JP2021084420A - 樹脂製品製造装置および樹脂製品の製造方法 - Google Patents

樹脂製品製造装置および樹脂製品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】環境負荷低減性を有する樹脂製品の生産性を向上させることが可能な、樹脂製品製造装置および樹脂製品の製造方法を提供する。【解決手段】樹脂製品製造装置1は、樹脂フレークFを供給する供給部10と、供給部10から供給された樹脂フレークを除染して溶融樹脂Rを作製する除染部20と、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを貯留する第1貯留部5と、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rを射出する射出装置30とを備えている。【選択図】図2

Description

本開示は、樹脂製品製造装置および樹脂製品の製造方法に関する。
ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルは、機械的特性、化学的安定性、耐熱性、ガスバリア性および透明性などに優れ、かつ安価であることから、飲料品などを充填する容器などの製造に広く使用されている。
近年、環境負荷の低減を目的として、種々の方法によりリサイクルしたポリエステルが容器の製造に使用されている。リサイクルしたポリエステルを容器の製造に使用する場合、リサイクルしたポリエステルから異物を除去することが重要である。このような背景の下、リサイクルしたプラスチックからプリフォームを作製するためのプリフォーム製造装置が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に示すプリフォーム製造装置は、熱可塑性樹脂フレーク中の汚染物質を除去する除染機と、除染機から供給された熱可塑性樹脂を射出成形する射出成形機とを備えている。
特表2019−514728号公報
しかしながら、特許文献1に示す射出成形機では、樹脂を射出した後、樹脂を可塑化する可塑化スクリューが軸線方向に後退し、除染機から供給された樹脂を可塑化スクリューの回転によって再び可塑化している。この場合、可塑化スクリューが間欠的に回転して樹脂を可塑化している。また、特許文献1に示す射出成形機に供給される樹脂は溶融されており、除染機の供給スクリュー駆動装置は、可塑化スクリューの後退のタイミングに合わせて樹脂が射出部に供給されるように、供給スクリューを間欠的に駆動している。このように、除染機の供給スクリューが間欠的に回転された場合、除染機の処理能力が制限されてしまうといった問題があり、プリフォームの生産性が低下するといった問題がある。このため、溶融された樹脂が供給された場合であっても、製造される樹脂製品の生産性を向上させることができる装置が求められている。
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、環境負荷低減性を有する樹脂製品の生産性を向上させることが可能な、樹脂製品製造装置および樹脂製品の製造方法を提供することを目的とする。
一実施の形態による樹脂製品製造装置は、樹脂フレークから樹脂製品を製造するための樹脂製品製造装置において、前記樹脂フレークを供給する供給部と、前記供給部から供給された前記樹脂フレークを除染して溶融樹脂を作製する除染部と、前記除染部によって除染された前記溶融樹脂を貯留する第1貯留部と、前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂を射出する射出装置とを備える、樹脂製品製造装置である。
一実施の形態による樹脂製品製造装置において、前記第1貯留部は、タンクによって構成されていてもよい。
一実施の形態による樹脂製品製造装置において、前記第1貯留部は、前記溶融樹脂を貯留する第1シリンダと、前記第1シリンダ内に貯留された前記溶融樹脂を押し出す第1プランジャとを有していてもよい。
一実施の形態による樹脂製品製造装置において、前記射出装置は、前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂が供給されるバレルと、前記バレル内に設けられ、前記溶融樹脂を下流側に送る搬送スクリュと、前記バレルの下流側に設けられ、前記搬送スクリュによって送られた前記溶融樹脂を貯留する第2貯留部と、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂を射出するノズルとを有していてもよい。
一実施の形態による樹脂製品製造装置において、前記第2貯留部は、前記溶融樹脂を貯留する第2シリンダと、前記第2シリンダ内に貯留された前記溶融樹脂を押し出す第2プランジャとを含んでいてもよい。
一実施の形態による樹脂製品製造装置において、前記バレルには、前記搬送スクリュによって送られた前記溶融樹脂を下流側に搬送するための第1流路が接続されており、前記第2貯留部には、前記第1流路によって搬送された前記溶融樹脂を前記第2貯留部に搬送するとともに、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂を前記ノズルへ供給するための第2流路が接続されており、前記第1流路と前記第2流路との間に、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂の逆流を防止するとともに、前記溶融樹脂を前記第2貯留部に貯留する際に、前記溶融樹脂が前記ノズルに供給されることを防止する三方弁が設けられていてもよい。
