JP2021099468A - ズームレンズシステムおよび撮像装置 - Google Patents

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【課題】諸収差を良好に補正できるコンパクトなズームレンズを提供する。【解決手段】物体側から順番に配置された、像面に対して位置が固定された、負の屈折力の第1の固定レンズ群と、フォーカシングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むフォーカスレンズ群と、ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群と、物体側に絞りが配置され、像面に対して位置が固定された第2の固定レンズ群とから構成され、フォーカスレンズ群は、像面に対して位置が固定された、または、フォーカシングの際に補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群と、中間レンズ群の物体側に配置され、フォーカシングの際に移動する第1のフォーカス移動群とを含む、ズームレンズシステムを提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、ズームレンズシステムおよびそれを有する撮像装置に関するものである。
特許文献1には、撮像用のズームレンズシステムは、物体側から順番に配置された、像面に対して位置が固定された負の屈折力の第1のレンズ群と、フォーカシングの際に移動する第2のレンズ群と、広角端から望遠端にズーミングする際に物体側に移動する、正の屈折力の第3のレンズ群と、広角端から望遠端にズーミングする際に像面側に移動する、合成の屈折力が負の第4のレンズ群および第5のレンズ群と、像面に対して位置が固定され、物体側に絞りが配置され、屈折力が正の第6のレンズ群とから構成されたズームレンズシステムが開示されている。
特開2019−28175号公報
さらに軽量で取り扱いが容易であり、収差が良好に補正された画像を取得できるレンズシステムおよびそれを備えた撮像装置が求められている。
撮像用のズームレンズシステムは、物体側から順番に配置され、像面に対して位置が固定された、負の屈折力の第1の固定レンズ群と、フォーカシングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むフォーカスレンズ群と、ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群と、物体側に絞りが配置され、像面に対して位置が固定された第2の固定レンズ群とから構成されている。フォーカスレンズ群は、像面に対して位置が固定された、または、フォーカシングの際に補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群と、中間レンズ群の物体側に配置され、フォーカシングの際に移動する第1のフォーカス移動群とを含む。ズームレンズ群は、最も物体側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の負の屈折力の移動群と、最も像面側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の正の屈折力の移動群とを含む。
広角で、多数枚のレンズを備えたズームレンズシステムの典型的な構成は、全体のパワー構成として、ネガティブリードの負−正−負−正を備え、2つのレトロフォーカスを組み合わせたタイプである。また、フォーカシングおよびズーミングの操作のし易さ、およびレンズの移動機構が複雑になることを防止するためには、フォーカシングとズーミングとのために移動するレンズ群を前後に分けることが望ましい。その際、フォーカシングのために移動するレンズ群はパワーが大きすぎると移動に伴うパワーの変動が大きくなり、フォーカシングにより画角が変動するブリージング(フォーカスブリージング)の原因となり、また、ズーミングに影響を与える可能性がある。一方、ズーミングの際に、ポジティブリードのレンズ系であると、ズーミングのために移動するレンズ径が大きくなりやすく、移動機構の負荷が大きくなりやすい。
このズームレンズシステムのフォーカスレンズ群は、像面に対して位置が固定された、または補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群と、中間レンズ群の物体側に配置され、フォーカシングの際に移動する第1のフォーカス移動群とを含む。したがって、フォーカスレンズ群として、フォーカシングの際に移動しない、または微小に移動する中間レンズ群により正のパワーを確保し、フォーカシングの際に主に移動するフォーカス移動群のパワーを低くすることができる。このため、負のパワーの第1のレンズ群の像面側に、十分な正のパワーを配置するとともに、フォーカシングの際に主に移動するレンズ群のパワーを小さくできる。
さらに、第1のレンズ群と、フォーカスレンズ群とにより負−正のパワー配置を実現できるので、ズームレンズ群として、ネガティブリードの負−正のパワー配置を採用できる。すなわち、ズームレンズ群として、最も物体側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の負の屈折力の移動群と、最も像面側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の正の屈折力の移動群を配置できる。このため、ズーミングの際に移動するレンズのレンズ径を小さくすることができ、移動機構の負荷を低減できる。したがって、多数枚のレンズを備えたズームレンズシステムであって、全体のパワー構成が負−正−負−正のレンズシステムであって、操作がしやすく、移動機構が簡易で、軽量化しやすいレンズシステムを提供できる。
本発明の他の態様の1つは、上記のズームレンズシステムと、ズームレンズシステムを収納したホルダとを有するレンズユニットである。
また、本発明の他の態様の1つは、上記のズームレンズシステムと、ズームレンズシステムの像面側に配置された撮像素子とを有する撮像装置である。
ズームレンズシステムおよび撮像装置の概略構成を示す図。 レンズデータを示す図。 非球面係数を示す図。 ズーミングおよびフォーカシングの際に変動する間隔を示す図。 図5(a)は広角端の撮像距離が無限遠の諸収差を示し、図5(b)は望遠端の撮像距離が最近接の諸収差を示す。 広角端の撮像距離が無限遠の横収差を示す図。 望遠端の撮像距離が最近接の横収差を示す図。 異なるズームレンズシステムおよび撮像装置の概略構成を示す図。 レンズデータを示す図。 非球面係数を示す図。 ズーミングおよびフォーカシングの際に変動する間隔を示す図。 図12(a)は広角端の撮像距離が無限遠の諸収差を示し、図12(b)は望遠端の撮像距離が最近接の諸収差を示す。 広角端の撮像距離が無限遠の横収差を示す図。 望遠端の撮像距離が最近接の横収差を示す図。
図1に、撮像用の光学系を備えた撮像装置(カメラ、カメラ装置)の一例を示している。図1(a)は広角端におけるレンズ配置を示し、図1(b)は望遠端におけるレンズ配置を示し、図1(b)に、無限遠から最近接にフォーカシングする際に移動するレンズを示している。
