JP2021087162A - サーバ、情報処理システム、および制御方法 - Google Patents

サーバ、情報処理システム、および制御方法 Download PDF

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達也 樋口
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Abstract

【課題】デバイスの接続先のアクセスポイントに障害が発生した場合であっても、デバイスが特定のサービスを引き続き利用できるようにすること。【解決手段】サーバは、特定の機能を利用するためのアクセスポイントに対する、デバイスの通信接続を制御するサーバであって、デバイスと通信接続されているアクセスポイントの異常を検知する監視部と、監視部によってデバイスと通信接続されているアクセスポイントの異常が検知された場合、デバイスの通信接続先を、特定の機能を利用するための他のアクセスポイントに切り替えさせる切替制御部とを備える。【選択図】図8

Description

本発明は、サーバ、情報処理システム、および制御方法に関する。
従来、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer)等のオフィス機器、産業機器、医療機器等の、ネットワークに接続可能なデバイスを、特定のサービスを提供するための所定のアクセスポイント(以下、「エンドポイント」と示す)に接続することにより、そのアクセスポイントから提供される特定のサービスを、デバイスから利用できるようにした技術が知られている。
なお、下記特許文献1には、アドレス変換テーブルを用いて、アプリケーションが通信に用いる情報(IPアドレスおよびポート番号)を、使用可能な無線通信網と通信するための情報(IPアドレスおよびポート番号)に変換する技術が開示されている。
しかしながら、従来技術では、デバイスの接続先のアクセスポイントに障害が発生した場合、デバイスが特定のサービスを引き続き利用できなくなる。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、デバイスの接続先のアクセスポイントに障害が発生した場合であっても、デバイスが特定のサービスを引き続き利用できるようにすることを目的する。
上述した課題を解決するために、本発明のサーバは、特定の機能を利用するためのアクセスポイントに対する、デバイスの通信接続を制御するサーバであって、デバイスと通信接続されているアクセスポイントの異常を検知する監視部と、監視部によってデバイスと通信接続されているアクセスポイントの異常が検知された場合、デバイスの通信接続先を、特定の機能を利用するための他のアクセスポイントに切り替えさせる切替制御部とを備える。
本発明によれば、デバイスの接続先のアクセスポイントに障害が発生した場合であっても、デバイスが特定のサービスを引き続き利用できる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムによる処理概要を示す図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムによる処理概要を示す図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムによる処理概要を示す図 接続制御サーバに設定される設定項目の一例を示す図 各種サーバのハードウェア構成図 MFPのハードウェア構成図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムが備える各機器の機能構成を示す図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバによって用いられる監視設定テーブルの一例を示す図 図11に示す監視設定テーブルに基づく監視の一例を模式的に示す図 本発明の第1実施形態に係る情報処理システムに用いられるエンドポイント一覧の一例を示す図 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムが備える各機器の機能構成を示す図 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第2実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムが備える各機器の機能構成を示す図 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図 本発明の第3実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムが備える各機器の機能構成を示す図 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第4実施形態に係る情報処理システムに用いられるジョブ一覧の一例を示す図 本発明の第5実施形態に係る情報処理システムが備える各機器の機能構成を示す図 本発明の第5実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図 本発明の第5実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第6実施形態に係る情報処理システムが備える各機器の機能構成を示す図 本発明の第6実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図 本発明の第6実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第6実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第6実施形態に係る情報処理システムによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図 本発明の第6実施形態に係る情報処理システムに用いられるエンドポイント一覧の一例を示す図
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
(情報処理システム10の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10の構成を示す図である。図1に示す情報処理システム10は、クラウドシステム14に設けられた複数のサービス提供サーバ16(図1に示す例では、サービス提供サーバ16A,16B)から提供される複数のサービスを、クラウドシステム14の外部に設けられたデバイス90によって利用可能なシステムである。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システム10は、インターネット上に構築されるクラウドシステム14に、接続制御サーバ51、デバイス管理サーバ52、および、複数のサービス提供サーバ16を備える。また、本実施形態の情報処理システム10は、クラウドシステム14の外部に、デバイス90を備える。本実施形態では、デバイス90の一例として、MFP91を用いている。これら複数の機器は、通信ネットワーク12を介して、互いに通信可能である。
サービス提供サーバ16は、各種サービス(例えば、ファイルストレージサービス、プリントサービス、ワークフローサービス等)を提供する。サービス提供サーバ16は、エンドポイント17を有する。「エンドポイント」とは、デバイス90からの通信接続がなされることにより、デバイス90による特定のサービスの利用を可能にする、アクセスポイントである。デバイス90は、サービス提供サーバ16が有するエンドポイント17に通信接続することにより、そのエンドポイント17に対応するサービスを利用することが可能となる。
接続制御サーバ51は、「サーバ」の一例である。接続制御サーバ51は、デバイス90の通信接続先を制御する。例えば、接続制御サーバ51は、デバイス90が一のサービス提供サーバ16が有する一のエンドポイント17に通信接続しているときに、当該一のエンドポイント17の異常を検出した場合、デバイス90の接続先を、他のサービス提供サーバ16が有する他のエンドポイント17(但し、一のエンドポイント17から提供されるサービスと同じサービスを提供するもの)に切り替える。これにより、デバイス90は、同一のサービスを継続して利用することができる。
デバイス90は、複数のサービス提供サーバ16から提供される複数のサービスを利用可能な機器である。デバイス90としては、MFP91以外にも、電子黒板、ビデオ会議端末、プリンタ等を用いることができる。デバイス90は、通信ネットワーク12を介して、サービス提供サーバ16が有するエンドポイント17に通信接続することにより、当該エンドポイント17に対応するサービス(例えば、ファイルストレージサービス、プリントサービス、ワークフローサービス等)の利用が可能となる。例えば、デバイス90は、ファイルサービスを提供するサービス提供サーバ16が有する、当該ファイルサービス用のエンドポイント17に通信接続することにより、当該ファイルサービスを利用可能となる。例えば、デバイス90は、ファイルサービスを利用することにより、各種ファイルをファイルサーバ等に保存することができる。
デバイス管理サーバ52は、「管理アプリケーション」の一例として、デバイス90を管理するためのデバイス管理アプリ18(図2参照)が導入されている。デバイス管理サーバ52は、デバイス管理アプリ18により、デバイス90に関する各種管理機能(例えば、統計機能、障害通知機能等)を提供する。
(情報処理システム10の処理概要)
以下、図2〜図5を参照して、本実施形態の情報処理システム10による、デバイス90が通信接続先のエンドポイント17を切り替える処理の概要を説明する。図2〜図4は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10による処理概要を示す図である。
なお、図2〜図4に示す例では、デバイス90の通信接続先のエンドポイント17の一例として、ファイルサービスを利用するためのファイルG/W(Gate Way)17a,17bを用いている。但し、これに限らず、エンドポイント17の他の一例として、軽量のメッセージを双方向にやり取りする目的に適するMQTTブローカー(Pub/Sub型プロトコルのMQTTによるメッセージを仲介するG/W)、REST APIを受け付けるG/W、ストリーミング通信を請け負うG/W等が挙げられる。
<異常発生〜異常検知>
まず、図2における(1)に示すように、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17である、サービス提供サーバ16AのファイルG/W17aにおいて、異常(例えば、スループットの大幅な低下、一定時間以上の通信不通等)が発生する。
次に、図2における(2)に示すように、接続制御サーバ51が、ファイルG/W17aの異常を検知する。ここで、接続制御サーバ51は、ファイルG/W17a,17bと同じく、クラウドシステム14内に設けられている。このため、接続制御サーバ51は、ファイルG/W17a,17bの監視に係る、ファイアウォール等の通信経路上の障壁を省いたり、通信の遅延等の不具合の発生を抑制したりすることができる。
<エンドポイント17増設〜エンドポイント17増設通知>
