JP2018159882A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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勇希 舛屋
Yuki Masuya
勇希 舛屋
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Abstract

【課題】視認者に違和感を与えることなく、表示面と異なる方向に沿うように虚像を視認させることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】HUD装置は、視認者2から見て路面8に沿う表示面Aに虚像Vを表示する。HUD装置は、虚像Vを表す表示コンテンツG,G1を表示する表示素子と、画面123’内に表示コンテンツG,G1を生成する画像生成部と、を備える。画像生成部は、虚像Vを表示面Aと異なる方向に沿うように見せるため、視認者2から離れる方向に対応するY方向に沿って元表示コンテンツGを引き延ばす虚像傾斜角度補正を行う。【選択図】図6

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来から、フロントガラスやコンバイナなどの投射部材に表示光を出射することで虚像を表示するHUD(ヘッドアップディスプレイ)装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のHUD装置においては、虚像として表示コンテンツは路面に沿って水平に延びる表示面に表示される。
特開2013−196359号公報
上記特許文献1に記載の構成においては、表示面が路面に沿って延びるため、視認者に違和感を与えることなく、表示コンテンツを路面に沿って表示させることができる。しかし、この構成では、視認者に違和感を与えることなく、表示コンテンツを路面と異なる方向、例えば、路面に垂直をなす方向に沿って表示させることは困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、視認者に違和感を与えることなく、表示面と異なる方向に沿うように虚像を視認させることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、視認者から見て路面に沿う表示面に虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、前記虚像を表す画像を表示する表示素子と、画面内に前記画像として表示コンテンツを生成する画像生成部と、を備え、前記画像生成部は、前記虚像を前記表示面と異なる方向に沿うように見せるため、視認者から離れる方向に対応する方向に沿って前記表示コンテンツを引き延ばす虚像傾斜角度補正を行う。
本発明によれば、ヘッドアップディスプレイ装置は、視認者に違和感を与えることなく、表示面と異なる方向に沿うように虚像を視認させることができる。
本発明の一実施形態に係るHUD装置が搭載された車両の模式図である。 本発明の一実施形態に係るHUD装置の構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るHUD装置の表示処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るHUD装置の補正処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る(a)はフロントガラスを通して見える虚像を示す概略図であり、(b)は画像として表示コンテンツを表示する画面を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る(a)はフロントガラスを通して見える虚像を示す概略図であり、(b)は虚像傾斜角度補正を行う際の表示コンテンツを表示する画面を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る視認者の視点の高さを示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る(a)はフロントガラスを通して見える虚像を示す概略図であり、(b)は表示位置補正を行う際の表示コンテンツを表示する画面を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る(a)はフロントガラスを通して見える虚像を示す概略図であり、(b)は視点ずれ補正を行う際の画像として表示コンテンツを表示する画面を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る画像として表示コンテンツを表示する画面を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る(a)はフロントガラスを通して見える虚像を示す概略図であり、(b)は画像として表示コンテンツを表示する画面を示す概略図である。
