JP2021105926A - 太陽光発電設備の利用権買取支援システム及び方法 - Google Patents

太陽光発電設備の利用権買取支援システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽光発電設備の利用権買取を支援する太陽光発電設備の利用権買取支援システム及び方法を提供する。【解決手段】太陽光発電設備5を所有し、かつ電力を自家消費する電力需要者2と、商用電力の送配電を行う送配電事業者3と、前記電力需要者の施設に設置された前記太陽光発電設備の利用権を買取り、前記太陽光発電設備により発電した電力を供給する電力小売事業者4とにおいて、電力小売事業者4は、電力需要者2の売買電を計量するスマートメータ(売買電用)61の計量値に基づいて電気料金を算出する第1の料金算出手段と、太陽光発電設備5により発電された電力量を計量するスマートメータ(発電用)62の計量値に基づいて電気料金を算出する第2の料金算出手段と、これらを統合して電気料金を計算する請求料金算出手段とを備え、太陽光発電設備5の利用権の買取における複雑な料金計算の煩雑さを解消した。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電設備の利用権買取支援システム及び方法に係り、詳しくは電力小売事業者が太陽光発電設備を保有する発電需要者より太陽光発電設備の利用権を買取って電力を売買する場合の料金計算を支援することで、もって太陽光発電設備の利用権買取を支援する太陽光発電設備の利用権買取支援システム及び方法に関する。
従来より地球温暖化などの対策から、二酸化炭素の排出を削減したエネルギーである再生可能エネルギーによる発電が推奨されている。これらには大規模な地熱発電、潮力発電、水力発電、風力発電、バイオマス発電などもあるが、太陽光発電は小規模でも発電でき、二酸化炭素の排出が少ない電力エネルギー(CO2フリー電力)として我が国においても奨励されている。また、初期投資が比較的少ないことから自ら電力需要者でもある個人あるいは小規模の多数の発電事業者が、自宅や事業所の新築などを契機に参入する場合がある。
しかしながら、個人あるいは小規模の発電事業者にとっては、太陽光発電設備の設置に当たっての初期投資が大きな負担となる。特に、住宅取得の資金調達と同時に太陽光発電設備を設置するような場合には負担が大きくなる。
そこで、特許文献1では、電力会社(電力事業者)が住宅用太陽光発電設備を所有し、この電力事業者が所有する太陽光発電設備を電力需要者である一般的な住宅の敷地に設置する。そして余剰電力買取制度による経済的利益を設備所有者と電力需要者とで分け合うようにしたビジネスモデルを広域で合理的に運用するためのコンピューティングの仕組みが提案された。
このような方法であれば、太陽光発電設備を有する個人あるいは小規模の企業などでは、太陽光発電設備の設置の初期費用の資金負担をしないで、経済的な利益を享受することができた。
特開2018-85850号公報
しかしながら電力事業者はその設備を所有すると、その保守や管理を原則電力事業者自身がしなくてはならず、かつ無期限にしなくてはならない。このため、例えば太陽光発電設備が耐用年数を越えたり、FIT(Feed-in Tariff・固定価格買取制度)の期間を想定した使用期間を経過した場合には、電力需要者に太陽光発電設備を売却したり、太陽光発電設備を撤去したりする必要が生じ、それらの手続は煩雑なものとなるという問題があった。そこで、所有権を移転しないで太陽光発電設備の利用権のみを買取り、初期費用に充当する方法が考えられる。しかし、この場合は、電気料金の算出が複雑になるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、電力小売事業者が太陽光発電設備を保有する電力需要者より太陽光発電設備の利用権を買取って電力を売買する場合の料金計算を支援することで、太陽光発電設備の利用権買取を支援する太陽光発電設備の利用権買取支援システム及び方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の太陽光発電設備の利用権買取支援システムでは、太陽光発電設備を所有し、かつ電力を自家消費する電力需要者と、商用電力の送配電を行う送配電事業者と、前記電力需要者の施設に設置された前記太陽光発電設備の利用権を買取り、前記太陽光発電設備により発電した電力を供給する電力小売事業者とにおいて、前記電力需要者と前記電力小売事業者との間の太陽光発電設備の利用権の買取りを支援するためのシステムであって、前記電力需要者は、前記送配電事業者が電力需要者に送電し、及び前記送配電事業者が電力需要者から送電を受けた電力量を計量する第1の電力量計と、前記太陽光発電設備により発電された電力量を計量する第2の電力量計とを備え、前記電力小売事業者は、前記第1の電力量計の計量値に基づいて電気料金を算出する第1の料金算出手段と、前記第2の電力量計の計量値に基づいて電気料金を算出する第2の料金算出手段と、これらを統合して計算する請求料金算出手段とを備えたことを特徴とする。
上記発明において前記第1の電力量計をスマートメータにより構成してもよい。また、前記第2の電力量計をスマートメータにより構成してもよい。この第2の電力量計の計量データ(発電)をAルートを介して前記送配電事業者に送信してもよい。
HEMSを備えて構成されているとともに前記第2の電力量計(計量ユニット)は当該HEMSに接続されていることも望ましい。
本システムは、HEMSを備えて構成されているとともに前記第2の電力量計をHEMS対応分電盤から構成し前記HEMSに接続するようにしてもよい。
また、前記第2の電力量計をパワーコンディショナに内蔵し、通信ユニットに接続するようにしてもよい。
また、第1の電力量計の計量データ(売買電)がAルートを介して前記送配電事業者に送信してもよく、前記第1の電力量計の計量データ(売買電)がBルートから前記HEMSを介してCルートにより前記送配電事業者に送信してもよい。
また、料金計算において前記電力需要者が自家消費する電力量が、前記太陽光発電設備により発電された電力に充当される場合と、前記電力事業者から供給された電力により充当される場合で、異なる料金体系に基づいて料金を算出してもよい。
別の側面から、前記電力小売事業者は、前記第2の電力量計の計量値に基づいて発生した環境価値を算出するとともに、このデータを所定機関に送付するようにすることが好ましい。
