JP2021088897A - 開閉装置用の安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトに構成された指挟み防止機構を備える開閉装置用の安全装置を提供する。【解決手段】安全装置50は、戸体30の開閉移動により開口部側部材24側に押された場合に戸体30の移動方向と同じ方向に移動可能であると共に基端61b側を中心に回動可能なシャフト部61と、シャフト部61の先端61a側に設けられ戸体30に当接可能な先端部62と、シャフト部61の先端61a側が戸体30側に突出する側に付勢する第1付勢部材67と、シャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合にシャフト部61が第1付勢部材67の付勢力に抗して所定位置まで押し込まれてシャフト部61の回動を規制しシャフト部61の先端61a側に所定未満の荷重が作用した場合にシャフト部61が第1付勢部材67の付勢力により所定位置まで押し込まれずに基端61b側を中心に回動してシャフト部61の回動を規制しない規制部71と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、戸体の開閉移動により開口部を開閉可能な開閉装置に用いられる安全装置であって、指挟み防止機構を備える開閉装置用の安全装置に関する。
従来、障子(戸体)の開閉移動により開口部を開閉可能な開閉装置に用いられる安全装置が知られている。開閉装置用の安全装置において、障子を開くと自動的に飛び出すストッパを備え、ストッパが障子と枠体との間に配置されることにより指挟み防止機構を実現するものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の開閉装置用の安全装置は、ストッパのローラが飛び出すように構成されており、ローラのローラ径により障子が開放される隙間の幅を決定している。
特開2017−8649号公報
特許文献1に記載の開閉装置用の安全装置は、ストッパのローラのローラ径により、障子が開放される隙間の幅を決定している。そのため、大人の手や子供の腕に対応する場合には、ローラ径を大きくする必要性が生じることで、ローラの収容空間を大きくすることが必要となる。これにより、ローラを収容する枠等の設計的な制約が大きくなる。従って、コンパクトに構成される指挟み防止機構を備える開閉装置用の安全装置が望まれている。
本発明は、コンパクトに構成された指挟み防止機構を備える開閉装置用の安全装置を提供することを目的とする。
本発明は、戸体の開閉移動により開口部を開閉可能な開閉装置用の安全装置であって、前記開口部の周囲を構成する開口部側部材又は前記戸体に設けられ、先端側が前記戸体の開閉移動により前記戸体又は前記開口部側部材に押された場合に前記戸体の移動方向と同じ方向又は前記戸体の移動方向と反対の方向に移動可能であると共に、基端側を中心に回動可能なシャフト部と、前記シャフト部の先端側に設けられ、前記戸体又は前記開口部側部材に当接可能な先端側ローラと、前記シャフト部の先端側が前記戸体側又は前記開口部側部材側に突出するように前記シャフト部を付勢する第1付勢部材と、前記戸体又は前記開口部側部材に押されて前記シャフト部の先端側に所定以上の荷重が作用した場合に前記シャフト部が前記第1付勢部材の付勢力に抗して所定位置まで押し込まれて前記シャフト部の回動を規制し、前記戸体又は前記開口部側部材に押されて前記シャフト部の先端側に所定未満の荷重が作用した場合に前記シャフト部が前記第1付勢部材の付勢力により所定位置まで押し込まれずに基端側を中心に回動して前記シャフト部の回動を規制しない規制部と、を備える開閉装置用の安全装置に関する。
本発明の一実施形態に係る開閉装置用のストッパ装置を室外側から見た場合の正面図である。 縦枠に取り付けられたストッパ装置を示す斜視図である。 ストッパ装置を斜め上方側から見た場合を示す斜視図である。 ストッパ装置を正面の上方側から見た場合を示す斜視図である。 ストッパ装置を斜め下方側から見た場合を示す斜視図である。 ストッパ装置を側方から見た場合においてシャフト部の先端側が押されていない状態を示す図である。 シャフト部に所定以上の荷重が作用してシャフト部の基端が規制部に衝突した場合を示す図である。 シャフト部に所定以上の荷重が作用してシャフト部の基端側の回動が規制部により規制された場合を示す図である。 シャフト部に所定未満の荷重が作用してシャフト部の基端側の回動が規制されずにシャフト部が上方側に回動した場合を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物に配置された枠体20の開口部20aに納められた障子におけるガラスの面方向を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
