JP2021105836A - 車両管理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に新たな設備を要することなく、車両の利用者が車両に傷や凹みなどの損傷を生じさせたかどうかを適切に管理することが可能な車両管理サーバを提供する。【解決手段】車両管理サーバ10は、利用者端末により車両の乗車前と乗車後に撮影されて受信された乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4と乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4とを、同じ方向の車両画像同士(BIMn:AIMn)で比較し、乗車前車両画像BIMnに対する乗車後車両画像AIMnの変化のある部分の車両画像AIMn全体に対する度合い(割合い)が、設定された変化度合いの閾値以上であるか否かを判定して、利用後の車両に新たな傷や凹みなどの損傷Hnが生じたか否かを確認し、変化度合いが閾値以上である場合、新たな損傷Hnを生じさせた可能性があることを警告するための車両確認アラートALを管理者端末20に出力する。【選択図】 図11

Description

本発明は、車両管理サーバおよび利用者端末のプログラムに関する。
従来、車両は、自家用車および業務用車を含めて、当該車両を主に使用する者(自家用車は個人、業務用車は法人など)が所有するのが一般的であった。
近年、車両の使用頻度に対する駐車費、整備費、税金などの経済的観点、合理的観点から、車両を所有する形態が見直され、レンタカーやカーシェアリングなど、車両の賃貸しサービスが広く普及している。
車両の賃貸しサービスにおいて、賃貸しの対象となる車両は、当該車両を利用する利用者が賃貸し業者と契約した利用日時(乗出し日時〜返却日時)毎に、車両の所定の駐車場所から乗出され、また返却される。
このため、賃貸し業者の側では、車両を貸出す毎に、当該車両に傷や凹みなどの新たな損傷が生じていないかを確認することで、もし新たな損傷が生じていた場合に、その責任の所在を明確にする必要がある。
車両の損傷を確認するにあたり、車両の所定の駐車場所が、賃貸し業者の営業所などに併設された駐車場である場合には、営業所の従業員が車両を確認すればよいが、カーシェアリングのように無人の駐車場である場合には、貸出し業者の従業員が当該無人の駐車場に巡回するなどして車両を確認しなければならない。
車両に加速度センサを取り付け、当該加速度センサにより検出された加速度に基づき車両に衝突があったか否かを判定し、衝突ありの判定情報を無線により賃貸し業者の管理センタに通知することで、賃貸し業者の側で人手なく車両の損傷の可能性の有無を確認できる車両貸出装置が考えられている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開平11−242778号公報 特開2019−91247号公報
車両貸出装置のように、車両にセンサを取り付けて当該車両に衝突や接触があったか否かを判定し、衝突(接触)ありの判定情報を無線により管理センタに通知する従来の装置では、車両にそのための新たな設備を要するばかりでなく、車両に衝突や接触があったか否かの判定は、車両の走行に伴う衝撃や振動との区別を要するため、車両に比較的大きな損傷が生じ得る衝突や接触が無いと、衝突(接触)ありの判定情報は管理センタに通知されず、管理センタでは、目視では明らかであっても、比較的小さな衝突や接触に伴う損傷の発生については確認できない。
また従来の装置は、車両の利用者が車両に損傷を生じさせたことを賃貸し業者の側で一方的に確認するためのものであるが、その一方で、車両の利用者は、車両の利用中に、当該車両に新たな傷や凹みなどの損傷を生じさせなかったことを証明したい要望がある。
本発明は、このような課題に鑑みてされたもので、車両に新たな設備を要することなく、車両の利用者が車両に傷や凹みなどの損傷を生じさせたかどうかを適切に管理することが可能になる車両管理サーバおよび利用者端末のプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る車両管理サーバは、
車両の利用者の利用者端末との通信機能を有する車両管理サーバであって、
前記利用者端末から受信された、前記車両を第1時間に撮影した第1車両画像と前記車両を前記第1時間よりも後の第2時間に撮影した第2車両画像とを比較し、前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があると判定された場合に、アラートを出力するアラート出力手段と、を備えている。
本発明によれば、車両に新たな設備を要することなく、車両の利用者が車両に傷や凹みなどの損傷を生じさせたかどうかを適切に管理することが可能になる。
本発明の車両管理サーバおよび利用者端末のプログラムの実施形態に係る車両管理システム1の全体の構成を示す図。 車両管理サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図。 利用者端末30の電子回路の構成を示すブロック図。 利用者管理データ記憶エリア12cに記憶される利用者毎の管理データの一例を示す図。 車両管理データ記憶エリア12dに記憶される賃貸し対象車両毎の管理データの一例を示す図。 利用者端末30の車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従い実行される車両利用処理を示すフローチャート。 利用者端末30の車両利用処理に従った車両乗車前のユーザ操作に対応する動作例を示す図。 利用者端末30の車両利用処理に従った車両乗車後のユーザ操作に対応する動作例を示す図。 車両管理サーバ10の車両管理プログラム(12a)に従い実行される車両管理処理を示すフローチャート。 車両管理サーバ10の車両管理プログラム(12a)に従い実行されるアラート確認処理を示すフローチャート。 車両管理サーバ10の車両管理処理に従った車両確認アラートALの動作例とアラート確認処理に従った管理者端末20によるアラート確認の動作例とを示す図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の車両管理サーバおよび利用者端末のプログラムの実施形態に係る車両管理システム1の全体の構成を示す図である。
車両管理システム1は、例えば車両の賃貸しサービスを提供する車両賃貸し業者の車両管理サーバ10と、車両管理サーバ10と直接的あるいは通信ネットワーク(インターネット/クラウド)を介して接続される管理者端末20と、車両管理サーバ10と通信ネットワーク(インターネット/クラウド)を介して接続される利用者端末30と、を備える。
管理者端末20は、車両賃貸し業者の従業員などにより操作され、車両管理サーバ10に対し、PC(Personal Computer)などを使用した入出力端末として機能する。
利用者端末30は、車両賃貸し業者から車両を借りて利用する利用者(ドライバなど)により操作され、車両管理システム1を利用するための専用アプリ32a(図3参照)をインストールしたカメラ30Cおよびライト30L付きのタブレット端末、スマートフォンなどを使用して構成される。
図2は、車両管理サーバ10の電子回路の構成を示すブロック図である。
図3は、利用者端末30の電子回路の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、車両管理サーバ10は、コンピュータとしてのCPU(プロセッサ)11を備える。