このカメラ1は、光学系(撮像光学系、結像光学系、レンズシステム)10と、光学系10の像面側(画像側、撮像側、結像側)12に配置された撮像素子(撮像デバイス、像面)5とを有する。光学系10は、撮像用(撮影用)のズームレンズシステム10であって、7群26枚構成のレンズシステムである。具体的にはレンズシステム10は、物体側11から順番に配置された、像面5に対して位置が固定された負の屈折力の第1のレンズ群G1と、フォーカシングの際に移動する第2のレンズ群G2と、像面5に対して位置が固定された正の屈折力の第3のレンズ群G3と、広角端から望遠端にズーミングする際に像面側12に移動する、負の屈折力の第4のレンズ群G4と、広角端から望遠端にズーミングする際に像面側12に移動する、負の屈折力の第5のレンズ群G5と、広角端から望遠端にズーミングする際に物体側11に移動する、正の屈折力の第6のレンズ群G6と、像面5に対して位置が固定され、物体側11に絞りStが配置され、屈折力が負の第7のレンズ群G7とから構成されている。
収差補正能力が高く高性能のズームレンズシステム10は一般的にレンズの構成枚数が多く、口径も大きいために重く、取り回しが大変で、安定した画像を取得することは容易ではない。特に、映画などの高画質の画像を撮影するためのレンズシステムは、レンズの構成枚数が10〜30枚近くと多く、ハンディーでの取り回しは難しい。さらに、フォーカシング(合焦)のため、およびズーミング(変倍)のためにレンズ群が移動すると、重心が移動する可能性があり安定した画像を得るためには経験が必要になる。また、ズーミングにより、絞りが動くことでF値も変動するため、ズーミングしながら、焦点を合わせたり、明るさの変動の少ない画像を取得するためには撮影者の技能と経験とを要する作業となっている。
このレンズシステム10は、最も物体側11の最も有効径が大きくなり、重くなりやすい第1のレンズ群G1を固定し、最も像面側12の最もレンズ枚数が大きく重くなりやすい第7のレンズ群G7も固定し、それらの間に、フォーカシング用のレンズ群Gfoと、ズーミング用のレンズ群Gzoを配置したインナーフォーカスタイプ(インターナルフォーカスタイプ)のレンズシステムである。最も物体側11のレンズ群G1と最も像面側12のレンズ群G7とを固定できるので、これらのレンズ群を収納する鏡筒あるいはホルダ15のシール性を向上できゴミなどの侵入を防止できるとともに、構造が簡単で強度の高いレンズユニット16を提供できる。
すなわち、この撮像用のズームレンズシステム10は、物体側11から順番に配置された、像面5に対して位置が固定された、負の屈折力の第1の固定レンズ群G1(Gfix1)と、フォーカシングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むフォーカスレンズ群Gfoと、ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群Gzoと、物体側11に絞りStが配置され、像面5に対して位置が固定された第2の固定レンズ群G7(Gfix2)とから構成されている。フォーカスレンズ群Gfoは、像面5に対して位置が固定された、または、フォーカシングの際に補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群G3(Gm)と、中間レンズ群G3の物体側11に配置され、フォーカシングの際に主に移動する第1のフォーカス移動群G2(Gf1)とを含む。ズームレンズ群Gzoは、最も物体側11に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の負の屈折力の移動群G4と、最も像面側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の正の屈折力の移動群G6とを含む。
広角で、多数枚のレンズを備えたズームレンズシステム10の典型的な構成は、全体のパワー構成として、ネガティブリードの負−正−負−正を備え、2つのレトロフォーカスを組み合わせたタイプである。また、フォーカシングおよびズーミングの操作のし易さ、およびレンズの移動機構が複雑になることを防止するためには、フォーカシングとズーミングとのために移動するレンズ群を前後に分けることが望ましい。その際、フォーカシングのために移動するレンズ群はパワーが大きすぎると移動に伴うパワーの変動が大きくなり、フォーカシングにより画角が変動するブリージング(フォーカスブリージング)の原因となり、また、ズーミングに影響を与える可能性がある。一方、ズーミングの際に、ポジティブリードのレンズ系であると、ズーミングのために移動するレンズ径が大きくなりやすく、移動機構の負荷が大きくなりやすい。
このズームレンズシステム10のフォーカスレンズ群Gfoは、像面5に対して基本的に位置が固定された、すなわち、フォーカシングの際に移動しない、または、補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群G3(Gm)と、中間レンズ群G3の物体側11に配置され、フォーカシングの際に主に移動する第1のフォーカス移動群G2(Gf1)とを含む。したがって、フォーカスレンズ群Gfoとして、基本的に固定され、移動したとしても移動量が僅かである中間レンズ群G3により正のパワーを確保し、フォーカシングの際に主に移動するフォーカス移動群G2のパワーを低くすることができる。このため、負のパワーの第1のレンズ群G1の像面側12に、十分な正のパワーを配置するとともに、フォーカシングの際に移動するレンズ群のパワーを小さくできる。
さらに、第1のレンズ群G1と、フォーカスレンズ群Gfoとにより負−正のパワー配置を実現できるので、ズームレンズ群Gzoとして、ネガティブリードの負−正のパワー配置を採用できる。すなわち、ズームレンズ群Gzoとして、最も物体側11に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の負の屈折力の移動群G4と、最も像面側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の正の屈折力の移動群G6を配置できる。このため、ズーミングの際に移動するレンズのレンズ径を小さくすることができ、移動機構の負荷を低減できる。したがって、多数枚のレンズを備えたズームレンズシステム10であって、全体のパワー構成が負−正−負−正のレンズシステムであって、操作がしやすく、移動機構が簡易で、軽量化しやすいレンズシステムを提供できる。
すなわち、この撮像用のズームレンズシステム10は、物体側11から順番に配置された、像面5に対して位置が固定された、負の屈折力の第1の固定レンズ群G1(Gfix1)と、フォーカシングの際に移動するフォーカス移動群(フォーカスレンズ群)G2(Gf1)と、像面5に対して位置が固定された、または、フォーカシングの際に補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群G3(Gm)と、ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群Gzoと、物体側11に絞りStが配置され、像面5に対して位置が固定された第2の固定レンズ群G7(Gfix2)とを有する。
