JP2021088409A - 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材 - Google Patents

食品用包装材の印刷方法および食品用包装材 Download PDF

Info

Publication number
JP2021088409A
JP2021088409A JP2020119599A JP2020119599A JP2021088409A JP 2021088409 A JP2021088409 A JP 2021088409A JP 2020119599 A JP2020119599 A JP 2020119599A JP 2020119599 A JP2020119599 A JP 2020119599A JP 2021088409 A JP2021088409 A JP 2021088409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
packaging material
food packaging
ink
plastic film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020119599A
Other languages
English (en)
Inventor
良延 金岡
Yoshinobu Kaneoka
良延 金岡
浩之 杉田
Hiroyuki Sugita
浩之 杉田
孝行 宮崎
Takayuki Miyazaki
孝行 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanaoka Holdings Co Ltd
Original Assignee
Kanaoka Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanaoka Holdings Co Ltd filed Critical Kanaoka Holdings Co Ltd
Publication of JP2021088409A publication Critical patent/JP2021088409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【課題】 プラスチックフィルム製の食品用包装材への表刷りを水性インクジェットインキで実現し、印刷工程のスピードアップを実現する。【解決手段】食品用包装材を構成すべきプラスチックフィルムSの表側に位置する面に図柄および/または文字1を印刷するにあたり、インクジェットインキを用いて図柄および/または文字をインクジェット印刷した後、上記印刷領域に透明なEBインキを重ね印刷する。【選択図】 図1

