JP2021098560A - ワーク積み付けシステム - Google Patents

ワーク積み付けシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2021098560A
JP2021098560A JP2019229911A JP2019229911A JP2021098560A JP 2021098560 A JP2021098560 A JP 2021098560A JP 2019229911 A JP2019229911 A JP 2019229911A JP 2019229911 A JP2019229911 A JP 2019229911A JP 2021098560 A JP2021098560 A JP 2021098560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
robot
loading
workpieces
loaded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019229911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7235648B2 (ja
Inventor
アダム ケイイチ フォンダビスト
Keiichi Vonderviszt Adam
アダム ケイイチ フォンダビスト
朋弘 仲道
Tomohiro Nakamichi
朋弘 仲道
治 松竹
Osamu Matsutake
治 松竹
マートン タマーシュ ナジュ
Tamas Naju Marton
マートン タマーシュ ナジュ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoto Robotics Corp
Original Assignee
Kyoto Robotics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoto Robotics Corp filed Critical Kyoto Robotics Corp
Priority to JP2019229911A priority Critical patent/JP7235648B2/ja
Publication of JP2021098560A publication Critical patent/JP2021098560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7235648B2 publication Critical patent/JP7235648B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)

Abstract

【課題】ワークを、物流に用いる荷役台に積み付ける作業を、安価に自動化することができるワーク積み付けシステムを提供することを目的としている。【解決手段】ワーク情報認識部502にて認識したロボットがピッキング可能な範囲にある1個以上のワークと、三次元画像センサで認識した状態から、該1個以上のワークのうちどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出する積み付け方法算出部504と、積み付け方法算出部504にて算出されたワークについて、ロボットがピッキングすべき位置を算出するピッキング位置算出部505と、を有してなる。【選択図】図2

Description

本発明は、段ボール箱等のワークを、物流に用いる荷役台に積み付けるワーク積み付けシステムに関する。
近年、物流業界において、倉庫内の仕分け、積込み、荷卸し等の作業の自動化が求められており、様々な自動化システムの導入が進められている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の発明は、複数の搬送要求情報により指令される搬送対象の複数のワークが、それらの搬送要求情報のそれぞれについて設定された搬送順位により定まる搬送順序にて搬送先に搬送されるように、2次搬送部の作動が制御され、各1次搬送部によりワーク払出部に搬送されたワークを切出コンベヤでラインコンベヤに切り出すタイミングを、他の切出コンベヤから切り出されるワークのタイミングを把握しながら制御することで、搬送先にワークが搬送順序にて搬送されるようにしているというものである。
特開2009−184784号公報
しかしながら、このようなシステムは、自動化できるものの、搬送順位により定まる搬送順序にて、ワークを搬送先に搬送されるように制御していることから、非常に高価であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、ワークを、物流に用いる荷役台に積み付ける作業を、安価に自動化することができるワーク積み付けシステムを提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明に係るワーク積み付けシステムは、物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク(例えば、図1に示すワークW)を搬送する搬送装置(例えば、図3に示すコンベアC)と、
前記搬送装置(例えば、図3に示すコンベアC)の所定範囲(例えば、図3に示すロボットがピッキング可能な範囲R)内にある1個以上のワーク(例えば、図3に示すワークW)をピッキング可能なロボット(例えば、図3に示すロボット2)と、
前記所定範囲(例えば、図3に示すロボットがピッキング可能な範囲R)内にある1個以上のワーク(例えば、図3に示すワークW)を認識する認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)と、
前記物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けられたワーク(例えば、図1に示すワークW)の状態を認識する三次元画像センサ(例えば、図1に示す撮像部4)と、
前記認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)にて認識した1個以上のワーク(例えば、図3に示すワークW)と、前記三次元画像センサ(例えば、図1に示す撮像部3)で認識した状態から、該1個以上のワーク(例えば、図3に示すワークW)のうちどのワーク(例えば、図3に示すワークW)をどの位置に積み付けるのが最適かを算出する最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)と、
前記最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)にて算出されたワーク(例えば、図3に示すワークW)について、前記ロボット(例えば、図3に示すロボット2)がピッキングすべき位置を算出する位置算出手段(例えば、図2に示すピッキング位置算出部505)と、を有してなることを特徴としている。
また、請求項2の発明に係るワーク積み付けシステムは、物流に用いる荷役台(例えば、図10,図11に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク(例えば、図10,図11に示すワークW)を搬送する第1搬送装置(例えば、図10,図11に示す第1コンベアC1)と、
前記第1搬送装置(例えば、図10,図11に示す第1コンベアC1)の所定範囲(例えば、図10,図11に示す第1コンベアC1から第2コンベアC2へ排出可能な範囲RA)内にある1個以上のワーク(例えば、図10,図11に示すワークW)を認識する認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)と、
前記物流に用いる荷役台(例えば、図10,図11に示すマテハンM)に積み付けられたワーク(例えば、図1に示すワークW)の状態を認識する三次元画像センサ(例えば、図1に示す撮像部3)と、
前記認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)にて認識した1個以上のワーク(例えば、図10,図11に示すワークW)と、前記三次元画像センサ(例えば、図1に示す撮像部3)で認識した状態から、該1個以上のワーク(例えば、図10,図11に示すワークW)のうちどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出する最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)と、
前記最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)にて算出されたワーク(例えば、図10,図11に示すワークW)を第2搬送装置(例えば、図10,図11に示す第2コンベアC2)に排出する排出手段(例えば、図示しない排出機構)と、
前記第2搬送装置(例えば、図10,図11に示す第2コンベアC2)に排出されたワーク(例えば、図10,図11に示すワークW)をピッキング可能なロボット(例えば、図10,図11に示すロボット2)と、
前記第2搬送装置(例えば、図10,図11に示す第2コンベアC2)に排出されたワーク(例えば、図10,図11に示すワークW)について、前記ロボット(例えば、図10,図11に示すロボット2)がピッキングすべき位置を算出する位置算出手段(例えば、図2に示すピッキング位置算出部505)と、を有してなることを特徴としている。
また一方、請求項3の発明に係るワーク積み付けシステムは、物流に用いる荷役台(例えば、図12に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク(例えば、図12に示すワークW)を搬送する搬送装置(例えば、図12に示すコンベアC)と、
前記搬送装置(例えば、図12に示すコンベアC)の所定範囲(例えば、図12に示すロボットがピッキング可能な範囲R1)内にある1個以上のワーク(例えば、図12に示すワークW)をピッキング可能なロボット(例えば、図12に示すロボット2)と、
空きスペースがあれば、前記所定範囲(例えば、図12に示すロボットがピッキング可能な範囲R1)内にある1個以上のワーク(例えば、図12に示すワークW)が前記ロボット(例えば、図12に示すロボット2)を用いて移送される仮置き場(例えば、図12に示す仮置き場K)と、
前記所定範囲(例えば、図12に示すロボットがピッキング可能な範囲R1)内及び前記仮置き場(例えば、図12に示す仮置き場K)にある1個以上のワーク(例えば、図12に示すワークW)を認識する認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)と、
