JP2021094989A - 内外装検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダミー車体の組み替え作業を容易かつ円滑に行うことができる、内外装検査装置を提供すること。【解決手段】第1モデル21と第2モデル22R、22Lとを含む複数のモデルが互いに所定の位置関係にて配設されることにより構成されるダミー車体2に、車両の内外装材3を仮組付けして、内外装材3の各部とダミー車体2の各部との間の相対位置関係、及び複数の内外装材3の各部の間の相対位置関係の少なくとも一方を検査するための、内外装検査装置1。内外装検査装置1は、第1モデル21を配設する定盤11と、定盤11に固定された保持搬送機12と、を有する。保持搬送機12は、複数種類の第2モデル22R、22Lを保持しつつ、複数種類の第2モデル22R、22Lのうちの一つを選択して第1モデル21に対して配置することができるよう構成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、計器パネル、ドアミラー等の内外装材をダミー車体に仮組付けして、各部の間の相対位置関係を検査するための、内外装検査装置に関する。
例えば、特許文献1には、計器パネル、エアコン、ドアトリム、シート等の内装材、及び、ドアミラー、フロントガラス、リアガラス等の外装材を、ダミー車体に仮組付けして、これら相互間の組付け寸法精度等を検査するための、自動車内・外装材の検査治具が開示されている。そして、ダミー車体は、フロアモデル、ダッシュモデル、ボデーサイドモデル等、複数のモデルを組み合わせて構成される。
特開2000−142511号公報
しかしながら、上記のような検査治具を用いた検査方法においては、車体の形状が一部でも異なる場合の検査を行うにあたっては、少なくとも一部のモデルを取り換えて、ダミー車体を組み替えなければならない。例えば、同じ車種でも、右ハンドル車と左ハンドル車とでは、ダッシュパネル等の形状が異なる。それゆえ、右ハンドル車の内外装検査と、左ハンドル車の内外装検査とは、ダッシュパネルモデルを取り換えて、ダミー車体を組み替えて行う必要がある。
かかる観点から、モデルの取り換え作業すなわちダミー車体の組み替え作業を容易かつ円滑に行うことができる装置が要望される。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、ダミー車体の組み替え作業を容易かつ円滑に行うことができる、内外装検査装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、第1モデルと第2モデルとを含む複数のモデルが互いに所定の位置関係にて配設されることにより構成されるダミー車体に、車両の内外装材を仮組付けして、該内外装材の各部と上記ダミー車体の各部との間の相対位置関係、及び複数の上記内外装材の各部の間の相対位置関係の少なくとも一方を検査するための、内外装検査装置であって、
上記第1モデルを配設する定盤と、
上記定盤に固定された保持搬送機と、を有し、
上記保持搬送機は、複数種類の上記第2モデルを保持しつつ、複数種類の上記第2モデルのうちの一つを選択して上記第1モデルに対して配置することができるよう構成されている、内外装検査装置にある。
上記内外装検査装置は、上記保持搬送機を備える。そして、保持搬送機は、複数種類の上記第2モデルを保持しつつ、複数種類の上記第2モデルのうちの一つを選択して上記第1モデルに対して配置することができるよう構成されている。これにより、複数種類の第2モデルを、容易かつ円滑に、第1モデルに対して組み替えることができる。つまり、ダミー車体の組み替え作業を容易かつ円滑に行うことができる。
以上のごとく、上記態様によれば、ダミー車体の組み替え作業を容易かつ円滑に行うことができる、内外装検査装置を提供することができる。
