JP2021096273A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交流電圧に重畳される直流電圧を制御して現像剤担持体の振れによる画像の濃度ムラを抑制する際の、直流電圧の補正量を適正化可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、画像形成部と、現像電圧電源と、電流検出部と、制御部と、を備える。画像形成部は、像担持体と、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、を含む。現像装置は、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有する。現像電圧電源は、現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する。電流検出部は、現像剤担持体に現像電圧を印加したときに流れる直流電流および交流電流を検出する。制御部は、現像剤担持体に交流電圧を印加したときに流れる交流電流の変化量に基づいて直流電圧を補正する現像剤担持体の振れ補正制御を実行可能である。制御部は、現像装置内のトナー帯電量に基づいて振れ補正制御における直流電圧の補正量を変更する。【選択図】図7

Description

本発明は、現像剤担持体を有する現像装置を備えた複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、現像剤を担持する現像剤担持体と像担持体とのギャップ変動に伴う濃度ムラを抑制する方法に関するものである。
従来、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置には、画像データに基づく静電潜像が形成された感光体ドラム等の像担持体にトナー像を形成するために、高電圧を用いて像担持体へトナーを供給する現像装置が設けられている。
現像装置は、像担持体と平行な回転軸を有する現像ローラー(現像剤担持体)を備える。現像装置は、高圧基板によって交流電圧と直流電圧とを重畳させた高電圧を現像ローラーに印加して、帯電されたトナーを現像ローラーに担持させて、像担持体と現像ローラーとが近接している箇所で、帯電されたトナーを電気的に像担持体へと供給する。しかしながら、現像ローラーの表面が、像担持体の表面に対して完全な平行ではなく、数十μmの振れを持つことがある。そのため、像担持体と現像ローラーとの間の近接距離は、現像ローラーの回転周期において変動する。
像担持体と現像ローラーとの間の近接距離が変動すると、現像ローラーに印加される高電圧が安定していても、像担持体と現像ローラーとの間の電界が変動することにより、トナー供給量が変動する。例えば、像担持体と現像ローラーとの間の近接距離が近くなると、トナー供給量が増加し、遠くなると減少する。このように、現像ローラーの回転周期において像担持体へのトナー供給量が変動すると、印字される画像には現像ローラーの回転周期毎の濃度ムラ(ピッチムラ)が発生してしまう。
この濃度ムラを抑制するために、像担持体と現像ローラーとの間の近接距離の変動に応じて、直流電圧を変動させる直流電圧補正が知られている。具体的には、像担持体と現像ローラーとの間の近接距離が変動すると、像担持体と現像ローラーとの間の交流電流が変動するため、高電圧を現像ローラーへ印加する高圧基板によって交流電流を検知すると共に、直流電圧補正によって交流電流の変動に応じて直流電圧を変動させる。
例えば特許文献1には、像担持体と現像剤担持体との間に印加する振動電圧のうち、交流成分の電流を検出し、その検出値に従い直流成分の電圧を逐次変動させるか、或いは、その交流成分の電流値を一定にして交流成分の電圧値を検出し、その検出値に従い直流成分の電圧を逐次変動させる現像装置が開示されている。
また、特許文献2には、交流電圧と直流電圧との重畳電圧を現像ローラーへと印加する電圧印加部と、電圧印加部と現像ローラーとの間に流れる交流電流の変動に基づいて直流電圧を補正する直流電圧補正部と、直流電圧補正部を動作状態と非動作状態とに切り替える補正切替部とを備え、交流電流に基づいて直流電圧を補正することで、像担持体と現像ローラーとの間の電界を一定に保ち、現像ローラーの振れによる画像の濃度ムラを抑制する画像形成装置が開示されている。
特開平9−54487号公報 特開2018−10103号公報