太陽光発電により発電されたCO2フリーのクリーンな電気と、電力会社から購入した商用電力とでは、その経済的及び社会的な価値が異なるが、従来のシステムでは太陽光発電による電力を自家消費したときには、そのグリーン電力としての環境価値の発生が把握されていないという問題もあった。本発明の構成であれば、これまでカウントできなかった自己消費する太陽光発電によりグリーン電力をカウントして環境価値として電力需要者に付与することができる。
なお、前記太陽光発電設備が、蓄電池を備え、太陽光パネルにより発電した電力を蓄電可能に構成されることも望ましい。
本発明の太陽光発電設備の利用権買取支援システム及び方法は、電力小売事業者が太陽光発電設備を保有する電力需要者より太陽光発電設備の使用権を買取って電力を売買する場合の料金計算を支援することで、太陽光発電設備の利用権買取を支援することができる。
本実施形態の太陽光発電設備の利用権買取支援システムを示す模式図。 本実施形態の電力需要者の施設内の電気の流れを示す模式図。 本実施形態の取引の流れを示す図。 本実施形態の契約管理・料金計算システムを示すブロック図。 本実施形態の電気料金の計算のフローチャート。 太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図。 太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図。 太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図。 太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図。 太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図。 太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図。 太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図。
以下、本発明を具体化した太陽光発電設備の利用権買取支援システム1(以下「本システム」と略記することがある。)及び方法を用いた一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
(実施形態1)
<本システムの概略>
図1は、太陽光発電設備の利用権買取支援システム1を示す概念図である。図1に示すように、電力需要者2の施設21には、太陽光発電設備5が設けられている。太陽光発電設備5は、太陽光発電パネル51と、この太陽光発電パネル51が発電した電気を家庭で使用可能とするパワーコンディショナ52からスマートメータ(発電用)62を介して、分電盤53に接続されている。また、太陽光パネル51には、蓄電池55がパワーコンディショナ52を介して接続され、太陽光パネル51により発電された直流電力をタイムシフトなどを目的として一時的に蓄電することができる。すなわち、この蓄電池55は、太陽光発電設備5の一部として電力の出力の時間的、量的な調整を可能としている。
また、電力需要者2の施設21に備え付けられたエアコン、照明、冷蔵庫、エコキュート(登録商標)などの給湯設備、IHヒータなど(図示略)の負荷設備54が分電盤53に接続されている。また、送配電事業者3としての電力会社の送配電網31にスマートメータ(売買電用)61を介して分電盤53が接続されている。
スマートメータ(売買電用)61とスマートメータ(発電用)62は、送配電事業者3のスマートメータ通信システム71、スマートメータデータ管理システム73を介して送配電事業者3に計量データ(売買電)D1と、計量データ(発電)D2がAルート経由で送信される。送配電事業者3は、計量データ(売買電)D1は、(広域機関)買電計量値提供システム76において処理する。また、電力小売事業者4は、受信した計量データ(発電)D2を、発電計量値提供システム75において処理する。買電計量値提供システム76において処理された計量データ(売買電)D1と、発電計量値提供システム75において処理された計量データ(発電)はD2は、契約管理・料金システム8に送信され、料金が計算される。
さらに、契約管理・料金システム8では、グリーン発電の発電量である計量データ(発電)に基づいたデータをグリーン電力証書発行事業者9に送付する。
以下、このシステムについて、詳細に説明する。
<電力需要者2>
ここでは、基本的に一般の住宅や事業所などの商用電力の需要者をいう。本実施形態では、自ら商用電力を消費するだけでなく、太陽光発電設備5を所有し、かつ太陽光発電設備の利用権買取契約を締結している電力需要者を例とする。本実施形態では、この太陽光発電設備5の所有権はそのままに、利用権のみを10年分を電力小売事業者4に売り渡す。なお、太陽光発電設備5を所有しない電力需要者2や、太陽光発電設備5を有していても太陽光発電設備の利用権買取契約を締結していない電力需要者2も含まれる。
<電力小売事業者4>
2016年4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化され、家庭や商店も含む全ての電力需要者2が、送配電事業者3である電力会社に限らず、例えば、ガス供給会社や石油会社のほか、一般の企業も電力小売事業者4となることができるようになった。すなわち、電力小売事業者4は、送配電事業者3の設備を介して商用電力を販売することができる(売電)。また、電力小売事業者4は、電力需要者2の所有する太陽光発電設備5により発電された電力を送配電事業者3の設備を介して買い取ることもできる(買電)。これらの売買電電力量は、送配電事業者3の電力量計により計量され、電力小売事業者4に料金算定に必要なデータを送付する。特に、太陽光発電設備5を有する電力需要者2に関してはスマートメータ(売買電用)61により、自動的にデータが送信される。
なお、本実施形態では送配電事業者3及び電力小売事業者4は、分けて記述しているが、同一の電力会社であるような場合でもよい。
<送配電事業者3>
ここでは、電力需要者2に対して物理的に電力の送配電をする電事業者をいう。商用電力を計量するスマートメータを含み、電力を送配電する施設は各地域の送配電事業者3の設備である。スマートメータ(売買電用)61で取得した計量データ(売買電)D1は、送配電事業者3が管理するAルートを介して送配電事業者3が取得する。このため、商用電力の電力小売事業者4が送配電事業者3以外であっても、送配電事業者4は顧客からの要請があればスマートメータ(売買電用)61で取得した計量データ(売買電)D1を開示する必要がある。さらに、本実施形態では、送配電事業者3は、電力小売事業者4に、太陽光発電設備5により発電された計量データ(発電)D2を提供する。