前記物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けられたワーク(例えば、図1に示すワークW)の状態を認識する三次元画像センサ(例えば、図1に示す撮像部4)と、
前記認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)にて認識した1個以上のワーク(例えば、図12に示すワークW)と、前記三次元画像センサ(例えば、図1に示す撮像部4)で認識した状態から、該1個以上のワーク(例えば、図12に示すワークW)のうちどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出する最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)と、
前記最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)にて算出されたワーク(例えば、図12に示すワークW)について、前記ロボット(例えば、図12に示すロボット2)がピッキングすべき位置を算出する位置算出手段(例えば、図2に示すピッキング位置算出部505)と、を有してなることを特徴としている。
他方、請求項4の発明によれば、上記請求項1〜3の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムにおいて、前記所定範囲(例えば、図13に示すロボットがピッキング可能な範囲R)内以外(例えば、図13に示すロボットがピッキング不可能な範囲XR)の1個以上のワーク(例えば、図13に示すワークW(WCa)〜W(WEa))を認識する範囲外認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)をさらに有し、
前記最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)は、前記範囲外認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)にて認識したワーク(例えば、図13に示すワークW(WCa)〜W(WEa))も含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなることを特徴としている。
また、請求項5の発明によれば、上記請求項1〜4の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムにおいて、前記物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク(例えば、図14に示すワークW)の重量を認識する重量認識手段(例えば、図14(a)に示す重量センサZS)をさらに有し、
前記最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)は、前記重量認識手段(例えば、図14(a)に示す重量センサZS)にて認識したワークの重量も含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなることを特徴としている。
さらに、請求項6の発明によれば、上記請求項1〜4の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムにおいて、前記所定範囲(例えば、図14(a)に示すロボットがピッキング可能な範囲R)内に搬送される前に物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク(例えば、図14(b)に示すワークW)の重量を認識する重量認識手段(例えば、図14(b)に示す重量センサZS)と、
前記重量認識手段(例えば、図14(b)に示す重量センサZS)にて認識されたワークの重量が所定の閾値に達しているか否かで搬送先を切り替える切替手段(例えば、図示しない切替機構)と、をさらに有し、
前記最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)は、前記切替手段(例えば、図示しない切替機構)にて搬送先が切り替えられたワーク(例えば、図14(b)に示すワークW)も含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなることを特徴としている。
そしてさらに、請求項7の発明によれば、上記請求項1〜6の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムにおいて、前記最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)は、前記ロボット(例えば、図1に示すロボット2)が前記1個のワーク(例えば、図6(b)に示すワークW(Wb))をピッキングし、前記物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けた際、前記所定範囲(例えば、図6に示すロボットがピッキング可能な範囲R)内に新たなワーク(例えば、図6(c)に示すワークW(Wf))が搬送されてくると、再度新たなワーク(例えば、図6(c)に示すワークW(Wf))を含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなることを特徴としている。
一方、請求項8の発明に係るワーク積み付けシミュレータは、上記請求項1〜7の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムのシミュレーションをすることができるワーク積み付けシミュレータであって、
前記物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク積み付けリスト(例えば、図15(a)に示す出荷事例リストLS1〜LS3)と、前記所定範囲(例えば、図15(a)に示すロボットがピッキング可能な範囲)内のワークの数とを、入力手段(例えば、図1に示す入力装置59)を用いて入力することによって、積み付け効率を出力手段(例えば、図1に示す表示装置56)にて出力してなることを特徴としている。
また一方、請求項9の発明に係るワーク積み付けシミュレータは、上記請求項1〜7の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムのシミュレーションをすることができるワーク積み付けシミュレータであって、
前記物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク積み付けリスト(例えば、図15(a)に示す出荷事例リストLS1〜LS3)と、所望の積み付け効率とを、入力手段(例えば、図1に示す入力装置59)を用いて入力することによって、前記所定範囲(例えば、図15(a)に示すロボットがピッキング可能な範囲)内のワークの数を、出力手段(例えば、図1に示す表示装置56)にて出力してなることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1〜3に係る発明によれば、ワークを、物流に用いる荷役台に積み付ける作業を、安価に自動化することができる。
また、請求項4に係る発明によれば、最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)にて、範囲外認識手段(例えば、図2に示すワーク情報認識部502)にて認識したワーク(例えば、図13に示すワークW(WCa)〜W(WEa))も含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出しているから、積み付け効率を向上させることができる。
さらに、請求項5に係る発明によれば、最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)にて、重量認識手段(例えば、図14(a)に示す重量センサZS)にて認識したワークの重量も含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出しているから、積み付けの安定性を向上させることができ、もって、積み付け効率を向上させることができる。すなわち、積み付けが不安定であると荷崩れなどで、本来積み付けできる場所に積み付けできなくなり、積み付け効率が悪くなる。それゆえ、積み付けの安定性を向上させることにより、積み付け効率を向上させることができる。
そしてさらに、請求項6に係る発明によれば、最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)にて、切替手段(例えば、図示しない切替機構)にて搬送先が切り替えられたワーク(例えば、図14(b)に示すワークW)も含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出しているから、積み付けの安定性を向上させることができ、もって、積み付け効率を向上させることができる。すなわち、積み付けが不安定であると荷崩れなどで、本来積み付けできる場所に積み付けできなくなり、積み付け効率が悪くなる。それゆえ、積み付けの安定性を向上させることにより、積み付け効率を向上させることができる。
一方、請求項7に係る発明によれば、最適算出手段(例えば、図2に示す積み付け方法算出部504)にて、ロボット(例えば、図1に示すロボット2)が1個のワーク(例えば、図6(b)に示すワークW(Wb))をピッキングし、物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けた際、所定範囲(例えば、図6に示すロボットがピッキング可能な範囲R)内に新たなワーク(例えば、図6(c)に示すワークW(Wf))が搬送されてくると、再度新たなワーク(例えば、図6(c)に示すワークW(Wf))を含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出しているから、積み付け効率を向上させることができる。
また一方、請求項8に係る発明によれば、物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク積み付けリスト(例えば、図15(a)に示す出荷事例リストLS1〜LS3)と、所定範囲(例えば、図15(a)に示すロボットがピッキング可能な範囲)内のワークの数とを、入力手段(例えば、図1に示す入力装置59)を用いて入力することによって、積み付け効率を出力手段(例えば、図1に示す表示装置56)にて出力することができるから、積み付け効率を向上させることができる。