しかしながら、特許文献1、2の方法では、像担持体と現像ローラーとの間の電流を検出してから交流電圧波形にフィードバックするまでにタイムラグが生じる(応答性が完全ではない)という問題点があった。また、トナーの帯電量によって電界応答性が異なるため、交流電圧波形にフィードバックする際の直流電圧の補正量を最適値とすることができず、濃度ムラを十分に抑制することが困難であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、交流電圧に重畳される直流電圧を制御して現像剤担持体の振れによる画像の濃度ムラを抑制する際の、直流電圧の補正量を適正化可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、画像形成部と、現像電圧電源と、電流検出部と、制御部と、を備えた画像形成装置である。画像形成部は、表面に感光層が形成された像担持体と、像担持体を帯電させる帯電装置と、帯電装置により帯電された像担持体を露光することにより静電潜像を形成する露光装置と、現像装置と、を含む。現像装置は、像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像担持体に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。現像電圧電源は、現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する。電流検出部は、現像剤担持体に現像電圧を印加したときに流れる直流電流および交流電流を検出する。制御部は、画像形成部および現像電圧電源を制御する。制御部は、現像剤担持体に交流電圧を印加したときに流れる交流電流を電流検出部により検出し、検出された交流電流の変化量に基づいて直流電圧を補正する現像剤担持体の振れ補正制御を実行可能である。制御部は、現像装置内のトナー帯電量に基づいて振れ補正制御における直流電圧の補正量を変更する。
本発明の第1の構成によれば、現像剤担持体の振れ補正制御を実行して直流電圧の補正値を決定する際に、トナー帯電量に基づいて直流電圧の補正値を最適化することで、トナー帯電量に応じた適切な直流電圧の補正値を算出することができる。従って、現像剤担持体の振れによる像担持体と現像剤担持体との間のギャップの変動に伴う現像剤担持体の回転周期毎の濃度ムラの発生を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の内部構成を示す側面断面図 画像形成装置100に搭載される現像装置3aの側面断面図 画像形成部Paの制御経路を含む画像形成部Pa周辺の部分拡大図 現像ローラー振れ補正制御を実行しない場合の現像電圧の波形を模式的に示すグラフ 現像ローラー振れ補正制御を実行した場合の現像電圧の波形を模式的に示すグラフ 本実施形態の画像形成装置100におけるトナー帯電量測定モードの制御例を示すフローチャート 本実施形態の画像形成装置100における現像ローラー振れ補正制御の一例を示すフローチャート 現像ローラー振れ補正制御における直流電圧Vdcの補正量とトナー帯電量との関係を示すグラフ
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の内部構造を示す断面図である。画像形成装置100(ここではカラープリンター)本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、PcおよびPdが、搬送方向上流側(図1では左側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像および転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム(像担持体)1a、1b、1cおよび1dが配設されており、さらに駆動モーター(図示せず)により図1において反時計回り方向に回転する中間転写ベルト(中間転写体)8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、各感光体ドラム1a〜1dに当接しながら移動する中間転写ベルト8上に順次一次転写されて重畳される。その後、中間転写ベルト8上に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラー9によって記録媒体の一例としての転写紙P上に二次転写される。さらに、トナー像が二次転写された転写紙Pは、定着部13においてトナー像が定着された後、画像形成装置100本体より排出される。感光体ドラム1a〜1dを図1において時計回り方向に回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が二次転写される転写紙Pは、画像形成装置100の本体下部に配置された用紙カセット16内に収容されている。転写紙Pは、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して二次転写ローラー9と中間転写ベルト8の駆動ローラー11とのニップ部へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが主に用いられる。