JP2021085475A - シリンジ駆動ユニット - Google Patents

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尊間 五十嵐
Toma Igarashi
尊間 五十嵐
正侑 関
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正侑 関
知輝 尾林
Tomoaki Obayashi
知輝 尾林
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Abstract

【課題】リニアガイド、プランジャ駆動部材及び直線駆動機構の三部材を、接続部材を用いることなく連結することが可能であり、前記プランジャ駆動部材に対してより緻密な移動量を与え、シリンジから液体や気体を高精度に吐出させることが可能なシリンジ駆動ユニットを提供する。【解決手段】ベースプレート2と、このベースプレートの表面側に設けられたリニアガイド5と、前記リニアガイドに支持されて前記ベースプレート上を直線移動自在なプランジャ駆動部材6と、前記ベースプレートの裏面側に設けられて制御量に応じた移動量を前記プランジャ駆動部材に与える直線駆動機構と、を備え、前記リニアガイド5は、前記ベースプレートの表面側に固定される軌道部材50と、前記プランジャ駆動部材6が固定される第一取付け部及び前記直線駆動機構が固定される第二取付け部を有して前記軌道部材50によって案内される移動部材51と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、シリンジを装着して使用され、シリンジ内に充填された液体や気体を所定の流量で吐出させる際に使用されるシリンジ駆動ユニットに関する。
特許第6296136号(特許文献1)には、シリンジを装着して使用し、当該シリンジ内の液体を所定の流量で吐出させるためのアクチュエータ、すなわちシリンジ駆動ユニットが開示されている。このシリンジ駆動ユニットは、フレームと、前記フレームに固定されてシリンジ本体を保持するシリンジ固定部材と、前記シリンジ本体に納められたプランジャを押圧するプランジャ駆動部材と、前記フレームに対して前記プランジャ駆動部材を前記シリンジ本体の軸線方向へ案内するリニアガイドと、モータの回転に応じて前記プランジャ駆動部材を移動させる直線駆動機構とを備えている。
この特許出願文献1に開示されるシリンジ駆動ユニットでは、前記直線駆動機構としてのボールねじ装置と前記リニアガイドが前記フレームの表裏に配置されており、前記リニアガイドのスライダには前記フレームを外側から取り囲む環状の接続部材が固定されている。前記ボールねじ装置のナット部材は前記接続部材に固定されて前記リニアガイドのスライダに連結される一方、前記プランジャ駆動部材も前記接続部材を介して前記スライダに固定されている。そして、前記ボールねじ装置のねじ軸が連結されたモータを回転させると、当該ねじ軸の回転量に応じて前記接続部材が前記スライダを移動させ、これに伴って前記プランジャ駆動部材が前記フレーム上を移動して、前記プランジャがシリンジ本体内に押し込まれることで、シリンジ本体に充填されていた液体がプランジャの押し込み量に応じて当該シリンジ本体から吐出する。
特許第6296136号
しかし、この特許文献1のシリンジ駆動ユニットでは、前記リニアガイドのスライダに対して接続部材が固定され、この接続部材を介して前記スライダ、前記ボールねじ装置のナット部材及び前記プランジャ駆動部材の三部材が間接的に連結されているので、前記スライダの運動方向と直交する方向に関して、前記スライダと前記ナット部材との距離、前記スライダと前記プランジャ駆動部材との距離が拡大してしまい、当該ボールねじ装置で発生した推進力を前記プランジャ駆動部材に伝達するに際して、前記リニアガイドにモーメント荷重が作用し易かった。このため、前記ボールねじ装置におけるナット部材の移動量を前記プランジャ駆動部材の移動量に正確に反映させることが難しく、ひいてはシリンジから液体をより高精度に吐出させることが難しいといった課題があった。また、前記シリンジ駆動ユニットそのものの小型化が難しいといった課題もあった。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、リニアガイド、プランジャ駆動部材及び直線駆動機構の三部材を、接続部材を用いることなく直接的に連結することが可能であり、前記プランジャ駆動部材に対してより緻密な移動量を与え、シリンジから液体や気体を高精度に吐出させることが可能なシリンジ駆動ユニットを提供することにある。
