JP2021100323A - 回転電機駆動ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却失陥状態場合であっても、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定することができる回転電機駆動ユニットを提供する。【解決手段】回転電機20のコイル62は、ステータコア61のスロット部613の内部に位置するスロットコイル部621と、ステータコア61の軸方向の第1端面61aから突出する第1コイルエンド部622aと、を有する。回転電機ケース80は、冷媒供給部70から供給され第1コイルエンド部622aを冷却した冷媒Rが貯留する冷媒貯留部82を有する。制御装置13のコイル温度推定部131は、第1温度検出部91によって検出された冷媒貯留部82に貯留する冷媒Rの温度Taと、第2温度検出部92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度Tbと、に基づいて、スロットコイル部621の軸方向中央部の温度Tを推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、電動車両などに搭載される回転電機駆動ユニットに関する。
従来から、回転電機駆動ユニットの回転電機として、内周面に複数のスロット部が形成された略円環形状のステータコアと、ステータコアの複数のスロット部に挿通されたコイルと、を有するステータを備える回転電機が知られている。
この種の回転電機駆動ユニットにおいては、コイルは、ステータコアのスロット部の内部に位置するスロットコイル部を冷媒によって直接冷却することが難しい。そのため、回転電機の駆動時、コイルは、ステータコアのスロット部の内部に位置するスロットコイル部の軸方向中央部の温度が最も高くなる。一方、近年は回転電機の性能向上が強く求められており、ステータコアのスロット部には隙間なくコイルが組付けられ、スロット内のコイルの占積率が高くなっている。そのため、ステータコアのスロット部の内部に位置するスロットコイル部の軸方向中央部の温度を直接検出することができないという課題がある。
この課題を解決するために、例えば特許文献1には、回転電機のコイル温度推定装置が開示されている。特許文献1に記載の回転電機のコイル温度推定装置は、ステータを冷却する冷媒の温度と、当該冷媒とコイルとの間の少なくとも一部における熱抵抗と、を用いて、コイルからの抜熱量を算出する抜熱量算出部と、コイルの損失による発熱量を算出する発熱量算出部と、コイルからの抜熱量とコイルの損失による発熱量とを用いてスロットコイル部の軸方向中央部の温度を算出するコイル温度算出部と、を備える。
再表2015/199176号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回転電機のコイル温度推定装置は、コイルからの抜熱量とコイルの損失による発熱量とを用いてコイルの温度を算出するが、コイルからの抜熱量は、ステータを冷却する冷媒の温度を用いて算出しており、ステータに冷媒が供給されていない冷却失陥状態である場合、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を適正に算出することができない、という課題があった。
本発明は、ステータに冷媒が供給されていない冷却失陥状態場合であっても、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定することができる回転電機駆動ユニットを提供する。
本発明は、
水平方向に延びる回転軸線を有し、
略円環形状のロータと、
内周面に複数のスロット部が形成された略円環形状のステータコア、及び前記複数のスロット部に挿通されたコイル、を有し、前記ロータの外周面から径方向に所定の間隔を隔てて配置されたステータと、を備え、
前記コイルは、前記ステータコアの前記スロット部の内部に位置するスロットコイル部と、前記ステータコアの軸方向の少なくとも一端側の第1端面から軸方向に突出するコイルエンド部と、を有する、回転電機と、
前記回転電機の上方に設けられ、前記コイルエンド部に冷媒を供給する冷媒供給部と、
前記回転電機及び前記冷媒供給部を収容し、前記コイルエンド部を冷却した前記冷媒が貯留する冷媒貯留部を有する回転電機収容部を備える回転電機ケースと、を有する回転電機ユニットと、
前記冷媒貯留部に貯留した前記冷媒を前記冷媒供給部に循環する冷媒循環装置と、
前記回転電機の前記コイルに供給する電力及び前記回転電機の前記コイルから供給される電力を変換する電力変換装置と、
前記電力変換装置に制御信号を出力することによって、前記回転電機の前記コイルに供給する電力及び前記回転電機の前記コイルから供給される電力を制御する制御装置と、を備える回転電機駆動ユニットであって、
前記冷媒貯留部に貯留した前記冷媒の温度を検出する第1温度検出部と、
前記コイルエンド部の軸方向中央部の温度を検出する第2温度検出部と、を有し、
前記制御装置は、前記スロットコイル部の温度を推定するコイル温度推定部を有し、
前記コイル温度推定部は、前記第1温度検出部によって検出された前記冷媒の温度と、前記第2温度検出部によって検出された前記コイルエンド部の温度と、に基づいて、前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定する。