本発明に係るHUD(ヘッドアップディスプレイ)装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、HUD装置100は、車両1のダッシュボード5に内蔵される。HUD装置100は、表示光Lを生成し、生成した表示光Lをフロントガラス3に向けて出射する。この表示光Lは、フロントガラス3で反射して、車両1の運転者等である視認者2に到達する。これにより、視認者2は、フロントガラス3の前方に位置する虚像Vを視認可能となる。この虚像Vは、視認者2から見て路面8に沿うような水平方向に延びる仮想的な表示面Aに表示される。
また、車両1の室内には、車両1の前方を撮像する前方撮像用カメラ31と、視認者2を撮像する車内撮像用カメラ32とが設置されている。
(HUD装置1の構成)
図2に示すように、HUD装置100は、制御部110と、表示部120と、平面鏡131と、凹面鏡132と、筐体140と、透光部141と、を備える。
筐体140は、例えば、遮光性の材質により箱状に形成されている。筐体140内には、HUD装置100の各構成が収納される。筐体140には、表示光Lが通過する開口部140aが形成されている。なお、制御部110は、筐体140内に収容されていてもよいし、筐体140外に設けられていてもよい。
透光部141は、アクリル等の透光性樹脂からなり、筐体140の開口部140aを塞ぐように設けられている。透光部141は、到達した外光が視認者2に向かって反射することを抑制するため、例えば湾曲形状に形成されている。
制御部110は、マイクロコンピュータなどから構成され、例えば、車両1に搭載されるECU(Electronic Control Unit)と通信可能に構成される。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、メモリ112及びインターフェース113を備える。
インターフェース113は、前方撮像用カメラ31及び車内撮像用カメラ32が撮影した画像データ及びECUからの情報をCPU111で取得可能な信号に変換する。
メモリ112には、後述するフローチャートを実行するための動作プログラムと、表示部120に表示する画像を生成するために利用される元画像データと、が記憶されている。CPU111は、メモリ112に記憶される動作プログラムを実行することで後述するフローチャートに沿った表示処理を行う。
CPU111は、重畳対象検出部111aと、視点検出部111bと、画像生成部111cと、を備える。
重畳対象検出部111aは、インターフェース113を経た前方撮像用カメラ31により撮像された画像データを解析することで前方車両等の重畳対象物の有無を検出する。
視点検出部111bは、インターフェース113を経た車内撮像用カメラ32により撮像された画像データを解析することで視認者2の視点Epを視点情報として検出する。インターフェース113のうち車内撮像用カメラ32からの画像データを受ける部分が視点情報取得部に相当する。
画像生成部111cは、ECUからの情報、重畳対象検出部111a及び視点検出部111bの検出結果に基づき、メモリ112に記憶される元画像データを利用して図9(b)等に示す仮想的な画面123’に表示コンテンツG3を表示させた画像データを生成する。
図2に示すように、表示部120は、例えば、LED(Light Emitting Diode)からなる光源121と、この光源121からの光に基づき表示光Lを生成する表示素子122と、を備える。表示部120は、生成した画像を表す表示光Lを平面鏡131に向けて出射する。
表示素子122は、DMD(Digital Micro Mirror Device)等の反射型表示素子又はTFT(Thin Film Transistor)液晶パネルなどの透過型表示素子である。表示素子122は、表示コンテンツG3を表示可能な画面123を備える。
平面鏡131は、合成樹脂やガラス材料などからなる基材と、基材の表面に蒸着などにより形成された反射膜とから構成される。平面鏡131は、表示部120を発した表示光Lを凹面鏡132に向けて反射する。
凹面鏡132は、曲面凹状に形成され、例えば合成樹脂材料からなる基材と、基材の表面に蒸着などにより形成された反射膜とから構成される。凹面鏡132は、その表示光Lをフロントガラス3に向けて反射する。凹面鏡132で反射された表示光Lは、筐体140の透光部141を透過して、フロントガラス3に到達する。フロントガラス3に到達した表示光Lは、視認者2に向けて反射され、視認者2に到達する。これにより、視認者2は虚像Vを視認する。
