JP2021099467A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021099467A
JP2021099467A JP2019232329A JP2019232329A JP2021099467A JP 2021099467 A JP2021099467 A JP 2021099467A JP 2019232329 A JP2019232329 A JP 2019232329A JP 2019232329 A JP2019232329 A JP 2019232329A JP 2021099467 A JP2021099467 A JP 2021099467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
panel
heat
display device
sensor panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019232329A
Other languages
English (en)
Inventor
安本 貴史
Takashi Yasumoto
貴史 安本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2019232329A priority Critical patent/JP2021099467A/ja
Publication of JP2021099467A publication Critical patent/JP2021099467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】表示ユニットに搭載された発熱部品から発せられた熱を効果的に伝導させることが可能な表示装置を提供する。【解決手段】表面パネルの後面にセンサパネル10が設けられ、センサパネルのセンサ基板11には、検知電極層に導通する第1配線層12と第2配線層13が形成されている。第2配線層はランド配線層であり、フレキシブル配線基板15が第2配線層に接続されている。センサパネルの後方に設けられた表示ユニットに、発熱部品であるゲートドライブIC26が搭載されているが、ゲートドライブの上面が第2配線層に熱伝導可能な状態に接続されている。【選択図】図5

Description

本発明は、表示ユニットに設けられた発熱部品からの熱を効率的に放熱することができる表示装置に関する。
車載用などの表示装置に、液晶表示ユニットが搭載されている。液晶表示ユニットは、前後の2つのガラス基板の間に液晶層が挟まれ、さらに2枚のガラス基板の外側に偏光層が配置されている。後方に位置するガラス基板には、個々の画素に対応する位置にTFT素子が設けられ、このガラス基板の前面に、TFT素子に駆動信号を与えるゲートドライバを内蔵したドライバICと、ソースドライバを内蔵したドライバICが搭載されている。近年の表示装置は、表示画像の解像度が高くなってドライバICの駆動電力が増大し、また応答速度を高めるために液晶層に与える電圧も高く必要になり、これによっても駆動電力が大きくなっている。その結果、ドライバICの発熱量が多くなっているが、ドライバICは、ガラス基板に搭載されているため、ドライバICから発せられた熱を、熱伝導によって外部に逃がすのが難しくなっている。ガラス基板の表面に熱が滞留すると、その熱量によって偏光層やその他の光学部材を劣化させるおそれがある。
特許文献1に記載された液晶表示装置は、液晶パネルのガラス基板に駆動用ドライバICが搭載されている。ガラス基板の駆動用ドライバICに近接する位置に、熱伝導性に優れた放熱パターンが形成されており、この放熱パターンと駆動用ドライバICとが接続されている。さらに、駆動用ドライバICに駆動信号を入力するためにフレキシブルプリント基板が放熱パターンにも接続されており、駆動用ドライバICの発熱を、放熱パターンおよびフレキシブルプリント基板に伝導させるようにしている。
特許文献2に記載された液晶表示装置は、表示パネルのアレイ基板にドライバICが搭載されている。アレイ基板にフレキシブルプリント基板が接続され、アレイ基板に設けられた金属配線を介して、フレキシブルプリント基板とドライバICとが接続されている。フレキシブルプリント基板に、2つのGNDベタパターンが設けられ、一方のGNDパターンがフロントフレームに接触し、他方のGNDパターンが、リアフレームに接触している。ドライバICから発せられる熱を、フレキシブルプリント配線を経てフロントフレームとリアフレームに伝えるというものである。
特開2007−199393号公報 特開2015−87403号公報
