JP2021097592A - ガス空間のためのサービス設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ガス空間(2.1〜2.n)のためのサービス設備(1)に関する。【解決手段】本発明に係るサービス設備(1)は、少なくとも1つのガス空間(2.1〜2.n)内に存在するガスを処理するためのガス処理装置(3)と、ガスの少なくとも1つのガス特性を監視するための少なくとも1つのセンサ装置と、ガス処理装置(3)と少なくとも1つのセンサ装置とに結合されていて、かつ、ガス空間(2.1〜2.n)との結合のために構成されている少なくとも1つの接続部(7.1〜7.n)と、ガスをガス空間(2.1〜2.n)からガス処理装置(3)に圧送するための、かつ、ガス処理装置(3)から少なくとも間接的にガス空間(2.1〜2.n)に返送するための少なくとも1つの圧送装置(8)と、少なくともセンサ装置に接続されていて、かつ、少なくとも圧送装置(8)及び/又はガス処理装置(3)を監視及び制御する少なくとも1つの制御ユニット(22)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス空間のためのサービス設備に関する。
従来技術からガス空間を有する設備、例えば電気的な開閉設備が一般に知られており、この場合、ガス空間とは、ガス絶縁された電気的な高電圧動作手段のための保管庫である。そのような高電圧動作手段は、例えば、電気的な回路遮断器及び計器用変成器である。
このような電気的な高電圧動作手段は、保護ガスとして絶縁性及び消火性のガス、例えば六フッ化硫黄、略してSFによって充填されている。保護ガスは、対応するガス空間内に所定の最小圧力下で、例えば6バールの過圧下で封入されており、電気接点が開成される際にこれらの電気接点間に発生するアークを消弧させる。この場合、安全に機能するかどうかは、特に保護ガスの純度に依存している。保護ガスの純度は、特に、保護ガスの体積への水分若しくは空気の侵入によって、又は、保護ガスの分解生成物の発生によって、損なわれる可能性がある。
ガス空間の動作圧力が大気圧の数倍であっても、通常、構造上の理由から、水蒸気の形態の水分が拡散によってガス空間に侵入することを回避することはできない。ガス空間に侵入する水蒸気は、保護ガスの純度を低下させ、ひいては保護ガスの電気的特性、特に保護ガスの誘電率を低下させる。しかしながら、基本的に、−5℃の保護ガスの圧力露点温度を上回らないように、保護ガス中の水分の割合を小さくすべきである。
これを実現するために、欧州特許第3283833号明細書から以下のような装置が公知であり、同装置は、
・保護ガスによって充填された第1のガス空間及び第2のガス空間と、
・第1のガス空間と第2のガス空間とを接続する管路系統と、
・管路系統内に配置された圧縮機と、
・管路系統内に配置されたガス乾燥アセンブリと、
・管路系統内のガス圧力を検出するための手段と、
・第1のガス空間から第2のガス空間へのガスの圧送と、第2のガス空間から第1のガス空間へのガスの圧送とを圧縮機が選択的に実施し得るように駆動可能な弁と、
・管路系統の内部のガス圧力に基づいて圧縮機を制御するための手段と、
・ガスの所望の圧送方向に基づいて弁を制御するための手段と
を含む。さらに、動作圧力と所定の最小圧力とを有する過圧下でガス空間内に存在する保護ガス雰囲気によってガス空間を乾燥させるための方法が記載されており、ここでは、ガス空間の所定の最小圧力が監視され、動作圧力は、最小圧力よりも大きい。上記の方法は、以下のステップを含み、すなわち、
・ガス空間から保護ガスの第1の部分量を取り出すステップであって、この部分量は、動作圧力と最小圧力との間の差以下である圧力差と同等である、ステップと、
・最小圧力よりも大きいガス圧力になるまで、乾燥した又は乾燥させた保護ガスの第2の部分量をガス空間に導入するステップと、
・所定の待機時間の後に、前述の方法ステップを繰り返すステップと
を含む。
欧州特許第3283833号明細書
本発明の基礎となる課題は、ガス空間のための新しい種類のサービス設備を提供することである。
上記の課題は、本発明によれば、請求項1に記載された特徴を有するサービス設備によって解決される。
本発明の有利な実施形態は、従属請求項の対象である。
ガス空間のための本発明に係るサービス設備は、特に、ガスの機能性を維持又は復元するために、少なくとも1つのガス空間内に存在するガスを処理するためのガス処理装置を有し、ガス処理装置は、ガスの浄化及び/又は乾燥及び/又は温度調節を実施するように構成されている。さらに、当該サービス設備は、ガスの少なくとも1つのガス特性を監視するための少なくとも1つのセンサ装置を含み、特に、例えばガスの除湿及び/又は浄化のために、ガス処理装置を正確に制御し得るようにするために、センサ装置は、ガス特性として、ガス圧力及び/又はガス密度及び/又はガス温度及び/又はガス湿度及び/又はガス中の分解生成物の濃度を検出するように構成されている。さらに、当該サービス設備は、ガス処理装置と少なくとも1つのセンサ装置とに結合された少なくとも1つの接続部を含み、少なくとも1つの接続部は、ガス空間との結合のために構成されており、当該サービス設備は、ガスをガス空間からガス処理装置に圧送するための、かつ、ガス処理装置から少なくとも間接的にガス空間に返送するための少なくとも1つの圧送装置を含む。さらに、少なくとも1つの制御ユニットが設けられており、少なくとも1つの制御ユニットは、少なくともセンサ装置に接続されていて、かつ、少なくとも圧送装置及び/又はガス処理装置を監視及び制御する。
本サービス設備は、少なくとも1つのガス空間、例えば電気的な開閉設備のガス空間における高信頼性のガス処理を可能にする。
サービス設備の1つの可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、接続されているガス空間内のガス体積を、接続部とガス処理装置との間の管路の既知の体積に基づいて、及び/又は、接続部が形成されている接続ホースの既知の体積に基づいて、及び/又は、ガス処理装置のガス貯蔵タンクの既知の体積に基づいて、特定するように構成されている。さらに、この実施形態におけるサービス設備は、制御ユニットにより、ガス空間からガスを取り出す際に、接続ホース、接続部とガス処理装置との間の管路及びガス貯蔵タンクを、ガスによって順次段階的に充満させ、それと同時に、ガス空間の内部のガス圧力を監視し、又は、接続ホース、接続部とガス処理装置との間の管路及びガス貯蔵タンクからガスを順次段階的に取り出す際に、ガス空間を、取り出されたガスによって充満させ、それと同時に、ガス空間の内部のガス圧力を監視し、ガス空間の内部のガス圧力の監視時に特定された圧力変化に基づいて、ガス空間内のガス体積を特定するように構成されている。ガス空間の内部のガス圧力を監視するために、制御装置は、特に、センサ装置の圧力センサを利用し、この圧力センサは、例えば、ガス空間に可能な限り直接的に接続されている。ガスを段階的に充満させる前に、又は、上記の既知の体積からガスを取り出す前に、有利には、例えば、これらの体積を排気することによって、又は、これらの体積にガス空間の現在の動作圧力よりも大きい所定の圧力を印加することによって、規定された初期状態が確立される。これに代えて、現在存在する初期状態を、サービス設備の内部のセンサによって特定するものとしてもよい。続いて、上述した段階的なガスの充満又は既知の体積からのガスの取り出しにより、これらの体積とガス空間との間で段階的な圧力均等化がもたらされる。サービス設備の前述の実施形態により、接続されているガス空間の内部自由体積を、特に正確に自動的に決定することが可能となる。ガス空間の内部自由体積は、ガス空間の事業者自身にもしばしば正確には把握されていない変数である。したがって、この実施形態により、サービス設備は、未知の体積を特定し、この変数を考慮して安全性に関連する制御プロセスをより高信頼性かつ効率的に実施することが可能となる。ガス空間の体積を特定した結果、例えば、ガス空間の所定の最小圧力に到達することなく、又は、この最小圧力を下回ることなく、ガス処理プロセスの過程でガス空間から取り出すことができるガスの量を、正確に設定及び制御することが可能となる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、それぞれ異なる長さを有する複数の接続ホースを使用することができ、このために、接続部が形成されている接続ホースの体積を特定するために、定義された複数の異なる長さが規定及び保存されている。使用される接続ホースの長さと、必要に応じて断面積とを、ユーザインタフェースを介して手動で入力することも可能である。このことにより、例えばガス空間へのアクセスが困難な場合に、長い長さを有する接続ホースを使用することが可能となり、圧力が監視されないホース延長を省略することが可能となる。それと同時に、可能な限り長い接続ホースを一括して使用する必要がなくなるので、ガス処理の効果が損なわれなくなる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガスの最小圧力、ガスの定格圧力、及び、ガスの最大圧力から、下側の第1の動作点及び上側の第2の動作点を決定するように構成されており、ここで、下側の第1の動作点は、特に最小圧力よりも上にあり、上側の第2の動作点は、特に最大圧力よりも下である。さらに、サービス設備は、制御ユニットにより、定格圧力が上側の第2の動作点よりも下側の第1の動作点のほうに近い場合には、上側の第2の動作点に到達するまで、ガス空間に新鮮なガスを導入することによってガス処理プロセスを自動的に開始し、定格圧力が下側の第1の動作点よりも上側の第2の動作点のほうに近い場合には、下側の第1の動作点に到達するまで、ガス空間からガスを取り出すことによってガス処理プロセスを自動的に開始し、及び/又は、ガス処理プロセスを実施する際には、それぞれのガス空間から取り出されるガス体積を、当該ガス体積が取り出された後のガス空間の内部のガス圧力が最小圧力を上回るように、特に下側の第1の動作点を上回るように選択するように構成可能である。この場合には、ガス空間の内部のガス圧力が最小圧力を下回ることなしに、常に、ガス処理のためにガス空間から比較的大きいガス体積を取り出すことが可能となり、取り出されるガス体積が最大化されることに基づき、そしてその結果、ガス空間内に新たに充填されたガスと、ガス空間内に既に存在しているガスとが完全に混合されるまでに必要な待機時間が最小化されることに基づき、処理時間が最小化される。この場合、ガス空間、特にガス空間の内部に配置された電気的な動作手段、例えば動作中の回路遮断器の動作性は、ガス処理中であっても保証され、それと同時に大きいガス体積も処理可能である。
