JP2021081586A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】虚像による表示コンテンツの視認性が良好となる表示制御装置を提供する。【解決手段】表示制御装置としてのHCUは、下方及び上方のうち一方から他方へ向かうに従ってより遠距離となるように傾斜した像面を有する虚像VRIを表示するヘッドアップディスプレイの画像出力部から出力される虚像の元画像OIを、制御する。HCUは、虚像VRIの視認者の視点RVP,LVPを特定する視点特定部と、表示コンテンツDCを、元画像OI上に配置するコンテンツ配置部と、視点RVP,LVPに応じた変形態様に、表示コンテンツDCを変形する補正処理を実施した上で、元画像OIを画像出力部に対して提供するコンテンツ変形部と、を備える。【選択図】図7

Description

この明細書による開示は、虚像の表示に関する。
特許文献1のヘッドアップディスプレイは、下方から上方へ向かうに従ってより遠距離となるように傾斜した像面を有する虚像を表示する。
特開2017−219755号公報
さて、虚像の視認においては、視認者が頭部を動かすことにより、虚像を視認する視点が変位することがある。上述のように像面が傾斜している虚像においては、視点の左右方向の変位に対して、遠距離側の歪みの変化は小さく、近距離側の歪みの変化は大きくなる傾向が存在する。このため、虚像による表示コンテンツであって、例えば元画像上の矩形状の表示コンテンツは、視点の左右方向の変位に対して、平行四辺形のように歪み、さらに、歪み方向及び変形率が変化し得る。
この明細書の開示による目的のひとつは、虚像による表示コンテンツの視認性が良好となる表示制御装置を提供することにある。
ここに開示された態様のひとつは、下方及び上方のうち一方から他方へ向かうに従ってより遠距離となるように傾斜した像面(IP)を有する虚像(VRI)を表示するヘッドアップディスプレイ(10,510)の画像出力部(21)から出力される虚像の元画像(OI)を、制御する表示制御装置であって、
虚像の視認者の視点(RVP,LVP)を特定する視点特定部(61)と、
表示コンテンツ(DC)を、元画像上に配置するコンテンツ配置部(63)と、
視点に応じた変形態様に、表示コンテンツを変形する補正処理を実施した上で、元画像を画像出力部に対して提供するコンテンツ変形部(64,564)と、を備える。
このような態様によると、表示制御装置が制御する元画像は、視点に応じた変形態様に、表示コンテンツを変形する補正処理を実施した上でヘッドアップディスプレイに提供される。ヘッドアップディスプレイの画像出力部から出力される元画像に基づいて、傾斜した像面を形成する虚像上の表示コンテンツは、視点に応じた歪みが補正処理により補正されたものとなる。したがって、当該視点から視認される虚像による表示コンテンツの歪みは低減され、その視認性も良好となる。
また、開示された態様の他のひとつは、下方及び上方のうち一方から他方へ向かうに従ってより遠距離となるように傾斜した像面(IP)を有する虚像(VRI)を表示するヘッドアップディスプレイ(10)の画像出力部(21)に出力される虚像の元画像(OI)を、制御する表示制御装置であって、
表示コンテンツ(DC)を、元画像上に配置するコンテンツ配置部(63)と、
元画像に配置された表示コンテンツのうち文字コンテンツ(TC)を、斜体フォント調に右傾させた変形態様に変形した上で、元画像を画像出力部に対して提供するコンテンツ変形部(664)と、を備える。
このような態様によると、表示制御装置が制御する元画像は、文字コンテンツを斜体フォント調に右傾させた変形態様に変形した上でヘッドアップディスプレイに提供される。ヘッドアップディスプレイの画像出力部から出力される元画像に基づいて、傾斜した像面を形成する虚像上の文字コンテンツは、右傾変形のバイアスがかかった状態となる。故に、視点の変化に対して、文字コンテンツが左傾した状態で視認される可能性を低減することができる。
一般的な文字の表示においては、右傾と比較して左傾されることが希少なため、左傾した状態の文字が視認された場合、当該文字の読み取りが困難となる恐れがある。この点、本態様では、左傾状態での視認可能性が低減されているため、文字の読み取りが容易である可能性が高まり、表示コンテンツの視認性を良好なものとすることができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
HMIシステムの全体像を示すブロック図である。 HUD及びDSMの車両への搭載状態を示す図である。 視認領域と輝度分布との関係を示す図である。 HCUの概略的な構成を示す図である。 補正基準点を説明するための図である。 両眼中心の左右位置と補正基準点の左右位置との関係を示すグラフである。 視点の変位に対する元画像と虚像と関係の一例を示す図である。 HCUによる表示制御処理のフローチャートである。 第2実施形態における図3に対応する図である。 第2実施形態における図6に対応する図である。 第3実施形態における図6に対応する図である。 第4実施形態における図6に対応する図である。 第5実施形態における可動鏡と像面との関係を示す図である。 第5実施形態における図4に対応する図である。 第5実施形態における図8に対応する図である。 第6実施形態における図4に対応する図である。 第6実施形態における図7に対応する図である。 第6実施形態における図8に対応する図である。
以下、複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態による表示制御装置は、HCU(Human Machine Interface Control Unit)50となっている。HCU50は、車両1に用いられるHMI(Human Machine Interface)システム9を、ヘッドアップディスプレイ(Head Up Display、以下HUD)10と共に構成している。HCU50は、HUD10の画像出力部21に出力させる虚像VRIの元画像OIを制御する。
HMIシステム9には、ドライバステータスモニタ(Driver Status Monitor、以下DSM)40等がさらに含まれている。HMIシステム9は、車両1の乗員(例えばドライバ)によるユーザ操作を受け付ける入力インターフェース機能と、ドライバへ向けて情報を提示する出力インターフェース機能とを、備えている。
HUD10は、図2に示すように、車両1に搭載されるように構成され、当該車両1のインストルメントパネル2内に収容されている。HUD10は、車両1のウインドシールド3に設けられた投影部3aへ向けて表示光を投影する。HUD10は、表示光を投影部3aにて反射させることで、表示光を視認領域EBに到達させる。これにより、視認領域EB内に視点RVP,LVPを位置させた視認者としてのドライバは、表示光を虚像VRIとして知覚する。
