JP2021092877A - サーバシステム、検出方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、関連する技術として、余剰領域を含めたRAID構成された論理ドライブを制御するRAIDコントローラに関する技術が開示されている。
特許文献2には、関連する技術として、RAIDを構成する単体ディスク毎、及び複数
ディスクに亘ってエラー状況を把握する技術が開示されている。
一方、上位ソフトウェアによってサーバなどにおいてシステムに冗長性を持たせる技術が存在する。この上位ソフトウェアは、RAIDコントローラが処理する論理ドライブをサポートしていない場合が多い。そのため、RAIDコントローラとして、上位ソフトウェアに対応するために、論理ドライブ以外に上位ソフトウェアが処理可能な単体ディスクを構成することも可能なものも登場している。
上位ソフトウェアに対応する(すなわち、論理ドライブ以外に単体ディスクを構成可能な)RAIDコントローラとその上位ソフトウェアとを用いる場合には、例えば、RAIDコントローラによる制御の下、OS部分は論理ドライブにおいて冗長性を持たせ、データ部分は上位ソフトウェアによって単体ディスクにおいて冗長性を持たせる構成が可能となる。
しかしながら、単に上位ソフトウェアに対応する(すなわち、論理ドライブ以外に単体ディスクを構成可能な)RAIDコントローラとその上位ソフトウェアとを用いる場合、単体ディスクに関してはRAIDコントローラによる処理が行われない。そのため、この場合、単体ディスクにおけるエラーに関する処理が行われず、単体ディスクにおけるエラーの通知が行われない。
そこで、上位ソフトウェアに対応する(すなわち、論理ドライブ以外に単体ディスクを構成可能な)RAIDコントローラとその上位ソフトウェアとを用いる場合においても、論理ドライブ及び単体ディスクにおけるエラーを報知することのできる技術が求められている。
<実施形態>
本発明の一実施形態によるサーバシステム1は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成された論理ドライブとRAID構成されていない単体ディスクとを有し、サーバシステム1における上位ソフトウェアについては単体ディスクへのアクセスと同様に論理ドライブへアクセスさせ、論理ドライブにおけるエラーの検出と同様に単体ディスクにおいてエラーを検出するシステムである。
上位制御装置20は、OS上で、上位ソフトウェア201、RAID管理ユーティリティなどのアプリケーションプログラムを実行する。
エラー管理テーブル301は、エラー内容を示す後述するエラー情報を含むデータテーブルである。エラー管理テーブル301は、RAIDファームウェア上に存在する。
例えば、RAID制御部302は、RAIDのエラーハンドリングに従って、RAID管理ユーティリティを用いてエラーの通知やエラー対象ディスクのLEDを点灯させる。
ここでは、単体ディスク10a3〜10anにおいてエラーが発生した場合にそのエラーを通知する図2に示すサーバシステム1の処理フローについて説明する。
例えば、RAID制御部302は、ディスク10a1及びディスク10a2で論理ドライブを構成し、ディスク10a3〜10anを単体ディスクとする。
例えば、RAID制御部302は、RAIDのエラーハンドリングに従って、RAID管理ユーティリティを用いてエラーの通知やエラー対象ディスクのLEDを点灯させる。
サーバシステム1は、ディスク10a3〜10an(単体ディスクの一例)に冗長性を持たせる上位ソフトウェア201と、ディスク10a3〜10anとの間で通信されるデータについて、エラーを検出する単体ディスク制御部(エラー検出部の一例)を備える。
こうすることによって、サーバシステム1は、ディスク10a3〜10an(単体ディスクの一例)に冗長性を持たせる上位ソフトウェア201と、ディスク10a3〜10anとの間で通信されるデータについて、エラーを検出することができる。
その結果、データについてエラーを検出した場合に、単体ディスクにおけるデータのエラーの発生を早急に報知することができる。
本発明の実施形態による最小構成のサーバシステム1は、図3に示すように、検出手段100を備える。
検出手段100は、単体ディスクに冗長性を持たせる上位ソフトウェアと、前記単体ディスクとの間で通信されるデータについて、エラーを検出する。
こうすることで、サーバシステム1によって、論理ドライブ以外に単体ディスクを構成可能なRAIDコントローラとその上位ソフトウェアとを用いる場合において、論理ドライブ及び単体ディスクにおけるエラーを報知することができる。
図4は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図4に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述のサーバシステム1、上位制御装置20、RAIDコントローラ30、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
5・・・コンピュータ
6、11・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10a1、10a2、10a3、・・・、10an・・・ディスク
20・・・上位制御装置
30・・・RAIDコントローラ
201・・・上位ソフトウェア
202・・・RAID管理ユーティリティ
301・・・エラー管理テーブル
302・・・RAID制御部
303・・・単体ディスク制御部
Claims (5)
- 単体ディスクに冗長性を持たせる上位ソフトウェアと、前記単体ディスクとの間で通信されるデータについて、エラーを検出する検出手段、
を備えるサーバシステム。 - 前記検出手段が検出したエラーの内容を記憶する記憶手段、
を備える請求項1に記載のサーバシステム。 - 前記記憶手段が記憶する前記エラーの内容に基づいて、前記エラーの発生を報知する報知手段、
を備える請求項2に記載のサーバシステム。 - 単体ディスクに冗長性を持たせる上位ソフトウェアと、前記単体ディスクとの間で通信されるデータについて、エラーを検出すること、
を含む検出方法。 - コンピュータに、
単体ディスクに冗長性を持たせる上位ソフトウェアと、前記単体ディスクとの間で通信されるデータについて、エラーを検出すること、
を実行させるプログラム。
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