特許文献1に記載された液晶表示装置では、放熱パターンを、ガラス基板のうちの配線パターンなどが形成されていないきわめて限られたスペースにしか形成することができず、放熱パターンの熱容量が限られている。また、放熱パターンと駆動用ドライバICとが直接に接触していないため、駆動用ドライバICから発せられる熱を放熱パターンに効果的に伝導させることが難しい。また、駆動用ドライバからの発熱が多いと、ガラス基板の表面に多くの熱が滞留するが、この熱を、ガラス基板の表面からフレキシブルプリント基板の配線パターンの熱伝導のみを用いて十分に逃がすことは難しい。
特許文献2に記載された液晶表示装置も、駆動用ドライバICが実装されているのと同じガラス基板の表面にフレキシブルプリント基板が接続されている。特許文献1に記載された発明と同様に、ガラス基板の表面に滞留する熱を、フレキシブルプリント基板の配線パターンの熱伝導のみによって効率的に放熱させることは難しい。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、表示ユニットに搭載された発熱部品から発せられる熱を、表示ユニットから離れた位置にあるセンサパネルを用いて効率よく放熱することができる表示装置を提供することを目的としている。
本発明は、透光性の表面パネルと、前記表面パネルの後方に配置された表示ユニットと、前記表示ユニットに搭載された発熱部品と、を有する表示装置において、
前記表面パネルの後面に、前記表面パネルが操作されたことを検知するセンサパネルが取付けられ、前記センサパネルに金属層が設けられており、
前記発熱部品と前記センサパネルとが、前記発熱部品から前記金属層へ熱伝導可能な状態で接続されていることを特徴とするものである。
本発明の表示装置は、例えば、前記金属層が、前記センサパネルに設けられた検知電極層に導通する複数の配線層である。
あるいは、本発明の表示装置は、前記金属層が、前記センサパネルに設けられた検知電極層に導通することなく形成されているものである。
本発明の表示装置は、前記センサパネルに接続されたフレキシブル配線基板が設けられ、前記フレキシブル配線基板に設けられた引出し配線層が前記金属層に接続されているものが好ましい。
さらに、本発明は、透光性の表面パネルと、前記表面パネルの後方に配置された表示ユニットと、前記表示ユニットに搭載された発熱部品と、を有する表示装置において、
前記表面パネルの後面に、前記表面パネルが操作されたことを検知するセンサパネルが取付けられ、前記センサパネルに接続されたフレキシブル配線基板に、金属層が形成されており、
前記発熱部品と前記フレキシブル配線基板とが、前記発熱部品から前記金属層へ熱伝導可能な状態で接続されていることを特徴とするものである。
本発明の表示装置は、表示ユニットに設けられた発熱部品からの熱が、表示ユニットから前方に離れた位置にあるセンサパネルに設けられた金属層に熱伝導可能とされ、または、発熱部品からの熱が、前方に位置するセンサパネルに接続されたフレキシブル配線基板の引出し配線層に熱伝導可能とされている。そのため、表示ユニットの発熱部品が搭載されているガラス基板の表面付近の熱の滞留を解消でき、発熱部品からの熱を効率よく放熱できるようになり、偏光層や他の光学部材の熱による劣化などを防止しやすくなる。
本発明の第1実施形態の表示装置を前方から見た斜視図、 図1に示した表示装置の表面パネルと表示ユニットを分離して前方から見た分解斜視図、 図1に示した表示装置をIII−III線で切断した拡大断面図、 図3の一部を拡大した部分拡大断面図、 図4をV−V線で切断した状態を示す部分背面図、 本発明の第2実施形態の表示装置を示す、図5に対応する部分背面図、 本発明の第3実施形態の表示装置を示す図4と同等の部分拡大断面図、 図7をVIII−VIII線で切断した状態を示す部分背面図、
図1と図2および図3に本発明の第1実施形態である車載用の表示装置1が示されている。表示装置1は、Z1−Z2方向が前後方向であり、Z1方向が前方で表示方向、Z2方向が後方である。X1−X2方向は左右方向であり、X1方向が左方向、X2方向が右方向である。Y1−Y2方向は上下方向であり、Y1方向が上方、Y2方向が下方である。
図1と図3に示されるように、表示装置1は、筐体2を有している。筐体2は金属製であり、例えば、アルミニウム合金(アルミナを含む合金など)、またはマグネシウム合金などを使用してダイキャスト成形されている。筐体2は、4辺を囲む枠体部2aと、後方に位置する後壁部2bとを有しており、前方(Z1方向)に向けて開放されている。
図3の断面図にも現れているように、枠体部2aには筐体2の内方に隆起する支持額部2cが一体に設けられている。この支持額部2cの前面に、四角形の表面パネル3が接着剤層を介して固定されている。表面パネル3は、ガラスパネルまたは透明な合成樹脂パネルである。表示装置1は、筐体2の後壁部2bが、車室内のダッシュボードやインストルメントパネルあるいは天井部に設けられたブラケットなどに固定され、表面パネル3が車室内に向けられて設置される。
