JP2021104011A - 農作業機 - Google Patents

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健志 橋本
Takeshi Hashimoto
健志 橋本
貴智 滝口
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貴智 滝口
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Abstract

【課題】作業ロータの前方に複数の耕耘部材を配置した農作業機において、高速作業を行いつつ十分な砕土性能及び均平性能を確保すること。【解決手段】農作業機は、回転軸の軸方向に沿って配置された複数の耕耘爪を含む作業ロータと、前記作業ロータの後方に位置する整地部材と、前記整地部材を圃場に対して押し付けるように作用する加圧部材と、前記作業ロータの前方に配置された複数の耕耘部材と、を備え、前記加圧部材は、前記作業ロータの耕深が50mmであるとき、前記整地部材が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する。【選択図】図3

Description

本発明は農作業機に関する。特に、圃場を耕耘する作業ロータの前方に複数の耕耘部材(例えばディスク)を配置した農作業機に関する。
圃場を深く粗く耕した(プラウを行った)後、さらに圃場表層の砕土・均平を図るように耕耘作業を行うことで播種床を形成する手法が知られている。播種床形成に際し、プラウ後の耕耘作業をどのように行うかについては作物や土壌条件に応じて多種多様である。例えば、播種床の形成に際し、円盤状のディスクを回転させて圃場を耕耘するディスクハローを用いて圃場を耕した後、複数の耕耘爪を有する作業ロータを回転させて圃場を耕耘するロータリーハローを用いてさらに耕耘作業を行う場合がある。このような播種床形成に対応した農作業機として、特許文献1では、ディスクハローとロータリーハローとを組み合わせた農作業機を開示している。
実開昭54−101115号公報
特許文献1に記載された農作業機は、単純にディスクハローとロータリーハローを組み合わせた構造を有している。したがって、ロータリーハローの優れた砕土性能及び均平性能を活かそうとすると、高速に牽引することができなくなってしまい、ディスクハローの高速性能を活かせないという問題がある。逆に、ディスクハローの高速性能を活かそうとすると、ロータリーハローの耕深を浅くせざるを得ず、ロータリーハローの優れた砕土性能及び均平性能を活かせないという問題がある。
本発明の課題の一つは、作業ロータの前方に複数の耕耘部材(例えばディスク)を配置した農作業機において、高速作業を行いつつ十分な砕土性能及び均平性能を確保することにある。
本発明の一実施形態による農作業機は、回転軸の軸方向に沿って配置された複数の耕耘爪を含む作業ロータと、前記作業ロータの後方に位置する整地部材と、前記整地部材を圃場に対して押し付けるように作用する加圧部材と、前記作業ロータの前方に配置された複数の耕耘部材と、を備え、前記加圧部材は、前記作業ロータの耕深が50mmであるとき、前記整地部材が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する。
本発明の一実施形態による農作業機は、回転軸の軸方向に沿って配置された複数の耕耘爪を含む作業ロータと、前記作業ロータの後方に位置する整地部材と、前記整地部材を圃場に対して押し付けるように作用する加圧部材と、前記作業ロータの前方に配置された複数の耕耘部材と、を備え、前記加圧部材は、前記整地部材の回動中心から鉛直方向に降ろした垂線に対して、以下の式で表される角度θを有するとき、前記整地部材が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する。
Sin(θ/2)=SQRT((50+r−(R+H))/(2×r))
(ただし、rは、前記整地部材の回動半径、Rは、前記作業ロータの回転半径、Hは、前記作業ロータの回転中心と前記整地部材の回動中心との間の垂直方向における距離である。)
前記整地部材の下端は、前記最下げ位置において、前記作業ロータの下端よりも下方に位置していてもよい。
前記作業ロータの回転半径をR、前記作業ロータの回転中心と前記整地部材の第1作用面との間の最短距離をLとしたとき、L/Rが1.8以下であってもよい。
前記整地部材の後方に、カゴローラをさらに備えていてもよい。
本発明の実施形態によれば、作業ロータの前方に複数の耕耘部材(例えばディスク)を配置した農作業機において、高速作業を行いつつ十分な砕土性能及び均平性能を確保することができる。
