JP2021100305A - 電力変換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子の増加を抑制しつつ、スイッチング損失を低減できる電力変換システムを提供する。【解決手段】電力変換システムは、電力変換回路を構成する少なくとも一つのパワースイッチング素子1〜6と、パワースイッチング素子を駆動する少なくとも一つの駆動回路11〜16とを備えている。さらに、電力変換システムは、駆動回路に電源を供給する少なくとも一つの絶縁電源50と、駆動回路がパワースイッチング素子を駆動するための駆動信号を駆動回路に出力するマイコンとを備えている。絶縁電源は、パワースイッチング素子の駆動状態を示す駆動情報に基づいて、パワースイッチング素子の駆動状態に対応するように、自身の動作状態を変更する。【選択図】図3

Description

本開示は、電力変換システムに関する。
従来、特許文献1に開示されたスイッチング電源装置がある。特許文献1は、スイッチング素子でのスイッチング損失を低減し、待機モード時の低消費電力化を図ることを目的としている。
スイッチング電源は、トランスの一次巻線を介して主電流をオンオフする主スイッチング素子と並列に、主スイッチング素子よりも電力容量が小さい副スイッチング素子を備えている。また、これらのスイッチング素子のオンオフを制御する制御回路は、主ドライブ回路と、副ドライブ回路と、イネーブル制御回路を備えている。
主ドライブ回路は、トランスの二次巻線から得られる出力電圧に応じて生成した制御信号にしたがって主スイッチング素子をオンオフ駆動する主駆動信号を生成する。副ドライブ回路は、制御信号にしたがって副スイッチング素子をオンオフ駆動する副駆動信号を生成する。そして、イネーブル制御回路は、さらに負荷消費電力が所定の閾値に満たないときに主ドライブ回路の動作を停止させる。
特開2017−22875号公報
しかしながら、特許文献1では、スイッチング損失を低減するためにスイッチング素子が増加してしまうという問題がある。
本開示は、上記問題点に鑑みなされたものであり、スイッチング素子の増加を抑制しつつ、スイッチング損失を低減できる電力変換システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示は、
電力変換回路を構成する少なくとも一つのパワースイッチング素子(1〜n)と、
パワースイッチング素子を駆動する少なくとも一つの駆動回路(11〜1n)と、
駆動回路に電源を供給する少なくとも一つのスイッチング電源部(50)と、
駆動回路がパワースイッチング素子を駆動するための駆動信号を駆動回路に出力するマイコン(30)と、を備え、
スイッチング電源部は、パワースイッチング素子の駆動状態を示す駆動情報に基づいて、パワースイッチング素子の駆動状態に対応するように、自身の動作状態を変更することを特徴とする。
スイッチング電源部の負荷は、電力変換回路のパワースイッチング素子の駆動状態に依存する。そこで、本開示は、上記のように構成されているため、スイッチング電源部の動作状態をパワースイッチング素子の駆動状態に対応させることができる。このため、本開示は、スイッチング素子の数を増やすことなく、スイッチング電源部におけるスイッチング損失を低減できる。
なお、特許請求の範囲、およびこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における電力変換システムの概略構成を示す回路図である。 実施形態における電力変換システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態における電力変換システムの絶縁電源を示す回路図である。 実施形態における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例1における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例2における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例3における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例4における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例5における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例6における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例7における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例7における分圧回路の概略構成を示す回路図である。 変形例8における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例8における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例9における電力変換システムの概略構成を示すブロック図である。 変形例9における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例9における電力変換システムの概略構成を示すブロック図である。 変形例10における電力変換システムの概略構成を示す回路図である。 変形例10における電力変換システムの動作を示す波形図である。 変形例11における電力変換システムの概略構成を示す回路図である。 変形例12における電力変換システムの動作を示す波形図である。
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(実施形態)
図1〜図4を用いて、本実施形態における電力変換システムに関して説明する。本実施形態では、電力変換システムを車載主機として回転機を備える車両(例えば、ハイブリッド車や電気自動車)に適用した例を採用する。電力変換システムは、主に、電力変換装置10、マイコン30、絶縁電源50を備えている。
図1に示すように、電力変換装置10は、3相インバータ回路を構成している。電力変換装置10は、モータジェネレータ20と電気的に接続されている。モータジェネレータ20は、車載主機の役割を果たしている。また、電力変換装置10は、高電圧バッテリ40に接続されている。高電圧バッテリ40は、例えば、リチウムイオン2次電池やニッケル水素2次電池などを採用できる。
電力変換システムには、モータジェネレータ20のV相を流れる電流を検出するV相電流センサ46vや、モータジェネレータ20のW相を流れる電流を検出するW相電流センサ46wが設けられている。さらに、電力変換システムは、モータジェネレータ20の回転角(電気角θ)を検出するレゾルバなども設けられていてもよい。上記各種センサの出力信号は、マイコン30に取り込まれる。
電力変換装置10は、主に、第1パワー素子1〜第6パワー素子6と、第1駆動回路11〜第6駆動回路16を備えている。さらに、電力変換装置10は、平滑コンデンサ7や第1フライホイールダイオード1d〜第6フライホイールダイオード6dなどを備えている。なお、パワー素子1〜6は、パワースイッチング素子に相当する。
また、第1パワー素子1〜第6パワー素子6のそれぞれは、同様の構成をなしている。第1駆動回路11〜第6駆動回路16のそれぞれは、同様の構成をなしている。このため、以下においては、代表例として、第1パワー素子1、および第1駆動回路11を用いて説明することもある。