CPU(プロセッサ)11は、フラッシュメモリなどの記憶部(ストレージ)12に予め記憶されたプログラム、あるいはCD−ROMなどの外部記録媒体13から記録媒体読取部14により読み取られ記憶部12に記憶されたプログラム、あるいは通信ネットワークN(インターネット/クラウド)上のWebサーバ40(ここではプログラムサーバ)から通信部15を介してダウンロードされ記憶部12にインストールされたプログラムに従って、回路各部の動作を制御する。
記憶部12には、プログラム記憶エリア12aのほか、経路検索API記憶エリア12b、利用者管理データ記憶エリア12c、車両管理データ記憶エリア12dなどのデータ記憶エリアを確保する。
プログラム記憶エリア12aには、車両管理サーバ10の全体の動作を司るシステムプログラムのほか、管理者端末20および利用者端末30と通信接続し、賃貸し対象の車両を管理するための車両管理プログラム(12a)などが記憶される。
経路検索API記憶エリア12bには、通信ネットワークN上のWebサーバ40(ここでは経路検索サーバ)を利用して、地図データに基づく任意の場所の位置のデータや複数の場所の位置間の推奨経路とその距離のデータなどを得るための経路検索API(Application Program Interface)のデータが記憶される。
なお、車両管理サーバ10は、経路検索APIのデータを備える代わりに、地図データを備え、当該サーバ10自身が備えた地図データに基づき、任意の場所の位置のデータや複数の場所の位置間の推奨経路とその距離のデータなどを得るようにしてもよい。
利用者管理データ記憶エリア12cには、車両賃貸し業者と車両を借りる契約をした利用者毎の管理データが記憶される。
図4は、利用者管理データ記憶エリア12cに記憶される利用者毎の管理データの一例を示す図である。
図4に示すように、利用者管理データエリア12cには、複数の利用者毎に、利用者のID(識別番号)、名前、利用者端末30の電話番号、利用者端末30のメールアドレス、利用者の住所などの各データが対応付けられて記憶される。
車両管理データ記憶エリア12dには、車両賃貸し業者が賃貸しの対象とする車両毎の管理データが記憶される。
図5は、車両管理データ記憶エリア12dに記憶される賃貸し対象車両毎の管理データの一例を示す図である。
図5に示すように、賃貸し対象車両毎の管理データとしては、例えば、個別の車両情報SJに対して、当該車両情報SJに該当する車両の貸出し毎の貸出し情報L1,L2,…を時系列に対応付けたデータが記憶される。
車両情報SJとしては、[レンタルNo][車種][車番][駐車場所]を含む各項目に対応したデータが記憶される。
[レンタルNo]には、車両賃貸し業者が車両毎に付加した識別情報であるレンタルNoのデータが記憶される。
[車種]には、車両の識別情報である車種名のデータが記憶される。
[車番]には、車両の識別情報であるナンバーのデータが記憶される。
[駐車場所]には、車両の保管場所である住所のデータが記憶される。
車両の貸出し情報Lnとしては、[レンタル日時][利用者ID][車両画像][撮影確認][車両確認]を含む各項目に対応したデータが記憶される。
[レンタル日時]には、車両情報SJに該当する車両の貸出し開始日時〜返却日時であるレンタル日時のデータが記憶される。
[利用者ID]には、車両の利用者の識別情報である利用者IDのデータが記憶される。
[車両画像]には、利用者端末30により、車両の乗車前に車両(車体)の4方向から撮影された乗車前車両画像(前面)BIM1、(右面)BIM2、(左面)BIM3、(後面)BIM4と、乗車後に同車両(車体)の4方向から撮影された乗車後車両画像(前面)AIM1、(右面)AIM2、(左面)AIM3、(後面)AIM4のデータが記憶される。
[撮影確認]には、乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4が利用者端末30から得られたときと、乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4が利用者端末30から得られたときとにおいて、何れかの車両画像(例えば(前面))のExif(exchangeable image file format)ファイルに記録された撮影日時と撮影位置のデータが記憶され、また当該車両画像の撮影日時と撮影位置が適正か否かを示す撮影アラート有/無のデータが記憶される。
撮影アラート有/無は、乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4が得られたときには、当該乗車前車両画像の撮影日時が[レンタル日時]の貸出し開始日時〜返却日時の例えば前半に含まれ且つ当該乗車前車両画像の撮影位置が車両情報SJにある[駐車場所]の住所に対応する位置にある場合に“撮影アラート無”(適正)と判定され、当該乗車前車両画像の撮影日時が[レンタル日時]の貸出し開始日時〜返却日時の例えば前半に含まれないか又は当該乗車前車両画像の撮影位置が車両情報SJにある[駐車場所]の住所に対応する位置にない場合に“撮影アラート有”(不適正:車両乗車前に撮影した車両画像ではない)と判定される。
同様に、乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4が得られたときには、当該乗車後車両画像の撮影日時が[レンタル日時]の貸出し開始日時〜返却日時の例えば後半に含まれ且つ当該乗車前車両画像の撮影位置が車両情報SJにある[駐車場所]の住所に対応する位置にある場合に“撮影アラート無”(適正)と判定され、当該乗車後車両画像の撮影日時が[レンタル日時]の貸出し開始日時〜返却日時の例えば後半に含まれないか又は当該乗車後車両画像の撮影位置が車両情報SJにある[駐車場所]の住所に対応する位置にない場合に“撮影アラート有”(不適正:車両乗車後に撮影した車両画像ではない)と判定される。
[車両確認]には、[車両画像]の乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4と乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4との比較に基づいて、乗車前後での同方向の車両画像に閾値以上の変化がある場合に、車両に新たな傷や凹みなどの損傷が生じた可能性を示す車両確認アラートのデータが記憶され、また、当該車両確認アラートの対象となった車両画像、例えば乗車前車両画像(右面)BIM2と乗車後車両画像(右面)AIM2とに閾値以上の変化があった場合は当該乗車前車両画像(右面)BIM2と乗車後車両画像(右面)AIM2のデータが記憶される。
なお、賃貸し対象車両毎の管理データとして記憶される個別の車両情報SJや当該車両情報SJに該当する車両の貸出し毎の貸出し情報L1,L2,…の記憶形態は、図5を参照して前述した記憶形態に限らず、例えば、車両情報SJとその貸出し情報L1,L2,…とが別の記憶エリアに記憶されていたり、利用者毎に当該利用者が利用する車両の車両情報SJと貸出し情報L1,L2,…とが対応付けられて記憶されていたり、他の記憶形態であってもよい。
CPU11には、システムバスを介して、記憶部12、記録媒体読取部14、通信部15が接続されるほか、外部機器インターフェイス16を介して管理者端末20が接続される。
