JP2021093058A - 空調コントローラ及び空調装置 - Google Patents

空調コントローラ及び空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】空調装置の利便性を好適に向上させること。【解決手段】空調コントローラは、タッチパネルと、当該タッチパネルにおける静電容量の変化を検出するタッチICと、タッチICからの検出情報に基づいてタッチパネルの操作判定を行うCPUとを有し、タッチパネルが操作された場合に空調機へ指令情報を出力する。CPUは、タッチパネルにおけるユーザの操作に基づいて所定のリセット条件が成立したか否かを判定し、当該空調コントローラの作動中に所定のリセット条件が成立したと判定した場合に、当該空調コントローラを作動状態に維持したままタッチICをリセットする。【選択図】 図13

Description

本発明は、空調コントローラ、空調コントローラを有する空調装置に関する。
空調装置には、ユーザによって設定温度の変更操作等が行われる空調コントローラと、空調コントローラからの指示に基づいて空調を行う空調機とを備えているものがある。この種の空調装置においては、空調コントローラをタッチパネルタイプとすることにより、表示画面の大型化等を実現し、ユーザの満足度の向上が図られている。
特開2010−159922
ここで、空調コントローラにおいては、ユーザの操作(例えば静電気)等に起因して誤作動等の異常が発生した場合に空調コントローラの電源をON/OFFする等して当該空調コントローラを再起動させることで正常な状態へ復帰させることができる場合がある。しかしながら、空調機の設定変更を行う際に上記手順で再起動させようとした場合には、待ち時間が長くなって速やかな操作が困難となり、利便性が大きく低下すると懸念される。特に、空調コントローラをタッチパネルタイプとして多機能化/高機能化を促進することで上記待ち時間が長くなり、上記懸念が顕在化すると想定される。以上詳述したように、空調装置の利便性の向上を図る上では、空調コントローラに係る構成に未だ改善の余地がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、空調装置の利便性を好適に向上させることにある。
以下、上記課題を解決するための手段について記載する。
第1の手段.タッチパネルと、当該タッチパネルにおける静電容量の変化を検出する検出用ICと、前記検出用ICからの検出情報に基づいて前記タッチパネルの操作判定を行う制御部とを有し、前記タッチパネルが操作された場合に空調機へ指令情報を出力する空調コントローラであって、
前記制御部は、
前記タッチパネルにおけるユーザの操作に基づいて所定のリセット条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
当該空調コントローラの作動中に前記判定手段により前記所定のリセット条件が成立したと判定された場合に、当該空調コントローラを作動状態に維持したまま前記検出用ICをリセットするICリセット手段と
を備えている。
上述した静電容量方式のタッチパネルでは、タッチパネルの画面に指で触れた際に発生する微弱な電流(静電容量の変化)から操作の有無や位置を判定することができる。但し、この種のタッチパネルにおいては、ユーザからタッチパネルに静電気が伝わることで検出用ICに動作異常(例えばフリーズ)が発生し、操作に対して検出用ICが反応しなくなることが懸念される。このような事象が発生した場合には、電源スイッチを操作する等して空調コントローラを再起動させることで、当該事象を解消することは可能であると想定される。但し、空調コントローラを再起動させる場合の待ち時間については空調コントローラが多機能化/高機能化されるほど長くなると想定され、待ち時間が長くなることで利便性が低下すると懸念される。この点、上記第1の手段に示した構成によれば、ユーザの操作に基づいて所定のリセット条件が成立した場合に、空調コントローラを作動状態に維持したまま検出用ICがリセットされる。つまり、検出用ICに異常が発生した後の操作(例えば空調設定操作)をトリガとして、所定のリセット条件→検出用ICリセットとなる構成とすることにより、リセット時の待ち時間を極力短くすることができる。これにより、ユーザの利便性の向上に寄与できる。
なお、制御部は検出用ICからの情報に基づいて操作判定を行う構成であり、仮に上述した動作異常が発生したとしても、それを制御部側にて把握することは困難になる。故に、検出用ICに異常が発生しているか否かに関係なく、判定手段においてユーザの操作に基づいて所定のリセット条件が成立し得る構成とすることにより、検出用ICの挙動の監視が不要となり、上述した利便性の向上効果を発揮させる上で空調コントローラに係る構成が過度に複雑になることを抑制できる。
第2の手段.前記タッチパネルの空調設定用の操作領域における操作の操作強度、操作周期、操作位置の少なくとも何れかの情報を取得する操作情報取得手段を備え、
前記判定手段は、前記操作情報取得手段により取得された情報に基づいて前記タッチパネルの操作の操作態様を特定し、その特定した操作態様が所定態様となった場合に前記所定のリセット条件が成立したと判定するように構成されている。
検出用ICに異常が発生して操作が正常に受け付けられなくなった場合に、同じ箇所(操作アイコン等)を強く叩いたり、短い周期で連続して操作したり、操作位置をずらして操作が繰り返されたりすると想定される。このような操作態様に配慮してリセットの基準となる操作態様(所定態様)を定め、当該所定態様にて操作が行われた場合に検出用ICをリセットすることで、上記異常を速やかに解消できる。
第3の手段.前記操作情報取得手段は、前記タッチパネルに生じる加速度を検出する加速度センサ及び前記タッチパネルに加わった圧力を検出する圧力センサの少なくとも一方を情報取得部として有し、
前記判定手段は、前記情報取得部により取得された前記加速度及び前記圧力に相関のある情報から、前記タッチパネルの操作態様を特定するように構成されている。
第3の手段に示すように、静電容量方式のタッチパネルに加速度センサや圧力センサ(情報取得部)を配設し、当該情報取得部により取得された情報からタッチパネルの操作態様を特定する構成とすれば、上記第2の手段に示した効果を好適に発揮させることができる。
第4の手段.前記制御部は、
前記タッチパネルの操作の態様に相関のある相関パラメータを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている相関パラメータに基づいて前記所定のリセット条件を補正する補正手段と
を備えている請求項2又は請求項3に記載の空調コントローラ。
ユーザによってはタッチパネルが操作される場合の強度や周期等が様々となる。そこで、過去の操作の実績に基づいて所定のリセット条件を補正することにより、検出用ICをリセットする必要がない状況下においてリセットが発生する機会を減らすことができる。
第5の手段.前記ICリセット手段により前記検出用ICがリセットされている状況下においては、前記タッチパネルに積層された表示画面の表示が当該リセットの前後で同様となるようにして表示が維持される構成となっている。