すなわち、本発明のシリンジ駆動ユニットは、ベースプレートと、このベースプレートの表面側に設けられたリニアガイドと、前記リニアガイドに支持されて前記ベースプレート上を直線移動自在なプランジャ駆動部材と、前記ベースプレートの裏面側に設けられて制御量に応じた移動量を前記プランジャ駆動部材に与える直線駆動機構と、を備えている。前記リニアガイドは、前記ベースプレートの表面側に固定される軌道部材及び当該軌道部材によって案内される移動部材を備えており、更に、前記移動部材は前記プランジャ駆動部材が固定される第一取付け部及び前記直線駆動機構の出力部材が固定される第二取付け部を有している。
このように構成された本発明のシリンジ駆動ユニットによれば、前記リニアガイドの移動部材は第一取付け部及び第二取付け部の双方を有しているので、プランジャ駆動部材及び直線駆動機構を前記移動部材に対して直接的に連結することが可能である。このため、前記直線駆動機構の出力部材の移動量を前記プランジャ駆動部材の移動量に正確に反映させることができ、ひいてはシリンジから液体や気体をより高精度に吐出させることが可能となる。また、リニアガイド、プランジャ駆動部材及び直線駆動機構の三部材を、接続部材を用いることなく直接的に連結することが可能となるので、前記シリンジ駆動ユニットそのものの小型化も可能となる。
本発明が適用されたシリンジ駆動ユニットの一例を示す正面側斜視図である。 図1に示したシリンジ駆動ユニットの背面側斜視図である。 図1に示したシリンジ駆動ユニットに使用されるリニアガイドの一例を示す正面側斜視図である。 図3に示したリニアガイドの背面側斜視図である。 図3に示したリニアガイドのV−V線断面図である。 図3に示したリニアガイドに対するベースプレート、プランジャ駆動部材及びナット部材の固定状態を示す断面図である。
以下、添付図面を用いながら本発明のシリンジ駆動ユニットを詳細に説明する。
図1及び図2は本発明を適用したシリンジ駆動ユニット(以下、「駆動ユニット」という)の実施形態の一つを示すものである。シリンジは液体又は気体が充填されるシリンジ本体と、当該シリンジ本体に押し込まれるプランジャとから構成されている。前記駆動ユニットは前記プランジャ(図示せず)を装着して使用するものであり、前記プランジャを所定の速度で矢線A方向に沿ってシリンジ本体内に押し込み、かかるシリンジ本体に充填された液体や気体を所定の流量で吐出させる目的で使用される。また、この駆動ユニット1は単体で使用されるのではなく、前記シリンジ本体を保持した他の機械装置と共に使用される。
前記駆動ユニット1では、図1に示されるベースプレート2の表面側2aが前記プランジャの保持領域となる一方、図2に示されるベースプレート2の裏面側2bが前記プランジャを押圧するための直線駆動機構3の配設領域となっている。また、前記ベースプレート2は一方向に長尺に形成されており、長手方向の一端は裏面側に折り曲げられて、前記直線駆動機構3の取付け部20を構成している。
図1に示すように、前記ベースプレート2の表面側2aにはリニアガイド5が取り付けられている。この実施形態におけるリニアガイド5は、前記ベースプレート2に固定される軌道部材としてのインナーレール50と、前記インナーレール50を覆うように配置された移動部材としてのアウターレール51と、これらインナーレール50とアウターレール51との間に配列された転動体としての多数のボールとを備えている。また、前記アウターレール51には前記プランジャを保持するプランジャ駆動部材6が固定されている。前記インナーレール50と前記アウターレール51は相対的に移動自在であり、前記アウターレール51の移動に伴って前記プランジャ駆動部材6が前記ベースプレート2の長手方向へ移動するようになっている。
尚、本発明のシリンジ駆動ユニットに使用可能なリニアガイド5は図示されたものに限られず、例えば、前記インナーレール50に代えて転動体の無限循環路を有するスライダを用いることも可能である。