このように構成された車両管理サーバ10は、CPU11が車両管理プログラム(12a)に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、車両管理機能(図9参照)、アラート確認機能(図10参照)を実現する。
図3に示すように、利用者端末30は、コンピュータとしてのCPU(プロセッサ)31を備える。
CPU(プロセッサ)31は、フラッシュメモリなどの記憶部(ストレージ)32に予め記憶されたプログラム、あるいはメモリカードなどの外部記録媒体33から記録媒体読取部34により読み取られ記憶部32に記憶されたプログラム、あるいは通信ネットワークN(インターネット/クラウド)上のWebサーバ40(ここではプログラムサーバ)から通信部35を介してダウンロードされ記憶部32にインストールされたプログラムに従って、回路各部の動作を制御する。
記憶部32には、プログラム記憶エリア32aのほか、利用者IDデータ記憶エリア32b、現在位置データ記憶エリア32c、撮像データ記憶エリア32d、車両画像データ記憶エリア32eなどのデータ記憶エリアを確保する。
プログラム記憶エリア32aには、利用者端末30の全体の動作を司るシステムプログラムのほか、車両管理サーバ10と通信接続し、車両の利用に伴い義務付けられた報告を行なうための車両管理システム利用専用アプリ(32a)が記憶される。
利用者IDデータ記憶エリア32bには、利用者端末30を使用する利用者のID(識別情報)のデータが、例えば、車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従った初期設定の処理に応じて記憶される。
現在位置データ記憶エリア32cには、GPS受信部38により受信されるGPS(Global Positioning System)信号の受信に応じて取得された現在位置を示すデータ(現在位置データ)が記憶される。
撮像データ記憶エリア32dには、図1で示したカメラ30Cとしての撮像部37により撮影された撮像データが、現在位置データ記憶エリア32cに記憶された現在位置を撮影位置として含むExif(exchangeable image file format)形式のファイルにより記憶される。
車両画像データ記憶エリア32eには、車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従い、車両の乗車前と乗車後のそれぞれにおいて、利用者の操作に応じて順次撮影された車両の4方向(前面/右面/左面/後面)の車両画像のデータが、当該車両の一面の車両画像を撮影する都度、撮像データ記憶エリア32dから転送されて記憶される。
CPU31には、システムバスを介して、記憶部32、記録媒体読取部34、通信部35、撮像部37、GPS受信部38が接続されるほか、ソフトキーボードを表示させてキー入力部としても機能するタッチパネル式表示部36および通話用のマイク、スピーカとしても機能する音声入出力部39などが接続される。
このように構成された利用者端末30は、CPU31が車両管理システム利用専用アプリ(32a)に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、車両利用機能(図6参照)を実現する。
次に、実施形態の車両管理システム1の動作について説明する。
<利用者端末30>
図6は、利用者端末30の車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従い実行される車両利用処理を示すフローチャートである。
図7は、利用者端末30の車両利用処理に従った車両乗車前のユーザ操作に対応する動作例を示す図である。
利用者が、車両賃貸し業者に借りる契約をした賃貸し対象の車両は、賃貸し業者が定めた所定の駐車場所に駐車されている。
利用者端末30において、利用者により、例えば図7(A)に示すように、タッチパネル式表示部36に表示されている待受け画面GWのアプリ起動アイコンAEがタッチ操作されると、CPU31は、車両管理システム利用専用アプリ(32a)を起動させ、当該専用アプリ(32a)に従った車両利用処理を開始する(ステップT1)。
CPU31は、例えば、車両を利用するにあたり義務付けられた当該車両の“乗車前”と“乗車後(返却時)”とに各々行なうべき報告を選択するための2つの項目[乗車前][乗車後]を含む報告メニュー(図示せず)をタッチパネル式表示部36に表示させる(ステップT2)。
利用者が、借りた車両に乗車する前に“乗車前”の報告を行なうため、表示部36に表示された報告メニューにおいて、利用者により[乗車前]の項目が選択されると(ステップT3(Yes))、CPU31は、記憶部32内の乗車前フラグを“ON”に設定し(ステップT4)、図7(A)に示すように、車両(車体)RCの4方向(前面/右面/左面/後面)の撮影を利用者に促すための撮影メッセージ(例えば「画面内の車両のシルエットに合わせて車両を4方向から撮影して下さい。」)を表示部36に一定時間表示させる(ステップT5)。なお、撮影メッセージは音声により出力してもよい。
CPU31は、撮像部(カメラ)37を起動し(ステップT6)、例えば先ず、車両前面のシルエットSIL1を撮影ガイドとして表示部36に表示させると共に、利用者が利用者端末30を車両RCの前面を写すべく構えることに応じて、撮像部(カメラ)37に撮像されている当該車両RCの前面の撮像データに対応した乗車前車両画像(前面)BIM1を、表示部36に表示させる(ステップT7)。
CPU31は、撮像部37に撮像されている撮像データを画像認識して解析し(ステップT8)、例えば撮像データの撮像位置、撮像角度、明るさについて撮像状態が適正か否か(“OK”or“NG”)を、撮像位置と撮像角度は車両のシルエットSILnに基づき判定し、明るさは設定された判定値に基づき判定する(ステップT9)。
CPU31は、撮像データの明るさの測定状態を表す撮影インジケータPIを表示部36の右端に表示させる。そして、撮影位置と撮影角度が適正でないと判定されている状態では、車両のシルエットSILnを赤色で表示(デフォルトは白色)させ、明るさが適正でないと判定されている状態では、撮影インジケータPIを赤色で表示(デフォルトは白色)させる。これにより、利用者に対する撮影アドバイスの表示を行なう(ステップT9(No)→T10)。なお、撮影アドバイスは音声により出力してもよい。
利用者は、利用者端末30の車両RCに対する向きを変えることにより撮影位置と撮影角度が適正になり車両のシルエットSILnが白色に戻るように調整し、また、ライト30Lの点灯と消灯あるいは発光量を変えることにより撮影インジケータPIが白色に戻るように調整する。
なお、ステップT7〜T10の処理により、撮影ガイドを表示させ、撮像データの撮像状態が適正か否かを判定し、撮影アドバイスを表示させる手法は、前述した手法に限らず、撮影対象である車両の4方向(前面/右面/左面/後面)の車両画像が適正な画像として撮影可能な手法であれば、何れの手法であってもよい。
車両RCの前面を写した撮像データの撮像状態が適正“OK”であると判定された状態で(ステップT9(Yes))、利用者の操作により撮影が指示されると(ステップT11(Yes))、CPU31は、撮影された乗車前車両画像(前面)BIM1のデータを車両画像データ記憶エリア32eに記憶させる(ステップT12)。
ここで、CPU31は、車両画像データ記憶エリア32eに、4方向の車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4が記憶されたか否かを判定する(ステップT13)。
