JP2021097758A - 風呂蓋フック - Google Patents

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勝浩 佐々木
Katsuhiro Sasaki
勝浩 佐々木
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Abstract

【課題】、風呂蓋を、その上側または下側から前方に転倒するようなことなく安定して収納可能とし、風呂蓋を前方に引けば簡単に取り出すことが可能な風呂蓋フックを実現する。【解決手段】壁2に取り付けられて板状の風呂蓋3を保持する風呂蓋フック1は、風呂蓋3の上部を保持する上側フック6と下部を保持する下側フック7を備え、上側フック6は上側壁取付部10と上側壁取付部10の先端から下方に伸びる上側蓋保持部11を備え、下側フック7は下側壁取付部14と下側壁取付部14から上方に伸びる下側蓋保持部15を備え、下側蓋保持部15は一定以上の力がかかったときに、下側壁取付部14の内側へバネの弾力に抗して押し込まれるように下方に可動する。【選択図】図1

Description

本発明は、風呂蓋フックに関するものであり、より詳しくは、板状の風呂蓋を浴室の壁に沿って下方から支持し、かつ上部が前方に転倒しないように、立てかけて収納可能とする風呂蓋フックに関するものである。
風呂蓋を浴室の壁に沿って立てかけて収納する風呂蓋フックの一つの従来例を、図9(a)〜(d)に示すが、この風呂蓋フック71は、壁2に取り付けられた上側フック72と下側フック73から成る。
風呂蓋3を収納する際には、風呂蓋3を傾けながら上側フック72と下側フック73の間を通して、図9(a)に示すように、下側フック73上に載置して収納する。風呂蓋3は、上側フック72および下側フック73によって、上側から前方へ転倒し、また下側がスライドして前方に転倒し、脱落することを防止される。
上側フック72と下側フック73の間に収納された風呂蓋3を取り出す場合は、風呂蓋3を、図9(b)に示すように、一旦上方に上げてから、図9(c)に示すように、風呂蓋3を傾けてその下側を下側フック73から前方に外して、図9(d)に示すように、取り出し可能とする。
風呂蓋フックの別の従来例を 図9(e)〜(g)に示すが、この風呂蓋フック81は、壁2に下側フック83を固定して取り付け、上側フック82は、図9(e)、(f)に示すように、壁2に沿って上方に回動可能に取り付ける。
この風呂蓋フック81は、風呂蓋3を収納および取り出す際に、上側フック82を壁2に沿って上方に回動する(図9(f)、(g)参照)ことで、風呂蓋3を、上側フック82または下側フック83に引っ掛けることなく、壁2の方向に入れて収納し、また前方に取り出すことが可能である。
さらに別の従来例の風呂蓋フックとして、壁面から浴室内側に突出して固定された上側フック本体と、前後方向へ作用する外力に抗するようにばねで付勢された保持部を備え、保持部は、外力が加わっていない状態で前方から押圧されると、後方に移動して風呂蓋が上側フック本体下面に収納され、後方から押圧されると、前方に移動して風呂蓋を収納状態から取り出すことが可能な風呂蓋フックが知られている(特許文献1参照)。
特許第4877655号公報
上記図9(a)〜(d)に示す従来例の風呂蓋フック71は、風呂蓋3の収納、取り出しに際して、一々、風呂蓋3を上下に移動したり傾けたりすることが必要で面倒であり、場合によっては、風呂蓋3が上側フック72または下側フック73に引っ掛かって収納および取り出しが困難な場合もある。
また、上記図9(e)〜(g)に示す従来例の風呂蓋フック81は、風呂蓋3の収納、取り出しの際に、入浴者は片方の手で上側フック82を上方回動し、他方の手で風呂蓋3を傾かせながら収納、取り出しをする必要があるので、収納および取り出しが必ずしも容易ではない。特に、片手が不自由な入浴者等にとっては、収納および取り出しが困難となる場合もある。
ところで、風呂蓋フックに立てかけて収納されている風呂蓋は、上側から前方に転倒する可能性があるが、特許文献1に示す風呂蓋フックでは、風呂蓋は、その重量とバネの弾力の強さによってはその上端側でばねに抗して保持部を回動して、前方に転倒する可能性も考えられ、必ずしも十分とは言えない。
