JP2021097344A - ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラム - Google Patents

ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021097344A
JP2021097344A JP2019228095A JP2019228095A JP2021097344A JP 2021097344 A JP2021097344 A JP 2021097344A JP 2019228095 A JP2019228095 A JP 2019228095A JP 2019228095 A JP2019228095 A JP 2019228095A JP 2021097344 A JP2021097344 A JP 2021097344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data reception
node
reception speed
network
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019228095A
Other languages
English (en)
Inventor
俊一郎 阿部
Shunichiro Abe
俊一郎 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2019228095A priority Critical patent/JP2021097344A/ja
Priority to US17/118,871 priority patent/US20210194787A1/en
Publication of JP2021097344A publication Critical patent/JP2021097344A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0876Network utilisation, e.g. volume of load or congestion level
    • H04L43/0888Throughput
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0823Errors, e.g. transmission errors
    • H04L43/0847Transmission error

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】リング型ネットワーク内のリンクの速度をリング型ネットワーク外の装置に通知することが可能なネットワーク装置、通知方法及び通知プログラムを提供すること。【解決手段】本発明の一実施形態に係るネットワーク装置10b〜10dは、リング型ネットワーク30内の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいて、自ノードのデータ受信速度を算出する。ネットワーク装置10b〜10dは、リング型ネットワーク内の他のノードのデータ受信速度が書き込まれている可能性のあるフレームを受信すると、自ノードのデータ受信速度をフレームに書き込む。次いで、ネットワーク装置10b〜10dは、選択ルールに基づき、フレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、通知対象のデータ受信速度を選択し、当該データ受信速度を示す情報を、リング型ネットワーク30外の通知先ノードに送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラムに関し、特に、リング型ネットワーク内のリンクの速度を通知するネットワーク装置、通知方法及び通知プログラムに関する。
従来、モバイルバックホールにおいて、Ethernet(登録商標)に準拠して構築されたリング型ネットワークが利用されている。リング型ネットワークでは、ERPS(Ethernet Ring Protection Switching:ITU-T G.8032)に従い、リング型ネットワーク内の特定のノードにブロッキングポート(BP)を設定することにより、RPL(Ring Protection Link)におけるデータ通信を遮断し、リング型ネットワーク内における通信データのループを防止することができる。また、リング型ネットワーク内のリンクに障害が発生した場合、障害の発生したリンクを回避するようにブロッキングポートを設定して通信パスを再構成することにより、リング型ネットワーク内の継続したデータ通信を可能にしている。
この点に関し、特許文献1が開示するRPL決定方法は、外部環境の影響によってリング型ネットワーク内の無線リンクの速度が変化した場合に、リング型ネットワーク内のリンクの速度を最大化するRPLを決定する。
国際公開第2017/159142号
しかしながら、特許文献1が開示するRPL決定方法は、リング型ネットワーク内のリンクの速度を最大化するRPLを決定する技術であるため、リング型ネットワーク内のリンクの速度をリング型ネットワーク外の装置に通知できないという問題があった。
本発明の目的は、上述した課題を鑑み、リング型ネットワーク内のリンクの速度をリング型ネットワーク外の装置に通知することが可能なネットワーク装置、通知方法及び通知プログラムを提供することにある。