4方向の車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4が記憶されてないと判定されると(ステップT13(No))、CPU31は、ステップT7〜T12の処理を同様に繰り返し、図7(A)に示すように、車両RCに乗車する前の乗車前車両画像(右面)BIM2と乗車前車両画像(左面)BIM3と乗車前車両画像(後面)BIM4を順次撮影し車両画像データ記憶エリア32eに記憶させる。
車両画像データ記憶エリア32eに4方向の車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4が記憶されたと判定されると(ステップT13(Yes))、CPU31は、記憶部32内の乗車前フラグが“ON”であるとの判定に応じて(ステップT14[乗車前])、図7(B)に示すように、車両画像データ記憶エリア32eに記憶されている4方向の乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4のデータを、表示部36にサムネイル化して表示させ、利用者IDデータ記憶エリア32bに記憶されている利用者IDのデータと共に、通信ネットワークN(インターネット/クラウド)上の車両管理サーバ10へ送信する(ステップT15)。
これにより、利用者は、所定の駐車場所に駐車されていた賃貸し対象の車両を利用する前に、車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従い自らが撮影した当該車両(車体)の前面、右面、左面、後面の各画像を、乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4として賃貸し業者の車両管理サーバ10へ送ることができ、もしこの時点において車両(車体)に既に傷や凹みなどの損傷が生じている場合、当該損傷は利用者が生じさせたものではないことを証明できる。
利用者は、車両に乗車して所定の駐車場所から目的の移動を行ない、この後、当該車両を所定の駐車場所に返却して下車する。
図8は、利用者端末30の車両利用処理に従った車両乗車後のユーザ操作に対応する動作例を示す図である。
前述した車両乗車前と同様に、利用者端末30において、利用者により、例えば図8(A)に示すように、タッチパネル式表示部36に表示されている待受け画面GWのアプリ起動アイコンAEがタッチ操作されると、CPU31は、車両管理システム利用専用アプリ(32a)を起動させ、当該専用アプリ(32a)に従った車両利用処理を開始する(ステップT1)。
CPU31は、2つの項目[乗車前][乗車後]を含む報告メニュー(図示せず)をタッチパネル式表示部36に表示させる(ステップT2)。
利用者が、借りた車両から下車した後に“乗車後”の報告を行なうため、表示部36に表示された報告メニューにおいて、利用者により[乗車後]の項目が選択されると(ステップT16(Yes))、CPU31は、記憶部32内の乗車後フラグを“ON”に設定し(ステップT17)、図8(A)に示すように、乗車後の車両(車体)RCの4方向(前面/右面/左面/後面)の撮影を利用者に促すための撮影メッセージ(例えば「画面内の車両のシルエットに合わせて車両を4方向から撮影して下さい。」)を表示部36に一定時間表示させる(ステップT5)。
CPU31は、撮像部(カメラ)37を起動し(ステップT6)、前述した車両乗車前と同様に、先ず、車両前面のシルエットSIL1を撮影ガイドとして表示部36に表示させると共に、利用者が利用者端末30を車両RCの前面を写すべく構えることに応じて、撮像部(カメラ)37に撮像されている当該車両RCの前面の撮像データに対応した乗車後車両画像(前面)AIM1を、表示部36に表示させる(ステップT7)。
CPU31は、撮像部37に撮像されている撮像データを画像認識して解析し(ステップT8)、撮像データの撮像状態が適正か否かを判定する(ステップT9)。
CPU31は、前述した車両乗車前と同様に、利用者に対する撮影アドバイスの表示を行なう(ステップT9(No)→T10)。
車両RCの前面を写した撮像データの撮像状態が適正“OK”であると判定された状態で(ステップT9(Yes))、利用者の操作により撮影が指示されると(ステップT11(Yes))、CPU31は、撮影された乗車後車両画像(前面)AIM1のデータを車両画像データ記憶エリア32eに記憶させる(ステップT12)。
車両画像データ記憶エリア32eに、4方向の車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4が記憶されてないと判定されると(ステップT13(No))、CPU31は、ステップT7〜T12の処理を同様に繰り返し、前述した車両乗車前と同様に、図8(A)に示すように、車両RCから下車した後の乗車後車両画像(右面)AIM2と乗車後車両画像(左面)AIM3と乗車後車両画像(後面)AIM4を順次撮影し車両画像データ記憶エリア32eに記憶させる。
車両画像データ記憶エリア32eに4方向の車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4が記憶されたと判定されると(ステップT13(Yes))、CPU31は、記憶部32内の乗車後フラグが“ON”であるとの判定に応じて(ステップT14[乗車後])、図8(B)に示すように、車両画像データ記憶エリア32eに記憶されている4方向の乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4のデータを、表示部36にサムネイル化して表示させ、利用者IDのデータと共に、通信ネットワークN(インターネット/クラウド)上の車両管理サーバ10へ送信する(ステップT18)。
これにより、利用者は、車両を利用して所定の駐車場所に返却した後に、車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従い自らが撮影した当該車両(車体)の前面、右面、左面、後面の各画像を、乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4として賃貸し業者の車両管理サーバ10へ送ることができ、車両の乗車前に同車両管理サーバ10へ既に送っている乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4と併せて、利用者による今回の車両の利用によって当該車両に新たな損傷を生じさせていないこと、または生じさせた場合でも当該生じさせた新たな損傷を証明できる。
なお、ステップT2にてタッチパネル式表示部36に表示された報告メニューにおいて、利用者により[閉じる]の項目がタッチされた場合には(ステップT19(Yes))、CPU31は、車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従った車両利用処理を終了する。
<車両管理サーバ10>
図9は、車両管理サーバ10の車両管理プログラム(12a)に従い実行される車両管理処理を示すフローチャートである。
図10は、車両管理サーバ10の車両管理プログラム(12a)に従い実行されるアラート確認処理を示すフローチャートである。
図11は、車両管理サーバ10の車両管理処理に従った車両確認アラートALの動作例とアラート確認処理に従った管理者端末20によるアラート確認の動作例とを示す図である。
