本願発明は除雪の技術分野に関し、具体的にはレール式鉄道砕氷除雪車両である。
冬になると、鉄道の線路は通常雪で覆われ、特に北部の冬には積もった雪が多く、厳しい場合には線路の正常使用に影響を及ぼし、さらに列車の安全を脅かす可能性もあるため、除雪が必要となり、伝統的な除雪車は普通単一の除雪機能のみを備えており、氷を砕く機能はなく、除雪は徹底しなく、効果も良くないであれる。
本願発明はレール式鉄道砕氷除雪車両を提供し、従来の技術における上述の欠陥を克服することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両は車体を含み、前記車体の中には大円柱が回転可能に設けられ、前記大円柱の左側には第一スライド板がスライド可能に設けられ、前記第一スライド板の底部には雪を清掃できる清掃盤が設けられ、前記大円柱の右側には、第二スライド板が設けられ、前記第二スライド板の底部には固定箱が固定的に設けられ、前記固定箱の底部には回転板が回転可能に設けられ、前記回転板は砕氷を掃き出すことができ、前記第二スライド板の底部には破砕箱も固定的に設けられ、前記破砕箱にはクランク空間が設けられ、前記クランク空間の底壁には、鉄道の砕氷を砕けるカッターが二つ設けられ、前記大円柱の内部には動力モーターが固定的に埋め込まれており、前記動力モーターの左右両側にはいずれも動力スプライン軸が伝動可能に連結され、前記動力モーターは、前記清掃盤の回転、前記回転板の回転、および前記カッターのスライドに動力を供給し、前記車体の上面には、第一貯蔵空間および第二貯蔵空間が設けられ、前記清掃盤は前記第一貯蔵空間の中に収納されることができ、前記回転板は上方にひっくり返されて前記第二貯蔵空間の中に収納されることができる。
前記第一スライド板の中には第一スプラインスリーブが回転可能に設けられ、前記第一スプラインスリーブは前記動力スプライン軸にスプラインにより連結され、前記第一スプラインスリーブの外面には動力傘歯車が固定的に設けられ、前記第一スライド板の底部には清掃軸が回転可能に設けられ、前記清掃軸の上端には従動傘歯車が固定的に設けられ、前記従動傘歯車は前記動力傘歯車と噛み合っており、前記清掃軸の下端は前記清掃盤に固定されている。
前記車体の底面に雪の入口が設けられ、前記雪の入口の上部は、雪排出口を介して外部空間と連通し、前記雪の入口の上部には空気圧ポンプが固定的に設けられ、前記空気圧ポンプが作動して前記雪の入口にレール上の雪を雪排出口に吸い込ませ、次いで雪を鉄道の両側に吹き付けることができる。
前記第二スライド板の中には、第二スプラインスリーブが回転可能に設けられ、前記第二スプラインスリーブは前記動力スプライン軸にスプラインにより嵌合され、前記第二スプラインスリーブの外面には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記固定箱の内部には従動空間が設けられ、前記従動空間の頂壁には伝動軸が回転可能に設けられ、前記伝動軸の上端には第二傘歯車が固定的に設けられ、前記第二傘歯車は前記第一傘歯車と噛み合っており、前記伝動軸の下端にはフェースギヤが固定的に設けられ、前記従動空間の内部には前後に延びる横軸が回転可能に設けられ、前記横軸の外面には従動歯車が固定的に設けられ、前記従動歯車は前記フェースギヤと噛み合っており、前記従動空間の底壁には垂直軸が回転可能に設けられ、前記垂直軸の上端には第一歯車が固定的に設けられ、前記第一歯車は前記横軸に伝動可能に連結され、前記回転板は前記垂直軸の底部の延伸外面に固定されている。
前記クランク空間が二つ設けられており、二つの前記クランク空間が左右対称に設けられ、二つの前記クランク空間の間にはダブルクランク軸が回転可能に設けられ、前記ダブルクランク軸の曲がっている外面にはリンクが回転可能に設けられ、前記リンクは前記カッターとヒンジで繋がれ、前記ダブルクランク軸と前記第二スプラインスリーブとはベルトによって連結されている。
前記大円柱の外面には旋回歯車が固定的に設けられ、前記車体の中には旋回モーターが固定的に埋め込まれ、前記旋回モーターの左側には動力歯車が伝動可能に連結され、前記動力歯車は前記旋回歯車と噛み合っている。
前記大円柱の中には貯蔵モーターが固定的に埋め込まれ、前記貯蔵モーターの左右両端にはネジロッドが伝動可能に連結され、前記ネジロッドは前記第一スライド板および前記第二スライド板とネジ山により連結されている。
