JP2021096005A - 排気配管及び排気設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、放熱の抑制および消費電力の削減が可能な排気配管を提供する。【解決手段】製造装置20の排気装置21と除害装置30との間に位置し、排気装置21から排出される排ガスの温度を除害装置30に到達するまで所要の温度に維持する排気配管1であって、排気装置21と除害装置30との間に位置し、保温機構を有する主配管2と、所要の温度以上の気体を主配管2内に供給する、少なくとも1以上の気体供給口P1,P2と、を備え、気体供給口P1が排気装置21の二次側に位置する、排気配管1を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、排気配管及び排気設備に関する。
各種メモリー、CMOSセンサー、液晶や太陽電池などの半導体産業では、CVD装置などの成膜装置やエッチング装置等の製造装置が用いられる。また、これらの製造装置では、原料ガスやエッチングガスとして、Cl、BCl、HBr、HCl、SF、CF、HF、COF、ClF、NH、POCl、SiCl、SiF、GeCl、Fなどの化合物のガスが使用される。これらの化合物は有害であり、大気中にそのまま放出することができないため、製造装置の二次側には、製造装置から排気される排ガス中に含まれる有害な化合物を除害(処理)するための除害装置が設けられている。
一般的に、これらの製造装置は、排ガスを装置外に排気するために真空ポンプ等の排気装置を有する。また、製造装置の排気装置と除害装置との間には、排気配管が位置する。排気配管は、排気装置によって製造装置から排出された排ガスを除害装置まで供給する流路となる。
排気配管内には、排ガスとして反応性の高い化合物を含むガスが流れる。排気配管内の排ガスの温度が低下すると、排ガス中に含まれる化合物が凝縮したり、内壁に吸着したりして、排気配管内に化合物が残存する。また、排気配管内には、複数の種類の排ガスが交互に流れる。ここで、排気配管内に反応性の高い化合物が残存した状態で、この化合物と反応性を有する化合物を含む排ガスが流れた場合、排気配管内で固体成分が析出して配管を閉塞するおそれがある。
このため、製造装置の排気装置と除害装置との間に位置する排気配管は、所要の温度を維持するように保温される。排気配管の保温技術として、特許文献1には、内管と外管とからなる二重管を用い、熱交換によって排気ガスを保温して水分結露を抑制するための技術が開示されている。また、特許文献2には、形状が複雑な対象物を保温するための断熱部材の成形方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1及び2に開示された排気配管の保温技術では、実測値としてその効果を発揮することができず、排気配管を所要の温度に維持することが困難な場合があった。特に、製造装置の排気装置と除害装置とが離れており、長い配管長となる排気配管で顕著であった。
そこで、排気配管内の排ガス温度を所要の温度以上に保つために、排気配管の外側にヒータを設けて排気配管内の排ガスを加温する技術が知られている。例えば、図4及び図5に示すように、従来の排気設備110は、主配管102の外周面にトレースヒータ107を直接巻き付け、トレースヒータ107の外側にトレースヒータ107の全体を覆うように保温材104を巻きつける排気配管101を備える。排気設備110によれば、上述した構成の排気配管101を備えるため、主配管102内の排ガス温度を所要の温度以上に保ちつつ、主配管102から外部環境への放熱を抑制できる。
特開2003−269715号公報 特開2006−162038号公報
しかしながら、従来の排気配管101では、主配管102内の排ガス温度を所要の温度以上に保つためにトレースヒータ107を用いるため、消費電力が大きいという課題があった。また、主配管102の外周面にトレースヒータ107を巻き付けるため、主配管102と保温材104との間の隙間108から設置環境への放熱を充分に抑制できず、設置環境の空調への負荷が高いという課題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、放熱の抑制および消費電力の削減が可能な排気配管及び排気設備を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を備える。
