JP2021104803A - 表示装置、表示方法及びプログラム - Google Patents

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和寛 ▲高▼澤
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Abstract

【課題】前景の煩雑さを回避しながら運転者の操作に好適な情報を表示すること。【解決手段】本発明の一態様に係る表示装置は、移動体に備えられた表示部と、検出装置により検出された前記移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、前記対象物を指示する指示画像を生成する画像生成部と、を備え、前記画像生成部は、前記検出装置により検出された前記移動体に対する操作に基づき、前記表示部により表示された前記指示画像を変更する。【選択図】図8

Description

本発明は、表示装置、表示方法及びプログラムに関する。
従来、車両のフロントウインドシールド等に各種情報を指示する指示画像を投射することで、指示画像の虚像を車両の前景に重畳表示し、車両の運転者に視認させるヘッドアップディスプレイ等の表示装置が知られている。
車両の前景に重畳表示される各種情報には、車両に取り付けられた各種センサで検出され、車両前方に存在する障害物や歩行者、車両等の情報が含まれるが、センサが検出した情報の全てを表示すると、前景が煩雑になり、運転者に煩わしさや迷いを感じさせてしまう場合がある。
これに対し、虚像表示領域全体に占める虚像の割合が所定の割合以下になるように制限して表示する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、運転者が車両等の移動体を操作するために好適な情報が表示できない場合がある。
本発明は、前景の煩雑さを回避しながら運転者の操作に好適な情報を表示することを課題とする。
本発明の一態様に係る表示装置は、移動体に備えられた表示部と、検出装置により検出された前記移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、前記対象物を指示する指示画像を生成する画像生成部と、を備え、前記画像生成部は、前記検出装置により検出された前記移動体に対する操作に基づき、前記表示部により表示された前記指示画像を変更する。
前景の煩雑さを回避しながら運転者の操作に好適な情報を表示できる。
実施形態に係る表示装置が車両に搭載された構成例を示す図である。 表示部の構成例を示す図である。 表示装置が車両に搭載された車載システムの構成例を示すブロック図である。 検出装置の構成例を示すブロック図である。 認識装置の機能構成例を示すブロック図である。 車両又は車両の表示部品に対する対象物の相対位置例を示す図である。 実施形態に係る制御部のハードウェア構成例のブロック図である。 実施形態に係る制御部の機能構成例のブロック図である。 実施形態に係る制御部による処理例を示すフローチャートである。 優先度格納部に格納される情報例を示す図である。 操作重み格納部に格納される情報例を示す図である。 距離重み格納部に格納される情報例を示す図である。 距離に応じた優先度の更新結果例を説明する図である。 画像生成部が生成する画像データの一例を示す図である。 距離に応じて更新された優先度に基づく表示例を示す図であり、(a)は車両の周囲状況を示す図、(b)は指示画像が重畳表示された前景を示す図である。 右ウィンカ操作に応じた優先度の更新結果例を説明する図である。 右ウィンカ操作に応じて更新された優先度に基づく表示例を示す図であり、(a)は車両の周囲状況を示す図、(b)は指示画像が重畳表示された前景を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成の部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態に係る表示装置は、移動体に備えられた表示部と、検出装置により検出された移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、対象物を指示する指示画像を生成する画像生成部と、を備え、画像生成部は、検出装置により検出された移動体に対する操作に基づき、表示部により表示された指示画像を変更する。例えば、画像生成部は、検出装置により検出された移動体に対する操作と、移動体の周囲にある対象物毎に定められた優先度と、に基づき、対象物を指示する指示画像を生成する。
これにより、移動体の前景に多くの指示画像の虚像が重畳表示されて前景が煩雑になることを回避する。また運転者による操作に基づき指示画像を生成することで、運転者の操作に好適な情報を表示する。
<実施形態における用語について>
(対象物)
移動体の周囲にある物体をいう。具体的には、移動体としての車両の前方を走行する先行車両や、車両の周囲の歩行者、ガードレール等の物体が挙げられる。
(対象物の分類)
対象物を種類別に分けた区分をいう。対象物の分類として、車両、歩行者、ガードレール等の分類が挙げられる。
(優先度)
優先させる度合をいう。
(距離重み係数)
移動体に対する対象物の距離の重要度を示す情報をいう。値が大きいほど重要度が高いことを意味する。優先度に掛け算して優先度の値を更新するために用いられる。
(操作重み係数)
移動体に対する運転者の操作の重要度を示す情報をいう。値が大きいほど重要度が高いことを意味する。優先度に掛け算して優先度の値を更新するために用いられる。
(適用分類)
操作重み係数を適用する対象物の分類情報をいう。対象物の分類によって操作重み係数が異なるため、操作重み係数とセットでこの適用分類の情報が用いられる。
(前景)
移動体の運転者が視認する移動体の前方の風景をいう。例えば、車両のフロントウインドシールドを通じて運転者が視認する前方の風景が前景に該当する。
(運転者)
移動体を運転又は操縦する者のことをいう。
(指示画像)
移動体の前景における対象物を指し示す画像をいう。移動体の前景に視認される対象物の近傍に指示画像の虚像を重畳表示することで、対象物を指示する。運転者は、移動体の前景で指示画像の虚像を視認することで、対象物を認識しやすくなる。
(操作)
移動体を運転又は操縦するための運転者の動作をいう。
以下、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ(HUD;Head Up Display)を表示装置の一例として、実施形態を説明する。
<構成例>
図1は、実施形態に係る表示装置1が自車両8に搭載された構成の一例を示す図である。図1に示すように、表示装置1は制御部20と表示部10を備えている。
表示装置1は自車両8に設けられたダッシュボードの内部に埋め込まれており、表示装置1の上面に設けられた射出窓3からフロントウインドシールド71に向けて画像を投射する。投射された画像はフロントウインドシールド71よりも正のY方向に虚像Iとして表示され、自車両8の運転者Vにより視認される。運転者Vは、虚像Iを視認することで、自車両8の正のY方向にある他の車両や路面等に視線を保ったまま、少ない視線移動で運転のために有用な情報を取得できる。
なお、表示装置1はフロントウインドシールド71に画像を投射できればよく、ダッシュボードの他、天井やサンバイザなどに設置されていてもよい。
