JP2021103411A - チャットボット装置、チャットボットシステム、および複数のユーザによる選択を支援する方法 - Google Patents

チャットボット装置、チャットボットシステム、および複数のユーザによる選択を支援する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザによる選択を効果的に促進するチャットボット装置を提供する。【解決手段】チャットボットシステムにおいて、チャットボットサーバは、ユーザ端末が備える表示部の閲覧情報から複数のユーザが興味のある選択肢を特定する興味特定部71と、興味特定部71により特定された選択肢に関してユーザ端末が備えるマイクにより取得された複数のユーザにおける発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出するキーワード抽出部74と、キーワード抽出部74により抽出されたキーワードから、興味特定部71により特定された選択肢に関する発話者の感情を判定する感情判定部75と、感情判定部75により複数のユーザの感情が判定されたとき、複数のユーザのうち好感を有するユーザの比率を基に提案を生成する提案生成部77と、提案生成部77により生成された提案をユーザ端末2の表示部に表示させる提案提示部83と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、チャットボット装置、チャットボットシステム、および複数のユーザによる選択を支援する方法に関する。
企業への問い合わせや人材募集では、コスト削減および24時間対応のために、チャットボットが普及している。チャットボットは、「対話(chat)」する「ロボット(bot)」を意味する用語であり、テキストや音声を通じてユーザと会話を自動的に行うプログラムや装置等をいう(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、チャットボットを用いて自分の行動を振り返り仕事や体の運動を改善する方法が記載されている。具体的には、スマートフォン等に搭載されたカメラや位置センサ等から収集した活動データに基づき、目標を達成できたか、明日は何をやるか等を、チャットボットが質問してユーザに回答させるようになっている。
特開2019−121360号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来のチャットボットシステムにあっては、一人のユーザと対話を行って所定の目的(例えば選択)を達成するものであり、目的達成のために複数のユーザがユーザ同士で相談しながらチャットボットと対話する状況は考慮されていなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、複数のユーザによる選択を効果的に促進することができるチャットボット装置、チャットボットシステム、および複数のユーザによる選択を支援する方法を提供することを目的とする。
本発明に係るチャットボット装置は、上記目的達成のため、1)ユーザ端末に提示された選択肢からの複数のユーザによる選択を支援するチャットボット装置であって、前記ユーザ端末が備える表示部の閲覧情報から前記複数のユーザが興味のある選択肢を特定する興味特定部と、前記興味特定部により特定された選択肢に関して前記ユーザ端末が備えるマイクにより取得された前記複数のユーザにおける発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードから、前記興味特定部により特定された選択肢に関する前記発話者の感情を判定する感情判定部と、前記感情判定部により前記複数のユーザの感情が判定されたとき、前記複数のユーザのうち好感を有するユーザの比率を基に提案を生成する提案生成部と、前記提案生成部により生成された前記提案を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる提案提示部と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、キーワード抽出部が、発話者の音声情報から感情を示す特定のキーワードを抽出し、感情判定部が、抽出されたキーワードから選択肢に関する発話者の感情を判定し、提案生成部が、好感を有するユーザの比率を基に提案を生成するようになっている。これにより、複数のユーザが相談しながら複数の選択肢から選択する場合に、ユーザの意向に沿った、受け入れやすい適切な提案を適時に行うことができるので、複数のユーザによる選択を効果的かつ効率的に支援し促進することができる。これにより、チャットボットで提供するサービスの成約率を向上させ、売り上げのアップに資することができる。
本発明のチャットボット装置においては、2)前記提案生成部は、前記複数のユーザの過半数が好感を示したとき、該好感を示した選択肢のアピールポイントを生成し、前記提案提示部は、前記提案生成部により生成されたアピールポイントを前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる構成であってもよい。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、複数のユーザの過半数が好感を示した選択肢についてアピールポイントを生成し、ユーザ端末に表示させるので、複数のユーザがその選択肢を選択することを効果的に促進することができる。
本発明のチャットボット装置においては、3)前記提案生成部は、前記複数のユーザの過半数が好感を示さなかったとき、代替案を生成し、前記提案提示部は、前記提案生成部により生成された前記代替案を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる構成であってもよい。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、複数のユーザの過半数が好感を示さなかった選択肢について代替案を生成し、ユーザ端末に表示させるので、いずれも選択しない事態を回避して、複数のユーザによる選択を効果的に促進することができる。
本発明のチャットボット装置においては、4)前記ユーザ端末が備えるマイクにより取得された前記複数のユーザにおける発話者の音声情報から、前記興味特定部により特定された選択肢に関する前記発話者の発話を解析し、前記特定された選択肢に関して議論されているか否かを判定する発話解析部をさらに備え、前記キーワード抽出部は、前記発話解析部により前記特定された選択肢に関して議論されていると判定されたとき、前記キーワードの抽出を行う構成であってもよい。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、キーワード抽出部が、発話解析部により選択肢に関して議論されていると判定されたとき、キーワードの抽出を行うので、複数のユーザによる選択を適時に効率的に促進することができる。
