JP2021081571A - ロック機構及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉カバーの規制部材との当接箇所の破損を抑制することができるロック機構および画像形成装置を提供する。【解決手段】装置本体に対して開閉自在に設けられた開閉カバーに対して回転自在に支持された回転軸53と、回転軸53に取り付けられ、装置本体の被係合部に係合する係合部材51aと、係合部材51aが被係合部に係合するように回転軸を付勢する付勢部材と、回転軸とともに回転し、付勢部材の付勢力による所定角度以上の回転軸53の回転を開閉カバーとの当接によって規制する規制部材52とをロック機構は、備えている。そして、規制部材52は、開閉カバーと面接触する面接触部を有し、回転軸53に対して所定範囲で回転可能である。【選択図】図6

Description

本発明は、ロック機構及び画像形成装置に関するものである。
従来、装置本体に対して開閉自在に設けられた開閉カバーに対して回転自在に支持された回転軸と、回転軸に取り付けられ、装置本体の被係合部に係合する係合部材と、係合部材が被係合部に係合するように回転軸を付勢する付勢部材と、回転軸とともに回転し、付勢部材の付勢力による所定角度以上の回転軸の回転を開閉カバーとの当接によって規制する規制部材とを備えたロック機構が知られている。
特許文献1には、上記ロック機構として、係合部材としてのロック部材に開閉カバーに当接して回転軸の付勢部材の付勢力による所定角度以上の回転を規制する規制部を備えたものが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載のロック機構においては、開閉カバーの規制部材との当接箇所が破損するおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、装置本体に対して開閉自在に設けられた開閉カバーに対して回転自在に支持された回転軸と、前記回転軸に取り付けられ、前記装置本体の被係合部に係合する係合部材と、前記係合部材が前記被係合部に係合するように前記回転軸を付勢する付勢部材と、前記回転軸とともに回転し、前記付勢部材の付勢力による所定角度以上の前記回転軸の回転を前記開閉カバーとの当接によって規制する規制部材とを備えたロック機構において、前記規制部材は、前記開閉カバーと面接触する面接触部を有し、前記回転軸に対して所定範囲で回転可能であることを特徴とするものである。
本発明によれば、開閉カバーの規制部材との当接箇所の破損を抑制することができる。
本発明の実施形態を示す画像形成装置の一例としてのカラー複写機の全体構成を透視して示す概略的な正面図。 カラー複写機を右側方(−X方向)から見た斜視図。 開閉カバーを開いた状態を示す斜視図。 開閉カバーの斜視図。 開閉カバーを装置本体にロックするロック機構と、開閉カバーが備える部材の一部とを示す斜視図。 図5のA付近の拡大斜視図。 開閉カバーを装置本体にロックしている状態を示す図。 第一フック部材を取り外した状態を示す図。 回転軸と規制部材とを示す正面図。 Dカット部の一端が軸取り付け孔の平面部に当接している様子を示す図。 本実施形態の変形例を示す図。
図1は、本発明の実施形態を示す画像形成装置の一例としてのカラー複写機の全体構成を透視して示す概略的な正面図である。
図1において、符号1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置として例示する電子写真方式を利用した胴内排紙タイプのカラー複写機を示す。
図中Z方向は、上下方向であり、図中Y方向は、装置の前後方向(軸方向でもある)であり、図中X方向は、装置の左右方向を示している。
このカラー複写機1は、画像形成装置全体の筐体である天面(最上面)が開口した概略箱状の装置本体10と、この装置本体10の上方に配置され、原稿の画像を読み取る画像読取部2とを備えている。また、カラー複写機1は、装置本体内に配置され、画像読取部2で読み取るかまたは外部機器であるパーソナルコンピュータ等から送信される画像情報を基にシートの一例としての用紙に画像を記録・形成する画像形成部3を有している。
また、画像読取部2と画像形成部3との間に画像が記録された用紙を排出する排出空間としての排紙空間12を形成するとともに、排紙空間12の少なくとも2方向の側面を囲むように画像形成部3の上部に画像読取部2を支持・固定する支持体11を有している。また、装置本体10の最下部に配置され、シート搬送路としての用紙搬送路にシート(コピー用紙やOHP用の樹脂シート、厚紙、葉書などを含むシート状記録媒体を意味し、以下「用紙」で代表して説明する)を供給する給紙部4と、画像形成部3の上方に設けられ、排紙空間12に画像が記録された用紙を排紙する排紙部5と、給紙部4と排紙部5の間に設けられた用紙搬送路6とを備えている。
画像読取部2は、支持体11の天面部分に取り付けられて原稿が載置される原稿台としてのコンタクトガラス20と、このコンタクトガラス20の直下に配置され移動しながら原稿に光を当てる光源21と、原稿からの反射光を結像する結像レンズ22と、その結像位置に配置され原稿画像を読み取る読取手段としてのCCD等のイメージセンサ23と、原稿からの反射光を反射しながら結像レンズ22に導く複数のミラーなどから構成されている。