次に、図3のフローチャートを参照しつつ、制御部110(CPU111)により実行される虚像Vを表示するための表示処理について説明する。このフローチャートは、HUD装置100の電源がオンされている期間において繰り返し実行される。
まず、制御部110は、前方撮像用カメラ31を通じて車外の前方を撮影する(ステップS101)。そして、制御部110は、重畳対象検出部111aを介して、前方撮像用カメラ31により撮像された画像データを解析することで前方車両、車線等の重畳対象物があるか否かを判別する(ステップS102)。
制御部110は、重畳対象検出部111aを介して重畳対象物がない旨判別すると(ステップS102:NO)、画像生成部111cを介して表示素子122に画像を表示せずに(ステップS103)、当該フローチャートに係る処理を終了する。
制御部110は、重畳対象検出部111aを介して重畳対象物がある旨判別すると(ステップS102:YES)、視点検出部111bを介して視点情報を取得する(ステップS104)。制御部110は、画像生成部111cを介して、メモリ112に記憶される元画像データを読み込み(ステップS105)、図5(b)に示すように、元画像データに含まれる元表示コンテンツGを画面123’内における重畳対象物に対応する位置に設定する(ステップS106)。例えば、元表示コンテンツGは二等辺三角形からなる警告アイコンであり、図5(a)に示すように、重畳対象物は前方車両9である。
なお、このステップS106の処理は、画像生成部111cによる画像データ生成のための処理であるため、実際に元表示コンテンツG及び虚像Vは表示されない。
制御部110は、重畳対象検出部111aにより検出された重畳対象物の種類に基づき、縦面表示を行うか否かを判別する(ステップS107)。この縦面表示とは、あたかも虚像Vが路面8に垂直をなすように見せる表示をいう。制御部110は、例えば、重畳対象物が前方車両9の場合には縦面表示を行う旨判別し(ステップS107:YES)、画像生成部111cを介して元表示コンテンツGを補正することで縦面表示用の画像データを生成する(ステップS108)。
このステップS108に係る補正処理について図4のサブフローチャートに沿って説明する。簡単に説明すると、制御部110は、画像生成部111cを介して、視点Epに応じて虚像Vの傾斜角度を補正する虚像傾斜角度補正、虚像Vの位置に応じた虚像Vの歪みを補正する表示位置補正、虚像Vの表示位置に対する視点Epの位置に応じた虚像Vの歪みを補正する視点ずれ補正を順番に行う。
詳しくは、まず、画像生成部111cは、図6(b)に示すように、視点情報に含まれる視点Epに基づき倍率Dを算出し、その倍率Dにて元表示コンテンツGを視認者2の視線方向に対応するY方向に引き延ばす虚像傾斜角度補正を行う(ステップS201)。この虚像傾斜角度補正により、表示コンテンツG1が生成される。虚像傾斜補正後の表示コンテンツG1の高さH2は、元表示コンテンツGの高さH1が倍率D(=H2/H1)だけ引き延ばされた長さとなる。表示コンテンツG1は、元表示コンテンツGと底辺が一致する。また、表示コンテンツG1の頂点は、元表示コンテンツGの頂点よりもY方向における上方に位置する。さらに、表示コンテンツG1の頂角はY方向に引き延ばされるのに伴い小さくなる。また、図7に示すように、画像生成部111cは、視点Epが車両1の高さ方向Hにおいて低いほど、虚像Vが高さ方向に圧縮されて見えるため、倍率Dを大きく設定する。これにより、視認者2の視点Epの高さに関わらず、図6(a)に示すように、一定の形状の虚像Vを縦面表示することができる。
仮に虚像傾斜角度補正を行わない場合には、図5(a)の破線で示すように、虚像V’が路面8に沿うように見える。このため、縦面表示を行うことができない。
次に、画像生成部111cは、図8(b)に示すように、画面123’内の中心線Cから表示コンテンツG1までの距離W1を算出し、算出した距離W1に基づきずれ量W2を算出する。そして、画像生成部111cは、算出したずれ量W2だけ表示コンテンツG1の上部(例えば、頂点P1)を下部に対してX方向における中心線Cから離れる方向にずらす表示位置補正を行う(ステップS202)。この表示位置補正により、表示コンテンツG2が生成される。この中心線Cは、Y方向に沿って延び、画面123’をX方向に2等分するように仮想的に位置する。距離W1は、本例では、中心線Cから表示コンテンツG1の頂点P1までの距離である。表示コンテンツG1が中心線Cよりも右方向に位置している場合には、表示位置補正により表示コンテンツG1の上部は右方向にずらされる。一方、表示コンテンツG1が中心線Cよりも左方向に位置している場合には、表示位置補正により表示コンテンツG1の上部は左方向にずらされる。