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8の表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナー19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転可能に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲および下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電装置2a、2b、2cおよび2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光装置5と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3cおよび3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)等を除去するクリーニング装置7a、7b、7cおよび7dが設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。なお、後述のトナー像の形成によって各現像装置3a〜3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはトナーコンテナ4a〜4dから各現像装置3a〜3dにトナーが補給される。この現像剤中のトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着する。これにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等がクリーニング装置7a〜7dにより除去される。
中間転写ベルト8は、上流側の従動ローラー10と、下流側の駆動ローラー11とに掛け渡されており、駆動モーター(図示せず)による駆動ローラー11の回転に伴い中間転写ベルト8が反時計回り方向に回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラー対12bから所定のタイミングで駆動ローラー11とこれに隣接して設けられた二次転写ローラー9とのニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送される。転写紙Pが二次転写ニップ部を通過する際に中間転写ベルト8上のフルカラー画像が転写紙P上に二次転写される。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部13へと搬送される。
定着部13に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13aにより加熱および加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、両面搬送路18に送られて両面印字された後に)、排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
画像形成部Pdの下流側であって中間転写ベルト8と対向する位置には画像濃度センサー40が配置されている。画像濃度センサー40としては、一般にLED等から成る発光素子と、フォトダイオード等から成る受光素子を備えた光学センサーが用いられる。中間転写ベルト8上のトナー付着量を測定する際、発光素子から中間転写ベルト8上に形成された各基準画像に対し測定光を照射すると、測定光はトナーによって反射される光、およびベルト表面によって反射される光として受光素子に入射する。
トナーおよびベルト表面からの反射光には正反射光と乱反射光とが含まれる。この正反射光および乱反射光は、偏光分離プリズムで分離された後、それぞれ別個の受光素子に入射する。各受光素子は、受光した正反射光と乱反射光を光電変換して主制御部80(図3参照)に出力信号を出力する。そして、正反射光と乱反射光の出力信号の特性変化からトナー量を検知し、予め定められた基準濃度と比較して現像電圧の特性値などを調整することにより、各色について濃度補正(キャリブレーション)が行われる。
図2は、本実施形態の画像形成装置100に搭載される現像装置3aの側面断面図である。なお、以下の説明では図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aを例示するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、磁性キャリアとトナーとを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤もという)が収納される現像容器23を備えている。現像容器23は仕切壁23aによって攪拌搬送室24、供給搬送室25に区画されている。攪拌搬送室24および供給搬送室25には、トナーコンテナ4a(図1参照)から供給されるトナーを磁性キャリアと混合して攪拌し、帯電させるための攪拌搬送スクリュー26aおよび供給搬送スクリュー26bがそれぞれ回転可能に配設されている。
そして、攪拌搬送スクリュー26aおよび供給搬送スクリュー26bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に搬送され、仕切壁23aの両端部に形成された不図示の現像剤通過路を介して攪拌搬送室24、供給搬送室25間を循環する。即ち、攪拌搬送室24、供給搬送室25、現像剤通過路によって現像容器23内に現像剤の循環経路が形成されている。