また、画像読取部2の上部には、コンタクトガラス20に載置された原稿を押さえる圧板24が設けられている。なお、この圧板24に代えて、コンタクトガラス20に原稿を自動給送する自動原稿給送装置(ADF)を設置してもよい。
画像形成部3は、色材三原色であるイエロー、シアン、マゼンダと、無彩色であるブラックの計4色のトナーに対応する4つのプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kと、これら4つのプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kの下方に設けられ、後述の各感光体ドラムに潜像を書き込む書込ユニット30と、各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kに対応する色の新規トナーを収容する4つのトナーボトル31Y,31C,31M,31Kと、各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kで形成されたトナー像が一旦転写された後、用紙に転写する転写ユニット32と、トナー像を用紙に定着する定着ユニット33とを有する。
プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kは、後述の中間転写ベルト32aの外周表面の移動方向(図中の矢印Xa)に沿って上流側からイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの順に配列されている。各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kは、正面視で時計回りに回転駆動する潜像担持体である感光体ドラムY,C,M,Kを中心として、各感光体ドラムY,C,M,Kの外周面に帯電処理を施して一様に帯電させる帯電手段と、各感光体ドラムY,C,M,K上に後述の書込ユニット30で形成された静電潜像を対応する各色のトナーで単色のトナー像に可視像化する現像手段30Y,30C,30M,30Kと、感光体ドラムY,C,M,Kの外周面に転写後も残留する転写残トナーをクリーニングして回収するクリーニング手段などを有し、装置本体10に対して着脱可能に構成されている。
書込ユニット30は、ポリゴンミラーやfθレンズなどを備え、画像読取部2やパソコン、外部スキャナなどから入力された画像情報を基にレーザ発光装置からレーザ光を照射しながら走査し、一様に帯電された感光体ドラムY,C,M,Kの外周表面を選択的に露光させて、照射した部分の表面電位を低下させ、感光体ドラム上に静電潜像を形成する。
トナーボトル31Y,31C,31M,31Kは、それぞれ前記4色の新規トナーが個別に充填されており、搬送経路を通じて各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kの現像手段30Y,30C,30M,30Kへ各色のトナーを補給する仕組みとなっている。
転写ユニット32は、中間転写体として弾性樹脂の多層構造体からなる無端状ベルトである中間転写ベルト32aと、この中間転写ベルト32aを支持・張架(張力がかかった状態で掛け渡すことを意味する、以下同じ)する4つの支持ローラ32b,32c,32d,32eと、感光体ドラムY,C,M,Kとそれぞれ中間転写ベルト32aを挟んで対向する4つの一次転写ローラ32fと、支持ローラ32bに対向配置された二次転写ローラ32gなどを備えている。
支持ローラ32bは、駆動手段に接続された駆動ローラとなっており、図の矢印Xa方向に中間転写ベルト32aを回転駆動させる機能を有している。中間転写ベルト32aを挟んで支持ローラ32b(以下、「駆動ローラ32b」という)と対向する位置には、二次転写ローラ32gが配設(配置して設けること、または位置を決めて設けることを意味する、以下同じ)されている。支持ローラ32cの近傍には、中間転写ベルト32aの外周表面に付着する残留トナーを掻き取ってクリーニングするクリーニング装置32hが設けられている。
各一次転写ローラ32fは、空隙放電による画像劣化を考慮し、各感光体ドラムY,C,M,Kと中間転写ベルト32aを挟んで中心間距離が最短距離で当接する正対位置から中間転写ベルト32aの搬送方向下流側に少しずらした位置に配設された接触印加方式の転写バイアス(転写電圧)印加手段として機能する。各一次転写ローラ32fは、バイアス電源に接続され、一次転写バイアスを中間転写ベルト32aの裏面(内周面)から印加(電圧を加えることを意味する、以下同じ)可能に構成されている。
二次転写ローラ32gは、付勢手段により付勢されて駆動ローラ32bの外周において中間転写ベルト32aに圧接され、駆動ローラ32bとの間に二次転写ニップを形成するよう構成されている。そして、駆動ローラ32bが、バイアス電源に接続された接触方式の転写バイアス印加手段となっている。また、二次転写ローラ32gが転写バイアス印加手段となっていてもよく、その場合、転写するトナー像とは逆極性の転写バイアスを印加することになる。
