JP2021082303A - 書類 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、特許明細書の作成を支援する装置が開示されている。
1.システム構成
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、情報処理システムは、情報処理装置100と、サーバ装置110と、を含む。情報処理装置100と、サーバ装置110とは、ネットワーク120を介して通信可能に接続されている。
サーバ装置110は、ユーザが所属している団体(例えば、企業、特許事務所、特許業務法人等)が管理している書類データを保存している。ユーザは、情報処理装置100を用いて、サーバ装置110にアクセスして担当する書類データ等の作成、修正等を行う。
図2は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、情報処理装置100は、ハードウェア構成として、制御部201と、記憶部202と、入力部203と、表示部204と、通信部205と、を含む。制御部201は、情報処理装置100の全体を制御する。制御部201が、記憶部202に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することにより、後述する図3に示す情報処理装置100の機能構成、図4に示すアクティビティ図、図5−図11に示す画面遷移に関する制御等が実現される。記憶部202は、プログラム及び制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に用いるデータ等を記憶する。入力部203は、キーボート及びマウス等を用いたユーザの操作情報を入力する。表示部204は、ディスプレイ等であって、制御部201における処理の結果等を表示する。通信部205は、情報処理装置100をネットワーク120に接続し、情報処理装置100と外部装置との通信を司る。
図3は、情報処理装置100の機能構成の一例を示す図である。
図3に示されるように、情報処理装置100は、機能構成として、表示制御部301と、色付け部302と、変更部303と、抽出部304と、削除部305と、を含む。表示制御部301は、パレットを表示する。パレットにはオートボタンが含まれる。ここで、パレットは、操作画面の一例である。また、オートボタンは、第1のオブジェクトの一例である。パレット及びオートボタンの詳細は、後述する図5を用いて説明する。
オートボタンが選択された場合、色付け部302は、特許請求の範囲に含まれる始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた(特定のマークで囲われた)請求項という言葉にそれぞれ異なる色を付ける。特許請求の範囲は、書類の一例である。始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項という言葉は、設定された言葉の一例である。色付け部302による色付けの詳細は、後述する図5及び図6を用いて説明する。
情報処理装置100が表示制御部301と色付け部302とを有することによって、オートボタンが選択された場合、書類(例えば、特許請求の範囲)に含まれる設定された言葉(例えば、請求項1、請求項2、・・・)にそれぞれ異なる色が付けられるので、書類を見慣れない人であっても、視覚的に書類に設定された言葉がいくつあるか把握することができ、読みやすい書類の作成を支援する技術を提供することができる。
また、後述する図8に示すようにパレットには請求項抽出ボタンが含まれる。請求項抽出ボタンが選択された場合、抽出部304は、対応する始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項と同じ色を付して請求項の記載を特許請求の範囲より抽出する。請求項抽出ボタンは、第2のオブジェクトの一例である。始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項は、特定のマークで囲われた請求項の一例である。
表示制御部301は、後述する図10に示すように文書作成アプリケーションに表示されるツールバーセットに出願準備ボタンを表示する。出願準備ボタンが選択された場合、削除部305は、特許請求の範囲及び明細書に含まれる、逆黒三角と黒三角とで囲まれたコメントを削除する。特許請求の範囲及び明細書は書類の一例である。逆黒三角と黒三角とで囲まれたコメントは、設定された記号で囲まれたコメントの一例である。
図4は、情報処理装置100による請求項の色付けに関する情報処理の一例を示すアクティビティ図である。図5は、パレットの一例を示す図である。表示制御部301は、図5に示されるように、文書作成アプリケーションの画面に表示されるツールバーセットにパレットボタン501を表示する。
