JP2021084260A - 液体を吐出する方法及び液体を吐出する装置 - Google Patents

液体を吐出する方法及び液体を吐出する装置 Download PDF

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正行 小谷野
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未央 熊井
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敬詞 渡邊
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拓 畠山
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Abstract

【課題】粒状度が低く、階調性の優れた画像が得られる液体を吐出する方法を提供する。【解決手段】有機溶剤と、樹脂とを含む液体を吐出手段から吐出してメディア2に着弾させる液体を吐出する方法であって、メディアに着弾させる液体の単位面積当たりの重量を着弾重量とし、かつ、メディアに着弾してメディア上で接触する液体どうしをそれぞれ先行滴及び後行滴とし、先行滴が前記メディアに着弾してから後行滴がメディアに着弾するまでの時間を着弾時間差としたとき、着弾重量に応じて着弾時間差を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、液体を吐出する方法及び液体を吐出する装置に関する。
インクジェット記録方法はインク液滴を飛翔させ、記録用メディアに付着させて記録する記録方法であり、印刷ムラがなく、粒状感やインクのにじみなどを抑えた高画質な画像が求められている。
例えば、特許文献1、2では、予備吐出を行う時間間隔やインクの種類を規定し、加熱工程を検討することにより、乾燥性や耐擦性を向上させ、印刷ムラや光沢に優れる画像を提供できるとしている。特許文献3では、加熱工程の温度やインクの種類を検討することにより、速乾性に優れ、インクのにじみを抑えた高画質な画像を提供できるとしている。
プラスチックフィルムや塩化ビニルシートなどのメディア上にインクで印刷する場合、画像に応じた所望の位置に所望の量のインク液滴を着弾させ、溶媒の乾燥等によりメディア上にドットを形成する必要がある。この際、インク着弾量によっては、液滴が不均一に接触、凝集等を起こして、理想の場所に理想の形のドットを形成することが困難となり、粒状感や階調性が極端に悪くなる問題がある。しかし、従来技術では十分に解決できておらず、更なる向上が求められている。
そこで本発明は、粒状度が低く、階調性の優れた画像が得られる液体を吐出する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の液体を吐出する方法は、有機溶剤と、樹脂とを含む液体を吐出手段から吐出してメディアに着弾させる液体を吐出する方法であって、前記メディアに着弾させる前記液体の単位面積当たりの重量を着弾重量とし、かつ、前記メディアに着弾して前記メディア上で接触する前記液体どうしをそれぞれ先行滴及び後行滴とし、前記先行滴が前記メディアに着弾してから前記後行滴が前記メディアに着弾するまでの時間を着弾時間差としたとき、前記着弾重量に応じて前記着弾時間差を制御することを特徴とする。
本発明によれば、粒状度が低く、階調性の優れた画像が得られる液体を吐出する方法を提供することができる。
本発明の液体を吐出する装置の一例を示す概略図である。 同装置の要部平面図である。 インクを吐出するインクジェットヘッドの概略平面図である。 インクカートリッジの一例を示す概略斜視図である。 先行滴と後行滴の着弾時間差の一例を説明するための模式図である。 着弾重量と明度との関係の一例を説明するための図である。 先行滴と後行滴の着弾時間差の他の例を説明するための模式図である。 先行滴と後行滴の着弾時間差の他の例を説明するための模式図である。 先行滴と後行滴の着弾時間差の他の例を説明するための模式図である。 先行滴と後行滴の着弾時間差の他の例を説明するための模式図である。
以下、本発明に係る液体を吐出する方法及び液体を吐出する装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の液体を吐出する方法は、有機溶剤と、樹脂とを含む液体を吐出手段から吐出してメディアに着弾させる液体を吐出する方法であって、前記メディアに着弾させる前記液体の単位面積当たりの重量を着弾重量とし、かつ、前記メディアに着弾して前記メディア上で接触する前記液体どうしをそれぞれ先行滴及び後行滴とし、前記先行滴が前記メディアに着弾してから前記後行滴が前記メディアに着弾するまでの時間を着弾時間差としたとき、前記着弾重量に応じて前記着弾時間差を制御することを特徴とする。
また、本発明の液体を吐出する装置は、本発明の液体を吐出する方法に用いる液体を吐出する装置であって、前記吐出手段と、前記着弾重量に応じて前記着弾時間差を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、粒状度が低く、階調性の優れた画像が得られる。また、本発明によれば、所望な位置で均一なドットを形成し、粒状度が低く、階調によりムラやノイズの少ない高画質な画像が得られる。
(液体を吐出する方法及び液体を吐出する装置)
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して説明する。まず、本実施形態の液体を吐出する装置の一例について説明する。ここでは、印刷装置を例として説明する。
図1は本実施形態の印刷装置の側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図、図3はヘッドの平面説明図、図4はインクカートリッジの一例を示す外観斜視説明図である。この印刷装置は、シリアル型インクジェット記録装置であり、メディア2に印刷する印刷部(画像形成部)101、メディア2を搬送する搬送部102、メディア2を収容するロール収納部103、メディア2を巻き取るロール巻き取り部104などを備えている。
