JP2021103906A - 熱発電システム及び電力供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】連系点における電圧の過上昇を回避しつつ、できる限り多くの電力を商用電源に供給するための技術を提供する。【解決手段】本開示の熱発電システム100は、単一の熱源4から熱を回収する少なくとも1つの熱交換器2と、複数の出力線13a及び13bを有し、少なくとも1つの熱交換器によって回収された熱を電力に変換する少なくとも1つの熱電変換装置3と、を備えている。少なくとも1つの熱電変換装置3の複数の出力線13a及び13bは、商用電源8における互いに異なる複数の連系点P1及びP2に接続されている。【選択図】図1

Description

本開示は、熱発電システム及び電力供給方法に関する。
従来、太陽光発電システム、熱発電システムなどの分散型電源を商用電源に連系させることが行われている。
特許文献1は、熱エネルギーを電力に変換する発電装置において、インバータから商用系統への出力交流電流を調節することによって、直流電力線における直流電圧を所定の電圧に維持することを開示している。
特許第4889956号公報
分散型電源を商用電源に連系させるとき、連系点における電圧の過上昇を回避すること、及び、できる限り多くの電力を商用電源に供給することが重要である。
本開示は、連系点における電圧の過上昇を回避しつつ、できる限り多くの電力を商用電源に供給するための技術を提供する。
本開示における熱発電システムは、
単一の熱源から熱を回収する少なくとも1つの熱交換器と、
複数の出力線を有し、前記少なくとも1つの熱交換器によって回収された熱を電力に変換する少なくとも1つの熱電変換装置と、
を備え、
前記少なくとも1つの熱電変換装置の前記複数の出力線は、商用電源における互いに異なる複数の連系点に接続されている。
本開示における電力供給方法は、
単一の熱源から熱を回収することと、
回収した熱を電力に変換することと、
複数の出力線を通じて、生成された電力を商用電源の互いに異なる複数の連系点に供給することと、
を含む。
本開示によれば、連系点における電圧の過上昇を回避しつつ、できる限り多くの電力を商用電源に供給することができる。
実施形態1における熱発電システムの構成図 低圧配電線路における連系点の位置を示す構成図 低圧配電線路における連系点の別の位置を示す構成図 低圧配電線路における連系点の更に別の位置を示す構成図 実施形態1における熱発電装置の構成図 実施形態1における制御器の制御フローチャート 実施の形態2における熱発電システムの構成図 実施の形態3における熱発電システムの構成図 実施の形態3における熱電変換装置の構成図 実施の形態3における第1インバータ及び第2インバータのための制御ブロック図 変形例における熱電変換装置の構成図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、分散型電源の出力電力を抑制することによって、連系点における電圧の過上昇を回避することが一般的であった。言い換えれば、分散型電源は、連系点の電圧の上昇を抑制する機能を備えている。
一方、大きい出力電力を持つ分散型電源の連系点を特定の低圧配電線路に設けた場合、系統混雑が頻繁に発生する可能性がある。系統混雑が発生すると、電圧の上昇を抑制する機能が頻繁に働く。つまり、分散型電源からの電力の取り出しを頻繁に抑制又は停止せざるを得ず、エネルギーを有効活用できない。蓄電設備を併設することも考えられるが、大容量の蓄電設備は、極めて高価であり、分散型電源の普及を妨げる。このような知見に基づき、本発明者らは、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、連系点における電圧の過上昇を回避しつつ、できる限り多くの電力を商用電源に供給するための技術を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1から図4を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1に示すように、熱発電システム100は、第1熱交換器2a、第1熱電変換装置3a、第2熱交換器2b及び第2熱電変換装置3bを備えている。
第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bは、単一の熱源4から熱を回収する役割を担う。
熱源4は、例えば、工場などの設備又は地熱井である。熱源4には、熱流路5が接続されている。熱流路5は、熱源4から排熱口6に向かって加熱媒体を導く流路である。熱源4が工場などの設備であるとき、加熱媒体は、設備から排出された排ガスである。熱源4が地熱井であるとき、加熱媒体は、蒸気又は温水である。熱流路5は、気体の加熱媒体又は液体の加熱媒体を流すためのダクト又は配管である。加熱媒体の状態に応じて、熱流路
5の構造が決まる。