A401において、表示制御部301は、パレットボタン501が選択されたか否かを判定する。パレットボタン501が選択されたと判定すると、表示制御部301は、A402の処理に進む。パレットボタン501が選択されなかったと判定すると、表示制御部301は、A401の処理を繰り返す。
A403において、色付け部302は、オートボタン503が選択されたか否かを判定する。色付け部302は、オートボタン503が選択されたと判定した場合、A404の処理に進む。色付け部302は、オートボタン503が選択されていないと判定した場合、A403の処理を繰り返す。なお、図5に示されるように、パレット502には、メインタブ505と、色付けタブ504と、が含まれる。色付けタブ504が選択された場合、パレット502には、オートボタン503が含まれる操作領域が表示される。
A404において、色付け部302は、特許請求の範囲に含まれる始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項という言葉にそれぞれ異なる色を自動で付ける。図6は、色付け部302によって色が付けられた特許請求の範囲の一例を示す図である。601は、例えば、黄色である。602は、例えば、緑色である。603は、例えば、空色である。604は、例えば、薄ピンク色である。605は、例えば、薄橙色である。特許請求の範囲を見慣れない人であっても、視覚的に特許請求の範囲に請求項がいくつあるか把握することができ、読みやすい書類の作成を支援することができる。
A406において、変更部303は、選択された箇所の色を削除する。上述した例では、始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項5に付されていた色を削除する。
A408において、変更部303は、表示領域703で選択された色を選択された領域に付す。上述した例では、表示領域703で選択された色を、始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項5に付す。
図8及び図9を用いて請求項の抽出について説明する。図8は、パレットの一例を示す図である。図8に示されるように、パレット502には、メインタブ505と、色付けタブ504と、が含まれる。メインタブ505が選択された場合、パレット502には、請求項抽出ボタン801が含まれる操作領域が表示される。請求項抽出ボタンは、第2のオブジェクトの一例である。
ユーザが入力部203等を操作して請求項抽出ボタン801を選択すると、抽出部304は、対応する始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項と同じ色を付して請求項の記載を特許請求の範囲より抽出する。より具体的に説明すると、ユーザが入力部203等を操作して請求項抽出ボタン801を選択すると、抽出部304は、対応する始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項と同じ色を付して請求項の記載を特許請求の範囲より抽出し、ファイルに出力する。
図9は、抽出された請求項の一例を示す図である。始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項1(901)に黄色が付されていた場合、抽出部304は、請求項1の記載を抽出し、対応する請求項1と同じ色である黄色を付してファイルに出力する(902)。同様に、始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧とで囲まれた請求項2(903)に緑色が付されていた場合、抽出部304は、請求項2の記載を抽出し、対応する請求項2と同じ色である緑色を付してファイルに出力する(904)。なお、抽出部304は、請求項の記載をそのまま抽出するのではなく、所定のルールに基づき、請求項の記載を明細書に記載できるように、抽出した請求項の記載を編集してファイルに出力する。編集の一例とは、図8と図9とを比較すると分かるように、請求項に含まれる「前記」を削除することである。また、編集の一例としては、図8と図9とを比較すると分かるように、抽出した請求項に記載を複数の文に区切ることである。例を用いて説明すると、図8では、請求項1は、
「
情報処理装置であって、
表示制御部と、色付け部と、を有し、
前記表示制御部は、操作画面を表示し、前記操作画面には第1のオブジェクトが含まれ、
前記第1のオブジェクトが選択された場合、前記色付け部は、特許請求の範囲に含まれる特定のマークで囲われた請求項n(nは1以上の自然数)の文言にそれぞれ異なる色を付ける、
」
となっているが、
図9では、
「