この装置では、メディア2をロール状に巻き回したロール体1を使用する。ロール体1はロール収納部103に収納され、搬送ローラ対31でロール体1からメディア2を引きだして送り出す。
印刷部101は、吐出手段として、液体を吐出する複数のノズル列を有する液体吐出ヘッド(以下、「ヘッド」という。)11をキャリッジ12に搭載している。図2にも示されるように、キャリッジ12は、主走査方向(図1では紙面垂直方向)に往復移動可能にガイド部材13に保持されている。メディア2の搬送方向を副走査方向としている。
ここで、図3に示すように、ヘッド11は、インクを吐出する複数(m個)のノズルn1〜nmを配列した複数のノズル列Na〜Neを有し、ノズル配列方向をメディア搬送方向(副走査方向)にしてキャリッジ12に搭載されている。ヘッド11のノズル列Na〜Ndは、例えば、第1液体であるブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)などの第1画像印刷用の液体の吐出に使用する第1ノズル列を含む。ヘッド11のノズル列Neは、例えば、第2液体であるホワイト(W)などの第2画像印刷用の液体の吐出に使用する第2ノズル列を含む。
なお、この例では1つのヘッドが5つのノズル列Na〜Neを有しているが、複数のヘッドで複数のノズル列を有する構成とすることもできる。
搬送部102は、印刷部101のメディア搬送方向(矢印A方向:副走査方向)上流側に、搬送手段である搬送ローラ21及び対向ローラ22が配置され、メディア2を挟んで搬送する。また、印刷部101に対向してメディア2を案内するプラテン部材25が配置されている。ロール巻取り部104は、メディア2を巻き取る巻取りロール41を備えている。
そして、メディア2の搬送方向に沿ってプリヒータ51、プリントヒータ52、ポストヒータ53をそれぞれ配置している。プリヒータ51は、印刷部101による印刷領域の手前でメディア2を加熱するヒータである。プリントヒータ52は、印刷部101による印刷領域でメディア2を加熱する加熱手段としてのヒータである。ポストヒータ53は、印刷部101による印刷がされた後のメディア2を加熱する加熱手段としてのヒータである。
プリヒータ51とプリントヒータ52、ポストヒータ53には、セラミックやニクロム線を用いた電熱ヒータ等を使用できる。また、ポストヒータ53の下流側に、メディア2に温風を吹き付ける温風ファン54が設けられている。温風ファン54により、印刷面の液体に直接温風を当てることによって雰囲気の湿度を下げて完全に乾燥させる。
これらのヒータ51〜53及び温風ファン54が搭載されていることで、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、アクリル樹脂などの液体がしみ込まない非吸収性のメディアへの印刷に好適である。非吸収性の媒体に対しては、溶剤系液体、樹脂成分の多い水性レジン液体などを使用することで良好な定着性が得られる。
図4はインクカートリッジの斜視説明図である。インクカートリッジ410のインク収容部411は、例えばアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されていおり、インク収容部411は、例えば、プラスチックス製の収容容器ケース414内に収容される。本実施形態の印刷装置にはカートリッジホルダが設けられていてもよく、カートリッジホルダにはインクカートリッジ410を着脱自在に装着することができる。これにより、各色用の供給チューブを介して、インクカートリッジ410の各インクの排出口413と各色用の吐出ヘッドとが連通し、吐出ヘッドからメディアへインクを吐出可能となる。
本実施形態に用いられるメディア2としては、適宜変更することができるが、中でも非吸収性メディアが好ましい。非吸収性メディアとは、インクの溶媒を実質吸収することのないフィルム、シート、ボード状等のメディアのことである。より定量的には、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m以下である基材をいう。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの材料から選ばれる単独または複合のフィルムシート等が挙げられる。その中でも、印刷面にポリ塩化ビニルを含む非吸収性メディアは、インク中の有機溶剤との相性がよく、均一なインク層を設けることができるため好ましい。
次に、本実施形態における着弾時間差の制御の方法について詳細を説明する。
本実施形態において、着弾重量はメディアに着弾させる液体の単位面積当たりの重量を表す。着弾重量の単位は、例えばg/mである。着弾重量は画像データによっては位置により異なることもあるが、全画像データまたは部分的な画像データに着弾させる滴重量と打ち込み数から算出が可能である。
本実施形態において、媒体に着弾して媒体上で接触する液体どうしをそれぞれ先行滴及び後行滴としたとき、先行滴が媒体に着弾してから後行滴が媒体に着弾するまでの時間を着弾時間差とする。着弾時間差の単位は、例えばs(秒)である。
着弾時間差は、印字シーケンス上、着目する滴の上下左右または斜めの隣接マトリクスに着弾し、ドットが接触する液滴どうしの時間差を指すが、着弾位置が目標から大きくばらつく際や、解像度に対して極端に大きなドットを形成するケースの際は、隣接マトリクスに限定されない。
着弾時間差について、図5を用いて補足説明する。図5は、メディアに着弾したドットの並びの一例を示す図である。