一実施の形態による樹脂製品製造装置において、前記射出装置から射出された前記溶融樹脂が充填されるキャビティが形成された金型を保持する金型保持部を更に備えていてもよい。
一実施の形態による樹脂製品の製造方法は、樹脂フレークから樹脂製品を製造するための樹脂製品の製造方法において、樹脂フレークを除染部に供給する工程と、前記除染部に供給された前記樹脂フレークを除染して溶融樹脂を作製する工程と、除染された前記溶融樹脂を第1貯留部に貯留する工程と、前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂を金型のキャビティに射出する工程とを備える、樹脂製品の製造方法である。
一実施の形態による樹脂製品の製造方法において、前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂を金型のキャビティに射出する工程は、前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂をバレルに供給する工程と、前記バレル内に供給された前記溶融樹脂を第2貯留部に送り込む工程と、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂をノズル側に送り出す工程とを有していてもよい。
本開示によれば、環境負荷低減性を有する樹脂製品の生産性を向上させることができる。
図1は、一実施の形態による樹脂製品製造装置によって作製される樹脂製品を示す正面図である。 図2は、一実施の形態による樹脂製品製造装置を示す概略側面図である。 図3は、一実施の形態による樹脂製品製造装置の射出装置を示す断面図である。 図4は、一実施の形態による樹脂製品の製造方法を示すフローチャートである。 図5(a)−(c)は、一実施の形態による樹脂製品の製造方法を示す断面図である。 図6(a)−(b)は、一実施の形態による樹脂製品の製造方法を示す断面図である。 図7は、一実施の形態による樹脂製品製造装置の変形例を示す概略側面図である。 図8は、一実施の形態による樹脂製品製造装置の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して一実施の形態について説明する。図1乃至図6は一実施の形態を示す図である。以下に示す各図は、模式的に示したものである。そのため、各部の大きさ、形状は理解を容易にするために、適宜誇張している。また、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。なお、以下に示す各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値および材料名は、実施の形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用することができる。本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば平行や直交、垂直等の用語については、厳密に意味するところに加え、実質的に同じ状態も含むものとする。
まず、本開示による樹脂製品製造装置によって製造される樹脂製品について説明する。樹脂製品は、例えば、プラスチックボトルを製造するために用いられるプリフォームであってもよい。なお、樹脂製品がプリフォームである例を説明するが、このようなプリフォームに限られず、樹脂製品としては、容器等、射出成形によって製造される成形品であればよい。
図1に示すように、プリフォーム100は、口部101と、胴部102と、底部103とを備えている。
このうち口部101の外周には、プリフォーム100を2軸延伸ブロー成形してプラスチックボトル(図示せず)を作製した後、図示しないキャップを螺合するためのねじ部104が設けられている。また、口部101の下部には、環状のサポートリング105が突設されている。
胴部102は、円筒形状を有している。なお、胴部102は、口部101側から底部103側に向けて徐々に縮径する筒形状を有していてもよい。また、底部103は、略半球形状を有している。
このようなプリフォーム100は、合成樹脂材料を射出成形して作製することができる。
樹脂製品製造装置
次に、図2により、一実施の形態による樹脂製品製造装置について説明する。本実施の形態による樹脂製品製造装置1は、樹脂フレークFから樹脂製品を製造するためのものである。
図2に示すように、樹脂製品製造装置1は、樹脂フレークFを供給する供給部10と、供給部10から供給された樹脂フレークFを除染して溶融樹脂Rを作製する除染部20と、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを貯留する第1貯留部5と、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rを射出する射出装置30とを備えている。また、樹脂製品製造装置1は、射出装置30から射出された溶融樹脂Rが充填されるキャビティ41(図3参照)が形成された金型40を保持する型締装置(金型保持部)44を更に備えている。
このうち、供給部10には、樹脂フレークFが収容されている。この樹脂フレークFは、使用済みのプラスチック製品を選別・粉砕・洗浄することによって作製されたものである。使用済みのプラスチック製品としては、例えばポリエステル容器であってもよい。