現像容器23は図2の右斜め上方に延在しており、現像容器23内において供給搬送スクリュー26bの右斜め上方には現像ローラー30が配置されている。そして、現像ローラー30の外周面の一部が現像容器23の開口部23bから露出し、感光体ドラム1aに対向している。現像ローラー30は、図2において反時計回り方向に回転する。
現像ローラー30は、図2において反時計回り方向に回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された複数の磁極を有するマグネット(図示せず)とで構成されている。なお、ここでは表面がローレット加工された現像スリーブを用いているが、表面に多数の凹形状(ディンプル)を形成したものや、表面がブラスト加工された現像スリーブ、更には、ローレット加工や凹形状の形成に加えてブラスト加工を施したものや、メッキ処理を施したものを用いることもできる。
また、現像容器23には規制ブレード27が現像ローラー30の長手方向(図2の紙面と垂直な方向)に沿って取り付けられている。規制ブレード27の先端部と現像ローラー30の表面との間には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
現像ローラー30には、現像電圧電源43(図3参照)により直流電圧Vdcおよび交流電圧Vacからなる現像電圧が印加される。
図3は、画像形成部Paの制御経路を含む画像形成部Pa周辺の部分拡大図である。以下の説明では画像形成部Paの構成および制御経路について説明するが、画像形成部Pb〜Pdの構成および制御経路についても同様であるため説明を省略する。
現像ローラー30は、直流電圧と交流電圧が重畳された振動電圧を生成する現像電圧電源43に接続されている。現像電圧電源43は、交流定電圧電源43aと、直流定電圧電源43bとを備える。交流定電圧電源43aは、昇圧トランス(図示せず)を用いてパルス状に変調した低圧直流電圧から発生させた正弦波の交流電圧を出力する。直流定電圧電源43bは、昇圧トランスを用いてパルス状に変調した低圧直流電圧から発生させた正弦波の交流電圧を整流した直流電圧を出力する。
現像電圧電源43は、画像形成時には交流定電圧電源43aおよび直流定電圧電源43bから直流電圧に交流電圧を重畳させた現像電圧を出力する。電流検出部44は、現像ローラー30と感光体ドラム1aの間に流れる直流電流値および交流電流値を検出する。
帯電電圧電源45は、帯電装置2aの帯電ローラー21に直流電圧に交流電圧が重畳された帯電電圧を印加する。帯電電圧電源45の構成は現像電圧電源43と同様である。転写電圧電源47は、一次転写ローラー6a〜6d、二次転写ローラー9(図1参照)に、それぞれ一次転写電圧、二次転写電圧を印加する。
クリーニング装置7aは、感光体ドラム1a表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード32と、感光体ドラム1a表面の残留トナーを除去するとともに感光体ドラム1a表面を摺擦して研磨する摺擦ローラー33と、クリーニングブレード32および摺擦ローラー33によって感光体ドラム1aから除去された残留トナーをクリーニング装置7aの外部に排出する搬送スパイラル35と、を含む。
次に、画像形成装置100の制御システムについて図3を参照して説明する。画像形成装置100には、CPU等で構成される主制御部80が設けられている。主制御部80は、ROMやRAM等からなる記憶部70に接続される。主制御部80は、記憶部70に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて画像形成装置100の各部(帯電装置2a〜2d、現像装置3a〜3d、露光装置5、一次転写ローラー6a〜6d、クリーニング装置7a〜7d、二次転写ローラー9、定着部13、現像電圧電源43、電流検出部44、帯電電圧電源45、転写電圧電源47、電圧制御部50等)を制御する。
電圧制御部50は、現像ローラー30に現像電圧を印加する現像電圧電源43、帯電ローラー21に帯電電圧を印加する帯電電圧電源45、一次転写ローラー6a〜6dおよび二次転写ローラー9に転写電圧を印加する転写電圧電源47を制御する。なお、電圧制御部50は、記憶部70に記憶される制御プログラムで構成されていてもよい。
主制御部80には液晶表示部90、送受信部91が接続されている。液晶表示部90は、ユーザーが画像形成装置100の各種設定を行うためのタッチパネルとして機能するとともに、画像形成装置100の状態、画像形成状況や印字枚数等を表示する。送受信部91は、電話回線やインターネット回線を用いて外部との通信を行う。
前述したように、現像ローラー30の表面は感光体ドラム1a〜1dの表面に対して完全に平行ではなく、数十μm程度の振れを持つことがある。そのため、感光体ドラム1a〜1dと現像ローラー30との近接距離(以下、DS間ギャップという)が現像ローラー30の回転周期において変動する。DS間ギャップが変動すると、感光体ドラム1a〜1dと現像ローラー30との間の現像電界が変動することにより、現像ローラー30から感光体ドラム1a〜1dへのトナー供給量が変動する。このように、現像ローラー30の回転周期において感光体ドラム1a〜1dへのトナー供給量が変動すると、印字される画像にピッチムラが発生してしまう。