ここで示される例では、吐出手段がメディア上を走査するものであり、図中の太矢印(a)で示される方向に吐出手段が走査する(主走査方向)。主走査方向の端部側から他の端部側まで吐出手段が走査することを1スキャンと称し、図中の番号は、何回目のスキャンで吐出された液滴かを示すものである。図に示される例では、すべて1回目のスキャンで吐出された液滴であり、ここでの吐出手段は、4つのノズルから吐出された例である。
ここでは、主走査方向と副走査方向の上下左右の隣接マトリクスで液滴がそれぞれ接触するが、メディア上で接触する箇所が複数ある場合、最も短い時間を着弾時間差とする。図中、符号201、202で示されるように、副走査方向で隣接する液滴どうしが先行滴201、後行滴202となる。しかし、別の例を後述するが、先行滴、後行滴はこれに限られるものではなく、適宜変更される。
本実施形態では、着弾重量に応じて着弾時間差を制御する。着弾時間差の制御は、適宜変更することが可能であり、着弾重量の多い画像では着弾時間差を大きく(長く)、着弾重量の少ない画像では着弾時間差を小さく(短く)することが好ましい。この場合、液滴が接触することによる理想のドット位置、ドット形状からのばらつきを低減することができる。
上記のように制御するには、例えば閾値を設定し、着弾重量が閾値以上の場合、着弾重量が前記閾値未満のときよりも着弾時間差を大きくすることが好ましい。
閾値としては、適宜変更することが可能である。一例について、図6を用いて説明する。図6は、着弾重量をそれぞれ変更して画像を形成した場合の画像の明度をプロットした図である。なお、この例は、色材としてシアンを含むインクを用いた場合の例であり、図中の曲線は近似式である。
図示されるように、着弾重量が大きくなると明度が下がり、着弾重量が小さくなると明度が上がる。着弾重量7g/mで明度が60付近になっており、明度の値が60を超えると、画像の見え方に違いが生じたり、階調性に違いが生じたりするため、着弾重量7g/mを閾値の例とすることが好ましい。着弾重量が7g/m付近では、着弾液滴がメディアを埋める面積が大きくなることにより、液滴が接触する確率が大きくなり、粒状性を上昇させる起点と考えられる。
上記を考慮し、例えば着弾重量が7g/m以上の場合、着弾重量が7g/m未満のときよりも着弾時間差を大きくすることが好ましい。着弾時間差をどのような値にするかは、適宜変更することが可能であるが、例えば、着弾重量が7g/m以上の場合、下記式(I)により求められる指標値t1[s]よりも着弾時間差を大きくすることが好ましい。
t1[s]=0.8×p×w/(r×v) ・・・式(I)
ただし、式(I)において、吐出手段はメディア上を走査し、該走査方向を主走査方向、該主走査方向と垂直な方向を副走査方向とし、吐出手段における主走査方向の端部側から他の端部側までの走査を1スキャンとしている。また、式(I)中、p、w、r、vはそれぞれ以下を表す。
パス数pは、着弾する液体1滴あたりの主走査方向のドットの数を表し、例えば、2パスの場合、主走査方向の2ドットのうちの1つに液体1滴を着弾させる。また、パス数pにより、印字シーケンス上の主走査方向のドットを間引く数が求められる。例えば、2パスの場合、主走査方向のドットを1つ飛ばして液滴を吐出し、4パスの場合、ドットを3つ飛ばしで液滴を着弾させる。なお、パス数の単位はない。また、着弾する液体1滴あたりのドットと称した場合、このドットは、液滴が着弾する予定の箇所をいうが、必ずしも液滴が着弾することを要するものではない。
印字幅w[m]は、吐出手段が主走査方向に1スキャンするときの移動距離を表す。走査速度が同じである場合、印字幅が短いほど吐出手段の往復のタイミングが早くなる。
インターレース数rは、着弾する液体1滴あたりの副走査方向のドットの数の逆数を表し、例えば、1/2インターレースの場合、副走査方向の2ドットのうちの1つに液体1滴を着弾させる。また、インターレース数rは、印字シーケンスの副走査方向に対して、一度のスキャンで所定の画像単位(画像マトリクス)のどれだけを埋めるのかを分数表記したものともいえる。例えば、1/2インターレースは2回印字スキャン、1/4インターレースは4回印字スキャンで副走査方向の画像マトリクスに液滴を着弾させることを表す。なお、インターレース数の単位はない。
走査速度v[m/s]は、吐出手段における主走査方向の移動速度を表す。キャリッジ速度とも称する。印字幅が同じである場合、走査速度が速いほど往復のタイミングが早くなる。
また、着弾重量が7g/m未満の場合、下記式(II)により求められる指標値t2[s]よりも着弾時間差を小さくすることが好ましい。
t2[s]=1.2×p×w/(r×v) ・・・式(II)
ただし、式(II)において、式(I)と同様に、吐出手段はメディア上を走査し、該走査方向を主走査方向、該主走査方向と垂直な方向を副走査方向とし、吐出手段における主走査方向の端部側から他の端部側までの走査を1スキャンとしている。また、式(II)中、p、w、r、vは式(I)と同様である。
上記のように、式(I)、式(II)で求められる指標t1、t2を目安にして、着弾時間差を調整することにより、液滴が接触することによる理想のドット位置、ドット形状からのばらつきをより低減することができる。
以下、式(I)及び式(II)についての補足説明と、着弾時間差の制御方法の一例を説明する。
図7は、パス数pが1であり、インターレース数rが1/2である場合の例を模式的に説明する図である。図中太矢印(a)に示される1回目のスキャン(往路)を行ったときに、1番の液滴が吐出され、太矢印(b)に示される2回目のスキャン(復路)を行ったときに、2番の液滴が吐出される。
ここで示される例では、パス数pが1であるため、主走査方向のドットは飛ばさずに隣接するようにして液滴を吐出する。また、インターレース数rが1/2であるため、1回のスキャンにおいて副走査方向のドットは1つ離れて液滴が吐出される。このため、図示されるように、主走査方向に隣接するドットどうしが先行滴201、後行滴202となる。
なお、ここで示される例では、吐出手段が往路と復路でそれぞれ液滴を吐出しているが、これに限られるものではなく、往路のみで液滴を吐出する形態や復路のみで液滴を吐出する形態であってもよい。