図1に示すように、表示装置1は、主要な構成要素として、表示部10と、制御部20とを備えている。表示部10は、フロントウインドシールド71に向けて画像を投射する。表示部10による画像の投射方式としては、レーザ走査方式及びパネル方式が知られている。レーザ走査方式は、レーザ光源から射出されたレーザビームを2次元走査デバイスで走査し中間像(後述するスクリーンに投射される実像)を形成する方式である。パネル方式は、液晶パネル、DMD(Digital Micro-mirror Device)パネル、蛍光表示管(VFD;Vacuum Fluorescent Display)等のイメージングデバイスで中間像を形成する方式である。
レーザ走査方式は、全画面を発光して部分的に遮光することで画像を形成するパネル方式とは違い、各画素に対して発光/非発光を割り当てることができるため、一般に高コントラストの画像を形成できる点で好適である。高コントラストであることで視認性が向上するため、パネル方式のHUDよりも少ない注意資源で車両の乗員が情報を視認できることが明らかになっている。
特に、パネル方式では情報がない領域でも遮光しきれない光が投射され、HUDが画像を表示できる範囲に表示枠が投射されてしまう(この現象をポストカードという)。レーザ走査方式ではこのような現象がなく、コンテンツのみを投影できる。特に、AR(Augmented Reality)において、実在する風景に生成した画像を重ねて表示する際のリアリティが向上する。
なお、ARとは、「拡張現実」と訳され、実在する風景に実在しないオブジェクトの画像を重ねて表示することで、目の前にある世界を仮想的に拡張する技術をいう。但し、パネル方式のHUDであってもより少ない注意資源で視認できる(疲れにくい)態様で情報を表示できるHUDであればよい。
図2は、表示部10の構成の一例を示す図である。表示部10は、主に、光源部101と、光偏向器102と、ミラー103と、スクリーン104と、凹面ミラー105とを備えている。なお、図2は主要な構成要素を示したに過ぎず、図示する以外の構成要素を備えてもよいし、図示する構成要素の一部を備えていなくてもよい。
光源部101は、Red(R)、Green(G)及びBlue(B)に対応した3つのレーザ光源(以下、LD:レーザダイオードとする)、カップリングレンズ、アパーチャ、合成素子及びレンズ等を備えており、3つのLDから出射されたレーザビームを合成して光偏向器102の反射面に向かって導く。光偏向器102の反射面に導かれたレーザビームは、光偏向器102により2次元的に偏向される。
光偏向器102としては、直交する2軸に対して揺動する1つの微小なミラーや、1軸に揺動又は回動する2つの微小なミラー等を用いることができる。光偏向器102は、半導体プロセス等で作製されたMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーとすることができる。光偏向器102は、圧電素子の変形力を駆動力とするアクチュエータにより駆動できる。但し、光偏向器102として、ガルバノミラーやポリゴンミラー等を用いてもよい。
光偏向器102により2次元的に偏向されたレーザビームはミラー103に入射し、ミラー103により折り返され、スクリーン104の表面(被走査面)上に2次元の画像(中間像)を描画する。ミラー103としては、凹面鏡等を用いることができるが、凸面鏡や平面鏡を用いてもよい。光偏向器102とミラー103でレーザビームの方向を偏向することで、表示部10の小型化又は構成要素の配置を柔軟に変更できる。
スクリーン104としては、レーザビームを所望の発散角で発散させる機能を有するマイクロレンズアレイやマイクロミラーアレイを用いると好適であるが、レーザビームを拡散させる拡散板、表面が平滑な透過板や反射板等を用いてもよい。一般に光源部101からスクリーン104まではHUD装置と呼ばれる。但し、この他の部品を含んでもよい。
スクリーン104から射出されたレーザビームは、凹面ミラー105で反射され、フロントウインドシールド71に投影される。凹面ミラー105はレンズと似た働きを備え、所定の焦点距離に像を結像させる機能を備える。このため、凹面ミラー105がレンズであるとすると物体に相当するスクリーン104上の像は凹面ミラー105の焦点距離によって定まる距離Rの位置に結像する。従って、自車両8の運転者V等の乗員から見た場合、フロントウインドシールド71から距離R+Rの位置に虚像Iが表示される。自車両8の運転者Vからフロントウインドシールド71までの距離をRとすると、図2では自車両8の運転者Vの視点Eから距離R(=R+R+R)の位置に虚像Iが表示される(結像する)。
フロントウインドシールド71への光束の少なくとも一部は自車両8の運転者Vの視点Eに向けて反射される。この結果、自車両8の運転者Vはフロントウインドシールド71を介してスクリーン104の中間像が拡大された虚像Iを視認可能となる。換言すると、自車両8の運転者Vから見て、フロントウインドシールド71越しに中間像が拡大表示された虚像Iが表示される。
なお、一般にフロントウインドシールド71は平面ではなく僅かに湾曲している。このため、凹面ミラー105の焦点距離だけでなくフロントウインドシールド71の曲面によっても虚像Iの結像位置が決定されるが、距離Rは上述したようにほぼ距離R+Rによって定まる。視線移動が少なくて済むように虚像Iを遠方に結像させるには、距離R又はRを長くする。距離Rを長くする方法としてはミラーで光路を折り返す方法があり、距離R2を長くする方法としては凹面ミラー105の焦点距離を調整する方法がある。
なお、フロントウインドシールド71の影響で中間像の水平線が上又は下に凸形状となる光学歪みが生じるため、ミラー103及び凹面ミラー105の少なくとも一方は、歪みを補正するように設計、配置されることが好ましい。あるいは、投影される映像が歪みを考慮して補正されることが好ましい。
また、フロントウインドシールド71よりも視点E側に透過反射部材としてコンバイナを配置してもよい。コンバイナに凹面ミラー105からの光を照射するようにしても、フロントウインドシールド71に凹面ミラー105からの光を照射した場合と同様に、虚像Iとして情報を提示することができる。
<表示装置1が搭載される車載システム2の構成例>
次に、表示装置1が自車両8に搭載された車載システム2を、図3を参照して説明する。図3は、表示装置1が自車両8に搭載された車載システム2の構成の一例を示すブロック図である。
車載システム2はCAN(Controller Area Network)バス等の車載ネットワークNWを介して通信するカーナビゲーションシステム11と、エンジンECU(Electronic Control Unit)12と、表示装置1と、ブレーキECU13と、ステアリングECU14と、認識装置15と、検出装置16とを備えている。
カーナビゲーションシステム11は、GPS(Global Positioning System)に代表されるGNSS(Global Navigation Satellite System)を備え、自車両8の現在地を検出して電子地図上に自車両8の位置を表示する。
また、出発地と目的地の入力を受け付け、出発地から目的地までの経路を検索して電子地図上に経路を表示したり、進路変更の手前で自車両8の乗員に進行方向を音声、文字(ディスプレイに表示される)、又はアニメーション等で案内したりする。なお、カーナビゲーションシステム11は携帯電話網などを介してサーバと通信してもよい。この場合、サーバが電子地図を自車両8に送信したり経路検索を行ったりすることができる。