表面パネル3の前方(Z1方向)に向く前面3aは操作面である。図4に、図3の断面図の部分拡大図が示されている。図3と図4に示されるように、表面パネル3の後方(Z2方向)に向く後面3bにセンサパネル10が透明光学接着剤層を介して接着固定されている。センサパネル10は、タッチパネルまたはタッチセンサとも称されるものであり、表面パネル3の前面3aに操作者の指が接近しまたは接触する操作が行われたときに、静電容量の変化によってその操作状態を検知するものである。
図2と図3に示されるように、筐体2の内部では、表面パネル3の後方に表示ユニット20が設けられている。図3に示されるように、表示ユニット20は液晶表示ユニット(液晶表示パネル)であり、前方ガラス基板21と後方ガラス基板22と、前方ガラス基板21と後方ガラス基板22との間に挟まれた液晶層とを有している。前方ガラス基板21の前方には前方偏光層23が重ねられ、後方ガラス基板22の後方に後方偏光層24が重ねられている。表示ユニット20は、前方偏光層23が透明光学接着剤層を介して、センサパネル10の後面に接着されて、表面パネル3と表示ユニット20とが一体化されている。
図3に示されるように、表示ユニット20の後方にバックライトユニット30が設けられている。筐体2の内部には、後壁部2bに固定された内部ブラケット35が設けられ、内部ブラケット35の前面にバックライトユニット30が固定されている。バックライトユニット30は、内部ブラケット35に固定されたケースと、このケース内に設けられたLEDなどの光源と、光源からの光を、表示ユニット20にバックライト光として与える導光部材および反射部材と、を有している。
図1と図3に示されるように、表示装置1を前方から後方に向けて見たときに、表面パネル3の中央の四角形の領域が表示領域Vであり、表示領域Vを囲む枠状の領域が加飾領域Cである。加飾領域Cでは、表面パネル3の後面3bに黒色や濃緑色などの着色層が形成されており、筐体2の内部が透けて見てないようになっている。表示領域Vは透明であり、表示ユニット20で生成される表示画像が表示領域Vを透過して目視可能である。
図5は、図4をV−V線で切断したものであり、センサパネル10の下方部分の一部を後方から見た部分背面図である。
センサパネル10は表面パネル3の後面3bのほぼ全域に設けられ、あるいは部分的に設けられる。すなわち、センサパネル10は、少なくとも表示ユニット20で生成される表示画面に表れる操作部に対応する部分に設けられる。図5に示されるように、センサパネル10はPETなどの透光性のセンサ基板11を有している。
センサ基板11の前方(Z1方向)に向く前面と後方(Z2方向)に向く後面の双方、あるいは後面のみにITOなどの透明な導電層で形成された検知電極層が設けられている。相互容量検知式のセンサパネル10では、検知電極層として、X方向に連続するX検知電極層と、Y方向に連続するY検知電極層とが設けられ、両検知電極層は、少なくとも操作部において互いに絶縁されながら交差して配置されている。自己容量検知式のセンサパネル10では、複数の独立した検知電極層が少なくとも操作部に配置されている。
図5に示されるように、センサパネル10では、ITOなどで形成された検知電極層が表示領域V内に設けられ、それぞれの検知電極層と導通する配線層が、加飾領域Cに延びている。図5に示す実施形態では、加飾領域Cに、Y検知電極層から一体に延びる複数の第1配線層12と、個々の第1配線層12に導通してさらに下方(Y2方向)に向けて平行に延びる第2配線層13とが設けられている。Y検知電極層を形成するITOなどの透明な導電層が、第1配線層12と第2配線層13まで連続して延びており、第1配線層12と第2配線層13では、透明な導電層の上に導電性の金属層として銀(Ag)層が重ねられて直流抵抗が低減されている。第2配線層13は、第1配線層12よりも左右方向(X1−X2方向)の幅寸法が広くなっており、フレキシブル配線基板15が接続されるランド配線層となっている。このランド配線層である第2配線層13では、前記銀層の表面に同じく導電性の金属層である金(Au)層が重ねられていることが好ましい。
フレキシブル配線基板15は、可撓性の絶縁樹脂シートの前面に複数の引出し配線層16が形成されている。引出し配線層16は導電性の金属層であり銅(Cu)層である。図3に示されるように、フレキシブル配線基板15は、センサ基板11の下端部の後面に重ねられて、異方性導電接着剤層などを介して接合され、センサ基板11に設けられた個々の第2配線層13と、フレキシブル配線基板15に設けられた個々の引出し配線層16とが、一対一の関係で導通している。図3に示されるように、フレキシブル配線基板15は、筐体2の内部空間に向けて後方(Z2方向)に延ばされ、筐体2の内部に設けられた回路基板(図示省略)のコネクタ部に接続されている。