一方、図2に示すように、前記ベースプレート2の裏面側2bには直線駆動機構3が設けられている。この実施形態における直線駆動機構としては、送りねじ機構及び当該送りねじ機構を駆動するモータ4の組み合わせが用いられている。前記ベースプレート2の裏面側には前記送りねじ機構のねじ軸30が軸方向を当該ベースプレート2の長手方向に合致させて配設されている。前記ベースプレート2上には一対のサポートプレート31,32が固定されており、前記ねじ軸30の両端は回転軸受を介して前記サポートプレート31,32に支承されている。また、前記モータ4は前記ベースプレート2の取付け部20に固定されており、前記ねじ軸30の一端はカップリング33を介して前記モータ4の出力軸に連結されている。
前記モータ4はステッピングモータであり、図示外のドライバ回路から供給されるパルス信号に応じて所定角度ずつ回転し、前記ねじ軸30にその回転を伝達する。また、前記ねじ軸には前記送りねじ機構の出力部材としてのナット部材34が螺合している。前記ナット部材34は多数のボールを介して前記ねじ軸30に螺合しており、その内部にはボールの無限循環路を有している。すなわち、前記ねじ軸30と前記ナット部材34は所謂ボールねじ装置を構成している。
前記ナット部材34は前記リニアガイド5のアウターレール51に固定されており、当該アウターレール51と共に前記ねじ軸7の軸方向へ移動可能となっている。このため、前記モータ4の駆動によって前記ねじ軸30が回転すると、前記ナット部材34は前記ねじ軸30の回転量に応じた距離だけ当該ねじ軸34の軸方向、すなわちベースプレート2の長手方向へ移動することになる。
尚、前記送りねじ機構では前記ねじ軸30と前記ナット部材34が必ずしもボールを介して互いに螺合せずとも良く、前記ねじ軸30と前記ナット部材34とが滑り接触するタイプの送りねじ機構であっても差し支えない。また、前記直線駆動機構としては、前述の送りねじ機構以外に例えばリニアモータによる駆動機構、ベルト駆動機構又はラックピニオン機構を利用することも可能である。
更に、前記サポートプレート32には前記ナット部材34が原点位置に設定されたことを検出する位置検出センサ35が設けられている。この実施形態において前記位置検出センサ35は、前記サポートプレート32に固定されたフォトセンサ35aと、前記ナット部材34に固定された検出プレート35bとから構成されている。前記ねじ軸30の回転に伴って前記ナット部材34が前記サポートプレート32に近接した特定の位置に移動すると、当該ナット部材34に固定された検出プレート35bが前記フォトセンサ35aの内部に挿入され、当該フォトセンサ35aの出力信号が変化することで、前記ベースプレート2上におけるナット部材34の位置、すなわち前記プランジャ駆動部材6の位置が把握されるようになっている。
図3及び図4は前記ベースプレート2に固定されたリニアガイド5を示すものである。前記インナーレール50は、基底部50aと、前記基底部50aの両側から起立する一対の側壁部50bを有してチャネル状に形成されている。また、前記基底部50aは前記インナーレール50を前記ベースプレート2に固定するための取付け部となっており、当該基底部50aには固定ボルトを挿通させる取付け孔50cが複数設けられている。
一方、前記アウターレール51は、前記インナーレール50と同様にチャネル状に形成されており、前記インナーレール50の基底部50aよりも幅が大きく設定された基底部51aと、前記基底部51aの両側から起立する一対の側壁部51bを有している。また、前記アウターレール51は前記基底部51a及び前記一対の側壁部51bに囲まれた案内溝を有しており、前記インナーレール50はその一部が前記案内溝に収容されている。また、前記アウターレール51の基底部51aは当該アウターレール51に対して前記プランジャ駆動部材6を固定するための第一取付け部となっており、当該基底部51aには固定ボルトを挿通させる取付け孔51cが複数設けられている。
図5は前記リニアガイド5における前記インナーレール50と前記アウターレール51の係合状態を示す断面図である。前記インナーレール50の側壁部50bの外側面には当該インナーレール50の長手方向に沿って前記ボールの転走溝52が形成されている。また、前記アウターレール51の側壁部51bの内側面には、当該アウターレール51の長手方向に沿って前記ボールの転走溝53が形成されている。前記インナーレール50の転走溝52と前記アウターレール51の転走溝53とは互いに対向しており、これら転走溝52,53の間には転動体としての多数のボール54が配列されている。従って、これらボール54が荷重を負荷しながら前記インナーレール50と前記アウターレール53との間を転動することにより、前記インナーレール50に対して前記アウターレール51を自在に直線運動させることが可能となっている。
