JP2021102818A - 空調衣服 - Google Patents

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白石 篤史
Atsushi Shiraishi
篤史 白石
一記 外処
Kazunori Todokoro
一記 外処
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【課題】前身頃に風発生装置を配置しつつ、腹部から胸部や頸部へと効率的に空気を送風することができる空調衣服を提供する。【解決手段】本発明は、少なくとも上半身を覆う衣服本体2を備え、衣服本体2の腹斜筋の少なくとも一部を覆う領域には一つ又は複数の空気取入れ口3と、空気取入れ口3と着脱可能に連結され、外部から衣服内に空気を取り込む風発生装置4とが備えられ、衣服本体2の大胸筋の少なくとも一部を覆う領域の身体側には突出部材5が配置されており、突出部材5は、幅が2cm以上30cm以下、長さが2cm以上20cm以下、かつ厚みが1cm以上10cm以下である空調衣服1に関する。【選択図】図2

Description

本発明は、風発生装置を備えた空調衣服に関する。
近年、高温下で作業する場合や生活する場合に、衣服内に空気を流通させるように設計された送風装置を備えた衣服が提案されている。一般的に送風機が衣服の後身頃に取り付けられているため、後身頃が膨れる。そのため、着用者は後方の構造物に送風機が接触する危険性があり、構造物を棄損する可能性がある。一方、送風機を前身頃に取り付けることも行われている。例えば、特許文献1には、衣服本体の前身頃に送風装置と、前記送風装置の端部を保持する複数の保持部を備えた換気衣服が提案されている。特許文献2には、人体の一方の脇部から首後方を介して他方の脇部まで連続して延びるように形成されている導風パイプと、導風パイプの両端に取り付けられた一対の送風機を備えた衣服が提案されている。特許文献3には、前身頃にファンを備えるとともに、基端部がファンと接続されている送風パイプを備えた衣服が提案されている。
特開2019−35178号公報 特開2018−135614号公報 特開2017−133121号公報
特許文献1に記載の衣服において、前身頃は後身頃に比べて衣服内空間が小さいため、衣服内の空気を頸部に向けて送風することが困難であった。特に、安全帯、シートベルト、たすき掛けバッグなどを取り付けた際、胸部と衣服の隙間が無くなり、頸部に送風できないため、送風機で送り込んだ空気の出口が無くなり、涼感が得られなくなる。特許文献2及び3に記載の衣服は、導風パイプにより、任意の場所に送風することができるが、導風パイプが配置されていない部位には送風されず、涼感が得られにくい。一方、導風パイプを体全体に張り巡らせた場合は、送風による涼感は得られるが、導風パイプによる身体の動きが抑制され、不快感がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するため、前身頃に風発生装置を配置しつつ、腹部から胸部及び頸部へと効率的に空気を送風することができる空調衣服を提供する。
本発明は、少なくとも上半身を覆う衣服本体を備え、前記衣服本体の腹斜筋の少なくとも一部を覆う領域には一つ又は複数の空気取入れ口と、前記空気取入れ口と着脱可能に連結され、外部から衣服内に空気を取り込む風発生装置とが備えられ、前記衣服本体の大胸筋の少なくとも一部を覆う領域の身体側には突出部材が配置されており、前記突出部材は、幅が2cm以上30cm以下、長さが2cm以上20cm以下、かつ厚みが1cm以上10cm以下であることを特徴とする空調衣服に関する。
本発明は、前身頃に風発生装置を配置しつつ、腹部から胸部及び頸部へと効率的に空気を送風する空調衣服を提供することができる。
図1は本発明の一例の空調衣服の模式的正面図である。 図2は同前身頃の結合部材を開けた状態を示す模式的説明図である。 図3は同模式的背面図である。 図4は本発明の他の一例の空調衣服の模式的正面図である。 図5は同前身頃の結合部材を開けた状態を示す模式的説明図である。 図6は本発明の他の一例の空調衣服の模式的正面図である。 図7は同模式的裏面図である。 図8は同模式的裏面図である。 図9は本発明の一例の空調衣服を平らに置いた時の前身頃の上部と襟部の模式的部分図である。 図10は本発明の他の一例の空調衣服の模式的側面図である。 図11は本発明の一例の空調衣服を平らに置いた時の左前身頃の上部の模式的部分図である。 図12は繊維網状体の斜視図である。