本発明の一実施形態に係るネットワーク装置は、リング型ネットワーク内の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいて、自ノードのデータ受信速度を算出する受信速度算出部と、隣接ノードを含むリング型ネットワーク内の他のノードのデータ受信速度が書き込まれている可能性のあるフレームを受信したか否か監視する監視部と、監視部がフレームを受信した場合に、受信速度算出部が算出した自ノードのデータ受信速度をフレームに書き込む書込部と、通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、自ノードのデータ受信速度が書き込まれたフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、通知対象のデータ受信速度を選択する選択部と、選択部が選択したデータ受信速度を示す情報を、リング型ネットワーク外の通知先ノードに送信する送信部とを備える。
また、本発明の一実施形態に係る通知方法は、リング型ネットワーク内の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいて、自ノードのデータ受信速度を算出するステップと、隣接ノードを含むリング型ネットワーク内の他のノードのデータ受信速度が書き込まれている可能性のあるフレームを受信したか否か監視するステップと、フレームを受信した場合に、算出した自ノードのデータ受信速度をフレームに書き込むステップと、通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、自ノードのデータ受信速度が書き込まれたフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、通知対象のデータ受信速度を選択するステップと、選択したデータ受信速度を示す情報を、リング型ネットワーク外の通知先ノードに送信するステップと含む。
さらに、本発明の一実施形態に係る通知プログラムは、演算装置を備えるネットワーク装置において実行され、演算装置に対し、リング型ネットワーク内の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいて、自ノードのデータ受信速度を算出させるステップと、隣接ノードを含むリング型ネットワーク内の他のノードのデータ受信速度が書き込まれている可能性のあるフレームを受信したか否か監視させるステップと、フレームを受信した場合に、算出した自ノードのデータ受信速度をフレームに書き込ませるステップと、通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、自ノードのデータ受信速度が書き込まれたフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、通知対象のデータ受信速度を選択させるステップと、選択したデータ受信速度を示す情報を、リング型ネットワーク外の通知先ノードに送信させるステップとを含む。
本発明により、リング型ネットワーク内のリンクの速度をリング型ネットワーク外の装置に通知することが可能なネットワーク装置、通知方法及び通知プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの一実施形態を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るネットワーク装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るネットワーク装置の主要な構成要素を示すブロック図である。 リングフレームの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るネットワーク装置が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明のネットワークシステム1の一実施形態を示す概略図である。ネットワークシステム1は、リング型ネットワーク30に接続されているネットワーク装置10a〜10dと、リング型ネットワーク30以外のネットワークに接続されているネットワーク装置20a〜20dとを含む。
リング型ネットワーク30は、Ethernetに準拠して構築されたリング型のネットワークである。ネットワーク装置10a〜10d及びネットワーク装置20a〜20dは、それぞれ無線又は有線を介して、隣接ノードとデータを通信することができる。なお、図1には、説明の便宜上、8つのネットワーク装置10a〜10d,20a〜20dのみが示されているが、ネットワークシステム1は、任意の数のネットワーク装置を含むことができる。
ネットワーク装置10a〜10dは、隣接ノードから受信したデータを他の隣接ノードに中継する装置である。ネットワーク装置10a〜10dの具体例として、データを中継するルータ等の装置が挙げられる。ネットワーク装置10aは、リング型ネットワーク30内を転送される通信フレーム(以下、「リングフレーム」とする。)を、リング型ネットワーク30内の隣接ノードにリングフレームを定期的に送信する。以下、リングフレームの送信元のネットワーク装置をオーナーノードとする。オーナーノードが送信するリングフレームには、オーナーノードの識別情報が書き込まれている。本実施形態では、例えば、ERPSのR−APS(Ring-Automatic Protection Switching)フレームを拡張し、リングフレームとして使用することができる。