本発明のチャットボット装置においては、5)前記ユーザ端末が備える前記マイクおよびカメラにより取得された前記音声情報および映像情報から前記複数のユーザの人数および属性を解析する人物解析部をさらに備え、前記提案生成部は、前記人物解析部により得られた前記複数のユーザの人数および属性の情報を基に前記提案を生成する構成であってもよい。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、提案生成部が人物解析部により得られた複数のユーザの人数および属性(例えば、性別、年齢)の情報を基に提案を生成するので、ユーザにより適した提案を生成することができ、複数のユーザによる選択を効果的に促進することができる。
本発明のチャットボット装置においては、6)前記閲覧情報は、前記ユーザ端末の閲覧履歴、閲覧画面、および閲覧時間の情報を含む構成であってもよい。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、興味特定部がユーザ端末の閲覧画面および閲覧時間の情報を含む閲覧情報から、ユーザが興味のある選択肢を特定するので、より正確な特定が可能となり、これにより、複数のユーザに対してより適切な提案を行うことができる。
本発明のチャットボット装置においては、7)前記提案生成部は、前記興味特定部が2つの選択肢を特定した場合には、該2つの選択肢のいずれか一方のアピールポイントを生成し、前記提案提示部は、前記提案生成部により生成されたアピールポイントを前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる構成であってもよい。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、興味特定部が2つの選択肢を特定した場合は、ユーザが迷っていると判断し、2つの選択肢のいずれか一方のアピールポイントを提示することにより、複数ユーザによる選択を効率的に促進することができる。
本発明のチャットボット装置においては、8)前記興味特定部は、前記興味特定部が複数の選択肢を特定した場合には、前記ユーザ端末の前記表示部に質問メッセージを表示させ、前記ユーザ端末へのユーザ応答入力により一番興味のある選択肢を特定する構成であってもよい。
この構成により、本発明のチャットボット装置は、興味特定部が複数の選択肢を特定した場合は、ユーザが迷っていると判断し、ユーザに対して質問を発し、ユーザ端末へのユーザ応答入力により一番興味のある選択肢を特定することにより、複数ユーザによる選択を効率的に促進することができる。
本発明のチャットボットシステムは、9)上記1)〜8)のいずれか一に記載のチャットボット装置と、前記表示部、前記マイク、およびカメラを備え、ネットワークを介して前記チャットボット装置に接続可能な前記ユーザ端末と、を備えることを特徴とする。
この構成により、本発明のチャットボットシステムは、ユーザ端末とチャットボット装置がネットワークを介して接続されるので、遠隔のチャットボット装置から複数のユーザによる選択を容易に支援し、促進することができる。
本発明の方法は、10)ユーザ端末に提示された選択肢からの複数のユーザによる選択を支援する方法であって、前記ユーザ端末が備える表示部の閲覧情報から前記複数のユーザが興味のある選択肢を特定する興味特定ステップと、前記興味特定ステップにおいて特定された選択肢に関して前記ユーザ端末が備えるマイクにより取得された前記複数のユーザにおける発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出するキーワード抽出ステップと、前記キーワード抽出ステップにおいて抽出されたキーワードから、前記興味特定ステップにて特定された選択肢に関する前記発話者の感情を判定する感情判定ステップと、前記感情判定ステップにて前記複数のユーザの感情が判定されたとき、前記複数のユーザのうち好感を有するユーザの比率を基に提案を生成する提案生成ステップと、前記提案生成ステップにて生成された前記提案を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる提案提示ステップと、を含むことを特徴とする。
この構成により、本発明の方法は、キーワード抽出ステップにおいて、発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出し、感情判定ステップにおいて、抽出されたキーワードから選択肢に関する発話者の感情を判定し、提案生成ステップにおいて、好感を有するユーザの比率を基に提案を生成するようになっている。これにより、複数のユーザが相談しながら複数の選択肢から選択する場合に、ユーザの意向に沿った、受け入れやすい適切な提案を適時に行うことができるので、複数のユーザによる選択を効果的かつ効率的に支援し促進することができる。これにより、チャットボットで提供するサービスの成約率を向上させ、売り上げのアップに資することができる。
本発明によれば、複数のユーザによる選択を効果的に促進することができるチャットボット装置、チャットボットシステム、および複数のユーザによる選択を支援する方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るチャットボットシステムの概略構成を示す図である。 図1のユーザ端末の概略構成を示す図である。 図1のユーザ端末の機能ブロックを示す図である。 図1のチャットボットサーバの概略構成を示す図である。 図1のチャットボットサーバの機能ブロックを示す図である。 ユーザ端末の表示画面を示す図である。 本発明の一実施形態に係るチャットボットシステムの使用例を示す概念図である。 本発明の一実施形態に係る方法の概略を示すフローチャートである。 図8の興味箇所特定ステップを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
ここでは、限定するものではないが、複数のユーザが相談しながら複数の選択肢から1つを選ぶことにより旅行代理店とサービス契約を行う場合を例として、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るチャットボットシステム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るチャットボットシステム1は、ユーザ端末2とチャットボットサーバ3とを備え、ユーザ端末2がネットワーク4を介してチャットボットサーバ3に接続されている。ユーザ端末2は、マイク17、カメラ18、センサ(例えば、加速度センサ、位置センサ)19等を備え、複数のユーザ5、6、7が使用するようになっている。なお、本実施形態のチャットボットサーバ3が、本発明のチャットボット装置に対応する。