本願発明は、二組のカッターが上下にスライドすることにより鉄道上の氷を切断し、切断が完了した後、回転板の回転により氷を掃き出すことができ、同時に、空気ポンプで枕木の上の雪のほとんどを引き出すことができ、その後、レール上の残りの雪が清掃盤によって綺麗に清掃され、清掃盤の回転、回転板の回転、およびカッターの上下運動は、同じ動力源によって駆動され、装置の連動性を改善し、さらに、清掃盤と回転板を別々に保管することができ、本願発明のスペース利用率が向上すると同時に、本願発明は構造が簡単で、操作が便利でたやすく使用できる。
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
図1は本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両の全体構成模式図
図2は本願発明における固定箱の上面模式図
図3は本願発明における固定箱の拡大模式図
図4は本願発明における破砕箱の拡大模式図
図1〜4を参照し、本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両は車体10を含み、前記車体10の中には大円柱60が回転可能に設けられ、前記大円柱60の左側には第一スライド板20がスライド可能に設けられ、前記第一スライド板20の底部には雪を清掃できる清掃盤14が設けられ、前記大円柱60の右側には、第二スライド板31が設けられ、前記第二スライド板31の底部には固定箱55が固定的に設けられ、前記固定箱55の底部には回転板51が回転可能に設けられ、前記回転板51は砕氷を掃き出すことができ、前記第二スライド板31の底部には破砕箱57も固定的に設けられ、前記破砕箱57にはクランク空間54が設けられ、前記クランク空間54の底壁には、鉄道の砕氷を砕けるカッター35が二つ設けられ、前記大円柱60の内部には動力モーター28が固定的に埋め込まれており、前記動力モーター28の左右両側にはいずれも動力スプライン軸29が伝動可能に連結され、前記動力モーター28は、前記清掃盤14の回転、前記回転板51の回転、および前記カッター35のスライドに動力を供給し、前記車体10の上面には、第一貯蔵空間22および第二貯蔵空間25が設けられ、前記清掃盤14は前記第一貯蔵空間22の中に収納されることができ、前記回転板51は上方にひっくり返されて前記第二貯蔵空間25の中に収納されることができる。
好ましくは、前記第一スライド板20の中には第一スプラインスリーブ17が回転可能に設けられ、前記第一スプラインスリーブ17は前記動力スプライン軸29にスプラインにより連結され、前記第一スプラインスリーブ17の外面には動力傘歯車18が固定的に設けられ、前記第一スライド板20の底部には清掃軸15が回転可能に設けられ、前記清掃軸15の上端には従動傘歯車16が固定的に設けられ、前記従動傘歯車16は前記動力傘歯車18と噛み合っており、前記清掃軸15の下端は前記清掃盤14に固定され、前記動力スプライン軸29の回転により、前記清掃盤14は前記車体10の左側の雪をきれいに除去することができる。
好ましくは、前記車体10の底面に雪の入口13が設けられ、前記雪の入口13の上部は、雪排出口24を介して外部空間と連通し、前記雪の入口13の上部には空気圧ポンプ23が固定的に設けられ、前記空気圧ポンプ23が作動して前記雪の入口13にレール上の雪を雪排出口24に吸い込ませ、次いで雪を鉄道の両側に吹き付けることができる。
好ましくは、前記第二スライド板31の中には、第二スプラインスリーブ39が回転可能に設けられ、前記第二スプラインスリーブ39は前記動力スプライン軸29にスプラインにより嵌合され、前記第二スプラインスリーブ39の外面には第一傘歯車40が固定的に設けられ、前記固定箱55の内部には従動空間59が設けられ、前記従動空間59の頂壁には伝動軸42が回転可能に設けられ、前記伝動軸42の上端には第二傘歯車41が固定的に設けられ、前記第二傘歯車41は前記第一傘歯車40と噛み合っており、前記伝動軸42の下端にはフェースギヤ33が固定的に設けられ、前記従動空間59の内部には前後に延びる横軸36が回転可能に設けられ、前記横軸36の外面には従動歯車32が固定的に設けられ、前記従動歯車32は前記フェースギヤ33と噛み合っており、前記従動空間59の底壁には垂直軸37が回転可能に設けられ、前記垂直軸37の上端には第一歯車34が固定的に設けられ、前記第一歯車34は前記横軸36に伝動可能に連結され、前記回転板51は前記垂直軸37の底部の延伸外面に固定され、前記第二スプラインスリーブ39の回転により、二つの前記回転板51を反対方向に回転させ、氷をレールから掃き出す。