広角で、多数枚のレンズを備えたズームレンズシステム10の典型的な構成は、全体のパワー構成として、ネガティブリードの負−正のパワー配置を備えたものである。また、フォーカシングおよびズーミングの操作のし易さ、およびレンズの移動機構が複雑になることを防止するためには、フォーカシングとズーミングとのために移動するレンズ群を前後に分けることが望ましい。その際、フォーカシングのために移動するレンズ群の移動機構の負荷を小さくするためにレンズ径を小さくしようとすると、第1の固定レンズ群G1とフォーカシングのために移動するレンズ群との距離が大きくなり、光束(光線)が収束されるので収差の補正はそれほど容易ではない。一方、第1の固定レンズ群G1とフォーカシングのために移動するレンズ群との距離を小さくすると、レンズ径が大きくなるので収差補正は容易になるが、フォーカシング性能とともに正のパワーを確保しようとするとレンズ枚数が増えてしまい移動機構の負荷が大きくなりすぎる。
ズームレンズシステム10は、フォーカシングの際に移動するフォーカス移動群G2(Gf1)と、ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群Gzoとの間に、位置が固定された、またはフォーカシングの際に補助的に移動する程度の移動量の少ない中間レンズ群G3(Gm)を配置している。中間レンズ群G3により正のパワーを確保できるので、フォーカス移動群G2のパワーは小さくてもよく、フォーカス移動群G2の構成を簡略化できる。このため、第1の固定レンズ群G1にフォーカス移動群G2を近づけてレンズ径が大きくなってもレンズの移動機構への負荷の増加を抑制でき、収差補正が良好なレンズシステムを提供できる。
さらに、フォーカス移動群G2と、ズームレンズ群Gzoとの間に、フォーカシングおよびズーミングの際にレンズが基本的に移動しない中間レンズ群G3(Gm)を配置することにより、フォーカシングの際にレンズを移動する機構、例えばカム溝を含む機構と、ズーミングの際にレンズを移動する機構とを良好に分離できる。このため、レンズの移動機構が複雑になることを抑制でき、操作し易く、さらに、構成が簡易で軽量なズームレンズシステムを提供できる。
フォーカス移動群G2(Gf1)の焦点距離ffgと、第1の固定レンズ群G1(Gfix1)の焦点距離fg1とが以下の条件(1)を満たしてもよい。
0.01<|fg1/ffg|<0.3・・・(1)
条件(1)の下限は、0.05であってもよく、上限は0.2であってもよく0.15であってもよい。
フォーカス移動群G2(Gf1)の焦点距離ffgと、ズームレンズシステム10の広角端における焦点距離fwとが以下の条件(2)を満たしてもよい。
0.005<|fw/ffg|<0.15・・・(2)
条件(2)の下限は0.01であってもよく、上限は0.10であってもよく、0.05であってもよい。
これらの条件の下限を下回ると、フォーカス移動群G2のパワーが足りず、フォーカシングの際に移動するための距離が大きくなる。これらの条件の上限を超えると、フォーカス移動群G2のパワーが大きすぎて、無限遠から最近接まで焦点の位置(ピント)を変えると画角が変動する(ずれる)フォーカスブリージングの要因となる。
中間レンズ群G3(Gm)の焦点距離fmgと、第1の固定レンズ群G1(Gfix1)の焦点距離fg1とが以下の条件(3)を満たしてもよい。
0.3<|fg1/fmg|<1.0・・・(3)
条件(3)の下限は0.5であってもよく、上限は0.8であってもよい。
また、中間レンズ群G3(Gm)の焦点距離fmgと、ズームレンズシステム10の広角端における焦点距離fwとが以下の条件(4)を満たしてもよい。
0.1<|fw/fmg|<0.5・・・(4)
条件(4)の下限は0.15であってもよく、0.2であってもよく、上限は0.4であってもよい。これらの条件の下限を下回ると、中間レンズ群G3のパワーが不足して、おもに負の第1の固定レンズ群G1による収差の補正が難しくなり、上限をこえると、中間レンズ群G3のパワーが強すぎて、後続のレンズ群による収差の補正が難しくなる。
フォーカス移動群Gf1は、弱い正の屈折力を備えていてもよく、負の屈折力を備えていてもよい。典型的には、フォーカス移動群Gf1は、正の屈折力を備え、無限遠から最近接にフォーカスする際に、像面側12に移動してもよい。
フォーカス移動群Gf1が無限遠から最近接にフォーカスする際に移動する距離Dt1と、中間レンズ群Gmが無限遠から最近接にフォーカスする際に移動する距離Dt2とが以下の条件(5)を満たしてもよい。
0≦|Dt2/Dt1|<0.5・・・(5)
条件(5)の上限は0.3であってもよく、0.2であってもよい。条件(5)の上限を超えると、中間レンズ群Gmの移動量が大きくなりすぎて収差補正が難しくなる。
第1の固定レンズ群G1は、物体側11に凸の負の2枚のメニスカスレンズL11およびL12により構成されていてもよい。また、フォーカス移動群Gf1は、最も物体側11に物体側11に凹の面を備えていてもよい。この場合、2枚のメニスカスレンズL11およびL12の間隔dg1と、第1の固定レンズ群G1と無限遠にフォーカスしたときのフォーカス移動群Gf1との間隔dg1fとが以下の条件(6)を満たしてもよい。
0.2<dg1/dg1f<0.5・・・(6)
無限遠にフォーカスしたときに、第1の固定レンズ群G1の像面側12の像面側12に凹の面に対して、フォーカス移動群Gf1の物体側11の物体側11に凸の面を、周囲がほぼ接するあるいは最小の空気間隔で接するように近づけることができる。このため、フォーカス移動群Gf1を、負のパワーの第1の固定レンズ群G1に最も近づけた状態で、光束が発散した位置でフォーカシングの制御が可能となり、収差補正が容易となる。また、第1の固定レンズ群G1の負のパワーにより広がった光束(発散光)をフォーカス移動群Gf1の物体側11に凹の面で受けることにより、フォーカス移動群Gf1に入射する光の角度(入射角)を小さく(面に垂直に近く)することができる。このため、この面で発生する収差を抑制できる。さらに、フォーカス移動群Gf1の負のパワーのレンズを負のパワーの第1の固定レンズ群G1に近づけることにより、無限遠にフォーカスしたときの画角をさらに広くすることができ、より広角なズームレンズシステムを提供できる。
フォーカス移動群Gf1は1群構成であってもよく、接合レンズB21と正レンズL23とから構成されていてもよい。典型的には、フォーカス移動群Gf1は、物体側11から負−正−正の3枚のレンズにより構成され、物体側11に凹の負のレンズ(具体的には両凹の負レンズ)L21と正のパワーのレンズ(具体的には両凸の正レンズ)L22とからなるほとんどパワーのない、物体側11に凹のメニスカスタイプの接合レンズB21と、正のパワーのレンズ(具体的には両凸の正レンズ)L23とから構成されてもよい。パワーのほとんどない接合レンズB21と、弱い正のパワーのレンズL23との組み合わせは、光線の通過位置を制御しながら、光線の広がりを抑えることができ、フォーカシング用のレンズ構成として適している。
中間レンズ群G3(Gm)は、物体側11に負−正の2枚のレンズにより構成された正のパワーの接合レンズB31と、像面側12に正のパワーのレンズとを備えていてもよい。具体的には、中間レンズ群G3(Gm)は、最も物体側11に配置された、物体側11に凸面を含む負の屈折力のメニスカスレンズL31と両凸の正レンズL32とからなる接合レンズB31と、最も像面側12に配置された、物体側11に凸の正の屈折力のメニスカスレンズL33(L3e)とを含んでもよい。望遠端における色収差を良好に補正し、また、明るいレンズを実現しながら球面収差を良好に補正するのに適している。