本発明によれば、コイル温度推定部は、第1温度検出部によって検出された冷媒の温度だけでなく、第2温度検出部によって検出されたコイルエンド部の温度にも基づいて、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定するので、ステータのコイルエンド部に冷媒が供給されていない冷却失陥状態の場合であっても、第2温度検出部によって検出されたコイルエンド部の温度に基づいて、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定することができる。
本発明の一実施形態の回転電機駆動ユニットが搭載された車両の構成図である。 本発明の一実施形態の回転電機ユニットの内部を軸方向から見た図である。 本発明の一実施形態の回転電機ユニットの内部を径方向から見た図である。 本発明の一実施形態のステータコアを軸方向から見た図である。 本発明の一実施形態の巻線に取り付けられたコイル温度センサを示す図である。 本発明の一実施形態の回転電機駆動ユニットの制御装置における制御フローを説明するフローチャートである。
以下、本発明の回転電機駆動ユニットの一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態による回転電機駆動ユニット1は、例えばハイブリッド車両または電動車両などの車両Vに搭載されている。車両Vは、回転電機駆動ユニット1と、バッテリ2と、トランスミッション3と、駆動輪4と、を備える。回転電機駆動ユニット1は、回転電機ユニット10と、冷媒循環装置11と、電力変換装置12と、制御装置13と、を備える。
図2〜図4に示すように、本実施形態の回転電機ユニット10は、回転電機20と、回転電機20の上方に設けられた冷媒供給部70と、回転電機20及び冷媒供給部70を収容する回転電機収容部81を有する回転電機ケース80と、を備える。
回転電機20は、供給された電力によって回転動力を出力する電動機であってもよいし、入力された回転動力によって電力を供給する発電機であってもよい。回転電機20が駆動するとは、回転電機20が電動機として機能する場合には、供給された電力によって回転動力を出力することをいい、回転電機20が発電機として機能する場合には、入力された回転動力によって電力を供給することをいう。
回転電機20は、回転シャフト30と、回転シャフト30の外周面に固定された略円環形状のロータ40と、ロータ40の軸方向両端面に配置された一対の端面板50と、ロータ40の外周面と対向するように配置されたステータ60と、を備える。回転電機20(回転シャフト30)の回転軸線CLは、水平に延びている。
なお、本明細書等では、説明を簡単且つ明確にするために、軸方向、径方向、周方向というときは、回転電機20(回転シャフト30)の回転軸線CLを基準にした方向をいう。さらに、軸方向と上下方向の双方と直交する方向を直交方向という。また、軸方向内側とは、軸方向におけるロータ40及びステータ60の中央側をいい、軸方向外側とは、ロータ40及びステータ60の中央から離れる側をいう。
回転シャフト30は、回転電機20が電動機として機能する場合には、回転電機20の出力軸として、回転電機20の回転動力を外部に出力する。また、回転シャフト30は、回転電機20が発電機として機能する場合には、回転電機20の入力軸として、外部からの回転動力を回転電機20に入力する。
ロータ40は、略円環形状を有し、回転軸線CLと平行な磁石挿入孔42が外周側に周方向に沿って複数設けられたロータコア41と、各磁石挿入孔42に挿入された永久磁石43と、を備える。
ロータコア41は、略円環形状の電磁鋼板410が軸方向に複数積層されて構成されている。ロータコア41は、軸方向において、一端側の第1端面41a及び他端側の第2端面41bを形成する。
一対の端面板50は、いずれも軸方向から見て、外周面がロータコア41の外周面と略同一の略円環形状を有する。端面板50は、軸方向内側端面50a及び軸方向外側端面50bを有する。一対の端面板50の軸方向内側端面50aは、いずれも軸方向においてロータ40と対向する。これにより、磁石挿入孔42は、一対の端面板50によって軸方向の両端が塞がれるので、ロータコア41の磁石挿入孔42に挿入された永久磁石43が軸方向に移動したとしても、ロータコア41の外に抜け落ちることを防止できる。
一対の端面板50の軸方向外側端面50bには、それぞれカラー51が当接している。一対の端面板50に当接している一対のカラー51は、いずれも回転シャフト30の外周面に固定されている。さらに、一対のカラー51は、一対の端面板50及びロータコア41を軸方向内側に押圧している。これにより、ロータ40は、一対のカラー51によって挟持されて回転シャフト30に軸方向で固定されている。
ステータ60は、略円環形状を有するステータコア61と、ステータコア61に取り付けられ、U相、V相、W相の複数の巻線63によって構成されるコイル62と、を備える。