好ましくは、前記クランク空間54が二つ設けられており、二つの前記クランク空間54が左右対称に設けられ、二つの前記クランク空間54の間にはダブルクランク軸67が回転可能に設けられ、前記ダブルクランク軸67の曲がっている外面にはリンク66が回転可能に設けられ、前記リンク66は前記カッター35とヒンジで繋がれ、前記ダブルクランク軸67と前記第二スプラインスリーブ39とはベルト38によって連結され、前記第二スプラインスリーブ39の回転により、前記カッター35は上下にスライドして鉄道の氷を切ることができる。
好ましくは、前記大円柱60の外面には旋回歯車26が固定的に設けられ、前記車体10の中には旋回モーター11が固定的に埋め込まれ、前記旋回モーター11の左側には動力歯車12が伝動可能に連結され、前記動力歯車12は前記旋回歯車26と噛み合っており、前記旋回モーター11を作動させることにより、前記大円柱60を回転させることができる。
好ましくは、前記大円柱60の中には貯蔵モーター27が固定的に埋め込まれ、前記貯蔵モーター27の左右両端にはネジロッド21が伝動可能に連結され、前記ネジロッド21は前記第一スライド板20および前記第二スライド板31とネジ山により連結され、前記貯蔵モーター27の作動により、前記第二スライド板31と前記第一スライド板20を収納することができる。
使用する時には、まず前記貯蔵モーター27を制御して作動させ、前記ネジロッド21を回転させ、そして前記第一スライド板20および前記第二スライド板31をスライドさせて前記大円柱60から離れさせ、次に前記旋回モーター11を制御して作動させ、前記動力歯車12が前記旋回歯車26を駆動して回転させ、前記大円柱60を回転させ、前記清掃盤14と前記回転板51を下向きにし、その後、前記動力モーター28を制御して作動させ、前記動力スプライン軸29を回転させ、前記第二スプラインスリーブ39を回転させ、前記ダブルクランク軸67を回転させ、前記カッター35をスライドさせ、前記カッター35が鉄道上の氷を切断し、それと同時に前記第二スプラインスリーブ39が前記従動歯車32を駆動して回転させ、前記横軸36が前記回転板51を回転させ、前記回転板51が切断された氷を除去し、同時に、前記空気圧ポンプ23を制御して作動させ、前記雪の入口13は、枕木上にある氷を吸い上げることを続けて前記雪排出口24によって排出し、同時に、前記動力スプライン軸29は前記清掃盤14を回転させ、前記清掃軸15は前記清掃盤14を回転させ、そして残りの雪をさらに掃き出す。
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実行できる。
本願発明は除雪の技術分野に関し、具体的にはレール式鉄道砕氷除雪車両である。
冬になると、鉄道の線路は通常雪で覆われ、特に北部の冬には積もった雪が多く、厳しい場合には線路の正常使用に影響を及ぼし、さらに列車の安全を脅かす可能性もあるため、除雪が必要となり、伝統的な除雪車は普通単一の除雪機能のみを備えており、氷を砕く機能はなく、除雪は徹底しなく、効果も良くないであれる。
本願発明はレール式鉄道砕氷除雪車両を提供し、従来の技術における上述の欠陥を克服することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両は車体を含み、前記車体の中には大円柱が回転可能に設けられ、前記大円柱においてレール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には第一スライド板が前記大円柱に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第一スライド板の底部には雪を清掃できる清掃盤が設けられ、前記大円柱の、前記第一の側と反対の方向である第二の側には、第二スライド板が前記大円柱に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第二スライド板の底部には固定箱が固定的に設けられ、前記固定箱の底部には回転板が回転可能に設けられ、前記回転板は砕氷を掃き出すことができ、前記第二スライド板の底部には破砕箱も固定的に設けられ、前記破砕箱にはクランク空間が設けられ、前記クランク空間の底壁には、レールに付着した砕氷を砕けるカッターが二つ設けられ、前記大円柱の内部には動力モーターが固定的に埋め込まれており、前記動力モーターの左右両側にはいずれも動力スプライン軸が伝動可能に連結され、前記動力モーターは、前記清掃盤の回転、前記回転板の回転、および前記カッターのスライドに動力を供給し、前記車体の上面には、第一貯蔵空間および第二貯蔵空間が設けられ、前記清掃盤は前記第一貯蔵空間の中に収納されることができ、前記回転板は上方にひっくり返されて前記第二貯蔵空間の中に収納されることができる。