また、中間レンズ群G3の最も像面側12に配置された物体側11に凸面を向ける正のメニスカスレンズL3e(この例ではL33)の屈折率nL3eおよびアッべ数νL3eは以下の条件(7)を満たしてもよい。色収差を良好に補正できる。
1.45<nL3e<1.65
65<νL3e<85 ・・・(7)
中間レンズ群G3の像面側12に位置するズームレンズ群Gzoの最も物体側11の第1の負の屈折力の移動群G4は、最も物体側11に配置された負の屈折力のレンズL41を含んでもよい。正のパワーの中間レンズ群G3をズームレンズ群Gzoの物体側11に配置することにより、光線の広がりを抑制できる。このため、ズームレンズ群Gzoの最も物体側11に負のパワーのレンズL41を配置した、マイナスリードのレトロフォーカスタイプのズームレンズ群Gzoをレンズシステム10の内部に実装できる。最もレンズ径が大きくなりやすい、最も物体側11のレンズL41を負のパワーにすることにより、レンズ径を小さくでき、ズーミングのためにレンズを移動する機構に対する負荷を低減できる。また、よりコンパクトで軽量なズームレンズシステム10を提供できる。
ズームレンズ群Gzoの、最も物体側11の第1の負の屈折力の移動群G4と、最も像面側12の第1の正の屈折力の移動群G6とは、広角端から望遠端にズームする際に、第1の負の屈折力の移動群G4が、像面側12に移動し、第1の正の屈折力の移動群G6が、物体側11に移動してもよい。これらの移動群G4およびG6がズーミングの際に反対側に移動することにより、ズーミングにより重心が大きく変動することを抑制でき、ズーミングにより画像が揺れ動いたりすることを抑制できる。また、ズーミングの際にレンズを移動する機構は、これらの移動群G4およびG6が逆方向に連動して動くように設計される。レンズシステム10を上下に傾けたり、旋回させたときに、それぞれの移動群G4およびG6に作用する重力(加速度)の方向が逆になるので、レンズを移動する機構においてそれぞれの移動群G4およびG6の自重が逆方向に作用し、レンズ群G4およびG6がレンズシステム10の動きにより移動することを防止できる。
第1の負の屈折力の移動群G4の焦点距離fgmn1と、第1の正の屈折力の移動群G6の焦点距離fgmp1とが以下の条件(8)を満たしてもよい。
0.8<|fgmn1/fgmp1|<2.5・・・(8)
条件(8)の下限は1.0であってもよく、上限は2.0でもよく、1.8でもよい。ズームレンズ群Gzoの最も像面側12の正の移動群G6のパワーを、最も物体側11の負の移動群G4と同じまたは大きくすることにより、像面側12の光線(光束)の広がり(発散)を抑制できる。このため、ズームレンズ群Gzoの像面側12に配置されるリレーレンズ群である第2の固定レンズ群G7(Gfix2)のレンズ径を小さくできる。最も像面側12に位置する第2の固定レンズ群G7は、結像面である撮像素子5に結像するための収差補正に多数のレンズ、本例ではレンズL71〜L80の10枚のレンズが配置されている。したがって、これらのレンズの径を小さくすることにより、レンズシステム10の軽量化および小型化を図ることができる。
第2の固定レンズ群G7(Gfix2)は、負の屈折力を備えていてもよい。物体側11に強い正のパワーのレンズ群G6を配置することにより、結像用のレンズ群である固定レンズ群G7として正のパワーを確保する必要がなく、弱い正または負のパワーに設定できる。最も像面側12のレンズ群G7を負のパワーにすることによりイメージサークルを大きくしやすく、高解像度の画像を得ることができる。
第1の正の屈折力の移動群G6の焦点距離fgmp1と、第2の固定レンズ群G7の焦点距離fgeとが以下の条件(9)を満たしてもよい。
0.01<|fgmp1/fge|<0.1・・・(9)
条件(9)の下限を下回ると、第2の固定レンズ群G7のパワーが小さすぎて十分な収差補正が難しくなる。条件(9)の上限を超えると、移動群G6の正のパワーが大きすぎて第2の固定レンズ群G7により収差補正が難しくなる。
ズームレンズシステム10の広角端における焦点距離fwと、第2の固定レンズ群G7の焦点距離fgeとが以下の条件(10)を満してもよい。
0.01<|fw/fge|<0.5・・・(10)
条件(10)の下限を下回ると、第2の固定レンズ群G7のパワーが小さすぎて十分な収差補正が難しくなる。条件(10)の上限を超えると、第2の固定レンズ群G7の負のパワーが大きくなりすぎてズームレンズシステム10の全長が延び、小型化することが難しくなる。
第2の固定レンズ群G7は、最も物体側11に負の屈折力のレンズL71を含み、負の屈折力のレンズL71の焦点距離fge1と、第2の固定レンズ群G7の焦点距離fgeとが以下の条件(11)を満たしてもよい。
0.1<fge1/fge<0.3・・・(11)
絞りStの像面側12に隣接した、最も物体側11に、負のパワーのレンズL71を配置することにより、絞りStを介して対峙する正の移動群G6のパワーにより強く収束された光線を発散させることができる。このため、像面側12に配置された各レンズへの入射角度を緩めることができ、固定レンズ群G7において結像前の収差の補正を良好に行うことができる。
ズームレンズ群Gzoは、第1の負の屈折力の移動群G4と第1の正の屈折力の移動群G6との間に配置された第2の負の屈折力の移動群G5をさらに含んでもよい。広角端から望遠端にズームする際に、第2の負の屈折力の移動群G5は、像面側12に移動してもよい。第1の負の移動群G4のバリエータとしての機能を第2の負の移動群G5により負担できるので、高倍率で収差補正の良好なズームレンズシステム10を提供できる。
第1の負の屈折力の移動群G4の焦点距離fgmn1と、第2の負の屈折力の移動群G5の焦点距離fgmn2と、第1の正の屈折力の移動群G6の焦点距離fgmp1とが以下の条件(12)および(13)を満たしてもよい。
0.1<fgmn1/fgmn2<0.3・・・(12)
0.1<|fgmp1/fgmn2|<0.3・・・(13)
条件(12)および(13)の下限を下回ると、第2の移動群G5のパワーが不足して収差補正が難しくなり、上限を超えると、第2の移動群G5のパワーが強すぎてズーミングの際のレンズの動きが複雑になる。
第1の負の屈折力の移動群G4は、最も像面側12に配置された接合レンズB41を含んでいてもよい。第2の負の屈折力の移動群G5は、物体側11に凹面を向けた正のパワーの接合レンズB51を含んでいてもよく、典型的には、接合レンズB51により構成されてもよい。接合レンズB51は、物体側11から配置された負のパワーのレンズL51と、正のパワーのレンズL52とで構成されてもよい。第1の正の屈折力の移動群G6は、曲率半径の小さい凸面を向かい合わせて2枚の正のパワーのレンズL61およびL62を含んでいてもよく、これらのレンズL61およびL62で構成されてもよい。
図2に、レンズシステム10を構成する各レンズのデータを示している。曲率半径riは物体側11から順に並んだ各レンズの各面Siの曲率半径(mm)、間隔diは各レンズ面の間の距離(mm)、屈折率niは各レンズの屈折率(d線)、アッベ数νiは各レンズのアッベ数(d線)、有効径Diは各レンズ面の有効径(直径、mm)を示している。以下においても同様である。