最小圧力及び最大圧力は、ガス空間の安全性に関連するパラメータであり、このパラメータは、通常、ガス空間の製造元又は事業者によって規定され、ガス空間の動作中に遵守される必要がある。定格圧力も、通常、通常動作中にガス空間に充填されるべき圧力を表す所定の値である。この値は、動作圧力又は標準動作圧力とも称される。ガス空間の内部の圧力が最小圧力又は最大圧力に到達すると、これによって通常、警報の起動がもたらされる。ガス空間が、例えばガス絶縁された開閉設備の一部である場合、又は、ガス空間が、電気的な動作手段を収容している場合には、安全な動作がもはや保証されていないので、状況によっては、このような警報によって動作手段又は設備全体が停止されることとなる。このような警報事例は、ガス空間の事業者にとって莫大なフォローアップコストに結びついていることが多い。2つの動作点を規定することにより、この可能な有利な実施形態におけるサービス設備は、ガス処理プロセス中における警報の起動を回避することが可能となる。なぜなら、このサービス設備は、ガス空間の内部の圧力を、下側の第1の動作点と上側の第2の動作点との間の範囲内でのみ変化させるように構成されているからである。これにより、最小圧力又は最大圧力に到達することを阻止することができ、したがって、サービス設備は、動作中のガス空間においても、高い信頼性及び安全性を以てガス処理を実施することができる。
基本的には、このような動作点をユーザ入力によって規定するものとしてもよい−ただし、このことは、ユーザがガス空間及びサービス設備の安全性及び制御に関連するパラメータに精通していて、これらのパラメータから安全な動作点が導出可能であることが前提である。サービス設備自体又は制御ユニットによって動作点を自動的に決定することにより、ユーザの相応の知識が不要になり、ひいては、サービス設備を簡単に利用することが可能となり、それと同時に、信頼性及び安全性が最高になる。
特に、この実施形態のさらなる発展形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、センサ装置の最大測定不確実性、ガス空間の内部の絶対圧力、ガスの温度、制御装置の閉ループ制御挙動、開ループ制御挙動又は応答挙動、及び/又は、ガス空間の内部の温度変化が考慮されるように、最小圧力と下側の第1の動作点との間の間隔、及び、上側の第2の動作点と最大圧力との間の間隔を規定するように構成可能である。
最小圧力(Pmin)と、定格圧力(Pnom)と、最大圧力(Pmax)とが互いに十分に離間されている状況においては、下側の第1の動作点(Pa1)及び上側の第2の動作点(Pa2)を決定する際、多くの場合、これらの圧力は、
Pmin<Pa1<Pnom<Pa2<Pmax
の変数比率になる。
このような場合には、非常に安全で高信頼性のガス処理が可能である。しかしながら、最小圧力(Pmin)と、定格圧力(Pnom)と、最大圧力(Pmax)との間の間隔が非常に狭い場合には、ガス処理中に警報が起動される危険性が高まる状況が発生する可能性がある。したがって、例えば、制御ユニットによって特定された両方の動作点が、定格圧力の上又は下に位置してしまう可能性がある。ユーザにとって、そのような状況を認識して正しく評価することは、困難である場合がある。したがって、さらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、動作点に基づいて、ガス処理プロセスが確実に自動的に実施可能であるかどうかを判別するように構成されており、このために、サービス設備は、下側の第1の動作点が定格圧力よりも大きい場合には、下側の第1の動作点を定格圧力と同等に扱うことをユーザが確認した場合にのみ、ガス処理プロセスを開始することができる。サービス設備は、上側の第2の動作点が定格圧力よりも小さい場合には、上側の第2の動作点を定格圧力と同等に扱うことをユーザが確認した場合にのみ、ガス処理プロセスを開始することができる。動作点を定格圧力と同等に扱うことにより、最も近い制限圧力(最小圧力又は最大圧力)までの間隔は、確かに狭くなってしまうが、それでもなお、警報を起動する危険性、又は、ガス空間内に危険な圧力状態を設定する危険性は、動作点が直接的に制限圧力に置かれる場合よりも格段に低くなっている。すなわち、サービス設備は、有用なパラメータ適合をユーザに提案し、ユーザは、危険性を比較検討した上で、このパラメータ適合を受け入れることができる。両方の動作点が同一の値にある場合、又は、それどころか上側の第2の動作点が下側の第1の動作点よりも小さい場合には、サービス設備は、ガス処理プロセスを中断する。ユーザが複数の危険性を自動的に認識し、発生する危険性を考慮して是認することができる場合には、どのパラメータを適合させるべきであるかをユーザが効率的に判断することができるということを、このようにして保証することができる。これにより、サービス設備によるガス処理を、非常に多くの状況において安全に実施することが可能となり、それと同時に、危険な状況においては、ガス処理の実施が自動的に阻止される。このことはさらに、サービス設備の取り扱いを簡単にするために、及び、高い安全性を可能にするために寄与する。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、ガス処理装置は、水分を吸収するための少なくとも1つの乾燥フィルタを含む。このような乾燥フィルタは、ガスの高信頼性の乾燥を可能にし、低コストに入手可能であって、かつ、簡単に使用可能である。これに代えて又はこれに加えて、ガス処理装置は、少なくとも2つの湿度センサを含み、第1の湿度センサは、少なくとも1つの乾燥フィルタの入力部に少なくとも間接的に結合されており、第2の湿度センサは、少なくとも1つの乾燥フィルタの出力部に少なくとも間接的に結合されている。湿度センサは、少なくとも制御ユニットに結合されており、制御ユニットは、湿度センサによって特定された湿度値から、少なくとも1つの乾燥フィルタの充填状態を特定する。これにより、少なくとも1つの乾燥フィルタの充填状態を簡単かつ高信頼性に検出することが可能となり、その結果、乾燥フィルタの吸湿性の高さを評価することが可能となる。ここから今度は、ガスが乾燥フィルタ内に滞留しなければならない期間、又は、所望の乾燥効果を達成するためにフィルタを通るようにガスをポンピングしなければならない頻度を導出することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、ガス処理装置は、水分を吸収するための少なくとも2つの乾燥フィルタを含み、これらの乾燥フィルタを交互に利用することができる。このことにより、1つの乾燥フィルタを利用している間に、少なくとも1つの残余の乾燥フィルタを、例えば暖かい空気を供給することによって乾燥させることができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、センサ装置又は制御ユニットは、少なくとも1つのガス特性を検出するための少なくとも1つのガス空間センサにデータ技術的又は電気的に結合されており又は結合可能であり、少なくとも1つのガス空間センサは、ガス空間の中に又はガス空間に接して配置されていて、かつ、それぞれのガス空間を包含する設備の構成部分である。上記の結合は、直接的にガス空間センサによって実施可能であり、又は、間接的に当該設備の配電盤を介して実施可能である。このことにより、ガス空間を包含する設備内に既存のセンサが利用されることに基づき、サービス設備の複雑さ及びコストが格段に削減される。さらに、ガス空間センサの監視を、追加的な安全性機能として利用して、これにより、ガス空間の起こり得る危険な状態、例えば、ガス空間内の急激な圧力降下を確実に検出可能にし、場合によってはサービス設備を停止することができる。ガス空間センサは、特に、電子的な圧力トランスミッタ、温度トランスミッタ、及び/又は、ガス密度トランスミッタであるものとするとよい。さらに、ガス空間センサは、いわゆるガス密度監視器であるものとしてもよく、ガス密度監視器は、スイッチング出力を介して、圧力及び/又はガス密度が所定の制限値に到達したこと、例えば、ガス空間の所定の最小圧力又は最大圧力に到達したことを通知する。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、制御ユニットは、少なくとも1つのガス空間監視ユニットに結合されており又は結合可能であり、ガス空間監視ユニットは、設備の配電盤に又はガス空間の中に若しくはガス空間に接して配置されたガス空間センサに結合されており、ガス空間監視ユニットは、配電盤又はガス空間センサによってガス空間の危険な状態が通知された場合に、サービス設備を停止するように構成されている。例えば、スイッチング信号は、ガス空間監視ユニットによってピックアップ可能であり、ガス空間監視ユニットは、少なくとも1つのガス空間センサ、例えばガス密度監視器に保存されたスイッチング点に基づいて、例えば、安全停止のために又は警報を起動するために利用される。これにより、ガス空間を包含する設備の安全停止が発生した場合に、サービス設備も、ガス空間監視ユニットによって自動的に非動作にすることが可能となる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、当該サービス設備は、ガス処理装置と、少なくとも1つのセンサ装置とに結合された少なくとも2つの、例えば最大6つの接続部を含み、それぞれの接続部は、それぞれ少なくとも1つのガス空間との結合のために構成されている。さらに、当該サービス設備は、接続部を開成及び閉成するための少なくとも1つの切替要素を切り替えるための切替装置を含み、切替装置は、制御ユニットに接続されており、制御ユニットは、少なくとも1つの切替要素を自動的に駆動するように構成されており、これにより、自動化度及び操作快適性を向上させることができ、操作人員を削減することができる。複数の接続部により、有利には、複数のガス空間、例えば電気的な開閉設備の複数のガス空間を、それぞれ同時にサービス設備に結合することができ、それぞれガス空間の内部に含まれているガスのガス処理を、従来技術から公知の解決策とは異なり、接続部を1つのガス空間から取り外してその後にさらなるガス空間に取り付けることなく、切替装置によって実施される複数の異なる接続部間での切替によって実施することができる。