<電力需要者2と電力小売事業者4との契約>
本実施形態では、電力小売事業者4が太陽光発電設備5の利用権を電力需要者2から10年分買い取ることで、利用権を買い取った電力小売事業者4が太陽光発電設備5によって発電された電力を10年間販売する。
電力需要者2は、自らが所有するこの太陽光発電設備5ではあるが、契約により利用権を電力小売事業者4に売り渡している。そのため、電力需要者2は、太陽光発電設備5により発電された電力を電力小売事業者4から買い取って負荷設備54などの電力消費に充当する。不足分は電力小売事業者4から商用電力を買電して供給を受けることになる。
また、電力需要者2の消費電力量Lよりこの太陽光発電設備5による発電電力量Pが大きい場合には、電力小売事業者4は差分の売電電力量Sを第三者に販売する。
逆に、電力需要者2の消費電力量Lよりこの太陽光発電設備5による発電電力量Pが小さい場合には、電力小売事業者4は差分の買電電力量Bを電力需要者2に販売する。
<太陽光発電設備5のシステム構成>
<太陽光発電パネル51>
本実施形態の太陽光発電パネル51は、周知の発電用の太陽光発電パネルであり、基本的に電力需要者2の敷地内に設置されている。
<蓄電池55>
蓄電池55は、太陽光発電パネル51により発電された直流電流を、パワーコンディショナ52を介して蓄電する。蓄電の目的は、例えば、住人の不在時や、負荷設備54が消費する電力量を上回る場合の余剰電力を売電することなく蓄電しておき、住人の在宅時や、発電電力量Pが、負荷設備54が消費する電力量を下回る場合に充当する。このようにいわゆるタイムシフトをすることで、真夏の晴天時のピークタイムに電力を充当することができる。また、利用権を有する電力小売事業者4は、売電よりも高い単価で、電力を電力需要者2に販売できる。また、契約終了後も、電力需要者2は、卒FIT価格で売電するよりも自家消費することで、より単価の高い買電を回避することができる。
<パワーコンディショナ52>
パワーコンディショナ52は、太陽光発電パネル51に接続箱(図示略)を介して接続され、発電した直流電力から交流電力へ変換するインバータを備える。また、天候によって電圧と電流が変動した際、より多くの電力を安定して供給できるように発電し、その発電量が最大となるよう、パワーコンディショナが電圧と電流を組み合わせて調整するMPPT(最大電力点追従制御)を行う。さらに、周波数の上昇や低下を検出したり、過電圧・電圧不足、系統電力の停電を検出して太陽光発電システムを電気系統から切り離したりする機能など、系統電圧の上昇を抑制し保護する系統連系保護機能を有する。
上述のとおり、このパワーコンディショナ52には、蓄電池55をコントロールできる制御手段を備えている。
<分電盤53>
分電盤53は、基本的に周知の分電盤であるが、パワーコンディショナ52からの入力、負荷設備54への出力、そして、送配電網31と接続され、電気の流れを分ける。サーキットブレーカ(不図示)などで、回路を保護する機能もある。また、
<負荷設備54>
負荷設備54は、図示を省略したが、例えば、住宅の照明、エアコンなどの冷暖房機器、IHヒータのような調理器具、冷蔵庫、エコキュート(登録商標)のような給湯設備などが挙げられる。また、事業所であれば、事業用の設備なども含まれ、特に制限はない。
<HEMS>
図1には図示していないが、図7〜12に示すようなHEMS57も設置することを妨げない。ただし、本実施形態ではHEMSは必須の構成要件ではない。HEMS57を備えることで、種々の計量・処理をおこなうことが可能となるが、ここでは説明を省略する。
<スマートメータ6>
本実施形態では、第1の電力量計としてもスマートメータ(売買電用)61と、第2の電力量計としてのスマートメータ(発電用)62を備える。これらを区別しない場合はスマートメータ6という。
スマートメータ6とは、30分ごとの電気の買電力量(潮流)と、売電力量(逆潮流)の双方を計量することができ、かつ通信機能を保有しているため、送配電事業者が遠隔でメータの指示数を取得することが可能なネットワーク化された電子式電力量計である。
図1においては、「スマートメータ(売買電用)61」と、「スマートメータ(発電用)62」に分かれているが、2系統の電力量を計量できるスマートメータ6であれば、売買電電力量と、発電電力量とを1つのスマートメータ6により計量することも可能である。
スマートメータ6の機能としては、自動検針とスマートメータ用広域通信ネットワーク70による自動送信機能が基本的な機能である。このほか、通信機能を活用して管理箇所からリモートで接続、切断、契約アンペア(A)設定が可能である。
<Aルート・Bルート・Cルート>
ここで、「Aルート」、「Bルート」、「Cルート」とは、スマートメータ6が計量したデータを送る3つルートのことである。
Aルートではスマートメータ6から送配電事業者3へ30分毎の検針値を送信する。一方、送配電事業者3からスマートメータ6へ停止・停解、契約アンペア(A)変更の設定をすることができる。
Bルートでは、スマートメータ6から家庭内のHEMS57(図7参照)へ電力量データ(順・逆)、電流値、時刻情報等が送信される。一方、HEMS57からスマートメータ6へ情報提供要請が送信可能となっている。
Cルートでは、スマートメータ6からBルートを介してHEMS57から、若しくはスマートメータ6からAルートを介して送配電事業者3から、スマートメータ6が計量したデータを、送配電事業者3が電力小売事業者4や民間事業者(第三者)に配信する。
なお、Bルートを利用するには送配電事業者3へ利用の申し込みが必要である。送受信のタイミングは任意であり、自由度が高い。
通信方式は、Aルートには920MHz帯の無線マルチホップ方式、携帯電話通信網を使う1:N無線方式、PLC方式の3方式が用いられる。Bルートには主方式として920MHz帯無線(Wi−SUN方式)、従方式としてG3−PLC(例えば、ECHONET Lite)の2方式が用いられている。Cルートは、制限がなくインターネットなどの広域網も利用できる。
実施形態1では、スマートメータ(売買電用)61と、スマートメータ(発電用)62は、いずれもAルートにより計量データを送配電事業者3に送信している。
<スマートメータ用広域通信ネットワーク70>
スマートメータ6は、設置された電力需要者2の施設21専用の機器ではなく、スマートメータ用広域通信ネットワーク70におけるネットワークアクセスポイントとして機能しており、条件が良ければ周囲数キロメートルの範囲で相互に通信が可能となっている。また、マルチホップ通信が可能で、複数のスマートメータ6がネットワークを構成し、データを受信したスマートメータ6は、そのデータをいわゆるバケツリレー方式で、他のスマートメータ6に転送する。このようにして通信状態の良好なルートを選択して、目的のNAP(Network Access Point・不図示)に到達する。
