JP2021102905A - 開口部用の縦枠構造 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2の発明は、ガイド部は、ベース材から立設する杆状体により構成されることを特徴とする請求項1記載の開口部用の縦枠構造である。
請求項3の発明は、ガイド部は複数本設けられ、スペーサ材および受け部材にはガイド部が貫通するための貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項2記載の開口部用の縦枠構造である。
請求項4の発明は、ガイド部は、ネジ部を有し、ベース材上に設けられるネジ受け部材にネジ固定される状態で該ネジ受け部材を貫通し、スペーサ材はネジ受け部材を介してベース材に載置されることを特徴とする請求項2または3記載の開口部用の縦枠構造である。
請求項5の発明は、ベース材は、底板部と、該底板部から立設する側板部とを備え、縦枠は、該側板部に外嵌する状態でベース材に固定されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の開口部用の縦枠構造である。
請求項6の発明は、側板部がスペーサ材の案内をするためのガイド部を構成していることを特徴とする請求項5記載の開口部用の縦枠構造である。
請求項7の発明は、縦枠と受け部材との間には、側板部が嵌入するための隙間が設けられていることを特徴とする請求項5または6記載の開口部用の縦枠構造である。
請求項8の発明は、受け部材は、スペーサ材に当接することで受け止められる受け板部と、該受け板部から立設していて縦枠に取り付けられる板面部とを備え、側板部は、板面部に対応する部位が切り欠かれていることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1記載の開口部用の縦枠構造である。
請求項2の発明とすることにより、ガイド部がベース材から立設する杆状体で良いことになって構造の簡略化を図ることができる。
請求項3の発明とすることにより、ガイド部が複数本形成されることにより、スペーサ材のガイドおよび位置決めが確実になって施工精度が向上する。
請求項4の発明とすることにより、ガイド部は、ネジ受け部材にネジ固定される状態で確りと設けられるため、スペーサ材を組み込む際に不安定状態になって操作性が損なわれてしまうことを回避できることになる。
請求項5の発明とすることにより、ベース材に設けられる側板部に縦枠が外嵌する状態でベース材に固定される結果、スペーサ材が載置されるベース材でありながら、縦枠の固定も確実にできることになる。
請求項6の発明とすることにより、ベース材に形成される側板部自体がスペーサ材のガイド部を構成する結果、別途ガイド部を設けないものであってもスペーサ材を位置決め案内してセットできることになる。
請求項7の発明とすることにより、側板部に外嵌する縦枠に、スペーサ材が当接するための受け部材を設けた場合、縦枠と受け部材との間に設けた隙間に側板部が嵌入することになって支障なく縦枠のベース材への取り付け固定ができることになる。
請求項8の発明とすることにより、受け部材が、縦枠に取り付けられる板面部を備えたものとすることで、該受け部材の縦枠に対する取付け構造の簡略化が図れながら、縦枠をベース材に固定する際に、側板部は、板面部対応部位が切り欠かれている結果、縦枠の側板部への外嵌が確実になって無理のない取り付けができることになる。
因みに本発明が実施される縦枠としては、戸尻側の縦枠7に限定されず、戸先側の縦枠6、さらには開口部Eを形成するための縦枠16についても本発明が実施されているが、これらの詳細については前記縦枠7と同様(ただし、具体的な形状は異なる。)の構造で実施されているため、その詳細については省略する。尚、本実施の形態において戸先側の縦枠6は、引き戸装置の縦枠であると同時に、開口部Eを形成するための縦枠にも兼用された一体型のものとなっており、このように本発明は、引き戸装置の縦枠だけでなく、開口部を構成するため設けられる縦枠においても実施することができる。
一方、戸体としては、本実施の形態のように引き戸方式のものに限定されず、前後方向に開閉揺動する開き戸方式のものであってもよいことは勿論である。
因みにベース材8の底板部8aが、ガイド体10の頭部10aを面一状にするためのビス孔8dが形成でき、かつ該ガイド体10をビス固定するためのネジ溝が形成される厚さを有したものであった場合には、ネジ受け部材11は必要ないものとして実施することができる。
因みに、板面部13cと縦枠左右側片部7bとは、本実施の形態ではビス14を介して固定しているが、溶接による固定であってもよく、固定手段について問うものではない。
そして縦枠7は、ベース材8に外嵌した状態で組み付けられるが、この場合に、前記ガイド体10の最上段のスペーサ材12から突出する部位が下片部13bに設けた貫通孔13fに貫通する状態で、該下片部13bが前記積層された最上段のスペーサ材12の上面に受け止められることになり、これによって縦枠7は、該受け止め状態で床面Fから立設し、ベース材側板部8cにビス15を介して固定される。