また一方、請求項9に係る発明によれば、物流に用いる荷役台(例えば、図1に示すマテハンM)に積み付けたい様々な種類のワーク積み付けリスト(例えば、図15(a)に示す出荷事例リストLS1〜LS3)と、所望の積み付け効率とを、入力手段(例えば、図1に示す入力装置59)を用いて入力することによって、所定範囲(例えば、図15(a)に示すロボットがピッキング可能な範囲)内のワークの数を、出力手段(例えば、図1に示す表示装置56)にて出力することができるから、積み付け効率を向上させることができる。
本発明の第1〜第8実施形態に係るワーク積み付けシステムの概略全体図である。 同実施形態に係る情報処理装置の機能構成図である。 本発明の第1実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明するための説明図である。 同実施形態に係るワーク積み付けシステムの動作内容を示すフローチャート図である。 同実施形態に係る積み付け方法算出部にて評価値を算出する方法を説明する説明図であって、(a)は、評価値が高く、(b)は、評価値が低い場合の例を示す説明図である。 1個のワークが積み付けられた後に、新たに1個のワークを搬送することを説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図である。 本発明の第3実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図であって、(a)は、三次元画像センサである撮像部を用いた場合の説明図、(b)は、ロボットのロボットアームに三次元画像センサである撮像部を取り付けた場合の説明図である。 本発明の第4実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図であって、(a)は、コンベアにストッパを設けたことを示す説明図、(b)は、所定箇所のワークがピッキングされた後のコンベアの状態の説明図、(c)〜(d)は、ピッキングされた所定箇所に、新たに1個のワークを搬送させる際の手順を説明する説明図である。 本発明の第5実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図でああって、(a)は、ピッキング対象のワークを第1コンベアから第2コンベアへ排出し、第2コンベアに排出されたピッキング対象のワークをピッキングすることを説明する説明図、(b)は、ピッキング対象のワークを、ストッパが設けられた第1コンベアから、第2コンベアへ排出し、第2コンベアに排出されたピッキング対象のワークをピッキングすることを説明する説明図である。 本発明の第5実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図であって、(a)は、ピッキング対象のワークを第1コンベアから第2コンベアへ排出した際、直ちに第2コンベアに排出されたピッキング対象のワークをピッキングすることを説明する説明図、(b)は、ピッキング対象のワークを、ストッパが設けられた第1コンベアから、第2コンベアへ排出した際、直ちに第2コンベアに排出されたピッキング対象のワークをピッキングすることを説明する説明図である。 本発明の第6実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図であって、ロボットがピッキング可能な範囲のワークを仮置き場に仮置きする場合を説明する説明図である。 本発明の第7実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図であって、ロボットがピッキング可能な範囲及びロボットがピッキング不可能な範囲のワークを含めて積み付け方法を算出することを説明する説明図である。 本発明の第8実施形態に係るワーク積み付けシステムを説明する説明図であって、(a)は、ワークの重量を認識する方法を説明する説明図、(b)は、ワークの重量に応じて搬送先を変更することを説明する説明図である。 (a)は、積み付け効率をシミュレーションする際のシミュレーション方法を説明する説明図、(b)は、ロボットがピッキング可能な範囲におけるワークの数が何個であれば所望の積み付け効率となるのかをシミュレーションする際のシミュレーション方法を説明する説明図である。
<第1実施形態>
以下、本発明に係るワーク積み付けシステムの第1実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
<ワーク積み付けシステムの説明>
図1に示すように、ワーク積み付けシステム1は、コンベアCにて搬送されてきたマテハンMに積み付けたい様々な種類のワークWの1つをロボット2に備えた吸着ハンド20を用いてマテハンMに積み付けるものである。なお、マテハンMは、図1に示すように、パレットPa上に1個以上のワークWが積み付けられているものであるが、パレットPaに限らず、カゴ車、カートラック等どのようなものでも良い。
ここで、このワーク積み付けシステム1の動作について、より詳しく説明すると、ワーク積み付けシステム1は、まず、撮像部3を用いて、コンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWのサイズを撮像する。より詳しくは、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWを撮像する。そして、その撮像した画像から情報処理装置5を用いて、1個以上のワークWのサイズを認識する。次いで、図1に示す撮像部4を用いて、パレットPa上に1個以上のワークWが積み付けられているマテハンMを撮像する。そして、その撮像した画像から情報処理装置5を用いて、マテハンMにおけるワークWの積み付け状態を認識する。かくして、情報処理装置5は、その認識した1個以上のワークWのサイズと、マテハンMにおけるワークWの積み付け状態とによって、どのワークWをどの位置に積み付けるのが最適かを算出した上で、1個以上のワークWのうち該当するワークWのピッキング位置をプログラマブルロジックコントローラ6(以下、PLC6と呼ぶ)経由で、ロボットコントローラ7へ送信する。そして、このロボットコントローラ7は、ロボット2を制御し、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWの中から一つのワークWをピッキングし、マテハンMに積み付けることとなる。
以下、図1の各部について詳細に説明することとする。
ロボット2は、例えば、4自由度の垂直多関節型ロボットである。より詳しく説明すると、このロボット2は、コンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWを、ロボットアーム21に取付けられている吸着ハンド20を用いてコンベアCからマテハンMへ積み付ける為のロボットアームである。なお、本実施形態においては、ロボット2として、4自由度の垂直多関節型ロボットを例示したが、これに限らず、6自由度であってもよいし、直角座標型ロボット、極座標型ロボット、水平多関節型(スカラ型)ロボット、パラレルリンク型ロボットであってもよい。すなわち、コンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWを、マテハンMへ移載可能であれば、どのような形式であってもよい。
ところで、吸着ハンド20は、コンプレッサ8から送られる圧縮エアを吸着ハンド20内に内蔵している真空発生装置を用いて、真空を発生させ、コンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWを吸着するものである。なお、本実施形態においては、吸着することにより、コンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWを移載する例を示したが、それに限らず、コンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWをグリッパーで挟み込むようなハンドであっても良く、コンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWを移載可能であれば、どのような形式のハンドでも良い。
撮像部3は、図3に示す矢印Y1方向からコンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWのうち、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWを撮像するものであって、三次元点群情報を出力可能な三次元画像センサである。この撮像部3は、カメラとプロジェクタを備えており、カメラとプロジェクタによるアクティブステレオ法により被写体の三次元点群情報を算出するものである。なお、カメラとプロジェクタを用いたアクティブステレオ法は、一般的な技術であるため、詳細な説明は省略する。
撮像部4は、図1に示すパレットPa上に1個以上のワークWが積み付けられているマテハンMにおけるワークWの積み付け状態を撮像するものであって、三次元点群情報を出力可能な三次元画像センサである。この撮像部4は、カメラとプロジェクタを備えており、カメラとプロジェクタによるアクティブステレオ法により被写体の三次元点群情報を算出するものである。なお、カメラとプロジェクタを用いたアクティブステレオ法は、一般的な技術であるため、詳細な説明は省略する。
情報処理装置5は、図1に示すように、CPU50と、RAM51と、ROM52と、補助記憶装置53と、入出力インタフェース54と、通信インタフェース55と、表示装置56と、バス57と、入力コントローラ58と、入力装置59と、を有している。CPU50は、情報処理装置5が備える各機能を実行、制御するもので、RAM51は、外部装置などから供給されるプログラムやデータを一時記憶するものである。
一方、ROM52は、変更を必要としないプログラムや各種パラメータを格納し、補助記憶装置53は、各種情報を記憶するものである。そして、入出力インタフェース54は、外部の機器とデータの送受信を行い、通信インタフェース55は、ネットワークに接続するための装置であり、ネットワークを介して外部の機器とデータの送受信を行うものである。
一方、表示装置56は、CPU50で描画されたグラフィックスを表示し、バス57は、システムバスであり、CPU50、RAM51、ROM52、補助記憶装置53、入出力インタフェース54、通信インタフェース55、表示装置56、入力コントローラ58を接続するものである。そして、入力コントローラ58は、入力装置59からの入力信号を制御するコントローラであり、入力装置59は、ユーザからの操作指示を受け付けるための外部入力装置であり、例えば、キーボード、マウスなどである。なお、後述する情報処理装置5の機能や処理は、CPU50がROM52等に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現することとなる。