NAPは、例えば電柱に設けられ、複数のスマートメータ6を支配下におき、受信したデータは、光ファイバケーブルにより送配電事業者3に伝達される。複数のNAPからそれぞれ伝達されたデータは、コンセントレータ(不図示)において、共通の回線によりデータDが転送される。このようにして、スマートメータ6の計量データDが送配電事業者3に送信される。
<スマートメータ通信システム(検針システム)71>
スマートメータ用広域通信ネットワーク70と閉域網72とを接続するインターフェースであり、上り下りの通信を制御して連携を図る装置である。
<スマートメータデータ管理システム73>
スマートメータ6から送信された計量データ(売買電)D1、計量データ(発電)D2を蓄積するデータサーバであり、欠落しているデータなどをスマートメータ6に要求する機能などがある。
<発電計量値提供システム75>
送配電時事業者3を介してスマートメータ6から送信された計量データ(発電)D2を、電力小売事業者4がユーザが利用できる形式で蓄積するデータサーバである。
<(広域機関)買電計量値提供システム76>
日本国内における各電力会社の売買電の計量値を集約して、計量データ(売買電)D1を、ユーザが利用できる形式で、顧客IDごとに、時系列でまとめられたデータを蓄積するデータサーバである。各電力小売事業者4は、この(広域機関)買電計量値提供システム76を参照することで、各ユーザの売買電の実績を取得することが可能となる。
<契約管理・料金計算システム8>
発電計量値提供システム75から各電力需要者2の発電実績を取得するとともに、(広域機関)買電計量値提供システム76から、買電・売電それぞれの実績を取得し、契約管理・料金計算システム8にて自家消費量・サービス料金を計算する。
<グリーン電力証書発行事業者9>
風力発電・太陽光発電・水力発電・バイオマス発電などの再生可能エネルギーによって発電された電力は、グリーン電力と呼ばれ、「電力そのものとしての価値」に加えて、「(化石燃料などに比較して)排出量の少ない電力であることの価値」、すなわち環境付加価値(EAV、Environmental Added Value)を有する。グリーン電力証書は、この環境付加価値の分を証書化し、市場で取引可能にしたものである。例えば、我国では、グリーン電力証書発行事業者9である日本自然エネルギー株式会社に第三者認証機関である一般財団法人日本品質保証機構により設備認証を受けた太陽光発電設備による発電量を報告する。グリーン電力証書発行事業者9は、この太陽光発電設備5を有する電力需要者2から「環境付加価値」を購入する。日本自然エネルギーは、発電実績をとりまとめ、一般財団法人日本品質保証機構に、電力量の申請を行い認証を受ける。グリーン電力証書発行事業者9は、認証された電力量を契約量に応じてスーパーなどの大口電力需要者に配分し、「グリーン電力証書」を発行する。スーパーなどの大口電力需要者は「グリーン電力証書」の費用を支払う。このようにするとこのスーパーの電気は太陽光発電による電力で賄われたとみなされるメリットを受ける。
従来は、太陽光発電設備5を有した電力需要者2が電力小売事業者4に売電した電力のみを、グレーン電力としてカウントしていたが、環境付加価値は、発電した時点で発生するため、太陽光発電による電力を電力需要者が自家消費した場合は、この価値が顕在化することが無かった。
本実施形態1では、このような環境付加価値を第2の電力量計であるスマートメータ(発電用)62により顕在化することができる。
(本実施形態の作用)
上記のような構成を備えた太陽光発電設備5の利用権買取支援システム1による作用を説明する。
<取引の流れ>
図3は、本実施形態の太陽光発電設備5の利用権買取の取引の流れを示すブロック図である。図3を参照して取引の流れを説明する。
(1)利用権買取契約
まず、最初に電力需要者2は、電力小売事業者4と、太陽光発電設備5の利用権買取契約を行う。この契約は、例えば、10年分の太陽光発電設備5の利用権を電力需要者2から電力小売事業者4が150万の対価で買い取るという契約である。
(2)太陽光発電設備5付き住宅の販売
次に、建築業者10は、電力需要者2に対して、太陽光発電設備付き住宅の販売を行う。ここでは、電力事業者の施設21としての住宅販売価格が3,000万円とし、太陽光発電設備5の価格が150万円とする。
(3)住宅の対価3,000万円の支払い
次に、太陽光発電設備付き住宅の販売の対価として、電力需要者2は、建築業者10に3,000万円支払う。
(4)電力小売事業者4が建築業者10に太陽光発電設備5の対価150万円支払い
太陽光発電設備5の販売の対価150万円は、電力需要者2ではなく、電力小売事業者4が建築業者10に支払う。この150万円は、本来太陽光発電設備5の所有者である電力需要者2が支払うべき対価であるが、契約に従って、電力小売事業者4が太陽光発電設備5の利用権の対価150万円と相殺をし、電力需要者2に代位して電力小売事業者4が支払う。したがって、電力小売事業者4は、10年分の太陽光発電設備5の利用権の対価を電力需要者2に支払うことはない。
(5)太陽光発電設備5の稼働
完成した太陽光発電設備5が稼働すると、ここで発電された電力は太陽光発電設備5の利用権者が利益を享受する。
(5−1)自家消費
そこで、この太陽光発電設備5で発電した電力を電力需要者2が自家消費する場合は、利用権が電力小売事業者4にあるため、電力小売事業者4が電力需要者2に販売することになる。
(5−2)売電
一方、太陽光発電設備5で発電した電力が、電力需要者2の消費量を越えた場合は、その余剰電力を送配電事業者に売電する。
(6)電気料金
(6−1)自家消費の対価
電力需要者2が自家消費した電力の対価を電力小売事業者4に支払う。
(6−2)売電の対価
電力小売事業者4は送配電事業者3から売電した電力の対価を受け取る。
(7)契約終了後
契約から一定期間(例えば10年)が経過して契約が満了すると、太陽光発電設備5の利用権が消滅し、太陽光発電設備5の発電した電力は、電力需要者2の果実となり、電力需要者2から余剰電力を電力小売事業者4に売電する。
(8)電力小売事業者4は、買電した対価を電力需要者2に支払う。
もちろん、契約終了後に太陽光発電設備5で発電した電力を自家消費する場合は、取引は生じない。
<電気料金の算定>
<電力の流れの情報>
図2は、図1に示す本実施形態の電力需要者の施設内の電気の流れを示す模式図である。図2を参照してまず電力の流れを説明する。