次に、図3における(3)に示すように、接続制御サーバ51が、事前にデバイス管理アプリ18から設定されたタイミング(例えば、異常検知時、デバイス管理アプリ18からの要求時)で、異常が発生したファイルG/W17aを代替するファイルG/W17bを、サービス提供サーバ16Bに増設する。ファイルG/W17bは、ファイルG/W17aと同じファイルサービスを提供することが可能なものである。例えば、接続制御サーバ51は、ファイルサービスから提供されるAPIを利用することにより、エンドポイント17の増設を容易に行うことができる。
次に、図3における(4)に示すように、接続制御サーバ51が、増設されたファイルG/W17bに関するエンドポイント情報を、接続制御サーバ51が備えるエンドポイント情報一覧に追加する。エンドポイント情報は、エンドポイント17の種別、URL、プロトコル、ポート等を含んでいる。
次に、図3における(5)に示すように、接続制御サーバ51が、ファイルG/W17bが増設されたことを、デバイス管理アプリ18に通知する。デバイス管理アプリ18は、この通知に応じて、デバイス90の接続先を、ファイルG/W17bに切り替えるか否かを判断する。
<エンドポイント17変更>
次に、図4における(6)に示すように、デバイス管理アプリ18が、接続制御サーバ51を介して、デバイス90に対してエンドポイント17の変更を要求する。なお、デバイス管理アプリ18とデバイス90との間のデータ通信には、MQTTなどの双方向通信、または、ポーリング通信が用いられる。
次に、図4における(7)に示すように、デバイス90が、接続制御サーバ51から、増設されたファイルG/W17bに関するエンドポイント情報を取得する。
そして、図4における(8)に示すように、デバイス90が、接続制御サーバ51から取得されたエンドポイント情報に基づいて、自身の通信接続先を、ファイルG/W17aからファイルG/W17bに切り替える。これにより、デバイス90は、ファイルG/W17bを介して、ファイルサービスを引き続き利用することができる。
<接続制御サーバ51に設定される設定項目の一例>
図5は、接続制御サーバ51に設定される設定項目の一例を示す図である。図5に示す例では、接続制御サーバ51に設定される設定項目の一例として、「異常定義」、「増設タイミング」および「切替タイミング」が示されている。各設定項目は、デバイス管理アプリ18からの設定が可能である。
設定項目「異常定義」には、エンドポイント17の増設の対象とする異常が設定される。例えば、図5に示す例では、設定項目「異常定義」には、「スループットがX以下」または「Y分以上不通」が設定可能である。接続制御サーバ51は、設定項目「異常定義」に設定された異常が検知された場合、エンドポイント17の増設および切り替えを行う。
設定項目「増設タイミング」には、エンドポイント17の増設タイミングが設定される。例えば、図5に示す例では、設定項目「増設タイミング」には、「異常検知時」または「デバイス管理アプリからの要求時」が設定可能である。接続制御サーバ51は、設定項目「増設タイミング」に設定されたタイミングで、エンドポイント17の増設を行う。
設定項目「切替タイミング」には、エンドポイント17の切り替えタイミングが設定される。例えば、図5に示す例では、設定項目「切替タイミング」には、「デバイス管理アプリの判断」または「デバイスの判断」が設定可能である。接続制御サーバ51は、設定項目「切替タイミング」に設定されたタイミングで、エンドポイント17の切替を行う。
なお、設定項目「増設タイミング」に「異常検知時」が設定された場合、設定項目「切替タイミング」には、「デバイス管理アプリの判断」または「デバイスの判断」が設定可能である。
一方、設定項目「増設タイミング」に「デバイス管理アプリからの要求時」が設定された場合、設定項目「切替タイミング」には、「デバイス管理アプリの判断」のみが設定可能である。デバイス管理アプリ18からの要求に応じてエンドポイント17を増設する場合、デバイス管理アプリ18からの要求に応じてエンドポイント17を切り替えるのが好ましいからである。
(各機器のハードウェア構成)
次に、図6および図7を参照して、情報処理システム10が備える各機器のハードウェア構成について説明する。
<サーバ50のハードウェア構成>
図6は、サーバ50のハードウェア構成図である。ここでは、接続制御サーバ51およびデバイス管理サーバ52を、まとめて「サーバ50」と示す。
図6に示されているように、サーバ50は、コンピュータによって構築されており、図6に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、サーバ50全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク12を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。バスライン510は、図6に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD−RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD−RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD−RWに限らず、DVD−R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<デバイス90のハードウェア構成>
図7は、デバイス90の一例であるMFP91のハードウェア構成図である。図7に示されているように、MFP91は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM−P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、MFP91の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM−P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM−P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM−P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908およびMEM−C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインタフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインタフェースを接続するようにしてもよい。
MEM−C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、アンテナ920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、MFP91全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFP91は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワーク12を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
(各機器の機能構成)
図8は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10が備える各機器の機能構成を示す図である。
<接続制御サーバ51の機能構成>
図8に示すように、接続制御サーバ51は、第1通信部521、第2通信部522、監視部523、増設部524、切替制御部525、および記憶部526を備える。
第1通信部521は、デバイス管理サーバ52との通信を制御する。例えば、第1通信部521は、デバイス管理サーバ52との通信接続の制御、デバイス管理サーバ52とのデータの送受信の制御等を行う。
第2通信部522は、デバイス90との通信を制御する。例えば、第2通信部522は、デバイス90との通信接続の制御、デバイス90とのデータの送受信の制御等を行う。
監視部523は、クラウドシステム14内に存在する各エンドポイント17を監視し、各エンドポイント17の異常を検知する。例えば、監視部523は、エンドポイント17において、図5に示す設定項目「異常定義」に設定されている事象(例えば、「スループットがX以下」、「Y分以上不通」等)が発生した場合、エンドポイント17の異常として検知する。監視部523は、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知した場合、増設部524に対し、他のエンドポイント17の増設を要求する。そして、監視部523は、他のエンドポイント17が増設された場合、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、記憶部526に記憶されているエンドポイント情報一覧に追加する。
増設部524は、監視部523によって、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常が検知された場合、同一のサービスを利用するための他のエンドポイント17を増設する。例えば、増設部524は、サービス提供サーバ16Aに設けられているエンドポイント17がデバイス90の通信接続先となっている場合において、当該エンドポイント17の異常が検知された場合、サービス提供サーバ16Bに他のエンドポイント17を増設する。
切替制御部525は、デバイス90による通信接続先の切り替えを制御する。例えば、切替制御部525は、増設部524によってエンドポイント17が増設された場合、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、第1通信部521を介してデバイス管理サーバ52へ送信する。そして、切替制御部525は、デバイス管理サーバ52から、デバイス90の接続先の切替を要求するための切替要求を受信した場合、当該切替要求を、第2通信部522を介してデバイス90へ送信する。また、切替制御部525は、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、第2通信部522を介してデバイス90へ送信する。これにより、切替制御部525は、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17にする切替を、デバイス90に行わせる。
記憶部526は、複数のエンドポイント17の各々のエンドポイント情報が示されている、エンドポイント情報一覧を記憶する。エンドポイント情報一覧に示されている各エンドポイント情報は、エンドポイント17の種別、URL、プロトコル、ポート等を含んでいる。エンドポイント情報一覧に示されている各エンドポイント情報は、デバイス90がエンドポイント17に接続する際に用いられる。
<デバイス管理サーバ52の機能構成>
図8に示すように、デバイス管理サーバ52は、デバイス管理アプリ18に、通信部531および判断部532を備える。
通信部531は、接続制御サーバ51との通信を制御する。例えば、通信部531は、接続制御サーバ51との通信接続の制御、接続制御サーバ51とのデータの送受信の制御等を行う。
判断部532は、接続制御サーバ51から送信された切替判断要求が、通信部961によって受信された場合、デバイス90の接続先を切り替えるか否かを判断する切替判断処理を行う。判断部532によってデバイス90の接続先を切り替えると判断された場合、通信部531は、デバイス90の接続先の切替を要求するための切替要求を、接続制御サーバ51を介してデバイス90へ送信する。