ネットワーク装置10b〜10dは、リング型ネットワーク30内の隣接ノードから受信したリングフレームに対し、自ノードのデータ受信速度を示す情報を書き込み、当該リングフレームを、リング型ネットワーク30内の他方の隣接ノードに送信する。
図1に示す例では、ネットワーク装置10aとのネットワーク装置10dの間のリンクがRPLとして設定されているため、ネットワーク装置10aとネットワーク装置10dとの間のデータ通信が遮断される。この場合、オーナーノードであるネットワーク装置10aは、RPLとして設定されていないリンク、すなわち、ネットワーク装置10aとネットワーク装置10bとの間のリンクを介して、隣接ノードであるネットワーク装置10bにリングフレームを送信する。図1に示す例では、リングフレームは、ネットワーク装置10aからネットワーク装置10b、ネットワーク装置10c、ネットワーク装置10dへと転送される。
通常、オーナーノードと隣接ノードの間のリンクがRPLとして設定されるため、オーナーノードが、他方の隣接ノードに1のリングフレームを送信する。各ノードは、受信した1のリングフレームに自ノードのデータ受信速度を示す情報を書き込み、当該リングフレームを転送する。これにより、1のリングフレームを用いて、リング型ネットワーク30内のより多くのノードのデータ受信速度、すなわち、リンク速度を示す情報を共有することができる。
ネットワーク装置10b〜10dは、通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、リングフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から通知対象のデータ受信速度を選択する、次いで、ネットワーク装置10b〜10dは、選択したデータ受信速度を示す情報を、リング型ネットワーク30外の通知先ノードに送信する。なお、ネットワーク装置10b〜10dが有する機能の詳細については、図3を参照して後述する。
ネットワーク装置20a〜20dは、リング型ネットワーク30以外のネットワークに接続されているネットワーク装置である。ネットワーク装置20a〜20dは、ネットワーク装置10a〜10dの上位ノード又は下位ノードとなり得る。また、ネットワーク装置20a〜20dは、通知対象のデータ受信速度を示す情報の通知先ノードとなり得る。
図2は、本発明の一実施形態に係るネットワーク装置10bの構成を示すブロック図である。以下、ネットワーク装置10bの構成について説明する。なお、ネットワーク装置10c,10dもネットワーク装置10bと同様の構成を有する。
ネットワーク装置10bは、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の演算装置(図示せず)と、本発明の一実施形態に係る通知プログラムが保存されている記憶装置(図示せず)とを備える。演算装置は、記憶装置から通知プログラムを読み出して実行することにより、ネットワーク装置10bが有する機能を実現することができる。なお、FPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の集積回路を用いて、これらの機能を実現してもよい。
ネットワーク装置10bは、受信部101と、受信速度算出部102と、監視部103と、書込部104と、選択部105と、送信部106とを備える。受信部101は、隣接ノードからデータを受信するインタフェースである。受信部101が受信するデータには、オーナーノードが送信したリングフレームが含まれる。オーナーノードと自ノードとの間に他のノードが存在する場合、受信部101が受信したリングフレームには、当該他のノードのデータ受信速度が書き込まれている。なお、オーナーノードと自ノードとの間に他のノードが存在しない場合、リングフレームには、リング型ネットワーク30内のノードのデータ受信速度は書き込まれていない。
受信速度算出部102は、リング型ネットワーク30の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいてデータ受信速度を算出する機能部である。このデータ受信速度は、当該隣接ノードと自ノードとの間のリンクの速度、すなわち、当該リンクの帯域幅に相当する。受信速度算出部102は、受信部101が隣接ノードからデータを受信すると、データ受信速度を算出し、算出したデータ受信速度を示す情報を書込部104に提供する。
監視部103は、受信部101がリング型ネットワーク30内の隣接ノードからリングフレームを受信したか否か判断する機能部である。監視部103は、リングフレームを受信すると、当該リングフレームを書込部104に提供する。
書込部104は、ネットワーク装置10bの識別情報と、データ受信速度をリングフレームに書き込む機能部である。リングフレームに書き込まれるデータ受信速度には、公称帯域幅に相当するデータ受信速度の理論上の最大値及び最小値と、受信速度算出部102が算出したデータ受信速度の最大値及び最小値、すなわち、実際のデータ受信速度の最大値及び最小値が含まれる。
図4は、リングフレームに書き込まれるデータの一例を示す図である。リングフレームには、オーナーノードの識別情報と、リング型ネットワーク30内のノードの識別情報と、当該ノードのデータ受信速度が含まれる。書込部104は、これらの情報が書き込まれたリングフレームを選択部105及び送信部106に提供する。