これにより、一方では、取り付けコスト及び時間コストが格段に低減されており、他方では、取り付け及び取り外しのプロセスの回数が減少することに基づき、接続部及びサービス設備、並びに、ガス空間の対応する接続部の寿命及び動作安全性が、格段に向上する。接続部は、有利には、利用可能な接続部の各々にガス空間が接続されていない場合にも、サービス設備を動作させることができるように構成可能である。このために、接続部には、例えばセルフロック式のカップリングを設けることができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、切替装置は、複数の分散型の切替要素を含み、複数の分散型の切替要素は、それぞれ接続部に結合されていて、かつ、対応する接続部を開成及び閉成するように構成されている。このような切替要素は、中央の切替要素とは異なり、故障時に個々に交換可能又は修理可能であり、これによって、コスト及び材料の消費が非常に少なくなる。さらに、分散型の切替要素によれば、個々の接続部を個別に開成及び閉成することができ、これにより、接続されている複数のガス空間におけるガス処理プロセスを、対象を絞って個々に制御及び実施することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、切替装置の分散型の切替要素は、それぞれの関連する接続部に直接的に配置されており、それぞれの接続後のガス空間を始端とした死体積を最小化することを可能にする。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、切替装置のそれぞれの分散型の切替要素と、関連する接続部とは、接続ホース内に形成されている。このことにより、サービス設備と複数のガス空間とを特に簡単に、高信頼性にかつフレキシブルに結合することが可能となり、それと同時に取り扱いも簡単になる。例えば、接続ホースの一方の端部は、サービス設備に接続されており、その一方で、切替要素と、関連する接続部とは、接続ホースの他方の端部の区分に配置されている。これによって有利には、接続ホースが接続されるガス空間のカップリングのすぐ後ろのガス空間への接続を遮断することができる。したがって、例えば故障が発生した場合、すなわち、接続ホースに漏出が発生した場合に、ガス空間からのガスの漏出を効果的に阻止することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、センサ装置は、少なくとも1つのガス特性を検出するための複数の分散型のセンサを含み、それぞれのセンサは、それぞれ接続部に結合されている。この実施形態においては、センサが故障した場合でも、さらなる接続部において引き続き動作が可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、センサ装置の分散型のセンサは、それぞれの関連する接続部に直接的に配置されている。この実施形態においては、それぞれの接続部の、ひいてはそれぞれのガス空間の特に近くでガス特性を検出することが可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、センサ装置のそれぞれの分散型センサと、関連する接続部とは、接続ホース内に形成されている。このことにより、サービス設備と複数のガス空間とを特に簡単に、高信頼性にかつフレキシブルに結合することが可能となり、それと同時に取り扱いも簡単になる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、それぞれの分散型センサと、それぞれの分散型の切替要素とは、センサがガス空間と切替要素との間の管路区分と通信するように、関連する接続部に又は接続ホースの関連する端部に配置されている。これにより、切替要素によって接続部が閉成されている場合にも、ガス空間のガス特性をセンサによって監視することができる。したがって、サービス設備によるガス空間の絶え間ない監視が可能となり、それにより、設備の動作の安全性が向上し、さらに、切替弁が開弁される前にガス空間の状態を検出して、特に安全性に関連する機能によって処理することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、切替装置は、少なくとも1つの中央の切替要素を含み、この中央の切替要素は、複数の接続部に結合されていて、かつ、複数の接続部を開成及び閉成するように構成されている。このような中央の切替要素は、材料及びコストの消費を削減し、かつ、簡単に制御可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、少なくとも1つの中央の切替要素は、サービス設備における中央の配電箱内に配置されており、したがって、例えば保守のために特に簡単にアクセス可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、センサ装置は、いわゆるセンサブロックとして、特に付属部品として構成されており、例えば、ガス空間を包含する設備に後付けすることも可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、センサ装置は、少なくとも1つのガス特性を検出するための、複数の接続部に結合された少なくとも1つの中央のセンサを含む。このような中央のセンサは、全ての接続部のために単一のセンサしか必要ないことにより、材料及びコストの消費を削減し、かつ、簡単に動作可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、それぞれの接続部は、別個のガス入口と、別個のガス出口とを含み、圧送装置及びガス処理装置は、ガス処理プロセスを連続的に実施するように構成されており、ガス処理プロセスにおいては、ガス空間から連続的にガスが取り出され、ガスが処理され、続いて、処理されたガスがガス空間に返送される。このような連続的なプロセスにより、ガスを持続的に乾燥させることが簡単に可能となる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、それぞれの接続部は、圧送装置の圧送方向と、切替装置の切替状態とに応じて、ガス入口又はガス出口として構成されている。このような実施形態においては、ガス処理は、少なくとも1つの対応する接続部を有するそれぞれのガス空間において実施可能である。さらに、ガス処理は、切替装置による分離によってガス空間の内部から分離されており、これにより、非常に高いプロセス安全性が実現される。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスの連続的な実施中に、連続的に特定されたガス特性の値に基づいて、ガスの処理時間を決定し、この値に基づいて動的に設定するように構成されている。したがって、処理時間を、対応するガス特性に合わせて簡単に適合させることができ、使用をさらに自動化することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスにおいて、接続部を介してガス空間からガスを周期的に取り出し、ガスを処理し、続いて、処理されたガスを、同一の接続部を介してガス空間に返送するように構成されている。この周期的なガス処理は、非常に効果的であり、切替装置による分離によってガス空間の内部から分離されており、これにより、非常に高いプロセス安全性が実現される。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスの周期的な実施中に、連続的に特定されたガス特性の値に基づいて、ガスの処理のサイクルの回数を決定し、この値に基づいて動的に設定するように構成されている。したがって、サイクルの回数と、その結果としてガスの処理時間とを、対応するガス特性に合わせて簡単に適合させ、制御することができる。さらに、特定された推定処理時間を、ユーザインタフェースを介して表示することができ、これにより、サービス設備の使用性及び可用性をユーザによってより良好に計画することが可能となる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、複数のガス空間に対して同時にガス処理プロセスを実施するように構成されている。この場合には、複数又は全てのガス空間に対して1回の同時のガス処理を同時に実施することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセス中に、ガス空間からのガスの少なくとも1つのガス特性を、センサ装置によって継続的に特定し、特定されたデータを、ユーザインタフェースを用いて時系列表示でグラフィカルに視覚化して提供するように構成されており、制御ユニットは、特に、特定されたデータを外挿し、外挿されたデータを、予測される推移として、ユーザインタフェースを用いて時系列表示に挿入してグラフィカルに視覚化するように構成されている。これにより、ユーザのための時系列のライブグラフィック表示を実現することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、それぞれのガス空間に対して固定された順序で周期的に交番的にガス処理プロセスを実施又は制御するように構成されている。ガス処理プロセスのこのような実施は、非常に簡単かつ確実に実現可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度を、それぞれのガス空間ごとに、少なくとも1つのガス特性の実際値に基づいて決定及び制御するように構成されている。これにより、それぞれのガス空間ごとに個別の適合させられたガス処理を実施することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度を、ガス空間のそれぞれのガス空間の体積に基づいて決定及び制御するように構成されている。特に、例えば、大きい体積を有するガス空間でのガス処理は、小さい体積を有するガス空間よりも頻繁に実施される。なぜなら、大きい体積を有するガス空間においては、一般的に体積がより大きいことに基づき、ガス処理により手間がかかり又はより時間がかかるからである。