そこで、本実施形態の画像形成装置100では、現像電圧電源43と現像ローラー30との間に交流電圧を印加したときに流れる交流電流の変動に基づいて直流電圧を補正する現像ローラー振れ補正制御を実行可能としている。
図4は、現像ローラー振れ補正制御を実行しない場合の現像電圧の波形を模式的に示すグラフである。現像電圧は、直流電圧Vdcに交流電圧Vacを重畳させた矩形波の振動電圧である。図4に示すようにDS間ギャップが変動する場合、DS間ギャップが大きい領域(図4のハッチングで表示)では現像電圧が不足し、画像濃度が低下する。一方、DS間ギャップが小さい領域では現像電圧が過剰となり、画像濃度が高くなる。その結果、画像にピッチムラが発生する。
図5は、現像ローラー振れ補正制御を実行した場合の現像電圧の波形を模式的に示すグラフである。図5に示すように、DS間ギャップの変動に合わせて直流電圧Vdcを周期的に変化させることで、交流電圧Vacも直流電圧Vdcに追従して変動する。これにより、DS間ギャップの変動に起因する現像電圧の過不足を解消し、ピッチムラの発生を抑制することができる。
このとき、トナー帯電量が変化すると、トナーの電界応答性が変化するため最適な直流電圧Vdcの補正値が変動する。本実施形態の画像形成装置100では、トナー帯電量を測定し、測定結果を現像ローラー振れ補正制御にフィードバックすることで、トナー帯電量に応じた適切な直流電圧の補正値を算出することができる。
(トナー帯電量の測定)
本実施形態の画像形成装置100では、現像電流とトナー現像量に基づいてトナー帯電量を測定するトナー帯電量測定モードを実行可能である。トナー帯電量測定モードを実行することで、トナー帯電量の実測値に基づいて画像不具合に対する適切な対策を実行可能となる。但し、トナー帯電量測定モードを頻繁に実行すると画像形成装置100の画像形成効率を低下させてしまう。また、印字以外のトナー消費量も増加してしまう。一方、トナー帯電量測定モードの実行間隔が開き過ぎると、その間にトナー帯電量の変化が発生して画像品質を損なう可能性がある。そのため、適切なインターバルでトナー帯電量を測定する必要がある。
そこで本発明では、印字率とトナー帯電量の予測値から印字動作時に流れる現像電流を予測し、現像電流の実測値と予測値との乖離が大きい場合にトナー帯電量測定モードを実行する。
現像電流は、現像ローラー30から感光体ドラム1a〜1dへのトナー現像量(トナー移動量)、およびトナー帯電量に比例する。また、トナー現像量に影響を及ぼすファクターとして、印字率、現像電界(感光体ドラム1a〜1dの表面電位V0と現像ローラー30に印加される直流電圧Vdcとの現像電位差V0−Vdc)、現像領域に存在するトナー量、トナー帯電量、トナー付着力が挙げられる。
ここで、印字率がわかっており、現像電界が一定である場合について考える。この場合、実際の現像電流の変化が印字率から予測される現像電流の変化に比べて大きいとき、現像領域に存在するトナー量、トナー帯電量、トナー付着力のいずれかが変化したことにより、現像電流の変化が予測値よりも大きくなったと推定される。
即ち、印字率から予測される現像電流が実際の現像電流からずれた場合、現像領域に存在するトナー量、トナー帯電量、トナー付着力のいずれかが変化し、トナー現像量が変化したものと予測される。また、現像領域に存在するトナー量は現像剤(トナー)の物性に影響を受けるため、現像剤(トナー)の状態変化が現像電流の変化をもたらしているといえる。そのため、現像電流の実測値と予測値との乖離が大きい場合、現像剤の状態変化が起こっていると考えられる。
そこで、通常の印字動作時の印字率とトナー帯電量の予測値から印字動作時に流れる現像電流を予測する。次に、印字動作時に流れる現像電流を実測し、現像電流の実測値と予測値との乖離が大きい場合は、現像剤に何らかの状態変化が発生していると判断してトナー帯電量測定モードを実行する。
図6は、本実施形態の画像形成装置100におけるトナー帯電量測定モードの制御例を示すフローチャートである。必要に応じて図1〜図3を参照しながら、図6のステップに沿ってトナー帯電量測定モードの実行手順について詳細に説明する。
図6において、カラープリンター100は通常印字モードに設定されており、主制御部80は印字命令を受信したか否かを判定する(ステップS1)。印字命令を受信した場合は(ステップS1でYes)通常の画像形成動作によって印字を実行する(ステップS2)。そして、印字時における非画像部の現像電流の直流成分を測定する(ステップS3)。また、送受信部91を介して送信される画像データに基づいて印字画像の印字率を取得する(ステップS4)。測定された現像電流、取得された印字画像の印字率は記憶部70に記憶される。
次に、主制御部80は印字枚数が所定枚数(例えば100枚)に到達したか否かを判定する(ステップS5)。所定枚数に到達していない場合は(ステップS5でNo)、ステップ1に戻り印字命令の待機状態を継続する。