仮に検出用ICをリセットする都度、タッチパネルに積層された表示画面の表示を変更する構成とした場合には、当該変更が多発することでユーザに煩わしいとの印象を与える可能性がある。また、操作アイコン等が非表示になる等して見づらくなることは、リセット後の操作の際に操作アイコン等の再確認が必要になり、ユーザの利便性が低下すると懸念される。この点、第5の手段に示すように、表示画面の表示がリセットの前後で同様となるようにして表示が維持される構成とすることで、上記懸念を好適に払拭できる。
第6の手段.前記制御部は、所定の周期で前記検出用ICからの検出情報に基づく前記操作判定を行う構成となっており、
前記ICリセット手段により前記検出用ICをリセットした後に第1期間内に前記制御部により操作が行われたと判定した場合には、当該制御部による次の操作判定を第2期間が経過するまで無効とする手段を有している。
上述したように検出用ICに異常が発生して操作が正常に受け付けられなくなった場合には、操作アイコン等が連打される可能性がある。このような操作が行われている最中にリセットが完了すると、操作を繰り返し受け付けてしまうことでユーザの意図から外れて空調設定が変更され得る。例えば、温度変更用の操作アイコンが連打された場合には、リセット完了後に設定温度が大きく変更され得る。この点、本第6の手段に示すように、検出用ICをリセットした後の所定期間内に制御部により操作が行われたと判定した場合には、当該制御部による次の操作判定を第2期間が経過するまで一時的に無効化する構成とすることで、上記不都合の発生を好適に抑制できる。
第7の手段.前記ICリセット手段による前記検出用ICのリセットが実施された実績情報を記憶する実績情報記憶手段と、
当該実績情報記憶手段により記憶されている実績情報に基づいて前記制御部をリセットするか否かを判定する制御部用リセット判定手段と、
前記制御部用リセット判定手段により前記制御部をリセットする旨の判定がなされた場合に、当該制御部をリセットする制御部用リセット手段と
を備えている。
検出用ICのリセットを繰り返したにも関わらず操作が正常に受け付けられない場合には、その要因が制御部側にある可能性が高くなる。そこで、検出用ICのリセットの実績に基づいて制御部をリセットする構成とすれば、操作が上手く検知されない機会を減らし、空調コントローラに対する信頼性の向上に寄与できる。例えば、単位時間中に検出用ICのリセット回数が規定回数に達した場合に制御部をリセットする構成とするとよい。
第8の手段.前記制御部用リセット手段によって前記制御部をリセットする場合にはその旨が報知する一方、前記ICリセット手段によって前記検出用ICをリセットする場合にはその旨の報知を行わない構成となっている。
実施頻度が相対的に低い制御部のリセットについてはリセット発生を報知する一方、実施頻度が相対的に高い検出用ICのリセットについてはリセット発生を報知しない構成とすることで、ユーザを煩わせることなく空調コントローラの機能を回復させることができる。
第9の手段.前記ICリセット手段にって前記検出用ICをリセットする場合の所要期間は、前記制御部用リセット手段によって前記制御部をリセットする場合の所要時間よりも短い。
本第9の手段に示すように制御部のリセット所要期間が検出用ICのリセット所要期間よりも長い構成においては、第7の手段に示したように検出用ICのリセットの実施状況に応じて制御部をリセットする構成とすることにより、制御部のリセットが多発することで利便性の向上効果が上手く発揮されなくなることを抑制できる。
第10の手段.タッチパネルと、当該タッチパネルにおけるの静電容量の変化を検出する検出用ICと、前記検出用ICからの検出情報に基づいて前記タッチパネルの操作判定を行う制御部とを有し、前記タッチパネルが操作された場合に空調機へ指令情報を出力する空調コントローラであって、
前記制御部は、
前記タッチパネルに生じる加速度を検出する加速度センサ及び前記タッチパネルに加わった圧力を検出する圧力センサの少なくとも一方からの情報に基づいて所定のリセット条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
当該空調コントローラの作動中に前記判定手段により前記所定のリセット条件が成立したと判定された場合に、当該空調コントローラを作動状態に維持したまま前記検出用ICをリセットするICリセット手段と
を備えている。
上述した静電容量方式のタッチパネルでは、タッチパネルの画面に指で触れた際に発生する微弱な電流(静電容量の変化)から操作の有無や位置を判定することができる。但し、この種のタッチパネルにおいては、ユーザからタッチパネルに静電気が伝わることで検出用ICに動作異常(例えばフリーズ)が発生し、操作に対して検出用ICが反応しなくなることが懸念される。このような事象が発生した場合には、電源スイッチを操作する等して空調コントローラを再起動させることで、当該事象を解消することは可能であると想定される。但し、空調コントローラを再起動させる場合の待ち時間については空調コントローラが多機能化/高機能化されるほど長くなると想定され、待ち時間が長くなることで利便性が低下すると懸念される。この点、第10の手段に示す構成では、静電容量方式のタッチパネルに加速度センサや圧力センサ(情報取得部)を配設し、当該情報取得部により取得された情報から所定のリセット条件が成立した場合に空調コントローラを作動状態に維持したまま検出用ICがリセットされる。つまり、検出用ICに異常が発生した後の操作(例えば空調設定操作)をトリガとして、所定のリセット条件→検出用ICリセットとなる構成とすることにより、リセット時の待ち時間を極力短くすることができる。これにより、ユーザの利便性の向上に寄与できる。
第11の手段の空調装置は、前記空調コントローラと、前記空調コントローラからの指令情報に基づいて動作する空調機とを備えている。
上記構成によれば、空調機の利便性を好適に向上させることができる。
第1の実施形態における空調装置を示すブロック図。 空調コントローラを正面側から見た概略図。 コントローラユニットの着脱の様子を示す概略図。 電源回路を示す概略図。 電源回路の比較例を示す概略図。 電力供給源の切り替えを示す概略図。 第2の実施形態における電源回路を示す概略図。 電力供給源の切り替えを示す概略図。 第3の実施形態における表示画面の表示内容を示す概略図。 設定温度変更の流れを示す概略図。 CPUにて実行されるICリセット用処理を示すフローチャート。 設定温度変更の流れを示すタイミングチャート。 設定温度変更の流れを示すタイミングチャート。 CPUにて実行されるCPUリセット用処理を示すフローチャート。 CPUリセット中の表示内容を示す概略図。
<第1の実施形態>
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、住宅等の建物に適用される空調装置に具体化している。
図1に示すように、空調装置10は冷暖房及び除湿機能を有する空調機11(空気調和機)と、空調機11用の無線コントローラである空調コントローラ12とを有している。空調コントローラ12では、空調機11の運転モード(冷房モード、暖房モード、除湿モード、送風モード)の切り替え、温度設定、風量や風向きの設定等の各種操作が可能であり、当該操作によって設定が変更された場合にはその旨を示す指令情報を空調機11に送信する。空調機11では受信した指令情報に基づいて運転モード等の切り替えを行う。