第1実施形態における農作業機の外観を示す図であり、(A)は、外観斜視図、(B)は、正面図である。 第1実施形態における農作業機の外観を示す図であり、(A)は、下面図、(B)は、左側面図である。 第1実施形態における農作業機を左側方から見た側面図である。 本実施形態の農作業機における耕深と整地部材の傾きとの関係を説明するための図である。 第1実施形態における農作業機の左側面図であり、(A)は、弾性部材に掛かる力と整地部材に掛かる力の関係を、(B)は、整地部材の傾斜角度の算出方法を説明するための図である。 第2実施形態における農作業機の外観を示す図であり、(A)は、上面図、(B)は、左側面図である。 第2実施形態の農作業機におけるチゼルの構成を示す図であり、(A)は、上面図、(B)は、右側面図、(C)は、正面図、(D)は左側面図である。 第2実施形態の農作業機におけるチゼルユニットを拡大した拡大図であり、(A)は、チゼルユニット全体の拡大図、(B)は、チゼルユニットの左側に位置する2つのチゼルサブユニットの拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の農作業機の実施形態について説明する。但し、本発明の農作業機は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本願の明細書及び特許請求の範囲において、「上」は圃場から略垂直に遠ざかる方向を示し、「下」は圃場に向かって略垂直に近づく方向を示す。「前」は農作業機が進行する方向を示し、「後」は前とは反対の方向を示す。「左」は農作業機が進行する方向に向かったときの左を示し、「右」は左とは反対の方向を示す。
また、作業ロータの回転軸における軸方向の中心を基準として、相対的に、中心に近い側を「内側」と呼び、中心から遠い側を「外側」と呼ぶ場合がある。
<第1実施形態>
(農作業機の構成)
本実施形態の農作業機100の構成について説明する。本実施形態では、農作業機100として、トラクタ等の走行機体の後部に装着され、走行機体に牽引されて圃場を耕耘するロータリーハローを例示する。
図1及び図2は、第1実施形態の農作業機100の外観の構成を示す図である。具体的には、図1(A)は、農作業機100を前方左斜め上方から見た斜視図であり、図1(B)は、農作業機100を正面から見た正面図である。また、図2(A)は、農作業機100を下方から見た下面図であり、図2(B)は、農作業機100を左側方から見た側面図である。なお、図1及び図2は、本実施形態の農作業機100の概略の構成を示すものであり、説明の便宜上、一部の部品の図示を省略している場合がある。
本実施形態の農作業機100は、大別して、装着部10、耕耘作業部20、ディスクユニット30、及び鎮圧作業部40を含む。以下、各部について説明する。
装着部10は、トップマスト110及びロアリンク連結部115を含む。トップマスト110及びロアリンク連結部115は、トラクタ等の走行機体(図示せず)に農作業機100を装着するための連結機構として機能する。本実施形態の農作業機100において、トップマスト110及びロアリンク連結部115をまとめてフロントヒッチと呼ぶ場合がある。フロントヒッチは、トップマスト110の頂部に設けられた支持部と、ロアリンク連結部115の左右両サイドに設けられた2つの支持部とで走行機体と接続される。
トップマスト110及びロアリンク連結部115は、図示しない走行機体のトップリンク及び左右二箇所に設けられたロアリンク(すなわち、3点リンクヒッチ機構)にそれぞれ連結される。装着部10により農作業機100が走行機体に装着されると、入力軸117から動力を入力することが可能となる。入力軸117は、PIC(Power Input Connection)軸とも呼ばれ、走行機体から動力を伝達するインターフェースとして機能する。入力軸117は走行機体のPTO(Power Take Off)軸とユニバーサルジョイント等で連結される。なお、農作業機100と走行機体との連結は、オートヒッチフレームを介して行われてもよい。
耕耘作業部20は、第1メインフレーム210に支持された作業ロータ220、作業ロータ220の上方に位置するシールドカバー230、作業ロータ220の後方に位置する整地部材240、整地部材240を圃場に対して押し付けるように作用する加圧部材250、及び作業ロータ220に動力を伝達するチェーン駆動部260を含む。作業ロータ220は、回転軸222及び該回転軸222の軸方向に沿って配置された複数の耕耘爪224を含む。
上述の入力軸117から入力された動力は、第1メインフレーム210の内部に配置された動力伝達軸(図示せず)を介してチェーン駆動部260に伝達され、さらに作業ロータ220の回転軸222に伝達される。チェーン駆動部260は、チェーンケースの内部にチェーン及びスプロケットを有し、上述の動力伝達軸と回転軸222とを連結する。動力が回転軸222に伝達されることにより、回転軸222と共に複数の耕耘爪224が回転する。このように、作業ロータ220が回転することにより複数の耕耘爪224が圃場に作用し、圃場の耕耘作業が行われる。
ディスクユニット30は、第2メインフレーム310、ディスク支持部320、ディスクアーム330、及びディスク340を含む。第2メインフレーム310には、2組4つのディスク支持部320が固定されており、各ディスク支持部320には、ディスクアーム330を介して複数のディスク340が支持されている。本実施形態では、1つのディスク支持部320に対して2つのディスク340を設けた例を示すが、これに限らず、1つだけディスク340を支持してもよいし、3つ以上のディスク340を支持してもよい。ディスク340は、作業ロータ220による耕耘作業に先立って圃場を耕耘する部材であり、耕耘部材の一例である。すなわち、ディスクユニット30は、複数の耕耘部材で構成される耕耘ユニットの一例である。