本実施形態のストッパ装置50(安全装置)は、開閉装置1用の安全装置である。開閉装置1は、いわゆる引き違い窓であり、図1に示すように、枠体20と、枠体20内に開閉可能に嵌め込まれた内障子30(戸体)及び外障子40と、ストッパ装置50と、を備える。開閉装置1は、内障子30及び外障子40により開口部20aを開閉可能である。
枠体20は、上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24により矩形に枠組みされている。上枠21は、長尺状に形成され、枠体20の上部において見付方向に延びる。下枠22は、長尺状に形成され、枠体20の下部において見付方向に延びる。左右の縦枠23,24は、上枠21及び下枠22の見付方向の両端部において上下方向に延びる。左右の縦枠23,24は、長尺状に形成され、枠体20の側部を構成する。
内障子30および外障子40は、いずれも引き戸であり、これらを見付方向にスライドさせることで、枠体20の開口部20aが開放又は閉鎖される、いわゆる引き違い窓を構成する。
内障子30は、図1に示すように、いずれも長尺状の上框31、下框32および左右の縦框である召内框33,戸先框34により矩形に枠組みされた框体35と、框体35内に嵌め込まれて固定されたガラス36と、を含んで構成される。
外障子40は、図1に示すように、いずれも長尺状の上框41、下框42および左右の縦框である召外框43,戸先框44により矩形に枠組みされた框体45と、框体45内に嵌め込まれて固定されたガラス46と、を含んで構成される。
ストッパ装置50について説明する。本実施形態においては、図1の左右方向を左右方向Xといい、左右方向Xにおける一方側(図1における左側)をX1側といい、左右方向Xにおける他方側(図1における右側)をX2側という。また、内障子30を枠体20のX2側(図1における右側)において閉める方向(X1側からX2側に移動される方向)を第1移動方向D1といい、内障子30を枠体20のX2側(図1の右側)において開ける方向(X2側からX1側に移動される方向)を第2移動方向D2という。また、ストッパ装置50のケース体51における開閉装置1の見込方向に平行な方向を幅方向Hという。
ストッパ装置50は、指挟み防止機構を備えている。ストッパ装置50は、図1に示すように、内障子30の枠体20の縦枠24(開口部の周囲を構成する開口部側部材)に配置される。ストッパ装置50は、図2に示すように、縦枠24の見込方向(奥行方向)に並んで形成される3つのホロー部241,242,243のうちの中間に配置される中間ホロー部242に取り付けられている。
ストッパ装置50は、図2〜図6に示すように、ケース体51と、シャフト構成部60と、規制機構部70と、第2付勢部材52と、を備える。
ケース体51は、図2に示すように、縦枠24の上方側において左右方向の内側の見込面に取り付けられる。ケース体51は、縦枠24の開口242bに配置される。縦枠24の開口242bは、縦枠24の中間ホロー部242の見込面242aの上方側に形成される。ケース体51は、上下方向に長く形成され、見込方向に幅を有する。ケース体51は、枠体20の左右方向の内側に向けて開放する方形箱状に形成される。ケース体51は、背面板513が、中間ホロー部242の外側板242cにネジ固定されることで、縦枠24の上方側において左右方向の内側の見込面に取り付けられる。
シャフト構成部60は、図2〜図6に示すように、シャフト部61と、先端側ローラ62(先端部)と、シャフト移動機構64と、角度調整部68(図5及び図6参照)と、を有する。
シャフト部61は、図6に示すように、例えば、円柱又は円筒の長尺状に形成される。シャフト部61は、先端61a側が内障子30の開閉移動により内障子30に押された場合に、内障子30が閉まる第1移動方向D1(図1参照)と同じ方向に移動可能であると共に、基端61b側の回動軸J1を中心に回動可能である。