表示ユニット20はTFT駆動方式の透過式のカラー液晶表示ユニット(カラー液晶表示パネル)である。この表示ユニット20は、後方ガラス基板22の前面に、TFT素子を有する透光性の画素電極が設けられ、前方ガラス基板21の後面に、透光性のコモン電極とカラーフィルタとが設けられている。図2と図3に示されるように、後方ガラス電極22の下部は前方ガラス電極21よりも下方(Y2方向)に延長されており、この延長部の前面に1つ以上のゲートドライブIC26が実装されている。後方ガラス基板22の左部分も前方ガラス基板21よりも左方向(X1方向)に延長されており、この延長部に1つ以上のソースドライブIC27が実装されている。ゲートドライブIC26とソースドライブIC27が発熱部品である。
図3に示されるように、表示ユニット20の後方ガラス基板22の下方の延長部では、ゲートドライブIC26の実装位置よりも下方に、フレキシブル配線基板28が接続されている。後方ガラス基板22の下方の延長部には、その前面に、TFT素子のゲート部に導通するパネル配線層が設けられている。パネル配線層は、ITOなどの透明導電層に銀層が重なられるなどして形成されているものであり、個々のパネル配線層がゲートドライブIC26の電極部に導通している。フレキシブル配線基板28の接合部では、パネル配線層の最表面に金層が形成されてもよい。
フレキシブル配線基板28の後面には銅層の引出し配線層が形成されており、フレキシブル配線基板28と後方ガラス基板22とが異方性導電接着剤層などで接合されて、個々のパネル配線層と引出し配線層とが一対一の関係で導通している。図3に示されるように、フレキシブル配線基板28は、筐体2の内部で後方に延び、筐体2の内部に設けられた回路基板のコネクタ部に接続されている。同様に、後方ガラス基板22の左側での延長部にもフレキシブル配線基板が接続されており、このフレキシブル配線基板の引出し配線が、後方ガラス基板22に形成されたパネル配線層を介してソースドライブIC27の電極部に接続されている。
図3と図4に示されるように、後方ガラス基板22の下方の延長部に実装されたゲートドライブIC26の前面は、その前方に位置するセンサパネル10の後面に突き当てられている。図5に示されるように、ゲートドライブIC26は、加飾領域Cにおいて、センサパネル10の第2配線層13に突き当てられている。実際の構造では、図3と図4に示されているように、ゲートドライブIC26の前面とセンサパネル10の第2配線層13との間に熱伝導層29が介在している。熱伝導層29は放熱テープまたはグリースなどである。図2に示されるように、後方ガラス基板22の左側の延長部に設けられているソースドライブIC27も同様にして、センサパネル10の第2配線層13に突き当てられていることが好ましい。
図5に示されるように、第1実施形態の表示装置1では、センサパネル10の第2配線層13が放熱用の金属層となっており、発熱部品であるゲートドライブIC26およびソースドライブIC27と、センサパネル10とが、各ドライブIC26,27から金属層である第2配線層13へ熱伝導可能な状態で接続されている。
なお、図5に示されるフレキシブル配線基板15は、後方ガラス基板22の複数か所に接続され、センサパネル10には、それぞれのフレキシブル配線基板15の接続部に対応する箇所に第2配線層13が設けられている。そして、複数のゲートドライブIC26およびソースドライブIC27が、それぞれ第2配線層13に熱伝導可能な状態で接合されている。
次に、表示装置1の動作を説明する。
表示装置1は、筐体2の内部の回路基板に設けられた映像信号生成回路から、フレキシブル配線基板28の引出し配線層を経てゲートドライブIC26とソースドライブIC27に、画像生成のための駆動信号が与えられる。この駆動信号に基づいて、表示ユニット20の後方ガラス基板22に設けられたTFT素子が駆動されて、表示画像が生成される。この表示画像が、バックライトユニット30からの照明光を受けて、表面パネル3の表示領域Vを透過して目視される。表示画像で示される操作部において、操作者の指が表面パネル3の前面3aに触れると、センサパネル10でこれが検知され、検知信号が、フレキシブル配線基板15の引出し配線層16を通じて、回路基板の検知回路に与えられる。
図3と図4に示されるように、表示ユニット20の後方ガラス基板22には、ゲートドライブIC26とソースドライブIC27に導通するフレキシブル配線基板28が接続されている。そのため、後方ガラス基板22の前面に形成された金属層であるパネル配線層と、フレキシブル配線基板28に形成された銅層の引出し配線層の熱伝導によって、各ドライブIC26,27から発せられた熱をある程度は放熱することが可能である。しかしながら、近年の表示装置は、表示画像の解像度が高くなっており、ゲートドライブIC26とソースドライブIC27に与えるべき駆動電力が増大し、また応答速度を高めるために液晶層に与える電圧も高く必要になり、これによっても駆動電力が大きくなっている。そのため、発熱部品であるゲートドライブIC26とソースドライブIC27の発熱量が非常に多くなっており、表示ユニット20に接続されたフレキシブル配線基板28のみを使用した放熱には限界がある。