実施例1における、右ハンドル車用の内外装検査方法の概念図。 実施例1における、左ハンドル車用の内外装検査方法の概念図。 実施例1における、右ハンドル車用のダミー車体の概念図。 実施例1における、左ハンドル車用のダミー車体の概念図。 実施例1における、内外装検査装置の側面説明図。 実施例1における、内外装検査装置の正面説明図。 実施例1における、内外装検査装置の平面説明図。 実施例1における、内外装検査装置の使用方法の説明図であって、第1モデルと複数の第2モデルを配置した状態の側面説明図。 実施例1における、内外装検査装置の使用方法の説明図であって、一方の第2モデルを第1モデルに組み付けた状態の側面説明図。 実施例1における、内外装検査装置の使用方法の説明図であって、保持搬送機を回動させる状態を示す側面説明図。 実施例1における、内外装検査装置の使用方法の説明図であって、他方の第2モデルを第1モデルに対向配置した状態の側面説明図。 実施例1における、内外装検査装置の使用方法の説明図であって、他方の第2モデルを第1モデルに組み付けた状態の側面説明図。 実施例1における、複数の第2モデルを保持搬送機に保持させた状態の正面説明図。 実施例1における、複数の第2モデルを保持搬送機に保持させた状態の平面説明図。
上記態様の内外装検査装置を用いて組立てたダミー車体に仮組付けされる内外装材としては、車体の内部に取り付けられる内装材、及び、車体の外部に取り付けられる外装材がある。内装材としては、例えば、計器パネル、エアコン、ステアリング、フロアカーペット、トリム類、シート類、ワイヤーハーネス等が挙げられる。外装材としては、例えば、ドアミラー、フロントガラス、リアガラス、ルーフ、バンパー等が挙げられる。
上記保持搬送機は、上記第2モデルを上記第1モデルに対して進退させる進退機構と、後退位置において上記第2モデルの向きを回動させる回動機構と、を有することが好ましい。この場合には、複数の第2モデルを、第1モデルに対して容易に組み替えることができる。なお、第2モデルが2種類の場合は、回動機構は、例えば、180°の回動動作を行うことが考えられる。また、第2モデルが3種類の場合は、回動機構は、例えば、120°の回動動作を行うことが考えられる。すなわち、回動機構による回動動作の仕方は、適宜設定することができる。
また、上記第2モデルとしては、右ハンドル車用と左ハンドル車用との2種類があるものとすることができる。この場合には、右ハンドル車と左ハンドル車とについて、ダミー車体の組み替えを容易に行うことができる。
また、上記第1モデルは車両本体モデルであり、上記第2モデルはダッシュパネルモデルであるものとすることができる。すなわち、例えば、車両本体の形状は1種類であるが、ダッシュパネルの形状が複数種類存在する場合において、複数種類のダッシュパネルに対応して、内外装検査を容易に行うことができる。
上記内外装材は、計器パネルであるものとすることができる。すなわち、ダッシュパネルに組み付ける内外装材として、計器パネルを挙げることができる。この場合、車両本体モデルに対して、異なる種類のダッシュパネルモデルを組み付けて、計器パネルを仮配置したときの計器パネルとその他の部位との相対位置関係を、効率的に検査することができる。
(実施例1)
内外装検査装置の実施例につき、図1〜図14を用いて説明する。
本例の内外装検査装置1は、図1、図2に示すごとく、ダミー車体2に、車両の内外装材3を仮組付けして、内外装材3の各部とダミー車体2の各部との間の相対位置関係、及び複数の内外装材3の各部の間の相対位置関係の少なくとも一方を検査するための装置である。図3、図4に示すごとく、ダミー車体2は、第1モデル21と第2モデル22R、22Lとを含む複数のモデルが互いに所定の位置関係にて配設されることにより構成される。
内外装検査装置1は、図5〜図7に示すごとく、第1モデル21を配設する定盤11と、定盤11に固定された保持搬送機12と、を有する。保持搬送機12は、複数種類の第2モデル22R、22Lを保持しつつ、複数種類の第2モデル22R、22Lのうちの一つを選択して第1モデル21に対して配置することができるよう構成されている。
保持搬送機12は、進退機構121と、回動機構122と、を有する。進退機構121は、第2モデル22R、22Lを第1モデル21に対して進退させる機構である(図8、図9参照)。回動機構122は、後退位置において第2モデル22R、22Lの向きを回動させる機構である(図8、図10、図11参照)。
本例においては、第1モデル21は車両本体モデルであり、第2モデル22R、22Lはダッシュパネルモデルである。そして、内外装材3の少なくとも一つは、内装材であって、計器パネルである。また、本例において、第2モデル22R、22Lとしては、右ハンドル車用と左ハンドル車用との2種類がある。