シャフト部61は、後述するシャフト移動機構64及び規制機構部70により、突出位置(図6参照)と、規制位置(図7及び図8参照)と、収容位置(図9参照)と、に移動可能である。
シャフト部61の突出位置は、図6に示すように、内障子30が開かれていることでシャフト部61の先端61a側が内障子30に押されない状態で、先端61a側が内障子30側に突出して配置される位置である。シャフト部61の規制位置は、図7及び図8に示すように、内障子30の移動によりシャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合に、ケース体51の内部に押し込まれて規制機構部70の奥側規制板72(規制部)又は下側規制板71(規制部)に規制される位置である。シャフト部61の収容位置は、図9に示すように、内障子30の移動によりシャフト部61の先端61a側に所定未満の荷重が作用した場合に、基端61b側の回動軸J1を中心に回動して、縦枠24に配置されたケース体51の内部に収容される位置である。
シャフト部61は、図6に示すように、突出位置に位置する場合に、水平方向に対して、水平又は基端61b側よりも先端61a側が上方になるように傾斜した状態で配置される。本実施形態においては、シャフト部61が突出位置に位置する場合に、シャフト部61の軸J2は、水平方向に延びる。
角度調整部68は、シャフト部61が突出位置に位置する場合に、図6に示すように、シャフト部61の水平方向に対する傾斜角度θを調整可能である。角度調整部68は、シャフト部61の基端61b側を下方側から支持する調整ネジ681(ネジ部材)を有する。
調整ネジ681は、図6に示すように、ケース体51の底板511を上下方向に貫通して配置される。調整ネジ681の頭部681aは、ケース体51の底板511の下面511a側に配置される。調整ネジ681の先端部681bは、ケース体51の底板511の上面511bからの突出量を調整可能に配置される。
以上のように構成される角度調整部68は、調整ネジ681の上下方向の突出量を調整することで、シャフト部61の先端61a側が内障子30に押されない状態において、調整ネジ681の先端部681bの突出量を、例えば、ワッシャ682の数を増減することで調整して、シャフト部61の基端61b側の高さを調整できる。これにより、角度調整部68は、シャフト部61の水平方向に対する傾斜角度θを調整可能である。
先端側ローラ62は、図3〜図6に示すように、シャフト部61の先端61a側に設けられる。先端側ローラ62は、固定部材63を介して、シャフト部61の先端61aに固定される。固定部材63は、先端固定板631と、一対の支持板632と、を有する。
先端固定板631は、図3に示すように、板状に形成され、一対のガイド板65の間に配置された状態で、シャフト部61の先端61aに固定される。一対の支持板632は、シャフト部61の先端61a側において、先端固定板631をケース体51の幅方向Hに挟むように配置される。一対の支持板632の基端側は、一対のガイド板65の間において先端固定板631に固定される。一対の支持板632の先端側には、先端側ローラ62が回転可能に配置される。一対の支持板632の基端側には、それぞれ、ケース体51の幅方向Hの外側に突出する突出部632aが形成される。突出部632aは、シャフト移動機構64の一対のガイド板65のスリット651に沿って移動可能である。
シャフト移動機構64は、一対のガイド板65と、回動軸部材66と、第1付勢部材67と、を有する。
一対のガイド板65は、シャフト部61を軸J2方向に移動可能に支持する。一対のガイド板65は、シャフト部61の長手方向に延びる板状に形成され、シャフト部61をケース体51の幅方向Hに挟むように、シャフト部61の径方向の外側に配置される。一対のガイド板65は、それぞれ、シャフト部61の軸J2方向に延びるスリット651を有する。スリット651には、シャフト部61に固定される固定部材63の一対の支持板632の突出部632aが挿入される。これにより、突出部632aが、シャフト部61の軸J2方向に沿って延びるスリット651に沿って移動することで、シャフト部61は、スリット651に沿って移動する。