[1] 製造装置の排気装置と除害装置との間に位置し、前記排気装置から排出される排ガスの温度を前記除害装置に到達するまで所要の温度に維持する排気配管であって、
前記排気装置と前記除害装置との間に位置し、保温機構を有する主配管と、
前記所要の温度以上の気体を前記主配管内に供給する、少なくとも1以上の気体供給口と、を備え、
前記気体供給口の1つが、前記排気装置の二次側に位置する、排気配管。
[2] 前記気体供給口を2以上有し、
前記気体供給口同士が、所要の間隔を空けて前記主配管に配置される、前項[1]に記載の排気配管。
[3] 前記気体を所要の温度以上に加熱する、1以上の気体加熱器を有する、前項[1]又は[2]に記載の排気配管。
[4] 前記気体が、窒素ガスである、前項[1]乃至[3]のいずれかに記載の排気配管。
[5] 前記保温機構が、前記主配管の外周面に直接接するように被覆する断熱材である、前項[1]乃至[4]のいずれかに記載の排気配管。
[6] 前記主配管の長さが、5m以上である、前項[1]乃至[5]のいずれかに記載の排気配管。
[7] 製造装置の排気装置と、
前記排気装置の二次側に位置する除害装置と、
前記排気装置と前記除害装置との間に位置し、前記排気装置と前記除害装置とに連結される、前項[1]乃至[6]のいずれかに記載の排気配管と、を備える排気設備。
本発明の排気配管、及び排気設備は、簡易な構成により、放熱の抑制および消費電力の削減が可能である。
本発明の一実施形態である排気配管及び排気設備の構成を示す系統図である。 本発明の他の実施形態の排気配管、及び排気設備の構成を示す系統図である。 本発明の排気配管及び排気設備を用いた実施例を説明する模式図である。 従来の排気設備の構成を示す系統図である。 従来の排気配管の構成を示す断面模式図である。
以下、本発明を適用した一実施形態である排気配管の構成について、その排気配管を用いる排気設備と併せて、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
先ず、本発明の一実施形態として、例えば図1に示す排気配管1を備える排気設備10について説明する。
なお、図1は、排気配管1及び排気設備10の構成を示す系統図である。
本実施形態の排気設備10は、図1に示すように、製造装置20の排気装置21と、排気装置21の二次側に位置する除害装置30と、排気配管1と、を備える。排気設備10は、排気装置21から排出される排ガスの温度を所要の温度に維持したまま、除害装置30に供給するものである。
製造装置20は、本実施形態の排気設備10の処理対象となる排ガスを排出する装置であれば、特に限定されない。製造装置20としては、CVD装置などの成膜装置、エッチング装置、エピタキシャル成長装置等が挙げられる。
排ガス中に含まれる化合物は、特に限定されない。排ガス中に含まれる化合物としては、Cl、BCl、HBr、HCl、SF、CF、HF、COF、ClF、NH、POCl、SiCl、SiF、GeCl、Fなどが挙げられる。
排気装置21は、製造装置20の一部である。排気装置21は、例えば、真空排気管22等の排気管(配管)を介して排気装置21と接続されている。排気装置21は、製造装置20から不要な成分を排ガスとして排出する装置であれば、特に限定されない。排気装置21としては、油回転式やメカニカルブースター、ターボ分子など真空排気を目的とする真空ポンプや、排気ブロワ等が挙げられる。
除害装置30は、有害物質の除去処理が可能な装置であれば、特に限定されない。除害装置30としては、処理条件に応じて多種多様なものを用いることができる。例えば、除害装置30としては、触媒や化学吸着を用いた乾式除害装置、ヒータや燃焼式等の加熱式除害装置、化学薬品等の溶液を用いた湿式除害装置等が挙げられる。なお、除害装置30は、2種以上の装置が組み合わせて構成されていてもよい。
排気配管1は、製造装置20の排気装置21と除害装置30との間に位置し、排気装置21から排出される排ガスの温度を除害装置30に到達するまで所要の温度に維持する配管である。排気配管1は、排気装置21と除害装置30との間に位置する主配管2と、主配管2内の排ガスの温度を上昇させる1以上の加温機構3とを備える。