前記インナーレール50及び前記アウターレール51はステンレスやアルミニウム等の金属板から形成されている。これらインナーレール50及びアウターレール51は、前記基底部50a,51aに対して前記一対の側壁部50b,51bを曲げ起こしてチャネル状に形成された後、研削加工によって前記一対の側壁部50b,51bの所定の位置に前記転走溝52,53が設けられている。前記転走溝52,53は研削加工によって高精度に形成されることから、これら転走溝52,53を転動する前記ボール54には予圧を付与することが可能である。従って、前記ボール54に与える予圧量を調整することで、直線運動時におけるインナーレール50とアウターレール51のガタツキを排除し、インナーレール50に対するアウターレール51の移動精度を高めることが可能となっている。
一方、前記インナーレール50とアウターレール51との間にはケージ55が配置されている。前記ケージ55には前記ボール54の直径よりも僅かに大きな内径の保持孔(図示せず)が所定の間隔で配列されており、前記ボール54は前記保持孔に収容されている。このため、前記アウターレール51が前記インナーレール50に対して移動し、前記ボール54が前記転走溝52,53の上を転動すると、当該ボール54の転動に伴って前記ケージ55が前記アウターレール51の移動距離の1/2の距離だけ前記インナーレール50に対して移動を生じる。
また、前記インナーレール50に対する前記アウターレール51の移動範囲を制限するため、前記アウターレール51にはストッパピン56が設けられている。前記ストッパピン56は前記アウターレール51の長手方向の中央において前記案内溝に突出しており、当該ストッパピン56の先端は前記ケージ55に設けられた長孔(図示せず)に挿入されている。すなわち、前記アウターレール51が移動して、前記ストッパピン56が前記ケージ55の長孔の端部に到達すると、前記ケージ55に対する前記アウターレール51の移動が係止され、それ以上はボール54が転走溝52,53上を転動できないことから、同時に前記インナーレール50に対する前記アウターレール51の移動も係止される。これにより、前記アウターレール51は前記インナーレール50に対して一定のストローク範囲でのみ直線運動することが可能となっている。
図3及び図4に示すように、前記アウターレール51の長手方向の中央付近には前記ナット部材34を固定するための第二取付け部57が設けられている。前記アウターレール51の各側壁部51bの先端にはL字状に突出するフランジ部58がそれぞれ設けられており、これら一対のフランジ部58によって前記第二取付け部57が構成されている。各フランジ部58には、前記ナット部材34を固定するための取付け面58aが設けられると共に、固定ボルトを挿通させる取付け孔59が複数設けられており、前記一対のフランジ部58を跨ぐようにして前記ナット部材34を前記アウターレール51に装着することが可能となっている。
図6は前記ベースプレート2に対する前記リニアガイド5の装着状態を示す断面図である。前記インナーレール50の基底部50aは前記ベースプレート2の表面側に固定される一方、前記アウターレール51の基底部51aには前記プランジャ駆動部材6が固定されている。これにより、前記プランジャ固定部材6を前記ベースプレート2に対して自在に直線運動させることが可能となる。
一方、前記ベースプレート2には当該ベースプレート2の長手方向に沿ってスリット状に形成された一対の開口部21が設けられている。この一対の開口部21は前記インナーレール50の取付け位置の両側に位置している。前記アウターレール51に設けられた前記一対のフランジ部58(すなわち前記第二取付け部57)は前記一対の開口部21を貫通し、前記ベースプレート2と干渉することなく当該ベースプレート2の裏面側2bに突き出している。前記フランジ部の取付け面58aには前記送りねじ機構3のナット部材34が固定されている。すなわち、前記インナーレール50を前記ベースプレート2に固定した状態で、前記アウターレール51のフランジ部58の取付け面58aは前記ベースプレート2を貫通して当該ベースプレート2の裏面側2bに突き出しており、前記取付け面58aに固定された前記ナット部材34と前記ベースプレート2の間には僅かに隙間が形成されている。