<デバイス90の機能構成>
図8に示すように、デバイス90は、通信部961および切替部962を備える。
通信部961は、接続制御サーバ51との通信を制御する。例えば、通信部961は、接続制御サーバ51との通信接続の制御、接続制御サーバ51とのデータの送受信の制御等を行う。
切替部962は、デバイス管理サーバ52から送信された切替要求が、通信部961によって受信された場合、デバイス90の接続先を、増設されたエンドポイント17に切り替える。
なお、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
(情報処理システム10による処理シーケンスの概要)
図9は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10による処理シーケンスの概要を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(1.1)。接続制御サーバ51は、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、接続制御サーバ51が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、エンドポイントを増設し(1.2)、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧に追加する(1.3)。さらに、接続制御サーバ51が、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、デバイス管理アプリ18へ送信する(1.4)。
デバイス管理アプリ18は、切替判断要求を受信すると、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する(1.5)。例えば、デバイス管理アプリ18は、異常の種別がスループット低下などであった場合、すべてのデバイス90の接続先を切り替える必要がないため、一部のデバイス90のみエンドポイント17を切り替えると判断することができる。そして、デバイス管理アプリ18は、「デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるための切替要求を、接続制御サーバ51へ送信する(1.6)。
接続制御サーバ51は、切替要求を受信すると、当該切替要求を、デバイス90へ送信する(1.7)。デバイス90は、切替要求を受信すると、エンドポイント情報の取得要求を、接続制御サーバ51へ送信する(1.8)。
接続制御サーバ51は、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧から読出して、デバイス90へ送信する(1.9)。
デバイス90は、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90の接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(1.10)。
そして、デバイス90は、エンドポイント17の切り替えの結果(OKまたはNG)を、接続制御サーバ51へ送信する(1.11)。接続制御サーバ51は、エンドポイント17の切り替えの結果を受信すると、当該結果を、デバイス管理アプリ18へ送信する(1.12)。
(情報処理システム10による処理シーケンスの詳細)
図10Aおよび図10Bは、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10による処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図である。
まず、図10Aに示されているように、接続制御サーバ51において、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(2.1)。監視部523は、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、監視部523が、増設部524に対して、エンドポイント17の増設を要求する(2.2)。
増設部524は、この要求を受け付けたことを、監視部523に対して応答する(2.3)。そして、増設部524は、エンドポイント17を増設する(2.4)。さらに、増設部524は、エンドポイント17の増設結果を、監視部523に対して通知する(2.5)。
監視部523は、エンドポイント17の増設に成功した旨の通知を受けると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報(エンドポイント17の種別、URL、プロトコル、ポート等)を、記憶部526に記憶されているエンドポイント情報一覧に追加する(2.6)。記憶部526は、エンドポイント情報の追加結果を、監視部523に対して応答する(2.7)。
監視部523は、エンドポイント情報の追加に成功した旨の応答を受けると、エンドポイント17の増設に成功した旨の増設結果を、切替制御部525に対して通知する(2.8)。
切替制御部525は、この通知を受けると、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、第1通信部521を介してデバイス管理サーバ52のデバイス管理アプリ18へ送信する(2.9〜2.10)。
デバイス管理アプリ18では、通信部531が、切替判断要求を受信すると、当該切替判断要求を、判断部532へ送信する(2.11)。判断部532は、この切替判断要求を受信すると、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する。そして、判断部532は、「デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるための切替要求を、通信部531を介して、接続制御サーバ51へ送信する(2.12〜2.13)。
接続制御サーバ51では、第1通信部521が、切替要求を受信すると、当該切替要求を第2通信部522に送信する(2.14)。そして、第2通信部522が、この切替要求を、デバイス90へ送信する(2.15)。
デバイス90では、通信部961が、切替要求を受信すると、当該切替要求を、切替部962へ送信する(2.16)。続いて、図10Bに示されているように、切替部962は、この切替要求を受信すると、エンドポイント情報の取得要求を、通信部961を介して、接続制御サーバ51へ送信する(2.17〜2.18)。
接続制御サーバ51では、第2通信部522が、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、当該取得要求を、記憶部526へ送信する(2.19)。記憶部526は、この取得要求を受信すると、自身に記憶されているエンドポイント情報一覧から、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を読出して、当該エンドポイント情報を、第2通信部522へ返送する(2.20)。第2通信部522は、このエンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、デバイス90へ送信する(2.21)。
デバイス90では、通信部961が、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、切替部962へ送信する(2.22)。切替部962は、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90の接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(2.23)。
そして、切替部962は、エンドポイント17の切替結果(OKまたはNG)を、通信部961を介して、接続制御サーバ51へ送信する(2.24〜2.25)。接続制御サーバ51では、第2通信部522が、エンドポイント17の切替結果を受信すると、当該切替結果を第1通信部521に送信する(2.26)。そして、第1通信部521が、この切替結果を、デバイス管理サーバ52のデバイス管理アプリ18へ送信する(2.27)。
デバイス管理アプリ18では、通信部531が、切替結果を受信すると、当該切替結果を、判断部532へ送信する(2.28)。
(監視設定テーブルの一例)
図11は、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51によって用いられる監視設定テーブルの一例を示す図である。図11に示すように、監視設定テーブルには、エンドポイント17の監視に関する、複数の監視設定情報が含まれている。各監視設定情報は、データ項目として、「監視種別」、「監視間隔」、「評価範囲」、「閾値との比較」、「増設タイミング」、「切替タイミング」を含んでいる。接続制御サーバ51は、これらの監視設定情報に基づいて、エンドポイント17の監視を行ったり、エンドポイント17の異常を検知した際の動作を決定したりする。
(監視設定テーブルに基づく監視の一例)
図12は、図11に示す監視設定テーブルに基づく監視の一例を模式的に示す図である。図12では、図11に示す監視設定テーブルの「死活監視」の設定に基づく、監視の一例を表している。
図12に示すように、接続制御サーバ51は、図11に示す監視設定テーブルにおける「死活監視」の「監視間隔」設定に基づき、「5分」毎に、pingコマンド等により、エンドポイント17の死活監視を行う。
そして、接続制御サーバ51は、図11に示す監視設定テーブルにおける「死活監視」の「評価範囲」の設定に基づき、5分毎に得られた最新の3つの死活監視結果データに基づいて、エンドポイント17の異常を判断する。
例えば、図12(a)に示す例では、最新の3つの死活監視結果データは、「OK」,「OK」,「NG」であり、この時点では、接続制御サーバ51は、「閾値との比較」に設定されている条件(3つのうち2つがNGである)を満たさないため、接続制御サーバ51は、エンドポイント17を「異常」と判断しない。
一方、図12(b)に示す例では、最新の3つの死活監視結果データは、「OK」,「NG」,「NG」であり、この時点では、接続制御サーバ51は、「閾値との比較」に設定されている条件(3つのうち2つがNGである)を満たすため、接続制御サーバ51は、エンドポイント17を「異常」と判断する。
また、接続制御サーバ51は、図11に示す監視設定テーブルにおける「レイテンシ」の設定に基づき、10分毎に得られた最新の3つのデータに基づき、3つのデータの平均が「60秒」を超えた場合に、エンドポイント17を「異常」と判断する。
〔エンドポイント一覧の一例〕
図13は、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム10に用いられるエンドポイント一覧の一例を示す図である。図13に示すように、エンドポイント一覧には、複数のエンドポイント17の各々のエンドポイント情報が含まれている。各エンドポイント情報は、データ項目として、「種別」、「エンドポイント」、「プロトコル」、「ポート」、および「オプション」を含んでいる。