以下において、特に断り書きがない限り、前、後、上、下、右、左の方向は、水平面HP上の車両1を基準として記載される。
車両1のウインドシールド3は、例えばガラスないし合成樹脂により透光性の板状に形成された透過部材である。ウインドシールド3は、インストルメントパネル2よりも上方に配置されている。ウインドシールド3は前方から後方へ向かうに従って、インストルメントパネル2とはより離れるように傾斜して配置されている。ウインドシールド3は、表示光が投影される投影部3aを、滑らかな凹面状又は平面状に形成している。こうした投影部3aは、表示光を表面反射するように構成されている。
なお、投影部3aは、ウインドシールド3に反射型のホログラフィック光学素子が設けられることによって、表面反射に代えて、干渉縞による回折反射で表示光を視認領域EBへ向けて反射するように構成されていてもよい。また、投影部3aは、ウインドシールド3に設けられていなくてもよい。例えば車両1と別体になっているコンバイナを車両1内に設置して、当該コンバイナに投影部3aが設けられていてもよい。
視認領域EBは、HUD10により表示される虚像VRIが所定の規格を満たすように視認可能となる空間領域(例えば右眼及び左眼の少なくとも一方にて虚像VRI全体が視認可能となる空間領域)として定義される。視認領域EBは、一般的なアイボックスに相当する領域又はアイボックスに準じた領域である。視認領域EBは、典型的には、車両1に設定されたアイリプスと重なるように設定される。アイリプスは、両眼それぞれに対して設定され、ドライバの眼の位置の空間分布を統計的に表したアイレンジに基づいて、楕円体状の仮想的な空間として設定されている。視認領域EBは、例えば座席に着座したドライバのヘッドレスト部より前方に設定される。
以下、HMIシステム9において、HUD10、DSM40、HCU50の具体的構成を順に説明する。HUD10は、ハウジング11、画像出力部21及び導光部31を含む構成である。ハウジング11は、例えば合成樹脂ないし金属により、画像出力部21等を収容する中空形状を呈しており、インストルメントパネル2内に設置されている。ハウジング11は、投影部3aと上下に対向する上面部に、光学的に開口する窓部12を有している。窓部12は、例えば表示光を透過可能な防塵シート13で覆われている。
画像出力部21は、最終的に虚像VRIとして結像されることとなる虚像VRIの元画像OIの表示光を導光部31へ向けて射出することにより出力するプロジェクションデバイスである。画像出力部21には、表示画面に元画像OIを表示するタイプ、スクリーンに元画像OIを描画するタイプ等が存在する。具体的に画像出力部21には、透過型又は反射型の液晶パネルを用いた液晶表示器、自発光するマイクロLEDを配列したマイクロLED式の表示器、レーザスキャナ方式の表示器、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたDLP(Digital Light Processing;登録商標)方式の表示器等を採用することができる。画像出力部21は、HCU50からの映像信号に基づき、適宜出力する元画像OIを書き換えて出力可能となっている。
導光部31は、画像出力部21から射出された表示光を、ウインドシールド3の投影部3aへ向けて導光する。導光部31としては、1つの凹面鏡からなる構成、1つの平面鏡と1つの凹面鏡とを組み合わせた構成、1つの凸面鏡と1つの凹面鏡とを組み合わせた構成等、各種の構成を採用することができる。ここで導光部31は、画像出力部21にて形成される元画像OIに対して、ドライバに視認される虚像VRIを、拡大する機能を有していることが好ましい。
導光部31に導光された表示光は、窓部12を透過することでHUD10の外部へ射出され、投影部3aに入射する。投影部3aにて反射された表示光が視点RVP,LVPに到達すると、ドライバからは、投影部3aを挟んだ視認領域EBとは反対側の車外の空間に、虚像VRIを視認可能となる。ここで投影部3aは、透過部材としてのウインドシールド3に設けられているので、虚像VRIは、車外の風景と重畳して表示される。
画像出力部21及び導光部31の向きを適切に設定することで、虚像VRIの像面IPは、下方から上方へ向かうに従ってドライバからより遠距離となるように、傾斜した配置となる。像面IPの傾斜により、例えば像面IPと路面(例えば水平面HP)とが視認領域EB側につくる角度は小さくなるので、路面に重畳した表示コンテンツDCを、より路面と一体感のある表示態様にて実現することができる。また、像面IPの傾斜により、例えば状況に応じて、表示コンテンツDCの表示距離を選択的に表示することができる。視点RVP,LVPから像面IPと像面IPの中心へ向かう視線方向とが上側につくる角度である視線基準傾斜角θgiは、90度よりも大きな鈍角となる。
図3に示すように、虚像VRIを視認可能となる視認領域EBは、その中心部BCから左右の端部BRE,BLEへ向かうに従って、表示光による照度が低下する照度分布を有する。換言すると、視認領域EBは、視点RVP,LVPが中心部BCから左右の端部BRE,BLEへ向かうよう移動するに従って、当該視点RVP,LVPから視認される虚像VRIの平均輝度が低下する輝度分布を有する。本実施形態における虚像VRIの平均輝度とは、元画像OIの全画素を画像出力部21が実現可能な最大輝度の白色にて表示させた場合の、虚像VRIの各画素の輝度の平均値である。この照度分布及び輝度分布は、視認領域EBの前後方向及び左右方向に沿った断面において、例えば半値幅が右眼視点RVPと左眼視点LVPとの間の距離よりも十分に大きなガウス分布状を呈する。
図2に示すDSM40は、視認領域EBを含む撮影範囲を撮影し、その撮影画像を解析することで、ドライバの眼の位置、詳細には右眼の位置及び左眼の位置の両方を検出し、さらには、ドライバの居眠りやわき見を監視する。DSM40は、近赤外光源及び近赤外カメラと、これらを制御する制御ユニット等を含む構成である。
DSM40は、運転席のヘッドレスト部に近赤外カメラを向けた姿勢にて、例えばステアリングコラム部の上面又はインストルメントパネル2の上面等に設置されている。DSM40は、近赤外光元によって近赤外光を照射されたドライバの頭部を、近赤外カメラによって撮影する。近赤外カメラによる撮影画像は、制御ユニットによって画像解析される。制御ユニットは、右眼の位置及び左眼の位置情報等を撮像画像から抽出し、抽出した情報をHCU50へ逐次提供可能である。