第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bは、熱流路5に配置されている。第1熱交換器2aは、熱流路5における上流の位置に配置されている。第2熱交換器2bは、熱流路5における下流の位置に配置されている。第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bをこの順番に加熱媒体が流れるように、第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bの位置関係が定められている。加熱媒体は、熱源4から第1熱交換器2aに流入する。第1熱交換器2aから流出した加熱媒体が第2熱交換器2bに流入する。第2熱交換器2bから流出した加熱媒体が排熱口6に導かれる。このような配列によれば、加熱媒体から効率的かつ十分に熱を回収することができる。
第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bのそれぞれは、加熱媒体の温度及び加熱媒体の流量に応じて所定の熱量を回収可能に設計されている。第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bとしては、フィンアンドチューブ式熱交換器、プレート式熱交換器、シェルアンドチューブ式熱交換器などが挙げられる。
第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bは、第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bによって回収された熱を電力に変換する役割を担う。第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bは、それぞれ、第1出力線13a及び第2出力線13bを有する。第1出力線13a及び第2出力線13bは、それぞれ、第1連系点P1及び第2連系点P2に接続されている。第1連系点P1及び第2連系点P2は、商用電源8における互いに異なる複数の連系点である。
このような構成によれば、発電された電力が特定の連系点に集中することを回避できるので、大出力の単一の出力線が特定の連系点に接続された場合と比較して、第1連系点P1及び第2連系点P2の電圧上昇を抑制できる。そのため、第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bの電圧上昇抑制機能の動作頻度が減少する。電圧上昇抑制機能の動作頻度が減少することによって、できる限り多くの電力を取り出すことができ、回収したエネルギーの有効活用が可能となる。
第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bは、それぞれ、電圧上昇抑制機能を有する。電圧上昇抑制機能とは、連系点の電圧を監視し、連系点の電圧が閾値電圧(例えば、107V)を超えないように出力電力を調節する機能である。電圧上昇抑制機能を実現するべく、熱発電システム100は、複数の連系点のそれぞれの電圧を検出する電圧検出器を有しうる。
本実施の形態の熱発電システム100は、複数の出力線として、第1熱電変換装置3aの出力線である第1出力線13a、及び、第2熱電変換装置3bの出力線である第2出力線13bを含む。熱電変換装置と出力線とが1対1で対応しているので、大出力の単一の熱電変換装置から複数の出力線を取り出す場合と比較して、出力電力の調節は容易である。
商用電源8は、高圧配電線路10、第1変圧器7a、第1低圧配電線路9a、第2変圧器7b及び第2低圧配電線路9bを有する。高圧配電線路10は、例えば、三相三線の6600Vの交流送電線である。第1低圧配電線路9a及び第2低圧配電線路9bのそれぞれは、例えば、単相三線の200V(及び100V)の交流送電線である。第1変圧器7a及び第2変圧器7bのそれぞれは、柱上変圧器又は地上変圧器である。第1変圧器7aを介して、第1低圧配電線路9aが高圧配電線路10に接続されている。第2変圧器7bを介して、第2低圧配電線路9bが高圧配電線路10に接続されている。第1低圧配電線路9a及び第2低圧配電線路9bは、同一の工場内の配電線路であってもよく、市街地に
おける配電線路であってもよい。タップ切換え等によって第1低圧配電線路9a及び第2低圧配電線路9bのそれぞれにおいて電圧の維持管理が実施されうるという意味において、第1低圧配電線路9a及び第2低圧配電線路9bは互いに独立している。
第1連系点P1は、第1変圧器7aに接続された第1低圧配電線路9aにおける連系点である。第2連系点P2は、第2変圧器7bに接続された第2低圧配電線路9bにおける連系点である。このような構成によれば、第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bは、それぞれ、第1低圧配電線路9a及び第2低圧配電線路9bに電力を供給できる。
本実施の形態では、第1低圧配電線路9aに第1連系点P1のみが存在する。第2低圧配電線路9bに第2連系点P2のみが存在する。つまり、低圧配電線路と連系点とが1対1で対応している。このような構成によれば、各低圧配電線路の電圧の過上昇を回避しつつ、各低圧配電線路に電力を供給するための制御が容易である。
図2Aから図2Cは、第1低圧配電線路9aにおける第1連系点P1の位置を示す構成図である。第1低圧配電線路9aにおける第1連系点P1の位置に関する以下の説明は、第2低圧配電線路9bにおける第2連系点P2の位置の説明にも適用される。