すなわち、本例の内外装検査装置1は、例えば、同一車種の右ハンドル車と左ハンドル車とにおける内外装検査を効率的に行うことを可能とするものである。同一車種における右ハンドル車と左ハンドル車とにおいて、車両本体部分は同じ形状を有する場合がある。しかし、かかる場合においても、右ハンドル車と左ハンドル車とにおいて、ダッシュパネルは形状が異なる。また、計器パネルも、右ハンドル車と左ハンドル車とでは、形状が異なる。そこで、右ハンドル車のダッシュパネルを模したダッシュパネルモデル(第2モデル22R)と、左ハンドル車のダッシュパネルを模したダッシュパネルモデル(第2モデル22L)との双方を用意しておく必要がある(図1〜図4参照)。一方、車両本体を模した車両本体モデル(第1モデル21)は、右ハンドル車用と左ハンドル車用とで共通の1つでよい。
なお、第1モデル21及び第2モデル22R、22Lは、例えば、金属(鉄、アルミ等)、樹脂、カーボン等からなる。
上述の2種類のダッシュパネルモデル、すなわち第2モデル22R、22Lの双方を、内外装検査装置1の保持搬送機12が保持する。そのうえで、保持搬送機12は、2種類の第2モデル22R、22Lのうちの一つを選択して第1モデル21に対して配置することができるよう構成されている。
具体的には、図5〜図7に示すごとく、本例の内外装検査装置1の保持搬送機12は、定盤11に固定されると共に定盤11から立設した2つの支柱120を備える。2つの支柱120の上端部に、進退機構121が設けてある。つまり、2つの支柱120に対して、水平方向に進退するように、保持体123が設けてある。保持体123は、2つの支柱120の上端に懸架されるように配設されている。そして、水平方向であって、2つの支柱120の並び方向に直交する方向に、保持体123が進退可能となっている。
保持体123は、図8〜図14に示すごとく、2種類の第2モデル22R、22Lをそれぞれ保持する保持部123R、123Lを有する。一方の保持部123Rは、一方の第2モデル22Rである、右ハンドル車用のダッシュパネルモデルを保持する。他方の保持部123Lは、他方の第2モデル22Lである、左ハンドル車用のダッシュパネルモデルを保持する。なお、図13の符号221は、第1モデル21に形成された開口部を示す。開口部221は、ステアリングシャフトを挿通するためのものである。第2モデル22Lにも、同様の開口部が形成されている。
保持体123は、図8、図9に示すごとく、支柱120に対して水平方向に移動可能であると共に、図8、図10、図11に示すごとく、回動可能にも設けてある。つまり、保持体123は、支柱120に対して水平方向にスライドするスライド部124に、回動可能に取り付けてある。換言すると、進退機構121及び回動機構122を介して、一対の支柱120に保持体123が取り付けてある。
保持搬送機12は、保持体123を、支柱120に対して回動操作するためのハンドル125を有する。2つの保持部123R、123Lは、保持体123における互いに反対側の面に設けてある。そして、保持体123を180°回動させることにより、保持した2種類の第2モデル22R、22Lの位置を、互いに入れ替えることができる。
次に、本例の内外装検査装置1の使用方法の一例につき、図8〜図14を参照して説明する。
まず、図8に示すごとく、定盤11の上の所定の位置に、第1モデル21(車両本体モデル)を配置し、固定する。また、図8、図13、図14に示すごとく、保持搬送機12に、2種類の第2モデル22R、22L(右ハンドル車用のダッシュパネルモデル及び左ハンドル車用のダッシュパネルモデル)を、保持させる。すなわち、保持搬送機12における保持部123Rに、右ハンドル車用のダッシュパネルモデルを保持させ、保持搬送機12における保持部123Lに、左ハンドル車用のダッシュパネルモデルを保持させる。
例えば、まず、右ハンドル車用のダッシュパネルモデル(第2モデル22R)を、第1モデル21に対向させた状態とする。このとき、左ハンドル車用のダッシュパネルモデル(第2モデル22L)は、第1モデル21と反対側を向いた状態にて保持搬送機12に保持されていることとなる。
次いで、図9に示すごとく、保持搬送機12の進退機構121によって、保持体123を、第1モデル21に向って前進させる。これにより、右ハンドル車用のダッシュパネルモデル(第2モデル22R)を、第1モデル21の所定の箇所に組み付ける。これにより、第1モデル21と第2モデル22R、22L(右ハンドル車用のダッシュパネルモデル)とによって、右ハンドル車を模したダミー車体2(2R)が形成される(図3参照)。
このダミー車体2(2R)における所定の位置に、右ハンドル車用の内外装材3を仮組付けする。すなわち、第1モデル21の内側であって、第2モデル22R、22Lの後側に、内外装材3としての計器パネルを仮組付けする(図1参照)。また、必要に応じて、他の内外装材、例えばステアリングホイールSW(ハンドル)等も、ダミー車体2(2R)に仮組付けする。