前記第一スライド板の中には第一スプラインスリーブが回転可能に設けられ、前記第一スプラインスリーブは前記動力スプライン軸にスプラインにより連結され、前記第一スプラインスリーブの外面には動力傘歯車が固定的に設けられ、前記第一スライド板の底部には清掃軸が回転可能に設けられ、前記清掃軸の上端には従動傘歯車が固定的に設けられ、前記従動傘歯車は前記動力傘歯車と噛み合っており、前記清掃軸の下端は前記清掃盤に固定されている。
前記車体の底面に雪の入口が設けられ、前記雪の入口の上部は、雪排出口を介して外部空間と連通し、前記雪の入口の上部には空気圧ポンプが固定的に設けられ、前記空気圧ポンプが作動して前記雪の入口にレール上の雪を雪排出口に吸い込ませ、次いで雪を鉄道の両側に吹き付けることができる。
前記第二スライド板の中には、第二スプラインスリーブが回転可能に設けられ、前記第二スプラインスリーブは前記動力スプライン軸にスプラインにより嵌合され、前記第二スプラインスリーブの外面には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記固定箱の内部には従動空間が設けられ、前記従動空間の頂壁には伝動軸が回転可能に設けられ、前記伝動軸の上端には第二傘歯車が固定的に設けられ、前記第二傘歯車は前記第一傘歯車と噛み合っており、前記伝動軸の下端にはフェースギヤが固定的に設けられ、前記従動空間の内部には前後に延びる横軸が回転可能に設けられ、前記横軸の外面には従動歯車が固定的に設けられ、前記従動歯車は前記フェースギヤと噛み合っており、前記従動空間の底壁には垂直軸が回転可能に設けられ、前記垂直軸の上端には第一歯車が固定的に設けられ、前記第一歯車は前記横軸に伝動可能に連結され、前記回転板は前記垂直軸の底部の延伸外面に固定されている。
前記クランク空間が二つ設けられており、二つの前記クランク空間が左右対称に設けられ、二つの前記クランク空間の間にはダブルクランク軸が回転可能に設けられ、前記ダブルクランク軸の曲がっている外面にはリンクが回転可能に設けられ、前記リンクは前記カッターとヒンジで繋がれ、前記ダブルクランク軸と前記第二スプラインスリーブとはベルトによって連結されている。
前記大円柱の外面には旋回歯車が固定的に設けられ、前記車体の中には旋回モーターが固定的に埋め込まれ、前記旋回モーターの、レール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には動力歯車が伝動可能に連結され、前記動力歯車は前記旋回歯車と噛み合っている。
前記大円柱の中には貯蔵モーターが固定的に埋め込まれ、前記貯蔵モーターの左右両端にはネジロッドが伝動可能に連結され、前記ネジロッドは前記第一スライド板および前記第二スライド板とネジ山により連結されている。
本願発明は、二組のカッターが上下にスライドすることにより鉄道上の氷を切断し、切断が完了した後、回転板の回転により氷を掃き出すことができ、同時に、空気ポンプで枕木の上の雪のほとんどを引き出すことができ、その後、レール上の残りの雪が清掃盤によって綺麗に清掃され、清掃盤の回転、回転板の回転、およびカッターの上下運動は、同じ動力源によって駆動され、装置の連動性を改善し、さらに、清掃盤と回転板を別々に保管することができ、本願発明のスペース利用率が向上すると同時に、本願発明は構造が簡単で、操作が便利でたやすく使用できる。
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
図1は本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両の全体構成模式図
図2は本願発明における固定箱の上面模式図
図3は本願発明における固定箱の拡大模式図
図4は本願発明における破砕箱の拡大模式図
図1〜4を参照し、本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両は車体10を含み、前記車体10の中には大円柱60が回転可能に設けられ、前記大円柱60においてレール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には第一スライド板20が前記大円柱60に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第一スライド板20の底部には雪を清掃できる清掃盤14が設けられ、前記大円柱60の、前記第一の側と反対の方向である第二の側には、第二スライド板31が前記大円柱60に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第二スライド板31の底部には固定箱55が固定的に設けられ、前記固定箱55の底部には回転板51が回転可能に設けられ、前記回転板51