電力変換回路10は、2つのパワー素子が直列接続された直列接続体を3組備えている。1つ目は、U相上アーム素子としての第1パワー素子1とU相下アーム素子としての第2パワー素子2の直列接続体である。2つ目は、V相上アーム素子としての第3パワー素子3とV相上アーム素子としての第4パワー素子4の直列接続体である。そして、3つ目は、W相上アーム素子としての第5パワー素子5とW相上アーム素子としての第6パワー素子6の直列接続体である。各上アーム素子と各下アーム素子の接続点は、モータジェネレータ20の各相に接続されている。このように、第1パワー素子1〜第6パワー素子6のそれぞれは、電力変換回路を構成するものである。
本実施形態では、第1パワー素子1〜第6パワー素子6の一例としてIGBTを採用している。そして、各フライホイールダイオード1d〜6dは、各パワー素子1〜6に逆並列に接続されている。しかしながら、本開示は、これに限定されず、MOSFETやRC−IGBTなどであっても採用できる。
図1、図2、図3に示すように、各駆動回路11〜16は、各パワー素子1〜6を駆動制御するために、対応する各パワー素子1〜6のそれぞれに個別に接続されている。また、各駆動回路11〜16は、絶縁電源50に接続されている。
駆動回路11〜16は、第1端子T1、第2端子T2、第3端子T3、第4端子T4を備えている。第1端子T1および第2端子T2間は、絶縁電源50が接続されており、駆動用電圧が印加される。第3端子T3は、各パワー素子1〜6のゲート電極に接続されている。第4端子T4は、各パワー素子1〜6のエミッタ電極に接続されている。さらに、第2端子T2は、駆動回路11〜16内において、第4端子T4に短絡されている。
なお、各駆動回路11〜16は、特に限定されるものでないため、詳細な説明を省略する。また、第1駆動回路11は、U相上アーム駆動回路である。第2駆動回路12は、U相下アーム駆動回路である。第3駆動回路13は、V相上アーム駆動回路である。第4駆動回路14は、V相下アーム駆動回路である。第5駆動回路15は、W相上アーム駆動回路である。第6駆動回路16は、W相下アーム駆動回路である。
図1に示すように、マイコン30は、直流電源としての低電圧バッテリ44から電源供給されて動作する。マイコン30は、CPU、ROM、RAM、インターフェース回路などを備えている。なお、低電圧バッテリ44は、その出力電圧(例えば15V)が高電圧バッテリ40の出力電圧(例えば数百V)よりも低いバッテリである。ここで、低電圧バッテリ44としては、例えば鉛蓄電池を用いることができる。
さらに、マイコン30には、V相電流センサ46vおよびW相電流センサ46wの出力信号が入力される。また、マイコン30には、インターフェース回路を介してレゾルバの出力信号が入力される。そして、マイコン30は、電力変換装置10を制御する制御機能と、レゾルバの出力信号をディジタル絶対位置角度信号(電気角)に変換する変換機能を備えている。制御機能は、CPUがROMに記憶されているプログラムを実行して、所定の演算処理を行うことで達成できる。一方、変換機能は、レゾルバデジタルコンバータによって達成できる。
また、図2に示すように、マイコン30は、絶縁電源50と駆動回路11と接続されている。詳述すると、マイコン30は、絶縁電源50と絶縁素子51に接続されている。そして、絶縁素子51は、駆動回路11と接続されている。よって、マイコン30は、絶縁素子51を介して駆動回路11と接続されている。なお、絶縁素子51は、フォトカプラなどを採用することができる。電力変換システムは、絶縁電源50および絶縁素子51よりもマイコン30側が低電圧システムで、駆動回路11側が高電圧システムである。
マイコン30は、駆動回路11〜16がパワー素子1〜6を駆動するための駆動信号8gxyを駆動回路11〜16に出力する。また、マイコン30は、パワー素子1〜6の駆動状態を示す駆動情報を絶縁電源50に出力する。
マイコン30は、モータジェネレータ20の制御量(トルク)をその指令トルクに制御すべく、電力変換回路10を操作する。モータジェネレータ20の制御は、指令トルクを実現するための指令電流とモータジェネレータ20に流れる電流とが一致するように、各パワー素子1〜6をオンオフ操作する制御となる。
マイコン30は、例えば、V相電流センサ46vの出力値、W相電流センサ46wの出力値、電気角などに基づく周知の電流ベクトル制御によって、各パワー素子1〜6の駆動信号8gxy(x=U,V,W、y=p,n)を生成する。しかしながら、本開示は、これに限定されない。なお、例えば、駆動信号8gUpは、第1パワー素子1に対するものである。また、駆動信号8gWnは、第6パワー素子6に対するものである。
そして、マイコン30は、絶縁素子51を介して、生成した駆動信号8gxyを各パワー素子1〜6の駆動回路11〜16に対して出力することで、パワー素子1〜6をオンオフ操作する。詳述すると、マイコン30は、絶縁素子51を介して、駆動信号8gxyを各駆動回路11〜16に対して出力する。絶縁素子51は、高電圧システムと低電圧システムとの間を電気的に絶縁しつつ、これらシステム間の信号の伝達を行う機能を有する。
なお、本実施形態において、低電圧システムの基準電位VstLと、高電圧システムの基準電位VstHとは相違している。特に、本実施形態では、高電圧システムの基準電位VstHが高電圧バッテリ40の負極端子の電位に設定され、低電圧システムの基準電位VstLが高電圧バッテリ40の正極端子の電位および負極端子の電位との中央値である車体電位に設定されている。
ここで、図3を用いて、絶縁電源50に関して説明する。絶縁電源50は、スイッチング電源部に相当する。絶縁電源50は、各駆動回路11〜16などに駆動用電圧を供給する。また、絶縁電源50は、パワー素子1〜6の駆動状態を示す駆動情報に基づいて、パワー素子1〜6の駆動状態に対応するように、絶縁電源50の動作状態を変更する。
絶縁電源50は、複数のトランス、複数のダイオード、複数のコンデンサ、電源側スイッチング素子100、電源IC101、フィードバック回路102などを備えている。絶縁電源50は、フライバック式のスイッチング電源である。
絶縁電源50は、複数のトランスとして、第1トランス80、第2トランス82、第3トランス84、第4トランス86、第5トランス88を備えている。また、絶縁電源50は、複数のダイオードとして、第1ダイオード90a、第2ダイオード92a、第3ダイオード94a、第4ダイオード96a、第5ダイオード98aを備えている。そして、絶縁電源50は、複数のコンデンサとして、第1コンデンサ90b、第2コンデンサ92b、第3コンデンサ94b、第4コンデンサ96b、第5コンデンサ98bを備えている。なお、本実施形態では、第1〜第5コンデンサとして、電解コンデンサを用いている。
以下、複数の素子をまとめて記載する場合、符号を省略することもある。例えば、第1〜第5トランス80,82,84,86,88をまとめて記載する場合、第1〜第5トランスと記載する。第1〜第5ダイオード90a,92a,94a,96a,98aをまとめて記載する場合、第1〜第5ダイオードと記載する。第1〜第5コンデンサ90b,92b,94b,96b,98bをまとめて記載する場合、第1〜第5コンデンサと記載する。また、後ほど説明する第1〜第5の1側コイル80a,82a,84a,86a,88aや、第1〜第5の2次側コイル80b,82b,84b,86b,88bに関しても同様である。
電源側スイッチング素子100は、NチャネルMOSFETを採用している。以下、電源側スイッチング素子100は、電源側スイッチ100と略称で記載する。