図2Aに示すように、第1連系点P1は、第1低圧配電線路9aの末端部に位置していてもよい。第1低圧配電線路9aには、複数の負荷12が接続されている。第1変圧器7aから第1連系点P1までの配線の距離は、第1変圧器7aから複数の負荷12のそれぞれまでの配線の距離よりも長い。例えば、第1変圧器7aから遠い位置に大きい負荷12が存在する場合、第1低圧配電線路9aの末端部に第1連系点P1を置くことによって、第1連系点P1の電圧の過上昇を回避しやすい。
図2Bに示すように、第1連系点P1は、第1低圧配電線路9aの始端部に位置していてもよい。第1変圧器7aから第1連系点P1までの配線の距離は、第1変圧器7aから複数の負荷12のそれぞれまでの配線の距離よりも短い。また、第1変圧器7aから近い位置に大きい負荷12が存在する場合、第1低圧配電線路9aの始端部に第1連系点P1を置くことによって、第1連系点P1の電圧の過上昇を回避しやすい。
図2Cに示すように、第1連系点P1は、第1低圧配電線路9aの中間部に位置していてもよい。第1変圧器7aから第1連系点P1までの配線の距離は、第1変圧器7aから特定の負荷12までの配線の距離よりも長く、第1変圧器7aから別の負荷12までの配線の距離よりも短い。
次に、図3を用いて第1熱電変換装置3aの構成について説明する。第2熱電変換装置3bは、第1熱電変換装置3aと同じ構成を有するので、第2熱電変換装置3bの構成の詳細な説明は省略する。
図3に示すように、第1熱電変換装置3aは、膨張機22及び発電機28を備えている。第1熱交換器2aは、膨張機22とともにランキンサイクル装置26を構成している。第1熱交換器2aは、ランキンサイクル装置26における蒸発器である。第1熱交換器2aによって回収された熱が膨張機22及び発電機28によって電力に変換される。第1熱交換器2aは、作動流体を加熱して気化させる。膨張機22は、第1熱交換器2aによって加熱及び気化された高圧の作動媒体を膨張させる。膨張機22において、作動流体の熱エネルギーが機械エネルギーに変換される。発電機28において、機械エネルギーが電気エネルギーに変換される。
第1熱電変換装置3aは、さらに、ポンプ19及び凝縮器23を備えている。ポンプ1
9及び凝縮器23は、第1熱交換器2a及び膨張機22とともにランキンサイクル装置26を構成している。ポンプ19、第1熱交換器2a、膨張機22及び凝縮器23は、この順番で環状に接続されて作動流体回路20を形成している。作動流体回路20には、作動流体が充填されている。
ポンプ19は、作動流体を搬送する役割を担う。ポンプ19において、作動流体は加圧される。ポンプ19は、回転数可変のポンプであってもよい。
作動流体の種類は特に限定されない。作動流体は、無機作動流体であってもよく、有機作動流体であってもよい。無機作動流体としては、水が挙げられる。加熱媒体の温度が比較的低温であるとき、作動流体として、有機作動流体が適している。有機作動流体としては、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)系の作動流体が挙げられる。
熱源4からの加熱媒体の温度及び流量は、経時的に大きく変動しない傾向にある。すなわち、第1熱交換器2aに供給されるべき加熱媒体の温度及び流量は、概ね安定状態にある。そのような安定状態において、加熱媒体から作動流体へと所定量の熱を移動させるための熱交換がなされるように、第1熱交換器2aが設計されている。すなわち、外気温度に応じて予め設定された回転数でポンプ19を運転したときに第1熱交換器2aから流出する作動流体の温度が所定温度に達し、膨張機22に流入する作動流体の状態が所定状態となるように、加熱媒体の温度及び流量を考慮に入れて、第1熱交換器2aが設計されている。具体的には、第1熱交換器2aにおいて、伝熱管の段数、伝熱管の列数、伝熱管の長さ、フィンのピッチ、フィンの枚数などが定められている。
膨張機22は、容積型の膨張機であってもよく、速度型の膨張機であってもよい。容積型の膨張機としては、ロータリ膨張機、スクロール膨張機などが挙げられる。速度型の膨張機としては、半径流タービン、斜流タービン、軸流タービンなどが挙げられる。
膨張機22には発電機28が機械的に接続されている。発電機28は、膨張機22によって回転させられ、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する。
凝縮器23は、作動流体を凝縮させる。具体的には、凝縮器23は、冷却媒体によって作動流体を冷却して作動流体を凝縮させる。凝縮器23としては、フィンアンドチューブ式熱交換器、プレート式熱交換器、二重管式熱交換器などが挙げられる。冷却媒体は、水などの液体であってもよく、空気などの気体であってもよい。凝縮器23は、典型的には、フィンアンドチューブ式熱交換器である。
ランキンサイクル装置26は、温度センサ21及びバイパス流路24を有する。温度センサ21は、膨張機22の入口に配置されており、膨張機22に吸入されるべき作動流体の温度を検出する。バイパス流路24は、バイパス弁25を有する。バイパス流路24は、作動流体回路20において、膨張機22の入口部分と膨張機22の出口部分とを接続している。バイパス弁25を開くと、作動流体が膨張機22を迂回してバイパス流路24に流れる。バイパス弁25を閉じると、作動流体が膨張機22に流れる。バイパス弁25は、開度可変の流量調節弁であってもよい。
