JP2021089337A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着する入力手段の接続ケーブルが外部に露出することを抑制する。【解決手段】記録材に画像を形成可能な画像形成装置において、情報を読み取り可能なICカードリーダを収容可能な収容空間を有する収容部と、収容部に着脱可能で、収容空間を覆うように設けられた外装カバー20と、数値キーを有するテンキーユニット64のUSBケーブル65を接続可能なコネクタと、を備える。外装カバー20は、収容空間にICカードリーダを収容していない状態で、表面にテンキーユニット64を装着した場合に、テンキーユニット64のUSBケーブル65を収容空間に案内可能な開口25を有し、コネクタは、開口25及び収容空間を通ったUSBケーブル65が接続可能である。【選択図】図13
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
従来、画像処理装置などに利用できるICカードリーダなどの認証装置を着脱可能に積載可能な操作部が提案されている(特許文献1参照)。この操作部は、操作パネルと認証装置の装着部とを有している。認証装置の装着部は、右利きの使用者が多いことを考慮して、装置手前側から視て操作パネルより右側に配置されている。装着部は認証装置が設けられていない場合はカバーで覆われており、装着部を収容するための凹んだ収容空間が外部に露出しないようにしている。操作パネルは、前下がりに傾斜して設けられており、同様にカバーも前下がりに傾斜して設けられている。
一方、近年、スマートフォンやタブレット等のモバイル機器の普及により、画像形成装置においても操作パネルは入力部と表示部を略同一面内とするタッチパネル方式が普及している。このようなタッチパネル方式の操作パネルにおいて、表示されたソフトウェアキーのみを使用して全ての情報入力を実現可能とした操作パネルが開発されている(特許文献2参照)。また、このようなソフトウェアキーは従来からの操作の慣れや誤操作の可能性があるため、ユーザの希望に合わせてオプションとしてハードウェアキーからなる数値キー部を有する外付けの入力手段、例えばテンキーユニットを接続可能としている。
ここで、上述した特許文献1に記載の操作部に、外付けのテンキーユニットを装着することが考えられる。この場合、装着後のテンキーユニットの操作性を考慮すると、テンキーユニットを装着部に装着するよりも、カバーの表面に装着した方が好ましい場合がある。しかしながら、特許文献1に記載の操作部のカバーの表面にテンキーユニットを装着した場合は、テンキーユニットの接続ケーブルを側方又は後方に向けて引き出さなければならない。そして、接続ケーブルは、画像形成装置の外部空間を経て、装置本体の側面などに設けられたUSBコネクタに接続される。このため、接続ケーブルが画像形成装置の外部に露出しているので、外観が劣るだけでなく、接続ケーブルが画像形成装置の周囲に配置された周辺機器に対して干渉し易くなってしまう。
本発明は、装着する入力手段の接続ケーブルが外部に露出することを抑制できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、記録材に画像を形成可能な画像形成装置において、情報を読み取り可能な読取手段を収容可能な収容空間を有する収容部と、前記収容部に着脱可能で、前記収容空間を覆うように設けられたカバーと、数値キーを有する入力手段の接続ケーブルを接続可能な接続部と、を備え、前記カバーは、前記収容空間に前記読取手段を収容していない状態で、表面に前記入力手段を装着した場合に、前記入力手段の接続ケーブルを前記収容空間に案内可能な開口部を有し、前記接続部は、前記開口部及び前記収容空間を通った前記接続ケーブルが接続可能であることを特徴とする。
本発明によれば、装着する入力手段の接続ケーブルが外部に露出することを抑制できる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態の画像形成装置を、図1〜図14を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、各図に示すように、画像形成装置1に向かって手前側を前側F、奥側(背側)を後側B、左側をL、右側をR、上側をU、下側をDとして表している。また、画像形成装置1は、ユーザは前側Fから後側Bを向いて位置して各種の操作を行う構成になっている。