ここで、絶縁電源50に関して、詳しく説明する。低電圧バッテリ44の正極端子は、第1〜第5トランスを構成する第1〜第5の1次側コイルの並列接続体と、電源側スイッチ100とを介して低電圧バッテリ44の負極端子に接続されている。すなわち、電源側スイッチ100は、自身がオン操作されることにより、低電圧バッテリ44、第1〜第5の1次側コイルの並列接続体、および電源側スイッチ100を含む閉回路を形成可能に構成されている。なお、低電圧バッテリ44には、コンデンサ104が並列接続されている。
第1トランス80を構成する第1の2次側コイル80bは、第1ダイオード90aと第1コンデンサ90bを介してU相上アーム駆動回路11に接続されている。具体的には、第1ダイオード90aと第1コンデンサ90bの接続点がU相上アーム駆動回路11の第1端子T1に接続され、第1コンデンサ90bと第1の2次側コイル80bの接続点が第2端子T2に接続されている。なお、図3では、駆動回路11〜16の備える第1端子T1および第2端子T2を、U相上アーム駆動回路11について代表して図示した。
第2トランス82を構成する第2の2次側コイル82bは、第2ダイオード92aと第2コンデンサ92bを介してV相上アーム駆動回路13に接続されている。また、第3トランス84を構成する第3の2次側コイル84bは、第3ダイオード94aと第3コンデンサ94bを介してW相上アーム駆動回路15に接続されている。このように、第2の2次側コイル82bと第3の2次側コイル84bは、第1の2次側コイル80bと同様の接続構成をなしている。
第4トランス86を構成する第4の2次側コイル86bは、第4ダイオード96aと第4コンデンサ96bを介して、各下アーム駆動回路12、14、16に接続されている。さらに、第4トランス86は、フィードバックコイル86cを備えている。
本実施形態において、第1〜第4の1次側コイルの巻数は、互いに同一に設定されている。また、第1〜第4の2次側コイルの巻数と、フィードバックコイル86cの巻数とは、互いに同一に設定されている。これは、フィードバックコイル86cの出力電圧と、第1〜第4の2次側コイルの出力電圧とを同一とすることを狙った設定である。しかしながら、本開示は、これに限定されない。
フィードバックコイル86cは、フィードバック回路102を介して電源IC101に接続されている。フィードバック回路102は、検出用ダイオード102a、検出用コンデンサ102b、第1抵抗体102c、および第2抵抗体102dを備えている。フィードバックコイル86cの出力電圧は、検出用ダイオード102aを通過した後、第1抵抗体102cおよび第2抵抗体102dによって分圧される。第1抵抗体102cおよび第2抵抗体102dによって分圧された電圧は、電源IC101の検出端子Tfbを介して電源IC101に入力される。以下、分圧された電圧は、フィードバック電圧Vfbとも称する。なお、フィードバックコイル86cおよびフィードバック回路102は、電圧検出部ともいえる。
第5トランス88を構成する第5の2次側コイル88bは、第5ダイオード98aおよび第5コンデンサ98bを介して、図示を省略しているレゾルバの励磁回路に接続されている。例えば、第5ダイオード98aと第5コンデンサ98bの接続点は、励磁回路を構成する励磁用オペアンプの正電源入力端子である第5端子T5に接続されている。一方、第5コンデンサ98bと第5の2次側コイル88bの接続点は、励磁用オペアンプの負電源入力端子に接続(すなわち、接地)されている。
なお、レゾルバや励磁回路に関しては、特開2015−73407号公報を参照して適用できる。図3のVrmは、励磁回路に対する駆動用電圧である。一方、Vonは、パワー素子1〜6に対する駆動用電圧である。そして、駆動用電圧Vrmは、駆動用電圧Vomよりも高く設定されている。
電源IC101は、集積回路によって構成されている。電源IC101は、電源側スイッチ100のゲート電極と接続されている。電源IC101は、フィードバック電圧Vfbを目標電圧Vtgtにフィードバック制御すべく、電源側スイッチ100をオンオフ操作する。また、電源IC101は、検出端子Tfbが第1抵抗体102cと第2抵抗体102dとの間の配線に接続されている。
目標電圧Vtgtは、第4の2次側コイル86bの出力電圧がパワー素子1〜6の駆動用電圧Vomとなるように設定されている。具体的には、目標電圧Vtgtは、上記駆動用電圧Vomを第1,第2抵抗体102c,102dで分圧した値に設定されている。
さらに、絶縁電源50は、パワー素子1〜6の駆動状態を示す駆動情報に基づいて、パワー素子1〜6の駆動状態に対応するように、自身の動作状態を変更する。絶縁電源50は、動作状態として、電源側スイッチ100のスイッチング周波数、または電圧を変更する。なお、駆動状態は、パワー素子1〜6における個別の駆動状態でもよいし、パワー素子1〜6に共通の駆動状態でもよい。
本実施形態では、変更する絶縁電源50の動作状態の一例として、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を採用する。また、本実施形態では、駆動状態の一例として、パワー素子1〜6の駆動周波数を採用する。よって、本実施形態では、パワー素子1〜6の駆動状態を示す駆動情報の一例として、パワー素子1〜6の駆動周波数を示す情報を採用する。駆動周波数を示す情報は、例えば、駆動周波数が高いことを示す情報と、駆動周波数が低いことを示す情報などを採用できる。
したがって、絶縁電源50は、パワー素子1〜6の駆動周波数を示す情報に基づいて、パワー素子1〜6の駆動周波数に対応するように、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を変更する。
例えば、マイコン30は、パワー素子1〜6の駆動周波数を示す情報を絶縁電源50に送信する。そして、絶縁電源50(電源IC101)は、駆動周波数を示す情報に基づいて、駆動回路11〜16およびパワー素子1〜6の負荷を判断する。そして、電源IC101は、負荷が大きくなるほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。つまり、電源IC101は、負荷が大きいときは負荷が小さいときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。言い換えると、電源IC101は、負荷が小さいときは負荷が大きいときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。なお、本開示は、パワー素子1〜6の負荷のみを判断してもよい。
さらに、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いほど、負荷が大きくなるとみなす。よって、図4に示すように、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。つまり、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いときはパワー素子1〜6の駆動周波数が低いときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。言い換えると、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が低いときはパワー素子1〜6の駆動周波数が高いときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。これによって、電力変換システムは、後ほど説明する駆動損失の低減に加えて、消費電流を削減できる。
ここで、電力変換システムの動作に関して説明する。絶縁電源50は、高圧側の電源を生成する。マイコン30は、絶縁電源50に対して、パワー素子1〜6の駆動周波数を示す情報を送信する。絶縁電源50は、上記のように、受信した駆動周波数に基づいて、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を変更する。