第1熱電変換装置3aは、さらに、モータ27、ポンプインバータ29及びモータ駆動配線30を有する。モータ27は、ポンプ19に機械的に接続されている。モータ27は、ポンプ19を駆動する役割を担っている。ポンプインバータ29は、モータ駆動配線30によってモータ27に電気的に接続されている。ポンプインバータ29は、モータ27を駆動する役割を担っている。
第1熱電変換装置3aは、さらに、発電機配線31、コンバータ32、直流配線33、インバータ34及び制御器35を有する。コンバータ32は、発電機配線31によって発電機28に接続されており、発電された電力を交流電力から直流電力に変換する。コンバータ32から出力された直流電力は、直流配線33を介してインバータ34及びポンプインバータ29に入力される。インバータ34は、直流電力を交流電力に変換する。交流電力は、第1出力線13aを通じて商用電源8に出力される。制御器35は、インバータ34を制御する。制御器35は、第1熱電変換装置3aに専用制御器であってもよく、第2熱電変換装置3bに兼用された制御器であってもよい。制御器35は、熱発電システム100に含まれた様々な制御対象を制御するための制御器であってもよい。
[1−2.動作]
以上のように構成された熱発電システム100について、その動作を以下説明する。
ポンプ19は、作動媒体を搬送する。第1熱交換器2aは、熱源4から供給された加熱媒体の熱を回収して作動媒体を蒸発させる。膨張機22は、高温かつ気体の作動媒体を膨張させる。これにより、膨張機22に接続された発電機28が回転して発電する。凝縮器23は、作動流体の熱を奪うことによって作動媒体を凝縮させる。バイパス弁25は、膨張機22を流れる作動媒体の流量と、バイパス流路24を流れる作動媒体の流量との比率を調節する。バイパス弁25の開度に応じてこれらの流量の比率が調節される。
上記の説明は、第1熱電変換装置3aの基本動作に関する。ただし、第2熱電変換装置3bの基本動作も第1熱電変換装置3aの基本動作と同じである。
図4は、制御器35の制御フローチャートである。図4は、第1熱電変換装置3aにおける制御を示している。第2熱電変換装置3bにおける制御は、第1熱電変換装置3aにおける制御と概ね同じである。
ステップS1において、ポンプ19を始動させる。ポンプ19が始動すると、作動媒体は、第1熱交換器2a、バイパス流路24及び凝縮器23の順番に流れるように搬送される。
ステップS2において、作動媒体の温度Tを温度センサ21によって検出する。作動媒体の温度Tが閾値温度T1を超えたか否かを判断する。閾値温度T1は、膨張機22の回転を開始させるために必要な圧力に基づいて決められる。
作動流体の温度Tが閾値温度T1を超えた場合、ステップS3において、発電機28の回転数をゼロ(rpm)に設定する。詳細には、発電機28の回転数をゼロ(rpm)となるようにコンバータ32の制御を開始する。
ステップS4において、バイパス弁25を閉じる。詳細には、開状態から閉状態となるようにバイパス弁25を制御する。
作動媒体の温度Tが更に上昇すると、ステップS5において、作動媒体の温度Tが閾値温度T2を超えたか否かを判断する。閾値温度T2は、熱発電システム100が発電可能な状態に達したことを示す温度である。
熱発電システム100が発電可能な状態に達すると、ステップS6において、発電機28の回転数を所定回転数N1に制御する。詳細には、発電機28の回転数指令を所定回転数N1に設定してコンバータ32を制御する。所定回転数N1は、例えば、発電機28の定格回転数である。
発電機28が発電を開始すると、コンバータ32からの回生電力によって直流配線33の電圧が次第に上昇する。ステップS7において、直流配線33の電圧Vpnが目標値Vpn_refを超えたか否かを判断する。
直流配線33の電圧Vpnが目標値Vpn_refを超えた場合、ステップS8において、直流配線33の電圧が目標値Vpn_refに収斂するように第1インバータ34aの制御を開始する。
ステップS9において、第1変圧器7aの2次側にある第1連系点P1の電圧Vac_tが上限値Vac_maxを超えたか否かを判断する。
第1連系点P1の電圧Vac_tが上限値Vac_maxを超えた場合、ステップS10において、作動流体回路20における作動媒体の流量が低下するようにポンプ19を制御する。詳細には、ポンプ19の回転数を下げる。これにより、第1熱交換器2aにおける熱回収量が低下する。第1熱交換器2aにおける熱回収量が低下すると、第1熱電変換装置3aの出力電力が低下するので第1連系点P1の電圧Vac_tも低下する。
一方、第1熱交換器2aにおける熱回収量が低下すると、第2熱交換器2bの入口における加熱媒体の温度が上昇する。このとき、第2熱電変換装置3bの作動流体回路20における作動媒体の流量が増加するように第2熱電変換装置3bのポンプ19を制御する。これにより、第2熱交換器2bにおける熱回収量が増加する。第2熱交換器2bにおける熱回収量が増加すると、第2熱電変換装置3bの出力電力が増加する。
第1熱電変換装置3aの出力電力は、第1出力線13aにおける出力電力である。第2熱電変換装置3bの出力電力は、第2出力線13bにおける出力電力である。両方の出力電力を調節してもよく、一方のみを調節してもよい。