定着ユニット33は、定着ローラ33aと加熱ローラ33bに張架された無端状ベルトである定着ベルト33cと、この定着ベルト33cに圧接(加圧接触させることを意味する、以下同じ)する加圧部材としての加圧ローラ33dとの間に定着ニップが形成され、この定着ニップにおいて後述の用紙搬送路6を通って搬送されてきた用紙に熱と圧力が加えられ、前述の転写ユニット32の二次転写ニップで転写されたトナー像が用紙に溶融付着して定着されるようになっている。
給紙部4は、シートとしてそれぞれ大きさ・サイズの異なる所定の用紙を収容・ストックし、装置本体10から引き出し可能な給紙カセット40,41と、このストックされた用紙に上方から所定圧で圧接する給紙ローラ42,43などが備えられている。給紙部4は、制御手段の制御信号に基づいて、給紙カセット40,41にそれぞれ収容している用紙を給紙ローラ42,43で後述の用紙搬送路6に送り出すようになっている。
また、給紙部4には、搬送可能な所定の大きさ・サイズの範囲内の任意の用紙を載置する手差トレイ44と、この用紙を送り出す給紙ローラ45とが設けられている。給紙部4は、手差トレイ44に載置された用紙を、給紙ローラ45を回転駆動させることにより後述の用紙搬送路6に送り出せるようになっている。
排紙部5は、前述のトナーボトル31Y,31C,31M,31Kと、画像読取部2との間の排紙空間12下方の装置本体10に斜面で形成された排紙トレイ5aと、この排紙トレイ5aに定着ユニット33を通過した用紙を後述の用紙搬送路6から排紙(排出)する排紙ローラ対5bなどを有する。 このように、本実施形態のカラー複写機1は、排紙ローラ対5bによって排紙した用紙を排紙トレイ5a上に積載する機能を有した胴内排紙タイプの排紙部である。
用紙搬送路6は、装置本体10の下部に設けられた給紙部4から装置本体10の上部に設けられた排紙部5へ下から上に向けて搬送する縦搬送方式(縦パス方式)の通常搬送路6aと、両面印刷のために用紙を反転させる反転搬送路6bとからなる。これらの搬送路は、切替爪6cで切り替え可能となっており、この切替爪6cで反転搬送路6bへ案内され、反転搬送ローラ対6dで反転搬送路6bの上方6eへ運ばれた用紙が、反転搬送ローラ対6dが反転することによりスイッチバック式に反転されて後述のレジストローラ対6f手前の通常搬送路6aへ搬送される仕組みとなっている。
通常搬送路6a、反転搬送路6bには、最小用紙サイズに応じた間隔で複数の搬送ローラ対が設けられ、これらの搬送ローラ対で用紙を挟持しながら回転することで搬送する仕組みとなっている。 また、通常搬送路6aには、二次転写ニップの下方にレジストローラ対6fが設けられており、このレジストローラ対6fにより制御手段の指令に基づいて二次転写ニップへ用紙を搬送するタイミングが調整される。
図2は、カラー複写機1を右側方(−X方向)から見た斜視図であり、図3は、開閉カバー50を開いた状態を示す斜視図である。
カラー複写機1の右側面(−X側側面)には、装置本体10に対して開閉可能な開閉カバー50が、設けられている。開閉カバー50は、後述するロック機構の操作部材としての操作レバー58を有しており、この操作レバー58を操作することで、開閉カバー50の装置本体10に対するロックが解除される。ロックを解除した状態で操作レバー58を−X方向に引くことで、開閉カバー50は、下端を支点にして回動して図3に示すように開かれる。
図3に示すように、開閉カバー50が開かれることで、用紙搬送路6が開放され、用紙搬送路6に詰まった用紙を容易に除去することができる。
図4は、開閉カバー50の斜視図である。
図4に示すように、開閉カバー50は、手差トレイ44から給紙された用紙をガイドする手差しガイド部材81、反転搬送路6bの用紙をガイドする反転ガイド部材82、二次転写ローラ32g、レジストローラ対の一方のレジストローラ6f2などを有している。
図5は、開閉カバー50を装置本体10にロックするロック機構70と、開閉カバー50が備える部材の一部とを示す斜視図である。
図5に示すように、ロック機構70は、操作レバー58と、装置本体10の被係合部90(図7参照)と係合する係合部材としての第一フック部材51aと、第二フック部材51bとを備えている。第一フック部材51aは、樹脂材からなり、開閉カバー50に回転自在に支持された回転軸53(図6参照)の他端(−Y方向端部)に取り付けられている。第二フック部材51bは、樹脂材からなり、回転軸53一端(+Y方向端部)に取り付けられている。回転軸53の一端側には付勢部材としてのトーションスプリング62が取り付けられており、トーションスプリング62の一方の腕が、開閉カバー50に取り付けられ、他方の腕が第二フック部材51bに取り付けられて、第二フック部材51bが装置本体10の被係合部90と係合する回転方向に付勢される。これにより、第二フック部材51bと、回転軸53と、第一フック部材51aとからなる一体物が、トーションスプリング62により各フック部材が装置本体の被係合部90(図7参照)に係合する回転方向に付勢される。