本発明は、上記従来例等の問題を解決することを目的とし、風呂蓋を立てかけて収納する状態では上側または下側から前方に転倒するようなことは防止し、風呂蓋を前方に引けば簡単に取り出すことが可能な風呂蓋フックを実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、壁に取り付けられて板状の風呂蓋を保持するものであって、風呂蓋の上部を保持する上側フックと風呂蓋の下部を保持する下側フックを備えた風呂蓋フックにおいて、上側フックは上側壁取付部と上側壁取付部から下方に伸びる上側蓋保持部を備え、下側フックは下側壁取付部と下側壁取付部から上方に伸びる下側蓋保持部を備え、下側蓋保持部は一定以上の力がかかったときに下方に可動するように構成されていることを特徴とする風呂蓋フックを提供する。
下側蓋保持部の上部は壁側が低くなるように傾斜して形成されており、可動時には下側蓋保持部は、下方に下がり、下側壁取付部の内側へ、または下側壁取付部の外側に被さって、押し込まれるように構成されていることが好ましい。
下側蓋保持部は、下側壁取付部にもっとも押し込まれた状態において、下側壁取付部の上面よりも上方に飛び出た飛び出し部を備えていることが好ましい。
本発明によれば、上側フックは上側壁取付部と上側壁取付部から下方に伸びる上側蓋保持部を備え、下側フックは下側壁取付部と下側壁取付部から上方に伸びる下側蓋保持部を備え、下側蓋保持部は一定以上の力がかかつたときに下方に可動するように構成されているので、風呂蓋を持ちあげることなく、手前に引くだけで取り外し可能となる。
本発明に係る風呂蓋フックの実施例1を説明する図であり、(a)は浴室の壁に取り付けた風呂蓋フックの前方から見た正面図であって、風呂蓋は想像線(二点鎖線)で示し、(b)は(a)のB−B断面図(垂直断面図)であり、(c)は(b)の要部拡大図である。 上記実施例1の下側フックの構成部材を説明する図であり、(a)は下側壁取付部の後斜上方から見た斜視図であり、(b)は下側蓋保持部の前斜め下方から見た斜視図であり、(c)は下側蓋保持部を前斜め上方から見た斜視図である。 上記実施例1の下側フックを後斜め上方から見た斜視図であり、(b)は、下側フックに上方から力が作用した状態を示す垂直断面図(図1(c)同様)である。 上記実施例1の作用を説明する図であり、(a)は風呂蓋フックに風呂蓋が収納された状態を示し、(b)は風呂蓋が、その上側から前方へ転倒することが防止される状態を示す垂直断面図である。 上記実施例1の作用を説明する図であり、(a)は風呂蓋が、その下端側から前方へスライドして(滑って)転倒して脱落してしまうことが防止される状態を示し、(b)は風呂蓋フックから風呂蓋を取り出す状態を示す垂直断面図である。 本発明に係る風呂蓋フックの実施例2を説明する図であり、(a)は下側フックを後斜め上方から見た斜視図であり、(b)は浴室の壁に取り付けた下側フックの垂直断面図((a)のB−B断面図)であり、(c)は下側フックに上方から力が作用した場合の状態を示す垂直断面図である。 本発明に係る風呂蓋フックの実施例3を説明する図であり、(a)は風呂蓋を収納した状態を示す風呂蓋フックの垂直断面図であり、(b)は風呂蓋を前方から風呂蓋フックに収納する状態を示す垂直断面図である。 本発明に係る風呂蓋フックの実施例4を説明する図であり、(a)は風呂蓋フックにおける下側フックの平面図であり、(b)は(a)のB−B垂直断面図であり、(c)は変形例を説明する垂直断面図である。 従来例の風呂蓋フックを説明する垂直断面図であり、(a)は従来例の風呂蓋フックと収納されている風呂蓋を示し、(b)〜(d)は(a)に示す従来例の風呂蓋フックから風呂蓋を取り出す動作を示す垂直断面図であり、(e)、(f)は、別の風呂蓋フックの従来例を説明する垂直断面図および前方から見た正面図であり、(g)は上記別の風呂蓋フックから風呂蓋を取り出す状態を示す垂直断面図である。
本発明に係る風呂蓋フックを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