本開示において、「ポリエステル」とは、ジカルボン酸化合物とジオール化合物との共重合体を意味する。
ジカルボン酸化合物としては、例えば、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、エイコサンジオン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、メチルマロン酸およびエチルマロン酸、アダマンタンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,8−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フェニルエンダンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、フェナントレンジカルボン酸、9,9’−ビス(4−カルボキシフェニル)フルオレン酸およびこれらのエステル誘導体などが挙げられる。
ジオール化合物としては、例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジエタノール、デカヒドロナフタレンジメタノール、デカヒドロナフタレンジエタノール、ノルボルナンジメタノール、ノルボルナンジエタノール、トリシクロデカンジメタノール、トリシクロデカンエタノール、テトラシクロドデカンジメタノール、テトラシクロドデカンジエタノール、デカリンジメタノール、デカリンジエタノール、5−メチロール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジオキサン、シクロヘキサンジオール、ビシクロヘキシル−4,4’−ジオール、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシルプロパン)、2,2−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)シクロヘキシル)プロパン、シクロペンタンジオール、3−メチル−1,2−シクロペンタジオール、4−シクロペンテン−1,3−ジオール、アダマンジオール、パラキシレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS,スチレングリコール、トリメチロールプロパンおよびペンタエリスリトールなどが挙げられる。
ポリエステルの中でも、テレフタル酸と、エチレングリコールとの共重合体であるポリエチレンテレフタレート(以下、PETとも記す)、またはこれに共重合モノマーが添加された改質ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
ポリエステルは、ジカルボン酸化合物およびジオール化合物以外のモノマーを含んでいてもよいが、その含有量は、全構成単位に対し、10モル%以下であることが好ましく、5モル%以下であることがより好ましく、3モル%以下であることがさらに好ましい。
このような樹脂フレークFは、例えば5mm角以上15mm角以下程度の大きさであってもよい。
次に、除染部20について説明する。除染部20は、主として減圧下で樹脂フレークFを加熱することにより、樹脂フレークFを溶融させるとともに、樹脂フレークFから汚染物資を揮発させて除去する役割を果たす。本実施の形態では、樹脂製品製造装置1は、1つの除染部20を備えている。
この除染部20には、除染部20内を減圧させるための排気路21が連結されている。この排気路21は、図示しない真空ポンプに接続されている。そして、真空ポンプを駆動することにより、除染部20内が減圧されるようになっている。また、除染部20内には、図示しない回転軸を中心に回転可能に構成された加熱機構(図示せず)が設けられている。そして、加熱機構が回転することにより、除染部20内に供給された樹脂フレークFが加熱されて溶融されるようになっている。
また、除染部20は、汚染物質が除去された溶融樹脂Rの粘度(IV値)を増加させる役割も果たす。この際、例えば樹脂フレークFがPETフレークである場合、除染部20において、溶融樹脂RのIV値は、0.72dL/g以上0.88dL/g以下程度まで増加されてもよい。なお、IV値は、JIS K 7390:2003の条件に準拠した測定方法により、測定することができる。
また、除染部20の下部には、除染部20と後述するフィルタ29とを連結する連結部22が設けられている。さらに、除染部20内には、溶融樹脂Rをフィルタ29に送るスクリュ(図示せず)が設けられている。そして、スクリュを回転させることにより、連結部22の下流側に設けられたフィルタ29に溶融樹脂Rが押し出されるようになっている。
フィルタ29は、溶融樹脂R中の微小な異物を除去するためのものである。このフィルタ29は、例えば、25μm以上40μm以下程度の孔径を有する多数の小孔が形成されたメッシュフィルタ等であってもよい。