そしてこのように縦枠7と受け部材13との間の隙間Sにベース材側板部8b、8cが嵌入するものであり、該嵌入した際に、受け部材13に設けた板面部13cとベース材側板部8cとが互いに干渉することになり、そこで本実施の形態では、ベース材側板部8cと板面部13cとの互いに干渉する部位に、両者が干渉しないよう切り欠き部13e、8fが形成されたものになっている。
しかる後、必要枚数のスペーサ材12を、該スペーサ材12に形成された貫通孔12aにガイド体10を貫通する状態でベース材底板部8aに積層状に載置する。
ついで縦枠7を、受け部材13に設けた貫通孔13fにガイド体10を貫通させるとともに、側板部7a、7bをベース材側板部8b、8cに外嵌する状態でセットすると、受け部材13の下片部13bが最上段のスペーサ材12に載置することになる。
この状態で、縦枠7の左右側片部7bからビス15をベース材側板部8cに螺入することで該縦枠7の床面F側での取り付けができるように構成されている。
そして作業者は、このようにスペーサ材12をセットした後、縦枠7を、該縦枠7の下端縁部に設けられた受け部材13を最上段のスペーサ材12に載置するようにして組み付けることで高さ寸法に合わせた縦枠7のセットができ、このセット状態で縦枠7をベース材8に固定すればよく、一人作業であっても縦枠7の下端縁部の取り付け作業が簡単にできることになり作業性が向上する。
しかも前記杆状体によるガイド体10は複数本設けられ、スペーサ材12はこれらガイド体10が貫通するための貫通孔12aが設けられたものになっているから、スペーサ材12の位置決め案内状態でのセットおよびセット後に位置ずれすることが回避されることになって施工精度が向上する。
この場合に、ベース材8に設けた側板部8b、8cをスペーサ材12の案内をするためのガイド部(摺動案内することによるガイド)とすることができ、この結果、本実施の形態のようにガイド10を設けないものであってもスペーサ材12を位置決め案内してベース材8にセットできることになり、このようにした場合には構造の簡略化がさらに図れることになる。
このようなスペーサ材12の案内をするためのガイド部としては、前記ガイド体10、側板部8b、8cによるものだけでなく、例えば側板部8bに縦筋状の凸条または凹溝を設け、スペーサ材12側にこれら凸条または凹溝に摺動自在に嵌合する嵌合部を形成したものとしても実施することができる。
しかもこの場合に、受け部材13には、スペーサ材12に当接することで受け止められる下片部13bと、該下片部13bから立設した脚片部13a、そして該脚片部13aから切曲されていて縦枠7に取り付けられる板面部13cとを備えて構成されるが、この場合にベース材側板部8cは、板面部13cに対応する部位が切り欠かれているため、縦枠7のベース材側板部8cへの外嵌組み込みが確実になって無理のない取り付けができることになる。
7 縦枠
8 ベース材
8a 底板部
8b、8c 側板部
8e ビス孔
10 ガイド体
11 ネジ受け部材
12 スペーサ材
12a 貫通孔
13 受け部材
13b 下片部
13c 板面部
13e 切り欠き部
13f 貫通孔
E 開口部
F 床面
S 隙間
Claims (8)
- 出入り口等の開口部が設けられる部位の左右方向側部に設置される縦枠であって、該縦枠を、下端縁部に寸法調整をするためのスペーサ材が設けられる構造とするにあたり、
縦枠の設置部位に取り付けられるベース材と、該ベース材側から上方に向けて設けられるガイド部と、該ガイド部に案内される状態でベース材に載置されるスペーサ材と、縦枠の下端縁部に設けられ、前記スペーサ材に受け止められる受け部材とを備えて構成されることを特徴とする開口部用の縦枠構造。 - ガイド部は、ベース材から立設する杆状体により構成されることを特徴とする請求項1記載の開口部用の縦枠構造。
- ガイド部は複数本設けられ、スペーサ材および受け部材にはガイド部が貫通するための貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項2記載の開口部用の縦枠構造。
- ガイド部は、ネジ部を有し、ベース材上に設けられるネジ受け部材にネジ固定される状態で該ネジ受け部材を貫通し、スペーサ材はネジ受け部材を介してベース材に載置されることを特徴とする請求項2または3記載の開口部用の縦枠構造。
- ベース材は、底板部と、該底板部から立設する側板部とを備え、縦枠は、該側板部に外嵌する状態でベース材に固定されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の開口部用の縦枠構造。
- 側板部がスペーサ材の案内をするためのガイド部を構成していることを特徴とする請求項5記載の開口部用の縦枠構造。
- 縦枠と受け部材との間には、側板部が嵌入するための隙間が設けられていることを特徴とする請求項5または6記載の開口部用の縦枠構造。
- 受け部材は、スペーサ材に当接することで受け止められる受け板部と、該受け板部から立設していて縦枠に取り付けられる板面部とを備え、側板部は、板面部に対応する部位が切り欠かれていることを特徴とする請求項5乃至7の何れか1記載の開口部用の縦枠構造。
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