表示位置補正後の表示コンテンツG2は、表示位置補正前の表示コンテンツG1と底辺が一致する。また、表示コンテンツG2の頂点は、表示コンテンツG1の頂点P1よりもX方向に離れて位置する。また、表示コンテンツG2の頂角は表示コンテンツG1の頂角と同一角度であり、表示コンテンツG2の一方の底角は表示コンテンツG1よりも大きく、表示コンテンツG2の他方の底角は表示コンテンツG1よりも小さい。
なお、画面123’におけるX方向は表示面Aにおける視認者2から見て左右方向に対応し、画面123’におけるY方向は表示面Aにおける視認者2から離れる方向に対応する。
仮に表示位置補正を行わない場合には、図8(a)の破線で示すように、虚像V’が表示面Aの中央からずれて位置する場合には虚像V’が歪んだように見える。この虚像V’の歪みは、視認者2からの距離が異なるように表示面Aが設けられるため、遠近法(パース)により生じるものである。この表示位置補正が行われることで、虚像Vの表示位置に関わらず、図8(a)の実線で示すように、元表示コンテンツGと同一形状の虚像Vを視認者2に視認させることができる。
次に、画像生成部111cは、図9(b)に示すように、視認者2の視点Epに対応する画面123’内の対応位置E1と表示コンテンツG2との間のX方向に延びる距離W3を算出し、算出した距離W3に基づきずれ量W4を算出する。そして、画像生成部111cは、算出したずれ量W4だけ表示コンテンツG2の上部(例えば、頂点P2)を下部に対してX方向における対応位置E1から離れる方向にずらす視点ずれ補正を行う(ステップS203)。この視点ずれ補正により、表示コンテンツG3が生成される。距離W3は、本例では、対応位置E1から表示コンテンツG2の頂点P2までの距離である。表示コンテンツG2が対応位置E1よりも右方向に位置している場合には、視点ずれ補正により表示コンテンツG2の上部は右方向にずらされる。一方、表示コンテンツG2が対応位置E1よりも左方向に位置している場合には、視点ずれ補正により表示コンテンツG2の上部は左方向にずらされる。
視点ずれ補正後の表示コンテンツG3は、視点ずれ補正前の表示コンテンツG2と底辺が一致する。また、表示コンテンツG3の頂点は、表示コンテンツG2の頂点P2よりもX方向に離れて位置する。また、表示コンテンツG3の頂角は表示コンテンツG2の頂角と同一角度であり、表示コンテンツG3の一方の底角は表示コンテンツG2よりも大きく、表示コンテンツG3の他方の底角は表示コンテンツG2よりも小さい。
仮に視点ずれ補正を行わない場合には、図9(a)の破線で示すように、虚像V’が視点Epから左右方向にずれて位置する状況、言い換えると、虚像V’が視認者2の正面に位置していない状況では虚像V’が歪んだように見える。この虚像V’の歪みは、虚像V’を斜め方向から見た場合に生じるものである。この視点ずれ補正が行われることで、図9(a)の実線で示すように、虚像Vの表示位置に関わらず、元表示コンテンツGと同一形状の虚像Vを視認者2に視認させることができる。
以上で、制御部110は、画像生成部111cを介した図4のサブフローチャートに係る補正処理を終了し、図3のステップS109の処理に移行する。なお、図4のサブフローチャートにおいて、ステップS201〜S203の順番は適宜変更可能であり、ステップS201〜S203が同時に行われてもよい。また、この補正処理は、画像生成部111cによる画像データ生成のための内部処理であるため、実際に表示コンテンツG1〜G3及び虚像Vは表示されない。
図3に示すように、制御部110は、画像生成部111cを介して補正後の表示コンテンツG3が画面123’内に収まっているか否かを判別する(ステップS109)。
制御部110は、図10に示すように、画像生成部111cを介して補正後の表示コンテンツG3が画面123’内に収まっていない旨判別したとき(ステップS109:NO)、表示コンテンツG3を表示せずに(ステップS103)、当該フローチャートに係る処理を終了する。この際、制御部110は、スピーカー又は車載計器を通じて音声又は表示による警告を行ってもよい。
制御部110は、図9(b)に示すように、画像生成部111cを介して補正後の表示コンテンツG3が画面123’内に収まっている旨判別すると(ステップS109:YES)、表示コンテンツG3を含む画像データを表示部120に出力することで、実際に表示部120の画面123に表示コンテンツG3を表示させる(ステップS110)。これにより、図9(a)に示すように、元表示コンテンツGと同一形状の虚像Vを表示させることができる。
一方、制御部110は、例えば、重畳対象物が例えば路面8である場合には縦面表示を行わない旨判別する(ステップS107:NO)。この場合、制御部110は、例えば、図11(b)に示すように、矢印形状をなす元表示コンテンツGを補正することなく、元表示コンテンツGを含む水平面表示用の画像データを表示部120に出力することで、実際に表示部120の画面123に元表示コンテンツGを表示させる(ステップS110)。これにより、図11(a)に示すように、路面8に沿う矢印形状をなす虚像Vが表示面Aに表示される。