例えば、デバイス90は、図13に示すエンドポイント一覧に設定されているエンドポイント情報に基づいて、目的のエンドポイント17に接続することができる。例えば、デバイス90は、「種別」に「ファイルG/W」であるエンドポイント17に接続する場合、当該エンドポイントのエンドポイント情報の各設定値に基づいて生成されるアドレス「https://abc.def.ghi.com/file:443」により、当該エンドポイント17に接続することができる。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51は、デバイス90と通信接続されているエンドポイント17の異常を検知する監視部523と、監視部523によってデバイス90と通信接続されているエンドポイント17の異常が検知された場合、デバイス90の通信接続先を、特定の機能を利用するための他のエンドポイント17に切り替えさせる切替制御部525とを備える。
これにより、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51によれば、デバイス90の接続先のエンドポイント17に障害が発生した場合であっても、デバイス90が特定のサービスを引き続き利用できる。
また、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51は、監視部523によってデバイス90と通信接続されているエンドポイント17の異常が検知された場合、他のエンドポイント17を増設する増設部524をさらに備え、切替制御部525は、デバイス90の通信接続先を、増設部524によって増設された他のエンドポイント17に切り替えさせる。
これにより、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51によれば、デバイス90の接続先のエンドポイント17に障害が発生した場合であっても、デバイス90が増設された他のエンドポイント17に接続することで、デバイス90が特定のサービスを引き続き利用できる。
また、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51において、増設部524は、監視部523によってデバイス90と通信接続されているエンドポイント17の異常が検知された場合、他のエンドポイント17を直ちに増設する。
これにより、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51によれば、デバイス90の接続先のエンドポイント17に障害が発生した場合であっても、デバイス90が増設された他のエンドポイント17に直ちに接続することで、デバイス90が特定のサービスを引き続き利用できる。
また、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51において、切替制御部525は、デバイス90を管理するデバイス管理アプリ18による、デバイス90の通信接続先を切り替えるか否かの判断結果に応じて、デバイス90の通信接続先を、他のエンドポイント17に切り替えさせる。
これにより、本発明の第1実施形態に係る接続制御サーバ51によれば、デバイス90の接続先のエンドポイント17に障害が発生した場合、デバイス90の通信接続先を切り替えるか否かを、デバイス管理アプリ18から制御することができる。
〔第2実施形態〕
(各機器の機能構成)
図14は、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム10Aが備える各機器の機能構成を示す図である。図14に示すように、第2実施形態に係る情報処理システム10Aでは、接続制御サーバ51、デバイス管理サーバ52、およびデバイス90の代わりに、接続制御サーバ51A、デバイス管理サーバ52A、およびデバイス90Aを備える点で、第1実施形態に係る情報処理システム10と異なる。
デバイス管理サーバ52Aは、判断部532が設けられていない点で、第1実施形態のデバイス管理サーバ52と異なる。デバイス90Aは、判断部963が設けられている点で、第1実施形態のデバイス90と異なる。すなわち、第2実施形態では、デバイス90の接続先を切り替えるか否かの判断を、デバイス90Aで行うようにしている。
この変更に伴い、接続制御サーバ51Aでは、切替制御部525が、増設部524によってエンドポイント17が増設された場合、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、第2通信部522を介してデバイス90へ送信する。
デバイス90の判断部963は、接続制御サーバ51Aから送信された切替判断要求が、通信部961によって受信された場合、デバイス90の接続先を切り替えるか否かを判断する切替判断処理を行う。そして、判断部963によってデバイス90の接続先を切り替えると判断された場合、切替部962は、デバイス90の接続先を、増設されたエンドポイント17に切り替える。
(情報処理システム10Aによる処理シーケンスの概要)
図15は、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム10Aによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51Aが、デバイス90Aの通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(3.1)。接続制御サーバ51Aは、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、接続制御サーバ51Aが、デバイス90Aの通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、エンドポイントを増設し(3.2)、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧に追加する(3.3)。さらに、接続制御サーバ51Aが、デバイス90Aの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、デバイス90Aへ送信する(3.4)。
デバイス90Aは、切替判断要求を受信すると、デバイス90Aの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する(3.5)。例えば、デバイス90Aは、異常の種別がスループット低下などであった場合、すべてのデバイス90Aの接続先を切り替える必要がないため、自身のデバイス90Aのみエンドポイント17を切り替えると判断することができる。そして、デバイス90Aは、「デバイス90Aの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、エンドポイント情報の取得要求を、接続制御サーバ51Aへ送信する(3.6)。
接続制御サーバ51Aは、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧から読出して、デバイス90Aへ送信する(3.7)。
デバイス90Aは、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90Aの接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(3.8)。
そして、デバイス90Aは、エンドポイント17の切替結果(OKまたはNG)を、接続制御サーバ51Aへ送信する(3.9)。接続制御サーバ51Aは、エンドポイント17の切替結果を受信すると、当該切替結果を、デバイス管理アプリ18Aへ送信する(3.10)。
(情報処理システム10Aによる処理シーケンスの詳細)
図16Aおよび図16Bは、本発明の第2実施形態に係る情報処理システム10Aによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図である。
まず、図16Aに示されているように、接続制御サーバ51Aにおいて、監視部523が、デバイス90Aの通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(4.1)。監視部523は、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、監視部523が、デバイス90Aの通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、監視部523が、増設部524に対して、エンドポイント17の増設を要求する(4.2)。
増設部524は、この要求を受け付けたことを、監視部523に対して応答する(4.3)。そして、増設部524は、エンドポイント17を増設する(4.4)。さらに、増設部524は、エンドポイント17の増設結果を、監視部523に対して通知する(4.5)。
監視部523は、エンドポイント17の増設に成功した旨の通知を受けると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報(エンドポイント17の種別、URL、プロトコル、ポート等)を、記憶部526に記憶されているエンドポイント情報一覧に追加する(4.6)。記憶部526は、エンドポイント情報の追加結果を、監視部523に対して応答する(4.7)。
監視部523は、エンドポイント情報の追加に成功した旨の応答を受けると、エンドポイント17の増設に成功した旨の増設結果を、切替制御部525に対して通知する(4.8)。
切替制御部525は、この通知を受けると、デバイス90Aの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、第2通信部522を介してデバイス90Aへ送信する(4.9〜4.10)。
デバイス90Aでは、通信部961が、切替判断要求を受信すると、当該切替判断要求を、判断部963へ送信する(4.11)。判断部963は、この切替判断要求を受信すると、デバイス90Aの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する(4.12)。そして、判断部963は、「デバイス90Aの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、デバイス90Aの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるための切替要求を、切替部962へ送信する(4.13)。
続いて、図16Bに示されているように、切替部962は、この切替要求を受信すると、エンドポイント情報の取得要求を、通信部961を介して、接続制御サーバ51Aへ送信する(4.14〜4.15)。
接続制御サーバ51Aでは、第2通信部522が、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、当該取得要求を、記憶部526へ送信する(4.16)。記憶部526は、この取得要求を受信すると、自身に記憶されているエンドポイント情報一覧から、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を読出して、当該エンドポイント情報を、第2通信部522へ返送する(4.17)。第2通信部522は、このエンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、デバイス90Aへ送信する(4.18)。
デバイス90Aでは、通信部961が、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、切替部962へ送信する(4.19)。切替部962は、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90Aの接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(4.20)。