まず、図1、図2に示すように、太陽光発電設備5により発電された電力は、パワーコンディショナ52からスマートメータ(発電用)62を介して分電盤53に一方的に流れる。この電流を発電電力量P(「電力P」と略記する。)という。一方、負荷設備54では、分電盤53から電力が一方的に供給されるが、この電力を消費電力量L(「電力L」と略記する)という。一方、送配電網31はスマートメータ(売買電用)61を介して分電盤53に接続されるが、電力Pが電力Lを上回っている場合は、売電することになるが、この電力を売電電力量S(「電力S」と略記する。)という。逆に、発電電力量Pが電力Lを下回っている場合は、買電することになるが、この電力を買電電力量B(「電力B」と略記する。)という。
電気料金の算定は、これらの電力量に基づいて計算される。
<第1の料金算出手段(売買電)81及び第2の料金算出手段(発電)82の処理>
図4は、図1に示す本実施形態の契約管理・料金計算システム8を示すブロック図である。図4に示すように、契約管理・料金計算システム8は、スマートメータ(発電用)62からAルートを介して第2の料金算出手段(発電)82に接続されている。一方、スマートメータ(売買電用)61から、同じくAルートを介して第1の料金算出手段(売買電)81に接続されている。
スマートメータ(発電用)62からは、太陽光発電設備5により発電された電力Pの情報が送信され、第2の料金算出手段(発電)82は、このデータを受信し、電力需要者の顧客IDごとに蓄積している。ここで、不足したデータがある場合は。Aルートの下り線を利用してスマートメータ(発電用)62にデータの送信を要求する。
スマートメータ(売買電用)61からは、送配電網31に対して、余剰電力を売電した電力Sと、消費電力を買電した買電電力量Bの情報が送信され、第1の料金算出手段(売買電)81は、このデータを受信し、顧客IDごとに蓄積している。ここで、不足したデータがある場合は。Aルートの下り線を利用してスマートメータ(売買電用)61にデータの送信を要求する。
<請求料金算出手段83での処理>
請求料金算出手段83では、第1の料金算出手段(売買電)81及び第2の料金算出手段(発電)82に蓄積されたデータを利用して、電力需要者2毎の電気料金を計算している。
図5は、本実施形態の電気料金の計算のフローチャートである。請求料金算出手段83では、本実施形態のように太陽光発電設備5を有して利用権買取契約を締結している電力需要者2のみならず、太陽光発電設備5を持たない電力需要者2や、太陽光発電設備5を有していても利用権買取契約を締結していない電力需要者2が存在する。ここで、Pは、発電電力量、その対価、若しくは発電による電力を意味する。Sは、売電電力量、その対価、若しくは売電の電力、Bは、買電電力量、その対価、若しくは売電の電力を意味する。Cは、電気料金を意味する。
そこで、請求料金算出手段83では、まず、顧客IDから、利用権買取契約の有無を判断する(S1)。契約者である場合は(S1:YES)、その期間スマートメータ(売買電用)61の記録から、買電電力量Bか売電電力量Sかを判断する(S2)。もしも買電Bである場合には(S2:B)、発電電力量Pをすべて消費した上で、電力を買電していることになるので、電気料金Cは、発電電力量Pと買電電力量Bにそれぞれの単価を乗じた金額の合計となる(S3)。
ここで、買電電力量Bについては、その時間帯(デイタイム38.00円・@ホームタイム28.00円・ナイトタイム16.00円)に応じた単価の料金体系で課金する。
また、太陽光発電による電力Pについては、商用電力と同様に、例えば、ピーク電力時には高く電気料金を設定してもよい。
一方、売電電力量Sである場合には(S2:S)、太陽光発電した発電電力量Pの余剰電力である売電電力量Sが存在することになるので、電気料金Cは、発電電力量Pから売電電力量S控除した電力量について、買電電力量Bの単価で計算された金額となる(S4)。
次に、契約者ではない場合であって(S1:NO)、売電電力量Sである場合は(S5:S)、電力需要者2は、商用電力を消費せず、すべて太陽光発電で電力を賄っていることになる。したがって、電気料金Cは、売電した対価のみとなる。売電電力量Sの場合は、FIT若しくは卒FIT料金で電力小売事業者4が買い取る。なお、電力事業者に売電する場合は、一律FIT(Feed−in Tariff・固定価格買取制度24円/kWh)若しくは卒FIT(8円/kWh)で計算する。なお、本実施形態の場合は、10年経過して卒FITに該当するので、その価格で算定される。次に、非契約者(S1:NO)が買電電力量Bの場合は(S5:B)、太陽光発電設備5の所有の有無に関係なく、買電電力量Bの単価で計算された金額となる。仮に太陽光発電設備5を有していても、自己所有で利用権の設定契約もないので、完全に自己完結で取引は生じない。
<第2の料金算出手段(発電)82からグリーン電力証書発行事業者9への通知>
本実施形態の太陽光発電設備の利用権買取支援システム1の特徴としては、スマートメータ(発電用)62を具備している点がある。この、スマートメータ(発電用)62では、電力Pを電力需要者2が消費した場合、この電力の課金の有無にかかわらず、第2の料金算出手段(発電)82では、太陽光発電設備5により発電したグリーン電力が掌握されている点にある。従来は、売電されていたグリーン電力はされていたグリーン電力は、顕在化されて環境付加価値が認定されていた。一方、自家消費されたグリーン電力は、潜在的には存在しても、顕在化されて環境付加価値が認定されることはなかった。そこで、本実施形態では、第2の料金算出手段(発電)82からグリーン電力証書発行事業者9への通知することで、自家消費あるいは売電に拘わらす、太陽光発電設備5により発電したグレーン電力を顕在化することができる。これは、太陽光発電設備の利用権買取契約の満了後も利用できるため、電力需要者2は、従来と比較して大きな利益を得ることができるようになっている。
<太陽光発電設備の利用権買取支援システム1の作用>
以下、図1を参照して太陽光発電設備の利用権買取支援システム1の作用を説明する。前提として電力需要者2が、負荷設備54で電力を消費し、太陽光発電パネル51に日照があり太陽光発電がおこなわれているものとする。