(実施例1)
本発明に係る風呂蓋フックの実施例1を図1〜図5を参照して説明する。本明細書では、浴室の壁を正面視して、手前側を前方、奥側を後方とし、左右を左右方向とする。
本発明に係る風呂蓋フック1は、図1(a)に示すように、浴室の壁2に取り付けられて板状の風呂蓋3を立てかけるようにして保持する(収納する)ものであり、互いに分割された上側フック6と下側フック7(本実施例では下側フック7は左右2つ有する)を備えた構成である。
ところで、板状の風呂蓋3は、浴槽の大きさに応じて、2枚または3枚等、複数枚で1組のもの(「複数枚に分割された風呂蓋」とも言われている。)が使用されるが、本願の明細書で記載され、また図面で図示された風呂蓋3は、このような1組のものとする。
なお、本発明の風呂蓋3は、巻き取るタイプのものは対象としていないが、板状の風呂蓋であれば、1枚または上記のように複数枚で1組のもの、もしくは、例えば1枚が途中で半分に折りたたまれているもの等でも、本願発明の風呂蓋3に含まれるものとする。
上側フック6は、図1(b)に示すように、上側壁取付部10と上側蓋保持部11を備え、上側壁取付部10は、その基端側が浴室の壁2に固定して取り付けられて壁2から前方に向けて水平に延び、その先端側に上側蓋保持部11が下方に伸びるように設けられている。
下側フック7は、図1(b)に示すように、上側フック6の下方に設けられ、下側壁取付部14と下側蓋保持部15を備えており、下側壁取付部14は、その基端側が浴室の壁2に固定され、その前側に下側蓋保持部15が下側壁取付部14から上方に伸びるように設けられている。
上側フック6の上側壁取付部10と下側フック7の下側壁取付部14の上下方向の間隔は、図4(a)、(b)に示すように、風呂蓋3を下側フック7の上に載置して立てかけ、上側フック6と下側フック7の間に収納できるように、収納された風呂蓋3の上下巾より大きく形成されている。
そして、上側フック6の上側蓋保持部11と下側フック7の下側蓋保持部15の上下方向の間隔は、収納した風呂蓋3が前方に抜け出ないように、収納された風呂蓋3の上下巾より小さく形成されている。
さらに、下側フック7上に載置されて収納された風呂蓋3は、風呂蓋3の上側から前方に向けて転倒すると、風呂蓋3は、フック1内での収納状態から脱落するおそれがあるが、そのような場合でも、上側蓋保持部11によって前方への転倒を規制し、脱落を防止する構成とする。
そのためには、図4(b)に示すように、風呂蓋3の上側から前方に転倒した場合を想定し、風呂蓋3の上端角部4が係合して引っ掛かる高さまで、上側蓋保持部11が下方に突設された構成とする。
より具体的には、図4(b)に示すように、下側フック7の下側壁取付部14の上面において、収納された風呂蓋3が、その下端の前側角部を中心に上側から前方に向けて転倒する際に描く軌跡Kとすると、上側蓋保持部11は、軌跡Kより、少なくとも下方までが突設された構成とする。
なお、収納された風呂蓋3が、その下側から転倒し、即ち、その下端が前方にスライドして風呂蓋3が風呂蓋フック1から脱落する可能性もある。そのようなことを防止するために、下側蓋保持部15は、下側壁取付部14の上面より上方に飛び出している飛び出し部16を有する構成とする(図5(a)参照)が、この詳細な構成については後記する。
下側フック7の下側壁取付部14は、図2(a)に示すように、前方側の上面に開口19が形成され、底部20の内面にはその左右中央に底部バネ支持ピン21が上方に向けて突設されている。また、下側壁取付部14の左右の側部22の内面に、それぞれ軸受孔23が形成されている。
下側フック7の下側蓋保持部15は、その外形の全体形状は、図2(b)、(c)に示すように、略楔形(例えば、ドア止め、タイヤ止め等の形状である。)の構成であり、左右の側部27と、左右の側部27を橋絡する上部28を備えている。
左右の側部27の外面には、図2(b)、(c)に示すように、それぞれ枢支軸29が外側に向けて突設されている。下側蓋保持部15の上部28は、図2(b)、(c)に示すように、前側の水平な頂部32と、頂部32から後方(浴室の壁2側)に向けて低くなるような傾斜部33と、を有する。