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度を、ガス空間のそれぞれの漏出速度に基づいて決定及び制御するように構成されており、ここで、漏出速度は、例えば14日間のテスト期間にわたって当該ガス空間の動作圧力を記録することによって事前に決定されている。特に、この場合には、次の処理サイクルまでの待機時間を特定する際に、又は、ガス処理のためのガス空間の順序を特定するためにも、漏出速度を考慮することができ、それによって処理をより効率的に開始することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度を、事前に選択された優先度に基づいて決定及び制御するように構成されている。したがって、例えば利用頻度に基づいて最も重要なガス処理を行うガス空間に、より高い優先度を付与することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスを、少なくとも1つのガス特性が所定の目標値に到達するまで実施し、目標値に到達した後には、さらなるガス空間のためのガス処理プロセスを実施するように構成されている。この場合、ガス特性は、ガス湿度、分解生成物の濃度、及び/又は、ガス純度を含む。このガス特性は、特に、センサ装置によって検出され、例えば、接続ホースの端部にある接続部に接して又はこの接続部の中に直接的に形成されたセンサよって検出される。したがって、ガス処理を、特に簡単かつ高信頼性に自動化して実施することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、あるガス空間におけるガス処理プロセスを、他のガス空間において制限値を上回った場合に予定より早く中断して、当該他のガス空間において緊急ガス処理を開始するように構成されている。したがって、それぞれのガス空間における要件に基づいて、制限値の超過が所定量を上回る前に、ガス処理を実施することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス空間においてガス処理プロセスが実施される前に、同一の当該ガス空間において以前に実施されたガス処理プロセスから所定の待機時間を遵守するように構成されており、これにより、ガス空間内におけるガスの完全な混合が達成され、直前に処理されたばかりのガスの大部分が含まれたガス体積が、再び吸い込まれて改めて処理されることが回避される。したがって、ガスの均一で効果的な処理が達成される。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、待機時間を、ガス空間の体積に基づいて設定するように構成されており、ここで、待機時間は、体積が増加するにつれて長くなり、又は、待機時間を、ガス処理装置の少なくとも1つのフィルタの充填状態に基づいて設定するように構成されており、又は、待機時間を、ガス空間の漏出速度に基づいて設定するように構成されており、ここで、漏出速度は、テスト期間にわたって当該ガス空間の動作圧力を記録することによって事前に決定されている。このことにより、待機時間を、ガス空間及び/又はガス処理装置のパラメータに合わせて正確に適合させることが可能となる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、待機時間を、ガス空間の内部に存在するガスのガス特性に基づいて設定するように構成されている。このことにより、待機時間を、ガス空間の内部に存在するガスのガス特性に合わせて正確に適合させることが可能となる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、さらなるガス空間のためのガス処理プロセスを、先行するガス空間の遵守されるべき待機時間中に実施するように構成されている。したがって、待機時間を、早くもさらなるガス空間のためのガス処理を実施するために利用することができる。これにより、デッドタイム又はアイドルタイムを回避することが可能となり、複数のガス空間のガス処理を、特に迅速かつ効率的に実施することが可能となる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスが実施される前に、ガス空間の内部のガス圧力を、標準動作圧力を上回る値へと増加させるように構成されている。このことにより、ガス空間の内部のガス圧力が所定の最小目標値を下回ることなく、ガス処理のためにガス空間からより大きいガス体積を取り出すことが可能となる。したがって、ガス空間、特にガス空間の内部に配置された電気的な動作手段、例えば回路遮断器の動作性は、ガス処理中であっても保証され、それと同時に大きいガス体積も処理可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスが実施される際に、それぞれのガス空間に返送される処理されたガスのガス体積を、当該ガス体積が完全に返送された後のガス空間内のガス圧力が、標準動作圧力に相当するように決定及び制御するように構成されており、これにより、ガス空間、特にガス空間の内部に配置された電気的な動作手段の動作性が最適化される。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスが実施される際に、それぞれのガス空間から取り出されるガス体積を、当該ガス体積が完全に取り出された後のガス空間の内部のガス圧力が、規定された最小目標値を上回るように決定及び制御するように構成されている。この場合にも、ガス空間、特にガス空間の内部に配置された電気的な動作手段の動作性が保証される。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、ガス処理装置内のガスの少なくとも1つのガス特性を監視するための内部のセンサ装置と、ガス処理装置からのガスを交換するための、例えば精製するためのリサイクルユニットと、ガス処理装置からガスをリサイクルユニットに又はその逆に圧送するための圧送装置とを含む。これにより、サービス設備は、後続するガス処理プロセスを実施し、ガス処理プロセスの適用の安全性及び機能性を改善することが可能となる。
この圧送装置は、ガス空間とガス処理装置との間でガスを圧送するようにも構成されている同一の装置であるものとしてよい。これにより、特にコンパクトな構造を実現することができる。しかしながら、サービス設備は、この目的のために第2の圧送装置を含むことも可能であり、したがって、一方の、該当するガス空間とガス処理装置との間のガス圧送と、他方の、ガス処理装置とリサイクルユニットとの間のガス圧送とが、それぞれ異なる圧送装置によって実施される。特に、第2の圧送装置及びリサイクルユニットを、サービス設備に流体的に接続された別個のモジュール又は別個の設備に収容することができる。これにより、より簡単な構造を実現することができ、サービス設備をモジュール方式で構築することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、制御ユニットには、ガス処理装置内のガスの少なくとも1つのガス特性に関して制限値が保存されており又は保存可能である。サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセス中にガス処理装置内のガスのガス特性がこの制限値を上回ったことを、内部のセンサ装置によって監視及び識別するように構成可能である。上回っていることが確認された場合には、サービス設備は、制御ユニットにより、ガス処理プロセスを終了し、次に、圧送装置によってガス処理装置を空にし、特に排気するように構成可能である。続いて、ガス処理装置からのガスを、リサイクルユニットにおいて再精製し、又は、リサイクルユニットの貯蔵タンク内に貯蔵することができる。最後に、サービス設備は、制御ユニットにより、次のガス処理プロセスが開始される前に、ガス処理装置を、リサイクルユニットからの再精製されたガスによって、又は、リサイクルユニットの純粋ガス貯蔵器からの純粋なガスによって、改めて充填するように構成可能である。これにより、サービス設備の安全な動作を改善することができ、サービス設備は、持続的にかつ効果的にガス処理を実施することが可能となる。例えば、制限値の超過により、ガス処理の安全性及び有効性が脅かされるおそれがある場合には、サービス設備は、装置内に残存しているガスの完全な交換を自動的に実施して、これにより、再び初期状態を確立するように構成可能であり、これにより、ガス処理の安全性及び有効性が脅かされることがなくなる。
純粋なガスとは、この文脈においては特に、特定のガス特性の制限値を上回っていないガスであると理解される。ただし、この純粋なガスは、混合ガスであっても全く構わない。すなわち、純粋とは、必ずしも1つのガス種のみが存在することを意味するわけではない。どのようなガス特性が関係しているか、及び、どのような制限値が与えられているかは、その時々の用途によって異なる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、リサイクルユニットは、粒子フィルタ若しくは化学フィルタ、又は、ガスの少なくとも1つの成分を圧縮及び液化して少なくとも1つの液相と少なくとも1つの気相とを分離するための圧縮ユニットを含む。したがって、リサイクルユニットは、特に効果的に、ガス処理装置からのガスを再精製し、システムから望ましくない不純物を除去することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、内部のセンサ装置は、ガス処理装置内のガス中の分解生成物の濃度を監視するように構成されており、ここで、制限値は、分解生成物の最大許容濃度に関連する。保護ガスとして六フッ化硫黄(SF)を用いる用途の場合には、分解生成物の濃度は、例えば、保護ガスの体積中の空気及び/又はテトラフルオロメタン(CF)の体積パーセンテージとすることができる。IEC60480によれば、このような不純物に対する制限値は、例えば、3体積パーセントである。この実施形態においては、特に有利には、サービス設備を利用して、ガス空間内に存在する分解生成物の濃度を段階的に低減させることもできる。それぞれのガス処理プロセスにおいては、ガス空間からのガスが、ガス処理装置内に保持されているガスと完全に混合される。完全に混合されている場合には、分解生成物の濃度は低下する。なぜなら、ガス処理装置内に保持されているガスは、初期時には、ガス空間からのガスよりも低い濃度を有するからである。