すなわち、ステップS9及びステップS10において、制御器35は、複数の出力線における出力電力の少なくとも1つを調節する制御を行う。詳細には、出力電力の少なくとも1つを増加及び減少させる制御を行う。本実施の形態では、当該制御として、第1出力線13aにおける出力電力に対する第2出力線13bにおける出力電力の比率を変更する。このような構成によれば、各連系点の電圧上昇をより確実に抑制できる。送配電線の条件、負荷の条件などの外乱によって電圧が変動した場合であっても、大出力の単一の熱電変換装置を用いた場合と比較して、できる限り多くの電力を取り出すことができる。
制御器35は、第1連系点P1及び第2連系点P2における電圧の少なくとも1つに応じて、複数の出力線における出力電力の少なくとも1つを調節する制御を行う。これにより、第1連系点P1及び第2連系点P2における電圧の変動が更に抑制されうる。
図1に示したように、第2熱交換器2bは、第1熱交換器2aを通過して低温化した加熱媒体から熱を回収する。第1熱交換器2aの熱回収量を減らす制御と、第2熱交換器2bの熱回収量を増加させる制御とを並行して行えば、できる限り多くの電力を回収することが可能となる。
制御器35は、複数の出力線における出力電力の少なくとも1つの上限値Pac_maxを変更する制御を行ってもよい。上限値Pac_maxを変更することによって、間接的に出力電力の比率を変更することができる。これにより、第1連系点P1及び第2連系点P2における電圧の変動が更に抑制されうる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bによって単一の熱源4から熱を回収し、第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bによって熱を電力に変換する。第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bは、商用電源8の複数の点に連系している。
このような構成によれば、発電された電力が特定の連系点に集中することを回避できるので、大出力の単一の出力線が特定の連系点に接続された場合と比較して、各連系点の電圧上昇を抑制できる。そのため、第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bの電圧上昇抑制機能の動作頻度が減少する。電圧上昇抑制機能の動作頻度が減少することによって、できる限り多くの電力を取り出すことができ、回収したエネルギーの有効活用が可能となる。
本実施の形態において、互いに異なる複数の連系点は、複数の変圧器に接続された複数の低圧配電線路における複数の連系点でありうる。複数の連系点の例は、第1連系点P1及び第2連系点P2である。複数の変圧器の例は、第1変圧器7a及び第2変圧器7bである。複数の低圧配電線路の例は、第1低圧配電線路9a及び第2低圧配電線路9bである。このような構成によれば、第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bは、それぞれ、第1低圧配電線路9a及び第2低圧配電線路9bに電力を供給できる。低圧配電線路と連系点とが1対1で対応していてもよい。
本実施の形態において、互いに異なる複数の連系点の少なくとも1つは、変圧器に接続された低圧配電線路の始端部又は末端部に存在してもよい。例えば、変圧器から遠い位置に大きい負荷が存在する場合、低圧配電線路の末端部に連系点を置くことによって、連系点の電圧の過上昇を回避しやすい。変圧器から近い位置に大きい負荷が存在する場合、低圧配電線路の始端部に連系点を置くことによって、連系点の電圧の過上昇を回避しやすい。負荷の大きさに応じて、低圧配電線路における連系点の位置を変更することが望まれる。
本実施の形態において、熱発電システム100は、複数の出力線における出力電力の少なくとも1つを調節する制御を行う制御器35をさらに備えている。このような構成によれば、各連系点の電圧上昇をより確実に抑制できる。
本実施の形態において、制御器は、互いに異なる複数の連系点における電圧の少なくとも1つに応じて、複数の出力線における出力電力の少なくとも1つを調節する制御を行ってもよい。これにより、各連系点における電圧の変動が更に抑制されうる。
本実施の形態において、複数の出力線は、第1出力線13a及び第2出力線13bを含む。制御器35は、複数の出力線における出力電力の少なくとも1つを調節する制御として、第1出力線13aにおける出力電力に対する第2出力線13bにおける出力電力の比率を変更する。このような構成によれば、各連系点の電圧上昇をより確実に抑制できる。送配電線の条件、負荷の条件などの外乱によって電圧が変動した場合であっても、大出力の単一の熱電変換装置を用いた場合と比較して、できる限り多くの電力を取り出すことができる。
本実施の形態において、制御器35は、複数の出力線における出力電力の少なくとも1つの上限値を変更してもよい。上限値を変更することによって、間接的に出力電力の比率を変更することができる。これにより、各連系点における電圧の変動が更に抑制されうる。
本実施の形態において、少なくとも1つの熱電変換装置は、第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bを含んでいてもよい。複数の出力線は、第1熱電変換装置3aの出力線である第1出力線13a及び第2熱電変換装置3bの出力線である第2出力線13bを含んでいてもよい。熱電変換装置と出力線とが1対1で対応しているので、大出力の単一の熱電変換装置から複数の出力線を取り出す場合と比較して、出力電力の調節は容易である。