印字枚数が所定枚数に到達している場合は(ステップS5でYes)、主制御部80はステップS3で測定された現像電流を所定枚数分だけ加算した総現像電流Id1を取得する(ステップS6)。
次に、主制御部80はステップS4で取得された印字率を所定枚数分だけ加算した総印字率と、トナー帯電量の予測値とに基づいて予測現像電流Id2を算出する(ステップS7)。具体的には、総印字率から所定枚数当たりのトナー現像量(トナー移動量)を予測し、予測されたトナー現像量にトナー帯電量の予測値を乗じて予測現像電流Id2を算出する。
なお、印字率からトナー現像量を予測する場合、図2に示したような二成分現像剤を用いる二成分現像方式や、非接触(ジャンピング)現像方式では、画像のエッジ部分ではエッジ以外の部分に比べてトナー現像量が多くなるため、画像のエッジ部分とエッジ以外の部分での現像量の差違を考慮してトナー現像量を予測する。一方、接触一成分現像方式の場合は画像のエッジ部分とエッジ以外の部分での現像量の差違が生じないため、現像量の差違を考慮する必要はない。
トナー帯電量の予測値は、過去のトナー帯電量測定モードで測定されたトナー帯電量の時間推移データから予測される予測ライン(予測式)を用いて決定される。なお、初回のトナー帯電量測定モードの実行前は、予め記憶部70に記憶された予測式を用いてトナー帯電量の予測値を算出し、新たなトナー帯電量の測定値の取得に伴って予測式を順次補正する。
次に、主制御部80は総現像電流Id1と予測現像電流Id2との差分Id1−Id2が上限値M、下限値M′の範囲内であるか否かを判定する(ステップS8)。判定に用いるId1−Id2の上限値M、下限値M′は印字率によって異なり、例えば以下の式(1)、(2)により求められる。
M=α1×印字率[%]・・・(1)
M′=α2×印字率[%]−1・・・(2)
なお、α1、α2は係数であり、現像剤の中心帯電量や現像条件によって異なる。
M>Id1−Id2>M′である場合は(ステップS8でYes)、現像領域での現像剤の状態が安定していると判定し、ステップS1に戻り印字命令の待機状態を継続する。
Id1−Id2≧M、またはId1−Id2≦M′である場合は(ステップS8でNo)、現像領域での現像剤の状態に変化が発生しているものと判定し、トナー帯電量Q/mを測定する(ステップS9)。具体的には、先ず帯電装置2a〜2dにより感光体ドラム1a〜1dを所定の表面電位に帯電させる。次に、露光装置5からの露光によって同一の測定パターンの静電潜像を2つ形成する。そして、形成された静電潜像に現像装置3a〜3dからトナーを供給してトナー像に現像する。このとき、現像ローラー30に印加する現像電圧の交流成分の周波数をf1[Hz]、f2[Hz]の2水準に切り替えて感光体ドラム1a〜1d上に2種類の測定パターンを形成する。
次に、一次転写ローラー6a〜6dに所定の一次転写電圧を印加して中間転写ベルト8上に測定パターンを転写し、転写された測定パターンの濃度を画像濃度センサー40により検知する。2種類の測定パターンの濃度差ΔDを算出し、予め記憶部70に記憶された濃度変化とトナー帯電量との関係を用いてトナー帯電量Q/mを測定する。
なお、トナー帯電量の測定方法は上述した方法に限らず、例えば画像濃度(印字率)の異なる複数の測定パターンを形成し、各測定パターンの現像量差(濃度差)と各測定パターンの形成時に流れる現像電流の差との関係に基づいてトナー帯電量を測定する方法や、同一の測定パターンの静電潜像を現像電圧の交流成分の周波数を切り替えてトナー像に現像して2種類の測定パターンを形成し、各測定パターンの現像量差(濃度差)と各測定パターンの形成時に流れる現像電流の差との関係に基づいてトナー帯電量を測定する方法を用いることもできる。
そして、ステップS9で測定したトナー帯電量を過去の測定値と共に時系列的に並べてトナー帯電量の時間推移データを作成し、トナー帯電量の予測ライン(予測式)を補正する(ステップS10)。その後、ステップS1に戻り、印字命令の待機状態を継続する。
以上説明したように、印字率から予測される現像電流の予測値と実際の現像電流とを比較して現像領域における現像剤の状態を推定し、現像剤に状態変化が発生していると判断された場合にのみトナー帯電量測定モードを実行することで、トナー帯電量測定モードを適切なタイミングで実行することができる。従って、不必要なトナー帯電量測定モードの実行による消費トナーおよび消費電力の増加、画像形成効率の低下を極力抑制しつつ、トナー帯電量を精度よく把握して現像ローラー振れ補正制御にフィードバックすることができる。
(現像ローラー振れ補正制御)
図7は、本実施形態の画像形成装置100における現像ローラー振れ補正制御の一例を示すフローチャートである。必要に応じて図1〜図3、および図6を参照しながら、図7のステップに沿って現像ローラー振れ補正制御の実行手順について詳細に説明する。
図7において、画像形成装置100は現像ローラー振れ補正モードに設定されており、主制御部80は電圧制御部50に制御信号を送信し、現像電圧電源43から現像ローラー30に交流電圧Vacのみを印加する(ステップS1)。そして、現像ローラー30と感光体ドラム1a〜1dとの間に流れる交流電流Iacを電流検出部44により検出する(ステップS2)。