図7において、着弾時間差を制御する方法としては、例えば、走査速度vを変更することが挙げられる。走査速度vを大きくすることにより、着弾時間差が大きく(長く)なる。この他にも、吐出手段が液滴を吐出する際に双方向印字、すなわち往路及び復路の両方で液滴を吐出する場合と、一方向印字、すなわち往路又は復路のどちらかのみで液滴を吐出する場合とを変更することによっても着弾時間差を制御することができる。また、液体を吐出する速度を変更することでも制御できる。
図8は、パス数pが2であり、インターレース数rが1/2である場合の例を模式的に説明する図である。1回目のスキャン(矢印(a)、往路)を行ったときに、1番の液滴が吐出され、2回目のスキャン(矢印(b)、復路)を行ったときに、2番の液滴が吐出される。次いで、3回目のスキャン(矢印(a)、往路)を行ったときに、3番の液滴が吐出され、4回目のスキャン(矢印(b)、復路)を行ったときに、4番の液滴が吐出される。
ここで示される例では、パス数pが2であるため、主走査方向のドットが1つ飛ばされて液滴を吐出する。また、インターレース数rが1/2であるため、1回のスキャンにおいて副走査方向のドットは1つ離れて液滴が吐出される。このため、図示されるように、副走査方向に隣接するドットどうしが先行滴201、後行滴202となる。
図からもわかるように、図7と図8では、着弾時間差が異なっている。図8に示される例の方が、図7に示される例よりも着弾時間差が大きい。すなわち、パス数やインターレース数を変更することにより、着弾時間差を制御することができる。
図9は、パス数pが2であり、インターレース数rが1/4である場合の例を模式的に説明する図である。奇数回目のスキャン(矢印(a)、往路)を行ったときに、奇数番の液滴が吐出され、偶数回目のスキャン(矢印(b)、復路)を行ったときに、偶数番の液滴が吐出される。
ここで示される例では、パス数pが2であるため、主走査方向のドットが1つ飛ばされて液滴を吐出する。また、インターレース数rが1/4であるため、1回のスキャンにおいて副走査方向のドットは3つ離れて液滴が吐出される。このため、図示されるように、副走査方向に隣接するドットどうしが先行滴201、後行滴202となる。
図10は、パス数pが4であり、インターレース数rが1/4である場合の例を模式的に説明する図である。奇数回目のスキャン(矢印(a)、往路)を行ったときに、奇数番の液滴が吐出され、偶数回目のスキャン(矢印(b)、復路)を行ったときに、偶数番の液滴が吐出される。
ここで示される例では、パス数pが4であるため、主走査方向のドットが3つ飛ばされて液滴を吐出する。また、インターレース数rが1/4であるため、1回のスキャンにおいて副走査方向のドットは3つ離れて液滴が吐出される。このため、図示されるように、主走査方向に隣接するドットどうしが先行滴201、後行滴202となる。
図7〜図9では、1番の液滴と2番の液滴が副走査方向で接触するように吐出されているが、図10では、1番の液滴と2番の液滴が副走査方向で接触しないように吐出されている。2回目のスキャンにおいて吐出される液滴は、1回目のスキャンにおいて吐出された液滴と、主走査方向に2ドットずれている。このように、本実施形態においては、液滴を吐出する箇所を適宜変更することができる。
従って、図からもわかるように、図10と例えば図9とでは、着弾時間差が異なっている。図10に示される例の方が、図9に示される例よりも着弾時間差が大きい。すなわち、パス数やインターレース数を変更することにより、着弾時間差を制御することができる。
上記のように、着弾時間差を制御するための方法としては、適宜変更することが可能であるが、例えば、走査速度、印字幅を変更する方法、パス数やインターレース数を変更する方法、液体を吐出する速度を変更する方法等が挙げられる。この他にも、吐出手段が液滴を吐出する際に双方向印字、すなわち往路及び復路の両方で液滴を吐出する場合と、一方向印字、すなわち往路又は復路のどちらかのみで液滴を吐出する場合とを変更することによっても着弾時間差を制御することができる。このような制御は、例えば、装置に備えられる制御手段によって行うことができる。
なお、本実施形態においてインクの種類の数は特に制限されない。一種であってもよいし、複数種であってもよい。複数種である場合は、例えば色材の異なる複数のインクを用いることができる。
(インク)
本発明に用いられる液体としては、インクが好ましい。以下、インクを例に挙げて、インクに用いる有機溶剤、樹脂、その他の成分について説明する。
インクとしては、例えば水系インク、非水系インクとすることができる。その中でも非水系インクは、ポリ塩化ビニルを含む非吸収性メディアの一部を膨潤、溶解、相溶する有機溶剤を添加しやすく、ドット位置やドット形状がより安定するため好ましい。
<有機溶剤>
本発明に使用する有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
水溶性有機溶剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N-ジメチルプロピオンアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等が挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物も好適に使用される。炭素数8以上のポリオール化合物の具体例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールなどが挙げられる。
グリコールエーテル化合物の具体例としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物は、記録媒体として紙を用いた場合に、インクの浸透性を向上させることができる。