以下、本発明の第1の実施形態の画像形成装置を、図1〜図14を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、各図に示すように、画像形成装置1に向かって手前側を前側F、奥側(背側)を後側B、左側をL、右側をR、上側をU、下側をDとして表している。また、画像形成装置1は、ユーザは前側Fから後側Bを向いて位置して各種の操作を行う構成になっている。
本実施形態では、画像形成装置1の一例として、タンデム型のフルカラープリンタについて説明している。但し、本発明はタンデム型の画像形成装置1に搭載されることには限られず、他の方式の画像形成装置に搭載されるものであってもよく、また、フルカラーであることにも限られず、モノクロやモノカラーであってもよい。あるいは、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施することができる。
[画像形成装置]
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)2を備えている。装置本体2は、画像読取部3と、シート給送部4と、画像形成部5(図2参照)と、シート排出部6と、制御部10(図2参照)と、操作部8と、を備えている。尚、記録材であるシートは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)2を備えている。装置本体2は、画像読取部3と、シート給送部4と、画像形成部5(図2参照)と、シート排出部6と、制御部10(図2参照)と、操作部8と、を備えている。尚、記録材であるシートは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
画像読取部3は、例えば、フラットベッドスキャナ装置であり、装置本体2の上部に設けられている。画像読取部3は、原稿載置台としての不図示のプラテンガラスと、プラテンガラスに載置された原稿に光を照射する不図示の光源と、反射光をデジタル信号に変換する不図示のイメージセンサ等を備えている。シート給送部4は、装置本体2の下部に配置されており、記録紙等のシートを積載して収容するシートカセット4a,4bを備え、シートを画像形成部5(図2参照)に給送する。
画像形成部5は、装置本体2の内部に設けられ、いずれも不図示の現像装置及び像担持体としての感光ドラムを有する画像形成ユニット、トナーボトル、中間転写ユニット、二次転写部、定着装置等を有している。画像形成部5は、シート給送部4から給送されたシート上に、制御部10からの画像情報に基づいて画像を形成可能である。シート排出部6は、シートを装置本体2に形成された不図示の排出口の下流側に配置された排出トレイ7を備えている。排出トレイ7は、フェイスダウントレイになっており、不図示の排出口から排出されたシートを積載する。
[制御部]
図2に示すように、制御部10はコンピュータにより構成され、例えばCPU11と、データを一時的に記憶するRAM12と、各部を制御するプログラムを記憶するROM13及びHDD14とを備えている。CPU11は、画像形成装置1の全体を統括的に制御するプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPU11は、例えば、画像形成される画像データの画像処理や、ネットワーク制御を行う他、画像形成部5に画像形成の指示を出力することによって画像形成処理を制御する。
図2に示すように、制御部10はコンピュータにより構成され、例えばCPU11と、データを一時的に記憶するRAM12と、各部を制御するプログラムを記憶するROM13及びHDD14とを備えている。CPU11は、画像形成装置1の全体を統括的に制御するプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPU11は、例えば、画像形成される画像データの画像処理や、ネットワーク制御を行う他、画像形成部5に画像形成の指示を出力することによって画像形成処理を制御する。
RAM12は、CPU11が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもあり、CPU11の主メモリやワークエリア等として機能する。RAM12には、画像形成装置1内の設定情報や各処理を行った時のジョブログや操作ログなどが格納される。ROM13には、シートに画像を形成するための画像形成制御シーケンス等が記憶される。本実施形態では、ROM13は、例えばブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD14は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、アプリケーション、画像データなどを格納する。