Description

本願発明は、食品を流通するに際し、それを収容するための包装袋や食品用容器の蓋に使用するプラスチックフィルム製の包装材に関し、より詳細には上記包装材の印刷方法に関する。
今日では食品の流通に際しては、その場で調製した食品を包装して販売する対面販売に代わり、予め食品工場で調製した加工食品類、パン類、菓子類などを包装した包装入り食品を、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの小売店舗で販売する方式が主流となりつつある。
前記の販売方式においては包装入り食品は小売店舗の店内の陳列棚などに陳列され、客は購入にあたってはそれを手にとって吟味する。従って、包装自体にも客の購買意欲を惹いたり、客の目につきやすくなるようなデザイン状の工夫が要求される。
前記の場合、包装袋や食品用容器の蓋自体は食品を包装することが第一番の目的なので、その機能を損なうような形状の変更は行うことができず、表面に施される図柄および/または文字(以下、「図柄など」と称する。)の役目が非常に重要となる。
前記の図柄などを包装袋や食品用容器の蓋に施す手段としては印刷によることが一般的であり、包装袋や食品用容器の蓋に印刷する場合にはこれらの裏側に印刷(裏刷り)する場合と表側に印刷(表刷り)する場合の2種の印刷方法がある。この場合、食品用包装材においては、食品衛生法により印刷インキが食品に接触することが禁止されているので、これらの裏側に印刷する場合にはプラスチックフィルムの印刷層の側に包装機能を有するプラスチックフィルムを積層しなければならなかった。
一方、包装材の表側に印刷する場合には前記のような制約はないが、印刷層が露出するので、包装袋や蓋への加工時に印刷してフィルムを巻き取った際にフィルムの裏面に接触したり、流通時や展示時に他の包装材や物品、あるいは人の手指と接触したりすることにより物理的摩擦や溶媒(アルコールや油)により印刷層が不鮮明にならないよう配慮しなくてはならなかった。
前記の場合、プラスチックフィルムは紙などと異なり液体を吸収し難い基材なので、印刷に際しては塗膜密着性の高いグラビアインキを使用するグラビア印刷や、フレキソインキを使用するフレキソ印刷が採用されていた(例えば特許文献1)。
ところで、印刷に際して製版の必要がなくデジタルデータにより印刷用の画像を生成できるインクジェット印刷はオンデマンド性に優れ、多種の図柄などを随時印刷しなくてはならない食品用包装材に本来は有用な筈であるが採用できなかった。
その理由は、インクジェット印刷が可能な水性インクジェットインキは耐摩擦性、アルコール耐性、耐油性、耐水性などの諸物性がなく、簡単にインキが落ちてしまい塗膜密着性が薄弱だからである。この場合、塗膜密着性の高いグラビアインキやフレキソインキは粘度が高すぎるので、ノズルからインキを噴射して付着させるインクジェット印刷においてはノズルから円滑に噴射することが不可能で使用できなかった。
特開2000- 273379
図柄などの種類が固定されている固定耐久消費財でなく短期に消費され、しかも内容物に応じて多種多様な図柄などを随時印刷しなくてはならない食品用包装材においては生産効率を向上させるために印刷のスピードアップが不可欠であった。
しかしながら、新たな図柄などのために版を用意して、その都度製造ラインにセットしなくてはならないグラビア印刷やフレキソ印刷は印刷にとりかかるための工程に時間を要し、スピードアップに限界があった。
例えば、グラビア印刷により図柄などを印刷した食品用包装材においては、印刷前に必要な作業(版下入稿+製版)と印刷で計12日を要し、その他後加工(フィルム積層、仕上げ加工)で6日かかり合計18日を要していた。
また、前記のようにグラビア印刷は分色と製版手間がかかるので、どうしても最小受注ロットは多目になり、顧客は必要以上の包装材を購入せざるを得ず、廃棄ロスが生じた。
一方、インクジェット印刷を袋や蓋の裏側に印刷する場合に採用するという選択も容易になし得るが、そのためにはプラスチックフィルムの印刷層の側にプラスチックフィルムを積層する工程を要し、コストと時間を要する問題を生じた。
本願発明は前記の問題を解消した食品用包装材の印刷方法および食品用包装材を提供することを目的として創作されたものである。
すなわち、本願発明のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法は、食品用包装材を構成すべきプラスチックフィルムの表側に位置する面に図柄および/または文字を印刷するにあたり、インクジェットインキを用いて図柄および/または文字をインクジェット印刷した後、上記印刷領域に透明なEBインキ(電子線硬化型インキ)を重ね印刷したことを特徴とすることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は前記のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法において、透明なEBインキはフィルム表面の全面に印刷されることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は前記のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法において、図柄および/または文字を印刷するためのインクジェットインキは水性インクジェットインキまたは油性インクジェットインキであることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は前記のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法において、食品用包装材は食品用包装袋を構成するためのものであることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は前記のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法において、食品用包装材は食品用容器の蓋を構成するためのものであることを特徴とする。