各ディスク340は、例えば花形ディスクで構成され、ディスク支持部320に固定されたディスクアーム330によってそれぞれ回転可能に支持される。本実施形態において、ディスクアーム330は、湾曲部(又は屈曲部)を有する板状部材である。なお、図1(B)では、複数のディスク340は、それぞれの凹曲面341が斜め上方を向くように支持されているが、ディスク340の向きはこれに限定されない。複数のディスク340の凹曲面341が略水平方向を向くように、複数のディスク340を支持させることも可能であるし、複数のディスク340の凹曲面341が斜め下方を向くように、複数のディスク340を支持させることも可能である。
本実施形態では、複数のディスク340が進行方向に対して斜めに支持されることにより、個々のディスク340が、圃場をより広い範囲で掘削することができ、ディスクユニット30の砕土性能が向上する。また、複数のディスク340の凹曲面341が斜め上方を向いているため、複数のディスク340のそれぞれに土の放擲を行わせることができる。
また、本実施形態では、図2(A)に示すように、複数の耕耘爪224のうち最も外側に位置する耕耘爪224は、外側に向かって湾曲している。さらに、複数のディスク340のうち最も外側に位置するディスク340は、凹曲面341が進行方向に対して内側を向くと共に、最も外側に位置する耕耘爪224よりも外側に位置する。これにより、最も外側に位置するディスク340によって内側に寄せられた土が、最も外側に位置する耕耘爪224によって外側に移動するため、作業時における土の移動が内側と外側とに平均化され、圃場の均平性を向上させることができる。
また、本実施形態では、複数のディスク340による土の放擲方向を制御することにより、圃場の均平性能も向上させている。例えば、図2(A)に示すように、複数のディスク340は、凹曲面341がディスクユニット30の中心方向(内側)を向くディスク(以下「内側ディスク340a」という。)と、その逆の方向(外側)を向くディスク(以下「外側ディスク340b」という。)と、を含む。内側ディスク340aは、土を内側に向かって放擲し、外側ディスク340bは、土を外側に向かって放擲する。これにより、ディスクユニット30の作業時における土の移動が内側と外側とに平均化され、ディスクユニット30全体として圃場の均平性が向上する。
鎮圧作業部40は、カゴ用ブラケット410、ローラアーム420、角度調整機構430、カゴローラ440、スクレーパ用ブラケット450、及びスクレーパ460を含む。カゴ用ブラケット410は、第1メインフレーム210に固定された左右一対(2つの)部材であり、後方に配置されるカゴローラ440を両持ち支持するためのブラケットである。各カゴ用ブラケット410には、ローラアーム420の一端が回転可能に固定され、ローラアーム420の他端にはカゴローラ440が回転可能に支持されている。カゴ用ブラケット410に対するローラアーム420の角度は、両者の間に架け渡されたねじ式の角度調整機構430により調整可能である。そして、角度調整機構430による調整でカゴローラ440の高さ位置を調整して、作業ロータ220の耕深を調整することができるようになっている。
カゴローラ440は、リング状の複数の支持部材440aに対して複数のバー440bが架設された構造を有し、ローラアーム420に対して回転可能に支持される。本実施形態の農作業機100では、走行機体の走行に伴って前方に進行すると、整地部材240の後方に配置されたカゴローラ440が、耕耘作業部20の通過した後を回転しながら進行する。その際、複数のバー440bが、耕耘作業部20によって耕耘された圃場の土塊を砕土及び鎮圧する構成となっている。スクレーパ460は、ゴム等の弾性部材がカゴローラ440に接するように配置されており、鎮圧作業の際に、カゴローラ440に付着した土を落とす役割を果たす。なお、左右方向において、カゴローラ440の幅をディスクユニット30及び耕耘作業部20のうちより耕耘幅が大きい方の耕耘幅(本実施形態ではディスクユニット30の耕耘幅)よりも大きく構成することが好ましい。
また、本実施形態において、カゴローラ440は、農作業機100を高速で耕耘作業させる際の安定性を確保する役割も有している。すなわち、農作業機100で耕深の浅い作業を行う場合において、(走行機体と)カゴローラ440で作業ロータ220を支えることができるため、農作業機100で高速に耕耘作業を行った場合でも、カゴローラ440が無い場合に比べて、より耕耘作業時の安定性を確保することができる。なお、本実施形態では、鎮圧用回転体の一例としてカゴローラ440を例示したが、この例に限らず、鎮圧ローラなど回転して圃場を鎮圧できる機能を有していれば、他の鎮圧用回転体を用いてもよい。
以上説明した本実施形態の農作業機100は、作業ロータ220の前方に配置された複数のディスク340によって圃場を耕し、その後通過する作業ロータ220によって圃場をさらに細かく耕す。その際、本実施形態の農作業機100は、耕深が浅くても整地部材240が十分な整地性能を発揮するため、高速に耕耘作業を行いつつ十分な砕土性能及び均平性能を確保することができる。その点について、以下に説明する。