本発明の第1実施形態の表示装置1では、図3と図4および図5に示されるように、ゲートドライブIC26の前面が熱伝導層29を介して、センサパネル10の金属層である第2配線層13に熱伝導可能で接続されている。ゲートドライブIC26から発せられる熱は、その前面からセンサパネル10の第2配線層13へ与えられ、第2配線層13の表面から空気中に放熱される。図5に示されるように、ゲートドライブIC26の前面と複数の第2配線層13は広い面積で熱交換可能となるため、ゲートドライブIC26から発せられる熱が、第2配線層13に効率的に伝達される。
また、ゲートドライブIC26から発せられる熱は、第2配線層13からフレキシブル配線基板15の引出し配線層16を伝導していく。フレキシブル配線基板15には、引出し配線層16を覆う絶縁層が設けられているが、図3に示されるように、前記絶縁層が、筐体2の枠体部2aの内面に突き当てられ、金属製の押え部材4によってフレキシブル配線基板15が枠体部2aに押え付けられている。フレキシブル配線基板16が、放熱金属部材として機能する枠体部2aと押え部材4とに挟まれているため、フレキシブル配線基板15の引出し配線層16を伝わる熱が、枠体部2aと押え部材4に伝導するようになる。
ゲートドライブIC26から発せられる熱は、表示ユニット20に接続されたフレキシブル配線基板28の引出し配線層を経て放熱されるのみならず、表示ユニット20の前方の離れた位置にあるセンサパネル10の金属層、およびフレキシブル配線基板15の引出し配線層16を経て、筐体2の枠体部2aおよび押え部材4に伝達される。ゲートドライブIC26の周辺に滞留する熱量が、前方に離れたセンサパネル10に伝導されるため、表示ユニット20に設けられた偏光層23,24やその他の光学層への影響を低減でき、偏光層23,24やその他の光学層の劣化を抑制できるようになる。
また、図2に示すように、後方ガラス基板22の左側の延長部に設けられたソースドライブIC27についても、発熱をセンサパネル10の金属層や、センサパネル10に接続されたフレキシブル配線基板15の引出し配線層16を経て伝導させることが可能である。
図6に本発明の第2実施形態の表示装置101の一部が示されている。図6は、図5と同様に、センサパネル10の一部を後方から見た部分背面図である。
図6に示されているセンサパネル10は、センサ基板11の後面に、第2配線層13とは独立した放熱用の金属層17が形成されている。金属層17は、第1配線層12と第2配線層13のいずれとも導通しておらず、センサ基板11に設けられた検知電極層とも導通していない。金属層17は、個々の第2配線層13よりも広い面積を有している。また、金属層17は、1つのフレキシブル配線基板15に接続される一群の第2配線層13の集合体の面積の総和よりも、広い面積を有することが好ましい。金属層17は、銅層、銀層、金層などの熱伝導率の高い金属で形成されている。この金属層17は、第2配線層13を形成する銀層や金層と同じ工程で形成される。
図6に示されるように、表示ユニット20に設けられたゲートドライブIC26の前面が、熱伝導層29を介して金属層17に熱交換可能に接続されている。センサパネル10のセンサ基板11にはフレキシブル配線基板15が接続されており、フレキシブル配線基板15に設けられた1つ以上の引出し配線層16aが金属層17に接続されている。金属層17に接続されている引出し配線層16aは、熱伝導のためにのみ設けられたものであり、センサパネル10の検知電極層には導通していない。
この表示装置101では、ゲートドライブIC26から発せられた熱が、センサ基板11に設けられた広い面積の金属層17に与えられるので、金属層17から空気中への放熱効果を高くできる。さらに、金属層17から引出し配線層16aを経て、筐体2などに熱を伝導させることが可能である。
図7と図8に、本発明の第3実施形態の表示装置201の一部が示されている。
この表示装置201においても、センサパネル10のセンサ基板11にフレキシブル配線基板15が接続されているが、このフレキシブル配線基板15の後面に、発熱部品であるゲートドライブIC26の前面が熱伝導層29を介して接触している。フレキシブル配線基板15では、引出し配線層16が形成されている面と、ゲートドライブIC26が接触している面とが、表裏逆側に位置している。しかし、フレキシブル配線基板15は薄い樹脂層であるため、発熱部品であるゲートドライブIC26と、フレキシブル配線基板15とを、ゲートドライブIC26から引出し配線層16へ熱伝導可能な状態で接続することが可能である。
この表示装置201では、ゲートドライブIC26から発せられた熱が、フレキシブル配線基板15の引出し配線層16aを経て、筐体2などに逃がされる。
1,101,201 表示装置
2 筐体
3 表面パネル
10 センサパネル
11 センサ基板
13 第2配線層(金属層)
15 フレキシブル配線基板
16,16a 引出し配線層(金属層)
17 金属層
20 表示ユニット
21 前方ガラス基板