回動軸部材66は、一対のガイド板65の基端側において、それぞれ、ケース体51の幅方向Hの外側に突出する円柱状に形成される。回動軸部材66は、ケース体51の一対の側板512の下部において、回動軸J1を中心に回動可能にシャフト部61を支持する。回動軸J1は、シャフト部61の軸J2に直交(交差)する方向に延びる。
第1付勢部材67は、シャフト部61の先端61a側が内障子30側に突出するようにシャフト部61を付勢する。第1付勢部材67は、例えば、シャフト部61の外周面に沿って配置されるコイル状のバネで構成される。なお、第1付勢部材67は、シャフト部61を付勢できればよく、コイル状のバネに限定されず、例えば、板バネで構成してもよい。第1付勢部材67は、バネ定数が異なるものに交換可能である。これにより、内障子30の重量などが異なる場合に、第1付勢部材67をバネ定数が異なるものに交換することで、内障子30の重量などに対応した荷重で作用する開閉装置1を実現できる。
規制機構部70は、下側規制板71(規制部)と、奥側規制板72(規制部)と、上側規制板73と、一対の側部規制板74と、を有する。下側規制板71、奥側規制板72、上側規制板73及び一対の側部規制板74は、所定位置まで押し込まれたシャフト部61の基端61b側の部分を囲むように配置される。
下側規制板71は、図6に示すように、板状に形成され、ケース体51の底板511の上面511bに配置される。奥側規制板72は、板状に形成され、ケース体51の背面板513の下部の内側の面に配置される。奥側規制板72は、シャフト部61の基端61bの端面に対向するように配置される。
下側規制板71及び奥側規制板72は、図7及び図8に示すように、内障子30に押されてシャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合に、シャフト部61が第1付勢部材67の付勢力に抗して所定位置まで押し込まれて、シャフト部61の上方側への回動を規制する。また、下側規制板71及び奥側規制板72は、図9に示すように、シャフト部61の先端61a側に所定未満の荷重が作用した場合に、シャフト部61が第1付勢部材67の付勢力により所定位置まで押し込まれずに、シャフト部61の基端61b側に配置された回動軸J1を中心に回動して、シャフト部61の回動を規制しない。
下側規制板71は、図7に示すように、所定位置まで押し込まれたシャフト部61が上方側に回動しないように、所定位置まで押し込まれたシャフト部61の基端61b側の下方において、シャフト部61の回動を規制する。
奥側規制板72は、図8に示すように、シャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用してシャフト部61が押し込まれた場合に、シャフト部61の基端61bの端面がケース体51の背面板513の下部の内側の面に面接触することで、シャフト部61の基端61b側が上方側に移動することを規制する。
本実施形態においては、下側規制板71及び奥側規制板72は、緩衝材で構成される。下側規制板71及び奥側規制板72には、シャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合にシャフト部61の基端61b側が当接可能であり、シャフト部61の先端61a側に作用する衝撃を緩衝した状態で、シャフト部61の上方側への回動を規制する。なお、緩衝材は、下側規制板71及び奥側規制板72自体が緩衝機能を有していてもよいし、下側規制板71及び奥側規制板72の表面に緩衝材を貼り付けることで緩衝機能を有していてもよい。
上側規制板73は、板状に形成され、シャフト部61の基端61b側の上方側に配置される。上側規制板73は、シャフト部61の基端61bが上方側に移動することを規制すると共に、シャフト部61か下方側に回動することを規制する。
一対の側部規制板74は、図3及び図4に示すように、板状に形成され、シャフト部61が押し込まれた場合に、シャフト部61の基端61bを挟んだケース体51の幅方向Hの両側において、下側規制板71の上面に配置される。一対の側部規制板74は、シャフト部61の基端61bがケース体51の幅方向Hに移動することを規制する。