(加圧部材の構成)
図3は、第1実施形態における農作業機100を左側方から見た側面図である。具体的には、農作業機100が作業状態にあり、整地部材240及びカゴローラ440が最下げ位置よりもやや上方に持ち上がった状態を示している。また、図3において、非作業状態の整地部材240’及びカゴローラ440’の位置(最下げ位置にある整地部材240’及びカゴローラ440’の位置)は、点線で示されている。なお、非作業状態では、農作業機100が走行機体の油圧機構(図示省略)で持ち上げられ、作業ロータ220及びカゴローラ440が圃場から持ち上げられた状態となっている。図3において、図1及び図2を用いて説明した部位については、同じ符号を用いて詳細な説明を省略する。
図3に示すように、非作業状態において、整地部材240’は、自重によって垂れ下がり、その下端240a’が、作業ロータ220の下端220aよりも下方に位置する。具体的には、本実施形態では、最下げ位置にある整地部材240’の下端240a’が作業ロータ220の下端220aよりも15mmほど下方に位置する。実際には、ストッパーによって整地部材240’が、これ以上、作業ロータ220に近づかないように物理的に止められているが、いずれにしても、最下げ位置にある整地部材240’の下端240a’は、図3に示す状態より下方には下がらない。本明細書では、この状態にある整地部材240’の位置を「最下げ位置」と呼ぶ。
これに対し、農作業機100が耕耘作業を始めると、ディスクユニット30の各ディスク340及び作業ロータ220の各耕耘爪224が圃場の中に一部埋まるため、整地部材240が上方に回動する。図3では、作業ロータ220が、圃場表面から50mmの深さ、すなわち耕深50mmまで作用している状態を示している。この場合、整地部材240の下端240aは、最下げ位置のときの下端240a’に比べて約65mm高い位置にある。このとき、カゴローラ440もまた、最下げ位置のカゴローラ440’より上方に持ち上がった状態となる。
本実施形態の農作業機100の加圧部材250は、整地部材240に設けられたブラケット240dを介して整地部材240と接続されており、図3に示す状態において、整地部材240への加圧が十分に効くように構成されている。すなわち、作業ロータ220の耕深が50mmと浅い場合であっても、整地部材240が十分な力で圃場に押し付けられ、適切な整地作業が行われるようになっている。具体的には、耕深が50mmよりも浅い段階で加圧部材250を構成する弾性部材250aが収縮し始めて弾性力(反力)が働き、耕深が50mmに達した時点において、整地作業を行うに十分な力が整地部材240に加わるように構成されている。弾性部材250aとしては、例えば、圧縮コイルばねを用いることができる。
本実施形態の加圧部材250は、作業ロータ220の耕深が50mmであるとき、整地部材1m当たりの弾性部材250aに働く力が60kgf/m以上(好ましくは70kgf/m以上、さらに好ましくは80kgf/m以上)となるように構成されている。つまり、整地部材240に対して単位長さ当たり60kgf以上の力が加わる。ここで「単位長さ当たりの力」とは、整地部材240の左右方向における1m当たりの整地部材に掛かる力を意味している。したがって、本実施形態の場合、例えば整地部材240の全幅が3.0mであるとすると、整地部材240全体に作用する加圧部材250の力は、180kgf以上ということになる。また、単位長さ当たりの弾性部材250aに働く力が60kgf/m以上である場合、単位長さ当たりの整地部材240が圃場に作用する力(すなわち、整地部材240が圃場に押し付けられる力)は、19kgf/m以上である。つまり、整地部材240全体が圃場に作用する力は、約57kgfとなる。この点について、図5(A)を用いて説明する。
図5は、第1実施形態における農作業機100の左側面図である。特に、図5(A)は、弾性部材250aに掛かる力と整地部材240に掛かる力の関係を説明するための図である。図5(A)において、耕深50mmのときの整地部材240の回動中心235aと整地部材240の下端240aとを結ぶ線分61の長さ(つまり、整地部材240の回動半径)をrとし、整地部材240の回動中心235aとブラケット240dの加圧部材250との接続点250bとを結ぶ線分62の長さをDとする。また、1本当たりの弾性部材250aに働く力をF1、力F1と線分62とのなす角をθ1とする。このとき、整地部材240が圃場に作用する力をF3とすると、D×F1×sinθ1=r×F3の関係が成立する。
本実施形態の農作業機100は、r=540mm、D=226mm、θ1=50度であるから、F1=60kgf/mのときのF3を計算すると、約19.2kgf/mとなる。すなわち、本実施形態の加圧部材250は、作業ロータ220の耕深が50mmであるとき、整地部材240が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用するとも言える。同様にして、1本当たりの弾性部材250aに働く力が70kgf/m以上の場合と80kgf/m以上の場合について計算すると、作業ロータ220の耕深が50mmであるとき、整地部材240が圃場に押し付けられる力は、それぞれ22kgf/m以上、26kgf/m以上となる。