ステータコア61は、略円環形状の電磁鋼板610が軸方向に複数積層されて構成されている。ステータコア61は、略円環形状のヨーク部611と、ヨーク部611の内周面から径方向に中心へ向かって突出する複数のティース部612と、周方向で隣り合うティース部612の間に形成されるスロット部613と、ヨーク部611の外周面から径方向外側に突出する複数の締結部614と、を備える。複数のティース部612及びスロット部613は、ステータコア61の周方向に沿って等間隔に配置されている。ティース部612及びスロット部613は、ステータコア61の軸方向に沿って延びている。各締結部614には、軸方向に貫通する貫通孔615が設けられている。本実施形態では、締結部614は、周方向に沿って6個形成されている。各貫通孔615には、締結部材64が挿通しており、ステータ60は、締結部材64によって回転電機ケース80に固定されている。
コイル62は、ステータコア61のスロット部613の内部に位置するスロットコイル部621と、ステータコア61の軸方向の一端側の第1端面61aから軸方向に突出する第1コイルエンド部622aと、ステータコア61の軸方向の他端側の第2端面61bから軸方向に突出する第2コイルエンド部622bと、を有する。第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bは、ステータコア61から軸方向外側に突出した略円環形状となっている。
冷媒供給部70は、回転電機20の上方に設けられている。冷媒供給部70は、第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bを冷却する冷媒Rを供給する。本実施形態では、冷媒Rは、トランスミッション3の潤滑、動力伝達及び冷却を行うATF(Automatic Transmission Fluid)である。
冷媒供給部70は、2本の冷媒供給管71を有する。2本の冷媒供給管71は、いずれも軸方向に延びている。軸方向から見て、一方の冷媒供給管71は、回転電機20の回転軸線CLよりも直交方向の一方側に配置されており、他方の冷媒供給管71は、回転電機20の回転軸線CLよりも直交方向の他方側に配置されている。各冷媒供給管71には、それぞれステータ60の第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bの上方の位置にそれぞれ冷媒吐出孔72a、72bが設けられている。
回転電機ケース80の回転電機収容部81は、第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bを冷却した冷媒Rが貯留する冷媒貯留部82を有する。冷媒貯留部82には、冷媒Rを排出する不図示の排出孔が設けられている。排出孔は、冷媒循環装置11に接続している。
<冷却機構>
図1に戻って、冷媒循環装置11は、冷媒Rが循環する冷媒流路111と、冷媒Rを圧送する冷媒ポンプ112と、冷媒Rを冷却する冷却器113と、を備えている。
冷媒流路111は、回転電機ユニット10の冷媒供給部70及びトランスミッション3の内部における作動油の流路に接続されている。冷媒流路111は、回転電機収容部81の冷媒貯留部82に設けられた排出孔に接続されている。
冷媒ポンプ112は、冷媒流路111に設けられている。冷媒ポンプ112は、例えば、回転電機20の回転シャフト30に連結された機械式ポンプであり、回転電機20の駆動によって吸引力を発生し、回転電機収容部81の冷媒貯留部82に設けられた排出孔から冷媒Rを吸引するとともに、冷媒流路111を流れる冷媒Rを回転電機ユニット10の冷媒供給部70及びトランスミッション3の内部における作動油の流路に向かって圧送する。
冷却器113は、冷媒流路111を流れる冷媒Rを冷却する。
このように、冷媒循環装置11によって、冷媒Rは、冷却されて、回転電機ユニット10及びトランスミッション3を循環する。
図2及び図3に戻って、冷媒ポンプ112により圧送された冷媒Rは、冷媒供給部70の2本の冷媒供給管71に供給される。冷媒供給管71に供給された冷媒Rは、冷媒吐出孔72a、72bから吐出し、ステータ60の第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bに滴下される。第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bに滴下された冷媒Rは、重力の作用によって、一部が第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bの外周面に沿って下方へと流れ、一部がステータコア61の第1端面61a及び第2端面61bを下方へと流れる。そして、冷媒Rは、第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bと接触することによって第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bを冷却し、ステータコア61の第1端面61a及び第2端面61bと接触することによってステータコア61の第1端面61a及び第2端面61bを冷却する。第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622b、並びにステータコア61の第1端面61a及び第2端面61bを冷却した冷媒Rは、重力の作用によって、回転電機収容部81の冷媒貯留部82に貯留する。回転電機収容部81の冷媒貯留部82に貯留した冷媒Rは、排出孔から冷媒ポンプ112の吸引力によって冷媒流路111へと流れる。