第2付勢部材52は、図3に示すように、ケース体51の内部の上部において、ケース体51の天面514と仕切板515との間に配置される。本実施形態においては、第2付勢部材52は、例えば、コイル状のバネで構成され、基端側が、ケース体51の上部の内部において背面板513から開口51a側に突出する円柱突出部516に固定され、先端側が、ケース体51の開口51a側において自由端となっている。第2付勢部材52は、図9に示すように、シャフト部61が収容位置に位置する場合に、シャフト部61を突出位置側に付勢する。これにより、使用者がシャフト部61を元の位置に戻さなくても、シャフト部61を、収容位置から突出位置に自動的に飛び出させることができる。
次に、本実施形態の開閉装置1のストッパ装置50の動作について説明する。
図1に示すように、内障子30を、左右方向XのX2側において、開位置から、第1移動方向D1に移動させて、内障子30を閉める場合について説明する。
まず、内障子30が開位置に位置する場合には、図6に示すように、シャフト部61は、突出位置に位置している。そして、内障子30を閉めることで、内障子30は、図1に示すように、ストッパ装置50のシャフト部61に向けて第1移動方向D1に移動される。これにより、内障子30が第1移動方向D1に移動されることで、内障子30の戸先がシャフト部61の先端61a側に設けられた先端側ローラ62に衝突する。
内障子30が先端側ローラ62に衝突することで、シャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合には、図7に示すように、シャフト部61は、第1付勢部材67の付勢力に抗して所定位置まで押し込まれる。そして、シャフト部61の基端61b側が、規制機構部70の奥側規制板72に衝突することでシャフト部61の上方側への回動が規制される。また、シャフト部61が回動軸J1を中心に上方側に回動しても、図8に示すように、シャフト部61の基端61b側は、規制機構部70の下側規制板71により、上方側への回動が規制される。この場合、下側規制板71及び奥側規制板72は、シャフト部61の先端61a側に作用する衝撃を緩衝した状態で、シャフト部61の上方側への移動を規制する。このようにして、シャフト部61は、奥側規制板72及び下側規制板71により上方側への回動が規制されているため、規制位置に位置された状態で、内障子30を開いた状態で停止させることができる。
一方、内障子30が先端側ローラ62に衝突することで、シャフト部61の先端61a側に所定未満の荷重が作用した場合には、図9に示すように、シャフト部61が第1付勢部材67の付勢力により所定位置まで押し込まれずに、シャフト部61は、回動軸J1を中心に上方側に回動する。この場合、シャフト部61が第1付勢部材67の付勢力により所定位置まで押し込まれていないため、シャフト部61の上方側への回動は、規制機構部70の奥側規制板72及び下側規制板71により規制されない。これにより、シャフト部61は、回動軸J1を中心に回動されて、ケース体51に収容される収容位置に移動される。
シャフト部61が収容位置に位置する場合には、シャフト部61の先端61a側は、内障子30により、ケース体51の内部に配置される第2付勢部材52の付勢力に抗して押圧される。これにより、第2付勢部材52は、シャフト部61が収容位置に位置する場合に、シャフト部61に内障子30の荷重が作用した状態で、シャフト部61を突出位置側に付勢する。
シャフト部61が収容位置に位置した状態で、内障子30を閉位置から開位置に移動させた場合には、第2付勢部材52により付勢されたシャフト部61の先端61a側に作用する内障子30の荷重が解除されて、使用者がシャフト部61を元の位置に戻さなくても、シャフト部61を、収容位置から突出位置に自動的に飛び出させることができる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態の開閉装置1用のストッパ装置50は、縦枠24に設けられ、先端61a側が内障子30の開閉移動により内障子30に押された場合に内障子30の移動方向と同じ方向に移動可能であると共に、基端61b側を中心に回動可能なシャフト部61と、シャフト部61の先端61a側に設けられ内障子30に当接可能な先端側ローラ62と、シャフト部61の先端61a側が内障子30側に突出するようにシャフト部61を付勢する第1付勢部材67と、内障子30に押されてシャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合にシャフト部61が第1付勢部材67の付勢力に抗して所定位置まで押し込まれてシャフト部61の回動を規制し、内障子30に押されてシャフト部61の先端61a側に所定未満の荷重が作用した場合にシャフト部61が第1付勢部材67の付勢力により所定位置まで押し込まれずに基端61b側を中心に回動してシャフト部61の回動を規制しない下側規制板71及び奥側規制板72と、を備える。