は砕氷を掃き出すことができ、前記第二スライド板31の底部には破砕箱57も固定的に設けられ、前記破砕箱57にはクランク空間54が設けられ、前記クランク空間54の底壁には、レールに付着した砕氷を砕けるカッター35が二つ設けられ、前記大円柱60の内部には動力モーター28が固定的に埋め込まれており、前記動力モーター28の左右両側にはいずれも動力スプライン軸29が伝動可能に連結され、前記動力モーター28は、前記清掃盤14の回転、前記回転板51の回転、および前記カッター35のスライドに動力を供給し、前記車体10の上面には、第一貯蔵空間22および第二貯蔵空間25が設けられ、前記清掃盤14は前記第一貯蔵空間22の中に収納されることができ、前記回転板51は上方にひっくり返されて前記第二貯蔵空間25の中に収納されることができる。
好ましくは、前記第一スライド板20の中には第一スプラインスリーブ17が回転可能に設けられ、前記第一スプラインスリーブ17は前記動力スプライン軸29にスプラインにより連結され、前記第一スプラインスリーブ17の外面には動力傘歯車18が固定的に設けられ、前記第一スライド板20の底部には清掃軸15が回転可能に設けられ、前記清掃軸15の上端には従動傘歯車16が固定的に設けられ、前記従動傘歯車16は前記動力傘歯車18と噛み合っており、前記清掃軸15の下端は前記清掃盤14に固定され、前記動力スプライン軸29の回転により、前記清掃盤14は前記車体10の、レール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側にある雪をきれいに除去することができる。
好ましくは、前記車体10の底面に雪の入口13が設けられ、前記雪の入口13の上部は、雪排出口24を介して外部空間と連通し、前記雪の入口13の上部には空気圧ポンプ23が固定的に設けられ、前記空気圧ポンプ23が作動して前記雪の入口13にレール上の雪を雪排出口24に吸い込ませ、次いで雪を鉄道の両側に吹き付けることができる。
好ましくは、前記第二スライド板31の中には、第二スプラインスリーブ39が回転可能に設けられ、前記第二スプラインスリーブ39は前記動力スプライン軸29にスプラインにより嵌合され、前記第二スプラインスリーブ39の外面には第一傘歯車40が固定的に設けられ、前記固定箱55の内部には従動空間59が設けられ、前記従動空間59の頂壁には伝動軸42が回転可能に設けられ、前記伝動軸42の上端には第二傘歯車41が固定的に設けられ、前記第二傘歯車41は前記第一傘歯車40と噛み合っており、前記伝動軸42の下端にはフェースギヤ33が固定的に設けられ、前記従動空間59の内部には前後に延びる横軸36が回転可能に設けられ、前記横軸36の外面には従動歯車32が固定的に設けられ、前記従動歯車32は前記フェースギヤ33と噛み合っており、前記従動空間59の底壁には垂直軸37が回転可能に設けられ、前記垂直軸37の上端には第一歯車34が固定的に設けられ、前記第一歯車34は前記横軸36に伝動可能に連結され、前記回転板51は前記垂直軸37の底部の延伸外面に固定され、前記第二スプラインスリーブ39の回転により、二つの前記回転板51を反対方向に回転させ、氷をレールから掃き出す。
好ましくは、前記クランク空間54が二つ設けられており、二つの前記クランク空間54が左右対称に設けられ、二つの前記クランク空間54の間にはダブルクランク軸67が回転可能に設けられ、前記ダブルクランク軸67の曲がっている外面にはリンク66が回転可能に設けられ、前記リンク66は前記カッター35とヒンジで繋がれ、前記ダブルクランク軸67と前記第二スプラインスリーブ39とはベルト38によって連結され、前記第二スプラインスリーブ39の回転により、前記カッター35は上下にスライドして鉄道の氷を切ることができる。
好ましくは、前記大円柱60の外面には旋回歯車26が固定的に設けられ、前記車体10の中には旋回モーター11が固定的に埋め込まれ、前記旋回モーター11の、レール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には動力歯車12が伝動可能に連結され、前記動力歯車12は前記旋回歯車26と噛み合っており、前記旋回モーター11を作動させることにより、前記大円柱60を回転させることができる。
好ましくは、前記大円柱60の中には貯蔵モーター27が固定的に埋め込まれ、前記貯蔵モーター27の左右両端にはネジロッド21が伝動可能に連結され、前記ネジロッド21は前記第一スライド板20および前記第二スライド板31とネジ山により連結され、前記貯蔵モーター27の作動により、前記第二スライド板31と前記第一スライド板20を収納することができる。