詳細については後述するが、空調コントローラ12は、ポータブルタイプの操作手段としてのコントローラユニット20を有している。コントローラユニット20には、空調コントローラ12における主たる制御を行うCPU51が設けられている。CPU51には、グラフィックIC52を経由してディスプレイ53が接続されている。グラフィックIC52は、CPU51からの指令情報に基づいてディスプレイ53の表示を制御する。また、CPU51には、タッチIC54を介して静電容量方式のタッチパネル55が接続されている。タッチパネル55はディスプレイ53の正面側に位置するようにして当該ディスプレイ53に積層されており、当該タッチパネル55を通じてディスプレイ53の表示内容を視認可能となるように構成されている。
タッチIC54は、タッチパネル55が操作される場合にユーザの指が触れた部分の電流の変化(静電容量の変化)を検出する機能を有しており、その検出情報がタッチIC54からCPU51に出力される。CPU51では、入力された検出情報に基づいて操作の有無や操作の位置の判定を行う。なお、本実施形態においては、CPU51が「制御部」、タッチIC54が「検出用IC」に相当する。
また、コントローラユニット20には、室内の温度及び湿度を検出する温度・湿度センサ57、空調コントローラ12に外力が加わった場合に発生する加速度を検出する加速度センサ58が設けられている。温度・湿度センサ57及び加速度センサ58はCPU51に接続されており、温度及び湿度の検出情報や加速度の検出情報がCPU51に集約される構成となっている。ディスプレイ53にはCPU51からの指令に基づいて室温や湿度が表示される。また、CPU51は、加速度センサ58からの検出情報に基づいてコントローラユニット20に加わった外力を把握し、その結果に基づいて上述したタッチIC54をリセットする機能を有している。このリセット機能についての詳細は後述する。
コントローラユニット20は、電源ケーブル38(図3参照)を介して24Vの商用電源である外部電源45に接続可能となっており、外部電源45から供給される電力は空調コントローラ12に設けられた電力供給回路61を通じてCPU51、グラフィックIC52、タッチIC54等に供給される。また、コントローラユニット20には、電源スイッチ59が配設されている。電源スイッチ59はCPU51に接続されており、当該電源スイッチ59がユーザにより操作されることでコントローラユニット20をON状態/OFF状態に切替可能となっている。
また、コントローラユニット20には、一次電池である単3電池が2つ直列に配列されてなる内部電源65(電圧=3V)が設けられている。上記外部電源45から電力供給を受けることができない状況下においては、当該内部電源65から電力供給回路61を通じてCPU51、グラフィックIC52、タッチIC54等に電力が供給される。
ここで、図2及び図3を参照して、空調コントローラ12について補足説明する。図2に示すように、空調コントローラ12は、上記CPU51、グラフィックIC52、ディスプレイ53、タッチIC54、タッチパネル55等の各種構成が搭載された上記コントローラユニット20と、当該コントローラユニット20を保持可能なホルダ30とを有してなる。
図3に示すように、ホルダ30は、居室の壁面等への取付部として機能する平板状のベース部31と、当該ベース部31から起立する略環状の起立部32とを有し、全体として取付対象側(壁面側)とは反対側に開放された略箱状をなしている。起立部32はベース部31の縁部に沿って形成されており、当該起立部32によって空調コントローラ12の着脱方向が規定されている。コントローラユニット20が当該起立部32に沿ってホルダ30に装着される場合には、コントローラユニット20がベース部31に当接することでそれ以上の押し込みが規制される。本実施形態では、コントローラユニット20がベース部31に当接する位置が「所定位置」に相当する。
コントローラユニット20は、コントローラ本体21と、当該コントローラ本体21を操作面(表示画面)を露出させるようにして収容するケース体22とで構成されている。図3に示すように、ホルダ30の起立部32には、コントローラユニット20側に凸となる係止爪部33が形成されている。コントローラユニット20が所定位置に配置されることで係止爪部33がケース体22に形成された係止受け部23に引っ掛かることにより、ホルダ30からのコントローラユニット20の脱落が回避される。係止爪部33は片持ちとなっており、当該係止爪部33を指で摘まむ等して当該係止爪部33を撓ませることで係止状態が解除され、コントローラユニット20をホルダ30から取外可能となる。
ホルダ30のベース部31にはホルダ側コネクタ35が固定されている。ホルダ側コネクタ35は電源ケーブル38を介して壁面のコンセント(外部電源45)に接続されている。コントローラユニット20の背面部には、ホルダ側コネクタ35と接続可能なユニット側コネクタ25が設けられている。これらホルダ側コネクタ35及びユニット側コネクタ25は、コントローラユニット20をホルダ30へ取り付ける(所定位置へ配置する)ことで接続される。ユニット側コネクタ25とホルダ側コネクタ35とが接続されることにより、外部電源45からコントローラユニット20の電力供給回路61(図1参照)に、電源ケーブル38→ホルダ側コネクタ35→ユニット側コネクタ25を通じて電力が供給されることとなる。
また、コントローラユニット20をホルダ30から取り外す(所定位置から移動させる)ことで分離される。ユニット側コネクタ25とホルダ側コネクタ35とが分離されることにより、外部電源45からコントローラユニット20の電力供給回路61(図1参照)への電力供給が停止され、電力供給源が内部電源65に切り替わる。
ここで、図4を参照して、電力供給経路の切り替えに係る構成について説明する。コントローラユニット20に設けられた電力供給回路61は、外部電源45からコントローラユニット20に供給された電力をCPU51等に供給する第1供給経路R1と、内部電源65からCPU51等に電力を供給する第2供給経路R2とに大別される。
第1供給経路R1には、外部電源45からコントローラユニット20に供給された電力を交流電力から直流電力に変換する変換部62(RECTIFY・SMOOTHING CIRCUIT)と、変換部62によって変換された直流電力の安定供給を実現するための安定供給部63(POWER SUPPLY)と、安定供給部63からの電力の電圧を所定電圧となるように低下させるレギュレータ64(LOW DROP OUT)とが設けられており、レギュレータ64にて電圧が引き下げられた電力がCPU51等に供給されるように構成されている。
なお、本実施形態に示す所定電圧は3Vとなるように規定されており、内部電源65の電圧についても3Vとなるように規定されている。つまり、内部電源65の電圧とレギュレータ64による引き下げ後の電圧とが一致するように構成されている。
第2供給経路R2の途中位置には、ソースが内部電源65に接続され、ドレインがCPU51等への出力部に接続されるようにしてP型のMOSFET67が配設されている。MOSFET67のゲートには、レギュレータ64の下流側から分岐した経路が接続されており、外部電源45から電力が供給されている場合には、レギュレータ64にて引き下げられた電圧がゲートに印加されるように構成されている。本実施形態では、このMOSFET67が「第1スイッチ」に相当する。
次に、図6を参照して、電力供給経路の切り替えについて説明する。図6(a)は外部電源45からコントローラユニット20に電力が供給されている状態(コントローラユニット20がホルダ30に取り付けられている状態)を示す概略図、図6(b)は外部電源45からコントローラユニット20に電力が供給されていない状態(コントローラユニット20がホルダ30から取り外されている状態)を示す概略図である。