また、請求項6記載の食品用包装袋用のプラスチックフィルム製の食品用包装材は、インクジェットインキによる図柄および/または文字の印刷層と、上記印刷層の表面を覆う透明なEBインキによる印刷層を、製袋した際に袋の外側に位置する面に設けたことを特徴とする。
また、請求項7記載の食品用容器の蓋用の食品用包装材は、インクジェットインキによる図柄および/または文字の印刷層と、上記印刷層の表面を覆う透明なEBインキによる印刷層を、被蓋した際に蓋の表側に位置する面に設けたことを特徴とする。
本願発明のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法によれば、包装袋や食品用容器の蓋の表側に位置する面に図柄などを印刷するにあたり、水性インクジェットインキを用いてインクジェット印刷しても、上記印刷領域に透明なEBインキを重ね印刷して硬化させ、図柄などの印刷層を保護するので、図柄などの印刷層が露出しない。よって、包装袋や蓋への加工時に印刷してフィルムを巻き取った際にフィルムの裏面に接触したり、流通時や展示時に他の包装材や物品、あるいは人の手指と接触したりすることにより、物理的摩擦や溶媒(アルコールや油)により印刷層が不鮮明になることが防止される。
EBインキを用いて図柄などを印刷することは他の技術分野において周知である。しかしながら、これを本願発明の技術分野であるプラスチックフィルム製の食品用包装材に適用した場合、ロールに巻き取ったものを繰り出して材料の加工を行うというその用法に際し、包装材の表面において硬化させたEBインキによる図柄などが、非印刷箇所に対して盛り上がり、また、剛性の差が出てしまうのでロールに巻き取った際に撓みが出てしまう。これに対して、本願発明においては透明なEBインキはフィルム表面の全面に印刷されるのでフィルムの厚みは均一となり、また剛性も均一となるので、前記のような事態が回避される。
また、インクジェットインキはEBインキより印刷表現がグラビア印刷に近いという利点もある。
前記の場合、印刷は食品用包装材の表面になされるので、裏面に印刷する場合のような保護用のプラスチックフィルムの積層工程がなく、単層のフィルムもしくは事前に積層済みラミネート原反へ印刷し直ぐに製品とすることができる。
また、また、バリアフィルムやアルミ箔やレトルト機能が必要な基材があっても、先に積層しておいて表刷りで対応することもできる。
一方、オンデマンド性に優れたインクジェット印刷により印刷が完了するので、新たな図柄などのために版を用意して、製造ラインにセットしなくてはならないグラビア印刷やフレキソ印刷のように印刷にとりかかるための工程の時間を要することがなく、スピードアップを図ることが可能となり、内容物に応じて多種多様な図柄などを随時印刷しなくてはならない食品用包装袋の生産効率を飛躍的に高めることができる。
また、オンデマンド性に優れたインクジェット印刷により印刷が完了するので、極小、最小ロットでの受注が可能となり、顧客は必要以上の包装材を購入しなくて済み、廃棄ロスが生ぜず、地球環境に寄与する。
また、EBインキをフィルム表面の全面に印刷するので、耐熱性を得られ、湯煎したり電子レンジ加熱を行う食品用包装材に最適となる利点がある。
また、UVインキのように光開始剤を使用しないEBインキは食品用包装材に使用した場合の安全性に優れるという利点がある。
本願発明のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法の工程を示す概念図。 本願発明のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法の工程を示す概念図。 本願発明のプラスチックフィルム製の食品用包装材により製袋される食品用包装袋の斜視図。 本願発明のプラスチックフィルム製の食品用包装材により製袋される食品用包装袋の異なる態様の斜視図。 本願発明のプラスチックフィルム製の食品用包装材により蓋が構成される食品用容器の斜視図。
以下、本願発明の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。本願発明の食品用包装材はプラスチックフィルムSにより構成される。
図柄など1の印刷は包装袋や蓋への加工前の段階のプラスチックフィルムSに行われるもので、生成された図柄などの画像ファイルのデジタルデータによりインクジェットプリンタを駆動してプラスチックフィルムの包装袋や蓋への加工時に表面となる面に水性インクジェットインキを用いて図柄など1を印刷する(図1)。
次に、前記の図柄など1が印刷されたフィルムS上の全面に透明なEBインキ2をフレキソ印刷などにより印刷し、電子線を照射することにより液状から個体へ硬化させる(図2)。
図3は前記の印刷を施したプラスチックフィルムSを用いた合掌袋を示す図であり、筒の一端箇所H1と合掌箇所H2をヒートシールすることにより製袋される。
同じく、図4は前記の印刷を施したプラスチックフィルムSを用いた三方袋を示す図であり、底辺箇所H11と両側辺箇所H12、H12をヒートシールすることにより製袋される。
図5は前記の印刷を施したプラスチックフィルムSを用いた蓋Lを示す図であり、プラスチックや紙製の容器Pはこの蓋により被蓋される。
S プラスチックフィルム
1 インクジェットインキによる図柄および/または文字(図柄など)の印刷層
2 EBインキによる透明な印刷層
B1 合掌袋
B2 三方袋
P 容器
L 蓋