主配管2の材質は、一般的にガス配管設備に利用されるものであれば、特に限定されない。このような主配管2としては、例えば、ステンレス鋼、銅、銅合金、ニッケル合金、チタン、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属管;ポリ塩化ビニル(PVC)、塩素化ポリ塩化ビニル(CPVC)、ポリエチレン(PE)、繊維強化プラスチック(GRP)等の非金属管が挙げられる。これらの中でも、耐食性や耐熱性、経済性等の観点から、ステンレス鋼を用いることが好ましい。
主配管2の長さ及び管径は、一般的にガス配管設備に利用されるものであれば、特に限定されない。主配管2としては、一般的にガス配管設備に利用される規格の長さ及び管径から適宜選択することができる。
主配管2の長さは、特に限定されず、排気装置21と除害装置30との距離に応じて適宜選択できる。主配管2の直線長さが、一般的なガス管一本分の長さの規格値(4000mm、5500mm)を超える場合や、エルボ継手を必要とする場合は、二本以上のガス管を溶接あるいは継手により接合して用いてもよい。
主配管2は、保温機構4を有する。保温機構4は、主配管2からの放熱を抑制できるものであれば、特に限定されない。保温機構4としては、ガス配管設備に利用される一般的な真空二重配管、グラスウール、真空断熱材、シリコンスポンジなど発泡樹脂の断熱材等が挙げられる。これらの中でも、放熱抑制及び経済性の観点から、主配管2の外周面に直接接するように被覆するグラスウール等の断熱材を用いることが好ましい。
加温機構3は、主配管2に合流する副配管5と、副配管5に位置する気体加熱器6とを有する。
副配管5は、主配管2内に所要温度に加熱された気体を供給するための配管である。副配管5としては、主配管2と同様の材質、長さ、管径を用いることができる。
副配管5の一端は、主配管2と連通するように接続されている。なお、副配管5と主配管2との合流点が気体供給口P(P1,P2・・・)となる。副配管5の他端は、図示略の気体供給源と接続されている。
気体供給源から供給される気体は、主配管2内の排ガス中に含まれる成分と反応しないガスであれば、特に限定されない。このような気体としては、窒素ガス、Heガス、Arガス、Neガス等の不活性ガスが挙げられる。これらの不活性ガスの中でも、経済性の観点から、窒素ガスを用いることが好ましい。
気体加熱器6は、副配管5に位置し、副配管5内の気体を所要の温度となるように加熱する。気体加熱器6は、配管内の気体を加熱できるものであれば、特に限定されない。気体加熱器6としては、シーズヒータ、シェル&チューブ式ヒータ、ハロゲンランプ式ヒータ等が挙げられる。
本実施形態の排気配管1は、図1に示すように、主配管2に対して2つの加温機構3を有する。すなわち、主配管2に対して2本の副配管5が接続されており、2つの気体供給口P1,P2を有する。
2つの気体供給口P1,P2のうち、主配管2の流れ方向に対して最も上流側(一次側)の気体供給口P1は、排気装置21の二次側に位置する。具体的には、気体供給口P1は、排気装置21と主配管2との接続部付近に設けることが好ましい。これにより、排気装置21から排出される排ガスの温度が目標温度に満たない場合でも、加温機構3によって所要の温度に加熱された気体と混合して加温できるため、主配管2内に目標温度以上に加温された排ガスを流すことができる。
気体供給口P1,P2は、主配管2の長さ方向に対して所要の間隔を空けて配置される。気体供給口P1,P2の間隔は、特に限定されるものではなく、主配管2の放熱抑制能力に応じて主配管2内の排ガスを加温する位置を算出して設定することができる。気体供給口P1の二次側に位置する気体供給口P2は、主配管2を構成する排気管が規格されたものである場合、施工しやすさの観点から、排気管同士の継ぎ目に位置することが好ましい。
本実施形態の排気配管1によれば、一般的な保温機構4を有する主配管2と、主配管2内の排ガスに入熱する1以上の加温機構3とを有し、主配管2内に所要の温度以上の気体を供給して主配管2内の排ガスを加温するため、簡易な構成により、排気装置21から排出される排ガスの温度を除害装置30に到達するまで所要の温度以上に維持できる。