PLC6は、情報処理装置5とロボットコントローラ7との間の命令を受け渡すものである。そしてさらにPLC6は、コンベアCを制御し、コンベアC上に載せた複数のワークWを搬送するものである。具体的には、コンベアCの下部には、図1に示すように光電センサ等のセンサSEが所定間隔置きに設けられており、PLC6は、このセンサSEを利用し、ロボット2がピッキング可能な範囲RにワークWが搬送されてくると、コンベアCの駆動を止めるよう制御する。
ロボットコントローラ7は、サーボアンプや基板などが収納された制御装置であり、ロボット2の動きを総合的にコントロールする装置である。また、ロボットコントローラ7は、あらかじめ作成したロボット2を制御するプログラムを記憶し、実行することができるものである。
コンプレッサ8は、空気を圧縮し供給する空気圧縮機であり、吸着ハンド20へ圧縮エアを供給するものである。
ワークWは、所定の商品が収納された段ボールであって、様々な種類(サイズや重さ等)があり、マテハンMに積み付けられるものである。なお、本実施形態においては、段ボールを例に説明するが、パレットPa上に積層可能であれば、材質は段ボール以外でも良く、例えば、プラスチックや木製であっても良く、箱形状に近似できれば袋状の物であっても良い。
パレットPaは、物流に用いる荷物を載せるための荷役台であり、パレットPaの脚と脚の間にフォークリフトやハンドリフトの爪を差し込んで持ち上げることができるものである。なお、本実施形態においては、パレットPa上に複数のワークWを積載しているが、もちろんパレットではなくカゴ台車であってもよい。
コンベアCは、ローラーコンベアであり、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rまで、ワークWを搬送するものである。そして、このコンベアCに搬送されるワークWの順番は指定されておらず、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにおける1個以上のワークW間には、隙間ができるように設計されている。この隙間は、ロボット2が備える吸着ハンド20のサイズ以上空くように、図1に示すPLC6にてコンベアCが制御されている。すなわち、ワークWを吸着する吸着ハンド20は、ワークWのサイズよりも大きい場合がある。その際、ワークWが隙間なく並んでいると、ワークWを吸着ハンド20にて吸着できなくなる。そのため、隙間は、ロボット2が備える吸着ハンド20のサイズ以上空くように、図1に示すPLC6にてコンベアCが制御されている。なお、コンベアCは必ずしもローラ―コンベアである必要はなく、ベルトコンベアでも良い。
<情報処理装置の説明>
次に、図2を用いて、本実施形態に係る情報処理装置5の機能構成について説明する。図2に示すように、情報処理装置5の機能構成としては、情報処理装置5は、判断部500と、設定保持部501と、ワーク情報認識部502と、積み付け状態認識部503と、積み付け方法算出部504と、ピッキング位置算出部505と、ロボットコントローラ指示部506と、で構成されている。以下、各構成について説明することとする。
判断部500は、判断部500が保持する状態または、各機能ブロックが保持する状態に基づいて、各機能ブロック間との情報をやり取りし、さらに、外部機器とのやり取りも行い、撮像部3、撮像部4、PLC6経由で、ロボット2、コンベアCを制御するものである。
設定保持部501は、処理に必要な設定値を保持するものである。
ワーク情報認識部502は、図1に示す撮像部3にて撮像された図3に示すコンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWのうち、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWの三次元画像に基づいて、ワークWそれぞれの縦、横、高さのサイズを認識するものである。
積み付け状態認識部503は、図1に示す撮像部4にて撮像されたマテハンMにおけるワークWの積み付け状態を三次元画像に基づいて認識するものである。
積み付け方法算出部504は、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWを、図1に示すマテハンMに積み付けるシミュレーションを行うものである。具体的には、積み付け方法算出部504は、積み付け状態認識部503にて認識したマテハンMにおけるワークWの積み付け状態に対して、ワーク情報認識部502にて認識したワークWのサイズを用いて、今後どのように積み付けるのが最適かを様々な積み付けパターンを作り、そのパターン毎に積み付け後の積み付け評価値Vを求めるものである。そして、積み付け方法算出部504は、様々な積み付けパターンの中で評価値Vが最も高いパターンを積み付けパターンとする。そしてさらに、積み付け方法算出部504は、その積み付けパターンを形成するためには、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWのうち、どのワークWをどこに積み付ければ良いかを算出するというものである。
ところで、積み付け評価値Vを求める方法は、各種知られているが、一例を示すと以下のようにすることができる。
すなわち、評価値Vは、f1(同じ高さの面積は大きい方が評価値高い)と、f2(同じ高さの数は少ない方が評価値高い)と、を足し合わせることで、評価値Vが求められる。具体的に示すと、積み付け方法算出部504が、図5(a)に示すように、ワークWを積み付けるパターン、図5(b)に示すように、ワークWを積み付けるパターンのシミュレーションをしたとすると、図5(a)に示す同じ高さHAの面積MS1は、図5(b)に示す同じ高さHA1の面積MS2よりも大きくなっている。そのため、f1の評価値は、図5(a)に示すパターンの方が高くなる。さらに、図5(a)に示すパターンの場合、同じ高さの数は、HA,HB,HCと3個であるのに対し、図5(b)に示すパターンの場合、同じ高さの数は、HA1,HA2,HB1,HB2,HC1,HC2と6個となっている。それゆえ、同じ高さの数は、図5(a)に示すパターンの方が少なくなっている。そのため、f2の評価値も、図5(a)に示すパターンの方が高くなる。
しかして、評価値Vは、図5(a)に示すように、ワークWを積み付けるパターンの方が高いということとなる。
かくして、このように算出された評価値Vのうち、積み付け方法算出部504は、最も評価値の高いパターンを積み付けパターンとし、そのパターンを形成するためには、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWのうち、どのワークWをどこに積み付ければ良いかを算出することとなる。
ピッキング位置算出部505は、積み付け方法算出部504にて算出したワークWをロボット2でピッキングするにあたり、そのワークWをロボット2がピッキングする位置を算出するものである。具体的には、図1に示す撮像部3にて撮像された図3に示すコンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWのうち、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWの三次元画像に基づいて、当該ワークWをロボット2がピッキングする位置を算出する。
ロボットコントローラ指示部506は、ピッキング位置算出部505にて算出したピッキング位置にてワークWをピッキングし、積み付け方法算出部504にて算出した積み付け位置にそのワークWを積み付けるよう、PLC6を介して図1に示すロボットコントローラ7に指示を出すものである。なお、この指示を受けたロボットコントローラ7は、ピッキング位置算出部505にて算出したピッキング位置にてワークWをピッキングするようロボット2を制御し、積み付け方法算出部504にて算出した積み付け位置にそのワークWを積み付けるようロボット2を制御することとなる。なおまた、本実施形態においては、PLC6を介してロボットコントローラ7へ指示を出すようにしたが、PLC6を介さず、ロボットコントローラ7へ指示を出すようにしても良い。
<情報処理装置の処理内容の説明>
次に、図4に示すフローチャートも参照し、本実施形態に示す情報処理装置5の処理内容について説明する。
まず、図2に示す判断部500は、PLC6に、コンベアCを制御するように指令を行う。これにより、PLC6は、図3に示すように、ロボット2がピッキング可能な範囲Rに1個以上のワークWが搬送されるようにコンベアCを制御する。そして、PLC6は、図1に示すセンサSEを利用し、ロボット2がピッキング可能な範囲Rに1個以上のワークWが搬送されてくると、コンベアCの駆動を止めるよう制御する(ステップS1)。なお、図3では、複数個のワークWが搬入されている例を示しているが、勿論、1個のワークWだけでも良い。
次いで、判断部500は、撮像部3を制御し、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWを撮像する。そしてその撮像された三次元画像は、判断部500にてワーク情報認識部502(図2参照)へ出力される。これを受けて、ワーク情報認識部502は、撮像された三次元画像に基づいて、ワークWそれぞれの縦、横、高さのサイズを認識する(ステップS2)。
次いで、判断部500は、撮像部4を制御し、図1に示すパレットPa上に複数のワークWが積み付けられているマテハンMにおけるワークWの積み付け状態を撮像する。そしてその撮像された三次元画像は、判断部500にて積み付け状態認識部503(図2参照)へ出力される。これを受けて、積み付け状態認識部503は、撮像された三次元画像に基づいて、マテハンMにおけるワークWの積み付け状態を認識する(ステップS3)。
次いで、積み付け方法算出部504は、積み付け状態認識部503にて認識したマテハンMにおけるワークWの積み付け状態に対して、ワーク情報認識部502にて認識したワークWのサイズを用いて、今後どのように積み付けるのが最適か様々な積み付けパターンを作り、そのパターン毎に積み付け後の積み付け評価値Vを求める。そして、積み付け方法算出部504は、様々な積み付けパターンの中で評価値Vが最も高いパターンを積み付けパターンとする。そしてさらに、積み付け方法算出部504は、その積み付けパターンを形成するためには、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWのうち、どのワークWをどこに積み付ければ良いかを算出する(ステップS4)。