エンジンECU12は、各センサからの情報と自車両8の状況に合わせ、理想となる燃料噴射量の決定、点火時期の進角・遅角、動弁機構等の制御を行う。また、現在車速とアクセル開度の関係に対し変速段の切り替え線が定められたマップを参照する等して変速の必要性を判断する。エンジンECU12はこれらを組み合わせ先行車への追従走行時の加速や減速制御を行う。なお、エンジンと共に又はエンジンを動力とすることなく電気モータを動力としてもよい。
ブレーキECU13は、ABS(Antilock Braking System)制御、先行車への追従走行時の制動制御、対象物とのTTC(Time To Collision)に基づく自動制動、坂道発進時の停止状態維持制御など、自車両8の運転者Vによるブレーキペダルの操作がなくても自車両8の車輪毎に制動力を制御する。
ステアリングECU14は、自車両8の運転者Vによるハンドルの操舵の方向と操舵量を検出し、操舵方向に操舵トルクを付加するパワーステアリング制御を行う。また、走行レーンからの逸脱を回避する方向、走行レーンの中央の走行を維持する方向、又は対象物との接近を回避する方向に、自車両8の運転者Vによるハンドル操作がなくても操舵する。
検出装置16は各種のセンサを備えており、自車両8の周囲の対象物の検出や、運転者Vによる自車両8の操作情報の検出等を行う。
認識装置15は検出装置16が検出した対象物が何か、自車両8に対する障害物の相対位置(方向と距離)及び自車両8を示す表示部品に対する障害物の相対位置(方向と距離)を認識する。車速等の情報、及び対象物の識別結果と相対位置は表示装置1に入力される。
<検出装置16の構成例>
次に、検出装置16の構成を、図4を参照して説明する。図4は、検出装置16の構成の一例を示すブロック図である。検出装置16は、表示装置1が表示する車速を検出する車速センサ161、表示装置1が表示する車両情報を取得する車両情報センサ162、対象物を検出するレーダセンサ163と周囲カメラ164、乗員に関する情報である乗員状態情報を取得する乗員状態情報センサ165、外部から渋滞情報などを受信するVICS受信装置166(登録商標。VICS:Vehicle Information and Communication System Center)、及びインターネットなどに接続する外部通信装置167等を備えている。
なお、検出装置16が備える各センサは検出装置16にまとまって存在する必要はなく、車載されていればよい。
車速センサ161は、ドライブトレイン系のシャフトの回転と共に回転する磁石を、車体に固定されたセンサ部が検出し、回転速度に比例したパルス波を発生させる。単位時間のパルス数により車速を検出できる。
車両情報センサ162は、車速センサ161以外の車両情報を検出する1つ以上のセンサを備えている。例えば、燃料計センサ、シフトレバー位置センサ、オドメータ、トリップメータ、ウィンカセンサ、及び水温センサ等である。これらは一般的な構成で各車両情報を取得できればよい。燃料計センサは現在の残燃料を検出する。
シフトレバー位置センサは自車両8の運転者Vが操作したシフトレバー位置を検出する。オドメータは自車両8の走行距離を累積して総走行距離を提供する。トリップメータは自車両8の運転者Vが初期化してから現在までの区間走行距離を提供する。
ウィンカセンサは自車両8の運転者Vが操作したウィンカの方向を検出する。水温センサはエンジン冷却水の温度を検出する。これらは車両から取得できる情報の一例に過ぎず、この他、自車両8から取得できる情報は車両情報となりうる。例えば、電気自動車やハイブリッド車ではバッテリ残量、回生電力量、又は、消費電力量等も取得できる。
周囲カメラ164は車両の周囲を撮像する撮像装置である。取り付け場所は好ましくは車用の側方から後方を撮像できるように、複数の場所に設置される。例えば、自車両8のルーフやバンパにおいて車両の左後方コーナー、右後方コーナー、及び、後部などに設置される。後部に設置された撮像装置をバックモニタというが、後部の周囲カメラ164はバックモニタに限られない。この他、サイドミラー、ピラー、ルーフのサイド部分、又はドアなどに配置されてもよい。なお、周囲カメラ164には前方を撮像する撮像装置が含まれてよい。例えばルームミラーの裏側やその近くに取り付けられる。
周囲カメラ164は単眼カメラの場合とステレオカメラの場合がある。距離情報を取得できる単眼カメラ又はステレオカメラの場合、レーダセンサ163がなくてもよい。しかし、距離情報を取得できる周囲カメラ164に加え、レーダセンサ163があることで、周囲カメラ164の距離情報とレーダセンサ163の距離情報をフュージョンし(統合し),互いのデメリットを補完しあって高精度な距離情報を取得できる。なお、レーダセンサ163と周囲カメラ164の他にソニックセンサ(超音波センサ)等を有していてもよい。
レーダセンサ163は自車両8の前方、側方、後方など自車両8の周囲にレーダを送信し、物体で反射して戻ってくるレーダを受信する。配置場所は自車両8の周囲の対象物を検出できる場所であればよい。レーダセンサ163は送信から受信までの時間により物体までの距離を検出すると共に、レーダの照射方向により物体の方向を検出するTOF方式(Time Of Fright)がある。
TOF方式のレーダセンサとしてLIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)が知られている。また、連続的に送信波の周波数を大きくしながら受信波と送信波の混合波を生成し、周波数がわずかに異なることで生じる混合波のうなり周波数を距離に換算するFMCW方式(Frequency Modulation Continuous Wave)がある。FMCW方式では複数の受信アンテナで受信波の位相ずれを検出することで物体の方向を推定する。
乗員状態情報センサ165は自車両8の乗員から直接又は間接的に検出される乗員状態情報を検出するセンサである。代表的なものに顔カメラがある。顔カメラは自車両8の乗員の顔を撮像して顔認証を行い、自車両8の乗員を特定又は識別する。また、顔画像から顔向きや視線方向を検出することが可能になる。
この他、乗員状態情報センサ165は、例えば、心電センサ、心拍数センサ、血圧センサ、体温センサ、脈拍センサ、呼吸センサ、発汗センサ、瞬きセンサ、瞳孔センサ、脳波センサ、又は、筋電位センサ等でもよい。乗員状態情報センサ165としては例えば、腕時計型のウェアラブル端末(スマートウォッチ)を車両の乗員が装着する形態がある。
VICS受信装置166はVICSが配信する電波を受信する。なお、VICSは渋滞や交通規制等の道路交通情報を、FM多重放送やビーコンを使ってリアルタイムに車載装置に送信するシステムである。外部通信装置167は3G、4G、5G、LTE及び無線LAN等のネットワークを介してインターネット等に接続し各種の情報を受信する。例えば、雨、雪、霧などの天候情報を受信できる。
また、ニュース、音楽、動画等を受信してもよい。また、外部通信装置167は、例えば信号機の状態情報と信号が変わるまでの時間等を取得できる。このように、VICS受信装置166と外部通信装置167は路車間通信を行う場合がある。この他、外部通信装置167は車間通信で他車両6が検出した情報を取得してもよい。