選択部105は、通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、リングフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、通知対象のデータ受信速度を選択する機能部である。選択ルールは、例えば、リングフレームに書き込まれている実際のデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択するルールを規定することができる。また、選択ルールは、ネットワーク装置10bが接続されているリング型ネットワーク30の特定のノードから自ノードにおける実際のデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を規定することができる。特定のノードは、例えば、リング型ネットワーク30外のノードに接続されているノードとすることができる。
選択部105は、選択ルールに基づいてデータ受信速度を選択すると、選択したデータ受信速度を通知フレームに書き込み、当該通知フレームを送信部106に提供する。通知フレームは、リング型ネットワーク30外の通知先ノードに対してデータ受信速度を通知するためのフレームである。本実施形態では、通知フレームとして、ETH−BN(Ethernet Bandwidth Notification)で使用される通信フレームを採用することができる。
送信部106は、書込部104及び選択部105から提供された通信フレームを他のノードに送信するインタフェースである。具体的には、送信部106は、書込部104が提供したリングフレームを、当該リングフレームを送信した隣接ノードとは別の隣接ノード、すなわち、リング型ネットワーク30内の他方の隣接ノードに送信する。また、送信部106は、選択部105が提供した通知フレーム、すなわち、選択部105が選択したデータ受信速度を示す情報が書き込まれている通知フレームを、リング型ネットワーク30外の通知先ノードに送信する。
図3は、本発明の一実施形態に係るネットワーク装置10bが有する主要な構成要素を示すブロック図である。ネットワーク装置10bは、上述した受信速度算出部102と、監視部103と、書込部104と、選択部105と、送信部106とを備える。
図5は、ネットワーク装置10b〜10dが実行する処理の一例を示すフローチャートである。以下、ネットワーク装置10bが当該処理を実行する場合について説明する。ステップS101では、ネットワーク装置10bの監視部103が、リングフレームを受信したか否か判断する。リングフレームを受信していない場合(NO)、ステップS101の処理が再び実行される。一方、リングフレームを受信した場合(YES)、ステップS102に処理が分岐する。
ステップS102では、書込部104が、ネットワーク装置10bの識別情報と、理論上のデータ受信速度の最大値及び最小値と、実際のデータ受信速度の最大値及び最小値をリングフレームに書き込む。ステップS103では、送信部106が、これらの情報が書き込まれたリングフレームを、リングフレームを送信した隣接ノードとは別の隣接ノードに送信する。
ステップS104では、選択部105が、選択ルールに基づき、ステップS102でネットワーク装置10bの識別情報及びデータ受信速度が書き込まれたリングフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、通知対象のデータ受信速度を選択する。ステップS105では、選択部105は、ステップS104で選択された通知対象のデータ受信速度を通知フレームに書き込む。ステップS106では、送信部106が、通知対象のデータ受信速度が書き込まれた通知フレームを、通知先ノードに送信する。
上述した実施形態では、ネットワーク装置10b〜10dの監視部103が、リングフレームを受信したと判断した場合、書込部104が、受信速度算出部102が算出した自ノードのデータ受信速度をリングフレームに書き込む。次いで、選択部105が、選択ルールに基づき、リングフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、通知対象のデータ受信速度を選択し、当該データ受信速度を示す情報を通知フレームに書き込む。そして、送信部106が、当該通知フレームをリング型ネットワーク30外の通知先ノードに送信する。
これにより、各ネットワーク装置10b〜10dは、選択ルールに基づいて選択したリング型ネットワーク30内のリンクの速度を、リング型ネットワーク30外の装置に通知することができる。特に、これは、リング型ネットワーク30に無線リンクが含まれる場合に有用である。無線リンクは、電波を媒体として情報を伝達するため、有線リンクに比べて、気温や天候等の外部環境の影響を受け易く、リンク速度が変動し易い。このような性質を有する無線リンクが含まれたリング型ネットワーク30のリンクの速度を通信先ノードに通知することにより、外部環境がリング型ネットワーク30内の無線リンクの速度に与える影響を把握することができる。
上述した通り、各ネットワーク装置10b〜10dが受信するリングフレームには、リングフレームの送信元のオーナーノードと自ノードとの間に存在する他のノードのデータ受信速度が書き込まれている。各ネットワーク装置10b〜10dは、当該他のノードのデータ受信速度と自ノードのデータ受信速度の中から通知対象のデータ受信速度を選択し、選択したデータ受信速度を通知先ノードに通知する。