先ず、コントローラユニット20をホルダ30から取り外す際の電力供給経路の切り替えについて説明する。コントローラユニット20をホルダ30から取り外した場合には、図5(a)→図5(b)に示すように、外部電源45からコントローラユニット20への電力供給が遮断される。この場合には、第1供給経路R1を通じた電力供給が停止されるとともにMOSFET67のゲートに印加される電圧が0Vとなる。外部電源45からの電力供給の有無に関係なくMOSFET67のソースに内部電源65から3Vの電圧が印加されている点に鑑みれば、ソースの電圧を基準としてゲートに府の電圧が印加されるとも言える。
MOSFET67のソースには内部電源65から3Vの電圧が印加されており、ソースの電圧(3V)<ゲートの電圧(0V)となってソースの電圧とゲートの電圧との差が基準電圧(閾値、例えば2V)を上回る。これにより、ソース〜ドレイン間の電流の流れが許容され(MOSFET67が許容状態となり)、内部電源65からCPU51等へ電力が供給されることとなる。
これに対して、コントローラユニット20をホルダ30に取り付けた場合には、図5(b)→図5(a)に示すように、外部電源45からコントローラユニット20への電力供給が開始される。この場合には、第1供給経路R1を通じてCPU51等へ電力が供給されることとなる。
この場合、MOSFET67のゲートには、レギュレータ64を通じて所定電圧(3V)が印加される。ゲートの電圧が所定電圧(3V)となることで、ゲートの電圧とソースの電圧とが一致する。つまり、ソースの電圧とゲートの電圧との差が基準電圧(閾値)以下となる。これにより、ソース・ドレイン間の電流の流れが規制され(MOSFET67が規制状態となり)、内部電源65からCPU51等へ電力が供給が回避されることとなる。
以上詳述した第1の実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
コントローラユニット20をポータブルタイプとすることにより、空調機11の設定変更等の操作を行う際の利便性を好適に向上させることができる。ここで、室内環境を快適なものとする上では空調機11を速やかに作動させることが好ましい。しかしながら、コントローラユニット20を単にポータブルタイプとして内部電源65(電池)に頼る構成とした場合には、例えば空調機11を直ちに使用したい状況であるにも関わらず内部電源65の消耗により電力が不足することで速やかな使用が困難になり得る。これは、利便性の向上を図る上で妨げになると懸念される。この点、上記第1の実施形態に示した構成によればコントローラユニット20をホルダ30の所定位置に配置している場合(すなわちホルダ30によって保持されている場合)には、外部電源45からCPU51等に電力が供給され、コントローラユニット20がホルダ30から取り外された場合には内部電源65からCPU51等に電力が供給される。このようにして、内部電源65の電力消費を抑える構成とすれば、コントローラユニット20をホルダ30から取り外して使用する際に電力不足になる機会を減らすことができる。また、仮に電力不足によって操作できない場合にはコントローラユニット20をホルダ30に取り付けることで内部電源65を交換しなくても速やかに操作可能となる。これにより、コントローラユニット20をポータブルタイプとしたことによる利便性の向上効果を好適に発揮させることができる。なお、コントローラユニット20をホルダ30に取り付けている場合には、外部電源45が優先されて内部電源65の消費が抑えられることとなる。これは、内部電源65の交換頻度の低減を図る上で好ましい。
内部電源65とCPU51等への出力部との間に設けられたMOSFET67を外部電源45からの電力の供給の有無によって許容状態/規制状態に切り替える構成とすることにより、電力供給経路を外部電源側/内部電源側に簡易に切り替えることができる。
P型のMOSFET67をスイッチとして用いる場合には、外部電源45とゲートとの間にレギュレータ64を配設し、当該レギュレータ64による電圧降下によって電圧差を閾値よりも小さくなるように抑えるとよい。これにより、上記切替機能を好適に発揮させることができる。
例えば図5に示すように、第2供給経路において内部電源65XとCPU51等への出力部との間にダイオードを配置する構成とすれば、簡易な構成によって電力供給経路の切り替えが可能となるが、このような構成では、ダイオードにおける順方向電圧(VF)よる電圧降下によってCPU51等に供給する電力の電圧が不足し得る。特に、VFの温度特性を考慮した場合には、そのような懸念は大きくなる。例えば、内部電源65Xの電池の数を増やす等して内部電源65Xの電圧を嵩上げすることで電圧降下の影響を解消できるものの、必要な電池の数が多くなることはコントローラの重量増の要因となり上述した利便性の向上効果を発揮させる上で妨げになると懸念される。さらには、漏れ電流によって電池の許容充電電流値を超える可能性が生じ、空調コントローラの信頼性の向上を図る上で好ましくない。このように、本実施形態に示したように、MOSFET67によって供給経路を切り替える構成とすることには明確な技術的意義がある。
<第2の実施形態>
本実施形態では、電力供給回路61に係る構成が第1の実施形態と相違している。以下、図7を参照して、第1の実施形態との相違点を中心に本実施形態における電力供給回路61Bについて説明する。
本実施形態における電力供給回路61については、内部電源65と上記出力部との間にP型のMOSFET(以下、MOSFET67Bという)が配設されている点で上記第1の実施形態に示した電力供給回路61と同様であるものの、MOSFET67Bのゲートはプルダウン抵抗を介して接地されている。このプルダウン抵抗とゲートとの間には、当該MOSFET67Bを許容状態/規制状態に切り替えるためのスイッチとしてN型のMOSFET68Bが接続されている。
具体的には、MOSFET68Bのソースが上記プルダウン抵抗とMOSFET67Bのゲートとの間の経路部に接続されており、MOSFET68Bのドレインは内部電源65に接続されている。つまり、MOSFET68Bのドレインには、外部電源45からコントローラユニット20への電力供給の有無に関係なく、内部電源65から電圧(3V)が印加される構成となっている。
MOSFET68Bのゲートには、レギュレータ64の上流側から分岐した経路が接続されており、外部電源45から電力が供給されている場合には、レギュレータ64にる引き下げ前の電圧(例えば24V)が当該ゲートに印加されるように構成されている。なお、本実施形態では、P型のMOSFET67Bが「第1スイッチ」、N型のMOSFET68Bが「第2スイッチ」に相当する。
次に、図8を参照して、電力供給経路の切り替えについて説明する。図8(a)は外部電源45からコントローラユニット20に電力が供給されている状態(コントローラユニット20がホルダ30に取り付けられている状態)を示す概略図、図8(b)は外部電源45からコントローラユニット20に電力が供給されていない状態(コントローラユニット20がホルダ30から取り外されている状態)を示す概略図である。