なお、先進運転システム(ADAS)では情報を表示して警告するだけでなく、自車両8の制御を行う場合もある。この場合、ECUはレーダセンサ163又は周囲カメラ164の少なくとも一方が検出する対象物の距離情報に基づいてエンジンECU12、ブレーキECU13及びステアリングECU14と連携して各種の運転支援を行う。例えば、先行車への追従走行時の加減速制御、自動制動、走行レーンからの逸脱回避、レーンキープ走行、及び、対象物の回避操舵等を行う。このような制御のために、周囲カメラ164が撮像した画像から、ECUが白線等の道路ペイント等を認識する。
追従走行時の加減速制御では、ECUは車速に応じた目標の距離を維持するように動力と制動力を制御する。自動制動では、TTCに応じて、警告、ブレーキペダルの押下を促す表示、及び衝突の可能性が高い場合におけるシートベルトの巻き上げと衝突回避制動等を行う。走行レーンからの逸脱回避では、運転支援ECU36は撮像された画像から白線(走行区分線)を認識し、走行レーンを逸脱する方向と反対方向に操舵トルクを付加する。
また、レーンキープ走行では走行レーンの中央を目標走行ラインに設定し、目標走行ラインからの乖離に比例した操舵トルクを乖離とは反対方向に付加する。対象物の回避操舵では、制動では衝突を回避できないと判断した場合に、対象物を回避するための走行ラインを決定し、この走行ラインを走行する操舵トルクを付加する。
また、例えば車線変更時にレーダセンサ163又は周囲カメラ164により、隣の車線のドアミラーに映らない領域(死角領域)を併走する車両を検知した場合に、乗員に警告する。このような支援をブラインドスポットモニタという。
<認識装置15の機能構成例>
次に、認識装置15の機能構成について図5を参照して説明する。図5は認識装置15が有する機能構成の一例を示すブロック図である。認識装置15は対象判断部151と相対位置決定部152を有する。
対象判断部151は主に周囲カメラ164が撮像して得た周囲画像データを解析して写っている対象物の分類を判断する。実施形態では、例えば、他車両、歩行者、二輪車、又はその他等を判断する。
なお、周囲カメラ164がステレオカメラの場合、周囲画像データの各画素又は画素ブロックには距離情報が含まれている。このような周囲画像データを距離画像という。また、対象判断部151は周囲画像データだけでなく、レーダ測距情報からも対象物を判断できる。例えば、LIDARの点群の密度が十分に高い場合、対象物の形状が得られるので、形状を解析して対象物の分類を判断できる。
対象判断部151が対象を判断する方法の1つとして、機械学習を用いた画像認識方法がある。機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり,コンピュータが,データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを,事前に取り込まれる学習データから自律的に生成し,新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習、深層学習のいずれかの方法でもよく、更に、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。なお、機械学習の手法には、パーセプトロン、ディープラーニング、サポートベクターマシン、ロジスティック回帰、ナイーブベイズ、決定木、ランダムフォレストなどがある。
相対位置決定部152は、図6に示すように、自車両8又は自車両8を示す表示部品62に対する障害物の相対位置(方向と距離)を決定する。図6は、自車両8又は自車両8を示す表示部品62に対する障害物の相対位置の一例を説明する図である。図6に示すように、自車両8を示す表示部品62(虚像Iの中心)が、自車両8の中心から車幅方向にQ、車長方向にPの位置に表示されるものとする。
周囲画像データ又はレーダ測距情報により他車両6が自車両8の中心を原点に(A,B)の座標であることが検出されたものとする。また、自車両8の中心から他車両6までの距離をL、その方向をθで表す。なお、周囲画像データが距離画像の場合、(A,B)を直接求められるが、レーダ測距情報の場合は距離と方向を(A,B)に分解すればよい。相対位置決定部152は座標(A,B)を、自車両8を示す表示部品62を基準とする座標(C,D)に変換する。
自車両8を示す表示部品62は虚像Iとして提示されるので自車両8の前方の決まった位置に存在する。上記のように車両の中心から自車両8を示す表示部品62までの車幅方向の距離をQ、車長方向の距離をPとすると、座標(C,D)は以下のように決定される。
(C、D)=(A+Q,B+P)
相対位置決定部152は車両に配置された各レーダセンサ又は周囲カメラ毎に同様の処理を行い、自車両8を示す表示部品62に対する障害物の相対位置を決定する。相対位置を決定することで距離と方向も求められる。自車両8を示す表示部品62から他車両6までの距離をL、その方向をθで表す。図6の例では、距離L=√(C+D)、方向θ=arctan(D/C)である。なお、方向θ、θの基準(どの方向を0度とするか)は適宜設定されてよい。図6では9時の方向を0度としている。
認識装置15は、対象判断部151が判断した対象物の分類を示す分類情報と、相対位置決定部152が取得した自車両8から対象物までの距離情報と、自車両8に対する対象物の相対位置を示す位置情報とを制御部20に出力する。
<制御部20のハードウェア構成例>
次に、制御部20のハードウェア構成を、図7を参照して説明する。図7は、制御部20のハードウェア構成の一例を示す図である。図7に示すように、制御部20は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)201と、CPU(Central Processing Unit)202と、ROM(Read Only Memory)203と、RAM(Random Access Memory)204と、I/F(Interface)205と、バスライン206と、LDドライバ207と、MEMSコントローラ208と、HDD(Hard Disk Drive)210とを備えている。FPGA201、CPU202、ROM203、RAM204、I/F205及びHDD210は、バスライン206を介して相互に電気的に接続されている。
CPU202は、制御部20の各機能を制御する。ROM203は、CPU202が、制御部20の各機能を制御するために実行するプログラム203pを記憶している。RAM204にはプログラム203pが展開され、CPU202がプログラム203pを実行するためのワークエリアとして使用される。また、RAM204は画像メモリ209を有している。
画像メモリ209は虚像Iとして投影される画像の生成に使用される。I/F205は、認識装置15や検出装置16と通信するためのインターフェイスであり、例えば自車両8のCAN(Controller Area Network)バス又はイーサネット(登録商標)等に接続される。
HDD210は、制御部20による処理を実行するプログラムや優先度等の各種データが記憶された不揮発性メモリであり、大容量記憶装置である。なお、HDDはSSD(Solid State Drive)等であってもよい。
FPGA201は、CPU202が生成した画像に基づいてLDドライバ207を制御する。LDドライバ207は表示部10の光源部101のLDを駆動させることで、画像に応じたLDの発光を制御する。FPGA201は、画像の画素位置に応じた方向にレーザビームが偏向されるようにMEMSコントローラ208を介して表示部10の光偏向器102を動作させる。
[第1実施形態]
<制御部20の機能構成例>