有機溶剤のインク中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<水>
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%〜60質量%がより好ましい。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。
顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、混晶を使用しても良い。
顔料としては、例えば、ブラック顔料、イエロー顔料、マゼンダ顔料、シアン顔料、白色顔料、緑色顔料、橙色顔料、金色や銀色などの光沢色顔料やメタリック顔料などを用いることができる。
無機顔料として、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロー、カドミウムレッド、クロムイエローに加え、コンタクト法、ファーネス法、サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。
また、有機顔料としては、アゾ顔料、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用できる。これらの顔料のうち、溶媒と親和性の良いものが好ましく用いられる。その他、樹脂中空粒子、無機中空粒子の使用も可能である。
顔料の具体例として、黒色用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料があげられる。
さらに、カラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1、3、12、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、138、150、153、155、180、185、213、C.I.ピグメントオレンジ5、13、16、17、36、43、51、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22、23、31、38、48:2、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3、48:4、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、184、185、190、193、202、207、208、209、213、219、224、254、264、C.I.ピグメントバイオレット1(ローダミンレーキ)、3、5:1、16、19、23、38、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルー)、15:1、15:2、15:3、15:4(フタロシアニンブルー)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36、等がある。
染料としては、特に限定されることなく、酸性染料、直接染料、反応性染料、及び塩基性染料が使用可能であり、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記染料として、例えば、C.I.アシッドイエロー 17,23,42,44,79,142、C.I.アシッドレッド 52,80,82,249,254,289、C.I.アシッドブルー 9,45,249、C.I.アシッドブラック 1,2,24,94、C.I.フードブラック 1,2、C.I.ダイレクトイエロー 1,12,24,33,50,55,58,86,132,142,144,173、C.I.ダイレクトレッド 1,4,9,80,81,225,227、C.I.ダイレクトブルー 1,2,15,71,86,87,98,165,199,202、C.I.ダイレクドブラック 19,38,51,71,154,168,171,195、C.I.リアクティブレッド 14,32,55,79,249、C.I.リアクティブブラック 3,4,35が挙げられる。
インク中の色材の含有量は、画像濃度の向上、良好な定着性や吐出安定性の点から、0.1質量%以上15質量%以下が好ましく、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である。
顔料を分散してインクを得るためには、顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法、顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法、分散剤を用いて分散させる方法、などが挙げられる。
顔料に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法としては、例えば、顔料(例えばカーボン)にスルホン基やカルボキシル基等の官能基を付加することで、水中に分散可能とする方法が挙げられる。
顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法としては、顔料をマイクロカプセルに包含させ、水中に分散可能とする方法が挙げられる。これは、樹脂被覆顔料と言い換えることができる。この場合、インクに配合される顔料はすべて樹脂に被覆されている必要はなく、本発明の効果が損なわれない範囲において、被覆されない顔料や、部分的に被覆された顔料がインク中に分散していてもよい。
分散剤を用いて分散させる方法としては、界面活性剤に代表される、公知の低分子型の分散剤、高分子型の分散剤を用いて分散する方法が挙げられる。
分散剤としては、顔料に応じて例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等を使用することが可能である。
竹本油脂社製RT−100(ノニオン系界面活性剤)や、ナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物も、分散剤として好適に使用できる。