使用する時には、まず前記貯蔵モーター27を制御して作動させ、前記ネジロッド21を回転させ、そして前記第一スライド板20および前記第二スライド板31をスライドさせて前記大円柱60から離れさせ、次に前記旋回モーター11を制御して作動させ、前記動力歯車12が前記旋回歯車26を駆動して回転させ、前記大円柱60を回転させ、前記清掃盤14と前記回転板51を下向きにし、その後、前記動力モーター28を制御して作動させ、前記動力スプライン軸29を回転させ、前記第二スプラインスリーブ39を回転させ、前記ダブルクランク軸67を回転させ、前記カッター35をスライドさせ、前記カッター35が鉄道上の氷を切断し、それと同時に前記第二スプラインスリーブ39が前記従動歯車32を駆動して回転させ、前記横軸36が前記回転板51を回転させ、前記回転板51が切断された氷を除去し、同時に、前記空気圧ポンプ23を制御して作動させ、前記雪の入口13は、枕木上にある氷を吸い上げることを続けて前記雪排出口24によって排出し、同時に、前記動力スプライン軸29は前記清掃盤14を回転させ、前記清掃軸15は前記清掃盤14を回転させ、そして残りの雪をさらに掃き出す。
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実行できる。
本願発明は除雪の技術分野に関し、具体的にはレール式鉄道砕氷除雪車両である。
冬になると、鉄道の線路は通常雪で覆われ、特に北部の冬には積もった雪が多く、厳しい場合には線路の正常使用に影響を及ぼし、さらに列車の安全を脅かす可能性もあるため、除雪が必要となり、伝統的な除雪車は普通単一の除雪機能のみを備えており、氷を砕く機能はなく、除雪は徹底しなく、効果も良くないであれる。
本願発明はレール式鉄道砕氷除雪車両を提供し、従来の技術における上述の欠陥を克服することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両は車体を含み、前記車体の中には大円柱が前記車体の上下方向の回転中心軸を回転中心として回転可能に設けられ、前記大円柱においてレール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には第一スライド板が前記大円柱に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第一スライド板の底部には雪を清掃できる清掃盤が設けられ、前記大円柱の、前記第一の側と反対の方向である第二の側には、第二スライド板が前記大円柱に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第二スライド板の底部には固定箱が固定的に設けられ、前記固定箱の底部には回転板が回転可能に設けられ、前記回転板は砕氷を掃き出すことができ、前記第二スライド板の底部には破砕箱も固定的に設けられ、前記破砕箱にはクランク空間が設けられ、前記クランク空間の底壁には、レールに付着した砕氷を砕けるカッターが二つ設けられ、前記大円柱の内部には動力モーターが固定的に埋め込まれており、前記動力モーターの左右両側にはいずれも動力スプライン軸が伝動可能に連結され、前記動力モーターは、前記清掃盤の回転、前記回転板の回転、および前記カッターのスライドに動力を供給し、前記車体の上面には、第一貯蔵空間および第二貯蔵空間が設けられ、前記清掃盤は前記第一貯蔵空間の中に収納されることができ、前記回転板は上方にひっくり返されて前記第二貯蔵空間の中に収納されることができる。
前記第一スライド板の中には第一スプラインスリーブが回転可能に設けられ、前記第一スプラインスリーブは前記動力スプライン軸にスプラインにより連結され、前記第一スプラインスリーブの外面には動力傘歯車が固定的に設けられ、前記第一スライド板の底部には清掃軸が回転可能に設けられ、前記清掃軸の上端には従動傘歯車が固定的に設けられ、前記従動傘歯車は前記動力傘歯車と噛み合っており、前記清掃軸の下端は前記清掃盤に固定されている。
前記車体の底面に雪の入口が設けられ、前記雪の入口の上部は、雪排出口を介して外部空間と連通し、前記雪の入口の上部には空気圧ポンプが固定的に設けられ、前記空気圧ポンプが作動して前記雪の入口にレール上の雪を雪排出口に吸い込ませ、次いで雪を鉄道の両側に吹き付けることができる。