図1に示すように、HCU50は、HUD10を含む車載表示デバイスによる表示を、統合的に制御する電子制御装置である。HCU50は、処理部51、RAM(Random Access Memory)52、記憶部53、入出力インターフェース54、及びこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。処理部51は、RAM52と結合された演算処理のためのハードウェアである。処理部51は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)及びRISC(Reduced Instruction Set Computer)等の演算コアを少なくとも1つ含む構成である。処理部51は、FPGA及び他の専用機能を備えたIPコア等をさらに含む構成であってもよい。RAM52は、映像生成のためのビデオRAMを含む構成であってもよい。処理部51は、RAM52へのアクセスにより、後述する各機能部の機能を実現するための種々の処理を実行する。
記憶部53は、不揮発性の記憶媒体を含む構成である。記憶部53には、処理部51によって実行される種々のプログラム(表示制御プログラム等)が格納されている。また、HCU50は、入出力インターフェース54を介して、車両システム4、DSM40、HUD50等と通信可能に接続されている。
車両システム4には、例えば車両1の自動運転又は高度運転支援を統括する車載の運転支援ECU、車両1の外界(周辺)を監視する周辺監視センサ、路上に固定されて車両1の運転に必要な情報を提供する又は車両1を遠隔制御する交通情報センタ、及びこれらの組み合わせ等、車両1に適した種々の構成が採用され得る。
HCU50は、記憶部53に記憶された表示制御プログラムを処理部51によって実行することで、HUD10による表示を制御するための複数の機能部を有する。具体的に図4に示すように、視点特定部61、コンテンツ情報取得部62、コンテンツ配置部63、及びコンテンツ変形部64等の機能部が構築されている。
視点特定部61は、DSM40から取得する右眼及び左眼の位置情報に基づき、虚像VRIを視認するドライバの視点(詳細には、右眼視点RVP及び左眼視点LVP)を特定する。視点特定部61は、視認領域EBを基準とした座標系にて、右眼視点RVP及び左眼視点LVPを規定し、こうした規定により生成された座標情報を、コンテンツ配置部63及びコンテンツ変形部64に逐次提供する。
コンテンツ情報取得部62は、車両システム4等から、コンテンツ情報を取得する。コンテンツ情報には、所定の表示コンテンツDCを表示されるべき命令の情報、当該表示コンテンツDCが表示する表示内容の情報、表示コンテンツDCを風景と重畳表示させる上で必要な車両1の外界の情報等が含まれる。コンテンツ情報取得部62は、取得したコンテンツ情報を、コンテンツ配置部63へ提供する。
コンテンツ配置部63は、表示対象の表示コンテンツDCを選定し、補正処理前の元画像OI(以下、補正前画像)上に配置する。コンテンツ配置部63は、コンテンツ選定機能及びレイアウト機能を有する。
コンテンツ選定機能は、表示対象となる表示コンテンツDCを、コンテンツ情報取得部62から提供されたコンテンツ情報に基づいて選定する機能である。選定される表示コンテンツDCは、1つでもよく、2つ以上でもよく、場合によってはなくてもよい。
レイアウト機能は、表示対象に選定された表示コンテンツDCを、補正前画像上に配置する機能である。コンテンツ配置部63は、表示対象に選定された表示コンテンツDCを、追従コンテンツとして表示するか、非追従コンテンツとして表示するか、すなわち表示コンテンツDCの追従態様を決定する。
追従コンテンツは、拡張現実(Augment Reality、AR)表示に用いられるAR表示物である。追従コンテンツの表示位置は、例えば路面、他車両、歩行者及び道路標識等、車両1の外界に存在する特定の重畳対象に関連付けられている。重畳対象は、ドライバから視認可能であっても、死角に隠れて視認不能であってもよい。追従コンテンツは、特定の重畳対象に重畳表示され、当該重畳対象に相対的に固定されているように、重畳対象を追従して、ドライバの視点RVP,LVPからの見た目上の表示位置を移動可能である。すなわち、車両1の移動又は重畳対象の移動に伴って、追従コンテンツの重畳対象との重畳状態が、継続的に維持される。
非追従コンテンツは、車両1の外界に重畳される表示物のうちで、追従コンテンツを除いた非AR表示物である。非追従コンテンツは、追従コンテンツとは異なり、特定の重畳対象に非重畳の状態で、車両1の外界に重畳表示される。非追従コンテンツは、特定の重畳対象を追従することなく、ウインドシールド3等の車両構成に相対的に固定されているように表示される。なお、車両1と重畳対象との位置関係により、非追従コンテンツであっても、偶発的ないし一時的に、歩行者等と重畳されることがある。
コンテンツ配置部63は、表示対象に選定された表示コンテンツDCのうち、非追従コンテンツを、補正前画像上の所定領域に配置する。コンテンツ配置部63は、表示対象に選定された表示コンテンツDCのうち追従コンテンツの配置を決定するために、仮想の3次元空間(以下、仮想空間)をシミュレーションする。コンテンツ配置部63は、視点特定部61、車両システム4等により提供された情報に基づき、現在の車両1の周辺環境を仮想空間中に再現する。コンテンツ配置部63は、仮想空間中の視点と重畳対象との相対位置に基づき、仮想空間中の像面上の領域のうちで、重畳対象と重畳される領域に、追従コンテンツを配置する。
コンテンツ変形部64は、視点RVP,LVPに応じた変形態様に、表示コンテンツDCを変形する補正処理を実施した上で、元画像OIを画像出力部21に対して出力する。コンテンツ変形部64は、補正基準点設定機能及び補正処理機能を有する。
補正基準点設定機能は、右眼視点RVPと左眼視点LVPとに基づいて、補正基準点CRPを設定する機能である。コンテンツ変形部64は、視認領域EBに対する相対位置を示す右眼視点RVPの座標及び左眼視点LVPの座標に基づいて、補正基準点CRPを設定する。補正基準点CRPは、両視点RVP,LVPを含む、右眼視点RVPと左眼視点LVPとの間となる範囲内において、1点の座標に特定される。
図5,6に示すように、補正基準点CRPを設定するために、本実施形態の視認領域EBは、中心部BCを含む中央領域CA、及び中央領域CAを左右の両側から挟む右側方領域RSA及び左側方領域LSAに仮想的に分割されている。補正基準点CRPの設定では、右眼視点RVPと左眼視点LVPの中点(すなわち両眼中心BM)が位置する領域CA,RSA,LSAに応じて、条件が変更されるようになっている。
コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが中央領域CAに位置する場合、補正基準点CRPを両眼中心BMに実質的に一致させる。中央領域CAでは、照度分布及び輝度分布における左右方向の変位に対する変化量が側方領域RSA,LSAよりも小さい。このため、右眼視点RVPから視認される虚像VRIの輝度と左眼視点LVPから視認される虚像VRIの輝度との差も小さい。したがって、両眼で虚像VRIを視認する際の違和感を少なくするように、補正基準点CRPが設定される。
コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが右側方領域RSAに位置する場合、補正基準点CRPを両眼中心BMに対して、左眼視点LVP側に偏心させた位置に設定する。コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが左側方領域LSAに位置する場合、補正基準点CRPを両眼中心BMに対して、右眼視点RVP側に偏心させた位置に設定する。これらを総括すると、コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが側方領域RSA,LSAに位置する場合、補正基準点CRPを、両眼中心BMに対して、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうち中心部BCにより近い視点側に偏心させた位置に設定していることとなる。
側方領域RSA,LSAでは、照度分布及び輝度分布における左右方向の変位に対する変化量が中央領域CAよりも大きい。このため、右眼視点RVPから視認される虚像VRIの輝度と左眼視点LVPから視認される虚像VRIの輝度との差も大きい。具体的に、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうち中心部BCにより近い視点から視認される虚像VRIの輝度の方が、中心部BCからより遠い視点から視認される虚像VRIの輝度よりも大きい。したがって、右眼及び左眼のうち虚像VRIを高輝度で視認可能かつ虚像VRIの部分的欠落が発生し難い眼で虚像VRIを視認する際の違和感を少なくするように、補正基準点CRPが設定される。
そして、補正基準点CRPの両眼中心BMからの偏心量は、両眼中心BMが中心部BCから遠ざかるに従って漸次大きくなる。コンテンツ変形部64は、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうち、中心部BCからより遠い視点が視認領域EB外に外れ、中心部BCにより近い視点だけが視認領域EB内に位置する場合、補正基準点CRPを中心部BCに近い視点に実質的に一致させる。なお、図6の太線が、両眼中心MGと補正基準点CRPの対応関係を示している。
補正処理機能は、補正基準点CRPに応じた変形態様を決定し、補正前画像上に配置された各表示コンテンツDCを変形する画像処理、すなわち補正処理を実施する機能である。図7に示すように、像面IPが傾斜している虚像VRIにおいては、視点RVP,LVPの左右方向の変位に対して、遠距離側の歪みの変化は小さく、近距離側の歪みの変化は大きくなる傾向が存在する。例えば、補正前画像上の矩形状の表示コンテンツDCは、視点の左右方向の変位に対して、平行四辺形のように歪む。
したがって、コンテンツ変形部64は、補正基準点CRPから視認される虚像VRIに想定される歪みを相殺するように、元画像OI上の表示コンテンツDCを予め変形させておくことで、ドライバに対して当該歪みの発生の認識を困難とさせる。例えば、コンテンツ変形部64は、補正前画像上の矩形状の表示コンテンツDCを、歪みとして想定される平行四辺形状の傾き方向とは逆方向に傾く平行四辺形状に、予め変形する。この結果、虚像VRIにおける表示コンテンツDCは矩形状に直立しているかのように表示される。
補正基準点CRPと変形態様との関連付けは、例えば変形データ66というかたちでHCU50の記憶部53に記憶されている。変形データ66は、一例として、補正基準点CRPと、表示コンテンツDCを変形する画像処理における数式中のパラメータとが、対となっているデータテーブル(補正テーブルとも称される)によって与えられる。変形データ66は、他の一例として、表示コンテンツDCを変形する画像処理における数式中のパラメータが、補正基準点CRPの関数となっていることで与えられる。「パラメータが補正基準点CRPの関数となっている」とは、例えばプログラム上において、このパラメータが、補正基準点CRP又はこれに準じた物理量を引数として含むサブルーチンの返り値によって与えられる意味を含む。
この変形データ66は、予め、虚像VRIの歪みを光線追跡法等でシミュレーションした結果、又は実験により確認した結果等に基づき、構築されている。
コンテンツ変形部64は、変形データ66へのアクセスにより変形態様を確定させ、補正前画像に対して、当該変形態様に基づく補正処理を適用する。補正処理適用後の元画像OI(以下、補正後画像OIA)は、映像信号としてHUD10へ向けて逐次提供される。この映像信号を受けて、HUD10の画像出力部21は、補正後画像OIAを表示又は投影することで表示光として出力する。この補正後画像OIA上の表示コンテンツDCは、仮に直接視認できたとすると、相応に歪んだものとして認識され得る。
次に、HCU50の記憶部53に記憶された表示制御プログラムに基づき、HUD10の画像出力部21から出力される虚像VRIの元画像OIを制御する表示制御方法の詳細を、図8のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートの各ステップに基づく一連の表示制御処理は、例えば車両1の電源がオン状態であり、HCU50及びHUD10への給電が実施されている状態において、適宜の開始タイミングにて、繰返し実施される。この繰返しは、例えば虚像VRIのフレームレート周期に合わせて(同期して)実施される。
まず、S11では、外部からのデータの取得が実施される。コンテンツ情報取得部62が車両システム4からコンテンツ情報を取得する。これと共に、視点特定部61がDSM40からの情報に基づき、右眼視点RVP及び左眼視点LVPを特定する。S11の処理後、S12へ移る。
S12では、コンテンツ配置部63は、表示コンテンツDCを選定し、選定された表示コンテンツDCを補正前画像上に配置する。S12の処理後、S13へ移る。
S13では、コンテンツ変形部64は、補正処理の基準となる補正基準点CRPを設定する。S13の処理後、S14へ移る。
S14では、コンテンツ変形部64は、補正基準点CRPに基づいて表示コンテンツDCを変形し、補正後画像OIAを生成する。S14の処理後、S15へ移る。
S15では、コンテンツ変形部64は、補正後画像OIAの映像信号をHUD10の画像出力部21に送信し、画像出力部21により補正後画像OIAが出力される。S15を以って一連の処理を終了する。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