次に、第1実施形態に係る制御部20の機能を、図8を参照して説明する。図8は、制御部20の機能構成の一例を示すブロック図である。
制御部20は、運転者Vが自車両8に対して行った操作情報と、自車両8と対象物との間の距離情報とに基づいて対象物の分類毎に予め定められた優先度を更新し、更新された優先度に基づいて指示画像を生成して、表示部10に出力する。また指示画像は対象物の位置情報に基づいて、所定位置に配置されて生成される。指示画像の虚像は自車両8の前景に重畳表示され、運転者Vは、前景で対象物の近傍に対象物を指示するように表示された指示画像を視認できる。
図8に示すように、制御部20は操作重み格納部21と、操作重み取得部22と、距離重み格納部23と、距離重み取得部24と、優先度格納部25と、優先度取得部26と、優先度更新部27と、画像生成部28と、出力部29とを備えている。
これらのうち、操作重み格納部21、距離重み格納部23及び優先度格納部25のそれぞれの機能は、HDD210等により実現される。また、操作重み取得部22、距離重み取得部24、優先度取得部26、優先度更新部27及び画像生成部28のそれぞれの機能は、CPU202が所定のプログラムを実行すること等により実現される。出力部29の機能は、I/F205等により実現される。
操作重み格納部21は、運転者Vが自車両8を運転するために行う操作の種類を示す操作情報毎に予め定められた操作重み係数と、この操作重み係数を適用する対象物の分類情報とを格納する。この操作にはハンドル操作やウィンカ操作等が挙げられる。
ここで、操作の重要度は対象物の分類に応じて異なる。例えば、右折するためのハンドル操作や、右方を示すウィンカ操作の場合には、右車線を走行する車両や右側に存在する歩行者の情報等が重要になり、運転者Vが自車両8を操作するにあたって好適な情報となる。一方、左車線を走行する車両や右側に存在する歩行者の情報等は、運転者Vが自車両8を操作するにあたっては比較的重要でない。そのため、操作重み格納部21は、操作重み係数、及び操作重み係数を適用する対象物の分類情報のそれぞれを操作情報に対応付けて格納している。なお、以下では操作重み係数を適用する対象物の分類情報を「適用分類」という。
操作重み取得部22は、ステアリングECU14又は検出装置16等から操作情報を入力する。操作重み取得部22は、入力した操作情報に基づき、操作重み格納部21を参照して操作重み係数と適用分類を取得し、これらを優先度更新部27に出力する。
距離重み格納部23は、自車両8から対象物までの距離毎に予め定められた距離重み係数を格納する。より詳しくは、5m毎や10m毎等の所定の距離区間毎に、距離重み係数が定められている。距離重み係数は、多くの場合には対象物までの距離が近いほど、対象物を認識させる重要度は高いため、距離が近いほど距離重み係数は大きくなる。
距離重み取得部24は、認識装置15から入力した自車両8から対象物までの距離情報に基づき、距離重み格納部23を参照して距離重み係数を取得する。複数の対象物が検出された場合には、複数の対象物毎に距離重み係数が取得される。距離重み取得部24は、取得した距離重み係数を優先度更新部27に出力する。
優先度格納部25は、対象物の分類情報毎に予め定められた優先度情報を格納する。この優先度情報は数値情報であり、優先度が高いほど数値が大きくなる。
優先度取得部26は、認識装置15から入力した対象物の分類情報に基づき、優先度格納部25を参照して優先度情報を取得する。複数の対象物が検出された場合は、複数の対象物毎に優先度情報が取得される。優先度取得部26は、取得した優先度情報を優先度更新部27に出力する。
優先度更新部27は、操作重み係数と距離重み係数を用いて対象物毎の優先度を更新する。具体的には、適用分類に該当する対象物の場合には、対象物の優先度と操作重み係数と距離重み係数とを掛け算して優先度を更新する。
また適用分類に該当しない対象物の場合には、対象物の優先度と距離重み係数とを掛け算して優先度を更新する。或いは操作重み係数を「1」(掛け算しても優先度が変化しない)として、対象物の優先度と操作重み係数と距離重み係数とを掛け算して優先度を更新する。優先度更新部27は、更新後の優先度情報を画像生成部28に出力する。
画像生成部28は、更新後の優先度に基づき、優先度の高い所定数の対象物を指示する指示画像を生成する。例えば、10個の対象物が自車両8の周囲に検出された場合に、所定数として3個が定められている場合には、画像生成部28は、10個の対象物のうちの3個の対象物に対してのみ、指示画像を生成する。また、この3個の対象物の位置情報に基づき、自車両8の前景における3つの対象物のそれぞれの近傍に指示画像が重畳されるように、所定の位置に配置された指示画像を生成する。換言すると、検出装置16により検出された自車両8に対する操作に基づき、表示部10により表示された指示画像を変更する機能を備える。
さらに、画像生成部28は、優先度に応じて予め定められた形態の指示画像を生成できる。この形態は、色又は形状の少なくとも一方等である。例えば画像生成部28は、優先度が高いものからオレンジ色、青色、緑色の指示画像を生成する。なお、対象物の分類によって指示画像の形状等を変更してもよい。
出力部29は、画像生成部28が生成した指示画像の画像データを表示部10に出力する。すなわち、LDドライバ207及びMEMSコントローラ208を制御して、画像生成部28が生成した指示画像を表示部10に投射させて虚像として表示させる。
<制御部20による処理例>
次に、制御部20による処理について、図9を参照して説明する。図9は、制御部20による処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS91において、操作重み取得部22は、ステアリングECU14又は検出装置16等から操作情報を入力する。
続いて、ステップS92において、操作重み取得部22は、入力した操作情報に基づき、操作重み格納部21を参照して操作重み係数と適用分類情報を取得し、取得した操作重み係数と適用分類情報を優先度更新部27に出力する。
続いて、ステップS93において、距離重み取得部24は、認識装置15から自車両8から対象物までの距離を示す距離情報を入力する。
続いて、ステップS94において、距離重み取得部24は、距離重み格納部23を参照して距離重み係数を取得し、取得した距離重み係数を優先度更新部27に出力する。
続いて、ステップS95において、距離重み取得部24は、検出された全ての対象物の距離重み係数が取得されたか否かを判定する。
ステップS95で全ての対象物の距離重み係数が取得されていないと判定された場合は(ステップS95、No)、ステップS94の処理が再度行われる。一方、全ての対象物の距離重み係数が取得されたと判定された場合は(ステップS95、Yes)、処理はステップS96に移行する。
続いて、ステップS96において、優先度取得部26は、認識装置15から対象物の分類情報を入力する。
続いて、ステップS97において、優先度取得部26は、対象物の分類情報に基づき、優先度格納部25を参照して優先度情報を取得し、取得した優先度情報を優先度更新部27に出力する。
続いて、ステップS98において、優先度取得部26は、検出された全ての対象物の優先度情報が取得されたか否かを判定する。
ステップS98で全ての対象物の優先度情報が取得されていないと判定された場合は(ステップS98、No)、ステップS97の処理が再度行われる。一方、全ての対象物の優先度情報が取得されたと判定された場合は(ステップS98、Yes)、処理はステップS99に移行する。