上記加圧部材250の加圧能力は、加圧部材250が有する弾性部材250aの弾性係数を調整したり、弾性部材250aの圧縮が始まる開始位置(例えば、弾性部材250aの自由端の位置)を調整したりすることにより設定することが可能である。
本発明者らの知見によれば、整地部材240が圃場に作用する力が19kgf/mを下回ると、圃場の整地が十分に行われず、所望の均平性が得られない。従来、ロータリーハローの耕深が50〜120mm(典型的には、70〜100mm)と浅い場合には、整地部材に対して加圧部材の力が十分に加わっておらず、整地部材は、もっぱら自重による整地を行っていたと考えられる。そのため、従来技術のように、単純にディスクハローとロータリーハローとを組み合わせても、高速作業を行う際には十分な整地性能を発揮することができなかった。
しかしながら、本実施形態の農作業機100は、耕深が50mmの時点で加圧部材250による加圧が十分に作用し、整地部材240が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるため、適切に整地作業を行うことができる。したがって、耕深が50mmより深くなれば、さらに加圧部材250による加圧は大きくなるため、整地部材240は、より大きな力で圃場に押し付けられることとなる。
以上のように、本実施形態の農作業機100は、作業ロータ220の耕深が50mmであるとき、整地部材240が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する加圧部材250を備えることにより、高速作業を行いつつ十分な砕土性能及び均平性能を確保することができる。
なお、本実施形態の農作業機100では、整地部材240と整地部材240に設けられたブラケットとの合計重量は、3mで約80kgである。ここで、整地部材240とブラケットの重心位置が整地部材240の回動中心235aと整地部材240の下端240aとの中心にあると仮定すると、整地部材240の下端240aには、鉛直方向に対して1m当たり約13.3kgfの力が作用する。これを整地部材240の下端240aの圃場に対する加圧力(すなわち、整地部材240の接線方向に作用する力)に換算すると、約8.4kgf/mである。したがって、実際に整地部材240の下端240aが圃場に押し付けられる力は、加圧部材250から受ける力と整地部材240及びブラケットとの自重による力との合計であるから、27.6kgf/mとなる。このように、整地部材240の下端240aの圃場に対する加圧力は、整地部材240及びブラケットの自重による影響も受けるが、その影響を考慮した上でも圃場に十分な加圧ができるように加圧部材250の力は設定されている。
また、加圧部材250は、整地部材240を圃場に追従させる役割を果たす。加圧部材250が整地部材240を十分な力で圃場に押し付けることで、圃場に凹凸があっても整地部材240が跳ね上がることがなく、高速作業時において安定した均平性能を確保することが可能である。
ここまでは作業ロータ220の耕深を指標にして加圧部材250が有する機能について説明したが、整地部材240の傾きを指標とすることも可能である。
図4は、本実施形態の農作業機100における耕深と整地部材240の傾きとの関係を説明するための図である。図4において、整地部材240のうち作業ロータ220の後方に位置する略直線状の部分を第1作用部240bと呼ぶ。また、第1作用部240bに連続する下方の湾曲部分を第2作用部240cと呼ぶ。第1作用部240bは、主に耕耘後の土を一定量抱え込んだり、作業ロータ220から後方に飛散した土を圃場に戻したりする役割を有する。第2作用部240cは、第1作用部240bによって抱え込まれた土を圃場に押し付け、圃場の表面を整地する役割を有する。
ここで、整地部材240の回動軸235における回動中心235aから鉛直方向に降ろした垂線(図4の場合、圃場の表面に向かって降ろした垂線とも言える)を基準線50とする。この場合、本実施形態の農作業機100は、最下げ位置にある整地部材240における第1作用部240bの作用面(作業ロータ220に向かい合う面)の角度が、基準線50に対して約5.2°である。同様に、耕深が50mmであるときの整地部材240における第1作用部240bの作用面の角度は、基準線50に対して約18.6°である。すなわち、耕深が50mmであるときの第1作用部240bの作用面の角度は、最下げ位置にある第1作用部240bの作用面の角度に対して約13.4°の相対角度を有すると言える。換言すれば、多少の誤差も含めて考えると、第1作用部240bの作用面の角度が、最下げ位置にある第1作用部240bの作用面の角度に対して13°以上14°以下の範囲内の相対角度を有するとき、耕深は50mm前後であると考えられる。