下側フック7において、下側蓋保持部15は、図3(a)に示すように、下側壁取付部14の内部17内に装入され、下側壁取付部14の軸受孔23内に下側蓋保持部15の枢支軸29が挿入されることで、回転可能に組み込まれている。
下側蓋保持部15の頂部32の下面には、図2(b)等に示すように、頂部バネ支持ピン34が下方に向けて突設されている。頂部バネ支持ピン34は、上記のとおり下側フック7の下側壁取付部14内に、下側蓋保持部15を装入し回動可能に組み込んだ状態で、底部バネ支持ピン21の丁度上方の位置になるように設けられている。
下側壁取付部14の底部バネ支持ピン21と下側蓋保持部15の頂部バネ支持ピン34との間に、図1(c)、図3(b)等に示すように、バネ37が装着されており、このバネ37によって、下側蓋保持部15は、その前側が上方に向けて付勢されている。
より詳しくは、下側蓋保持部15は、図1(c)に示すように、常時、枢支軸29を中心に反時計針方向に付勢されており、それによって下側蓋保持部15における頂部32は略水平状態に保たれている。なお、バネ37は、本実施例1では圧縮コイルバネが使用されている。
下側蓋保持部15は、下方への一定以上の力がかかったときに、図3(b)に示すように、下方に可動し、下側壁取付部14の内部17に押し込まれる(収納される)ように構成されている。
ここで「一定以上の力がかかったときに下方に可動し」とは、バネ37の弾力に抗してバネ37を縮めることのできる大きさの力が下方に作用したときに、下側蓋保持部15は、枢支軸29を中心に下方に回動することが可能であるということである。
ところで、下側蓋保持部15は、上記のとおり、下方への一定以上の力がかかったときに下方に可動して下側壁取付部14の内部17に押し込まれるが、下側壁取付部14内にもっとも押し込まれた状態において、下側壁取付部14の上面よりも上方に飛び出した飛び出し部16を備えている。
換言すると、下側蓋保持部15は、回動されて下側壁取付部14の内部17に押し込まれると、図3(b)に示すように、下側蓋保持部15の側部27が下側壁取付部14の底部20に当接して(側部27が下側壁取付部14の前部に当接する構成も設計可能である。)、それ以上の回動を規制されもっとも押し込まれた状態となる。
その状態で、下側蓋保持部15の側部27および上部28の一部が、下側壁取付部14の上面よりも、若干上方に飛び出した構成とする。この飛び出した下側蓋保持部15の側部27および上部28の一部が、図3(b)に示すような飛び出し部16に相当する。
(作用)
以上の構成から成る風呂蓋フック1の作用について、風呂蓋フック1に風呂蓋3を収納する動作、収納した風呂蓋3を取り外す動作等を通して、以下説明する。
風呂蓋フック1に風呂蓋3を収納する場合は、風呂蓋3を、下側蓋保持部15をバネ37の弾力に抗して下方に押し込みながら、上側フック6と下側フック7内に装入し、図4(a)に示すように、下側壁取付部14の上に載置して収納する。
風呂蓋3は、収納された状態から、図4(b)に示すように、その上側から前方に転倒しても、その上端角部4が上側蓋保持部11に引っ掛かるので、転倒が規制されて、風呂蓋フック1から脱落するようなことはない。
また、風呂蓋3は、収納された状態から、万一、何らかの原因(例えば、入浴者が誤ってその腕に風呂蓋3を引っ掛けた場合等)で、図5(a)に示すように、その下側から前方にスライドしても、下端が下側蓋保持部15に引っ掛かりスライドが規制されて、風呂蓋フック1から脱落するようなことはない。
このように風呂蓋3が、その下側から前方にスライドした場合、仮に、風呂蓋3の重量によって下側蓋保持部15が、下側壁取付部14内に最も下方に押し込まれても、下側蓋保持部15は、図5(a)に示すように、下側壁取付部14より上方に飛び出した飛び出し部16を有するので、風呂蓋3は、この飛び出し部16に引っ掛かりスライドが規制されて、風呂蓋フック1から脱落するようなことはない。
風呂蓋フック1内に収納された風呂蓋3を取り出す場合は、図5(b)に示すように、風呂蓋3の下部を手前側に引き出すと、風呂蓋3の下端部が下側蓋保持部15の傾斜部33に当接しながら、下側蓋保持部15をバネ37の弾力に抗して下方に押し下げるので、前方に取り出すことが可能となる。