例えば、図1に示す例において、ネットワーク装置10aとネットワーク装置10bとの間のリンクの速度の実際の最小値が1Gbps、ネットワーク装置10bとネットワーク装置10cとの間のリンクの速度の実際の最小値が500Mbps、ネットワーク装置10cとネットワーク装置10dとの間のリンクの速度の実際の最小値が100Mbpsであると仮定する。この場合において、データ受信速度の最小値を選択する旨が選択ルールに規定されているとき、ネットワーク装置10bは、リンクの速度の実際の最小値(1Gbps)を通知先ノードに通知する。ネットワーク装置10cは、リンクの速度の実際の最小値(500Mbps)を通知先ノードに通知する。ネットワーク装置10dは、リンクの速度の実際の最小値(100Mbps)を通知先ノードに通知する。
このように、各ネットワーク装置10b〜10dが、リング型ネットワーク30内に複数のリンクのうち、オーナーノードと自ノードとの間のリンクの速度を通知することができる。
また、上述した実施形態では、オーナーノード以外のリング型ネットワーク30内の各ネットワーク装置10b〜10dが、リンク速度を通知先ノードに通知する。このため、オーナーノードを含むリング型ネットワーク30内の全てのネットワーク装置10a〜10dがリンク速度を通知先ノードに通知する構成に比べ、データ通信量を低減することができる。これにより、通知先ノードにおける処理負荷やメモリ使用量を軽減することができる。
さらに、上述した実施形態では、各ネットワーク装置10b〜10dは、リング型ネットワーク30内の複数のリンク速度の最大値及び最小値を通知するのではなく、選択した1つの最大値及び最小値を、リング型ネットワーク30外の通知先ノードに通知することができる。これにより、通知先ノードは、複数のリンクで構成されるリング型ネットワーク30を、複数のリンクではなく単一のリンクとして管理することが可能となる。
さらに、上述した実施形態では、リング型ネットワーク30内のRPLが変更されて、リング型ネットワーク30内の通信パスが変更された場合、オーナーノードが、変更後の通信パスに沿ってリングフレームを送信する。各ネットワーク装置10b〜10dは、RPLの変更前と同様に、自ノードのデータ受信速度を当該リングフレームに書き込み、当該リングフレームを他のノードに転送する。また、各ネットワーク装置10b〜10dは、リングフレームに書き込まれているデータ受信速度の中から通知対象のデータ受信速度を選択し、当該データ受信速度を通知先ノードに通知する。これにより、リング型ネットワーク30内の通信パスが変更された場合でも、リング型ネットワーク30内のリンクの速度を、リング型ネットワーク30外の装置に通知することができる。
さらに、リングフレームに書き込まれている実際のデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択する旨が選択ルールに規定されている場合、各ネットワーク装置10b〜10dは、リングフレームに書き込まれている実際のデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択して、リング型ネットワーク30外の通知先ノードに通知する。これにより、通知先ノードは、各ネットワーク装置10b〜10dが選択したオーナーノードと自ノードとの間の実際のリンクの速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を把握することができる。
さらに、リング型ネットワーク30外のノードに接続されているリング型ネットワーク30内の特定のノードから自ノードまでの実際のデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択する旨が選択ルールに規定されている場合、各ネットワーク装置10b〜10dは、当該特定のノードから自ノードまでのデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択して、リング型ネットワーク30外の通知先ノードに通知する。
これにより、オーナーノード以外の特定のノードと自ノードまでのデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を通知先ノードに通知することができる。これは、当該特定のノードが接続されているリング型ネットワーク30外のノードが上位ノードであり、かつ、自ノードがリング型ネットワーク30外の下位ノードと接続されている場合に有用である。
例えば、図1にネットワークシステム1において、ネットワーク装置10dを自ノード、ネットワーク装置20bを上位ノード、ネットワーク装置20dを下位ノードと仮定する。この場合、ネットワーク装置20bが送信したデータは、リング型ネットワーク30内のネットワーク装置10b、ネットワーク装置10c、ネットワーク装置10dを経由して、ネットワーク装置20dへ転送される。ネットワーク装置10dは、特定のノードに相当するネットワーク装置10bから自ノードまでのデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択して通知先ノードに通知する。すなわち、ネットワーク装置10dは、ネットワーク装置10a及びネットワーク装置10bの間のリンクの速度を選択しない。このため、ネットワーク装置10dは、上位ノードから自ノードを経由して下位ノードへ流れるデータが実際に通過するリング型ネットワーク30内のリンクの速度を通知することができる。