マイコン30は、外部からの駆動要求に基づいた駆動信号8gxyを駆動回路11〜16に出力する。駆動信号8gxyは、絶縁素子51にて、低圧信号から高圧信号に変換される。駆動回路11〜16は、駆動信号8gxyに応じて、パワー素子1〜6をオンオフ操作する。
電力変換システムは、高圧側の電源の生成から、パワー素子1〜6のオンオフ操作までを連続的に実施する。なお、電力変換システムは、高圧側の電源の生成から、パワー素子1〜6をオンオフ操作までを実施する。その後、電力変換システムは、駆動信号8gxyの出力から、パワー素子1〜6のオンオフ操作までを連続的に実施するものであってもよい。
ここで、電力変換システムの効果に関して説明する。絶縁電源50の負荷は、電力変換回路のパワー素子1〜6の駆動状態に依存する。そこで、電力変換システムは、上記のように構成されているため、絶縁電源50の動作状態をパワー素子1〜6の駆動状態に対応させることができる。このため、電力変換システムは、パワー素子の数を増やすことなく、絶縁電源50におけるスイッチング損失を低減できる。
詳述すると、電力変換システムは、パワー素子1〜6の駆動周波数が高い場合、駆動回路11〜16の要求電流の変化が早くなる。電力変換システムは、それに合わせて電流を供給する絶縁電源50における電源側スイッチ100のスイッチング周波数も高くして、早い変化に対応する必要がある。これに対して、電力変換システムは、パワー素子1〜6の駆動周波数が低い場合は、駆動回路11〜16の要求電流の変化が遅く、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を下げることができる。よって、電力変換システムは、駆動に必要な電源を供給しながら絶縁電源50のスイッチング損失を低減することができる。
なお、電力変換システムは、温度に応じて、絶縁電源100の動作状態を変更するようにしてもよい。つまり、電源IC101は、駆動情報の一例として、電力変換装置10の温度を取得する。そして、電源IC101は、温度が高いほど負荷が大きくなるとみなす。よって、電源IC101は、負荷が大きくなるほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。このようにしても、上記と同様の効果を奏することができる。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
以下に、本開示のその他の形態として、変形例1〜14に関して説明する。上記実施形態および変形例1〜14は、それぞれ単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本開示は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。例えば、下記の変形例で採用した駆動情報や変更する動作状態は、上記実施形態や他の変形例にも採用することができる。
(変形例1)
図5に基づいて、変形例1の電力変換システムに関して説明する。変形例1では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例1は、絶縁電源50の動作状態を変更するための情報である駆動情報が実施形態と異なる。変形例1の電力変換システムの構成および基本的な動作は、実施形態と同様である。
電力変換システムは、パワー素子1〜6の駆動モードが切り替わる構成となっている。電力変換システムは、駆動信号が正弦波である通常駆動モードと、駆動信号が矩形波である矩形波駆動モードとで駆動モードが切り替わる。マイコン30は、所定の条件に応じて、駆動モードを切り替える。図5では、上段が通常駆動モードで、下段が矩形波駆動モードを示している。
マイコン30は、パワー素子1〜6の駆動モードを駆動情報として送信する。そして、絶縁電源50の電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動モードを取得する。また、電源IC101は、駆動モードに基づいて動作状態を変更する。つまり、電源IC101は、駆動周波数が高い駆動モードほど負荷が大きくなるとみなして、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。
詳述すると、矩形波は、正弦波よりも駆動周波数が低く見える。また、上記のように、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いほど、負荷が大きくなるとみなす。そして、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いときはパワー素子1〜6の駆動周波数が低いときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。このため、図5に示すように、電源IC101は、駆動モードが矩形波駆動モードの場合、通常駆動モードのときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。
変形例1の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、変形例1の電力変換システムは、消費電流を削減できる。
(変形例2)
図6に基づいて、変形例2の電力変換システムに関して説明する。変形例2では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例2は、絶縁電源50の動作状態を変更するための情報である駆動情報が実施形態と異なる。変形例2の電力変換システムの構成および基本的な動作は、実施形態と同様である。
電力変換システムは、パワー素子1〜6の駆動モードが切り替わる構成となっている。電力変換システムは、駆動信号が正弦波である通常駆動モードと、駆動信号が過変調である過変調駆動モードとで駆動モードが切り替わる。マイコン30は、所定の条件に応じて、駆動モードを切り替える。図6では、上段が通常駆動モードで、下段が過変調駆動モードを示している。
マイコン30は、パワー素子1〜6の駆動モードを駆動情報として送信する。そして、絶縁電源50の電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動モードを取得する。また、電源IC101は、駆動モードに基づいて動作状態を変更する。つまり、電源IC101は、駆動周波数が高い駆動モードほど負荷が大きくなるとみなして、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。
詳述すると、過変調の場合は、正弦波よりも駆動周波数が低く見える。また、上記のように、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いほど、負荷が大きくなるとみなす。そして、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いときはパワー素子1〜6の駆動周波数が低いときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。このため、図6に示すように、電源IC101は、駆動モードが過変調駆動モードの場合、通常駆動モードのときよりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。
変形例2の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、変形例2の電力変換システムは、消費電流を削減できる。