車両管理サーバ10において、利用者端末30から送信された利用者IDのデータと共に乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4のデータが受信されると(ステップS1(Yes))、CPU11は、車両管理データ記憶エリア12d内の受信された利用者IDに対応する車両の貸出し情報Lnの[車両画像]に対応付けて、受信された乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4を記憶させる(ステップS2)。
CPU11は、貸出し情報Lnの[レンタル日時]にある貸出し開始日時〜返却日時を取得し(ステップS3)、同貸出し情報Lnの[車両画像]に記憶された乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4の何れか(ここでは(前面)BIM1)のExifファイルに記録されている撮影日時が、取得した貸出し開始日時〜返却日時の例えば前半に含まれるか否かにより、車両をその乗車前(つまり利用前)に撮影した撮影日時として適正か否かを判定する(ステップS4)。
乗車前車両画像(前面)BIM1の撮影日時が、貸出し開始日時〜返却日時の前半に含まれ、撮影日時として適正であると判定されると(ステップS4(Yes))、CPU11は、車両情報SJの[駐車場所]の住所に対応する位置を、例えば経路検索API(32b)に従いWebサーバ40(ここでは経路検索サーバ)から地図データに基づき取得し(ステップS5)、貸出し情報Lnの[車両画像]に記憶された乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4の何れか(ここでは(前面)BIM1)のExifファイルに記録されている撮影位置が、取得した[駐車場所]の住所に対応する位置の許容範囲の距離(例えば半径5m)内に含まれるか否かにより、車両をその乗車前(つまり利用前)に撮影した撮影場所として適正か否かを判定する(ステップS6)。
ステップS4において、乗車前車両画像BIMnの撮影日時が、貸出し開始日時〜返却日時の前半に含まれず、乗車前の撮影日時として不適正であると判定された場合(ステップS4(No))、またはステップS6において、乗車前車両画像BIMnの撮影位置が、[駐車場所]の住所に対応する位置の許容範囲の距離内に含まれず、乗車前の撮影位置として不適正であると判定された場合(ステップS6(No))、CPU11は、受信された利用者IDの利用者による乗車前車両画像BIMnの撮影日時または撮影位置について不正な可能性があることを警告するための乗車前撮影アラートを管理者端末20に送信して表示あるいは音声あるいは印刷により出力させる(ステップS7)。またCPU11は、“乗車前撮影アラート有”のデータを、車両管理データ記憶エリア12d内の受信された利用者IDに対応する車両の貸出し情報Lnの[撮影確認]に対応付けて記憶させる。
ステップS4において、乗車前車両画像BIMnの撮影日時が、乗車前の撮影日時として適正であると判定されると共に(ステップS4(Yes))、ステップS6において、乗車前車両画像BIMnの撮影位置が、乗車前の撮影位置として適正であると判定されると(ステップS6(Yes))、CPU11は、一連の車両管理処理を一旦終了して待機する。
この後、車両管理サーバ10において、利用者端末30から送信された利用者IDのデータと共に乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4のデータが受信されると(ステップS8(Yes))、前述した乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4が受信されたときと同様に、CPU11は、車両管理データ記憶エリア12d内の受信された利用者IDに対応する車両の貸出し情報Lnの[車両画像]に対応付けて、受信された乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4を記憶させる(ステップS9)。
CPU11は、貸出し情報Lnの[レンタル日時]にある貸出し開始日時〜返却日時を取得し(ステップS10)、同貸出し情報Lnの[車両画像]に記憶された乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4の何れか(ここでは(前面)AIM1)のExifファイルに記録されている撮影日時が、取得した貸出し開始日時〜返却日時の例えば後半に含まれるか否かにより、車両をその乗車後(つまり利用後)に撮影した撮影日時として適正か否かを判定する(ステップS11)。
乗車後車両画像(前面)AIM1の撮影日時が、貸出し開始日時〜返却日時の後半に含まれ、撮影日時として適正であると判定されると(ステップS11(Yes))、CPU11は、車両情報SJの[駐車場所]の住所に対応する位置を、前述したように地図データに基づき取得し(ステップS12)、貸出し情報Lnの[車両画像]に記憶された乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4の何れか(ここでは(前面)AIM1)のExifファイルに記録されている撮影位置が、取得した[駐車場所]の住所に対応する位置の許容範囲の距離(例えば半径5m)内に含まれるか否かにより、車両をその乗車後(つまり利用後)に撮影した撮影場所として適正か否かを判定する(ステップS13)。
ステップS11において、乗車後車両画像AIMnの撮影日時が、貸出し開始日時〜返却日時の後半に含まれず、乗車後の撮影日時として不適正であると判定された場合(ステップS11(No))、またはステップS13において、乗車後車両画像AIMnの撮影位置が、[駐車場所]の住所に対応する位置の許容範囲の距離内に含まれず、乗車後の撮影位置として不適正であると判定された場合(ステップS13(No))、CPU11は、受信された利用者IDの利用者による乗車後車両画像AIMnの撮影日時または撮影位置について不正な可能性があることを警告するための乗車後撮影アラートを管理者端末20に送信して表示あるいは音声あるいは印刷により出力させる(ステップS14)。またCPU11は、“乗車後撮影アラート有”のデータを、車両管理データ記憶エリア12d内の受信された利用者IDに対応する車両の貸出し情報Lnの[撮影確認]に対応付けて記憶させる。
ステップS11において、乗車後車両画像AIMnの撮影日時が、乗車後の撮影日時として適正であると判定されると共に(ステップS11(Yes))、ステップS13において、乗車後車両画像AIMnの撮影位置が、乗車後の撮影位置として適正であると判定されると(ステップS13(Yes))、CPU11は、図11(A)に示すように、受信された利用者IDに対応する貸出し情報Lnの[車両画像]に記憶された乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4と乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4とを、同じ方向の車両画像同士で比較する。すなわち、CPU11は、乗車前車両画像(前面)BIM1と乗車後車両画像(前面)AIM1、乗車前車両画像(右面)BIM2と乗車後車両画像(右面)AIM2、乗車前車両画像(左面)BIM3と乗車後車両画像(左面)AIM3、乗車前車両画像(後面)BIM4と乗車後車両画像(後面)AIM4で比較する(ステップS15)。