図1では、ユーザ端末2とチャットボットサーバ3とがネットワーク4を介して接続されているが、これに限定されず、ユーザ端末2とチャットボットサーバ3が有線または無線により直接接続されていてもよい。また、ユーザ端末2にチャットボットサーバ3の機能が組み込まれた構成としてもよい。また、図1では、3人のユーザ5,6,7が図示されているが、2人以上の任意の複数人であればよい。なお、本チャットボットシステム1は、1人のユーザであっても使用することは可能である。
図2は、ユーザ端末2の概略構成を示す図である。図2に示すように、ユーザ端末2は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、通信インタフェース(I/F)14、および入出力インタフェース(I/F)15を備え、それらがバス16で接続されている。入出力インタフェース15には、マイク17、カメラ18、センサ19、タッチパネル20、表示部21、および記憶部22が接続されている。本実施形態では、マイク17、カメラ18、センサ19、タッチパネル20、表示部21、および記憶部22は、ユーザ端末2に内蔵されたものであるが、外部機器であってもよい。ユーザ端末2は、例えば、スマートフォンやタブレット端末である。
ユーザ端末2の各機能は、ROM12や記憶部22に記憶された各種制御プログラムがRAM13に読み出されてCPU11により実行されることにより、実現されるようになっている。
図3は、ユーザ端末2の機能ブロックを示す図である。図3に示すように、ユーザ端末2の制御部10は、情報入力部30、通信部36、および情報出力部40を備えている。
情報入力部30は、入出力インタフェース15を介して接続された機器から各種情報を入力するものであり、音声情報取得部31、映像情報取得部32、センサ情報取得部33、閲覧情報取得部34、および検索条件取得部35を備えている。
音声情報取得部31は、マイク17に入力されたユーザ5等の音声の情報を取得するようになっている。映像情報取得部32は、カメラ18により撮影されたユーザ5等の映像(静止画または動画)の情報を取得するようになっている。センサ情報取得部33は、センサ19(例えば、加速度センサ、位置センサ)が感知したセンサ情報を取得するようになっている。
閲覧情報取得部34は、タッチパネル20に対するユーザの画面操作(例えば、スワイプ、タップ等)から、閲覧履歴、閲覧画面、閲覧時間の情報を取得するようになっている。検索条件取得部35は、タッチパネル20に対するユーザの入力操作(例えば、テキスト入力等)から、検索条件を取得するようになっている。検索条件取得部35は、音声情報取得部31により取得されたユーザの音声情報に対して音声認識処理を行ってテキスト化して検索条件を取得するようにしてもよい。
通信部36は、情報入力部30が取得した情報をチャットボットサーバ3に送信するとともに、チャットボットサーバ3から送信された情報を受信し、情報出力部40に送るようになっている。
情報出力部40は、チャットボットサーバ3から送られてきた情報(テキスト、映像)を表示部21に表示させるものであり、選択肢提示部41、選択情報提示部42、および提案提示部43を備えている。情報出力部40は、テキスト情報を音声情報に変換して音声をユーザ端末2が備えるスピーカから出力させるようにしてもよい。
選択肢提示部41は、ユーザ5等が入力した検索条件を基に、チャットボットサーバ3が検索した選択肢の情報を表示部21に表示させるようになっている。表示部21に表示させる選択肢の情報はテキスト情報であるが、選択肢提示部41は、このテキスト情報を音声情報に変換して音声をユーザ端末2が備えるスピーカから出力させるようにしてもよい。選択情報提示部42は、チャットボットサーバ3が検索した各選択肢に関する詳細情報(例えば、ウェブページの情報、パンフレットの情報等)を表示部21に表示させるようになっている。提案提示部43は、チャットボットサーバ3の分析部70が生成した提案やアピールポイントを表示部21に表示させるようになっている。
図4は、チャットボットサーバ3の概略構成を示す図である。図4に示すように、チャットボットサーバ3は、ユーザ端末2に提示された選択肢からの複数のユーザによる選択を支援するものであり、CPU51、ROM52、RAM53、通信インタフェース(I/F)54、および入出力インタフェース(I/F)55を備え、それらがバス56で接続されている。入出力インタフェース55には、記憶部57が接続されている。ROM52や記憶部57に記憶された各種制御プログラムがRAM53に読み出され、CPU51により実行されることにより、チャットボットサーバ3の各機能が実現される。
記憶部57は、選択肢データベース90、選択肢詳細情報データベース91、キーワードデータベース92、およびアピール情報データベース93を備えている。
選択肢データベース90には、検索条件に関連付けられた選択肢の情報が記憶されている。選択肢詳細情報データベース91には、選択肢に関連付けられた選択肢の詳細情報(例えば、ウェブページ上のホームページの情報、パンフレットの情報)または詳細情報の存在場所を示すURL(Uniform Resource Locator)が記憶されている。キーワードデータベース92には、感情の類型(好感、嫌悪感、迷い、興味等)および感情の度合に関連付けられたキーワードが記憶されている。アピール情報データベース93には、選択肢に関連付けられたアピール情報が記憶されている。
図5は、チャットボットサーバ3の機能ブロックを示す図である。図5に示すように、チャットボットサーバ3の制御部50は、情報入力部60、分析部70、情報出力部80、および通信部66を備えている。
情報入力部60は、ユーザ端末2に入力された各種情報を通信部66を介して取得するものであり、音声情報取得部61、映像情報取得部62、センサ情報取得部63、閲覧情報取得部64、および検索条件取得部65を備えている。
音声情報取得部61は、マイク17に入力されたユーザの音声の情報をユーザ端末2から取得するようになっている。映像情報取得部62は、カメラ18により撮影されたユーザの映像(静止画または動画)の情報をユーザ端末2から取得するようになっている。センサ情報取得部63は、センサ19(例えば、加速度センサ、位置センサ)が感知したセンサ情報をユーザ端末2から取得するようになっている。
閲覧情報取得部64は、タッチパネル20に対するユーザの画面操作(例えば、スワイプ、タップ等)から取得した閲覧履歴、閲覧画面、閲覧時間の情報を、ユーザ端末2から取得するようになっている。検索条件取得部65は、タッチパネル20に対するユーザの入力操作(例えば、テキスト入力等)から取得した検索条件を、ユーザ端末2から取得するようになっている。