図3には、レンズシステム10に含まれる非球面の係数を示す。この例では、第1の固定レンズ群G1の最も像面側12のレンズL12の物体側11の面S3と、フォーカス移動群G2の最も像面側12のレンズL23の像面側12の面S9と、ズーミングの際に移動する第1の負の屈折力の移動群G4の最も物体側11のレンズL41の両面S15およびS16と、第2の固定レンズ群G7の最も像面側12のレンズL80の両面S45およびS46とが非球面となっている。
非球面は、Xを光軸方向の座標、Yを光軸と垂直方向の座標、光の進行方向を正、Rを近軸曲率半径とすると、図3に示した係数K、A、B、C、DおよびEを用いて次式(X)で表わされる。以降の実施形態においても同様である。なお、「en」は、「10のn乗」を意味する。
X=(1/R)Y/[1+{1−(1+K)(1/R)1/2
+AY+BY+CY+DY10・・・(X)
図4に、レンズシステム10の広角端(Wide)および望遠端(Tele)の、焦点距離(d0)が無限遠(INF)、中間(1656mm)および最短(最近接、456mm)における可変間隔d4、d9、d14、d21、d24およびd30の値を示している。
図5に、レンズシステム10の球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、図6および図7に、レンズシステム10の横収差を示している。球面収差および横収差は、波長656.272nm(長破線)と、波長587.562nm(短破線)と、波長546.074nm(実線)と、波長486.133nm(一点鎖線)と、波長435.834nm(二点鎖線)とを示している。非点収差はタンジェンシャル光線Tとサジタル光線Sとを示している。以下に示す収差図においても同様である。図5(a)および図6は、広角端の撮影距離が無限遠における諸収差を示し、図5(b)および図7は望遠端の撮影距離が最近接における諸収差を示している。
これらの図に示したレンズシステム10は26枚のレンズ(L11〜L12、L21〜L23、L31〜L33、L41〜L44、L51〜L52、L61〜L62、L71〜L80)により構成され、全体として物体側11から像面側12に向かって負−正−正−負−負−正−負のパワーを備えた7群(G1〜G7)により構成されている。最も物体側11に配置された第1のレンズ群G1は、第1の固定レンズ群Gfix1であり、全体が負のパワーの固定された、すなわち、フォーカシングおよびズーミングの際に移動しないレンズ群である。第1のレンズ群G1は、物体側11から配置された、物体側11に凸の負のパワーのメニスカスレンズL11と、物体側11に凸の負のパワーのメニスカスレンズL12との2枚構成であり、負−負のパワー配置を含む。
第2のレンズ群G2は、フォーカス移動群Gf1であり、弱い正のパワーを備え、物体側11から順に配置された、両凹の負レンズL21と、両凸の正レンズL22と、両凸の正レンズL23とから構成され、負−正−正のパワー配置を含む。物体側11の2つのレンズL21およびL22により物体側11に凹のメニスカスタイプの接合レンズB21が構成されている。フォーカシング時に移動する第2のレンズ群G2に、正・負のパワーを備えた接合レンズB21を採用することにより、フォーカス領域全域、すなわち、無限遠から近距離にわたり、倍率色収差を小さくできる。特に、物体側11から負−正の組み合わせにすることにより、球面収差および軸上色収差も良好に補正できる。また、物体側11の負のパワーの第1のレンズ群G1に対して(隣接して)物体側11に凹面を配置することにより、第1のレンズ群G1により発散する光線の凹面に対する入射角を小さくすることができ、発散する光線に対して大きな収差を発生させることなく収束させることができる。
本例において第3のレンズ群G3は、中間の固定レンズ群Gmであり、正のパワーを備え、物体側11から順に配置された、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL31と、両凸の正レンズL32と、物体側11に凸の正のメニスカスレンズL33との3枚構成であり、負−正−正のパワー配置を含む。物体側11の2つのレンズL31およびL32により両凸タイプの接合レンズB31が構成されている。比較的パワーの大きな正のパワーの固定されたレンズ群G3をフォーカス移動群G2と、ズーミングの際に移動する負のパワーの移動群G4との間に配置することにより、フォーカス移動群G2のパワーを大きくせずに、レンズシステム10として、負−正−負−正というレトロフォーカスタイプを組み合わせたレンズシステム10を提供できる。このため、変倍における全領域に渡って高精細な合焦を達成しつつ、小型で、広角なズームレンズシステム10を提供できる。さらに、比較的強いパワーの正のレンズ群G3を中間に配置して、負のパワーのレンズを像面側12に配置することによりテレフォトタイプのパワー配置を内蔵することが可能となり、望遠端における色収差を良好に補正できるズームレンズシステム10を提供できる。
さらに、フォーカス移動群G2と、ズーミングの際に移動する移動群G4との間に、固定された第3のレンズ群G3を配置することにより、これらの移動群を駆動するレンズの移動機構を分離することができる。したがって、レンズの移動機構を簡略化でき、レンズシステム10を搭載したレンズユニット16および撮像装置1を小型・軽量化できる。
第4のレンズ群G4は、ズーミングの際に移動する負のパワーの移動群であり、広角端から望遠端に変倍する際に、物体側11から像面側12に移動する。第4のレンズ群G4は、物体側11から順に配置された、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL41と、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL42と、両凹の負レンズL43と、両凸の正レンズL44との4枚構成であり、負−負−負−正のパワー配置を含む。像面側12の2つのレンズL43およびL44により物体側11に凹面を向けたメニスカスタイプの接合レンズB41が構成されている。最も物体側11に負のパワーのレンズを配置することにより、ズームレンズ群Gzoに含まれるレンズ径を小さくすることができ、全体としてコンパクトなレンズシステム10を提供できる。さらに、バリエータとして移動するレンズ群G4が4枚構成で、物体側11に3枚の負のパワーのレンズL41、L42およびL43を配置することにより負のパワーを分散させて過度に小さな曲率半径の面が配置されることを避け、収差の発生を抑えている。また、接合レンズB41を含めることにより、第4のレンズ群G4により、球面収差・軸上色収差を含めた諸収差を変倍全域にわたり良好に補正できる。
第5のレンズ群G5は、ズーミングの際に、第4のレンズ群G4と協調して移動する負のパワーの移動群であり、広角端から望遠端に変倍する際に、物体側11から像面側12に移動する。第5のレンズ群G5は、物体側11から順に配置された、両凹の負レンズL51と、両凸の正レンズL52との2枚構成であり、負−正のパワー配置を含む。これらのレンズL51およびL52により物体側11に凹面を向けたメニスカスタイプの接合レンズB51が構成されている。最も物体側11に凹面を備えたレンズ配置とすることにより、先行する負のパワーの第4のレンズ群G4により発散する光線の入射角を小さくすることができる。このため、ズーミングの際の収差を良好に補正できる。また、接合レンズB51で構成することにより、球面収差・軸上色収差を含めた諸収差を変倍全域にわたり良好に補正できる。