制御部10は、いずれもシステムバスに接続される操作部入出力回路(I/F)15と、SRAM16と、外部入出力回路(I/F)17と、デバイス入出力回路(I/F)18と、を有している。操作部入出力回路15は、後述する操作部8への画像データの送信や、操作部8からの各種通信を行うと共に、操作部8からユーザが入力した情報をCPU11に入力する。SRAM16は、高速動作可能な不揮発性の記憶媒体である。デバイス入出力回路18は、画像読取部3や画像形成部5を制御部10に接続し、画像データの同期系及び非同期系の変換を行う。
外部入出力回路17は、Universal Serial Bus(以下、USBと称す)等の汎用入出力回路であり、汎用のPCや、メモリデバイス、後述するテンキーユニット64を、USBコネクタからなるコネクタ17aを介して接続する。
操作部8は、表示パネル8aを有している。表示パネル8aは、液晶パネルからなり、各種情報やソフトウェアキーを表示可能であり、ユーザの接触により情報を入力可能なタッチパネルである。表示パネル8aでは、コピー枚数やファクシミリ送信時の相手先電話番号等を入力するテンキーがハードウェアキーではなく、所定エリアに表示された部位をタッチするソフトウェアキーにより形成される。表示パネル8aとしては、抵抗膜式、静電容量方式、赤外線等の光学式のいずれを適用してもよい。
図1に示すように、操作部8は、装置本体2の外装カバーの一部である前パネル2aよりも上方に設けられている。操作部8は、例えば四角形の平板状に形成されており、表示パネル8aを上側Uに向けて、装置本体2に固定して設けられている。尚、操作部8の形状は四角形の平板状には限られず、他の形状であってもよい。また、表示パネル8aは上側Uには限られず、他の方向であってもよく、例えば、装置本体2に向きを固定して設置せずに上下方向にチルト可能に設けられていてもよい。
[収容部]
収容部9は、操作部8の右側Rに隣接して配置されている。収容部9は、情報を読み取り可能な読取手段の一例としてのICカードリーダ61(図4参照)を収容可能である。本実施形態では、ICカードリーダ61として、NFCによる近距離無線通信認証を用いたものを適用している。即ち、ICカードリーダ61は、ユーザが有する携帯端末と無線通信可能な無線通信手段である。但し、認証方式としては、近距離無線通信認証には限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)を利用した中距離無線認証や、指紋認証などの生体認証であってもよい。あるいは、磁気を利用した接触式のカードリーダであってもよく、この場合は、後述する開口の大きさや位置を、磁気カードなどを差し込む向きに合わせて適宜設定する。
収容部9は、操作部8の右側Rに隣接して配置されている。収容部9は、情報を読み取り可能な読取手段の一例としてのICカードリーダ61(図4参照)を収容可能である。本実施形態では、ICカードリーダ61として、NFCによる近距離無線通信認証を用いたものを適用している。即ち、ICカードリーダ61は、ユーザが有する携帯端末と無線通信可能な無線通信手段である。但し、認証方式としては、近距離無線通信認証には限られず、例えば、Bluetooth(登録商標)を利用した中距離無線認証や、指紋認証などの生体認証であってもよい。あるいは、磁気を利用した接触式のカードリーダであってもよく、この場合は、後述する開口の大きさや位置を、磁気カードなどを差し込む向きに合わせて適宜設定する。
以下、収容部9の構成について、図3〜図5を用いて詳細に説明する。図3は、収容部9の斜視図であり、内部構造を説明するため操作部8(図1参照)を非表示としている。図3に示すように、操作部8の設置個所には、操作部8を固定するための固定台31が設けられている。固定台31は、断面略L字形状の金属板材にて形成され、画像読取部3(図1参照)のフレーム3aに対して複数のボルト32により固定されている。
固定台31の前面には、例えばUSBコネクタからなる接続部の一例であるコネクタ39がボルト40により固定されている。即ち、コネクタ39は、画像読取部3の前側面に固定台31を介して固定されている。コネクタ39は、接続ケーブルの一例であるUSBケーブル38に接続されている。USBケーブル38は、装置本体2のフレームの一部である右上ステイ2cを経由して、装置本体2(図1参照)の背部に収容された制御部10のコネクタ17a(図2参照)に接続されている。尚、操作部8(図1参照)は、コネクタ39とは別の不図示のコネクタを利用して制御部10に接続されている。操作部8と制御部10とを接続するケーブルは、USBケーブル38と同じ空間(即ち、シート排出部6の排出ローラの上方、かつ、画像読取部3の下方の空間)内に配線されている。