通信部66は、ユーザ端末2から送信された情報を受信し、情報入力部60に送るとともに、情報出力部80が出力する情報をユーザ端末2に送信するようになっている。
分析部70は、情報入力部60がユーザ端末2から取得した各種情報から分析、検索を行って選択を支援する情報を生成するものであり、興味特定部71、人物解析部72、発話解析部73、キーワード抽出部74、感情判定部75、重み付け部76、および提案生成部77を備えている。
興味特定部71は、ユーザ端末2が備える表示部21の閲覧情報から複数のユーザ5,6,7が興味のある選択肢を特定するようになっている。閲覧情報は、ユーザ端末2の表示部21の閲覧操作(例えば、スワイプ、タップ等)、閲覧履歴、閲覧画面、および閲覧時間の情報を含んでいる。
具体的には、興味特定部71は、例えば閲覧時間の情報から閲覧時間が最も長い閲覧箇所または選択肢(以下、単に選択肢という)に興味をもっていると判断して選択肢を特定する。より具体的には、興味特定部71は、スワイプを止めた際に表示される選択肢の閲覧時間の総計が、閾値を超えたことを条件に、その選択肢に興味があると判定する。あるいは、興味特定部71は、選択肢を詳細表示した際の総閲覧時間が最も長いかまたは総閲覧時間が閾値を超えたことを条件に、興味のある選択肢を特定するようにしてもよい。
興味特定部71は、興味特定部71が複数の選択肢を特定した場合、具体的には例えば上記の閾値を超える選択肢が複数ある場合、ユーザ端末2の表示部21に質問メッセージを表示させ、ユーザ端末2へのユーザ応答入力により一番興味のある選択肢を特定するようにしてもよい。例えば、興味特定部71は、ユーザ端末2の表示部21に「A旅館とBホテルとCホテルのどれに一番興味がありますか?」と質問メッセージを表示させ、ユーザ5等にタッチパネル20でA〜Cの選択肢のいずれかを選択入力させることで、興味ある選択肢を特定してもよい。
興味特定部71は、閲覧回数が最も多い選択肢に興味をもっていると判断してその選択肢を特定するようにしてもよい。また、興味特定部71は、例えば、提示された選択肢のうち、一定箇所を交互に閲覧しているときは、2つの選択肢の間で迷っていると判断してもよい。この場合は、後で説明するように、提案生成部77が、一方の選択肢のアピールポイントをアピール情報データベース93から検索してユーザ端末2を介してユーザ5等に提示するようにする。
人物解析部72は、ユーザ端末2が備えるマイク17およびカメラ18により取得された音声情報および映像情報からユーザの人数および属性(例えば、性別、年齢等)を解析するようになっている。具体的には、人物解析部72は、音声情報に公知の音声分析技術を用い、映像情報に公知の画像分析技術を用いることにより、各ユーザを特定し、各ユーザの性別、年齢等の属性の情報を取得する。
より具体的には、人物解析部72は、マイク17により取得された音声のスペクトル分析を行い、声質(周波数スペクトル)、音声の高さ(周波数)、音声の強さ(パワー)を検出することでユーザを識別し、ユーザの性別および年齢を推定するようにしてもよい。また、人物解析部72は、音声のスペクトル情報に加えて、カメラ18からの映像情報から検出されるユーザの口の動きの情報を考慮することにより、ユーザの識別を行うようにしてもよい。人物解析部72は、マイク17から取得される音声と、カメラ18から検出される口の動きとが対応していることを検知し、口を動かしているユーザの顔の映像から発話者の性別、年齢等を推定するようにしてもよい。
人物解析部72は、ユーザ端末2がセンサ19として備える加速度センサからのセンサ情報(加速度情報)を基に、ユーザ端末2を別のユーザに手渡したことを判定するようにしてもよい。カメラ18からの映像情報と加速度情報とに基づいてユーザを識別することにより、より精度よくユーザの人数を検出することができる。
ユーザ端末2からチャットボットサーバ3への通信量を抑えるため、人物解析部72が行う上記の音声分析や画像分析をユーザ端末2において行い、その分析結果をチャットボットサーバ3に送るようにしてもよい。
発話解析部73は、ユーザ端末2が備えるマイク17により取得された複数のユーザ5,6,7における発話者の音声情報から、興味特定部71により特定された選択肢に関する発話者の発話を解析し、特定された選択肢に関して議論されているか否かを判定するようになっている。具体的には、発話解析部73は、公知の音声認識技術により発話者の音声情報をテキスト情報に変換し、このテキスト情報を公知のテキスト解析技術により解析し、発話中の使用単語等の情報からユーザ同士が選択肢に関して議論(または相談)しているか否かを判定する。
キーワード抽出部74は、興味特定部71により特定された選択肢に関してユーザ端末2が備えるマイク17により取得された複数のユーザにおける発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出するようになっている。具体的には、キーワード抽出部74は、発話解析部73により選択肢に関して議論されていると判定されたとき、キーワードの抽出を行うようになっている。より具体的には、キーワード抽出部74は、発話者による発話のテキスト情報から、記憶部57に予め格納しておいたキーワードデータベース92に含まれるキーワードと一致するキーワードを抽出する。
感情判定部75は、キーワード抽出部74により抽出されたキーワードに関連付けられた感情の類型(好感、嫌悪感、迷い等)および度合から、興味特定部71により特定された選択肢に関する発話者の感情を判定するようになっている。例えば、キーワードが「いいね」のときは話題にしている選択肢に対して好感をもっていると判定し、キーワードが「遠い」や「危ない」のときは嫌悪感をもっていると判定する。
また、感情判定部75は、感情の度合まで含めて、強い嫌悪感、弱い嫌悪感、強い好感、または弱い好感をもっていると判定してもよく、提案生成部77においてユーザ全体の意向を判断する際に感情の度合を考慮するようにしてもよい。例えば、選択肢に対して強い嫌悪感のユーザと弱い好感のユーザがいた場合には、提案生成部77は、ユーザ全体としては選択肢に対して嫌悪感をもっていると判断して、提案を生成する。
感情判定部75は、マイク17により取得された音声情報から発話者の音声の高低、強弱を検出し、音声の高低、強弱の情報を考慮に入れて感情の類型を判定するようにしてもよい。例えば、感情判定部75は、公知の音声感情認識技術を用いて、マイク17により取得された音声情報から発話者の感情の類型を判定するようにしてもよい。また、感情判定部75は、ユーザ端末2が備えるカメラ18からの映像情報を基に、公知の表情識別技術を用いてユーザの顔の表情を識別し、顔の表情の情報を考慮に入れて、キーワードによる感情の判定を行うようにしてもよい。