このとき、コイル62は、第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bに冷媒Rが接触することによって冷却されるが、ステータコア61のスロット部613の内部に位置するスロットコイル部621は、冷媒Rと接触しないため、冷媒Rによって直接冷却されない。したがって、コイル62は、回転電機20の駆動時において、スロットコイル部621の温度が高くなり、特にスロットコイル部621の軸方向中央部の温度が最も高くなる。
<制御機構>
再び図1に戻って、電力変換装置12は、バッテリ2の入出力電圧を昇降圧するDC/DCコンバータ121と、回転電機20のコイル62に供給する電力及び回転電機20のコイル62から供給される電力を変換するインバータ122と、を備えている。
DC/DCコンバータ121は、バッテリ2とインバータ122との間に接続されている。DC/DCコンバータ121は、回転電機20が電動機として駆動している場合は、制御装置13から出力される制御信号に応じて、バッテリ2からの出力電圧を昇圧し、回転電機20が発電機として駆動している場合は、制御装置13から出力される制御信号に応じて、インバータ122からの出力電圧を降圧する。
インバータ122は、例えば、スイッチング素子(例えば、MOSFETなど)を複数用いてブリッジ接続して成るブリッジ回路と平滑コンデンサとを備えている。インバータ122は、回転電機20が電動機として駆動している場合は、制御装置13から出力される制御信号に応じて、DC/DCコンバータ121からの直流電力を3相交流電力に変換し、3相の交流電力を回転電機20の3相のコイル62に通電する。インバータ122は、回転電機20が発電機として駆動している場合は、制御装置13から出力される制御信号に応じて、回転電機20の3相のコイル62からの3相交流電力を直流電力に変換し、直流電力をDC/DCコンバータ121に通電する。
制御装置13は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)などの各種の記憶媒体と、タイマーと、などの電子回路により構成されている。制御装置13は、トランスミッション3及び電力変換装置12を制御するための制御信号を出力する。制御装置13は、制御信号を電力変換装置12に出力することによって、回転電機20のコイル62に供給される電力及び回転電機20のコイル62から供給される電力を制御する。制御装置13は、冷媒温度センサ91、及びコイル温度センサ92に接続されている。
冷媒温度センサ91は、回転電機収容部81の冷媒貯留部82に貯留した冷媒Rの温度を検出する。冷媒温度センサ91は、例えば、サーミスタである。冷媒温度センサ91は、回転電機収容部81の冷媒貯留部82に取り付けられている(図2及び図3参照)。
コイル温度センサ92は、第1コイルエンド部622aの温度を検出する。コイル温度センサ92は、例えば、サーミスタである。コイル温度センサ92は、回転電機20のコイル62の第1コイルエンド部622aを構成する巻線63に直接取り付けられている。本実施形態では、コイル温度センサ92は、第1コイルエンド部622aを構成する巻線63と接触するようにクリップ921によって固定されている(図5参照)。
制御装置13は、コイル温度推定部131と、冷却失陥判定部132と、回転電機制御部133と、を備える。
コイル温度推定部131は、冷媒温度センサ91によって検出された冷媒Rの温度と、コイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度と、に基づいて、コイル62におけるスロットコイル部621の軸方向中央部の温度を推定する。
これにより、コイル温度推定部131は、冷媒温度センサ91によって検出された冷媒Rの温度だけでなく、コイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度にも基づいて、スロットコイル部621の軸方向中央部の温度を推定するので、冷媒供給部70から第1コイルエンド部622aに冷媒Rが供給されていない冷却失陥状態であっても、コイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度に基づいて、スロットコイル部621の軸方向中央部の温度を推定することができる。また、冷媒温度センサ91によって検出された冷媒Rの温度及びコイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度の双方に基づいて、スロットコイル部621の軸方向中央部の温度を推定するので、いずれか一方の温度に基づいてスロットコイル部621の軸方向中央部の温度を推定するよりも精度よくスロットコイル部621の軸方向中央部の温度を推定することができる。
冷却失陥判定部132は、冷媒供給部70から第1コイルエンド部622aに冷媒Rが供給されていない冷却失陥状態であるか否かを判定する。冷却失陥判定部132は、コイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度に基づいて、冷却失陥状態であるか否かを判定する。