前記第二スライド板の中には、第二スプラインスリーブが回転可能に設けられ、前記第二スプラインスリーブは前記動力スプライン軸にスプラインにより嵌合され、前記第二スプラインスリーブの外面には第一傘歯車が固定的に設けられ、前記固定箱の内部には従動空間が設けられ、前記従動空間の頂壁には伝動軸が回転可能に設けられ、前記伝動軸の上端には第二傘歯車が固定的に設けられ、前記第二傘歯車は前記第一傘歯車と噛み合っており、前記伝動軸の下端にはフェースギヤが固定的に設けられ、前記従動空間の内部には前後に延びる横軸が回転可能に設けられ、前記横軸の外面には従動歯車が固定的に設けられ、前記従動歯車は前記フェースギヤと噛み合っており、前記従動空間の底壁には垂直軸が回転可能に設けられ、前記垂直軸の上端には第一歯車が固定的に設けられ、前記第一歯車は前記横軸に伝動可能に連結され、前記回転板は前記垂直軸の底部の延伸外面に固定されている。
前記クランク空間が二つ設けられており、二つの前記クランク空間が左右対称に設けられ、二つの前記クランク空間の間にはダブルクランク軸が回転可能に設けられ、前記ダブルクランク軸の曲がっている外面にはリンクが回転可能に設けられ、前記リンクは前記カッターとヒンジで繋がれ、前記ダブルクランク軸と前記第二スプラインスリーブとはベルトによって連結されている。
前記大円柱の外面には旋回歯車が固定的に設けられ、前記車体の中には旋回モーターが固定的に埋め込まれ、前記旋回モーターの、レール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には動力歯車が伝動可能に連結され、前記動力歯車は前記旋回歯車と噛み合っている。
前記大円柱の中には貯蔵モーターが固定的に埋め込まれ、前記貯蔵モーターの左右両端にはネジロッドが伝動可能に連結され、前記ネジロッドは前記第一スライド板および前記第二スライド板とネジ山により連結されている。
本願発明は、二組のカッターが上下にスライドすることにより鉄道上の氷を切断し、切断が完了した後、回転板の回転により氷を掃き出すことができ、同時に、空気ポンプで枕木の上の雪のほとんどを引き出すことができ、その後、レール上の残りの雪が清掃盤によって綺麗に清掃され、清掃盤の回転、回転板の回転、およびカッターの上下運動は、同じ動力源によって駆動され、装置の連動性を改善し、さらに、清掃盤と回転板を別々に保管することができ、本願発明のスペース利用率が向上すると同時に、本願発明は構造が簡単で、操作が便利でたやすく使用できる。
下記に図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
図1は本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両の全体構成模式図
図2は本願発明における固定箱の上面模式図
図3は本願発明における固定箱の拡大模式図
図4は本願発明における破砕箱の拡大模式図
図1〜4を参照し、本願発明のレール式鉄道砕氷除雪車両は車体10を含み、前記車体10の中には大円柱60が前記車体10の上下方向の回転中心軸を回転中心として回転可能に設けられ、前記大円柱60においてレール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には第一スライド板20が前記大円柱60に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第一スライド板20の底部には雪を清掃できる清掃盤14が設けられ、前記大円柱60の、前記第一の側と反対の方向である第二の側には、第二スライド板31が前記大円柱60に対して略水平方向にスライド可能に設けられ、前記第二スライド板31の底部には固定箱55が固定的に設けられ、前記固定箱55の底部には回転板51が回転可能に設けられ、前記回転板51は砕氷を掃き出すことができ、前記第二スライド板31の底部には破砕箱57も固定的に設けられ、前記破砕箱57にはクランク空間54が設けられ、前記クランク空間54の底壁には、レールに付着した砕氷を砕けるカッター35が二つ設けられ、前記大円柱60の内部には動力モーター28が固定的に埋め込まれており、前記動力モーター28の左右両側にはいずれも動力スプライン軸29が伝動可能に連結され、前記動力モーター28は、前記清掃盤14の回転、前記回転板51の回転、および前記カッター35のスライドに動力を供給し、前記車体10の上面には、第一貯蔵空間22および第二貯蔵空間25が設けられ、前記清掃盤14は前記第一貯蔵空間22の中に収納されることができ、前記回転板51は上方にひっくり返されて前記第二貯蔵空間25の中に収納されることができる。