本発明者らは、空調衣服において、上記課題を解決するため鋭意検討した。その結果、少なくとも上半身を覆う衣服本体の腹斜筋の少なくとも一部を覆う領域には一つ又は複数の空気取入れ口を配置し、前記空気取入れ口と着脱可能に連結され、外部から衣服内に空気を取り込む風発生装置を設け、前記衣服本体の大胸筋の少なくとも一部を覆う領域には所定のサイズの突出部材を配置することで、腹部から胸部及び頸部へと効率的に空気を送風することで、涼感が得られることを見出した。
前記空調衣服は、少なくとも上半身を覆うものであればよく、特に限定されないが、冷却効果を高める観点から、ブルゾン型にすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の1以上の実施形態に係る空調衣服を説明する。しかし、本発明は、これらの図面に示されるものに限定されない。
図1は、本発明の一例の空調衣服(ブルゾン型)の模式的正面図である。図2は同前身頃の結合部材を開けた状態を示す模式的説明図である。図3は同模式的背面図である。該実施形態の空調衣服1は、少なくとも上半身を覆う衣服本体2を備える。また、衣服本体2の腹斜筋の少なくとも一部を覆う領域には左右対称に配置された一対の空気取入れ口3と、それぞれの空気取入れ口3と着脱可能に連結され、外部から衣服内に空気を強制的に取り込む風発生装置4とを備える。該実施形態の空調衣服1は、美観及び衣服内の空気の流れを良好にする観点から、一対の空気取入れ口3を有するが、空気取入れ口は1つであってもよく、三つ以上であってもよい。空気取入れ口3の周縁部には、樹脂製の固定リングが設けられ、固定リングを介して、ファン等の風発生装置4が空気取入れ口3に固定される。固定リングは、シリコン樹脂(シリコーン)、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン等の樹脂で構成することができる。
風発生装置(送風機とも称される。)4は、外部から空気を衣服内に取り込んで、身体(或いは下着)と衣服の間の空間に空気の流れを強制的に生じさせるものである。風発生装置4としては、特に限定されず、例えば、ファンを用いることができる。前記ファンとしては、特に限定されず、例えば、従来の空調衣服に用いられるものと同じものを用いることができる。例えば、ファンは、ファン本体と、ファンを衣服本体に取り付けるための取付けリングを備えており、ファン本体を、衣服本体に設けられた空気取入れ口3に差込み、空気取入れ口3のリング部にファン本体に設けた上側フックとコネクタ部でファン取付け部を固定することで、ファンを衣服本体に取り付けることができる。
衣服本体2の大胸筋の少なくとも一部を覆う領域の身体側には突出部材5が配置されている。突出部材5は、幅が2cm以上30cm以下、長さが2cm以上20cm以下、かつ厚みが1cm以上10cm以下である。本発明において、幅は身巾方向のサイズを意味し、長さは身丈方向のサイズを意味する。突出部材5が上述したサイズを有することで、少なくとも腹斜筋の一部を覆う領域に備えられている風発生装置4によって外部から衣服内に取り込んだ空気を腹部から胸部及び頸部へと効率的に送風することで、涼感を得ることができる。突出部材5は、幅が3cm以上25cm以下であることが好ましく、4cm以上20cm以下であることがより好ましい。突出部材5は、長さが3cm以上18cm以下であることが好ましく、5cm以上15cm以下であることがより好ましい。突出部材5は、厚みが1.5cm以上8cm以下であることが好ましく、2cm以上6cm以下であることがより好ましい。
突出部材5は、特に限定されないが、例えば、樹脂、金属及び繊維からなる群から選ばれる一種以上の素材で構成することができる。突出部材としては、安全帯、シートベルト、たすき掛けバッグなどを取り付けた際に形状を維持しつつ、及び身体に対する圧迫感を軽減する観点から、発泡樹脂成形体及び/又は繊維網状体で構成することが好ましい。発泡樹脂成形体としては、例えば、発泡ポリウレタン成形体等を用いることができる。繊維網状体としては、例えば、図12に示しているように複数本の熱可塑性樹脂のフィラメントがランダムループを形成し、少なくとも一部の交点が融着した立体形状の繊維網状体を用いることができる。隙間により、空気を通しやすく、送風効果を高める観点から、繊維網状体を用いることがより好ましい。
突出部材5を衣服本体2に取り付ける方法としては、特に限定されず、例えば、縫製による固定、接着による固定、ファスナー及びボタン等の結合部材による固定、袋やポケットを取り付けた後に該袋やポケットに収納する方法等が挙げられる。