このように、冷却失陥判定部132は、コイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度に基づいて、冷却失陥状態であるか否かを判定するので、冷却失陥状態であるか否かを判定するための新たなセンサ等を設ける必要がなく、部品点数を増やすことなく冷却失陥状態であるか否かを判定できる。
回転電機制御部133は、コイル温度推定部131が推定したスロットコイル部621の軸方向中央部の温度と、冷却失陥判定部132が判定した冷却失陥状態であるか否かの判定結果に基づいて、電力変換装置12を制御するための制御信号を生成する。制御装置13は、回転電機制御部133で生成された制御信号を電力変換装置12に出力することによって、回転電機20のコイル62に供給される電力及び回転電機20のコイル62から供給される電力を制御する。
回転電機制御部133は、通常運転モードと、パワーセーブモードと、を有する。パワーセーブモードは、コイル62に供給される電力を制限するように動作するモードである。回転電機制御部133が、パワーセーブモードで動作する場合、回転電機20のコイル62に供給される電力が所定値以下となるように制限して、電力変換装置12を制御するための制御信号を生成する。制御装置13は、回転電機制御部133で回転電機20のコイル62に供給される電力が所定値以下となるように制限された制御信号を電力変換装置12に出力することによって、コイル62が過熱して劣化や損傷することを防止できる。
トランスミッション3は、例えばAT(オートマチックトランスミッション)などである。トランスミッション3は、回転電機20と駆動輪4とに接続されている。トランスミッション3は、制御装置13から出力される制御信号に応じて、回転電機20と駆動輪4との間の動力伝達を制御する。
<制御フロー>
次に、制御装置13における制御処理のフローを図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS110に進み、冷媒温度センサ91によって検出された冷媒Rの温度Taを取得する。次に、ステップS120に進み、コイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度Tbを取得する。次に、ステップS130に進み、コイル温度推定部131において、ステップS110で取得した冷媒Rの温度Taと、ステップS120で取得した第1コイルエンド部622aの温度Tbと、に基づいて、コイル62におけるスロットコイル部621の軸方向中央部の温度Tを推定する。
次に、ステップS140に進み、ステップS130で推定したスロットコイル部621の軸方向中央部の温度Tが第1所定温度T1以上であるか否かを判定する。ステップS130で推定したスロットコイル部621の軸方向中央部の温度Tが第1所定温度T1以上であれば、スロットコイル部621の軸方向中央部の温度が保護閾値以上であると判定し、ステップS161に進む。一方、ステップS130で推定したスロットコイル部621の軸方向中央部の温度Tが第1所定温度T1未満であれば、スロットコイル部621の軸方向中央部の温度が保護閾値未満であると判定し、ステップS150に進む。
ステップS150では、冷却失陥判定部132において、ステップS120で取得した第1コイルエンド部622aの温度Tbが第2所定温度T2以上であるか否かを判定する。第2所定温度T2は、第1所定温度T1よりも低い温度となっている。ステップS120で取得した第1コイルエンド部622aの温度Tbが、第2所定温度T2以上であれば、冷媒供給部70から第1コイルエンド部622aに冷媒Rが供給されていない冷却失陥状態であると判定し、ステップS161に進む。一方、ステップS120で取得した第1コイルエンド部622aの温度Tbが、第2所定温度T2未満であれば、冷却失陥状態でないと判定し、ステップS162に進む。
ステップS161では、回転電機制御部133は、パワーセーブモードで動作し、回転電機20のコイル62に供給される電力が所定値以下となるように、電力変換装置12を制御するための制御信号を生成して、ステップS170に進む。
ステップS162では、回転電機制御部133は、通常運転モードで動作し、電力変換装置12を制御するための制御信号を生成して、ステップS170に進む。
ステップS170では、ステップS161またはステップS162で生成された電力変換装置12を制御するための制御信号を電力変換装置12に出力する。そして、ステップS180へと進み、制御終了でなければ、再びS110に戻り、制御終了であれば制御を終了する。
これにより、コイル温度推定部131によって推定されたスロットコイル部621の軸方向中央部の温度Tが、第1所定温度T1以上であれば、制御装置13は、回転電機制御部133がパワーセーブモードで動作し、回転電機20のコイル62に供給される電力が所定値以下となるように制御するので、過熱によりコイル62が劣化や損傷することを防止できる。
さらに、コイル温度推定部131によって推定されたスロットコイル部621の軸方向中央部の温度Tが、第1所定温度T1未満であっても、冷却失陥判定部132が冷却失陥状態であると判定した場合は、制御装置13は、回転電機制御部133がパワーセーブモードで動作し、回転電機20のコイル62に供給される電力が所定値以下となるように制御するので、冷媒供給部70から第1コイルエンド部622aに冷媒Rが供給されない冷却失陥によってコイル62が過熱することを防止できる。