操作レバー58は、連結軸59の一端(+Y方向端部)に取り付けられている。連結軸59の他端には、プーリ60が取り付けられている。連結軸59は、開閉カバー50に回転自在に支持されている。連結軸59の他端に取り付けられたプーリ60には、柔軟性のある材料で構成された連結部材61の一端が固定されている。この連結部材61の一端側は、プーリ60に巻き付いている。連結部材61の他端は、第一フック部材51aに固定され、連結部材61の他端側が第一フック部材51aに巻き付いている。
操作レバー58を図中矢印W方向に操作することで、連結軸59が回動し、プーリ60が連結部材61を巻き取る。これにより、連結部材61の他端が固定された第一フック部材51aの先端が下方(―Z方向)へ移動するように、トーションスプリング62の付勢力に抗して回動し、被係合部90(図7参照)との係合が外れる。また、第一フック部材51aとともに回転軸53(図6参照)が回動し、回転軸53の一端に取り付けられた第二フック部材51bも第一フック部材51aと同様に回動し、被係合部90との係合が外れる。これにより、開閉カバー50の装置本体に対するロックが解除され、開閉カバー50を図3に示す開放位置へ回動させることができる。
弾性部材である中間転写ベルト32a上のトナー像が、用紙に良好に転写されるようにするため、二次転写ローラ32gの中間転写ベルト32aに対する当接圧を、レジストローラ対6fなどの搬送ローラ対の当接圧よりも高くしている。従って、開閉カバー50が装置本体10にロックされたとき、二次転写ローラ32g付近に中間転写ベルト32aからの反力が大きく加わる。そのため、開閉カバー50の二次転写ローラ付近が外側に撓んでしまうおそれがある。
そのため、本実施形態では、第一フック部材51aと第二フック部材51bとが、二次転写ローラ32gの近傍に配置され、二次転写ローラ32gの近傍で開閉カバー50を装置本体10にロックするようにしている。このように、二次転写ローラ32gの近傍で装置本体10にロックすることで、中間転写ベルト32aからの反力で開閉カバー50の二次転写ローラ近傍が外側へ撓もうとするのを、装置本体10の被係合部90に係合している各フック部材51a,51bで規制することができる。これにより、開閉カバー50を装置本体10にロックしたときの二次転写ローラ近傍の撓みを抑制することができる。
上述したように、各フック部材51a,51bは、二次転写ローラ32gが配置されている開閉カバー50の上下方向中央付近に設けるのが好ましいが、操作レバー58は、操作性を考えると、開閉カバー50の上部に設けることが好ましい。そのため、本実施形態では、各フック部材と、操作レバー58とが上下方向に離間し、連結部材61を介して、操作レバー58の操作を各フック部材51a,51bに伝達している。
本実施形態では、連結部材61を柔軟な材質で構成し、連結部材61の一端側がプーリ60に巻き付き、他端側が第一フック部材51aに巻き付いている。これにより、操作レバー58による連結軸59の回転動作を、連結部材61を介して第一フック部材51aと回転軸53と第二フック部材51bからなる一体物の回転動作に変換することができる。また、操作レバー58による連結軸59の回転動作を上記一体物の回転動作に変換しうる回転量が、連結部材61を硬い材質で構成した場合に比べて多くできる。
また、連結部材61を柔軟な材質で構成することで、製造誤差などにより連結軸59と回転軸53との距離が規定の距離に対してずれてしまっても、次のようにして容易に連結部材61を、プーリ60と第一フック部材51aとに固定することができる。すなわち、プーリ60に対する固定位置を変更して、プーリ60への連結部材61への巻き付き量を変更するのである。
図6は、図5のA付近の拡大斜視図であり、図7は、開閉カバー50を装置本体10にロックしている状態を示す図である。
図6に示すように、回転軸53の他端(−Y方向側端部)には、金属からなる規制部材52が取り付けられている。規制部材52は、開閉カバー50が開かれたときに、規制部材52の面接触部57が開閉カバー50の当接面54に当接してトーションスプリング62の付勢力による回転軸53の回転を規制する。第一フック部材51aと第二フック部材51bとがそれぞれ装置本体10の被係合部90と係合し、開閉カバー50が装置本体10にロックされているときは、図7に示すように、規制部材52の面接触部57は、当接面54から距離λmm離間している。このときは、フック部材に係合している被係合部90が、トーションスプリング62の付勢力により回転を規制している。言い換えると、規制部材52の規制位置は、トーションスプリング62の付勢力による回転方向において、被係合部90による規制位置よりも所定角度回転した位置にある。このように、開閉カバー50が装置本体10にロックされているとき、規制部材52は、当接面54に対して離間するように構成することで、被係合部90を確実にフック部材に係合させることができる。