なお、前記したとおり、下側蓋保持部15をもっとも下方に押し込んだ状態でも、飛び出し部16が下取付部の上面が飛び出した飛び出し部16が存在するが、仮に、風呂蓋3が飛び出し部16に引っ掛かりそうになっても、風呂蓋3は、その上側を後方になるように僅かに傾斜すれば、飛び出し部16に引っ掛かることなく取り出すことが可能である。
以上のとおり、本発明に係る風呂蓋フック1であれば、収納時の転倒による脱落を防止でき、安定した収納を可能とするとともに、風呂蓋3を前方に引き出すことによって風呂蓋フック1から容易に取り出すことができる。
従って、本発明に係る風呂蓋フック1であれば、図9(a)〜(d)に示す従来例の風呂蓋フック71のように、風呂蓋3を上方に持ち上げてから斜めにしながら取り出したり、図9(e)〜(g)に示す従来例の風呂蓋フック81のように、上側フック82を片方の手で上方に回しながら、他方の手で風呂蓋3を引き出したりするような面倒はない。
また、本発明に係る風呂蓋フック1では、風呂蓋3が上方から前方に転倒するような場合でも上側フック6の上側蓋保持部11に引っ掛かるので、引用文献1に記載の風呂蓋フックのように、風呂蓋の重量によっては、保持部が前方に押され、風呂蓋が前方に転倒して脱落してしまうようなおそれはない。
(実施例2)
本発明に係る風呂蓋フックの実施例2について、図6において説明する。実施例2の風呂蓋フック41は、実施例1と略同じ構成であり、同じ構成の部分については同じ符号を使用する。風呂蓋フック41は、風呂蓋3の上部を保持する上側フック(図示はしないが実施例1と同じ構成である。)と風呂蓋3の下部を保持する下側フック42を備えている。
実施例1と相違する構成は、実施例1の風呂蓋フック1は、図3(a)、(b)に示すように、下側蓋保持部15は、下側壁取付部14の内部17内で回動可能な構成であり、下方への可動時には、下側壁取付部14内へ押し込まれるように構成されている。
一方、実施例2の風呂蓋フック41は、図6(a)〜(c)に示すように、下側フック42の下側蓋保持部43は、下側壁取付部44の外側を覆うように被さって回動可能に構成されており、下方への可動時には、下側壁取付部44の外側に被さって押し込まれるように構成されている。なお、実施例2の風呂蓋フック41の作用は、実施例1の風呂蓋フック1と同じである。
(実施例3)
本発明に係る風呂蓋フックの実施例3について、図7(a)、(b)において説明する。実施例3の風呂蓋フック51は、実施例1の風呂蓋フック1と略同じ構成であり、同じ構成の部分については同じ符号を使用する。風呂蓋フック51は、風呂蓋3の上部を保持する上側フック6と風呂蓋3の下部を保持する下側フック52を備えている。
実施例1における下側フック7の下側蓋保持部15は、図1(c)等に示すように、その傾斜部33が壁2に向けて低くなるように下側壁取付部14に回動可能に設けられているが、実施例3における下側蓋保持部53は、図7(a)に示すように、その傾斜部55が前方(壁2とは反対方向)に向けて低くなるように下側壁取付部54に回動可能に設けられている。
要するに、実施例3の風呂蓋フック51の下側フック52は、その下側蓋保持部53の前後方向の向きが、実施例1における下側蓋保持部15と前後反対向きに下側壁取付部54に取り付けられている。
実施例3の風呂蓋フック51の作用は、実施例1の風呂蓋フック1と同じであるが、特に、実施例3の風呂蓋フック51のような構成であると、図7(b)に示すように、風呂蓋3を、風呂蓋フック51内に前方から収納する場合は、風呂蓋フック51を下側蓋保持部53の前側の傾斜部55に沿って後方に押して、下側蓋保持部53を下方に押し込みながら簡単に収納することができる。
(実施例4)
本発明に係る風呂蓋フックの実施例4について、図8(a)、(b)において説明する。実施例4のフック61は、実施例1と略同じ構成であり、同じ構成の部分については同じ符号を使用する。風呂蓋フック61は、風呂蓋3の上部を保持する上側フック(図示はしないが実施例1と同じ構成である。)と風呂蓋3の下部を保持する下側フック62を備えている。