そして、切替部962は、エンドポイント17の切替結果(OKまたはNG)を、通信部961を介して、接続制御サーバ51Aへ送信する(4.21〜4.22)。接続制御サーバ51Aでは、第2通信部522が、エンドポイント17の切替結果を受信すると、当該切替結果を第1通信部521に送信する(4.23)。そして、第1通信部521が、この切替結果を、デバイス管理サーバ52Aのデバイス管理アプリ18Aへ送信する(4.24)。デバイス管理アプリ18では、通信部531が、この切替結果を受信する。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係る接続制御サーバ51Aでは、切替制御部525が、デバイス90Aによる、デバイス90Aの通信接続先を切り替えるか否かの判断結果に応じて、デバイス90Aの通信接続先を、他のエンドポイント17に切り替えさせる。
これにより、本発明の第2実施形態に係る接続制御サーバ51Aによれば、デバイス90Aの接続先のエンドポイント17に障害が発生した場合、デバイス90Aの通信接続先を切り替えるか否かを、デバイス90Aから制御することができる。
〔第3実施形態〕
(各機器の機能構成)
図17は、本発明の第3実施形態に係る情報処理システム10Bが備える各機器の機能構成を示す図である。図17に示すように、第3実施形態に係る情報処理システム10Bでは、接続制御サーバ51およびデバイス管理サーバ52の代わりに、接続制御サーバ51Bおよびデバイス管理サーバ52Bを備える点で、第1実施形態に係る情報処理システム10と異なる。
デバイス管理サーバ52Bは、デバイス管理アプリ18Bに増設判断部533が設けられている点で、第1実施形態のデバイス管理サーバ52と異なる。すなわち、第3実施形態では、エンドポイント17を増設するか否かの判断を、デバイス管理アプリ18Bで行うようにしている。
この変更に伴い、デバイス管理サーバ52Bでは、増設部524が、エンドポイント17を増設するか否かを判断するための増設判断要求を、第2通信部522を介してデバイス管理アプリ18Bへ送信する。
増設判断部533は、接続制御サーバ51Bから送信された増設判断要求が、通信部531によって受信された場合、エンドポイント17を増設するか否かを判断する増設判断処理を行う。そして、増設判断部533によってエンドポイント17を増設すると判断された場合、増設部524は、エンドポイント17を増設する。例えば、増設判断部533は、増設判断処理において、単なるコスト増が懸念される場合(例えば、一時的な異常と考えられるため、増設を保留したい場合等)、エンドポイント17を増設しないと判断することができる。また、例えば、増設判断部533は、増設判断処理において、デバイス90がエンドポイント17に接続できなくても問題ない(デバイスのログを取得することが目的だがすでに必要なログは取得済みである、など)ことを、デバイス管理アプリ18Bが事前に把握している場合、エンドポイント17を増設しないと判断することができる。また、例えば、増設判断部533は、増設判断処理において、異常の内容がデバイス管理アプリ18Bにとって想定内のもの(例えば、ファイルG/Wの利用終了に伴う異常検知等)である場合、エンドポイント17を増設しないと判断することができる。
(情報処理システム10Bによる処理シーケンスの概要)
図18は、本発明の第3実施形態に係る情報処理システム10Bによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51Bが、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(5.1)。接続制御サーバ51Bは、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、接続制御サーバ51Bが、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、エンドポイント17を増設するか否かを判断するための増設判断要求を、デバイス管理アプリ18Bへ送信する(5.2)。
デバイス管理アプリ18Bは、増設判断要求を受信すると、この増設判断要求を受け付けたことを、接続制御サーバ51Bに対して応答する(5.3)。そして、デバイス管理アプリ18Bは、エンドポイント17を増設するか否かを判断する(5.4)。
デバイス管理アプリ18Bは、「エンドポイント17を増設する」と判断した場合、エンドポイント17の増設要求を、接続制御サーバ51Bへ送信する(5.5)。接続制御サーバ51Bは、この増設要求を受信すると、この増設要求を受け付けたことを、デバイス管理アプリ18Bに対して応答する(5.6)。
そして、接続制御サーバ51Bは、エンドポイントを増設し(5.7)、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧に追加する(5.8)。さらに、接続制御サーバ51Bが、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、デバイス管理アプリ18へ送信する(5.9)。以降の処理は、第1実施形態と同様であるため、図示および説明を省略する。
(情報処理システム10Bによる処理シーケンスの詳細)
図19は、本発明の第3実施形態に係る情報処理システム10Bによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51Bにおいて、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(6.1)。監視部523は、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、増設部524に対して、エンドポイント17の増設を要求する(6.2)。
増設部524は、この要求を受けると、エンドポイント17を増設するか否かを判断するための増設判断要求を、第1通信部521を介して、デバイス管理アプリ18Bへ送信する(6.3〜6.4)。
デバイス管理アプリ18Bでは、通信部531が、増設判断要求を受信すると、当該増設判断要求を、増設判断部533へ送信する(6.5)。増設判断部533は、この増設判断要求を受信すると、増設判断要求を受け付けたことを示す受付応答を、通信部531を介して、接続制御サーバ51Bへ送信する(6.6〜6.7)。
接続制御サーバ51Bでは、第1通信部521が、この受付応答を受信すると、当該受付応答を、増設部524へ送信する(6.8)。増設部524が、この受付応答を受信すると、当該受付応答を、監視部523へ送信する(6.9)。
デバイス管理アプリ18Bでは、増設判断部533が、エンドポイント17を増設するか否かを判断する(6.10)。そして、増設判断部533は、「エンドポイント17を増設する」と判断した場合、エンドポイント17の増設要求を、通信部531を介して、接続制御サーバ51Bへ送信する(6.11〜6.12)。
接続制御サーバ51Bでは、第1通信部521が、増設要求を受信すると、当該増設要求を、増設部524へ送信する(6.13)。増設部524は、この増設要求を受信すると、増設要求を受け付けたことを示す受付応答を、第1通信部521を介して、デバイス管理アプリ18Bへ送信する(6.14〜6.15)。
デバイス管理アプリ18Bでは、通信部531が、受付応答を受信すると、当該受付応答を、増設判断部533へ送信する(6.16)。
接続制御サーバ51Bでは、増設部524が、エンドポイント17を増設する(6.17)。そして、増設部524が、エンドポイント17の増設結果を、監視部523に対して通知する(6.18)。
監視部523は、エンドポイント17の増設に成功した旨の通知を受けると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報(エンドポイント17の種別、URL、プロトコル、ポート等)を、記憶部526に記憶されているエンドポイント情報一覧に追加する(6.19)。記憶部526は、エンドポイント情報の追加結果を、監視部523に対して応答する(6.20)。以降の処理は、第1実施形態と同様であるため、図示および説明を省略する。
以上説明したように、本発明の第3実施形態に係る接続制御サーバ51Bでは、増設部524が、監視部523によってデバイス90と通信接続されているエンドポイント17の異常が検知された場合、デバイス90を管理するデバイス管理アプリ18Bによる、他のエンドポイント17を増設するか否かの判断結果に応じて、他のエンドポイント17を増設する。
これにより、本発明の第3実施形態に係る接続制御サーバ51Bによれば、デバイス90の接続先のエンドポイント17に障害が発生した場合、他のエンドポイント17を増設するか否かを、デバイス管理アプリ18Bから制御することができる。
〔第4実施形態〕
(各機器の機能構成)
図20は、本発明の第4実施形態に係る情報処理システム10Cが備える各機器の機能構成を示す図である。図20に示すように、第4実施形態に係る情報処理システム10Cでは、接続制御サーバ51、デバイス管理サーバ52、およびデバイス90の代わりに、接続制御サーバ51C、デバイス管理サーバ52C、およびデバイス90Cを備える点で、第1実施形態に係る情報処理システム10と異なる。
第4実施形態では、デバイス管理サーバ52Cのデバイス管理アプリ18Cが備える判断部532は、デバイス90Cの接続先の切替を要求するための切替ジョブを、接続制御サーバ51Cへ送信する。接続制御サーバ51Cでは、切替制御部525が、この切替ジョブを保持する。この変更に伴い、デバイス90Cは、切替制御部525によって保持されている切替ジョブを取得するジョブ取得部964が設けられている点で、第1実施形態のデバイス90と異なる。したがって、デバイス90Cの切替部962は、ジョブ取得部964によって切替ジョブが取得された場合に、デバイス90Cの接続先の切替を行う。
(情報処理システム10Cによる処理シーケンスの概要)
図21は、本発明の第4実施形態に係る情報処理システム10Cによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51Cが、デバイス90Cの通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(7.1)。接続制御サーバ51Cは、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、接続制御サーバ51Cが、デバイス90Cの通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、エンドポイントを増設し(7.2)、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧に追加する(7.3)。さらに、接続制御サーバ51Cが、デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、デバイス管理アプリ18Cへ送信する(7.4)。
デバイス管理アプリ18Cは、切替判断要求を受信すると、デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する(7.5)。そして、デバイス管理アプリ18Cは、「デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるための切替ジョブを、接続制御サーバ51Cへ送信する(7.6)。