1つ又は複数のガス処理プロセス後にガス処理装置内で濃縮された分解生成物の残余の濃度は、圧送装置及びリサイクルユニットを用いて特定の間隔で自動的に低減可能であり、すなわち、システムから除去可能である。したがって、サービス設備は、例えば、ガス空間からの保護ガスの乾燥と再精製とを同時に実施するために適しており、その一方で、動作手段は、動作中のガス空間内に存在することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、制御ユニットには、それぞれのガス特性及びそれぞれのガス空間に関して、目標値及び/又は目標値からの許容偏差が保存されており又は保存可能である。これにより、ガス処理装置の制御を、少なくとも1つのガス特性に基づいてさらに改善及び自動化することができる。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、制御ユニットは、記憶装置に結合されており又は結合可能であり、それぞれの目標値及び/又は目標値からの許容偏差を記憶装置から読み出して、関連するガス空間に対応付けるように構成されている。同様にして、制御ユニットは、ガス空間に関するガス特性の、当該制御ユニットに保存されている目標値及び/又は目標値からの許容偏差を、記憶装置に保存するようにも構成可能である。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、制御ユニットは、目標値を特定するために、センサ装置によってガス空間におけるそれぞれのガス特性を初期時に検出して、目標値として保存するように構成されており、及び/又は、制御ユニットは、入力装置に結合されており又は入力装置を含み、入力装置は、それぞれの目標値を手動で入力するように構成されており、及び/又は、ワイヤレスで接続されたモバイル端末として構成されている。目標値を特定するためにガス特性を初期時に検出することにより、特に正確でありかつ現在の状況に適合させられた目標値の特定を実施することができる。それぞれの目標値の手動での入力は、特に簡単であり、信頼性が特に高いことを特徴としている。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、ガス処理装置は、乾燥ユニットを含み、乾燥ユニットは、水蒸気を冷却及び凝縮することによってガスを乾燥させるように構成されている。この実施形態もまた、ガスの高信頼性の乾燥を可能にし、保守及び運用のコストが低いことを特徴としている。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、圧送装置は、ガスとして、六フッ化硫黄、窒素、二酸化炭素、空気、フルオロニトリル、フルオロケトン、及び/又は、前述のガスのうちの少なくとも2つからなる混合物を圧送するように構成されており、ガス処理装置は、ガスとして、六フッ化硫黄、窒素、二酸化炭素、空気、フルオロニトリル、フルオロケトン、及び/又は、前述のガスのうちの少なくとも2つからなる混合物を処理するように構成されている。したがって、サービス設備は、特に、保護ガスが使用される電気的な開閉設備でのガス処理のために適している。
サービス設備のさらなる可能な実施形態においては、サービス設備は、ガス空間内に過圧下で貯蔵されているガスを処理するために構成されている。したがって、サービス設備は、特に、ガス空間の内部に過圧下でガスが貯蔵されている電気的な開閉設備でのガス処理のために適している。
以下においては、本発明の実施例を、図面に基づいてより詳細に説明する。
複数のガス空間と、これらのガス空間のためのサービス設備とを示す概略図である。 複数のガス空間と、これらのガス空間のためのサービス設備とを示す概略図である。
全ての図面において、互いに対応する部分には同一の参照記号が付されている。
図1は、複数のガス空間2.1〜2.nと、これらのガス空間2.1〜2.nのためのサービス設備1との1つの可能な実施例を概略的に示している。
ガス空間2.1〜2.nは、例えば、電気的な開閉設備の構成部分であり、それぞれ、例えば電気的な回路遮断器のようなガス絶縁された電気的な動作手段24のための保管庫を形成している。ガス空間2.1〜2.nは、保護ガスとして絶縁性及び消火性のガス、例えば、六フッ化硫黄、略してSF、窒素、二酸化炭素、空気、フルオロニトリル、フルオロケトン、及び/又は、前述のガスのうちの少なくとも2つからなる混合物によって充填されており、この絶縁性及び消火性のガスは、対応するガス空間2.1〜2.n内に所定の最小圧力下で、例えば6バールの過圧下で封入されており、電気接点が開成される際にこれらの電気接点間に発生するアークを消弧させる。この場合、安全に機能するかどうかは、特に、保護ガスの純度と、所定の最小圧力を下回らず所定の最大圧力を超えない圧力でガスが封入されていること、特に、所定の定格圧力下又は動作圧力下でガスが封入されていることとに依存している。
この純度を保証するために、サービス設備1は、ガスの浄化及び/又は乾燥及び/又は温度調節を実施するように構成されたガス処理装置3を含む。さらに、サービス設備1は、当該設備のコンポーネントのうちの少なくとも一部を監視及び制御する少なくとも1つの制御ユニット22を含む。
ガス処理装置3は、第1のガス管路4を介してガス空間2.1に結合されていて、かつ、第2のガス管路5を介してガスボンベ6に結合されており、第1のガス管路4は、ガス空間2.1〜2.nとの結合のための接続部7.1を含む。第1のガス管路4は、特に接続ホースとして構成可能であり、この接続ホースは、ガス空間2.1への接続部7.1と、サービス設備1への接続部7.0との間の連結部として配置されている。
ガス処理装置3は、ガスをガス空間2.1からガス処理装置3に圧送し、かつ、ガス処理装置3から少なくとも間接的にガス空間2.1に返送するための圧送装置8を含む。圧送装置8は、例えば、圧縮機として構成されている。
さらに、ガス処理装置3は、ガスから水分を吸収するための複数の乾燥フィルタ9〜11及び/又は粒子フィルタを有する乾燥ユニットを含む。乾燥フィルタ10及び11は、交互に利用可能であり、したがって、1つの乾燥フィルタ10,11を利用している間に、少なくとも1つの残余の乾燥フィルタ11,10を、詳細には示されていないやり方で、例えば暖かい空気を供給することによって乾燥させることができる。
ガス処理装置3は、少なくとも1対の湿度センサ23.1,23.2を含み、第1の湿度センサ23.1は、少なくとも間接的に、例えば直接的に、対応する乾燥フィルタ9〜11の入力部にそれぞれ結合されており、第2の湿度センサ23.2は、少なくとも間接的に、例えば直接的に、対応する乾燥フィルタ9〜11の出力部にそれぞれ結合されている。湿度センサ23.1,23.2は、評価ユニットに結合されており、この評価ユニットは、湿度センサ23.1,23.2によって特定された湿度値から、乾燥フィルタ9〜11の充填状態を特定し、この充填状態から、乾燥フィルタ9〜11内のガスの所要滞留時間、及び/又は、乾燥フィルタ9〜11を乾燥させる時点及び期間を特定する。
乾燥フィルタ9〜11を使用することに代えて又はこれに加えて、乾燥フィルタ9〜11の液体成分を冷却及び凝縮することによってガスの乾燥を実施するように構成された乾燥ユニットが設けられている。
さらに、ガス処理装置3は、複数の切替弁及び/又は圧力制御弁25を含む。これらの切替弁及び/又は圧力制御弁25は、乾燥フィルタ9〜11の上述の適用と、ガス空間2.1からガス処理装置3に向かう方向、及び、ガス処理装置3からガス空間2.1に戻る方向での、圧送装置8によるガスの双方向の圧送とが可能となるように配管されている。このために、接続部7.1は、圧送方向に応じてガス入口又はガス出口として構成されている。
ガス空間2.1内に存在するガスを浄化、特に乾燥させるために、特に過圧と共にガス空間2.1内に存在するこのガスの一部が、圧送装置8によってガス処理装置3に圧送されて、ガス貯蔵タンク12に貯蔵される。
ガス空間2.1内に存在する高電圧動作手段の動作をさらに保証するために、この際にガス空間2.1から取り出されるガス体積は、ガス空間2.1の内部のガス圧力が、ガス体積を取り出した後に所定の最小目標値、特に所定の最小圧力を上回るように選択される。
1つの可能な実施形態においては、サービス設備1は、少なくとも1つのガス特性を監視するための、センサ26.0,26.1を有するセンサ装置を含む。例えば、センサ26.1を、接続部7.1に対応付けることができる。さらなるセンサ26.0又は複数のさらなるセンサを、サービス設備1の内部に配置することができる。センサ装置のセンサ26.0,26.1を用いて、サービス設備は、ガス空間2.1の状態を監視して、危険な状態を早期に識別することができる。これにより、ガス空間2.1内に収容されている電気的な動作手段24が動作中である間に、サービス設備を利用することも可能となる。
1つの可能な実施形態においては、制御ユニット22は、まず始めに、ガスの最小圧力、ガスの定格圧力、及び、ガスの最大圧力から2つの動作点を決定し、第1の動作点は、最小圧力と定格圧力との間にあり、第2の動作点は、定格圧力と最大圧力との間にある。
1回のサイクルで処理可能なガス量を増加させるために、1つの可能な実施形態においては、ガス空間2.1からガスが取り出される前に、ガス空間2.1の内部のガス圧力が、定格圧力、特に標準動作圧力を上回っているが最大圧力を下回っている値(例えば、特定された第2の動作点)へと増加され、続いて、取り出されるガス体積は、ガス体積が取り出された後のガス空間2.1の内部の圧力が、最小圧力を上回るように(例えば、決定された第1の動作点にあるように)選択される。ガス圧力の初期時の増加は、例えば、ガスボンベ6内に貯蔵されたガスに基づいて、又は、ガス貯蔵タンク12に既に保存されたガスに基づいて実施される。
サービス設備1の1つの可能な実施形態においては、サービス設備1は、接続部7.1が形成されている接続ホースの体積と、サービス設備1の接続部7.0とガス処理装置3との間の管路の体積と、ガス貯蔵タンク12の体積とに基づいて、ガス空間2.1の内部体積を特定するように構成されている。このために、まず始めに、上記の既知の体積の内部における規定された初期状態が、例えばこれらの体積を排気することによって確立され、又は、サービス設備1の内部のセンサ26.0によって、現在の初期状態が特定される。後続して、ガス空間2.1からガスが取り出される際に、1つの可能な実施形態においては、接続ホースとして構成されたガス管路4、接続部7.0とガス処理装置3との間の管路、及び、ガス貯蔵タンク12が、このガスによって順次段階的に充満させられる。それと同時に、最小圧力を下回る危険性を早期に識別して回避するために、ガス空間2.1の内部のガス圧力がセンサ26.1によって監視される。それと同時に、接続ホースとして構成されたガス管路4、管路及びガス貯蔵タンク12の体積が段階的に充満させられている間における圧力降下を利用して、他の体積が既知であれば、ガス空間2.1の内部体積を決定することができる。