分散剤は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
<顔料分散体>
顔料に、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを得ることが可能である。また、顔料と、その他水や分散剤などを混合して顔料分散体としたものに、水や有機溶剤などの材料を混合してインクを製造することも可能である。
前記顔料分散体は、水、顔料、顔料分散剤、必要に応じてその他の成分を混合、分散し、粒径を調整して得られる。分散は分散機を用いると良い。
顔料分散体における顔料の粒径については特に制限はないが、顔料の分散安定性が良好となり、吐出安定性、画像濃度などの画像品質も高くなる点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上500nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。顔料の粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
前記顔料分散体における顔料の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な吐出安定性が得られ、また、画像濃度を高める点から、0.1質量%以上50質量%以下が好ましく、0.1質量%以上30質量%以下がより好ましい。
前記顔料分散体は、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などで粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
<樹脂>
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いても良い。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
<添加剤>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH、NHCHCHOH、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOH)等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩、などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
前記シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサンなどが挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤が水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一般式(S-1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
Figure 2021084260
(但し、一般式(S-1)式中、m、n、a、及びbは、それぞれ独立に、整数を表わし、Rは、アルキレン基を表し、R’は、アルキル基を表す。)
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、市販品を用いることができ、例えば、KF−618、KF−642、KF−643(信越化学工業株式会社)、EMALEX−SS−5602、SS−1906EX(日本エマルジョン株式会社)、FZ−2105、FZ−2118、FZ−2154、FZ−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−2164(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、BYK−33、BYK−387(ビックケミー株式会社)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(東芝シリコン株式会社)などが挙げられる。
前記フッ素系界面活性剤としては、フッ素置換した炭素数が2〜16の化合物が好ましく、フッ素置換した炭素数が4〜16である化合物がより好ましい。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に一般式(F-1)及び一般式(F-2)で表わされるフッ素系界面活性剤が好ましい。
Figure 2021084260
上記一般式(F−1)で表される化合物において、水溶性を付与するためにmは0〜10の整数が好ましく、nは0〜40の整数が好ましい。
一般式(F-2)
2n+1−CH2CH(OH)CH2−O−(CH2CH2O)−Y
上記一般式(F-2)で表される化合物において、YはH、又はCmF2m+1でmは1〜6の整数、又はCHCH(OH)CH−CmF2m+1でmは4〜6の整数、又はCpH2p+1でpは1〜19の整数である。nは1〜6の整数である。aは4〜14の整数である。
上記のフッ素系界面活性剤としては市販品を使用してもよい。この市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF−470、F−1405、F−474(いずれも、大日本インキ化学工業株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR、キャプストーンFS−30、FS−31、FS−3100、FS−34、FS−35(いずれも、Chemours社製);FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも、株式会社ネオス社製)、ポリフォックスPF−136A,PF−156A、PF−151N、PF−154、PF−159(オムノバ社製)、ユニダインDSN-403N(ダイキン工業株式会社製)などが挙げられ、これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する浸透性、濡れ性、均染性が著しく向上する点から、Chemours社製のFS−3100、FS−34、FS−300、株式会社ネオス製のFT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW、オムノバ社製のポリフォックスPF−151N及びダイキン工業株式会社製のユニダインDSN-403Nが特に好ましい。