この状態において、内外装材3(計器パネル)の各部と、ダミー車体2(2R)の各部との相対位置関係を計測する。また、内外装材3(計器パネル)と、他の内外装材との間の相対位置関係を計測する。この相対位置関係としては、各部の間の隙間寸法、段差などが想定される。
このようにして、右ハンドル車における内外装検査を行う。その後、左ハンドル車における内外装検査を行うにあたり、以下の操作を行う。
つまり、保持搬送機12の進退機構121によって、図8に示すごとく、第2モデル22R、22L(右ハンドル車用のダッシュパネルモデル)を第1モデル21に対して後退させる。つまり、第1モデル21から第2モデル22R(右ハンドル車用のダッシュパネルモデル)を離す。
そして、第2モデル22Rが後退位置にある状態にて、図10、図11に示すごとく、回動機構122によって、保持体123を180°回動させる。これにより、保持体123に保持されている2種類の第2モデル22R、22L(右ハンドル車用のダッシュパネルモデル及び左ハンドル車用のダッシュパネルモデル)が反転する。そして、左ハンドル車用のダッシュパネルモデル(第2モデル22L)が、第1モデル21(車両本体モデル)側を向く。
この状態から、進退機構121によって、図12に示すごとく、保持体123を第1モデル21に向って前進させる。これにより、左ハンドル車用のダッシュパネルモデル(第2モデル22L)が、第1モデル21に組付けられる。したがって、左ハンドル車のダミー車体2(2L)が形成される(図4参照)。この左ハンドル車のダミー車体2(2L)に対して、内外装材3としての計器パネルを仮組付けする。つまり、ダミー車体2(2L)に左ハンドル車用の計器パネルを仮組付けする(図2参照)。また、必要に応じて、他の内外装材、例えばステアリングホイールSW(ハンドル)等も、ダミー車体2(2L)に仮組付けする。
この状態において、上述と同様に、内外装材3(計器パネル)の各部と、ダミー車体2(2L)の各部との相対位置関係を計測する。また、内外装材3(計器パネル)と、他の内外装材との間の相対位置関係を計測する。
以上によって、右ハンドル車における内外装材3の検査と、左ハンドル車における内外装材3の検査とを、連続的に、容易に行うことができる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記内外装検査装置1は、保持搬送機12を備える。そして、保持搬送機12は、複数種類の第2モデル22R、22Lを保持しつつ、複数種類の第2モデル22R、22Lのうちの一つを選択して第1モデル21に対して配置することができるよう構成されている。これにより、複数種類の第2モデル22R、22Lを、容易かつ円滑に、第1モデル21に対して組み替えることができる。つまり、ダミー車体2の組み替え作業を容易かつ円滑に行うことができる。
また、保持搬送機12は、進退機構121と回動機構122とを有する。これにより、複数の第2モデル22R、22Lを、第1モデル21に対して容易に組み替えることができる。
また、第2モデル22R、22Lとしては、右ハンドル車用と左ハンドル車用との2種類がある。本例の内外装検査装置1は、かかる第2モデル22R、22Lを第1モデル21に対して、容易に組み替えることができる。それゆえ、右ハンドル車と左ハンドル車とについて、ダミー車体2の組み替えを容易に行うことができる。
また、第1モデル21は車両本体モデルであり、第2モデル22R、22Lはダッシュパネルモデルである。すなわち、例えば、車両本体の形状は1種類であるが、ダッシュパネルの形状が複数種類存在する場合において、複数種類のダッシュパネルに対応して、内外装検査を容易に行うことができる。
また、内外装材3の一つは、計器パネルである。それゆえ、車両本体モデルに対して、異なる種類のダッシュパネルモデルを組み付けて、計器パネルを仮配置したときの計器パネルとその他の部位との相対位置関係を、効率的に検査することができる。
以上のごとく、本例によれば、ダミー車体の組み替え作業を容易かつ円滑に行うことができる、内外装検査装置を提供することができる。
また、本例の内外装検査装置1を用いることにより、場合によっては、以下のような効果も期待できる。