図4は、収容部9の分解斜視図である。図4に示すように、固定台31は、装置本体2のフレームの一部である右上ステイ2cの天面に対して、複数のボルト33により固定されている。収容部9は、載置台34と外装カバー20とにより構成されており、載置台34と外装カバー20との内部に収容空間9a(図5参照)を有している。載置台34は、ICカードリーダ61を載置するために設けられ、右上ステイ2cに対して複数のボルト35により固定されている。外装カバー20は、固定台31を覆うように設けられ、固定台31に対して複数のボルト37により固定されている。外装カバー20は、収容部9に着脱可能で、収容空間9aを覆うように設けられている。
図5は、図3中のX−X線で切断した収容部9の断面の模式図である。図5に示すように、収容部9の収容空間9aは、載置台34と外装カバー20とにより形成されている。収容空間9aには、ICカードリーダ61などの認証装置や読取手段を収容可能である。ICカードリーダ61などの認証装置を設置する場合は収容部9を利用し、ICカードリーダ61などの認証装置を設置しない場合は収容部9を利用しない。
[ICカードリーダを収容する場合]
次に、収容部9にICカードリーダ61を装着する場合の構成について、図4〜図10を用いて説明する。図4に示すように、ICカードリーダ61は、装置本体2との電気的接続を行うためのUSBケーブル62と、USBケーブル62の先端部に設けられたコネクタ63とを備えている。そして、このコネクタ63を装置本体2のコネクタ39に接続し、ICカードリーダ61を載置台34の上面34aに載置し、載置後に外装カバー20を固定台31に対して複数のボルト37により固定する。
次に、収容部9にICカードリーダ61を装着する場合の構成について、図4〜図10を用いて説明する。図4に示すように、ICカードリーダ61は、装置本体2との電気的接続を行うためのUSBケーブル62と、USBケーブル62の先端部に設けられたコネクタ63とを備えている。そして、このコネクタ63を装置本体2のコネクタ39に接続し、ICカードリーダ61を載置台34の上面34aに載置し、載置後に外装カバー20を固定台31に対して複数のボルト37により固定する。
図6に示すように、外装カバー20は、天板22に開口23、開口25、透孔22a等の複数の穴を有している。本実施形態では、開口23は、後述するテンキーユニット64を装着するための固定部材67(図13参照)を貫通させるために設けられ、開口25は、テンキーユニット64のUSBケーブル65(図13参照)を貫通させるために設けられている。また、天板22の真円形状の複数の透孔22aは、収容部9に収容したICカードリーダ61のLED(発光手段)61a(図4参照)の点灯状態を外装カバー20の外部から視認するための穴である。尚、開口23又は開口25を利用して、ICカードリーダ61のLED61aの点灯状態を外装カバー20の外部から視認するようにしてもよい。即ち、透孔22aは、開口23及び開口25とは別に、収容空間9aにICカードリーダ61が収容されている場合に、ICカードリーダ61が有するLED61aの状態を認識可能にする。
収容部9にICカードリーダ61を収容する場合は、外装カバー20の上側Uに他の入力手段や認証装置を取り付けることはしない。このため、開口23及び開口25が空いたままでは画像形成装置1の外観品位が損なわれるため、開口23及び開口25に塞ぎ部材である小カバー70を取り付ける。小カバー70は、外装カバー20に着脱可能で、開口23及び開口25を塞ぐことができるようになっている。小カバー70を取り付けるために、外装カバー20の開口23及び開口25には、第1の引掛け部26と第2の引掛け部27、第1の係合部28と第2の係合部29がそれぞれ形成されている。
図7(a),(b)に示すように、小カバー70は、第1の引掛け部76と第2の引掛け部77、第1の係合部78と第2の係合部79を有している。第1の引掛け部76と第2の引掛け部77、第1の係合部78と第2の係合部79は、それぞれ図6に示す外装カバー20の第1の引掛け部26と第2の引掛け部27、第1の係合部28と第2の係合部29に対応して、係合可能である。