重み付け部76は、選択肢の選択における各ユーザ5,6,7の影響度を重み付けるようになっている。提案生成部77は、重み付けられた各ユーザの影響度を考慮して、提案を生成するようにしてもよい。具体的には、重み付け部76は、選択中の発話時間または発話回数のユーザ毎の総計により各ユーザの影響度を重み付けてもよい。例えば、選択肢に好感をもっているユーザ5およびユーザ6の各影響度が1で、選択肢に嫌悪感をもっているユーザ7の影響度が2.5の場合、ユーザグループ全体では選択肢に嫌悪感をもっていると判断する。
提案生成部77は、感情判定部75により複数のユーザの感情が判定されたとき、複数のユーザのうち好感を有するユーザの比率を基に提案(例えば、代替案、アピールポイント)を選択肢データベース90、アピール情報データベース93等から検索(生成)するようになっている。具体的には、提案生成部77は、複数のユーザの過半数が好感を示したとき、該好感を示した選択肢のアピールポイントをアピール情報データベース93から検索することで生成し、提案提示部83が、提案生成部77により生成されたアピールポイントをユーザ端末2の表示部21に表示させるようになっている。また、提案生成部77は、複数のユーザの過半数が好感を示さなかったとき、代替案を選択肢データベース90から検索(生成)し、提案提示部83が、提案生成部77により生成された代替案をユーザ端末2の表示部21に表示させるようになっている。
提案生成部77は、人物解析部72により得られたユーザの人数および属性の情報を基に検索条件を修正し、提案を選択肢データベース90から検索することで提案を生成するようにしてもよい。また、提案生成部77は、興味特定部71が2つの選択肢を特定した場合には、該2つの選択肢のいずれか一方のアピールポイントをアピール情報データベース93から検索することで生成し、提案提示部83が、提案生成部77により生成されたアピールポイントをユーザ端末2の表示部21に表示させるようにしてもよい。提案生成部77は、ユーザ端末2がセンサ19として備える位置センサにより検知されるユーザの位置情報を加味して提案を生成するようにしてもよい。
提案生成部77は、興味特定部71が複数または2つの選択肢の間でユーザに迷いがあると判断した場合、サービス提供側の利益が大きい選択肢や、ユーザの年齢、性別、収入、居住地域等がほぼ等しい過去のユーザを記憶部57に格納された利用履歴データベース(図示せず)から検索し、それら過去のユーザがより多く選択した選択肢を選んで、その選択肢のアピールポイントを検索しユーザに提示するようにしてもよい。
アピールポイントは、記憶部57に格納された選択肢詳細情報データベース91からアピール情報を検索することにより、取得するようにしてもよい。
代替案は、記憶部57に格納された選択肢データベース90から、検索条件に関連付けられて記憶された選択肢情報を検索することにより、取得することができる。代替案を取得する場合、検索条件は、対話で得られた情報を基に変更するとよい。例えば、ユーザグループに子供がいてユーザのいずれかが露天風呂は危ないと発言しているならば、提案生成部77は、風呂付きの部屋のあることを検索条件に追加して旅館やホテルを検索する。
情報出力部80は、分析部70により分析、検索、生成した情報を通信部66を介してユーザ端末2に出力するものであり、選択肢提示部81、選択情報提示部82、および提案提示部83を備えている。
選択肢提示部81は、ユーザが入力した検索条件を基に、分析部70が記憶部57の選択肢データベース90を検索して得られた選択肢の情報をユーザ端末2に出力するようになっている。選択情報提示部82は、分析部70が検索した各選択肢に関する詳細情報またはその所在場所(URL)をユーザ端末2に出力するようになっている。提案提示部83は、提案生成部77により生成された提案(代替案、アピールポイント)をユーザ端末2の表示部21に表示させるようになっている。
図6は、ユーザ端末2の表示画面の一例を示す図である。表示画面の右側から出ている吹き出し21aには、ユーザからの問い合わせメッセージである「家族3人にお勧めの箱根の宿をおしえて」が表示されている。その下には、表示画面の左側から出ている吹き出し21bに、チャットボットサーバ3からの返答メッセージである「6件あります」が表示されて、その下の欄21cに6つの選択肢がスワイプ操作可能に表示されている。インジケータ21dは、6件の選択肢のどの部分が表示されているかを示している。また、吹き出し21eには、チャットボットサーバ3からのアピールポイントのメッセージである「A旅館には家族風呂があります」が表示されている。欄21cに表示された6つの選択肢のいずれかの上をタップ操作すると、その選択肢に関する詳細情報が表示されるようになっている。
次に、図7を参照して本実施形態に係るチャットボットシステム1を用いた使用例を説明する。図7は、本実施形態に係るチャットボットシステム1の使用例を示す概念図である。
(1)まず、ユーザ5,6がユーザ端末2のタッチパネル20を操作して、「家族3人にお勧めの箱根の宿をおしえて」という質問メッセージをチャットボットサーバ3に送信する。この質問メッセージは、ユーザ端末2の表示部21に吹き出し21aとして表示される。
(2)次いで、チャットボットサーバ3の検索条件取得部65は、ユーザ端末2から質問メッセージを受け取り、質問メッセージから検索条件を取得する。分析部70は、この検索条件を基に、記憶部57に格納された選択肢データベース90を検索し、検索条件に合う6つの選択肢を取得し、選択肢提示部81が6つの選択肢の情報をユーザ端末2に送り、表示部21の吹き出し21bに「6件あります」という応答メッセージを表示するとともに、その下の欄21cに6つの選択肢をスワイプ操作可能に表示する。
(3)次いで、ユーザ5,6のいずれかが6つの選択肢が表示された欄21cを指でスワイプ操作したり、興味のある選択肢の部分をタップして、詳細情報を表示させたりする。興味特定部71は、ユーザ端末2の表示部21の閲覧操作(例えば、スワイプ、タップ等)、閲覧履歴、閲覧画面、および閲覧時間の情報からユーザが興味のある選択肢を特定する。また、人物解析部72は、ユーザ端末2のマイク17、カメラ18により取得した音声情報、映像情報から人物(ユーザ)の人数、属性(性別、年齢等)を判別する。
(4)ユーザ5が「風呂たくさんあって良さそう」と発話し、その音声情報をユーザ端末2のマイク17が取得してチャットボットサーバ3に送る。
(5)ユーザ6が「滑って子供が危ないかも」と発話し、その音声情報をユーザ端末2のマイク17が取得してチャットボットサーバ3に送る。