なお、操作重み係数を取得する処理(ステップS91〜S92)と、距離重み係数を取得する処理(ステップS93〜S95)と、優先度情報を取得する処理(ステップS96〜S98)の処理は適宜順序を入れ替えてもよく、これらが並行して実行されてもよい。
続いて、ステップS99において、優先度更新部27は、操作重み係数と距離重み係数を用いて対象物毎の優先度を更新する。
続いて、ステップS100において、画像生成部28は、入力された更新後の優先度に基づき、優先度の高い所定数の対象物を指示する指示画像を生成する。また画像生成部28は、自車両8の前景における対象物の近傍に指示画像が重畳されるように、所定位置に配置された指示画像を生成する。
続いて、ステップS101において、出力部29は、画像生成部28が生成した指示画像の画像データを表示部10に出力する。
このようにして、制御部20は、対象物の優先度と、運転者Vによる操作とに基づき生成した指示画像を表示部10に出力できる。そして表示装置1は、表示部10により指示画像を自車両8の前景に重畳表示できる。
<格納情報例>
次に、操作重み格納部21、距離重み格納部23及び優先度格納部25により格納される情報の一例を説明する。
(優先度例)
まず、図10は、優先度格納部25に格納される情報の一例としての優先度テーブル120を示す図である。優先度テーブル120は、対象物の分類と優先度との対応関係を示すものである。優先度テーブル120では、優先度を1〜10の数値とし、数値が大きいほど優先度が高いことを意味している。図10に示す例では、歩行者が最も優先度が高く、ガードレールが最も優先度が低くなっている。
(操作重み係数例)
次に、図11は、操作重み格納部21に格納される情報の一例としての操作重みテーブル130を示す図である。操作重みテーブル130は、運転者Vが自車両8に対して行う操作と、操作重み係数と、適用分類との対応関係を示すものである。操作重みテーブル130では、操作重み係数を1以上の数値とし、数値が大きいほど、操作重み係数を掛け算した時に優先度の値が大きくなり、優先度が高くなるようにしている。
図11に示す例では、操作情報が右ハンドルや右ウィンカで自車両8が右側に進行方向を変える場合には、自車両8の右側に位置する対象物の情報が重要になるため、適用分類を右車線車両とし、その操作重み係数を3にして大きくしている。なお、ウィンカは「方向指示器」の一例である。
また、操作情報が左ハンドルや左ウィンカで自車両8が左側に進行方向を変える場合には、自車両8の左側に位置する対象物の情報が重要になるため、適用分類を左車線車両とし、その操作重み係数を3にして大きくしている。
また、操作情報がアクセルで自車両8が前方に加速する場合には、自車両8の前方に位置する対象物の情報が重要になるため、適用分類を前方車両とし、その操作重み係数を3にして大きくしている。
実施形態では、検出された複数の対象物のうち、適用分類以外の対象物の操作重み係数を1とする。これにより、操作重み係数として3が掛け算される適用分類の対象物の優先度は、適用分類以外の対象物の優先度に対して相対的に高くなる。
また、図11では、1つの操作情報に対して1つの適用分類の例を示したが、複数の適用分類を設定してもよい。
(距離重み係数例)
次に、図12は、距離重み格納部23に格納される情報の一例としての距離重みテーブル140を示す図である。距離重みテーブル140は、自車両8と対象物との間の距離と、距離重み係数との対応関係を示すものである。距離重みテーブル140では、距離重み係数を1以下の数値とし、数値が小さいほど、距離重み係数を掛け算した時に優先度の値が小さくなり、優先度が低くなるようにしている。図11に示す例では、距離が遠いほど、距離重み係数を掛け合わせた時に優先度が低くなるようになっている。
なお、上述した優先度、操作重み係数、距離重み係数は、車両や運転者の属性等により適正値が異なるため、表示装置1の製造者、自車両8の製造者、自車両8の運転者又は管理者等により設定又は変更できるようにすることが好ましい。操作情報に対する適用分類の設定又は変更においても同様である。
<適用例>
次に、優先度の更新例と、自車両8の前景に重畳表示される指示画像の虚像の具体例を用いて、表示装置1の適用例を説明する。
まず、図13は、距離に応じた優先度の更新結果の一例を説明する図である。テーブル150は、距離に応じた距離重み係数により、対象物毎の優先度が更新された結果を示している。なお、テーブル150は格納部に格納される情報ではなく、更新演算の経過を説明しやすいように、数値をまとめて示したテーブルである。
図13に示す例では、検出された対象物として前方車両、対向車両、右車線車両、ガードレール及び歩行者の5つを示している。対象物の分類毎に取得された優先度と、距離と、距離重み係数と、更新後の優先度を示している。
例えば前方車両に対しては、予め定められた優先度の7が対象物の分類に応じて優先度取得部26により取得されている。また自車両8から前方車両までの距離の20mに応じて距離重み係数の0.05が、距離重み取得部24により取得されている。優先度更新部27は、これらの7と0.05を掛け算して更新後の優先度の0.35を取得している。同様にして、対向車両、右車線車両、ガードレール及び歩行者の更新後の優先度が示されている。
5つの対象物の指示画像を全て生成して自車両8の前景に重畳表示すると、前景が煩雑になる場合がある。これに対し、実施形態では、更新後の優先度の高い3つの対象物の指示画像として、前方車両(0.35)、対向車両(0.3)及び右車線車両(0.17)のそれぞれに対する指示画像を生成し、前景に重畳表示する。これにより、前景に表示される指示画像の数が削減され、煩雑さを回避できる。但し、表示させる数である上記の3つは一例であり、増減させてもよい。
ここで、図14は画像生成部28が生成する画像データの一例を示す図である。画像データ250は、指示画像211と、指示画像212と、指示画像213とを含んでいる。このような画像データ250が出力部29を介して表示部10に出力され、表示部10が画像データ250に応じた画像を投射することで、指示画像211、指示画像212及び指示画像213の虚像が自車両8の前景に重畳表示される。
図15は、距離に応じて更新された優先度に基づく表示装置1による表示の一例を説明する図である。(a)は自車両8の周囲状況を説明する図、(b)は(a)の周囲状況において、指示画像の虚像が重畳表示された自車両8の前景170を説明する図である。なお、図15は図13に示した例が適用された場合の表示装置1による表示を示している。
図15(a)では、自車両8が走行する左側車線221と、右側車線222と、対向車線223及び224の4つの車線から構成された道路220が示されている。左側車線221では、自車両8の前方を前方車両81が走行している。また右側車線222では右車線車両82が走行し、対向車線223では対向車両83等が走行している。
図15(b)では、前方車両81に対して指示虚像91が表示され、右車線車両82に対して指示虚像92が表示され、対向車両83に対して指示虚像93が表示されている。ここで、指示虚像91は、指示画像211(図14参照)の虚像であり、画像生成部28が生成した指示画像211を表示部10が投射することで運転者Vにより自車両8の前景に視認される虚像である。同様に、指示虚像92は、指示画像212の虚像であり、指示虚像93は、指示画像213の虚像である。但し、本実施形態では、指示画像の一例として指示画像211、指示画像212及び指示画像213について説明するが、指示画像はこれらに限定されるものではない。例えば、指示画像は、対象物を指し示す画像であればよいため、対象物の背景の色を変える、明度を変える、点滅させる等により対象物を指し示すことができる画像であれば、如何なる画像でもよい。