小カバー70を外装カバー20の開口23に取り付ける手順は、まず、図8(a)及び図9(a)に示すように、小カバー70を第1の係合部78側から外装カバー20の開口23に傾斜させて挿入する。そして、図8(b)及び図9(b)に示すように、第1の引掛け部26と第1の引掛け部76の接点を支点76aとし、第2の引掛け部27と第2の引掛け部77である接点を支点77aとする。更に、挿入方向先端側の第1の係合部78を方向D1に持ち上げながら、挿入方向後端側の第2の係合部79を撓ませて、方向D2へスライドすることで、図8(c)及び図9(c)に示すように取り付ける。取り付け後は、第1の係合部78は第1の係合部28に係合し、第2の係合部79は第2の係合部29に係合する。
一方、小カバー70を取り外す際は、図8(c)及び図9(c)に示すように、挿入方向後端側の第2の係合部79を方向D3に持ち上げながら、第2の係合部79を方向D4へスライドすることで取り外すことができる。ここまで開口23への小カバー70の着脱を説明してきたが、開口25に関しても同様である。また、外装カバー20の引掛け部26,27と、小カバー70の引掛け部76,77との凹凸形状の関係は、上述した本実施形態のものには限られず、逆であってもよい。
図10に示すように、外装カバー20の各開口23及び開口25(図6参照)のそれぞれに小カバー70を取り付けることで、各開口23及び開口25を塞ぐことが可能できる。また、各開口23及び開口25を塞いで画像形成装置1の外観品位をさらに向上させるために、シート材21を両面テープなどで小カバー70を覆うように外装カバー20に貼り付けてもよい。即ち、シート材21は、開口23及び開口25を含む外装カバー20の表面を覆う。シート材21は、例えば、光が透過する程度で黒色等の半透明に形成されている。これにより、外装カバー20の天板22に形成された小穴を利用して、収容部9に収容したICカードリーダ61のLED61a(図4参照)の点灯状態を外装カバー20の外部から視認することができる。
また、図9(c)などに示すように、小カバー70は、厚さが外装カバー20の板厚以下になっている。即ち、小カバー70の第1の引掛け部76と第2の引掛け部77、第1の係合部78と第2の係合部79とは、いずれも外装カバー20の板厚と同等の小カバー70の板厚の範囲内で収まっている。このため、ICカードリーダ61の検知面である天面を小カバー70の設置面である天板22に近付けることが可能であるので、ICカードリーダ61の検知性能を確保することができる。
小カバー70は、例えば、黒色などの有色で不透明に形成されている。ここで、開口23,25のいずれかを利用してICカードリーダ61のLED61a(図4参照)の点灯状態を視認する場合は、小カバー70及びシート材21は無色透明、又は色を付ける場合は半透明にして光が透過可能であることが望ましい。
[テンキーユニットを装着する場合]
ここで、上述した操作部8は、スマートフォンやタブレット等のモバイル機器と同様のソフトウェアキーにて入力を行うものである。これに対し、ユーザによっては、ソフトウェアキーよりも、従来から使い慣れたハードウェアキーにより入力作業をしたいという要望もある。このため、ハードウェアキーからなる数値キーを有するテンキーユニットを、画像形成装置1に外付けで接続して使用する場合がある。この場合、図11に示すように、入力手段としてのテンキーユニット64は、収容部9の上側Uに配置される。以下、収容部9の上側Uにテンキーユニット64を装着する場合の構成について、図12〜図14を用いて説明する。
ここで、上述した操作部8は、スマートフォンやタブレット等のモバイル機器と同様のソフトウェアキーにて入力を行うものである。これに対し、ユーザによっては、ソフトウェアキーよりも、従来から使い慣れたハードウェアキーにより入力作業をしたいという要望もある。このため、ハードウェアキーからなる数値キーを有するテンキーユニットを、画像形成装置1に外付けで接続して使用する場合がある。この場合、図11に示すように、入力手段としてのテンキーユニット64は、収容部9の上側Uに配置される。以下、収容部9の上側Uにテンキーユニット64を装着する場合の構成について、図12〜図14を用いて説明する。