(6)発話解析部73は、ユーザの人数、属性の情報を考慮し、(4)、(5)のユーザ5、6の発話内容から、ユーザが選択肢について議論(相談)中か否かを判断する。議論中の場合は、キーワード抽出部74が感情を示すキーワードを発話中から抽出し、感情判定部75は、選択肢について発話者が好感をもっているか嫌悪感をもっているか判定する。提案生成部77は、好感をもっているユーザが過半数あれば、選択肢についてアピールポイントを検索し、ユーザ端末2の表示部21に「A旅館には家族風呂があります」というアピールメッセージを表示させる(吹き出し21e)。
次に、図8を参照しつつ、本実施形態に係る方法を説明する。図8は、本実施形態に係る方法を示すフローチャートである。
まず、検索条件取得部65は、タッチパネル20に対するユーザの入力操作(例えば、テキスト入力等)から取得した検索条件(問い合わせメッセージ)を、ユーザ端末2から取得する(ステップS1)。
選択肢提示部81は、分析部70により検索された選択肢をユーザ端末2に送り、表示部21に選択肢を表示させる(ステップS2)。
次いで、チャットボットサーバ3の制御部50は、提示した複数の選択肢から1つをユーザが選択したか否かを判定する(ステップS3)。ユーザが選択したならば(ステップS3でYES)、処理は終了する。
ユーザが選択していないならば(ステップS3でNO)、興味特定部71は、ユーザ端末2の表示部21の閲覧操作(例えば、スワイプ、タップ等)、閲覧履歴、閲覧画面、および閲覧時間の情報からユーザが興味のある選択肢を特定する(ステップS4)。
次いで、人物解析部72は、ユーザ端末2のマイク17およびカメラ18により取得された音声情報および映像情報からユーザの人数および属性(例えば、性別、年齢等)の情報を取得する(ステップS5)。
制御部50は、ユーザが複数人いるか否か判定する(ステップS6)。ユーザが一人の場合(ステップS6でNO)、ステップS13に進む。
ユーザが複数人いる場合(ステップS6でYES)、発話解析部73は、発話者の音声情報から、興味特定部71により特定された選択肢に関する発話者の発話を解析し(ステップS7)、特定された選択肢に関して議論(相談)されているか否かを判定する(ステップS8)。選択肢について議論されていないならば(ステップS8でNO)、ステップS3に戻る。議論されているか否かは、議論に関連するワードが用いられているか否かにより判定してもよい。
選択肢について議論されているならば(ステップS8でYES)、キーワード抽出部74は、興味特定部71により特定された選択肢に関して発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出する(ステップS9)。
感情判定部75は、キーワード抽出部74により抽出されたキーワードに関連付けられた感情の類型(好感、嫌悪感、迷い等)および度合から、興味特定部71により特定された選択肢に関する発話者の感情を判定する(ステップS10)。制御部50は、ユーザの過半数が選択肢に好感をもっているか否かを判定する(ステップS11)。ユーザの過半数が選択肢に好感をもっている場合(ステップS11でYES)、ステップS13に進む。
ユーザの半数以下しか選択肢に好感をもっていない場合(ステップS11でNO)、提案生成部77は、記憶部57に格納された選択肢データベース90から代替案を検索し(ステップS12)、ステップS2に戻り、提案提示部83が、その代替案をユーザ端末2の表示部21に表示させる。
ステップS13では、提案生成部77は、記憶部57に格納されたアピール情報データベース93または選択肢詳細情報データベース91から選択肢のアピール情報(アピールポイント)を検索し、提案提示部83が、そのアピール情報をユーザ端末2の表示部21に表示させる。
(興味箇所特定ステップ)
次に、興味箇所特定ステップの例について図9を参照して説明する。
図9は、図8の興味箇所特定ステップS4の一例を示すフローチャートである。図9に示すように、興味特定部71は、提示された選択肢のうち、一定箇所を交互に閲覧しているか否かを判定する(ステップS21)。一定箇所を交互に閲覧していると判定された場合(ステップS21でYES)、図8のステップS13へ移動し、交互に閲覧している選択肢(箇所)のうち一方のアピールポイントの提示を行う。
一定箇所を交互に閲覧していると判定されなかった場合(ステップS21でNO)、ステップS22に進み、興味特定部71による興味箇所の特定を行う。具体的には、興味特定部71は、スワイプを止めた際に表示される選択肢の閲覧時間の総計が、閾値を超えたことを条件に、その選択肢に興味があると判定する。あるいは、興味特定部71は、選択肢を詳細表示した際の総閲覧時間が閾値を超えたことを条件に、興味のある選択肢を特定するようにしてもよい。
次いで、興味特定部71は、興味箇所が複数あるか否かを判定する(ステップS23)。興味箇所が複数あると判定されなかった場合(ステップS23でNO)、図8のステップS5へ移動し、人物解析を行う。
興味箇所が複数あると判定された場合(ステップS23でYES)、興味特定部71は、ユーザ端末2を介してどれに一番興味をもっているか、ユーザに質問する(ステップS24)。
次いで、興味特定部71は、質問に対するユーザの返答内容から、興味箇所を1つ特定し(ステップS25)、図8のステップS5へ移動し、人物解析を行う。
次に、本実施形態に係る作用・効果を説明する。
本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、キーワード抽出部74が、発話者の音声情報から感情を示す特定のキーワードを抽出し、感情判定部75が、抽出されたキーワードから選択肢に関する発話者の感情を判定し、提案生成部77が、好感を有するユーザの比率を基に提案を生成するようになっている。これにより、複数のユーザが相談しながら複数の選択肢から選択する場合に、ユーザの意向に沿った、受け入れやすい適切な提案を適時に行うことができるので、複数のユーザによる選択を効果的かつ効率的に支援し促進することができる。これにより、チャットボットで提供するサービスの成約率を向上させ、売り上げのアップに資することができる。
また、本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、提案生成部77が、複数のユーザの過半数が好感を示した選択肢についてアピールポイントを生成し、ユーザ端末2の表示部21に表示させるので、複数のユーザがその選択肢を選択することを効果的に促進することができる。
また、本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、提案生成部77が、複数のユーザの過半数が好感を示さなかった選択肢について代替案を生成し、ユーザ端末2の表示部21に表示させるので、いずれも選択しない事態を回避して、複数のユーザによる選択を効果的に促進することができる。