本実施の形態において、少なくとも1つの熱交換器は、第1熱交換器2a及び第2熱交換器2bを含んでいてもよい。第1熱交換器2aは、単一の熱源4に接続された熱流路5における上流の位置に配置されていてもよい。第2熱交換器2bは、熱流路5における下流の位置に配置されていてもよい。このような配列によれば、加熱媒体から効率的かつ十分に熱を回収することができる。
(実施の形態2)
以下、図5を用いて、実施の形態2を説明する。実施の形態1と同一の構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
[2−1.構成]
図5に示すように、熱発電システム200は、熱交換器2c、第1熱電変換装置3a及び第2熱電変換装置3bを備えている。熱発電システム200は、見かけ上、単一の熱交換器2cを備えている。ただし、熱交換器2cは、第1配管部14a及び第2配管部14bを有する。第1配管部14aを通じて第1熱電変換装置3aに熱が供給される。第2配管部14bを通じて第2熱電変換装置3bに熱が供給される。この点において、本実施の形態は、実施の形態1と同じである。
[2−2.動作]
加熱媒体は、熱源4から熱流路5に供給され、第1配管部14aを流れる作動流体と熱交換する。その後、加熱媒体は、第2配管部14bに供給され、第2配管部14bを流れる作動流体と更に熱交換を行う。
[2−3.効果等]
本実施の形態においても、実施の形態1における効果と同じ効果が得られる。
本実施の形態の熱発電システム200は、単一の熱源4から熱を回収する熱交換器2cを1つのみ有する。そのため、熱交換器に費やされるコストを削減することができる。
(実施の形態3)
以下、図6から図8を用いて、実施の形態3を説明する。
[3−1.構成]
図6に示すように、熱発電システム300は、熱交換器2及び熱電変換装置3を備えている。熱発電システム300は、単一の熱交換器2及び単一の熱電変換装置3を備えている。熱電変換装置3は、複数の出力線を有する。複数の出力線は、第1出力線13a及び第2出力線13bを含む。第1出力線13a及び第2出力線13bは、それぞれ、第1連系点P1及び第2連系点P2に接続されている。第1連系点P1及び第2連系点P2は、商用電源8における互いに異なる複数の連系点である。
図7に示すように、熱電変換装置3は、第1インバータ34a及び第2インバータ34bを有する。第1インバータ34a及び第2インバータ34bは、コンバータ32の出力線である直流配線33に対して並列に接続されている。第1インバータ34aの出力線が
第1出力線13aである。第2インバータ34bの出力線が第2出力線13bである。第1インバータ34a及び第2インバータ34bは、制御器35によって制御される。これらの点を除き、熱電変換装置3の構成は、実施の形態1の第1熱電変換装置3a(図3)の構成と同じである。
[3−2.動作]
図8は、制御器35による第1インバータ34a及び第2インバータ34bのための制御ブロック図である。
図8に示すように、制御器35は、第1インバータ34aの出力電力の目標値Wa_refを指令値として設定する。出力電力の目標値Wa_refは、コンバータ32から直流配線33に入力された電力Wgと直流配線33からポンプインバータ29に入力された電力Wpとの差分電力の初期値の50%に相当する電力でありうる。
次に、第1インバータ34aの接続先の電圧Vac_A_tと第2インバータ34bの接続先の電圧Vac_B_tとが比較される。電圧Vac_A_tと電圧Vac_B_tとの大小関係及び差分に応じて、目標値Wa_refが加減算される。具体的には、電圧Vac_A_tが電圧Vac_B_tよりも1V低い場合、目標値Wa_refが10%加算される。電圧Vac_A_tが電圧Vac_B_tよりも1V高い場合、目標値Wa_refが10%減算される。電圧Vac_A_tは、例えば、第1出力線13aの電圧である。電圧Vac_B_tは、例えば、第2出力線13bの電圧である。
出力電力の目標値Wa_refの加減算を行うとき、電圧Vac_A_tと電圧Vac_B_tとの間の1Vの差分に対して10%以外の比率にて加減算を行ってもよい。
次に、第1インバータ34aに設けられた電圧検出器及び電流検出器によって、現在の出力電力Wa_tが計算される。現在の出力電力Wa_tと目標出力電力Wa_refとの差分が計算され、計算された差分が比例積分器(PI制御器)に入力される。比例積分器は、計算の結果として、出力電流の目標値Ia_refを出力する。出力電流の目標値Ia_refと現在の出力電流Ia_tとの差分が計算され、計算された差分が比例積分器に入力される。比例積分器は、計算の結果として、電圧指令値Va_refを出力する。電圧指令値Va_refと、第1変圧器7aの2次側の電圧位相と、直流配線33の現在の直流電圧Vpn_tとを用いて、変調信号生成部において、同期した変調信号が生成される。搬送波比較部において、変調信号と搬送波とが比較されて第1インバータ34aのスイッチングが行われる。