続いて、取り出されたガスは、圧送装置8により、少なくとも1つの以前に初期時に特定されたガス特性、例えば湿度に基づいて、ガス特性の目標値に到達するまで1回又は複数回、乾燥フィルタ10,11を通過するように案内される。すなわち、サービス設備1は、制御ユニット22により、初期時に特定されたガス特性の値に基づいて、ガス処理プロセスの周期的な実施中におけるガスの処理のサイクルの回数を決定及び設定するように構成されている。
少なくとも1つのガス特性を特定するために、サービス設備1は、詳細には示されていないセンサ装置を含み、このセンサ装置は、少なくとも1つのガス特性を検出するための少なくとも1つの中央のセンサ26.0を含む。センサ装置は、少なくとも1つのガス特性又は複数のガス特性を検出するための複数のセンサ26.0,26.1を含むことも可能である。少なくとも1つのセンサ26.1は、接続ホースとして構成されたガス管路4内に、関連する接続部7.1と共に形成可能である。
センサ装置は、ガス特性として、ガス圧力及び/又はガス密度及び/又はガス温度及び/又はガス湿度及び/又はガス中の分解生成物の濃度を検出するように構成されており、ガス処理は、これらのガス特性のうちの1つ又は複数に基づいて実施される。
このために、サービス設備1の1つの可能な実施形態においては、それぞれのガス特性及びそれぞれのガス空間2.1〜2.nごとに、目標値及び/又は目標値からの許容偏差が、制御ユニット22に保存されており又は保存可能である。
1つの可能な実施形態においては、制御ユニット22は、目標値を特定するために、ガス空間2.1〜2.nにおけるそれぞれのガス特性を、初期時にセンサ装置によって検出し、目標値として保存するように構成されている。これに代えて又はこれに加えて、制御ユニット22は、それぞれの目標値を手動で入力するための入力装置に結合されており又はこれを含む。
制御ユニット22を記憶装置に結合することができ、又は、制御ユニット22は、記憶装置に結合可能である。制御ユニット22は、それぞれの目標値及び/又は目標値からの許容偏差を記憶装置から読み出して、関連するガス空間2.1〜2.nに対応付けるように構成可能である。
さらに、センサ装置又は制御ユニット22は、少なくとも1つのガス特性を検出するための少なくとも1つのガス空間センサ14.1〜14.nにデータ技術的又は電気的に結合されている又は結合可能であるものとするとよく、この少なくとも1つのガス空間センサ14.1〜14.nは、ガス空間2.1〜2.nの中に又はガス空間2.1〜2.nに接して配置されていて、かつ、それぞれのガス空間2.1〜2.nを包含する設備の構成部分であり、上記の結合は、当該設備の配電盤13を介して実施される。
配電盤13は、特に、1つ又は複数のガス空間センサ14.1〜14.nに結合可能であって、かつ、1つ又は複数のガス空間センサ14.1〜14.nを中央で監視することができる。ガス空間センサ14.1〜14.nは、特にガス密度監視器として構成可能であり、このガス密度監視器は、所定の制限値を上回った場合又は下回った場合にスイッチング信号を出力し、このスイッチング信号を、例えば、設備全体の緊急停止のために利用することができる。
さらに、制御ユニット22は、少なくとも1つのガス空間監視ユニット15に結合されており又は結合可能であるものとするとよく、ガス空間監視ユニット15は、設備の配電盤13に又はガス空間2.1の中に若しくはガス空間2.1に接して配置されたガス空間センサ14.1に結合されており、ガス空間監視ユニット15は、配電盤13又はガス空間センサ14.1によってガス空間2.1の危険な状態が通知された場合に、サービス設備1を停止するように構成されている。危険な状態は、例えば、圧力が許容最小圧力よりも下に降下したこと、又は、ガス特性の他の制限値を上回ったこと若しくは下回ったことによって判別可能である。
ガスが処理された後、この処理されたガスを、同一のガス管路4又は他のガス管路16を介してガス空間2.1に返送することができ、ガス空間2.1に返送される処理されたガスのガス体積は、例えば、当該ガス体積が完全に返送された後のガス空間2.1内のガス圧力が、標準動作圧力に相当するように選択される。
すなわち、サービス設備1は、1つの可能な実施形態においては、制御ユニット22により、圧送装置8及びガス処理装置3を制御して、ガス処理プロセスにおいて、ガス空間2.1から接続部7.1を介して周期的にガスが取り出され、ガスが処理され、続いて、処理されたガスが同一の接続部7.1を介してガス空間2.1に返送されるように構成可能である。
ガスの均一な処理を可能にするために、かつ、直前に処理されたばかりのガスが、即座に再びガス処理装置3に圧送されて処理されることを回避するために、ガス空間2.1において新しいガス処理プロセスが実施される前に、同一の当該ガス空間2.1において以前に実施されたガス処理プロセスから所定の待機時間が遵守される。待機時間は、例えば、制御ユニット22により、ガス空間2.1の体積に基づいて設定され、ここで、待機時間は、体積が増加するにつれて長くなる。これに代わる形態においては、待機時間は、ガス処理装置3の少なくとも1つのフィルタ、例えば乾燥フィルタ9〜11の充填状態に基づいて設定される。これに代わる形態においては、待機時間は、ガス空間2.1の漏出速度に基づいて設定され、ここで、漏出速度は、テスト期間にわたって、例えば14日間にわたって当該ガス空間2.1の動作圧力を記録することによって事前に決定される。
少なくとも1つの外部のデータ処理ユニット17とのデータ交換、及び、この外部のデータ処理ユニット17に結合された端末18,19とのデータ交換のために、サービス設備1は、少なくとも1つの対応する通信インタフェース20を含む。
図2には、複数のガス空間2.1〜2.nと、これらのガス空間2.1〜2.nのためのサービス設備1との、さらなる可能な実施例が概略的に示されている。
図1に示されている実施例とは異なり、サービス設備1は、ガス処理装置3と少なくとも1つのセンサ装置とに結合された複数の接続部7.1〜7.nを含み、それぞれの接続部7.1〜7.nは、それぞれ少なくとも1つのガス空間2.1〜2.nとの結合のために構成されている。
さらに、サービス設備1は、接続部7.1〜7.nを開成及び閉成するための少なくとも1つの、図示の実施例においては複数の分散型の切替要素21.1〜21.nを切り替えるための切替装置21を含む。これに代えて、1つの中央の切替要素を設けるものとしてもよい。
切替装置21は、制御ユニット22に制御技術的に接続されており、制御ユニット22は、切替要素21.1〜21.nを自動的に駆動するように構成されている。
分散型の切替要素21.1〜21.nは、それぞれ接続部7.1〜7.nに結合されていて、かつ、対応する接続部7.1〜7.nを開成及び閉成するように構成されている。分散型の切替要素21.1〜21.nは、例えば、それぞれの関連する接続部7.1〜7.nに直接的に配置されており、関連する接続部7.1〜7.nと共に、接続ホース内又は接続ホースの端部に形成されている。
1つの可能な実施形態においては、センサ装置の分散型のセンサ26.1〜26.nも、それぞれの関連する接続部7.1〜7.nに直接的に配置されており、例えば、関連する接続部7.1〜7.n及び関連する切替要素21.1〜21.nと共に、接続ホース内又は接続ホースの端部に形成されている。
ガス処理は、図1に示されている実施例の説明と同様に、個々のガス空間2.1〜2.nごとに実施されるが、これらのガス空間2.1〜2.nは、特に持続的に、すなわち、少なくとも処理時間の間、それぞれ同時にサービス設備1に結合されている。この結合は、特に複数の接続ホースを介して実施可能であり、1つのガス空間2.1〜2.nにつき少なくとも1つの接続ホースが使用される。これらの接続ホースを接続するために、サービス設備1に複数の接続部7.0を設けることができる。
図1に示されている実施例とは異なり、サービス設備1は、追加的に、制御ユニット22により、圧送装置8と、切替装置21と、ガス処理装置3とを制御して、それぞれのガス空間2.1〜2.nに対して規定された順序で周期的に交番的にガス処理プロセスが実施されるように構成されている。
制御ユニット22により、ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度を、それぞれのガス空間2.1〜2.nごとに、少なくとも1つのガス特性の実際値に基づいて規定及び制御することができる。これに代えて又はこれに加えて、ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度は、ガス空間2.1〜2.nのそれぞれのガス空間の体積に基づいて制御される。
これに代えて又はこれに加えて、ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度は、さらに、ガス空間2.1〜2.nのそれぞれの漏出速度に基づいて、及び/又は、事前に選択された優先度に基づいて、制御される。
さらに、ガス処理は、特に少なくとも1つのガス特性が所定の目標値に到達するまで実施され、目標値に到達した後には、さらなるガス空間2.1〜2.nのためのガス処理プロセスを実施することができる。
例えば、さらなるガス空間2.1〜2.nのためのガス処理プロセスは、先行するガス空間2.1〜2.nの遵守されるべき待機時間中に実施される。
1 サービス設備
2.1〜2n ガス空間
3 ガス処理装置
4 ガス管路
5 ガス管路
6 ガスボンベ
7.0〜7.n 接続部
8 圧送装置
9〜11 乾燥フィルタ
12 ガス貯蔵タンク
13 配電盤
14.1〜14.n ガス空間センサ
15 ガス空間監視ユニット
16 ガス管路
17 データ処理ユニット
18 端末
19 端末
20 通信インタフェース
21 切替装置
21.1〜21.n 切替要素
22 制御ユニット
23.1〜23.2 湿度センサ