好ましくは、前記第一スライド板20の中には第一スプラインスリーブ17が回転可能に設けられ、前記第一スプラインスリーブ17は前記動力スプライン軸29にスプラインにより連結され、前記第一スプラインスリーブ17の外面には動力傘歯車18が固定的に設けられ、前記第一スライド板20の底部には清掃軸15が回転可能に設けられ、前記清掃軸15の上端には従動傘歯車16が固定的に設けられ、前記従動傘歯車16は前記動力傘歯車18と噛み合っており、前記清掃軸15の下端は前記清掃盤14に固定され、前記動力スプライン軸29の回転により、前記清掃盤14は前記車体10の、レール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側にある雪をきれいに除去することができる。
好ましくは、前記車体10の底面に雪の入口13が設けられ、前記雪の入口13の上部は、雪排出口24を介して外部空間と連通し、前記雪の入口13の上部には空気圧ポンプ23が固定的に設けられ、前記空気圧ポンプ23が作動して前記雪の入口13にレール上の雪を雪排出口24に吸い込ませ、次いで雪を鉄道の両側に吹き付けることができる。
好ましくは、前記第二スライド板31の中には、第二スプラインスリーブ39が回転可能に設けられ、前記第二スプラインスリーブ39は前記動力スプライン軸29にスプラインにより嵌合され、前記第二スプラインスリーブ39の外面には第一傘歯車40が固定的に設けられ、前記固定箱55の内部には従動空間59が設けられ、前記従動空間59の頂壁には伝動軸42が回転可能に設けられ、前記伝動軸42の上端には第二傘歯車41が固定的に設けられ、前記第二傘歯車41は前記第一傘歯車40と噛み合っており、前記伝動軸42の下端にはフェースギヤ33が固定的に設けられ、前記従動空間59の内部には前後に延びる横軸36が回転可能に設けられ、前記横軸36の外面には従動歯車32が固定的に設けられ、前記従動歯車32は前記フェースギヤ33と噛み合っており、前記従動空間59の底壁には垂直軸37が回転可能に設けられ、前記垂直軸37の上端には第一歯車34が固定的に設けられ、前記第一歯車34は前記横軸36に伝動可能に連結され、前記回転板51は前記垂直軸37の底部の延伸外面に固定され、前記第二スプラインスリーブ39の回転により、二つの前記回転板51を反対方向に回転させ、氷をレールから掃き出す。
好ましくは、前記クランク空間54が二つ設けられており、二つの前記クランク空間54が左右対称に設けられ、二つの前記クランク空間54の間にはダブルクランク軸67が回転可能に設けられ、前記ダブルクランク軸67の曲がっている外面にはリンク66が回転可能に設けられ、前記リンク66は前記カッター35とヒンジで繋がれ、前記ダブルクランク軸67と前記第二スプラインスリーブ39とはベルト38によって連結され、前記第二スプラインスリーブ39の回転により、前記カッター35は上下にスライドして鉄道の氷を切ることができる。
好ましくは、前記大円柱60の外面には旋回歯車26が固定的に設けられ、前記車体10の中には旋回モーター11が固定的に埋め込まれ、前記旋回モーター11の、レール式鉄道砕氷除雪車両の進行方向に略直交する第一の側には動力歯車12が伝動可能に連結され、前記動力歯車12は前記旋回歯車26と噛み合っており、前記旋回モーター11を作動させることにより、前記大円柱60を回転させることができる。
好ましくは、前記大円柱60の中には貯蔵モーター27が固定的に埋め込まれ、前記貯蔵モーター27の左右両端にはネジロッド21が伝動可能に連結され、前記ネジロッド21は前記第一スライド板20および前記第二スライド板31とネジ山により連結され、前記貯蔵モーター27の作動により、前記第二スライド板31と前記第一スライド板20を収納することができる。
使用する時には、まず前記貯蔵モーター27を制御して作動させ、前記ネジロッド21を回転させ、そして前記第一スライド板20および前記第二スライド板31をスライドさせて前記大円柱60から離れさせ、次に前記旋回モーター11を制御して作動させ、前記動力歯車12が前記旋回歯車26を駆動して回転させ、前記大円柱60を回転させ、前記清掃盤14と前記回転板51を下向きにし、その後、前記動力モーター28を制御して作動させ、前記動力スプライン軸29を回転させ、前記第二スプラインスリーブ39を回転させ、前記ダブルクランク軸67を回転させ、前記カッター35をスライドさせ、前記カッター35が鉄道上の氷を切断し、それと同時に前記第二スプラインスリーブ39が前記従動歯車32を駆動して回転させ、前記横軸36が前記回転板51を回転させ、前記回転板51が切断された氷を除去し、同時に、前記空気圧ポンプ23を制御して作動させ、前記雪の入口13は、枕木上にある氷を吸い上げることを続けて前記雪排出口24によって排出し、同時に、前記動力スプライン軸29は前記清掃盤14を回転させ、前記清掃軸15は前記清掃盤14を回転させ、そして残りの雪をさらに掃き出す。
上記方式により、本分野の当業者は本願発明の範囲内に作動パターンにより各種な変化を実行できる。