そのため、内障子30を第1移動方向D1に移動させるだけで、シャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合において、指挟み防止機構を容易に実現できる。また、シャフト部61の先端61aが内障子30に押された場合に内障子30の移動方向と同じ方向に移動可能であると共に基端61b側を回動可能な構成とすることで、シャフト部61の移動方向を見付方向とすることができる。これにより、シャフト部61を見込方向に移動させずに指挟み機構を実現できるため、ストッパ装置50を取り付けるための部材である縦枠24の見込方向(奥行方向)の幅を小さくできる。よって、縦枠24の見込方向の幅を小さくでき、コンパクトに構成された指挟み防止機構を備える開閉装置1用のストッパ装置50を実現できる。これにより、指挟み防止機構を設ける際に、設計的な制約を緩和することができる。
また、内障子30の重量などが異なる場合に、第1付勢部材67をバネ定数が異なるものに交換することで、内障子30の重量などに対応した荷重で安定して動作する開閉装置1用のストッパ装置50を実現できる。
また、本実施形態においては、シャフト部61の先端61a側に所定以上の荷重が作用した場合にシャフト部61の基端61b側が当接可能な緩衝材を構成する下側規制板71及び奥側規制板72を備える。そのため、下側規制板71及び奥側規制板72が、内障子30に当接して内障子30の衝撃を吸収することで、シャフト部61の回動をより規制できる。
また、本実施形態においては、シャフト部61は、水平方向に対して、シャフト部61の先端61a側が押されない状態において、平行又は基端61b側よりも先端61a側が上方になるように傾斜した状態で配置される。そのため、シャフト部61の先端61a側に所定未満の荷重が作用した場合に、シャフト部61は基端61b側を中心に上方側に回動しやすく、シャフト部61は、上下方向に沿った状態で縦枠24に収容されやすい。よって、シャフト部61の見込方向の収容空間を小さく構成することができ、開閉装置1用のストッパ装置50をコンパクトに構成できる。
また、本実施形態においては、角度調整部68は、シャフト部61の基端61b側を下方側から支持する調整ネジ681を有し、調整ネジ681の上下方向の突出量を調整することで、シャフト部61の水平方向に対する傾斜角度θを調整可能である。開閉装置1に取り付けられたシャフト部61の水平方向に対する傾斜角度θを調整することで、シャフト部61の取付位置のバラツキなどに起因する開閉装置1の動作のバラツキを吸収して、安定して動作する開閉装置1用のストッパ装置50を実現できる。
また、本実施形態においては、シャフト部61が収容位置に位置する場合に、シャフト部61を突出位置側に付勢する第2付勢部材52を備える。そのため、シャフト部61が収容位置に位置する場合、シャフト部61の先端61a側に作用する荷重が解除された場合に、使用者がシャフト部61を元の位置に戻さなくても、シャフト部61を、収容位置から突出位置に自動的に飛び出させることができる。これにより、使用者がシャフト部61を元の位置に戻さなくても、シャフト部61を自動的に突出位置に移動させることができる。よって、指挟み防止機構を容易に実現できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態においては、ストッパ装置50(シャフト部61)を縦枠24に設けたが、これに限定されず、例えば、ストッパ装置50(シャフト部61)を内障子30又は外障子40に設けてもよい。
また、既存の障子や縦枠にストッパ装置を取り付ける場合に、例えば、既存の障子や縦枠の見込面にシャフト部を取り付けることができずに、既存の障子や縦枠の見付面にシャフト部を取り付けることがあり、シャフト部を障子や縦枠に衝突しない位置にしか取り付けられない場合がある。このような場合に、前記実施形態における内障子にシャフト部が衝突する構成に代えて、シャフト部が衝突するような室内外方向に延出する例えばL字金具などを別途準備して、L字金具を障子や枠に取り付けることで、シャフト部が衝突する構成とすることができる。