24 電気的な動作手段
25 切替弁及び/又は圧力制御弁
26.0〜26.n センサ

Claims (18)

  1. ガス空間(2.1〜2.n)のためのサービス設備(1)であって、
    ・当該サービス設備(1)は、少なくとも1つのガス空間(2.1〜2.n)内に存在するガスを処理するためのガス処理装置(3)を有し、前記ガス処理装置(3)は、前記ガスの浄化及び/又は乾燥及び/又は温度調節を実施するように構成されており、
    ・当該サービス設備(1)は、前記ガスの少なくとも1つのガス特性を監視するための少なくとも1つのセンサ装置を有し、前記センサ装置は、前記ガス特性として、ガス圧力及び/又はガス密度及び/又はガス温度及び/又はガス湿度及び/又は前記ガス中の分解生成物の濃度を検出するように構成されており、
    ・当該サービス設備(1)は、前記ガス処理装置(3)と前記少なくとも1つのセンサ装置とに結合された少なくとも1つの接続部(7.1〜7.n)を有し、前記少なくとも1つの接続部(7.1〜7.n)は、前記ガス空間(2.1〜2.n)との結合のために構成されており、
    ・当該サービス設備(1)は、ガスを前記ガス空間(2.1〜2.n)から前記ガス処理装置(3)に圧送するための、かつ、前記ガス処理装置(3)から少なくとも間接的に前記ガス空間(2.1〜2.n)に返送するための少なくとも1つの圧送装置(8)を有し、
    ・当該サービス設備(1)は、少なくとも1つの制御ユニット(22)を有し、前記少なくとも1つの制御ユニット(22)は、少なくとも前記センサ装置に接続されていて、かつ、少なくとも前記圧送装置(8)及び/又は前記ガス処理装置(3)を監視及び制御する、
    サービス設備(1)。
  2. 前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、接続されているガス空間(2.1〜2.n)内のガス体積を、
    ・前記接続部(7.1〜7.n)と前記ガス処理装置(3)との間の管路の体積に基づいて、及び/又は、
    ・前記接続部(7.1〜7.n)が形成されている接続ホース(4)の体積に基づいて、及び/又は、
    ・前記ガス処理装置(3)のガス貯蔵タンク(12)の体積に基づいて、
    特定するように構成されており、
    前記サービス設備(1)は、さらに、
    ・前記ガス空間(2.1〜2.n)から前記ガスを取り出す際に、前記接続ホース、前記接続部(7.1〜7.n)と前記ガス処理装置(3)との間の前記管路、及び、前記ガス貯蔵タンク(12)を、前記ガスによって順次段階的に充満させ、それと同時に、前記ガス空間(2.1〜2.n)の内部のガス圧力を監視し、
    又は、
    ・前記接続ホース、前記接続部(7.1〜7.n)と前記ガス処理装置(3)との間の前記管路、及び、前記ガス貯蔵タンク(12)から前記ガスを取り出す際に、前記ガス空間(2.1〜2.n)を、取り出された前記ガスによって充満させ、それと同時に、前記ガス空間(2.1〜2.n)の内部のガス圧力を監視し、
    ・前記ガス空間(2.1〜2.n)の内部のガス圧力の監視時に特定された圧力変化に基づいて、前記ガス空間(2.1〜2.n)内のガス体積を特定する
    ように構成されている、
    請求項1に記載のサービス設備(1)。
  3. 前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、
    ・前記ガスの最小圧力、前記ガスの定格圧力、及び、前記ガスの最大圧力から、下側の第1の動作点及び上側の第2の動作点を決定し、
    ・前記定格圧力が前記上側の第2の動作点よりも前記下側の第1の動作点のほうに近い場合には、前記上側の第2の動作点に到達するまで、前記ガス空間(2.1〜2.n)に新鮮なガスを導入することによって前記ガス処理プロセスを自動的に開始し、
    ・前記定格圧力が前記下側の第1の動作点よりも前記上側の第2の動作点のほうに近い場合には、前記下側の第1の動作点に到達するまで、前記ガス空間(2.1〜2.n)からガスを取り出すことによって前記ガス処理プロセスを自動的に開始し、
    及び/又は、
    ・前記ガス処理プロセスを実施する際には、それぞれの前記ガス空間(2.1〜2.n)から取り出されるガス体積を、当該ガス体積が取り出された後の前記ガス空間(2.1〜2.n)の内部のガス圧力が前記最小圧力を上回るように選択する
    ように構成されている、
    請求項1又は2に記載のサービス設備(1)。
  4. 前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、前記動作点に基づいて、前記ガス処理プロセスが実施可能であるかどうかを判別するように構成されており、このために、前記サービス設備(1)は、
    ・前記下側の第1の動作点が前記定格圧力よりも大きい場合には、前記下側の第1の動作点を前記定格圧力と同等に扱うことをユーザが確認した場合にのみ、前記ガス処理プロセスを開始することができ、
    ・前記上側の第2の動作点が前記定格圧力よりも小さい場合には、前記上側の第2の動作点を前記定格圧力と同等に扱うことをユーザが確認した場合にのみ、前記ガス処理プロセスを開始することができ、
    ・両方の動作点が同一の値にある場合、又は、前記上側の第2の動作点が前記下側の第1の動作点よりも小さい場合には、前記ガス処理プロセスを中断する、
    請求項3に記載のサービス設備(1)。
  5. ・前記ガス処理装置(3)は、水分を吸収するための少なくとも1つの乾燥フィルタ(9〜11)を含み、及び/又は、
    ・前記ガス処理装置(3)は、少なくとも2つの湿度センサ(23.1〜23.2)を含み、
    ・第1の湿度センサ(23.1)は、前記少なくとも1つの乾燥フィルタ(9〜11)の入力部に少なくとも間接的に結合されており、
    ・第2の湿度センサ(23.2)は、前記少なくとも1つの乾燥フィルタ(9〜11)の出力部に少なくとも間接的に結合されており、
    ・前記湿度センサ(23.1〜23.2)は、少なくとも前記制御ユニット(22)に結合されており、前記制御ユニット(22)は、前記湿度センサ(23.1〜23.2)によって特定された湿度値から、前記少なくとも1つの乾燥フィルタ(9〜11)の充填状態を特定する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  6. ・前記センサ装置又は前記制御ユニット(22)は、少なくとも1つのガス特性を検出するための少なくとも1つのガス空間センサ(14.1〜14.n)にデータ技術的又は電気的に結合されており又は結合可能であり、前記少なくとも1つのガス空間センサ(14.1〜14.n)は、前記ガス空間(2.1〜2.n)の中に又は前記ガス空間(2.1〜2.n)に接して配置されていて、かつ、それぞれの前記ガス空間(2.1〜2.n)を包含する設備の構成部分であり、前記結合は、特に当該設備の配電盤(13)を介して実施され、
    及び/又は、
    ・前記制御ユニット(22)は、少なくとも1つのガス空間監視ユニット(15)に結合されており又は結合可能であり、前記ガス空間監視ユニット(15)は、前記設備の配電盤(13)に又は前記ガス空間(2.1〜2.n)の中に若しくは前記ガス空間(2.1〜2.n)に接して配置されたガス空間センサ(14.1〜14.n)に結合されており、前記ガス空間監視ユニット(15)は、前記配電盤(13)又は前記ガス空間センサ(14.1〜14.n)によって前記ガス空間(2.1〜2.n)の危険な状態が通知された場合に、前記サービス設備(1)を停止するように構成されている、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  7. ・当該サービス設備(1)は、前記ガス処理装置(3)と前記少なくとも1つのセンサ装置とに結合された少なくとも2つの接続部(7.1〜7.n)を含み、それぞれの接続部(7.1〜7.n)は、それぞれ少なくとも1つのガス空間(2.1〜2.n)との結合のために構成されており、
    ・当該サービス設備(1)は、前記接続部(7.1〜7.n)を開成及び閉成するための少なくとも1つの切替要素(21.1〜21.n)を切り替えるための切替装置(21)を含み、前記切替装置(21)は、前記制御ユニット(22)に接続されており、前記制御ユニット(22)は、前記少なくとも1つの切替要素(21.1〜21.n)を自動的に駆動するように構成されている、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  8. 前記切替装置(21)は、複数の分散型の切替要素(21.1〜21.n)を含み、前記複数の分散型の切替要素(21.1〜21.n)は、
    ・それぞれ接続部(7.1〜7.n)に結合されていて、かつ、対応する前記接続部(7.1〜7.n)を開成及び閉成するように構成されており、及び/又は、
    ・それぞれの関連する前記接続部(7.1〜7.n)に直接的に配置されており、及び/又は、
    ・それぞれ各自の関連する接続部(7.1〜7.n)と共に、接続ホース内に形成されている、
    請求項7に記載のサービス設備(1)。
  9. 前記センサ装置は、前記少なくとも1つのガス特性を検出するための複数の分散型のセンサ(26.0〜26.n)を含み、前記複数の分散型のセンサ(26.0〜26.n)は、
    ・それぞれ接続部(7.1〜7.n)に結合されており、及び/又は、
    ・それぞれの接続部(7.1〜7.n)において、前記ガス特性として、少なくとも1つのガス圧力及び/又はガス密度を検出するように構成されており、及び/又は、
    ・それぞれの関連する前記接続部(7.1〜7.n)に直接的に配置されており、及び/又は、
    ・それぞれ各自の関連する接続部(7.1〜7.n)と共に、接続ホース内に形成されている、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  10. ・それぞれの接続部(7.1〜7.n)は、別個のガス入口と、別個のガス出口とを含み、前記圧送装置(8)及び前記ガス処理装置(3)は、ガス処理プロセスを連続的に実施するように構成されており、前記ガス処理プロセスにおいては、ガス空間(2.1〜2.n)から連続的にガスが取り出され、前記ガスが処理され、処理された前記ガスが前記ガス空間(2.1〜2.n)に返送され、前記サービス設備(1)は、特に、前記制御ユニット(22)により、前記ガス処理プロセスの連続的な実施中に、連続的に特定されたガス特性の値に基づいて、前記ガスの処理時間を決定し、この値に基づいて動的に設定するように構成されており、