図12は、テンキーユニット64を支持するための載置台34と、支持台51と、外装カバー20と、下カバー53との分解斜視図である。図13は、載置台34と支持台51と外装カバー20と下カバー53とを組み立てた組立体と、固定部材67と、テンキーユニット64との分解斜視図である。図12に示すように、支持台51は、載置台34を介して、右上ステイ2c(図4参照)に対して複数のボルト52で固定されており、下カバー53は、外装カバー20を介して、支持台51に対して複数のボルト54で固定されている。下カバー53は、開口53aと、開口53bと、平面視で略L字形状の仕切り56(図14参照)により仕切られた収納エリア55とを有している。ここでは、外装カバー20の小カバー70は取り外してあり、開口23及び開口25は開放されている。尚、取り外した小カバー70は、図13に示すように、下カバー53に設けた収納エリア55に収容して保管することができる。
図13に示すように、固定部材67は、テンキーユニット64に対して複数のボルト68で固定される。固定部材67は、下方に曲げられて形成されたフランジ部67aを有している。テンキーユニット64を装置本体2に固定するためには、テンキーユニット64に固定部材67をねじ止めする。そして、図12に示すように、固定部材67のフランジ部67aを、下カバー53の開口53aと、外装カバー20の開口23と、支持台51の開口51aとの順に貫通させる。フランジ部67aは、支持台51の曲げ面51bに対してボルト69で固定される。これにより、テンキーユニット64は、支持台51及び載置台34を介して装置本体2に固定される。
図13に示すように、テンキーユニット64は、装置本体2との電気的接続を行うためのUSBケーブル65と、USBケーブル65の先端部に設けられたコネクタ66とを備えている。テンキーユニット64と装置本体2とを電気的に接続するためには、図14に示すように、USBケーブル65及びコネクタ66を、図12に示す下カバー53の開口53bと、外装カバー20の開口25と、支持台51の開口51cとの順に貫通させる。即ち、開口25は、収容空間9aにICカードリーダ61を収容していない状態で、表面にテンキーユニット64を装着した場合に、テンキーユニット64のUSBケーブル65を収容空間9aに案内可能である。
そして、テンキーユニット64のコネクタ66を画像読取部3の不図示の前パネルの後方に配線してコネクタ39に接続することで、テンキーユニット64と装置本体2は電気的に接続される。即ち、コネクタ39は、開口25及び収容空間9aを通ったUSBケーブル65が接続可能である。このとき、USBケーブル65は、装置本体2の外部に配線することなく内部に収めることが可能となるため、画像形成装置1の外観品位を悪くしないように確保することができる。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、外装カバー20は、テンキーユニット64のUSBケーブル65を収容空間9aに案内可能な開口25を有し、USBケーブル65は、開口25及び収容空間9aを通ってコネクタ39に接続される。即ち、テンキーユニット64を使用し、かつ、ICカードリーダ61を不使用の場合は、テンキーユニット64を元々ある収容部9の上面に配置する。そして、収容部9を構成する外装カバー20に開口25を設けて、その開口25にテンキーユニット64のUSBケーブル65を通して配線する。このようにUSBケーブル65を配線することで、画像形成装置1の装置外部にUSBケーブル65を配線する必要がなくなり、USBケーブル65が外部に露出することを抑制できる。USBケーブル65が外部に露出することを抑制することにより、画像形成装置1の外観品位が悪くならないように確保できると共に、USBケーブル65が画像形成装置1の周囲に配置された周辺機器に対して干渉し易くなることも抑制できる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、開口23及び開口25を塞ぐ小カバー70は、突起物を含めた厚さが外装カバー20の板厚の範囲内で収まるようにしている。これにより、収容部9の収容空間9aにICカードリーダ61を装着した場合に、ICカードリーダ61の検知面である天面を小カバー70の設置面である天板22に近付けることが可能であるので、ICカードリーダ61の検知性能を確保できる。このため、ICカードリーダ61の機能を損なうことなく、画像形成装置1の外観品位を確保できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を、図15及び図16を参照しながら詳細に説明する。上述した第1の実施形態では、ICカードリーダ61とテンキーユニット64との装着は排他的であり、択一的に装着しなければならない。これに対し、ユーザによっては、テンキーユニット64とICカードリーダ61との両方を装着したい場合もある。