フィルタ29の下流側には、第1貯留部5が設けられている。本実施の形態では、第1貯留部5は、タンクによって構成されている。このタンクは、底部が漏斗形に形成されていることが好ましい。これにより、タンク内に溶融樹脂Rが滞留してしまうことを抑制することができる。このような第1貯留部5には、除染部20によって除染された溶融樹脂Rが連続して供給されるようになっている。すなわち、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを固化させることなく、溶融された状態の樹脂が第1貯留部5に連続して供給されるようになっている。また、第1貯留部5に供給された溶融樹脂Rは、ポンプPによって射出装置30の後述するバレル50に供給されるように構成されている。すなわち、第1貯留部5に供給された溶融樹脂Rを固化させることなく、溶融された状態の樹脂がバレル50に供給されるように構成されている。さらに、第1貯留部5には、第1貯留部5に供給された溶融樹脂Rを攪拌するための攪拌機Mが設けられている。この攪拌機Mによって第1貯留部5に供給された溶融樹脂Rを攪拌することにより、溶融樹脂Rが固化してしまうことを抑制することができる。
この第1貯留部5の容量は、後述する送り込み工程を1回行う間に、除染部20が除染することができる溶融樹脂Rの量よりも多いことが好ましい。これにより、後述する送り込み工程の間に除染部20が除染した溶融樹脂Rを、第1貯留部5に確実に貯留しておくことができる。このため、除染部20を連続して駆動させることができ、樹脂製品の生産性を向上させることができる。また、この第1貯留部5は、射出装置30の鉛直方向上方に設けられている。これにより、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rを、ポンプPを用いることなく、射出装置30の後述するバレル50に供給することもできる。この場合、省エネルギー化を図ることができる。
次に、図3により、射出装置30について説明する。
図3に示すように、射出装置30は、上述した第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rが供給されるバレル50と、バレル50内に設けられ、溶融樹脂Rを下流側に送る搬送スクリュ60と、搬送スクリュ60を駆動する駆動部70と、バレル50の下流側に設けられ、搬送スクリュ60によって送られた溶融樹脂Rを貯留する第2貯留部80と、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rを射出するノズル90とを有している。
このうち、バレル50は、上述した第1貯留部5に連結されている。このバレル50の外周に、バレル50を加熱する加熱ヒータ51が配置されている。これにより、バレル50内に供給された溶融樹脂Rが加熱されるようになっている。また、バレル50には、搬送スクリュ60によって送られた溶融樹脂Rを下流側に搬送するための第1流路31が接続されている。
搬送スクリュ60は、回転することにより、溶融樹脂Rを更に可塑化する役割を果たす。この搬送スクリュ60には、螺旋状に周回したフライト61が設けられている。このフライト61によって溶融樹脂Rに対して摩擦力が加えられ、当該摩擦力によって、溶融樹脂Rが更に可塑化される。また、搬送スクリュ60は、上述した駆動部70によって、バレル50の長手方向に沿って、バレル50内を前進および後退するように構成されている。この搬送スクリュ60は、バレル50内の溶融樹脂Rを第2貯留部80に送る際には、バレル50に対して前進するようになっている。
上述したように、搬送スクリュ60は、駆動部70によって駆動されるように構成されている。この駆動部70は、例えばモータ等であってもよい。
第2貯留部80は、搬送スクリュ60によって送られた溶融樹脂Rを貯留するシリンダ(第2シリンダ)81と、シリンダ81内に貯留された溶融樹脂Rを押し出すプランジャ(第2プランジャ)82とを含んでいる。プランジャ82は、駆動機構83によって、シリンダ81内を摺動しながら前進するとともに、溶融樹脂Rの圧力によって、シリンダ81内を摺動しながら後退するように構成されている。プランジャ82がシリンダ81に対して後退した場合、シリンダ81内において、溶融樹脂Rが貯留されるとともに計量されるようになっている。一方、プランジャ82がシリンダ81に対して前進した場合、ノズル90から射出成形金型(金型40)内に溶融樹脂Rが射出されるようになっている。
また、第2貯留部80には、第1流路31によって搬送された溶融樹脂Rを第2貯留部80に搬送するとともに、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rをノズル90へ供給するための第2流路32が接続されている。この第2流路32の途中には、上述した第1流路31が接続されている。また、第1流路31と第2流路32との間に、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rの逆流を防止するとともに、溶融樹脂Rを第2貯留部80に貯留する際に、溶融樹脂Rがノズル90に供給されることを防止する三方弁33が設けられている。後述するように、この三方弁33は、バレル50内に供給された溶融樹脂Rを第2貯留部80に送る際には、第1流路31と第2流路32とが互いに連通するように開かれる。この場合、第1流路31はノズル90とは連通しない。一方、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rを金型40のキャビティ41に射出する際には、三方弁33は、第2流路32とノズル90とが互いに連通するように開かれる。この場合、第2流路32は第1流路31とは連通しない。このようにして、第2貯留部80に溶融樹脂Rを送る際に、溶融樹脂Rがノズル90に供給されることを防止するとともに、ノズル90から溶融樹脂Rを射出する際に、溶融樹脂Rがバレル50内に逆流することを抑制することができるようになっている。