次いで、ピッキング位置算出部505は、積み付け方法算出部504にて算出したワークWをロボット2でピッキングするにあたり、そのワークWをロボット2がピッキングする位置を算出する。具体的には、図1に示す撮像部3にて撮像された図3に示すコンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWのうち、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWの三次元画像に基づいて、当該ワークWをロボット2がピッキングする位置を算出する(ステップS5)。
次いで、ロボットコントローラ指示部506は、ピッキング位置算出部505にて算出したピッキング位置にてワークWをピッキングし、積み付け方法算出部504にて算出した積み付け位置にそのワークWを積み付けるよう、判断部500及びPLC6を介して図1に示すロボットコントローラ7に指示を出す。これにより、ロボットコントローラ7は、ピッキング位置算出部505にて算出したピッキング位置にてワークWをピッキングするようロボット2を制御し、積み付け方法算出部504にて算出した積み付け位置にそのワークWを積み付けるようロボット2を制御することとなる(ステップS6)。
次いで、判断部500は、ロボットコントローラ7にて制御終了の処理通知が送信されてくると、PLC6に、コンベアCを制御し、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rに新たに1個のワークWを搬入するよう指令を行う。これにより、PLC6は、図3に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rに新たに1個のワークWを搬入するようコンベアCを制御する。具体的に説明すると、図6(a)に示すように、ロボット2がピッキング可能な範囲Rに、5個のワークW(Wa〜We)が存在し、上記ステップS6の処理にて、図6(b)に示すように、1個のワークW(Wb)(図示では、破線で示している)がピッキングされ、マテハンMに積み付けられたとすると、PLC6は、図6(c)に示す状態となるように、コンベアCを制御する。すなわち、図6(c)に示すように、既存のワークW(Wa、Wc〜We)のうち、右側のワークW(Wa)の位置は固定したままで、他のワークW(Wc〜We)を右側のワークW(Wa)まで移動させ、そして新たに、左側からワークW(Wf)を搬入するというものである(ステップS7)。
次いで、判断部500は、上記ステップS7の処理後、ステップS2の処理に戻り、積み付けるワークWが無くなるまで、ステップS2〜ステップS7の処理を繰り返し行うこととなる。
しかして、このように、1個のワークWがマテハンMに積み付ける度に、ロボット2がピッキング可能な範囲Rに新たに1個のワークWを搬入し、再算出するようにすれば、ワークWをマテハンMにより最適に積み付けることが可能となり、もって、積み付け効率を向上させることができる。なお、新たなワークWがまだ届いていない、或いは、積み付け効率よりも速度を優先するような場合は、新たに1個のワークWを搬入せずとも良い。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWのうちどのワークWを、マテハンMのどの位置に積み付けるのが最適かを算出するようにしているから、従来のように、搬送順位により定まる搬送順序にて、ワークWを搬送する必要がなくなり、もって、マテハンMに積み付ける作業を、安価に自動化することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を、図7を参照して説明することとする。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との相違は、ロボット2自体を移動できるか否かの相違だけである。すなわち、図7に示すように、ロボット2を移動させることができるレール等の移動装置2Aを設置し、その移動装置2A上をロボット2が移動できるようにしても良い。しかして、このようにすれば、ロボット2がピッキング可能な範囲Rが増加することとなるから、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWの数も増大し、もって、積み付け効率を向上させることが可能となる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態を、図8を参照して説明することとする。なお、第1実施形態〜第2実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第3実施形態と第1実施形態との相違は、撮像部3を1個用いて、図3に示す矢印Y1方向からコンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWを撮像するようにしたが、複数の撮像部を用いて撮像する点が相違するものである。すなわち、図8(a)に示すように、L字形のコンベアCにおいて、ロボット2がピッキング可能な範囲Rが、垂直方向側と水平方向側にある場合、垂直方向側は、三次元画像センサである撮像部3Aにて撮像し、水平方向側は、三次元画像センサである撮像部3Bにて撮像することができる。この際、図4に示すステップS2では、撮像部3A,3Bにて撮像された三次元画像に基づいて、ワークWそれぞれの縦、横、高さのサイズを認識することとなる。それ以外の処理は第1実施形態と同一である。
しかして、このようにしても、マテハンMに積み付ける作業を、安価に自動化することが可能となる。
一方、図8(a)に示すように、複数の撮像部を用いずとも、図8(b)に示すように、ロボット2に1個の三次元画像センサである撮像部3Cをロボットアーム21に取り付けるようにしても良い。この際、図4に示すステップS2において、判断部500は、ロボットコントローラ指示部506に、撮像部3Cにて、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWを撮像するように指示する。これを受けて、ロボットコントローラ指示部506は、撮像部3Cにて、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWを撮像するよう、PLC6を介して図1に示すロボットコントローラ7に指示を出す。これにより、ロボットコントローラ7は、ロボット2のロボットアーム21を移動させ、複数回、撮像部3Cにてロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWを撮像するように制御する。かくして、その撮像された三次元画像は、ワーク情報認識部502にて、ワークWそれぞれの縦、横、高さのサイズを認識する際に用いられることとなる。なお、それ以外の処理は第1実施形態と同一である。
しかして、このようにしても、マテハンMに積み付ける作業を、安価に自動化することが可能となる。
なお、図4に示すステップS7にて新たなワークWが搬送されてきた場合は、新たに搬送されてきたワークWだけ撮像部3Cにて撮像されることとなり、既存のワークWの情報は、図1に示すRAM51に保存され、引き継がれることとなる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態を、図9を参照して説明することとする。なお、第1実施形態〜第3実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第4実施形態と第1実施形態との相違は、コンベアCにストッパを設け、ワークWの位置を固定する点が相違している。すなわち、図9(a)に示すように、コンベアCの長手方向所定間隔置きに、幅方向に向かって、横ストッパCa1〜Ca7が設けられている。そしてさらに、横ストッパCa1と横ストッパCa2との間には、ワークWを図示右側位置で固定させる縦ストッパCb1が設けられ、横ストッパCa2と横ストッパCa3との間には、ワークWを図示右側位置で固定させる縦ストッパCb2が設けられ、横ストッパCa3と横ストッパCa4との間には、ワークWを図示右側位置で固定させる縦ストッパCb3が設けられ、横ストッパCa4と横ストッパCa5との間には、ワークWを図示右側位置で固定させる縦ストッパCb4が設けられ、横ストッパCa5と横ストッパCa6との間には、ワークWを図示右側位置で固定させる縦ストッパCb5が設けられ、横ストッパCa6と横ストッパCa7との間には、ワークWを図示右側位置で固定させる縦ストッパCb6が設けられている。
かくして、このような横ストッパCa1〜Ca7、縦ストッパCb1〜Cb6が設けられたコンベアCにおいては、三次元画像センサに代えて、測長センサ3Dを用いて、ワークWの縦、横、高さのサイズを認識することができる。なお、この測長センサ3Dは、コンベアCのどこか一箇所に設置されることとなる。また、図示では、1個の測長センサ3Dしか例示していないが、ワークWの縦、横、高さのサイズを測定するにあたっては、複数個の測長センサ3Dを用いた方が好ましい。
かくして、このような横ストッパCa1〜Ca7、縦ストッパCb1〜Cb6が設けられたコンベアCを用いて、ワークWをマテハンMに積み付けるにあたっては、図4に示すステップS1において、PLC6は、横ストッパCa1〜Ca7、縦ストッパCb1〜Cb6を用いて、ワークWの位置を固定するよう、コンベアCを制御することとなる。そのため、第4実施形態では、図1に示すセンサSEは不要となる。
次いで、図4に示すステップS2において、判断部500は、測長センサ3Dを制御し、測長センサ3Dを用いて、1個のワークWを測定する(図示では、横ストッパCa1,Ca2との間に位置するワークWを測定する)。そしてその測定結果は、判断部500にてワーク情報認識部502(図2参照)へ出力される。これを受けて、ワーク情報認識部502は、測定結果に基づいて、ワークWの縦、横、高さのサイズを認識することとなる。なお、この認識情報は、図1に示すRAM51に保存され、引き継がれることとなる。