第1実施形態では、表示制御装置としてのHCU50が制御する元画像OIは、視点RVP,LVPに応じた変形態様に、表示コンテンツDCを変形する補正処理を実施した上でHUD10に提供される。そうすると、HUD10の画像出力部21から出力される元画像OIに基づいて、傾斜した像面IPを形成する虚像VRI上の表示コンテンツDCは、視点RVP,LVPに応じた歪みが補正処理により補正されたものとなる。したがって、当該視点RVP,LVPから視認される虚像VRIによる表示コンテンツDCの歪みは低減され、その視認性も良好となる。
また、第1実施形態では、補正基準点CRPは、両眼中心BMに対して、虚像VRIを高輝度で視認可能な視点側に偏心した位置に、設定される。そうすると、右眼視点RVPから視認される虚像VRI及び左眼視点LVPから視認される虚像VRIのうち、より高感度で視認される虚像VRIを重視した補正処理にて、歪みが補正される。故に、表示コンテンツDCに認識される歪み又は違和感が低減され、表示コンテンツDCの視認性が良好なものとなる。
また、第1実施形態では、補正基準点CRPは、右眼視点RVPと左眼視点LVPとによる両眼中心BMが中央領域CA及び一対の側方領域RSA,LSAのうちどの領域に位置しているかに応じて異なる条件に基づき、設定される。そうすると、各領域CA,RSA,LSAにおける輝度条件、照度条件等の違いに配慮が行き届いた補正処理が実現されるので、表示コンテンツDCの視認性が良好なものとなる。
また、第1実施形態では、補正基準点CRPは、両眼中心BMが中央領域CAに位置する場合、両眼中心BMに一致するように設定される。中央領域CAでは、右眼視点RVPから視認される虚像VRIの輝度と左眼視点LVPから視認される虚像VRIの輝度との差が小さいので、片眼への偏りを避けた補正処理が実施される。これにより、虚像VRIの両眼視において表示コンテンツDCに認識される歪み又は違和感を低減することができる。一方、補正基準点CRPは、両眼中心BMが側方領域RSA,LSAに位置する場合、両眼中心BMに対して、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうちより中心部BCに近い視点側に偏心した位置に設定される。側方領域RSA,LSAでは、中心部BCから遠い視点から視認される虚像VRIの輝度よりも中心部BCから近い視点から視認される虚像VRIの輝度が大きいので、中心部BCにより近い片眼を重点的に補正する補正処理が実施される。そうすることで、感度が高い視点から表示コンテンツDCに認識される歪み又は違和感を低減することができる。
(第2実施形態)
図9,10に示すように、第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第2実施形態のHUD10による視認領域EBでの照度分布及び輝度分布は、図9に示すようにピーキーな分布となっている。具体的に照度分布及び輝度分布は、視認領域EBの前後方向及び左右方向に沿った断面において、例えば半値幅が右眼視点RVPと左眼視点LVPとの間の距離よりも小さな分布となっている。
第2実施形態のHCU50においてコンテンツ変形部64は、ピーキーな照度分布及び輝度分布に合わせて、第1実施形態と異なる補正基準点CRPを図10に示すように設定する。コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが中央領域CAに位置する場合であって、特に中心部BCに位置する場合、補正基準点CRPを両眼中心BMに実質的に一致させる。コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが中央領域CAに位置する場合であって、中心部BCから左右にずれている場合、補正基準点CRPを、両眼中心BMに対して、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうち中心部BCにより近い視点側に偏心させた位置に設定する。補正基準点CRPの両眼中心BMからの偏心量は、両眼中心BMが中心部BCから遠ざかるに従って漸次大きくなる。
コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが右側方領域RSAに位置する場合、補正基準点CRPを左眼視点LVPに実質的に一致させる。コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが左側方領域LSAに位置する場合、補正基準点CRPを右眼視点RVPに実質的に一致させる。これらを総括すると、コンテンツ変形部64は、両眼中心BMが側方領域RSA,LSAに位置する場合、補正基準点CRPを、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうち中心部BCにより近い視点に一致させていることになる。
以上説明した第2実施形態によると、補正基準点CRPが中央領域CAにおいても中心部BCにより近い視点側に偏心した位置に設定される。中心部BCから遠い視点から視認される虚像VRIの輝度よりも中心部BCから近い視点から視認される虚像VRIの輝度が大きいので、中心部BCにより近い片眼を重点的に補正する補正処理が実施される。そうすることで、感度が高い視点から表示コンテンツDCに認識される歪み又は違和感を低減することができる。
また、第2実施形態によると、補正基準点CRPは、側方領域RSA,LSAにおいて、中心部BCにより近い視点に一致するように設定される。中心部BCから遠い視点から視認される虚像VRIの輝度よりも中心部BCから近い視点から視認される虚像VRIの輝度が大きいので、中心部BCにより近い片眼を基準として補正する補正処理が実施される。そうすることで、感度が高い視点から表示コンテンツDCに認識される歪み又は違和感を顕著に低減することができる。
(第3実施形態)
図11に示すように、第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
人間には、利き手、利き足と同様に、利き眼が存在する。第3実施形態のHCU50においてコンテンツ変形部64は、ドライバの利き眼を考慮して補正基準点CRPを設定する。ドライバの利き眼の情報は、ドライバがHMIシステム9に設けられた操作デバイス(スイッチ、タッチパネル等)を用いて設定するか、DSM40により検出されることにより、HCU50により取得され、記憶部53に記憶されている。
第3実施形態のコンテンツ変形部64は、両眼中心BMの位置に関わらず、補正基準点CRPを、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうち利き眼の視点(以下、利き眼視点)に実質的に一致させる。例えば図10の例では、右眼視点RVPが利き眼視点である。ドライバは、利き眼を主とし、利き眼でない方の眼を補助的に使用して虚像VRIを視認する。このため、利き眼視点に合わせた補正処理を実施することで、虚像VRIの視認における違和感を低減することができる。