次に、金型40について説明する。金型40は、キャビティ側金型42とコア43とを含んでいる。このうちキャビティ側金型42は、型締装置(金型保持部)44の固定プラテン44aに取り付けられている。なお、型締装置44のうち固定プラテン44以外の構成要素については、図示を省略している。この金型40は、型締装置44を用いて、キャビティ側金型42とコア43とを型締めすることにより、作製する樹脂製品の形状に対応するキャビティ41が形成されるようになっている。上述した型締装置44は、例えば、直圧式であってもよく、トグル式であってもよい。
樹脂製品の製造方法
次に、図4乃至図6により、このような構成からなる本実施の形態の作用、すなわち樹脂製品の製造方法について説明する。
まず、供給部10から樹脂フレークFを除染部20に供給する(樹脂フレーク供給工程、図4の符号S1)。なお、除染部20内は、図示しないポンプによって、排気路21を介して減圧されている。
次に、除染部20に供給された樹脂フレークFを除染して溶融樹脂Rを作製する(除染工程、図4の符号S2)。この際、まず、除染部20内において、加熱機構(図示せず)を回転させる。これにより、除染部20内に供給された樹脂フレークFが加熱されて溶融する。また、樹脂フレークFが加熱されることにより、樹脂フレークFに付着した汚染物資が揮発する。これにより、汚染物質が樹脂フレークFから除去されて、溶融樹脂Rが作製される。
また、加熱機構の回転により、溶融樹脂Rが加熱されることによって、溶融樹脂Rの粘度(IV値)が、後述する射出工程において好ましい粘度まで増加する。この際、例えば樹脂フレークFがPETフレークである場合、除染部20において、溶融樹脂RのIV値は、0.72dL/g以上0.88dL/g以下程度まで増加されてもよい。
次に、除染部20内に設けられたスクリュ(図示せず)を回転させることにより、溶融樹脂Rが、除染部20から連結部22に押し出される。
次いで、溶融樹脂Rは、連結部22からフィルタ29に供給される。フィルタ29に供給された溶融樹脂Rは、フィルタ29を通過することによって、微小な異物が除去される。
次に、図5(a)に示すように、除染された溶融樹脂Rを第1貯留部5に貯留する(溶融樹脂貯留工程、図4の符号S3)。この場合、除染された溶融樹脂Rを固化させることなく、溶融された状態の樹脂が第1貯留部5に貯留される。なお、この際、バレル50内に設けられた搬送スクリュ60は、バレル50に対して前進していてもよい。
次に、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rを金型40のキャビティ41(図3参照)に射出する(射出工程、図4の符号S4)。この際、まず、図5(b)に示すように、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rをバレル50に供給する(溶融樹脂供給工程、図4の符号S41)。この際、ポンプP(図2および図3参照)を駆動することにより、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rがバレル50に供給される。この場合、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rを固化させることなく、溶融された状態の樹脂がバレル50に供給される。
次いで、バレル50内に供給された溶融樹脂Rは、搬送スクリュ60の周囲で加熱ヒータ51によって加熱される。また、この際、駆動部70(図3参照)によって搬送スクリュ60を回転させる。これにより、バレル50内に供給された溶融樹脂Rは、搬送スクリュ60のフライト61によって摩擦力が加えられ、当該摩擦力によって、更に可塑化される。
また、搬送スクリュ60は、バレル50に供給された溶融樹脂Rの圧力によって、バレル50に対して徐々に後退する。なお、この際、三方弁33は閉じられており、溶融樹脂Rは、第2貯留部80には供給されないようになっている。このようにして、バレル50内および第1流路31内に、所定の量の溶融樹脂Rが貯められる。なお、搬送スクリュ60は、駆動部70によってバレル50に対して後退させられてもよい。
次いで、図5(c)に示すように、バレル50内に供給された溶融樹脂Rを第2貯留部80に送り込む(送り込み工程、図4の符号S42)。この際、まず、第1流路31と第2流路32とが互いに連通するように、三方弁33を開く。この場合、第1流路31はノズル90とは連通しない。次に、駆動部70によって搬送スクリュ60の回転を停止させる。そして、駆動部70によって搬送スクリュ60をバレル50に対して前進させる。これにより、溶融樹脂Rは、第1流路31および第2流路32を通って第2貯留部80のシリンダ81内に送られる。なお、溶融樹脂Rを第2貯留部80のシリンダ81内に送る際に、駆動部70によって搬送スクリュ60を回転させながら、搬送スクリュ60をバレル50に対して前進させてもよい。
ここで、第2貯留部80のプランジャ82は、溶融樹脂Rがシリンダ81内に送られる前にはシリンダ81に対して前進しており(図5(b)参照)、シリンダ81内に送られた溶融樹脂Rの圧力により、シリンダ81に対して徐々に後退する。そして、シリンダ81内のプランジャ82が所定の位置に後退するまで、溶融樹脂Rが第2貯留部80のシリンダ81内に送られる。このようにして、第2貯留部80に貯留される溶融樹脂Rの計量が行われる。