接続制御サーバ51Cは、切替ジョブを受信すると、当該切替ジョブを保持するとともに、切替ジョブを受け付けたことを表す受付応答を、デバイス管理アプリ18Cへ送信する(7.7)。
デバイス90Cは、接続制御サーバ51Cからジョブ一覧を取得する(7.8〜7.9)。デバイス90Cは、切替ジョブが取得されるまで、接続制御サーバ51Cからジョブ一覧を繰り返し取得する。
そして、デバイス90Cは、切替ジョブを取得すると(7.9)、エンドポイント情報の取得要求を、接続制御サーバ51Cへ送信する(7.10)。
接続制御サーバ51Cは、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧から読出して、デバイス90Cへ送信する(7.11)。
デバイス90Cは、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90Cの接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(7.12)。
そして、デバイス90Cは、エンドポイント17の切替結果(OKまたはNG)を、接続制御サーバ51Cへ送信する(7.13)。接続制御サーバ51Cは、エンドポイント17の切替結果を受信すると、当該切替結果を、デバイス管理アプリ18Cへ送信する(7.14)。
(情報処理システム10Cによる処理シーケンスの詳細)
図22Aおよび図22Bは、本発明の第4実施形態に係る情報処理システム10Cによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図である。
まず、図22Aに示されているように、接続制御サーバ51Cにおいて、監視部523が、デバイス90Cの通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(8.1)。監視部523は、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、監視部523が、デバイス90Cの通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、監視部523が、増設部524に対して、エンドポイント17の増設を要求する(8.2)。
増設部524は、この要求を受け付けたことを、監視部523に対して応答する(8.3)。そして、増設部524は、エンドポイント17を増設する(8.4)。さらに、増設部524は、エンドポイント17の増設結果を、監視部523に対して通知する(8.5)。
監視部523は、エンドポイント17の増設に成功した旨の通知を受けると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報(エンドポイント17の種別、URL、プロトコル、ポート等)を、記憶部526に記憶されているエンドポイント情報一覧に追加する(8.6)。記憶部526は、エンドポイント情報の追加結果を、監視部523に対して応答する(8.7)。
監視部523は、エンドポイント情報の追加に成功した旨の応答を受けると、エンドポイント17の増設に成功した旨の増設結果を、切替制御部525に対して通知する(8.8)。
切替制御部525は、この通知を受けると、デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、第1通信部521を介してデバイス管理サーバ52Cのデバイス管理アプリ18Cへ送信する(8.9〜8.10)。
デバイス管理アプリ18Cでは、通信部531が、切替判断要求を受信すると、当該切替判断要求を、判断部532へ送信する(8.11)。判断部532は、この切替判断要求を受信すると、デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する。そして、判断部532は、「デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、デバイス90Cの接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるための切替ジョブを、通信部531を介して、接続制御サーバ51Cへ送信する(8.12〜8.13)。
接続制御サーバ51Cでは、第1通信部521が、切替ジョブを受信すると、当該切替ジョブを切替制御部525へ送信する(8.14)。切替制御部525は、切替ジョブを受信すると、当該切替ジョブを保持する。
そして、切替制御部525は、切替ジョブを受け付けたことを表す受付応答を、第1通信部521を介してデバイス管理サーバ52Cのデバイス管理アプリ18Cへ送信する(8.15〜8.16)。
デバイス管理アプリ18Cでは、通信部531が、この受付応答を受信すると、当該受付応答を、判断部532へ送信する(8.17)。
続いて、図22Bに示されているように、デバイス90Cでは、ジョブ取得部964が、ジョブの取得要求を、通信部961を介して、接続制御サーバ51Cへ送信する(8.20〜8.21)。接続制御サーバ51Cでは、第2通信部522が、ジョブの取得要求を受信すると、当該取得要求を、切替制御部525へ送信する(8.22)。切替制御部525は、この取得要求を受信すると、自身に保持されているジョブ一覧を、第2通信部522を介して、デバイス90Cへ送信する(8.23〜8.24)。デバイス90Cでは、通信部961が、ジョブ一覧を受信すると、当該ジョブ一覧を、ジョブ取得部964へ送信する(8.25)。情報処理システム10Cでは、ジョブ取得部964が切替ジョブを取得するまで、ジョブ一覧の取得処理(8.20〜8.25)が、繰り返し実行される。
そして、ジョブ取得部964は、切替ジョブを取得すると、エンドポイント17の切替要求を、切替部962へ送信する(8.26)。切替部962は、この切替要求を受信すると、この切替要求を受け付けたことを表す受付応答を、ジョブ取得部964へ送信する(8.27)。また、切替部962は、エンドポイント情報の取得要求を、通信部961を介して、接続制御サーバ51Cへ送信する(8.28〜8.29)。
接続制御サーバ51Cでは、第2通信部522が、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、当該取得要求を、記憶部526へ送信する(8.30)。記憶部526は、この取得要求を受信すると、自身に記憶されているエンドポイント情報一覧から、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を読出して、当該エンドポイント情報を、第2通信部522へ返送する(8.31)。第2通信部522は、このエンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、デバイス90Cへ送信する(8.32)。
デバイス90Cでは、通信部961が、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、切替部962へ送信する(8.33)。切替部962は、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90Cの接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(8.34)。
そして、切替部962は、エンドポイント17の切替結果(OKまたはNG)を、通信部961を介して、接続制御サーバ51Cへ送信する(8.35〜8.36)。接続制御サーバ51Cでは、第2通信部522が、エンドポイント17の切替結果を受信すると、当該切替結果を第1通信部521に送信する(8.37)。そして、第1通信部521が、この切替結果を、デバイス管理サーバ52Cのデバイス管理アプリ18Cへ送信する(8.38)。デバイス管理アプリ18Cでは、通信部531が、切替結果を受信すると、当該切替結果を、判断部532へ送信する(8.39)。
〔ジョブ一覧の一例〕
図23は、本発明の第4実施形態に係る情報処理システム10Cに用いられるジョブ一覧の一例を示す図である。図23に示すように、ジョブ一覧には、複数のジョブ情報が含まれている。各ジョブ情報は、データ項目として、「アプリケーションID」、「デバイスID」、「ジョブID」、「状態」、「ジョブタイプ」、「オプション」を含んでいる。これにより、各ジョブ情報は、「どのアプリケーションから」「どのデバイスに対して」「どのジョブが」要求されたのかを識別できる。また、各ジョブ情報は、実行済みであるか否か、実効結果が成功であるか否かを判別できる。デバイス90Cは、ジョブを取得したときの振る舞いを、「ジョブタイプ」から判断することができる。
以上説明したように、本発明の第4実施形態に係る接続制御サーバ51Cでは、切替制御部525が、デバイス管理アプリ18Cから出力された、デバイス90Cの通信接続先を切り替えることを要求するためのジョブを保持し、当該ジョブをデバイス90Cに取得させることにより、デバイス90Cの通信接続先を、他のエンドポイント17に切り替えさせる。
これにより、本発明の第4実施形態に係る接続制御サーバ51Cによれば、デバイス管理アプリ18Cがデバイス90Cの通信接続先の切り替えを、ポーリング通信でデバイス90Cに要求できる。このため、本発明の第4実施形態に係る接続制御サーバ51Cによれば、HTTP等の旧来のプロトコルにしか対応していないデバイス90Cに対しても、エンドポイント17の切り替えを要求できる。
〔第5実施形態〕
(各機器の機能構成)
図24は、本発明の第5実施形態に係る情報処理システム10Dが備える各機器の機能構成を示す図である。図24に示すように、第5実施形態に係る情報処理システム10Dでは、接続制御サーバ51Bの代わりに、接続制御サーバ51Dを備える点で、第2実施形態に係る情報処理システム10Bと異なる。接続制御サーバ51Dでは、増設部524が、エンドポイント17の増設に失敗した場合、当該失敗をデバイス管理アプリ18Bに通知する機能を有する。
(情報処理システム10Dによる処理シーケンスの概要)
図25は、本発明の第5実施形態に係る情報処理システム10Dによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51Dが、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(9.1)。接続制御サーバ51Dは、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、接続制御サーバ51Dが、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、エンドポイント17を増設するか否かを判断するための増設判断要求を、デバイス管理アプリ18Bへ送信する(9.2)。
デバイス管理アプリ18Bは、増設判断要求を受信すると、この増設判断要求を受け付けたことを、接続制御サーバ51Dに対して応答する(9.3)。そして、デバイス管理アプリ18Bは、エンドポイント17を増設するか否かを判断する(9.4)。
デバイス管理アプリ18Bは、「エンドポイント17を増設する」と判断した場合、エンドポイント17の増設要求を、接続制御サーバ51Dへ送信する(9.5)。接続制御サーバ51Dは、この増設要求を受信すると、この増設要求を受け付けたことを、デバイス管理アプリ18Bに対して応答する(9.6)。