第6のレンズ群G6は、ズーミングの際に、第4のレンズ群G4に対し反対側に移動する正のパワーの移動群であり、広角端から望遠端に変倍する際に、像面側12から物体側11に移動する。第6のレンズ群G6は、物体側11から順に配置された、両凸の正レンズL61およびL62の2枚構成であり、正−正のパワー配置を含む。これらのレンズL61およびL62は、曲率半径の小さな面が向かい合うように配置されている。これらの向かい合った曲率半径の小さな凸面により強い正のパワーを確保するとともに、曲率半径の大きな凸面を物体側11および像面側12に向けることにより、先行する負のパワーのレンズ群G4およびG5により発散した光線の入射角を小さくするとともに、絞りStに向けて収束する光線の出射角を小さくし、ズーミングの際の収差を良好に補正できるようにしている。
第7のレンズ群G7は、フォーカシングおよびズーミングの際に移動しない負のパワーの第2の固定レンズ群Gfix2であり、物体側11から順に配置された、両凹の負レンズL71と、両凸の正レンズL72と、両凸の正レンズL73と、両凹の負レンズL74と、物体側11に凸の正のメニスカスレンズL75と、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL76と、物体側11に凸の正のメニスカスレンズL77と、両凹の負レンズL78と、物体側11に凸の正のメニスカスレンズL79と、両凸の正レンズL80との10枚構成であり、負−正−正−負−正−負−正−負−正−正のパワー配置を含む。レンズL73およびL74により接合レンズB71が構成され、レンズL76およびL77により接合レンズB72が構成され、レンズL78および79により接合レンズB73が構成されている。
絞りStの像面側12に、像面5に対して固定されたリレーレンズ群である第2の固定レンズ群G7を配置することにより、フォーカスを移動したときに画角が変動するフォーカスブリージング(ブリージング)の発生を抑制できる。また、絞りStに隣接した最も物体側11に負のパワーのレンズL71を配置することにより、強い正のパワーの第6のレンズ群G6により収束傾向にある光線を広げ、10枚のレンズから構成されるリレーレンズ群G7に入力でき、これらのレンズL71〜L80により結像前の収差を良好に補正できる。
第2の固定レンズ群G7は、リレーレンズ群として対称的な配置を含んでもよい。例えば、接合レンズB71とB72とは、正のパワーのレンズL75を挟んで、負−正と正−負との対称的なパワー配置となっている。また、最も像面側12には、強い負のパワーのレンズL78、正のパワーのレンズL79およびL80を配置し、軸外光を跳ね上げた後に像面5に収束させてイメージサークルの大きな画像を結像できるようにしている。
このレンズシステム10の諸数値および各条件の値は以下の通りである。
F No.:2.57 (固定)
画角:42.6 (広角端)、15.9 (望遠端)
全長(最も物体側のレンズL1の物体側の面から像面5までの距離)(mm):344
レンズシステム10の広角端の焦点距離fw(mm):24.35
レンズシステム10の望遠端の焦点距離ft(mm):73.36
第1のレンズ群G1(第1の固定レンズ群Gfix1)の焦点距離fg1(mm):−64.54
第2のレンズ群G2(フォーカス移動群Gf1)の焦点距離ffg(mm):594.64
第3のレンズ群G3(中間レンズ群Gm)の焦点距離fmg(mm):88.18
第4のレンズ群G4(負のズーム移動群)の焦点距離fgmn1(mm):−55.08
第5のレンズ群G5(負のズーム移動群)の焦点距離fgmn2(mm):−263.35
第6のレンズ群G6(正のズーム移動群)の焦点距離fgmp1(mm):41.20
第7のレンズ群G7(第2の固定レンズ群Gfix2)の焦点距離fge(mm):−553.13
第7のレンズ群G7の最も物体側のレンズL71の焦点距離fge1(mm):−89.09
第2のレンズ群G2(フォーカス移動群Gf1)の移動距離Dt1(mm):16.92
第3のレンズ群G3(中間レンズ群Gm)の移動距離Dt2(mm):0.0
条件(1) (|fg1/ffg|): 0.11
条件(2) (|fw/ffg|): 0.041
条件(3) (|fg1/fmg|): 0.73
条件(4) (|fw/fmg|): 0.28
条件(5) (|Dt2/Dt1|): 0
条件(6) (dg1/dg1f:(d2/d4)): 0.35
条件(7) (nL3e、νL3e:(n13、ν13): 1.54、74.70
条件(8) (|fgmn1/fgmp1|): 1.34
条件(9) (|fgmp1/fge|): 0.074
条件(10) (|fw/fge|): 0.044
条件(11) (fge1/fge): 0.16
条件(12) (fgmn1/fgmn2): 0.21
条件(13) (|fgmp1/fgmn2|): 0.16
図1に示したレンズシステム10は、条件(1)〜(13)のすべてを満足しており、長さが固定されたコンパクトなズームレンズシステムであり、7群26枚構成のレンズシステムであるが、ズーミングによる重心の移動が少なく、バランスが良く、取り扱い(取り回し)が容易なレンズシステムである。さらに、このレンズシステム10においては、ズーミングの際にFNoが固定され、フォーカシングが容易で、鮮明で、あるいは所望のフォーカシングで、明るさの変動が少ない画像を取得できる。また、図5〜図7に示すように、ズーミングの全域およびフォーカシングの全域において諸収差が良好に補正された画像を取得できる。
図8に、撮像装置1の異なる例を示している。この撮像装置(カメラ)1も、光学系(撮像光学系、結像光学系、レンズシステム)10と、光学系10の像面側(画像側、撮像側、結像側)12に配置された撮像素子(撮像デバイス、像面)5とを有する。光学系10は、撮像用のズームレンズシステム10であって、7群27枚構成のレンズシステムである。レンズシステム10は、上記の実施例と同様に、ホルダ15に収納されたレンズユニット16として提供できる。