さらに、選択部105は、選択したデータ受信速度を示す情報を、ETH−BNで使用される通知フレームに書き込み、送信部106が、当該通知フレームを通知先ノードに送信する。これにより、各ネットワーク装置10b〜10dは、ETH−BNの機能を利用して、リング型ネットワーク30内のリンクの速度をリング型ネットワーク30外の装置に通知することができる。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに提供することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに提供されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに提供できる。
本発明は、上述した実施形態に限られたものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、リング型ネットワーク30内に無線リンクと有線リンクが混在する場合、各ネットワーク装置10b〜10dは、リング型ネットワーク30内の無線リンクを形成するノードから自ノードまでのデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択することができる。これにより、各ネットワーク装置10b〜10dは、リンク速度が変動し易い無線リンクを形成するノードから自ノードまでのデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を通信先ノードに通知することができる。
また、他の実施形態では、各ネットワーク装置10b〜10dが、リング型ネットワーク30内の隣接ノードから異なるタイミングで受信した複数のリングフレームを用いて、通知対象のデータ受信速度を選択してもよい。具体的には、選択部105は、受信してから既定の期間が経過していない複数のリングフレームを用いて、通知対象のデータ受信速度を選択することができる。既定の期間は、リンク速度が低下した場合に、リンク速度が安定するのに要する期間の代表値(例えば、平均値や中央値等)とすることができる。
これにより、例えば、データ受信速度の最小値を選択する選択ルールを採用する場合において、或るリンクのリンク速度が、500Mbpsから200Mbpsに低下した後、200Mbpsから500Mbpsに回復したとき、各ネットワーク装置10b〜10dは、既定の期間が経過するまでは、低下したリンク速度(200Mbps)を通知先ノードに通知する。そして、既定の期間が経過した後、各ネットワーク装置10b〜10dは、回復後のリンク速度(500Mbps)を通知先ノードに通知する。すなわち、リンク速度が低下した後に回復した場合であっても、各ネットワーク装置10b〜10dは、既定の期間が経過するまでは、低下したリンク速度を通知先ノードに通知し、既定の期間が経過すると、回復後のリンク速度を通知先ノードに通知する。
リンク速度が不安定な状況では、リンク速度が回復した後、既定の期間が経過する前に、再びリンク速度が低下することがある。そのため、各ネットワーク装置10b〜10dが、隣接ノードから受信した最新の1のリングフレームを用いて、通知対象のデータ受信速度を選択する構成では、通知先ノードは、回復直後のリンクのリンク速度が通知されることになる。このため、通知先ノードが、通知されたリンク速度に基づいて、データの送信経路を選択する場合、回復直後のリンクのリンク速度に基づいて、データの送信経路を選択すると、選択した送信経路においてリンク速度が再び低下することにより、データ通信速度が低下する可能性がある。すなわち、通知先ノードは、リンク速度が安定している送信経路を選択することができない。
一方、各ネットワーク装置10b〜10dが、受信してから既定の期間が経過していない複数のリングフレームを用いて、通知対象のデータ受信速度を選択する構成では、通知先ノードは、リンク速度が回復した後であっても、既定の期間が経過するまでは、低下したリンク速度が通知されることになる。このため、通知先ノードは、リンク速度が低下していない他のリンクを送信経路として選択することができる。そのため、通知先ノードが選択した送信経路においてリンク速度が再び低下することによってデータ通信速度が低下する事態を回避することができる。すなわち、通知先ノードは、リンク速度が安定している送信経路を選択することができる。
1 ネットワークシステム
10a〜10d ネットワーク装置
102 受信速度算出部
103 監視部
104 書込部
105 選択部
106 送信部
20a〜20d ネットワーク装置

Claims (7)

  1. リング型ネットワーク内の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいて、自ノードのデータ受信速度を算出する受信速度算出部と、
    前記隣接ノードを含む前記リング型ネットワーク内の他のノードのデータ受信速度が書き込まれている可能性のあるフレームを受信したか否か監視する監視部と、
    前記監視部が前記フレームを受信した場合に、前記受信速度算出部が算出した自ノードのデータ受信速度を前記フレームに書き込む書込部と、
    通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、前記自ノードのデータ受信速度が書き込まれた前記フレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、前記通知対象のデータ受信速度を選択する選択部と、