また、本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、キーワード抽出部74が、発話解析部73により選択肢に関して議論されていると判定されたとき、キーワードの抽出を行うので、複数のユーザによる選択を適時に効率的に促進することができる。
また、本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、提案生成部77が人物解析部72により得られたユーザの人数および属性(例えば、性別、年齢)の情報を基に提案を生成するので、ユーザにより適した提案を生成することができ、複数のユーザによる選択を効果的に促進することができる。
また、本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、興味特定部71がユーザ端末2の閲覧画面および閲覧時間の情報を含む閲覧情報から、ユーザが興味のある選択肢を特定するので、より正確な特定が可能となり、これにより、複数のユーザに対してより適切な提案を行うことができる。
また、本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、興味特定部71が2つの選択肢を特定した場合は、ユーザが迷っていると判断し、2つの選択肢のいずれか一方のアピールポイントを提示することにより、複数ユーザによる選択を効率的に促進することができる。
また、本実施形態に係るチャットボットサーバ3は、興味特定部71が複数の選択肢を特定した場合は、ユーザが迷っていると判断し、ユーザに対する質問メッセージを発し、ユーザ端末2へのユーザ応答入力により一番興味のある選択肢を特定することにより、複数ユーザによる選択を効率的に促進することができる。
また、本実施形態に係るチャットボットシステム1は、上記効果に加え、ユーザ端末2とチャットボットサーバ3がネットワーク4を介して接続されるので、遠隔のチャットボットサーバ3から複数のユーザによる選択を容易に支援し、促進することができる。
また、本実施形態に係る方法は、キーワード抽出ステップにおいて、発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出し、感情判定ステップにおいて、抽出されたキーワードから選択肢に関する発話者の感情を判定し、提案生成ステップにおいて、好感を有するユーザの比率を基に提案を生成するようになっている。これにより、複数のユーザが相談しながら複数の選択肢から選択する場合に、ユーザの意向に沿った、受け入れやすい適切な提案を適時に行うことができるので、複数のユーザによる選択を効果的かつ効率的に支援し促進することができる。これにより、チャットボットで提供するサービスの成約率を向上させ、売り上げのアップに資することができる。
以上説明したように、本発明は、複数のユーザによる選択を効果的に促進することができるという効果を有し、チャットボット装置、チャットボットシステム、複数のユーザによる選択を支援する方法の全般に有用である。
本発明は、旅行業、リース業、保険業、食品業など幅広く適用可能であって、例えば、旅行代理店による家族旅行、グループ旅行等の旅行契約、車のレンタル契約、各種保険の契約、食品または食材の宅配、賃貸の不動産物件の使用契約等、比較的高額で複数のユーザが相談して決めるものに特に有用である。
[付記1]
付記1のチャットボットシステムは以下の通りである。
[背景技術]
特開2019−117517号公報には、ユーザの質問内容から推定されるユーザの感情に対応した回答をユーザに提示する質問回答システムが開示されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、特開2019−117517号公報に記載のような従来のチャットボットシステムにあっては、ユーザの質問内容(言語情報)からユーザの感情を推測するものの、ユーザの音声、映像、画面操作等の非言語情報を考慮するものではなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、ユーザから得られる言語情報だけでなく、非言語情報をも考慮して適切な提案を行うことでユーザによる選択を効果的に促進することができるチャットボット装置およびチャットボットシステムを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
[1]ユーザ端末に提示された選択肢からのユーザによる選択を支援するチャットボット装置であって、前記ユーザ端末が備える表示部の閲覧情報から前記ユーザが興味のある選択肢を特定する興味特定部(71)と、前記興味特定部により特定された選択肢に関して提案を生成する提案生成部(77)と、前記提案生成部により生成された前記提案を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる提案提示部(83)と、を備えたチャットボット装置。
この構成により、興味特定部が、ユーザ端末の表示部の閲覧情報(非言語情報)からユーザが興味のある選択肢を特定するので、ユーザによる選択を効果的に促進することができる。
[2]前記提案生成部は、前記興味特定部が2つの選択肢を特定した場合には、該2つの選択肢のいずれか一方のアピールポイントを生成し、前記提案提示部は、前記提案生成部により生成されたアピールポイントを前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる、[1]に記載のチャットボット装置。
[3]前記興味特定部は、前記興味特定部が複数の選択肢を特定した場合には、前記ユーザ端末の前記表示部に質問メッセージを表示させ、前記ユーザ端末へのユーザ応答入力により一番興味のある選択肢を特定する、[1]または[2]に記載のチャットボット装置。
[4]前記閲覧情報は、前記ユーザ端末の閲覧履歴、閲覧画面、および閲覧時間の情報を含む、[1]〜[3]のいずれか一に記載のチャットボット装置。
[5]前記ユーザ端末が備える前記マイクおよびカメラにより取得された前記音声情報および映像情報から前記ユーザの属性を解析する人物解析部(72)をさらに備え、前記提案生成部は、前記人物解析部により得られた前記ユーザの属性の情報を基に前記提案を生成する、[1]〜[4]のいずれか一に記載のチャットボット装置。
[6][1]〜[5]のいずれか一に記載のチャットボット装置と、ネットワークを介して前記チャットボット装置に接続可能な前記ユーザ端末と、を備えるチャットボットシステム。