次に、主制御部80は、検出された交流電流Iacの変動量ΔIacが所定値I1以上であるか否かを判定する(ステップS3)。ΔIac≧I1である場合は(ステップS3でYes)、DS間ギャップの変動が発生していると推定されるため、直流電圧Vdcの補正量を算出する(ステップS4)。Vdcの補正量は、記憶部70に記憶されたΔIacとVdcとの関係(テーブルまたは補正式)に基づいて決定される。
次に、主制御部80は、トナー帯電量に基づいて直流電圧Vdcの補正量を変更する(ステップS5)。トナー帯電量は図6に示した手順で測定され、測定されたトナー帯電量は記憶部70に記憶される。その後、補正された直流電圧Vdcにより現像電圧が決定される(ステップS6)。
一方、ステップS3でΔIac<I1である場合は(ステップS3でNo)、DS間ギャップの変動が発生していないと推定されるため、直流電圧Vdcの補正を行わずに現像電圧が決定される(ステップS6)。
図7に示した制御によれば、現像ローラー振れ補正制御を実行して直流電圧の補正値を決定する際に、トナー帯電量に基づいて直流電圧の補正値を最適化することで、トナー帯電量に応じた適切な直流電圧の補正値を算出することができる。従って、現像ローラー30の振れによるDS間ギャップの変動に伴うピッチムラの発生を効果的に抑制することができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では二成分現像剤を担持する現像ローラー30を備えた二成分現像式の現像装置3a〜3dを備えた画像形成装置100について説明したが、現像装置は二成分現像式に限定されるものではない。例えば、トナーのみからなる一成分現像剤を用いる一成分現像式の現像装置を備えた画像形成装置100においても本発明を同様に適用可能である。
特に、磁性トナーのみからなる磁性一成分現像剤を用いる磁性一成分現像式の現像装置では、トナー帯電性が弱く、帯電安定性も低いため、ピッチムラが発生し易い。そのため、本発明は、後述する実施例で用いた磁性一成分現像方式の現像装置において有用な技術となる。
また、上記実施形態では画像形成装置100として図1に示したようなカラープリンターを例に挙げて説明したが、カラープリンターに限らず、モノクロおよびカラー複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等の他の画像形成装置であってもよい。以下、実施例により本発明の効果について更に詳細に説明する。
現像ローラー振れ補正制御における直流電圧Vdcの補正量とトナー帯電量との関係についての検証試験を行った。試験機の条件としては、アモルファスシリコン(a−Si)感光層を有する感光体ドラムを用い、プロセス速度を30枚/minとした。
現像装置は、平均粒子径8.0μmの正帯電性トナーを用いた磁性一成分現像方式の現像装置を用い、現像ローラーと感光体ドラムの周速比を1.5(対向位置でウィズ回転)、現像ローラーと感光体ドラム間の距離(DS間ギャップ)を0.3mmとし、現像ローラーの振れ幅を±20μmとした。現像ローラーには、現像電圧として150Vの直流電圧Vdcに、周波数3.0kHz、Vpp=1200V、Duty=50%の矩形波の交流電圧Vacを重畳した電圧を印加した。
試験方法としては、常温常湿環境(25℃、50%)で帯電量2μC/g、4μC/g、6μC/g、8μC/gのトナーを現像装置にインストールし、現像ローラー振れ補正制御における直流電流Vdcの補正量を変化させて印字率4%のハーフ画像を1k枚連続印字したときの濃度ムラを目視により評価した。
濃度ムラの評価基準は、最も悪い状態をランク1、最も良い状態をランク5とした5段階評価を行い、画質基準をランク3とした。評価結果を図8に示す。
図8において、帯電量が8μC/gのトナーを用いた場合を●のデータ系列で示し、近似曲線を実線で示す。同様に、帯電量が6μC/g、4μC/g。2μC/gのトナーを用いた場合を、それぞれ○、△、□のデータ系列で示し、それぞれの近似曲線を破線、点線、一点鎖線で示す。
図8から明らかなように、帯電量が8μC/g、6μC/g、4μC/g。2μC/gのトナーを用いた場合は、Vdcの補正量をそれぞれ8V、10V、13V、17Vとすることで、濃度ムラのランクが最も良好となった。この結果より、トナー帯電量に応じた最適なVdcの補正量(ピーク位置)が存在することが確認された。具体的には、トナー帯電量が小さくなるほどVdcの補正量を大きくする必要があった。この理由は、トナー帯電量が小さくなると電界応答性が低下し、トナーの移動に大きな現像電圧が必要となるためであると考えられる。
現像ローラー振れ補正制御を実行し、トナー帯電量に基づいて直流電圧Vdcの補正量を変更した場合の濃度ムラの抑制効果についての検証試験を行った。試験方法としては、実施例1と同様の試験機を用いて印字率20%のハーフ画像を300k枚連続印字し、図7に示した現像ローラー振れ補正制御を実行し、トナー帯電量に基づいて直流電圧Vdcの補正量を変更した場合(本発明)と、直流電圧Vdcの補正量を変更せずに現像ローラー振れ補正制御を実行した場合(比較例)について、50k枚毎に濃度ムラを目視により評価した。濃度ムラの評価基準は実施例1と同様にランク1〜ランク5までの5段階評価とした。結果をトナー帯電量の推移と併せて表1に示す。