    前記選択部が選択したデータ受信速度を示す情報を、前記リング型ネットワーク外の通知先ノードに送信する送信部と
    を備える、前記リング型ネットワークに接続されているネットワーク装置。
  2. 前記選択部は、前記フレームに書き込まれている実際のデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択する、請求項1に記載のネットワーク装置。
  3. 前記選択部は、前記リング型ネットワーク内の特定のノードから自ノードまでの実際のデータ受信速度の最大値及び最小値の少なくとも一方を選択し、
    前記特定のノードは、前記リング型ネットワーク外のノードに接続されているノードである、請求項2に記載のネットワーク装置。
  4. 前記リング型ネットワークは、Ethernet(登録商標)に準拠して構築されたリング型のネットワークであり、
    前記選択部は、選択したデータ受信速度を示す情報を、ETH−BN(Ethernet Bandwidth Notification)で使用される通知フレームに書き込み、
    前記送信部は、選択されたデータ受信速度を示す情報が書き込まれている前記通知フレームを前記通知先ノードに送信する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  5. 前記選択部は、受信してから既定の期間が経過していない複数の前記フレームを用いて、前記通知対象のデータ受信速度を選択する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  6. リング型ネットワーク内の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいて、自ノードのデータ受信速度を算出するステップと、
    前記隣接ノードを含む前記リング型ネットワーク内の他のノードのデータ受信速度が書き込まれている可能性のあるフレームを受信したか否か監視するステップと、
    前記フレームを受信した場合に、算出した前記自ノードのデータ受信速度を前記フレームに書き込むステップと、
    通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、前記自ノードのデータ受信速度が書き込まれた前記フレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、前記通知対象のデータ受信速度を選択するステップと、
    選択したデータ受信速度を示す情報を、前記リング型ネットワーク外の通知先ノードに送信するステップと
    を含む、通知方法。
  7. 演算装置を備えるネットワーク装置において実行される通知プログラムであって、前記演算装置に対し、
    リング型ネットワーク内の隣接ノードから受信した単位時間当たりのデータ量に基づいて、自ノードのデータ受信速度を算出させるステップと、
    前記隣接ノードを含む前記リング型ネットワーク内の他のノードのデータ受信速度が書き込まれている可能性のあるフレームを受信したか否か監視させるステップと、
    前記フレームを受信した場合に、算出した前記自ノードのデータ受信速度を前記フレームに書き込ませるステップと、
    通知対象のデータ受信速度を選択するための選択ルールに基づき、前記自ノードのデータ受信速度が書き込まれた前記フレームに書き込まれているデータ受信速度の中から、前記通知対象のデータ受信速度を選択させるステップと、
    選択したデータ受信速度を示す情報を、前記リング型ネットワーク外の通知先ノードに送信させるステップと
    を含む、通知プログラム。
JP2019228095A 2019-12-18 2019-12-18 ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラム Pending JP2021097344A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019228095A JP2021097344A (ja) 2019-12-18 2019-12-18 ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラム
US17/118,871 US20210194787A1 (en) 2019-12-18 2020-12-11 Network device, notification method, and non-transitory computer readable medium storing notification program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019228095A JP2021097344A (ja) 2019-12-18 2019-12-18 ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021097344A true JP2021097344A (ja) 2021-06-24

Family

ID=76431712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019228095A Pending JP2021097344A (ja) 2019-12-18 2019-12-18 ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20210194787A1 (ja)