図8は、図1と同様にレンズシステム10の幾つかの状態におけるレンズ配置を示しており、図8(a)は、フォーカス位置が無限遠の広角端のレンズ配置を示し、図8(b)は、フォーカス位置が無限遠の望遠端におけるレンズ配置を示している。このレンズシステム10も物体側11から順番に配置された、像面5に対して位置が固定された、負の屈折力の第1の固定レンズ群G1(Gfix1)と、フォーカシングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むフォーカスレンズ群Gfoと、ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群Gzoと、物体側11に絞りStが配置され、像面5に対して位置が固定された第2の固定レンズ群G7(Gfix2)とから構成されている。フォーカスレンズ群Gfoは、フォーカシングの際に補助的に移動する第2のフォーカシング移動群である正の屈折力の中間レンズ群G3(Gm)と、中間レンズ群G3の物体側11に配置され、フォーカシングの際に主に移動する第1のフォーカス移動群G2(Gf1)とを含む。ズームレンズ群Gzoは、最も物体側11に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の負の屈折力の移動群G4と、最も像面側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の正の屈折力の移動群G6とを含む。また、この撮像用のズームレンズシステム10は、物体側11から順番に配置された、像面5に対して位置が固定された、負の屈折力の第1の固定レンズ群G1(Gfix1)と、フォーカシングの際に主に移動するフォーカス移動群G2(Gf1)と、フォーカシングの際に補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群G3(Gm)と、ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群Gzoと、物体側11に絞りStが配置され、像面5に対して位置が固定された第2の固定レンズ群G7(Gfix2)とを有する。
第1のフォーカス移動群であるフォーカス移動群G2と、第2のフォーカス移動群である中間レンズ群G3とがフォーカシングの際に協働することにより、より高精度なフォーカス調整が可能となる。また、フォーカス移動群G2が物体側11から像面側12へ移動し、中間レンズ群G3が像面側12から物体側11へ移動することでフォーカシング前後での重心の変動を抑制することが可能となる。また、フォーカス移動群G2に比べて合成焦点距離の短い群である中間レンズ群G3の移動量をフォーカス移動群G2より小さくすることで、フォーカスブリージングを最小限に抑えることが可能となる。
図9に、レンズシステム10を構成する各レンズのデータを示している。図10に、レンズシステム10に含まれる非球面の係数を示している。この例では、第1の固定レンズ群G1の最も像面側12のレンズL12の物体側11の面S3と、フォーカス移動群G2の最も像面側12のレンズL23の像面側12の面S9と、ズーミングの際に移動する第1の負の屈折力の移動群G4の最も物体側11のレンズL41の両面S18およびS19と、第2の固定レンズ群G7の最も像面側12のレンズL81の物体側の面S49とが非球面となっている。
図11に、レンズシステム10の広角端(Wide)および望遠端(Tele)の、焦点距離(d0)が無限遠(INF)、中間(3155mm)および最短(最近接、455mm)における可変間隔d4、d9、d16、d17、d23およびd30の値を示している。なお、このレンズシステム10においては、第3のレンズ群G3と第4のレンズ群G4との間に第4のレンズ群G4とともに移動するフレアカッターFCが配置されている。したがって、第3のレンズ群G3と第4のレンズ群G4との間の距離の変動を可変間隔d16およびd17により示している。
図12に、レンズシステム10の球面収差、非点収差、歪曲収差を示し、図13および図14に、レンズシステム10の横収差を示している。図12(a)および図13は、広角端の撮影距離が無限遠における諸収差を示し、図12(b)および図14は望遠端の撮影距離が最近接における諸収差を示している。
このレンズシステム10の基本的な構成および各群の機能は図1に示したレンズシステム10と共通する。レンズシステム10は27枚のレンズ(L11〜L12、L21〜L23、L31〜L34、L41〜L43、L51〜L52、L61〜L62、L71〜L81)により構成され、全体として物体側11から像面側12に向かって負−正−正−負−負−正−負のパワーを備えた7群(G1〜G7)により構成されている。最も物体側11に配置された第1のレンズ群G1は、第1の固定レンズ群Gfix1であり、全体が負のパワーの固定された、すなわち、フォーカシングおよびズーミングの際に移動しないレンズ群である。第1のレンズ群G1は、物体側11から配置された、物体側11に凸の負のパワーのメニスカスレンズL11およびL12との2枚構成であり、負−負のパワー配置を含む。
第2のレンズ群G2は、フォーカス移動群Gf1であり、弱い正のパワーを備え、物体側11から順に配置された、像面側12に凸の負のメニスカスレンズL21と、像面側12に凸の正のメニスカスレンズL22と、像面側12に凸の正のメニスカスレンズL23とから構成され、負−正−正のパワー配置を含む。物体側11の2つのレンズL21およびL22により物体側11に凹のメニスカスタイプの接合レンズB21が構成されている。
本例の第3のレンズ群G3は、フォーカス移動群として機能する中間レンズ群Gmであり、正のパワーを備え、物体側11から順に配置された、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL31と、両凸の正レンズL32と、像面側12に凸の負のメニスカスレンズL33と、物体側11に凸の正のメニスカスレンズL34との4枚構成であり、負−正−負−正のパワー配置を含む。物体側11の2つのレンズL31およびL32により両凸タイプの接合レンズB31が構成されている。
第4のレンズ群G4は、広角端から望遠端にズーミングの際に像面側12へ移動する負のパワーの移動群であり、物体側11から順に配置された、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL41と、像面側12に凸の正のメニスカスレンズL42と、像面側12に凸の負のメニスカスレンズL43との3枚構成であり、負−正−負のパワー配置を含む。第5のレンズ群G5は、広角端から望遠端にズーミングの際に像面側12へ移動する負のパワーの移動群であり、物体側11から順に配置された、両凹の負レンズL51と、両凸の正レンズL52との2枚構成であり、負−正のパワー配置を含む。第6のレンズ群G6は、広角端から望遠端にズーミングの際に物体側11へ移動する正のパワーの移動群であり、物体側11から順に配置された、両凸の正レンズL61およびL62の2枚構成であり、正−正のパワー配置を含む。
第7のレンズ群G7は、フォーカシングおよびズーミングの際に移動しない負のパワーの第2の固定レンズ群Gfix2であり、物体側11から順に配置された、両凹の負レンズL71と、物体側に凸の正のメニスカスレンズL72と、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL73と、両凸の正レンズL74と、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL75と、両凸の正レンズL76と、両凹の負レンズL77と、物体側11に凸の正のメニスカスレンズL78と、物体側11に凸の負のメニスカスレンズL79と、物体側11に凸の正のメニスカスレンズL80と、両凸の正レンズL81との11枚構成であり、負−正−負−正−負−正−負−正−負−正−正のパワー配置を含む。レンズL71およびL72により接合レンズB71が構成され、レンズL76およびL77により接合レンズB72が構成され、レンズL79およびL80により接合レンズB73が構成されている。接合レンズB72とB73とは、正のパワーのレンズL78を挟んで、正−負と負−正との対称的なパワー配置となっている。
このレンズシステム10の諸数値および各条件の値は以下の通りである。
F No.:2.57 (固定)