図13で説明したように、前方車両81が最も優先度が高く、対向車両83、右車線車両82の順に優先度が低くなる。そのため、前方車両81は最も優先度が高いことを示す実線の指示虚像91で指示され、対向車両83は次に優先度が高いことを示す破線の指示虚像93で指示され、右車線車両82は、その次に優先度が高いことを示す一点鎖線の指示虚像92で指示されている。ガードレールや歩行者等の他に検出された対象物は優先度が低いため、指示虚像が表示されていない。
次に、図16は、右ウィンカ操作に応じた優先度の更新結果の一例を説明する図である。テーブル180は、距離に応じた距離重み係数と、右ウィンカ操作に応じた操作重み係数により、対象物毎の優先度が更新された結果を示している。なお、テーブル180は格納部に格納される情報ではなく、更新演算の経過を説明しやすいように、数値をまとめて示したテーブルである。
図16に示す例では、図13と同様に、検出された対象物として右車線車両、前方車両、対向車両、ガードレール及び歩行者の5つを示し、対象物の分類毎に取得された優先度と、距離と、距離重み係数と、操作重み係数と、更新後の優先度を示している。
また図16に示す例では、運転者Vが右ウィンカ操作をしているため、右ウィンカ操作の適用分類に該当する右車線車両の操作重み係数が3になっており、適用分類以外の対象物では操作重み係数が1になっている。
例えば、右車線車両では、予め定められた優先度の5に、距離重み係数の0.03と操作重み係数の3が掛け算され、更新後の優先度は0.45になる。また前方車両では、予め定められた優先度の7に、距離重み係数の0.05と操作重み係数の1が掛け算され、更新後の優先度は0.35になる。また対向車両は、予め定められた優先度の6に、距離重み係数の0.05と操作重み係数の1が掛け算され、更新後の優先度は0.3になる。この結果、図13の場合と比較して優先度の順序が入れ替わり、右車線車両が最も優先度が高く、前方車両、対向車両の順に優先度が低くなる。
図17は、右ウィンカ操作に応じて更新された優先度に基づく表示装置1による表示の一例を説明する図であり、(a)は自車両8の周囲状況を説明する図、(b)は(a)の周囲状況で指示画像が重畳表示された自車両8の前景190を説明する図である。図17は、図16に示した例が適用された場合の表示装置1による表示を示している。
図17(a)では、図15(a)と同様に自車両8が走行する左側車線221と、右側車線222と、対向車線223及び224の4つの車線から構成された道路220が示されている。左側車線221では、自車両8の前方を前方車両81が走行している。また右側車線222では右車線車両82が走行し、対向車線223では対向車両83が走行している。それぞれの車両が走行したことで、図15(a)の場合と比較して車両間隔が多少変化している。
図16及び図17に示す例では、運転者Vは、自車両8を左側車線221から右側車線222に車線変更させるために、右ウィンカ操作をしている。
図17(b)では、前方車両81に指示虚像111が表示され、右車線車両82に指示虚像112が表示され、対向車両83に指示虚像113が表示されている。図16で説明したように、右車線車両82が最も優先度が高く、前方車両81、対向車両83の順に優先度が低くなる。そのため、右車線車両82は最も優先度が高いことを示す実線の指示虚像112で指示され、前方車両81は次に優先度が高いことを示す破線の指示虚像111で指示され、対向車両83は、その次に優先度が高いことを示す一点鎖線の指示虚像113で指示されている。ガードレールや歩行者等の他に検出された対象物は優先度が低いため、指示虚像が表示されていない。
このように、優先度が高い対象物のみを指示する指示虚像を重畳表示することで、前景170に多くの指示虚像が表示されることによる煩雑さを回避している。また優先度に応じて予め定められた形状(線種)の指示虚像を重畳表示することで、運転者Vに対象物の重要度を認識させられるようになっている。さらに右ウィンカ操作の操作重み係数で優先度を更新することで、右ウィンカ操作後に運転者Vが右側に車線変更(進路変更)するという操作を行うにあたり、好適な情報を表示している。
<表示装置1の作用効果>
車両における各種センサで検出された各種情報に対する指示画像の虚像の全てを車両の前景に重畳表示すると、前景が煩雑になり、運転者に煩わしさや迷いを感じさせてしまう場合がある。これに対し、虚像表示領域全体に占める虚像の割合が所定の割合以下になるように制限して表示する技術が開示されているが、この技術では、運転者の操作等を考慮して表示する虚像を制限していないため、運転者が操作するために好適な情報が表示できない場合がある。
本実施形態では、自車両8に備えられた表示部10と、検出装置により検出された移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、対象物を指示する指示画像を生成する画像生成部28と、を備え、画像生成部28は、検出装置16により検出された自車両8に対する操作に基づき、表示部10により表示された指示画像を変更する。例えば、画像生成部28は、自車両8の周囲にある対象物の分類毎に予め定められた優先度と、自車両8の運転者Vによる操作とに基づき、対象物を指示する指示画像を生成し、自車両8の前景に指示画像の虚像を重畳表示する。換言すると、検出装置16により検出された自車両8に対する操作に基づき、表示部10により表示された指示画像を変更する。
対象物の分類に応じた優先度に基づき、優先度が高い対象物を指示する指示画像のみを生成し、その虚像を表示することで、自車両8の前景に多くの指示画像の虚像が重畳表示されて前景が煩雑になることを回避することができる。
また運転者Vによる右ウィンカ操作等の操作に基づき指示画像を生成して表示することで、運転者Vが自車両8を操作するにあたり好適な情報を表示できる。このように本実施形態では、自車両8の前景の煩雑さを回避しながら運転者Vの操作に好適な情報を表示することができる。
また本実施形態では、表示装置1は、運転者Vによる操作が、自車両8が右側に進路変更する方向を指示する右ウィンカ操作である場合に、進路変更先の右方向に存在する右車線車両82を指示する指示虚像112を表示する。これにより、運転者Vが右側に進路変更する操作を行うにあたり好適な情報を表示でき、運転者Vは、進路変更先の右方向に存在する右車線車両82の挙動に注意を払うことができる。なお、本実施形態では進路変更の例を挙げたが、右左折のためのウィンカ操作でも同様である。
また本実施形態では、対象物と自車両8との間の距離と、運転者Vによる操作とに基づき、優先度を更新する。例えば、自車両8の前方車両との車両間隔が短くなると、運転者Vは前方車両に対してより注意を払うほうが好ましいため、前方車両の重要度が高くなる。本実施形態では、対象物と自車両8との間の距離に基づき、優先度を更新することで、自車両8と対象物との距離に応じて好適な情報を表示し、運転者Vに認識させることができる。
また本実施形態では、自車両8の周囲にある複数の対象物のうち、優先度の高い3個(所定数の一例)の対象物を指示する指示画像を生成し、その虚像を表示する。これにより、前景の煩雑さを回避できる。前景が煩雑と感じるか否かは個人差があるため、上記の所定数を調整可能にすると、運転者Vの感覚に合せることができて、より好適である。