先ず、コントローラユニット20をホルダ30から取り外す際の電力供給経路の切り替えについて説明する。コントローラユニット20をホルダ30から取り外した場合には、図8(a)→図8(b)に示すように、外部電源45からコントローラユニット20への電力供給が遮断される。この場合には、第1供給経路R1を通じた電力供給が停止されるとともにMOSFET68Bのゲートに印加される電圧が0Vとなる。この時点では、ソースの電圧は0Vとなっており、MOSFET68Bのソースの電圧とMOSFET68Bのゲートの電圧とが一致する。つまり、ソースの電圧とゲートの電圧との差が基準電圧(閾値)以下となる。これにより、ソース・ドレイン間の電流の流れが規制され(MOSFET68Bが規制状態となり)、内部電源65からMOSFET67Bのゲートへの電圧(3V)の印加が回避されることとなる。
MOSFET67Bのソースには内部電源65から3Vの電圧が印加されており、MOSFET67Bのゲートの電圧が0Vとなることで、MOSFET67Bのソースの電圧(3V)<MOSFET67Bのゲートの電圧(0V)となってソースの電圧とゲートの電圧との差が基準電圧(閾値、例えば2V)を上回る。これにより、ソース〜ドレイン間の電流の流れが許容され(MOSFET67が許容状態となり)、内部電源65からCPU51等へ電力が供給されることとなる。
これに対して、コントローラユニット20をホルダ30に取り付けた場合には、図8(b)→図8(a)に示すように、外部電源45からコントローラユニット20への電力供給が開始される。この場合には、第1供給経路R1を通じてCPU51等へ電力が供給されるとともにMOSFET68Bのゲートに印加される電圧が24Vとなる。この時点では、ソースの電圧は0Vとなっており、MOSFET68Bのソースの電圧(0V)<とMOSFET68Bのゲートの電圧(24V)となり、ソースの電圧とゲートの電圧との差が基準電圧(閾値)を上回る。これにより、ソース・ドレイン間の電流の流れが許容され(MOSFET68Bが許容状態となり)、内部電源65からMOSFET67Bのドレイン→ソースを通じてMOSFET68Bのゲートへの電圧(3V)の印加されることとなる。なお、この電圧の印加後もMOSFET68Bのソースの電圧(3V)<とMOSFET68Bのゲートの電圧(24V)の関係が維持され、ソースの電圧とゲートの電圧との差が基準電圧(閾値)を上回ったままとなる。
MOSFET67Bのソースには内部電源65から3Vの電圧が印加されており、MOSFET67Bのゲートの電圧が3Vとなることで、MOSFET67Bのソースの電圧(3V)とMOSFET67Bのゲートの電圧(3V)とが一致し、ソースの電圧とゲートの電圧との差が基準電圧(閾値、例えば2V)以下となる。これにより、ソース〜ドレイン間の電流の流れが規制され(MOSFET67が規制状態となり)、内部電源65からCPU51等への電力の供給が回避されることとなる。
内部電源65が電池である場合には、温度や残りの電力量によって電圧が低下し得る。ここで、本実施形態に示したように、P型のMOSFET67Bのソースとゲートとが何れも内部電源65から電圧が印加される構成とすれば、上記温度等の影響によってソースとゲートとの電圧差が左右されることを抑制できる。つまり、外部電源45からの電力供給の有無によってN型のMOSFET68Bを制御し、当該MOSFET68Bを通じてP型のMOSFET67Bのゲートに印加される電圧(内部電源からの電圧)を制御する構成とすれば、上記温度等の影響を極力小さく抑えることができる。電力供給経路の切替機能の信頼性を向上させる上で好ましい。
P型のMOSFET67BのゲートにN型のMOSFET68Bのソースを接続し、外部電源45の電圧によってN型のMOSFET68Bを許容状態/規制状態に切り替える構成とすることにより、上記切替機能を好適に発揮させることができる。特に、N型のMOSFET68Bのゲートには、ソースの電圧に対して十分に大きな電圧を印加することができるため、電力経路の切替機能に対する信頼性を好適に向上させることができる。
<第3の実施形態>
上記各実施形態に示したように、コントローラユニット20に静電容量方式のタッチパネル55を用いた場合には、コントローラユニット20の大型化を抑制しつつ空調設定に係る情報の表示領域(表示画面)を極力大きくすることができる。これは、表示画面に表示される各種情報の視認性を向上させて、ユーザの満足度を高める上で好ましい。但し、この種のコントローラにおいては、ユーザの指から伝わる静電気等に起因してタッチIC54に異常が発生するといった新たな課題が生じる。この種の異常については、例えば空調コントローラの電源をON/OFFする等して当該空調コントローラ12を再起動させることで解消できる場合がある。しかしながら、このような再起動用の操作が必要となったり再起動が完了するまでの待ち時間が長くなったりすることは、速やかな温度等の設定変更の妨げになると懸念される。特に、空調コントローラが多機能化/高機能化されることで再起動に係る待ち時間が長くなり、上記懸念が顕在化すると想定される。本実施形態では、空調コントローラの利便性を好適に向上させるべく、上述した事情に配慮した工夫がなされていることを特徴の1つとしている。以下、図9を参照して、空調コントローラ12の基本構成について補足説明し、その後、上記工夫について説明する。なお、第1の実施形態等と共通の構成については説明を省略する。
図9(a)は、コントローラユニット20の表示画面81にメインメニューが表示されている場合を例示している。メインメニューでは、現在の運転モード、室内温度、設定温度等の各種情報と、運転切替用の操作アイコン82、ファン切替用の操作アイコン83、温度設定用の操作アイコン84等の各種操作アイコンとが表示される。メインメニューにおいて運転切替用の操作アイコン82が指で押された場合(操作された場合)には表示画面81の表示がメインメニューから運転切替メニューに切り替わり、ファン切替用の操作アイコン83が指で押された場合(操作された場合)には表示画面81の表示がメインメニューからファン切替メニューに切り替わり、温度設定用の操作アイコン84が指で押された場合(操作された場合)には表示画面81の表示がメインメニューから温度設定メニューに切り替わる。
図9(b)に例示しているように、温度設定メニューを開いている場合には、表示画面81に、現在の設定温度と、設定温度を上げるための操作アイコンである上矢印のUPアイコン87と、設定温度を下げるための操作アイコンである下矢印のDOWNアイコン88とが表示される。図10に示すように、温度設定用の操作アイコンが操作され、CPU51にて当該操作を受け付けた場合には、空調機11に設定変更用の指令情報を送信するとともに表示画面81に表示中の設定温度を変更する。
ユーザが温度設定用の操作アイコンに触れた際にユーザの指先からコントローラユニット20(詳しくはタッチパネル55)に静電気が流れ、この静電気がタッチICに伝わった場合にはタッチICに動作異常が発生し得る。具体的には、タッチICがフリーズし、フリーズ中にタッチパネル55に触れたとしても静電容量の変化を検出できなくなるといった異常が発生し得る。本実施形態に示すCPU51では、タッチIC用の挙動を監視しているわけではないため、タッチICからの情報に基づいて操作判定を正常に行うことができなくなる。この結果、上記UPアイコン87やDOWNアイコン88が操作されたとしても、表示画面81に表示中の設定温度は変更されず、空調機11が把握している設定温度についても変更されないままとなる。