空調衣服1では、簡便性の観点から、突出部材5として風発生装置4に電力を供給する電源装置を用いることができる。電源装置は、大胸筋の少なくとも一部を覆う領域に設けた袋7に収納されている。電源装置は、特に限定されないが、携帯できる電源であればよく、特に限定されない。例えば、充電式電池や乾電池などを用いることができ、繰り返し使用可能である観点から、充電式電池を用いることが好ましい。充電式電池としては、例えば、リチウムイオン二次電池などを用いることができる。風発生装置4と電源装置5は、電力供給ケーブル6で接続される。
衣服本体2は、襟部21、肩部22、第1前身頃23、第2前身頃24、後身頃25、左右の袖部26、裾部27を有する。裾部27は、空気の漏れを防止する観点から、ゴム紐等の伸縮性素材で構成されてもよい。
襟部21は、第1襟部21aと、第2襟部21bに分かれており、第1襟部21aと第2襟部21bは、結合部材(図示なし)によって開閉可能に連結されている。結合部材としては、衣服内の空気の圧力を高める観点から、例えば、チャックやファスナー等を用いることが好ましい。
肩部22は左肩においては縫製で第1前身頃23と一体化されており、右肩においては、結合部材(図示なし)によって第1前身頃23と開閉可能に連結されている。結合部材としては、衣服内の空気の圧力を高める観点から、例えば、チャックやファスナー等を用いることが好ましい。
第1前身頃23と第2前身頃24は着脱手段28によって開閉可能に連結されている。該実施形態では、着脱手段28は脇付近に配置されており、胸骨を覆っていない。着脱手段としては、衣服内の空気の圧力を高める観点から、例えば、チャックやファスナー等を用いることが好ましい。
胸骨の一部を覆う領域において、第1前身頃23は、左第1前身頃23a、右第1前身頃23bに分かれており、左第1前身頃23aは第1襟部21aと縫製で一体化され、右第1前身頃23bは第1襟部21bと縫製で一体化され、左第1前身頃23aと右第1前身頃23bは結合部材30によって開閉可能に連結されている。
空調衣服1を着用し、風発生装置4を可動させると、外部から空気が空調衣服1内に取り込まれ、図1において矢印で示しているように、外部から空気が空調衣服1内に取り込まれた空気は、衣服本体2と身体(又は下着)の間の空間において、身体(又は下着)の表面にそって上方に流通し、襟部の周囲及び袖口から外部に排出される。
空調衣服1は、空気取入れ口3を覆うように身体側とは反対側に設けられたポケット10を有してもよい。空気取入れ口に取り付けられた風発生装置4をポケット10が覆うことで美観が良好になる。ポケットを構成する生地は、フラジール法による通気度が180cc/cm/sec以上であることがより好ましく、200cc/cm/sec以上であることがさらに好ましく、250cc/cm/sec以上であることが特に好ましい。ポケットを構成する生地としては、メッシュ生地を好適に用いることができる。
図4は本発明の他の一例の空調衣服(ブルゾン型)の模式的側面図である。図5は同前身頃の結合部材を開けた状態を示す模式的説明図である。図4〜5では、図1〜3と同一の部分には同一の符合を付けており、重複する説明は省略する。また、図4〜5と図1〜3において同一の部分は、同様の機能を有する。該実施形態の空調衣服31は、突出部材35として、発泡樹脂成形体を用いている。電源装置32は、前身頃の下部中心部に設けた袋33に収納している。
図6は本発明の他の一例の空調衣服(ブルゾン型)の模式的側面図である。図7及び8は同模式的裏面図(裏返した状態)である。図6〜8では、図1〜3と同一の部分には同一の符合を付けており、重複する説明は省略する。また、図6〜8と図1〜3において同一の部分は、同様の機能を有する。該実施形態の空調衣服41において、第1前身頃43、第2前身頃44は、着脱手段48によって開閉可能に連結されている。該実施形態では、着脱手段48は前中心線に沿って配置されており、胸骨を覆っている。該実施形態の空調衣服41は、突出部材45として、発泡樹脂成形体を用いている。突出部材45は、袋46に収納されている。袋46は、結合手段51によって、脱着可能に衣服本体に結合する。電源装置47は前身頃の下部中心部に設けた袋49に収納してもよい。袋49は、結合手段52によって、脱着可能に衣服本体に結合する。該実施形態では、突出部材45として、発泡樹脂成形体を用いているが、電源装置を前身頃の下部中心部に配置せず、電源装置を突出部材45として用いることも可能である。
図9は、衣服本体を平らに置いた時の前身頃の上部と襟部の模式的部分図である。図6に示されているように、上部左側前身頃51の中心線側縁端部55は、所定の位置の展開基点から右方向に向けて湾曲している。また、上部右側前身頃61の中心線側縁端部65は、所定の位置の展開基点から左方向に向けて湾曲している。