ところで、バレル50内に供給された溶融樹脂Rを第2貯留部80に送る際、搬送スクリュ60は、バレル50に対して前進する。このため、バレル50内へ新たに溶融樹脂Rを供給するスペースが不足する可能性があり、バレル50内へ新たに溶融樹脂Rを供給することができない可能性がある。これに対して本実施の形態では、樹脂製品製造装置1が、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを貯留する第1貯留部5を備えている。これにより、バレル50内に供給された溶融樹脂Rを第2貯留部80に送る際に、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを第1貯留部5に貯留しておくことができる。このため、除染部20による除染処理を停止することなく、樹脂製品を製造し続けることができる。この結果、環境負荷低減性を有する樹脂製品の生産性を向上させることができる。
次に、図6(a)に示すように、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rをノズル90側に送り出す(送り出し工程、図4の符号S43)。この際、まず、第2流路32とノズル90とが互いに連通するように、三方弁33を開く。この場合、第2流路32は第1流路31とは連通しない。次に、第2貯留部80の駆動機構83(図3参照)によって、プランジャ82をシリンダ81に対して前進させる。これにより、シリンダ81内に貯留された溶融樹脂Rは、第2流路32およびノズル90を通って金型40のキャビティ41内に押し出される。
また、この際、上述した溶融樹脂供給工程(図4の符号S41)と同様に、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rをバレル50に供給する。
そして、キャビティ41内に押し出された溶融樹脂Rは、キャビティ41内で冷却されて固化される。このようにして、キャビティ41内において、樹脂製品が得られる。
その後、図6(b)に示すように、上述した送り込み工程(図4の符号S42)が行われ、バレル50内に供給された溶融樹脂Rが第2貯留部80に送られる。そして、上述した送り出し工程(図4の符号S43、図6(a))が行われる。このようにして、上述した溶融樹脂供給工程(図4の符号S41)、送り込み工程(図4の符号S42)および送り出し工程(図4の符号S43)を繰り返す。これにより、連続的に樹脂製品を製造する。なお、この間、上述した除染工程(図4の符号S2)および溶融樹脂貯留工程(図4の符号S3)は、連続して行われる。
以上のように本実施の形態によれば、樹脂製品製造装置1が、樹脂フレークFを供給する供給部10と、供給部10から供給された樹脂フレークFを除染する除染部20と、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを貯留する第1貯留部5と、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rを射出する射出装置30とを備えている。これにより、使用済みのプラスチック製品を選別・粉砕・洗浄することによって作製された樹脂フレークFから、汚染物質を除去することができる。また、樹脂製品製造装置1が、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを貯留する第1貯留部5を備えていることにより、バレル50内に供給された溶融樹脂Rを第2貯留部80に送る際に、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを第1貯留部5に貯留しておくことができる。これにより、除染部20による除染処理を停止することなく、樹脂製品を製造し続けることができる。このため、環境負荷低減性を有する樹脂製品の生産性を向上させることができる。
また、樹脂製品製造装置1が、除染部20によって除染された溶融樹脂Rを貯留する第1貯留部5を備えていることにより、除染された溶融樹脂Rを固化させることなく、溶融された状態の樹脂を第1貯留部5に貯留することもできる。また、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rを固化させることなく、溶融された状態の樹脂を射出装置30に送ることもできる。これにより、除染された溶融樹脂Rからペレットを作製する工程を省略することができ、樹脂製品の製造コストを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、射出装置30が、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rが供給されるバレル50と、バレル50内に設けられ、溶融樹脂Rを下流側に送る搬送スクリュ60と、バレル50の下流側に設けられ、搬送スクリュ60によって送られた溶融樹脂Rを貯留する第2貯留部80と、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rを射出するノズル90とを有している。これにより、バレル50内に供給された溶融樹脂Rは、搬送スクリュ60によって第2貯留部80に送られる。このように、ノズル90によって射出される溶融樹脂Rが第2貯留部80に貯留されることにより、ノズル90によって射出される溶融樹脂Rの重量のばらつきを抑制することができる。このため、作製される樹脂製品の重量のばらつきを抑制することができる。