尚、この実施形態では前記一対のフランジ部58が貫通するスリット状の開口部21を前記ベースプレート2に対して設けたが、前記一対のフランジ部58が前記ベースプレート2の表面側から裏面側へ突出させることができるのであれば、前記開口部21は当該ベースプレート2の側縁部を切り欠いたものであっても良い。
そして、以上のように構成された本実施形態の駆動ユニット1では、前記モータ4を所定の角度だけ回転させると、前記ねじ軸30が回転することによって、前記モータ4の回転角度に応じた距離だけ前記ナット部材34が前記ねじ軸30の軸方向へ移動し、前記ナット部材34が固定された前記アウターレール50も当該ナット部材34と同じ距離だけ前記ベースプレート2上を移動する。これにより、前記アウターレール51に固定された前記プランジャ駆動部材6が前記ベースプレート2に対して移動し、前記プランジャ駆動部材6に装着されたプランジャが前記モータ4の回転角度に応じた距離だけ前記シリンジ本体に押し込まれ、当該シリンジ本体から前記プランジャの移動距離に応じた量の液体や気体を吐出することが可能となる。
このとき、前記アウターレール51は他の部材を介することなく前記プランジャ駆動部材6及び前記ナット部材34と直接結合されていることから、前記アウターレール51の運動方向と直交する方向に関して、前記アウターレール51と前記ナット部材34との距離、前記アウターレール51と前記プランジャ駆動部材6との距離を小さく設定することが可能となる。従って、前記ナット部材34に生じた推進力を前記プランジャ駆動部材6に伝達する際に、前記リニアガイド5に作用するモーメント荷重を小さく抑えることができ、前記ナット部材34の移動量を前記プランジャ駆動部材6の移動量に正確に反映させて、シリンジ本体から吐出させる液体や気体の量を一層高精度に制御することが可能となる。また、前記アウターレール51に対して、他の部材を用いることなく、前記プランジャ駆動部材6及び前記ナット部材34を直接固定していることから、駆動ユニット1そのものを小型化、軽量化することも可能となる。
更に、本実施形態の駆動ユニット1では、前記ベースプレートに対してスリット状の開口部を設けることで、前記アウターレールのフランジ部が前記開口部を貫通して前記ベースプレートの裏面側に突出している。これにより、前記ベースプレートを挟んで互いに近接した位置に前記リニアガイドと前記ナット部材を配置すると共に、前記アウターレールのフランジ部を前記ナット部材と直接結合することができ、この点においても前記ナット部材34の移動量を前記プランジャ駆動部材6の移動量に正確に反映させることが可能となる他、駆動ユニット1そのものを小型化、軽量化することが可能となっている。
1…シリンジ駆動ユニット、2…ベースプレート、3…直線駆動機構、4…モータ、5…リニアガイド、6…プランジャ駆動部材、50…インナーレール(軌道部材)、51…アウターレール(移動部材)

Claims (4)

  1. ベースプレートと、
    このベースプレートの表面側に設けられたリニアガイドと、
    前記リニアガイドに支持されて前記ベースプレート上を直線移動自在なプランジャ駆動部材と、
    前記ベースプレートの裏面側に設けられて制御量に応じた移動量を前記プランジャ駆動部材に与える直線駆動機構と、を備え、
    前記リニアガイドは、
    前記ベースプレートの表面側に固定される軌道部材と、
    前記プランジャ駆動部材が固定される第一取付け部及び前記直線駆動機構の出力部材が固定される第二取付け部を有すると共に、前記軌道部材によって案内される移動部材と、
    を備えることを特徴とするシリンジ駆動ユニット。
  2. 前記移動部材の第二取付け部は前記ベースプレートの裏面側に突出して前記直線駆動機構の出力部材と結合されていることを特徴とする請求項1記載のシリンジ駆動ユニット。
  3. 前記ベースプレートには前記移動部材の第二取付け部が当該ベースプレートの表面側から裏面側へ貫通する開口部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のシリンジ駆動ユニット。
  4. 前記移動部材は前記第一取付け部としての基底部を有すると共に当該基底部から起立した一対の側壁部を有して前記軌道部材に覆いかぶさるチャネル状に形成され、
    前記第二取付け部は前記一対の側壁部の先端に設けられていることを特徴とする請求項3記載のシリンジ駆動ユニット。
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