また、冷却失陥判定部132は、コイル温度センサ92によって検出された第1コイルエンド部622aの温度Tbが第2所定温度T2以上であれば、冷却失陥状態であると判定するので、簡素な構成で冷却失陥状態であるか否かを判定できる。また、第2所定温度T2は、第1所定温度T1よりも低い温度であるので、冷却失陥状態の場合に、コイル62が過熱して第1所定温度T1に達する前に、回転電機制御部133をパワーセーブモードで動作させることができ、コイル62に供給する電力を制限することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、回転電機駆動ユニット1は、車両Vに搭載されており、トランスミッション3を介して駆動輪4を駆動するものとしたが、車両Vに搭載されていなくてもよく、任意の負荷を駆動するものとしてもよい。
また、例えば、本実施形態では、冷媒Rは、トランスミッション3の潤滑、動力伝達及び冷却を行うATF(Automatic Transmission Fluid)であるものとしたが、ATFとは別の冷媒であってもよい。
また、例えば、本実施形態では、冷媒温度センサ91は、回転電機収容部81の冷媒貯留部82に取り付けられており、回転電機収容部81の冷媒貯留部82に貯留した冷媒Rの温度を検出するものとしたが、冷媒循環装置11の冷却器113を通過後の冷媒流路111に取り付けられており、冷媒循環装置11の冷却器113を通過後の冷媒流路111を流れる冷媒Rの温度を検出してもよい。
また、例えば、本実施形態では、コイル温度センサ92は、第1コイルエンド部622aを構成する巻線63と接触するようにクリップ921によって固定されているものとしたが、クリップ921に限らず、任意の手段で巻線63と接触するように固定されているものとしてもよい。
また、例えば、本実施形態では、コイル温度センサ92は、第1コイルエンド部622aに取り付けられているものとしたが、第2コイルエンド部622bに取り付けられていてもよいし、第1コイルエンド部622a及び第2コイルエンド部622bの双方に取り付けられていてもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 水平方向に延びる回転軸線(回転軸線CL)を有し、
略円環形状のロータ(ロータ40)と、
内周面に複数のスロット部(スロット部613)が形成された略円環形状のステータコア(ステータコア61)、及び前記複数のスロット部に挿通されたコイル(コイル62)、を有し、前記ロータの外周面から径方向に所定の間隔を隔てて配置されたステータ(ステータ60)と、を備え、
前記コイルは、前記ステータコアの前記スロット部の内部に位置するスロットコイル部(スロットコイル部621)と、前記ステータコアの軸方向の少なくとも一端側の第1端面(第1端面61a)から軸方向に突出するコイルエンド部(第1コイルエンド部622a)と、を有する、回転電機(回転電機20)と、
前記回転電機の上方に設けられ、前記コイルエンド部に冷媒(冷媒R)を供給する冷媒供給部(冷媒供給部70)と、
前記回転電機及び前記冷媒供給部を収容し、前記コイルエンド部を冷却した前記冷媒が貯留する冷媒貯留部(冷媒貯留部82)を有する回転電機収容部(回転電機収容部81)を備える回転電機ケース(回転電機ケース80)と、を有する回転電機ユニット(回転電機ユニット10)と、
前記冷媒貯留部に貯留した前記冷媒を前記冷媒供給部に循環する冷媒循環装置(冷媒循環装置11)と、
前記回転電機の前記コイルに供給する電力及び前記回転電機の前記コイルから供給される電力を変換する電力変換装置(電力変換装置12)と、
前記電力変換装置に制御信号を出力することによって、前記回転電機の前記コイルに供給する電力及び前記回転電機の前記コイルから供給される電力を制御する制御装置(制御装置13)と、を備える回転電機駆動ユニット(回転電機駆動ユニット1)であって、
前記冷媒貯留部に貯留した前記冷媒の温度を検出する第1温度検出部(冷媒温度センサ91)と、
前記コイルエンド部の温度を検出する第2温度検出部(コイル温度センサ92)と、を有し、
前記制御装置は、前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度(温度T)を推定するコイル温度推定部(コイル温度推定部131)を有し、
前記コイル温度推定部は、前記第1温度検出部によって検出された前記冷媒の温度(温度Ta)と、前記第2温度検出部によって検出された前記コイルエンド部の温度(温度Tb)と、に基づいて、前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度(温度T)を推定する、回転電機駆動ユニット。