このとき、スマートメータ(売買電用)61は、売電電力量Sと買電電力量Bを常時監視し、30分ごとに計量データ(売買電)D1を送信する。スマートメータ(発電用)62は、発電電力量Pを常時監視し、スマートメータ(売買電用)61は、売電電力量Sと買電電力量Bを常時監視し、30分ごとに計量データ(売買電)D1を送信する。これらの計量データ(売買電)D1と計量データ(発電)D2とは、Aルートにより転送され、具体的には多数のスマートメータがマルチホップ通信を行うスマートメータ用広域通信ネットワーク70により送配電事業者3のスマートメータ通信システム71に送信される。スマートメータ通信システム(検針システム)71は、おもにデータの形式等を監視し欠落したデータの再送信などを行っている。
続いて送配電事業者3の閉域網72を介してスマートメータデータ管理システム73に送信される。スマートメータデータ管理システム73では、データ内容で振り分けて、閉域網74を介して、計量データ(売買電)D1は、(広域機関)買電計量値提供システム76において処理する。ここでは、日本全国の電力事業者が電力の売買を行うためのデータが格納されて、必要に応じて全国からの照会を受け付ける。
一方、計量データ(発電)D2は、送配電事業者3から電力小売事業者4に転送される。電力小売事業者4は、受信した計量データ(発電)D2を、発電計量値提供システム75において処理する。
買電計量値提供システム76において処理された計量データ(売買電)D1と、発電計量値提供システム75において処理された計量データ(発電)D2は、契約管理・料金システム8に送信され、料金が計算される。
ここでは、前述した図4に示す構成で、図5に示す手順で電気料金が算定される。
電力小売事業者4は、契約管理・料金システム8から、グリーン発電の発電量である計量データ(発電)に基づいたデータをグリーン電力証書発行事業者9に送付する。
(本実施形態の効果)
上記実施形態の太陽光発電設備の利用権買取支援システム1では、以下のような効果を得ることができる。
(1)電力小売事業者4が太陽光発電設備5を保有する電力需要者2より太陽光発電設備5の利用権を買取って電力を売買する場合の料金計算を支援することで、太陽光発電設備の利用権の買取を支援することができる。
(2)これまでは太陽光発電設備の初期費用を負担しなければならなかった電力需要者の初期投資を電力小売事業者が負担することで、太陽光発電設備5の普及を進めることができる。
(3)発電電力量Pの送信は、売買電のデータとともに送配電事業者により厳格に管理されたスマートメータのAルートを用いるため、安全確実なデータのやり取りをすることができる。
(4)電力小売事業者4は、売買電の情報と発電電力量を同時に受け取ることができるので、これらを一元的に管理することができる。
(5)これまで使用実績のあるスマートメータのインフラを用いることができるので、安全確実であるとともに、低コストで実施できる。さらに、従来のインフラを利用することで、実施準備の期間を著しく短縮できる。
(6)これまで潜在的に存在した自家消費されたグリーン電力が、スマートメータ(発電用)62により、顕在化することができる。その結果、これまで環境価値として認められることがなかったグリーン電力に環境価値が認められる。
(実施形態2)
図6は、本発明の別の実施形態である実施形態2を示す模式図である。実施形態1と異なる点のみ説明する。実施形態1と相違する点は、スマートメータ6を備えていない点である。スマートメータ(売買電用)61は、基本的に多数のスマートメータがマルチホップ通信を行うスマートメータ用広域通信ネットワーク70によりデータの送信を行う。そのため基本的に単独で設置することはなく、地域ごとに複数設置され、設置されていない地域もある。
また、通信機能を有したHEMS57も設置が義務付けられているものではないため、実施形態2においては、HEMS57も設置されていない。実施形態2では、このような既存の施設に、太陽光発電設備の利用権買取支援システム1を構成する太陽光発電設備5を、スマートメータやHEMSなどの機器を伴わず設置することが可能である。
本発明のシステムは、第2の電力量計(発電用)を備える点に特徴があり、それ自身に無線通信手段を持たないディジタルの計量ユニット(発電用)64のようなもので構成するものでもよい。また、売買電の電力を計量する第1の電力量計としてそれ自身に無線通信手段を持たないディジタルの計量ユニット(売買電用)63のような構成でもよい。また、スマートメータ6やHEMS57に替えて、計量データ(売買電)D1と計量データ(発電)D2を、例えば、インターネットを介して電力小売事業者4の契約管理・料金計算システム8に送信するような通信ユニット65を備えた構成でもよい。つまり、送配電事業者3の通信網を使用せずに、電力小売事業者4にダイレクトにデータを送信する。
(効果)このような、最も簡易なシステムでも、本発明を実施することができる。
(実施形態3)
図7は、太陽光発電設備の利用権買取支援システム1の別例を示す模式図である。実施形態1とは、HEMS57を備えており、太陽光発電設備により発電した電力を計量データ(発電)D2を、分電盤53に接続した計量ユニット64により計量し、これをHEMS57に送信する。通信ユニットであるHEMS57は、その通信機能によりインターネットを用いたCルートを用いて、電力小売事業者4に送信する。一方、計量データ(売買電)D1は、実施形態1と同様Aルートを介して送信する。
<HEMS(Home Energy Management System)57>
ここで、HEMS57とは、IT技術を使って太陽光発電設備5、負荷設備54(エアコン、エコキュート(登録商標)、照明機器)、電気自動車、蓄電池、燃料電池などをネットワークでつなげて、一般家庭のエネルギー管理をおこなう宅内制御装置のことである。これらのネットワークは、エコーネットの通信プロトコルにより相互に通信することができる。また、HEMSには、通信機能があり、インターネットを介して外部と通信する機能も有する。例えば、パナソニック株式会社製・製品名AiSEG・製品番号MKN700などが挙げられる。
<エコーネット(ECHONET)>
上記Bルートにおいては、エコーネット(ECHONET)が採用される。エコーネットとはIoT技術を用いたスマートハウスを実現する通信プロトコルである。現在、家庭内でもWiFi規格などの無線ネットワークが簡単に活用できる中、スマートフォンやコントローラから、家にあるエアコン、照明などを制御したいとか、電力の無駄遣いを抑えるために家の電気代を把握したいとかいう要望が増えている。そこで、各メーカーの機器共通の通信プロトコルとしてエコーネットが採用されている。一般社団法人エコーネットコンソーシアムが定めた「ECHONET Lite規格」は、2012年2月に経済産業省が設置したスマートハウス標準化検討会においてスマートハウスを構成するHEMSの公知な標準インターフェースとして推奨されている。
