステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項３に記載の情報推薦方法。
5. 前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定して、各クラスタの中心を取得する前記ステップの前に、さらに、
   前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する位置点の数が予め設定された数を超えることを決定するステップを含む、
   ことを特徴とする請求項４に記載の情報推薦方法。
6. 前記ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された時間長を超えるか否かを判断するステップと、
   前記ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された時間長を超える場合、前記ジオフェンスセットを更新するステップと、をさらに含む、
   ことを特徴とする請求項１〜請求項５のいずれか１項に記載の情報推薦方法。
7. 前記位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて、推薦対象情報を決定する前記ステップは、
   前記目標ジオフェンスに対応する推薦情報から、既に前記第１の電子機器に推薦された情報を決定するステップと、
   前記目標ジオフェンスに対応する推薦情報から、既に前記第１の電子機器に推薦された情報をフィルタリングして、前記推薦対象情報を取得するステップと、を含む、
   ことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の情報推薦方法。
8. 第１の電子機器から報告された前記第１の電子機器が所在する位置を示すために用いられる位置情報を受信するための受信ユニットと、
   前記位置情報に対応する位置点が属する目標ジオフェンスに基づいて、推薦対象情報を決定するための処理ユニットであって、前記目標ジオフェンスは、ジオフェンスセットに含まれ、前記ジオフェンスセットにおけるジオフェンスは、基準領域での複数の第２の電子機器の検索履歴記録に基づいて生成され、前記検索履歴記録は、前記基準領域内の位置点を検索するために用いられる処理ユニットと、
   前記第１の電子機器に前記推薦対象情報を送信するための送信ユニットと、を含む、
   ことを特徴とする情報推薦装置。
9. 前記処理ユニットは、前記受信ユニットが第１の電子機器から報告された位置情報を受信する前、さらに、第１の時刻で前記複数の第２の電子機器のうち各々の第２の電子機器が前記基準領域に位置する時に有効期間内の複数の検索履歴記録に基づいて位置点セットを取得することであって、前記有効期間は、前記第１の時刻と、前記第１の時刻よりも前の第２の時刻との間の期間であり、前記有効期間の時間長は、予め設定された閾値よりも小さいことと、前記位置点セットにおける各位置点をクラスタリングして、少なくとも１つのクラスタを取得することであって、同じクラスタにおける任意の２つの位置点の距離は、予め設定された閾値より小さいことと、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得することとに用いられる、
   ことを特徴とする請求項８に記載の情報推薦装置。
10. 前記位置点セットは、対応する位置点のタイプを示すために用いられる各位置点のタイプタグをさらに含み、前記処理ユニットは、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得する前に、さらに、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、前記クラスタにおける同じタイプタグを有する位置点が検索された回数を決定して、複数のタイプタグのうち各々のタイプタグに対応する検索回数を取得し、検索回数が最も多いタイプタグを前記クラスタの人気のタイプタグとして、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の人気のタイプタグを取得するために用いられる、
    ことを特徴とする請求項９に記載の情報推薦装置。
11. 前記処理ユニットは、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々の位置点の地理座標に基づいて、対応するクラスタのジオフェンスを決定することにより、前記ジオフェンスセットを取得する際に、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定して、各クラスタの中心を取得し、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタの中心及び予め設定されたフェンス形状に基づいて、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタに対応するジオフェンスを決定して、前記ジオフェンスセットを取得するために用いられる、
    ことを特徴とする請求項１０に記載の情報推薦装置。
12. 前記処理ユニットは、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する各位置点の横座標の平均値及び縦座標の平均値を決定して、各クラスタの中心を取得する前に、さらに、前記少なくとも１つのクラスタのうち各々のクラスタについて、各前記クラスタにおける人気のタイプタグを有する位置点の数が予め設定された数を超えることを決定するために用いられる、
    ことを特徴とする請求項１１に記載の情報推薦装置。
13. 前記処理ユニットは、さらに、前記ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された時間長を超えるか否かを判断し、ジオフェンスセットの存在する時間長が予め設定された時間長を超える場合、前記ジオフェンスセットを更新するために用いられる、
    ことを特徴とする請求項８〜請求項１２のいずれか１項に記載の情報推薦装置。
14. 前記処理ユニットは、前記目標ジオフェンスに対応する推薦情報から、既に前記第１の電子機器に推薦された情報を決定し、前記目標ジオフェンスに対応する推薦情報から、既に前記第１の電子機器に推薦された情報をフィルタリングして、前記推薦対象情報を取得するために用いられる、
    ことを特徴とする請求項８〜請求項１２のいずれか１項に記載の情報推薦装置。
15. 少なくとも１つのプロセッサと、
    前記少なくとも１つのプロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を含み、そのうち、
    前記メモリには、少なくとも１つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも１つのプロセッサによって実行されることで、前記少なくとも１つのプロセッサが請求項１〜請求項７のいずれか１項に記載の情報推薦方法を実行するようにする、
    ことを特徴とする電子機器。
16. コンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ命令がコンピュータに請求項１〜７のいずれか１項に記載の情報推薦方法を実行させるために用いられる、
    ことを特徴とするコンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
17. 現在の時刻に有効期間内の複数の検索履歴記録を取得するステップであって、前記複数の検索履歴記録の各々は、基準領域内の位置点を検索するために用いられるステップと、
    前記複数の検索履歴記録に基づいて、少なくとも１つのジオフェンスを決定するステップであって、前記ジオフェンスに含まれる位置点が前記基準領域内に位置するステップと、を含む、
    ことを特徴とする情報推薦方法。
18. コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムがプロセッサで実行されると、コンピュータに請求項１〜請求項７のいずれか１項に記載の情報推薦方法を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。

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