Claims (7)

  1. 食品用包装材を構成すべきプラスチックフィルムの表側に位置する面に図柄および/または文字を印刷するにあたり、インクジェットインキを用いて図柄および/または文字をインクジェット印刷した後、透明なEBインキを重ね印刷したことを特徴とするプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法。
  2. 透明なEBインキはフィルム表面の全面に印刷される請求項1記載のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法。
  3. 図柄および/または文字を印刷するためのインクジェットインキは水性インクジェットインキまたは油性インクジェットインキである請求項1または2記載のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法。
  4. 食品用包装材は食品用包装袋を構成するためのものである請求項1から3のいずれかに記載のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法。
  5. 食品用包装材は食品用容器の蓋を構成するためのものである請求項1から3記載のプラスチックフィルム製の食品用包装材の印刷方法。
  6. インクジェットインキによる図柄および/または文字の印刷層と、上記印刷層の表面を覆う透明なEBインキによる印刷層を、製袋した際に袋の外側に位置する面に設けたことを特徴とする食品用包装袋用のプラスチックフィルム製の食品用包装材。
  7. インクジェットインキによる図柄および/または文字の印刷層と、上記印刷層の表面を覆う透明なEBインキによる印刷層を、被蓋した際に蓋の表側に位置する面に設けたことを特徴とする食品用容器の蓋用のプラスチックフィルム製の食品用包装材。
JP2020119599A 2019-11-27 2020-07-12 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材 Pending JP2021088409A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019214625 2019-11-27
JP2019214625 2019-11-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021088409A true JP2021088409A (ja) 2021-06-10

Family

ID=76218997

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020119600A Pending JP2021088410A (ja) 2019-11-27 2020-07-12 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材
JP2020119598A Pending JP2021088171A (ja) 2019-11-27 2020-07-12 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材
JP2020119599A Pending JP2021088409A (ja) 2019-11-27 2020-07-12 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020119600A Pending JP2021088410A (ja) 2019-11-27 2020-07-12 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材
JP2020119598A Pending JP2021088171A (ja) 2019-11-27 2020-07-12 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP2021088410A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021088410A (ja) 2021-06-10
JP2021088171A (ja) 2021-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3595977B1 (en) Identification of shrink-wrapped objects
CA2927049A1 (en) Flexible laminate for packaging with integrated peelable portion
ITMO20110224A1 (it) Metodo ed apparato per stampare su una confezione
JP2019196189A (ja) 梱包体およびウェブキャンペーンの実施方法
US20040142070A1 (en) Changeable medium food package
JP2021088409A (ja) 食品用包装材の印刷方法および食品用包装材
ITMO20110225A1 (it) Materiale di confezionamento e confezione
JP2018202831A (ja) レーザー処理装置及び包装材
JP2021084313A (ja) 食品用包装袋の印刷方法および食品用包装袋
JP2018533083A (ja) ボイドを備えた粘着パッチ
JP6401017B2 (ja) ラップフィルムの製造方法
US20160009429A1 (en) Method of Creating a Labeled Packaged Product
White Labels for packaging
EP1937556B1 (en) Method and apparatus for applying a sleeve to an article
JP2007087126A (ja) 分割バーコードが表示された包装体および懸賞応募方法
JP2022098424A (ja) 水性インクジェット印刷装置
JP2005153978A (ja) ホログラム入り包装材料及びその製造方法
WO2018168240A1 (ja) 金属製容器
JP2006218698A (ja) 一部に金属光沢印刷を施された印刷物
EP2906432A1 (en) Molded container with a structured varnish coating
Smith Inkjet technology within the label converting market
US9375879B2 (en) Media identification processes
JP2009120256A (ja) キャリングバッグ
JP2023144161A (ja) 水性インクジェット印刷方法および水性インクジェット印刷装置
US20170341291A1 (en) Systems and methods for interleaving material in printed rolled substrate materials to prevent offset

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200713

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20201216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20201217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210325

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240408