ここで、CPU51は、操作検出用のタッチICとは別に設けられた検出手段である上記加速度センサ58からの検出情報に基づいてタッチIC54を単体でリセットさせる機能を有している。具体的には、CPU51において所定の周期(例えば1msec毎)に実行される定期処理にICリセット用処理が組み込まれている。以下、図11のフローチャートを参照して、当該ICリセット用処理について説明する。
ICリセット用処理においては先ず、ステップS101にてコントローラユニット20のRAMにリセット中フラグが格納されているか否かを判定する。リセット中フラグが格納されていない場合には、ステップS101にて否定判定をしてステップS102に進む。ステップS102では、加速度センサ58からの検出情報に基づいてコントローラユニット20に振動が発生したか否か、具体的には予め規定されている閾値を超えた加速度の変化が発生したか否かを判定する。振動が発生していない場合又は発生しているとしても加速度が閾値以下である場合にはステップS102にて否定判定をして、そのまま本ICリセット用処理を終了する。閾値を超える振動が発生している場合には、ステップS102にて肯定判定をしてステップS104に進む。
ステップS104では、振動発生周期の算出処理を実行する。振動発生周期の算出処理では今回の振動及びその直前のN回(例えばN=2以上)の振動の計N+1回分の振動から振動の発生周期、すなわち振動発生のインターバル期間の平均を算出する。この発生周期が基準期間よりも短い場合にはステップS104にて肯定判定をしてステップS105に進む。
ステップS105では、上記周期を算出するためのタイマカウンタ等のICリセット用の各種カウンタをリセットする。続くステップS106ではタッチIC54のリセット処理(初期化処理)を実行する。これにより、上記フリーズが解消され、タッチIC54の検出機能が復活する。その後は、ステップS107にてRAMにリセット中フラグをセットして、本ICリセット用処理を終了する。なお、本実施形態においては、タッチIC54のリセットに要する所要期間については1sec程度となっており、上記電源スイッチ59の操作によってCPU51を再起動させる場合の所要期間(例えば5sec)よりも短くなっている。
ステップS104の説明に戻り、当該ステップS104にて否定判定をした場合、すなわち算出した振動の発生周期が基準期間に達していない場合には、ステップS108に進む。ステップS108では、今回の振動の大きさ(詳しくは検出した加速度)が基準値を上回っているか否かを判定する。なお、ステップS108に示す基準値は、振動発生の有無を判定する際に参照される閾値よりも大きい値である。
今回の加速度が基準値を超えていない場合には、ステップS108にて否定判定をして、そのまま本ICリセット用処理を終了する。ステップS108にて肯定判定をした場合には、ステップS109に進む。ステップS109では、基準値を超える加速度の振動が連続して発生(2回発生)したか否かを判定する。連続発生していない場合には、ステップS109にて否定判定をして本ICリセット用処理を終了する。連続発生している場合には、上記ステップS105〜S107の各処理を実行した後、本ICリセット用処理を終了する。
ステップS101の説明に戻り、当該ステップS101にて肯定判定をした場合、すなわちRAMにリセット中フラグが格納されている場合には、ステップS110に進む。ステップS110ではタッチIC54のリセットが完了したか否かを判定する。具体的には、リセット用のタイマカウンタを用いてリセット開始からの経過期間を把握しており、このリセット用のタイマカウンタの値が1sec(リセットの所要期間)に相当する値となっているかを判定する。ステップS110にて否定判定をした場合には、そのまま本ICリセット用処理を終了する。ステップS110にて肯定判定をした場合にはステップS111に進み、RAMに格納されているリセット用フラグを消去した後、本ICリセット用処理を終了する。
ここで、タッチIC54のリセット中は、表示画面81における表示がリセット前後で同一となるように維持される。リセットの都度、その旨を報知する構成としないことにより、当該リセット機能がユーザに煩わしいとの印象を与えることを抑制している。
ここで、図12及び図13を参照して、タッチIC54に異常が発生して操作が受け付けられなくなった場合の遊技者の操作態様の変化について説明する。図12に示す例では、タッチIC54が正常な状態に維持されている。この場合、ta1のタイミングで温度設定用の操作アイコン(DOWNアイコン88)が操作される(押される)度に、表示画面81に表示されている設定温度が変更されている(「24」→「23」→「22」)。ユーザは表示されている設定温度を目視で確認しながら操作を行うため、各操作のインターバル期間はある程度長くなると想定される。
図13(a)に示す例においても、tb1のタイミングで温度設定用の操作アイコン(DOWNアイコン88)が操作される(押される)ことにより、表示画面81に表示中の設定温度が「24」→「23」に変更されている。しかしながら、このタイミングでユーザの指からタッチIC54に静電気が伝わることで当該タッチIC54に異常が発生している。このため、続くtb2のタイミング及びtb3のタイミングで温度設定用の操作アイコン(DOWNアイコン88)が操作され(押され)たとしても、表示画面81に表示中の設定温度が「24」のままとなる。温度が変更されないことに気づいたユーザが操作アイコンを連打するようにして操作態様(操作条件)を変更することで、tb3のタイミング、tb4のタイミング及びtb5のタイミングで上記振動がたて続けに発生している。tb5のタイミングで振動発生周期を算出した場合、当該周期は上記基準期間よりも短くなっている。故に、tb5のタイミングの振動(タッチパネル55の操作、操作アイコンの押し操作)を契機としてタッチIC54がリセットされることとなる。つまり、上記ICリセット用処理におけるステップS103〜S104の処理は、このような連打操作を契機としてタッチIC54をリセットするための処理である。
図13(b)に示す例においても、tc1のタイミングで温度設定用の操作アイコン(DOWNアイコン88)が操作される(押される)ことにより、表示画面81に表示中の設定温度が「24」→「23」に変更されている。しかしながら、このタイミングでユーザの指からタッチIC54に静電気が伝わることで当該タッチIC54に異常が発生している。このため、続くtc2のタイミング及びtc3のタイミングで温度設定用の操作アイコン(DOWNアイコン88)が操作され(押され)たとしても、表示画面81に表示中の設定温度が「24」のままとなる。温度が変更されないことに気づいたユーザが操作アイコンを強打するようにして操作態様(操作条件)を変更することで、tc4のタイミング及びtc5のタイミングで上記基準値を超える振動が連続して発生している。故に、tc5のタイミングの振動(タッチパネル55の操作、操作アイコンの押し操作)を契機としてタッチIC54がリセットされることとなる。つまり、上記ICリセット用処理におけるステップS108〜S109の処理は、このような強打を契機としてタッチIC54をリセットするための処理である。
上述したように、タッチパネル55の操作アイコンを押したにも関わらず操作が正常に受け付けられない場合の原因は、上記タッチIC側ではなくCPU51側に存在する可能性もある。そこで、CPU51は、タッチIC54のリセットがたて続けに発生した場合には、当該CPU51をリセット(再起動)させる処理(CPU用リセット処理)を実行する。CPUリセット用処理は、CPU51にて定期処理の一環として実行される再起動用の処理である。