以上のことから、本実施形態の加圧部材250が有する前述の機能は、整地部材240の傾きの観点から言えば、「整地部材240が当該整地部材の最下げ位置に対して13°以上14°以下の相対角度を有するとき、整地部材240が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する」という機能に置き換えることができる。ただし、上述した整地部材240の相対角度は、農作業機100の各部位のサイズや位置関係によって変化する。そこで、耕深が50mmであるときの第1作用部240bの作用面の角度を数式で表す例について図5(B)を用いて説明する。
図5(B)は、整地部材240の傾斜角度の算出方法を説明するための図である。図5(B)において、耕深50mmのときの整地部材240の回動中心235aと整地部材240の下端240aとを結ぶ線分61の長さ(整地部材240の回動半径)は前述のとおり、rである。また、線分61と基準線50とが一致するまで整地部材240を下方に回動させたと仮定した場合における整地部材240の下端(以下、「基準位置の先端」という。)から耕耘底までの垂直方向における距離をAとし、耕深50mmのときの整地部材240の下端240aと上述の基準位置の先端との間の垂直方向における距離をBとする。また、作業ロータ220の回転半径をRとし、作業ロータ220の回転中心220bと整地部材240の回動中心235aとの間の垂直方向における距離をHとする。
このとき、基準線50に対する耕深50mmのときの整地部材240(具体的には、第1作用部240bの作用面)の傾斜角度θ2に関して、上記パラメータの間には、Sin(θ2/2)=SQRT(B/(2×r))、B=50+A、及び、A=r−(R+H)の関係が成り立つ(ただし、「SQRT」は、平方根を表す。)。つまり、Sin(θ2/2)=SQRT((50+r−(R+H))/(2×r))が成り立つ。このように、基準線50に対する耕深50mmのときの整地部材240の傾斜角度θ2は、前述の式にr、R及びHといったパラメータを代入することにより求めることができる。例えば、本実施形態の農作業機100は、r=540mm、H=210mm、R=260mmであるから、θ2の値を計算すると、約39°である。また、基準線50に対する最下げ位置にある整地部材240’の角度α0と、最下げ位置にある整地部材240’に対する耕深50mmのときの整地部材240の相対角度Δαとは、Δα=θ2−α0の関係がある。前述の約13.4°という数値は、このΔαの値に相当する。つまり、本実施形態の農作業機100では、基準線50に対する最下げ位置にある整地部材240’の角度α0が約25.6°であることが分かる。
なお、本実施形態の農作業機100は、高速作業を行いつつ耕耘作業部20の砕土性能及び整地性能を良好なものとするために、作業ロータ220と整地部材240との位置関係についても工夫を施している。
図3に示したように、耕深が増すと整地部材240は回動軸235によって上方に回動する。そのため、耕深が増すにつれて作業ロータ220と整地部材240との間の距離が大きくなる。しかしながら、作業ロータ220から整地部材240が離れすぎてしまうと、砕土性能が低下してしまうという問題が生じ得る。そこで、本実施形態では、作業ロータ220の回転半径Rと、作業ロータ220の回転中心220bと整地部材240の第1作用部240bとの間の最短距離Lとの比を所定の値以下に設定している。
本実施形態の農作業機100における作業ロータ220の回転半径R(作業ロータ220の回転中心220bから回転軌跡の外縁までの長さ)は、260mmである。また、耕深が100mmのとき、作業ロータ220の回転中心220bから整地部材240の第1作用部240bまでの最短距離Lは、430mmである。したがって、作業ロータ220の回転半径に対する作業ロータ220の回転中心220bから整地部材240の第1作用部240bまでの距離の比(L/R)は、L/R=1.65である。
前述のL/Rの値は、作業ロータ220から整地部材240が離れるにしたがって大きくなるため、作業ロータ220に対する整地部材240の離れ具合を評価する指標として利用することができる。本発明者らの知見によれば、L/Rの値が1.8を超えると耕耘作業部20の砕土性能が低下するおそれがある。したがって、本実施形態の農作業機100は、L/Rの値が1.8以下(好ましくは、1.7以下)となるように設定されている。なお、作業ロータ220の耕深が50mmのときは、整地部材240が耕深100mmのときよりも作業ロータ220に近づくため、L/Rの値は1.8以下を維持することができる。
以上のように、本実施形態の農作業機100は、作業ロータ220の耕深が50mmであるとき、整地部材240が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する加圧部材250を備えることにより、高速作業を行いつつ十分な砕土性能及び均平性能を確保することができる。さらに、作業ロータ220の回転半径Rに対する作業ロータ220の回転中心220bと整地部材240の第1作用部240bとの間の最短距離Lの比(L/R)を1.8以下とすることにより、耕耘作業部20の砕土性能をより適切に確保することができる。
<第2実施形態>
本実施形態では、作業ロータ220の前にディスクユニット30とは異なる耕耘部材を配置した例について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と異なる点に着目して説明を行い、第1実施形態と同じ部位については、同じ符号を用いて説明を省略する。