    及び/又は、
    ・前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、前記ガス処理プロセスにおいて、ガス空間(2.1〜2.n)から接続部(7.1〜7.n)を介して周期的にガスを取り出し、前記ガスを処理し、続いて、処理された前記ガスを同一の前記接続部(7.1〜7.n)を介して前記ガス空間(2.1〜2.n)に返送するように構成されており、前記制御ユニット(22)は、特に、前記ガス処理プロセスの周期的な実施中に、連続的に特定されたガス特性の値に基づいて、前記ガスの処理のサイクルの回数を決定し、この値に基づいて動的に設定するように構成されており、
    及び/又は、
    ・前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、前記ガス処理プロセス中に、前記ガス空間(2.1〜2.n)からの前記ガスの少なくとも1つのガス特性を、前記センサ装置によって継続的に特定し、特定されたデータを、ユーザインタフェースを用いて時系列表示でグラフィカルに視覚化して提供するように構成されており、前記制御ユニット(22)は、特に、前記特定されたデータを外挿し、外挿された前記データを、予測される推移として、前記ユーザインタフェースを用いて前記時系列表示に挿入してグラフィカルに視覚化するように構成されている、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  11. ・前記制御ユニット(22)は、それぞれのガス空間(2.1〜2.n)に対して固定された順序で周期的に交番的に前記ガス処理プロセスを実施するように構成されており、及び/又は、
    ・前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、前記ガス処理プロセスを実施する順序及び/又は頻度を、
    ・それぞれのガス空間(2.1〜2.n)ごとに、少なくとも1つのガス特性の実際値に基づいて、又は、
    ・前記ガス空間(2.1〜2.n)のそれぞれのガス空間の体積に基づいて、又は、
    ・前記ガス空間(2.1〜2.n)のそれぞれの漏出速度に基づいて、ここで、前記漏出速度は、テスト期間にわたって当該ガス空間(2.1〜2.n)の動作圧力を記録することによって事前に決定されており、又は、
    ・事前に選択された優先度に基づいて、
    決定及び制御するように構成されており、
    及び/又は、
    ・前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、前記ガス処理プロセスを、少なくとも1つのガス特性が所定の目標値に到達するまで実施し、前記目標値に到達した後には、さらなるガス空間(2.1〜2.n)のためのガス処理プロセスを実施するように構成されており、前記ガス特性は、ガス湿度、分解生成物の濃度、及び/又は、ガス純度を含み、
    及び/又は、
    ・前記サービス設備(1)は、前記制御ユニット(22)により、あるガス空間(2.1〜2.n)における前記ガス処理プロセスを、他のガス空間(2.1〜2.n)において制限値を上回った場合に予定より早く中断して、当該他のガス空間(2.1〜2.n)において緊急ガス処理を開始するように構成されている、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  12. さらに、前記サービス設備(1)は、
    ・前記制御ユニット(22)により、前記ガス空間(2.1〜2.n)においてガス処理プロセスが実施される前に、同一の当該ガス空間(2.1〜2.n)において以前に実施されたガス処理プロセスから所定の待機時間を遵守するように構成されており、
    特に、前記サービス設備(1)は、
    ・前記制御ユニット(22)により、前記待機時間を、前記ガス空間(2.1〜2.n)の体積に基づいて設定するように構成されており、ここで、前記待機時間は、体積が増加するにつれて長くなり、又は、
    ・前記制御ユニット(22)により、前記待機時間を、前記ガス処理装置(3)の少なくとも1つのフィルタの充填状態に基づいて設定するように構成されており、又は、
    ・前記制御ユニット(22)により、前記待機時間を、前記ガス空間(2.1〜2.n)の漏出速度に基づいて設定するように構成されており、ここで、前記漏出速度は、テスト期間にわたって当該ガス空間(2.1〜2.n)の動作圧力を記録することによって事前に決定されており、又は、
    ・前記制御ユニット(22)により、前記待機時間を、前記ガス空間(2.1〜2.n)の内部に存在するガスのガス特性に基づいて設定するように構成されており、及び/又は、
    ・さらなるガス空間(2.1〜2.n)のための前記ガス処理プロセスを、先行するガス空間(2.1〜2.n)の遵守されるべき前記待機時間中に実施するように構成されている、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  13. ・前記サービス設備(1)は、前記ガス処理プロセスが実施される前に、前記ガス空間(2.1〜2.n)の内部のガス圧力を、標準動作圧力を上回る値へと増加させるように構成されており、
    ・前記サービス設備(1)は、特に、前記制御ユニット(22)により、前記ガス処理プロセスが実施される際に、それぞれの前記ガス空間(2.1〜2.n)に返送される処理されたガスのガス体積を、当該ガス体積が完全に返送された後の前記ガス空間(2.1〜2.n)内のガス圧力が、前記標準動作圧力に相当するように決定及び制御するように構成されており、
    ・前記サービス設備(1)は、特に、前記制御ユニット(22)により、前記ガス処理プロセスが実施される際に、それぞれの前記ガス空間(2.1〜2.n)から取り出されるガス体積を、当該ガス体積が取り出された後の前記ガス空間(2.1〜2.n)の内部のガス圧力が、規定された最小目標値を上回るように決定及び設定するように構成されている、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  14. 当該サービス設備(1)は、
    ・前記ガス処理装置(3)内の前記ガスの少なくとも1つのガス特性を監視するための内部のセンサ装置と、
    ・前記ガス処理装置(3)からのガスを交換するためのリサイクルユニットと、
    ・前記ガス処理装置からガスを前記リサイクルユニットに又はその逆に圧送するための圧送装置(8)と
    を含み、
    ・前記制御ユニット(22)には、前記ガス処理装置(3)内の前記ガスの少なくとも1つのガス特性に関して制限値が保存されており又は保存可能であり、
    ・前記サービス設備(1)は、特に、前記制御ユニット(22)により、ガス処理プロセス中に前記ガス処理装置(3)内の前記ガスの前記ガス特性が前記制限値を上回ったことを、前記内部のセンサ装置によって識別し、前記制限値を上回っていることが識別された場合には、
    ・前記ガス処理プロセスの終了後、前記圧送装置(8)によって前記ガス処理装置(3)を空にし、特に排気し、
    ・前記ガス処理装置(3)からの前記ガスを、前記リサイクルユニットにおいて再精製し又は貯蔵タンク内に貯蔵し、
    ・次のガス処理プロセスが開始される前に、前記ガス処理装置(3)を、前記リサイクルユニットからの再精製されたガスによって、又は、純粋ガス貯蔵器からの純粋なガスによって、改めて充填する
    ように構成されており、
    ・前記内部のセンサ装置は、特に、前記ガス処理装置(3)内の前記ガス中の分解生成物の濃度を監視するように構成されており、前記制限値は、分解生成物の最大許容濃度である、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  15. ・前記制御ユニット(22)には、それぞれのガス特性及びそれぞれのガス空間(2.1〜2.n)に関して、目標値及び/又は目標値からの許容偏差が保存されており又は保存可能であり、
    及び/又は、
    ・前記制御ユニット(22)は、記憶装置に結合されており又は結合可能であり、
    ・前記制御ユニット(22)は、それぞれの前記目標値及び/又は前記目標値からの前記許容偏差を前記記憶装置から読み出して、関連するガス空間(2.1〜2.n)に対応付けるように構成されている、
    請求項1乃至14のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  16. ・前記制御ユニット(22)は、前記目標値を特定するために、前記センサ装置によってガス空間(2.1〜2.n)におけるそれぞれのガス特性を初期時に検出して、前記目標値として保存するように構成されており、
    及び/又は、
    ・前記制御ユニット(22)は、入力装置に結合されており又は入力装置を含み、前記入力装置は、それぞれの前記目標値を手動で入力するように構成されており、及び/又は、ワイヤレスで接続されたモバイル端末(18,19)として構成されている、
    請求項15に記載のサービス設備(1)。
  17. 前記ガス処理装置(3)は、乾燥ユニットを含み、
    前記乾燥ユニットは、水蒸気を冷却及び凝縮することによって前記ガスを乾燥させるように構成されている、
    請求項1乃至16のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
  18. ・前記圧送装置(8)は、前記ガスとして、六フッ化硫黄、窒素、二酸化炭素、空気、フルオロニトリル、フルオロケトン、及び/又は、前述のガスのうちの少なくとも2つからなる混合物を圧送するように構成されており、
    ・前記ガス処理装置(3)は、前記ガスとして、六フッ化硫黄、窒素、二酸化炭素、空気、フルオロニトリル、フルオロケトン、及び/又は、前述のガスのうちの少なくとも2つからなる混合物を処理するように構成されている、
    請求項1乃至17のいずれか一項に記載のサービス設備(1)。
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