そして、接続制御サーバ51Dは、エンドポイントを増設し(9.7)、この増設に失敗した場合、エンドポイント17の増設の失敗通知を、デバイス管理アプリ18へ送信する(9.8)。エンドポイント17の増設の失敗の一例としては、クラウドベンダー(例えば、AWS(Amazon Web Services)等)のサービス提供の制限により、エンドポイント17の増設に失敗する場合が挙げられる(例えば、アカウントごとにファイルG/Wを100までしか提供しないという制限や、すでに存在するIDでの増設要求を受理できないという制限等による)。また、エンドポイント17の増設の失敗の他の一例としては、接続制御サーバとサービス提供サーバとの間の通信トラブルにより、増設要求が行えない場合が挙げられる。デバイス管理アプリ18は、この失敗通知を受信すると、この失敗通知に対する対応判断を行う(9.9)。対応判断としては、例えば、増設要求のリトライ、関係者に対するメール等による通知等が挙げられる。対応判断は、デバイス管理アプリ18が自動で行ってもよく、管理者等によって手動で行われてもよい。
(情報処理システム10Dによる処理シーケンスの詳細)
図26は、本発明の第5実施形態に係る情報処理システム10Dによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51Dにおいて、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(10.1)。監視部523は、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、増設部524に対して、エンドポイント17の増設を要求する(10.2)。
増設部524は、この要求を受けると、エンドポイント17を増設するか否かを判断するための増設判断要求を、第1通信部521を介して、デバイス管理アプリ18Bへ送信する(10.3〜10.4)。
デバイス管理アプリ18Bでは、通信部531が、増設判断要求を受信すると、当該増設判断要求を、増設判断部533へ送信する(10.5)。増設判断部533は、この増設判断要求を受信すると、増設判断要求を受け付けたことを表す受付応答を、通信部531を介して、接続制御サーバ51Dへ送信する(10.6〜10.7)。
接続制御サーバ51Dでは、第1通信部521が、この受付応答を受信すると、当該受付応答を、増設部524へ送信する(10.8)。増設部524が、この受付応答を受信すると、当該受付応答を、監視部523へ送信する(10.9)。
デバイス管理アプリ18Bでは、増設判断部533が、エンドポイント17を増設するか否かを判断する(10.10)。そして、増設判断部533は、「エンドポイント17を増設する」と判断した場合、エンドポイント17の増設要求を、通信部531を介して、接続制御サーバ51Dへ送信する(10.11〜10.12)。
接続制御サーバ51Dでは、第1通信部521が、増設要求を受信すると、当該増設要求を、増設部524へ送信する(10.13)。増設部524は、この増設要求を受信すると、増設要求を受け付けたことを示す受付応答を、第1通信部521を介して、デバイス管理アプリ18Bへ送信する(10.14〜10.15)。
デバイス管理アプリ18Bでは、通信部531が、受付応答を受信すると、当該受付応答を、増設判断部533へ送信する(10.16)。
接続制御サーバ51Dでは、増設部524が、エンドポイント17を増設し(10.17)、この増設に失敗した場合、エンドポイント17の増設の失敗通知を、第1通信部521を介して、デバイス管理アプリ18Bへ送信する(10.18〜10.19)。
デバイス管理アプリ18Bでは、通信部531が、失敗通知を受信すると、当該失敗通知を、増設判断部533へ送信する(10.20)。増設判断部533は、この失敗通知を受信すると、この失敗通知に対する対応判断を行う。
以上説明したように、本発明の第5実施形態に係る接続制御サーバ51Dでは、増設部524は、エンドポイント17の増設に失敗した場合、当該失敗をデバイス管理アプリ18Bに通知する。
これにより、本発明の第5実施形態に係る接続制御サーバ51Dによれば、エンドポイント17の増設に失敗した場合、デバイス管理アプリ18Bは、必要に応じて、増設をリトライする等の対策を講じることができる。例えば、「一時的なリクエスト超過」を原因として、エンドポイント17の増設に失敗した場合、デバイス管理アプリ18Bは、一定時間待機してから増設要求を行うことができる。
〔第6実施形態〕
(各機器の機能構成)
図27は、本発明の第6実施形態に係る情報処理システム10Eが備える各機器の機能構成を示す図である。図27に示すように、第6実施形態に係る情報処理システム10Eでは、接続制御サーバ51の代わりに、接続制御サーバ51Eを備える点で、第1実施形態に係る情報処理システム10と異なる。接続制御サーバ51Eでは、監視部523が、複数のエンドポイント17を統合する機能を有する。
(情報処理システム10Eによる処理シーケンスの概要)
図28は、本発明の第6実施形態に係る情報処理システム10Eによる処理シーケンスの概要を示すシーケンス図である。
まず、接続制御サーバ51Eが、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(11.1)。接続制御サーバ51Eは、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、接続制御サーバ51Eが、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、エンドポイントを増設し(11.2)、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧に追加する(11.3)。さらに、接続制御サーバ51Eが、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、デバイス管理アプリ18へ送信する(11.4)。
デバイス管理アプリ18は、切替判断要求を受信すると、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する(11.5)。そして、デバイス管理アプリ18は、「デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるための切替要求を、接続制御サーバ51Eへ送信する(11.6)。
接続制御サーバ51Eは、切替要求を受信すると、当該切替要求を、デバイス90へ送信する(11.7)。デバイス90は、切替要求を受信すると、エンドポイント情報の取得要求を、接続制御サーバ51Eへ送信する(11.8)。
接続制御サーバ51Eは、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を、エンドポイント情報一覧から読出して、デバイス90へ送信する(11.9)。
デバイス90は、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90の接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(11.10)。
そして、デバイス90は、エンドポイント17の切り替えの結果(OKまたはNG)を、接続制御サーバ51Eへ送信する(11.11)。接続制御サーバ51Eは、エンドポイント17の切り替えの結果を受信すると、当該結果を、デバイス管理アプリ18へ送信する(11.12)。
その後、接続制御サーバ51Eは、異常が検知されたエンドポイント17を、所定のタイムアウト時間(例えば、エンドポイント情報に設定されている)に達するまで監視し(11.13)、所定のタイムアウト時間に達するまでの間に、異常が検知されたエンドポイント17が復旧したことを検知すると、当該エンドポイント17を、増設されたエンドポイント17に統合する(11.14)。例えば、接続制御サーバ51Eは、異常が検知されたエンドポイント17がファイルG/Wの場合、当該エンドポイント17に蓄積されているファイルを、増設されたエンドポイント17に統合する。さらに、接続制御サーバ51Eは、エンドポイント17の統合処理の結果を、デバイス管理アプリ18へ送信する(11.15)。
(情報処理システム10Eによる処理シーケンスの詳細)
図29A、図29B、および図29Cは、本発明の第6実施形態に係る情報処理システム10Eによる処理シーケンスの詳細を示すシーケンス図である。
まず、図29Aに示されているように、接続制御サーバ51Eにおいて、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17を監視する(12.1)。監視部523は、エンドポイント17の異常が検知されるまで、エンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、監視部523が、デバイス90の通信接続先となっているエンドポイント17の異常を検知すると、監視部523が、増設部524に対して、エンドポイント17の増設を要求する(12.2)。
増設部524は、この要求を受け付けたことを、監視部523に対して応答する(12.3)。そして、増設部524は、エンドポイント17を増設する(12.4)。さらに、増設部524は、エンドポイント17の増設結果を、監視部523に対して通知する(12.5)。
監視部523は、エンドポイント17の増設に成功した旨の通知を受けると、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報(エンドポイント17の種別、URL、プロトコル、ポート等)を、記憶部526に記憶されているエンドポイント情報一覧に追加する(12.6)。記憶部526は、エンドポイント情報の追加結果を、監視部523に対して応答する(12.7)。
監視部523は、エンドポイント情報の追加に成功した旨の応答を受けると、エンドポイント17の増設に成功した旨の増設結果を、切替制御部525に対して通知する(12.8)。
切替制御部525は、この通知を受けると、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断するための切替判断要求を、第1通信部521を介してデバイス管理サーバ52のデバイス管理アプリ18へ送信する(12.9〜12.10)。
デバイス管理アプリ18では、通信部531が、切替判断要求を受信すると、当該切替判断要求を、判断部532へ送信する(12.11)。判断部532は、この切替判断要求を受信すると、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるか否かを判断する。そして、判断部532は、「デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替える」と判断した場合、デバイス90の接続先を増設されたエンドポイント17に切り替えるための切替要求を、通信部531を介して、接続制御サーバ51Eへ送信する(12.12〜12.13)。
接続制御サーバ51Eでは、第1通信部521が、切替要求を受信すると、当該切替要求を第2通信部522に送信する(12.14)。そして、第2通信部522が、この切替要求を、デバイス90へ送信する(12.15)。
デバイス90では、通信部961が、切替要求を受信すると、当該切替要求を、切替部962へ送信する(12.16)。続いて、図29Bに示されているように、切替部962は、この切替要求を受信すると、エンドポイント情報の取得要求を、通信部961を介して、接続制御サーバ51Eへ送信する(12.17〜12.18)。