また、射出装置30が、バレル50および搬送スクリュ60を有していることにより、第1貯留部5から供給された溶融樹脂Rを更に可塑化することができるとともに、溶融樹脂Rの温度のばらつきを抑制することができる。このため、高品質の樹脂製品を安定して作製することができる。
また、射出装置30が、バレル50および搬送スクリュ60を有していることにより、バレル50内および第1流路31内に所定の量の溶融樹脂Rを貯める際に、溶融樹脂R内に混入した空気を脱気することができる。すなわち、搬送スクリュ60に背圧を加えることにより、バレル50内の溶融樹脂Rに圧力をかけることができ、溶融樹脂R内に混入した空気を脱気することができる。このため、第2貯留部80に貯留される溶融樹脂Rの重量のばらつきを抑制することができ、作製される樹脂製品の重量のばらつきを抑制することができる。また、溶融樹脂R内に混入した空気を脱気することができるため、作製される樹脂製品の品質が低下してしまうことを抑制することができる。
また、射出装置30が、バレル50および搬送スクリュ60を有していることにより、所定の量の溶融樹脂Rをバレル50内に貯めることができるため、搬送スクリュ60によって第2貯留部80に送られる溶融樹脂Rの予備的な計量を行うこともできる。このため、第2貯留部80に送られる溶融樹脂Rの重量のばらつきを効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、第2貯留部80が、溶融樹脂Rを貯留するシリンダ(第2シリンダ)81と、シリンダ81内に貯留された溶融樹脂Rを押し出すプランジャ(第2プランジャ)82とを含んでいる。これにより、シリンダ81内において、射出される溶融樹脂Rを計量することができ、作製される樹脂製品の重量のばらつきを更に効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、バレル50には、搬送スクリュ60によって送られた溶融樹脂Rを下流側に搬送するための第1流路31が接続されており、第2貯留部80には、第1流路31によって搬送された溶融樹脂Rを第2貯留部80に搬送するとともに、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rをノズル90へ供給するための第2流路32が接続されている。また、第1流路31と第2流路32との間に、第2貯留部80に貯留された溶融樹脂Rの逆流を防止するとともに、溶融樹脂Rを第2貯留部80に貯留する際に、溶融樹脂Rがノズル90に供給されることを防止する三方弁33が設けられている。これにより、第2貯留部80に溶融樹脂Rを送る際に、溶融樹脂Rがノズル90に供給されることを防止することができるとともに、ノズル90から溶融樹脂Rを射出する際に、溶融樹脂Rがバレル50内に逆流することを抑制することができる。
なお、上述した本実施の形態において、樹脂製品製造装置1が、1つの除染部20を備えている例を示したが、これに限られない。図示はしないが、例えば、樹脂製品製造装置1が複数の除染部20を備えていてもよい。樹脂製品製造装置1が複数の除染部20を備えていることにより、溶融樹脂Rの除染効果を高めることができる。
また、上述した本実施の形態において、射出装置30が、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rが供給されるバレル50と、バレル50内に設けられ、溶融樹脂Rを下流側に送る搬送スクリュ60とを有している例を示したが、これに限られない。図示はしないが、例えば、射出装置30が、バレル50および搬送スクリュ60を有していなくてもよい。すなわち、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rが、第2貯留部80やノズル90に直接供給されてもよい。この場合においても、除染部20による除染処理を停止することなく、樹脂製品を製造し続けることができる。このため、環境負荷低減性を有する樹脂製品の生産性を向上させることができる。
また、上述した本実施の形態において、樹脂製品製造装置1の第1貯留部5がタンクによって構成されている例について説明したが、これに限られない。例えば、図7および図8に示すように、第1貯留部5が、溶融樹脂Rを貯留するシリンダ(第1シリンダ)5aと、シリンダ5a内に貯留された溶融樹脂Rを押し出すプランジャ(第1プランジャ)5bとを有していてもよい。この場合、プランジャ5bは、駆動機構5cによって、シリンダ5a内を摺動しながら前進するとともに、溶融樹脂Rの圧力によって、シリンダ5a内を摺動しながら後退するように構成されていてもよい。そして、プランジャ5bがシリンダ5aに対して後退した場合、シリンダ5a内において、溶融樹脂Rが貯留されるようになっていてもよい。また、プランジャ5bがシリンダ5aに対して前進した場合、バレル50内に溶融樹脂Rが供給されるようになっていてもよい。
ここで、シリンダ5a内に溶融樹脂Rを貯留する場合、シリンダ5a内に貯留される溶融樹脂Rの量は、上述した送り込み工程を1回行う間に、除染部20が除染することができる溶融樹脂Rの量よりも多いことが好ましい。これにより、送り込み工程の間に除染部20が除染した溶融樹脂Rを、第1貯留部5に確実に貯留しておくことができる。このため、除染部20を連続して駆動させることができ、樹脂製品の生産性を向上させることができる。