一方、第2インバータ34bの制御は、第1インバータ34aの制御と異なる。直流配線33の直流電圧の目標値Vpn_refと直流配線33の現在の直流電圧Vpn_tとの差分が計算され、計算された差分が比例積分器(PI制御器)に入力される。比例積分器は、計算の結果として、出力電流の目標値Ib_refを出力する。出力電流の目標値Ib_refと現在の出力電流Ib_tとの差分が計算され、計算された差分が比例積分器に入力される。比例積分器は、計算の結果として、電圧指令値Vb_refを出力する。電圧指令値Vb_refと、第2変圧器7bの2次側の電圧位相と、直流配線33の現在の直流電圧Vpn_tとを用いて、変調信号生成部において、同期した変調信号が生成される。搬送波比較部において、変調信号と搬送波とが比較されて第2インバータ34bのスイッチングが行われる。
[3−3.効果等]
本実施の形態においても、実施の形態1における効果と同じ効果が得られる。
本実施の形態の熱発電システム300は、単一の熱源4から熱を回収する熱交換器2を1つのみ有する。そのため、熱交換器2に費やされるコストを削減することができる。
本実施の形態の熱発電システム300は、熱電変換装置3を1つのみ有する。言い換えれば、熱発電システム300にランキンサイクルの作動流体回路20が1つのみ存在する。熱電変換装置3は、単一の直流配線33と、単一の直流配線33に接続された第1インバータ34aと、単一の直流配線33に接続された第2インバータ34bとを含む。複数の出力線は、第1インバータ34aの出力線である第1出力線13a及び第2インバータ34bの出力線である第2出力線13bを含む。このような構成によれば、熱発電システム300に費やされるコストを削減することができる。
本実施の形態の熱発電システム300においては、商用電源8に供給される電力の総和と発電された電力とのバランスをとることによって、直流配線33における電圧のハンチングが抑制されている。第1インバータ34aは、第1インバータ34aの出力線における出力電力が目標値に収斂するように制御される。第2インバータ34bは、単一の直流配線33における直流電流が目標値に収斂するように制御される。つまり、出力電力をフィードバックすることによって、所望の電力を出力するように第1インバータ34aが制御されている。直流配線33の電圧をフィードバックすることによって、直流配線33の電圧が所望の電圧に収斂するように第2インバータ34bが制御されている。このような制御によれば、商用電源8に供給される電力の総和と発電された電力とのバランスをとることができ、ひいては直流配線33における電圧のハンチングを抑制することが可能である。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1から3を説明した。しかし、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1から3で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
熱源4及び熱流路5は、熱発電システム100,200又は300の一部であってもよい。
熱電変換装置の数は、1又は2に限定されず、3以上であってもよい。
各熱交換器に概ね同じ温度の加熱媒体が供給されるように、複数の熱交換器は、熱流路5において、並列に配置されていてもよい。
第1出力線13aにおける出力電力に対する第2出力線13bにおける出力電力の比率を変更することに代えて、第1出力線13aにおける出力電力に対する第2出力線13bにおける出力電力の比率を固定してもよい。例えば、第1出力線13aにおける出力電力を100%としたとき、第2出力線13bにおける出力電力は80%に設定される。
図9は、変形例における熱電変換装置3の構成を示している。図9に示すように、熱電変換装置3は、作動流体回路20に配置された複数の膨張機を備えていてもよい。複数の膨張機は、第1膨張機22a及び第2膨張機22bを含む。第1膨張機22a及び第2膨張機22bは、第1膨張機22aで膨張した作動流体が第2膨張機22bでさらに膨張するように直列に配置されている。言い換えれば、膨張機は、多段膨張機であってもよい。
熱電変換装置3は、さらに、第1発電機28a、第1発電機配線31a、第1コンバータ32a及び第1直流配線33aを有する。熱交換器2によって回収された熱が第1膨張機22a及び第1発電機28aによって電力に変換される。第1コンバータ32aは、第1発電機配線31aによって第1発電機28aに接続されており、発電された電力を交流電力から直流電力に変換する。第1コンバータ32aから出力された直流電力は、第1直
流配線33aを介して第1インバータ34a及びポンプインバータ29に入力される。第1インバータ34aは、直流電力を交流電力に変換する。
熱電変換装置3は、さらに、第2発電機28b、第2発電機配線31b、第2コンバータ32b及び第2直流配線33bを有する。熱交換器2によって回収された熱は、第2膨張機22b及び第2発電機28bによってさらに電力に変換される。第2コンバータ32bは、第2発電機配線31bによって第2発電機28bに接続されており、発電された電力を交流電力から直流電力に変換する。第2コンバータ32bから出力された直流電力は、第2直流配線33bを介して第2インバータ34bに入力される。