また、第一フック部材51aの先端側の上面は、先端に行くに従って高が低くなる傾斜面151aとなっている。また、第一フック部材51aは、被係合部90を引っ掛ける傾斜面151aの頂部に対して一段低い形状のフック部151bを有している。なお、第二フック部材51bは、第一フック部材51aと同様のフック部を有しているが傾斜面は有しておらず、第二フック部材51bは、左右方向(図中X方向)において、第一フック部材51aよりも短くなっている。
開閉カバー50を、図3に示す開放位置から図2に示す閉じ位置へ移動させていくと、第一フック部材51aの傾斜面151aに被係合部90が当接する。本実施形態では、開閉カバー50をロックしていないときは、規制部材52が当接面54に当接してトーションスプリング62の付勢力による回転軸53の回転を規制している。そのため、開閉カバー50をロックしていないとき、第一フック部材51aは、傾斜面151aに被係合部90が当接する姿勢に保たれている。これにより、開閉カバー50を閉じていったときに、確実に被係合部90を第一フック部材51aの傾斜面151aに当接させることができる。
傾斜面151aに被係合部90が当接している状態からさらに開閉カバー50を閉じていくと、第一フック部材51aが被係合部90により押され、第一フック部材51aが、回転軸53、第二フック部材51bおよび規制部材52とともに、トーションスプリング62の付勢力に抗して図7の時計周りに回動する。これにより、被係合部90が、相対的に第一フック部材51aの傾斜面151aを登っていく。また、第一フック部材51aの回転とともに、第二フック部材51bが、図7の反時計周りに回動することで、第二フック部材51bの先端が、被係合部90との対向位置から退避する。そして、被係合部90が、第一フック部材51aの傾斜面151aを乗り越えると、トーションスプリング62の付勢力により、第一フック部材51a、回転軸53、第二フック部材51bおよび規制部材52の一体物が図7の反時計回りに回転する。これにより、装置本体10の前後方向両側に設けられた被係合部90が、それぞれ、フック部材のフック部に嵌り、被係合部90がフック部材に係合する。これにより、開閉カバー50が閉じ位置でロックされる。
図8は、第一フック部材51aを取り外した状態を示す図である。
回転軸53の他端側は、平面状のDカット部153aと、円形状の円形部分153bとからなるDカット形状部153を有している。規制部材52には、回転軸53のDカット形状部153が貫通する断面Dカット形状の軸取り付け孔55が設けられている。規制部材52は、この軸取り付け孔55に回転軸53のDカット形状部153を貫通させて、回転軸53とともに回転可能に回転軸53に取り付けられている。
本実施形態においては、上述したように、二次転写ローラ32gの中間転写ベルト32aに対する当接圧が高いため、開閉カバー50が装置本体10にロックされたときの中間転写ベルト32aからの反力が大きい。そのため、被係合部90が簡単にフック部材から外れないようにトーションスプリング62の付勢力を強くしている。よって、規制部材52が当接面54に当接したときに、当接面54にトーションスプリング62の大きな付勢力が加わる。このような大きな付勢力が当接面54に加わっても、当接面54が破損するなどしないように、本実施形態の規制部材52は、面接触部57を設けて、当接面54との接触面積を広くして当接面54との当接圧を低減している。
従来においては、規制部材52の軸取り付け孔55の断面形状を、回転軸53のDカット形状部153とほぼ同一形状とし、規制部材52が当接面54に当接するときの規制部材52の姿勢が回転軸53により決められていた。このように、規制部材52が当接面54に当接するときの規制部材52の姿勢が回転軸53により決められていたため、製造誤差による規制部材52の形状や寸法のばらつきなどにより、規制部材52が当接面54に対して線接触となる場合があった。例えば、製造誤差により軸取り付け孔55の平面部55aの面接触部57に対する角度が、規定の角度に対して小さいと、面接触部57のトーションスプリング62の付勢力による回転方向下流側端部が当接面54に当接して回転を規制し線接触となる。その結果、開閉カバー50の当接面54に大きな当接圧が加わり、開閉カバー50が破損するおそれがある。あるいは、面接触部57の回転方向下流側端部が当接面54に摺動し、当接面54に削れが発生するおそれがある。
また、上記とは逆に、製造誤差により軸取り付け孔55の平面部55aの面接触部57に対する角度が規定の角度に対して大きいと、面接触部57のトーションスプリング62の付勢力による回転方向上流側端部が当接面54に当接して回転を規制し線接触となり、開閉カバー50が破損するおそれがある。
そこで、本実施形態では、上述した製造誤差による当接面54の削れおよび開閉カバー50の破損を抑制するために、規制部材52を、回転軸53に対して所定の範囲で回転可能とした。
図9は、回転軸53と規制部材52とを示す正面図である。