CPU11は、利用者の乗車前と乗車後で同じ方向の車両画像同士(BIMn:AIMn)を比較して、乗車前車両画像BIMnに対する乗車後車両画像AIMnの変化のある部分を解析し、当該変化のある部分の車両画像AIMn全体に対する度合い(割合い)が、予め設定されるかユーザ任意に設定された変化度合いの閾値以上であるか否かを判定する(ステップS16)。
CPU11は、例えば、車両画像同士(BIMn:AIMn)を、その明るさや汚れ等に影響される差異を補正した後、ピクセル単位でそのRGBレベルを比較して、図11(A)に示すように、乗車前車両画像BIMnに対し乗車後車両画像AIMnに傷や凹み等の損傷H1,H2に相当するようなRGBレベルの変化がある部分を検出する。そして、車両画像AIMn全体に対する変化のある部分の度合い(割合い:損傷Hnの大きさに相当する)を算出し、当該度合いが、ユーザ任意に設定された変化度合いの閾値(例えば2%)以上であるか否かを判定する(ステップS16)。
これにより、乗車前車両画像BIMnに対し、乗車後車両画像AIMnに新たな損傷が生じているか否かを判定する。
なお、本実施形態において、乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnとを比較して、乗車後車両画像AIMnに新たな傷や凹み等の損傷に相当するような変化がある部分を検出するための手法は、前述した手法に限らず、別の画像処理やAI(人工知能)に基づく手法を利用してもよいのは勿論である。
乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnとの同じ方向の車両画像同士(BIMn:AIMn)で、乗車後車両画像AIMnに変化のある部分の度合いが、設定された変化度合いの閾値以上であると判定されると(ステップS16(Yes))、CPU11は、受信された利用者IDの利用者が利用した車両RCに、新たな損傷Hnを生じさせた可能性があることを警告するための車両確認アラートALを管理者端末20に送信して表示あるいは音声あるいは印刷により出力させる(ステップS17)。またCPU11は、“車両確認アラートAL”のデータと共に、変化度合いが閾値以上であると判定された乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnのデータを、車両管理データ記憶エリア12d内の受信された利用者IDに対応する車両の貸出し情報Lnの[車両確認]に対応付けて記憶させる。
図11(A)に示す動作例において、変化度合いが閾値以上であると判定された乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnとは、乗車前車両画像(右面)BIM2と損傷H1の生じた乗車後車両画像(右面)AIM2および乗車前車両画像(後面)BIM4と損傷H2の生じた乗車後車両画像(後面)AIM4に相当する。
車両管理サーバ10の車両管理処理(図9参照)に従い、ステップS7にて乗車前撮影アラートが管理者端末20へ出力されるか、またはステップS14にて乗車後撮影アラートが管理者端末20へ出力されるか、またはステップS17にて車両確認アラートAL(図11(A)参照)が管理者端末20に出力されると、例えば、図11(B)に示すように、管理者端末20に当該乗車前撮影アラートまたは乗車後撮影アラートまたは車両確認アラートALを通知するアラート通知画面GALが表示される。
<アラート確認処理(図10参照)>
車両管理サーバ10から管理者端末30へ乗車前撮影アラートまたは乗車後撮影アラートまたは車両確認アラートALが出力され、当該管理者端末30にアラート通知画面GALが表示されている状態で(ステップS21(Yes))、管理者端末30にてアラートの内容を確認するための操作(確認要求)が行われると、CPU11は、車両管理データ記憶エリア12dのアラートを出力している利用者IDに対応する車両の貸出し情報Lnの[撮影確認]および[車両確認]に対応付けられたデータに基づいて、“アラート”の種類が、“乗車前撮影アラート”または“乗車後撮影アラート”または“車両確認アラート”の何れであるかを判定する(ステップS22/S24)。
ここで、“乗車前撮影アラート”と判定されると(ステップS22(Yes))、CPU11は、アラートを出力している利用者IDと共に、車両管理データ記憶エリア12dの[レンタル日時]に対応付けられた車両の貸出し開始日時〜返却日時および[駐車場所]に対応付けられた車両の保管場所である住所に対して、[撮影確認]に対応付けられた乗車前車両画像BIMnの撮影日時および撮影位置を対比して、当該乗車前車両画像BIMnの撮影日時または撮影位置について不正な可能性があることを警告するための乗車前撮影アラート確認画面を生成し、管理者端末20へ表示させる(ステップS23)。
また、“乗車後撮影アラート”と判定されると(ステップS22(Yes))、CPU11は、“乗車前撮影アラート”と判定した場合と同様に、アラートを出力している利用者IDと共に、車両の貸出し開始日時〜返却日時および車両の保管場所である住所に対して、乗車後車両画像AIMnの撮影日時および撮影位置を対比して、当該乗車後車両画像AIMnの撮影日時または撮影位置について不正な可能性があることを警告するための乗車後撮影アラート確認画面を生成し、管理者端末20へ表示させる(ステップS23)。
また、“車両確認アラート”と判定されると(ステップS24(Yes))、CPU11は、図11(B)に示すように、アラートを出力している利用者IDと共に、車両管理データ記憶エリア12dの[車両確認]に対応付けられた乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnとを対比して、利用者が利用した車両RCに、新たな損傷Hnを生じさせた可能性があることを警告するための車両確認アラート確認画面を生成し、管理者端末20へ表示させる(ステップS25)。
図11(B)に示す動作例では、アラートを出力している利用者ID“5165456”と共に、乗車前車両画像(右面)BIM2と損傷H1の生じた乗車後車両画像(右面)AIM2とを対比し、さらに乗車前車両画像(後面)BIM4と損傷H2の生じた乗車後車両画像(後面)AIM4とを対比して生成した車両確認アラート確認画面を示している。
管理者端末20に表示させた乗車前撮影アラート確認画面または乗車後撮影アラート確認画面または車両確認アラート確認画面において、当該確認画面内に表示されている利用者IDが指定されると(ステップS26(Yes))、CPU11は、指定された利用者IDに基づいて、利用者管理データ記憶エリア12cに記憶された該当する利用者の利用者管理データ(名前、電話番号、メールアドレス、住所など)を読み出し、管理者端末20に表示させる(ステップS27)。
これにより、管理者端末20を操作する車両賃貸し業者の従業員などは、乗車前撮影アラートまたは乗車後撮影アラートまたは車両確認アラートALの警告の内容と共にアラートが出力された利用者の情報を容易且つ速やかに確認できる。
<実施形態のまとめ>
実施形態の車両管理システム1によれば、車両の利用者が利用者端末30により、車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従い、借りた車両に乗車する前[乗車前]に当該車両を4方向(前面/右面/左面/後面)から撮影すると、撮影された乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4の各データが利用者IDと共に車両管理サーバ10へ送信される。