なお、変形例2は、変形例1と組み合わせて実施することもできる。つまり、マイコン30は、通常駆動モード、矩形波駆動モード、過変調駆動モードの三つの駆動モードを切り替え可能に構成される。そして、電源IC101は、駆動モードに基づいて動作状態を変更する。この場合、電源IC101は、通常駆動モード、過変調駆動モード、矩形波駆動モードの順で、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。
(変形例3)
図7に基づいて、変形例3の電力変換システムに関して説明する。変形例3では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例3は、絶縁電源50の動作状態を変更するための情報である駆動情報が実施形態と異なる。変形例3の電力変換システムの構成および基本的な動作は、実施形態と同様である。
本変形例では、駆動情報として各パワー素子1〜6に流れる電流値を採用する。このため、電力変換システムは、各パワー素子1〜6に流れる電流を検出する電流検出部を備えている。なお、電流検出部は、周知の技術を採用することができる。各パワー素子1〜6に流れる電流の検出方法は、特に限定されない。図7では、下段よりも上段の方が、パワー素子電流が大きい場合の動作を示している。
マイコン30は、各パワー素子1〜6の電流値を駆動情報として送信する。そして、絶縁電源50の電源IC101は、各パワー素子1〜6の電流値を取得する。また、電源IC101は、電流値に基づいて動作状態を変更する。
電源IC101は、電流値が大きいほどゲート総電荷量が増えるため、負荷が大きくなるとみなす。よって、図7に示すように、電源IC101は、電流値が大きいほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。
言い換えると、電源IC101は、電流値が小さいほどゲート総電荷量が減るため、負荷が小さくなるとみなす。よって、電源IC101は、電流値が小さいほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。
変形例3の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、変形例3の電力変換システムは、パワー素子1〜6の電流に合わせて、絶縁電源50におけるスイッチング損失を低減できる。変形例3の電力変換システムは、消費電流を削減できる。
(変形例4)
図8に基づいて、変形例4の電力変換システムに関して説明する。変形例4では、主に、上記変形例3と異なる点に関して説明する。変形例4は、絶縁電源50の動作状態を変更する領域が上記変形例3と異なる。変形例4の電力変換システムの構成および動作は、上記実施形態と同様である。
マイコン30は、各パワー素子1〜6の電流値を駆動情報として送信する。そして、絶縁電源50の電源IC101は、各パワー素子1〜6の電流値を取得する。また、電源IC101は、電流値に基づいて動作状態を変更する。特に、図8の下段に示すように、電源IC101は、各パワー素子1〜6の電流値が所定値よりも大きい大電流領域の場合のみ、電流値に基づいて動作状態を変更する。電源IC101は、電流値が大きいほどゲート総電荷量が増えるため、負荷が大きくなるとみなす。よって、電源IC101は、電流値が大きいほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。なお、図8では、大電流領域を点線の円で囲っている。
変形例4の電力変換システムは、上記変形例3と同様の効果を奏することができる。
(変形例5)
図9に基づいて、変形例5の電力変換システムに関して説明する。変形例5では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例5は、絶縁電源50の動作状態を変更するための情報である駆動情報が実施形態と異なる。変形例5の電力変換システムの構成および基本的な動作は、実施形態と同様である。
本変形例では、駆動情報として各パワー素子1〜6にかかる電圧値を採用する。このため、電力変換システムは、各パワー素子1〜6にかかる電圧を検出する電圧検出部を備えている。電圧検出部では、各パワー素子1〜6のコレクタ‐エミッタ間電圧を検出する。なお、電圧検出部は、周知の技術を採用することができる。各パワー素子1〜6にかかる電圧の検出方法は、特に限定されない。図9では、下段よりも上段の方が、パワー素子電圧が低い場合の動作を示している。
マイコン30は、各パワー素子1〜6の電圧値を駆動情報として送信する。そして、絶縁電源50の電源IC101は、各パワー素子1〜6の電圧値を取得する。また、電源IC101は、電圧値に基づいて動作状態を変更する。
電源IC101は、電圧値が小さいほどゲート総電荷量が増えるため、負荷が大きくなるとみなす。よって、図9に示すように、電源IC101は、電圧値が小さいほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。
言い換えると、電源IC101は、電圧値が大きいほどゲート総電荷量が減るため、負荷が小さくなるとみなす。よって、電源IC101は、電圧値が大きいほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。
変形例5の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、変形例5の電力変換システムは、パワー素子1〜6の電圧に合わせて、絶縁電源50におけるスイッチング損失を低減できる。変形例3の電力変換システムは、消費電流を削減できる。
なお、本開示は、各パワー素子1〜6としてMOSFETを採用することもできる。この場合、電圧検出部は、各パワー素子1〜6のドレイン‐ソース間電圧を検出する。
(変形例6)
図10に基づいて、変形例6の電力変換システムに関して説明する。変形例6では、主に、上記変形例5と異なる点に関して説明する。変形例6は、絶縁電源50の動作状態を変更するための情報である駆動情報が変形例5と異なる。変形例6の電力変換システムの構成および基本的な動作は、変形例5と同様である。
本変形例では、駆動情報として各パワー素子1〜6に印加するゲート電圧値を採用する。このため、電力変換システムは、各パワー素子1〜6に印加するゲート電圧を検出する電圧検出部を備えている。なお、電圧検出部は、周知の技術を採用することができる。各パワー素子1〜6に印加するゲート電圧の検出方法は、特に限定されない。図10では、下段よりも上段の方が、ゲート電圧が高い場合の動作を示している。
マイコン30は、各パワー素子1〜6のゲート電圧値を駆動情報として送信する。そして、絶縁電源50の電源IC101は、各パワー素子1〜6のゲート電圧値を取得する。また、電源IC101は、ゲート電圧値に基づいて動作状態を変更する。
電源IC101は、ゲート電圧値が大きいほどゲート総電荷量が増えるため、負荷が大きくなるとみなす。よって、図10に示すように、電源IC101は、ゲート電圧値が大きいほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。
言い換えると、電源IC101は、ゲート電圧値が小さいほどゲート総電荷量が減るため、負荷が小さくなるとみなす。よって、電源IC101は、ゲート電圧値が小さいほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。
変形例6の電力変換システムは、変形例5と同様の効果を奏することができる。
(変形例7)
図11、図12に基づいて、変形例7の電力変換システムに関して説明する。変形例7では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例7は、変更する絶縁電源50の動作状態が実施形態と異なる。また、変形例7は、フィードバック回路102が実施形態と異なる。変形例7の電力変換システムの基本的な構成や動作は、実施形態と同様である。