また、前記実施形態においては、緩衝材を構成する下側規制板71及び奥側規制板72を設けたが、これに限定されず、緩衝材を設けなくてもよい。
また、前記実施形態においては、ストッパ装置50(シャフト部61)を、縦枠24の上方側に一つ配置したが、これに限定されず、例えば、上下に一つずつ(計2つ)配置してもよい。
また、前記実施形態においては、戸体を内障子30で構成したが、これに限定されず、戸体を、框体及びガラスを有していない扉で構成してもよい。また、例えば、戸体を、ドアで構成してもよい。
また、自動ドアなどの電動で開閉する扉に適用することで、電動部分が故障して手動で扉を開閉する場合にも、本発明の開閉装置用のストッパ装置を使用可能である。また、開閉時に緩やかに閉まるソフトクローズの開閉装置用のストッパ装置にも適用可能である。
また、前記実施形態においては、開閉装置1を、引き違い窓で構成したが、これに限定されず、例えば、片引き窓で構成してもよい。
また、前記実施形態においては、戸体30に当接可能な先端部を先端側ローラ62により構成したが、戸体30に当接可能な先端部は、ローラには限定されない。
1 開閉装置
20a 開口部
24 縦枠(開口部側部材)
30 内障子(戸体)
50 ストッパ装置(安全装置)
52 第2付勢部材
61 シャフト部
62 先端側ローラ(先端部)
67 第1付勢部材
68 角度調整部
71 下側規制板(規制部、緩衝材)
72 奥側規制板(規制部、緩衝材)
61a 先端
61b 基端
681 調整ネジ(ネジ部材)

Claims (5)

  1. 戸体の開閉移動により開口部を開閉可能な開閉装置用の安全装置であって、
    前記開口部の周囲を構成する開口部側部材又は前記戸体に設けられ、先端側が前記戸体の開閉移動により前記戸体又は前記開口部側部材に押された場合に前記戸体の移動方向と同じ方向又は前記戸体の移動方向と反対の方向に移動可能であると共に、基端側を中心に回動可能なシャフト部と、
    前記シャフト部の先端側に設けられ、前記戸体又は前記開口部側部材に当接可能な先端部と、
    前記シャフト部の先端側が前記戸体側又は前記開口部側部材側に突出するように前記シャフト部を付勢する第1付勢部材と、
    前記戸体又は前記開口部側部材に押されて前記シャフト部の先端側に所定以上の荷重が作用した場合に前記シャフト部が前記第1付勢部材の付勢力に抗して所定位置まで押し込まれて前記シャフト部の回動を規制し、前記戸体又は前記開口部側部材に押されて前記シャフト部の先端側に所定未満の荷重が作用した場合に前記シャフト部が前記第1付勢部材の付勢力により所定位置まで押し込まれずに基端側を中心に回動して前記シャフト部の回動を規制しない規制部と、を備える開閉装置用の安全装置。
  2. 前記シャフト部の先端側に所定以上の荷重が作用した場合に前記シャフト部の基端側が当接可能な緩衝材を備える請求項1に記載の開閉装置用の安全装置。
  3. 前記シャフト部は、前記シャフト部の先端側が押されない状態において、水平方向に対して、平行又は基端側よりも先端側が上方になるように傾斜した状態で配置される請求項1又は2に記載の開閉装置用の安全装置。
  4. 前記シャフト部の基端側を下方側から支持するネジ部材を有し、前記ネジ部材の上下方向の突出量を調整することで、前記シャフト部の先端側が押されない状態において、前記シャフト部の水平方向に対する傾斜角度を調整可能な角度調整部を更に備える請求項1〜3のいずれかに記載の開閉装置用の安全装置。
  5. 前記シャフト部は、前記戸体側又は前記開口部側部材側に突出して配置される突出位置と、前記シャフト部の先端側に所定未満の荷重が作用した場合に回動して前記戸体側又は前記開口部側部材側に収容される収容位置と、に移動可能であり、
    前記シャフト部が前記収容位置に位置する場合に、前記シャフト部を前記突出位置側に付勢する第2付勢部材を更に備える請求項1〜4のいずれかに記載の開閉装置用の安全装置。
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