図10は、上部左側前身頃及び上部右側前身頃の中心線側縁端部が上述したように湾曲した場合の空調衣服の側面図である。図10に示されているように、上部左側前身頃及び上部右側前身頃の中心線側縁端部が上述したように湾曲した場合、上部左側前身頃及び上部右側前身頃の中心線側縁端部が裾部から首部に向かって真っすぐ延びた場合に比べて、首近辺において、胸部(又は下着)と衣服本体の間の空間が大きくなり、それゆえ、空気が前首元を通りやすくなり、胸部及び頸部を冷却する性能が高められる。図10は首近辺に対する説明のための側面図であり、それ以外の部分については詳細を省略したものである。
本発明の1以上の実施形態において、図9に示されているように、衣服本体を平らに置いた時、肩折れ線101と襟ぐり線102の交点であるサイドネックポイントSNPから展開基点までの垂直距離Laは25cm以上35cm以下であることが好ましく、26cm以上35cm以下であることがより好ましく、さらに好ましくは27cm以上35cm以下である。Laが上述した範囲内であると、胸部(或いは胸部を覆う下着)と衣服の間の空間が大きくなり、空気が胸部を通り前首元から抜けやすくなり、胸部及び頸部を冷却する性能が高まる。なお、SNPから展開基点までの垂直距離Laは、SNPを通り前中心線103に直交する線と、展開基点を通り前中心線103に直交する線間の最短直線距離である。
本発明の1以上の実施形態において、図9に示されているように、前中心線と襟ぐり線の交点であるA点から左右の前身頃の中心線側縁端部までの距離は、それぞれ、前中心線103と襟ぐり線102の交点であるA点と、A点を通り前中心線103と直交する線104と上部左側前身頃51の中心線側縁端部55又は上部右側前身頃61の中心線側縁端部65の交点B点をそれぞれ結んだ線分の長さLbである。Lb(A点とB点を結んだ線分の長さ)はそれぞれ1cm以上2.5cm以下であることが好ましく、より好ましくは1cm以上1.5cm以下である。Lbが上述した範囲内であると、前首元と衣服の間の空間が大きくなり、空気が前首元を通りやすくなり、胸部及び頸部を冷却する性能が高まる。
本発明の1以上の実施形態において、図9に示されているように、前中心線と襟ぐり線の交点であるA点から前記展開起点までの距離Lcが10cm以上24cm以下であることが好ましく、11cm以上24cm以下であることがより好ましい。Lcが上述した範囲内であると、前首元と衣服の間の空間が大きくなあり空気が前首元を通りやすくなり、前身頃上部の汗の気化が促され、クーリング性を得ることができる。なお、本発明では、サイドネックポイントSNPとA点の垂直距離が10cmを超えるように、LaとLcを選択することが好ましい。
本発明の1以上の実施形態に係る空調衣服において、上部左側前身頃及び上部右側前身頃の中心線側縁端部の湾曲角度は、それぞれ95°以上120°以下であることが好ましく、100°以上115°以下であることがより好ましい。本発明の1以上の実施形態に係る空調衣服において、前身頃の中心線側縁端部の湾曲角度は、図11に示されているように、A点とB点を結ぶ線分と、B点と襟先点を結んだ線分のなす角度αで示される。なお、図11は、上部左側前身頃の部分図であるが、上部右側前身頃でも同じである。左右前身頃の中心線側縁端部の湾曲角度が上述した範囲であると、前首元と衣服の間の空間が大きくなあり空気が前首元を通りやすくなり、前身頃上部の汗の気化が促され、クーリング性を得ることができる。
衣服本体に用いる素材としては、特に限定されず、織物や編物などを用いることができる。生地の断面方向の通風抑制の観点から、織物の方が好ましい。上記織物としては、特に限定されず、一重織り組織でもよく、二重織り組織でもよい。例えば、平織、斜文織、朱子織、変化平織、変化斜文織、変化朱子織、変わり織、紋織、片重ね織、二重組織、多重組織、経パイル織、緯パイル織、絡み織などが挙げられる。前記生地を構成する繊維としては、特に限定されず、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル繊維、ポリウレタン繊維、ポリアミド繊維、アセテート繊維、コットン繊維、レーヨン繊維、エチレンビニルアルコール繊維、ナイロン繊維などを用いることができる。前記素材は、特に限定されないが、例えば、目付けが20〜300g/mの範囲が好ましく、50〜250g/mの範囲であることがより好ましい。目付が上記の範囲であれば、耐久性も良く、軽くて動きやすい利点がある。
以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