(1)によれば、コイル温度推定部は、第1温度検出部によって検出された冷媒の温度だけでなく、第2温度検出部によって検出されたコイルエンド部の温度にも基づいて、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定するので、コイルエンド部に冷媒が供給されていない冷却失陥状態の場合であっても、第2温度検出部によって検出されたコイルエンド部の温度に基づいて、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定することができる。また、第1温度検出部によって検出された冷媒の温度及び第2温度検出部によって検出されたコイルエンド部の温度の双方に基づいて、スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定するので、いずれか一方の温度に基づいてスロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定するよりも精度よくスロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定することができる。
(2) (1)に記載の回転電機駆動ユニットであって、
前記コイルエンド部に前記冷媒が供給されていない冷却失陥状態であるか否かを判定する冷却失陥判定部(冷却失陥判定部132)を有し、
前記冷却失陥判定部は、前記第2温度検出部によって検出された前記コイルエンド部の温度(温度Tb)に基づいて、前記冷却失陥状態であるか否かを判定する、回転電機駆動ユニット。
(2)によれば、コイルエンド部に冷媒が供給されていない冷却失陥状態であるか否かを判定する冷却失陥判定部を有し、冷却失陥判定部は、第2温度検出部によって検出されたコイルエンド部の温度に基づいて、冷却失陥状態であるか否かを判定するので、部品点数を増やすことなく冷却失陥状態であるか否かを判定できる。
(3) (1)または(2)に記載の回転電機駆動ユニットであって、
前記制御装置は、前記電力変換装置に出力する前記制御信号を生成する回転電機制御部(回転電機制御部133)を有し、
前記回転電機制御部は、
前記コイルに供給される電力が所定値以下となるように制限して動作するパワーセーブモードを有し、
前記コイル温度推定部によって推定された前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度(温度T)が第1所定温度(第1所定温度T1)以上であれば、前記パワーセーブモードで動作して前記制御信号を生成する、回転電機駆動ユニット。
(3)によれば、コイル温度推定部によって推定されたスロットコイル部の軸方向中央部の温度が第1所定温度以上であれば、制御装置は、回転電機制御部がパワーセーブモードで動作し、コイルに供給される電力が所定値以下となるように制御するので、過熱によりコイルが劣化や損傷することを防止できる。
(4) (2)に記載の回転電機駆動ユニットであって、
前記制御装置は、前記電力変換装置に出力する前記制御信号を生成する回転電機制御部(回転電機制御部133)を有し、
前記回転電機制御部は、
前記コイルに供給される電力が所定値以下となるように制限して動作するパワーセーブモードを有し、
前記コイル温度推定部によって推定された前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度(温度T)が第1所定温度(第1所定温度T1)以上であれば、前記パワーセーブモードで動作して前記制御信号を生成し、
前記コイル温度推定部によって推定された前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度(温度T)が前記第1所定温度未満であれば、前記冷却失陥判定部が前記冷却失陥状態であると判定した場合に、前記パワーセーブモードで動作して前記制御信号を生成する、回転電機駆動ユニット。
(4)によれば、コイル温度推定部によって推定されたスロットコイル部の軸方向中央部の温度が第1所定温度以上であれば、制御装置は、回転電機制御部がパワーセーブモードで動作し、コイルに供給される電力が所定値以下となるように制御するので、過熱によりコイルが劣化や損傷することを防止できる。
さらに、コイル温度推定部によって推定されたスロットコイル部の軸方向中央部の温度が、第1所定温度未満であっても、冷却失陥判定部が冷却失陥状態であると判定した場合は、制御装置は、回転電機制御部がパワーセーブモードで動作し、コイルに供給される電力が所定値以下となるように制御するので、コイルエンド部に冷媒が供給されない冷却失陥によってコイルが過熱することを防止できる。
(5) (4)に記載の回転電機駆動ユニットであって、
前記冷却失陥判定部は、前記第2温度検出部によって検出された前記コイルエンド部の温度(温度Tb)が第2所定温度(第2所定温度T2)以上であれば、前記冷却失陥状態であると判定し、
前記第2所定温度は、前記第1所定温度よりも低い温度である、回転電機駆動ユニット。
(5)によれば、冷却失陥判定部は、第2温度検出部によって検出されたコイルエンド部の温度が第2所定温度以上であれば、冷却失陥状態であると判定するので、簡素な構成で冷却失陥状態であるか否かを判定できる。また、第2所定温度は、第1所定温度よりも低い温度であるので、冷却失陥状態の場合に、コイルが過熱して第1所定温度に達する前に、回転電機制御部をパワーセーブモードで動作させることができ、コイルに供給する電力を制限することができる。
1 回転電機駆動ユニット
10 回転電機ユニット
11 冷媒循環装置
12 電力変換装置
13 制御装置
131 コイル温度推定部
132 冷却失陥判定部
133 回転電機制御部
20 回転電機
40 ロータ
60 ステータ
61 ステータコア
61a 第1端面
613 スロット部