(第4実施形態)
図12に示すように、第4実施形態は第3実施形態の変形例である。第4実施形態について、第3実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第4実施形態の視認領域EBは、補正基準点CRPを設定するために、利き眼全体視認可能領域DA1と、利き眼全体視認不能領域DA2とに、仮想的に分割されている。利き眼全体視認可能領域DA1は、利き眼視点から虚像VRI全体が視認可能な領域である。利き眼全体視認不能領域DA2は、利き眼視点から虚像VRI全体を視認することができず、虚像VRIが部分的に見える又は全く見えない領域である。例えば両眼中心BMを視認領域EBの中心部BCに位置させたドライバが左右のうち利き眼側へ移動していくと、利き眼視点が利き眼でない方の視点(以下、反利き眼視点)より先に視認領域EBの端部BRE又はBLEに達する。そうすると、利き眼視点から視認する虚像VRIが部分的に欠けていくこととなる。
第4実施形態のコンテンツ変形部64は、右眼視点RVP及び左眼視点LVPのうち利き眼視点が利き眼全体視認可能領域DA1に位置する場合、補正基準点CRPを、利き眼視点に実質的に一致させる。一方、コンテンツ変形部64は、利き目視点が利き眼全体視認不能領域DA2に位置する場合、補正基準点CRPを、利き眼視点に対して、反利き眼視点側にずれた位置に設定する。補正基準点CRPの利き眼視点からの位置ずれ量は、利き眼視点が利き眼全体視認可能領域DA1から遠ざかるに従って漸次大きくなる。
以上説明した第4実施形態によると、利き眼全体視認不能領域DA2における補正基準点CRPの設定において、反利き眼視点の比重を高めた補正処理が実施される。そうすることで、虚像VRIにおいて利き眼視点から視認不能な部分に配置される表示コンテンツDCに認識される歪み又は違和感が低減され、表示コンテンツDCの視認性を高めることができる。
(第5実施形態)
図13〜15に示すように、第5実施形態は第1実施形態の変形例である。第5実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第5実施形態の導光部531は、可動光学部材として、図13に示す可動鏡532を含む構成である。具体的に、導光部531は、左右方向に延伸する回転軸のまわりに回動可能に形成された1つの可動鏡532からなる構成である。本実施形態において可動鏡532は、元画像OIに対して虚像VRIを拡大する凹面鏡となっている。こうした可動鏡532は、例えばドライバのユーザ操作に応じて、電動モータ等のアクチュエータを作動させることで回動し、その反射面533の角度を調整されるようになっている。
可動鏡532の回動に伴って、反射面533がより上向きになる(すなわち可動鏡532が寝る)角度姿勢では、視認領域EBの位置が下方へ移動する。これと共に、視認領域EB内の視点から視認される虚像VRIの像面IPの視線基準傾斜角θgiは小さくなる。一方、反射面533がより下向きになる(すなわち可動鏡532が起立する)角度姿勢では、視認領域EBの位置が上方へ移動する。これと共に、視線基準傾斜角θgiは大きくなる。
可動鏡532を備えたHUD510に対応して、図14に示す第5実施形態のHCU550では、表示を制御するための複数の機能部として、角度特定部565がさらに構築されている。角度特定部565は、導光部531における可動鏡532の角度姿勢に関する情報を取得することにより、像面IPが傾斜する角度を特定する。例えば本実施形態では、像面IPが傾斜する角度として、視認領域EBの中心部BC(左右方向及び上下方向に対する中心部)を基準とした視線基準傾斜角θgiが特定される。
また、第5実施形態における変形データ566は、視線基準傾斜角θgiに応じて変形態様を変更させるようになっている。この傾斜角θgiによって、虚像VRIにおける近距離側と遠距離側との距離差が変わるため、虚像VRIの歪み方自体も変わる。第5実施形態では、こうした虚像VRIの歪み方に合わせて、変形態様が決定される。
一例として、変形データ566がデータテーブル(補正テーブル)によって与えられる場合には、当該補正テーブルが視線基準傾斜角θgiに応じて複数設けられる。コンテンツ変形部564が変形データ566へのアクセスにより変形態様を確定させる際には、コンテンツ変形部564は、複数の補正テーブルの中から、角度特定部565が取得した視線基準傾斜角θgiに対応した1つの補正テーブルを選択する。
他の一例として、変形データ566が表示コンテンツDCを変形する画像処理における数式中のパラメータによって与えられる場合には、当該数式中のパラメータは、補正基準点CRP及び視線基準傾斜角θgiの関数となる。
補正処理における変形量は、視線基準傾斜角θgiが大きくなるに従って、大きくされる。すなわち、可動鏡532が起立する角度姿勢において、強い補正が実施される。
次に、HCU550の記憶部53に記憶された表示制御プログラムに基づき、HUD510の画像出力部21から出力される虚像VRIの元画像OIを制御する表示制御方法の詳細を、図15のフローチャートを用いて説明する。以下は、変形データ566が補正テーブルによって与えられる場合を示す。
まず、S51では、外部からのデータの取得が実施される。コンテンツ情報取得部62が車両システム4からコンテンツ情報を取得する。これと共に、視点特定部61がDSM40からの情報に基づき、右眼視点RVP及び左眼視点LVPを特定する。さらには、角度特定部565がHUD510からの情報に基づき、像面IPの角度を特定する。S51の処理後、S52へ移る。
S52,S53は、第1実施形態のS12,S13と同様である。S53の処理後、S54へ移る。
S54では、コンテンツ変形部564は、像面IPの角度に応じた補正テーブルを用いて、表示コンテンツDCを変形し、補正後画像OIAを生成する。S54の処理後、S55へ移る。
S55は、第1実施形態のS15と同様である。S55を以って一連の処理を終了する。
以上説明した第5実施形態によると、コンテンツ変形部564は、可動鏡532の角度姿勢に応じて、変形態様を決定する。したがって、像面IPの角度の可動鏡532による変更によっても、表示コンテンツDCに認識される歪み又は違和感の低減効果が維持可能なHCU510を提供することができる。
(第6実施形態)