なお、図1〜図9に関して上記説明した実施形態では、ユーザが一人のケースも対応可能であるが、付記1に記載のようにユーザが一人のケースを主に想定している場合には、構成を簡素化できる。例えば、図5に示したチャットボットサーバの機能ブロック図において、発話解析部73、キーワード抽出部74、感情判定部75、重み付け部76は具備しなくてもよい。また、図8に示したフローチャートにおいて、ステップS6〜ステップS12を省いて、ステップS5の人物解析の後にステップS13のアピールポイントの提示に移動するようにしてもよい。
1 チャットボットシステム
2 ユーザ端末
3 チャットボットサーバ(チャットボット装置)
4 ネットワーク
5、6、7 ユーザ
10、50 制御部
11、51 CPU
12、52 ROM
13、53 RAM
14、54 通信I/F
15、55 入出力I/F
16、56 バス
17 マイク
18 カメラ
19 センサ
20 タッチパネル
21 表示部
22、57 記憶部
30、60 情報入力部
31、61 音声情報取得部
32、62 映像情報取得部
33、63 センサ情報取得部
34、64 閲覧情報取得部
35、65 検索条件取得部
36、66 通信部
40、80 情報出力部
41、81 選択肢提示部
42、82 選択情報提示部
43、83 提案提示部
70 分析部
71 興味特定部
72 人物解析部
73 発話解析部
74 キーワード抽出部
75 感情判定部
76 重み付け部
77 提案生成部
90 選択肢データベース
91 選択肢詳細情報データベース
92 キーワードデータベース
93 アピール情報データベース

Claims (10)

  1. ユーザ端末に提示された選択肢からの複数のユーザによる選択を支援するチャットボット装置であって、
    前記ユーザ端末が備える表示部の閲覧情報から前記複数のユーザが興味のある選択肢を特定する興味特定部と、
    前記興味特定部により特定された選択肢に関して前記ユーザ端末が備えるマイクにより取得された前記複数のユーザにおける発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出するキーワード抽出部と、
    前記キーワード抽出部により抽出されたキーワードから、前記興味特定部により特定された選択肢に関する前記発話者の感情を判定する感情判定部と、
    前記感情判定部により前記複数のユーザの感情が判定されたとき、前記複数のユーザのうち好感を有するユーザの比率を基に提案を生成する提案生成部と、
    前記提案生成部により生成された前記提案を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる提案提示部と、
    を備えたチャットボット装置。
  2. 前記提案生成部は、前記複数のユーザの過半数が好感を示したとき、該好感を示した選択肢のアピールポイントを生成し、前記提案提示部は、前記提案生成部により生成されたアピールポイントを前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる、請求項1に記載のチャットボット装置。
  3. 前記提案生成部は、前記複数のユーザの過半数が好感を示さなかったとき、代替案を生成し、前記提案提示部は、前記提案生成部により生成された前記代替案を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる、請求項1または2に記載のチャットボット装置。
  4. 前記ユーザ端末が備えるマイクにより取得された前記複数のユーザにおける発話者の音声情報から、前記興味特定部により特定された選択肢に関する前記発話者の発話を解析し、前記特定された選択肢に関して議論されているか否かを判定する発話解析部をさらに備え、
    前記キーワード抽出部は、前記発話解析部により前記特定された選択肢に関して議論されていると判定されたとき、前記キーワードの抽出を行う、請求項1〜3のいずれか一項に記載のチャットボット装置。
  5. 前記ユーザ端末が備える前記マイクおよびカメラにより取得された前記音声情報および映像情報から前記複数のユーザの人数および属性を解析する人物解析部をさらに備え、
    前記提案生成部は、前記人物解析部により得られた前記複数のユーザの人数および属性の情報を基に前記提案を生成する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のチャットボット装置。
  6. 前記閲覧情報は、前記ユーザ端末の閲覧履歴、閲覧画面、および閲覧時間の情報を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のチャットボット装置。
  7. 前記提案生成部は、前記興味特定部が2つの選択肢を特定した場合には、該2つの選択肢のいずれか一方のアピールポイントを生成し、前記提案提示部は、前記提案生成部により生成されたアピールポイントを前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のチャットボット装置。
  8. 前記興味特定部は、前記興味特定部が複数の選択肢を特定した場合には、前記ユーザ端末の前記表示部に質問メッセージを表示させ、前記ユーザ端末へのユーザ応答入力により一番興味のある選択肢を特定する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のチャットボット装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のチャットボット装置と、
    前記表示部、前記マイク、およびカメラを備え、ネットワークを介して前記チャットボット装置に接続可能な前記ユーザ端末と、
    を備えるチャットボットシステム。
  10. ユーザ端末に提示された選択肢からの複数のユーザによる選択を支援する方法であって、
    前記ユーザ端末が備える表示部の閲覧情報から前記複数のユーザが興味のある選択肢を特定する興味特定ステップと、
    前記興味特定ステップにおいて特定された選択肢に関して前記ユーザ端末が備えるマイクにより取得された前記複数のユーザにおける発話者の音声情報から、感情を示す特定のキーワードを抽出するキーワード抽出ステップと、
    前記キーワード抽出ステップにおいて抽出されたキーワードから、前記興味特定ステップにて特定された選択肢に関する前記発話者の感情を判定する感情判定ステップと、
    前記感情判定ステップにて前記複数のユーザの感情が判定されたとき、前記複数のユーザのうち好感を有するユーザの比率を基に提案を生成する提案生成ステップと、
    前記提案生成ステップにて生成された前記提案を前記ユーザ端末の前記表示部に表示させる提案提示ステップと、
    を含む、複数のユーザによる選択を支援する方法。
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