また、車両の利用者が利用者端末30により、車両管理システム利用専用アプリ(32a)に従い、借りた車両から下車した後[乗車後]に当該車両を再び4方向(前面/右面/左面/後面)から撮影すると、撮影された乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4の各データが利用者IDと共に車両管理サーバ10へ送信される。
車両管理サーバ10は、受信された乗車前車両画像(前面)BIM1〜(後面)BIM4と乗車後車両画像(前面)AIM1〜(後面)AIM4とを、同じ方向の車両画像同士(BIMn:AIMn)で比較し、乗車前車両画像BIMnに対する乗車後車両画像AIMnの変化のある部分の車両画像AIMn全体に対する度合い(割合い)が、予め設定されるかユーザ任意に設定された変化度合いの閾値以上であるか否かを判定して、利用後の車両に新たな傷や凹みなどの損傷Hnが生じたか否かを確認し、変化度合いが閾値以上である場合、新たな損傷Hnを生じさせた可能性があることを警告するための車両確認アラートALを管理者端末20に出力する。
車両管理サーバ10は、管理者端末20からの車両確認アラートALの確認要求に応じて、アラート対象となった利用者IDと共にアラート対象となった乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnとを対比した車両確認アラート確認画面を生成し、管理者端末20に表示させる。
よって、車両賃貸し業者は、車両に新たな設備を要することなく、また車両を直接確認する必要もなく、車両の利用者が車両に傷や凹みなどの損傷を生じさせたかどうかを適切に管理することが可能になる。
また、車両の利用者は、車両賃貸し業者に対して、車両の利用中に、当該車両に新たな傷や凹みなどの損傷を生じさせなかったことを証明でき、また新たな損傷を生じさせた場合でも当該生じさせた新たな損傷を証明できる。
車両管理サーバ10は、車両管理データ記憶エリア12dの[レンタル日時]に対応付けられた車両の貸出し開始日時〜返却日時および[駐車場所]に対応付けられた同車両の保管場所の住所を取得し、受信された乗車前車両画像BIMnのExifファイルに記録されている撮影日時が、車両の貸出し開始日時〜返却日時に対し乗車前の撮影日時として適正であるか否か、または同乗車前車両画像BIMnのExifファイルに記録されている撮影位置が、車両の保管場所の住所に対し乗車前の撮影位置として適正であるか否かを判定し、乗車前の撮影日時または撮影位置が適正でない場合、乗車前車両画像BIMnの撮影日時または撮影位置について不正な可能性があることを警告するための乗車前撮影アラートを管理者端末20に出力する。
同様に、車両管理サーバ10は、車両管理データ記憶エリア12dの[レンタル日時]に対応付けられた車両の貸出し開始日時〜返却日時および[駐車場所]に対応付けられた同車両の保管場所の住所を取得し、受信された乗車後車両画像AIMnのExifファイルに記録されている撮影日時が、車両の貸出し開始日時〜返却日時に対し乗車後の撮影日時として適正であるか否か、または同乗車後車両画像AIMnのExifファイルに記録されている撮影位置が、車両の保管場所の住所に対し乗車後の撮影位置として適正であるか否かを判定し、乗車後の撮影日時または撮影位置が適正でない場合、乗車後車両画像AIMnの撮影日時または撮影位置について不正な可能性があることを警告するための乗車後撮影アラートを管理者端末20に出力する。
そして、車両管理サーバ10は、管理者端末20からの乗車前撮影アラートまたは乗車後撮影アラートの確認要求に応じて、アラート対象となった利用者IDと共に、車両のレンタル日時および車両の駐車(保管)場所とアラート対象となった乗車前車両画像BIMnまたは乗車後車両画像AIMnの撮影日時および撮影位置とを対比した乗車前撮影アラート確認画面または乗車後撮影アラート確認画面を生成し、管理者端末20に表示させる。
よって、車両賃貸し業者は、車両に新たな設備を要することなく、車両の利用者が利用者端末30により撮影した乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnとに基づいて、当該利用者が車両に新たな損傷を生じさせたかどうかを適切に管理することが可能になるだけでなく、乗車前車両画像BIMnや乗車後車両画像AIMnが、そもそも適正な撮影日時、適正な撮影位置で撮影されたかどうかも適切に管理することが可能になる。
なお、図9で示した車両管理サーバ10の車両管理処理では、乗車前車両画像BIMnの撮影日時が適正である場合に、その撮影位置が適正か否かを判定し、また同様に、乗車後車両画像AIMnの撮影日時が適正である場合に、その撮影位置が適正か否かを判定する構成としたが、撮影日時が適正か否かの判定と撮影位置が適正か否かの判定とを並列的に行ない、乗車前と乗車後の撮影アラートは、何れも撮影日時アラートと撮影位置アラートとして別々に出力する構成としてもよい。
また、図9で示した車両管理サーバ10の車両管理処理では、乗車後車両画像AIMnの撮影日時および撮影位置が適正であると判定された場合に、乗車前車両画像BIMnと乗車後車両画像AIMnとを比較して当該乗車後車両画像AIMnに新たな損傷に相当する変化があるか否を判定する構成としたが、乗車後車両画像AIMnの撮影日時および撮影位置が適正であるか否かの判定に関わらず、乗車後車両画像AIMnに新たな損傷に相当する変化があるか否を判定する構成としてもよい。
前記各実施形態において記載した車両管理システム1の車両管理サーバ10と利用者端末30とによる各処理の手法、すなわち、図6のフローチャートに示す車両利用処理、図9のフローチャートに示す車両管理処理、図10のフローチャートに示すアラート確認処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。
また、前記各実施形態の各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク上を伝送させることができ、このプログラムデータを、通信ネットワークに接続された電子機器のコンピュータ(プロセッサ)に通信部によって取り込むことで、前述した車両利用機能、車両管理機能、アラート確認機能を含む各種の機能を実現することもできる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1 …車両管理システム
10 …車両管理サーバ
11 …CPU(サーバ)
12 …記憶部(サーバ)
12a…プログラム記憶エリア(車両管理プログラム)
12b…経路検索API記憶エリア
12c…利用者管理データ記憶エリア
12d…車両管理データ記憶エリア
15 …通信部(サーバ)
16 …外部機器インターフェイス
20 …管理者端末
30 …利用者端末
31 …CPU(利用者端末)
32 …記憶部(利用者端末)
32a…プログラム記憶エリア(車両管理システム利用専用アプリ)
32b…利用者IDデータ記憶エリア
32c…現在位置データ記憶エリア
32d…撮像データ記憶エリア
32e…車両画像データ記憶エリア
35 …通信部(利用者端末)
36 …タッチパネル式表示部
37 …撮像部
38 …GPS受信部
40 …Webサーバ(プログラムサーバ/経路検索サーバ)
N …通信ネットワーク(インターネット/クラウド)
AE …アプリ起動アイコン