保持搬送機12によって複数の第2モデル22R、22Lを保持することができるため、使用しない方の第2モデル22R、22Lをも、保持搬送機12に保持させておくことができる。すなわち、右ハンドル車用の内外装検査を行っている間も、左ハンドル車用の第2モデル22L(ダッシュパネルモデル)を、保持搬送機12に保持させておくことができる。それゆえ、使用していない方の第2モデル22R、22Lの保管場所等を改めて確保する必要がなくなる。
特に、第2モデル22R、22Lを床面に置くなどの必要もなくなる。このことは、第2モデル22R、22Lの変形を効果的に防ぐことができる点でも有効である。すなわち、例えば、第2モデル22R、22Lを床面に置いた場合には、床面と接触する部位に微妙な変形が生じるおそれがある。内外装検査に用いる第2モデル22R、22Lにとっては、僅かな寸法変化も避けることが望まれる。それゆえ、例えば第2モデル22R、22Lを床面に置くことによって生じる僅かな寸法変化を修正するために、研磨等を行う必要があることもある。本例の内外装検査装置1を用いることで、かかる作業が不要となり、作業効率の向上が期待できる。
また、上述のように、使用しない方の第2モデル22R、22Lを保持搬送機12に保持させたままとすることが可能となるため、その内外装検査の工程を極めて簡素化することができる。特に、第2モデル22R、22Lの重量が大きい場合等にも、第2モデル22R、22Lの操作を、保持搬送機12によって円滑に行いやすくなる。
逆に言うと、第2モデル22R、22Lの大型化、重量化も可能となる。すなわち、例えば手作業にて第2モデル22R、22Lを搬送しようとすると、第2モデル22R、22Lの大きさや重さには、限界がある。それゆえ、例えば、ダッシュパネルモデルを複数部位に分割して用意する必要もある。かかる場合には、作業工数が多くなる。これに対して、本例の内外装検査装置1を用いることで、第2モデル22R、22Lの大型化、重量化にも対応することができ、作業工数を低減しやすくなる。
また、上述のように、第2モデル22R、22Lの大型化が可能となるため、モデルの数を減らすことができる。その分、複数のモデルからなるダミー車体の寸法精度を向上させやすい。
また、上記実施例においては、車両本体モデルを第1モデルとし、ダッシュパネルモデルを第2モデルとして説明したが、これに限らず、種々の態様が考えられる。例えば、カウルパネルモデル、ロアバックパネルモデル等を第2モデルとすることも考えられる。また、第1モデルに対して、複数の第2モデルを組み付ける場合も想定される。例えば、ダッシュパネルモデルとカウルパネルモデルとの双方を第2モデルとすることも考えられる。また、ダッシュパネルモデルとカウルパネルモデルとが一体化されたモデルを、第2モデルとすることも考えられる。
また、上記実施例においては、ダミー車体として、右ハンドル車と左ハンドル車とを想定する場合につき説明したが、本開示は、これに限らない。例えば、一般車両と、福祉車両等の特殊車両とを想定して、第1モデルに対して複数の第2モデルを組み替えることができるよう構成することもできる。
また、内外装材としては、計器パネルの他、例えば、エアコン、ステアリング、フロアカーペット、ドアトリム類、シート類、ルーフ、ワイヤーハーネス、バンパー等を、ダミー車体に仮組付けすることも想定される。
1 内外装検査装置
11 定盤
12 保持搬送機
2、2R、2L ダミー車体
21 第1モデル
22R、22L 第2モデル
3 内外装材

Claims (3)

  1. 第1モデルと第2モデルとを含む複数のモデルが互いに所定の位置関係にて配設されることにより構成されるダミー車体に、車両の内外装材を仮組付けして、該内外装材の各部と上記ダミー車体の各部との間の相対位置関係、及び複数の上記内外装材の各部の間の相対位置関係の少なくとも一方を検査するための、内外装検査装置であって、
    上記第1モデルを配設する定盤と、
    上記定盤に固定された保持搬送機と、を有し、
    上記保持搬送機は、複数種類の上記第2モデルを保持しつつ、複数種類の上記第2モデルのうちの一つを選択して上記第1モデルに対して配置することができるよう構成されている、内外装検査装置。
  2. 上記保持搬送機は、上記第2モデルを上記第1モデルに対して進退させる進退機構と、後退位置において上記第2モデルの向きを回動させる回動機構と、を有する請求項1に記載の内外装検査装置。
  3. 上記第2モデルとしては、右ハンドル車用と左ハンドル車用との2種類がある、請求項1又は2に記載の内外装検査装置。
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