本変形例では、第1貯留部5が、溶融樹脂Rを貯留するシリンダ(第1シリンダ)5aと、シリンダ5a内に貯留された溶融樹脂Rを押し出すプランジャ(第1プランジャ)5bとを有している。これにより、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rをバレル50内に容易に供給することができる。とりわけ、第1貯留部5がシリンダ5a内に貯留された溶融樹脂Rを押し出すプランジャ5bを有していることにより、溶融樹脂RのIV値が0.77dL/g以上の場合であっても、第1貯留部5に貯留された溶融樹脂Rをバレル50内に容易に供給することができる。このため、第1貯留部5に溶融樹脂Rが滞留してしまうことをより効果的に抑制することができる。
上記実施の形態および変形例に開示されている複数の構成要素を必要に応じて適宜組合せることも可能である。あるいは、上記実施の形態および変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 樹脂製品製造装置
5 第1貯留部
5a 第1シリンダ
5b 第1プランジャ
10 供給部
20 除染部
30 射出装置
31 第1流路
32 第2流路
33 三方弁
40 金型
41 キャビティ
50 バレル
60 搬送スクリュ
80 第2貯留部
81 第2シリンダ
82 第2プランジャ
90 ノズル
F 樹脂フレーク
R 溶融樹脂

Claims (9)

  1. 樹脂フレークから樹脂製品を製造するための樹脂製品製造装置において、
    前記樹脂フレークを供給する供給部と、
    前記供給部から供給された前記樹脂フレークを除染して溶融樹脂を作製する除染部と、
    前記除染部によって除染された前記溶融樹脂を貯留する第1貯留部と、
    前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂を射出する射出装置とを備える、樹脂製品製造装置。
  2. 前記第1貯留部は、タンクによって構成されている、請求項1に記載の樹脂製品製造装置。
  3. 前記第1貯留部は、前記溶融樹脂を貯留する第1シリンダと、前記第1シリンダ内に貯留された前記溶融樹脂を押し出す第1プランジャとを有する、請求項1に記載の樹脂製品製造装置。
  4. 前記射出装置は、前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂が供給されるバレルと、前記バレル内に設けられ、前記溶融樹脂を下流側に送る搬送スクリュと、前記バレルの下流側に設けられ、前記搬送スクリュによって送られた前記溶融樹脂を貯留する第2貯留部と、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂を射出するノズルとを有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の樹脂製品製造装置。
  5. 前記第2貯留部は、前記溶融樹脂を貯留する第2シリンダと、前記第2シリンダ内に貯留された前記溶融樹脂を押し出す第2プランジャとを含む、請求項4に記載の樹脂製品製造装置。
  6. 前記バレルには、前記搬送スクリュによって送られた前記溶融樹脂を下流側に搬送するための第1流路が接続されており、前記第2貯留部には、前記第1流路によって搬送された前記溶融樹脂を前記第2貯留部に搬送するとともに、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂を前記ノズルへ供給するための第2流路が接続されており、前記第1流路と前記第2流路との間に、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂の逆流を防止するとともに、前記溶融樹脂を前記第2貯留部に貯留する際に、前記溶融樹脂が前記ノズルに供給されることを防止する三方弁が設けられている、請求項4または5に記載の樹脂製品製造装置。
  7. 前記射出装置から射出された前記溶融樹脂が充填されるキャビティが形成された金型を保持する金型保持部を更に備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の樹脂製品製造装置。
  8. 樹脂フレークから樹脂製品を製造するための樹脂製品の製造方法において、
    樹脂フレークを除染部に供給する工程と、
    前記除染部に供給された前記樹脂フレークを除染して溶融樹脂を作製する工程と、
    除染された前記溶融樹脂を第1貯留部に貯留する工程と、
    前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂を金型のキャビティに射出する工程とを備える、樹脂製品の製造方法。
  9. 前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂を金型のキャビティに射出する工程は、前記第1貯留部に貯留された前記溶融樹脂をバレルに供給する工程と、前記バレル内に供給された前記溶融樹脂を第2貯留部に送り込む工程と、前記第2貯留部に貯留された前記溶融樹脂をノズル側に送り出す工程とを有する、請求項8に記載の樹脂製品の製造方法。
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