<SMA認証(Smart Meter Application I/F認証)>
上記一般社団法人エコーネットコンソーシアムでは、エコーネットの秩序を保つため、一定の要件を満たす機器については、スマート電力量メータのAIF仕様適合性認証、すなわちSMA認証を認証している。したがって、スマートメータやHEMSはこのSMA認証を受けている機器であり、他のSMA認証を受けたエアコン、ガス・水道のメータ、エコキュート(登録商標)、などの機器と通信することができる。本実施形態の負荷設備54は、このようなSMA認証を受けていることが好ましい。
<HEMS計測データ管理システム77>
HEMS計測データ管理システム77は、HEMS57と双方向で送受信をするもので、HEMS57からのデータを電力需要者2の顧客IDごとに蓄積して、欠落したデータの再送信などを指令する。
(効果)HEMS57を利用してスマートメータ(発電用)62をAルートではなく、直接Cルートを介して送信することで、設備が簡易になるとともに、通信内容の自由度も高くすることができる。
一方、スマートメータ(売買電用)61の計量データ(売買電)D1は、Aルートで送信することで、高いセキュリティを維持することができる。
(実施形態4)
図8は、太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図である。実施形態4においては、実施形態3と同様に、計量データ(発電)D2は、HEMS57を介してCルートを介して、電力小売事業者4に送信される。
さらに実施形態4では、スマートメータ(売買電用)61で取得した計量データ(売買電)D1も、Aルートを介さず、Bルートを介してスマートメータ(売買電用)61からHEMS57に送信される。この計量データ(売買電)D1は、計量データ(発電)D2とともに、Cルートを介して電力小売事業者4に送信される。
(効果)実施形態4では、計量データ(売買電)D1は、計量データ(発電)D2とともにAルートを使用しないで、Bルート及びCルートにより送信しているため、設備が簡易にできる。さらに、地域にスマートメータ用広域通信ネットワーク70が構築されていなくても、スマートメータ(売買電用)61を利用することができる。
(実施形態5)
図9は、太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図である。実施形態5では、HEMS対応分電盤58を用いる点に特徴がある。HEMS対応分電盤は、分電盤自体に計量ユニット64の機能と、その計量データ(発電)D2をHEMS57に送信する機能を有する。例えば、パナソニック株式会社のスマート分電盤などが例示できる。
データ送信は、実施形態1と同様に計量データ(売買電)D1はAルートで送信している。計量データ(発電)D2は、HEMS対応分電盤58で計量して、計量データ(発電)D2を生成し、この計量データ(発電)D2をHEMS57を介してCルートで送信している。
(効果)HEMS対応分電盤58を用いることで、計量データ(発電)D2の生成、送信が容易にできる。
(実施形態6)
図10は、太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図である。HEMS対応分電盤58を用いることは、実施形態5の構成と共通する。また、計量データ(売買電)D1は、実施形態4の構成と共通する。
(効果)HEMS対応分電盤58を用いることで、計量データ(発電)D2の生成、Cルートでの送信が容易にできる。さらに、計量データ(売買電)D1も併せてCルートで送信することができる。
(実施形態7)
図11は、太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図である。実施形態7では、第2の電力計がパワーコンディショナに内蔵された構成が特徴で、例えば、HEMS対応パワーコンディショナ59などが挙げられる。HEMS対応パワーコンディショナ59は、パワーコンディショナ自体にHEMS57との通信機能を併せ持つ機器である。なお、通信機能は、HEMS57に限定されることなく、インターネットの端末である通信ユニットなどでデータ送信を行ってもよい。
実施形態7のデータ送信は、実施形態5と同様に計量データ(売買電)D1はAルートで送信している。計量データ(発電)D2は、HEMS対応パワーコンディショナ59で計量して、計量データ(発電)D2を生成し、この計量データ(発電)D2をHEMS57を介してCルートで送信している。
(効果)このようなHEMS対応パワーコンディショナ59であれば、パワーコンディショナから直接計量データ(発電)D2の生成、HEMS57を介しての送信が容易にできる。
(実施形態8)
図12は、太陽光発電設備の利用権買取支援システムの別例を示す模式図である。実施形態8は、実施形態7と同様のHEMS対応パワーコンディショナ59を用いている。但し、計量データ(売買電)D1は実施形態7と異なり実施形態6と同様にBルートを介し、HEMS57からCルートで送信している。計量データ(発電)D2は、HEMS対応パワーコンディショナ59で計量して、計量データ(発電)D2を生成し、この計量データ(発電)D2もHEMS57を介してCルートで送信している。
(効果)HEMS対応パワーコンディショナ59を用いることで、計量データ(発電)D2の生成、送信が容易にできる。
(実施形態の別例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○利用権買取契約は、契約期間として10年を例示したが、太陽光発電設備5が蓄電池55を有する場合は15年、有さない場合は10年などと設定してもよく、またFITの期間に合わせて契約期間を定めてもよい。
○なお、「送配電事業者」と「電力小売事業者」が同一であることを妨げない。実施形態では、「送配電事業者」と「電力小売事業者」とを、「同一の電力会社」が実施している。
○ここでは「電力量計」は、その形式などを問わず、スマートメータのほか、アナログ・ディジタル方式、さらに電流値と電圧値から電力を求めて積算するようなものでもよい。
○また、「電力量計」は、スマートメータのほか、独立した電力量を計量する計量ユニットであり、HEMSや、他の通信ユニットと組み合わせて使用するものでもよい。
○さらに、「HEMS対応分電盤」のような分電盤が電力量計と通信ユニットの機能を有したもの、「HEMS対応パワーコンディショナ」のような、パワーコンディショナが電力量計と通信ユニットの機能を有したものでもよい。
○「第1の電力量計」及び「第2の電力量計」は、必ずしもスマートメータやHEMSを必須の構成とするものではなく、その計量値を電力小売事業者に送信できればその構成は限定されない。