かくして、図4に示すステップS3〜ステップS4にて第1実施形態と同様の処理が行われた後、ステップS5において、ピッキング位置算出部505は、積み付け方法算出部504にて算出したワークWをロボット2でピッキングするにあたり、そのワークWをロボット2がピッキングする位置を算出する。具体的には、図9(a)に示すように、ワークWは、横ストッパCa1〜Ca7、縦ストッパCb1〜Cb6にて位置が固定されていることから、積み付け方法算出部504にて算出したワークWのサイズに応じて、ピッキング位置を算出することなる。そしてその後、図4に示すステップS6にて第1実施形態と同様の処理が行われ後、ステップS7にて、判断部500は、ロボットコントローラ7にて制御終了の処理通知が送信されてくると、PLC6に、コンベアCを制御し、図9(a)に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rに新たに1個のワークWを搬入するよう指令を行う。これにより、PLC6は、図9(a)に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rに新たに1個のワークWを搬入するようコンベアCを制御する。具体的に説明すると、図9(b)に示すように、横ストッパCa2と横ストッパCa3との間に位置したワークWが、ピッキングされた場合、PLC6は、図9(c)に示すように、横ストッパCa3を退避させると共に、縦ストッパCb2を左方向に退避させ、矢印Y2方向に、ワークWを搬送させるようにコンベアCを制御する。この際、搬送されたワークWは、縦ストッパCb3にて、図示右側位置に固定されることとなる。
次いで、PLC6は、図9(d)に示すように、横ストッパCa2を退避させると共に、縦ストッパCb1を左方向に退避させ、矢印Y3方向に、ワークWを搬送させるようにコンベアCを制御する。この際、搬送されたワークWは、縦ストッパCb2にて、図示右側位置に固定されることとなる。
かくして、このようにすることにより、図9(a)に示すロボット2がピッキング可能な範囲Rに新たに1個のワークWを搬入することができることとなる。
しかして、このようにしても、マテハンMに積み付ける作業を、安価に自動化することが可能となる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態を、図10を参照して説明することとする。なお、第1実施形態〜第4実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第5実施形態と第1実施形態との相違は、図10に示すように、コンベアCを第1コンベアC1と、第2コンベアC2とで構成している点が相違する。すなわち、第5実施形態では、第1実施形態と同様に、図4に示すステップS1〜ステップS4の処理を行い、図10(a)に示す、第1コンベアC1上に位置する第1コンベアC1から第2コンベアC2へ排出可能な範囲RAにある1個以上のワークWのうち、どのワークWをマテハンMのどこに積み付ければ良いかを算出する。
次いで、図4に示すステップS5にて、ピッキング位置算出部505は、積み付け方法算出部504にて算出したワークWをロボット2でピッキングするにあたり、当該ワークWをロボット2がピッキングする位置を算出する。そして、その位置でワークWをロボット2がピッキングできるように、判断部500に処理通知を送信する。これを受けて、判断部500は、PLC6に、第1コンベアC1を制御し、第1コンベアC1から、該当するワークWを第2コンベアC2に排出するよう指令を行う。これにより、PLC6は、第1コンベアC1の長手方向所定間隔置きに設けられている周知の構成である排出機構(図示せず)を制御し、図10(a)に示す矢印Y10方向に該当するワークWを第2コンベアC2に排出させる。そして、PLC6は、第2コンベアC2を制御し、図10(a)に示すように、ロボット2がピッキング可能な位置まで、矢印Y11方向にワークWを搬送させる。そしてその後、図4に示すステップS6〜ステップS7にて第1実施形態と同様の処理が行われることとなる。
しかして、このようにしても、マテハンMに積み付ける作業を、安価に自動化することが可能となる。なお、この場合、ロボット2の可動範囲に影響されることがなくなるから、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにある1個以上のワークWの数も増大させることができ、もって、積み付け効率を向上させることが可能となる。また、第1コンベアC1の長手方向所定間隔置きに設けられている周知の構成である排出機構(図示せず)は、ワークWの最大サイズを考慮して設置されることとなる。
ところで、図10(a)に示す第1コンベアC1には、第4実施形態で示したような横ストッパCa1〜Ca7、縦ストッパCb1〜Cb6を設けていないが、勿論、図10(b)に示すように、横ストッパCa1〜Ca6、縦ストッパCb1〜Cb6を設けた第1コンベアC1にも適用可能である。
一方、第5実施形態における上記説明では、第1コンベアC1から、該当するワークWを第2コンベアC2に排出した後、第2コンベアC2を制御し、図10に示すように、ロボット2がピッキング可能な位置まで、矢印Y11方向にワークWを搬送させる例を示したが、それに限らず、図11に示すように、該当するワークWを第2コンベアC2に排出した箇所で、ロボット2がピッキングしても良い。なお、この際、ピッキング位置算出部505にて、ロボット2がワークWをピッキングする位置を算出するにあたっては、図11に示す水平方向の位置は固定することが可能であり、図11に示す垂直方向の位置はセンサ等で判断することができる。これにより、ピッキング位置算出部505は、ロボット2がワークWをピッキングする位置を算出することができる。
しかして、このようにしても、マテハンMに積み付ける作業を、安価に自動化することが可能となる。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態を、図12を参照して説明することとする。なお、第1実施形態〜第5実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第6実施形態と第1実施形態との相違は、図12に示すように、仮置き場Kを設けている点が相違している。すなわち、第6実施形態では、第1実施形態と同様に、図4に示すステップS1の処理を行った後、図4に示すステップS2の処理にて、判断部500が、測長センサ3Dを制御し、図12に示すロボット2がピッキング可能な範囲R1にある1個以上のワークWを測定する。そしてその測定された測定結果は、判断部500にてワーク情報認識部502(図2参照)へ出力される。これを受けて、ワーク情報認識部502は、測定結果に基づいて、ワークWそれぞれの縦、横、高さのサイズを認識する。そして、仮置き場Kに空きスペースがある場合、ロボットコントローラ指示部506は、図12に示すロボット2がピッキング可能な範囲R1にある1個以上のワークWを、ピッキングし、仮置き場Kに載置するよう、判断部500及びPLC6を介して図1に示すロボットコントローラ7に指示を出す。これにより、ロボットコントローラ7は、図12に示すロボット2がピッキング可能な範囲R1にある1個以上のワークWを、仮置き場Kに載置するようロボット2を制御することとなる。しかして、仮置き場Kに載置された1個以上のワークWは、ロボット2がピッキング可能な範囲R2となる。なお、仮置き場Kに空きスペースがあるか否かは、三次元画像センサ等で認識するようにすれば良い。
次いで、第1実施形態と同様に、図4に示すステップS3の処理が行われ、その後、図4に示すステップS4にて、ロボット2がピッキング可能な範囲R1にある1個以上のワークWと、ロボット2がピッキング可能な範囲R2にある1個以上のワークWのうち、どのワークWをどこに積み付ければ良いかを算出する処理を行い、第1実施形態と同様に、図4に示すステップS5〜ステップS7の処理が行われることとなる。
しかして、このようにしても、マテハンMに積み付ける作業を、安価に自動化することが可能となる。
<第7実施形態>
次に、第7実施形態を、図13を参照して説明することとする。なお、第1実施形態〜第6実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第7実施形態と第1実施形態との相違は、積み付け方法算出部504にて、マテハンMに積み付けるシミュレーションを行う際、ロボット2がピッキング可能な範囲R以外のものを含めてシミュレーションが行われる点が相違している。すなわち、図13に示すように、矢印Y1方向からコンベアCにて搬送されてきた1個以上のワークWのうち、ワークW(WAa),W(WBa)は、ロボット2がピッキング可能な範囲Rにあり、ワークW(WCa),W(WDa),W(WEa)は、ロボット2がピッキング不可能な範囲XRにある。この際、第7実施形態では、ロボット2がピッキング可能な範囲R及びロボット2がピッキング不可能な範囲XRにあるワークW(WAa)〜W(WEa)を、撮像部3にて撮像する。そして、図4に示すステップS2にて、ワーク情報認識部502は、撮像された三次元画像に基づいて、ワークW(WAa)〜W(WEa)それぞれの縦、横、高さのサイズを認識する。それゆえ、図4に示すステップS4にて、積み付け方法算出部504は、積み付け状態認識部503にて認識したマテハンMにおけるワークWの積み付け状態に対して、ワーク情報認識部502にて認識したワークW(WAa)〜W(WEa)それぞれのサイズを用いて、今後どのように積み付けるのが最適か様々な積み付けパターンを作り、そのパターン毎に積み付け後の積み付け評価値Vを求めることとなる。なお、それ以外の処理は第1実施形態と同一である。
しかして、このようにすれば、積み付け効率を向上させることができる。すなわち、図13に示すロボット2がピッキング可能な範囲RにあるワークW(WAa),W(WBa)のうちどちらか一方が、ロボット2にピッキングされると、図4に示すステップS7にて、ロボット2がピッキング可能な範囲Rに、ワークW(WCa)が搬送されてくることは分かっている。そのため、ロボット2がピッキング可能な範囲Rに、将来、搬送されてくることが分かっているワークW(WCa)〜W(WEa)も含めて積み付けパターンを作るようにすれば、積み付け効率を向上させることができる。
<第8実施形態>
次に、第8実施形態を、図14を参照して説明することとする。なお、第1実施形態〜第7実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
第8実施形態と第1実施形態との相違は、ワークWを認識するにあたって、ワークWの縦、横、高さのサイズに加え、重量も認識する点が相違している。すなわち、図14(a)に示すように、コンベアCのどこか一箇所に重量センサZSを配置し、矢印Y1方向に搬送されてくるワークWの重量を計測する。そして、重量センサZSにて計測された重量情報は、図2に示す判断部500に通知され、図1に示すRAM51に保存され、引き継がれることとなる。そして、図4に示すステップS2にて、ワーク情報認識部502は、撮像された三次元画像に基づいて、ワークWそれぞれの縦、横、高さのサイズを認識すると共に、RAM51に保存されていた重量情報を読み出し、ワークWそれぞれのサイズ及び重量を認識することとなる。それゆえ、図4に示すステップS4にて、積み付け方法算出部504は、積み付け状態認識部503にて認識したマテハンMにおけるワークWの積み付け状態に対して、ワーク情報認識部502にて認識したサイズ及び重量を用いて、今後どのように積み付けるのが最適か様々な積み付けパターンを作り、そのパターン毎に積み付け後の積み付け評価値Vを求めることとなる。この際、評価値Vを求めるにあたって、f1,f2に加え、f3(重量の重いワークが下にある方が評価値高い)も考慮にて評価値Vを求めることとなる。なお、それ以外の処理は第1実施形態と同一である。