また、本実施形態の排気配管1によれば、主配管2内の排ガスに入熱する加温機構3を2以上有し、主配管2の長さ方向において所要の間隔を空けて配置されるため、主配管2の耐熱温度に制限がある場合や主配管2の長さが5m以上の場合に、保温抑制効果および経済性の点で大きな効果を奏する。
本実施形態の排気設備10によれば、排気配管1の構成において、主配管2の外側にトレースヒータを巻くことなく、簡易な構成により、放熱の抑制および消費電力の削減が可能である。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態の排気設備10及び排気配管1では、加温機構3として、主配管2に合流する副配管5と副配管5に位置する気体加熱器6とを有する構成を一例として説明したが、これに限定されない。
図2に示すように、加熱された窒素ガス等の気体を供給する加温機構3にかえて、主配管2に直接取り付けられたガス加熱器46を有する加温機構43を用いる構成であってもよい。加温機構43を有する排気配管41、及びこの排気配管41を備える排気設備40によれば、上記実施形態の排気配管1及び排気設備10と同様の効果が得られる。なお、この場合でも、主配管2が長くなる場合、2つ以上のガス加熱器46を主配管2の長さ方向に所要の間隔を空けて設置してもよい。
また、上述した実施形態の排気配管1及び排気設備10では、加温機構3を2つ有する構成を一例として説明したが、加温機構3の数は、1つであってもよいし、2以上であってもよい。
また、上述した実施形態の排気配管1及び排気設備10では、1つの加温機構3において1つの副配管5に気体加熱器6を1つずつ有する構成を一例として説明したが、2つの副配管5に共用されるように気体加熱器6を1つ有する構成であってもよい。
以下、実施例と比較例とにより、本発明の効果を具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例及び比較例では、真空ポンプ(排気装置)から排出される排気ガス(主成分N;流量120NL/min)が断熱圧縮により150℃で排気された場合を想定し、120℃以上の温度に維持して除害装置30に供給する場合について比較検討する。
なお、真空ポンプからの排ガス中にアンモニアが含まれる場合、排ガスの温度が低下すると配管の内壁面にアンモニアが吸着し、珪フッ化アンモニウム等が析出するおそれあるため、管理温度の閾値は120℃とされることがある。
<実施例>
図1に示す構成の排気設備10及び排気配管1を用いた。
主配管2は、2本の排気管(SUS304,Sch10,50A,L=4000)を接続し、長さ8mとした。
保温機構4は、グラスウール(旭ファイバーグラス株式会社製、「GWP−ALK」)を用い、主配管2を構成する排気管の外周面を直接接するように被覆し、それぞれ厚さ40mmとした。
加温機構3を構成する気体加熱器6は、ハロゲンランプ式ヒータ(株式会社アクセス社製、「HNG−COMPACT II」)を用いた。
図3に示すように、本発明の排気設備10及び排気配管1では、先ず、主配管2の一端側に位置する気体供給口P1において、真空ポンプ21から排出される排気(流量120NL/min;温度150℃)と、加温機構3から供給される高温窒素ガス(流量45NL/min;温度250℃)とを混合し、混合ガス(流量165NL/min;温度170℃)として主配管2に供給した。
なお、気体供給口P1と気体供給口P2とは、主配管2の長さ方向において4m離れている。主配管2を流れる混合ガスの温度は、気体供給口P1における170℃から、気体供給口P2において135℃まで低下した。
次に、主配管2を構成する長さ4mの排気管同士の接続部に位置する気体供給口P2において、気体供給口P2の一次側を流れる混合ガス(流量165NL/min;温度135℃)と、加温機構3から供給される高温窒素ガス(流量45NL/min;温度250℃)とを混合し、混合ガス(流量210NL/min;温度155℃)として気体供給口P2の二次側(主配管2)に供給した。