インク中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<消泡剤>
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
<防腐防黴剤>
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
<pH調整剤>
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
<インクの物性>
インクの物性としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粘度、表面張力、pH等が以下の範囲であることが好ましい。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば回転式粘度計(東機産業社製RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
また、本発明の用語における、画像形成、記録、印字、印刷等は、いずれも同義語とする。記録媒体、メディア、被印刷物は、いずれも同義語とする。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。なお、「部」とあるのは「質量部」を表す。
(インクの調製)
<インク1(水系)の調製>
以下の処方により、水系インクである[インク1]を調製した。
C.I.Pigment Blue 15:3・・・・・3部
バイオニンA−51−B(分散剤)・・・・・・・・・・1部
スーパーフレックス150(ポリウレタン樹脂)・・・・6部
1,2−プロパンジオール・・・・・・・・・・・・10部
3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド・10部
トリエチレングリコールモノブチルエーテル・・・・・4部
3−メトキシ−3−メチルブタノール・・・・・・・・4部
2−エチル1,3−ヘキサンジオール・・・・・・・・3部
SAG002(界面活性剤)・・・・・・・・・・・・・3部
プロキセルLV(防腐防カビ剤)・・・・・・・・0.05部
BT−120(防錆剤)・・・・・・・・・・・・0.05部
AD01(消泡剤)・・・・・・・・・・・・・・・0.1部
高純水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・残部
(合計100部)
なお、上記の市販品は以下である。
バイオニンA−51−B:竹本油脂社製
スーパーフレックス150:第一工業製薬社製
プロキセルLV:アビシア社製
BT−120:城北化学工業社製
SAG002、AD01:日信化学工業社製
<インク2(非水系)の調製>
以下の処方により、非水系インクである[インク2]を調製した。
C.I.Pigment Blue 15:3・・・・・・・・・・・・・3部
ソルスパース37500(分散剤)・・・・・・・・・・・・・・・・・3部
メタクリル酸樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6部
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル・・・・・・・・・・・・70部
γ−ブチロラクトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5部
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル・・・・・・・・・・・・・6部
2−[2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−1−メチルエタノール・・5部
ノイゲンLP−70(界面活性剤)・・・・・・・・・・・・・・・・・・2部
(合計100部)
なお、上記の市販品は以下である。
ソルスパース37500:ルーブリゾール社製
ノイゲンLP−70:第一工業製薬社製
<インク3(非水系)の調製>
以下の処方により、非水系インクである[インク3]を調製した。
C.I.Pigment Blue 15:3・・・・・・・・・・・・・1部
ソルスパース37500(分散剤)・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部
メタクリル酸樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7部
ジエチレングリコールエチルメチルエーテル・・・・・・・・・・・・70部
γ−ブチロラクトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6部
ジプロピレングリコールモノメチルエーテル・・・・・・・・・・・・・7部
2−[2−メトキシ−1−メチルエトキシ]−1−メチルエタノール・・6部
ノイゲンLP−70(界面活性剤)・・・・・・・・・・・・・・・・・・2部
(合計100部)
なお、上記の市販品は以下である。
ソルスパース37500:ルーブリゾール社製
ノイゲンLP−70:第一工業製薬社製
(実施例1)