SILn…車両のシルエット(撮影ガイド)
PI …撮影インジケータ(撮影アドバイス)
BIMn…乗車前車両画像
AIMn…乗車後車両画像
Hn …損傷
AL …車両確認アラート
GAL…アラート通知画面
本発明は、車両管理サーバに関する。
本発明は、このような課題に鑑みてされたもので、車両に新たな設備を要することなく、車両の利用者が車両に傷や凹みなどの損傷を生じさせたかどうかを適切に管理することが可能になる車両管理サーバを提供することを目的とする。
本発明に係る車両管理サーバは、
車両の利用者の利用者端末との通信機能を有する車両管理サーバであって、
前記利用者端末から受信された、前記車両を第1時間に撮影した第1車両画像と前記車両を前記第1時間よりも後の第2時間に撮影した第2車両画像とを比較し、前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があると判定された場合に、アラートを出力するアラート出力手段と、
前記判定手段により前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があると判定された場合に、当該変化があると判定された前記第1車両画像と前記第2車両画像とを出力する車両画像出力手段と、を備えている。

Claims (12)

  1. 車両の利用者の利用者端末との通信機能を有する車両管理サーバであって、
    前記利用者端末から受信された、前記車両を第1時間に撮影した第1車両画像と前記車両を前記第1時間よりも後の第2時間に撮影した第2車両画像とを比較し、前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があると判定された場合に、アラートを出力するアラート出力手段と、
    を備えた車両管理サーバ。
  2. 前記判定手段により前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があると判定された場合に、当該変化があると判定された前記第1車両画像と前記第2車両画像とを出力する車両画像出力手段を備えた、
    請求項1に記載の車両管理サーバ。
  3. 前記アラート出力手段により前記アラートが出力された後に、当該アラートの確認要求を受け付ける確認要求受付手段を備え、
    前記車両画像出力手段は、前記確認要求受付手段により前記アラートの確認要求が受け付けられた場合に、前記変化があると判定された前記第1車両画像と前記第2車両画像とを出力する、
    請求項2に記載の車両管理サーバ。
  4. 前記第1車両画像は、前記利用者が前記車両を利用する前に撮影した車両画像であり、前記第2車両画像は、前記利用者が前記車両を利用した後に撮影した車両画像である、
    請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の車両管理サーバ。
  5. 前記第1車両画像と前記第2車両画像とは、前記車両を同じ方向から撮影した車両画像である、
    請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の車両管理サーバ。
  6. 前記第1車両画像は、前記車両を複数の方向から撮影した複数の第1車両画像を有し、
    前記第2車両画像は、前記車両を前記第1車両画像と同じ複数の方向から撮影した複数の第2車両画像を有し、
    前記判定手段は、前記複数の第1車両画像と前記複数の第2車両画像とを同じ方向から撮影した車両画像毎に比較し、当該比較した第1車両画像に対する第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があるか否かを判定する、
    請求項5に記載の車両管理サーバ。
  7. 前記車両のレンタル日時を取得するレンタル日時取得手段と、
    前記第1車両画像の撮像データに含まれる第1撮影日時または前記第2車両画像の撮像データに含まれる第2撮影日時と、前記レンタル日時取得手段により取得された前記車両のレンタル日時とに基づいて、前記第1撮影日時または前記第2撮影日時が適正か否かを判定する撮影日時判定手段と、
    前記撮影日時判定手段により前記第1撮影日時または前記第2撮影日時が不適正と判定された場合に、撮影日時アラートを出力する撮影日時アラート出力手段と、
    を備えた請求項1ないし請求項6の何れか一項に記載の車両管理サーバ。
  8. 前記車両の駐車場所に対応する位置を取得する駐車位置取得手段と、
    前記第1車両画像の撮像データに含まれる第1撮影位置または前記第2車両画像の撮像データに含まれる第2撮影位置と、前記駐車位置取得手段により取得された前記車両の駐車場所に対応する位置とに基づいて、前記第1撮影位置または前記第2撮影位置が適正か否かを判定する撮影位置判定手段と、
    前記撮影位置判定手段により前記第1撮影位置または前記第2撮影位置が不適正と判定された場合に、撮影位置アラートを出力する撮影位置アラート出力手段と、
    を備えた請求項1ないし請求項7の何れか一項に記載の車両管理サーバ。
  9. 車両の利用者の撮影機能を備えた利用者端末と当該利用者端末との通信機能を有する車両管理サーバとを備えた車両管理システムの前記利用者端末のプロセッサを、
    第1操作と当該第1操作より後の第2操作との各々に応じて、ユーザに対し前記車両の撮影を促すメッセージを表示させるメッセージ表示手段、
    前記メッセージ表示手段により、前記第1操作に応じてメッセージが表示された後に撮影された前記車両の画像を第1車両画像として前記車両管理サーバへ送信し、前記第2操作に応じてメッセージが表示された後に撮影された前記車両の画像を第2車両画像として前記車両管理サーバへ送信する車両画像送信手段、
    として機能させるための利用者端末のプログラム。
  10. 前記車両画像送信手段は、前記第1操作に応じてメッセージが表示された後に撮影された前記車両の画像を第1車両画像として前記車両管理サーバへ送信し、前記第2操作に応じてメッセージが表示された後に撮影された前記車両の画像を第2車両画像として前記車両管理サーバへ送信し、前記車両管理サーバにおいて前記第1車両画像と前記第2車両画像とを比較させ、前記第1車両画像に対する前記第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があるか否かを判定させる、
    請求項9に記載の利用者端末のプログラム。
  11. 前記第1車両画像は、前記車両を複数の方向から撮影した複数の第1車両画像を有し、
    前記第2車両画像は、前記車両を前記第1車両画像と同じ複数の方向から撮影した複数の第2車両画像を有し、
    前記車両画像送信手段は、前記車両管理サーバにおいて、前記複数の第1車両画像と前記複数の第2車両画像とを同じ方向から撮影した車両画像毎に比較させ、当該比較した第1車両画像に対する第2車両画像に、設定された閾値以上の変化があるか否かを判定させる、
    請求項10に記載の利用者端末のプログラム。
  12. 前記第1車両画像は、前記利用者が前記車両を利用する前に撮影した車両画像であり、前記第2車両画像は、前記利用者が前記車両を利用した後に撮影した車両画像である、
    請求項9ないし請求項11の何れか一項に記載の利用者端末のプログラム。
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