図9に示すように、本実施形態では、規制部材52の軸取り付け孔55と回転軸53のDカット部153aとの間に隙間αを有するように、軸取り付け孔55が構成されている。これにより、規制部材52が、回転軸53に対して規定範囲ωで相対的に回転可能に回転軸53に取り付けられる。本実施形態では、回転軸53に対して、回転角度2.5°まで規制部材52が回転軸53に対して回転可能となっている。また、本実施形態では、軸取り付け孔55の断面円形部分55bの直径は、回転軸53のDカット形状部153の円形部分153bの直径とほぼ同一であり、軸取り付け孔55の断面円形部分55bと、Dカット形状部153の円形部分153bとが面接触となっている。
本実施形態においては、規制部材52が、回転軸53に対して所定の範囲で回転可能に回転軸53に取り付けられることで、次のようにして、組み付けることで、製造誤差により規制部材52の形状や寸法にばらつきなどがあっても、規制部材52の面接触部57全体を当接面54に当接させることができる。すなわち、トーションスプリング62により付勢されていない回転軸53に規制部材52を取り付けた後、規制部材52の面接触部57全体が当接面54に当接するように、規制部材52を回転軸53に対して相対的に回転させ、規制部材52が当接面54に当接するときの規制部材52の姿勢を決める。その後、回転軸53にトーションスプリング62を取り付ける。これにより、回転軸53が規制部材52に対して相対的に回転し、図10に示すように、Dカット形状部153のDカット部153aの一端(図中右端)が、軸取り付け孔55の平面部55aに当接する。これにより、規制部材52が、回転軸53と一体的に回転するように回転軸53に取り付けられる。
このように、本実施形態では、規制部材52が、回転軸53に対して所定の範囲で回転可能にすることで、製造誤差などがあっても、規制部材52が当接面54に当接するときの姿勢が、規制部材52の面接触部57全体が当接面54に当接するような姿勢となるように規制部材52を回転軸53に取りつけることができる。これにより、開閉カバー50の破損および当接面54の削れを抑制することができる。
なお、本実施形態では、開閉カバー50が装置本体10にロックされているとき、規制部材52が自重で回転軸53に対して相対的に回転し、図7に示す状態とは異なり、規制部材52が当接面54に当接する構成でもよい。このとき、Dカット部153aの一端側(図9の右端)は、軸取り付け孔55の平面部55aから離間しており、規制部材52が、回転軸53のトーションスプリング62の付勢力の回転を規制しているわけではない。従って、規制部材52が当接面54に当接していても、フック部材が装置本体の被係合部90との良好な係合関係を維持できる。
なお、Dカット形状部153の円形部分153bと、軸取り付け孔55の断面円形部分55bとの接触箇所の静止摩擦力を、規制部材52の自重よりも大きくして、開閉カバー50が装置本体にロックされているとき、規制部材52が自重で回転軸に対して相対的に回転しないようにし、図7に示すように、規制部材52が当接面54から離間する構成でもよい。
開閉カバー50のロックを解除すべく、操作レバー58を操作すると、トーションスプリング62の付勢力に抗して、規制部材52に対して回転軸53が相対的に図9の時計回りに回転する。そして、Dカット部153aの他端(図9の左端)が軸取り付け孔55の平面部55aに当接し、規制部材52が回転軸53とともに図9の時計回りに回転し、規制部材52が当接面54から離間する。開閉カバー50のロックが解除され、操作レバー58の操作を止めると、回転軸53が、トーションスプリング62の付勢力で、規制部材52に対して回転軸53が相対的に図9の反時計回りに回転する。すると、Dカット部153aの他端(図9の左端)が軸取り付け孔55の平面部55aから離間し、Dカット部153aの一端(図9の右端)が軸取り付け孔55の平面部55aに当接し、規制部材52が回転軸53とともに図9の反時計回りに回転する。そして、規制部材52の面接触部57全面が、当接面54に当接し、回転軸53のトーションスプリング62の付勢力による回転を規制する。
このように、規制部材52が、回転軸53に対して所定範囲で回転可能に取り付ける構成であっても、所定の回転位置で回転軸53のトーションスプリング62の付勢力による回転を規制部材52により規制することができる。
また、本実施形態では、規制部材52が金属で構成され、樹脂で構成されたフック部材51a,51bよりも強度の高い材質で規制部材52が構成されている。フック部材51a,51bは、開閉カバー50のロック時に、トーションスプリング62の付勢力を受ける装置本体の被係合部90から大きな反力を受ける。しかし、フック部材51a,51bについては、被係合部90がフック部151bに係合できるように、ある程度の厚みを有しており、金属よりも強度が低い樹脂で形成しても、十分な強度を得ることができる。従って、被係合部90から大きな反力を受けて変形するのを抑制できる。また、フック部材51a,51bを樹脂材で構成することで安価にフック部材を構成することができる。また、フック部材51a,51bを樹脂材で構成することで設計の自由度の向上することができる。