図1に示される液体を吐出する装置に、[インク1]を充填し、メディアとしてPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに対してベタ画像を形成した。表1に示すように、着弾量がそれぞれ4g/m〜11g/mのベタ画像を形成した。実施例1において、画像を形成する際には着弾重量に応じて着弾時間差を制御した。
<粒状度の測定>
画像形成後24時間以上放置した後、粒状度計測計(PIAS−II、QEA社製、対物レンズユニット:L、ROI:10mm)を用いて計測した。結果を表1に示す。
(実施例2、3、比較例1〜3)
実施例1において、表1に示すように、インクを変更し、メディアの種類をPVC(ポリ塩化ビニル)に変更した以外は実施例1と同様にして画像を形成し、粒状度を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2021084260
得られた結果について、例えば実施例1と比較例1を比べると、実施例1では着弾時間差の制御を行っているため、各着弾量の画像すべてにおいて比較例1よりも粒状度が小さく、階調性に優れた画像が得られた。実施例2と比較例2、実施例3と比較例3についても同様の結果が得られた。
1 ロール体
2 メディア
12 キャリッジ
11 液体吐出ヘッド
21 搬送ローラ
22 対向ローラ
31 搬送ローラ対
51 プリヒータ
52 プリントヒータ
53 ポストヒータ
54 温風ファン
101 印刷部
102 搬送部
103 ロール収納部
104 ロール巻き取り部
201 先行滴
202 後行滴
410 インクカートリッジ
411 インク収容部
413 インク排出口
414 インクの収容容器ケース
特開2015−182233号公報 特許第6314523号公報 特許第5454284号公報

Claims (10)

  1. 有機溶剤と、樹脂とを含む液体を吐出手段から吐出してメディアに着弾させる液体を吐出する方法であって、
    前記メディアに着弾させる前記液体の単位面積当たりの重量を着弾重量とし、かつ、前記メディアに着弾して前記メディア上で接触する前記液体どうしをそれぞれ先行滴及び後行滴とし、前記先行滴が前記メディアに着弾してから前記後行滴が前記メディアに着弾するまでの時間を着弾時間差としたとき、前記着弾重量に応じて前記着弾時間差を制御することを特徴とする液体を吐出する方法。
  2. 前記着弾重量が閾値以上の場合、前記着弾重量が前記閾値未満のときよりも前記着弾時間差を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する方法。
  3. 前記着弾重量が7g/m以上の場合、前記着弾重量が7g/m未満のときよりも前記着弾時間差を大きくすることを特徴とする請求項2に記載の液体を吐出する方法。
  4. 前記着弾重量が7g/m以上の場合、下記式(I)により求められる指標値t1[s]よりも前記着弾時間差を大きくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体を吐出する方法。
    t1[s]=0.8×p×w/(r×v) ・・・式(I)
    ただし、前記吐出手段は前記メディア上を走査し、該走査方向を主走査方向、該主走査方向と垂直な方向を副走査方向とし、前記吐出手段における前記主走査方向の端部側から他の端部側までの走査を1スキャンとしたとき、
    式(I)中、パス数pは着弾する前記液体1滴あたりの前記主走査方向のドットの数を表し、印字幅w[m]は前記吐出手段が前記主走査方向に1スキャンするときの移動距離を表し、インターレース数rは着弾する前記液体1滴あたりの前記副走査方向のドットの数の逆数を表し、走査速度v[m/s]は前記吐出手段における前記主走査方向の移動速度を表す。
  5. 前記着弾重量が7g/m未満の場合、下記式(II)により求められる指標値t2[s]よりも前記着弾時間差を小さくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液体を吐出する方法。
    t2[s]=1.2×p×w/(r×v) ・・・式(II)
    ただし、前記吐出手段は前記メディア上を走査し、該走査方向を主走査方向、該主走査方向と垂直な方向を副走査方向とし、前記吐出手段における前記主走査方向の端部側から他の端部側までの走査を1スキャンとしたとき、
    式(II)中、パス数pは着弾する前記液体1滴あたりの前記主走査方向のドットの数を表し、印字幅w[m]は前記吐出手段が前記主走査方向に1スキャンするときの移動距離を表し、インターレース数rは着弾する前記液体1滴あたりの前記副走査方向のドットの数の逆数を表し、走査速度v[m/s]は前記吐出手段における前記主走査方向の移動速度を表す。
  6. 前記メディアが非吸収性メディアであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の液体を吐出する方法。
  7. 前記メディアは、前記液体が着弾する面にポリ塩化ビニルを含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の液体を吐出する方法。
  8. 前記液体は色材を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の液体を吐出する方法。
  9. 前記液体は非水系インクであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の液体を吐出する方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の液体を吐出する方法に用いる液体を吐出する装置であって、
    前記吐出手段と、前記着弾重量に応じて前記着弾時間差を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする液体を吐出する装置。
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