しかして、このように重量も考慮すれば、重量が重いワークWは、下に積み付け、重量が軽いワークWは、上に積み付ける等することができる。これにより、積み付けの安定性を向上させることができ、もって、積み付け効率を向上させることができる。すなわち、積み付けが不安定であると荷崩れなどで、本来積み付けできる場所に積み付けできなくなり、積み付け効率が悪くなる。それゆえ、積み付けの安定性を向上させることにより、積み付け効率を向上させることができる。
一方、図14(a)に示すように、重量情報を図1に示すRAM51に保存しなくとも、図14(b)に示すように、コンベアを分岐させることも可能である。すなわち、図14(b)に示すように、ロボット2でピッキング可能な範囲Rに搬送されてくる前に、コンベアCに重量センサZSを配置し、矢印Y1方向に搬送されてくるワークWの重量を計測する。そして、その計測された重量情報は、図2に示す判断部500に送信される。それを受け取った判断部500は、予め定めておいた所定の閾値を確認し、ワークWの重量が所定の閾値を下回っていれば、PLC6に、コンベアCを制御し、コンベアCから、該当するワークWを分岐コンベアCKに搬送するよう指令を行う。これにより、PLC6は、周知の構成である切替機構(図示せず)を制御し、該当するワークWを分岐コンベアCKに搬送させることとなる。なお、予め定めておいた所定の閾値以上であれば、ワークWは分岐コンベアCKに搬送されずコンベアCにて搬送されることとなる。
かくして、このようにすれば、コンベアCにて搬送される1個以上のワークWは、重量が重く、分岐コンベアCKにて搬送される1個以上のワークWは、重量が軽いこととなるから、図4に示すステップS4にて、積み付け方法算出部504は、積み付け状態認識部503にて認識したマテハンMにおけるワークWの積み付け状態に対して、ワーク情報認識部502にて認識したサイズと、ワークWがコンベアCにいるのか、又は、分岐コンベアCKにいるのかの情報とを用いて、今後どのように積み付けるのが最適か様々な積み付けパターンを作り、そのパターン毎に積み付け後の積み付け評価値Vを求めることとなる。
しかして、このようにしても、重量が重いワークWは、下に積み付け、重量が軽いワークWは、上に積み付ける等することができる。これにより、積み付けの安定性を向上させることができ、もって、積み付け効率を向上させることができる。すなわち、積み付けが不安定であると荷崩れなどで、本来積み付けできる場所に積み付けできなくなり、積み付け効率が悪くなる。それゆえ、積み付けの安定性を向上させることにより、積み付け効率を向上させることができる。
なお、図14(b)では、2分岐する例を示したが、閾値を複数設け、3分岐以上するようにしても良い。
また、図14では、重量センサZSを用いる例を示したが、それに限らず、ロボット2の吸着ハンド20に重量センサを装着し、ワークWを一旦吸着して重量を計測するようにしても良い。
ところで、第1実施形態〜第8実施形態において例示した内容は、あくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。例えば、ワークWのサイズを認識する手法として、撮像部3,3A〜3C、測長センサ3Dを例に示したが、それに限らず、2次元画像センサを用いても良く、コンベアに横ストッパCa1〜Ca7、縦ストッパCb1〜Cb6が設けられている場合は、横ストッパCa1〜Ca7の移動情報からワークWの一方向の長さを計測するようにしても良い。
また、データベースDBに1個以上のワークWの各種情報(サイズや重量など)が格納されている場合は、ワークWのIDを、バーコードリーダ等を用いて読み取り、その読み取った情報に対応するワークWの各種情報をデータベースDBから読み出すことで、ワークWを認識するようにしても良い。
さらに、第1実施形態〜第8実施形態の構成を適宜選択して、又は、適宜組み合わせて実施することも可能である。
ところで、第1実施形態〜第8実施形態においては、実際にワークWを搬送させて、マテハンMに積み付けるという実際の作業中に、最適な積み付け方法を算出するようにする例を示したが、実際の作業前に事前にシミュレーションさせることも可能である。すなわち、図15(a)に示すように、データベースDB内にマテハンMに積み付ける様々なワークWの縦、横、高さのサイズを格納しておく(図示では、商品A:縦,横,高さ、商品B:縦,横,高さ、商品C:縦,横,高さ、・・・・)。そして、作業者は、ロボット2がピッキング可能な範囲に何個のワークWをコンベア上に載置させるのかの数と、図15(a)に示す、複数の出荷事例リストLS1〜LS3・・・を、入力装置59を用いて、情報処理装置5に入力する。これを受けて、図2に示す判断部500は、図4に示すステップS1にて、シミュレーション内で、様々な搬送順序を実行する。
次いで、図4に示すステップS2にて、ワーク情報認識部502は、図15(a)に示すデータベースDBから、ロボット2がピッキング可能な範囲にある1個以上のワークWの縦、横、高さのサイズを読み出す。
次いで、図4に示すステップS3にて、積み付け状態認識部503は、シミュレーション内で積み付けられたマテハンMにおけるワークWの積み付け状態を認識する。
次いで、図4に示すステップS4にて、積み付け方法算出部504は、積み付け状態認識部503にて認識したマテハンMにおけるワークWの積み付け状態に対して、ワーク情報認識部502にて認識したワークWのサイズを用いて、今後どのように積み付けるのが最適か様々な積み付けパターンを作り、そのパターン毎に積み付け後の積み付け評価値Vを求める。そして、積み付け方法算出部504は、様々な積み付けパターンの中で評価値Vが最も高いパターンを積み付けパターンとする。そしてさらに、積み付け方法算出部504は、その積み付けパターンを形成するためには、ロボット2がピッキング可能な範囲にある1個以上のワークWのうち、どのワークWをどこに積み付ければ良いかを算出する。
次いで、図4に示すステップS5にて、ピッキング位置算出部505は、積み付け方法算出部504にて算出したワークWをロボット2でピッキングするにあたり、そのワークWをロボット2がピッキングする位置を算出する。なお、本処理は、シミュレーション内で、位置を算出するものであるため、不要であれば省略してもよい。
次いで、図4に示すステップS6にて、ロボットコントローラ指示部506は、積み付け方法算出部504にて算出した積み付け位置にそのワークWを積み付けるようにシミュレーション内で指示を出す。
次いで、図4に示すステップS7にて、判断部500は、新たな1個のワークWをロボット2がピッキング可能な範囲にシミュレーション内で搬送する。そして、判断部500は、図4に示すステップS2の処理に戻り、ステップS2〜ステップS7の処理を繰り返し行うこととなる。
かくして、このような処理を経て、図2示す判断部500は、最終的に、出荷事例リストLS1〜LS3・・毎に、ロボット2がピッキング可能な範囲にN個のワークWがある場合に、全てのワークWをマテハンMに積み付けた場合と比較した場合の積み付け率を算出し、図1に示す表示装置56に表示させることとなる。
しかして、このようにすれば、作業者は、どのようにワークWを搬送させれば、理想的に積み付けられるのかが分かることとなり、もって、積み付け効率を向上させることができる。
一方、作業者が、所望の積み付け効率と、図15(a)に示す、複数の出荷事例リストLS1〜LS3・・・を、入力装置59を用いて、情報処理装置5に入力した際、判断部500は、ロボット2がピッキング可能な範囲を様々な数にして上記と同様の処理をしたうえで、図15(b)に示すように、統合統計データを算出する。そして、判断部500は、その統合統計データの結果から、所望の積み付け効率となる、或いは、近似となるのは、ロボット2がピッキング可能な範囲におけるワークWの数が何個の場合なのかを算定し、その結果を表示装置56に表示させることもできる。
しかして、このようにすれば、作業者は、ロボット2がピッキング可能な範囲におけるワークWの数を何個にすれば良いのか分かることとなり、もって、積み付け効率を向上させることができる。
1 ワーク積み付けシステム
2 ロボット
3,3A〜3C 撮像部
3D 測長センサ
4 撮像部(三次元画像センサ)
5 情報処理装置
56 表示装置(出力手段)
59 入力装置(入力手段)
500 判断部
502 ワーク情報認識部(認識手段)
503 積み付け状態認識部
504 積み付け方法算出部(最適算出部)
505 ピッキング位置算出部(位置算出手段)
506 ロボットコントローラ指示部
W ワーク
R,R1,R2 ロボットがピッキング可能な範囲(所定範囲)
RA 第1コンベアから第2コンベアへ排出可能な範囲(所定範囲)
M マテハン(物流に用いる荷役台)
C コンベア(搬送装置)
C1 第1コンベア(第1搬送装置)
C2 第2コンベア(第2搬送装置)
K 仮置き場
XR ロボットがピッキング不可能な範囲(所定範囲内以外)
ZS 重量センサ(重量認識手段)
LS1〜LS3 出荷事例リスト(ワーク積み付けリスト)

Claims (9)

  1. 物流に用いる荷役台に積み付けたい様々な種類のワークを搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置の所定範囲内にある1個以上のワークをピッキング可能なロボットと、
    前記所定範囲内にある1個以上のワークを認識する認識手段と、
    前記物流に用いる荷役台に積み付けられたワークの状態を認識する三次元画像センサと、
    前記認識手段にて認識した1個以上のワークと、前記三次元画像センサで認識した状態から、該1個以上のワークのうちどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出する最適算出手段と、
    前記最適算出手段にて算出されたワークについて、前記ロボットがピッキングすべき位置を算出する位置算出手段と、を有してなるワーク積み付けシステム。
  2. 物流に用いる荷役台に積み付けたい様々な種類のワークを搬送する第1搬送装置と、
    前記第1搬送装置の所定範囲内にある1個以上のワークを認識する認識手段と、
    前記物流に用いる荷役台に積み付けられたワークの状態を認識する三次元画像センサと、