情報処理装置は、表示制御部と、色付け部と、を有する。表示制御部は、操作画面を表示し、操作画面には第1のオブジェクトが含まれる。第1のオブジェクトが選択された場合、色付け部は、特許請求の範囲に含まれる特定のマークで囲われた請求項n(nは1以上の自然数)の文言にそれぞれ異なる色を付ける。
」
となり、複数の文に区切られている。例えば、抽出部304は、抽出した請求項に記載の文の係り受けを解析し、文を区切ったり、形態素解析を行い、文を区切ったりする。
また、編集の一例としては、逆黒三角と黒三角とで囲まれたコメントを削除することも含まれる。逆黒三角と黒三角とは一例であって、所定の記号であればよい。
即ち、編集は、請求項の記載から、明細書の記載への変更である。
即ち、本実施形態の文書作成アプリケーションで作成された書類データをプリンタ等の複合機で印刷すると、特許請求の範囲と、明細書と、を含む、書類が作成される。書類は、特許庁への出願用の書類である。特許請求の範囲は、始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧で囲われた請求項n(nは1以上の自然数)の文言が含まれ、文言にはそれぞれ異なる色が付された特許請求の範囲である。また、明細書は、対応する始めすみつき括弧と終わりすみつき括弧で囲われた請求項をサポートする記載が含まれ、記載にはそれぞれ対応する特定のマークで囲われた請求項と同じ色が付された明細書である。
このような明細書等によれば、各請求項と明細書の各記載とが色で対応付けられているため、書類をチェックする人は、各請求項のサポートが明細書中のどこでなされているかすぐに把握することができる。また、明細書を作成する人にとっては、特許請求の範囲の最低限のサポートを明細書に記載することができる。
図10及び図11を用いてコメントの削除について説明する。図10は、出願準備ボタンの一例を示す図である。表示制御部301は、図10に示されるように、文書作成アプリケーションの画面に表示されるツールバーセットに出願準備ボタン1002を表示する。
出願準備ボタン1002が選択されると、表示制御部301は、特許請求の範囲及び明細書に含まれる、逆黒三角と黒三角とで囲まれたコメントを削除する。ここで、逆黒三角と黒三角とは、設定された記号の一例であって、設定されていれば他の記号であってもよい。
特許請求の範囲等にコメントを付することで、分かりやすさを提供することができる。しかし、出願の際にコメントが残っているのは適切ではないが、本実施形態によれば、出願準備ボタン1002が選択されると、コメントは自動的に削除される。図11は、コメントが削除された特許請求の範囲の一例を示す図である。
なお、逆黒三角と黒三角とに代表される記号は、特許庁への出願に際して特殊記号として取り扱われるものが好ましい。さらには、特許請求の範囲や明細書の記載としては、使用不可と判断される特殊記号が好ましい。このような記号を採用することで、万が一コメントの削除を失念した場合でも、特許庁へのインターネット出願ソフトに取り込む際にエラーが発生するため、誤ってコメントが残ったまま出願されることが防止される。
実施形態1によれば、読みやすい書類の作成を支援する技術を提供することができる。
前記書類であって、設定された記号で囲まれたコメントが含まれる、書類。
もちろん、この限りではない。
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
110 :サーバ装置
120 :ネットワーク
201 :制御部
202 :記憶部
203 :入力部
204 :表示部
205 :通信部
301 :表示制御部
302 :色付け部
303 :変更部
304 :抽出部
305 :削除部
501 :パレットボタン
502 :パレット
503 :オートボタン
504 :色付けタブ
505 :メインタブ
702 :ボタン
703 :表示領域
801 :抽出ボタン
1002 :出願準備ボタン
Claims (2)
- 情報処理装置によって作成される書類であって、
特許請求の範囲と、明細書と、を含み、
前記特許請求の範囲には、特定のマークで囲われた請求項n(nは1以上の自然数)の文言が含まれ、前記情報処理装置の表示部に表示された第1のオブジェクトが選択されたことによって前記情報処理装置の色付け部によって前記文言にはそれぞれ自動で異なる色が付されており、
前記明細書には、対応する特定のマークで囲われた請求項をサポートする記載が含まれ、前記記載にはそれぞれ対応する特定のマークで囲われた請求項と同じ色が付されている、
書類。 - 請求項1に記載の書類において、
設定された記号で囲まれたコメントが含まれる、
書類。
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