衣服本体の襟部、肩部、第1前身頃、第2前身頃、後身頃及び袖部には生地(平織り、ポリエステル繊維77質量%、綿23質量%、目付け156g/m)を用い、空気取入れ口3は直径が10cmの円形とし、空気取入れ口の固定リングはシリコン樹脂で形成し、風発生装置として直径が10cmのファン(サンエス社製、品名「ファンセット薄型RD9710A」、羽の直径80mm、羽の枚数5枚、供給電力7V、2A)を用い、電源装置としてリチウムイオン電池(サンエス社製、品名「リチウムイオンバッテリーRD9870AJ」、幅7.5cm、長さ10.5cm、厚さ3cm)を用い、電力供給ケーブル6としてケーブル(サンエス社製、品名「ファンセット薄型RD9710A」)を用い、図1〜3に示すようなブルゾン型の空調衣服1(JASPO規格Lサイズ)を作製した。電源装置を収納する袋の上端と襟部上端までの距離を約20cmとした。空調衣服1において、Laは26.5cmであり、Lbは1.5cmであり、Lcは16.5cmであり、左右の前身頃の中心線側縁端部の湾曲角度は、それぞれ112°であった。空調衣服1において、左第1前身頃は上部左側前身頃に該当し、右第1前身頃は上部右側前身頃に該当する。
(比較例1)
電源装置を袋7に収納せず、第1前身頃の下部において風発生装置の真ん中に位置するように取り付けた以外は、実施例1と同様にして空調衣服を作製した。
実施例1及び比較例1の空調衣服を着用し、車に乗り、シートベルトを取り付けた際の空気の流れを評価した。
実施例1の場合は、シートベルトをしても、大胸筋の少なくとも一部を覆う領域に配置された所定サイズの突出部材、具体的には電源装置によって、衣服内空間が確保でき、風発生装置によって衣服内に取り込んだ空気が胸部を通過して頸部まで送風され、涼感が得られた。
比較例1の場合、シートベルトにより、胸部の衣服内空間が無くなり、風発生装置によって衣服内に取り込んだ空気が頸部まで送風されず、涼感が得られなかった。
1、31、41 空調衣服
2 衣服本体
3 空気取入れ口
4 風発生装置
5、32、47 電源装置
5、35、45 突出部材
6 電力供給ケーブル
7、33、46、49 袋
10 ポケット
21 襟部
21a 第1襟部
21b 第2襟部
22 肩部
23 第1前身頃
23a 左第1前身頃
23b 右第1前身頃
24 第2前身頃
25 後身頃
26 袖部
27 裾部
28 脱着部材
30、48、51、52 結合部材
51 上部左側前身頃
55 上部左側前身頃の中心線側縁端部
61 上部右側前身頃
65 上部右側前身頃の中心線側縁端部
101 肩折れ線
102 襟ぐり線
103 前中心線
104 前中心線と直交する線

Claims (7)

  1. 少なくとも上半身を覆う衣服本体と、
    前記衣服本体の腹斜筋の少なくとも一部を覆う領域には一つ又は複数の空気取入れ口と、前記空気取入れ口と着脱可能に連結され、外部から衣服内に空気を取り込む風発生装置とを備え、
    前記衣服本体の大胸筋の少なくとも一部を覆う領域の身体側には突出部材が配置され、前記突出部材は、幅が2cm以上30cm以下、長さが2cm以上20cm以下、かつ厚みが1cm以上10cm以下であることを特徴とする空調衣服。
  2. 前記突出部材は、樹脂、金属及び繊維からなる群から選ばれる一種以上の素材で構成されている請求項1に記載の空調衣服。
  3. 前記突出部材は、風発生装置に電力を供給する電源装置で構成されている請求項1又は2に記載の空調衣服。
  4. 前記突出部材は、発泡樹脂成形体及び繊維網状体からなる群から選ばれる一つ以上で構成されている請求項1又は2に記載の空調衣服。
  5. 前記衣服本体の前身頃には着脱手段が設けられており、前記着脱手段は胸骨を覆わない請求項1〜4のいずれかに記載の空調衣服。
  6. 前記衣服本体を平らに置いた時、前中心線上に位置し、肩折れ線と襟ぐり線の交点であるサイドネックポイントからの垂直距離が25cm以上35cm以下の展開起点から、左前身頃の中心線側縁端部は右方向に向けて湾曲しており、右前身頃の中心線側縁端部は左方向に向けて湾曲しており、前中心線と襟ぐり線の交点であるA点から左右の前身頃の中心線側縁端部までの距離がそれぞれ1cm以上2.5cm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調衣服。
  7. 前記空気取り入れ口は二個であり、腹斜筋の少なくとも一部を覆う領域に左右対称的に配置されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の空調衣服。
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