    前記認識手段にて認識した1個以上のワークと、前記三次元画像センサで認識した状態から、該1個以上のワークのうちどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出する最適算出手段と、
    前記最適算出手段にて算出されたワークを第2搬送装置に排出する排出手段と、
    前記第2搬送装置に排出されたワークをピッキング可能なロボットと、
    前記第2搬送装置に排出されたワークについて、前記ロボットがピッキングすべき位置を算出する位置算出手段と、を有してなるワーク積み付けシステム。
  3. 物流に用いる荷役台に積み付けたい様々な種類のワークを搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置の所定範囲内にある1個以上のワークをピッキング可能なロボットと、
    空きスペースがあれば、前記所定範囲内にある1個以上のワークが前記ロボットを用いて移送される仮置き場と、
    前記所定範囲内及び前記仮置き場にある1個以上のワークを認識する認識手段と、
    前記物流に用いる荷役台に積み付けられたワークの状態を認識する三次元画像センサと、
    前記認識手段にて認識した1個以上のワークと、前記三次元画像センサで認識した状態から、該1個以上のワークのうちどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出する最適算出手段と、
    前記最適算出手段にて算出されたワークについて、前記ロボットがピッキングすべき位置を算出する位置算出手段と、を有してなるワーク積み付けシステム。
  4. 前記所定範囲内以外の1個以上のワークを認識する範囲外認識手段をさらに有し、
    前記最適算出手段は、前記範囲外認識手段にて認識したワークも含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなる請求項1〜3の何れか1項に記載のワーク積み付けシステム。
  5. 前記物流に用いる荷役台に積み付けたい様々な種類のワークの重量を認識する重量認識手段をさらに有し、
    前記最適算出手段は、前記重量認識手段にて認識したワークの重量も含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなる請求項1〜4の何れか1項に記載のワーク積み付けシステム。
  6. 前記所定範囲内に搬送される前に物流に用いる荷役台に積み付けたい様々な種類のワークの重量を認識する重量認識手段と、
    前記重量認識手段にて認識されたワークの重量が所定の閾値に達しているか否かで搬送先を切り替える切替手段と、をさらに有し、
    前記最適算出手段は、前記切替手段にて搬送先が切り替えられたワークも含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなる請求項1〜4の何れか1項に記載のワーク積み付けシステム。
  7. 前記最適算出手段は、前記ロボットが前記1個のワークをピッキングし、前記物流に用いる荷役台に積み付けた際、前記所定範囲内に新たなワークが搬送されてくると、再度新たなワークを含めてどのワークをどの位置に積み付けるのが最適かを算出してなる請求項1〜6の何れか1項に記載のワーク積み付けシステム。
  8. 前記請求項1〜7の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムのシミュレーションをすることができるワーク積み付けシミュレータであって、
    前記物流に用いる荷役台に積み付けたい様々な種類のワーク積み付けリストと、前記所定範囲内のワークの数とを、入力手段を用いて入力することによって、積み付け効率を出力手段にて出力してなるワーク積み付けシミュレータ。
  9. 前記請求項1〜7の何れか1項に記載のワーク積み付けシステムのシミュレーションをすることができるワーク積み付けシミュレータであって、
    前記物流に用いる荷役台に積み付けたい様々な種類のワーク積み付けリストと、所望の積み付け効率とを、入力手段を用いて入力することによって、前記所定範囲内のワークの数を、出力手段にて出力してなるワーク積み付けシミュレータ。
JP2019229911A 2019-12-20 2019-12-20 ワーク積み付けシステム Active JP7235648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019229911A JP7235648B2 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 ワーク積み付けシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019229911A JP7235648B2 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 ワーク積み付けシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021098560A true JP2021098560A (ja) 2021-07-01
JP7235648B2 JP7235648B2 (ja) 2023-03-08

Family

ID=76540693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019229911A Active JP7235648B2 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 ワーク積み付けシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7235648B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7387931B1 (ja) 2023-03-08 2023-11-28 株式会社日立オートメーション ワーク積み付けシステム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017010386A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社東芝 物品処理装置
JP2018052691A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 ファナック株式会社 積み付けパターン計算装置及び積み付けシステム
JP2019038054A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ファナック株式会社 物品積み付け装置及び機械学習装置
JP2019172455A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 トーヨーカネツソリューションズ株式会社 物品積付装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017010386A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 株式会社東芝 物品処理装置
JP2018052691A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 ファナック株式会社 積み付けパターン計算装置及び積み付けシステム
JP2019038054A (ja) * 2017-08-23 2019-03-14 ファナック株式会社 物品積み付け装置及び機械学習装置
JP2019172455A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 トーヨーカネツソリューションズ株式会社 物品積付装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7387931B1 (ja) 2023-03-08 2023-11-28 株式会社日立オートメーション ワーク積み付けシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7235648B2 (ja) 2023-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7362755B2 (ja) ロボットによる複数アイテムタイプのパレタイズおよびデパレタイズ
JP6852938B2 (ja) 調整機構を備えたロボットシステム及びロボットシステムを動作させる方法
CN111730603B (zh) 机器人系统的控制装置以及控制方法
JP6661208B1 (ja) ロボットシステムの制御装置及び制御方法
US9067744B2 (en) Robot system, robot, and sorted article manufacturing method
US20210260762A1 (en) Controller and control method for robotic system
JP4655309B2 (ja) ピッキング順序決定方法、装置及びそのプログラム、並びにピッキングシステム
WO2019056840A1 (zh) 码垛的控制装置、系统、方法和存储介质
JP7364534B2 (ja) ハンドリングシステムおよび制御方法
CN113968445A (zh) 一种轻小件高速分拣控制方法、系统及装置
US20230041343A1 (en) Robotic system with image-based sizing mechanism and methods for operating the same
EP4304819A1 (en) Multi-pallet mixed-case robotic palletizer
JP2021098560A (ja) ワーク積み付けシステム
CN111421546B (zh) 机器人系统的控制装置以及控制方法
CN115485216A (zh) 机器人多表面夹持器组件及其操作方法
JP7387931B1 (ja) ワーク積み付けシステム
JP2022074690A (ja) ワーク重量推定システム
US20230052763A1 (en) Robotic systems with gripping mechanisms, and related systems and methods

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7235648

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350