そこで、本実施形態では、図15に示すように、装着ユニット80の利用により、ICカードリーダ61及びテンキーユニット64の両方を同時に装着可能であるようにしている。従って、本実施形態は装着ユニット80を有する点で第1の実施形態と構成を異にしているが、これ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態を、図15及び図16を参照しながら詳細に説明する。上述した第1の実施形態では、ICカードリーダ61とテンキーユニット64との装着は排他的であり、択一的に装着しなければならない。これに対し、ユーザによっては、テンキーユニット64とICカードリーダ61との両方を装着したい場合もある。そこで、本実施形態では、図15に示すように、装着ユニット80の利用により、ICカードリーダ61及びテンキーユニット64の両方を同時に装着可能であるようにしている。従って、本実施形態は装着ユニット80を有する点で第1の実施形態と構成を異にしているが、これ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図16に示すように、装着ユニット80は、下カバー部(装着部)81と、収容部(第1収容部)9とは別個の側方収容部(第2収容部)82とを有している。下カバー部81は、収容部9の外装カバー20に装着されて、上側にテンキーユニット64を装着可能に構成されている。側方収容部82は、下カバー部81と一体形成され、ICカードリーダ61を収容可能に構成され、テンキーユニット64の右側Rに配置されている(図15参照)。
収容部9の外装カバー20は、支持台51を介して載置台34に取り付けられているが、その構成は第1の実施形態と同様であるので(図12参照)、詳細な説明を省略する。装着ユニット80の下カバー部81は、外装カバー20を介して、支持台51に対して複数のボルト84で固定されている。下カバー部81は、開口81aと開口81bとを有している。側方収容部82は、ICカードリーダ61を載置する載置面82aと、側方収容空間(第2収容空間)82bとを有している。即ち、側方収容部82は、収容部9の収容空間(第1収容空間)9aとは別に、ICカードリーダ61を収容可能な側方収容空間82bを有する。尚、取り外した小カバー70は、側方収容空間82bに収容して保管することができる。
テンキーユニット64は、装置本体2との電気的接続を行うためのUSBケーブル65と、USBケーブル65の先端部に設けられたコネクタ66とを備えている。また、テンキーユニット64は、テンキーユニット64を介してICカードリーダ61と装置本体2との電気的接続を行うためのUSBケーブル90と、USBケーブル90の先端部に設けられたコネクタ91とを備えている。開口(装着部側開口部)81bは、装着されたテンキーユニット64のUSBケーブル65を、収容空間9aに案内可能で、開口25と連通する。尚、テンキーユニット64を下カバー部81に設置して固定する構成や、装置本体2との電気的な配線は、図13に示す第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
ICカードリーダ61の側方収容部82への装着については、まず、ICカードリーダ61のコネクタ63をテンキーユニット64のコネクタ91に接続する。ICカードリーダ61のUSBケーブル62と、テンキーユニット64のUSBケーブル90は、コネクタ63,91と共に側方収容部82の側方収容空間82bに収容する。これにより、ICカードリーダ61は、テンキーユニット64を介して装置本体2に電気的に接続される。そして、ICカードリーダ61は、側方収容部82の載置面82aに載置する。この後、ICカードリーダカバー85を、不図示のスナップフィットで側方収容部82に取り付ける。このようにして、USBケーブル65とUSBケーブル90は装置本体2の外部に配線することなく内部に収めることが可能となるため、画像形成装置1の外観品位を悪くしないように確保することができる。
上述したように、本実施形態の画像形成装置1によれば、外装カバー20は、テンキーユニット64のUSBケーブル65は、開口25及び収容空間9aを通ってコネクタ39に接続される。即ち、テンキーユニット64とICカードリーダ61の双方を使用するために、テンキーユニット64を元々ある収容部9の上面に配置し、収容部9とは別の側方収容部82をテンキーユニット64に並べて配置する。この場合も、画像形成装置1の装置外部にUSBケーブル65を配線する必要がなくなり、USBケーブル65が外部に露出することを抑制できる。USBケーブル65が外部に露出することを抑制することにより、画像形成装置1の外観品位が悪くならないように確保できると共に、USBケーブル65が画像形成装置1の周囲に配置された周辺機器に対して干渉し易くなることも抑制できる。