図16〜18に示すように、第6実施形態は第1実施形態の変形例である。第6実施形態について、第1実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第6実施形態では、HMIシステム9にDSMが含まれない構成となっている。これに伴って、HCU650は、図16に示すように、視点特定部による視点特定機能を有していない。第6実施形態のコンテンツ変形部664は、補正基準点設定機能に代えて、文字コンテンツ抽出機能を有している。文字コンテンツ抽出機能は、表示対象に選定され、補正前画像上に配置された表示コンテンツDCの中から、文字を表示する文字コンテンツTCを抽出する機能である。
文字コンテンツTCは、非AR表示物としての非追従コンテンツに属していてもよく、AR表示物としての追従コンテンツに属していてもよい。また、表示コンテンツDCが文字部分と図形部分との複合形態である場合には、文字コンテンツTCとして抽出しなくてもよく、面積の所定割合(例えば5割)以上が文字によって専有されていれば文字コンテンツTCとして抽出してもよく、図形部分から文字部分を分離して、当該文字部分だけを文字コンテンツTCとして抽出してもよい。
第5実施形態のコンテンツ変形部664による補正処理機能では、表示コンテンツDCが文字コンテンツTCであるか否かに応じて、補正処理が実施されるか否かが決定される。例えば本実施形態では、文字コンテンツTCが補正処理の実施対象となり、文字コンテンツTCを除いた表示コンテンツDCは、全て補正処理の実施対象とならない。
コンテンツ変形部664は、補正処理の実施対象となる文字コンテンツTCに対して、一律の変形態様を適用する。コンテンツ変形部664は、文字コンテンツTCを、斜体フォント調に右傾させた変形態様に変形する。斜体フォント調に右傾させた変形形態とは、元画像OI上において、文字の下端に対して、文字の上端が右側にずれることで、文字が倒れるように、文字を傾斜させた変形態様である。
図17に示すように、右傾における変形率(具体的には倒れ角)は、視認領域EBの左端部BLEに位置する視点から虚像VRIを視認した場合に、文字コンテンツTCが直立した状態又は右傾した状態に視認され得るように設定されることが好ましい。そうすることで、視認領域EBの全域に対して、文字コンテンツTCが左傾した状態で視認されることが回避される。
次に、HCU650の記憶部53に記憶された表示制御プログラムに基づき、HUD10の画像出力部21から出力される虚像VRIの元画像OIを制御する表示制御方法の詳細を、図18のフローチャートを用いて説明する。
まず、S61では、外部からのデータの取得が実施される。コンテンツ情報取得部62が車両システム4からコンテンツ情報を取得する。S61の処理後、S62へ移る。
S62では、コンテンツ配置部63は、表示コンテンツDCを選定し、選定された表示コンテンツDCを補正前画像上に配置する。S62の処理後、S63へ移る。
S63では、コンテンツ変形部664は、補正処理の実施対象となる文字コンテンツTCを抽出する。S63の処理後、S64へ移る。
S64では、コンテンツ変形部664は、文字コンテンツTCを右傾変形し、補正後画像OIAを生成する。S64の処理後、S65へ移る。
S65では、コンテンツ変形部664は、補正後画像OIAの映像信号をHUD10の画像出力部21に送信し、画像出力部21により補正後画像OIAが出力される。S65を以って一連の処理を終了する。
以上説明した第6実施形態によると、表示制御装置としてのHCU650が制御する元画像OIは、文字コンテンツTCを斜体フォント調に右傾させた変形態様に変形した上でHUD10に提供される。HUD10の画像出力部21から出力される元画像OIに基づいて、傾斜した像面IPを形成する虚像VRI上の文字コンテンツTCは、右傾のバイアスがかかった状態となる。故に、視点RVP,LVPの変化に対して、文字コンテンツTCが左傾した状態で視認される可能性を低減することができる。
一般的な文字の表示においては、右傾と比較して左傾されることが希少なため、左傾した状態の文字が視認された場合、当該文字の読み取りが困難となる恐れがある。この点、本実施形態では、左傾状態での視認可能性が低減されているため、文字の読み取りが容易である可能性が高まり、表示コンテンツDCの視認性を良好なものとすることができる。
(他の実施形態)
以上、複数の実施形態について説明したが、本開示は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1としては、虚像VRIの像面IPは、上方から下方へ向かうに従ってより遠距離となるように傾斜していてもよい。
第1〜5実施形態に関する変形例2としては、コンテンツ変形部64は、変形データ66へのアクセスに代えて、補正基準点CRPでの虚像VRIの歪みを、光線追跡法等を用いて逐一シミュレーションし、変形態様を決定してもよい。
第1〜5実施形態に関する変形例3としては、コンテンツ変形部64の補正処理機能は、視点RVP,LVP(又は補正基準点CRP)及び補正前画像が入力されると、畳み込み演算等を実施して、補正後画像OIAを出力するニューラルネットワークを主体とした学習済みモデルによって、実現されてもよい。
第6実施形態に関する変形例4としては、HMIシステム9にDSM40が含まれた構成において、HCU650が視点RVP,LVPを特定しないようにしてもよい。
変形例5としては、HCU650によって提供されていた各機能は、ソフトウェア及びそれを実行するハードウェア、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの複合的な組み合わせによっても提供可能である。さらに、こうした機能がハードウェアとしての電子回路によって提供される場合、各機能は、多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路によっても提供可能である。
変形例6としては、上述の表示制御方法を実現可能なプログラム等を記憶する記憶媒体の形態も、適宜変更されてもよい。例えば記憶媒体は、回路基板上に設けられた構成に限定されず、メモリカード等の形態で提供され、スロット部に挿入されて、HCU50の制御回路に電気的に接続される構成であってもよい。さらに、記憶媒体は、HCU50へのプログラムのコピー基となる光学ディスク及びハードディスク等であってもよい。
変形例7としては、HCU50と車両システム4の他の機能を備える電子制御装置とが統合され、表示制御装置として機能する1つの電子制御装置が構成されていてもよい。
変形例8としては、表示制御装置は、HUD10のハウジング11の内部に設けられ、HUD10の制御に特化した電子制御装置であってもよい。
変形例9としては、表示制御装置は、表示制御対象となるHUD10が搭載された車両1に搭載されていなくてもよい。表示制御装置が車両1に搭載されず、車両1の外に固定配置されている場合又は他の車両に搭載されている場合には、無線通信によって、HUD10が遠隔制御されてもよい。