絶縁電源50は、上記実施形態と同様、パワー素子1〜6の駆動状態を示す駆動情報に基づいて、パワー素子1〜6の駆動状態に対応するように、自身の動作状態を変更する。しかしながら、本変形例の絶縁電源50は、動作状態として、絶縁電源50の電圧を変更する。絶縁電源50の電圧は、駆動回路11〜16に印加する駆動用電圧である。言い換えると、本変形例は、動作状態として、絶縁電源50の出力を変更する。図11では、下段よりも上段の方が、パワー素子1〜6の駆動周波数が高い場合の動作を示している。
図12に示すように、本変形例のフィードバック回路102は、分圧用抵抗体102e、および分圧用スイッチング素子102fを備えている。以下、分圧用スイッチング素子102fを分圧用スイッチ102fと略称で記載する。マイコン30は、分圧用スイッチ102fのゲートに接続されている。
駆動用電圧は、例えば、マイコン30がフィードバック定数を切り替えることで変更することができる。マイコン30は、絶縁電源50による駆動用電圧を高くする場合は、分圧用スイッチ102fをオンして、分圧抵抗の比率を変更する。
これにより、フィードバック回路102は、分圧用抵抗体102eと第2抵抗体102dの並列抵抗により抵抗値が小さくなり、フィードバック定数が小さくなる。このため、電源IC101は、駆動用電圧(出力)を高くする。逆に、絶縁電源50による駆動用電圧を低くする場合、マイコン30は、分圧用スイッチ102fをオフする。
なお、本開示は、これに限定されない。本開示は、マイコン30が電源IC101に対して、駆動用電圧の変更を直接指示してもよい。
ところで、電源は、供給電力(電圧)に対して、たくさん使う方が少しだけ使うよりも効率がよい。本変形例は、この原理を使って効率を上げている。
そこで、図11に示すように、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いほど、絶縁電源50による駆動用電圧を高くする。つまり、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いときはパワー素子1〜6の駆動周波数が低いときよりも、駆動用電圧を高くする。言い換えると、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が低いときはパワー素子1〜6の駆動周波数が高いときよりも、駆動用電圧を低くする。また、電源IC101は、パワー素子1〜6の駆動周波数が高いほど絶縁電源50の出力を上げ、パワー素子1〜6の駆動周波数が低いほど絶縁電源50の出力を下げるともいえる。また、電力変換システムは、駆動用電圧を可変させることで、絶縁電源50の効率がよくなるポイントで、絶縁電源50を動作させるともいえる。
変形例7の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、変形例7の電力変換システムは、絶縁電源50の効率を高くできるため、絶縁電源50におけるスイッチング損失を低減できる。
なお、本変形例は、実施形態や変形例1〜6に適用することもできる。つまり、実施形態や変形例1〜6では、絶縁電源50の動作状態として、絶縁電源50による駆動用電圧を変更してもよい。この場合、実施形態や変形例1〜6では、負荷が小さい場合よりも負荷が大きい場合の方が、駆動用電圧を高くする。つまり、実施形態や変形例1〜6では、負荷が大きくなるほど、駆動用電圧を高くする。また、その他の変形例においても、電源側スイッチ100のスイッチング周波数のかわりに、絶縁電源50による駆動用電圧を変更してもよい。
(変形例8)
図13、図14に基づいて、変形例8の電力変換システムに関して説明する。変形例1では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例1は、絶縁電源50の動作状態の変更タイミングが実施形態と異なる。変形例8の電力変換システムの構成および基本的な動作は、実施形態と同様である。
図13に示すように、絶縁電源50は、負荷が大きい状態から小さい状態に変化する場合、すなわち、パワー素子1〜6の駆動周波数が高い状態から低い状態に変化する場合、負荷の状態変化の後に、絶縁電源50の動作状態を変更する。つまり、絶縁電源50は、タイミングtm1で負荷が大きい状態から小さい状態に変化した場合、タイミングtm1よりも後のタイミングtm2で絶縁電源50の動作状態を変更する。本変形例では、タイミングtm2で、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする例を採用している。
この場合、マイコン30は、時間差をもって駆動情報を絶縁電源50に送信する。つまり、マイコン30は、パワー素子1〜6の駆動状態が変化したタイミングに対して、予め決められた時間だけ遅延させて、変更後の駆動情報を送信する。これによって、電力変換システムは、負荷の状態変化の後に、絶縁電源50の動作状態を変更することができる。
一方、図14に示すように、絶縁電源50は、負荷が小さい状態から大きい状態に変化する場合、すなわち、パワー素子1〜6の駆動周波数が低い状態から高い状態に変化する場合、負荷の状態変化の前に、絶縁電源50の動作状態を変更する。つまり、絶縁電源50は、タイミングtm12で負荷が小さい状態から大きい状態に変化する場合、タイミングtm12よりも先のタイミングtm11で絶縁電源50の動作状態を変更する。本変形例では、タイミングtm11で、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする例を採用している。
この場合、マイコン30は、時間差をもって駆動情報を絶縁電源50に送信する。つまり、マイコン30は、パワー素子1〜6の駆動状態を変化するタイミングに対して、予め決められた時間だけ早めて、変更後の駆動情報を送信する。これによって、電力変換システムは、負荷の状態変化の前に、絶縁電源50の動作状態を変更することができる。
変形例8の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、電源側スイッチ100は、スイッチング周波数が低い場合よりも高い場合の方が、制御性が高く変動に強い。よって、変形例8の電力変換システムは、絶縁電源50の電源変動を抑制することができる。
なお、本開示における絶縁電源50の動作状態の変更タイミングは、上記に限定されない。本開示は、負荷が大きい状態から小さい状態に変化する場合、負荷の状態変化と同時に絶縁電源50の動作状態を変更してもよい。また、本開示は、負荷が小さい状態から大きい状態に変化する場合、負荷の状態変化と同時に絶縁電源50の動作状態を変更してもよい。
さらに、本開示は、負荷が大きい状態から小さい状態に変化する場合、負荷の状態変化の後に絶縁電源50の動作状態を変更し、負荷が小さい状態から大きい状態に変化する場合、負荷の状態変化と同時に絶縁電源50の動作状態を変更してもよい。逆に、本開示は、負荷が小さい状態から大きい状態に変化する場合、負荷の状態変化の前に絶縁電源50の動作状態を変更し、負荷が大きい状態から小さい状態に変化する場合、負荷の状態変化と同時に絶縁電源50の動作状態を変更してもよい。
また、変形例8の電力変換システムは、絶縁電源50の動作状態として駆動用電圧を変更する場合にも適用できる。
(変形例9)
図15、図16、図17に基づいて、変形例9の電力変換システムに関して説明する。変形例9では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例9は、絶縁電源50の動作状態を変更するための情報である駆動情報が実施形態と異なる。変形例9の電力変換システムの基本的な動作は、実施形態と同様である。