また本実施形態では、優先度に応じて予め定められた形態の指示画像を生成し、その虚像を表示する。この形態は、例えば、色又は形状の少なくとも一方である。指示画像の虚像の形態が異なることで運転者Vに指示画像の虚像毎の優先度を認識させ、対象物の重要度を認識させることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
なお、上述した実施形態において、認識装置15の備える機能の一部、又は全部を制御部20が備える構成にしてもよい。また、制御部20の備える機能の一部を認識装置15やエンジンECU12、検出装置16等の他の構成要素が備える構成にしてもよい。また、操作重み格納部21や距離重み格納部23、優先度格納部25等が格納する情報を外部サーバが格納し、ネットワークを介して外部サーバにアクセスすることで格納情報を参照できるように構成することもできる。
また、実施形態では、優先度を更新するための重み係数として、操作重み係数と距離重み係数の例を示したが、これらの他に、これら以外の重み係数を適用してもよい。
また、実施形態は表示方法も含む。例えば、表示方法は、移動体に備えられた表示部により表示する表示工程と、検出装置により検出された前記移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、前記対象物を指示する指示画像を生成する画像生成工程と、を行い、前記画像生成工程では、前記検出装置により検出された前記移動体に対する操作に基づき、前記表示部により表示された前記指示画像を変更する工程を行う。このような表示方法により、上述した表示装置と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態はプログラムも含む。例えば、プログラムは、移動体に備えられた表示部により表示する表示処理と、検出装置により検出された前記移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、前記対象物を指示する指示画像を生成する画像生成処理と、をコンピュータに実行させ、前記画像生成処理では、前記検出装置により検出された前記移動体に対する操作に基づき、前記表示部により表示された前記指示画像を変更する処理をコンピュータに実行させる。このようなプログラムにより、上述した表示装置と同様の効果を得ることができる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 表示装置
2 車載システム
8 自車両(移動体の一例)
10 表示部
15 認識装置
151 対象判断部
152 相対位置決定部
16 検出装置
162 車両情報センサ
163 レーダセンサ
164 周囲カメラ
20 制御部
21 操作重み格納部
22 操作重み取得部
23 距離重み格納部
24 距離重み取得部
25 優先度格納部
26 優先度取得部
27 優先度更新部
28 画像生成部
29 出力部
71 フロントウインドシールド
81 前方車両(対象物の一例)
82 右車線車両(対象物の一例)
83 対向車両(対象物の一例)
91、92、93、111、112、113 指示虚像(指示画像の虚像の一例)
120 優先度テーブル
130 操作重みテーブル
140 距離重みテーブル
170、190 前景
250 画像データ
211、212、213 指示画像
210 HDD
特開2019−113809号公報

Claims (12)

  1. 移動体に備えられた表示部と、
    検出装置により検出された前記移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、前記対象物を指示する指示画像を生成する画像生成部と、を備え、
    前記画像生成部は、前記検出装置により検出された前記移動体に対する操作に基づき、前記表示部により表示された前記指示画像を変更する
    表示装置。
  2. 前記操作が、前記移動体が右左折又は進路変更の少なくとも1つを行う方向を指示する操作である場合に、前記指示画像の表示を変更する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記画像生成部は、前記操作と、前記移動体の周囲にある対象物毎に定められた優先度と、に基づき、前記対象物を指示する前記指示画像を生成する
    請求項1、又は2に記載の表示装置。
  4. 前記操作に基づき、前記移動体の周囲にある対象物毎に定められた優先度を更新する優先度更新部を備え、
    前記画像生成部は、更新された前記優先度に基づき、前記指示画像を生成する
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 前記優先度更新部は、前記対象物と前記移動体との間の距離と、前記操作と、に基づき、前記優先度を更新する
    請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記画像生成部は、複数の前記対象物のうち、前記移動体の周囲にある対象物毎に定められた優先度が高い所定数の前記対象物を指示する前記指示画像を生成する
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 前記画像生成部は、前記移動体の周囲にある対象物毎に定められた優先度に応じて予め定められた形態の前記指示画像を生成する
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の表示装置。
  8. 前記形態は、色又は形状の少なくとも一方である
    請求項7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記方向を指示する操作は、前記移動体に備えられた方向指示器に対する操作である
    請求項2に記載の表示装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の表示装置を備える移動体であって、
    前記表示部を備える
    移動体。
  11. 移動体に備えられた表示部により表示する表示工程と、
    検出装置により検出された前記移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、前記対象物を指示する指示画像を生成する画像生成工程と、を行い、
    前記画像生成工程では、前記検出装置により検出された前記移動体に対する操作に基づき、前記表示部により表示された前記指示画像を変更する工程を行う
    表示方法。
  12. 移動体に備えられた表示部により表示する表示処理と、
    検出装置により検出された前記移動体の周囲にある対象物の情報に基づき、前記対象物を指示する指示画像を生成する画像生成処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記画像生成処理では、前記検出装置により検出された前記移動体に対する操作に基づき、前記表示部により表示された前記指示画像を変更する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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