以上で、図3のフローチャートに係る表示処理が終了となる。
(効果)
以上、説明した一実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)HUD装置100は、視認者2から見て路面8に沿う表示面Aに虚像Vを表示する。HUD装置100は、虚像Vを表す表示コンテンツG3を表示する表示素子122と、画面123’内に表示コンテンツG3を生成する画像生成部111cと、を備える。画像生成部111cは、虚像Vを表示面Aと異なる方向に沿うように見せるため、視認者2から離れる方向に対応するY方向に沿って元表示コンテンツGを引き延ばす虚像傾斜角度補正を行う。
この構成によれば、視認者2に違和感を与えることなく、表示面Aと異なる方向、上記実施形態では表示面Aに直交する方向に沿うように虚像Vを視認させることができる。また、この構成では、複数の表示面が不要であることから、HUD装置100の構成を簡素化することができる。
(2)HUD装置100は、視認者2の視点情報を取得するインターフェース113を備える。画像生成部111cは、虚像傾斜角度補正を行う際、視点情報に含まれる視点Epが低いほど元表示コンテンツGを引き延ばす際の倍率Dを高くする。
この構成によれば、視点Epの高さが変化した場合であっても、視認者2から見て元表示コンテンツGと同一形状の虚像Vを縦面表示することができる。
(3)画像生成部111cは、視認者2から見て左右方向に対応するX方向における表示コンテンツG1の表示位置と画面123’の中心線Cとの間の距離W1に応じて決まるずれ量W2だけ表示コンテンツG1の下部に対して上部(例えば頂点P1)をX方向における表示面Aの中心線Cから離れる方向へずらす表示位置補正を行う。
この構成によれば、虚像Vの表示位置に関わらず、視認者2から見て元表示コンテンツGと同一形状の虚像Vを縦面表示することができる。
(4)HUD装置100は、視認者2の視点情報を取得するインターフェース113を備える。画像生成部111cは、視認者2から見て左右方向に対応するX方向における視点情報に含まれる視点Epを画面123’に対応づけた対応位置E1と表示コンテンツG2の表示位置との間の距離W3に応じて決まるずれ量W4だけ表示コンテンツG2の下部に対して上部(例えば頂点P2)を対応位置E1と反対方向へずらす視点ずれ補正を行う。
この構成によれば、虚像Vに対する視認者2の視点Epの位置に関わらず、元表示コンテンツGと同一形状の虚像Vを縦面表示することができる。
(5)画像生成部111cは、補正後の表示コンテンツG3が画面123’内に収まらないときには表示コンテンツG3に対応する虚像Vを表示しない。
この構成によれば、虚像Vの一部が欠けて表示されることが抑制される。
(変形例)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
上記実施形態においては、制御部110は、画像生成部111cを介して補正後の表示コンテンツG3が画面123’内に収まっていない旨判別したとき、表示コンテンツG3を表示していなかったが、表示コンテンツG3が画面123’内に収まる程度まで表示コンテンツG3を縮小した縮小画像を画面123’内に表示してもよい。また、この際、制御部110は、表示コンテンツG3が画面123’内に収まるように表示コンテンツG3の表示位置を移動させてもよいし、表示コンテンツG3のうち一部分、例えば三角形の外枠を省略して「!」のみを表示させてもよい。これら構成によれば、補正後の表示コンテンツG3が画面123’内に収まらない場合であっても、視認者2に違和感を与えることなく表示コンテンツG3と同内容の表示を行うことができる。
上記実施形態においては、制御部110は、虚像傾斜角度補正において、画像生成部111cを介して車両1の高さ方向Hにおける視点Epのみに基づき倍率Dを設定していたが、これに限らず、車両1の前後方向における視点Epも加味して倍率Dを設定してもよい。例えば、制御部110は、画像生成部111cを介して、視点Epが車両1の後方に向かうにつれて倍率Dを大きく設定する。
上記実施形態においては、制御部110は、画像生成部111cを介して、虚像傾斜角度補正、表示位置補正、視点ずれ補正を順番に行っていたが、表示位置補正及び視点ずれ補正の少なくとも何れか一方の補正を省略してもよい。
上記実施形態においては、縦面表示する際の元表示コンテンツGは三角形をなしていたが、この形状に限らず、四角形等の多角形、円形等であってもよい。
上記実施形態においては、距離W1は、中心線Cから表示コンテンツG1の頂点P1までの距離であったが、これに限らず、距離W1は中心線Cから表示コンテンツG1の中心点までの位置までの距離であってもよい。距離W3もこれと同様に、距離W3は対応位置E1から表示コンテンツG2の中心点までの距離であってもよい。