1…画像形成装置、8…操作部(表示部)、9…収容部(第1収容部)、9a…収容空間(第1収容空間)、20…外装カバー(カバー)、21…シート材、22a…透孔、25…開口(開口部)、39…コネクタ(接続部)、61…ICカードリーダ(読取手段)、61a…LED(発光手段)、64…テンキーユニット(入力手段)、65…USBケーブル(接続ケーブル)、70…小カバー(塞ぎ部材)、80…装着ユニット、81…下カバー部(装着部)、81b…開口(装着部側開口部)、82…側方収容部(第2収容部)、82b…収容空間(第2収容空間)。
Claims (9)
- 記録材に画像を形成可能な画像形成装置において、
情報を読み取り可能な読取手段を収容可能な収容空間を有する収容部と、
前記収容部に着脱可能で、前記収容空間を覆うように設けられたカバーと、
数値キーを有する入力手段の接続ケーブルを接続可能な接続部と、を備え、
前記カバーは、前記収容空間に前記読取手段を収容していない状態で、表面に前記入力手段を装着した場合に、前記入力手段の接続ケーブルを前記収容空間に案内可能な開口部を有し、
前記接続部は、前記開口部及び前記収容空間を通った前記接続ケーブルが接続可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記カバーに着脱可能で、前記開口部を塞ぐ塞ぎ部材を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記塞ぎ部材は、厚さが前記カバーの板厚以下である、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記開口部を含む前記カバーの表面を覆うシート材を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記カバーは、前記開口部とは別に、前記収容空間に前記読取手段が収容されている場合に、前記読取手段が有する発光手段の状態を認識可能な透孔を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記収容部は、第1収容部であり、
前記収容空間は、第1収容空間であり、
前記第1収容部とは別に、前記読取手段を収容可能な第2収容空間を有する第2収容部を備える、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記入力手段を装着可能な装着部と、前記第2収容部と,を有する装着ユニットを備え、
前記装着部は、前記第1収容空間に前記読取手段を収容していない状態で前記カバーの表面に装着可能であり、装着された前記入力手段の接続ケーブルを、前記第1収容空間に案内可能で、前記開口部と連通する装着部側開口部を有する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 情報を表示可能な表示部を有し、
前記収容部は、前記表示部に隣接して配置されている、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記読取手段は、ユーザが有する携帯端末と無線通信可能な無線通信手段である、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2019218763A JP2021089337A (ja) | 2019-12-03 | 2019-12-03 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2021089337A true JP2021089337A (ja) | 2021-06-10 |
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ID=76220336
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2021089337A (ja) |
-
2019
- 2019-12-03 JP JP2019218763A patent/JP2021089337A/ja active Pending
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