図15に示すように、二つの絶縁素子52,53を備えている。絶縁素子52,53は、絶縁素子51と同様の素子を採用できる。マイコン30は、実施形態と同様、第1絶縁素子52を介して、生成した駆動信号8gxyをパワー素子1の駆動回路11に対して出力する。一方、駆動回路11は、第2絶縁素子53を介して、信号をマイコン30に対して出力する。
駆動回路11は、自身が駆動するパワー素子1の異常を検出する。そして、駆動回路11は、第2絶縁素子53を介して、検出結果を示す異常検出信号をマイコン30に対して出力する。なお、パワー素子1の異常を検出方法は、特に限定されない。異常検出信号は、異常検出結果に相当する。なお、その他の駆動回路12〜16も同様に、自身が駆動するパワー素子2〜6の異常を検出して、異常検出信号をマイコン30に出力する。
よって、マイコン30は、パワー素子1の異常検出結果を示す異常検出信号が入力される。このため、マイコン30は、パワー素子1を個別に異常であるか否かを判断することができる。
マイコン30は、異常検出信号を受信すると、異常検出信号を駆動情報として絶縁電源50に送信する。また、マイコン30は、異常検出信号が異常を示す場合、異常である駆動回路を停止する。マイコン30は、例えば、パワー素子1の検出結果である異常検出信号が異常を示す場合、第1駆動回路11を停止する。しかしながら、マイコン30は、複数の異常検出信号のうち一つでも異常を示す場合、すべての駆動回路11〜16を停止してもよい。
絶縁電源50は、異常検出信号に基づいて動作状態を変更する。具体的には、図16に示すように、電源IC101は、異常検出信号が異常を示す場合、異常を示さない場合よりも、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を低くする。
変形例9の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、変形例9の電力変換システムは、消費電流を削減できる。
なお、電力変換システムは、図17のように構成されていてもよい。つまり、図17の上段に示すように、駆動回路11は、マイコン30を介することなく、第2絶縁素子52を介して、絶縁電源50に異常検出信号を出力してもよい。また、図17の下段に示すように、駆動回路11は、マイコン30や第2絶縁素子52を介することなく、絶縁電源50に異常検出信号を出力してもよい。
この場合、駆動回路11は、自身でパワー素子1の異常を検出して、異常と判断した場合、パワー素子1を停止する。電源IC101は、マイコン30からの信号によらず、自身が受信した異常検出信号に基づいて、動作状態を変更する。これによって、電力変換システムは、マイコン30が駆動回路11を介してパワー素子1を停止する場合よりも早く停止させることができる。また、電力変換システムは、マイコン30が異常検出信号を送信する場合よりも早く動作状態を変更することができる。
(変形例10)
図18、図19を用いて、変形例10の電力変換システムに関して説明する。変形例10では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例10は、回路構成が実施形態と異なる。変形例10の電力変換システムの基本的な動作は、実施形態と同様である。
図18に示すように、電力変換システムは、複数のスイッチ群として、インバータ回路10a、ジェネレータ回路10b、昇圧回路10cを備えている。つまり、インバータ回路10a、ジェネレータ回路10b、昇圧回路10cのそれぞれは、パワー素子nを少なくとも一つ含んでいる。nは、2以上の自然数である。
具体的には、インバータ回路10aは、六個のパワー素子nを備えている。ジェネレータ回路10bは、六個のパワー素子nを備えている。昇圧回路10cは、二個のパワー素子nを備えている。各パワー素子nのそれぞれは、個別に駆動回路1nが接続されている。
また、インバータ回路10a、ジェネレータ回路10b、昇圧回路10cのそれぞれは、絶縁電源50nと絶縁素子5nを備えている。つまり、絶縁電源50nと絶縁素子5nは、インバータ回路10a、ジェネレータ回路10b、昇圧回路10cごとに分離されている。
マイコン30は、各絶縁電源50nおよび各絶縁素子5nに共通に接続されている。つまり、マイコン30は、複数の絶縁電源50nおよび複数の絶縁素子5nに対して一つだけ設けられている。マイコン30は、各絶縁電源50nに対して、個別に駆動情報を送信可能に構成されている。
これによって、電力変換システムは、インバータ回路10a、ジェネレータ回路10b、昇圧回路10cのそれぞれに含まれるパワー素子nの駆動情報に合わせて、絶縁電源50nを制御することができる。したがって、各絶縁電源50nは、同時に動作状態を変更することなく、個別に動作状態を変更可能に構成されている。
また、電力変換システムは、意図的に動作状態の変更タイミングをずらすことができる。変更タイミングをずらす間隔は、例えば、入力変動が収まる期間を、バラツキを含め予め求めておきマイコン30のメモリに記憶しておく。そして、マイコン30は、メモリの記憶内容を参照して、駆動情報の送信タイミングを調整することで、動作状態の変更タイミングをずらすことができる。さらに、マイコン30は、入力変動を学習して更新してもよい。
図19に示すように、例えば、昇圧回路10cは、タイミングtm31で絶縁電源50nの動作状態を変更する。ジェネレータ回路10b、タイミングtm31よりも後のタイミングtm32で絶縁電源50nの動作状態を変更する。インバータ回路10a、タイミングtm32よりも後のタイミングtm33で絶縁電源50nの動作状態を変更する。
本変形例の電力変換システムは、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例11)
図20を用いて、変形例11の電力変換システムに関して説明する。変形例11では、主に、変形例10と異なる点に関して説明する。変形例11は、回路構成が変形例10と異なる。変形例11の電力変換システムの基本的な動作は、実施形態と同様である。なお、図20では、一つのアームに対応する絶縁電源50nおよび絶縁素子5nのみを図示している。つまり、図20では、残りの二つのアームに対応する絶縁電源50nおよび絶縁素子5nの図示を省略している。
電力変換システムは、一つのパワー素子nを含むアームを複数備えている。ここでは、一例として、二つのパワー素子nを含む三つのアームを備えた例を採用している。各アームは、三相インバータのU相、V相、W相に対応している。各アームは、スイッチ群ともいえる。
さらに、電力変換システムは、複数の絶縁電源50nおよび複数の絶縁素子5nを有している。各絶縁電源50nと各絶縁素子5nは、アームごとに対応して設けられている。このため、電力変換システムは、三つの絶縁電源50nおよび三つの絶縁素子5nを有している。各絶縁電源50nは、対応するアームの駆動情報を取得し、駆動情報に基づいて動作状態を変更する。
本変形例の電力変換システムは、変形例11と同様の効果を奏することができる。
(変形例12)
図21を用いて、変形例11の電力変換システムに関して説明する。変形例11では、主に、上記実施形態と異なる点に関して説明する。変形例11は、回路構成が実施形態と異なる。変形例11の電力変換システムの基本的な動作は、実施形態と同様である。
本変形例では、変更する絶縁電源50の動作状態の一例として、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を採用する。また、本変形例では、駆動状態の一例として、パワー素子1〜6の駆動周波数を採用する。よって、本変形例では、パワー素子1〜6の駆動状態を示す駆動情報の一例として、パワー素子1〜6の駆動周波数を示す情報を採用する。