画角:42.6 (広角端)、16.9 (望遠端)
全長(最も物体側のレンズL1の物体側の面から像面5までの距離)(mm):345
レンズシステム10の広角端の焦点距離fw(mm):24.7
レンズシステム10の望遠端の焦点距離ft(mm):68.0
第1のレンズ群G1(第1の固定レンズ群Gfix1)の焦点距離fg1(mm):−57.83
第2のレンズ群G2(フォーカス移動群Gf1)の焦点距離ffg(mm):1742.77
第3のレンズ群G3(中間レンズ群Gm)の焦点距離fmg(mm):83.61
第4のレンズ群G4(負のズーム移動群)の焦点距離fgmn1(mm):−52.34
第5のレンズ群G5(負のズーム移動群)の焦点距離fgmn2(mm):−340.74
第6のレンズ群G6(正のズーム移動群)の焦点距離fgmp1(mm):38.67
第7のレンズ群G7(第2の固定レンズ群Gfix2)の焦点距離fge(mm):−1030.72
第7のレンズ群G7の最も物体側のレンズL71の焦点距離fge1(mm):−56.73
第2のレンズ群G2(フォーカス移動群Gf1)の移動距離Dt1(mm):18.28
第3のレンズ群G3(中間レンズ群Gm)の移動距離Dt2(mm):1.99
条件(1) (|fg1/ffg|): 0.033
条件(2) (|fw/ffg|): 0.014
条件(3) (|fg1/fmg|): 0.69
条件(4) (|fw/fmg|): 0.30
条件(5) (|Dt2/Dt1|): 0.11
条件(6) (dg1/dg1f:(d2/d4)): 0.21
条件(7) (nL3e、νL3e:(n15、ν15): 1.52、69.9
条件(8) (|fgmn1/fgmp1|): 1.35
条件(9) (|fgmp1/fge|): 0.038
条件(10) (|fw/fge|): 0.024
条件(11) (fge1/fge): 0.055
条件(12) (fgmn1/fgmn2): 0.15
条件(13) (|fgmp1/fgmn2|): 0.11
図8に示したレンズシステム10は、条件(1)〜(12)のすべてを満足しており、長さが固定されたコンパクトなズームレンズシステムであり、7群27枚構成のレンズシステムであるが、ズーミングによる重心の移動が少なく、バランスが良く、取り扱い(取り回し)が容易なレンズシステムである。さらに、このレンズシステム10においては、ズーミングの際にFNoが固定され、フォーカシングが容易で、鮮明で、あるいは所望のフォーカシングで、明るさの変動が少ない画像を取得できる。また、図12〜図14に示すように、ズーミングの全域およびフォーカシングの全域において諸収差が良好に補正された画像を取得できる。
また、フォーカシングの機構およびズーミングの機構を前および後ろにそれぞれ集中して配置することができる点も上述した実施例のレンズシステム10と共通し、軽量、高性能でコンパクトなレンズユニット16および撮像装置1を提供できる。
1 撮像装置(カメラ)、 10 レンズシステム
15 ホルダ(鏡筒)、 16 レンズユニット

Claims (13)

  1. 撮像用のズームレンズシステムであって、
    物体側から順番に配置された、像面に対して位置が固定された、負の屈折力の第1の固定レンズ群と、
    フォーカシングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むフォーカスレンズ群と、
    ズーミングの際に移動する少なくとも1つのレンズ群を含むズームレンズ群と、
    物体側に絞りが配置され、像面に対して位置が固定された第2の固定レンズ群とから構成され、
    前記フォーカスレンズ群は、像面に対して位置が固定された、または、フォーカシングの際に補助的に移動する正の屈折力の中間レンズ群と、前記中間レンズ群の物体側に配置され、フォーカシングの際に移動する第1のフォーカス移動群とを含み、
    前記ズームレンズ群は、最も物体側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の負の屈折力の移動群と、最も像面側に配置され、ズーミングの際に移動する、第1の正の屈折力の移動群とを含む、ズームレンズシステム。
  2. 請求項1において、
    前記第1の負の屈折力の移動群は、最も物体側に配置された負の屈折力のレンズを含む、ズームレンズシステム。
  3. 請求項1または2において、
    広角端から望遠端にズームする際に、前記第1の負の屈折力の移動群は、像面側に移動し、前記第1の正の屈折力の移動群は、物体側に移動する、ズームレンズシステム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記第1の負の屈折力の移動群の焦点距離fgmn1と、前記第1の正の屈折力の移動群の焦点距離fgmp1とが以下の条件を満たす、ズームレンズシステム。
    0.8<|fgmn1/fgmp1|<2.5
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記第2の固定レンズ群は、負の屈折力を備えている、ズームレンズシステム。
  6. 請求項5において、
    前記第1の正の屈折力の移動群の焦点距離fgmp1と、前記第2の固定レンズ群の焦点距離fgeとが以下の条件を満たす、ズームレンズシステム。
    0.01<|fgmp1/fge|<0.1
  7. 請求項5または6において、
    当該ズームレンズシステムの広角端における焦点距離fwと、前記第2の固定レンズ群の焦点距離fgeとが以下の条件を満たす、ズームレンズシステム。
    0.01<|fw/fge|<0.5
  8. 請求項5ないし7のいずれかにおいて、
    前記第2の固定レンズ群は、最も物体側に負の屈折力のレンズを含み、前記負の屈折力のレンズの焦点距離fge1と、前記第2の固定レンズ群の焦点距離fgeとが以下の条件を満たす、ズームレンズシステム。
    0.1<fge1/fge<0.3
  9. 請求項1ないし8のいずれかにおいて、
    前記ズームレンズ群は、前記第1の負の屈折力の移動群と前記第1の正の屈折力の移動群との間に配置された第2の負の屈折力の移動群をさらに含む、ズームレンズシステム。
  10. 請求項9において、
    広角端から望遠端にズームする際に、前記第2の負の屈折力の移動群は、像面側に移動する、ズームレンズシステム。
  11. 請求項9または10において、
    前記第1の負の屈折力の移動群の焦点距離fgmn1と、前記第2の負の屈折力の移動群の焦点距離fgmn2と、前記第1の正の屈折力の移動群の焦点距離fgmp1とが以下の条件を満たす、ズームレンズシステム。
    0.1<fgmn1/fgmn2<0.3
    0.1<|fgmp1/fgmn2|<0.3
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載のズームレンズシステムと、
    前記ズームレンズシステムを収納したホルダとを有するレンズユニット。
  13. 請求項1ないし11のいずれかに記載のズームレンズシステムと、
    前記ズームレンズシステムの像面側に配置された撮像素子とを有する撮像装置。
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