規制部材52にも、開閉カバー50が開かれ、規制部材52が当接面54に当接しているとき、当接面54からトーションスプリング62の付勢力の反力を受ける。そのため、規制部材52も、フック部材と同様、樹脂で形成し、フック部材と同様に回転軸方向に十分な厚みを持たせることで十分な強度を得ることができるが、装置が軸方向に長くなるおそれがある。そのため、規制部材52は、樹脂よりも強度が高い金属として、軸方向の厚みがあまり厚くなくても十分な強度が得られるようにした。これにより、装置の軸方向の小型化を図れ、かつ、規制部材52が当接面54に当接して、回転軸53のトーションスプリング62の付勢力による回転を規制しているときに、規制部材52が変形するのを抑制できる。これにより、良好に、規制部材52の面接触部57の全面を、当接面54に当接させることができる。
図11は、本実施形態の変形例を示す回転軸53と規制部材52との正面図である。
図11に示すように、この変形例では、軸取り付け孔55の内周面の断面円形部分55bの直径Dが、回転軸53のDカット形状部153の円形部分153bの直径dよりも大きくなっている。これにより、軸取り付け孔55の内周面の断面円形部分55bと回転軸53のDカット形状部153の円形部分153bに所定の隙間αが形成される。
かかる構成としても、規制部材52が、回転軸53に対して所定の範囲ωで回転可能となる。よって、図10に示す変形例でも、規制部材52が当接面54に当接するときの姿勢が、規制部材52の面接触部57全体が当接面54に当接するような姿勢となるように規制部材52を回転軸53に取りつけることができる。これにより、開閉カバー50の破損および当接面54の削れを抑制することができる。
また、この変形例では、Dカット部153aに対して直交する方向、および、平行な方向にも、規制部材52が回転軸53に対して所定の範囲で移動可能にできる。これにより例えば、製造誤差により、当接面54が規定の位置よりも回転軸側に位置している場合は、規制部材52を回転軸53に対して相対的に上側へ移動させ、規制部材52の面接触部57全体が当接面54に当接するようにできる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
装置本体10に対して開閉自在に設けられた開閉カバー50に対して回転自在に支持された回転軸53と、回転軸53に取り付けられ、装置本体10の被係合部90に係合するフック部材51a,51bなどの係合部材と、係合部材が被係合部90に係合するように回転軸53を付勢するトーションスプリング62などの付勢部材と、回転軸53とともに回転し、付勢部材の付勢力による所定角度以上の回転軸53の回転を開閉カバー50との当接によって規制する規制部材52とを備えたロック機構70において、規制部材52は、開閉カバー50と面接触する面接触部57を有し、回転軸53に対して所定範囲で回転可能に構成されている。
これによれば、規制部材52は、開閉カバー50と面接触する面接触部57を有しているので、規制部材52が開閉カバー50と線接触するものに比べて、開閉カバーとの接触面積が広く、開閉カバー50との当接圧が低減される。これにより、開閉カバー50の規制部材52との当接箇所の破損の抑制を図れることができる。
さらに、規制部材52は、回転軸53に対して所定の範囲で回転方向に回転可能であるので、回転軸53に対して規制部材52を相対的に回転させて、規制部材52の面接触部57全体が開閉カバー50に当接するように、規制部材52が開閉カバー50に当接するときの姿勢を調整することができる。よって、製造誤差による規制部材52の寸法や形状のばらつきが多少あっても、規制部材52の面接触部57全体を開閉カバー50に当接させることができ、開閉カバー50との当接圧が低減され、開閉カバー50の規制部材52との当接箇所の破損を抑制できる。
(態様2)
態様1において、規制部材52は、回転軸53の外形の一部を直線としたDカット形状部153のDカット部153aに対して隙間を有してDカット形状部153に取り付けられている。
これによれば、実施形態で説明したように、規制部材52が回転軸53に対して所定の範囲で回転可能にできる。
(態様3)
態様1において、規制部材52は、外形の一部を直線とした回転軸53のDカット形状部153の円形部分153bに対して隙間を有してDカット形状部に取り付けられている
これによれば、変形例1で説明したように、規制部材52が回転軸53に対して所定の範囲で回転可能にできる。
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、規制部材52の材質を、フック部材51a,51bなどの係合部材の材質よりも強度高い材質にした。
これによれば、実施形態で説明したように、規制部材52の厚みが、フック部材などの係合部材の厚みよりも薄くても、十分な強度を得ることができる。これにより、軸方向の小型化を図れ、かつ、規制部材52の変形を抑制することができる。
(態様5)
態様4において、規制部材52は金属であり、フック部材51a,51bなどの係合部材は、樹脂である。