JP (1) JP2021097344A (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012167569A1 (zh) * 2011-11-23 2012-12-13 华为技术有限公司 以太网环中的链路倒换方法、节点及系统
US9392526B2 (en) * 2013-05-28 2016-07-12 Cisco Technology, Inc. Protection against fading in a network ring
US10673687B2 (en) * 2016-03-18 2020-06-02 Nec Corporation Monitoring apparatus, relay apparatus, RPL decision method, and non-transitory computer readable medium storing program

Also Published As

Publication number Publication date
US20210194787A1 (en) 2021-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10795745B2 (en) Dynamic and adaptive approach for failure detection of node in a cluster
EP3216178B1 (en) Fast network formation using a battery-backed network backbone
US9893985B2 (en) Utilizing remote storage for network formation in IoT networks
US8953499B2 (en) Method and apparatus for establishing spanning trees
US9013983B2 (en) Proactive source-based reverse path validation in computer networks
JP5541278B2 (ja) 経路制御装置、経路制御システム、経路制御方法及びプログラム
WO2014149600A1 (en) Providing a backup network topology without serviece disruption
US11252585B2 (en) Access network node, radio communication system, communication method and program
US11818048B2 (en) Network devices in duty cycle limited networks
US9462493B2 (en) Base station apparatus, base station control method, and base station control system determining increases/decreases and replacement of functional blocks
JP2008035473A (ja) アドホックネットワーク構築方法、プログラム、及び無線端末
US10855799B2 (en) Management of network connections and priorities based on device profiles
EP2911454B1 (en) Procedures, apparatuses, systems, and computer program products for microwave throughput feedback and network action using software defined networking
JP2006222799A (ja) 通信装置
JP2021097344A (ja) ネットワーク装置、通知方法及び通知プログラム
KR20180028291A (ko) 이더넷 프레임 기반의 트래픽 제어 방법
CN103684811A (zh) 一种复合链路的业务保护方法及系统
CN115915263A (zh) mesh网络的数据传输方法、电子设备及存储介质
JP6459558B2 (ja) 無線通信装置、無線通信方法、および無線通信プログラム
WO2017159142A1 (ja) 監視装置、中継装置、rpl決定方法及びそのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体
JPWO2012157565A1 (ja) 無線装置、ルータ、無線システム及び無線伝送速度最適化方法
CN113037623B (zh) 时延处理方法、设备及系统
WO2015080053A1 (ja) 無線通信システム、基地局およびバックホール機器
US20190246331A1 (en) Management apparatus, communication system, and method therefor
JP2019176385A (ja) 無線伝送装置の経路切替装置、経路切替方法及び無線ネットワークシステム