なお、気体供給口P2と除害装置30とは、主配管2の長さ方向において4m離れている。主配管2を流れる混合ガスの温度は、気体供給口P2における155℃から、除害装置30において135℃まで低下した。
以上のように、本発明の排気設備10及び排気配管1によれば、真空ポンプ(排気装置)21から排出される排ガスの温度を120℃以上に維持して除害装置30に供給できることを確認した。
なお、排気配管1における放熱量は、702Wであった。また、排気設備10における消費電力は、636Wであった。
<比較例>
図4及び図5に示す構成の排気設備110及び排気配管101を用いた。
主配管102は、実施例と同様に、2本の排気管(SUS304,Sch10,50A,L=4000)を接続し、長さ8mとした。
主配管102において、真空ポンプ21側から全長8mをトレースヒータ(株式会社ヤガミ社製、「YSH28−1」)107を巻き付けた。なお、トレースヒータ107を巻き付ける間隔は、およそ40mmとした。
保温機構104は、グラスウール(旭ファイバーグラス株式会社製、「GWP−ALK」)を用い、主配管102の外周に巻き付けたトレースヒータ107を覆うように、厚さ40mmとなるように被覆した。
排気設備110及び排気配管101では、先ず、主配管102の一端側から、真空ポンプ21から排出される排気(流量120NL/min;温度150℃)を供給した。
次いで、トレースヒータ107によって主配管102の外側から排ガスを加熱した。
次に、主配管102の他端側から排出される排気(流量120NL/min;温度125℃)を除害装置30に供給した。
以上のように、排気設備110及び排気配管101によれば、真空ポンプ(排気装置)21から排出される排ガスの温度を120℃以上に維持して除害装置30に供給できることを確認した。
なお、排気配管101における放熱量は、660Wであった。また、排気設備110における消費電力は、442Wであった。
<比較検証>
比較例の排気配管101と比較して、実施例の排気配管1は、放熱量を6%程度削減することができた。また、消費電力について、31%程度削減することができた。
1,41・・・排気配管
2・・・主配管
3,43・・・加温機構
4・・・保温機構
5・・・副配管
6・・・気体加熱器
10,40・・・排気設備
20・・・製造装置
21・・・排気装置
22・・・真空排気管
30・・・除害装置
P,P2,P2・・・気体供給口

Claims (7)

  1. 製造装置の排気装置と除害装置との間に位置し、前記排気装置から排出される排ガスの温度を前記除害装置に到達するまで所要の温度に維持する排気配管であって、
    前記排気装置と前記除害装置との間に位置し、保温機構を有する主配管と、
    前記所要の温度以上の気体を前記主配管内に供給する、少なくとも1以上の気体供給口と、を備え、
    前記気体供給口の1つが、前記排気装置の二次側に位置する、排気配管。
  2. 前記気体供給口を2以上有し、
    前記気体供給口同士が、所要の間隔を空けて前記主配管に配置される、請求項1に記載の排気配管。
  3. 前記気体を所要の温度以上に加熱する、1以上の気体加熱器を有する、請求項1又は2に記載の排気配管。
  4. 前記気体が、窒素ガスである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の排気配管。
  5. 前記保温機構が、前記主配管の外周面に直接接するように被覆する断熱材である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の排気配管。
  6. 前記主配管の長さが、5m以上である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の排気配管。
  7. 製造装置の排気装置と、
    前記排気装置の二次側に位置する除害装置と、
    前記排気装置と前記除害装置との間に位置し、前記排気装置と前記除害装置とに連結される、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の排気配管と、を備える排気設備。
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