○「第1の電力量計」及び「第2の電力量計」は、必ずしもスマートメータやHEMSを必須の構成とするものではなく、その計量値を電力小売事業者に送信できればその構成は限定されない。
○また、仮にスマートメータ6が設置されていたとしても、それとは別個に、第1の電力量計、第2の電力量計として計量ユニットを設けて、売買電力量や発電電力量を計量する構成でもよい。
○「第1の料金算出手段」と、「第2の料金算出手段」と、「請求料金算出手段」とは概念的なもので、それぞれの機能を発揮すればよい。したがって、実際に分離して構成されている必要はなく、1つのプログラムで1つのコンピュータが実行するものでもよい。
〇フローチャートは手順の一例であり、そのステップを付加し、削除し、変更し、順序を変えて実施できる。
○上記実施形態は、本発明の一例であり、本発明は、特許請求の範囲を逸脱しない限り、当業者であれば、実施形態の構成要件を付加し、削除し、変更して実施できることはいうまでもない。
1…太陽光発電設備の利用権買取支援システム
2…電力需要者
21…電力需要者の施設
3…送配電事業者(としての電力会社)
31…送配電網
4…電力小売事業者(としての電力会社)
5…太陽光発電設備
51…太陽光発電パネル(太陽光発電設備)
52…パワーコンディショナ(太陽光発電設備)
53…分電盤
54…負荷設備
55…蓄電池(太陽光発電設備)
56…計量ユニット(電力量計)
57…HEMS
58…HEMS対応分電盤
59…HEMS対応パワーコンディショナ
6…スマートメータ
61…スマートメータ(売買電用)・第1の電力量計
62…スマートメータ(発電用)・第2の電力量計
70…スマートメータ用広域通信ネットワーク
71…スマートメータ通信システム(検針システム)
72…閉域網(スマートメータ用広域通信ネットワーク)
73…スマートメータデータ管理システム
74…閉域網
75…発電計量値提供システム
76…(広域機関)買電計量値提供システム
77…HEMS計測データ管理システム
8…契約管理・料金計算システム
81…第1の料金算出手段(売買電)
82…第2の料金算出手段(発電)
83…請求料金算出手段
9…グリーン電力証書発行事業者
10…建築業者
D…計量データ
D1…計量データ(売買電)
D2…器量データ(発電)
P…発電電力量
S…売電電力量
B…買電電力量
L…消費電力量

Claims (13)

  1. 太陽光発電設備を所有し、かつ電力を自家消費する電力需要者と、
    商用電力の送配電を行う送配電事業者と、
    前記電力需要者の施設に設置された前記太陽光発電設備の利用権を買取り、前記太陽光発電設備により発電した電力を供給する電力小売事業者とにおいて、
    前記電力需要者と前記電力小売事業者との間の太陽光発電設備の利用権の買取りを支援するためのシステムであって、
    前記電力需要者は、
    前記送配電事業者が電力需要者に送電し、及び前記送配電事業者が電力需要者から送電を受けた電力量を計量する第1の電力量計と、
    前記太陽光発電設備により発電された電力量を計量する第2の電力量計とを備え、
    前記電力小売事業者は、
    前記第1の電力量計の計量値に基づいて電気料金を算出する第1の料金算出手段と、前記第2の電力量計の計量値に基づいて電気料金を算出する第2の料金算出手段と、これらを統合して計算する請求料金算出手段とを備えたことを特徴とする太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  2. 前記第1の電力量計がスマートメータにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  3. 前記第2の電力量計がスマートメータにより構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  4. 前記第2の電力量計の計量データ(発電)がAルートを介して前記送配電事業者に送信されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  5. HEMSを備えて構成されているとともに前記第2の電力量計は当該HEMSに接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  6. HEMSを備えて構成されているとともに前記第2の電力量計は、HEMS対応分電盤から構成され、前記HEMSに接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  7. 前記第2の電力量計は、パワーコンディショナに内蔵され、通信ユニットに接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  8. 前記第1の電力量計の計量データ(売買電)がAルートを介して前記送配電事業者に送信されることを特徴とする、請求項5〜7のいずれか一項に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  9. 前記第1の電力量計の計量データ(売買電)がBルートから前記HEMSを介してCルートにより前記送配電事業者に送信されることを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  10. 前記電力需要者が自家消費する電力量が、
    前記太陽光発電設備により発電された電力に充当される場合と、
    前記送配電事業者から供給された電力により充当される場合で、
    異なる料金体系に基づいて料金を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  11. 前記電力小売事業者は、前記第2の電力量計の計量値に基づいて発生した環境価値を算出するとともに、このデータを所定機関に送付することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  12. 前記太陽光発電設備が、蓄電池を備え、太陽光パネルにより発電した電力を蓄電可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システム。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の太陽光発電設備の利用権買取支援システムを用いて行う太陽光発電設備の利用権買取支援方法。
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