図21に示すように、電力変換システムは、パワー素子1〜6の駆動周波数を段階的に変更可能に構成されている。そこで、マイコン30は、パワー素子1〜6の段階ごとの駆動周波数を示す情報を絶縁電源50に送信する。
このとき、マイコン30は、図21の上段に示すように、段階のそれぞれに対応する駆動周波数を示す情報を送信する。しかしながら、本開示は、これに限定されない。マイコン30は、複数の段階の駆動周波数のうち、一部の段階の駆動周波数を示す情報を駆動情報として送信してもよい。マイコン30は、例えば図21の下段に示すように、最も高い駆動周波数を示す情報と、最も低い駆動周波数を示す情報のみを駆動情報として送信してもよい。
絶縁電源50(電源IC101)は、実施形態と同様、駆動周波数を示す情報に基づいて、駆動回路11〜16およびパワー素子1〜6の負荷を判断する。そして、電源IC101は、負荷が大きくなるほど、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を高くする。このとき、電源IC101は、各段階の駆動周波数を示す情報に基づいて、電源側スイッチ100のスイッチング周波数を段階的に変更する。図21の上段の場合、電源IC101は、タイミングtm41とタイミングtm42で段階的に変更する。また、図21の下段の場合、電源IC101は、タイミングtm51とタイミングtm52で段階的に変更する。
本変形例の電力変換システムは、実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、本変形例の電力変換システムは、電源変動を抑制しつつ、絶縁電源50のスイッチング損失を低減することができる。
10…電力変換装置、1〜n…パワースイッチング素子、1d〜6d…フライホイールダイオード、11〜1n…駆動回路、20…モータジェネレータ、30…マイコン、40…高電圧バッテリ、50…絶縁電源、51…絶縁素子、100…電源側スイッチング素子、101…電源IC、104…コンデンサ

Claims (15)

  1. 電力変換回路を構成する少なくとも一つのパワースイッチング素子(1〜n)と、
    前記パワースイッチング素子を駆動する少なくとも一つの駆動回路(11〜1n)と、
    前記駆動回路に電源を供給する少なくとも一つのスイッチング電源部(50)と、
    前記駆動回路が前記パワースイッチング素子を駆動するための駆動信号を前記駆動回路に出力するマイコン(30)と、を備え、
    前記スイッチング電源部は、前記パワースイッチング素子の駆動状態を示す駆動情報に基づいて、前記パワースイッチング素子の前記駆動状態に対応するように、自身の動作状態を変更する電力変換システム。
  2. 前記スイッチング電源部は、前記動作状態として、スイッチング周波数または電圧を変更する請求項1に記載の電力変換システム。
  3. 前記スイッチング電源部は、前記動作状態として、前記スイッチング周波数を変更するものであり、前記駆動情報に基づいて、前記駆動回路および前記パワースイッチング素子の負荷を判断し、前記負荷が大きくなるほど前記スイッチング周波数を高くする請求項2に記載の電力変換システム。
  4. 前記スイッチング電源部は、前記パワースイッチング素子の駆動周波数を前記駆動情報として取得し、前記駆動周波数に基づいて前記動作状態を変更するものであり、前記駆動周波数が高いほど前記負荷が大きくなるとみなして前記スイッチング周波数を高くする請求項3に記載の電力変換システム。
  5. 前記スイッチング電源部は、前記パワースイッチング素子の駆動モードを前記駆動情報として取得し、前記駆動モードに基づいて前記動作状態を変更するものであり、駆動周波数が高い前記駆動モードほど前記負荷が大きくなるとみなして前記スイッチング周波数を高くする請求項3に記載の電力変換システム。
  6. 前記パワースイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出部を備え、
    前記スイッチング電源部は、前記電流検出部によって検出された電流値を前記駆動情報として取得し、前記電流値に基づいて前記動作状態を変更するものであり、前記電流値が大きいほど前記負荷が大きくなるとみなして前記スイッチング周波数を高くする請求項3に記載の電力変換システム。
  7. 前記パワースイッチング素子にかかる電圧を検出する電圧検出部を備え、
    前記スイッチング電源部は、前記電圧検出部によって検出された電圧値を前記駆動情報として取得し、前記電圧値に基づいて前記動作状態を変更するものであり、前記電圧値が小さいほど前記負荷が大きくなるとみなして前記スイッチング周波数を高くする請求項3に記載の電力変換システム。
  8. 前記パワースイッチング素子に印加する電圧を検出する電圧検出部を備え、
    前記スイッチング電源部は、前記パワースイッチング素子に印加するゲート電圧値を前記駆動情報として取得し、前記ゲート電圧値に基づいて前記動作状態を変更するものであり、前記ゲート電圧値が大きいほど前記負荷が大きくなるとみなして前記スイッチング周波数を高くする請求項3に記載の電力変換システム。
  9. 前記スイッチング電源部は、前記動作状態として、前記電圧を変更するものであり、前記駆動情報に基づいて、前記駆動回路および前記パワースイッチング素子の負荷を判断し、前記負荷が大きくなるほど前記電圧を高くする請求項2に記載の電力変換システム。
  10. 前記スイッチング電源部は、前記負荷が大きい状態から小さい状態に変化する場合、前記負荷の状態変化の後または前記負荷の状態変化と同時に、前記動作状態を変更し、前記負荷が小さい状態から大きい状態に変化する場合、前記負荷の状態変化の前または前記負荷の状態変化と同時に、前記動作状態を変更する請求項3〜9のいずれか1項に記載の電力変換システム。
  11. 前記駆動回路は、前記パワースイッチング素子の異常を検出するものであり、
    前記スイッチング電源部は、前記駆動回路の異常検出結果を前記駆動情報として取得し、前記異常検出結果に基づいて前記動作状態を変更するものであり、前記異常検出結果が前記パワースイッチング素子の異常を示す場合、前記パワースイッチング素子の異常を示さない場合よりも、前記スイッチング周波数を低くする請求項3に記載の電力変換システム。
  12. 前記スイッチング電源部は、前記動作状態を段階的に変更する請求項1〜11のいずれか1項に記載の電力変換システム。
  13. 前記パワースイッチング素子を少なくとも一つ含むスイッチ群を複数備え、
    さらに、複数の前記スイッチング電源部を有し、各スイッチング電源部は、前記スイッチ群ごとに対応して設けられており、
    各スイッチング電源部は、同時に前記動作状態を変更することなく、個別に前記動作状態を変更可能に構成されている請求項1〜12のいずれか1項に記載の電力変換システム。
  14. 複数の前記スイッチ群は、昇圧回路と、ジェネレータ回路と、インバータ回路とを含んでいる請求項13に記載の電力変換システム。
  15. 一つの前記パワースイッチング素子を含むアームを複数備え、
    さらに、複数の前記スイッチング電源部を有し、各スイッチング電源部は、前記アームごとに対応して設けられており、
    各スイッチング電源部は、対応する前記アームの前記駆動情報を取得し、前記駆動情報に基づいて前記動作状態を変更する請求項1〜12のいずれか1項に記載の電力変換システム。
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