62 コイル
621 スロットコイル部
622a 第1コイルエンド部(コイルエンド部)
70 冷媒供給部
80 回転電機ケース
81 回転電機収容部
82 冷媒貯留部
91 冷媒温度センサ(第1温度検出部)
92 コイル温度センサ(第2温度検出部)
CL 回転軸線
R 冷媒
T、Ta、Tb 温度
T1 第1所定温度
T2 第2所定温度

Claims (5)

  1. 水平方向に延びる回転軸線を有し、
    略円環形状のロータと、
    内周面に複数のスロット部が形成された略円環形状のステータコア、及び前記複数のスロット部に挿通されたコイル、を有し、前記ロータの外周面から径方向に所定の間隔を隔てて配置されたステータと、を備え、
    前記コイルは、前記ステータコアの前記スロット部の内部に位置するスロットコイル部と、前記ステータコアの軸方向の少なくとも一端側の第1端面から軸方向に突出するコイルエンド部と、を有する、回転電機と、
    前記回転電機の上方に設けられ、前記コイルエンド部に冷媒を供給する冷媒供給部と、
    前記回転電機及び前記冷媒供給部を収容し、前記コイルエンド部を冷却した前記冷媒が貯留する冷媒貯留部を有する回転電機収容部を備える回転電機ケースと、を有する回転電機ユニットと、
    前記冷媒貯留部に貯留した前記冷媒を前記冷媒供給部に循環する冷媒循環装置と、
    前記回転電機の前記コイルに供給する電力及び前記回転電機の前記コイルから供給される電力を変換する電力変換装置と、
    前記電力変換装置に制御信号を出力することによって、前記回転電機の前記コイルに供給する電力及び前記回転電機の前記コイルから供給される電力を制御する制御装置と、を備える回転電機駆動ユニットであって、
    前記冷媒貯留部に貯留した前記冷媒の温度を検出する第1温度検出部と、
    前記コイルエンド部の軸方向中央部の温度を検出する第2温度検出部と、を有し、
    前記制御装置は、前記スロットコイル部の温度を推定するコイル温度推定部を有し、
    前記コイル温度推定部は、前記第1温度検出部によって検出された前記冷媒の温度と、前記第2温度検出部によって検出された前記コイルエンド部の温度と、に基づいて、前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度を推定する、回転電機駆動ユニット。
  2. 請求項1に記載の回転電機駆動ユニットであって、
    前記コイルエンド部に前記冷媒が供給されていない冷却失陥状態であるか否かを判定する冷却失陥判定部を有し、
    前記冷却失陥判定部は、前記第2温度検出部によって検出された前記コイルエンド部の温度に基づいて、前記冷却失陥状態であるか否かを判定する、回転電機駆動ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機駆動ユニットであって、
    前記制御装置は、前記電力変換装置に出力する前記制御信号を生成する回転電機制御部を有し、
    前記回転電機制御部は、
    前記コイルに供給される電力が所定値以下となるように制限して動作するパワーセーブモードを有し、
    前記コイル温度推定部によって推定された前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度が第1所定温度以上であれば、前記パワーセーブモードで動作して前記制御信号を生成する、回転電機駆動ユニット。
  4. 請求項2に記載の回転電機駆動ユニットであって、
    前記制御装置は、前記電力変換装置に出力する前記制御信号を生成する回転電機制御部を有し、
    前記回転電機制御部は、
    前記コイルに供給される電力が所定値以下となるように制限して動作するパワーセーブモードを有し、
    前記コイル温度推定部によって推定された前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度が第1所定温度以上であれば、前記パワーセーブモードで動作して前記制御信号を生成し、
    前記コイル温度推定部によって推定された前記スロットコイル部の軸方向中央部の温度が前記第1所定温度未満であれば、前記冷却失陥判定部が前記冷却失陥状態であると判定した場合に、前記パワーセーブモードで動作して前記制御信号を生成する、回転電機駆動ユニット。
  5. 請求項4に記載の回転電機駆動ユニットであって、
    前記冷却失陥判定部は、前記第2温度検出部によって検出された前記コイルエンド部の温度が第2所定温度以上であれば、前記冷却失陥状態であると判定し、
    前記第2所定温度は、前記第1所定温度よりも低い温度である、回転電機駆動ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE112022001398T5 (de) 2021-06-16 2024-01-04 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Turbinenanordnung und verfahren zum montieren von turbinenanordnung

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