図14に示すように、CPUリセット用処理においては先ず、ステップS201にてICリセットが発生したか否かを判定する。ステップS201にて否定判定をした場合にはそのまま本CPUリセット用処理を終了する。ステップS201にて肯定判定をした場合には、ステップS202に進む。ステップS202では、予め設定された基準期間(例えば5sec)内のタッチIC54のリセット回数が基準回数(例えば3回)に達したか否かを判定する。ステップS202にて否定判定をした場合には、そのまま本CPUリセット処理を終了する。ステップS202にて肯定判定をした場合には、ステップS203にてタッチIC54のリセット回数を特定するための回数カウンタや、上記基準期間の経過を特定するためのタイマカウンタ等のCPUリセット用の各種カウンタをリセットする。その後は、ステップS204にてCPUリセット処理を実行し、本CPUリセット用処理を終了する。CPU51のリセット中は、グラフィックIC52によりディスプレイ53が駆動制御され表示画面81にCPU51をリセット中であること示す情報(例えば「Please Wait」の文字)が表示(報知)される(図15参照)。
以上詳述した第3の実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
上述したコントローラユニット20によれば、ユーザの操作に基づいて所定のリセット条件(連打発生や強打発生)が成立した場合に、コントローラユニット20を作動状態に維持したままタッチIC54がリセットされる。つまり、タッチIC54に異常が発生した後の操作(例えば空調設定操作)を契機として、所定のリセット条件→タッチIC54のリセットとなる構成とすることにより、リセット時の待ち時間を極力短くすることができる。これにより、ユーザの利便性の向上に寄与できる。
なお、CPU51はタッチIC54からの検出情報に基づいて操作判定を行う構成であり、仮に上述した動作異常が発生したとしても、それをCPU51側にて把握することは困難になる。故に、タッチIC54に異常が発生しているか否かに関係なく、CPU51においてユーザの操作に基づいて所定のリセット条件が成立し得る構成とすることにより、タッチIC54の挙動の監視が不要となり、上述した利便性の向上効果を発揮させる上で空調コントローラ12に係る構成が過度に複雑になることを抑制できる。
タッチIC54に異常が発生して操作が正常に受け付けられなくなった場合に、同じ箇所(操作アイコン等)を強く叩いたり、短い周期で連続して操作したりすると想定される。このような操作態様に配慮してリセットの基準となる操作態様(所定態様)を定め、当該所定態様にて操作が行われた場合にタッチIC54をリセットすることで、上記異常を速やかに解消できる。なお、静電容量方式のコントローラユニット20に加速度センサ58を配設し、当該加速度センサ58により検出された情報からタッチパネル55の操作態様を特定する構成とすれば、上述した各種効果を好適に発揮させることができる。
仮にタッチIC54をリセットする都度、表示画面81の表示を変更する構成とした場合には、当該変更が多発することでユーザに煩わしいとの印象を与える可能性がある。また、操作アイコン等が非表示になる等して見づらくなることは、リセット後の操作の際に操作アイコン等の再確認が必要になり、ユーザの利便性が低下すると懸念される。この点、上述の如く表示画面81の表示がリセットの前後で同様となるようにして表示が維持される構成とすることで、上記懸念を好適に払拭できる。
実施頻度が相対的に低いCPU51のリセットについてはリセット発生を報知する一方、実施頻度が相対的に高いタッチIC54のリセットについてはリセット発生を報知しない構成とすることで、ユーザを煩わせることなく空調コントローラ12の機能を回復させることができる。
<その他の実施形態>
なお、上述した各実施形態の記載内容に限定されず例えば次のように実施してもよい。ちなみに、以下の各構成を個別に上記各実施形態に対して適用してもよく、一部又は全部を組み合わせて上記各実施形態に対して適用してもよい。また、上記各実施形態に示した各種構成の全て又は一部を任意に組み合わせることも可能である。この場合、組み合わせの対象となる各構成の技術的意義(発揮される効果)が担保されることが好ましい。
・上記各実施形態では、MOSFETを用いて電力供給経路を切り替える構成としたが、バイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子を用いて電力供給経路を切り替える構成としてもよい。
・上記各実施形態に示したコントローラユニット20にタッチIC54をリセットするためのリセットボタン等の操作部を設けてもよい。
・上記各実施形態に示した空調コントローラ12は、コントローラユニット20をホルダ30に取り付けることでホルダ側コネクタ35とユニット側コネクタ25とが接続され、コントローラユニット20をホルダ30から取り外すことでホルダ側コネクタ35とユニット側コネクタ25とが分離される構成とした。すなわち、電源ケーブル38とコントローラユニット20とが当該コントローラユニット20の着脱作業によって自動的に接続/分離される構成とした。これを変更し、例えばコントローラユニット20をホルダ30に取り付た状態で上述した電源ケーブル38を手作業でコントローラユニット20に直接着脱する構成を否定するものではない。
・上記各実施形態では、空調コントローラ12をポータブル式としたが、固定式とすることも可能である。また、タッチパネル55については静電容量方式以外の方式(例えば、抵抗膜方式、光学方式、超音波表面弾性波方式等)とすることも可能である。
・上記各実施形態では、「内部電源」として一次電池を用いる構成としたが、「内部電源」として二次電池を用いる構成と否定するものではない。
・上記第2の実施形態では、N型のMOSFET68Bのゲートに外部電源45から24Vの電圧が印加される構成としたが、これに限定されるものではない、MOSFET68Bを許容状態/規制状態に切り替えることで電力供給経路を切り替えることができるのであれば足り、MOSFET68Bのゲートに印加される電圧を24Vよりも小さくすることも可能である。
・タッチIC54のリセット完了から第1の期間を経過するまでの間に操作アイコンが操作された場合には、次の操作判定を当該操作から第2の期間が経過するまで無効とする構成としてもよい。上述したようにタッチIC54に異常が発生して操作が正常に受け付けられなくなった場合には、操作アイコン等が連打される可能性がある。このような操作が行われている最中にリセットが完了すると、操作を繰り返し受け付けてしまうことでユーザの意図から外れて空調設定が変更され得る。例えば、温度変更用の操作アイコンが連打された場合には、リセット完了後に設定温度が大きく変更され得る。この点、本変形例に示すように、タッチIC54をリセットした後の第1の期間内にCPU51にて操作が行われたと判定した場合には、当該CPU51による次の操作判定を第2の期間が経過するまで一時的に無効化する構成とすることで、上記不都合の発生を好適に抑制できる。
・ユーザの過去の操作実績を記憶し、当該記憶されている操作実績に基づいて上記第3の実施形態に示した基準周期、基準値等の各種閾値(所定のリセット条件)を補正する構成としてもよい。ユーザによってはタッチパネル55が操作される場合の強度や周期等が様々となり得るため、過去の操作実績に基づいて所定のリセット条件を補正することにより、タッチIC54をリセットする必要がない状況下において当該リセットが発生する機会を減らすことができる。