22 後方ガラス基板
28 フレキシブル配線基板
29 熱伝導層
26 ゲートドライブIC(発熱部品)
27 ソースドライブIC(発熱部品)

Claims (5)

  1. 透光性の表面パネルと、前記表面パネルの後方に配置された表示ユニットと、前記表示ユニットに搭載された発熱部品と、を有する表示装置において、
    前記表面パネルの後面に、前記表面パネルが操作されたことを検知するセンサパネルが取付けられ、前記センサパネルに金属層が設けられており、
    前記発熱部品と前記センサパネルとが、前記発熱部品から前記金属層へ熱伝導可能な状態で接続されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記金属層は、前記センサパネルに設けられた検知電極層に導通する複数の配線層である請求項1記載の表示装置。
  3. 前記金属層は、前記センサパネルに設けられた検知電極層に導通することなく形成されている請求項1記載の表示装置。
  4. 前記センサパネルに接続されたフレキシブル配線基板が設けられ、前記フレキシブル配線基板に設けられた引出し配線層が前記金属層に接続されている請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置。
  5. 透光性の表面パネルと、前記表面パネルの後方に配置された表示ユニットと、前記表示ユニットに搭載された発熱部品と、を有する表示装置において、
    前記表面パネルの後面に、前記表面パネルが操作されたことを検知するセンサパネルが取付けられ、前記センサパネルに接続されたフレキシブル配線基板に、金属層が形成されており、
    前記発熱部品と前記フレキシブル配線基板とが、前記発熱部品から前記金属層へ熱伝導可能な状態で接続されていることを特徴とする表示装置。
JP2019232329A 2019-12-24 2019-12-24 表示装置 Pending JP2021099467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019232329A JP2021099467A (ja) 2019-12-24 2019-12-24 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019232329A JP2021099467A (ja) 2019-12-24 2019-12-24 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021099467A true JP2021099467A (ja) 2021-07-01

Family

ID=76541172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019232329A Pending JP2021099467A (ja) 2019-12-24 2019-12-24 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021099467A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6531033B2 (ja) 表示装置
US20180210271A1 (en) Display device
KR20180028096A (ko) 표시장치 및 이의 제조방법
JP5032650B2 (ja) テレビおよび電子機器
KR20080057953A (ko) 표시 장치
JP7261999B2 (ja) 画像表示装置
JP2006330731A5 (ja)
US20210341810A1 (en) Display device
KR20190052386A (ko) 차량용 인스트루먼트 패널
CN109074194B (zh) 传感器单元和具备该传感器单元的输入装置
CN103385039B (zh) 显示屏幕
US20210204455A1 (en) Display device
JP2021099467A (ja) 表示装置
US10847908B2 (en) Connected board and display device
JP6493750B2 (ja) 計器装置
JP6447822B2 (ja) 車両用表示装置
US11526045B2 (en) Liquid crystal display device
JP5196290B2 (ja) 表示装置
JP7036074B2 (ja) 車両用表示装置
JP7409218B2 (ja) 車両用表示装置
JP2006018179A (ja) 液晶表示モジュール及び液晶表示装置
US10658610B2 (en) Display apparatus
CN110489003B (zh) 显示设备
JP7395854B2 (ja) 表示装置
JP7028216B2 (ja) 車両用表示装置