これによれば、実施形態で説明したように、フック部材51a,51bなどの係合部材を樹脂とすることで、安価に係合部材を製造でき、装置のコストダウンを図ることができる。また、金属に比べて、設計の自由度を高めることができる。また、規制部材52を金属とすることで、安価に規制部材52の強度を高めることができ、装置のコストダウンを図ることができる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、トーションスプリング62などの付勢部材の付勢力による回転方向とは逆方向に回転するように、回転軸53を操作する操作レバー58などの操作部と、回転軸53と操作部とを連結する連結部材61とを有し、連結部材61は、柔軟性を有する。
これによれば、実施形態で説明したように、連結部材61を硬い材質とした場合に比べて、操作レバー58などの操作部の操作による回転動作を、回転軸53の回転動作に変換できる回転量を多くすることができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、開閉カバー50が閉じられたとき装置本体10の中間転写ベルト32aなどの転写部材に当接する開閉カバー50に保持された二次転写ローラ32gなどの転写ローラの近傍にフック部材51a,51bなどの係合部材が設けられている。
これによれば、実施形態で説明したように、開閉カバー50を装置本体にロックしたときの開閉カバー50の二次転写ローラ近傍の撓みを抑制することができる。
(態様8)
装置本体10と、装置本体10に対して開閉可能な開閉カバー50と、開閉カバー50を装置本体にロックするロック機構70とを備えた画像形成装置において、ロック機構70として、態様1乃至7いずれかのロック機構を用いた。
これによれば、開閉カバー50の破損を抑制することができる。
10 :装置本体
32 :転写ユニット
32a :中間転写ベルト
50 :開閉カバー
51a :フック部材
51b :第二フック部材
52 :規制部材
53 :回転軸
54 :当接面
55 :軸取り付け孔
55a :平面部
55b :断面円形部分
57 :面接触部
58 :操作レバー
59 :連結軸
60 :プーリ
61 :連結部材
62 :トーションスプリング
70 :ロック機構
90 :被係合部
151a :傾斜面
151b :フック部
153 :Dカット形状部
153a :Dカット部
153b :円形部分
特開2010−199175号公報

Claims (8)

  1. 装置本体に対して開閉自在に設けられた開閉カバーに対して回転自在に支持された回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられ、前記装置本体の被係合部に係合する係合部材と、
    前記係合部材が前記被係合部に係合するように前記回転軸を付勢する付勢部材と、
    前記回転軸とともに回転し、前記付勢部材の付勢力による所定角度以上の前記回転軸の回転を前記開閉カバーとの当接によって規制する規制部材とを備えたロック機構において、
    前記規制部材は、前記開閉カバーと面接触する面接触部を有し、前記回転軸に対して所定範囲で回転可能であることを特徴とするロック機構。
  2. 請求項1に記載のロック機構において、
    前記規制部材は、外形の一部を直線とした前記回転軸のDカット形状部のDカット部に対して隙間を有して前記Dカット形状部に取り付けられていることを特徴とするロック機構。
  3. 請求項1に記載のロック機構において、
    前記規制部材は、外形の一部を直線とした前記回転軸のDカット形状部の円形部に対して隙間を有して前記Dカット形状部に取り付けられていることを特徴とするロック機構。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載のロック機構において、
    前記規制部材の材質を、前記係合部材の材質よりも強度高い材質にしたことを特徴とするロック機構。
  5. 請求項4に記載のロック機構において、
    前記規制部材は金属であり、前記係合部材は、樹脂であることを特徴とするロック機構。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載のロック機構において、
    前記付勢部材の前記付勢力による回転方向とは逆方向に回転するように、前記回転軸を操作する操作部と、
    前記回転軸と前記操作部とを連結する連結部材とを有し、
    前記連結部材は、柔軟性を有することを特徴とするロック機構。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載のロック機構において、
    前記開閉カバーは、前記開閉カバーが閉じられたとき装置本体の転写部材に当接する転写ローラを保持しており
    前記転写ローラの近傍に前記係合部材が設けられていることを特徴とするロック機構。
  8. 装置本体と、
    前記装置本体に対して開閉可能な開閉カバーと、
    前記開閉カバーを前記装置本体にロックするロック機構とを備えた画像形成装置において、
    前記ロック機構として、請求項1乃至7いずれか一項に記載のロック機構を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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