上記実施形態においては、画像生成部111cは、縦面表示を行う際、虚像Vを路面8に直交する方向に延びるように見せていたが、この方向に限らず、虚像Vを表示面Aと異なる方向に延びるように見せることができればよい。
上記実施形態においては、制御部110は、画像生成部111cを介して補正後の表示コンテンツG3が画面123’内に収まっていない旨判別したとき表示コンテンツG3を表示していなかったが、一部が欠けた表示コンテンツG3を表示してもよい。
上記実施形態においては、本発明に係るHUD装置を車両用に適用したが、車両用に限らず、飛行機、船等の乗り物に適用してもよいし、メガネ型ウェアラブル端末に適用してもよい。
1 車両
2 視認者
3 フロントガラス
5 ダッシュボード
8 路面
9 前方車両
31 前方撮像用カメラ
32 車内撮像用カメラ
100 HUD装置
110 制御部
111 CPU
111a 重畳対象検出部
111b 視点検出部
111c 画像生成部
112 メモリ
113 インターフェース
120 表示部
121 光源
122 表示素子
123,123’ 画面
131 平面鏡
132 凹面鏡
140 筐体
140a 開口部
141 透光部
A 表示面
C 中心線
D 倍率
E1 対応位置
G 元表示コンテンツ
G,G1,G2,G3 表示コンテンツ
L 表示光
P1,P2 頂点
V,V’ 虚像
Ep 視点

Claims (8)

  1. 視認者から見て路面に沿う表示面に虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記虚像を表す画像を表示する表示素子と、
    画面内に前記画像として表示コンテンツを生成する画像生成部と、を備え、
    前記画像生成部は、前記虚像を前記表示面と異なる方向に沿うように見せるため、視認者から離れる方向に対応する方向に沿って前記表示コンテンツを引き延ばす虚像傾斜角度補正を行う、
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 視点情報を取得する視点情報取得部を備え、
    前記画像生成部は、前記虚像傾斜角度補正において、前記視点情報に含まれる視認者の視点が低いほど前記表示コンテンツを引き延ばす際の倍率を高くする、
    請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記画像生成部は、視認者から見て左右方向に対応する方向における前記画面内の前記表示コンテンツの表示位置と前記画面の中心との間の距離に応じて決まるずれ量だけ前記表示コンテンツの下部に対して上部を前記対応する方向における前記表示面の中心から離れる方向へずらす表示位置補正を行う、
    請求項1又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 視点情報を取得する視点情報取得部を備え、
    前記画像生成部は、視認者から見て左右方向に対応する方向における前記視点情報に含まれる視点が前記画面に対応づけられた対応位置と前記画面内の前記表示コンテンツの表示位置との間の距離に応じて決まるずれ量だけ前記表示コンテンツの下部に対して上部を前記対応位置と反対方向へずらす視点ずれ補正を行う、
    請求項1から3の何れか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記画像生成部は、補正後の前記表示コンテンツが前記画面内に収まらないときには前記表示コンテンツを表示しない、
    請求項1から4の何れか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記画像生成部は、補正後の前記表示コンテンツが前記画面内に収まらないときには、前記表示コンテンツが前記画面内に収まるように前記表示コンテンツを縮小する、
    請求項1から4の何れか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 前記画像生成部は、補正後の前記表示コンテンツが前記画面内に収まらないときには、前記表示コンテンツが前記画面内に収まるように前記表示コンテンツの表示位置を移動させる、
    請求項1から4の何れか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 前記画像生成部は、補正後の前記表示コンテンツが前記画面内に収まらないときには、前記表示コンテンツが前記画面内に収まるように前記表示コンテンツのうち一部分を省略する、
    請求項1から4の何れか一項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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