接続制御サーバ51Eでは、第2通信部522が、エンドポイント情報の取得要求を受信すると、当該取得要求を、記憶部526へ送信する(12.19)。記憶部526は、この取得要求を受信すると、自身に記憶されているエンドポイント情報一覧から、増設されたエンドポイント17に関するエンドポイント情報を読出して、当該エンドポイント情報を、第2通信部522へ返送する(12.20)。第2通信部522は、このエンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、デバイス90へ送信する(12.21)。
デバイス90では、通信部961が、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を、切替部962へ送信する(12.22)。切替部962は、エンドポイント情報を受信すると、当該エンドポイント情報を用いて、当該デバイス90の接続先を、異常が検知されたエンドポイント17から、増設されたエンドポイント17に切り替える(12.23)。
そして、切替部962は、エンドポイント17の切替結果(OKまたはNG)を、通信部961を介して、接続制御サーバ51Eへ送信する(12.24〜12.25)。接続制御サーバ51Eでは、第2通信部522が、エンドポイント17の切替結果を受信すると、当該切替結果を第1通信部521に送信する(12.26)。そして、第1通信部521が、この切替結果を、デバイス管理サーバ52のデバイス管理アプリ18へ送信する(12.27)。
デバイス管理アプリ18では、通信部531が、切替結果を受信すると、当該切替結果を、判断部532へ送信する(12.28)。
続いて、図29Cに示されているように、接続制御サーバ51Eにおいて、監視部523が、異常が検知されたエンドポイント17を監視する(12.29)。監視部523は、異常が検知されたエンドポイント17の復旧が検知されるか、または、所定のタイムアウト時間に達するまで、異常が検知されたエンドポイント17の監視を繰り返し実行する。
そして、監視部523が、異常が検知されたエンドポイント17の復旧を検知すると、記憶部526に対して、エンドポイント一覧の取得要求を送信する(12.30)。記憶部526は、自身に記憶されているエンドポイント一覧を、監視部523へ送信する(12.31)。監視部523は、エンドポイント一覧を受信すると、当該エンドポイント一覧に基づいて、異常が検知されたエンドポイント17と、増設されたエンドポイント17とを統合する(12.32)。そして、監視部523は、エンドポイント17の統合結果を、第1通信部521を介して、デバイス管理アプリ18へ送信する(12.33〜12.34)。
デバイス管理アプリ18では、通信部531が、エンドポイント17の統合結果を受信すると、当該統合結果を、判断部532へ送信する(12.35)。
〔エンドポイント一覧の一例〕
図30は、本発明の第6実施形態に係る情報処理システム10Eに用いられるエンドポイント一覧の一例を示す図である。図30に示すように、エンドポイント一覧には、複数のエンドポイント17の各々のエンドポイント情報が含まれている。各エンドポイント情報は、データ項目として、「種別」、「エンドポイント」、「プロトコル」、「ポート」、「オプション」、「統合優先度」、「登録日時」、「タイムアウト時間」を含んでいる。
接続制御サーバ51Eは、統合対象のエンドポイント17のエンドポイント情報に「統合優先度」が設定されている場合、「統合優先度」に基づいて、エンドポイント17を統合する。例えば、図30に示す「種別」が「ファイルG/W A」であるエンドポイント17に異常が発生し、図30に示す「種別」が「ファイルG/W B」であるエンドポイント17が増設されたとする。この場合、接続制御サーバ51Eは、「統合優先度」が低いほう(すなわち、「種別」が「ファイルG/W B」であるエンドポイント17)を、「統合優先度」が高いほう(すなわち、「種別」が「ファイルG/W A」であるエンドポイント17)に統合する。
接続制御サーバ51Eは、統合対象のエンドポイント17のエンドポイント情報に「統合優先度」が設定されていない場合、「登録日時」に基づいて、エンドポイント17を統合する。例えば、図30に示す「種別」が「デバイスAPI C」であるエンドポイント17に異常が発生し、図30に示す「種別」が「デバイスAPI D」であるエンドポイント17が増設されたとする。この場合、接続制御サーバ51Eは、「登録日時」が古いほう(すなわち、「種別」が「デバイスAPI D」であるエンドポイント17)を、「登録日時」が新たしいほう(すなわち、「種別」が「デバイスAPI C」であるエンドポイント17)に統合する。
以上説明したように、本発明の第6実施形態に係る接続制御サーバ51Eでは、監視部523が、当該監視部523によって異常が検知されたエンドポイント17と、増設部524によって増設された他のエンドポイント17とを統合する機能を有する。
これにより、本発明の第6実施形態に係る接続制御サーバ51Eによれば、例えば、デバイス90が、異常が検知されたエンドポイント17に保持されているデータと、増設された他のエンドポイント17に保持されているデータとの双方にアクセスすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、接続制御サーバ51は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
なお、「デバイス」は、上記で説明した実施形態の各機能を備えた装置であれば、MFPに限られない。「デバイス」は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
10,10A,10B,10C,10D,10E 情報処理システム
12 通信ネットワーク
14 クラウドシステム
16,16A,16B サービス提供サーバ
17 エンドポイント(アクセスポイント)
18,18A,18B,18C デバイス管理アプリ(管理アプリケーション)
51,51A,51B,51C,51D,51E 接続制御サーバ(サーバ)
52,52A,52B,52C デバイス管理サーバ
521 第1通信部
522 第2通信部
523 監視部
524 増設部
525 切替制御部
526 記憶部
531 通信部
532 判断部
533 増設判断部
90,90A,90C デバイス
91 MFP
961 通信部
962 切替部
963 判断部
964 ジョブ取得部
特開2013−141166号公報

Claims (11)

  1. 特定の機能を利用するためのアクセスポイントに対する、デバイスの通信接続を制御するサーバであって、
    前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常を検知する監視部と、
    前記監視部によって前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常が検知された場合、前記デバイスの通信接続先を、前記特定の機能を利用するための他のアクセスポイントに切り替えさせる切替制御部と
    を備えることを特徴とするサーバ。
  2. 前記監視部によって前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常が検知された場合、前記他のアクセスポイントを増設する増設部をさらに備え、
    前記切替制御部は、
    前記デバイスの通信接続先を、前記増設部によって増設された前記他のアクセスポイントに切り替えさせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記増設部は、
    前記監視部によって前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常が検知された場合、前記他のアクセスポイントを直ちに増設する
    ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ。
  4. 前記増設部は、
    前記監視部によって前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常が検知された場合、前記デバイスを管理する管理アプリケーションによる、前記他のアクセスポイントを増設するか否かの判断結果に応じて、前記他のアクセスポイントを増設する
    ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ。
  5. 前記増設部は、
    前記アクセスポイントの増設に失敗した場合、当該失敗を前記デバイスを管理する管理アプリケーションに通知する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のサーバ。
  6. 前記監視部は、
    当該監視部によって異常が検知された前記アクセスポイントと、前記増設部によって増設された前記他のアクセスポイントとを統合する機能を有する
    ことを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載のサーバ。
  7. 切替制御部は、
    前記デバイスを管理する管理アプリケーションによる、前記デバイスの通信接続先を切り替えるか否かの判断結果に応じて、前記デバイスの通信接続先を、前記他のアクセスポイントに切り替えさせる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のサーバ。
  8. 前記切替制御部は、
    前記管理アプリケーションから出力された、前記デバイスの通信接続先を切り替えることを要求するためのジョブを保持し、当該ジョブを前記デバイスに取得させることにより、前記デバイスの通信接続先を、前記他のアクセスポイントに切り替えさせる
    ことを特徴とする請求項7に記載のサーバ。
  9. 切替制御部は、
    前記デバイスによる、前記デバイスの通信接続先を切り替えるか否かの判断結果に応じて、前記デバイスの通信接続先を、前記他のアクセスポイントに切り替えさせる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のサーバ。
  10. デバイスと、
    特定の機能を利用するためのアクセスポイントに対する、デバイスの通信接続を制御するサーバと
    を備えた情報処理システムであって、
    前記サーバは、
    前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常を検知する監視部と、
    前記監視部によって前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常が検知された場合、前記デバイスの通信接続先を、前記特定の機能を利用するための他のアクセスポイントに切り替えさせる切替制御部と
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  11. 特定の機能を利用するためのアクセスポイントに対する、デバイスの通信接続を制御する制御方法であって、
    前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常を検知する異常検知工程と、
    前記異常検知工程において前記デバイスと通信接続されている前記アクセスポイントの異常が検知された場合、前記デバイスの通信接続先を、前記特定の機能を利用するための他のアクセスポイントに切り替えさせる切替制御工程と
    を含むことを特徴とする制御方法。
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