Figure 2021096273
試験の結果、現像ローラー振れ補正制御を実行し、トナー帯電量に基づいて直流電圧Vdcの補正量を変更した本発明では、300k枚の連続印字後においても濃度ムラがランク3であり、画質基準を満たしていた。一方、直流電圧Vdcの補正量を変更せずに現像ローラー振れ補正制御を実行した比較例では、150k枚の連続印字を行った時点で濃度ムラがランク2となり、画質基準を下回った。
以上の結果より、トナー帯電量に応じてVdcの補正量を変更する本発明では、Vdcの補正量を変更しない比較例に比べて、耐久印字によりトナー帯電量が低下した場合でも濃度ムラを効果的に抑制できることが確認された。
本発明は、現像剤を担持する現像剤担持体を有する現像装置に利用可能である。本発明の利用により、交流電圧に重畳される直流電圧を制御して現像剤担持体の振れによる画像の濃度ムラを抑制する際の、直流電圧の補正量を適正化可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 現像装置
5 露光装置
6a〜6d 一次転写ローラー
8 中間転写ベルト
9 二次転写ローラー
30 現像ローラー(現像剤担持体)
40 画像濃度センサー
43 現像電圧電源
43a 直流定電圧電源
43b 交流定電圧電源
44 電流検出部
50 電圧制御部
70 記憶部
80 主制御部(制御部)
90 液晶表示部
91 送受信部
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. 表面に感光層が形成された像担持体と、
    前記像担持体を帯電させる帯電装置と、
    前記帯電装置により帯電された前記像担持体を露光することにより静電潜像を形成する露光装置と、
    前記像担持体に対向配置され、トナーを含む現像剤を担持する現像剤担持体を有し、前記像担持体に形成された前記静電潜像に前記トナーを付着させてトナー像を形成する現像装置と、
    を含む画像形成部と、
    前記現像剤担持体に直流電圧に交流電圧を重畳した現像電圧を印加する現像電圧電源と、
    前記現像剤担持体に前記現像電圧を印加したときに流れる直流電流および交流電流を検出する電流検出部と、
    前記画像形成部および前記現像電圧電源を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記制御部は、
    前記現像剤担持体に前記交流電圧を印加したときに流れる前記交流電流を前記電流検出部により検出し、検出された前記交流電流の変化量に基づいて前記直流電圧を補正する前記現像剤担持体の振れ補正制御を実行可能であり、
    前記現像装置内のトナー帯電量に基づいて前記振れ補正制御における前記直流電圧の補正量を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記トナー帯電量が小さくなるにつれて前記振れ補正制御における前記直流電圧の補正量を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、画像形成時に前記電流検出部により検出される現像電流Id1と、形成される画像の印字率とトナー帯電量の予測値とに基づいて予測される予測現像電流Id2と、の差分Id1−Id2が上限値M以上、または下限値M′以下であるとき、前記現像装置内の前記トナー帯電量を測定するトナー帯電量測定モードを実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記印字率に基づいて前記上限値Mおよび前記下限値M′を変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、所定の印字枚数分だけ加算された前記現像電流Id1を取得するとともに、前記印字率を所定の印字枚数分だけ加算した総印字率と、前記トナー帯電量の予測値とに基づいて前記予測現像電流Id2を算出することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー帯電量を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記トナー帯電量の時間推移データに基づいて前記トナー帯電量の予測式を作成し、前記予測式から算出される前記トナー帯電量の予測値を用いて前記予測現像電流Id2を予測することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記現像装置は、前記現像剤として磁性トナーのみからなる磁性一成分現像剤を用いる一成分現像方式であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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