図9に示す構成によれば、先の実施の形態で説明した効果が得られるだけでなく、より高い熱電変換効率を達成できる可能性がある。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、複数の出力線を有する熱発電システムに有用である。本開示は、特に、小規模な分散型電源システムに有用である。小規模な分散型電源システムは、工場、商業施設、病院、学校、公共施設などに適している。
2a 第1熱交換器
2b 第2熱交換器
2,2c 熱交換器
3 熱電変換装置
3a 第1熱電変換装置
3b 第2熱電変換装置
4 熱源
5 熱流路
6 排熱口
7a 第1変圧器
7b 第2変圧器
8 商用電源
9a 第1低圧配電線路
9b 第2低圧配電線路
10 高圧配電線路
12 負荷
13a 第1出力線
13b 第2出力線
14a 第1配管部
14b 第2配管部
19 ポンプ
20 作動流体回路
21 温度センサ
22 膨張機
22a 第1膨張機
22b 第2膨張機
23 凝縮器
24 バイパス流路
25 バイパス弁
26 ランキンサイクル装置
27 モータ
28 発電機
28a 第1発電機
28b 第2発電機
29 ポンプインバータ
30 モータ駆動配線
31 発電機配線
31a 第1発電機配線
31b 第2発電機配線
32 コンバータ
32a 第1コンバータ
32b 第2コンバータ
33 直流配線
33a 第1直流配線
33b 第2直流配線
34 インバータ
34a 第1インバータ
34b 第2インバータ
35 制御器
100,200,300 熱発電システム
P1 第1連系点
P2 第2連系点

Claims (12)

  1. 単一の熱源から熱を回収する少なくとも1つの熱交換器と、
    複数の出力線を有し、前記少なくとも1つの熱交換器によって回収された熱を電力に変換する少なくとも1つの熱電変換装置と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの熱電変換装置の前記複数の出力線は、商用電源における互いに異なる複数の連系点に接続されている、
    熱発電システム。
  2. 前記互いに異なる複数の連系点は、複数の変圧器に接続された複数の低圧配電線路における複数の連系点である、
    請求項1に記載の熱発電システム。
  3. 前記互いに異なる複数の連系点の少なくとも1つは、変圧器に接続された低圧配電線路の始端部又は末端部に存在する、
    請求項1又は2に記載の熱発電システム。
  4. 前記複数の出力線における出力電力の少なくとも1つを調節する制御を行う制御器をさらに備えた、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の熱発電システム。
  5. 前記制御器は、前記互いに異なる複数の連系点における電圧の少なくとも1つに応じて前記制御を行う、
    請求項4に記載の熱発電システム。
  6. 前記複数の出力線が第1出力線及び第2出力線を含み、
    前記制御器は、前記制御として、前記第1出力線における出力電力に対する前記第2出力線における出力電力の比率を変更する、
    請求項4又は5に記載の熱発電システム。
  7. 前記制御器は、前記複数の出力線における出力電力の少なくとも1つの上限値を変更する、
    請求項4から6のいずれか1項に記載の熱発電システム。
  8. 前記少なくとも1つの熱電変換装置は、第1熱電変換装置及び第2熱電変換装置を含み、
    前記複数の出力線は、前記第1熱電変換装置の出力線である第1出力線及び前記第2熱電変換装置の出力線である第2出力線を含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の熱発電システム。
  9. 前記少なくとも1つの熱交換器は、第1熱交換器及び第2熱交換器を含み、
    前記第1熱交換器は、前記単一の熱源に接続された熱流路における上流の位置に配置され、
    前記第2熱交換器は、前記熱流路における下流の位置に配置されている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の熱発電システム。
  10. 前記少なくとも1つの熱電変換装置は、単一の直流配線と、前記単一の直流配線に接続された第1インバータと、前記単一の直流配線に接続された第2インバータと、を含み、
    前記複数の出力線は、前記第1インバータの出力線及び前記第2インバータの出力線を
    含む、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の熱発電システム。
  11. 前記第1インバータは、前記第1インバータの出力線における出力電力が目標値に収斂するように制御され、
    前記第2インバータは、前記単一の直流配線における直流電流が目標値に収斂するように制御される、
    請求項10に記載の熱発電システム。
  12. 単一の熱源から熱を回収することと、
    回収した熱を電力に変換することと、
    複数の出力線を通じて、生成された電力を商用電源の互いに異なる複数の連系点に供給することと、
    を含む、電力供給方法。
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