実施例4の風呂蓋フック61は、その下側フック62の下側蓋保持部63の構成において、実施例1の風呂蓋フック1と相違する。実施例1の風呂蓋フック1における下側蓋保持部15の傾斜部33は、図1(b)、(c)等に示すように、壁2に向けて低くなるように形成されている。
しかし、実施例4の風呂蓋フック61における下側蓋保持部63は、図8(a)、(b)に示すように、その傾斜部65が、壁2の方向およびその反対方向の前後両方に向けて低くなるように構成されており、下側蓋保持部63の側部27の後部に突設した枢軸ピン29によって下側壁取付部64に回動可能に取り付けられている。なお、枢軸ピン29は、図示はしないが、下側蓋保持部63の側部27の前部に設けてもよい。
このような構成の実施例4の風呂蓋フック61は、図8(b)の実線に示す風呂蓋3を、風呂蓋フック61内に前方から収納する場合は、下側蓋保持部63の前側の傾斜部65に沿って、下側蓋保持部63を下側壁取付部64内に下方に押し込みながら、風呂蓋3を収納することが可能となる。
そして、収納された風呂蓋3を風呂蓋フック61から取り出す場合は、図8(b)の想像線に示すように、下側蓋保持部63の前側の傾斜部65に沿って前方に引出し、下側蓋保持部63を下側壁取付部64内に下方に押し込みながら、風呂蓋3を取り出すことが可能となる。
なお、実施例4の変形例として、枢軸29は、図8(c)に示すように、下側蓋保持部63の側部27の前後方向中央に設けた構成としてもよい。この構成の場合は、下側壁取付部64の側部に形成される枢軸孔を上下方向に長い長孔66とするとよい。なお、実施例4において、枢軸29および枢軸孔を設けることなく、バネ67でのみ下側蓋保持部63を支持する構成としてもよい。
以上、本発明に係る風呂蓋フックを実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る風呂蓋フックは上記のような構成であるから、風呂蓋を浴室の壁に沿って収納する手段としてきわめて有用である。
1 風呂蓋フック
2 浴室の壁
3 風呂蓋
4 風呂蓋の上端角部
6 上側フック
7 下側フック
10 上側壁取付部
11 上側蓋保持部
14 下側壁取付部
15 下側蓋保持部
16 飛び出し部
17 下側壁取付部の内部
19 下側壁取付部の開口
20 下側壁取付部の底部
21 底部バネ支持ピン
22 下側壁取付部の側部
23 軸受孔
27 下側蓋保持部の側部
28 下側蓋保持部の上部
29 枢支軸
32 下側蓋保持部の頂部
33 下側蓋保持部の傾斜部
34 頂部バネ支持ピン
37 バネ
41 風呂蓋フック
42 下側フック
43 下側蓋保持部
44 下側壁取付部
51 風呂蓋フック
52 下側フック
53 下側蓋保持部
54 下側壁取付部
55 下側蓋保持部の傾斜部
61 風呂蓋フック
62 下側フック
63 下側蓋保持部
64 下側壁取付部
65 下側蓋保持部の傾斜部
66 枢軸孔
71 風呂蓋フック
72 上側フック
73 下側フック
81 風呂蓋フック
82 上側フック
83 下側フック

Claims (3)

  1. 壁に取り付けられて板状の風呂蓋を保持するものであって、風呂蓋の上部を保持する上側フックと風呂蓋の下部を保持する下側フックを備えた風呂蓋フックにおいて、上側フックは上側壁取付部と上側壁取付部から下方に伸びる上側蓋保持部を備え、下側フックは下側壁取付部と下側壁取付部から上方に伸びる下側蓋保持部を備え、下側蓋保持部は一定以上の力がかかったときに下方に可動するように構成されていることを特徴とする風呂蓋フック。
  2. 請求項1に記載の風呂蓋フックにおいて、下側蓋保持部の上部は壁側が低くなるように傾斜して形成されており、可動時には下側蓋保持部は、下方に下がり、下側壁取付部の内側へ、または下側壁取付部の外側に被さって、押し込まれるように構成されていることを特徴とする風呂蓋フック。
  3. 請求項1または2に記載の風呂蓋フックにおいて、下側蓋保持部は、下側壁取付部にもっとも押し込まれた状態において、下側壁取付部の上面よりも上方に飛び出た飛び出し部を備えていることを特徴とする風呂蓋フック。
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