・上記第3の実施形態に示したように、タッチIC54の異常によって操作が正常に受け付けられなくなった場合には、ユーザは操作態様(操作条件)を変更して操作を続けると想定される。この操作態様については、上述した連打や強打以外にも、ロングタップ(長押し)、フリック、マルチタップ等が想定される。これらの操作を、上記加速度センサ58に加えて又は代えて圧力センサにより検出し、これらの操作が行われた場合にタッチIC54をリセットする構成としてもよい。但し、圧力センサによって上記各種操作を検出する上では当該圧力センサの数が嵩むと想定される。故に、上述の如く加速度センサ58を用いることには、コントローラユニット20の構成の複雑化を極力抑えつつユーザの利便性を向上できるという技術的意義がある。
・上記第3の実施形態では、タッチパネル55が連続して強打されたことを契機としてタッチIC54をリセットする構成としたが、これに限定されるものではない。タッチパネル55が1回強打されたことを契機としてタッチIC54をリセットする構成とすることも可能である。
・加速度センサ58の配置については任意である。例えばコントローラユニット20の中央部分に配設してもよいし、コントローラユニット20の端部に配設してもよい。
・上記第3の実施形態では、タッチIC54をリセットしている旨をユーザに報知しない構成としたが、タッチIC54をリセットしている旨をユーザに報知する構成としてもよい。
10…空調装置、11…空調機、12…空調コントローラ、20…コントローラユニット、25…ユニット側コネクタ、30…ホルダ、35…ホルダ側コネクタ、45…外部電源(商用電源)、51…CPU(制御部)、54…タッチIC(検出用IC)、55…タッチパネル、58…加速度センサ、61…電力供給回路、64…LDO、65…内部電源、67…P型のMOSFET(第1スイッチ)、68…N型のMOSFET(第2スイッチ)、81…表示画面、R1…第1供給経路、R2…第2供給経路。

Claims (11)

  1. タッチパネルと、当該タッチパネルにおける静電容量の変化を検出する検出用ICと、前記検出用ICからの検出情報に基づいて前記タッチパネルの操作判定を行う制御部とを有し、前記タッチパネルが操作された場合に空調機へ指令情報を出力する空調コントローラであって、
    前記制御部は、
    前記タッチパネルにおけるユーザの操作に基づいて所定のリセット条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
    当該空調コントローラの作動中に前記判定手段により前記所定のリセット条件が成立したと判定された場合に、当該空調コントローラを作動状態に維持したまま前記検出用ICをリセットするICリセット手段と
    を備えている空調コントローラ。
  2. 前記タッチパネルの空調設定用の操作領域における操作の操作強度、操作周期、操作位置の少なくとも何れかの情報を取得する操作情報取得手段を備え、
    前記判定手段は、前記操作情報取得手段により取得された情報に基づいて前記タッチパネルの操作の操作態様を特定し、その特定した操作態様が所定態様となった場合に前記所定のリセット条件が成立したと判定するように構成されている請求項1に記載の空調コントローラ。
  3. 前記操作情報取得手段は、前記タッチパネルに生じる加速度を検出する加速度センサ及び前記タッチパネルに加わった圧力を検出する圧力センサの少なくとも一方を情報取得部として有し、
    前記判定手段は、前記情報取得部により取得された前記加速度及び前記圧力に相関のある情報から、前記タッチパネルの操作態様を特定するように構成されている請求項2に記載の空調コントローラ。
  4. 前記制御部は、
    前記タッチパネルの操作の態様に相関のある相関パラメータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている相関パラメータに基づいて前記所定のリセット条件を補正する補正手段と
    を備えている請求項2又は請求項3に記載の空調コントローラ。
  5. 前記ICリセット手段により前記検出用ICがリセットされている状況下においては、前記タッチパネルに積層された表示画面の表示が当該リセットの前後で同様となるようにして表示が維持される構成となっている請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の空調コントローラ。
  6. 前記制御部は、所定の周期で前記検出用ICからの検出情報に基づく前記操作判定を行う構成となっており、
    前記ICリセット手段により前記検出用ICをリセットした後に第1期間内に前記制御部により操作が行われたと判定した場合には、当該制御部による次の操作判定を第2期間が経過するまで無効とする手段を有している請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の空調コントローラ。
  7. 前記ICリセット手段による前記検出用ICのリセットが実施された実績情報を記憶する実績情報記憶手段と、
    当該実績情報記憶手段により記憶されている実績情報に基づいて前記制御部をリセットするか否かを判定する制御部用リセット判定手段と、
    前記制御部用リセット判定手段により前記制御部をリセットする旨の判定がなされた場合に、当該制御部をリセットする制御部用リセット手段と
    を備えている請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の空調コントローラ。
  8. 前記制御部用リセット手段によって前記制御部をリセットする場合にはその旨が報知する一方、前記ICリセット手段によって前記検出用ICをリセットする場合にはその旨の報知を行わない構成となっている請求項7に記載の空調コントローラ。
  9. 前記ICリセット手段にって前記検出用ICをリセットする場合の所要期間は、前記制御部用リセット手段によって前記制御部をリセットする場合の所要時間よりも短い請求項7又は請求項8に記載の空調コントローラ。
  10. タッチパネルと、当該タッチパネルにおけるの静電容量の変化を検出する検出用ICと、前記検出用ICからの検出情報に基づいて前記タッチパネルの操作判定を行う制御部とを有し、前記タッチパネルが操作された場合に空調機へ指令情報を出力する空調コントローラであって、
    前記制御部は、
    前記タッチパネルに生じる加速度を検出する加速度センサ及び前記タッチパネルに加わった圧力を検出する圧力センサの少なくとも一方からの情報に基づいて所定のリセット条件が成立したか否かを判定する判定手段と、
    当該空調コントローラの作動中に前記判定手段により前記所定のリセット条件が成立したと判定された場合に、当該空調コントローラを作動状態に維持したまま前記検出用ICをリセットするICリセット手段と
    を備えている空調コントローラ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の空調コントローラと、前記空調コントローラからの指令情報に基づいて動作する空調機とを備えている空調装置。
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