変形例10としては、表示制御装置を用いる車両1は、一般的な自家用の乗用車に限定されず、レンタカー用の車両、有人タクシー用の車両、ライドシェア用の車両、貨物車両及びバス等であってもよい。さらに、車両は、モビリティサービスに用いられる無人運転用の車両であってもよい。
変形例11としては、表示制御装置を用いる車両1は、それぞれの国及び地域の道路交通法に応じて最適化されてよい。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサを構成する専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の装置及びその手法は、専用ハードウエア論理回路により、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の装置及びその手法は、コンピュータプログラムを実行するプロセッサと一つ以上のハードウエア論理回路との組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10,510:HUD、21:画像出力部、50,550,650:HCU(表示制御装置)、61:視点特定部、63:コンテンツ配置部、64,564,664:コンテンツ変形部、DC:表示コンテンツ、IP:像面、LVP:左眼視点(視点)、OI:元画像、RVP:右眼視点(視点)、TC:文字コンテンツ、VRI:虚像

Claims (11)

  1. 下方及び上方のうち一方から他方へ向かうに従ってより遠距離となるように傾斜した像面(IP)を有する虚像(VRI)を表示するヘッドアップディスプレイ(10,510)の画像出力部(21)から出力される前記虚像の元画像(OI)を、制御する表示制御装置であって、
    前記虚像の視認者の視点(RVP,LVP)を特定する視点特定部(61)と、
    表示コンテンツ(DC)を、前記元画像上に配置するコンテンツ配置部(63)と、
    前記視点に応じた変形態様に、前記表示コンテンツを変形する補正処理を実施した上で、前記元画像を前記画像出力部に対して提供するコンテンツ変形部(64,564)と、を備える表示制御装置。
  2. 前記コンテンツ変形部は、前記視点としての右眼視点と左眼視点とに基づいて設定される補正基準点(CRP)に応じて前記変形態様を決定し、
    前記補正基準点は、前記右眼視点と前記左眼視点とによる両眼中心(BM)に対して、前記右眼視点及び前記左眼視点のうち虚像をより高輝度で視認可能な前記視点側に偏心した位置に、設定される請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記虚像は、視認領域(EB)内に前記視点を位置させた前記視認者から視認可能となり、
    前記視認領域を仮想的に分割する領域として、前記視認領域の中心部(BC)を含む中央領域(CA)と、前記中央領域を左右の両側から挟む一対の側方領域(RSA,LSA)と、を定義すると、
    前記コンテンツ変形部は、前記視点としての右眼視点と左眼視点とに基づいて設定される補正基準点に応じて前記変形態様を決定し、
    前記補正基準点は、前記右眼視点と前記左眼視点とによる両眼中心が前記中央領域及び前記一対の側方領域のうちどの領域に位置しているかに応じて異なる条件に基づき、設定される請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 前記補正基準点は、
    前記両眼中心が前記中央領域に位置する場合、前記両眼中心に一致するように設定され、
    前記両眼中心が前記側方領域に位置する場合、前記両眼中心に対して、前記右眼視点及び前記左眼視点のうち前記中心部により近い視点側に偏心した位置に設定される請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 前記補正基準点は、
    前記両眼中心が前記中央領域に位置する場合であって、前記中心部に位置する場合、前記両眼中心に一致するように設定され、
    前記両眼中心が前記中央領域に位置する場合であって、前記中心部から左右にずれて位置する場合、前記両眼中心に対して、前記右眼視点及び前記左眼視点のうち前記中心部により近い視点側に偏心した位置に設定される請求項3に記載の表示制御装置。
  6. 前記補正基準点は、
    前記両眼中心が前記側方領域に位置する場合、前記両眼中心に対して、前記右眼視点及び前記左眼視点のうち前記中心部により近い視点に一致するように設定される請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記コンテンツ変形部は、前記視点としての右眼視点及び左眼視点のうち利き眼視点に基づいて設定される補正基準点に応じて前記変形態様を決定する請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 前記補正基準点は、前記利き眼視点に実質的に一致するように設定される請求項7に記載の表示制御装置。
  9. 前記虚像は、視認領域内に前記視点を位置させた前記視認者から視認可能となり、
    前記視認領域を仮想的に分割する領域として、前記利き眼視点から虚像全体が視認可能な利き眼全体視認可能領域(DA1)と、前記利き眼全体視認可能領域を除く利き眼全体視認不能領域(DA2)と、を定義すると、
    前記補正基準点は、
    前記利き眼視点が前記利き眼全体視認可能領域に位置する場合、前記利き眼視点に一致するように設定され、
    前記利き眼視点が前記利き眼全体視認不能領域に位置する場合、前記利き眼視点に対して、前記右眼視点及び前記左眼視点のうち反利き眼視点の側に偏心した位置に設定される請求項7に記載の表示制御装置。
  10. 前記ヘッドアップディスプレイに設けられて前記像面が傾斜する角度を変更する可動光学部材の角度姿勢に関する情報を取得して、前記角度を特定する角度特定部(565)を、さらに備え、
    前記コンテンツ変形部は、前記角度姿勢に応じて、前記変形態様を決定する請求項1から9のいずれか1項に記載の表示制御装置。
  11. 下方及び上方のうち一方から他方へ向かうに従ってより遠距離となるように傾斜した像面(IP)を有する虚像(VRI)を表示するヘッドアップディスプレイ(10)の画像出力部(21)に出力される前記虚像の元画像(OI)を、制御する表示制御装置であって、
    表示コンテンツ(DC)を、前記元画像上に配置するコンテンツ配置部(63)と、
    前記元画像に配置された前記表示コンテンツのうち文字コンテンツ(TC)を、斜体フォント調に右傾させた変形態様に変形した上で、前記元画像を前記画像出力部に対して提供するコンテンツ変形部(664)と、を備える表示制御装置。
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