図6は、第2実施形態における農作業機100aの外観を示す図である。具体的には、図6(A)は、農作業機100aの上面図を示し、図6(B)は、農作業機100aの左側面図を示している。なお、説明の便宜上、図6(A)では、トップマスト110などの一部の部位の図示を省略しているが、基本的な構造は、第1実施形態の農作業機100と同様である。
図6(A)及び図6(B)に示すように、本実施形態の農作業機100aは、第1実施形態で説明したディスクユニット30に代えて、チゼルユニット60を備えている。
チゼルユニット60は、第2メインフレーム610及びチゼルサブユニット65を有する。各チゼルサブユニット65は、チゼル支持部620、ブラケット625、チゼルアーム630、及びチゼル640を含む。第2メインフレーム610は、第1メインフレーム210と略平行に配設されている。第2メインフレーム610には、2組のチゼル640を含む4つのチゼルサブユニット65が支持されており、第2メインフレーム610に固定された支持ブラケット615を介して、4つのチゼル支持部620が支持されている。各チゼル支持部620には、2つのブラケット625が固定され、各ブラケット625には、下部にチゼル640を支持するチゼルアーム630が上下位置調整可能に固定されている。具体的には、チゼルアーム630には位置調整穴630a(図7(B)及び図7(D)参照)が上下方向に3つ設けられており、ブラケット625に対する固定位置を調整することによりチゼル640の高さ位置を調整できるようになっている。
本実施形態では、1つのチゼル支持部620に対して2つのチゼル640を設けた例を示すが、これに限られるものではない。例えば、1つのチゼル支持部620で1つのチゼル640を支持してもよいし、3つ以上のチゼル640を支持してもよい。チゼル640は、作業ロータ220による耕耘作業に先立って圃場を耕耘し、土を移動させる部材であり、耕耘部材の一例である。
本実施形態の農作業機100aは、第1実施形態におけるディスク340の位置に、ディスク340に代えてチゼル640を配置した構成を有する。チゼル640もディスク340と同様に湾曲面を有し、その湾曲面が農作業機100aの進行方向に対して斜め上方を向いている。つまり、チゼル640は、第1実施形態のディスク340と同様の役割を果たすことができる。
図7は、第2実施形態の農作業機100aにおけるチゼル640の構成を示す図である。具体的には、図7(A)は、チゼル640の上面図を示し、図7(B)は、チゼル640の右側面図を示し、図7(C)は、チゼル640の正面図を示し、図7(D)は、チゼル640の左側面図を示している。図7(A)において矢印で示した方向が農作業機100aの進行方向(すなわち、前方)である。図8は、第2実施形態の農作業機100aにおけるチゼルユニット60を拡大した拡大図である。具体的には、図8(A)は、チゼルユニット60全体の拡大図を示し、図8(B)は、チゼルユニット60の左側に位置する2つのチゼルサブユニット65a及び65bの拡大図を示している。
各チゼル640は、チゼル支持部620に固定されたチゼルアーム630によって湾曲面641を前方にむけて支持される。図7(B)及び図7(D)に示すように、チゼルアーム630には、チゼル640の上下方向の位置を調整するための位置調整穴630aが設けられている。本実施形態では、各チゼル640が、それぞれの湾曲面641が斜め上方を向くように支持されているが、チゼル640の向きはこれに限定されない。また、本実施形態では、チゼル640として湾曲面641を有する板状部材を例示しているが、この形状に限られるものではない。
本実施形態では、対(組)を成す2つのチゼルサブユニット65a及び65bの各チゼル640を、湾曲面641が進行方向に対して左右逆向きを向くように支持する。図8(B)に示すように、本実施形態では、外側のチゼルサブユニット65aと内側のチゼルサブユニット65bとは対称に構成され、外側のチゼルサブユニット65aを構成する2つのチゼル640の湾曲面641は内側を向き、内側のチゼルサブユニット65bを構成する2つのチゼル640の湾曲面641は外側を向いている。そのため、チゼル640に耕耘された土は、向かい合う一対のチゼルサブユニット65a及び65bの幅(左右)方向中央側へ寄せられて行く。
この場合、一対のチゼルサブユニット65a及び65bは、幅方向において、走行機体の走行手段(タイヤ、クローラ等)を挟むように配置することが好ましい。本実施形態の農作業機100aは、チゼルサブユニット65a及び65bが走行機体の走行手段が通過する位置を挟むように設けられている。そのため、チゼルサブユニット65aと65bとの間に走行機体の走行跡(轍)があっても効率良く土を戻して均平化することができる。さらに、戻された土によって埋められた走行跡は、さらに作業ロータ220で細かく砕土しつつ均平化される。そのため、効率良く走行跡を消すことができ、圃場の均平性をさらに向上させることができる。
また、複数のチゼル640の湾曲面641が斜め上方を向いているため、各チゼル640が土を持ち上げ、上層に向かって土壌を破砕するように作用する。これにより、土壌を軟質化させ、後続する作業ロータ220による耕耘作業の負荷を低減することができる。
なお、チゼルサブユニット65及びチゼルサブユニット65に支持させるチゼル640の数及び配置は適宜選択可能であるが、チゼル640の湾曲面641が対向する箇所が少なくとも1以上設けられることが好ましい。また、対を成すチゼルサブユニット65が支持するチゼル数は、必ずしも同数である必要はなく、例えば、外側のチゼルサブユニット65aに2つのチゼル640を支持させ、内側のチゼルサブユニット65bに1つのチゼル640を支持させるような構成とすることも可能である。
また、図6(A)では、シールドカバー230の下方に位置するため図示されないが、第1実施形態と同様に、農作業機100aは、作業ロータ220を備えている。作業ロータ220の複数の耕耘爪224のうち最も外側に位置する耕耘爪224は、外側に向かって湾曲している。また、複数のチゼル640のうち最も外側に位置するチゼル640は、湾曲面641が進行方向に対して内側を向くと共に、最も外側に位置する耕耘爪224よりも外側に位置する。これにより、最も外側に位置するチゼル640によって内側に寄せられた土が、最も外側に位置する耕耘爪224によって外側に移動するため、作業時における土の移動が内側と外側とに平均化され、圃場の均平性を向上させることができる。
以上、本発明について図面を参照しながら説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10…装着部、20…耕耘作業部、30…ディスクユニット、40…鎮圧作業部、50…基準線、100…農作業機、110…トップマスト、115…ロアリンク連結部、117…入力軸、210…第1メインフレーム、220…作業ロータ、220a…作業ロータ220の下端、222…回転軸、224…耕耘爪、230…シールドカバー、235…回動軸、235a…回動中心、240…整地部材、240b…第1作用部、240c…第2作用部、250…加圧部材、250a…弾性部材、250b…接続点、260…チェーン駆動部、310…第2メインフレーム、320…ディスク支持部、330…ディスクアーム、340…ディスク、341…凹曲面、410…カゴ用ブラケット、420…ローラアーム、430…角度調整機構、440…カゴローラ、440a…支持部材、440b…バー、450…スクレーパ用ブラケット、460…スクレーパ、60…チゼルユニット、65、65a、65b…チゼルサブユニット、610…第2メインフレーム、615…支持ブラケット、620…チゼル支持部、625…ブラケット、630…チゼルアーム、640…チゼル、641…湾曲面

Claims (7)

  1. 回転軸の軸方向に沿って配置された複数の耕耘爪を含む作業ロータと、
    前記作業ロータの後方に位置する整地部材と、
    前記整地部材を圃場に対して押し付けるように作用する加圧部材と、
    前記作業ロータの前方に配置された複数の耕耘部材と、
    を備え、
    前記加圧部材は、前記作業ロータの耕深が50mmであるとき、前記整地部材が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する、農作業機。
  2. 回転軸の軸方向に沿って配置された複数の耕耘爪を含む作業ロータと、
    前記作業ロータの後方に位置する整地部材と、
    前記整地部材を圃場に対して押し付けるように作用する加圧部材と、
    前記作業ロータの前方に配置された複数の耕耘部材と、
    を備え、
    前記加圧部材は、前記整地部材の回動中心から鉛直方向に降ろした垂線に対して、以下の式で表される角度θを有するとき、前記整地部材が単位長さ当たり19kgf/m以上の力で圃場に押し付けられるように作用する、農作業機。
    Sin(θ/2)=SQRT((50+r−(R+H))/(2×r))
    (ただし、rは、前記整地部材の回動半径、Rは、前記作業ロータの回転半径、Hは、前記作業ロータの回転中心と前記整地部材の回動中心との間の垂直方向における距離である。)
  3. 前記整地部材の下端は、最下げ位置において、前記作業ロータの下端よりも下方に位置する、請求項2に記載の農作業機。
  4. 前記作業ロータの回転半径をR、前記作業ロータの回転中心と前記整地部材の第1作用部との間の最短距離をLとしたとき、L/Rが1.8以下である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の農作業機。
  5. 前記整地部材の後方に、鎮圧用回転体をさらに備える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の農作業機。
  6. 前記耕耘部材は、ディスクである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の農作業機。
  7. 前記耕耘部材は、チゼルである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の農作業機。
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